JPH0658047A - パワーウインドウ駆動制御装置 - Google Patents

パワーウインドウ駆動制御装置

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JPH0658047A
JPH0658047A JP4211174A JP21117492A JPH0658047A JP H0658047 A JPH0658047 A JP H0658047A JP 4211174 A JP4211174 A JP 4211174A JP 21117492 A JP21117492 A JP 21117492A JP H0658047 A JPH0658047 A JP H0658047A
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JP
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window glass
circuit
motor
switch
signal
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JP4211174A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Iwata
仁 岩田
Taiji Nishibe
泰司 西部
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 窓ガラス上昇方向の途中に異物があっても、
異物の挟み込みを継続することがなく、乗員の意思に反
することなく窓ガラス開閉操作を行うパワーウインドウ
駆動制御装置を得る。 【構成】 切換スイッチ98が第1接点98A側に切り
換わっている場合では、乗員が手動50を操作を継続し
ていても、乗員の意思に反して異物が挟み込まれると窓
ガラスを下降する。そこで、切換スイッチ98を第2接
点98B側に切り換えると、OR回路97の出力端子9
7Cからは、手動スイッチ50が操作されている間は常
にハイレベルの信号が出力され、ラッチ回路92をリセ
ット状態に維持することができる。このため、AND回
路84の出力端子84Aからハイレベルの信号が出力さ
れても、ラッチ回路92の出力端子92Bからハイレベ
ルの信号が出力されることはなく、モータ12の反転な
なされない。従って、窓ガラスは閉鎖方向に動作を継続
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワーウインドウ駆動
制御装置にかかり、特に、車両の窓ガラスをモータの駆
動力によって上下に移動させるパワーウインドウ駆動制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両の運転席側には、車両の窓
ガラスを上下に移動させるパワーウインドウ用のスイッ
チとして、マニュアル(手動)スイッチとオート(自
動)スイッチが併設されている。
【0003】オートスイッチでは、アップ側接点または
ダウン側接点がオンされると、手を離してもモータの駆
動は継続され、全閉または全開まで窓ガラスが移動され
る。例えば、この窓ガラスを全開状態から全閉状態へ移
動する場合、窓ガラスが全閉状態になると、窓枠等によ
りこのような移動が阻止されてモータの駆動電流が変動
する。このモータの駆動電流の変化量を検出し、所定値
を越えたときに窓ガラスの移動が停止したと判別し、モ
ータを停止させている。
【0004】一方、マニュアルスイッチは、窓ガラスの
上下動をマニュアル操作するものであり、乗員が所望の
方向のスイッチを押圧することによって、押圧に応じた
方向へ窓ガラスが移動し、窓ガラスが所望の位置になる
と押圧を解除する。従って、窓ガラスを所定位置に停止
させることができる。
【0005】ここで、窓ガラスを全閉しようとする際
に、オートスイッチがオンの場合には異物を挟み込んだ
ときの異常電流を検出し、モータの駆動を停止または反
転させることが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マニュ
アルスイッチ及びオートスイッチの何れのスイッチであ
っても、乗員による窓ガラス昇降指示の操作が前提とさ
