JPH0673268A - 難燃剤組成物および難燃性スチレン系樹脂組成物 - Google Patents

難燃剤組成物および難燃性スチレン系樹脂組成物

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JPH0673268A
JPH0673268A JP22589292A JP22589292A JPH0673268A JP H0673268 A JPH0673268 A JP H0673268A JP 22589292 A JP22589292 A JP 22589292A JP 22589292 A JP22589292 A JP 22589292A JP H0673268 A JPH0673268 A JP H0673268A
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JP
Japan
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flame retardant
halogenated
epoxy resin
resin
styrene
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JP22589292A
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Katsuji Takahashi
勝治 高橋
Yuji Sato
雄二 佐藤
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ハロゲン化ビスフェノールA型エポキシ樹脂
やその末端エポキシ基封鎖物等のハロゲン化エポキシ樹
脂系難燃剤(A)と、デカブロモジフェニルエタン等の
ポリハロゲン化ジフェニルアルカン(B)とを含有する
難燃剤組成物、および該難燃剤(A)と難燃剤(B)と
スチレン系樹脂(C)とを含有する難燃性スチレン系樹
脂組成物。 【効果】 耐衝撃性、耐熱性、耐光性、成形流動性に優
れ、かつ、表面光沢にも優れる難燃性スチレン系樹脂組
成物を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性、耐光性、成形
流動性に優れ、かつ表面光沢にも優れる難燃性スチレン
系樹脂組成物およびこれに用いる難燃剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より難燃性スチレン系樹脂組成物を
得る方法として、スチレン系樹脂に難燃剤としてハロゲ
ン化エポキシ樹脂、ハロゲン化エポキシ樹脂の末端エポ
キシ基の一部乃至全部をハロゲン化フェノールで封鎖し
た構造を有する化合物等のハロゲン化エポキシ樹脂系難
燃剤を添加することにより得る方法(特開昭50−27
843号公報、特開昭50−158697号公報、特開
昭57−38624号公報、特開昭61−241343
号公報、特開昭61−211354号公報)、あるい
は、難燃剤としてデカブロモジフェニルエタン等のポリ
ハロゲン化ジフェニルアルカンを添加することにより得
る方法(特開平2−42031号公報)等が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のス
チレン系樹脂に難燃剤としてハロゲン化エポキシ樹脂系
難燃剤を添加することにより得られる難燃性スチレン系
樹脂組成物は、耐光性、成形流動性および表面光沢に優
れるものの、耐熱性については必ずしも優れるものでは
なかった。
【0004】一方、難燃剤としてポリハロゲン化ジフェ
ニルアルカンを添加することにより得られる難燃性スチ
レン系樹脂組成物は、耐熱性に優れるものの、耐光性、
成形流動性および表面光沢は良好なものではなかった。
【0005】本発明が解決しようとする課題は、耐熱
性、耐光性、成形流動性に優れ、かつ、表面光沢にも優
れる難燃性スチレン系樹脂組成物とこれに用い難燃剤組
成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、スチレン系樹脂に
難燃剤としてハロゲン化エポキシ樹脂系難燃剤とポリハ
ロゲン化ジフェニルアルカンとを含有する難燃剤組成物
を添加することにより、驚くべき事に両難燃剤のもつ上
記課題が改良され、耐熱性、耐光性、成形流動性に優
