JPH0633308B2 - 新規物質ks−502 - Google Patents
新規物質ks−502Info
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- JPH0633308B2 JPH0633308B2 JP62054366A JP5436687A JPH0633308B2 JP H0633308 B2 JPH0633308 B2 JP H0633308B2 JP 62054366 A JP62054366 A JP 62054366A JP 5436687 A JP5436687 A JP 5436687A JP H0633308 B2 JPH0633308 B2 JP H0633308B2
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- Japan
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- methanol
- culture
- substance
- serotonin
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- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はスポロスリックス(Sporothrix)属に属する微生
物が生産する血小板のセロトニン放出抑制作用を有する
新規物質に関する。
物が生産する血小板のセロトニン放出抑制作用を有する
新規物質に関する。
従来の技術 微生物が生産する血小板のセロトニン放出抑制作用ある
いは凝集抑制作用を有する物質として、下記のような物
質が報告されている。
いは凝集抑制作用を有する物質として、下記のような物
質が報告されている。
・ピロシン類(pyrrothines) ケミカル・アンド・ファーマスーティカル・ブリティン
(Chem.Pharm.Bull.)28,3157-3162(1980) チオルチン(thiolutin):R=CH3 オーレオスリシン(aureothricin):R=CH2CH3 イソブチロピロシン(isobutyropyrrothine):R=CH(C
H3)2 ・WF−5239 ジャーナル・オブ・アンチビオティクス (J.Antibiot.)37,469-474(1984) ・WF−30581 ジャーナル・オブ・アンチビオティクス (J.Antibiot.)37,1153-1160(1984) WF-30581A:R=CH2CH2CH3 WF-30581B:R=CH2CH2CH2CH3 ・KS−290IIi−2 特開昭61-195689号公報 ・スタウロスポリン(staurosporine) アグリカルチュラル・アンド・バイオロジカル・ケミス
トリィ(Agric.Biol.Chem.)50,2723-2727(1986) 発明が解決しようとする問題点 血小板のセロトニン放出抑制作用あるいは凝集抑制作用
を有する物質は、常に求められている。
(Chem.Pharm.Bull.)28,3157-3162(1980) チオルチン(thiolutin):R=CH3 オーレオスリシン(aureothricin):R=CH2CH3 イソブチロピロシン(isobutyropyrrothine):R=CH(C
H3)2 ・WF−5239 ジャーナル・オブ・アンチビオティクス (J.Antibiot.)37,469-474(1984) ・WF−30581 ジャーナル・オブ・アンチビオティクス (J.Antibiot.)37,1153-1160(1984) WF-30581A:R=CH2CH2CH3 WF-30581B:R=CH2CH2CH2CH3 ・KS−290IIi−2 特開昭61-195689号公報 ・スタウロスポリン(staurosporine) アグリカルチュラル・アンド・バイオロジカル・ケミス
トリィ(Agric.Biol.Chem.)50,2723-2727(1986) 発明が解決しようとする問題点 血小板のセロトニン放出抑制作用あるいは凝集抑制作用
を有する物質は、常に求められている。
問題点を解決するための手段 医薬品またはその中間体となりうる有用な新規生理活性
物質を提供するという目的のもとに、天然界より入手し
た数多くの微生物の生産物について研究を行った結果、
新たに分離した微生物が血小板のセロトニン放出抑制作
用を示す生理活性物質を生産するという事実を見い出し
た。該生理活性物質を単離、精製し、その理化学的性質
を調べたところ新規物質であることが判明した。以下、
該物質をKS−502と称する。
物質を提供するという目的のもとに、天然界より入手し
た数多くの微生物の生産物について研究を行った結果、
新たに分離した微生物が血小板のセロトニン放出抑制作
用を示す生理活性物質を生産するという事実を見い出し
