JPH0714005B2 - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH0714005B2 JPH0714005B2 JP59116213A JP11621384A JPH0714005B2 JP H0714005 B2 JPH0714005 B2 JP H0714005B2 JP 59116213 A JP59116213 A JP 59116213A JP 11621384 A JP11621384 A JP 11621384A JP H0714005 B2 JPH0714005 B2 JP H0714005B2
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- Japan
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- well
- semiconductor region
- film
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- Prior art date
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-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D84/00—Integrated devices formed in or on semiconductor substrates that comprise only semiconducting layers, e.g. on Si wafers or on GaAs-on-Si wafers
- H10D84/80—Integrated devices formed in or on semiconductor substrates that comprise only semiconducting layers, e.g. on Si wafers or on GaAs-on-Si wafers characterised by the integration of at least one component covered by groups H10D12/00 or H10D30/00, e.g. integration of IGFETs
- H10D84/82—Integrated devices formed in or on semiconductor substrates that comprise only semiconducting layers, e.g. on Si wafers or on GaAs-on-Si wafers characterised by the integration of at least one component covered by groups H10D12/00 or H10D30/00, e.g. integration of IGFETs of only field-effect components
- H10D84/83—Integrated devices formed in or on semiconductor substrates that comprise only semiconducting layers, e.g. on Si wafers or on GaAs-on-Si wafers characterised by the integration of at least one component covered by groups H10D12/00 or H10D30/00, e.g. integration of IGFETs of only field-effect components of only insulated-gate FETs [IGFET]
- H10D84/85—Complementary IGFETs, e.g. CMOS
- H10D84/854—Complementary IGFETs, e.g. CMOS comprising arrangements for preventing bipolar actions between the different IGFET regions, e.g. arrangements for latchup prevention
