JPH0633243B2 - シス―8―ドデセニルアセテートの製造方法 - Google Patents
シス―8―ドデセニルアセテートの製造方法Info
- Publication number
- JPH0633243B2 JPH0633243B2 JP2254606A JP25460690A JPH0633243B2 JP H0633243 B2 JPH0633243 B2 JP H0633243B2 JP 2254606 A JP2254606 A JP 2254606A JP 25460690 A JP25460690 A JP 25460690A JP H0633243 B2 JPH0633243 B2 JP H0633243B2
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- JP
- Japan
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- cis
- chloride
- reaction
- dodecenyl
- grignard reagent
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はナシヒメシンクイガ(Oriental fruitmoth,Gra
pholitha molesta)の性フェロモン成分であるシス−8
−ドデセニルアセテートの製造方法に関するものであ
る。
pholitha molesta)の性フェロモン成分であるシス−8
−ドデセニルアセテートの製造方法に関するものであ
る。
(従来技術と発明が解決しようとする課題) 近年、殺虫剤等の農薬はそれを扱う者に対する毒性が大
きく一つの社会問題に発展している。この問題に対処す
るため、生物学的害虫防除が研究されており、この方法
の1つとして害虫のメスが放出する性フェロモンを化学
的に合成し、これを利用する交信撹乱防除法が提案され
ている。この防除法はりん翅目害虫において研究が進ん
でおり最近はフェロモン農薬として登録されるものも出
始めていて実用段階に入ってきている。
きく一つの社会問題に発展している。この問題に対処す
るため、生物学的害虫防除が研究されており、この方法
の1つとして害虫のメスが放出する性フェロモンを化学
的に合成し、これを利用する交信撹乱防除法が提案され
ている。この防除法はりん翅目害虫において研究が進ん
でおり最近はフェロモン農薬として登録されるものも出
始めていて実用段階に入ってきている。
ナシヒメシンクイガ(Grapholitha molesta)の性フェロ
モン成分の一つであるシス−8−ドデセニルアセテート
は分子内に二重結合を1つ有する直鎖状不飽和脂肪族化
合物である。この合成方法はウィッチヒ(Witlig)反
応を利用するもの(Tetra-hedron,33,1845(1977)、液
体アンモニア中、ナトリウムアルキルアセチリドまたは
リチウムアルキルアセチリドとアルキルイオダイドとを
カップリングさせ、炭素数を伸長する方法(Holanら、US
P 3,906,035)があるが、の場合、反応により生成する
オレフィン化合物の幾何純度が一般に低く、高いシス体
純度を得るためには細心の注意を払った工夫を行なう必
要があるし、の場合には、溶媒として液体アンモニア
を使用する必要があり、低温反応(−40℃〜−20℃)で
耐圧装置が必要となり、上記2方法共に工業的、経済的
には必ずしも満足しうるものではなかった。
モン成分の一つであるシス−8−ドデセニルアセテート
は分子内に二重結合を1つ有する直鎖状不飽和脂肪族化
合物である。この合成方法はウィッチヒ(Witlig)反
応を利用するもの(Tetra-hedron,33,1845(1977)、液
体アンモニア中、ナトリウムアルキルアセチリドまたは
リチウムアルキルアセチリドとアルキルイオダイドとを
カップリングさせ、炭素数を伸長する方法(Holanら、US
P 3,906,035)があるが、の場合、反応により生成する
オレフィン化合物の幾何純度が一般に低く、高いシス体
純度を得るためには細心の注意を払った工夫を行なう必
要があるし、の場合には、溶媒として液体アンモニア
を使用する必要があり、低温反応(−40℃〜−20℃)で
耐圧装置が必要となり、上記2方法共に工業的、経済的
には必ずしも満足しうるものではなかった。
従って工業的に簡便かつ経済的に幾何純度の高いシス−
8−ドデセニルアセテートの製造方法が求められてい
た。
8−ドデセニルアセテートの製造方法が求められてい
