JPH0699472B2 - ペプチダ−ゼ阻害作用を有する新規化合物及びその製法並びに用途 - Google Patents
ペプチダ−ゼ阻害作用を有する新規化合物及びその製法並びに用途Info
- Publication number
- JPH0699472B2 JPH0699472B2 JP8087285A JP8087285A JPH0699472B2 JP H0699472 B2 JPH0699472 B2 JP H0699472B2 JP 8087285 A JP8087285 A JP 8087285A JP 8087285 A JP8087285 A JP 8087285A JP H0699472 B2 JPH0699472 B2 JP H0699472B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- formula
- saturated
- unsaturated
- pro
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Pyrrole Compounds (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プロリルエンドペプチダーゼ(EC,3.4.21.2
6,Prolyl−endopeptidase)に対して、酵素阻害活性を
示す新規な化合物に関し、さらにその化学合成法、なら
びにそれを有効成分として含有するプロリルエンドペプ
チダーゼ活性阻害剤及び薬剤、特に抗健忘症剤としての
利用に関するものである。
6,Prolyl−endopeptidase)に対して、酵素阻害活性を
示す新規な化合物に関し、さらにその化学合成法、なら
びにそれを有効成分として含有するプロリルエンドペプ
チダーゼ活性阻害剤及び薬剤、特に抗健忘症剤としての
利用に関するものである。
(従来技術) プロリルエンドペプチダーゼは、神経伝達物質とされて
いる、サブスタンスP、TRH(甲状腺刺激ホルモン)及
びノイロテンシンや記憶と関係があると考えられてい
る、バソプレシンに作用し、これらを不活性化すること
が知られている。一方長崎大学薬学部 鶴、芳本両氏
は、プロリルエンドペプチダーゼ活性を阻害する化合物
がラツトのスコポラミンによる実験的健忘症を予防する
ことを見出し、記憶の固定にプロリルエンドペプチダー
ゼ インヒビターが関与すると推論した。またこの結果
プロリルエンド ペプチダーゼ インヒビターが健忘症
の予防及び治療に利用できる可能性を示唆している。
いる、サブスタンスP、TRH(甲状腺刺激ホルモン)及
びノイロテンシンや記憶と関係があると考えられてい
る、バソプレシンに作用し、これらを不活性化すること
が知られている。一方長崎大学薬学部 鶴、芳本両氏
は、プロリルエンドペプチダーゼ活性を阻害する化合物
がラツトのスコポラミンによる実験的健忘症を予防する
ことを見出し、記憶の固定にプロリルエンドペプチダー
ゼ インヒビターが関与すると推論した。またこの結果
プロリルエンド ペプチダーゼ インヒビターが健忘症
の予防及び治療に利用できる可能性を示唆している。
(発明が解決しようとする技術課題) 本発明者らは、上記の知見に基づき、プロリルエンド
ペプチダーゼ阻害活性が強くしかも抗健忘症活性を有す
る化合物を見出すべく研究した。さらに、毒性の充分低
い新規な化合物を見出すべく、天然化合物として安全性
の高い脂肪酸さらにはアミノ酸、ペプチド系化合物の組
合せにより天然物に近似した化合物を合成し、下記一般
式(I)で表わされる抗プロリルエンドペプチダーゼ活
性を有する新規化合物が健忘症に著しく優れた作用を有
する事を見出し本発明を完成した。
ペプチダーゼ阻害活性が強くしかも抗健忘症活性を有す
る化合物を見出すべく研究した。さらに、毒性の充分低
い新規な化合物を見出すべく、天然化合物として安全性
の高い脂肪酸さらにはアミノ酸、ペプチド系化合物の組
合せにより天然物に近似した化合物を合成し、下記一般
式(I)で表わされる抗プロリルエンドペプチダーゼ活
性を有する新規化合物が健忘症に著しく優れた作用を有
する事を見出し本発明を完成した。
(発明の構成) 本発明のN−アシルピロリジン誘導体は、一般式
(I): (式中、nは0〜2の数を示し、 R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直鎖式有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよく、 R2は 又は−CH3基を示し、 R3は低級アルキルエステル基、−CH2OH基、又はアルデ
ヒド基を示す。) で表わされる。
(I): (式中、nは0〜2の数を示し、 R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直鎖式有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよく、 R2は 又は−CH3基を示し、 R3は低級アルキルエステル基、−CH2OH基、又はアルデ
ヒド基を示す。) で表わされる。
本発明の式(I)の化合物は、プロリン残基、及び直鎖
型脂肪鎖を含む点で、従来よく知られているピラセタム
誘導体系の抗健忘症剤とは大きく異なつており、さらに
アミノ酸又はペプチド誘導体のため、生体に対する毒性
も極めて低いものである。
型脂肪鎖を含む点で、従来よく知られているピラセタム
誘導体系の抗健忘症剤とは大きく異なつており、さらに
アミノ酸又はペプチド誘導体のため、生体に対する毒性
も極めて低いものである。
式(I)の化合物のうち、抗プロリルエンドペプチダー
ゼ活性が大きい点で好ましい化合物は次のものである。
なお、以下これらの化合物をかつこ内の番号で呼ぶこと
がある。
ゼ活性が大きい点で好ましい化合物は次のものである。
