JPH07144398A - 同調ポリエステル化粧板の製造方法 - Google Patents
同調ポリエステル化粧板の製造方法Info
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- JPH07144398A JPH07144398A JP31395693A JP31395693A JPH07144398A JP H07144398 A JPH07144398 A JP H07144398A JP 31395693 A JP31395693 A JP 31395693A JP 31395693 A JP31395693 A JP 31395693A JP H07144398 A JPH07144398 A JP H07144398A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 化粧シートに複製された色彩模様と賦型フイ
ルムの導管部等の凹凸模様が良く合致した同調ポリエス
テル化粧板の製造方法と、該同調ポリエステル化粧板製
造時、化粧シートに複製された色彩模様と賦型フイルム
の導管部等の凹凸模様を精度よく、また短時間で合致さ
すことができる着色賦型フイルムを提供することであ
る。 【構成】 天然木または天然突板の色彩模様が形成され
た化粧材上に、不飽和ポリエステル樹脂液を塗布し、該
不飽和ポリエステル樹脂液面に前記天然木または天然突
板の導管溝模様の少なくとも2か所以上の任意の箇所が
着色されたシリコーン樹脂よりなる賦型フイルムを載置
し、該着色凹凸模様に対応した、前記色彩模様を合致さ
せた状態で硬化させた後、該賦型フイルムを剥離して形
成する同調ポリエステル化粧板。
ルムの導管部等の凹凸模様が良く合致した同調ポリエス
テル化粧板の製造方法と、該同調ポリエステル化粧板製
造時、化粧シートに複製された色彩模様と賦型フイルム
の導管部等の凹凸模様を精度よく、また短時間で合致さ
すことができる着色賦型フイルムを提供することであ
る。 【構成】 天然木または天然突板の色彩模様が形成され
た化粧材上に、不飽和ポリエステル樹脂液を塗布し、該
不飽和ポリエステル樹脂液面に前記天然木または天然突
板の導管溝模様の少なくとも2か所以上の任意の箇所が
着色されたシリコーン樹脂よりなる賦型フイルムを載置
し、該着色凹凸模様に対応した、前記色彩模様を合致さ
せた状態で硬化させた後、該賦型フイルムを剥離して形
成する同調ポリエステル化粧板。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧板基材に複製され
た色彩模様に合致した凹凸模様を表面に保有した同調ポ
リエステル化粧板の製造方法に関する。
た色彩模様に合致した凹凸模様を表面に保有した同調ポ
リエステル化粧板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より木質系基材上に不飽和ポリエス
テル樹脂を塗布した後に凹凸模様を有する賦型フイルム
を重ね合わせて、前記不飽和ポリエステル樹脂を硬化さ
せ、しかる後に前記凹凸模様を有する賦型フイルムを剥
離することにより、凹凸表面を有するポリエステル化粧
板を製造する方法が、素材の持つ風合いの再現性が高い
ものとして広く知られている。
テル樹脂を塗布した後に凹凸模様を有する賦型フイルム
を重ね合わせて、前記不飽和ポリエステル樹脂を硬化さ
せ、しかる後に前記凹凸模様を有する賦型フイルムを剥
離することにより、凹凸表面を有するポリエステル化粧
板を製造する方法が、素材の持つ風合いの再現性が高い
ものとして広く知られている。
【0003】前記の如き方法で凹凸表面を有するポリエ
ステル化粧板を製造する方法において、天然木の模様の
色彩模様を撮影して印刷用の原版を作製し、この原版を
用いて印刷により木目の色彩模様を化粧シートに複製す
る。一方、天然木の模様のうち導管部等の凹凸模様を型
取りして作製した型を使って、前記化粧シートの木目の
色彩模様と同調させながら、不飽和ポリエステル樹脂を
硬化させ凹凸模様を賦形し、該凹凸面に着色剤を付着さ