れ、かつ表面光沢にも優れる難燃性スチレン系樹脂組成
物が得られることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】即ち、本発明は、ハロゲン化エポキシ樹脂
系難燃剤(A)とポリハロゲン化ジフェニルアルカン
(B)とを含有することを特徴とする難燃剤組成物、お
よびハロゲン化エポキシ樹脂系難燃剤(A)とポリハロ
ゲン化ジフェニルアルカン(B)とスチレン系樹脂
(C)とを含有することを特徴とする難燃性スチレン系
樹脂組成物に関する。
【0008】本発明で使用するハロゲン化エポキシ樹脂
系難燃剤(A)としては、例えばハロゲン化エポキシ樹
脂やハロゲン化エポキシ樹脂の末端エポキシ基の一部乃
至全部をハロゲン化フェノールで封鎖した構造を有する
化合物等が挙げられる。
【0009】これらの具体例としては、ハロゲン化ビス
フェノール型エポキシ樹脂、ハロゲン化フェノールノボ
ラック型エポキシ樹脂、ハロゲン化クレゾールノボラッ
ク型エポキシ樹脂、ハロゲン化レゾルシン型エポキシ樹
脂、ハロゲン化ハイドロキノン型エポキシ樹脂、ハロゲ
ン化ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、ハロ
ゲン化メチルレゾルシン型エポキシ樹脂、ハロゲン化レ
ゾルシンノボラック型エポキシ樹脂等のハロゲン化エポ
キシ樹脂、およびこれらハロゲン化エポキシ樹脂の末端
エポキシ基の一部乃至全部をハロゲン化フェノールで封
鎖した構造を有する化合物などがある。
【0010】上記ハロゲン化エポキシ樹脂(A)として
は、なかでも下記の一般式(I)
【0011】
【化1】で示されるハロゲン化ビスフェノール型エポキ
シ樹脂系難燃剤が好ましく、更に上記一般式(I)中の
平均重合度nが0〜3、とりわけ0〜1.5のハロゲン
化ビスフェノール型エポキシ樹脂系難燃剤が、成形流動
性に著しく優れ、かつポリハロゲン化ジフェニルアルカ
ン(B)との併用による耐熱性改良効果が大きい点で特
に好ましい。
【0012】上記ハロゲン化ビスフェノール型エポキシ
樹脂系難燃剤を構成するハロゲン化ビスフェノールの具
体例としては、ジブロモビスフェノールA、テトラブロ
モビスフェノールA、ジクロロビスフェノールA、テト
ラクロロビスフェノールA、ジブロモビスフェノール
F、テトラブロモビスフェノールF、ジクロロビスフェ
ノールF、テトラクロロビスフェノールF、ジブロモビ
スフェノールS、テトラブロモビスフェノールS、ジク
ロロビスフェノールS、テトラクロロビスフェノールS
等が挙げられ、なかでもテトラブロモビスフェノールA
が好ましい。
【0013】また、ハロゲン化エポキシ樹脂の末端エポ
キシ基の一部乃至全部を封鎖する化合物として使用する
ハロゲン化フェノール類としては、例えばジブロモフェ
ノール、ジブロモクレゾール、トリブロモフェノール、
ペンタブロモフェノール、ジクロロフェノール、ジクロ
ロクレゾール、トリクロロフェノール、ペンタクロロフ
ェノール、ジブロモブチルフェノール、ジブロモエチル
フェノール、ジブロモプロピルフェノールなどが挙げら
れ、なかでもトリブロモフェノールが好ましい。
【0014】次に、本発明で使用するハロゲン化エポキ
シ樹脂系難燃剤(A)の製造方法をハロゲン化ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂を例に挙げて具体的に説明する。
即ち、ハロゲン化ビスフェノールとエピクロルヒドリ
ンとを縮合反応させ、次いで必要によりハロゲン化フェ
ノールを、触媒の存在下、100〜230℃で加熱反応
させことにより製造する方法、ハロゲン化ビスフェノ
ールとエピクロルヒドリンとを縮合反応させて得られた
ハロゲン化ビスフェノールのジグリシジルエーテルとハ
ロゲン化ビスフェノールとを、触媒の存在下、100〜
230℃で加熱反応させ、次いで必要によりハロゲン化
フェノールを同様の条件で加熱反応させことにより製造
する方法、ハロゲン化ビスフェノールとエピクロルヒ
ドリンとを縮合反応させて得られたハロゲン化ビスフェ
ノールのジグリシジルエーテルとハロゲン化ビスフェノ
ールとハロゲン化フェノールとを、触媒の存在下、10
0〜230℃で加熱反応させることにより製造する方
法、ハロゲン化ビスフェノールとエピクロルヒドリン
とを縮合反応させ、次いで必要によりハロゲン化フェノ