なお、以下これらの化合物をかつこ内の番号で呼ぶこと
がある。
本発明化合物は、一般的ペプチド合成法により合成する
ことができるが、以下に説明する本発明の合成法によれ
ば都合よく合成される。なお各略号は次の意味を表わ
す。
ことができるが、以下に説明する本発明の合成法によれ
ば都合よく合成される。なお各略号は次の意味を表わ
す。
Z:ベンジルオキシカルボニル基 Ala:アラニン残基 Pro:プロリン残基 Val:バリン残基 Leu:ロイシン残基 OMe:メチルエステル基 WSCD:N−エチル−N′,N′−ジメチルアミノプロピルカ
ルボジイミド TEA:トリエチルアミン 本発明の一般式(I)の化合物は、次のようにして合成
することができる。
ルボジイミド TEA:トリエチルアミン 本発明の一般式(I)の化合物は、次のようにして合成
することができる。
(1)まず一般式(I)に於いてR3が低級アルキルエス
テル基である一般式(III): (式中、nは0〜2の数を示し、 R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直鎖式有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよく、 R2は 又は−CH3基を示し、 R4は低級アルキル基を示す。)で表わされる化合物の合
成は、一般式: R1−COCl (式中、 R1は炭素数11〜25までの飽和、又は不飽和の直鎖式有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよい。) で表わされるカルボン酸クロリドと、一般式(II): (式中、nは0〜2の数を示し、 R2は 又は−CH3基を示し、 R3は低級アルキルエステル基を示す。)で表されるカル
ボキシル末端を低級アルキルエステル化されたプロリン
残基を含むペプチドか、又は、低級アルキルエステル化
されたプロリンの塩酸塩から常法により容易に合成でき
る。
テル基である一般式(III): (式中、nは0〜2の数を示し、 R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直鎖式有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよく、 R2は 又は−CH3基を示し、 R4は低級アルキル基を示す。)で表わされる化合物の合
成は、一般式: R1−COCl (式中、 R1は炭素数11〜25までの飽和、又は不飽和の直鎖式有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよい。) で表わされるカルボン酸クロリドと、一般式(II): (式中、nは0〜2の数を示し、 R2は 又は−CH3基を示し、 R3は低級アルキルエステル基を示す。)で表されるカル
ボキシル末端を低級アルキルエステル化されたプロリン
残基を含むペプチドか、又は、低級アルキルエステル化
されたプロリンの塩酸塩から常法により容易に合成でき
る。
(2)次に一般式(I)に於いてR3が−CH2OH基である
式(IV): (式中、nは0〜2の数を表わし、 R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直鎖式有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよく、 R2は 又は−CH3基を示す。)で表わされる化合物を得るに
は、次の反応による。一般式(III)で表わされる化合
物と水素化ホウ素ナトリウムの第3ブチルアルコール又
はテトラヒドロフランの懸濁液に、メタノールを滴下す
ることにより一般式(IV): (式中、nは0〜2の数を示し、 R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直鎖式有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよく、 R2は 又は−CH3基を示す。)で表わされる本発明物質に係る
アルコール体を得る。
式(IV): (式中、nは0〜2の数を表わし、 R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直鎖式有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよく、 R2は 又は−CH3基を示す。)で表わされる化合物を得るに
は、次の反応による。一般式(III)で表わされる化合
物と水素化ホウ素ナトリウムの第3ブチルアルコール又
はテトラヒドロフランの懸濁液に、メタノールを滴下す
ることにより一般式(IV): (式中、nは0〜2の数を示し、 R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直鎖式有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよく、 R2は 又は−CH3基を示す。)で表わされる本発明物質に係る
アルコール体を得る。
(3)さらに一般式(IV)で表わされる化合物から三酸
化イオウ−ピリジン錯体を用いて一般式(V): (式中、nは0〜2の数を示し、 R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直鎖状有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよく、 R2は 又は−CH3基を示す。)で表わされる本発明化合物を合
成する。溶媒はジメチルスルフオキシドを用い、反応温
度は室温、反応時間は1時間程度である。
化イオウ−ピリジン錯体を用いて一般式(V): (式中、nは0〜2の数を示し、 R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直鎖状有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよく、 R2は 又は−CH3基を示す。)で表わされる本発明化合物を合
