JPH0645739B2 - 難燃性abs樹脂組成物 - Google Patents
難燃性abs樹脂組成物Info
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- JPH0645739B2 JPH0645739B2 JP13367685A JP13367685A JPH0645739B2 JP H0645739 B2 JPH0645739 B2 JP H0645739B2 JP 13367685 A JP13367685 A JP 13367685A JP 13367685 A JP13367685 A JP 13367685A JP H0645739 B2 JPH0645739 B2 JP H0645739B2
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- abs resin
- parts
- flame
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は難燃性能にすぐれた難燃性ABS樹脂組成物に
関する。
関する。
(従来の技術) 事務機器のハウジング材料分野で,近年,難燃化の要求
が高まっている。特に,電気材料に対する安全規格とし
て電気用品取締り法があり,プラスチック材料に関する
細則には燃焼性試験が定められている。米国ではUL規
格(電気機器用プラスチックの難燃化に関する規格)が
定められており,対米輸出用製品には高度に難燃化され
たハウジング材料が要求される。国内用製品において
も,米国のUL規格の影響を受け,難燃性の規制が強化
される傾向にある。このような現状から,難燃性を有す
るハウジング材料が強く求められている。
が高まっている。特に,電気材料に対する安全規格とし
て電気用品取締り法があり,プラスチック材料に関する
細則には燃焼性試験が定められている。米国ではUL規
格(電気機器用プラスチックの難燃化に関する規格)が
定められており,対米輸出用製品には高度に難燃化され
たハウジング材料が要求される。国内用製品において
も,米国のUL規格の影響を受け,難燃性の規制が強化
される傾向にある。このような現状から,難燃性を有す
るハウジング材料が強く求められている。
難燃性を有するハウジング材料には,例えば,ノリル
(変成PPO)がある。ノリルは機械的強度,耐撃物
性,耐熱性などにすぐれているものの高価であり,成形
時の流動性が悪い。近年,ノリルに代えてABS樹脂が
ハウジング材料として用いられている。ABS樹脂は,
物性値のトータルバランスにすぐれ,安価でありかつ成
形も容易である。しかし,ABS樹脂は燃えやすいた
め,その難燃化には難燃剤の添加が必要である。難燃剤
には,一般に,塩化ビニル系ポリマー,低分子量ハロゲ
ン化合物が用いられる。このようなハロゲン系難燃剤を
添加したABS樹脂として,例えば,特開昭54−40
845号公報には,塩素化ポリエチレン(塩素化度25〜
45%),テトラブロムビスフェノールAおよび三塩化ア
ンチモンを添加した組成物が開示されている。特開昭5
4−43255号公報には,ABS樹脂にポリ塩化ビニ
ルおよび三酸化アンチモン,またはポリ塩化ビニルおよ
び五酸化アンチモンを添加した組成物が開示されてい
る。しかし,このように,ハロゲン系難燃剤により難燃
化されたABS樹脂は,その成形時において,ハロゲン
化合物の熱分解によりハロゲン化水素ガスが発生する。
ハロゲン化水素ガスは人体に有毒である。材料の変色,
炭化物の混入,スクリューおよび成形金型の腐食などの
原因ともなる。ハロゲン化合物の分解を防止するため
に,成形温度を低くすれば,樹脂の流動性が悪くなる。
またポリ塩化ビニルを添加したABS樹脂は,熱変形温
度が著しく低下する。
(変成PPO)がある。ノリルは機械的強度,耐撃物
性,耐熱性などにすぐれているものの高価であり,成形
時の流動性が悪い。近年,ノリルに代えてABS樹脂が
ハウジング材料として用いられている。ABS樹脂は,
物性値のトータルバランスにすぐれ,安価でありかつ成
形も容易である。しかし,ABS樹脂は燃えやすいた
め,その難燃化には難燃剤の添加が必要である。難燃剤
には,一般に,塩化ビニル系ポリマー,低分子量ハロゲ
