JPH0720687B2 - 銅張積層板の製造方法 - Google Patents

銅張積層板の製造方法

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JPH0720687B2
JPH0720687B2 JP24842788A JP24842788A JPH0720687B2 JP H0720687 B2 JPH0720687 B2 JP H0720687B2 JP 24842788 A JP24842788 A JP 24842788A JP 24842788 A JP24842788 A JP 24842788A JP H0720687 B2 JPH0720687 B2 JP H0720687B2
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健之 外木
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、連続成形法により且つ銅箔層を連続的に形成
する銅張積層板の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
所定枚数の長尺樹脂含浸基材を上下に対をなすエンドレ
スベルト間に挟み、連続的に加圧加熱成形して得る銅張
積層板は、熱板間に多数枚重ねて加圧加熱成形する銅張
積層板よりもばらつきが少なく、板厚精度、反り、寸法
安定性に優れていることが知られている。
この連続成形は、予め塗工し巻取った長尺のプリプレグ
を使用し、上下に対をなすエンドレスベルト間すなわち
ダブルベルトプレス機に供給して加圧加熱成形する。加
圧加熱には、ロールでベルトを加圧する方法、油圧でベ
ルトを加圧加熱する方法及び空気で加圧加熱する方法が
あってそれぞれ特徴がある。
連続成形をすると加工原価が安くなる特長があり、特に
ガラスエポキシ銅張積層板は、製造原価のみならず品質
特性の向上のために連続成形が行われる場合が多い。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の連続成形は、樹脂含浸装置と加圧加熱成形装置を
一体化し、基材から製品切断までを連続して行うが、銅
張積層板の原価面では加工費の一部が低減するに過ぎな
い。また、これらの装置による銅張の従来法は、ベルト
間に重ねて送り込む複数枚数の長尺プリプレグの外側に
長尺銅箔を重ねて同時に送り込み加圧加熱する。
しかしながら、極薄い銅箔を積層板に張る場合には、基
材の蛇行及びエンドレススチールベルトの蛇行によって
銅箔にしわ及び折れ傷を発生するという問題点があり、
銅箔が厚い場合にしか連続成形を採用できなかった。
以上の問題点に鑑み、本発明は薄物銅張積層板を効率良
く製造することができる方法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、長尺の積層材料を対をなすエンドレススチー
ルベルトに挟んで連続成形する方法において、両端プー
リの外側ベルト部を無電解銅めっき液槽を通してベルト
上面に銅箔が析出するようにし、続いてこの銅箔付ベル
トの銅箔層が供給される積層材料と重ねて加圧加熱する
ことを特徴とする。
次に本発明を詳細に説明する。第1図の説明図は、上部
スチールベルト7、下部スチールベルト、下部駆動ブー
リ13及び加熱加圧容器9から成るベルトプレスである。
4個のプリプレグ巻4は薄型フィルム5を伴い、ガイド
ロール6を経て上部駆動プーリ12と下部駆動プーリ13か
ら成る供給口に達し、上下スチールベルトに挟まれ加圧
加熱容器9を通って連続成形され切断機10で切断され
る。
上部スチールベルト7は加圧加熱容器9から駆動プーリ
12を経て前処理槽1で、先ず0.1%水酸化ナトリウム水
溶液に1%の水素化ホウ素ナトリウムを加えた液で30秒
処理し、次いでホルムアミドに1%のPdCl2を溶解した
液を0.3%の水酸化ナトリウム水溶液に溶解して0.05%
のPdCl2液とした液をスプレーでベルト上面に搖動させ
る。さらに、液切りを行って還元槽2に入れ、0.1%の
水素化ホウ素ナトリウムを溶解した還元溶液のスプレー
を搖動して吹付ける。引続き無電解銅めっき液槽3を入
れ、無電解銅めっき液をスプレーを搖動させつつ吹付け
るとベルト面の全幅にわたって薄く銅が析出する。この
析出銅箔を厚くするためには槽3を長くして、槽1、2
の長さの3〜4倍とする。このようにして銅が付着した
上部ベルト7はプーリ12、13の間隙供給口に至りプリプ
レグ及び離型フィルムと重なり、上下ベルトに挟まれて
加圧加熱容器9に達し加圧加熱されるとプリプレグが積
層成形され銅箔は接合一体化する。
本発明に用いる無電解銅めっきの方法はアルカリめっき
であるからスチールベルト腐食することなく、ベルト上
