JPH0728617U - 成形型 - Google Patents
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- JPH0728617U JPH0728617U JP560892U JP560892U JPH0728617U JP H0728617 U JPH0728617 U JP H0728617U JP 560892 U JP560892 U JP 560892U JP 560892 U JP560892 U JP 560892U JP H0728617 U JPH0728617 U JP H0728617U
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バリ形成を防止する成形型を提供する。
【構成】 上型1は、そのポット11にピストン4が挿
通され、このポット11に形成される孔にスライドコア
5を上下動自在に設ける。各型1、2、3が協働してキ
ャビティ8を形成する。ポット11とキャビティ8とを
連通する注入孔6、7を形成する。中型2に金具9aを
配置するための係合部2aを形成する。金具9bは中型
2と下型3とで挟持する。ポット11に生地10を載置
して型締めを行うと、生地10が注入孔6、7を介して
キャビティ8を充填する。このとき、ピストン4より作
用する成形圧がスライドコア5に作用し、スライドコア
5は金具9aを介して中型2を押圧する。すると、金具
9aと中型2との接触面が強く密着してキャビティ8の
密封性が向上し、生地10の漏れが防止される。
通され、このポット11に形成される孔にスライドコア
5を上下動自在に設ける。各型1、2、3が協働してキ
ャビティ8を形成する。ポット11とキャビティ8とを
連通する注入孔6、7を形成する。中型2に金具9aを
配置するための係合部2aを形成する。金具9bは中型
2と下型3とで挟持する。ポット11に生地10を載置
して型締めを行うと、生地10が注入孔6、7を介して
キャビティ8を充填する。このとき、ピストン4より作
用する成形圧がスライドコア5に作用し、スライドコア
5は金具9aを介して中型2を押圧する。すると、金具
9aと中型2との接触面が強く密着してキャビティ8の
密封性が向上し、生地10の漏れが防止される。
Description
【0001】
この考案は成形型に関し、例えば弾性材料等を金具と一体に成形する際に使用 される成形型に関するものである。
【0002】
従来、例えば弾性材料を金具と一体に成形して製品を得るものとして、図7に 示してある成形型がある。
【0003】 すなわち、図7に示してある成形型は、互いに当接・離間が可能な上型81と 中型82と下型83とからなるもので、ピストン84が上下動自在に挿通される ポット91と、このポット91と連通する注入孔86とを有する上型81と、こ の上型81の注入孔86と型内に形成されるキャビティ88とを連通する注入孔 87を有する中型82と、上型81及び中型82と協働してキャビティ88を形 成する下型83とを具え、上型81のポット91に弾性材料の生地90が載置さ れたのち型締めが行われると、生地90は注入孔86、87を介してキャビティ 88内に流入してこれを充填し、加硫成形がなされるようになっている。
【0004】 図7において、上型81は、その内部に上面に開口するポット91を有すると ともに、このポット91を下方に導通させる注入孔86が穿設されているもので 、ポット91にはピストン84が上下動自在に挿通される。
【0005】 この上型81は中型82と当接・離間が可能となっているもので、中型82の 上に上型81を当接させたのち、未加硫状態の弾性材料の生地90をポット91 に載置し、ピストン84で生地90に圧力を加えると、生地90が注入孔86を 介して中型82の注入孔87に導かれるようにしている。
【0006】 中型82は、上型81との当接時に、上型81の注入孔86と、型内に形成さ れるキャビティ88とを連通する注入孔87を有しているもので、この注入孔8 7によって、上型81より導入される生地90をキャビティ88に注入するよう にしている。
【0007】 この中型82は下型83と当接・離間が可能となっているもので、この中型8 2を上型81と下型83との間に配置するように各型を当接させることにより、 上型81と中型82と下型83とが協働して円柱状のキャビティ88を形成する ようにしている。