ン化合物が用いられる。このようなハロゲン系難燃剤を
添加したABS樹脂として,例えば,特開昭54−40
845号公報には,塩素化ポリエチレン(塩素化度25〜
45%),テトラブロムビスフェノールAおよび三塩化ア
ンチモンを添加した組成物が開示されている。特開昭5
4−43255号公報には,ABS樹脂にポリ塩化ビニ
ルおよび三酸化アンチモン,またはポリ塩化ビニルおよ
び五酸化アンチモンを添加した組成物が開示されてい
る。しかし,このように,ハロゲン系難燃剤により難燃
化されたABS樹脂は,その成形時において,ハロゲン
化合物の熱分解によりハロゲン化水素ガスが発生する。
ハロゲン化水素ガスは人体に有毒である。材料の変色,
炭化物の混入,スクリューおよび成形金型の腐食などの
原因ともなる。ハロゲン化合物の分解を防止するため
に,成形温度を低くすれば,樹脂の流動性が悪くなる。
またポリ塩化ビニルを添加したABS樹脂は,熱変形温
度が著しく低下する。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の問題点を解決するものであり,その
目的とするところは,成形時において難燃剤が熱分解す
ることのない難燃性ABS樹脂組成物を提供することに
ある。本発明の他の目的は,難燃性能にすぐれた難燃性
ABS樹脂組成物を提供することにある。
目的とするところは,成形時において難燃剤が熱分解す
ることのない難燃性ABS樹脂組成物を提供することに
ある。本発明の他の目的は,難燃性能にすぐれた難燃性
ABS樹脂組成物を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の難燃性ABS樹脂組成物は,少なくともパラメ
チルスチレン単位を有するABS系樹脂100重量部,赤
リン5〜30重量部,メラミン5〜30重量部および熱架
橋硬化性樹脂3〜30重量部を含有し,そのことにより上
記目的が達成される。
チルスチレン単位を有するABS系樹脂100重量部,赤
リン5〜30重量部,メラミン5〜30重量部および熱架
橋硬化性樹脂3〜30重量部を含有し,そのことにより上
記目的が達成される。
少なくともパラメチルスチレン単位を有するABS系樹
脂には,例えば,ABS樹脂の重合体鎖中における少な
くとも1つのスチレン系モノマー単位をパラメチルスチ
レンに置き換えた組成物,ABS樹脂とパラメチルスチ
レン単独重合体とのポリマーブレンド体,ABS樹脂と
少なくともパラメチルスチレンを含有する共重合体との
ポリマーブレンド体がある。
脂には,例えば,ABS樹脂の重合体鎖中における少な
くとも1つのスチレン系モノマー単位をパラメチルスチ
レンに置き換えた組成物,ABS樹脂とパラメチルスチ
レン単独重合体とのポリマーブレンド体,ABS樹脂と
少なくともパラメチルスチレンを含有する共重合体との
ポリマーブレンド体がある。
ここでABS樹脂は,アクリロニトリル,ブタジエン,
スチレンを主成分とする共重合樹脂およびそれらのポリ
マーブレンド体でなる。ABS樹脂には,スチレン−ア
クリロニトリル共重合体とアクリロニトリル−ブタジエ
ン共重合ゴムとのブレンド型,およびブタジエンゴムラ
テックスまたはスチレン−ブタジエンゴムラテックスの
共存下にスチレンとアクリロニトリルをグラフト共重合
して得られるグラフト型がある。このようなABS樹脂
は,さらに耐熱性,流動性などの改良のため,スチレン
をα−メチルスチレンに置き換えたり,共重合成分にス
チレンおよびアクリロニトリルと共重合可能なモノマ
ー,例えば,メチルメタクリレート,N−フェニルマレ
インイミドを導入してもよい。ポリカーボネートなどの
他の樹脂成分をブレンドすることも好ましい。
スチレンを主成分とする共重合樹脂およびそれらのポリ
マーブレンド体でなる。ABS樹脂には,スチレン−ア
クリロニトリル共重合体とアクリロニトリル−ブタジエ
ン共重合ゴムとのブレンド型,およびブタジエンゴムラ
テックスまたはスチレン−ブタジエンゴムラテックスの
共存下にスチレンとアクリロニトリルをグラフト共重合
して得られるグラフト型がある。このようなABS樹脂
は,さらに耐熱性,流動性などの改良のため,スチレン
をα−メチルスチレンに置き換えたり,共重合成分にス