た。該生理活性物質を単離、精製し、その理化学的性質
を調べたところ新規物質であることが判明した。以下、
該物質をKS−502と称する。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明は、下記の理化学的性質を有する新規物質KS−
502を提供する。
502を提供する。
性状:白色粉末 融点:119〜120℃ 比旋光度:▲〔α〕23 D▼−45°(c 0.3,メタノー
ル) 溶解性: 易溶:メタノール、n−ブタノール、アセトン、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルスルホキシド、ピ
リジン、モノエタノールアミン、酢酸、アルカリ性水 可溶:クロロホルム、酢酸エチル、アセトニトリル 不溶:ヘキサン、四塩化炭素、ベンゼン、中性水、酸性
水 呈色反応:ヨウ素、アニスアルデヒド、塩化第二鉄の各
反応に陽性、アニリンフタル酸、ニンヒドリン、ライド
ンスミスの各反応に陰性 紫外部吸収スペクトル: 酸性および中性メタノール溶液:λmax(ε) 252nm(14,100),282nm(6600,sh),300nm(5400,sh) アルカリ性メタノール溶液:λmax(ε) 234nm(18,900,sh),298nm(24,800) 赤外部吸収スペクトル:KBr 3450,2972,2940,2872,1724,1595,1463,1432,1375,1343,
1245,1161,1135,1062cm-1 マススペクトル:SIMS,ネガティブ m/z:647(M-1)-1,392,251 NMRスペクトル:1 NMR(400MHz,CD3OD,δ):6.60(1H,d,J=2.3Hz),6.58(1
H,d,J=2.1Hz),6.51(1H,d,J=2.3Hz),6.38(1H,d,J=2.1
Hz),5.54(1H,d,J=1.8Hz),4.27(1H,dd),ca.4.1(2H),3.7
6(1H,br t,J=5.9Hz),3.65&3.61(2H,AB in ABX,JAB=1
1.0,JAX=5.6,JBX=7.0Hz),3.09(2H,br,dd),2.65(2H,b
r,dd),ca.1.6(4H,m),1.2〜1.4(16H),0.88(3H,t,J=6.
6),0.87(3H,t,J=6.7)13 C-NMR(100MHz,CD3OD,δ):176.6,168.2,164.3,161.
2,157.3,154.6,149.6,144.8,116.0,115.7,115.6,111.1,
108.6,108.4,102.0,85.5,83.5,78.6,72.2,64.4,36.5,3
4.9,33.2,33.1,33.0,32.6,31.0,30.7,30.5,30.3,23.74,
23.70,14.46,14.43 以上の理化学的性質からKS−502は下記の式で表わ
される新規物質であることが判明した。
ル) 溶解性: 易溶:メタノール、n−ブタノール、アセトン、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルスルホキシド、ピ
リジン、モノエタノールアミン、酢酸、アルカリ性水 可溶:クロロホルム、酢酸エチル、アセトニトリル 不溶:ヘキサン、四塩化炭素、ベンゼン、中性水、酸性
水 呈色反応:ヨウ素、アニスアルデヒド、塩化第二鉄の各
反応に陽性、アニリンフタル酸、ニンヒドリン、ライド
ンスミスの各反応に陰性 紫外部吸収スペクトル: 酸性および中性メタノール溶液:λmax(ε) 252nm(14,100),282nm(6600,sh),300nm(5400,sh) アルカリ性メタノール溶液:λmax(ε) 234nm(18,900,sh),298nm(24,800) 赤外部吸収スペクトル:KBr 3450,2972,2940,2872,1724,1595,1463,1432,1375,1343,
1245,1161,1135,1062cm-1 マススペクトル:SIMS,ネガティブ m/z:647(M-1)-1,392,251 NMRスペクトル:1 NMR(400MHz,CD3OD,δ):6.60(1H,d,J=2.3Hz),6.58(1
H,d,J=2.1Hz),6.51(1H,d,J=2.3Hz),6.38(1H,d,J=2.1
Hz),5.54(1H,d,J=1.8Hz),4.27(1H,dd),ca.4.1(2H),3.7
6(1H,br t,J=5.9Hz),3.65&3.61(2H,AB in ABX,JAB=1
1.0,JAX=5.6,JBX=7.0Hz),3.09(2H,br,dd),2.65(2H,b
r,dd),ca.1.6(4H,m),1.2〜1.4(16H),0.88(3H,t,J=6.
6),0.87(3H,t,J=6.7)13 C-NMR(100MHz,CD3OD,δ):176.6,168.2,164.3,161.