せて化粧シートに印刷された木目の色彩模様と賦形され
た導管模様により天然木質の質感を再現した化粧板があ
る。
ステル化粧板を製造する方法において、天然木の模様の
色彩模様を撮影して印刷用の原版を作製し、この原版を
用いて印刷により木目の色彩模様を化粧シートに複製す
る。一方、天然木の模様のうち導管部等の凹凸模様を型
取りして作製した型を使って、前記化粧シートの木目の
色彩模様と同調させながら、不飽和ポリエステル樹脂を
硬化させ凹凸模様を賦形し、該凹凸面に着色剤を付着さ
せて化粧シートに印刷された木目の色彩模様と賦形され
た導管模様により天然木質の質感を再現した化粧板があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記方法で
は、化粧シートに複製された天然木の木目の色彩模様
と、一方の天然木の模様のうち導管部等の凹凸模様を合
致させる方法として、賦型フイルムの裏側より視覚によ
って賦型フイルムの凹凸模様と色彩模様とを手工的に見
当合わせし、これがずれないように枠を固定させた状態
で不飽和ポリエステル樹脂を硬化させる方法が用いられ
ているが、賦型フイルムが透明或いは半透明の為に、導
管部等の凹凸模様が確認しにくい、特に、不飽和ポリエ
ステル樹脂に密着させた際には殆ど確認不能である。そ
のために、色彩模様と導管部等の凹凸模様の位置合わせ
を完全にすることが非常に難しく、また、時間がかかり
生産性が悪いという問題があった。又別な方法として、
天然木原稿の一辺に見当合わせ部分たる円形の穴窪を2
個以上設けた金属片を付設しこれらを一体化して賦型フ
イルム及び化粧シート用の原稿とし、賦型フイルムに形
成された突起を化粧シート等の化粧板素材に穿設した孔
に嵌合させることによって化粧シートに複製された色彩
模様と賦型フイルムの凹凸模様を合致させる方法も提案
されているが、生産性に乏しく、量産に向かないという
欠点を持っていた。
は、化粧シートに複製された天然木の木目の色彩模様
と、一方の天然木の模様のうち導管部等の凹凸模様を合
致させる方法として、賦型フイルムの裏側より視覚によ
って賦型フイルムの凹凸模様と色彩模様とを手工的に見
当合わせし、これがずれないように枠を固定させた状態
で不飽和ポリエステル樹脂を硬化させる方法が用いられ
ているが、賦型フイルムが透明或いは半透明の為に、導
管部等の凹凸模様が確認しにくい、特に、不飽和ポリエ
ステル樹脂に密着させた際には殆ど確認不能である。そ
のために、色彩模様と導管部等の凹凸模様の位置合わせ
を完全にすることが非常に難しく、また、時間がかかり
生産性が悪いという問題があった。又別な方法として、
天然木原稿の一辺に見当合わせ部分たる円形の穴窪を2
個以上設けた金属片を付設しこれらを一体化して賦型フ
イルム及び化粧シート用の原稿とし、賦型フイルムに形
成された突起を化粧シート等の化粧板素材に穿設した孔
に嵌合させることによって化粧シートに複製された色彩
模様と賦型フイルムの凹凸模様を合致させる方法も提案
されているが、生産性に乏しく、量産に向かないという
欠点を持っていた。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とする所は、化粧シートに複製さ
れた色彩模様と賦型フイルムの導管部等の凹凸模様が良
く合致した同調ポリエステル化粧板の製造方法と、該同
調ポリエステル化粧板製造時、化粧シートに複製された
色彩模様と賦型フイルムの導管部等の凹凸模様を精度よ
く、また短時間で合致させることができる着色賦型フイ
ルムを提供するものである。
のであって、その目的とする所は、化粧シートに複製さ
れた色彩模様と賦型フイルムの導管部等の凹凸模様が良
く合致した同調ポリエステル化粧板の製造方法と、該同
調ポリエステル化粧板製造時、化粧シートに複製された
色彩模様と賦型フイルムの導管部等の凹凸模様を精度よ
く、また短時間で合致させることができる着色賦型フイ
ルムを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の同調ポリエステル化粧板の製造方法は、天
