JPH07266593A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents
記録装置及び記録方法Info
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- JPH07266593A JPH07266593A JP8558794A JP8558794A JPH07266593A JP H07266593 A JPH07266593 A JP H07266593A JP 8558794 A JP8558794 A JP 8558794A JP 8558794 A JP8558794 A JP 8558794A JP H07266593 A JPH07266593 A JP H07266593A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 被記録体(例えば印画紙50)を一方向に連
続して移動させる被記録体移動手段(例えば紙送り用の
ローラ45、46)と、前記被記録体に対してこの移動中に
前記一方向とは交差する方向に移動する記録ヘッド(例
えば非接触方式の染料気化型レーザビームプリンタのヘ
ッド40)と、記録ヘッド(例えば非接触方式の染料気化
型レーザビームプリンタ40)と、記録ヘッド移動手段
(例えば送りねじ機構42)と、前記記録ヘッドにより得
られる記録像の歪みを記録動作中に除去する歪み除去手
段(例えば画像変換処理回路60)とを有する記録装置
(例えばレーザービームプリンタ81)。 【効果】 ステップ状の送りでは回避できない断続的な
機械的振動等による被記録体のずれをなくしてドットず
れを防止できると共に、得られる画像の歪みをなくし、
濃度ずれや変形等のない高画質の画像を確実にして簡単
に得ることができる。
続して移動させる被記録体移動手段(例えば紙送り用の
ローラ45、46)と、前記被記録体に対してこの移動中に
前記一方向とは交差する方向に移動する記録ヘッド(例
えば非接触方式の染料気化型レーザビームプリンタのヘ
ッド40)と、記録ヘッド(例えば非接触方式の染料気化
型レーザビームプリンタ40)と、記録ヘッド移動手段
(例えば送りねじ機構42)と、前記記録ヘッドにより得
られる記録像の歪みを記録動作中に除去する歪み除去手
段(例えば画像変換処理回路60)とを有する記録装置
(例えばレーザービームプリンタ81)。 【効果】 ステップ状の送りでは回避できない断続的な
機械的振動等による被記録体のずれをなくしてドットず
れを防止できると共に、得られる画像の歪みをなくし、
濃度ずれや変形等のない高画質の画像を確実にして簡単
に得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置(特にレーザ
ビームプリンタ)及び記録方法に関するものである。
ビームプリンタ)及び記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラ、テレビジョン、コ
ンピュータグラフィクス等の画像記録において、モノカ
ラーの記録は勿論のこと、ハードコピーのカラー化に対
するニーズが高まっている。これに対応して、色々な方
式のプリンタが開発され、様々な分野に展開している。
ンピュータグラフィクス等の画像記録において、モノカ
ラーの記録は勿論のこと、ハードコピーのカラー化に対
するニーズが高まっている。これに対応して、色々な方
式のプリンタが開発され、様々な分野に展開している。
【0003】これらの記録方式の中で、適当なバインダ
樹脂中に高濃度の転写染料が分散してなるインク層が塗
布されたインクシートと、転写された染料を受容する染
着樹脂がコーティングされた印画紙等の被転写体とを一
定の圧力で密着させ、インクシート上に位置する感熱記
録ヘッドから画像情報に応じた熱を加え、この加熱に応
じてインクシートから染料受容層に転写染料を熱転写さ
せる方式がある。
樹脂中に高濃度の転写染料が分散してなるインク層が塗
布されたインクシートと、転写された染料を受容する染
着樹脂がコーティングされた印画紙等の被転写体とを一
定の圧力で密着させ、インクシート上に位置する感熱記
録ヘッドから画像情報に応じた熱を加え、この加熱に応
じてインクシートから染料受容層に転写染料を熱転写さ
せる方式がある。
【0004】上記の操作を例えば、減法混色の三原色で
あるイエロー、マゼンタ、シアンに分解された画像信号
について夫々繰り返すことによって、フルカラー画像を
得るようにしたいわゆる熱転写方式は、小型化、保守が
容易で、即時性を備え、銀塩カラー写真並の高品位な画
像を得る優れた技術として注目を集めてはいる。
あるイエロー、マゼンタ、シアンに分解された画像信号
について夫々繰り返すことによって、フルカラー画像を
得るようにしたいわゆる熱転写方式は、小型化、保守が
容易で、即時性を備え、銀塩カラー写真並の高品位な画
像を得る優れた技術として注目を集めてはいる。
【0005】図12は、こうした熱転写方式のプリンタの
要部の概略正面図である。このプリンタによれば、感熱
記録ヘッド(以下、サーマルヘッドと称する。)1とプ
ラテンローラ3とが対向し、これらの間に、ベースフィ
ルム12b上にインク層12aを設けたインクシート12と、
紙20b上に染着樹脂層(染料受容層)20aを設けた被記
録紙(被転写体)20とが挟着された状態で、プラテンロ
ーラ3によってサーマルヘッド1に押し付けられる。
要部の概略正面図である。このプリンタによれば、感熱
記録ヘッド(以下、サーマルヘッドと称する。)1とプ
ラテンローラ3とが対向し、これらの間に、ベースフィ
ルム12b上にインク層12aを設けたインクシート12と、
紙20b上に染着樹脂層(染料受容層)20aを設けた被記
録紙(被転写体)20とが挟着された状態で、プラテンロ
ーラ3によってサーマルヘッド1に押し付けられる。
【0006】そして、サーマルヘッド1によって選択的
に加熱されたインク層12a中のインク(転写染料)が、
被転写体20の染着樹脂層20aにドット状に転写され、熱
転写記録が遂行される。このような熱転写記録には、一
般に、長手状のサーマルヘッドを被記録紙走行方向に直
交させて固定して配したライン方式や、サーマルヘッド
を記録紙走行方向に直交する方向に往復動させるシリア
ル方式が採用されている。
に加熱されたインク層12a中のインク(転写染料)が、
被転写体20の染着樹脂層20aにドット状に転写され、熱
転写記録が遂行される。このような熱転写記録には、一
般に、長手状のサーマルヘッドを被記録紙走行方向に直
交させて固定して配したライン方式や、サーマルヘッド
を記録紙走行方向に直交する方向に往復動させるシリア
ル方式が採用されている。