2,157.3,154.6,149.6,144.8,116.0,115.7,115.6,111.1,
108.6,108.4,102.0,85.5,83.5,78.6,72.2,64.4,36.5,3
4.9,33.2,33.1,33.0,32.6,31.0,30.7,30.5,30.3,23.74,
23.70,14.46,14.43 以上の理化学的性質からKS−502は下記の式で表わ
される新規物質であることが判明した。
次に、各種展開剤によるKS−502の薄層クロマトグ
ラフィーのRf値を第1表に示す。検出は、253.7nm
の紫外線照射により行った。
ラフィーのRf値を第1表に示す。検出は、253.7nm
の紫外線照射により行った。
KS−502は血小板セロトニン放出抑制作用を有す
る。
る。
次に、KS−502の製造法について説明する。
KS−502は、スポロスリックス(Sporothrix)属に属
し、KS−502生産能を有する微生物を培地に培養
し、培養物中、主に菌体にKS−502を生成蓄積さ
せ、該培養物からKS−502を採取することにより製
造される。
し、KS−502生産能を有する微生物を培地に培養
し、培養物中、主に菌体にKS−502を生成蓄積さ
せ、該培養物からKS−502を採取することにより製
造される。
KS−502生産性微生物としてはスポロスリックス(S
porothrix)属に属し、KS−502生産能を有するもの
であればいずれの微生物でもよい。具体的に好適な一例
として、神奈川県足柄上群山北町において採集された落
葉より、本発明者により分離されたスポロスリックス・
スピーシーズ(Sporothrix) sp.)KAC−1985
株(以下KAC−1985と称す)があげられる。
porothrix)属に属し、KS−502生産能を有するもの
であればいずれの微生物でもよい。具体的に好適な一例
として、神奈川県足柄上群山北町において採集された落
葉より、本発明者により分離されたスポロスリックス・
スピーシーズ(Sporothrix) sp.)KAC−1985
株(以下KAC−1985と称す)があげられる。
KAC−1985の菌学的性質は次の通りである。
(1)各培地における生育状態 麦芽エキス寒天培地上およびバレイショ・ブドウ糖寒天
培地上とも、下記に示したような生育状態を示す。
培地上とも、下記に示したような生育状態を示す。
生育は比較的遅く、20℃、30日間の培養で集落の直
径は29〜33mmに達する。集落は、ドーム状を呈し、
集落表面および裏面とも白色あるいはクリーム色を呈
す。
径は29〜33mmに達する。集落は、ドーム状を呈し、
集落表面および裏面とも白色あるいはクリーム色を呈
す。
菌糸は隔壁を有し、培地中および培地上を伸長する。菌
糸は、直径1〜6μmで無色、平滑で良く分岐し、時折
菌糸融合が見られる。分生子柄は、無色、平滑で長さ4.
5〜20μm、幅1.5〜2.5μmで、隔壁を有する場合
もある。分生子柄先端部において分生子をシンポジアル
に形成し、その後分生子柄を伸長させる場合も見られ
る。分生子は、単細胞で無色、平滑、長楕円形を呈し、
長さ4〜7μmで稀に10μmに至り、幅1〜2μmで
ある。なお、本菌株の完全世代は見られない。
糸は、直径1〜6μmで無色、平滑で良く分岐し、時折
菌糸融合が見られる。分生子柄は、無色、平滑で長さ4.