【0008】 中型82における上型81側のキャビティ88の開口部周縁には、環状の段部 である係合部82aが形成されていて、この係合部82aに成形品の一部品であ る円板状の金具89aを係合させることができるようにしている。そして、金具 89aの周縁部を中型82の係合部82aに係合させることにより、金具89a がキャビティ88の上型81側の開口部を閉塞する状態に配設することができる ようにしている。
【0009】 中型82と下型83との間には、成形品の一部品である円板状の金具89bを 配置することができるようになっている。この場合、金具89bはキャビティ8 8の下型83側の開口部を閉塞する状態で配置され、中型82と下型83とで挟 持されて金具89bが保持されるようにしている。
【0010】 この成形型は上記の構成により、まず中型82の係合部82aに金具89aを 配置し、またキャビティ88の下型83側の開口部を閉塞する状態で金具89b を配置したのち、上型81、中型82、下型83の各型をそれぞれ当接すること により、金具89aは上型81と中型82とで挟持され、また金具89bは中型 82と下型83とで挟持され、それぞれの金具89a、89bが所定の位置で保 持される。
【0011】 次いで、上型81のポット91内に未加硫状態の生地90が載置され、型締め が行われると、ピストン84が生地90に圧力を加え、これに伴って生地90が 注入孔86、87よりキャビティ88内に流入して、これを充填するようになり 、こののち生地90に加硫成形がなされることにより、生地90が金具89a、 89bと一体となって成形され、これによって所定形状の製品が得られるように なっている。
【0012】 なお、中型82はいわゆる2つ割り構造で構成されているため、型開き時には 、この中型82を中心線より2つに割って製品を取り出すようにしている。
【0013】 しかしながら、このような従来の成形型にあっては、成形時に上型81と中型 82との間、特に中型82の係合部82aにおいてバリが発生し易く、従ってこ のバリの発生を防止するために高精度な成形型が必要となるものであった。
【0014】 すなわち、図8に示すように、中型82の係合部82aにおいて、その段部で ある係合部82aの深さdが、この係合部82aに係合する金具89aの厚さt よりも大きい場合(d>t)、上型81を中型82に当接した際、金具89aと 上型81との間に隙間が生じるようになるため、型締め時にキャビティ88内に 生地90が充填されたときに、その生地90の圧力によって金具89aが浮き上 がることがある。
【0015】 このように、金具89aに浮き上がりの現象が生じると、係合部82aと金具 89aとの間に隙間が生じてキャビティ88内の密封性が悪くなり、この結果、 キャビティ88に充填された生地90が漏れ出して金具89aの側面や上面に廻 り込んで付着し、いわゆるゴム廻りが生じてしまう。
【0016】 他方、図9に示すように、中型82の係合部82aにおいて、その深さdが金 具89aの厚さtよりも小さい場合(d<t)、上型81を中型82に当接した 際、金具89aの厚さtの厚い分だけ上型81と中型82との間に隙間aが生じ るようになるため、型締め時に上型81の注入孔86より導かれてくる生地90 が、上型81と中型82との間の隙間を伝って金具89aの側面に達することが あり、これによって成形品にバリが形成される恐れがあった。
【0017】 この図9のような不具合が生じた場合、特に1つの成形型に複数のキャビティ 88が形成されて、1度に多数の成形品を得るようないわゆる多数個取りと呼ば れる成形型が使用されるときには、図10および図11に示すように、成形型で 成形される複数の製品92が、その各間がバリ93で連結された状態で得られる こととなる。
【0018】 従って、中型82の係合部82aの深さdが金具89aの厚さtよりも大きく ても、あるいは小さくても、いずれの場合でも成形品にバリが形成されることと なるため、バリ取り作業が別工程として必要であった。
【0019】 また、このバリの発生を防止するには、係合部82aの深さdと金具89aの 厚さtとを一致させる必要があり、そのために係合部82aや金具89aの加工 精度を向上させなければならないという種々の問題があり、コストアップの原因 となっていた。
【0020】 この考案は上記のような問題点を解消するもので、簡単な構成でバリの発生を 防止し、コストの低減を図ることのできる成形型を提供することを目的とする。
【0021】