然木または天然突板の色彩模様が形成された化粧材上
に、不飽和ポリエステル樹脂液を塗布し、該不飽和ポリ
エステル樹脂液面に前記天然木または天然突板の導管溝
凹凸模様が賦型された賦型フイルムの凹凸面を接するよ
うに載置した状態で硬化させた後、該賦型フイルムを剥
離してなるポリエステル化粧板の製造方法において、前
記賦型フイルムとして、凹凸部の少なくとも2か所以上
の任意の箇所に着色部を有する着色賦型フイルムを用い
ることにより、前記天然木または天然突板の色彩模様と
導管溝凹凸模様とが合致していることを特徴とするもの
である。
に、本発明の同調ポリエステル化粧板の製造方法は、天
然木または天然突板の色彩模様が形成された化粧材上
に、不飽和ポリエステル樹脂液を塗布し、該不飽和ポリ
エステル樹脂液面に前記天然木または天然突板の導管溝
凹凸模様が賦型された賦型フイルムの凹凸面を接するよ
うに載置した状態で硬化させた後、該賦型フイルムを剥
離してなるポリエステル化粧板の製造方法において、前
記賦型フイルムとして、凹凸部の少なくとも2か所以上
の任意の箇所に着色部を有する着色賦型フイルムを用い
ることにより、前記天然木または天然突板の色彩模様と
導管溝凹凸模様とが合致していることを特徴とするもの
である。
【0007】また、本発明に係わる着色賦型フイルム
は、表面に凹凸模様を有する天然木または天然突板を原
稿とし、該原稿表面の凹凸面の少なくとも2か所以上の
任意の箇所の凹部のみに着色シリコーン樹脂を塗布し、
次いで、塗布した着色シリコーン樹脂面を含む全面に透
明または半透明なシリコーン樹脂を塗布したあと、該着
色シリコーン樹脂と透明または半透明なシリコーン樹脂
を硬化一体化させ、しかる後に、硬化一体化したシリコ
ーン樹脂膜を脱型して形成されたもので有ることを特徴
とするものである。
は、表面に凹凸模様を有する天然木または天然突板を原
稿とし、該原稿表面の凹凸面の少なくとも2か所以上の
任意の箇所の凹部のみに着色シリコーン樹脂を塗布し、
次いで、塗布した着色シリコーン樹脂面を含む全面に透
明または半透明なシリコーン樹脂を塗布したあと、該着
色シリコーン樹脂と透明または半透明なシリコーン樹脂
を硬化一体化させ、しかる後に、硬化一体化したシリコ
ーン樹脂膜を脱型して形成されたもので有ることを特徴
とするものである。
【0008】
【作用】上記の本発明の着色賦型フイルムは、賦型フイ
ルムの凸部に着色された部分が設けられているので色彩
模様の上に重ねた時、賦型フイルムの凹凸模様が確認し
やすいために化粧シートの色彩模様の絵柄位置に合致さ
せることが容易である。また着色された部分が2か所以
上ある為、同時に位置合わせをすることができ、全体を
完全に合致さすことが容易である。
ルムの凸部に着色された部分が設けられているので色彩
模様の上に重ねた時、賦型フイルムの凹凸模様が確認し
やすいために化粧シートの色彩模様の絵柄位置に合致さ
せることが容易である。また着色された部分が2か所以
上ある為、同時に位置合わせをすることができ、全体を
完全に合致さすことが容易である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の同調ポリエステル化粧板の積層断
面図、図2は本発明の同調ポリエステル化粧板の製造工
程を示す断面図、図3は本発明の製造方法によって得ら
れた着色賦型フイルムを示す断面図、図4は本発明の着
色賦型フイルムの製造方法を示す説明図であり、1は同
調ポリエステル化粧板、2は着色賦型フイルム、3は原
稿、4は着色シリコーン樹脂、5は透明シリコーン樹
脂、6は化粧材、7は色彩模様層、8は導管凹部、9は
不飽和ポリエステル樹脂、41は着色凸部、51は透明
凸部をそれぞれ表している。
する。図1は本発明の同調ポリエステル化粧板の積層断
面図、図2は本発明の同調ポリエステル化粧板の製造工
程を示す断面図、図3は本発明の製造方法によって得ら
れた着色賦型フイルムを示す断面図、図4は本発明の着
色賦型フイルムの製造方法を示す説明図であり、1は同
調ポリエステル化粧板、2は着色賦型フイルム、3は原
稿、4は着色シリコーン樹脂、5は透明シリコーン樹