ールを、触媒の存在下、100〜230℃で加熱反応さ
せことにより製造する方法等を挙げることができる。
【0015】ここで使用される触媒としては、例えば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸
化物、ジメチルベンジルアミン等の第三級アミン、2−
エチル−4メチルイミダゾール等のイミダゾール類、テ
トラメチルアンモニウムクロライド等の第四級アンモニ
ウム塩、エチルトリフェニルホスホニウムイオダイド等
のホスホニウム塩、トリフェニルホスフィン等のホスフ
ィン類等が挙げられる。
【0016】本発明で使用するポリハロゲン化ジフェニ
ルアルカン(B)としては、ジフェニルアルカン類、例
えばジフェニルメタン、1,2−ジフェニルエタン、1
−メチル−1,2−ジフェニルエタン、1,4−ジフェ
ニルブタン、1,6−ジフェニルヘキサン、2,3−ジ
メチル−1,4−ジフェニルブタン、2−メチル−1,
4−1,7−ジフェニルヘキサン等を、2個以上のハロ
ゲン、好ましくは4〜5個の臭素で核置換したものなど
が挙げられ、なかでもデカブロモジフェニルエタンが耐
衝撃性、耐熱性に優れる点で好ましい。
【0017】次に、上記ポリハロゲン化ジフェニルアル
カン(B)の製造方法をデカブロモジフェニルエタンを
例に挙げて説明する。即ち、常法によりジフェニルエ
タンを溶剤中で臭素化触媒の存在下、臭素により臭素化
することにより製造する方法、または特開平2−42
031で開示されているような特定の方法、即ち、ジフ
ェニルエタンのハロゲン化炭化水素溶液を臭素と臭素化
触媒の混合物に滴加して反応させることにより製造する
方法等が挙げられる。
【0018】本発明で使用するスチレン系樹脂(C)と
しては、特に限定されず、例えばポリスチレン、ゴム変
性ポリスチレン(HIPS樹脂)、アクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリ
ロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、メチルメ
タアクリレート−ブタジエン−スチレン共重合体(MB
樹脂)、スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂、スチレ
ン−メタアクリル酸共重合樹脂;或いは、ABS樹脂と
ポリカーボネイト樹脂のアロイ、ABS樹脂とポリエス
テル系樹脂のアロイ等のABS樹脂を1成分として含む
ポリマーアロイ;ポリスチレンとポリフェニレンオキサ
イド(PPO)樹脂とのポリマーアロイ等が挙げられ、
なかでもHIPS樹脂およびABS樹脂が耐衝撃性、耐
熱性、成形流動性の向上効果が顕著となる点で好まし
い。
【0019】本発明の難燃剤組成物および難燃性スチレ
ン系樹脂組成物には、難燃効果をさらに高めるため無機
系難燃助剤(D)を加えることが好ましい。無機系難燃
助剤(D)としては、例えば三酸化アンチモン、四酸化
アンチモン、五酸化アンチモン等の酸化アンチモン、酸
化スズ、水酸化スズ等のスズ系化合物、酸化モリブテ
ン、モリブテン酸アンモニウム等のモリブテン系化合
物、酸化ジルコニウム、水酸化ジルコニウム等のジルコ
ニウム系化合物、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム等の
ホウ素系化合物を挙げることができ、なかでも難燃性向
上効果が著しく優れる点で酸化アンチモンが好ましい。
【0020】本発明の難燃性スチレン系樹脂組成物を得
る方法としては、スチレン系樹脂(C)にハロゲン化エ
ポキシ樹脂系難燃剤(A)とポリハロゲン化ジフェニル
アルカン(B)と、更に必要により無機系難燃助剤
(D)とを配合する方法、予めハロゲン化エポキシ樹脂
系難燃剤(A)とポリハロゲン化ジフェニルアルカン
(B)と、更に必要により無機系難燃助剤(D)とを配
合して難燃剤組成物とし、これをスチレン系樹脂(C)
に配合する方法などが挙げられる。
【0021】これらの配合割合は、スチレン系樹脂
(C)100重量部に対して、ハロゲン化エポキシ樹脂
系難燃剤(A)が1〜30重量部、ポリハロゲン化ジフ
ェニルアルカン(B)が1〜20重量部、無機系難燃助
剤(D)が0〜7重量部と広範囲に変化させることがで
きる。特に好ましい配合割合は、スチレン系樹脂(C)