れているため、乗員が上記何れかのスイッチの操作を継
続している場合には、窓ガラスの上昇の途中に異物等が
存在しても、窓ガラスは上昇を継続して、異物を挟み込
み続ける、という問題がある。また、逆に異物の挟み込
み時に前記マニュアルスイッチによって窓ガラスの閉鎖
を指示しているにも拘らず、一義的に窓ガラスを下降
(開放)させるのも、乗員の意思に反することになる。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、窓ガラス上昇
方向の途中に異物があっても、異物の挟み込みを継続す
ることがなく、乗員の意思に反することなく、窓ガラス
開閉操作を行うことができるパワーウインドウ駆動制御
装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
車両の窓ガラスをモータの駆動力によって開閉移動させ
るパワーウインドウ駆動制御装置であって、乗員の操作
中のみ前記窓ガラスの閉鎖を指示するマニュアルスイッ
チと、乗員の僅かな操作によって前記窓ガラスの全閉を
指示するオートスイッチと、前記マニュアルスイッチ又
はオートスイッチにより窓ガラスの閉鎖が指示されてか
らの経過時間を計測する計測手段と、前記窓ガラスの全
閉を検出するセンサと、前記窓ガラス閉鎖時における前
記モータに流れる電流が所定値を越えたことを検出する
電流検出手段と、前記電流検出手段で前記モータに流れ
る電流が所定値を越えたことが検出されかつ前記センサ
によって前記窓ガラスの全閉が検出されない第1の状
態、及び前記窓ガラスの閉鎖が指示されて前記経過時間
が所定時間を越えた第2の状態の少なくとも一方の状態
の場合には、前記モータを停止または所定時間だけ反転
させた後に停止させる駆動制御手段と、前記駆動制御手
段によって前記モータを停止させた後に、前記マニュア
ルスイッチ又はオートスイッチにより窓ガラス閉鎖の指
示が継続されている間は、前記窓ガラスが閉鎖移動しな
いように前記モータの駆動を禁止する禁止手段と、前記
マニュアルスイッチを操作したことによる窓ガラス閉鎖
動作時に前記禁止手段を非作動する切換スイッチと、を
有している。
【0009】
【作用】本発明によれば、窓ガラスの閉鎖を指示するた
めにオートスイッチとマニュアルスイッチの2種を備え
ており、またセンサによって、窓ガラスの全閉を検出し
ている。計測手段は、スイッチにより窓ガラスの閉鎖が
指示されてからの経過時間を計測する。
【0010】電流検出手段は、この窓ガラス上昇時にお
けるモータに流れる電流が所定値を越えたことを検出す
る。駆動制御手段は、電流検出手段でモータに流れる電
流が所定値を越えたことが検出されかつ前記センサによ
って窓ガラスの全閉が検出されない第1の状態、及び窓
ガラスの閉鎖が指示されて経過時間が所定時間を越えた
第2の状態の少なくとも一方の状態の場合には、モータ
を停止または所定時間だけ反転させた後に停止させる。
【0011】禁止手段は、この駆動制御手段によってモ
ータを停止させた後に、スイッチにより窓ガラス閉鎖の
指示が継続されている間は、窓ガラスが閉鎖移動しない
ようにモータの駆動を禁止する。従って、マニュアルス
イッチ及びオートスイッチが継続して押圧される等の閉
鎖指示がなされた場合において窓ガラス上昇中に異物が
存在しても、この状態を検出してモータを停止または所
定時間だけ反転させた後に停止させることによって、異
物の挟み込みを防止することができる。
【0012】ここで、特にマニュアルスイッチにおいて
は、前記禁止手段が作動すると、乗員の操作(窓ガラス
閉鎖のための操作)とは異なる動作(停止又は反転)と
なる。このような動作は、乗員の意思に反するものであ
り、却って不具合となる場合もある。このため、本発明
では、切換スイッチを設け、この切換スイッチの操作に
より、前記マニュアルスイッチを操作したことによる窓
ガラス閉鎖動作時に前記禁止手段を非作動することを可
能とした。これにより、乗員の意思に反することなく、
乗員の操作どおりの動作(例えば、窓ガラス閉鎖指示の
ときは閉鎖を継続する。)を行わせることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0014】図1には、本実施例に係るパワーウインド
ウ駆動制御装置10の概略構成がブロック図として示さ
れている。