た。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、この問題を解決すべく鋭意検討を行なっ
た結果CH3(CH2)2CH=CH(CH2)2-Clで示されるシス−3−
ヘプテニルクロリドのグリニャール試薬と1−ブロモ−
5−クロロペンタンとをLiCuCl2および/またはLi2CuCl
4の存在下で反応させて新規な中間体であるシス−8−
ドデセニルクロリドとし、ついで、これをアセチル化す
ることにより効率良くシス−8−ドデセニルアセテート
が得られることを見出し本発明を完成した。
た結果CH3(CH2)2CH=CH(CH2)2-Clで示されるシス−3−
ヘプテニルクロリドのグリニャール試薬と1−ブロモ−
5−クロロペンタンとをLiCuCl2および/またはLi2CuCl
4の存在下で反応させて新規な中間体であるシス−8−
ドデセニルクロリドとし、ついで、これをアセチル化す
ることにより効率良くシス−8−ドデセニルアセテート
が得られることを見出し本発明を完成した。
以下、本発明を詳しく説明すると、この反応の出発物質
は入手容易なシス−3−ヘプテニルクロリドで、これは
以下の方法で容易に合成される。
は入手容易なシス−3−ヘプテニルクロリドで、これは
以下の方法で容易に合成される。
常法通りメチルマグネシウムクロリドのテトラヒドロフ
ラン溶液を調製し、これに1−ペンチンを攪拌下に滴下
反応させ、得られる1−ペンチニルマグネシウムクロリ
ドにエチレンオキシドを反応させ、次いで加水分解反応
させることによりシス−3−ヘプチン−1−オールを生
成させる。このものをリンドラー触媒を用いて水素添加
したのち、塩化チオニルなどの塩素化剤で塩素化するこ
とにより高収率でシス−3−ヘプテニルクロリドが得ら
れる。このシス−3−ヘプテニルクロリドは無水テトラ
ヒドロフラン中、常法にて金属マグネシウムと40〜66℃
で反応させることにより、シス−3−ヘプテニルマグネ
シウムクロリドテトラヒドロフラン溶液へと導くことが
できる。
ラン溶液を調製し、これに1−ペンチンを攪拌下に滴下
反応させ、得られる1−ペンチニルマグネシウムクロリ
ドにエチレンオキシドを反応させ、次いで加水分解反応
させることによりシス−3−ヘプチン−1−オールを生
成させる。このものをリンドラー触媒を用いて水素添加
したのち、塩化チオニルなどの塩素化剤で塩素化するこ
とにより高収率でシス−3−ヘプテニルクロリドが得ら
れる。このシス−3−ヘプテニルクロリドは無水テトラ
ヒドロフラン中、常法にて金属マグネシウムと40〜66℃
で反応させることにより、シス−3−ヘプテニルマグネ
シウムクロリドテトラヒドロフラン溶液へと導くことが
できる。
一方、上記グリニャール試薬と反応させる1−ブロモ−
5−クロロペンタンであるが、これは対応するα,ω−
アルカンジオール、すなわち1,5−ペンタンジオール
をヘプタンまたはトルエン溶媒存在下、濃塩酸と混合し
還流下攪拌したのち、有機層を分液、減圧蒸留すること
により5−クロロ−1−ペンタノールが得られる。次
に、この5−クロロ−1−ペンタノールと赤りんとを混
合し、この反応系に反応温度20℃以下で臭素を滴下した
のち60℃で攪拌し反応液を減圧蒸留することにより高収
率で1−ブロモ−5−クロロペンタンが得られる。
5−クロロペンタンであるが、これは対応するα,ω−
アルカンジオール、すなわち1,5−ペンタンジオール
をヘプタンまたはトルエン溶媒存在下、濃塩酸と混合し
還流下攪拌したのち、有機層を分液、減圧蒸留すること
により5−クロロ−1−ペンタノールが得られる。次
に、この5−クロロ−1−ペンタノールと赤りんとを混
合し、この反応系に反応温度20℃以下で臭素を滴下した
のち60℃で攪拌し反応液を減圧蒸留することにより高収
率で1−ブロモ−5−クロロペンタンが得られる。
この1−ブロモ−5−クロロペンタンとシス−3−ヘプ
テニルマグネシウムクロリドとを反応させることにより
新規な中間体シス−8−ドデセニルクロリドを生成させ
るのであるが、この反応にあたっては1−ブロモ−5−
クロロペンタンのテトラヒドロフラン溶液中、触媒とし
てLiCuCl2(リチウム塩化銅)またはLi2CuCl4(ニリチ
ウム四塩化銅)の存在下、前記グリニャール試薬を反応
温度0〜40℃にて滴下反応させることにより目的のシス
−8−ドデセニルクロリドが高収率で得られる。
テニルマグネシウムクロリドとを反応させることにより
新規な中間体シス−8−ドデセニルクロリドを生成させ
