JPH07266588A - 記録ヘッド及び記録装置 - Google Patents

記録ヘッド及び記録装置

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Publication number
JPH07266588A
JPH07266588A JP8558994A JP8558994A JPH07266588A JP H07266588 A JPH07266588 A JP H07266588A JP 8558994 A JP8558994 A JP 8558994A JP 8558994 A JP8558994 A JP 8558994A JP H07266588 A JPH07266588 A JP H07266588A
Authority
JP
Japan
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recording
lens
dye
head
laser
Prior art date
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JP8558994A
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English (en)
Inventor
Yukitoshi Marutani
幸利 丸谷
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 染料収容部37を設けたベース(基板)38に第
一のレンズ19Pが一体成形で形成される。マルチレーザ
アレイ30Aの各レーザ18から出射したレーザ光Lが、マ
イクロレンズアレイ30Aの各第二のレンズ19Qによって
平行にされ、各第一のレンズ19Pによって染料収容部37
中の液状染料22の上端部(気化部17)に集光される。こ
れにより気化した気化染料32が空隙11を通って印画紙50
に付着し、記録がなされる。 【効果】 第一のレンズ19Pは、耐熱性に優れるベース
38に一体成形されているので、熱によるダメージを受け
ることなく耐久性が改善される。また、各第一のレンズ
19Pをベースに一体に成形することと、第二のレンズ19
Qでマイクロレンズアレイ31Aを構成することにより、
レンズの高精度な位置合わせが容易であり、高い信頼性
が保証されると共に、製造原価が低廉で済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ヘッド及び記録装
置(特にレーザビームプリンタ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラ、テレビジョン、コ
ンピュータグラフィクス等の画像記録において、モノカ
ラーの記録は勿論のこと、ハードコピーのカラー化に対
するニーズが高まっている。これに対応して、色々な方
式のプリンタが開発され、様々な分野に展開している。
【0003】これらの記録方式の中で、適当なバインダ
樹脂中に高濃度の転写染料が分散してなるインク層が塗
布されたインクシートと、転写された染料を受容する染
着樹脂がコーティングされた印画紙等の被転写体とを一
定の圧力で密着させ、インクシート上に位置する感熱記
録ヘッドから画像情報に応じた熱を加え、この加熱に応
じてインクシートから染料受容層に転写染料を熱転写さ
せる方式がある。
【0004】上記の操作を例えば、減法混色の三原色で
あるイエロー、マゼンタ、シアンに分解された画像信号
について夫々繰り返すことによって、フルカラー画像を
得るようにしたいわゆる熱転写方式は、小型化、保守が
容易で、即時性を備え、銀塩カラー写真並の高品位な画
像を得る優れた技術として注目を集めてはいる。
【0005】図23は、こうした熱転写方式のプリンタの
要部の概略正面図である。このプリンタによれば、感熱
記録ヘッド(以下、サーマルヘッドと称する。)1とプ
ラテンローラ3とが対向し、これらの間に、ベースフィ
ルム12b上にインク層12aを設けたインクシート12と、
紙20b上に染着樹脂層(染料受容層)20aを設けた被記
録紙(被転写体)20とが挟着された状態で、プラテンロ
ーラ3によってサーマルヘッド1に押し付けられる。
【0006】そして、サーマルヘッド1によって選択的
に加熱されたインク層12a中のインク(転写染料)が、