【0015】パワーウインドウ駆動用のモータ12の両
端は、各々第1及び第2のリレー回路14、16のコモ
ン端子14A、16Aに接続されている。第1のリレー
回路14は、窓ガラス上昇用とされ、第1接点14Bは
微小抵抗(約10mΩ)を介して接地されている。ま
た、第2接点14Cは電源線20に接続されている。こ
の第1のリレー回路14は第1のコイル22を備えか
つ、第1のコイル22が非励磁の場合には、第1接点1
4Bに切り換わっており、第1のコイル22が励磁され
ると、第2の接点14Cに切り換わるようになってい
る。なお、電源線20には、図示しないイグニッション
スイッチを介して車載されたバッテリーBTに接続され
た端子IGに接続され、図示しないイグニッションスイ
ッチがオンのときに、電力が供給される。
【0016】一方、第2のリレー回路16は、窓ガラス
下降用とされ、第1接点16Bは上記微小抵抗18を介
して接地されている。この第2のリレー回路16は第2
のコイル24を備えかつ、第2のコイル24が非励磁の
場合には、第1接点16Bに切り換わっており、第2の
コイル24が励磁されると、第2の接点16Cに切り換
わるようになっている。
【0017】上記第1及び第2のコイル22、24の各
々は、一端が電源線20に接続され、他端がNPN型の
第1及び第2のトランジスタ26、28のコレクタに接
続されている。これら第1及び第2のトランジスタ2
6、28のエミッタは、接地されかつ、ツェナーダイオ
ード44、46を介して各々のコレクタに接続されてい
る。従って、トランジスタ26がオンすることにより第
1のコイル22が励磁され、第1のリレー回路14が第
2接点14Cに切り換わり、モータ12を正転させて窓
ガラスを上昇させることができる。また、トランジスタ
28がオンすることにより第2のコイル24が励磁さ
れ、第2のリレー回路16が第2接点16Cに切り換わ
り、モータ12を逆転させて窓ガラスを下降させること
ができる。
【0018】また、第1のリレー回路14のコモン端子
14Aは、抵抗30及びダイオード34を介して電源線
42に接続され、第2のリレー回路16のコモン端子1
6Aは抵抗32及びダイオード36を介して電源線42
に接続されている。この電源線42には、コンデンサ4
0の一端が接続され、他端は接地されている。また、こ
の電源線42には、ツェーナダイオード38のカソード
が接続され、アノードは接地されている。従って、手動
スイッチ50が押圧されると、電源線には抵抗30及び
ダイオード32を介して電源が供給されて、電源線42
にはツェナーダイオード38及びコンデンサ40の構成
による定電圧電源としての電源Bが形成される。
【0019】上記電源線20には、窓ガラス上昇用の手
動スイッチ50、及び窓ガラス下降用の手動スイッチ5
2の各々の一端が接続されている。手動スイッチ50の
他端は抵抗54を介してOR回路60の第1入力端60
Aに接続されている。また、窓ガラス下降用の手動スイ
ッチ52の他端は抵抗56を介してOR回路62の第1
入力端62Aに接続されている。
【0020】このOR回路60、62は、上記第1及び
第2のリレー回路14、16を作動させるためにトラン
ジスタ26、28の各々をオンオフさせるための論理回
路部100の構成要素である。OR回路60の第2入力
端62BにはAND回路76の出力端76Cが接続され
ている。AND回路76の第1入力端76Aは抵抗30
及びダイオード34の間に接続されており、AND回路
76の第2入力端76Bは後述するオートスイッチ48
がオンでハイレベルとなる第1のタイマ回路70の出力
端70Bに接続されている。また、OR回路60の出力
端60Cは、出力端82Cがトランジスタ26のベース
に接続されたAND回路82の第2入力端82Bに接続
されており、AND回路82の第1入力端82AにはA
ND回路80の出力端80Cがインバータ81を介して
接続されている。このAND回路80の第1入力端は、
抵抗32及びダイオード36の間に接続されており、A
ND回路80の第2入力端80Bは後述するラッチ回路
92の出力端92Bに接続されている。従って、AND
回路80の論理積によって得られた信号の反転信号及び
OR回路60の論理和の信号の論理積による信号に応じ
てトランジスタ26がオンオフされることになる。