チレンおよびアクリロニトリルと共重合可能なモノマ
ー,例えば,メチルメタクリレート,N−フェニルマレ
インイミドを導入してもよい。ポリカーボネートなどの
他の樹脂成分をブレンドすることも好ましい。
パラメチルスチレン単位を有するABS系樹脂は,加熱
によりパラ位のメチル基がメチルラジカルとなる。メチ
ルラジカル同士はラジカルカップリングを起こし,架橋
体を形成する。架橋体は,樹脂の燃焼時における溶融プ
ラスチックなどの滴下(ドリップ)防止に有効である。
によりパラ位のメチル基がメチルラジカルとなる。メチ
ルラジカル同士はラジカルカップリングを起こし,架橋
体を形成する。架橋体は,樹脂の燃焼時における溶融プ
ラスチックなどの滴下(ドリップ)防止に有効である。
パラメチルスチレン単位は,ABS系樹脂中において5
〜60重量%,好ましくは,10〜50重量%の範囲で含有さ
れる。5重量%を下まわると,ドリップ防止の効果が得
られない。60重量%を上まわると,ABS系樹脂の特性
に好ましくない影響を与える。
〜60重量%,好ましくは,10〜50重量%の範囲で含有さ
れる。5重量%を下まわると,ドリップ防止の効果が得
られない。60重量%を上まわると,ABS系樹脂の特性
に好ましくない影響を与える。
赤リンは,ABS系樹脂の燃焼時において,燃焼表面に
固層被膜を形成し,そのことにより外部からの酸素の供
給を断つための難燃剤である。
固層被膜を形成し,そのことにより外部からの酸素の供
給を断つための難燃剤である。
一般に,リン化合物は,その燃焼時において,メタリン
酸をへてポリリン酸となる。ポリリン酸は燃焼表面に固
層被膜を形成し,そのことにより外部からの酸素の供給
が断たれる。また,メタリン酸は,ポリリン酸となる過
程で脱水作用を示す。それゆえ有機化合物の炭化が促進
される。この炭化層も酸素の遮断に効果的である。しか
も,ドリップ防止に有効である。
酸をへてポリリン酸となる。ポリリン酸は燃焼表面に固
層被膜を形成し,そのことにより外部からの酸素の供給
が断たれる。また,メタリン酸は,ポリリン酸となる過
程で脱水作用を示す。それゆえ有機化合物の炭化が促進
される。この炭化層も酸素の遮断に効果的である。しか
も,ドリップ防止に有効である。
赤リンには,表面処理された赤リン微粒子が用いられ
る。表面処理は,特開昭51−105996号公報およ
び特開昭52−125489号公報に開示されているよ
うに,赤リン微粒子の表面を熱硬化性樹脂で被覆するこ
とによりなされる。このような表面処理により,空気中
の水分による赤リン微粒子の変質が防止され,取り扱い
上の危険も回避される。赤リン微粒子はABS系樹脂10
0重量部に対し5〜30重量部,好ましくは,10〜20重量
部の範囲で含有される。5重量部を下まわると,所望の
難燃性能が得られない。30重量部を上まわると,かえっ
て難燃性能が低下するうえにABS系樹脂の特性に好ま
しくない影響を与える。
る。表面処理は,特開昭51−105996号公報およ
び特開昭52−125489号公報に開示されているよ
うに,赤リン微粒子の表面を熱硬化性樹脂で被覆するこ
とによりなされる。このような表面処理により,空気中
の水分による赤リン微粒子の変質が防止され,取り扱い
上の危険も回避される。赤リン微粒子はABS系樹脂10
0重量部に対し5〜30重量部,好ましくは,10〜20重量
部の範囲で含有される。5重量部を下まわると,所望の
難燃性能が得られない。30重量部を上まわると,かえっ
て難燃性能が低下するうえにABS系樹脂の特性に好ま
しくない影響を与える。
メラミンは,ABS系樹脂の燃焼温度付近にて縮合しそ
して炭化構造をとることにより,酸素の供給を断つとと
もにドリップを防止するための難燃剤である。メラミン
分子中のアミノ基が,可燃性ガスの酸化反応中における
フリーラジカルを捕捉することにより,さらに難燃化が
促進される。メラミンはABS系樹脂100重量部に対し
5〜30重量部,好ましくは,10〜20重量部の範囲で含有
される。5重量部を下まわると,所望の難燃性能が得ら
れない。30重量部を上まわると,かえって難燃性能が低
下するうえにABS系樹脂の特性に好ましくない影響を
与える。
して炭化構造をとることにより,酸素の供給を断つとと