Landscapes
- Element Separation (AREA)
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、第1導電型の半導体基体中に形成されている
第2導電型の第1の半導体領域と、この第2導電型の第
1の半導体領域中に形成されている第1導電型の半導体
領域と、上記第1導電型の半導体基体中に形成されてい
る第2導電型の第2の半導体領域とをそれぞれ具備する
半導体装置に関する。
第2導電型の第1の半導体領域と、この第2導電型の第
1の半導体領域中に形成されている第1導電型の半導体
領域と、上記第1導電型の半導体基体中に形成されてい
る第2導電型の第2の半導体領域とをそれぞれ具備する
半導体装置に関する。
背景技術とその問題点 CMOSは、低消費電力、高ノイズ・マージン、広動作電源
電圧範囲、高負荷駆動能力等の種々の利点を有している
ため、今後のVLSIを構成する素子として最も有望視され
ている。このCMOSにおいては、例えば第1図に示すよう
に、n型シリコン基板1中にp+層から成るソース領域2
及びドレイン領域3が形成されている。またn型シリコ
ン基板1のドレイン領域3に隣接する部分にはpウエル
4が形成され、さらにこのpウエル4中にn+層から成る
ソース領域7及びドレイン領域8が形成されている。一
方、n型シリコン基板1上にはSiO2膜から成るゲート絶
縁膜10が形成され、このゲート絶縁膜10の上には多結晶
シリコン膜から成るゲート電極11が形成されている。同
様に、pウエル4の上にはSiO2膜から成るゲート絶縁膜
14が形成され、このゲート絶縁膜14の上には多結晶シリ
コン膜から成るゲート電極15が形成されている。そし
て、上述のゲート電極11、ゲート絶縁膜10、ソース領域
2及びドレイン領域3からpチャネルMOS FET17が構成
されると共に、ゲート電極15、ゲート絶縁膜14、ソース
領域7及びドレイン領域8からnチャネルMOS FET18が
構成され、これらのpチャネルMOS FET17及びnチャネ
ルMOS FET18からCMOSが構成されている。
電圧範囲、高負荷駆動能力等の種々の利点を有している
ため、今後のVLSIを構成する素子として最も有望視され
ている。このCMOSにおいては、例えば第1図に示すよう
に、n型シリコン基板1中にp+層から成るソース領域2
及びドレイン領域3が形成されている。またn型シリコ
ン基板1のドレイン領域3に隣接する部分にはpウエル
4が形成され、さらにこのpウエル4中にn+層から成る
ソース領域7及びドレイン領域8が形成されている。一
方、n型シリコン基板1上にはSiO2膜から成るゲート絶
縁膜10が形成され、このゲート絶縁膜10の上には多結晶
シリコン膜から成るゲート電極11が形成されている。同
様に、pウエル4の上にはSiO2膜から成るゲート絶縁膜
14が形成され、このゲート絶縁膜14の上には多結晶シリ
コン膜から成るゲート電極15が形成されている。そし
て、上述のゲート電極11、ゲート絶縁膜10、ソース領域
2及びドレイン領域3からpチャネルMOS FET17が構成
されると共に、ゲート電極15、ゲート絶縁膜14、ソース
領域7及びドレイン領域8からnチャネルMOS FET18が
構成され、これらのpチャネルMOS FET17及びnチャネ
ルMOS FET18からCMOSが構成されている。
上述の第1図に示すCMOSにおいては、例えばドレイン領
域3を構成するp+層と、n型シリコン基板1と、pウエ
ル4と、例えばソース領域7を構成するn+層とがpnpn構
造、即ち寄生サイリスタ構造となっているので、次のよ
うな問題がある。即ち、例えば外部雑音等に起因して生
ずるトリガ電流により上述の寄生サイリスタがターン・
オンし、この結果、電源側から接地側に貫通電流が流れ
てトランジスタを破壊したり、Al配線を溶断したりする
ことがある。なお上述の寄生サイリスタにおける端子A,
K間の電圧VAKとこれらの端子A,K間を流れる電流IAKとの
関係は第2図に示すようになり、この第2図において上
記貫通電流IHは例えば5mA程度である。
域3を構成するp+層と、n型シリコン基板1と、pウエ
ル4と、例えばソース領域7を構成するn+層とがpnpn構