脂、6は化粧材、7は色彩模様層、8は導管凹部、9は
不飽和ポリエステル樹脂、41は着色凸部、51は透明
凸部をそれぞれ表している。
【0010】本発明の同調ポリエステル化粧板1の構成
は、図1に示すように、化粧材6の表面に色彩模様層
7、不飽和ポリエステル樹脂9が順に積層された構成か
らなり、色彩模様層7と導管凹部8とが完全に合致して
いる。
は、図1に示すように、化粧材6の表面に色彩模様層
7、不飽和ポリエステル樹脂9が順に積層された構成か
らなり、色彩模様層7と導管凹部8とが完全に合致して
いる。
【0011】先ず本発明の着色賦型フイルム2の製造方
法について説明すると、図3に示すように、本発明の製
造方法によって得られる着色賦型フイルム2は、着色シ
リコーン樹脂4が充填された着色凸部41と、透明シリ
コーン樹脂層5による透明凸部51とが一体化した構成
よりなり、部分的に着色シリコーン樹脂4によって着色
凸部41が形成されているため、賦型フイルム面から着
色凸部41が容易に目視でき色彩模様層7との微妙な位
置合わせも完全に、しかも容易にできる。
法について説明すると、図3に示すように、本発明の製
造方法によって得られる着色賦型フイルム2は、着色シ
リコーン樹脂4が充填された着色凸部41と、透明シリ
コーン樹脂層5による透明凸部51とが一体化した構成
よりなり、部分的に着色シリコーン樹脂4によって着色
凸部41が形成されているため、賦型フイルム面から着
色凸部41が容易に目視でき色彩模様層7との微妙な位
置合わせも完全に、しかも容易にできる。
【0012】次に上記の着色賦型フイルム2の製造方法
について説明する。先ず図4(a)に示すように、天然
木又は天然突板よりなる原稿3の表面の少なくとも2か
所以上の任意の箇所に成形用材料の着色シリコーン樹脂
4を塗布する。続いて図4(b)に示すように、前記着
色シリコーン樹脂面4を含む全面に透明シリコーン樹脂
5を塗布し、硬化させ、図4(c)に示すように、着色
シリコーン樹脂4と透明シリコーン樹脂5とが一体硬化
したシリコーン樹脂膜を天然木又は天然突板よりなる原
稿3より脱型して、図3に示すような任意な箇所に着色
凸部41が形成された着色賦型フイルム2が得られた。
について説明する。先ず図4(a)に示すように、天然
木又は天然突板よりなる原稿3の表面の少なくとも2か
所以上の任意の箇所に成形用材料の着色シリコーン樹脂
4を塗布する。続いて図4(b)に示すように、前記着
色シリコーン樹脂面4を含む全面に透明シリコーン樹脂
5を塗布し、硬化させ、図4(c)に示すように、着色
シリコーン樹脂4と透明シリコーン樹脂5とが一体硬化
したシリコーン樹脂膜を天然木又は天然突板よりなる原
稿3より脱型して、図3に示すような任意な箇所に着色
凸部41が形成された着色賦型フイルム2が得られた。
【0013】図4(a)は天然木又は天然突板よりなる
原稿3の表面の少なくとも2か所以上の任意の箇所に成
形用材料の着色シリコーン樹脂4を塗布した状態を示す
断面図である。原稿3としては、オーク、チーク、ウオ
ールナット、欅等の任意のものを用いることができる。
また原稿3には必要に応じて、例えば、離型性のシリコ
ン或いはワックス類を施しても、また合成樹脂液を含浸
乾燥させて、シリコーン樹脂膜の剥離性を良くしても良
い。
原稿3の表面の少なくとも2か所以上の任意の箇所に成
形用材料の着色シリコーン樹脂4を塗布した状態を示す
断面図である。原稿3としては、オーク、チーク、ウオ
ールナット、欅等の任意のものを用いることができる。
また原稿3には必要に応じて、例えば、離型性のシリコ
ン或いはワックス類を施しても、また合成樹脂液を含浸
乾燥させて、シリコーン樹脂膜の剥離性を良くしても良
い。
【0014】シリコーン樹脂としては縮合反応により硬
化するもの、付加重合反応により硬化するものがある
が、通常使用されている型取り用シリコーン樹脂であれ
ば任意であり、望ましくは低温硬化型のものが原稿の損
傷が少なくて良い。
化するもの、付加重合反応により硬化するものがある
が、通常使用されている型取り用シリコーン樹脂であれ
ば任意であり、望ましくは低温硬化型のものが原稿の損