被転写体20の染着樹脂層20aにドット状に転写され、熱
転写記録が遂行される。このような熱転写記録には、一
般に、長手状のサーマルヘッドを被記録紙走行方向に直
交させて固定して配したライン方式や、サーマルヘッド
を記録紙走行方向に直交する方向に往復動させるシリア
ル方式が採用されている。
【0007】
【発明に至る経過】本発明者は、こうした熱転写記録方
式の利点を生かしつつ、廃棄物及び転写エネルギーを低
減し、プリンタを小型、軽量化するために、図24及び図
24の XXV−XXV 線拡大断面図である図25に示すような非
接触方式の染料気化型レーザビームプリンタ(LBP)
を既に開発した。
【0008】この記録方式によれば、熱溶融性の染料層
22を気化部17に有する記録ヘッド(プリンタヘッド)10
と、気化した(或いは昇華した)染料を受容する受容層
50aを持つ被記録体(印画紙)50との間に微小空隙11を
設けている。
【0009】そして、レーザ光Lの照射によって、記録
ヘッド10の気化部17の染料収容部37に収容した 100〜20
0 ℃の液化染料22を選択的に加熱して気化させ、気化染
料32を空隙11内で飛翔させて、気化穴23から被記録体で
ある印画紙50上に転写し、連続的な階調を持つ画像を得
る。この操作を減法混色の三原色であるイエロー、マゼ
ンタ、シアンに分解された画像信号についてそれぞれ繰
り返すことによって、フルカラー化を達成できる。染料
には、波長1μm弱の赤外光を吸収するナフタロシアニ
ンのような添加物を混合し、かつ、交換時の取扱い性を
考慮して室温で固体(例えば粉体)のものとする。
【0010】なお、この記録方式では、印画紙50を記録
ヘッド10に対して例えば上方側で対向させ、気化部17の
上面付近に、レーザ18から出射されてレンズ19Bで平行
にされ、レンズ19Aで集光されたレーザ光Lを照射して
気化染料32を上方に飛翔若しくは移行させるのがよい。
染料収容部37は、波長1μm弱の光に対して透明で耐熱
性に優れる例えば石英ガラスによって構成する。
【0011】また、レーザ光透過性のあるヘッドベース
14に染料溜め15を設け、ヘッドベース14上に固定したス
ペーサ28との間に液化染料22を収容し、ここから染料通
路27を経て気化部17に液化染料22を供給する。この場
合、気化部17への染料の供給効率及び気化効率の向上の
ために、毛細管現象を利用して染料の供給及び保持を行
う小円柱体21からなる微小凹凸を気化部17に設けてい
る。
【0012】そして、上記の空隙11を保持し、X方向に
移動する印画紙50をガイドするために、スペーサ28上に
保護板29を固定している。この保護板29には、上記の染
料の液化状態を保持するためのヒータ16が埋設されてい
るが、こうしたヒータは染料収容部(上記の通路17及び
染料溜め15)内に配設することができる。
【0013】また、このプリンタヘッドを含むプリンタ
全体は、例えばフルカラー用としてイエロー、マゼン
タ、シアンの各染料溜め15Y、15M、15Cをそれぞれ共
通のベース14に設け、そこから各色の染料を12〜24個の
多数のドットを形成する列状の気化部17Y、17M、17C
に供給する。
【0014】各気化部に対しては、対応するレーザ(特
に半導体レーザチップ)18を各12〜24個アレイ状に配し
たマルチレーザアレイ30から出射される各レーザ光を多
数の対のレンズ19B、19Aを多数配し、これらによって
それぞれ集光する。
【0015】上記したように、この染料気化型レーザビ
ームプリンタによれば、記録に消費される染料について
は、その失われた分だけを染料溜めから溶融状態で気化
部へ流すことにより、気化部へ連続的に供給することが
できる。これは、染料がバインダ樹脂を殆ど含有しない
ために、可能となる。従って、記録に関与する気化部
は、繰り返して多数回使用できるので、上述した熱転写
方式においてはインクシートが1回限りの使い捨てであ
るのに対し、省資源及び環境保護の面で有利である。
【0016】また、気化型であるために、染料層と被記
録体(印画紙)とが接触しないで記録を行え、従って、
2回目以降のプリント時に上述した熱転写方式でみられ
るような染料の逆転写、混色は生じることがない。同時
に、染料の供給に上述したインクシートではなく小体積
の染料溜めを使用するために、プリンタを小型、軽量化
できる。
【0017】また、この記録方式は、染料の気化又は昇