造、即ち寄生サイリスタ構造となっているので、次のよ
うな問題がある。即ち、例えば外部雑音等に起因して生
ずるトリガ電流により上述の寄生サイリスタがターン・
オンし、この結果、電源側から接地側に貫通電流が流れ
てトランジスタを破壊したり、Al配線を溶断したりする
ことがある。なお上述の寄生サイリスタにおける端子A,
K間の電圧VAKとこれらの端子A,K間を流れる電流IAKとの
関係は第2図に示すようになり、この第2図において上
記貫通電流IHは例えば5mA程度である。
上述のサイリスタ現象、即ちいわゆるラッチ・アップ
は、例えばドレイン領域3を構成するp+層、n型シリコ
ン基板1及びpウエル4から成る寄生pnpトランジスタ
と、n型シリコン基板1、pウエル4及び例えばソース
領域7を構成するn+層から成る寄生npnトランジスタと
が同時にオンした時に起こることが知られている。この
ため、従来の2μmルール程度のCMOSにおいては、pウ
エル4の接合深さを3〜6μm程度に深くすると共に、
pウエル4の不純物濃度を高めて上述の寄生npnトラン
ジスタのβnを小さくし、またpウエル4とドレイン領
域3を構成するp+層との間隔を十分に大きく取ったり、
p型不純物の濃度がpチャネルMOS FET17のソース領域
2及びドレイン領域3よりは低いがpウエル4よりは高
いp+層(破線で示す)をpウエル4の周囲に形成して寄
生pnpトランジスタのβpを小さくすることにより、ラ
ッチ・アップを防止していた。しかしながら、1.5μm
ルール程度以下のCMOSにおいては、上述のような方法に
よりラッチ・アップの発生を防止することは難しい。
は、例えばドレイン領域3を構成するp+層、n型シリコ
ン基板1及びpウエル4から成る寄生pnpトランジスタ
と、n型シリコン基板1、pウエル4及び例えばソース
領域7を構成するn+層から成る寄生npnトランジスタと
が同時にオンした時に起こることが知られている。この
ため、従来の2μmルール程度のCMOSにおいては、pウ
エル4の接合深さを3〜6μm程度に深くすると共に、
pウエル4の不純物濃度を高めて上述の寄生npnトラン
ジスタのβnを小さくし、またpウエル4とドレイン領
域3を構成するp+層との間隔を十分に大きく取ったり、
p型不純物の濃度がpチャネルMOS FET17のソース領域
2及びドレイン領域3よりは低いがpウエル4よりは高
いp+層(破線で示す)をpウエル4の周囲に形成して寄
生pnpトランジスタのβpを小さくすることにより、ラ
ッチ・アップを防止していた。しかしながら、1.5μm
ルール程度以下のCMOSにおいては、上述のような方法に
よりラッチ・アップの発生を防止することは難しい。
発明の目的 本発明は、上述の問題にかんがみ、従来のCMOSが有する
上述のような欠点を是正した半導体装置を提供すること
を目的とする。
上述のような欠点を是正した半導体装置を提供すること
を目的とする。
発明の概要 本発明に係る半導体装置は、第1導電型の半導体基体中
に形成されている第2導電型の第1の半導体領域(例え
ばpウエル)と、この第2導電型の第1の半導体領域中
に形成されている第1導電型の半導体領域(例えばn+層
から成るソース領域及びドレイン領域)と、上記第1導
電型の半導体基体中に形成されている第2導電型の第2
の半導体領域(例えばp+層から成るソース領域及びドレ
イン領域)とをそれぞれ具備する半導体装置(例えばLS
Iを構成するCMOS)において、上記第1導電型の半導体
基体を第1導電型の低抵抗の半導体基板上に形成されて
いる第1導電型のエピタキシャル成長層で構成し、上記
第1導電型の半導体領域と上記第2導電型の第1の半導
体領域との接合よりも深い位置にその不純物濃度のピー
クが位置するように上記第2導電型の第1の半導体領域
を形成し、この第2導電型の第1の半導体領域と上記第
1導電型の低抵抗の半導体基板との間隔が0.5μm以上
にしている。このように構成することによって、第2導
電型の第2の半導体領域と、第1導電型のエピタキシャ
ル成長層と、第2導電型の第1の半導体領域と、第1導
電型の半導体領域とで構成される寄生サイリスタに起因
して生ずるラッチアップ、特に、電源投入時のラッチア
ップを効果的に防止することができる。
に形成されている第2導電型の第1の半導体領域(例え