100重量部に対して、ハロゲン化エポキシ樹脂系難燃
剤(A)が6〜15重量部、ポリハロゲン化ジフェニル
アルカン(B)が5〜12重量部、無機系難燃助剤
(D)が3〜6重量部の範囲である。
【0022】上記各成分を配合する方法としては、例え
ば、ヘンシェルミキサー、タンブラーミキサー等の混合
機で予備混合した後、押出機、ニーダー、熱ロール、バ
ンバリーミキサー等で溶融混練をする方法がある。
【0023】本発明の難燃剤組成物及び難燃性スチレン
系樹脂組成物には、更に必要に応じて塩素系難燃剤、臭
素系難燃剤、リン系難燃剤等の他の難燃剤や、紫外線吸
収剤、光安定剤、離型剤、滑剤、着色剤、可塑剤、充填
剤、発泡剤、熱安定剤等の添加剤、ガラス繊維、カーボ
ン繊維、アラミド繊維等の補強材などを配合することが
できる。
【0024】
【実施例】次に合成例、実施例および比較例を挙げて本
発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの例に
範囲が限定されるものではない。
【0025】尚、例中の部および%はいずれも重量基準
(ただし、光沢の値は除く)であり、また各種の試験の
評価は、次の測定方法による。
【0026】(1)軟化点試験(環球式) JIS K−7234に準拠して測定した。 (2)熱変形温度(HDT)試験(荷重18.6kg/
cm2) ASTM D−648に準拠して測定した。 (3)成形流動性(MI:メルトインデックス)試験 ASTM D−1238に準拠して測定した。
【0027】スチレン系樹脂としてHIPS樹脂を用い
た時には、温度200℃で、荷重5kgの条件で測定し
た。スチレン系樹脂としてABS樹脂を用いた時には、
温度230℃で、荷重5kgの条件で測定した。
【0028】(4)燃焼性試験(UL−94) アンダーライターズ・ラボラトリーズのサブジェクト9
4号の方法に基づき、長さ5インチ×巾1/2インチ×
厚さ1/8インチの試験片5本を用いて測定した。 (5)耐光性試験 サンシャインウェザロメーター(スガ試験機製)で10
0時間試験を行い、 試験前後の試験片の外観変化
を色差計を用いて測定した。 (6)光沢測定試験 ASTM D−523に準拠して入射角60゜で測定し
た。
【0029】合成例1(ハロゲン化エポキシ樹脂系難燃
剤の合成) テトラブロモビスフェノールAのジグリシジルエーテル
〔大日本インキ化学工業(株)製EPICLON15
2、エポキシ当量360g/eq、臭素含有率48%〕
545gと2,4,6−トリブロモフェノール(以下T
BPと略す)455gとを温度計、撹拌機の付いた1リ
ットルセパラブルフラスコに入れ、内部を窒素ガスで置
換した後、内容物を加熱溶融し、100℃で水酸化ナト
リウムの10%水溶液1.0gを加えた後、160〜1
70℃で7時間反応させた。反応後、反応物をステンレ
スパンに流出し、冷却後、粉砕し、淡黄色のハロゲン化
エポキシ樹脂系難燃剤粉末を得た。この難燃剤は、軟化
点100℃、臭素含有率59%、平均重合度0.1のも
のであった。これを難燃剤(A−1))とする。
【0030】合成例2(同上) EPICLON152 545gとテトラブロモビスフ
ェノールA(以下TBAと略す)135gとTBP32
0gとを温度計、撹拌機の付いた1リットルセパラブル
フラスコに入れ、内部を窒素ガスで置換した後、内容物
を加熱溶融し、100℃で水酸化ナトリウムの10%水
溶液1.0gを加えた後、170〜180℃で7時間反
応させた。反応後、反応物をステンレスパンに流出し、
冷却後、粉砕し、淡黄色のハロゲン化エポキシ樹脂系難
燃剤粉末を得た。この難燃剤は、軟化点115℃、臭素
含有率56%、平均重合度1.1のものであった。これ
を難燃剤(A−2)とする。
【0031】合成例3(同上) EPICLON152 553gとTBA235gとT
BP212gを使用した以外は合成例2と全く同様にし
て淡黄色のハロゲン化エポキシ樹脂系難燃剤粉末を得
た。この難燃剤は、軟化点140℃、臭素含有率55
%、平均重合度2.8のものであった。これを難燃剤
(A−3)とする。
【0032】合成例4(同上) EPICLON152 808gとTBA192gとを
温度計、撹拌機の付いた1リットルセパラブルフラスコ
に入れ、内部を窒素ガスで置換した後、内容物を加熱溶
融し、100℃で水酸化ナトリウムの10%水溶液O.