5〜20μm、幅1.5〜2.5μmで、隔壁を有する場合
もある。分生子柄先端部において分生子をシンポジアル
に形成し、その後分生子柄を伸長させる場合も見られ
る。分生子は、単細胞で無色、平滑、長楕円形を呈し、
長さ4〜7μmで稀に10μmに至り、幅1〜2μmで
ある。なお、本菌株の完全世代は見られない。
(2)生理的性質 生育温度:5〜25℃ 至適生育温度:15〜25℃ 生育pH:3〜11 至適生育pH:4〜9 以上の菌学的性質から、KAC−1985の分類学上の
位置をザ・ジェネラ・オブ・ファンジャイ・スポルレイ
ティング・イン・ピュア・カルチャー第2版(The Gener
a of Fungi Sporulating in Pure Culture,2nd ed Cram
er,Vaduz,J.A.von Arx,1974年)に従って検索した。そ
の結果本菌株は、スポロスリックス・スピーシーズ(Spo
rothrix sp.)に属することが認められた。本発明者は、
本菌株をスポロスリックス・スピーシーズKAC−19
85と命名し、微工研条寄第1278号(寄託日:昭和
62年2月4日)として、工業技術院微生物工業技術研
究所に寄託されている。
位置をザ・ジェネラ・オブ・ファンジャイ・スポルレイ
ティング・イン・ピュア・カルチャー第2版(The Gener
a of Fungi Sporulating in Pure Culture,2nd ed Cram
er,Vaduz,J.A.von Arx,1974年)に従って検索した。そ
の結果本菌株は、スポロスリックス・スピーシーズ(Spo
rothrix sp.)に属することが認められた。本発明者は、
本菌株をスポロスリックス・スピーシーズKAC−19
85と命名し、微工研条寄第1278号(寄託日:昭和
62年2月4日)として、工業技術院微生物工業技術研
究所に寄託されている。
微生物の培養に際しては菌類の培養に用いられる通常の
培養方法が適用される。用いられる培地は菌の資化しう
る炭素源、窒素源、無機物などを程よく含有する培地で
あれば天然培地、合成培地いずれでも用いうる。
培養方法が適用される。用いられる培地は菌の資化しう
る炭素源、窒素源、無機物などを程よく含有する培地で
あれば天然培地、合成培地いずれでも用いうる。
炭素源としてはグルコース、フラクトース、スタビロー
ス、サッカロース、ラクトース、澱粉、デキストリン、
マンノース、マルトース、糖蜜、マッシュポテトの素な
どの炭水化物、クエン酸、リンゴ酸、酢酸、フマール酸
などの有機酸、グルタミン酸などのアミノ酸あるいはグ
リセロール、綿実油などが用いられる。
ス、サッカロース、ラクトース、澱粉、デキストリン、
マンノース、マルトース、糖蜜、マッシュポテトの素な
どの炭水化物、クエン酸、リンゴ酸、酢酸、フマール酸
などの有機酸、グルタミン酸などのアミノ酸あるいはグ
リセロール、綿実油などが用いられる。
窒素源としては塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、
硝酸アンモニウム、リン酸アンモニウムなどのアンモニ
ウム塩、アスパラギン酸、グルタミン、シスチン、アラ
ニンなどのアミノ酸、尿素、麦芽エキス、ペプトン、肉
エキス、酵母エキス、乾燥酵母、コーン・スチープ・リ
カー、大豆粉、綿実粕、大豆カゼイン、カザミノ酸、フ
ァーマメディア、ソルブル・ベンジタブル・プロティ
ン、野菜、果実のジュースなどが用いられる。
硝酸アンモニウム、リン酸アンモニウムなどのアンモニ
ウム塩、アスパラギン酸、グルタミン、シスチン、アラ
ニンなどのアミノ酸、尿素、麦芽エキス、ペプトン、肉
エキス、酵母エキス、乾燥酵母、コーン・スチープ・リ
カー、大豆粉、綿実粕、大豆カゼイン、カザミノ酸、フ
ァーマメディア、ソルブル・ベンジタブル・プロティ
ン、野菜、果実のジュースなどが用いられる。
無機物としてはリン酸二水素カリウム、リン酸水素二ナ
トリウム、硫酸マグネシウム、硫酸第一鉄、硫酸マンガ
ン、硫酸コバルト、硫酸亜鉛、パントテン酸カルシウ
ム、モリブデン酸アンモニウム、硫酸アルミニウムカリ
ウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、塩化コバルト、
塩化ナトリウム、リン酸マグネシウムなどが用いられ
る。
トリウム、硫酸マグネシウム、硫酸第一鉄、硫酸マンガ
ン、硫酸コバルト、硫酸亜鉛、パントテン酸カルシウ
ム、モリブデン酸アンモニウム、硫酸アルミニウムカリ
ウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、塩化コバルト、
塩化ナトリウム、リン酸マグネシウムなどが用いられ
る。
その他必要に応じて培地にビタミン、サイアミンなど菌
体の増殖あるいはKS−502の生産を促進する物質を
加えることができる。
体の増殖あるいはKS−502の生産を促進する物質を
加えることができる。
用いられる微生物が生育に特定の物質を要求する場合は