ばpウエル)と、この第2導電型の第1の半導体領域中
に形成されている第1導電型の半導体領域(例えばn+層
から成るソース領域及びドレイン領域)と、上記第1導
電型の半導体基体中に形成されている第2導電型の第2
の半導体領域(例えばp+層から成るソース領域及びドレ
イン領域)とをそれぞれ具備する半導体装置(例えばLS
Iを構成するCMOS)において、上記第1導電型の半導体
基体を第1導電型の低抵抗の半導体基板上に形成されて
いる第1導電型のエピタキシャル成長層で構成し、上記
第1導電型の半導体領域と上記第2導電型の第1の半導
体領域との接合よりも深い位置にその不純物濃度のピー
クが位置するように上記第2導電型の第1の半導体領域
を形成し、この第2導電型の第1の半導体領域と上記第
1導電型の低抵抗の半導体基板との間隔が0.5μm以上
にしている。このように構成することによって、第2導
電型の第2の半導体領域と、第1導電型のエピタキシャ
ル成長層と、第2導電型の第1の半導体領域と、第1導
電型の半導体領域とで構成される寄生サイリスタに起因
して生ずるラッチアップ、特に、電源投入時のラッチア
ップを効果的に防止することができる。
実施例 以下本発明にかかる半導体装置をLSIを構成するCMOSに
適用した一実施例につき図面を参照しながら説明する。
なお第3A図〜第3G図においては、第1図と同一部分には
同一の符号を付し、必要に応じて説明を省略する。
適用した一実施例につき図面を参照しながら説明する。
なお第3A図〜第3G図においては、第1図と同一部分には
同一の符号を付し、必要に応じて説明を省略する。
第3A図に示すように、まず例えば比抵抗が0.01Ωcmの低
抵抗のn型シリコン基板1上に例えば膜厚が2.5μmで
比抵抗が2Ωcmのエピタキシャル成長層21を形成する。
抵抗のn型シリコン基板1上に例えば膜厚が2.5μmで
比抵抗が2Ωcmのエピタキシャル成長層21を形成する。
次に第3B図に示すように、エピタキシャル成長層21の表
面に例えば熱酸化法により膜厚が300ÅのSiO2膜22を形
成した後、このSiO2膜22上に例えばCVD法により例えば
膜厚が1000ÅのSi3N4膜23を被着形成する。
面に例えば熱酸化法により膜厚が300ÅのSiO2膜22を形
成した後、このSiO2膜22上に例えばCVD法により例えば
膜厚が1000ÅのSi3N4膜23を被着形成する。
次に第3C図に示すように、Si3N4膜23の所定部分をエッ
チング除去して所定形状のSi3N4膜23a,23bを形成する。
次に全面に例えば厚いフォトレジストを塗布し、次いで
このフォトレジストの所定部分を除去して所定形状のフ
ォトレジスト24を形成する。
チング除去して所定形状のSi3N4膜23a,23bを形成する。
次に全面に例えば厚いフォトレジストを塗布し、次いで
このフォトレジストの所定部分を除去して所定形状のフ
ォトレジスト24を形成する。
次にフォトレジスト24をマスクとして、エピタキシャル
成長層21中にSi3N4膜23a,23b及びSiO2膜22を介してp型
不純物、例えばホウ素Bを例えば加速エネルギー550KeV
でイオン注入することにより、第3D図に示すように、エ
ピタキシャル成長層21中にpウエル4を形成する。なお
pウエル4における不純物濃度のピークはpウエル4の
下部に位置しているため、pウエル4の下部の両端には
突起部4a,4bが形成されている。
成長層21中にSi3N4膜23a,23b及びSiO2膜22を介してp型
不純物、例えばホウ素Bを例えば加速エネルギー550KeV
でイオン注入することにより、第3D図に示すように、エ
ピタキシャル成長層21中にpウエル4を形成する。なお
pウエル4における不純物濃度のピークはpウエル4の
下部に位置しているため、pウエル4の下部の両端には
突起部4a,4bが形成されている。
次にフォトレジスト24を除去した後、第3E図に示すよう
に、p型不純物、例えばB(ドーズ量は例えば5×1013
cm-2)と、N型不純物、例えばP(ドーズ量は例えば1.
5×1012cm-2)とをSiO2膜22を介してエピタキシャル成
長層21中にそれぞれイオン注入する(エピタキシャル成
長層21中のBをoで、Pを・でそれぞれ表す)。
に、p型不純物、例えばB(ドーズ量は例えば5×1013
cm-2)と、N型不純物、例えばP(ドーズ量は例えば1.