傷が少なくて良い。
【0015】着色シリコーン樹脂4の着色剤としては、
通常使用される有機又は無機系の顔料で有ればいずれも
良いが、過度に混合すると樹脂の硬化阻害を引き起こ
す。従って、添加する量としては、賦型フイルムを構成
する樹脂中に、0.01〜50%、好ましくは0.1〜
1.0%が適当である。
通常使用される有機又は無機系の顔料で有ればいずれも
良いが、過度に混合すると樹脂の硬化阻害を引き起こ
す。従って、添加する量としては、賦型フイルムを構成
する樹脂中に、0.01〜50%、好ましくは0.1〜
1.0%が適当である。
【0016】また、着色凸部41を設ける箇所として
は、賦型フイルムの任意な箇所いずれでもよいが、化粧
シートの色彩模様と賦型フイルムの凹凸模様を合致させ
る方法として賦型フイルムの裏側より作業者の目視によ
って位置合わせをすることから、出来るだけ賦型フイル
ムの周縁に近く、相対する箇所に少なくとも2か所以上
設けることが好ましく、全面において着色されているも
のが最も好ましいのは当然である。
は、賦型フイルムの任意な箇所いずれでもよいが、化粧
シートの色彩模様と賦型フイルムの凹凸模様を合致させ
る方法として賦型フイルムの裏側より作業者の目視によ
って位置合わせをすることから、出来るだけ賦型フイル
ムの周縁に近く、相対する箇所に少なくとも2か所以上
設けることが好ましく、全面において着色されているも
のが最も好ましいのは当然である。
【0017】本発明において、シリコーン樹脂を原稿3
の表面に施す方法としては、種々の方法で行い得るが、
例えば、上記のシリコーン樹脂を適当な溶剤で混練して
なる組成物或いは、乳化組成物等を、原稿3の表面に流
し込むとか或いは塗布する方法等の通常の方法によって
行うことができる。また上記において、原稿3の表面に
シリコーン樹脂を施すに際して、樹脂層補強のために、
補強材としてガラス繊維、テトロン繊維メッシュ等を常
法によって施してもよい。なお、補強材は予めアルミ、
木等の枠に張っておいたものを使用するのが良い。
の表面に施す方法としては、種々の方法で行い得るが、
例えば、上記のシリコーン樹脂を適当な溶剤で混練して
なる組成物或いは、乳化組成物等を、原稿3の表面に流
し込むとか或いは塗布する方法等の通常の方法によって
行うことができる。また上記において、原稿3の表面に
シリコーン樹脂を施すに際して、樹脂層補強のために、
補強材としてガラス繊維、テトロン繊維メッシュ等を常
法によって施してもよい。なお、補強材は予めアルミ、
木等の枠に張っておいたものを使用するのが良い。
【0018】出来上がった賦型フイルムは、そのままエ
ンボス版として使用に供してもよいが、賦型フイルムの
量産及び品質の安定上、該賦型フイルムを母型とし、こ
れから返し型を取り、利用に供する賦型フイルムを製造
するようにしてもよい。
ンボス版として使用に供してもよいが、賦型フイルムの
量産及び品質の安定上、該賦型フイルムを母型とし、こ
れから返し型を取り、利用に供する賦型フイルムを製造
するようにしてもよい。
【0019】ついで、図2に示すように、本発明の同調
ポリエステル化粧板1を製造するには、先ず、化粧板用
基材の上に予め天然木または天然突板の色彩模様層7を
印刷した化粧用原紙を接着剤を用いて貼合せた化粧材6
の全面に渡って不飽和ポリエステル樹脂9を塗布してか
ら、上記着色賦型フイルム2の凹凸模様41、51を化
粧材6に向け、着色賦型フイルム2の裏面より目視によ
って着色賦型フイルム2の着色凸部41とそれに対応す
る化粧材6の色彩模様7とを位置合わせし、その位置が
ずれないようにして、前記不飽和ポリエステル樹脂9を
硬化する。次いで、着色賦型フイルム2を離型して同調
ポリエステル化粧板1が得られる。
ポリエステル化粧板1を製造するには、先ず、化粧板用
基材の上に予め天然木または天然突板の色彩模様層7を
印刷した化粧用原紙を接着剤を用いて貼合せた化粧材6
の全面に渡って不飽和ポリエステル樹脂9を塗布してか
ら、上記着色賦型フイルム2の凹凸模様41、51を化
粧材6に向け、着色賦型フイルム2の裏面より目視によ