もにドリップを防止するための難燃剤である。メラミン
分子中のアミノ基が,可燃性ガスの酸化反応中における
フリーラジカルを捕捉することにより,さらに難燃化が
促進される。メラミンはABS系樹脂100重量部に対し
5〜30重量部,好ましくは,10〜20重量部の範囲で含有
される。5重量部を下まわると,所望の難燃性能が得ら
れない。30重量部を上まわると,かえって難燃性能が低
下するうえにABS系樹脂の特性に好ましくない影響を
与える。
熱架橋硬化性樹脂は,ABS系樹脂の燃焼時において,
熱架橋により硬化しそして炭化構造をとり得る、反応性
メチロール基を有するレゾール系フェノール樹脂および
ポリアクリロニトリルである。この炭化構造により酸素
の供給が断たれ,ABS系樹脂が難燃化される。炭化構
造はドリップの防止にも役立つ。
熱架橋により硬化しそして炭化構造をとり得る、反応性
メチロール基を有するレゾール系フェノール樹脂および
ポリアクリロニトリルである。この炭化構造により酸素
の供給が断たれ,ABS系樹脂が難燃化される。炭化構
造はドリップの防止にも役立つ。
レゾール系フェノール樹脂には,熱不融もしくは熱溶融
性の粒状フェノール樹脂が用いられる。本発明のフェノ
ール樹脂は,さらに反応性のメチロール基を有する。メ
チロール基の含有量は,3〜15重量%,好ましくは,5
〜10重量%である。しかも,三次元架橋密度も小さい。
それゆえ,フェノール樹脂とABS系樹脂との相溶性が
向上する。また,ABS系樹脂の燃焼時においてフェノ
ール樹脂の縮合が促進され,炭化構造をとりやすくな
る。
性の粒状フェノール樹脂が用いられる。本発明のフェノ
ール樹脂は,さらに反応性のメチロール基を有する。メ
チロール基の含有量は,3〜15重量%,好ましくは,5
〜10重量%である。しかも,三次元架橋密度も小さい。
それゆえ,フェノール樹脂とABS系樹脂との相溶性が
向上する。また,ABS系樹脂の燃焼時においてフェノ
ール樹脂の縮合が促進され,炭化構造をとりやすくな
る。
ポリアクリロニトリルは,懸濁重合,乳化重合など公知
の重合方法により得られる。分子量は5万〜20万が好ま
しい。ポリアクリロニトリルは,燃焼熱により環化し
て,一次元のグラファイト構造をとる。さらに,各グラ
ファイト鎖間で縮合し,そしてグラファイト骨格を形成
する。このグラファイト骨格により酸素の供給が断た
れ,ABS系樹脂が難燃化される。ポリアクリロニトリ
ルの代わりに,アクリロニトリルと共重合可能なモノマ
ーが10重量%以下の範囲で含有されたアクリロニトリル
共重合体を用いてもよい。
の重合方法により得られる。分子量は5万〜20万が好ま
しい。ポリアクリロニトリルは,燃焼熱により環化し
て,一次元のグラファイト構造をとる。さらに,各グラ
ファイト鎖間で縮合し,そしてグラファイト骨格を形成
する。このグラファイト骨格により酸素の供給が断た
れ,ABS系樹脂が難燃化される。ポリアクリロニトリ
ルの代わりに,アクリロニトリルと共重合可能なモノマ
ーが10重量%以下の範囲で含有されたアクリロニトリル
共重合体を用いてもよい。
このような熱架橋硬化性樹脂は,ABS系樹脂100重量
部に対し3〜30重量部,好ましくは5〜15重量部の範囲
で含有される。3重量部を下まわると所望の難燃性能が
得られない。30重量部を上まわると,かえって難燃性能
が低下するうえにABS樹脂の特性に好ましくない影響
を与える。
部に対し3〜30重量部,好ましくは5〜15重量部の範囲
で含有される。3重量部を下まわると所望の難燃性能が
得られない。30重量部を上まわると,かえって難燃性能
が低下するうえにABS樹脂の特性に好ましくない影響
を与える。
このような難燃剤の添加により,本発明のABS系樹脂
組成物は効果的に難燃化される。ABS系樹脂以外の樹
脂に対して,同様の難燃剤を添加した組成物は,例え
ば,特公昭51−27461号公報に開示されているも
のの,これをそのままABS系樹脂に適用しても所望の
難燃性能は得られない。本発明に示すように,一定の範
囲で難燃剤を配合することが必要である。
組成物は効果的に難燃化される。ABS系樹脂以外の樹
脂に対して,同様の難燃剤を添加した組成物は,例え
ば,特公昭51−27461号公報に開示されているも