に厚さ0.1〜0.5μの銅を析出する。積層板の材質によっ
ては積層基材に接着剤を塗布して加圧加熱処理における
銅との接着を補う。
本発明はによる積層成形材料は、単層板ばかりでなく多
層配線板の構成材にも用いうる。特にスルーホールを行
う基板とすると、表層とスルーホール内の銅箔厚みが等
しくなるため、スルーホールの信頼性が向上する。
本発明に使用する加圧加熱容器9は、スチールベルトを
使用する装置であればよいが、特にベルトの汚れ、傷は
析出する銅箔の表面傷となって表われるから充分に注意
する必要がある。
本発明の生産性は銅箔析出の能力に左右されるため、無
電解銅めっき液槽を長くすると生産性が良くなる。高速
めっき条件によっても向上する。
又、ベルトにめっきレジストを塗布することによって、
銅箔析出幅を調節することができる。
使用する基材は、紙、ガラス布、ガラスマット、ガラス
不織布等、使用する樹脂はプリント基材用に開発された
樹脂でフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹
脂、アクリルエステル樹脂、ポリイミド樹脂等が適し、
基材から連続的に製造する場合は無溶剤タイプの樹脂で
速硬化性のものが適当である。
〔作用〕
本発明においては、エンドレススチールベルトが成形板
と分離し移動して再び供給される積層材料と重ねられる
迄に、前処理槽、還元槽を通って無電解銅めっき液槽で
スチールベルトの上面をスプレー処理して薄い銅箔を析
出させる。この銅箔は、スチールベルトに弱く接合した
状態で移動し、供給される積層材料と重なり下部スチー
ルベルトに挟まれて加圧加熱容器に移動して加圧加熱さ
れる。したがって、極薄の銅箔形成であっても折れ及び
しわを引起こすことはない。
加わる、本発明においては、銅箔を銅張積層板の連続成
形と同時に銅箔を作りながら供給することに顕著な有利
性がある。
〔実施例〕
1.厚さ0.18mm、幅1050mm、重さ200g/m2のガラス布をエ
ポキシシラン処理し、これにエポキシ樹脂/硬化剤/硬
化促進剤配合の速硬化性液状樹脂を塗布装置を用いて塗
布含浸し、樹脂量50重量%とした。
スチールベルトはライン速度50cm/分で駆動し、前後の
プーリ間の距離を15mとした。前処理槽で塩化パラジウ
ム、水酸化ナトリウム水溶液のスプレー処理を5分、還
元槽で水素化ホウ素ナトリウム水溶液のスプレー処理を
5分行った。各槽の長さは3mとした。次に無電解銅めっ
き液槽で10〜15分スプレー処理した後水洗と熱風乾燥を
行った。
以上の処理を終ったスチールベルトを前記の樹脂含浸基
材7枚とが供給口で重なり、加圧加熱容器で成形されて
厚さ1.5mmの極薄銅張ガラスエポキシ樹脂積層を得た。
得た積層板はスルーホールメッキに好適であった。
2.予め得たガラスエポキシ樹脂0.2mm厚のプリプレグ4
枚を、実施例1と同様に無電解銅めっき液処理をしたス
チールベルトに供給した。ベルトは20cm/分のライン速
度で駆動し加圧加熱して得た極薄銅張積層板は、多層材
として優れ、スルーホールに適したものであった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、銅箔を同時に作りつつ積層するから原
価低減となり、かつ、無電解で作るから消費エネルギー
が少なく、析出した極薄の銅はベルトに付着したまま成
形されるため折れ、しわが発生しない。
本発明によって製造する銅張積層板はスルーホール信頼
性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る装置全体の概略説明図である。 符号の説明 1…前処理槽、2…還元槽 3…無電解銅めっき液槽 4…プリプレグ巻、5…離型フィルム 6…ガイドロール、7…上部スチールベルト 8…下部スチールベルト 9…加圧加熱容器、10…切断機 11…銅張積層板、12…上部駆動プーリ 13…下部駆動プーリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺の積層材料を対をなすエンドレススチ
    ールベルトに挟んで連続成形する方法において、両端プ
    ーリの外側ベルト部を無電解銅めっき液槽を通してベル
    ト上面に銅を析出させて銅箔付きのベルトとし、さらに
    この銅箔付ベルトの銅箔層を連続的に供給される積層材
    料と重ねて加圧加熱することを特徴とする銅張積層板の
    製造方法。
JP24842788A 1988-09-30 1988-09-30 銅張積層板の製造方法 Expired - Lifetime JPH0720687B2 (ja)

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