【0007】本出願人は、こうした熱転写記録方式の利
点を生かしつつ、廃棄物及び転写エネルギーを低減し、
プリンタを小型、軽量化するために、図13に示すような
非接触方式の染料気化型レーザビームプリンタ(LB
P)を既に提案した。
点を生かしつつ、廃棄物及び転写エネルギーを低減し、
プリンタを小型、軽量化するために、図13に示すような
非接触方式の染料気化型レーザビームプリンタ(LB
P)を既に提案した。
【0008】この記録方式によれば、熱溶融性の染料層
22を気化部17に有する記録ヘッド(プリンタヘッド)10
と、気化した(或いは昇華した)染料を受容する受容層
50aを持つ被記録体(印画紙)50との間に微小空隙11を
設けている。
22を気化部17に有する記録ヘッド(プリンタヘッド)10
と、気化した(或いは昇華した)染料を受容する受容層
50aを持つ被記録体(印画紙)50との間に微小空隙11を
設けている。
【0009】そして、レーザ光lの照射によって、記録
ヘッド10の気化部17の染料収容部37に収容した液化染料
22を選択的に加熱して気化させ、気化染料32を空隙11内
で飛翔させて、気化穴23から被記録体である印画紙50上
に転写し、連続的な階調を持つ画像を得る。この操作を
減法混色の三原色であるイエロー、マゼンタ、シアンに
分解された画像信号についてそれぞれ繰り返すことによ
って、フルカラー化を達成できる。
ヘッド10の気化部17の染料収容部37に収容した液化染料
22を選択的に加熱して気化させ、気化染料32を空隙11内
で飛翔させて、気化穴23から被記録体である印画紙50上
に転写し、連続的な階調を持つ画像を得る。この操作を
減法混色の三原色であるイエロー、マゼンタ、シアンに
分解された画像信号についてそれぞれ繰り返すことによ
って、フルカラー化を達成できる。
【0010】なお、この記録方式では、印画紙50を記録
ヘッド10に対して例えば上方側で対向させ、気化部17の
上面付近に、レーザ18から出射されてレンズ19で集光さ
れたレーザ光lを照射して気化染料32を上方に飛翔若し
くは移行させるのがよい。
ヘッド10に対して例えば上方側で対向させ、気化部17の
上面付近に、レーザ18から出射されてレンズ19で集光さ
れたレーザ光lを照射して気化染料32を上方に飛翔若し
くは移行させるのがよい。
【0011】また、レーザ光透過性のあるヘッドベース
14に染料溜め15を設け、ヘッドベース14上に固定したス
ペーサ28との間に液化染料22を収容し、ここから染料通
路27を経て気化部17に液化染料22を供給する。この場
合、気化部17への染料の供給効率及び気化効率の向上の
ために、毛細管現象を利用して染料の供給及び保持を行
う小円柱体21からなる微小凹凸を気化部17に設けてい
る。
14に染料溜め15を設け、ヘッドベース14上に固定したス
ペーサ28との間に液化染料22を収容し、ここから染料通
路27を経て気化部17に液化染料22を供給する。この場
合、気化部17への染料の供給効率及び気化効率の向上の
ために、毛細管現象を利用して染料の供給及び保持を行
う小円柱体21からなる微小凹凸を気化部17に設けてい
る。
【0012】そして、上記の空隙11を保持し、X方向に
移動する印画紙50をガイドするために、スペーサ28上に
保護板29を固定している。この保護板29には、上記の染
料の液化状態を保持するためのヒータ16が埋設されてい
るが、こうしたヒータは染料収容部(上記の通路17及び
染料溜め15)内に配設することができる。
移動する印画紙50をガイドするために、スペーサ28上に
保護板29を固定している。この保護板29には、上記の染
料の液化状態を保持するためのヒータ16が埋設されてい
るが、こうしたヒータは染料収容部(上記の通路17及び
染料溜め15)内に配設することができる。
【0013】また、このプリンタヘッドを含むプリンタ
全体は、例えばフルカラー用としてイエロー、マゼン
タ、シアンの各染料溜め15Y、15M、15Cをそれぞれ共
通のベース14に設け、そこから各色の染料を12〜24個の
多数のドットを形成する列状の気化部17Y、17M、17C
に供給する。
全体は、例えばフルカラー用としてイエロー、マゼン
タ、シアンの各染料溜め15Y、15M、15Cをそれぞれ共
通のベース14に設け、そこから各色の染料を12〜24個の
多数のドットを形成する列状の気化部17Y、17M、17C
に供給する。
【0014】各気化部に対しては、対応するレーザ(特
に半導体レーザチップ)18を各12〜24個アレイ状に配し
たマルチレーザアレイ30から出射される各レーザ光を多
数の集光レンズ19を配したマイクロレンズアレイ31によ
ってそれぞれ集光する。
に半導体レーザチップ)18を各12〜24個アレイ状に配し
たマルチレーザアレイ30から出射される各レーザ光を多
数の集光レンズ19を配したマイクロレンズアレイ31によ
ってそれぞれ集光する。
【0015】上記したように、この染料気化型レーザビ
ームプリンタによれば、記録に消費される染料について
は、その失われた分だけを染料溜めから溶融状態で気化
部へ流すことにより、気化部へ連続的に供給することが
できる。これは、染料がバインダ樹脂を殆ど含有しない
ために、可能となる。従って、記録に関与する気化部
は、繰り返して多数回使用できるので、上述した熱転写
方式においてはインクシートが1回限りの使い捨てであ
るのに対し、省資源及び環境保護の面で有利である。
ームプリンタによれば、記録に消費される染料について
は、その失われた分だけを染料溜めから溶融状態で気化
部へ流すことにより、気化部へ連続的に供給することが
できる。これは、染料がバインダ樹脂を殆ど含有しない
ために、可能となる。従って、記録に関与する気化部
は、繰り返して多数回使用できるので、上述した熱転写
方式においてはインクシートが1回限りの使い捨てであ
るのに対し、省資源及び環境保護の面で有利である。
【0016】また、気化型であるために、染料層と被記
録体(印画紙)とが接触しないで記録を行え、従って、
2回目以降のプリント時に上述した熱転写方式でみられ
るような染料の逆転写、混色は生じることがない。同時
に、染料の供給に上述したインクシートではなく小体積
の染料溜めを使用するために、プリンタを小型、軽量化
できる。
録体(印画紙)とが接触しないで記録を行え、従って、
2回目以降のプリント時に上述した熱転写方式でみられ
るような染料の逆転写、混色は生じることがない。同時
に、染料の供給に上述したインクシートではなく小体積
の染料溜めを使用するために、プリンタを小型、軽量化
できる。
【0017】更に、この記録方式は、染料の気化又は昇
華を利用したものであるために、上述の熱転写方式のよ