のの,これをそのままABS系樹脂に適用しても所望の
難燃性能は得られない。本発明に示すように,一定の範
囲で難燃剤を配合することが必要である。
(実施例) 以下に本発明を実施例について述べる。
実施例1 パラメチルスチレン単位が20重量%含有されたブレンド
型のABS系樹脂(熱変形温度90℃)100重量部,熱硬
化性樹脂により表面処理された赤リン微粒子(ノーバレ
ッド”120,燐化学工業社製)10重量部,粉体状メラミ
ン10重量部および反応性メチロール基を有するフェノー
ル樹脂(ベルパール S−970,鐘紡社製)10重量部を
配合し,180〜185℃で0.5時間ロール混練した。混練
物を190〜200℃で加熱プレスして,厚さ1.6mm(1/16
インチ)のシートを得た。このシートから巾12.7mmの試
験片を切り出し,米国UL-94の規格に従って難燃試験を
行った。この結果を表1に示す。
型のABS系樹脂(熱変形温度90℃)100重量部,熱硬
化性樹脂により表面処理された赤リン微粒子(ノーバレ
ッド”120,燐化学工業社製)10重量部,粉体状メラミ
ン10重量部および反応性メチロール基を有するフェノー
ル樹脂(ベルパール S−970,鐘紡社製)10重量部を
配合し,180〜185℃で0.5時間ロール混練した。混練
物を190〜200℃で加熱プレスして,厚さ1.6mm(1/16
インチ)のシートを得た。このシートから巾12.7mmの試
験片を切り出し,米国UL-94の規格に従って難燃試験を
行った。この結果を表1に示す。
実施例2 メラミンを20重量部,フェノール樹脂を5重量部とした
こと以外は実施例1と同様にして試験片を作成し,同様
の燃焼試験を行った。この結果を表1に示す。
こと以外は実施例1と同様にして試験片を作成し,同様
の燃焼試験を行った。この結果を表1に示す。
実施例3 メラミンを30重量部,フェノール樹脂を5重量部とした
こと以外は実施例1と同様にして試験片を作成し,同様
の燃焼試験を行った。この結果を表1に示す。
こと以外は実施例1と同様にして試験片を作成し,同様
の燃焼試験を行った。この結果を表1に示す。
実施例4 赤リン微粒子を15重量部,メラミンを20重量部,フェノ
ール樹脂を5重量部としたこと以外は実施例1と同様に
して試験片を作成し,同様の燃焼試験を行った。この結
果を表1に示す。
ール樹脂を5重量部としたこと以外は実施例1と同様に
して試験片を作成し,同様の燃焼試験を行った。この結
果を表1に示す。
実施例5 赤リン微粒子を20重量部,フェノール樹脂を5重量部と
したこと以外は実施例1と同様にして試験片を作成し,
同様の燃焼試験を行った。この結果を表1に示す。
したこと以外は実施例1と同様にして試験片を作成し,
同様の燃焼試験を行った。この結果を表1に示す。
実施例6 赤リン微粒子を15重量部,メラミンを20重量部とし,
フェノール樹脂(ベルパール S−970)10重量部に
代えてフェノール樹脂(ベルパール S−930)5重量
部を用いたこと以外は実施例1と同様にして試験片を作
成し,同様の燃焼試験を行った。この結果を表1に示
す。
フェノール樹脂(ベルパール S−970)10重量部に
代えてフェノール樹脂(ベルパール S−930)5重量
部を用いたこと以外は実施例1と同様にして試験片を作
成し,同様の燃焼試験を行った。この結果を表1に示
す。
実施例7 赤リン微粒子を15重量部,メラミンを20重量部とし,フ
ェノール樹脂(ベルパール S−970)10重量部に代え
てポリアクリロニトリル(タフチックB,日本エクスラ
ン社製)5重量部を用いたこと以外は実施例1と同様に
して試験片を作成し,同様の燃焼試験を行った。この結
果を表1に示す。
ェノール樹脂(ベルパール S−970)10重量部に代え
てポリアクリロニトリル(タフチックB,日本エクスラ
ン社製)5重量部を用いたこと以外は実施例1と同様に
して試験片を作成し,同様の燃焼試験を行った。この結
果を表1に示す。
比較例1 赤リン微粒子を3重量部,フェノール樹脂を5重量部と
したこと以外は実施例1と同様にして試験片を作成し,
同様の燃焼試験を行った。この結果を表1に示す。
したこと以外は実施例1と同様にして試験片を作成し,
同様の燃焼試験を行った。この結果を表1に示す。