【0021】一方、OR回路62は第1、第2及び第3
の入力端62A,62B,62Cを有しており、第2の
入力端62Bは、AND回路78の出力端78Cに接続
されている。このAND回路78の第1入力端78A
は、上記第1のタイマ回路70の出力端70Bに接続さ
れ、第2入力端78Bは抵抗32及びダイオード36の
間に接続されている。また、OR回路62の出力端62
Dはトランジスタ28のベースに接続されている。従っ
て、OR回路62の入力信号の論理和による信号で応じ
てトランジスタ28がオンオフされる。
【0022】上記窓ガラス上昇用の手動スイッチ50、
及び窓ガラス下降用の手動スイッチ52には、この手動
スイッチ50、52の何れか押圧する操作量が大きいと
オンする機械的に連動されたオートスイッチ48が取り
付けられている。例えば窓ガラス上昇用の手動スイッチ
50の操作量が小さいと手動スイッチ50がオンかつオ
ートスイッチ48がオフで、操作量が大きいと両方共に
オンする構成となっている。このオートスイッチ48の
可動端子48Aは、電源線20に接続されており、コモ
ン端子48Bは抵抗58を介して第1のタイマ回路70
の入力端70Aに接続されている。この第1のタイマ回
路70は、オートスイッチ48がオンされた時点(入力
信号の立ち上がり)からハイレベルの信号を出力し、オ
ートスイッチ48がオフされてから所定時間t1を経過
したのち、ローレベルの信号を出力する。なお、この所
定時間t1は、窓ガラス全開から全閉または、全閉から
全開するに十分な時間(本実施例では、約10秒)が予
め定めさられいる。
【0023】この第1のタイマ回路70はリセット端7
0Cを有しており、このリセット端70Cは、OR回路
66の出力端66Cに接続されている。OR回路66の
第1入力端66Aは、抵抗30とダイオード34間に接
続された第1入力端64A及び抵抗32とダイオード3
6間に接続された第2入力端62Bを有するAND回路
64の出力端64Cに接続されている。OR回路66の
第2入力端66Bは、第1のモータロック検出回路88
の出力端88Bに接続されている。
【0024】この第1のモータロック検出回路88は、
窓ガラスが全閉されたことを検出するために比較回路及
び電流電圧変換回路等で構成された検出回路である。第
1のモータロック検出回路88の入力端88Aは上記微
小抵抗18の一端18A(図1の反接地側)に接続され
ており、入力される電流が予め定めた所定電流I1(本
実施例では、15±1A)のときにハイレベルの信号を
出力する。また、この微小抵抗18の一端18Aは、第
2のモータロック検出回路90の入力端90Aにも共通
に接続されている。
【0025】第2のモータロック検出回路90は、窓ガ
ラスが上昇するときに異物を挟み込んだことを検出する
ために比較回路及び電流電圧変換回路等で構成された検
出回路であり、入力される電流が予め定めた所定電流I
2(本実施例では、7±1A)のときにハイレベルの信
号を出力する。この第2のモータロック検出回路90の
出力端90Bは、OR回路68の第2入力端68Bに接
続されている。このOR回路68の出力端68Cは、A
ND回路86の第2入力端86Bに接続され、第1入力
端68Aは抵抗30とダイオード34の間に第3のタイ
マ回路74を介して接続されている。この第3のタイマ
回路74は、窓ガラスの上昇継続時間を監視するための
立ち下がりワンショット信号発生回路であり、窓ガラス
の上昇を開始して所定時間t3(本実施例では、約10
秒)を経過した後、ハイレベルのパルス信号(例えば、
パルス幅が約10msec)を出力する構成になっている。
【0026】AND回路86の第1入力端86Aは、O
R回路60の出力端60Cに接続されており、第3入力
端86Cは、車両の窓枠上端付近に配設された全閉セン
サ96の端子96Aに接続されている。この端子96A
は抵抗94を介して電源Bに接続され、端子96Bは接
地されている。この全閉センサスイッチ96は、窓ガラ
スが全閉状態になるとオンして、端子96A、96Bが
接続されるようになっており、AND回路86の第3入
力端子86Cは窓ガラスの全閉時に全閉センサ96を介
して接地されてローレベルとなり、窓ガラスが全閉以外
の状態では抵抗94を介してハイレベルとなる。
【0027】AND回路86の出力端86Dは、ラッチ