この考案は上記のような問題点を解決するために、第1の考案として、それぞ れ当接・離間が可能な上型、中型、下型よりなり、型締めの際に各型が協働して 成形材料を成形するためのキャビティを形成するようになっている成形型であっ て、前記上型に、上面に開口して成形材料を充填可能であるとともに、ピストン が上下動自在に挿通されるポットを形成し、このポットの底面に孔を形成して、 この孔内に上下動自在に貫通するとともに、型締め時に他の型と協働してキャビ ティを形成するスライドコアを設け、さらに型締め時に他の型と協働して前記ポ ット内の成形材料を前記キャビティに導く注入孔を形成して構成され、型締め時 に前記ピストンより作用する成形圧で、前記スライドコアがこれに対向する相手 型を押圧するという構成を有している。
【0022】 また、第2の考案として、それぞれ当接・離間が可能な上型、中型、下型より なり、型締めの際に各型が協働して成形材料を成形するためのキャビティを形成 し、このとき前記上型と中型との間に前記キャビティを閉塞する金具を配置して 、金具と成形材料とを一体に成形するようになっている成形型であって、上面に 開口して成形材料が充填可能であるとともに、ピストンが上下動自在に挿通され るポットを形成し、かつこのポットに孔を形成してこの孔内に上下動自在な状態 で貫通するとともに、型締め時に他の型と協働してキャビティを形成するスライ ドコアを設け、さらに前記ポットに連通する注入孔を形成して構成した上型と、 前記上型の注入孔と前記キャビティとを連通する注入孔を有し、前記金具を配置 するために、前記キャビティの上型側の開口部周縁に前記金具の厚さよりも深い 段差で係合部を形成した中型とを具え、型締め時に前記ピストンより作用する成 形圧で、前記スライドコアが前記金具を介して中型を押圧するという構成を有し ている。
【0023】
この考案は上記の手段を採用したことにより、まず、ポットに成形材料が載置 されたのち型締めが行われると、成形材料はピストンで押圧されて注入孔よりキ ャビティへ導かれ、キャビティを成形材料で充填したのち、所定形状の成形がな されるようになっている。
【0024】 このとき、ピストンより得られる成形圧はスライドコアにも作用し、その成形 圧によって、スライドコアがこれに対向する相手型を押圧するようになり、この 結果、スライドコアと相手型との間が強く密着して、キャビティの密封性が高ま るようになっている。
【0025】 従って、型締め時に、キャビティに充填された成形材料がスライドコアと相手 型との間より漏れ出すことが阻止され、成形品にバリが形成されることを防止す るようになっている。
【0026】 また、第2の考案にあるように、中型に金具を配置するための係合部を形成し たものにあっては、型締め時にピストンより得られる成形圧がスライドコアに作 用すると、その成形圧によって、スライドコアが金具を介して中型の係合部を押 圧するようになり、この結果、金具と中型との間が強く密着してキャビティの密 封性が高められるようになる。
【0027】 従って、この場合にあっては、型締め時に、キャビティに充填された成形材料 が金具と中型との間より漏れ出ることが阻止され、成形品にバリが形成されるこ とが防止されるようになっている。
【0028】 また、この場合、金具を配置する中型の係合部の深さを金具の厚さよりも大き くすることにより、金具を係合部に配置したときに、金具の上面が中型の上端面 より没入するようになるため、こののち上型と中型とを当接させた際に、金具の 存在に影響されないで上型と中型との当接面を好適に密着させることができるよ うになる。
【0029】 従って、型締め時に、上型の注入孔より中型の注入孔へ成形材料が導入される 際に、上型と中型との間に成形材料が漏れ出てバリが形成されるということが阻 止されるようになっている。
【0030】
以下、図面に示すこの考案の実施例を説明する。 図1はこの考案の第1実施例を示す図である。
【0031】 すなわち、図1に示してある成形型は、互いに当接・離間が可能な上型1と中 型2と下型3とからなるもので、ピストン4が上下動自在に挿通されるポット1 1と、このポット11と連通する注入孔6と、ポット11の底面に形成される孔 に上下動自在に貫通するスライドコア5とを有する上型1と、この上型1の注入 孔6と型内に形成されるキャビティ8とを連通する注入孔7を有する中型2と、 上型1のスライドコア5および中型2と協働してキャビティ8を形成する下型3 とを具え、上型1のポット11に成形材料の生地10が載置されたのち型締めが 行われると、生地10は注入孔6、7を介してキャビティ8内に流入してこれを 充填し、加硫成形がなされるようになっている。