華を利用したものであるために、上述の熱転写方式のよ
うに被記録体の染料受容層を加熱する必要がなく、イン
クシートと被記録体とを高い圧力で押し付ける必要もな
く、この点でもプリンタの小型化、軽量化に有利であ
る。そして、気化部の染料層と被記録体とが接触しない
ために、それらの間で熱融着が起こり得ないだけではな
く、染料と受容層樹脂の相溶性が小さくても記録可能で
ある。従って、染料及び受容層樹脂の設計、選択の幅が
著しく広がる。
【0018】また、染料の気化(或いは昇華)のための
熱エネルギー供給源として、光源に半導体レーザ18を用
いることを基本としているが、半導体レーザは電力から
光への変換効率が高く、その上、指向性、集光性に優れ
ているので、染料の熱エネルギー伝達効率も非常に高
い。従って、従来方式(上記のサーマルヘッドによる熱
転写やインクジェット)に比べてトータルのエネルギー
利用効率が格段に高くなり、小型化や省電力化に有利に
なるという特徴も有する。
【0019】さらに、従来のインクジェット方式のカラ
ープリンタでは、階調表現が難しいが、半導体レーザは
出力パワーやパルス幅等の制御が容易であるため、上記
の記録方式では簡単に多階調表現が実現できる。
【0020】染料気化型レーザビームプリンタにおいて
は、単一ビームのレーザアレイを用いる場合は1ドット
ずつの印刷になるため、そのままでは印刷速度が遅くな
る。この問題を解決するためには、レーザをマルチビー
ム化すればよい。
【0021】ところが、本発明者がこの気化型レーザビ
ームプリンタについて検討を加えた結果、上記した種々
の利点を有するものの、解決すべき次のような問題点が
なお残されていることが解った。
【0022】染料収容部中の液化染料は 100℃以上に昇
温しているので、プラスチックのレンズでは長期間の信
頼性に難点がある。
【0023】耐熱性を示す石英ガラスのレンズを独立し
て多数配置することは、コストが甚だしく高騰する。
【0024】これに加えて、各液化染料に対して焦点を
正確にするように多数のレンズを配することは、精度上
困難であり、染料気化の信頼性に問題がある。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたものであって、前述した利点を保有し
た儘、長期間の使用が可能で耐久性に優れ、記録材の気
化が確実になされて信頼性が高く、製造原価が高騰する
ことのない記録ヘッド及び記録装置を提供することを目
的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録材を加熱
ビームの照射によって気化させ、被記録体に移行させる
ように構成され、前記加熱ビームを前記記録材に集中さ
せるためのレンズと、前記記録材を支持する記録材支持
部とが一体化して構成されている記録ヘッドに係る。
【0027】本発明において、レンズと記録材支持部と
が同じ材料で構成されていることが望ましい。
【0028】また、本発明において、加熱ビームを複数
の記録材に対して夫々集中させるための第一のレンズが
記録材支持部に一体化され、かつ、加熱ビームの方向を
平行にするための第二のレンズが加熱ビーム出射手段の
側に設けられていることが望ましい。
【0029】また、本発明において、第一のレンズと第
二のレンズとが夫々複数設けられ、これに対応して複数
の記録材が記録材支持部に支持されていることが望まし
い。
【0030】上記において、第一及び第二のレンズが一
体化されていることが望ましい。
【0031】また、本発明において、加熱ビーム出射部
からの加熱ビームを複数の記録材に集中させるための単
一のレンズが、記録材支持部に一体化されるように構成
することも望ましい。
【0032】また、本発明において、加熱ビームを集中
させるためのレンズが、記録材支持部と一体成形されて
いることが望ましい。
【0033】また、本発明において、加熱ビームを集中
させるためのレンズが、記録材支持部に接着されている
ことが望ましい。
【0034】また、本発明において、加熱ビーム出射手
段と記録材支持部とが少なくとも1種類の記録材に対応
して設けられていることが望ましい。
【0035】また、本発明において、加熱ビーム出射手
段をレーザとし、レンズを光学レンズとすることができ
る。
【0036】上記において、レーザがマルチレーザアレ
イとして構成されていることが望ましい。
【0037】更に、本発明において、被記録体に対して