うに被記録体の染料受容層を加熱する必要がなく、イン
クシートと被記録体とを高い圧力で押し付ける必要もな
く、この点でもプリンタの小型化、軽量化に有利であ
る。そして、気化部の染料層と被記録体とが接触しない
ために、それらの間で熱融着が起こり得ないだけではな
く、染料と受容層樹脂の相溶性が小さくても記録可能で
ある。従って、染料及び受容層樹脂の設計、選択の幅が
著しく広がる。
華を利用したものであるために、上述の熱転写方式のよ
うに被記録体の染料受容層を加熱する必要がなく、イン
クシートと被記録体とを高い圧力で押し付ける必要もな
く、この点でもプリンタの小型化、軽量化に有利であ
る。そして、気化部の染料層と被記録体とが接触しない
ために、それらの間で熱融着が起こり得ないだけではな
く、染料と受容層樹脂の相溶性が小さくても記録可能で
ある。従って、染料及び受容層樹脂の設計、選択の幅が
著しく広がる。
【0018】しかしながら、本発明者が上記した熱転写
方式のプリンタや気化型レーザビームプリンタ等につい
て検討を加えた結果、上記した種々の利点を有するもの
の、次のような問題点が残されていることが分かった。
方式のプリンタや気化型レーザビームプリンタ等につい
て検討を加えた結果、上記した種々の利点を有するもの
の、次のような問題点が残されていることが分かった。
【0019】上記した各プリンタを含むこれまでの各種
プリンタはいずれも、図14に示すように、縦方向(X方
向)の紙送りと、X方向と直交方向のヘッド横方向(Y
方向)スキャンとによって、印刷を行うものであり、こ
れらの縦方向の紙送りと横方向のヘッドスキャンを交互
に行うように構成されている。即ち、ヘッドを1ライン
分走査する毎に、縦方向の紙送りを一定の長さずつステ
ップ状に行うため、原理的には、この方式で問題なく印
刷ができるはずである。
プリンタはいずれも、図14に示すように、縦方向(X方
向)の紙送りと、X方向と直交方向のヘッド横方向(Y
方向)スキャンとによって、印刷を行うものであり、こ
れらの縦方向の紙送りと横方向のヘッドスキャンを交互
に行うように構成されている。即ち、ヘッドを1ライン
分走査する毎に、縦方向の紙送りを一定の長さずつステ
ップ状に行うため、原理的には、この方式で問題なく印
刷ができるはずである。
【0020】しかし、印刷される媒体である紙は送りロ
ーラ等に対して脱着可能でなければならないので、ステ
ップ状の紙送りでは、ヘッドスキャン、…間で紙送
りがスムーズでなかったり、プリンタに微妙な機械的振
動が生じ、これに起因する紙ずれが生じて微妙な画素ず
れを起こし易い。これを図15について説明する。
ーラ等に対して脱着可能でなければならないので、ステ
ップ状の紙送りでは、ヘッドスキャン、…間で紙送
りがスムーズでなかったり、プリンタに微妙な機械的振
動が生じ、これに起因する紙ずれが生じて微妙な画素ず
れを起こし易い。これを図15について説明する。
【0021】図15(A)に示すように、例えば上記の気
化型レーザビームプリンタの場合、プリンタヘッド10は
実際には、染料収容部37を記録ドット数に対応して多数
の区画に分け、それぞれに液化染料22を収容すると共
に、レーザ18も記録ドット数の各発光点18aを有するア
レイ状に配したものである(後述の図6参照)。レーザ
18に依らない上記の熱転写方式のプリンタでも、サーマ
ルヘッド1の加熱部も同様にドット状に配列されてい
る。
化型レーザビームプリンタの場合、プリンタヘッド10は
実際には、染料収容部37を記録ドット数に対応して多数
の区画に分け、それぞれに液化染料22を収容すると共
に、レーザ18も記録ドット数の各発光点18aを有するア
レイ状に配したものである(後述の図6参照)。レーザ
18に依らない上記の熱転写方式のプリンタでも、サーマ
ルヘッド1の加熱部も同様にドット状に配列されてい
る。
【0022】そして、図15(B)に示すように、1ライ
ン分のヘッドスキャン後、次のラインへ移る際、上
記したステップ状の紙送りが理想的に行われると、図中
に白丸で示すラインのドットに対し黒丸で示すライン
のドットがaのように正規の位置に配列されるはずで
ある。ところが、上記した紙ずれが生じると、図中にb
で示すように、ラインのドットがラインのものにオ
ーバーラップしたり、間隔が詰まりすぎたり、或いは図
中にcで示すように、ラインのドットがラインのも
のから離れすぎたりすることがある。
ン分のヘッドスキャン後、次のラインへ移る際、上
記したステップ状の紙送りが理想的に行われると、図中
に白丸で示すラインのドットに対し黒丸で示すライン
のドットがaのように正規の位置に配列されるはずで
ある。ところが、上記した紙ずれが生じると、図中にb
で示すように、ラインのドットがラインのものにオ
ーバーラップしたり、間隔が詰まりすぎたり、或いは図
中にcで示すように、ラインのドットがラインのも
のから離れすぎたりすることがある。
【0023】これでは、画像の画素を構成するドットが
各ライン間でずれを生じ、正規の位置に存在しないこと
になるから、得られた画像は、例えば連続した一定濃度
や階調性が必要な箇所で濃度が不自然に変化したり、画
像が飛んだりすることがあるため、画質が劣化し易くな
る。
各ライン間でずれを生じ、正規の位置に存在しないこと
になるから、得られた画像は、例えば連続した一定濃度
や階調性が必要な箇所で濃度が不自然に変化したり、画
像が飛んだりすることがあるため、画質が劣化し易くな
る。
【0024】
【発明に至る経過】そこで、本発明者は、上記のステッ
プ状の紙送りに代えて、紙をX方向に滑らかな一定速度
で送れば、紙ずれは防止できることに注目した。しかし
ながら、紙送り方向Xとヘッドスキャン方向Yとが互い
に垂直とした状態で、単に連続した一定速度での紙送り
とヘッドスキャンとを同時に行うだけでは、印刷画像に
一定の角度で歪みが生じるので、良好な画像は得られ難
いことが分かった。
プ状の紙送りに代えて、紙をX方向に滑らかな一定速度
で送れば、紙ずれは防止できることに注目した。しかし
ながら、紙送り方向Xとヘッドスキャン方向Yとが互い
に垂直とした状態で、単に連続した一定速度での紙送り
とヘッドスキャンとを同時に行うだけでは、印刷画像に
一定の角度で歪みが生じるので、良好な画像は得られ難
いことが分かった。
【0025】即ち、図16に示すように、紙50を滑らかな
一定速度でX方向に送りながらヘッドスキャンを行う
と、紙50に対するヘッドの相対的な動き(軌跡)が斜め
方向となってしまう。この結果、図17(A)に示す理想
的なスキャンによる印刷画像(ここでは、理解容易のた
めに“A”として表した:以下、同様。)が、図17
(B)及び図16に示すように斜めに歪んでしまうことに