回路92及び第3のタイマ回路72の各入力端92A、
72Aに共通に接続されている。ラッチ回路92はフリ
ップフロップ回路等で構成され、入力信号の立ち上がり
で出力信号をハイレベルに保持する。また、タイマ回路
72は、入力信号の立ち上がりに同期してハイレベルの
信号を出力すると共に、入力信号の立ち下がりから所定
時間t2(例えば、0.2秒)だけ遅延させてラッチ回
路92をリセットするためのローレベルの信号を出力す
る構成になっている。タイマ回路72の出力端子72B
は、二股に分岐されて、一方はインバータ85を介して
AND回路84の第2入力端子84Bに接続され、他方
はインバータ95を介してOR回路97の第2入力端子
97Bに接続されている。
【0028】AND回路84の第1入力端子84Aはイ
ンバータ83を介してOR回路60の第1入力端60A
に接続されている。このOR回路60の第1入力端子6
0Aは、前記OR回路97の第1入力端子97Aにも接
続されている。AND回路84の出力端84Cと、OR
回路97の出力端子97Cとは、1回路2接点構成の切
換スイッチ98の第1端子98A及び第2端子98Bに
接続されている。この切換スイッチ98のコモン端子9
8Cは、ラッチ回路92のリセット端子92Cに接続さ
れている。従って、切換スイッチ98が第1接点98A
側に切り換わっている場合は、AND回路84の出力信
号がハイレベルになると、ラッチ回路92がリセットさ
れ、ラッチ回路92の出力信号は、ローレベルとなる。
また、切換スイッチ98が第2接点98B側に切り換わ
っている場合は、OR回路97の出力信号がハイレベル
になると、ラッチ回路92がリセットされ、ラッチ回路
92の出力信号がローレベルとなる。
【0029】以下、本実施例の作用を図2及び図3のタ
イムチャートを参照して論理回路100の作動と共に説
明する。
【0030】最初に、切換スイッチ98が第1接点98
A側に切り換わっている状態、すなわち、オートスイッ
チ48及びマニュアルスイッチ50の何れのスイッチ操
作でも異物挟み込み時のモータ12の駆動を反転させる
動作について説明する。
【0031】先ず、窓ガラスを停止状態から上昇させる
場合、乗員は窓ガラス上昇用の手動スイッチ50を、押
圧(オン)する。従って、図2(1)に示したように、
OR回路60の第1入力端60Aには、抵抗54を介し
てハイレベルの信号が供給され、AND回路82の第2
入力端82Bにはハイレベルの信号が入力される。
【0032】この手動スイッチ50の押圧時には、リレ
ー回路22、24の何れも非励磁のため、モータ12の
両端は微小抵抗18を介して接地された状態である。従
って、抵抗32とダイオード36間は、ローレベルのた
め、AND回路80の出力信号は、ローレベルである。
このAND回路80から出力されるローレベルの信号
は、インバータ81によって反転され、AND回路82
の第1入力端82Aへはハイレベルの信号が入力され
る。従って、AND回路82の出力信号はハイレベルと
なり、このハイレベルの信号によりトランジスタ26が
オンされ、このトランジスタ26がオンすることによっ
て、リレー回路14のコイル22が励磁され第2の接点
14Cに切り換わり、モータ12が正転し、窓ガラスが
上昇する。
【0033】また、手動スイッチ50の操作量が大き
く、オートスイッチ48がオンされると、第1のタイマ
回路70の入力端70Aには抵抗58を介して電源Bに
よるハイレベルの信号が入力される。第1のタイマ回路
70は、この入力信号の立ち上がりから所定時間t1だ
けハイレベルの信号をAND回路76、78へ出力す
る。窓ガラス上昇時には、抵抗30とダイオード34の
間がハイレベルとなり、AND回路76がハイレベルの
信号を出力する。従って、第1のタイマ回路70からの
出力信号がローレベルになるまでトランジスタ26は継
続してオンされ、コイル22の励磁によりモータ12が
正転して窓ガラスが上昇を継続する。
【0034】上記オートスイッチ48がオンされたこと
による窓ガラスの上昇中に、窓ガラス下降用の手動スイ
ッチ52がオンされると、抵抗30とダイオード34
間、及び抵抗32とダイオード36間が、共にハイレベ
ルとなり、AND回路64がOR回路66を介してハイ
レベルの信号を第1のタイマ回路70へ出力する。これ