生育に必要な物を加えることが必要である。
生育に必要な物を加えることが必要である。
培養は振盪培養法、通気攪拌培養法などにより15〜2
5℃の温度で中性付近のpHで行われる。3〜15日の培
養によってKS−502の蓄積が最大に達し、培養は完
了する。
5℃の温度で中性付近のpHで行われる。3〜15日の培
養によってKS−502の蓄積が最大に達し、培養は完
了する。
蓄積したKS−502を菌体から単離採取するに際して
は、通常の生理活性物質を菌体から採取する方法が適用
される。
は、通常の生理活性物質を菌体から採取する方法が適用
される。
即ち、過、遠心分離などによる菌体の取得、メタノー
ル、アセトンなどの有機溶剤による菌体からの抽出、水
または二種以上の有機溶剤による分配、吸着樹脂、シリ
カゲル、シラナイズドシリカゲル、アルミニウム、セル
ロース、珪藻土、珪酸マグネシウム、ゲル過剤などを
用いるカラムクロマトグラフィーもしくは薄層クロマト
グラフィーによる活性物質の吸脱着処理などによってK
S−502を単離することができる。
ル、アセトンなどの有機溶剤による菌体からの抽出、水
または二種以上の有機溶剤による分配、吸着樹脂、シリ
カゲル、シラナイズドシリカゲル、アルミニウム、セル
ロース、珪藻土、珪酸マグネシウム、ゲル過剤などを
用いるカラムクロマトグラフィーもしくは薄層クロマト
グラフィーによる活性物質の吸脱着処理などによってK
S−502を単離することができる。
菌体からKS−502を単離する1例は次の通りであ
る。
る。
培養液を過もしくは遠心分離することによって菌体を
取得する。得られた菌体にメタノールなどの有機溶剤を
添加し、充分攪拌した後、再度過もしくは遠心分離に
よって菌体と液もしくは上清液とを分離する。得られ
た液もしくは上清液から溶剤を減圧下で蒸発させて濃
縮し、水溶液とする。ついで、この水溶液から酢酸エチ
ルなどの水と混和しない適当な溶剤を用いて抽出する。
抽出液を減圧濃縮した後、クロロホルム−メタノールの
混合溶媒を展開溶媒としてシリカゲルクロマトグラフィ
ーを行う。メタノールの含量を段階的にふやすことによ
りKS−502を溶出する。KS−502を含む画分を
集めて減圧下で濃縮し、セファデックスLH−20(フ
ァルマシア社製)のカラムクロマトグラフィーを行う。
KS−502を含む画分を集めて減圧下で濃縮乾固する
ことによりKS−502の白色粉末を得る。
取得する。得られた菌体にメタノールなどの有機溶剤を
添加し、充分攪拌した後、再度過もしくは遠心分離に
よって菌体と液もしくは上清液とを分離する。得られ
た液もしくは上清液から溶剤を減圧下で蒸発させて濃
縮し、水溶液とする。ついで、この水溶液から酢酸エチ
ルなどの水と混和しない適当な溶剤を用いて抽出する。
抽出液を減圧濃縮した後、クロロホルム−メタノールの
混合溶媒を展開溶媒としてシリカゲルクロマトグラフィ
ーを行う。メタノールの含量を段階的にふやすことによ
りKS−502を溶出する。KS−502を含む画分を
集めて減圧下で濃縮し、セファデックスLH−20(フ
ァルマシア社製)のカラムクロマトグラフィーを行う。
KS−502を含む画分を集めて減圧下で濃縮乾固する
ことによりKS−502の白色粉末を得る。
上記精製工程中のKS−502の検出はシリカゲル薄層
クロマトグラフィー、ついでヨウ素反応または253.7
nmの紫外線照射法により行った。
クロマトグラフィー、ついでヨウ素反応または253.7
nmの紫外線照射法により行った。
以下に実施例を示す。
実施例 種菌としてスポロスリックス・スピーシーズ(Sporothri
x sp.)KAC−1985を用いる。該菌株をグルコース
1.0g/dl、ペプトン(極東製薬工業社製)0.5g/d
l、乾燥酵母エビオス(朝日麦酒社製)0.5g/dl、V
−8野菜ジュース(キャンベル社製)0.2dl/dl、炭酸
カルシウム0.3g/dl、pH6.0の組成の種培地40mlに
植菌した。ついで25℃で菌が充分生育するまで振盪培
養した。この種培養液10mlを下記の組成の発酵培地1
00mlに植菌した。
x sp.)KAC−1985を用いる。該菌株をグルコース
1.0g/dl、ペプトン(極東製薬工業社製)0.5g/d
l、乾燥酵母エビオス(朝日麦酒社製)0.5g/dl、V
−8野菜ジュース(キャンベル社製)0.2dl/dl、炭酸
カルシウム0.3g/dl、pH6.0の組成の種培地40mlに
植菌した。ついで25℃で菌が充分生育するまで振盪培
養した。この種培養液10mlを下記の組成の発酵培地1
00mlに植菌した。
発酵培地;グルコース1.0g/dl、ペプトン0.5g/d
l、乾燥酵母エビオス0.5g/dl、V−8野菜ジュース
0.2dl/dl、リンゴジュース(明治屋社製)0.2dl/d
l、炭酸カルシウム0.5g/dl、pH6.0 培養は25℃で12日間振盪下に行った。培養終了後、
培養液1.3を遠心分離(日立製作所社製RPR−9−
2型ローター、7000rpm)した。ついで、菌体に1.