比較例2 赤リン微粒子を35重量部,フェノール樹脂を5重量部と
したこと以外は実施例1と同様にして試験片を作成し,
同様の燃焼試験を行った。この結果を表1に示す。
したこと以外は実施例1と同様にして試験片を作成し,
同様の燃焼試験を行った。この結果を表1に示す。
比較例3 メラミンを20重量部,フェノール樹脂を5重量部とし,
赤リン微粒子を用いなかったこと以外は実施例1と同様
にして試験片を作成し,同様の燃焼試験を行った。この
結果を表1に示す。
赤リン微粒子を用いなかったこと以外は実施例1と同様
にして試験片を作成し,同様の燃焼試験を行った。この
結果を表1に示す。
比較例4 メラミンを20重量部とし,フェノール樹脂の代わりにポ
リアクリロニトリルを5重量部用いかつ赤リン微粒子を
用いなかったこと以外は実施例1と同様にして試験片を
作成し,同様の燃焼試験を行った。この結果を表1に示
す。
リアクリロニトリルを5重量部用いかつ赤リン微粒子を
用いなかったこと以外は実施例1と同様にして試験片を
作成し,同様の燃焼試験を行った。この結果を表1に示
す。
実施例8 パラメチルスチレン単位が20重量%含有されたブレンド
型のABS系樹脂(熱変形温度90℃)に代えてパラメチ
ルスチレン単位が35重量%含有されたグラフト型のAB
S系樹脂(熱変形温度95℃)を用いたこと以外は実施例
1と同様にして試験片を作成し,同様の燃焼試験を行っ
た。この結果を表2に示す。
型のABS系樹脂(熱変形温度90℃)に代えてパラメチ
ルスチレン単位が35重量%含有されたグラフト型のAB
S系樹脂(熱変形温度95℃)を用いたこと以外は実施例
1と同様にして試験片を作成し,同様の燃焼試験を行っ
た。この結果を表2に示す。
実施例9 メラミンを20重量部としたこと以外は実施例8と同様に
して試験片を作成し,同様の燃焼試験を行った。この結
果を表2に示す。
して試験片を作成し,同様の燃焼試験を行った。この結
果を表2に示す。
実施例10 赤リン微粒子を15重量部,メラミンを20重量部,フェノ
ール樹脂を5重量部としたこと以外は実施例8と同様に
して試験片を作成し,同様の燃焼試験を行った。この結
果を表2に示す。
ール樹脂を5重量部としたこと以外は実施例8と同様に
して試験片を作成し,同様の燃焼試験を行った。この結
果を表2に示す。
実施例11 赤リン微粒子を20重量部,フェノール樹脂を5重量部と
したこと以外は実施例8と同様にして試験片を作成し,
同様の燃焼試験を行った。この結果を表2に示す。
したこと以外は実施例8と同様にして試験片を作成し,
同様の燃焼試験を行った。この結果を表2に示す。
比較例5 赤リン微粒子を3重量部,フェノール樹脂を5重量部と
したこと以外は実施例8と同様にして試験片を作成し,
同様の燃焼試験を行った。この結果を表2に示す。
したこと以外は実施例8と同様にして試験片を作成し,
同様の燃焼試験を行った。この結果を表2に示す。
比較例6 赤リン微粒子を35重量部,フェノール樹脂を5重量部と
したこと以外は実施例8と同様にして試験片を作成し,
同様の燃焼試験を行った。この結果を表2に示す。
したこと以外は実施例8と同様にして試験片を作成し,
同様の燃焼試験を行った。この結果を表2に示す。
比較例7 パラメチルスチレン単位が20重量%含有されたブレンド
型のABS系樹脂(熱変形温度90℃)に代えてパラメチ
ルスチレン単位を含有しないABS樹脂(熱変形温度95
℃,EX-450,宇部サイコン社製)を用い,赤リン微粒子
を3重量部,フェノール樹脂を5重量部としたこと以外
は実施例1と同様にして試験片を作成し,同様の燃焼試
験を行った。この結果を表2に示す。
型のABS系樹脂(熱変形温度90℃)に代えてパラメチ
ルスチレン単位を含有しないABS樹脂(熱変形温度95
℃,EX-450,宇部サイコン社製)を用い,赤リン微粒子
を3重量部,フェノール樹脂を5重量部としたこと以外
は実施例1と同様にして試験片を作成し,同様の燃焼試
験を行った。この結果を表2に示す。
比較例8 赤リン微粒子を35重量部としたこと以外は比較例7と同
様にして試験片を作成し,同様の燃焼試験を行った。こ
の結果を表2に示す。
様にして試験片を作成し,同様の燃焼試験を行った。こ