7gを加えた後、160〜170℃で7時間反応させ
た。反応後、反応物をステンレスパンに流出し、冷却
後、粉砕し、淡黄色のハロゲン化エポキシ樹脂系難燃剤
粉末を得た。この難燃剤は、軟化点100℃、臭素含有
率50%、平均重合度 1.1のものであった。これを
難燃剤(A−4)とする。
【0033】合成例5(同上) EPICLON152 725gとTBA275gとを
使用した以外は合成例4と全く同様にして淡黄色のハロ
ゲン化エポキシ樹脂系難燃剤粉末を得た。この難燃剤
は、軟化点125℃、臭素含有率50%、平均重合度
2.2のものであった。これを難燃剤(A−5)とす
る。
【0034】合成例6(同上) EPICLON152 685gとTBP315gを使
用した以外は合成例1と全く同様にして淡黄色のハロゲ
ン化エポキシ樹脂系難燃剤粉末を得た。この難燃剤は、
軟化点95℃、臭素含有率54%、平均重合度0.1の
ものであった。これを難燃剤(A−6)とする。
【0035】合成例7(同上) TBA1197gと20%NaOH水溶液を温度計、撹
拌機の付いた5リットルセパラブルフラスコに入れ、内
部を窒素ガスで置換した後、内容物を加熱し60℃にし
た。その後エピクロロヒドリン292gを加え、70〜
80℃で5時間反応させた。反応後、メチルイソブチル
ケトン1800gを加え、生成物を溶解した。食塩水層
とメチルイソブチルケトン溶液層を分離し、メチルイソ
ブチルケトン溶液層をリン酸で中和した。その後、メチ
ルイソブチルケトン溶液層を蒸留し、デカンテーション
により脱水した。得られたメチルイソブチルケトン溶液
をろ過し、加熱した後、メチルイソブチルケトンを蒸留
し完全に除いた。次いで反応物をステンレスパンに流出
し、冷却後、粉砕し、淡黄色のハロゲン化エポキシ樹脂
系難燃剤粉末を得た。この難燃剤は、軟化点100℃、
臭素含有率50%、平均重合度 1.1のものであっ
た。これを難燃剤(A−7)とする。
【0036】合成例8(デカブロモジフェニルエタンの
合成) 臭素320gと塩化アルミニュウム1.8gとを温度
計、還流冷却器、滴加ロートおよび撹拌機の付いた0.