成する。溶媒はジメチルスルフオキシドを用い、反応温
度は室温、反応時間は1時間程度である。
次に実施例および参考例に基づいて、本発明をさらに詳
しく説明する。
しく説明する。
参考例 式(II)で表わされる出発物質の合成 式(II)に於いてn=0の場合はプロリンのメチルエス
テル塩酸塩を用いる。
テル塩酸塩を用いる。
式(II)に於いてn=1のとき、 (a)H−Ala-Pro-OMe Z−Ala-OH(1当量)、Pro-OMe塩酸塩(1当量)及びT
EA(1当量)を乾燥塩化メチレンに溶解し、氷冷下にWS
CD(1当量)を加える。室温で20時間攪拌したのち、反
応液を1N塩酸、水、飽和重曹水、水、及び飽和食塩水で
洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留
去して得られる残渣を、シリカゲルを用いた中圧カラム
クロマトグラフイーで精製する。得られたZ−Ala-Pro-
OMeを(1当量)エタノールに溶解し、三フツ化ホウ素
−エーテル錯体(1当量)とパラジウムカーボン(少
量)を加えて接触還元によりZ基を除去し、溶媒を減圧
留去して目的物を得る。
EA(1当量)を乾燥塩化メチレンに溶解し、氷冷下にWS
CD(1当量)を加える。室温で20時間攪拌したのち、反
応液を1N塩酸、水、飽和重曹水、水、及び飽和食塩水で
洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留
去して得られる残渣を、シリカゲルを用いた中圧カラム
クロマトグラフイーで精製する。得られたZ−Ala-Pro-
OMeを(1当量)エタノールに溶解し、三フツ化ホウ素
−エーテル錯体(1当量)とパラジウムカーボン(少
量)を加えて接触還元によりZ基を除去し、溶媒を減圧
留去して目的物を得る。
上記(a)でZ−Ala-OHのかわりに(ア)Z−Val-OH、
(イ)Z−Leu-OH、を用いることによりそれぞれ
(ア′)Z−Val-Pro-OMe、(イ′)H−Leu-Pro-OMeを
得ることができる。(油状化合物) 式(II)に於いてn=2のとき、 (b)H−Leu-Leu-Pro-OMe Z−Leu-OH(1当量)、(a)で合成したH−Leu-Pro-
OMe(1当量)及びTEA(1当量)を乾燥塩化メチレンに
溶解し、氷冷下にWSCD(1当量)を加える。室温で20時
間攪拌したのち、反応液を1N塩酸、水、飽和重曹水、
水、及び飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾
燥する。溶媒を減圧留去して得られる残渣をシリカゲル
を用いた中圧カラムクロマトグラフイーで精製する。得
られたZ−Leu-Leu-Pro-OMeを(1当量)エタノールに
溶解し、三フツ化ホウ素−エーテル錯体(1当量)とパ
ラジウムカーボン(少量)を加えて水素雰囲気下接触還
元によりZ基を除去し、溶媒を減圧留去して目的物を油
状化合物として得る。目的の化合物はいずれもオイル状
で取得できる。
(イ)Z−Leu-OH、を用いることによりそれぞれ
(ア′)Z−Val-Pro-OMe、(イ′)H−Leu-Pro-OMeを
得ることができる。(油状化合物) 式(II)に於いてn=2のとき、 (b)H−Leu-Leu-Pro-OMe Z−Leu-OH(1当量)、(a)で合成したH−Leu-Pro-
OMe(1当量)及びTEA(1当量)を乾燥塩化メチレンに
溶解し、氷冷下にWSCD(1当量)を加える。室温で20時
間攪拌したのち、反応液を1N塩酸、水、飽和重曹水、
水、及び飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾
燥する。溶媒を減圧留去して得られる残渣をシリカゲル
を用いた中圧カラムクロマトグラフイーで精製する。得
られたZ−Leu-Leu-Pro-OMeを(1当量)エタノールに
溶解し、三フツ化ホウ素−エーテル錯体(1当量)とパ
ラジウムカーボン(少量)を加えて水素雰囲気下接触還
元によりZ基を除去し、溶媒を減圧留去して目的物を油
状化合物として得る。目的の化合物はいずれもオイル状
で取得できる。
本化合物のZ−グリシル−プロリル−β−ナフチルアミ
ドのプロリルエンドペプチダーゼによる分解を阻止する
効力について調べた結果、後述の試験例に示されるごと
く大へん強い抗プロリルエンドペプチダーゼ活性を示
し、パパイン、ブロメライン、トリプシン、キモトリプ
シン、サーモライシン、ペプシン等のプロテイナーゼに
は全く阻害活性を示さなかつた。
ドのプロリルエンドペプチダーゼによる分解を阻止する
効力について調べた結果、後述の試験例に示されるごと
く大へん強い抗プロリルエンドペプチダーゼ活性を示
し、パパイン、ブロメライン、トリプシン、キモトリプ
シン、サーモライシン、ペプシン等のプロテイナーゼに
は全く阻害活性を示さなかつた。
また、このようにして得た本化合物は新規であり、実施
例で示すように抗健忘症作用を有する。
例で示すように抗健忘症作用を有する。
実施例1 a)N−オレオイル−Pro-OMe(SUAM 1131) Pro-OMe塩酸塩(1当量)とTEA(2当量)を乾燥テトラ
ヒドロフランに溶解し、氷冷下オレイン酸クロリド(1
当量)を滴下した。室温で6時間攪拌し、析出したTEA
の塩酸塩を過除去した。溶媒を減圧留去し、少量のエ
ーテルに溶解して1N塩酸、飽和食塩水、飽和重曹水、飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧濃縮したのちジアゾメタンのエーテル溶液を加え
(過剰)未反応のオレイン酸をメチルエステル化した。
溶媒を減圧留去して得た残渣をシリカゲルを用いた中圧