記録材が間隙を隔てて対向し、気化した前記記録材を前
記間隙を通して前記被記録体に移行させるように構成さ
れていることが望ましい。
【0038】本発明はまた、上記した記録ヘッドを有す
る記録装置に係る。
【0039】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0040】図1〜図7は、非接触方式の染料気化型レ
ーザビームプリンタ(例えばビデオプリンタ)に本発明
を適用した第一の実施例を示すものである。
【0041】図1は、複数の染料気化部の夫々に対し、
石英ガラスからなるベース38の下端に第一のレンズ19P
が一体成形で形成されてなる記録ヘッド40Aの要部概略
正面図である。そして、第一のレンズ19Pの下方には、
第二のレンズ19Qとレーザ(半導体レーザ)18とが配置
されている。レーザ18は、1/12mm間隔で24本のビーム
を発生するようにしてある。
【0042】レーザ18から出射したレーザ光Lは、第二
のレンズ19Qによって平行になり、1/12mm間隔で配さ
れた径約80μmの第一のレンズ19Pによって染料収容部
37の上端の気化部17に集光され、此処で液化染料22が気
化し、気化染料32が印画紙50に付着する。かくして、ド
ット状に付着した各染料によって印字(記録)がなされ
る。なお、印画紙50は、気化部17に対して微小空隙11を
隔てて位置する。
【0043】図2はプリンタヘッドを構成する各部分を
示す分解斜視図である。各気化部に対しては、対応する
レーザ(特に半導体レーザチップ)18を12〜24個アレイ
状に配したマルチレーザアレイ30Aから出射される各レ
ーザ光を多数の第一のレンズ19Pを配したマイクロレン
ズアレイ31Aによってそれぞれ平行にする(36はレーザ
光Lを直角方向に導くためのミラー)。なお、マルチレ
ーザアレイ30Aは、基板33Aに設けたコントロールIC
34Aによって駆動制御し、またヒートシンク35によって
十分に放熱できるようになっている。
【0044】ベース38の上には、スペーサ(図2では図
示省略、図4の28)を介して保護板29が位置し、保護板
29に設けられた気化穴23によって前記の空隙11が形成さ
れる。ベース14を上下反転した斜視図である図3に示す
ように、第一のレンズ19Pは、1列に並んだ各染料収容
部に対向するように、帯状を呈してベース38の下面に形
成されている。
【0045】図4は図1のIV−IV線拡大断面図である。
この例では、レンズの構造に特徴があり、その他は先に
図25で説明した記録ヘッド10と同様であるので、共通す
る部分については説明すを省略する。
【0046】この例では、複数の第二のレンズ19Qを単
一のマイクロレンズアレイ31として構成し、複数の第一
のレンズ19Pをベース38の下面に一体に形成しているの
で、夫々複数の第一及び第二のレンズを気化部17及び各
レーザ18に対し、高精度で位置決めするのが容易であ
る。
【0047】また、高温になる染料収容部37に近い第一
のレンズ19Pは、耐熱性を有する石英ガラスのベース38
に一体に形成してあるので、熱による変形等のダメージ
を受けることがなく、長期間の使用に耐える。また、製
造原価が高騰することもない。なお、レーザ18を気化部
17から離して此処からの熱によって劣化しないよう、第
一、第二のレンズ19P、19Q間の距離は十分にとるのが
良い。
【0048】記録遂行中は、記録ヘッドを走査すると共
に、1行記録毎に印画紙を所定寸法送り出す。
【0049】図5には、印画紙50に対して、染料収容部
(又は染料供給ヘッド部)37と、列状の発光点18aを有
するレーザ18からなるマルチ(ビーム)レーザアレイ30
Aとが配置されたプリンタヘッドを概略的に示してい
る。このプリンタヘッド40Aは、印画紙50の端部側から
Y方向にスキャンされ、一ラインの記録毎に印画紙がX
方向に送られる。
【0050】このプリンタヘッド40Aは、図6に示すよ
うに、送りねじ機構からなるヘッド送り軸42とヘッド支
軸43により印画紙50の紙送り方向Xと直交するヘッド送
り方向Yに往復移動自在にしてある。また、ヘッド40の
上側には、印画紙50を挟むように支持するヘッド受けロ
ーラ47が回転自在に設けられている。そして、印画紙50
は、紙送り駆動ローラ45と従動ローラ46との間に挟持さ
れて紙送り方向Xに移動するようになっている。なお、