なる。こうした歪みは、文字のみならず、模様や絵等の
画像において生じ、画像の不自然さとなって現れる。
一定速度でX方向に送りながらヘッドスキャンを行う
と、紙50に対するヘッドの相対的な動き(軌跡)が斜め
方向となってしまう。この結果、図17(A)に示す理想
的なスキャンによる印刷画像(ここでは、理解容易のた
めに“A”として表した:以下、同様。)が、図17
(B)及び図16に示すように斜めに歪んでしまうことに
なる。こうした歪みは、文字のみならず、模様や絵等の
画像において生じ、画像の不自然さとなって現れる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、画像
を構成するドットのずれ等をなくし、画質を向上させる
ことのできる記録装置及び記録方法を提供することにあ
る。
を構成するドットのずれ等をなくし、画質を向上させる
ことのできる記録装置及び記録方法を提供することにあ
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、被記録
体(例えば印画紙)を一方向に連続して移動させる被記
録体移動手段(例えば紙送り用のローラ)と、前記被記
録体に対してこの移動中に前記一方向と交差する方向に
移動する記録ヘッド(例えば非接触方式の染料気化型レ
ーザビームプリンタのヘッド)と、記録ヘッド移動手段
(例えば送りねじ機構)と、前記記録ヘッドにより得ら
れる記録像の歪みを記録動作中に除去する歪み除去手段
(例えば画像変換処理回路)とを有する記録装置に係る
ものである。
体(例えば印画紙)を一方向に連続して移動させる被記
録体移動手段(例えば紙送り用のローラ)と、前記被記
録体に対してこの移動中に前記一方向と交差する方向に
移動する記録ヘッド(例えば非接触方式の染料気化型レ
ーザビームプリンタのヘッド)と、記録ヘッド移動手段
(例えば送りねじ機構)と、前記記録ヘッドにより得ら
れる記録像の歪みを記録動作中に除去する歪み除去手段
(例えば画像変換処理回路)とを有する記録装置に係る
ものである。
【0028】本発明の記録装置によれば、記録ヘッドが
被記録体の一側端側から他側端側へと移動し、この他側
端側に達した後に前記一側端側へ戻るように構成したと
き、前記被記録体を一方向(例えば上述のX方向)に滑
らかな一定速度で移動させ、この移動速度に同期して前
記記録ヘッドを前記一方向とほぼ直交方向(例えば上述
のY方向)に走査し、この際、前記記録ヘッドによる記
録画像に歪みが生じないように、前記記録ヘッドに供給
する画像信号を変換処理するための画像変換処理手段
(例えば画像の組み換えを行うための画像変換処理回
路)を設けることが望ましい。
被記録体の一側端側から他側端側へと移動し、この他側
端側に達した後に前記一側端側へ戻るように構成したと
き、前記被記録体を一方向(例えば上述のX方向)に滑
らかな一定速度で移動させ、この移動速度に同期して前
記記録ヘッドを前記一方向とほぼ直交方向(例えば上述
のY方向)に走査し、この際、前記記録ヘッドによる記
録画像に歪みが生じないように、前記記録ヘッドに供給
する画像信号を変換処理するための画像変換処理手段
(例えば画像の組み換えを行うための画像変換処理回
路)を設けることが望ましい。
【0029】また、この画像変換処理手段に代えて、前
記記録ヘッドの前記移動方向に対して斜めの方向(例え
ば後述のY’方向)に前記記録ヘッドを走査すること、
又は、前記被記録体を前記移動方向に対して斜めの方向
に移動させることによっても、前記一方向と直交方向
(例えば上記のY方向)に画像を記録し、その歪みをな
くすことができる。
記記録ヘッドの前記移動方向に対して斜めの方向(例え
ば後述のY’方向)に前記記録ヘッドを走査すること、
又は、前記被記録体を前記移動方向に対して斜めの方向
に移動させることによっても、前記一方向と直交方向
(例えば上記のY方向)に画像を記録し、その歪みをな
くすことができる。
【0030】従って、本発明によれば、既述したステッ
プ状の送りでは回避できない断続的な機械的振動や送り
による被記録体のずれをなくしてドットずれを防止でき
ると共に、得られる画像の歪みをなくし、濃度ずれや変
形等のない高画質の画像を確実にして簡単に得ることが
できる。
プ状の送りでは回避できない断続的な機械的振動や送り
による被記録体のずれをなくしてドットずれを防止でき
ると共に、得られる画像の歪みをなくし、濃度ずれや変
形等のない高画質の画像を確実にして簡単に得ることが
できる。
【0031】本発明の記録装置は、記録ヘッドに収容す
る記録材(例えば気化性染料)を加熱ビーム(例えばレ
ーザ光)の照射によって気化させ、被記録体に移行させ
るように構成され、特に、記録材が間隙を隔てて被記録
体に対向し、気化した記録材が前記間隙を通して前記被
記録体に移行させるように構成されているのが望まし
い。
る記録材(例えば気化性染料)を加熱ビーム(例えばレ
ーザ光)の照射によって気化させ、被記録体に移行させ
るように構成され、特に、記録材が間隙を隔てて被記録
体に対向し、気化した記録材が前記間隙を通して前記被
記録体に移行させるように構成されているのが望まし
い。
【0032】この場合、画像変換処理回路による処理信
号を加熱ビーム出射手段に供給することができる。
号を加熱ビーム出射手段に供給することができる。
【0033】本発明はまた、上記した本発明の記録装置
を使用して、被記録体に記録を行い、上記した濃度ずれ
や変形等のない高画質の画像を得る記録方法も提供する
ものである。
を使用して、被記録体に記録を行い、上記した濃度ずれ
や変形等のない高画質の画像を得る記録方法も提供する
ものである。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0035】図1〜図6は、本発明を非接触方式の染料
気化型レーザビームプリンタ(例えばビデオプリンタ)
に適用した第1の実施例を示すものである。
気化型レーザビームプリンタ(例えばビデオプリンタ)
に適用した第1の実施例を示すものである。
【0036】まず、図1〜図2について、本実施例によ
る記録方法を説明する。図1においては、被記録体であ
る印画紙50又は20をX方向に滑らかな一定速度(一般に
は 0.2〜5mm/sec程度、例えば1.3mm/sec)で送りなが
ら、プリンタヘッドをX方向と直交(垂直)方向である
Y方向に一定速度(一般には10〜300 mm/sec程度、例え
ば80mm/sec)で各ライン、・・・毎にスキャンし、
各ラインで印刷を行う。
る記録方法を説明する。図1においては、被記録体であ
る印画紙50又は20をX方向に滑らかな一定速度(一般に
は 0.2〜5mm/sec程度、例えば1.3mm/sec)で送りなが