【0032】 そして、同時に、型締めの際にピストン4より得られる成型圧によって、スラ イドコア5が相手型である中型2を押圧するようになっている。
【0033】 図1において、上型1はその内部に上面に開口するポット11を有するととも に、このポット11を下方に導通させる注入孔6が穿設されているもので、ポッ ト11にはピストン4が上下動自在に挿通される。
【0034】 この上型1のポット11の底面には孔が形成され、この孔内に円柱状のスライ ドコア5がその軸線方向に上下動自在な状態で貫通される。このとき、スライド コア5は、その一方の端面をポット11に臨ませ、また他方の端面を中型2に対 向させた状態で設ける。
【0035】 また、この上型1は中型2と当接・離間が可能となっているもので、中型2の 上面に上型1を当接させたのち、成形材料である未加硫状態の弾性材料よりなる 生地10をポット11に載置して型締めを行うと、ピストン4より生地10に圧 力が加えられ、このときの圧力によって生地10が注入孔6を介して中型2の注 入孔7に導かれるようにしている。
【0036】 この上型1と当接する中型2は、上型1との当接時に、上型1の注入孔6と、 成形型内に形成されるキャビティ8とを連通させる注入孔7を有しているもので 、この注入孔7によって、上型1より導入される生地10をキャビティ8に注入 するようにしている。
【0037】 この中型2は下型3と当接・離間が可能となっているもので、この中型2を上 型1と下型3との間に配置するように各型1、2、3を当接させることにより成 形型内にキャビティ8が形成されるようになっており、この場合、上型1のスラ イドコア5と中型2と下型3とが協働して略円柱体状のキャビティ8を形成する ようにしてある。
【0038】 また、この中型2における上型1側のキャビティ8の開口部周縁には、環状の 段部である係合部2aが形成されていて、この係合部2aに成形品の一部品であ る円板状の金具9aを係合させることができるようにしている。そして、成形の 際、金具9aの周縁部を中型2の係合部2aに係合させることにより、金具9a がキャビティ8の上型1側の開口部を閉塞する状態に配置できるようにしている 。
【0039】 このとき、段部である係合部2aの深さdは、図2に示すように、この係合部 2aに係合する金具9aの厚さtの公差上限よりも大きく設定しておき、これに よって、金具9aを係合部2aに配置したときに、金具9aの上面が中型2の上 端面より没入した状態になるようにし、型締め時に上型1と中型2との当接面が 密着するようにしておく。
【0040】 下型3は、上型1および中型2とともにキャビティ8を形成するもので、この 下型3と中型2との間には成形品の一部品である円板状の金具9bを配置するこ とができるようになっている。
【0041】 そして、金具9bを配置する際には、金具9bは、中型2におけるキャビティ 8の下型3側の開口部を閉塞する状態で配置されたのち、中型2と下型3とで挟 持することにより金具9bが所定の位置に保持されるようにしている。
【0042】 次に、上記のものの作用を説明する。 この成形型は上記の構成により、まず中型2の係合部2aに周縁部を係合させ た状態で金具9aを配置し、また中型2におけるキャビティ8の下型3側の開口 部を閉塞する状態で円板状の金具9bを配置したのち、上型1、中型2、下型3 の各型をそれぞれ当接することにより、成形型内に形成されるキャビティ8の上 端および下端の所定の位置にそれぞれ金具9a、9bが配置されるようになる。
【0043】 そして、上型1のポット11内に未加硫状態の生地10が載置されたのち、型 締めが行われると、ピストン4より生地10に圧力が加わって、生地10が注入 孔6、7よりキャビティ8内に流入し、キャビティ8が生地10で充填されるよ うになる。
【0044】 こののち、加硫成形がなされることにより、生地10が金具9a、9bと一体 になって成形され、これによって、円柱状をなす弾性体の上端面および下端面に 円板状の金具9a、9bが固着された成形品、例えば防振ゴムとして製品が得ら れるようになっている。
【0045】 なお、中型2はいわゆる2つ割構造で構成されていて、型開き時には、この中 型2を中心線より2つに割って製品を離型させるようにしている。
【0046】 ここで、この成形型によれば、製品にバリが形成されることはない。
【0047】 すなわち、型締めの際にピストン4より得られる成形圧は、ポット11内の生 地10に直接作用すると同時に、この生地10を介してスライドコア5にも作用 するため、この成形圧によって、スライドコア5が下方に移動して金具9aの上 面に接触し、さらにこの金具9aを介して中型2に圧力を加えるようになる。