るのであるが、この反応にあたっては1−ブロモ−5−
クロロペンタンのテトラヒドロフラン溶液中、触媒とし
てLiCuCl2(リチウム塩化銅)またはLi2CuCl4(ニリチ
ウム四塩化銅)の存在下、前記グリニャール試薬を反応
温度0〜40℃にて滴下反応させることにより目的のシス
−8−ドデセニルクロリドが高収率で得られる。
CH3(CH2)2CH=CH(CH2)2MgCl+Br(CH3)5Cl→CH3(CH2)2CH
=CH(CH2)7Cl+MgBrCl 上記反応において反応モル比はシス−3−ヘプテニルマ
グネシウムクロリド1モルに対し1−ブロモ−5−クロ
ロペンタンを0.9〜1.1モルとすることがよく、触媒のLi
CuCl2またはLi2CuCl4は0.003〜0.02モル使用するのがよ
い。このようなクロスカップリング反応させることによ
り得られた反応液を塩化アンモン塩酸水溶液で加水分解
し、その有機層を取り出し、これを濃縮したのち、蒸留
することにより目的とするシス−8−ドデセニルクロリ
ドが高収率で得られる。このクロスカップリンブ反応は
グリニャール試薬と炭素−臭素結合をもった、または炭
素−ヨウ素結合をもったアルカン化合物との間で起こる
が、グリニャール試薬と炭素−塩素結合をもったアルカ
ン化合物との間では起こらない。本発明の場合1−クロ
ロ−5−ブロモヘプタンを使用するためα,ω−ジブロ
モアルカン、すなわち1,5−ジブロムペンタンとグリ
ニャール試薬とのカップリング反応に比べて選択性、収
率がよい。
=CH(CH2)7Cl+MgBrCl 上記反応において反応モル比はシス−3−ヘプテニルマ
グネシウムクロリド1モルに対し1−ブロモ−5−クロ
ロペンタンを0.9〜1.1モルとすることがよく、触媒のLi
CuCl2またはLi2CuCl4は0.003〜0.02モル使用するのがよ
い。このようなクロスカップリング反応させることによ
り得られた反応液を塩化アンモン塩酸水溶液で加水分解
し、その有機層を取り出し、これを濃縮したのち、蒸留
することにより目的とするシス−8−ドデセニルクロリ
ドが高収率で得られる。このクロスカップリンブ反応は
グリニャール試薬と炭素−臭素結合をもった、または炭
素−ヨウ素結合をもったアルカン化合物との間で起こる
が、グリニャール試薬と炭素−塩素結合をもったアルカ
ン化合物との間では起こらない。本発明の場合1−クロ
ロ−5−ブロモヘプタンを使用するためα,ω−ジブロ
モアルカン、すなわち1,5−ジブロムペンタンとグリ
ニャール試薬とのカップリング反応に比べて選択性、収
率がよい。
最後のアセチル化行程であるが、上記反応で得られたシ
ス−8−ドデセニルクロリドは、氷酢酸中、酢酸カリウ
ムと反応すればアセテート体へ導くことができる。
ス−8−ドデセニルクロリドは、氷酢酸中、酢酸カリウ
ムと反応すればアセテート体へ導くことができる。
反応はシス−8−ドデセニルクロリド1モルに対し酢酸
カリウム200〜400g、氷酢酸150〜400gを用いて、攪拌
しながら150〜180℃で4〜10時間行なえばよい。反応後
は水和し、得られた有機層は減圧蒸留、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ、高速分取液体クロマトグラフィな
どの通常の単離操作で容易にシス−8−ドデセニルアセ
テートを得ることができる。
カリウム200〜400g、氷酢酸150〜400gを用いて、攪拌
しながら150〜180℃で4〜10時間行なえばよい。反応後
は水和し、得られた有機層は減圧蒸留、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ、高速分取液体クロマトグラフィな
どの通常の単離操作で容易にシス−8−ドデセニルアセ
テートを得ることができる。
(実施例) 以下にその実施例を示す。
実施例1:シス−8−ドデセニルアセテートの合成内容
積1の反応器に金属マグネシウム24g(1モル)、無
水テトラヒドロフラン360gおよびヨウ素1片を仕込
み、この混合物中に内温40℃にてシス−3−ヘプテニル
クロリド132.5g(1モル)を2時間で滴下した。滴下
終了後、さらに1時間60℃にて攪拌し反応を完結させた
のち20℃まで冷却し、この反応液(グリニャール試薬)
を滴下ロートに仕込んだ。一方、2内容積の反応器に
1−ブロモ−5−クロロペンタン185.5g(1モル)
と、Li2CuCl4のテトラヒドロフラン溶液(LiCl430mgとC
uCl2676mgをテトラヒドロフラン200gに溶解したもの)