って着色賦型フイルム2の着色凸部41とそれに対応す
る化粧材6の色彩模様7とを位置合わせし、その位置が
ずれないようにして、前記不飽和ポリエステル樹脂9を
硬化する。次いで、着色賦型フイルム2を離型して同調
ポリエステル化粧板1が得られる。
【0020】化粧板用基材としては、例えば合板、パー
ティクルボード、MDF等が適宜に選択して用いられ、
化粧板用基材上に積層される化粧用原紙としては、薄葉
紙等の紙質系素材、不織布等が用いられ、上記材質の中
でも、不飽和ポリエステル樹脂液の含浸適性、基板の隠
蔽の点から酸化チタン等の不透明顔料を混抄した「チタ
ン紙」が最適であり、グラビア印刷、オフセット印刷又
はスクリーン印刷等の既知の方法により色彩模様層7を
施したものを用いることができ、色彩模様層7のインク
材料としては酢酸セルロース系インキが好適に用いられ
る。
ティクルボード、MDF等が適宜に選択して用いられ、
化粧板用基材上に積層される化粧用原紙としては、薄葉
紙等の紙質系素材、不織布等が用いられ、上記材質の中
でも、不飽和ポリエステル樹脂液の含浸適性、基板の隠
蔽の点から酸化チタン等の不透明顔料を混抄した「チタ
ン紙」が最適であり、グラビア印刷、オフセット印刷又
はスクリーン印刷等の既知の方法により色彩模様層7を
施したものを用いることができ、色彩模様層7のインク
材料としては酢酸セルロース系インキが好適に用いられ
る。
【0021】ポリエステル樹脂層としては、化粧材6の
上に不飽和ポリエステル樹脂9を塗布し、含浸、硬化さ
せて成形する事によって形成される。不飽和ポリエステ
ル樹脂液には重合開始剤及び必要に応じて重合促進剤、
並びにその他の添加剤を添加することが出来る。重合開
始剤としては、例えばメチルエチルケトンパーオキサイ
ド、ベンゾイルパーオキサイド、ハイドロパーオキサイ
ド等の過酸化物、アゾビスイソブチロニトリルのような
ラジカル開始剤から適宜に選択して用いられる。重合開
始剤の添加量は一般に0.5〜3重量%で足りる。重合
促進剤としては、例えばナフテン酸コバルト等のコバル
ト化合物、バナジウム化合物、マンガン化合物等の金属
化合物、ジメチルニトリル等のアミン系化合物等が樹脂
に対して好ましくは0.1〜2.0重量%の割合で用い
られる。更に塗工粘度の調整及び樹脂を架橋させるため
に、スチレンモノマー等のビニル基を有する化合物を樹
脂の10〜40重量%を占める量で添加してもよい。
上に不飽和ポリエステル樹脂9を塗布し、含浸、硬化さ
せて成形する事によって形成される。不飽和ポリエステ
ル樹脂液には重合開始剤及び必要に応じて重合促進剤、
並びにその他の添加剤を添加することが出来る。重合開
始剤としては、例えばメチルエチルケトンパーオキサイ
ド、ベンゾイルパーオキサイド、ハイドロパーオキサイ
ド等の過酸化物、アゾビスイソブチロニトリルのような
ラジカル開始剤から適宜に選択して用いられる。重合開
始剤の添加量は一般に0.5〜3重量%で足りる。重合
促進剤としては、例えばナフテン酸コバルト等のコバル
ト化合物、バナジウム化合物、マンガン化合物等の金属
化合物、ジメチルニトリル等のアミン系化合物等が樹脂
に対して好ましくは0.1〜2.0重量%の割合で用い
られる。更に塗工粘度の調整及び樹脂を架橋させるため
に、スチレンモノマー等のビニル基を有する化合物を樹
脂の10〜40重量%を占める量で添加してもよい。
【0022】実施例1木目導管を有する欅板目の突板を
9mm厚みのMDF板の上に貼着けたものを原稿として、
下記着色シリコーン樹脂を該原稿の任意の箇所に部分的
にスキージを用いて充填する。 着色シリコーン樹脂組成 主剤 :TSE3453T(A)(東芝シリコーン) 100重量部 硬化剤:TSE3453T(B)(東芝シリコーン) 10重量部 着色剤:ME50−B (東芝シリコーン) 2重量部 続いて、下記半透明なシリコーン樹脂を上記着色シリコ
ーン樹脂が未硬化のうちに、着色シリコーン樹脂部を含
む原稿全面に厚さ1.5mmになるように塗布し、常温で
24時間放置硬化した後、原稿より剥離して木目導管部
分の任意の箇所を部分的に着色した着色賦型フイルムを