5リットルフラスコに仕込んだ。滴加ロートよりジフェ
ニルエタン18.2gを臭化メチレン49.4gに溶解
した液を30分間で滴加した。その後、65〜67℃で
6時間加熱し、反応を完結させた。反応物を室温まで冷
却し、水150mlを加え触媒を失活させた。失活後、
加熱し、未反応の臭素および臭化メチレンを留去した。
固体生成物をろ過し、水200mlづつで2回洗浄し
た。160℃で1時間乾燥し、次に200℃で15時間
熟成する事により、白色の生成物(デカブロモジフェニ
ルエタン)95.5gを得た。この生成物は、融点34
4〜354℃、平均臭素含有率82%のものであった。
これを難燃剤(B−1)とする。
【0037】実施例1〜9および比較例1〜3 各成分を第1表に示す組成で配合し、タンブラーミキサ
ーで予備混合した後、30mmφ二軸押出機によりペレ
ット化した。次いで、5オンス射出成形機により各種試
験用の試験片を作成し、耐熱性試験、落錘衝撃試験およ
び成形流動性試験を行った。結果を第1表に示す。
【0038】尚、押出機および射出成形機のシリンダー
設定温度は、200〜220℃で行った。 実施例10〜17および比較例4〜7 各成分を第2表に示す組成で配合し、タンブラーミキサ
ーで予備混合した後、30mmφ二軸押出機によりペレ
ット化した。次いで、5オンス押出成形機により各種試
験用の試験片を作成し、耐熱性試験、落錘衝撃試験およ
び成形流動性試験を行った。燃焼試験および落錘衝撃試
験を行った。結果を第2表に示す。
【0039】尚、押出機および射出成形機のシリンダー
設定温度は、220〜240℃で行った。
【0040】
【表1】 *1) HIPS : 大日本インキ化学工業(株)製ゴム変
性ポリスチレン「GH−7000」(以下、同様)
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】 *2) ABS : ダイセル化学(株)製アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン共重合体「セビアンV」(以
下、同様)
【0043】
【表4】
【0044】
【発明の効果】本発明の難燃剤組成物を用いることによ
り耐衝撃性、耐熱性、耐光性、成形流動性に優れ、か
つ、表面光沢にも優れる難燃性スチレン系樹脂組成物を
提供でき、その成形品は、種々の物性に優れるため、電
器製品、エレクトロニクス部品、OA機器等の材料とし
て有用である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化エポキシ樹脂系難燃剤(A)
    とポリハロゲン化ジフェニルアルカン(B)とを含有す
    ることを特徴とする難燃剤組成物。
  2. 【請求項2】 ハロゲン化エポキシ樹脂系難燃剤(A)
    が、ハロゲン化ビスフェノール型エポキシ樹脂および/
    またはハロゲン化ビスフェノール型エポキシ樹脂の末端
    エポキシ基の一部乃至全部をハロゲン化フェノールで封
    鎖した構造を有する化合物である請求項1記載の難燃剤
    組成物。
  3. 【請求項3】 ハロゲン化ビスフェノール型エポキシ樹
    脂の平均重合度が、0〜1.5である請求項2記載の難
    燃剤組成物。
  4. 【請求項4】 ポリハロゲン化ジフェニルアルカン
    (B)が、デカブロモジフェニルエタンである請求項
    1、2または3記載の難燃剤組成物。
  5. 【請求項5】 ハロゲン化エポキシ樹脂系難燃剤(A)
    とポリハロゲン化ジフェニルアルカン(B)とスチレン
    系樹脂(C)とを含有することを特徴とする難燃性スチ
    レン系樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 ハロゲン化エポキシ樹脂系難燃剤(A)
    が、ハロゲン化ビスフェノール型エポキシ樹脂および/
    またはハロゲン化ビスフェノール型エポキシ樹脂の末端
    エポキシ基の一部乃至全部をハロゲン化フェノールで封
    鎖した構造を有する化合物である請求項1記載の樹脂組
    成物。
  7. 【請求項7】 ハロゲン化ビスフェノール型エポキシ樹
    脂の平均重合度が、0〜1.5である請求項6記載の樹
    脂組成物。
  8. 【請求項8】 ポリハロゲン化ジフェニルアルカン
    (B)が、デカブロモジフェニルエタンである請求項
    5、6または7記載の難燃性スチレン系樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 スチレン系樹脂(C)が、ゴム変性ポリ
    スチレンである請求項5〜8のいずれか1つに記載の樹
    脂組成物。
  10. 【請求項10】 スチレン系樹脂(C)が、アクリロニ
    トリル−ブタジエン−スチレン共重合体である請求項5
    〜8のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1085702C (zh) * 1995-09-20 2002-05-29 第一工业制药株式会社 热固性树脂用阻燃剂
US6489390B1 (en) 2001-05-18 2002-12-03 Albemarle Corporation Flame retardants and flame retardant compositions formed therewith
JP2009249459A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴム組成物、コンベヤベルト用ゴム組成物およびコンベヤベルト
KR101101158B1 (ko) * 2008-12-18 2012-01-05 제일모직주식회사 난연성 에폭시 수지 조성물

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