を仕込んでおき、これに上記グリニャール試薬を内温10
〜15℃にて滴下した。滴下終了後40℃にて1時間攪拌し
反応を完結させた。反応液を塩酸−塩化アンモニウム水
溶液中に注ぎ、加水分解したのち有機質を分液し、これ
を濃縮減圧蒸留したところ、シス−8−ドデセニルクロ
リドが168g(収率83%)得られた。このようにして得
られたシス−8−ドデセニルクロリド168g、氷酢酸250
gおよび酢酸カリウム295gを内容積1の反応器に仕
込み攪拌しながら還流温度(164℃)で9時間反応させ
た。反応終了後100℃以下に冷却し、水300mを加えた
のち有機層を分液して、これを減圧蒸留したところ、シ
ス−8−ドデセニルアセテートが170g(収率90%)得
られた。
積1の反応器に金属マグネシウム24g(1モル)、無
水テトラヒドロフラン360gおよびヨウ素1片を仕込
み、この混合物中に内温40℃にてシス−3−ヘプテニル
クロリド132.5g(1モル)を2時間で滴下した。滴下
終了後、さらに1時間60℃にて攪拌し反応を完結させた
のち20℃まで冷却し、この反応液(グリニャール試薬)
を滴下ロートに仕込んだ。一方、2内容積の反応器に
1−ブロモ−5−クロロペンタン185.5g(1モル)
と、Li2CuCl4のテトラヒドロフラン溶液(LiCl430mgとC
uCl2676mgをテトラヒドロフラン200gに溶解したもの)
を仕込んでおき、これに上記グリニャール試薬を内温10
〜15℃にて滴下した。滴下終了後40℃にて1時間攪拌し
反応を完結させた。反応液を塩酸−塩化アンモニウム水
溶液中に注ぎ、加水分解したのち有機質を分液し、これ
を濃縮減圧蒸留したところ、シス−8−ドデセニルクロ
リドが168g(収率83%)得られた。このようにして得
られたシス−8−ドデセニルクロリド168g、氷酢酸250
gおよび酢酸カリウム295gを内容積1の反応器に仕
込み攪拌しながら還流温度(164℃)で9時間反応させ
た。反応終了後100℃以下に冷却し、水300mを加えた
のち有機層を分液して、これを減圧蒸留したところ、シ
ス−8−ドデセニルアセテートが170g(収率90%)得
られた。
実施例2:シス−8−ドデセニルアセテートの合成Li2C
uCl4のテトラヒドロフラン溶液の代わりにLiCuCl2のテ
トラヒドロフラン溶液(LiCl430mgとCuCl996mgをテトラ
ヒドロフラン200gに溶解したもの)を使用したほかは
実施例1と全く同様の操作を行なったところシス−8−
ドデセニルクロリドが165g(収率81.5%)、つづくア
セチル化反応でシス−8−ドデセニルアセテートが166
g(収率90%)得られた。
uCl4のテトラヒドロフラン溶液の代わりにLiCuCl2のテ
トラヒドロフラン溶液(LiCl430mgとCuCl996mgをテトラ
ヒドロフラン200gに溶解したもの)を使用したほかは
実施例1と全く同様の操作を行なったところシス−8−
ドデセニルクロリドが165g(収率81.5%)、つづくア
セチル化反応でシス−8−ドデセニルアセテートが166
g(収率90%)得られた。
比較例1: 実施例1におけるシス−3−ヘプテニルクロリド132.5
g(1モル)と1−ブロモ−5−クロロペンタン185.5
g(1モル)に代えて、それぞれシス−3−ヘプテン−
1−クロリド132.5g(1モル)と1−ブロモ−3−ク
ロロ−プロパン157.5g(1モル)を使用したほかは実
施例1と同様にして反応を行ったところ、シス−5−デ
セン−1−クロリドが145g(収率83%)で得られた。
しかし、この中には副生物として1,6−デカジエンが
2%含まれているため、この分離のために精留塔で再蒸
留したところ、精製されたシス−5−デセン−1−クロ
リドが132g(収率91%)で得られた。
g(1モル)と1−ブロモ−5−クロロペンタン185.5
g(1モル)に代えて、それぞれシス−3−ヘプテン−
1−クロリド132.5g(1モル)と1−ブロモ−3−ク
ロロ−プロパン157.5g(1モル)を使用したほかは実
施例1と同様にして反応を行ったところ、シス−5−デ
セン−1−クロリドが145g(収率83%)で得られた。
しかし、この中には副生物として1,6−デカジエンが
2%含まれているため、この分離のために精留塔で再蒸
留したところ、精製されたシス−5−デセン−1−クロ
リドが132g(収率91%)で得られた。
ついで、精製したシス−5−デセン−1−クロリドを実
施例1と同様にしてテトラヒドロフラン中でグリニャー
ル試薬を作り、この中にエチレンオキサイド75gを20〜