カラムクロマトグラフイーで精製して目的化合物を得
た。(油状化合物) 上記(a)に於いてオレイン酸クロリドのかわりに
(ア)パルミチン酸クロリドを用いることにより
(ア′)パルミトイル−Pro-OMe(SUAM 1135)を得た。
ヒドロフランに溶解し、氷冷下オレイン酸クロリド(1
当量)を滴下した。室温で6時間攪拌し、析出したTEA
の塩酸塩を過除去した。溶媒を減圧留去し、少量のエ
ーテルに溶解して1N塩酸、飽和食塩水、飽和重曹水、飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧濃縮したのちジアゾメタンのエーテル溶液を加え
(過剰)未反応のオレイン酸をメチルエステル化した。
溶媒を減圧留去して得た残渣をシリカゲルを用いた中圧
カラムクロマトグラフイーで精製して目的化合物を得
た。(油状化合物) 上記(a)に於いてオレイン酸クロリドのかわりに
(ア)パルミチン酸クロリドを用いることにより
(ア′)パルミトイル−Pro-OMe(SUAM 1135)を得た。
(b)N−オレオイル−Leu-Pro-OMe(SUAM 1136) Leu-Pro-OMe(1当量)とTEA(1当量)を乾燥テトラヒ
ドロフランに溶解し、氷冷下オレイン酸クロリド(1当
量)を滴下した。室温で6時間攪拌し、析出したTEAの
塩酸塩を過除去した。溶媒を減圧留去し、少量のエー
テルに溶解して1N塩酸、飽和食塩水、飽和重曹水、飽和
食塩水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
濃縮したのち、ジアゾメタンのエーテル溶液を加えて
(過剰)未反応のオレイン酸をメチルエステル化した。
溶媒を減圧留去して得た残渣をシリカゲルを用いた中圧
カラムクロマトグラフイーにより精製して目的化合物を
得た。(油状化合物) 上記(b)に於いてオレイン酸クロリドのかわりに
(ア)パルミチン酸クロリド、(イ)ステアリン酸クロ
リド、(ウ)リノール酸クロリドを用いることにより、
それぞれ(ア′)パルミトイル−Leu-Pro-OMe(SUAM 11
41)、(イ′)ステアロイル‐Leu-Pro-OMe(SUAM 114
2)、(ウ′)リノレオイル−Leu-Pro-OMe(SUAM 114
3)を得た。また上記(b)に於いてLeu-Pro-OMeのかわ
りに(エ)Val-Pro-OMe、(オ)Ala-Pro-OMe、(カ)Le
u-Leu-Pro-OMeを用いることにより、それぞれ(エ′)
オレオイル−Val-Pro-OMe(SUAM 1147)、(オ′)オレ
オイル−Ala-Pro-OMe(SUAM 1076)、(カ′)オレオイ
ル−Leu-Leu-Pro-OMe(SUAM 1159)を得た。
ドロフランに溶解し、氷冷下オレイン酸クロリド(1当
量)を滴下した。室温で6時間攪拌し、析出したTEAの
塩酸塩を過除去した。溶媒を減圧留去し、少量のエー
テルに溶解して1N塩酸、飽和食塩水、飽和重曹水、飽和
食塩水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
濃縮したのち、ジアゾメタンのエーテル溶液を加えて
(過剰)未反応のオレイン酸をメチルエステル化した。
溶媒を減圧留去して得た残渣をシリカゲルを用いた中圧
カラムクロマトグラフイーにより精製して目的化合物を
得た。(油状化合物) 上記(b)に於いてオレイン酸クロリドのかわりに
(ア)パルミチン酸クロリド、(イ)ステアリン酸クロ
リド、(ウ)リノール酸クロリドを用いることにより、
それぞれ(ア′)パルミトイル−Leu-Pro-OMe(SUAM 11
41)、(イ′)ステアロイル‐Leu-Pro-OMe(SUAM 114
2)、(ウ′)リノレオイル−Leu-Pro-OMe(SUAM 114
3)を得た。また上記(b)に於いてLeu-Pro-OMeのかわ
りに(エ)Val-Pro-OMe、(オ)Ala-Pro-OMe、(カ)Le
u-Leu-Pro-OMeを用いることにより、それぞれ(エ′)
オレオイル−Val-Pro-OMe(SUAM 1147)、(オ′)オレ
オイル−Ala-Pro-OMe(SUAM 1076)、(カ′)オレオイ
ル−Leu-Leu-Pro-OMe(SUAM 1159)を得た。
実施例2 (a)オレオイル−Leu-Pro-CH2OH(SUAM 1138) 実施例1で得たオレオイル−Leu-Pro-OMe(SUAM 1136)
(2g)と水素化ホウ素ナトリウム(600mg)を第3ブチ
ルアルコール(60ml)に溶解し、加熱攪拌する(80
℃)。次いで還流下無水メタノール(50ml)を滴下し、
滴下終了後、2時間加熱還流攪拌した。反応液を室温に
もどし、氷冷下に水(数ml)を加え未反応の水素化ホウ
素ナトリウムを不活化した。メタノールと第3ブチルア
ルコールを減圧留去した後、酢酸エチルで抽出、有機層
を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルを用
いた中圧カラムクロマトグラフイーで精製し目的化合物
(1g)を得た。(油状化合物) 上記(a)に於いて原料化合物としてオレオイル−Leu-
Pro-OMeのかわりに(ア)オレオイル−Pro-OMe(SUAM 1
131)、(イ)パルミトイル−Pro-OMe(SUAM 1135)、
(ウ)パルミトイル−Leu-Pro-OMe(SUAM 1141)(エ)
ステアロイル‐Leu-Pro-OMe(SUAM 1142)、(オ)リノ
レオイル−Leu-Pro-OMe(SUAM 1143)(カ)オレオイル
−Ala-Pro-OMe(SUAM 1076)、(キ)オレオイル−Val-
Pro-OMe(SUAM 1147)、(ク)オレオイル−Leu-Leu-Pr
o-OMe(SUAM 1159)を使用し、目的化合物として、それ
ぞれ(ア′)オレオイル−Pro-CH2OH(SUAM 1133)、