3のメタノールを添加し、充分攪拌した。その後、
過によって菌体を除去した。得られたメタノール抽出液
から減圧下でメタノールを留去し水溶液(約100ml)
にした。これを2N塩酸でpH2に調整した後、100ml
ずつの酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル抽出液を
減圧下で濃縮した後、少量のクロロホルムに溶解した。
これをクロロホルムを用いて充填した250mlのシリカ
ゲルC−200(和光純薬社製)カラムを用いて500
mlずつのクロロホルム、5%メタノール/クロロホルム
(V/V)、10%メタノール/クロロホルム(V/
V)さらに20%メタノール/クロロホルム(V/V)
を展開溶媒として順次溶出を行った。溶出画分を18g
ずつ分取すると、フラクション番号160から201に
KS−502が溶出してくる。この画分を集め減圧下で
濃縮した後、少量のメタノールに溶解した。これをメタ
ノールを用いて充填した100mlのセファデックスLH
−20(ファルマシア社製)カラムを用いて、メタノー
ルを展開溶媒として溶出を行った。溶出画分を4.4mlず
つ分取するとフラクション番号19から28にKS−5
02が溶出してくる。この画分を集め減圧下で濃縮乾固
することにより、92mgのKS−502の白色粉末を得
た。なお、上記精製工程中のKS−502の検出はシリ
カゲル薄層クロマトグラフィー、ついでヨウ素反応また
は253.7nm紫外線照射法により行った。
l、乾燥酵母エビオス0.5g/dl、V−8野菜ジュース
0.2dl/dl、リンゴジュース(明治屋社製)0.2dl/d
l、炭酸カルシウム0.5g/dl、pH6.0 培養は25℃で12日間振盪下に行った。培養終了後、
培養液1.3を遠心分離(日立製作所社製RPR−9−
2型ローター、7000rpm)した。ついで、菌体に1.
3のメタノールを添加し、充分攪拌した。その後、
過によって菌体を除去した。得られたメタノール抽出液
から減圧下でメタノールを留去し水溶液(約100ml)
にした。これを2N塩酸でpH2に調整した後、100ml
ずつの酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル抽出液を
減圧下で濃縮した後、少量のクロロホルムに溶解した。
これをクロロホルムを用いて充填した250mlのシリカ
ゲルC−200(和光純薬社製)カラムを用いて500
mlずつのクロロホルム、5%メタノール/クロロホルム
(V/V)、10%メタノール/クロロホルム(V/
V)さらに20%メタノール/クロロホルム(V/V)
を展開溶媒として順次溶出を行った。溶出画分を18g
ずつ分取すると、フラクション番号160から201に
KS−502が溶出してくる。この画分を集め減圧下で
濃縮した後、少量のメタノールに溶解した。これをメタ
ノールを用いて充填した100mlのセファデックスLH
−20(ファルマシア社製)カラムを用いて、メタノー
ルを展開溶媒として溶出を行った。溶出画分を4.4mlず
つ分取するとフラクション番号19から28にKS−5
02が溶出してくる。この画分を集め減圧下で濃縮乾固
することにより、92mgのKS−502の白色粉末を得
た。なお、上記精製工程中のKS−502の検出はシリ
カゲル薄層クロマトグラフィー、ついでヨウ素反応また
は253.7nm紫外線照射法により行った。
次に、KS−502の血小板セロトニン放出抑制作用を
実験例により説明する。
実験例により説明する。
実験例 血小板からのセロトニン放出に及ぼす影響 (1)方法 白色家兎血液9.25volを頸動脈より、77mM エチ
レンジアミン四酢酸(以下EDTAと略記する)0.75
vol中に採取し、200×g、15分遠心して、多血小
板血漿(PRP)を得た。
レンジアミン四酢酸(以下EDTAと略記する)0.75
vol中に採取し、200×g、15分遠心して、多血小
板血漿(PRP)を得た。
このPRPを〔14C〕−セロトニン(2μCi/100
mlPRP)と37℃、1時間インキュベートして、〔14
C〕−セロトニンを取り込ませた。その後、650×g
で15分遠心して血小板沈査を得た。この血小板沈査を
トリス緩衝生理食塩水(pH7.4、1mM EDTAを含
む)で洗浄後、最後に、Ca++-free Tyrode液109c
ells/mlになるように浮遊させた。
mlPRP)と37℃、1時間インキュベートして、〔14
C〕−セロトニンを取り込ませた。その後、650×g
で15分遠心して血小板沈査を得た。この血小板沈査を
トリス緩衝生理食塩水(pH7.4、1mM EDTAを含
む)で洗浄後、最後に、Ca++-free Tyrode液109c
ells/mlになるように浮遊させた。
このようにして調製した〔14C〕−セロトニン放射化血
小板浮遊液0.475mlに被検薬物溶液5μを入れて3