によって第1のタイマ回路70は、リセットされてロー
レベルの信号を出力する。従って、AND回路76、8
2の出力信号はローレベルとなり、トランジスタ26、
28がオフ状態となることによって、コイル22、24
が非励磁となりモータ12の回転は停止する。
【0035】また、上記モータ12の回転中は、モータ
ロック検出回路88、90においてモータ12に流れる
電流を検出している。上昇した窓ガラスが全閉すると、
モータ12には過負荷がかかり過電流I1(例えば、1
5A)が発生して、第1のモータロック検出回路88が
ハイレベルの信号をOR回路66を介して第1のタイマ
70へ出力する。従って、第1のタイマ回路70がリセ
ットされ、上記と同様にAND回路76、82の出力信
号がローレベルとなり、コイル22が非励磁となってモ
ータ12の回転は停止する。
【0036】ここで、窓ガラスの上昇方向で全閉する途
中に異物等の障害物が存在した状態で上昇を継続する
と、窓ガラスの全閉以前に上昇は阻止され、この異物を
挟み込むことになる。この異物の挟み込みよって、モー
タ12には過負荷がかかり異常電流I2(例えば、7
A)が発生する(図2(2))。第2のモータロック検
出回路90は、ハイレベルの信号をOR回路68を介し
てAND回路86へ出力する(図2(3))。このと
き、全閉センサ96はオフでかつ、窓ガラス上昇中であ
るのでOR回路60の出力信号はハイレベルのため、A
ND回路86の各入力端86A,86B,86Cにはハ
イレベルの信号が入力される。従って、AND回路86
は、ラッチ回路92及び第2のタイマ回路72へハイレ
ベルの信号を出力し、この信号の立ち上がりでラッチ回
路92がハイレベルの信号をAND回路80及びOR回
路62へ出力する。
【0037】AND回路80は、モータ12の正転によ
るハイレベルの信号及びラッチ回路92から出力される
ハイレベルの信号が入力されることによって、ハイレベ
ルの信号を出力する。従って、AND回路82にはイン
バータ81を介してローレベルの信号が入力され、AN
D回路82がローレベルの信号を出力し、トランジスタ
26がオフされる。これによって、コイル22が非励磁
となり、リレー回路14が第1の接点14Bに切り換わ
り、モータ12は停止する。
【0038】一方、OR回路62はハイレベルの信号を
出力することによりトランジスタ28はオンされ、コイ
ル24が励磁される。このコイル24の励磁によりリレ
ー回路16が第2の接点16Cに切り換わり、モータ1
2の端子12Bは電源が供給される。従って、モータ1
2が逆転して窓ガラスは下降を開始する。
【0039】このモータ12が逆転することによって、
モータ12の過負荷状態は解消され、モータロック検出
回路90は、ローレベルの信号を出力する。このとき、
上記のようにOR回路60はローレベルの信号を出力し
ているため、AND回路86の入力信号はローレベルと
なり、AND回路86の出力信号がローレベルに立ち下
がる。このAND回路86の出力信号の立ち下がり時か
ら、図2(4)に示したように、第2のタイマ回路72
は所定時間t2だけ遅延させてローレベルになる信号を
出力する。従って、AND回路84の第2入力端84B
にはインバータ85を介してハイレベルの信号が入力さ
れる。このとき、上昇用の手動スイッチ50の押圧が継
続されていると、インバータ83を介してAND回路8
4の第1入力端84Aに入力される信号は、ローレベル
のため(図2(5))、AND回路84はローレベルの
信号を出力し、ラッチ回路92はリセットされない。従
って、ラッチ回路92が出力する信号はハイレベルを継
続し、モータ12は逆転を継続する。一方、上昇用手動
スイッチ50がオフされると、AND回路84に入力さ
れる信号の各々がハイレベルとなり、ラッチ回路92が
リセットされて(図2(6))、ラッチ回路92が出力
する信号はローレベルになる。これによって、OR回路
62の出力する信号はローレベルとなり、トランジスタ
28がオフしてコイル24が非励磁になる。従って、リ
レー回路16が第1の接点16Bに切り換わり、モータ
12の両端が接地され、モータ12の回転が停止して窓
ガラスの昇降は停止する。
【0040】上記異物を挟み込んだとき、例えば乗員が
これを認知して上昇用の手動スイッチ50をオフした場
合には、インバータ83を介してAND回路62にはハ