30℃で攪拌しながら滴下反応した後、塩化アンモニウム
240g、濃塩酸160mを加えた水溶液800m中に注い
で加水分解し、有機層を減圧蒸留し、シス−8−ドデセ
ノール80.7g(収率55%)を得た。これをピリジン200
mに溶解し、無水酢酸50gを加え60℃で2時間攪拌し
た後、水500mに注ぎ有機層を減圧蒸留したところ、
シス−8−ドデセニルアセテートを94g(収率95%)得
た。しかし、このものはシス体の純度95%で、トランス
体5%を含んでいた。
施例1と同様にしてテトラヒドロフラン中でグリニャー
ル試薬を作り、この中にエチレンオキサイド75gを20〜
30℃で攪拌しながら滴下反応した後、塩化アンモニウム
240g、濃塩酸160mを加えた水溶液800m中に注い
で加水分解し、有機層を減圧蒸留し、シス−8−ドデセ
ノール80.7g(収率55%)を得た。これをピリジン200
mに溶解し、無水酢酸50gを加え60℃で2時間攪拌し
た後、水500mに注ぎ有機層を減圧蒸留したところ、
シス−8−ドデセニルアセテートを94g(収率95%)得
た。しかし、このものはシス体の純度95%で、トランス
体5%を含んでいた。
結局、本比較例ではシス−3−ヘプテン−1−クロリド
よりシス−8−ドデセニルアセテートまで3工程、収率
39.5%であり、シス体の純度も95%であったが、実施例
1はシス−3−ヘプテニルクロリドよりシス−8−ドデ
セニルアセテートまで2工程、収率75%であり、シス体
の純度も約100%と高いものであった。
よりシス−8−ドデセニルアセテートまで3工程、収率
39.5%であり、シス体の純度も95%であったが、実施例
1はシス−3−ヘプテニルクロリドよりシス−8−ドデ
セニルアセテートまで2工程、収率75%であり、シス体
の純度も約100%と高いものであった。
実施例3および比較例2〜7: ヨウ素片1片と金属マグネシウム25gをテトラヒドロフ
ラン350g中に加え、45〜50℃で次表に示すシス−アル
ケニルクロリド数滴を加えて反応を開始させ、60℃でシ
ス−アルケニルクロリド1モルを滴下し、テトラヒドロ
フラン還流下1時間攪拌し、グリニャール試薬を調製し
た。
ラン350g中に加え、45〜50℃で次表に示すシス−アル
ケニルクロリド数滴を加えて反応を開始させ、60℃でシ
ス−アルケニルクロリド1モルを滴下し、テトラヒドロ
フラン還流下1時間攪拌し、グリニャール試薬を調製し
た。
次いで、別の2内容積の反応器に、次表に示すα−ブ
ロム−ω−クロロアアルカン1モルとLi2CuCl4のテトラ
ヒドロフラン溶液(LiClの430mgとCuCl2の676
mgとをテトラヒドロフラン200gに溶解したもの)を仕
込んでおき、これに上記グリニャール試薬を内温10〜15
℃にて滴下した。
ロム−ω−クロロアアルカン1モルとLi2CuCl4のテトラ
ヒドロフラン溶液(LiClの430mgとCuCl2の676
mgとをテトラヒドロフラン200gに溶解したもの)を仕
込んでおき、これに上記グリニャール試薬を内温10〜15
℃にて滴下した。
滴下終了後、30℃で30分間攪拌した、次に、反応液を氷
冷した5%酢酸水700g中に注ぎ加水分解して、その有
機層を分液し、有機層をGC分析してテトラヒドロフラ
ンを除いたピーク面積の百分率を算出した。
冷した5%酢酸水700g中に注ぎ加水分解して、その有
機層を分液し、有機層をGC分析してテトラヒドロフラ
ンを除いたピーク面積の百分率を算出した。
各例の反応による主な副生成物とシス−8−ドデセニル
クロリドの値を次表に併記した。
クロリドの値を次表に併記した。
(表の補足説明) 比較例2: グリニャール試薬が不安定で調製中に他の化合物に変化
する。Br(CH2)7Clは市場での入手が困難な
上、合成するにも出発原料の1,7−ヘプタンジオール
が極めて高価なため、この方法は経済性に乏しい。
する。Br(CH2)7Clは市場での入手が困難な
上、合成するにも出発原料の1,7−ヘプタンジオール
が極めて高価なため、この方法は経済性に乏しい。
比較例3: グリニャール試薬の調製中にホモカップリングを起こ
し、その大半が副生物となり目的物の収量が低い。
し、その大半が副生物となり目的物の収量が低い。
実施例3: グリニャール試薬のホモカップリングで少量の副生物
があるが、純度の高い目的物が高収率で得られる。
があるが、純度の高い目的物が高収率で得られる。
比較例4: グリニャール試薬とのクロスカップリング時に副生物
が、またグリニャール試薬のホモカップリングで副生物
がそれぞれ生成する。これらから目的物を単離すると