5×1012cm-2)とをSiO2膜22を介してエピタキシャル成
長層21中にそれぞれイオン注入する(エピタキシャル成
長層21中のBをoで、Pを・でそれぞれ表す)。
次にSi3N4膜23a,23bを酸化マスクとしてエピタキシャル
成長層21を熱酸化することにより、第3F図に示すよう
に、SiO2膜22に連なる厚いSiO2膜25(フイールド酸化
膜)を形成する。またこの熱酸化の際には、第3E図に示
す工程においてエピタキシャル成長層21中にイオン注入
されたP,Bが深さ方向に拡散されてSiO2膜25の下方にチ
ャネル・ストッパ26,27が形成されると共にpウエル4
がアニールされる。
成長層21を熱酸化することにより、第3F図に示すよう
に、SiO2膜22に連なる厚いSiO2膜25(フイールド酸化
膜)を形成する。またこの熱酸化の際には、第3E図に示
す工程においてエピタキシャル成長層21中にイオン注入
されたP,Bが深さ方向に拡散されてSiO2膜25の下方にチ
ャネル・ストッパ26,27が形成されると共にpウエル4
がアニールされる。
次にSi3N4膜23a,23bをエッチング除去した後、第3G図に
示すように、SiO2膜22上に多結晶シリコン膜から成るゲ
ート電極11,15を形成する。次にゲート電極11をマスク
としてSiO2膜25aとSiO2膜25bとの間におけるエピタキシ
ャル成長層21にSiO2膜22を介してp型不純物、例えばB
を高濃度にイオン注入することによりp+層から成るソー
ス領域2及びドレイン領域3を形成すると共に、ゲート
電極15をマスクとしてSiO2膜25bとSiO2膜25cとの間にお
けるpウエル4にSiO2膜22を介してn型不純物、例えば
Asをイオン注入することによりn+層から成るソース領域
7及びドレイン領域8を形成する。このようにして、p
チャネルMOS FET17とnチャネルMOS FET18とから成るCM
OSが完成される。なおpウエル4の接合深さは約1.5μ
mであり、またpウエル4とn型シリコン基板1との間
隔xは約1μmである。
示すように、SiO2膜22上に多結晶シリコン膜から成るゲ
ート電極11,15を形成する。次にゲート電極11をマスク
としてSiO2膜25aとSiO2膜25bとの間におけるエピタキシ
ャル成長層21にSiO2膜22を介してp型不純物、例えばB
を高濃度にイオン注入することによりp+層から成るソー
ス領域2及びドレイン領域3を形成すると共に、ゲート
電極15をマスクとしてSiO2膜25bとSiO2膜25cとの間にお
けるpウエル4にSiO2膜22を介してn型不純物、例えば
Asをイオン注入することによりn+層から成るソース領域
7及びドレイン領域8を形成する。このようにして、p
チャネルMOS FET17とnチャネルMOS FET18とから成るCM
OSが完成される。なおpウエル4の接合深さは約1.5μ
mであり、またpウエル4とn型シリコン基板1との間
隔xは約1μmである。
上述の第3G図に示すCMOSにおける矢印A方向に不純物濃
度分布を第4図に示す。この第4図から明らかなよう
に、pウエル4の不純物濃度のピークはエピタキシャル
成長層21の深い部分に位置しており、このような不純物
濃度分布を有するpウエル4はretrograde wellと称さ
れている。
度分布を第4図に示す。この第4図から明らかなよう
に、pウエル4の不純物濃度のピークはエピタキシャル
成長層21の深い部分に位置しており、このような不純物
濃度分布を有するpウエル4はretrograde wellと称さ
れている。
上述の実施例により製造された第3G図に示すCMOSにつ
き、第2図と同様にVAKとIAKとの関係を調べて貫通電流
IHを求めた所、IH∞であった。このことから、第3G図
に示すCMOSにおいては、ラッチ・アップが殆ど完全に防
止されていることがわかる。このようにラッチ・アップ
が防止されるのは、第1にBを550KeVと極めて高い加速
エネルギーでイオン注入することにより、第4図に示す
ようにpウエル4をretrograde well構造として寄生npn
トランジスタのβnを極めて小さくすることができたか
らである。また第2に、0.01Ωcmと極めて低抵抗のn型
シリコン基板1上に形成されたエピタキシャル成長層21
にCMOSを形成しているため、抵抗Rs(第3G図参照)が大
幅に低減され、従ってIRS×Rs<0.6(V)(IRS:Rsを流
れる電流)となって寄生pnpトランジスタに正帰還がか
からなくなったからである。
き、第2図と同様にVAKとIAKとの関係を調べて貫通電流
IHを求めた所、IH∞であった。このことから、第3G図
に示すCMOSにおいては、ラッチ・アップが殆ど完全に防