イレベルの信号が入力されるが、第2のタイマ回路72
から出力される信号が所定時間t2だけ遅延されてロー
レベルになる信号であるため、ラッチ回路92からの出
力信号は手動スイッチ50がオフされても所定時間t2
だけハイレベルの信号を出力し、モータ12が逆転す
る。従って、窓ガラスは所定時間下降して停止する。
【0041】このように、窓ガラスの上昇中に異物があ
り、この異物を挟み込む状態になっても、モータが逆転
され、異物及び窓ガラスの破損は回避される。
【0042】また、上記上昇用の手動スイッチ50がオ
ンされると、第3のタイマ回路74は、図3(2)に示
したように、所定時間t3(約10秒)の後にパルス信
号を出力する。従って、上昇用手動スイッチ50がオン
され約10秒を経過後に窓ガラスが全閉状態でないとき
は、AND回路86の入力信号は全てハイレベルとな
り、AND回路86がハイレベルの信号を出力してラッ
チ回路54がハイレベルの信号を出力する。従って、上
記と同様にトランジスタ28がオンされ、コイル24が
励磁されてモータ12は逆転し、窓ガラスの下降が開始
される。
【0043】このとき、手動スイッチ50がオフの場合
には、インバータ83を介してAND回路84に入力さ
れる信号が、ハイレベルであると共に、第2のタイマ回
路72の出力信号は第3のタイマ回路74が出力するパ
ルス信号の立ち下がりから所定時間t2遅延されてロー
レベルとなるため(図3(3))、この第2のタイマ回
路72の出力信号の立ち下がりでラッチ回路92がリセ
ットされる。このラッチ回路54のリセットにより、ト
ランジスタ64がオフして反転ダウンリレー14が非励
磁になり、モータ12が停止し窓ガラスの昇降は停止す
る。
【0044】一方、手動スイッチ50が継続して押圧さ
れてオン状態の場合には、インバータ83を介してAN
D回路84に入力される信号はローレベルを維持するた
め、ラッチ回路92はリセットされずに、ハイレベルの
信号出力を継続する。このため、トランジスタ28のオ
ン状態が継続されてモータ12の逆転が継続し、窓ガラ
スは下降し続けることになる。
【0045】従って、窓ガラスの上昇中に軟質の異物が
存在することや窓ガラスに異物が付勢されたときのよう
に、窓ガラスの上昇が所定時間(約10秒)内に終了し
ないときであっても、モータが逆転され、異物及び窓ガ
ラスの破損は回避される。更に、モータ12の過負荷電
流を検出できない場合や、モータロック検出回路88、
90が破損した場合においても、窓ガラスの上昇時間を
監視することによって、窓ガラスの上昇中の異物を検出
でき、モータを逆転することによって異物及び窓ガラス
の破損を回避することができる。
【0046】このように、切換スイッチ98が第1接点
98A側に切り換わっている場合では、乗員が手動50
を操作(窓ガラス閉鎖指示)を継続していても、異物が
挟み込まれると窓ガラスを下降する。これは、逆に乗員
の意思に反して窓ガラスが動作することになり、場合に
よってはこの意思に反する動作が不具合を生じる場合も
ある。
【0047】そこで、本実施例では、切換スイッチ98
を設け、この切換スイッチ98を第2接点98B側に切
換ることにより、手動50での操作時には、乗員の意思
どおり窓ガラスを動作させることができるようにした。
【0048】すなわち、切換スイッチ98が第2接点9
8B側に切り換わっていると、OR回路97の出力端子
97Cからは、手動スイッチ50が操作されている間は
常にハイレベルの信号が出力され、ラッチ回路92をリ
セット状態に維持することができる。このため、AND
回路84の出力端子84Aからハイレベルの信号が出力
されても、ラッチ回路92の出力端子92Bからハイレ
ベルの信号が出力されることはなく、モータ12の反転
ななされない。従って、窓ガラスは閉鎖方向に動作を継
続する。
【0049】このように、本実施例では、切換スイッチ
98の切換操作によって、マニュアルスイッチでの操作
時の窓ガラスの閉鎖動作を乗員の意思に沿うようにする
が、乗員の意思に拘らず異物の挟み込み時にモータを反
転(窓ガラスを下降)させるかを選択することができ
る。
【0050】なお、上記実施例では、窓ガラスを上下に
移動させる場合について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、車両の上部に配設されたサンル
ーフ等の水平移動する場合においても容易に適用させる
ことができ、また、窓ガラスが斜め方向や横方向に移動
する場合にも容易に適用させることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、窓
ガラス上昇方向の途中に異物があっても、異物の挟み込
みを継続することがなく、乗員の意思に反することな
く、窓ガラス開閉操作を行うことができるという優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るパワーウインドウ駆動制御装置
の概略構成を示したブロック図である。
【図2】パワーウインドウ駆動制御装置の窓ガラスの上
昇中にモータに過電流が流れるときのタイムチャートで
ある。
【図3】パワーウインドウ駆動制御装置の所定時間を継
続して窓ガラスが上昇するときのタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
10 パワーウインドウ駆動制御装置 12 モータ 14 第1のリレー回路 16 第2のリレー回路 48 オートスイッチ 50 手動スイッチ(上昇用) 52 手動スイッチ(下降用) 88 第1のモータロック検出回路 90 第2のモータロック検出回路 92 ラッチ回路 98 切換スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の窓ガラスをモータの駆動力によっ
    て開閉移動させるパワーウインドウ駆動制御装置であっ
    て、 乗員の操作中のみ前記窓ガラスの閉鎖を指示するマニュ
    アルスイッチと、 乗員の僅かな操作によって前記窓ガラスの全閉を指示す
    るオートスイッチと、 前記マニュアルスイッチ又はオートスイッチにより窓ガ
    ラスの閉鎖が指示されてからの経過時間を計測する計測
    手段と、 前記窓ガラスの全閉を検出するセンサと、 前記窓ガラス閉鎖時における前記モータに流れる電流が
    所定値を越えたことを検出する電流検出手段と、 前記電流検出手段で前記モータに流れる電流が所定値を
    越えたことが検出されかつ前記センサによって前記窓ガ
    ラスの全閉が検出されない第1の状態、及び前記窓ガラ
    スの閉鎖が指示されて前記経過時間が所定時間を越えた
    第2の状態の少なくとも一方の状態の場合には、前記モ
    ータを停止または所定時間だけ反転させた後に停止させ
    る駆動制御手段と、 前記駆動制御手段によって前記モータを停止させた後
    に、前記マニュアルスイッチ又はオートスイッチにより
    窓ガラス閉鎖の指示が継続されている間は、前記窓ガラ
    スが閉鎖移動しないように前記モータの駆動を禁止する
    禁止手段と、 前記マニュアルスイッチを操作したことによる窓ガラス
    閉鎖動作時に前記禁止手段を非作動する切換スイッチ
    と、 を有するパワーウインドウ駆動制御装置。
JP4211174A 1992-08-04 1992-08-07 パワーウインドウ駆動制御装置 Pending JPH0658047A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003035066A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Asmo Co Ltd 開閉部材制御装置及び開閉部材制御装置における開閉部材の原点位置設定方法
US20100220764A1 (en) * 2009-02-20 2010-09-02 Shinya Nishimura Differential scanning calorimeter

Cited By (3)

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JP2003035066A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Asmo Co Ltd 開閉部材制御装置及び開閉部材制御装置における開閉部材の原点位置設定方法
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