ヘッド40Aは、フレキシブルハーネス87を介してヘッド
駆動回路基板(図示せず)等にそれぞれ接続されてい
る。ヘッド40Aの送り方向を1ラインとした場合に、ヘ
ッド40Aを更に1つ追加し、これらの一対のヘッドによ
り1ラインを2分割してカラー印画することもできる。
【0051】そして、このプリンタヘッド40Aは、図25
に示したヘッドと同様、具体的には図4に示すように、
気化した(或いは昇華した)染料を受容する受容層50a
を持つ被記録体(印画紙)50との間に微小空隙11を設
け、レーザ18からのレーザ光Lの照射によって、ヘッド
40の気化部17の液化染料22を選択的に加熱して気化さ
せ、気化染料32を空隙11内で飛翔させて被記録体である
印画紙50上に転写し、この転写染料によって連続的な階
調を持つ画像を得る。なお、気化染料32は、保護板29に
設けた気化穴23から印画紙50へと飛翔させてよい。
【0052】また、基板14上には、スペーサ28を介して
保護板29が設けられ、基板14との間に形成された染料溜
め15内に液化染料22が収容され、ここから染料通路27を
経て気化部47に供給される。
【0053】この場合、気化部17への染料の供給効率及
び気化効率の向上のために、毛細管現象を利用して染料
の供給及び保持を行う小円柱体21からなる微小凹凸を気
化部47に設けている。各小円柱体21の径は3μm程度、
高さは1〜6μm、間隔は1μm程度とするのがよい。
なお、柱体21は、円柱以外の角柱としてもよい。また、
染料52の液化状態を保持するために、図25で述べたと同
様のヒータ16を基板38上に、或いは染料通路27及び染料
溜め15内に設けることができる。
【0054】第一のレンズは、ベースに一体成形で形成
するほか、別途作製したものをベースに接合するように
しても良い。図7はこのようにした図2と同様のヘッド
分解斜視図である。この場合は、ベースは図26に示した
と同様の下面平坦なベース14とし、第一のレンズ19Pを
設けた同じ材料の板状体24を別に作製しておいて、板状
体24をベース14に接着によって貼付け、両者を一体にす
る。
【0055】図8〜図12は第二の実施例を示すものであ
る。この例では、レンズを第一、第二のレンズに別ける
ことなく、単一のレンズをベースに一体に設けている。
【0056】図8はこの例による記録ヘッド40Bの図1
と同様の要部概略正面図、図9は同図2と同様の分解斜
視図、図10は同図3と同様のベースを上下反転した斜視
図、図11は図8のXI−XI線拡大断面図である。
【0057】単一のレンズ19Rは、ベース48に一体成形
によって設けられ、各レーザ18から出射したレーザ光L
は、レンズ19Rによって各染料収容部37の気化部17に集
光され、第一の実施例におけると同様に記録がなされ
る。
【0058】この例では、レンズを単一にしてベース48
に一体に設けているので、レンズの配置が前記第一の実
施例におけるよりも更に容易になり、製造原価が一層低
廉になる。その他は前記第一の実施例におけると同様で
ある。
【0059】この例にあっても、図12に示すように、レ
ンズ19Rを設けた板状体44をベースとは別途作製してお
き、これを図26に示したベース14に接着によって貼付け
て一体化しても良い。
【0060】以上の第一、第二の実施例は、モノカラー
の記録についての例であるが、次の第三、第四の実施例
はフルカラーの記録についての例である。
【0061】図13〜図18は、本発明を非接触方式の染料
気化型レーザビームフルカラープリンタに適用した第三
の実施例を示すものである。
【0062】この例のプリンタヘッド40Cによれば、図
15に示すように、特にフルカラー用として、図2及び図
4に示した如き染料収容部を各色毎にイエロー用37Y、
マゼンタ用37M、シアン用37Cとして連結し、これらの
それぞれに対して各色用のレーザ18Y、18M、18Cから
のレーザ光Lを選択的に入射させ、各色の染料を気化さ
せる。
【0063】この例のプリンタヘッド40Cは図16に概略
図示するように構成され、各色の染料収容部(又は染料
供給ヘッド部)37Y、37M、37Cが各レーザアレイ30B
(それぞれ各色用のレーザ18Y、18M、18Cからな
る。)とユニット化されている。
【0064】そして、具体的には、図17に示すように
(図6で述べたと同様に)スキャンされ、記録を遂行す
る。
【0065】また、このプリンタヘッドを含むプリンタ