止されていることがわかる。このようにラッチ・アップ
が防止されるのは、第1にBを550KeVと極めて高い加速
エネルギーでイオン注入することにより、第4図に示す
ようにpウエル4をretrograde well構造として寄生npn
トランジスタのβnを極めて小さくすることができたか
らである。また第2に、0.01Ωcmと極めて低抵抗のn型
シリコン基板1上に形成されたエピタキシャル成長層21
にCMOSを形成しているため、抵抗Rs(第3G図参照)が大
幅に低減され、従ってIRS×Rs<0.6(V)(IRS:Rsを流
れる電流)となって寄生pnpトランジスタに正帰還がか
からなくなったからである。
またCMOSの従来の製造方法においては、エピタキシャル
成長層21にまず比較的低エネルギーでBをイオン注入し
た後、例えば1200℃程度の高温で所定時間熱処理(ドラ
イブイン拡散)を行うことにより所要の接合深さのpウ
エル4を形成しているため、上記熱処理の際にBが横方
向に例えば1.5〜3μm程度拡散し、このためpウエル
4の平面的な大きさを小さくするのが難しかった。これ
に対して,本実施例によれば、Bの高エネルギーイオン
注入により所望の接合深さを有するpウエル4を形成す
ることができるので、pウエル4を所要の接合深さとす
るために従来のように高温で長時間の熱処理を行う必要
がない。このためBの横方向の拡散が実質的に0とな
り、従ってpウエル4の平面的な大きさを従来に比べて
極めて小さくすることができるので、CMOSの微細化が可
能である。
成長層21にまず比較的低エネルギーでBをイオン注入し
た後、例えば1200℃程度の高温で所定時間熱処理(ドラ
イブイン拡散)を行うことにより所要の接合深さのpウ
エル4を形成しているため、上記熱処理の際にBが横方
向に例えば1.5〜3μm程度拡散し、このためpウエル
4の平面的な大きさを小さくするのが難しかった。これ
に対して,本実施例によれば、Bの高エネルギーイオン
注入により所望の接合深さを有するpウエル4を形成す
ることができるので、pウエル4を所要の接合深さとす
るために従来のように高温で長時間の熱処理を行う必要
がない。このためBの横方向の拡散が実質的に0とな
り、従ってpウエル4の平面的な大きさを従来に比べて
極めて小さくすることができるので、CMOSの微細化が可
能である。
さらに上述の実施例によれば、次のような利点がある。
即ち、pウエル4とエピタキシャル成長層21との間の容
量Cjが大きいとCMOSの電源投入時にラッチ・アップが起
きやすくなるためCjは小さい程良いが、上述の実施例に
おいてはpウエル4とn型シリコン基板1との間隔x
(第3G図参照)を約1.0μmに選定しているため第5図
に示すようにCjは極めて小さく、殆どバルクの値と等し
い。このため、特に電源投入時におけるラッチ・アップ
の発生を効果的に防止することができる。なおpウエル
4とエピタキシャル成長層21との間の耐圧は約15V程度
であり、実用上全く問題がない。さらに、pウエル4が
retrograde wellであるので、第4図からも明らかなよ
うに、nチャネルMOS FET18のソース領域7及びドレイ
ン領域8との接合部におけるpウエル4の不純物濃度
が、通常のウエルに比べて低い。このため、この接合部
において空乏層が伸び易く、接合容量が小さいので、高
速化にも適している。
即ち、pウエル4とエピタキシャル成長層21との間の容
量Cjが大きいとCMOSの電源投入時にラッチ・アップが起
きやすくなるためCjは小さい程良いが、上述の実施例に
おいてはpウエル4とn型シリコン基板1との間隔x
(第3G図参照)を約1.0μmに選定しているため第5図
に示すようにCjは極めて小さく、殆どバルクの値と等し
い。このため、特に電源投入時におけるラッチ・アップ
の発生を効果的に防止することができる。なおpウエル
4とエピタキシャル成長層21との間の耐圧は約15V程度
であり、実用上全く問題がない。さらに、pウエル4が
retrograde wellであるので、第4図からも明らかなよ
うに、nチャネルMOS FET18のソース領域7及びドレイ
ン領域8との接合部におけるpウエル4の不純物濃度
が、通常のウエルに比べて低い。このため、この接合部
において空乏層が伸び易く、接合容量が小さいので、高
速化にも適している。
本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づく種々の変形が可能である。例え
ば、上述の実施例においては、pウエル4を形成するた
めのBのイオン注入時の加速エネルギーを550KeVとした
が、ソース領域7及びドレイン領域8とpウエル4との