7℃で3分インキュベート後、刺激薬トロンビン(終濃
度0.25U/ml)または、A23187(終濃度2μM)+Ca
Cl2(0.5mM)を加え、さらに3分インキュベートし
た。ただちに、反応液0.3mlを取り、氷冷した0.1Mホ
ルムアルデヒド−5mM EDTA液30μ中に入
れ、反応を停止した。3,000rpmで10分間、0℃
で遠心後、上清250μを取って液体シンチレーショ
ンカウンターで放射活性を測定した。
小板浮遊液0.475mlに被検薬物溶液5μを入れて3
7℃で3分インキュベート後、刺激薬トロンビン(終濃
度0.25U/ml)または、A23187(終濃度2μM)+Ca
Cl2(0.5mM)を加え、さらに3分インキュベートし
た。ただちに、反応液0.3mlを取り、氷冷した0.1Mホ
ルムアルデヒド−5mM EDTA液30μ中に入
れ、反応を停止した。3,000rpmで10分間、0℃
で遠心後、上清250μを取って液体シンチレーショ
ンカウンターで放射活性を測定した。
第2表に示すようにKS−502は濃度依存的に血小板
のセロトニン放出を抑制した。
のセロトニン放出を抑制した。
発明の効果 本発明は、血小板のセロトニン放出抑制作用を有する新
規物質KS−502を提供する。
規物質KS−502を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12N 1/14 C12R 1:645) (C12P 19/44 C12R 1:645) (72)発明者 加瀬 廣 東京都小金井市前原町3−35−18 審査官 斉藤 真由美
Claims (1)
- 【請求項1】式 で表わされる新規物質KS−502。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62054366A JPH0633308B2 (ja) | 1987-03-10 | 1987-03-10 | 新規物質ks−502 |
| US07/165,738 US4868159A (en) | 1987-03-10 | 1988-03-09 | Novel substances KS-501 and KS-502 and process for their preparation |
| EP88302122A EP0282322B1 (en) | 1987-03-10 | 1988-03-10 | Novel serotonin inhibitors and pharmaceutical compositions containing them, and microbiological processes and organisms for the production thereof |
| DE3850276T DE3850276T2 (de) | 1987-03-10 | 1988-03-10 | Serotonin-Inhibitoren und sie enthaltende pharmazeutische Zusammensetzungen und mikrobielle Verfahren und Organismen für ihre Herstellung. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62054366A JPH0633308B2 (ja) | 1987-03-10 | 1987-03-10 | 新規物質ks−502 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63222190A JPS63222190A (ja) | 1988-09-16 |
| JPH0633308B2 true JPH0633308B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=12968655
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62054366A Expired - Lifetime JPH0633308B2 (ja) | 1987-03-10 | 1987-03-10 | 新規物質ks−502 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633308B2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-10 JP JP62054366A patent/JPH0633308B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63222190A (ja) | 1988-09-16 |
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