全体は、図13に示すように構成することができ、例えば
フルカラー用としてイエロー、マゼンタ、シアンの各染
料溜め15Y、15M、15Cをそれぞれ共通のベース58に設
け、そこから各色の染料を12〜24個の多数のドットを形
成する列状の気化部17Y、17M、17Cに供給する。図14
は、ベース58を上下反転した斜視図で、3列に並んだ各
染料気化部17Y、17M、17Cに対向するように帯状を呈
する第一のレンズ19P、19P、19Pがベース58の下面に
形成されている。
【0066】各気化部に対しては、対応するレーザ(特
に半導体レーザチップ)18Y、18M、18Cを各12〜24個
アレイ状に配したマルチレーザアレイ30Bから出射され
る各レーザ光を多数の集光レンズ19を配したマイクロレ
ンズアレイ31Bによってそれぞれ集光する(36はレーザ
光Lを直角方向に導くためのミラー)。マルチレーザア
レイ30Bは、基板33Bに設けたコントロールIC34Bに
よって駆動制御し、またヒートシンク35によって十分に
放熱できるようになっている。図中49は、気化穴23を3
列に配した保護板である。
【0067】図18及び図19は、本発明の第四の実施例を
示すものである。この例では、Y、M、C3色の染料を
使用し、かつ、前記第二の実施例におけると同様に、第
一、第二のレンズに替えて、ベース68に一体に成形され
た単一のレンズ19Sを使用している。
【0068】図18は図13と同様の記録ヘッド40Dの分解
斜視図、図19はベース68を上下反転した図14と同様の斜
視図である。この例にあっては、前記第三の実施例にお
けると同様にフルカラーの記録がなされ、かつ、前記第
二の実施例におけると同様の効果が奏せられる。
【0069】上記第三、第四の実施例にあっても、図1
3、図18に仮想線で示すように、レンズを設けた板状体5
4B、64Bをベース54A、64Aとは別体に作製してお
き、両者を接着によって一体化させても良い。
【0070】図20は、本発明の第五の実施例による記録
ヘッドの図1と同様の要部概略正面図である。この例に
あっては、前記第一の実施例における第一、第二のレン
ズ19P、19Q(図1参照)に替えて、凹曲面69aと凸曲
面69bとによりこれら両レンズの機能を併せ持つ単一の
レンズ69を使用している。ベース74の下面はレンズ69の
凹曲面69aと凹凸を逆にした凸曲面74aとしてある。こ
の例にあっても、レンズを単一にすることによってレン
ズの高精度な位置決めが容易になる。
【0071】図20のレンズは、ベースに成形せずにこれ
とは別個に作製しておき、両者を接着することによって
一体化することができる。図21は、このようにした記録
ヘッドの要部概略正面図である。
【0072】図20、図21の例におけるレンズ69は、ベー
ス74とは屈折率を変えている。即ち、レーザ光Lか気化
部17に集光するように、レンズ69とベース74との屈折率
及びベース74の厚さ寸法を決定している。
【0073】図22は、上述したプリンタとは異なり、ヘ
ッド上方からレーザ光を照射し、その下側に位置する被
記録紙に記録を行う例である。
【0074】即ち、この例のレーザプリンタ131 によれ
ば、筐体136 で覆われたフレームシャーシ132 上に、被
記録紙(印画紙)50を入れるカセット133 と記録用の平
面ベース134 とを有している。
【0075】そして、筐体136 内の被記録紙の排紙口13
5 側には、モータ146 等により駆動する紙送り駆動ロー
ラ137 が設けられ、この紙送り駆動ローラ137 との間で
被記録紙50を軽圧力で挟持する圧接従動ローラ138 が設
けられている。筐体136 内のカセット133 の上方には、
駆動IC139 をマウントしたヘッド駆動回路基板150と
DC電源141 とを設けてある。ヘッド駆動回路基板150
と、平面ベース134 上に配置されたプリンタヘッド140
とは、フレキシブルハーネス142 を介して接続されてい
る。
【0076】ヘッド140 は、例えば図4に示したものと
基本的には同一の構成からなっていてよく、下方に向け
てレーザ光を出射し、染料を飛翔させるように構成さ
れ、かつ、図15に示したようにイエロー、マゼンタ、シ
アン用の各ヘッド部に区画することができる。
【0077】以上、本発明の実施例を説明したが、上述
の実施例は本発明の技術的思想に基いて更に変形が可能
である。