(イ′)パルミトイル−Pro-CH2OH(SUAM 1137)、
(ウ′)パルミトイル−Leu-Pro-CH2OH(SUAM 1144)、
(エ′)ステアロイル‐Leu-Pro-CH2OH(SUAM 1145)、
(オ′)リノレオイル−Leu-Pro-CH2OH(SUAM 1153)、
(カ′)オレオイル−Ala-Pro-CH2OH(SUAM 1077)、
(キ′)オレオイル−Val-Pro-CH2OH(SUAM 1151)、
(ク′)オレオイル−Leu-Leu-Pro-CH2OH(SUAM 1152)
を得た。
(2g)と水素化ホウ素ナトリウム(600mg)を第3ブチ
ルアルコール(60ml)に溶解し、加熱攪拌する(80
℃)。次いで還流下無水メタノール(50ml)を滴下し、
滴下終了後、2時間加熱還流攪拌した。反応液を室温に
もどし、氷冷下に水(数ml)を加え未反応の水素化ホウ
素ナトリウムを不活化した。メタノールと第3ブチルア
ルコールを減圧留去した後、酢酸エチルで抽出、有機層
を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルを用
いた中圧カラムクロマトグラフイーで精製し目的化合物
(1g)を得た。(油状化合物) 上記(a)に於いて原料化合物としてオレオイル−Leu-
Pro-OMeのかわりに(ア)オレオイル−Pro-OMe(SUAM 1
131)、(イ)パルミトイル−Pro-OMe(SUAM 1135)、
(ウ)パルミトイル−Leu-Pro-OMe(SUAM 1141)(エ)
ステアロイル‐Leu-Pro-OMe(SUAM 1142)、(オ)リノ
レオイル−Leu-Pro-OMe(SUAM 1143)(カ)オレオイル
−Ala-Pro-OMe(SUAM 1076)、(キ)オレオイル−Val-
Pro-OMe(SUAM 1147)、(ク)オレオイル−Leu-Leu-Pr
o-OMe(SUAM 1159)を使用し、目的化合物として、それ
ぞれ(ア′)オレオイル−Pro-CH2OH(SUAM 1133)、
(イ′)パルミトイル−Pro-CH2OH(SUAM 1137)、
(ウ′)パルミトイル−Leu-Pro-CH2OH(SUAM 1144)、
(エ′)ステアロイル‐Leu-Pro-CH2OH(SUAM 1145)、
(オ′)リノレオイル−Leu-Pro-CH2OH(SUAM 1153)、
(カ′)オレオイル−Ala-Pro-CH2OH(SUAM 1077)、
(キ′)オレオイル−Val-Pro-CH2OH(SUAM 1151)、
(ク′)オレオイル−Leu-Leu-Pro-CH2OH(SUAM 1152)
を得た。
実施例3 (a)オレオイル−Leu-Pro-CHO(SUAM 1140) 実施例2で得たオレオイル−Leu-Pro−CH2OH(SUAM 113
8)(1g)とTEA(800mg)を無水ジメチルスルフオキシ
ド(8ml)に溶解し、攪拌下に三酸化イオウ−ピリジン
錯体(700mg)のジメチルスルフオキシド(8ml)溶液を
加えた。室温で約1時間攪拌後、氷水(100ml)に注
ぎ、酢酸エチルで抽出し、10%クエン酸溶液、飽和食塩
水、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣を
シリカゲルを用いた中圧カラムクロマトグラフイーで精
製し目的化合物を得た。(700mg)(油状化合物) 上記(a)に於いて、原料化合物としてオレオイル−Le
u-Pro−CH2OH(SUAM 1138)のかわりに、(ア)オレオ
イル−Pro−CH2OH(SUAM 1133)、(イ)パルミトイル
−Pro−CH2OH(SUAM 1137)、(ウ)パルミトイル−Leu
-Pro−CH2OH(SUAM 1144)(エ)ステアロイル‐Leu-Pr
o−CH2OH(SUAM 1145)、(オ)リノレオイル−Leu-Pro
−CH2OH(SUAM 1153)(カ)オレオイル−Ala-Pro−CH2
OH(SUAM 1077)、(キ)オレオイル−Val-Pro−CH2OH
(SUAM 1151)、(ク)オレオイル−Leu-Leu-Pro−CH2O
H(SUAM 1152)、を使用し、目的化合物としてそれぞれ
(ア′)オレオイル−Pro-CHO(SUAM 1134)、(イ′)
パルミトイル−Pro-CHO(SUAM 1139)、(ウ′)パルミ
トイル−Leu-Pro-CHO(SUAM 1155)、(エ′)ステアロ
イル‐Leu-Pro-CHO(SUAM 1154)、(オ′)リノレオイ
ル−Leu-Pro-CHO(SUAM 1157)、(カ′)オレオイル−
Ala-Pro-CHO(SUAM 1092)、(キ′)オレオイル−Val-
Pro-CHO(SUAM 1156)、(ク′)オレオイル−Leu-Leu-
Pro-CHO(SUAM 1158)、を得た。得られた化合物の物理
化学的データは表1に示す。
8)(1g)とTEA(800mg)を無水ジメチルスルフオキシ
ド(8ml)に溶解し、攪拌下に三酸化イオウ−ピリジン
錯体(700mg)のジメチルスルフオキシド(8ml)溶液を
加えた。室温で約1時間攪拌後、氷水(100ml)に注
ぎ、酢酸エチルで抽出し、10%クエン酸溶液、飽和食塩
水、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残渣を
シリカゲルを用いた中圧カラムクロマトグラフイーで精
製し目的化合物を得た。(700mg)(油状化合物) 上記(a)に於いて、原料化合物としてオレオイル−Le
u-Pro−CH2OH(SUAM 1138)のかわりに、(ア)オレオ
イル−Pro−CH2OH(SUAM 1133)、(イ)パルミトイル
−Pro−CH2OH(SUAM 1137)、(ウ)パルミトイル−Leu
-Pro−CH2OH(SUAM 1144)(エ)ステアロイル‐Leu-Pr
o−CH2OH(SUAM 1145)、(オ)リノレオイル−Leu-Pro
−CH2OH(SUAM 1153)(カ)オレオイル−Ala-Pro−CH2
OH(SUAM 1077)、(キ)オレオイル−Val-Pro−CH2OH
(SUAM 1151)、(ク)オレオイル−Leu-Leu-Pro−CH2O
H(SUAM 1152)、を使用し、目的化合物としてそれぞれ
(ア′)オレオイル−Pro-CHO(SUAM 1134)、(イ′)
パルミトイル−Pro-CHO(SUAM 1139)、(ウ′)パルミ
トイル−Leu-Pro-CHO(SUAM 1155)、(エ′)ステアロ
イル‐Leu-Pro-CHO(SUAM 1154)、(オ′)リノレオイ
ル−Leu-Pro-CHO(SUAM 1157)、(カ′)オレオイル−
Ala-Pro-CHO(SUAM 1092)、(キ′)オレオイル−Val-
Pro-CHO(SUAM 1156)、(ク′)オレオイル−Leu-Leu-
Pro-CHO(SUAM 1158)、を得た。得られた化合物の物理
化学的データは表1に示す。
実施例4 抗プロリルエンドペプチダーゼ活性の測定 抗プロリルエンドペプチダーゼ活性の測定は、芳本(T.
YoshimotoおよびD.Tsuru,Agr.Biol.Chem.42、2417、197
8)等の方法で行つた。即ち、0.0025M Z−グリシル−
プロリン−β−ナフチルアミド0.25ml、0.1Mリン酸緩衝
液(pH7.0)0.99mlおよび本発明の抗プロリルエンドペ
プチダーゼ化合物の溶液0.01mlを含む混合液を試験管中
で37℃、3分間加温した後、プロリルエンドペプチダー
ゼ溶液(0.2単位/ml)を0.1ml加え、35℃で10分間反応
させた。その後、1M酢酸緩衝液(pH4.0)中のトリトン
X−100(Triton X−100)溶液2.0mlを界面活性剤の最
終濃度が10%となるように加え、室温に15分間放置した
のち、410nmにおける吸光度(a)を測定した。
YoshimotoおよびD.Tsuru,Agr.Biol.Chem.42、2417、197
8)等の方法で行つた。即ち、0.0025M Z−グリシル−
プロリン−β−ナフチルアミド0.25ml、0.1Mリン酸緩衝
液(pH7.0)0.99mlおよび本発明の抗プロリルエンドペ
プチダーゼ化合物の溶液0.01mlを含む混合液を試験管中
で37℃、3分間加温した後、プロリルエンドペプチダー
ゼ溶液(0.2単位/ml)を0.1ml加え、35℃で10分間反応
させた。その後、1M酢酸緩衝液(pH4.0)中のトリトン
X−100(Triton X−100)溶液2.0mlを界面活性剤の最
終濃度が10%となるように加え、室温に15分間放置した
のち、410nmにおける吸光度(a)を測定した。
同時に抗プロリルエンドペプチダーゼ化合物の溶液の代
りに緩衝液のみを用いた盲検の吸光度(b)を測定し、
プロリルエンドペプチダーゼ阻害率を、次式: 〔(b−a)/b〕×100 により計算し、50%阻害に必要な量〔IC50〕を求めた。
試験結果を表2に示す。
りに緩衝液のみを用いた盲検の吸光度(b)を測定し、
プロリルエンドペプチダーゼ阻害率を、次式: 〔(b−a)/b〕×100 により計算し、50%阻害に必要な量〔IC50〕を求めた。
試験結果を表2に示す。
実施例5 ラツトを用いたスコポラミンによる実験的健忘症の予防
効果の測定(腹腔内投与) 本発明の抗プロリルエンドペプチダーゼ化合物について
スコポラミンによる長期記憶固定阻害を防止する効果を
検討した。即ち、本発明の化合物を1mg/kg、0.25mg/kg
0.1mg/kg 0.025mg/kg 0.010mg/kgに相当する量に調
整し生理食塩水0.3mlに溶解した後、夫々ウイスター(W
ister)系雄性ラツト(100〜120g)の腹腔に1回投与
し、投与1時間後に電気シヨツク(1.7mA)による受動
的回避学習を行ない、直後にスコポラミン3mg/kgに相当
する量を腹腔内投与した。
効果の測定(腹腔内投与) 本発明の抗プロリルエンドペプチダーゼ化合物について
スコポラミンによる長期記憶固定阻害を防止する効果を
検討した。即ち、本発明の化合物を1mg/kg、0.25mg/kg
0.1mg/kg 0.025mg/kg 0.010mg/kgに相当する量に調
整し生理食塩水0.3mlに溶解した後、夫々ウイスター(W
ister)系雄性ラツト(100〜120g)の腹腔に1回投与
し、投与1時間後に電気シヨツク(1.7mA)による受動
的回避学習を行ない、直後にスコポラミン3mg/kgに相当
する量を腹腔内投与した。
効果の判定は24時間後、及び48時間後の受動的回避テス
トで、供試化合物を投与しないでスコポラミン及び生理
食塩水を腹腔内投与した対照動物群と供試化合物の投与
及びスコポラミンの投与を共に行なつた動物群の各々に
つき、健忘症ラツト、非健忘症ラツトの数を対比する事
により行なつた。試験結果を表3に示す。
トで、供試化合物を投与しないでスコポラミン及び生理
食塩水を腹腔内投与した対照動物群と供試化合物の投与
及びスコポラミンの投与を共に行なつた動物群の各々に
つき、健忘症ラツト、非健忘症ラツトの数を対比する事
により行なつた。試験結果を表3に示す。
SUAM 1156、1140は1mg/kgの量では顕著な効果を示さな
かつたが、0.1mg/kg、0.025mg/kg、0.010mg/kgの量の化
合物投与で大へん優れた成績を示した。これらの化合物
は全てその作用が投与量に依存する。
かつたが、0.1mg/kg、0.025mg/kg、0.010mg/kgの量の化
合物投与で大へん優れた成績を示した。これらの化合物
は全てその作用が投与量に依存する。
Claims (5)
- 【請求項1】一般式(I): (式中、nは0〜2の数を示し、 R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直鎖式有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよく、 R2は 又は−CH3基を示し、 R3は低級アルキルエステル基、−CH2OH基又はアルデヒ
ド基を示す。)で表される化合物。 - 【請求項2】一般式: R1−COOH, (式中、R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直
鎖式有機基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二
重結合を含んでいてよい。)で表わされるカルボン酸、
無水カルボン酸、又はカルボン酸クロリドと、一般式
(II): (式中、nは0〜2の数を示し、 R2は 又は−CH3基を示し、 R3は低級アルキルエステル基を示す。)で表される、カ
ルボキシル基を低級アルキルエステル化されたプロリン
残基を含むペプチドか又は、低級アルキルエステル化さ
れたプロリンの塩酸塩を反応させ、一般式(III): (式中、nは0〜2の数を示し、 R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直鎖式有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよく、 R2は 又は−CH3基を示し、 R4は低級アルキル基を示す。)で表されるN−アシルピ
ロリジン誘導体を製造する方法。 - 【請求項3】一般式: R1−COOH, (式中、R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直
鎖式有機基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二
重結合を含んでいてよい。)で表わされるカルボン酸、
無水カルボン酸、又はカルボン酸クロリドと、一般式
(II): (式中、nは0〜2の数を示し、 R2は 又は−CH3基を示し、 R3は低級アルキルエステル基を示す。)で表わされるカ
ルボキシル末端を低級アルキルエステル化されたプロリ
ン残基を含むペプチドか、あるいは低級アルキルエステ
ル化されたプロリンの塩酸塩を反応させ、一般式(II
I): (式中、nは0〜2の数を示し、 R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直鎖式有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよく、 R2は 又は−CH3基を示し、 R4は低級アルキル基を示す。)で表わされるN−アシル
ピロリジン誘導体を得、これを還元して一般式(IV): (式中、nは0〜2の数を示し、 R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直鎖式有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよく、 R2は 又は−CH3基を示す。) で表わされる化合物とし、これをさらに酸化して、一般
式(V): (式中、nは0〜2の数を示し、 R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直鎖式有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよく、 R2は 又は−CH3基を示す。) で表わされるN−アシルピロリジン誘導体を製造する方
法。 - 【請求項4】一般式(I): (式中、nは0〜2の数を示し、 R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直鎖式有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよく、 R2は 又は−CH3基を示し、 R3はアルデヒド基を示す。) で表わされるN−アシルピロリジン誘導体よりなるプロ
リルエンドペプチダーゼ活性阻害剤。 - 【請求項5】一般式(I): (式中、nは0〜2の数を示し、 R1は炭素数11から25までの飽和又は不飽和の直鎖式有機
基を表わし、ここで不飽和炭素鎖は複数個の二重結合を
含んでいてよく、 R2は 又は−CH3基を示し、 R3はアルデヒド基を示す。) で表わされるN−アシルピロリジン誘導体を有効成分と
して含有する抗健忘症剤。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8087285A JPH0699472B2 (ja) | 1985-04-16 | 1985-04-16 | ペプチダ−ゼ阻害作用を有する新規化合物及びその製法並びに用途 |
| US06/852,709 US4772587A (en) | 1985-04-16 | 1986-04-16 | Dipeptide derivative of fatty acid |
| CA000506769A CA1298033C (en) | 1985-04-16 | 1986-04-16 | Dipeptide derivative of fatty acid |
| EP86105233A EP0201743B1 (en) | 1985-04-16 | 1986-04-16 | Dipeptide derivatives of fatty acids, process for preparing them, pharmaceutical composition and use |
| AT86105233T ATE74365T1 (de) | 1985-04-16 | 1986-04-16 | Dipeptid-derivate von fettsaeure, verfahren zu ihrer herstellung, heilmittel, das sie enthaelt und anwendung. |
| DE8686105233T DE3684633D1 (de) | 1985-04-16 | 1986-04-16 | Dipeptid-derivate von fettsaeure, verfahren zu ihrer herstellung, heilmittel, das sie enthaelt und anwendung. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8087285A JPH0699472B2 (ja) | 1985-04-16 | 1985-04-16 | ペプチダ−ゼ阻害作用を有する新規化合物及びその製法並びに用途 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61238799A JPS61238799A (ja) | 1986-10-24 |
| JPH0699472B2 true JPH0699472B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=13730431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8087285A Expired - Lifetime JPH0699472B2 (ja) | 1985-04-16 | 1985-04-16 | ペプチダ−ゼ阻害作用を有する新規化合物及びその製法並びに用途 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0699472B2 (ja) |
-
1985
- 1985-04-16 JP JP8087285A patent/JPH0699472B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61238799A (ja) | 1986-10-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0201743B1 (en) | Dipeptide derivatives of fatty acids, process for preparing them, pharmaceutical composition and use | |
| US4129566A (en) | Derivatives of dehydrocyclicimino acids | |
| US4154935A (en) | Halogen substituted mercaptoacylamino acids | |
| EP0232849B1 (en) | Pyrrolidineamide derivative of acylamino acid, pharmaceutical composition and use | |
| EP0201741B1 (en) | Dipeptide derivatives, processes for preparing them, pharmaceutical composition and use | |
| JPH0479334B2 (ja) | ||
| JPH0623190B2 (ja) | インヒビタ−活性を有するn−アシルピロリジン誘導体及びその製法並びに用途 | |
| JPH09500356A (ja) | 新規なペプチド誘導体 | |
| JPS61236770A (ja) | 新規なアミノ酸誘導体 | |
| JPH08806B2 (ja) | プロリルエンドペプチダ−ゼ阻害作用を有する新規ピロリジンアミド誘導体 | |
| DE69431359T2 (de) | Prolyl-endopeptidaseinhibitoren | |
| JP2515558B2 (ja) | 新規なペプチドおよびそれを有効成分とする抗健忘症剤 | |
| JPH0714878B2 (ja) | ピロリジンアミドを有効成分とするプロリルエンドペプチダーゼ阻害剤 | |
| DE69130605T2 (de) | Antihypertensive N-(alpha-substituiertes Pyridyl)-carbonyldipeptide | |
| JPS63101353A (ja) | 新規のアミノ酸誘導体、その製法及びこれら誘導体を含む薬剤組成物 | |
| JPH0680077B2 (ja) | プロリンエンドペプチダ−ゼインヒビタ−活性を有する新規ペプチド化合物 | |
| JPH07157459A (ja) | ビフェニルメチル置換バレリルアミド誘導体 | |
| JPH0651677B2 (ja) | ジペプチド誘導体及びその製法並びに用途 | |
| JPH0699472B2 (ja) | ペプチダ−ゼ阻害作用を有する新規化合物及びその製法並びに用途 | |
| DE69503905T2 (de) | Peptidderivate mit metallopeptidasehemmender aktivität | |
| DE3113610A1 (de) | S-acylierungsprodukte aus einer mercaptoacylaminosaeure und einem eine carboxylgruppe enthaltendem diuretikum | |
| EA000966B1 (ru) | Производные пеницилламинамида | |
| JPH0611754B2 (ja) | ペプチダ−ゼ阻害作用を有する新規化合物及びその製法並びに用途 | |
| JPH0623191B2 (ja) | ペプチダ−ゼ阻害活性化合物およびその製法ならびに用途 | |
| JP2674703B2 (ja) | 新規チアゾリジン誘導体及びその用途 |