の結果を表2に示す。
比較例9 赤リン微粒子を10重量部,メラミンを30重量部とし,フ
ェノール樹脂を用いなかったこと以外は比較例7と同様
にして試験片を作成し,同様の燃焼試験を行った。この
結果を表2に示す。
ェノール樹脂を用いなかったこと以外は比較例7と同様
にして試験片を作成し,同様の燃焼試験を行った。この
結果を表2に示す。
表1および表2から明らかなように,パラメチルスチレ
ン単位を20重量%の割合で含有するABS系樹脂100重
量部に対し,赤リン微粒子10〜20重量部,メラミン10〜
30重量部および熱架橋硬化性樹脂5〜10重量部を配合す
ることにより,UL-94規格V-0〜V-1というすぐれた難燃
性能が得られた。パラメチルスチレン単位を35重量%の
割合で含有するABS系樹脂100重量部に対しても,赤
リン微粒子10〜20重量部,メラミン10〜20重量部および
熱架橋硬化性樹脂5〜10重量部を配合することにより,
同様にUL-94規格V-0〜V-1という難燃性能となった。本
発明者による別の実験データをも考慮すると,本発明の
組成物は,少なくともパラメチルスチレン単位を有する
ABS系樹脂100重量部に対し,赤リン微粒子が5〜30
重量部,メラミンが5〜30重量部および熱架橋硬化性樹
脂が3〜30重量部の範囲にあれば,所望のすぐれた難燃
性能を有しうることが明らかとなった。
ン単位を20重量%の割合で含有するABS系樹脂100重
量部に対し,赤リン微粒子10〜20重量部,メラミン10〜
30重量部および熱架橋硬化性樹脂5〜10重量部を配合す
ることにより,UL-94規格V-0〜V-1というすぐれた難燃
性能が得られた。パラメチルスチレン単位を35重量%の
割合で含有するABS系樹脂100重量部に対しても,赤
リン微粒子10〜20重量部,メラミン10〜20重量部および
熱架橋硬化性樹脂5〜10重量部を配合することにより,
同様にUL-94規格V-0〜V-1という難燃性能となった。本
発明者による別の実験データをも考慮すると,本発明の
組成物は,少なくともパラメチルスチレン単位を有する
ABS系樹脂100重量部に対し,赤リン微粒子が5〜30
重量部,メラミンが5〜30重量部および熱架橋硬化性樹
脂が3〜30重量部の範囲にあれば,所望のすぐれた難燃
性能を有しうることが明らかとなった。
比較例3〜4および比較例9に示すように,これらの添
加剤のいずれか1つが欠けても,UL-94規格notVといっ
た著しく低い難燃性能しか得られない。また,比較例1
〜2および比較例5〜8に示すように,添加剤の量が上
記範囲をはずれた場合でも難燃性能は低下する。また,
パラメチルスチレン単位を含有しないABS系樹脂を用
いた場合,難燃性能が劣るだけでなく,ドリップを起こ
しやすい。
加剤のいずれか1つが欠けても,UL-94規格notVといっ
た著しく低い難燃性能しか得られない。また,比較例1
〜2および比較例5〜8に示すように,添加剤の量が上
記範囲をはずれた場合でも難燃性能は低下する。また,
パラメチルスチレン単位を含有しないABS系樹脂を用
いた場合,難燃性能が劣るだけでなく,ドリップを起こ
しやすい。
(発明の効果) 本発明の難燃性ABS樹脂組成物は,このように,ハロ
ゲン化合物以外の難燃剤を用いているため,その成形時
において難燃剤が熱分解することはない。その結果,有
毒ガスの発生,材料の変色,炭化物の混入,スクリュー
および成形金型などの腐食が起こらない。それゆえ,本
発明の組成物は難燃材料として有用である。
ゲン化合物以外の難燃剤を用いているため,その成形時
において難燃剤が熱分解することはない。その結果,有
毒ガスの発生,材料の変色,炭化物の混入,スクリュー
および成形金型などの腐食が起こらない。それゆえ,本
発明の組成物は難燃材料として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C08L 55/02 33:20)
Claims (6)
- 【請求項1】少なくともパラメチルスチレン単位を有す
るABS系樹脂100重量部、赤リン5〜30重量部、
メラミン5〜30重量部および反応性メチロール基を有
するレゾール系フェノール樹脂およびポリアクリロニト
リルのうちの少なくとも一種である熱架橋硬化性樹脂3