ら、プリンタヘッドをX方向と直交(垂直)方向である
Y方向に一定速度(一般には10〜300 mm/sec程度、例え
ば80mm/sec)で各ライン、・・・毎にスキャンし、
各ラインで印刷を行う。
【0037】この際、図16に示した如くに単にヘッドを
スキャンするだけでは画像(ここでは“A”で表す。)
が斜めに歪んでしまうので、これを防止するために図2
に示すように簡単な画像組み換えによる画像変換処理を
行う。
スキャンするだけでは画像(ここでは“A”で表す。)
が斜めに歪んでしまうので、これを防止するために図2
に示すように簡単な画像組み換えによる画像変換処理を
行う。
【0038】即ち、図2(A)において各ラインでのヘ
ッドが理想的にY方向と平行にスキャンされた場合の印
刷画像を例えばラインで1/2ずつ:−1と−
2、ラインで1/2ずつ:−1と−2の領域にそ
れぞれ2分割する。
ッドが理想的にY方向と平行にスキャンされた場合の印
刷画像を例えばラインで1/2ずつ:−1と−
2、ラインで1/2ずつ:−1と−2の領域にそ
れぞれ2分割する。
【0039】そして、次に、本発明に基いて紙を滑らか
な一定速度でX方向に送りながらヘッドをスキャンする
際、図2(B)に示すように、ラインの−1のドッ
ト情報は印刷せず、−1及び−2の各ドット情報を
ラインの−2とラインの−1とに振り分けて画
像情報の組み換えを行い、これに対応した信号をヘッド
に供給して−2と−1の印刷を行う。
な一定速度でX方向に送りながらヘッドをスキャンする
際、図2(B)に示すように、ラインの−1のドッ
ト情報は印刷せず、−1及び−2の各ドット情報を
ラインの−2とラインの−1とに振り分けて画
像情報の組み換えを行い、これに対応した信号をヘッド
に供給して−2と−1の印刷を行う。
【0040】この結果、ラインの位置において、−
2と−1とを合わせたY方向と平行の領域で目的とす
る画像“A”を歪みなしに形成することができる。こう
した歪みのない画像は他の各箇所においても形成するこ
とができるので、得られた画像は全体として、図2
(A)に示した理想的な画像となる。
2と−1とを合わせたY方向と平行の領域で目的とす
る画像“A”を歪みなしに形成することができる。こう
した歪みのない画像は他の各箇所においても形成するこ
とができるので、得られた画像は全体として、図2
(A)に示した理想的な画像となる。
【0041】こうした歪みのない画像は、図3におい
て、加熱用レーザ光の出射源であるレーザ18に対し、上
記の画像組み換えを行う画像変換処理回路60からの処理
信号を駆動制御回路61を経て供給することによって、ヘ
ッドが紙50又は20に対して斜めに移動しても、容易にか
つ簡単に得ることができる。この画像変換処理及びその
処理回路60は、公知であるから、その詳細はここでは説
明を省略する。
て、加熱用レーザ光の出射源であるレーザ18に対し、上
記の画像組み換えを行う画像変換処理回路60からの処理
信号を駆動制御回路61を経て供給することによって、ヘ
ッドが紙50又は20に対して斜めに移動しても、容易にか
つ簡単に得ることができる。この画像変換処理及びその
処理回路60は、公知であるから、その詳細はここでは説
明を省略する。
【0042】なお、本実施例では、紙50又は20を滑らか
な一定速度で送るために、既述したステップ状の送りで
みられた如き断続的な機械的振動はなく、従って、紙ず
れによるドットずれ(濃度ずれや画像飛び)が生じ難い
という利点も有している。
な一定速度で送るために、既述したステップ状の送りで
みられた如き断続的な機械的振動はなく、従って、紙ず
れによるドットずれ(濃度ずれや画像飛び)が生じ難い
という利点も有している。
【0043】本実施例のプリンタヘッド40によれば、図
3に示すように、レーザ18からフォーカシングレンズ
(集光レンズ)19を通して導かれるレーザ光Lによって
染料収容部37の染料22を加熱し、気化又は昇華させた染
料32を空隙11を通して被記録体(印画紙)50に転写する
点では、既述したヘッドと同様である。このプリンタヘ
ッド40は、実際には、図13で述べたと同様の構成からな
り、染料収容部37とレーザ18及びレンズ19等がユニット
化され、共に移動(スキャン)可能に構成される。
3に示すように、レーザ18からフォーカシングレンズ
(集光レンズ)19を通して導かれるレーザ光Lによって
染料収容部37の染料22を加熱し、気化又は昇華させた染
料32を空隙11を通して被記録体(印画紙)50に転写する
点では、既述したヘッドと同様である。このプリンタヘ
ッド40は、実際には、図13で述べたと同様の構成からな
り、染料収容部37とレーザ18及びレンズ19等がユニット
化され、共に移動(スキャン)可能に構成される。
【0044】図4には、印画紙50に対して、染料収容部
(又は染料供給ヘッド部)37と、列状の発光点18aを有
するレーザ18からなるマルチ(ビーム)レーザアレイ30
とが配置されたプリンタヘッド40を概略的に示してい
る。このプリンタヘッド40は、印画紙50の端部側からY
方向にスキャンされ、滑らかな一定速度で印画紙がX方
向に送られる。
(又は染料供給ヘッド部)37と、列状の発光点18aを有
するレーザ18からなるマルチ(ビーム)レーザアレイ30
とが配置されたプリンタヘッド40を概略的に示してい
る。このプリンタヘッド40は、印画紙50の端部側からY
方向にスキャンされ、滑らかな一定速度で印画紙がX方
向に送られる。
【0045】このプリンタヘッド40は、図5に示すよう
に、送りねじ機構からなるヘッド送り軸42とヘッド支軸
43により印画紙50の紙送り方向Xと直交するヘッド送り
方向Yに往復移動自在にしてある。また、ヘッド40の上
側には、印画紙50を挟むように支持するヘッド受けロー
ラ44が回転自在に設けられている。そして、印画紙50
は、紙送り駆動ローラ45と従動ローラ46との間に挟持さ
れて紙送り方向Xに移動するようになっている。
に、送りねじ機構からなるヘッド送り軸42とヘッド支軸
43により印画紙50の紙送り方向Xと直交するヘッド送り
方向Yに往復移動自在にしてある。また、ヘッド40の上
側には、印画紙50を挟むように支持するヘッド受けロー
ラ44が回転自在に設けられている。そして、印画紙50
は、紙送り駆動ローラ45と従動ローラ46との間に挟持さ
れて紙送り方向Xに移動するようになっている。
【0046】なお、ヘッド40は、フレキシブルハーネス
87を介してヘッド駆動回路基板(図示せず)等にそれぞ
れ接続されている。ヘッド40の送り方向を1ラインとし
た場合に、ヘッド40を更に1つ追加し、これらの一対の
ヘッドにより1ラインを2分割してカラー印画すること
もできる。