きの収率はGC収率を約10%下回る。
が、またグリニャール試薬のホモカップリングで副生物
がそれぞれ生成する。これらから目的物を単離すると
きの収率はGC収率を約10%下回る。
比較例5: グリニャール試薬とのクロスカップリング時に副生物
が、またグリニャール試薬のホモカップリングで副生物
が、さらにBr(CH2)3Clの分解したCH2=
CHCH2Clがグリニャール試薬とカップリングした
副生物が、それぞれ生成する。これらから目的物を単
離するときの収率はGC収率を約10%下回る。
が、またグリニャール試薬のホモカップリングで副生物
が、さらにBr(CH2)3Clの分解したCH2=
CHCH2Clがグリニャール試薬とカップリングした
副生物が、それぞれ生成する。これらから目的物を単
離するときの収率はGC収率を約10%下回る。
比較例6および7: 全く反応しない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−100727(JP,A) 特開 昭51−125204(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】CH3(CH2)2CH=CH(CH2)
2C1で示されるシス−3−ヘプテニルクロリドのグリ
ニャール試薬と1−ブロモ−5−クロロペンタンとをL
iCuCl2および/またはLiCuCl4の存在下で
反応させてシス−8−ドデセニルクロリドとし、ついで
これをアセチル化することを特徴とするシス−8−ドデ
セニルアセテートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2254606A JPH0633243B2 (ja) | 1982-04-12 | 1990-09-25 | シス―8―ドデセニルアセテートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57060692A JPS58177924A (ja) | 1982-04-12 | 1982-04-12 | シス−アルケニルクロライドの製造方法 |
| JP2254606A JPH0633243B2 (ja) | 1982-04-12 | 1990-09-25 | シス―8―ドデセニルアセテートの製造方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57060692A Division JPS58177924A (ja) | 1982-04-12 | 1982-04-12 | シス−アルケニルクロライドの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03173849A JPH03173849A (ja) | 1991-07-29 |
| JPH0633243B2 true JPH0633243B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=26401752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2254606A Expired - Lifetime JPH0633243B2 (ja) | 1982-04-12 | 1990-09-25 | シス―8―ドデセニルアセテートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633243B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6054297B2 (ja) * | 1975-01-22 | 1985-11-29 | 三菱油化株式会社 | カルボン酸ドデセニルエステルの製造方法 |
| JPS56100727A (en) * | 1980-01-14 | 1981-08-12 | Shin Etsu Chem Co Ltd | Cis-6-undecene-1-chloride and its preparation |
-
1990
- 1990-09-25 JP JP2254606A patent/JPH0633243B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03173849A (ja) | 1991-07-29 |
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