【0048】 すると、このスライドコア5で金具9aが中型2の係合部2aに押圧されて、 金具9aと係合部2aとの接触面が強く密着するようになり、これによってキャ ビティ8の密封性が高まることとなる。この結果、キャビティ8に生地10が充 填されてキャビティ8の内圧が高くなっても、金具9aと係合部2aとの間より 生地10が漏れることが阻止され、金具9aの側面や上面に生地が廻り込んで付 着する、いわゆるゴム廻りと呼ばれるバリの形成が防止されるようになっている 。
【0049】 この場合、スライドコア5の外径をキャビティ8の内径よりも大きくして、ス ライドコア5の断面積をキャビティ8の断面積よりも比較的大きくなるように寸 法の設定をしておけば、スライドコア5より金具9aに作用する圧力の方が、キ ャビティ8内の生地10より金具9aに作用する圧力よりも大きくなるため、キ ャビティ8の内圧によってスライドコア5が押し戻されることは無くなる。
【0050】 また、中型2の係合部2aの深さdを金具9aの厚さtよりも大きく設定して おくことにより、金具9aを係合部2aに配置した際には、金具9aの上面が中 型2の端面よりも没入した状態となるため、型締め時に上型1と中型2との当接 面の密着性が良くなり、上型1と中型2との間に隙間が形成されないようになっ ている。
【0051】 従って、特に、型締め時に上型1の注入孔6より中型2の注入孔7へ導入され る生地10が、上型1と中型2との間に漏れ出すことが阻止されるようになり、 これによってバリの形成が防止されるようになっている。
【0052】 次に、上記第1実施例の変形例を図3に示す。 すなわち、図3に示してる成形型は、上記第1実施例において使用した円板状 の金具9a、9bの代わりに、フランジ付ボルト金具29a、29bを用いて成 形する場合を示すもので、この場合、スライドコア25および下型23における 金具29a、29bとの当接面に凹所25a、23aを形成することにより、こ の凹所25a、23aで金具29a、29bのボルト部のための逃げを形成して おり、他の構成は上記第1実施例のものと同様であるので同一の符号を付すこと により詳細な説明は省略する。
【0053】 また、図4に示すように、製品の上端面のみにフランジ付ボルト金具29aを 配設することも可能であり、この場合、スライドコア25には金具29aのボル ト部に対する逃げのための凹所25aを形成し、他方、下型43には生地10を 所定形状に形成するための型面を形成しておく。
【0054】 さらに他の変形例を図5に示すようにフランジ付ボルト金具29aの代わりに フランジ付ナット金具49aを用いることもできる。この場合、金具49aの厚 さに応じてスライドコア45長さを短くして対応しており、他の構成は上記の実 施例と同様であるので、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略する。
【0055】 次に、第2実施例について図6を参照して説明する。 すなわち、図6に示す成形型は、互いに当接・離間が可能な上型61と中型6 2と下型63とからなるもので、ピストン64が上下動自在に挿通されるポット 71と、このポット71の底面に形成される孔に上下動自在に貫通するとともに 、ポット71と連通する注入孔66を有するスライドコア65とを有する上型6 1と、上型61および中型62と協働して環状のキャビティ68を形成するとと もに、スライドコア65の注入孔66と連通する注入孔67を有する下型63と を具え、上型61のポット71に成形材料の生地70が載置されたのち型締めが 行われると、生地70は、注入孔66、67を介してキャビティ68に流入して これを充填し、加硫形成がなされるようになっている。
【0056】 そして、このとき、ピストン64より得られる成形圧によって、スライドコア 65が相手型である下型63を押圧するようになっている。
【0057】 図6において、上型61は、その内部に上面に開口するポット71が形成され ているもので、このポット71にピストン64が上下動自在に挿通される。
【0058】 この上型61のポット71の底面には孔が形成され、この孔内に、注入孔66 を有する円柱上のスライドコア65がその軸線方向に上下動自在な状態で貫通さ れる。このとき、スライドコア65は、その一方の端面をポット71に臨ませ、 また他方の端面を中型62に対向させた状態で設け、これによって、注入孔66 の一方の開口部がポット71に、また他方の開口部が下方に開口するようにして いる。