接合によりも深い位置に不純物濃度のピークが位置すれ
ば必要に応じて加速エネルギーを変更することが可能で
ある。またn型シリコン基板1の比抵抗も上述の実施例
で用いた値に限定されるものではないが、比抵抗が大き
いとRsを低減することが難しいので、例えば0.1Ωcm以
下とするのが好ましい。同様にエピタキシャル成長層21
の膜厚及び比抵抗も上述の実施例で用いた値に限定され
るものではないが、膜厚が大きすぎると膜の結晶性が悪
くなったり、膜の成長時に突起が生じたりするばかりで
なく、膜の形成に要する費用が高くなるので、膜厚は5
μm以下とするのが好ましい。またpウエル4とn型シ
リコン基板1との間隔xも必要に応じて変更可能である
が、xが小さすぎるとCjが大きいので、xは0.5μm以
上であるのが好ましい。
明の技術的思想に基づく種々の変形が可能である。例え
ば、上述の実施例においては、pウエル4を形成するた
めのBのイオン注入時の加速エネルギーを550KeVとした
が、ソース領域7及びドレイン領域8とpウエル4との
接合によりも深い位置に不純物濃度のピークが位置すれ
ば必要に応じて加速エネルギーを変更することが可能で
ある。またn型シリコン基板1の比抵抗も上述の実施例
で用いた値に限定されるものではないが、比抵抗が大き
いとRsを低減することが難しいので、例えば0.1Ωcm以
下とするのが好ましい。同様にエピタキシャル成長層21
の膜厚及び比抵抗も上述の実施例で用いた値に限定され
るものではないが、膜厚が大きすぎると膜の結晶性が悪
くなったり、膜の成長時に突起が生じたりするばかりで
なく、膜の形成に要する費用が高くなるので、膜厚は5
μm以下とするのが好ましい。またpウエル4とn型シ
リコン基板1との間隔xも必要に応じて変更可能である
が、xが小さすぎるとCjが大きいので、xは0.5μm以
上であるのが好ましい。
なお上述の実施例においてはpウエル4を形成したが、
第3G図に示すCMOSの各部の導電型を全て逆にして、nウ
エル構造とすることも可能である。
第3G図に示すCMOSの各部の導電型を全て逆にして、nウ
エル構造とすることも可能である。
発明の効果 本発明に係る半導体装置によれば、第1導電型の半導体
基体を第1導電型の低抵抗の半導体基板上に形成されて
いる第1導電型のエピタキシャル成長層で構成し、上記
第1導電型の半導体領域と上記第2導電型の第1の半導
体領域との接合よりも深い位置にその不純物濃度のピー
クが位置するように上記第2導電型の第1の半導体領域
を形成し、この第2導電型の第1の半導体領域と上記第
1導電型の低抵抗の半導体基板との間隔を0.5μm以上
にしているので、第2導電型の第2の半導体領域と、第
1導電型のエピタキシャル成長層と、第2導電型の第1
の半導体領域と、第1導電型の半導体領域とで構成され
る寄生サイリスタに起因して生ずるラッチアップ、特
に、電源投入時のラッチアップを効果的に防止すること
ができる。
基体を第1導電型の低抵抗の半導体基板上に形成されて
いる第1導電型のエピタキシャル成長層で構成し、上記
第1導電型の半導体領域と上記第2導電型の第1の半導
体領域との接合よりも深い位置にその不純物濃度のピー
クが位置するように上記第2導電型の第1の半導体領域
を形成し、この第2導電型の第1の半導体領域と上記第
1導電型の低抵抗の半導体基板との間隔を0.5μm以上
にしているので、第2導電型の第2の半導体領域と、第
1導電型のエピタキシャル成長層と、第2導電型の第1
の半導体領域と、第1導電型の半導体領域とで構成され
る寄生サイリスタに起因して生ずるラッチアップ、特
に、電源投入時のラッチアップを効果的に防止すること
ができる。
第1図はLSIを構成する従来のCMOSの構造を示す断面
図、第2図は寄生サイリスタのVAKとIAKとの関係を示す
グラフ、第3A図〜第3G図は本発明に係る半導体装置の一
実施例としてのLSIを構成するCMOSの製造方法の一例を
工程順に示す断面図、第4図は第3G図の矢印A方向の不
純物濃度分布を示すグラフ、第5図は第3G図のpウエル
とn型シリコン基板との間隔xをパラメータとしてこれ
らの間に印加される電圧VとCjとの関係を示すグラフで
ある。 なお図面に用いた符号において、 2……ソース領域 (第2導電型の第2の半導体領域) 3……ドレイン領域 (第2導電型の第2の半導体領域) 4……pウエル (第2導電型の第1の半導体領域) 7……ソース領域 (第1導電型の半導体領域) 8……ドレイン領域 (第1導電型の半導体領域) 10,14……ゲート絶縁膜 11,15,22……ゲート電極 17……pチャネルMOS FET 18……nチャネルMOS FET 21……エピタキシャル成長層 である。