87を介してヘッド駆動回路基板(図示せず)等にそれぞ
れ接続されている。ヘッド40の送り方向を1ラインとし
た場合に、ヘッド40を更に1つ追加し、これらの一対の
ヘッドにより1ラインを2分割してカラー印画すること
もできる。
【0047】また、図6に示すように、各気化部に対し
ては、対応するレーザ(特に半導体レーザチップ)18を
12〜24個アレイ状に配したマルチレーザアレイ30から出
射される各レーザ光を多数の集光レンズ19配したマイク
ロレンズアレイ31によってそれぞれ集光する(36はレー
ザ光Lを直角方向に導くためのミラー)。なお、マルチ
レーザアレイ30は、基板33に設けたコントロールIC34
(これには、図3に示した各回路60、61が内蔵されてい
る。)によって駆動制御し、またヒートシンク35によっ
て十分に放熱できるようになっている。
ては、対応するレーザ(特に半導体レーザチップ)18を
12〜24個アレイ状に配したマルチレーザアレイ30から出
射される各レーザ光を多数の集光レンズ19配したマイク
ロレンズアレイ31によってそれぞれ集光する(36はレー
ザ光Lを直角方向に導くためのミラー)。なお、マルチ
レーザアレイ30は、基板33に設けたコントロールIC34
(これには、図3に示した各回路60、61が内蔵されてい
る。)によって駆動制御し、またヒートシンク35によっ
て十分に放熱できるようになっている。
【0048】なお、本実施例のプリンタヘッド40、及び
このプリンタヘッドを使用したレーザビームプリンタ8
1、更にはこれらを用いた記録方法は、染料22をレーザ1
8によるレーザ光Lで加熱、気化させて印画紙50に飛翔
させ、転写しているので、既述した非接触方式の染料気
化型レーザビームプリンタについて述べたと同様の効果
が得られる。
このプリンタヘッドを使用したレーザビームプリンタ8
1、更にはこれらを用いた記録方法は、染料22をレーザ1
8によるレーザ光Lで加熱、気化させて印画紙50に飛翔
させ、転写しているので、既述した非接触方式の染料気
化型レーザビームプリンタについて述べたと同様の効果
が得られる。
【0049】図7は、本発明を非接触方式の染料気化型
レーザビームプリンタに適用した第2の実施例を示すも
のである。
レーザビームプリンタに適用した第2の実施例を示すも
のである。
【0050】この実施例によれば、上記した第1の実施
例と同様に、紙ずれによるドットずれや、画像の歪みを
防止するために、ヘッドを上記のY方向(図1参照)に
対し幾分斜めになるような方向(即ち、図7の右方向に
おいて紙送り方向Xの側に向くような斜め方向)Y’に
スキャンしている。
例と同様に、紙ずれによるドットずれや、画像の歪みを
防止するために、ヘッドを上記のY方向(図1参照)に
対し幾分斜めになるような方向(即ち、図7の右方向に
おいて紙送り方向Xの側に向くような斜め方向)Y’に
スキャンしている。
【0051】このヘッドスキャン方向Y’は、図16に示
した斜めのヘッドスキャンによる斜めのライン、・
・・をキャンセルし、各ラインを水平方向(即ち、Y方
向)に向けることのできるものであって、同Y方向の印
刷を可能にするため、得られた画像には歪みがなく、理
想に近い現実的な画像となる。このスキャン方向Y’
は、Y方向(水平方向)に対して一般には数度以下(特
に 0.1〜5度程度)、例えば1度である。
した斜めのヘッドスキャンによる斜めのライン、・
・・をキャンセルし、各ラインを水平方向(即ち、Y方
向)に向けることのできるものであって、同Y方向の印
刷を可能にするため、得られた画像には歪みがなく、理
想に近い現実的な画像となる。このスキャン方向Y’
は、Y方向(水平方向)に対して一般には数度以下(特
に 0.1〜5度程度)、例えば1度である。
【0052】従って、この実施例では、ヘッドスキャン
方向がY’となるようにヘッド移動(走査)機構、即
ち、図5の送りねじの方向を設定すれば、容易かつ正確
に画像の歪みをなくせる。そして、上記の第1の実施例
の如き画像変換処理を行う必要はない。また、その他、
上記の第1の実施例で述べたと同様の効果が得られるこ
とは勿論である。
方向がY’となるようにヘッド移動(走査)機構、即
ち、図5の送りねじの方向を設定すれば、容易かつ正確
に画像の歪みをなくせる。そして、上記の第1の実施例
の如き画像変換処理を行う必要はない。また、その他、
上記の第1の実施例で述べたと同様の効果が得られるこ
とは勿論である。
【0053】図8〜図11は、本発明を非接触方式の染料
気化型レーザビームプリンタに適用した第3の実施例を
示すものである。
気化型レーザビームプリンタに適用した第3の実施例を
示すものである。
【0054】この例のプリンタヘッド40によれば、図8
に示すように、特にフルカラー用として、図1及び図2
に示した如き染料収容部を各色毎にイエロー用37Y、マ
ゼンタ用37M、シアン用37Cとして連結し、これらのそ
れぞれに対して各色用のレーザ18Y、18M、18Cからの
レーザ光Lを選択的に入射させ、各色の染料を気化させ
る。そして、各レーザ18に対しては図3に示したと同様
の画像変換処理回路60、駆動制御回路61が接続される。
に示すように、特にフルカラー用として、図1及び図2
に示した如き染料収容部を各色毎にイエロー用37Y、マ
ゼンタ用37M、シアン用37Cとして連結し、これらのそ
れぞれに対して各色用のレーザ18Y、18M、18Cからの
レーザ光Lを選択的に入射させ、各色の染料を気化させ
る。そして、各レーザ18に対しては図3に示したと同様
の画像変換処理回路60、駆動制御回路61が接続される。
【0055】この例のプリンタヘッド40は、図9に概略
図示するように構成され、各色の染料収容部(又は染料
供給ヘッド部)37Y、37M、37Cが各レーザアレイ30
(それぞれ各色用のレーザ18Y、18M、18Cからな
る。)とユニット化されている。
図示するように構成され、各色の染料収容部(又は染料
供給ヘッド部)37Y、37M、37Cが各レーザアレイ30
(それぞれ各色用のレーザ18Y、18M、18Cからな
る。)とユニット化されている。
【0056】そして、具体的には、図10に示すように
(図5で述べたと同様に)Y方向にヘッドスキャンさ
れ、印画紙50をX方向に滑らかな一定速度で移動させ、
各ライン毎に図2で述べたようにして画像変換処理を行
う。従って、上述した実施例と同様の効果をフルカラー
用として得ることができる。
(図5で述べたと同様に)Y方向にヘッドスキャンさ
れ、印画紙50をX方向に滑らかな一定速度で移動させ、
各ライン毎に図2で述べたようにして画像変換処理を行
う。従って、上述した実施例と同様の効果をフルカラー
用として得ることができる。
【0057】また、このプリンタヘッドを含むプリンタ
全体は、図11に示すように構成することができ、例えば
フルカラー用としてイエロー、マゼンタ、シアンの各染
料溜め15Y、15M、15Cをそれぞれ共通のベース14に設
け、そこから各色の染料を12〜24個の多数のドットを形
成する列状の気化部17Y、17M、17Cに供給する。
全体は、図11に示すように構成することができ、例えば
フルカラー用としてイエロー、マゼンタ、シアンの各染
料溜め15Y、15M、15Cをそれぞれ共通のベース14に設
け、そこから各色の染料を12〜24個の多数のドットを形
成する列状の気化部17Y、17M、17Cに供給する。
【0058】各気化部に対しては、対応するレーザ(特
に半導体レーザチップ)18Y、18M、18Cを各12〜24個
アレイ状に配したマルチレーザアレイ30から出射される
各レーザ光を多数の集光レンズ19を配したマイクロレン
ズアレイ31によってそれぞれ集光する(36はレーザ光L
を直角方向に導くためのミラー)。
に半導体レーザチップ)18Y、18M、18Cを各12〜24個
アレイ状に配したマルチレーザアレイ30から出射される
各レーザ光を多数の集光レンズ19を配したマイクロレン
ズアレイ31によってそれぞれ集光する(36はレーザ光L
を直角方向に導くためのミラー)。
【0059】集光レンズとしては、図示したレンズ系で
もよいが、仮想線で示す1枚の径大の集光レンズ38を使
用してよい。このレンズ38は、光入射位置に応じて光出
射位置が上記の各気化部17Y、17M、17Cに相当するよ
うに屈折経路が変化するように形成されたものである。
なお、マルチレーザアレイ30は、基板33に設けたコント
ロールIC34によって駆動制御し、またヒートシンク35
によって十分に放熱できるようになっている。
もよいが、仮想線で示す1枚の径大の集光レンズ38を使
用してよい。このレンズ38は、光入射位置に応じて光出
射位置が上記の各気化部17Y、17M、17Cに相当するよ
うに屈折経路が変化するように形成されたものである。
なお、マルチレーザアレイ30は、基板33に設けたコント
ロールIC34によって駆動制御し、またヒートシンク35
によって十分に放熱できるようになっている。
【0060】なお、この第3の実施例において、図9及
び図10に仮想線で示すように、上記の第2の実施例と同
様にヘッド40をY’方向にスキャンすることができる。
び図10に仮想線で示すように、上記の第2の実施例と同
様にヘッド40をY’方向にスキャンすることができる。
【0061】以上、本発明の実施例を説明したが、上述
の実施例は本発明の技術的思想に基いて更に変形が可能
である。
の実施例は本発明の技術的思想に基いて更に変形が可能
である。
【0062】例えば、上述の第2の実施例において、ヘ
ッドはY方向にスキャンする一方、紙50をX方向に対し
て斜めとなるように(相対的には、上述のXとY’がな
す角度と同角度となるように)移動させることによって
も、上述したと同様に画像の歪みをなくせる。また、上
述の第1の実施例と第2の実施例を組み合わせ、画像変
換処理とヘッドの斜めスキャンを併用してもよい。
ッドはY方向にスキャンする一方、紙50をX方向に対し
て斜めとなるように(相対的には、上述のXとY’がな
す角度と同角度となるように)移動させることによって
も、上述したと同様に画像の歪みをなくせる。また、上
述の第1の実施例と第2の実施例を組み合わせ、画像変
換処理とヘッドの斜めスキャンを併用してもよい。
【0063】また、ヘッドやプリンタの構造や形状、そ
の駆動機構は、前記以外の適宜の構造、形状としてよ
く、ヘッドを構成する各部分の材料には、他の適宜の材
料を使用してよい。記録染料についても、マゼンタ、イ
エロー、シアンの3色としてフルカラーの記録を行うほ
か、1色のモノカラー又は白黒の記録を行うことができ
る。また、上述した例とは異なり、ヘッドを紙の上方に
配し、上方から印刷を行うタイプのプリンタとしてもよ
い。
の駆動機構は、前記以外の適宜の構造、形状としてよ
く、ヘッドを構成する各部分の材料には、他の適宜の材
料を使用してよい。記録染料についても、マゼンタ、イ
エロー、シアンの3色としてフルカラーの記録を行うほ
か、1色のモノカラー又は白黒の記録を行うことができ
る。また、上述した例とは異なり、ヘッドを紙の上方に
配し、上方から印刷を行うタイプのプリンタとしてもよ
い。
【0064】プリンタについては、上述の非接触方式の
ものに限らず、1ライン毎にスキャニングするタイプ
(シリアル型)であれば、既述した熱転写方式のプリン
タにも本発明を適用できる。但し、この場合は、画像変
換された信号はサーマルヘッドに供給される。
ものに限らず、1ライン毎にスキャニングするタイプ
(シリアル型)であれば、既述した熱転写方式のプリン
タにも本発明を適用できる。但し、この場合は、画像変
換された信号はサーマルヘッドに供給される。
【0065】また、上述の例のように、固体染料を一旦
液状にし、これを気化させて記録を行う他、固体染料を
レーザ光によって加熱して直接気化、即ち昇華させて記
録を行うことができるし、染料溜めに液化染料(室温に
て液状)を収容することもできる。更に、記録材は上述
した飛翔以外の現象(例えば蒸気化)によっても印画紙
へ移行させることができ、この意味では上述した非接触
式でなくてもよい。
液状にし、これを気化させて記録を行う他、固体染料を
レーザ光によって加熱して直接気化、即ち昇華させて記
録を行うことができるし、染料溜めに液化染料(室温に
て液状)を収容することもできる。更に、記録材は上述
した飛翔以外の現象(例えば蒸気化)によっても印画紙
へ移行させることができ、この意味では上述した非接触
式でなくてもよい。
【0066】
【発明の作用効果】本発明は上述した如く、被記録体
(例えば印画紙)を一方向に連続して移動させる被記録
体移動手段(例えば紙送り用のローラ)と、前記被記録
体に対してこの移動中に前記一方向とは交差する方向に
移動する記録ヘッド(例えば非接触方式の染料気化型レ
ーザビームプリンタのヘッド)と、記録ヘッド移動手段
(例えば送りねじ機構)と、前記記録ヘッドにより得ら
れる記録像の歪みを記録動作中に除去する歪み除去手段
(例えば画像変換処理回路)とを有する記録装置として
いるので、ステップ状の送りでは回避できない断続的な
機械的振動等による被記録体のずれをなくしてドットず
れを防止できると共に、得られる画像の歪みをなくし、
濃度ずれや変形等のない高画質の画像を確実にして簡単
に得ることができる。
(例えば印画紙)を一方向に連続して移動させる被記録
体移動手段(例えば紙送り用のローラ)と、前記被記録
体に対してこの移動中に前記一方向とは交差する方向に
移動する記録ヘッド(例えば非接触方式の染料気化型レ
ーザビームプリンタのヘッド)と、記録ヘッド移動手段
(例えば送りねじ機構)と、前記記録ヘッドにより得ら
れる記録像の歪みを記録動作中に除去する歪み除去手段
(例えば画像変換処理回路)とを有する記録装置として
いるので、ステップ状の送りでは回避できない断続的な
機械的振動等による被記録体のずれをなくしてドットず
れを防止できると共に、得られる画像の歪みをなくし、
濃度ずれや変形等のない高画質の画像を確実にして簡単
に得ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例によるプリンタのヘッド
スキャンと紙送りを説明するための概略平面図である。
スキャンと紙送りを説明するための概略平面図である。
【図2】同プリンタにおける画像変換処理により得られ
る画像を説明するための概略平面図である。
る画像を説明するための概略平面図である。
【図3】同プリンタのヘッドの概略断面図である。
【図4】同プリンタヘッドの概略裏面図である。
【図5】同プリンタを下方からみた概略斜視図である。
【図6】同プリンタヘッドの概略分解斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施例によるプリンタヘッドの
概略裏面図である。
概略裏面図である。
【図8】本発明の第3の実施例によるプリンタヘッドの
概略断面図である。
概略断面図である。
【図9】同プリンタヘッドの概略裏面図である。
【図10】同プリンタを下方からみた概略斜視図である。
【図11】同プリンタヘッドの概略分解斜視図である。
【図12】従来の感熱記録ヘッドを用いたプリンタの要部
正面図である。
正面図である。
【図13】本発明完成前に案出されたプリンタヘッドの概
略断面図である。
略断面図である。
【図14】同プリンタのヘッドスキャンと紙送りを説明す
るための概略平面図である。
るための概略平面図である。
【図15】同プリンタにより得られる画像を説明するため
の概略平面図である。
の概略平面図である。
【図16】他のプリンタのヘッドスキャンと紙送りを説明
するための概略平面図である。
するための概略平面図である。
【図17】同プリンタにより得られる画像を説明するため
の概略平面図である。
の概略平面図である。
10、40・・・プリンタヘッド 11・・・空隙 14・・・ベース 15・・・染料溜め 16・・・ヒータ 17・・・気化部 18・・・半導体レーザ 19・・・集光レンズ(フォーカシングレンズ) 20、50・・・印画紙(被記録紙) 22・・・液化染料 30・・・レーザアレイ 31・・・マイクロレンズアレイ 32・・・気化染料 37・・・染料収容部 42・・・ヘッド送り軸 43・・・ヘッド支軸 60・・・画像変換処理回路 61・・・駆動制御回路 l、L・・・レーザ光 X・・・紙送り方向 Y、Y’・・・ヘッドのスキャン方向
Claims (8)
- 【請求項1】 被記録体を一方向に連続して移動させる
被記録体移動手段と、前記被記録体に対してこの移動中
に前記一方向とは交差する方向に移動する記録ヘッド
と、記録ヘッド移動手段と、前記記録ヘッドにより得ら
れる記録像の歪みを記録動作中に除去する歪み除去手段
とを有する記録装置。 - 【請求項2】 記録ヘッドが被記録体の一側端側から他
側端側へと移動し、この他側端側に達した後に前記一側
端側へ戻るように構成した、請求項1に記載した記録装
置。 - 【請求項3】 被記録体を一方向に滑らかな一定速度で
移動させ、この移動速度に同期して記録ヘッドを前記一
方向とほぼ直交方向に走査し、この際、前記記録ヘッド
による記録画像に歪みが生じないように、前記記録ヘッ
ドに供給する画像信号を変換処理するための画像変換処
理手段を設ける、請求項1又は2に記載した記録装置。 - 【請求項4】 被記録体を一方向に滑らかな一定速度で
移動させ、この際、前記記録ヘッドによる記録画像に歪
みが生じないように、前記記録ヘッド又は前記被記録体
をこれらの本来の移動方向に対して斜めの方向に移動さ
せる、請求項1〜3のいずれか1項に記載した記録装
置。 - 【請求項5】 記録ヘッドに収容する記録材を加熱ビー
ムの照射によって気化させ、被記録体に移行させるよう
に構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載
した記録装置。 - 【請求項6】 記録材が間隙を隔てて被記録体に対向
し、気化した記録材が前記間隙を通して前記被記録体に
移行させるように構成されている、請求項5に記載した
記録装置。 - 【請求項7】 請求項3に記載した画像変換処理回路に
よる処理信号を加熱ビーム出射手段に供給する、請求項
5又は6に記載した記録装置。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載した
記録装置を使用して、被記録体に記録を行う記録方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8558794A JPH07266593A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 記録装置及び記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8558794A JPH07266593A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 記録装置及び記録方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07266593A true JPH07266593A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13862951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8558794A Pending JPH07266593A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 記録装置及び記録方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07266593A (ja) |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP8558794A patent/JPH07266593A/ja active Pending
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