【0059】 また、この上型61は、中型62と当接・離間が可能となっていると同時に、 スライドコア65が下型63の一部と当接・離間可能となっているもので、中型 62の上面に上型61を当接させ、また同時にスライドコア65を下型63に当 接させたのち、生地70をポット71に載置して型締めを行うと、ピストン64 より生地70に圧力が加わり、このときの圧力によって、生地70が注入孔66 を介して下型63の注入孔67に導かれるようにしている。
【0060】 この上型61のスライドコア65と当接可能な下型63は、その中央部にスラ イドコア65と当接する突出部63aが形成されていて、中型62を上型61と 下型63との間に介在させた状態で各型61、62、63を当接させると、下型 63の突出部63aがスライドコア65に当接するようになり、同時に上型61 とスライドコア65と中型62と下型63とが協働して環状のキャビティ68を 形成するようにしてある。
【0061】 また、この下型63には、スライドコア65との当接時に、スライドコア65 の注入孔66と、成形型内に形成されるキャビティ68とを連通させる注入孔6 7を有していて、この注入孔67によって、型締め時に上型61のポット71よ り導入される生地70をキャビティ68に注入するようにしている。
【0062】 上型61と下型63との間に配置される中型62は、その上型61側に開口す るキャビティ68の開口部周縁に、環状の段部である係合部62aが形成されて いて、この係合部62aに成形品の一部品である環状の金具69aを係合させる ことができるようにしている。そして、成形の際、金具69aの外周縁部を中型 62の係合部62aに係合させることにより、金具69aがキャビティ68の上 型1側の開口部を閉塞する状態に配置できるようにしている。
【0063】 このとき、段部である係合部62aの深さは、この係合部62aに係合させる 金具69aの厚さの公差下限よりも小さく設定しておき、これによって、金具6 9aを係合部62aに配置したときに、金具69aの上面が中型62の上端面よ り突出した状態になるようにして、型締めの際に金具69aが上型61と中型6 2とで挟持されたときに、その成形圧によって金具69aと係合部62aとの係 合面が密着するようにしておく。
【0064】 また、この中型62と下型63との間には、成形品の一部品である環状の金具 69bを配置することができるようになっていて、金具69bを、下型63の中 央部に形成される突出部63aに被嵌し、かつ中型62におけるキャビティ68 の下型63側の開口部を閉塞する状態で配置したのち、中型62と下型63とで 金具69bの外周縁部を挟持することにより、金具69bが型内の所定の位置に 保持されるようにしている。
【0065】 次に、上記のものの作用を説明する。 この成形型は上記の構成により、まず中型62の係合部62aに環状をなす金 具69aの外周縁部を係合させて金具69aを配置し、また下型63の突出部6 3aに環状の金具69bを被嵌し、同時に中型62におけるキャビティ68の下 型63側の開口部を閉塞する状態で金具69bを配置したのち、上型61、中型 62、下型63の各型をそれぞれ当接することにより、成形型内に形成される環 状のキャビティ68の上端および下端の所定の位置にそれぞれ金具69a、69 bが配置されるようになる。
【0066】 そして、上型61のポット71内に未加硫状態の生地70が載置されたのち型 締めが行われると、ピストン64より生地70に圧力が加わって、生地70が注 入孔66、67よりキャビティ68内に流入し、キャビティ68が生地70で充 填されるようになる。
【0067】 こののち、加硫成形がなされることにより、生地70が金具69a、69bと 一体となって成形され、これによって、全体として環状をなす成形品が得られる ようになっている。
【0068】 そして、この成形型によれば、成形品にバリが形成されることはない。 すなわち、型締めの際にピストン64より得られる成形圧は、ポット71内の 生地70に直接作用すると同時に、この生地70を介してスライドコア65にも 作用するため、この成形圧によって、スライドコア65がこれに当接する下型6 3に圧力を加えるようになる。
【0069】 すると、その圧力によってスライドコア65と下型63との当接面が強く密着 するようになって、キャビティ68の密封性が高まり、この結果、型締め時にス ライドコア65の注入孔66より下型63の注入孔67に導入される生地70が スライドコア65と下型63との間より漏れることが阻止されるようになり、ま たキャビティ68に生地70が充填されてキャビティ68の内圧が高くなっても 、スライドコア65と下型63との当接面より生地70が漏れることが阻止され 、バリの形成が防止されるようになっている。
【0070】 また、中型62の係合部62aの深さを金具69aの厚さよりも小さく設定し ておくことにより、金具69aを係合部62aに係合した際に金具69aの上面 が中型62の上端面より突出した状態となるため、型締め時には、金具69aが 上型61と中型62とで挟持されて、成形圧が金具69aと係合部62aとの係 合面に作用するようになる。
【0071】 従って、型締め時の成形圧によって、金具69aが係合部62aに押圧されて 、その係合面が強く密着するようになり、キャビティ68の密封性が高まること となる。よって、型締め時にキャビティ68の内圧が高くなっても、金具69a と係合部62aとの間より生地70が漏れることが阻止され、バリの形成が防止 されるようになっている。
【0072】
以上のようにこの考案によれば、型締め時にピストンより作用する成形圧によ って、スライドコアが金具を介して中型を押圧するようにしたため、型内のキャ ビティを閉塞するように配置される金具と、中型との接触面が強く密着するよう になり、これによってキャビティの密封性を高めることができる。
【0073】 従って、型締め時にキャビティを充填した生地が、金具と中型との間より漏れ ることが阻止され、この結果、バリの形成を防止することができる。そして、こ のバリ形成の防止により、従来必要であった成形品のバリ取り作業を不要とする ことができ、これによって、コストの低減を図ることができる。
【0074】 また、金具を配置するために、中型に形成する係合部は、成形品の形状に応じ て金具の厚さの公差限度よりも大きく、または小さく設定しておけば良いため、 従来のように金具の厚さと一致させるほどの寸法精度は必要なく、よってコスト ダウンを可能とすることができる。
【0075】 さらに、スライドコアを直接他の型と当接させてキャビティを形成するように した場合では、型締め時にピストンより作用する成形圧によって、スライドコア と、これと当接する他の型との接触面が押圧されて強く密着するようになるため 、キャビティの密封性を高めることができ、この結果、成形品にバリが形成され ることを防止することができ、同時に成形品の製作の容易化を図ることができる という効果がある。
【図1】この考案の第1実施例を示す図である。
【図2】図1における要部を示す図である。
【図3】この考案の第1実施例の変形例を示す図であ
る。
る。
【図4】この考案の第1実施例の他の変形例を示す図で
ある。
ある。
【図5】この考案の第1実施例のさらに他の実施例を示
す図である。
す図である。
【図6】この考案の第2実施例を示す図ある。
【図7】従来例を示す図である。
【図8】従来の成形型の不具合を説明する図である。
【図9】従来の成形型の不具合を説明する図である。
【図10】従来の成形型で成形された製品を示す図であ
る。
る。
【図11】図10におけるA−A線断面図である。
1、61、81………上型 2、62、82………中型 2a、62a、82a………係合部 3、23、43、63、83………下型 4、64、84………ピストン 5、25、65………スライドコア 6、7、66、67、86、87………注入孔 8、68、88………キャビティ 9a、9b、29a、29b、49a、69a、69
b、89a、89b………金具 10、70、90………生地 11、71、91………ポット 63a………突出部 92………製品 93………バリ
b、89a、89b………金具 10、70、90………生地 11、71、91………ポット 63a………突出部 92………製品 93………バリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 21:00
Claims (2)
- 【請求項1】 それぞれ当接・離間が可能な上型(1)
(61)、中型(2)(62)、下型(3)(63)よ
りなり、型締めの際に各型(1)(2)(3)、(6
1)(62)(63)が協働して成形材料を成形するた
めのキャビティ(8)(68)を形成するようになって
いる成形型であって、前記上型(1)(61)に、上面
に開口して成形材料(10)(70)を充填可能である
とともに、ピストン(4)(64)が上下動自在に挿通
されるポット(11)(71)を形成し、このポット
(11)(71)の底面に孔を形成して、この孔内に上
下動自在に貫通するとともに、型締め時に他の型(2)
(3)、(62)(63)と協働してキャビティ(8)
(68)を形成するスライドコア(5)(65)を設
け、さらに型締め時に他の型(2)(63)と協働して
前記ポット(11)(71)内の成形材料(10)(7
0)を前記キャビティ(8)(68)に導びく注入孔
(6)(66)を形成して構成され、型締め時に前記ピ
ストン(4)(64)より作用する成形圧で、前記スラ
イドコア(5)(65)がこれに対向する相手型(2)
(63)を押圧することを特徴とする成形型。 - 【請求項2】 それぞれ当接・離間が可能な上型
(1)、中型(2)、下型(3)よりなり、型締めの際
に各型(1)(2)(3)が協働して成形材料を成形す
るためのキャビティ(8)を形成し、このとき前記上型
(1)と中型(2)との間に前記キャビティ(8)を閉
塞する金具(9a)を配置して、金具(9a)と成形材
料とを一体に成形するようになっている成形型であっ
て、上面に開口して成形材料(10)が充填可能である
とともに、ピストン(4)が上下動自在に挿通されるポ
ット(11)を形成し、かつ、このポット(11)の底
面に孔を形成して、この孔内に上下動自在な状態で貫通
するとともに、型締め時に他の型(2)(3)と協働し
てキャビティ(8)を形成するスライドコア(5)を設
け、さらに前記ポット(11)に連通する注入孔(6)
を形成して構成した上型(1)と、前記上型(1)の注
入孔(6)と前記キャビティ(8)とを連通する注入孔
(7)を有し、前記金具(9a)を配置するために、前
記キャビティ(8)の上型(1)側の開口部周縁に前記
金具(9a)の厚さ(t)よりも深い段差で係合部(2
a)を形成した中型(2)とを具え、型締め時に前記ピ
ストン(4)より作用する成形圧で、前記スライドコア
(5)が前記金具(9a)を介して中型(2)を押圧す
ることを特徴とする成形型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP560892U JPH0728617U (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP560892U JPH0728617U (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 成形型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0728617U true JPH0728617U (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=11615922
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP560892U Pending JPH0728617U (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 成形型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0728617U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111086130A (zh) * | 2019-12-18 | 2020-05-01 | 南京金三力高分子科技有限公司 | 一种糖葫芦结构线束密封圈自动脱模硫化成型模具及制造方法 |
| CN115107198A (zh) * | 2022-06-27 | 2022-09-27 | 安徽宁国中鼎模具制造有限公司 | 一种微排气小尺寸皮碗无边模具 |
-
1992
- 1992-02-13 JP JP560892U patent/JPH0728617U/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111086130A (zh) * | 2019-12-18 | 2020-05-01 | 南京金三力高分子科技有限公司 | 一种糖葫芦结构线束密封圈自动脱模硫化成型模具及制造方法 |
| CN115107198A (zh) * | 2022-06-27 | 2022-09-27 | 安徽宁国中鼎模具制造有限公司 | 一种微排气小尺寸皮碗无边模具 |
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