得た。 半透明なシリコーン樹脂組成 主剤 :TSE3453T(A)(東芝シリコーン) 100重量部 硬化剤:TSE3453T(B)(東芝シリコーン) 10重量部
9mm厚みのMDF板の上に貼着けたものを原稿として、
下記着色シリコーン樹脂を該原稿の任意の箇所に部分的
にスキージを用いて充填する。 着色シリコーン樹脂組成 主剤 :TSE3453T(A)(東芝シリコーン) 100重量部 硬化剤:TSE3453T(B)(東芝シリコーン) 10重量部 着色剤:ME50−B (東芝シリコーン) 2重量部 続いて、下記半透明なシリコーン樹脂を上記着色シリコ
ーン樹脂が未硬化のうちに、着色シリコーン樹脂部を含
む原稿全面に厚さ1.5mmになるように塗布し、常温で
24時間放置硬化した後、原稿より剥離して木目導管部
分の任意の箇所を部分的に着色した着色賦型フイルムを
得た。 半透明なシリコーン樹脂組成 主剤 :TSE3453T(A)(東芝シリコーン) 100重量部 硬化剤:TSE3453T(B)(東芝シリコーン) 10重量部
【0023】次いで、興人製チタン紙80g/m2の上に、
上記欅板目の突板を原稿として得られた木目色彩模様を
酢酸セルロースをベヒクルとするインキを用いてグラビ
ア印刷により設けて化粧用原紙を得た。次いで、2.5
mm厚の合板にEVA系接着剤をロールコートした後、上
記で得た化粧用原紙を貼合せた。しかるのちに、上記木
目色彩模様層を有する化粧用原紙の上面全面に、不飽和
ポリエステル樹脂を200g/m2の塗布量で塗布し、上記
で得た部分的に着色した着色賦型フイルムを上から被覆
した後、着色賦型フイルムの裏面より目視によって着色
凹凸模様と相対する木目色彩模様とを合致させる。つづ
いて、ローラーを用いて脱泡、平滑にした後、常温下で
1時間放置して不飽和ポリエステル樹脂を硬化した後、
着色賦型フイルムを剥離して、木目色彩模様と木目導管
模様とが綺麗に合致した同調ポリエステル化粧板を得
た。
上記欅板目の突板を原稿として得られた木目色彩模様を
酢酸セルロースをベヒクルとするインキを用いてグラビ
ア印刷により設けて化粧用原紙を得た。次いで、2.5
mm厚の合板にEVA系接着剤をロールコートした後、上
記で得た化粧用原紙を貼合せた。しかるのちに、上記木
目色彩模様層を有する化粧用原紙の上面全面に、不飽和
ポリエステル樹脂を200g/m2の塗布量で塗布し、上記
で得た部分的に着色した着色賦型フイルムを上から被覆
した後、着色賦型フイルムの裏面より目視によって着色
凹凸模様と相対する木目色彩模様とを合致させる。つづ
いて、ローラーを用いて脱泡、平滑にした後、常温下で
1時間放置して不飽和ポリエステル樹脂を硬化した後、
着色賦型フイルムを剥離して、木目色彩模様と木目導管
模様とが綺麗に合致した同調ポリエステル化粧板を得
た。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、従来の化粧板では望み
得なかった天然木の微細且つ微妙な色彩模様と凹凸模様
とが合致した実体的な感触を有する化粧板が容易に製造
可能となり、見当合わせは極めて容易で且つ高い精度で
行われ、見当不整の場合も化粧板の製作以前ににこれを
調整し得るので、製品の損失を招くことなく高意匠の化
粧板が得られるものである。
得なかった天然木の微細且つ微妙な色彩模様と凹凸模様
とが合致した実体的な感触を有する化粧板が容易に製造
可能となり、見当合わせは極めて容易で且つ高い精度で
行われ、見当不整の場合も化粧板の製作以前ににこれを
調整し得るので、製品の損失を招くことなく高意匠の化
粧板が得られるものである。
【図1】本発明の同調ポリエステル化粧板の積層断面図
である。
である。
【図2】本発明の同調ポリエステル化粧板の製造工程を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】本発明の製造方法によって得られた着色賦型フ
イルムを示す断面図である。
イルムを示す断面図である。
【図4】本発明の着色賦型フイルムの製造方法を示す説
明図である。
明図である。