図、第2図は寄生サイリスタのVAKとIAKとの関係を示す
グラフ、第3A図〜第3G図は本発明に係る半導体装置の一
実施例としてのLSIを構成するCMOSの製造方法の一例を
工程順に示す断面図、第4図は第3G図の矢印A方向の不
純物濃度分布を示すグラフ、第5図は第3G図のpウエル
とn型シリコン基板との間隔xをパラメータとしてこれ
らの間に印加される電圧VとCjとの関係を示すグラフで
ある。 なお図面に用いた符号において、 2……ソース領域 (第2導電型の第2の半導体領域) 3……ドレイン領域 (第2導電型の第2の半導体領域) 4……pウエル (第2導電型の第1の半導体領域) 7……ソース領域 (第1導電型の半導体領域) 8……ドレイン領域 (第1導電型の半導体領域) 10,14……ゲート絶縁膜 11,15,22……ゲート電極 17……pチャネルMOS FET 18……nチャネルMOS FET 21……エピタキシャル成長層 である。
Claims (1)
- 【請求項1】第1導電型の半導体基体中に形成されてい
る第2導電型の第1の半導体領域と、この第2導電型の
第1の半導体領域中に形成されている第1導電型の半導
体領域と、上記第1導電型の半導体基体中に形成されて
いる第2導電型の第2の半導体領域とをそれぞれ具備す
る半導体装置において、 上記第1導電型の半導体基体を第1導電型の低抵抗の半
導体基板上に形成されている第1導電型のエピタキシャ
ル成長層で構成し、 上記第1導電型の半導体領域と上記第2導電型の第1の
半導体領域との接合よりも深い位置にその不純物濃度の
ピークが位置するように上記第2導電型の第1の半導体
領域を形成し、 この第2導電型の第1の半導体領域と上記第1導電型の
低抵抗の半導体基板との間隔が0.5μm以上であること
を特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59116213A JPH0714005B2 (ja) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59116213A JPH0714005B2 (ja) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | 半導体装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60260144A JPS60260144A (ja) | 1985-12-23 |
| JPH0714005B2 true JPH0714005B2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=14681633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59116213A Expired - Lifetime JPH0714005B2 (ja) | 1984-06-06 | 1984-06-06 | 半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714005B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2826182A1 (fr) | 2001-06-15 | 2002-12-20 | St Microelectronics Sa | Circuit integre de type cmos a tenue en tension elevee |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5480091A (en) * | 1977-12-08 | 1979-06-26 | Nec Corp | Manufacture of complementary field effect semiconductor device |
| JPS5932163A (ja) * | 1982-08-18 | 1984-02-21 | Nec Corp | Cmos集積回路 |
| JPS5984462A (ja) * | 1982-11-04 | 1984-05-16 | Nec Corp | 相補型mos半導体装置 |
-
1984
- 1984-06-06 JP JP59116213A patent/JPH0714005B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60260144A (ja) | 1985-12-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |