JPH07123225B2 - ワイヤードオア論理回路 - Google Patents

ワイヤードオア論理回路

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JPH07123225B2
JPH07123225B2 JP5082507A JP8250793A JPH07123225B2 JP H07123225 B2 JPH07123225 B2 JP H07123225B2 JP 5082507 A JP5082507 A JP 5082507A JP 8250793 A JP8250793 A JP 8250793A JP H07123225 B2 JPH07123225 B2 JP H07123225B2
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幸生 中井川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤードオア論理回路
に関し、特に、出力論理信号をエミッタフォロワの信号
出力用バイポーラトランジスタを介して出力する複数の
論理回路からなるワイヤードオア論理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のワイヤードオア論理回路
の構成の一例を図5に示す。図5を参照すると、このワ
イヤードオア論理回路には、出力選択信号E1 〜E
n (nは整数)によって選択されるn個の論理回路L1
〜Ln がある。それらの内部の信号出力用トランジスタ
1 〜Tn のエミッタはそれぞれの論理回路の出力端で
あり、そこから出力される出力Q1 〜Qn が配線抵抗又
は分布抵抗r1 〜rn-1 を有する同一の配線2を介し
て、共通の出力端子3に出力される。配線2は更に、論
理回路L1 〜Ln に共通の定電流源4を介して最低電位
の低位電源線5に接続されている。
【0003】以下にこのワイヤードオア論理回路の動作
について説明する。まず、選択されたm番号の論理回路
m (mは1≦m≦nの整数)の出力Qm は、ハイレベ
ル(VH )またはロウレベル(VL )の状態をとる。そ
の他の非選択回路の出力はVL に固定されている。各論
理回路の出力がワイヤードオア論理を用いて結線されて
いるので、出力端子3には、論理回路Lm の出力Qm
従ってハイレベル信号またはロウレベル信号が出力され
る。
【0004】今、n番目の論理回路Ln が選択されそれ
以外の論理回路が非選択の場合には、出力端子3の電圧
値VOUT は、配線2の分布抵抗r1 〜rn-1 の影響を受
けないので論理回路Ln の出力Qn の電位にほぼ等し
く、VOUT =VH またはVOUT=VL である。
【0005】次に、出力端子3から最も遠い第1番目の
論理回路L1 が選択されそれ以外の論理回路L2 〜Ln
が非選択の場合には、出力端子3の電圧値VOUT は、こ
のときの電流パスが、トランジスタT1 のコレクタから
エミッタを通り、配線2の分布抵抗r1 ,r2 ,…,r
n-1 を経て、更に定電流源4から低位電源線5へ流れ込
むパスであるので、電圧降下を起こし、論理回路Ln
出力状態に応じて、V OUT =VH −(r1 +r2 +…+
n-1 )・Iまたは、VOUT =VL −(r1 +r2 +…
+rn-1 )・Iとなる(但し、Iは定電流源4の電流
値)。
【0006】一般にm番目の論理回路Lm が出力選択信
号Em により選択された場合、この論理回路Lm 内部の
出力用トランジスタTm のベースに入力された論理信号
が論理回路Lm の出力信号としてトランジスタTm のエ
ミッタから出力端子3を介して出力されるとき、出力端
子3における電圧値VOUT は、電流がトランジスタTm
のコレクタからエミッタを通り、配線2の分布抵抗
m ,rm+1 ,…,rn-1,rn (但し、簡単のためr
n =0とする)を経て、定電流源4から最低電圧の低位
電源線5へ流れこむので、論理回路Lm の出力状態に応
じて、VOUT =VH−(rm +rm+1 +…+rn-1 +r
n )・Iまたは、VOUT =VL −(rm +rm+1 +…+
n-1 +rn )・Iとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来のワイヤード
オア論理回路は、多数の論理回路が分布抵抗を線路上に
有する同一信号配線2および唯一の定電流源4を共有
し、それぞれの論理回路L1 〜Ln からの出力Q1 〜Q
n を出力選択信号E1 〜En で切り換える構成をとって
いる。従って、論理回路L1 〜Ln そのものの出力Q1
〜Qn が同一レベルの信号であったとしても、図5に示
すような、定電流源4からの配線が長くなる論理回路L
1 からの外部への出力信号レベルVOUT は、配線2の分
布抵抗による電圧降下で、定電流源4に一番近い論理回
路Ln の出力Qn からの外部への出力信号レベルに比べ
て、電圧効果(r1 +r2 +…+rn-1 )・Iの分だけ
降下してしまう。このため、場合によっては、次段で必
要とする最小信号レベルが、従来のワイヤードオア論理
回路では得られなくなってしまうことがあった。
【0008】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、ワイヤードオア論理回路を構成するそれぞれの
論理回路から外部への出力信号レベルが、出力端子まで
の配線長の違いに関らず、同一レベルで得られ、しかも
動作マージンの広いワイヤードオア論理回路を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のワイヤードオア
論理回路は、出力論理回路を信号出力用のバイポーラト
ランジスタを介して出力する複数の論理回路をワイヤー
ドオアによって結線してなるワイヤードオア回路におい
て、前記論理回路はそれぞれ、出力用バイポーラトラン
ジスタごとに、出力選択信号の状態に同期してオン、オ
フし、出力用バイポーラトランジスタと共にエミッタフ
ォロワ回路を形成する定電流源を有している。また、前
記論理回路はそれぞれ、非選択時の出力信号レベルを選
択時における出力信号のロウレベルよりも低くする回路
を備えている。
【0010】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例について説明す
る。図1は、本発明の第1の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。図1を参照すると、本実施例が図5に示す
従来のワイヤードオア論理回路と異なるのは、従来すべ
ての論理回路L1 〜Ln に共通であった定電流源4の代
りに、論理回路L1 〜Ln のそれぞれごとに、出力用バ
イポーラトランジスタT1 〜Tn のエミッタと低位電源
線5との間に定電流源41 〜4n が設けられている点で
ある。これらの定電流源41 〜4n はそれぞれ、出力選
択信号E1 〜En の状態に応じてオン、オフされる。定
電流源41 〜4n と出力用バイポーラトランジスタT1
〜Tn はそれぞれ、各論理回路L1 〜Ln のエミッタフ
ォロワ回路を形成する。
【0011】以下に本実施例の動作について説明する。
図1において、例えば出力選択信号E1 が選択され、そ
れ以外の出力選択信号E2 〜En が非選択となった場
合、論理回路L1 が選択されるのと同時に定電流源41
がオン状態となり、定電流I1が流れる。一方、非選択
状態にある論理回路L2 〜Ln 内の定電流源42 〜4n
はオフ状態となり電流が流れなくなる。一般に、出力選
択信号Em (mは1≦m≦nの整数)が選択された場
合、論理回路Lm 内の定電流源4m がオン状態となり、
それ以外の定電流源はオフ状態となって電流が流れな
い。この時、電流Imは、出力用バイポーラトランジス
タTm のコレクタからエミッタを通り、定電流源4m
経て低位電源線5へ流れるので、配線2の分布抵抗によ
る電圧降下は生じない。
【0012】図2は、図1のブロック図を、ECL型論
理回路を例にして、トランジスタレベルで描いた回路図
である。本実施例では、出力選択端子6が入力リファレ
ンス電圧VR に対しハイレベル、つまり非選択状態にあ
る場合、トランジスタN3 のベース電圧がリファレンス
電圧VR より高いので、トランジスタN5 のベース電圧
がトランジスタN6 のベース電圧より高くなり、トラン
ジスタN5 がオンしトランジスタN6 がオフ状態とな
る。従って、トランジスタTのエミッタとトランジスタ
6 のコレクタ間には電流が流れず、定電流源がオフし
た状態と同等になる。また、この非選択状態では、リフ
ァレンス電圧VR が入力されているトランジスタN2
ベース電圧よりトランジスタN1 のベース電圧の方が高
いので、トランジスタN1 がオンし、電流IE1が抵抗R
1 に流れる。このとき出力▽Q(但し、▽は反転を表わ
す。従って▽Qは出力Qの反転を示す。以後同じ)の電
位は、トランジスタTのベース・エミッタ間の電位をV
f とすると、V▽Q =−(R1 ・IE1+Vf )となりロ
ウレベルとなる。
【0013】次に、出力選択端子6がロウレベル、つま
り選択状態の場合、トランジスタN3 のエミッタ電位に
比べトランジスタN4 のエミッタ電位の方が高いので、
トランジスタN6 ベース電位がトランジスタN5 のベー
ス電位より高くなり、トランジスタN6 がオンしトラン
ジスタN5 がオフ状態となる。従って、トランジスタT
のエミッタとトランジスタN6 のコレクタには電流IE2
が流れる。また、この選択状態の場合には、トランジス
タN1 のベース電位がトランジスタN2 のベース電位
(リファレンス電圧VR )より低いので、電流IE1のパ
スはトランジスタN9 のベース電圧である入力Dの値に
よって切り換る。すなわち、入力Dにハイレベルが入力
されるとトランジスタN9 がオンし、このとき電流IE1
は接地線から抵抗R1 を通り、トランジスタN9 のコレ
クタからエミッタへ流れる。従って、トランジスタTの
ベース電位が−(R1 ・IE1)となるので、出力▽Qの
電位V▽Q はロウレベルであって、−(R1 ・IE1+V
f )となる。一方、入力Dがロウレベルであると、電流
E1は接地線から抵抗R2 を通り、トランジスタN2
コレクタからエミッタへ流れる。従って、抵抗R1 には
電流が流れないので、トランジスタTのベース電位は接
地電位に等しくなり、出力▽Qの電位はハイレベルであ
って、−Vf の電位が出てくる。
【0014】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図3は本発明の第2の実施例における論理回路
を、トランジスタレベルで描いた回路図である。図3を
参照すると、本実施例は、図2に示す第1の実施例にお
ける論理回路に対して、抵抗R7 が抵抗R1 に加えて直
列に接地線とトランジスタN1 のコレクタとの間に接続
され、且つトランジスタN9 のコレクタが両抵抗の接続
点に接続されている点が異っている。本実施例では、第
1の実施例と同様に、出力選択端子6がハイレベル(非
選択)の状態のとき、トランジスタN5 がオンしトラン
ジスタN6 がオフするので、トランジスタTのエミッタ
とトランジスタN6 のコレクタとの間には電流が流れな
い。このときトランジスタN1 がオンすると、電流IE1
が抵抗R1,R7 に流れるので、出力▽Qの電位V▽Q
は、トランジスタTのベース・エミッタ間電位をVf
すると、V▽Q =−{(R1 +R7 )・IE1+Vf }と
なる。即ち、抵抗R7 が挿入されていない第1の実施例
に比べて、(−R7 ・IE1)の分だけ出力▽Qの電位が
低くなる。
【0015】第1の実施例では、非選択状態の論理回路
の出力▽Qがロウレベルに固定され、これが選択状態の
論理回路の出力▽Qのロウレベルと同電位であるので、
図4(a)に示すように、各論理回路に電流パスが生じ
る。このことは、図4(c)に示すトランジスタのIE
−VBE特性からも分るように、トランジスタのエミッタ
電流が減ってベース・エミッタ間の電位差が小さくなる
結果となる。すなわち、図2,3におけるトランジスタ
のベース・エミッタ間電圧Vf が減少し、出力▽Qのロ
ウレベルの電位が上昇してしまう。一方、本実施例で
は、非選択状態の論理回路の出力▽Qの電位VLLを選択
状態の論理回路の出力▽Qのロウレベルの電位VL より
(−R7 ・IE1)だけ低くしているので、非選択状態の
出力トランジスタのエミッタには電流が流れず、選択状
態の論理回路の出力▽Qのロウレベルが回路全体の出力
レベルとなり、動作マージンをより大きくすることがで
きる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ワイ
ヤードオア論理回路を構成する複数の論理回路のそれぞ
れごとに、出力用バイポーラトランジスタと共にエミッ
タフォロワ回路を形成する定電流源が設けられている。
そして、この定電流源は、自己の属する論理回路が選択
された時にのみ電流を流すように構成されている。
【0017】これにより、本発明によれば、複数の論理
回路からの出力信号を出力選択信号によって切り換えて
同一信号線上に出力する場合に、出力選択信号に合わせ
て必要な定電流源を選択し、選択された論理回路の出力
用エミッタフォロワ回路にのみ電流を流すことができる
ので、論理回路から出力端子までの信号線の分布抵抗に
よる電圧降下の影響を受けることなしに、いずれの論理
回路からの出力レベルも同じレベルで出力端子に出力す
ることができる。
【0018】更に、ワイヤードオア論理回路を構成する
論理回路ごとに、非選択時の出力信号レベルを選択時の
出力信号のロウレベルより低くする回路を設けることに
より、選択された論理回路の出力信号のロウレベルの上
昇を防ぐことができ、動作マージンをより広くすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】図1中の論理回路を、トランジスタレベルで表
した回路図である。
【図3】本発明の図2の実施例における論理回路をトラ
ンジスタレベルで表した回路図である。
【図4】本発明の第2の実施例の効果を説明するための
図である。
【図5】従来のワイヤードオア論理回路の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 〜Ln 論理回路 2 配線 3 出力端子 4,41 〜4n 定電流源 5 低位電源線 6 出力選択端子 T,T1 〜Tn 出力用バイポーラトランジスタ r1 〜rn 分布抵抗

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力論理信号を信号出力用のバイポーラ
    トランジスタを介して出力する複数の論理回路をワイヤ
    ードオアによって結線してなるワイヤードオア回路にお
    いて、 前記複数の論理回路のそれぞれは、出力用バイポーラト
    ランジスタと共にエミッタフォロワ回路を形成し、出力
    選択信号の状態に同期してオン、オフする定電流源を有
    することを特徴とするワイヤードオア論理回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のワイヤードオア論理回路
    において、前記複数の論理回路のそれぞれは、非選択時
    の出力信号レベルを選択時の出力信号のロウレベルより
    も低くする回路を具備することを特徴とするワイヤード
    オア論理回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のワイヤード
    オア論理回路において、前記論理回路がECL型論理回
    路であることを特徴とするワイヤードオア論理回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のワイヤードオア論理回路
    において、前記論理回路のそれぞれは、前記論理回路へ
    の入力信号の状態および前記出力選択信号の状態に応じ
    て電流路が切り換わることにより、前記出力用バイポー
    ラトランジスタのベースに異なるベース電位を与えるベ
    ース電位設定回路を有することを特徴とするワイヤード
    オア論理回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のワイヤードオア論理回路
    において、前記ベース電位設定回路は、非選択時の出力
    信号レベルを選択時の出力信号のロウレベルよりも低く
    する回路を具備することを特徴とするワイヤードオア論
    理回路。
JP5082507A 1992-03-26 1993-03-18 ワイヤードオア論理回路 Expired - Lifetime JPH07123225B2 (ja)

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JP2569033B2 (ja) * 1987-01-16 1997-01-08 株式会社日立製作所 半導体記憶装置
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JPH0697807A (ja) 1994-04-08

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