1 同調ポリエステル化粧板 2 着色賦型フイルム 3 原稿 4 着色シリコーン樹脂 5 透明シリコーン樹脂 6 化粧材 7 色彩模様層 8 導管凹部 9 不飽和ポリエステル樹脂 41 着色凸部 51 透明凸部
Claims (2)
- 【請求項1】天然木または天然突板の色彩模様が形成さ
れた化粧材上に、不飽和ポリエステル樹脂液を塗布し、
該不飽和ポリエステル樹脂液面に前記天然木または天然
突板の導管溝模様が賦型された賦型フイルムの凹凸面を
接するように載置した状態で硬化させた後、該賦型フイ
ルムを剥離してなるポリエステル化粧板の製造方法にお
いて、前記賦型フイルムとして、凹凸部の少なくとも2
か所以上の任意の箇所に着色部を有する着色賦型フイル
ムを用いることにより、前記天然木または天然突板の色
彩模様と導管溝模様とが合致していることを特徴とする
同調ポリエステル化粧板の製造方法。 - 【請求項2】前記着色賦型フイルムは、表面に凹凸模様
を有する天然木または天然突板を原稿とし、該原稿表面
の凹凸面の少なくとも2か所以上の任意の箇所の凹部の
みに着色シリコーン樹脂を塗布し、次いで、塗布した着
色シリコーン樹脂面を含む全面に透明または半透明なシ
リコーン樹脂を塗布したあと、該着色シリコーン樹脂と
透明または半透明なシリコーン樹脂を硬化一体化させ、
しかる後に、硬化一体化したシリコーン樹脂膜を脱型し
て形成されたもので有ることを特徴とする請求項1記載
の着色賦型フイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31395693A JP3261489B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 同調ポリエステル化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31395693A JP3261489B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 同調ポリエステル化粧板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07144398A true JPH07144398A (ja) | 1995-06-06 |
| JP3261489B2 JP3261489B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=18047517
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31395693A Expired - Fee Related JP3261489B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 同調ポリエステル化粧板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3261489B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011025704A (ja) * | 2003-12-29 | 2011-02-10 | Mactac Europe Sa | 多層シート |
-
1993
- 1993-11-22 JP JP31395693A patent/JP3261489B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011025704A (ja) * | 2003-12-29 | 2011-02-10 | Mactac Europe Sa | 多層シート |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3261489B2 (ja) | 2002-03-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20011030 |
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