【0078】例えば、加熱ビームには、レーザ光以外の
適宜の電磁波を採用することができる。この場合、レン
ズには、使用する電磁波に適応した適宜の機構のレンズ
を使用する。
【0079】また、印画紙は気化部に接触するように
し、気化した染料を印画紙に付着させて記録を行うよう
にもできる。この場合、インクシートを用い、例えばイ
ンクシートと記録紙とをプラテンローラと記録ヘッドと
で挟み、インクシートに接触する部材にレンズを設け、
インクシートに加熱ビームを照射して記録を行うことが
できる。勿論、これを非接触方式で行うことも可能であ
る。
【0080】また、ヘッドやプリンタの構造や形状は、
前記以外の適宜の構造、形状としてよく、ヘッドを構成
する各部分の材料には、他の適宜の材料を使用してよ
い。記録染料についても、マゼンタ、イエロー、シアン
の3色としてフルカラーの記録を行うほか、1色のモノ
カラー又は白黒の記録を行うことができる。
【0081】ヘッドについては、1ライン毎をスキャニ
ングするタイプ(シリアル型)や固定タイプ(図23の如
きライン型)のいずれでもよく、シリアル型の場合の駆
動機構は上述のもの(例えば図6や図17のもの)に限定
されることはない。
【0082】また、上述の例のように、固体染料を一旦
液状にし、これを気化させて記録を行う他、固体染料を
レーザ光によって加熱して直接気化、即ち昇華させて記
録を行うことができるし、染料溜めに液化染料(室温に
て液状)を収容することもできる。
【0083】
【発明の作用効果】本発明は上述した如く、染料等の記
録材をレーザ光等の加熱ビームの照射によって気化さ
せ、印画紙等の被記録体に飛翔等により移行させるよう
に構成され、加熱ビームを記録材に集中させるためのレ
ンズと、記録材支持部とを一体化しているので、レンズ
を耐熱性に優れるものとでき、長期間の使用に耐えられ
るようにできる。
【0084】また、上記の一体化により、レンズの位置
合わせを容易に高精度にすることができ、高い信頼性が
保証される。更に、レンズの位置合わせが容易になるこ
とから、製造原価が低廉で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例によるプリンタヘッドの
要部概略正面図である。
【図2】同プリンタヘッドの分解斜視図である。
【図3】同ベース(基板)を上下反転した斜視図であ
る。
【図4】同図1のIV−IV線拡大断面図である。
【図5】同プリンタヘッドの概略裏面図である。
【図6】同プリンタヘッドを下から見た斜視図である。
【図7】同ベースに変更を加えたプリンタヘッドの図2
と同様の分解斜視図である。
【図8】本発明の第二の実施例によるプリンタヘッドの
図1と同様の要部概略正面図である。
【図9】同プリンタヘッドの図2と同様の分解斜視図で
ある。
【図10】同ベースを上下反転した図3と同様の斜視図で
ある。
【図11】同図8のXI−XI線拡大断面図である。
【図12】同ベースに変更を加えたプリンタヘッドの図7
と同様の分解斜視図である。
【図13】本発明の第三の実施例によるプリンタヘッドの
図2、図9と同様の分解斜視図である。
【図14】同ベースを上下反転した図3、図10と同様の斜
視図である。
【図15】同プリンタヘッドの図4、図11、図15と同様の
要部概略拡大断面図である。
【図16】同プリンタヘッドの図5と同様の概略裏面図で
ある。
【図17】同プリンタヘッドを下から見た図6と同様の斜
視図である。
【図18】本発明の第四の実施例によるプリンタヘッドの
図2、図9、図13と同様の分解斜視図である。
【図19】同ベースを上下反転した図3、図10、図14と同
様の斜視図である。
【図20】本発明の第五の実施例によるプリンタヘッドの
図1と同様の要部概略正面図である。
【図21】同ベースとレンズとを分離して示す正面図であ
る。
【図22】本発明に基づく他のプリンタの概略分解斜視図
である。
【図23】従来の感熱記録ヘッドを用いたプリンタの要部
正面図である。
【図24】本発明完成前に案出されたプリンタヘッドの図
1と同様の要部概略正面図である。
【図25】同図24の XXV−XXV 線拡大断面図である。
【符号の説明】
11・・・空隙 14、54A、64A・・・ベース(基板) 16・・・ヒータ 17・・・気化部 18・・・レーザ(半導体レーザ) 18C・・・シアン用レーザ 18M・・・マゼンタ用レーザ 18Y・・・イエロー用レーザ 19P・・・第一のレンズ 19Q・・・第二のレンズ 19R、19S、69・・・レンズ 22・・・液状染料 24、44、54B、64B・・・レンズを設けた板状体 30A、30B・・・マルチレーザアレイ 31A、31B・・・マイクロレンズアレイ 32・・・気化染料 37・・・染料収容部 37C・・・シアン染料収容部 37M・・・マゼンタ染料収容部 37Y・・・イエロー染料収容部 38、48、58、68・・・レンズを一体にしたベース 40A、40B、40C、40D、140 ・・・プリンタヘッド 50・・・印画紙 131 ・・・プリンタ L・・・レーザビーム
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9121−2H B41M 5/26 A

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材を加熱ビームの照射によって気化
    させ、被記録体に移行させるように構成され、前記加熱
    ビームを前記記録材に集中させるためのレンズと、前記
    記録材を支持する記録材支持部とが一体化して構成され
    ている記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 レンズと記録材支持部とが同じ材料で構
    成されている、請求項1に記載された記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 加熱ビームを複数の記録材に対して夫々
    集中させるための第一のレンズが記録材支持部に一体化
    され、かつ、加熱ビームの方向を平行にするための第二
    のレンズが加熱ビーム出射手段の側に設けられている、
    請求項1又は2に記載された記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 第一のレンズと第二のレンズとが夫々複
    数設けられ、これに対応して複数の記録材が記録材支持
    部に支持されている、請求項1、2又は3に記載された
    記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 第一及び第二のレンズが一体化されてい
    る、請求項3又は4に記載された記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 加熱ビーム出射部からの加熱ビームを複
    数の記録材に集中させるための単一のレンズが、記録材
    支持部に一体化されている、請求項1又は2に記載され
    た記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 加熱ビームを集中させるためのレンズ
    が、記録材支持部と一体成形されている、請求項1〜6
    のいずれか1項に記載された記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 加熱ビームを集中させるためのレンズ
    が、記録材支持部に接着されている、請求項1〜6のい
    ずれか1項に記載された記録ヘッド。
  9. 【請求項9】 加熱ビーム出射手段と記録材支持部とが
    少なくとも1種類の記録材に対応して設けられている、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載された記録ヘッド。
  10. 【請求項10】 加熱ビーム出射手段がレーザであり、レ
    ンズが光学レンズである、請求項1〜9のいずれか1項
    に記載された記録ヘッド。
  11. 【請求項11】 レーザがマルチレーザアレイとして構成
    されている、請求項10に記載された記録ヘッド。
  12. 【請求項12】 被記録体に対して記録材が間隙を隔てて
    対向し、気化した前記記録材を前記間隙を通して前記被
    記録体に移行させるように構成されている、請求項1〜
    11のいずれか1項に記載された記録ヘッド。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項に記載され
    た記録ヘッドを有する記録装置。
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