〜30重量部を含有する難燃性ABS樹脂組成物。 - 【請求項2】前記ABS系樹脂が、ABS樹脂の重合体
鎖中における少なくとも1つのスチレン系モノマー単位
をパラメチルスチレンに置き換えた特許請求の範囲第1
項に記載の難燃性ABS樹脂組成物。 - 【請求項3】前記ABS系樹脂が、ABS樹脂とパラメ
チルスチレン単独重合体とのポリマーブレンド体である
特許請求の範囲第1項に記載の難燃性ABS樹脂組成
物。 - 【請求項4】前記ABS系樹脂が、ABS樹脂と少なく
ともパラメチルスチレンを含有する共重合体とのポリマ
ーブレンド体である特許請求の範囲第1項に記載の難燃
性ABS樹脂組成物。 - 【請求項5】前記ABS系樹脂中にパラメチルスチレン
単位が5〜60重量%の範囲で含有された特許請求の範
囲第1項に記載の難燃性ABS樹脂組成物。 - 【請求項6】前記赤リンが、熱硬化性樹脂で表面処理さ
れた赤リン微粒子である特許請求の範囲第1項に記載の
難燃性ABS樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13367685A JPH0645739B2 (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | 難燃性abs樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13367685A JPH0645739B2 (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | 難燃性abs樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61291644A JPS61291644A (ja) | 1986-12-22 |
| JPH0645739B2 true JPH0645739B2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=15110282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13367685A Expired - Lifetime JPH0645739B2 (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 | 難燃性abs樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0645739B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0627217B2 (ja) * | 1987-10-17 | 1994-04-13 | 燐化学工業株式会社 | 赤リン系難燃剤の製造方法 |
| JPH047347A (ja) * | 1990-04-25 | 1992-01-10 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 難燃性樹脂組成物 |
| JPH0748491A (ja) * | 1994-02-25 | 1995-02-21 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 難燃用ベース樹脂組成物および難燃熱可塑性樹脂組成物 |
| JPH11343382A (ja) | 1998-04-01 | 1999-12-14 | Daihachi Chemical Industry Co Ltd | 難燃性樹脂組成物 |
| CN116656078B (zh) * | 2023-06-05 | 2024-01-19 | 苏州天裕塑胶有限公司 | 复合多层热塑性卷芯管及其制备方法 |
-
1985
- 1985-06-19 JP JP13367685A patent/JPH0645739B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61291644A (ja) | 1986-12-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |