JPH0666236B2 - 固体電解コンデンサ - Google Patents
固体電解コンデンサInfo
- Publication number
- JPH0666236B2 JPH0666236B2 JP60251346A JP25134685A JPH0666236B2 JP H0666236 B2 JPH0666236 B2 JP H0666236B2 JP 60251346 A JP60251346 A JP 60251346A JP 25134685 A JP25134685 A JP 25134685A JP H0666236 B2 JPH0666236 B2 JP H0666236B2
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- JP
- Japan
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- tcnq
- electrolytic capacitor
- electrolyte
- oxide film
- salt
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- Glass Compositions (AREA)
- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は改良された有機半導体を固体電解質として用い
る固体電解コンデンサに関するものである。
る固体電解コンデンサに関するものである。
従来の技術 近年、電気機器回路のディジタル化にともなって、そこ
に使用されるコンデンサも高周波領域でのインピーダン
スが低く、小型大容量のものへの要求が高まっている。
従来、高周波領域用のコンデンサとしては、プラスチッ
クフィルムコンデンサ、マイカコンデンサ、積層セラミ
ックコンデンサが用いられているが、フィルムコンデン
サおよびマイカコンデンサでは形状が大きくなってしま
うために大容量化がむずかしく、また積層セラミックコ
ンデンサでは、小型大容量になればなるほど、温度特性
が悪くなり、価格が非常に高くなるという欠点がある。
一方、大容量タイプのコンデンサとして知られるもの
に、アルミニウム乾式電解コンデンサあるいはアルミニ
ウムまたはタンタル固体電解コンデンサなどがある。こ
れらのコンデンサは誘電体となる陽極酸化皮膜を非常に
薄くできるために大容量が実現できるのであるが、その
反面、酸化皮膜の損傷がおきやすいために、酸化皮膜と
陰極の間に損傷を修復するための電解質を設ける必要が
ある。アルミニウム乾式電解コンデンサでは、エッチン
グをほどこした陽、陰極アルミニウム箔を紙のセパレー
タを介して巻き取り、液状の電解質をセパレータに含浸
して用いている。このため、電解質の液漏れ、蒸発等の
理由により経時的に静電容量の減少や損失(tanδ)の
増大が起ると同時に、電解質のイオン伝導性により高周
波特性および低温特性が著しく劣る等の欠点を有してい
る。又、アルミニウム、タンタル固体電解コンデンサで
は、上記アルミニウム乾式電解コンデンサの欠点を改良
するために固体電解質として二酸化マンガンが用いられ
ている。この固体電解質は硝酸マンガン水溶液に陽極素
子を浸漬し、350℃前後の温度で熱分解して得られてい
る。このコンデンサの場合、電解質が固体のため、高温
における電解質の流出、低温域での凝固から生ずる性能
の低下などの欠点がなく、液状電解質を用いたコンデン
サに比して良好な周波数特性および温度特性を示すが、
硝酸マンガンの熱分解による酸化皮膜の損傷及び二酸化
マンガンの比抵抗が高いことなどの理由から、高周波領
域のインピーダンスあるいは損失は積層セラミックコン
デンサあるいはプラスチックフィルムコンデンサと比較
して1けた以上高い値となっている。
に使用されるコンデンサも高周波領域でのインピーダン
スが低く、小型大容量のものへの要求が高まっている。
従来、高周波領域用のコンデンサとしては、プラスチッ
クフィルムコンデンサ、マイカコンデンサ、積層セラミ
ックコンデンサが用いられているが、フィルムコンデン
サおよびマイカコンデンサでは形状が大きくなってしま
うために大容量化がむずかしく、また積層セラミックコ
ンデンサでは、小型大容量になればなるほど、温度特性
が悪くなり、価格が非常に高くなるという欠点がある。
一方、大容量タイプのコンデンサとして知られるもの
に、アルミニウム乾式電解コンデンサあるいはアルミニ
ウムまたはタンタル固体電解コンデンサなどがある。こ
れらのコンデンサは誘電体となる陽極酸化皮膜を非常に
薄くできるために大容量が実現できるのであるが、その
反面、酸化皮膜の損傷がおきやすいために、酸化皮膜と
陰極の間に損傷を修復するための電解質を設ける必要が
ある。アルミニウム乾式電解コンデンサでは、エッチン
グをほどこした陽、陰極アルミニウム箔を紙のセパレー
タを介して巻き取り、液状の電解質をセパレータに含浸
して用いている。このため、電解質の液漏れ、蒸発等の
理由により経時的に静電容量の減少や損失(tanδ)の
増大が起ると同時に、電解質のイオン伝導性により高周
波特性および低温特性が著しく劣る等の欠点を有してい
る。又、アルミニウム、タンタル固体電解コンデンサで
は、上記アルミニウム乾式電解コンデンサの欠点を改良
するために固体電解質として二酸化マンガンが用いられ
ている。この固体電解質は硝酸マンガン水溶液に陽極素
子を浸漬し、350℃前後の温度で熱分解して得られてい
る。このコンデンサの場合、電解質が固体のため、高温
における電解質の流出、低温域での凝固から生ずる性能
の低下などの欠点がなく、液状電解質を用いたコンデン
サに比して良好な周波数特性および温度特性を示すが、
硝酸マンガンの熱分解による酸化皮膜の損傷及び二酸化
マンガンの比抵抗が高いことなどの理由から、高周波領
域のインピーダンスあるいは損失は積層セラミックコン
デンサあるいはプラスチックフィルムコンデンサと比較
して1けた以上高い値となっている。
前記の問題点を解決するために固体電解質として導電性
が高く、陽極酸化性、つまり誘電体皮膜の修復性のすぐ
れた有機半導体(7,7,8,8−テトラシアノキノジ
メタン錯体)を用いることが提案されている。この有機
半導体は有機溶媒に溶解したり、加熱による融解などの
手段を用いて酸化皮膜を含浸塗布することが可能であ
り、MnO2を含浸する際に生ずる熱分解による酸化皮膜の
損傷を防ぐことができる。TCNQ錯体は導電性が高く、陽
極酸化性のすぐれたもので、高周波特性が良好で大容量
のコンデンサが可能となる。たとえば、丹羽信一氏によ
り、N−n−プロピルあるいはN−ist−プロピルイソ
キノリンとTCNQからなる有機半導体を固体電解質として
用いる発明が出願されている(特開昭58-17609号公
報)。前記発明によると捲回型アルミニウム電解コンデ
ンサへのTCNQ塩の含浸がTCNQ塩を加熱溶融することによ
り行われ、これによりTCNQ塩と酸化皮膜との強固な結合
が達成され、TCNQ塩の高電導性の寄与にも助けられて、
周波数特性および温度特性が著しく改良されたアルミニ
ウムコンデンサが製造されるとしている。このようなTC
NQ塩にもとづく有機半導体を固体電解質として用いるこ
とを、すでに同一出願人になる発明(特公昭56-10777号
公報)に示されているように、TCNQ塩が二酸化マンガン
に比して高い電導性と高い陽極酸化能力(修復作用)を
有するため二酸化マンガンを用いた固体電解コンデンサ
に比して周波数特性と温度特性共に優れた性能を可能に
する。発明によるとN位をアルキル基で置換したイソキ
ノリウムをカチオンとしたTCNQ塩を酸化皮膜に加熱溶融
することにより含浸することになっている。
が高く、陽極酸化性、つまり誘電体皮膜の修復性のすぐ
れた有機半導体(7,7,8,8−テトラシアノキノジ
メタン錯体)を用いることが提案されている。この有機
半導体は有機溶媒に溶解したり、加熱による融解などの
手段を用いて酸化皮膜を含浸塗布することが可能であ
り、MnO2を含浸する際に生ずる熱分解による酸化皮膜の
損傷を防ぐことができる。TCNQ錯体は導電性が高く、陽
極酸化性のすぐれたもので、高周波特性が良好で大容量
のコンデンサが可能となる。たとえば、丹羽信一氏によ
り、N−n−プロピルあるいはN−ist−プロピルイソ
キノリンとTCNQからなる有機半導体を固体電解質として
用いる発明が出願されている(特開昭58-17609号公
報)。前記発明によると捲回型アルミニウム電解コンデ
ンサへのTCNQ塩の含浸がTCNQ塩を加熱溶融することによ
り行われ、これによりTCNQ塩と酸化皮膜との強固な結合
が達成され、TCNQ塩の高電導性の寄与にも助けられて、
周波数特性および温度特性が著しく改良されたアルミニ
ウムコンデンサが製造されるとしている。このようなTC
NQ塩にもとづく有機半導体を固体電解質として用いるこ
とを、すでに同一出願人になる発明(特公昭56-10777号
公報)に示されているように、TCNQ塩が二酸化マンガン
に比して高い電導性と高い陽極酸化能力(修復作用)を
有するため二酸化マンガンを用いた固体電解コンデンサ
に比して周波数特性と温度特性共に優れた性能を可能に
する。発明によるとN位をアルキル基で置換したイソキ
ノリウムをカチオンとしたTCNQ塩を酸化皮膜に加熱溶融
することにより含浸することになっている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながらN位をアルキル基で置換したイソキノリウ
ムを用いたTCNQ塩は、アルキル基の違いにより、熱溶融
性と熱安定性が異なる。また、酸化皮膜への含浸性、電
導性が異なるので、アルキル基として使用できるものは
限られる。アルキルがエチル基より短いものは熱溶融し
ない。前記発明者が実施例でのべているのは、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル基である。これらも、熱溶融
状態で、ある時間以上放置すると酸化分解をおこす。ま
た、TCNQ塩は、結晶性の高い物質であるため、溶融含浸
後急冷処理をして非晶質状態としなければならない。
ムを用いたTCNQ塩は、アルキル基の違いにより、熱溶融
性と熱安定性が異なる。また、酸化皮膜への含浸性、電
導性が異なるので、アルキル基として使用できるものは
限られる。アルキルがエチル基より短いものは熱溶融し
ない。前記発明者が実施例でのべているのは、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル基である。これらも、熱溶融
状態で、ある時間以上放置すると酸化分解をおこす。ま
た、TCNQ塩は、結晶性の高い物質であるため、溶融含浸
後急冷処理をして非晶質状態としなければならない。
コンデンサ特性はTCNQ塩が酸化分解したり、結晶性の高
いものとなるととくに電導性が低下して、損失が大きく
なる。容量特性もアルキル基の長さにより異なるが、容
量達成率としては、ブチル基で80%程度である等の問
題点がある。
いものとなるととくに電導性が低下して、損失が大きく
なる。容量特性もアルキル基の長さにより異なるが、容
量達成率としては、ブチル基で80%程度である等の問
題点がある。
本発明はかかる問題点を解消するもので、電解質の熱溶
融性と酸化皮膜への含浸性を改良して容量特性ならびに
寿命の信頼性の改善をはかることを目的とするものであ
る。
融性と酸化皮膜への含浸性を改良して容量特性ならびに
寿命の信頼性の改善をはかることを目的とするものであ
る。
問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するためになされたもので、表
面に酸化皮膜を有する第1の電極と、前記第1の電極と
対向して設けられた第2の電極と、前記第1及び第2の
電極間に設けられた固体電解質とを備え、前記固体電解
質が、N位をイソアミル基で置換したイソキノリウムを
カチオンとし、7,7,8,8−テトラシアノキノジメ
タンをアニオンとする第1のイオンラジカルコンプレッ
クス塩と、キノリンあるいはイソキノリンのN位をデシ
ル基あるいはドデシル基で置換したカチオンと7,7,
8,8−テトラシアノキノジメタンをアニオンとする第
2のイオンラジカルコンプレックス塩とを重量比で10
0対10〜100の割合で混合したものからなることを
特徴とする固体電解コンデンサを提供するものである。
面に酸化皮膜を有する第1の電極と、前記第1の電極と
対向して設けられた第2の電極と、前記第1及び第2の
電極間に設けられた固体電解質とを備え、前記固体電解
質が、N位をイソアミル基で置換したイソキノリウムを
カチオンとし、7,7,8,8−テトラシアノキノジメ
タンをアニオンとする第1のイオンラジカルコンプレッ
クス塩と、キノリンあるいはイソキノリンのN位をデシ
ル基あるいはドデシル基で置換したカチオンと7,7,
8,8−テトラシアノキノジメタンをアニオンとする第
2のイオンラジカルコンプレックス塩とを重量比で10
0対10〜100の割合で混合したものからなることを
特徴とする固体電解コンデンサを提供するものである。
作用 本発明は熱溶融する固体電解質であるTCNQ塩のカチオン
としてイソキノリウムのN位をイソアミル基に置換した
ものとN位をデシル基あるいはドデシル基に置換したも
のを混合することにより、熱溶融性が改良され、かつ酸
化皮膜への含浸性も改良されて、容量特性ならびに寿命
の信頼性の向上がはかれるようにしたものである。
としてイソキノリウムのN位をイソアミル基に置換した
ものとN位をデシル基あるいはドデシル基に置換したも
のを混合することにより、熱溶融性が改良され、かつ酸
化皮膜への含浸性も改良されて、容量特性ならびに寿命
の信頼性の向上がはかれるようにしたものである。
本発明による固体電解コンデンサの基本構成は、陽極酸
化(化成)により表面に陽極酸化皮膜を有する弁金属
(たとえば、アルミニウム、タンタル、チタンおよびこ
れらの合金)を第1の電極とし、第2の電極(対極)と
この第1の電極との間にTCNQ塩からなる固体電解質を有
するものである。
化(化成)により表面に陽極酸化皮膜を有する弁金属
(たとえば、アルミニウム、タンタル、チタンおよびこ
れらの合金)を第1の電極とし、第2の電極(対極)と
この第1の電極との間にTCNQ塩からなる固体電解質を有
するものである。
本発明の特徴はイソキノリンのN位をイソアミル基に置
換したものとTCNQからなるコンプレックス塩と、キノリ
ンあるいはイソキノリンのN位をデシル基あるいはドデ
シル基に置換したものとTCNQからなるコンプレックス塩
とを100対10〜100(重量比)の割合で混合したものを固
体電解質として用いることが特徴である。実用化されて
いる固体電解コンデンサに用いられているものはN−n
−ブチルイソキノリウム(TCNQ)2であるが、前記の問
題点を改善できるTCNQ塩をここに提示する。
換したものとTCNQからなるコンプレックス塩と、キノリ
ンあるいはイソキノリンのN位をデシル基あるいはドデ
シル基に置換したものとTCNQからなるコンプレックス塩
とを100対10〜100(重量比)の割合で混合したものを固
体電解質として用いることが特徴である。実用化されて
いる固体電解コンデンサに用いられているものはN−n
−ブチルイソキノリウム(TCNQ)2であるが、前記の問
題点を改善できるTCNQ塩をここに提示する。
N−n−ブチルイソキノリウム(TCNQ)2の融点はDT
A測定によると215〜220℃にあり、融点より高い温度に
なると、周囲の環境にもよるが、すぐに酸化分解されや
すい。
A測定によると215〜220℃にあり、融点より高い温度に
なると、周囲の環境にもよるが、すぐに酸化分解されや
すい。
250℃の一定になっているアルミのブロック槽の中でこ
の塩を大気中で溶融させた場合、完全に融解するまでの
時間が30sec程度で、安定な熱溶融状態は45〜60sec間た
もたられる。
の塩を大気中で溶融させた場合、完全に融解するまでの
時間が30sec程度で、安定な熱溶融状態は45〜60sec間た
もたられる。
N−イソアミルイソキノリウム(TCNQ)2の融点はDTA測
定より、225〜230℃であり、前記のN−n−ブチルイソ
キノリウム(TCNQ)2の場合と同じ条件で熱溶融した場
合、完全に融解するまでの時間が30〜35secであり、安
定な溶融した液体状態としては90〜120sec間たもたられ
る。
定より、225〜230℃であり、前記のN−n−ブチルイソ
キノリウム(TCNQ)2の場合と同じ条件で熱溶融した場
合、完全に融解するまでの時間が30〜35secであり、安
定な溶融した液体状態としては90〜120sec間たもたられ
る。
N−アルキル基をn−ブチル基からイソアミル基にかえ
ることにより、表面状態を多くの微孔にエッチングされ
た酸化皮膜への含浸性および酸化皮膜との接着性が、改
良される。しかし、まだ容量達成率という点では、100
%には達する特性は得られていない。
ることにより、表面状態を多くの微孔にエッチングされ
た酸化皮膜への含浸性および酸化皮膜との接着性が、改
良される。しかし、まだ容量達成率という点では、100
%には達する特性は得られていない。
キノリンやイソキノリンのN位をアルキル基の長いも
の、たとえば、GnH2n+1−でnが10,12,14,16などで置換
したものは、nが大きくなるに従い融点が低下して、熱
溶融が容易に行いやすくなり、かつ、酸化皮膜の微孔に
含浸されやすくなり容量特性が向上する。容量達成率で
はn=16においてはほとんど100%に近いものであ
る。しかし、実際にキノリンやイソキノリンのN位をn
が大きいもので置換する場合、nが大きいものほど置換
率は悪くなるし、副生成物ができやすい。コンデンサ特
性においては、nが大きくなると容量は向上するがtan
δの特性は悪くなる。
の、たとえば、GnH2n+1−でnが10,12,14,16などで置換
したものは、nが大きくなるに従い融点が低下して、熱
溶融が容易に行いやすくなり、かつ、酸化皮膜の微孔に
含浸されやすくなり容量特性が向上する。容量達成率で
はn=16においてはほとんど100%に近いものであ
る。しかし、実際にキノリンやイソキノリンのN位をn
が大きいもので置換する場合、nが大きいものほど置換
率は悪くなるし、副生成物ができやすい。コンデンサ特
性においては、nが大きくなると容量は向上するがtan
δの特性は悪くなる。
また、融点が低くなるため(200℃以下)、コンデンサ
としての耐熱特性が悪くなり、半田ディップ処理工程で
の特性の低下をきたす。
としての耐熱特性が悪くなり、半田ディップ処理工程で
の特性の低下をきたす。
ここでは、N位のアルキル置換反応が容易に行え、かつ
純度のよいものが得やすいもので、N−n−イソアミル
イソキノリウム(TCNQ)2と混合することで、半田耐熱
性があり、そして、容量特性と寿命の改善ができる、n
が10と12の場合のキノリンあるいはイソキノリンのTCNQ
塩を用いることにした。
純度のよいものが得やすいもので、N−n−イソアミル
イソキノリウム(TCNQ)2と混合することで、半田耐熱
性があり、そして、容量特性と寿命の改善ができる、n
が10と12の場合のキノリンあるいはイソキノリンのTCNQ
塩を用いることにした。
混合比としてはN−イソアミルイソキノリウム(TCNQ)
2100部に対して10部〜100部(重量比)が適当である。
2100部に対して10部〜100部(重量比)が適当である。
10部以下の混合ではほとんどN−イソアミルイソキノリ
ウム(TCNQ)2の特性しかしめさない。逆に100部以上を
混合すると、耐熱性とtanδの特性が悪くなってしま
う。
ウム(TCNQ)2の特性しかしめさない。逆に100部以上を
混合すると、耐熱性とtanδの特性が悪くなってしま
う。
実施例 以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
<実施例1> 電解質としてN−イソアミルイソキノリウム(TCNQ)2
とN−n−デシルイソキノリウム(TCNQ)2とを混合し
たものを用いて、その混合比をかえたもので特性の比較
を行った。電解質は粉砕して微粉末にした後、アルミニ
ウム罐ケース(直径6.5mm、高さ6mm)に必要量を充て
んし、250℃のホットプレート上で溶融して液状にし
た。捲回型アルミニウム電解コンデンサの巻取りユニッ
ト(定格3μF,50V用)を浸漬して、十分に含浸を
ほどこした後、液体N2を冷媒として用いて急冷した。
とN−n−デシルイソキノリウム(TCNQ)2とを混合し
たものを用いて、その混合比をかえたもので特性の比較
を行った。電解質は粉砕して微粉末にした後、アルミニ
ウム罐ケース(直径6.5mm、高さ6mm)に必要量を充て
んし、250℃のホットプレート上で溶融して液状にし
た。捲回型アルミニウム電解コンデンサの巻取りユニッ
ト(定格3μF,50V用)を浸漬して、十分に含浸を
ほどこした後、液体N2を冷媒として用いて急冷した。
含浸はホットプレートに電解質の充てんされたアルミ罐
ケースを60秒間設置後行った。
ケースを60秒間設置後行った。
コンデンサの巻取りユニットのアルミニウム端面はあら
かじめ化成処理をほどこしたものを使用した。最後に、
エポキシ樹脂を用いて外装処理を行った。
かじめ化成処理をほどこしたものを使用した。最後に、
エポキシ樹脂を用いて外装処理を行った。
次に、周波数120Hz,1KHzにおけるコンデンサ特性と85℃
に1000H放置後の容量変化を測定した結果を第1表にし
めす。表の値は各電解質を用いたコンデンサ10ケの平
均値である。
に1000H放置後の容量変化を測定した結果を第1表にし
めす。表の値は各電解質を用いたコンデンサ10ケの平
均値である。
<実施例2> 次にN−n−デシルイソキノリウム(TCNQ)2のかわり
に、N−n−ドデシルイソキノリウム(TCNQ)2を用い
た場合の結果を第2表にしめす。実施例1と同様な特性
の傾向が得られた。
に、N−n−ドデシルイソキノリウム(TCNQ)2を用い
た場合の結果を第2表にしめす。実施例1と同様な特性
の傾向が得られた。
電解質の部数は実施例1と同様なしめし方である。
N−n−デシル(あるいはドデシル)イソキノリウム
(TCNQ)2の混合割合がふえるにしたがい電解質の融点
が低下してくる。実施例1,2とも250℃で含浸を行っ
たが、混合割合が50部程度以上になると220℃位でも
良好な含浸が行える。従って、電解質の酸化劣化も防げ
るため、コンデンサ特性(tanδ)もその分向上する。
(TCNQ)2の混合割合がふえるにしたがい電解質の融点
が低下してくる。実施例1,2とも250℃で含浸を行っ
たが、混合割合が50部程度以上になると220℃位でも
良好な含浸が行える。従って、電解質の酸化劣化も防げ
るため、コンデンサ特性(tanδ)もその分向上する。
発明の効果 以上要するに本発明は、固体電解質としてN−イソアミ
ルイソキノリウム(TCNQ)2とN−n−デシル(または
ドデシル)イソキノリウム(TCNQ)2との混合物を用い
ることにより、これまで実用化されているTCNQ塩を用い
たコンデンサよりもコンデンサの特性の向上および寿命
の信頼性の向上がはかられた。
ルイソキノリウム(TCNQ)2とN−n−デシル(または
ドデシル)イソキノリウム(TCNQ)2との混合物を用い
ることにより、これまで実用化されているTCNQ塩を用い
たコンデンサよりもコンデンサの特性の向上および寿命
の信頼性の向上がはかられた。
Claims (1)
- 【請求項1】表面に酸化皮膜を有する第1の電極と、前
記第1の電極と対向して設けられた第2の電極と、前記
第1及び第2の電極間に設けられた固体電解質とを備
え、前記固体電解質が、N位をイソアミル基で置換した
イソキノリウムをカチオンとし、7,7,8,8−テト
ラシアノキノジメタンをアニオンとする第1のイオンラ
ジカルコンプレックス塩と、キノリンあるいはイソキノ
リンのN位をデシル基あるいはドデシル基で置換したカ
チオンと7,7,8,8−テトラシアノキノジメタンを
アニオンとする第2のイオンラジカルコンプレックス塩
とを重量比で100対10〜100の割合で混合したも
のからなることを特徴とする固体電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60251346A JPH0666236B2 (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 | 固体電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60251346A JPH0666236B2 (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 | 固体電解コンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62111413A JPS62111413A (ja) | 1987-05-22 |
| JPH0666236B2 true JPH0666236B2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=17221456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60251346A Expired - Fee Related JPH0666236B2 (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 | 固体電解コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0666236B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5238771A (en) * | 1988-05-31 | 1993-08-24 | Konica Corporation | Lithographic printing plate utilizing aluminum substrate with photosensitive layer containing o-naphthoquinonediazide sulfonic acid ester, alkali soluble resin and select additive |
-
1985
- 1985-11-08 JP JP60251346A patent/JPH0666236B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62111413A (ja) | 1987-05-22 |
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Legal Events
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |