JPH0731779B2 - 磁気ヘッドの加工装置 - Google Patents

磁気ヘッドの加工装置

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JPH0731779B2
JPH0731779B2 JP1170762A JP17076289A JPH0731779B2 JP H0731779 B2 JPH0731779 B2 JP H0731779B2 JP 1170762 A JP1170762 A JP 1170762A JP 17076289 A JP17076289 A JP 17076289A JP H0731779 B2 JPH0731779 B2 JP H0731779B2
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magnetic head
tape
head
wrapping tape
magnetic
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文孝 山村
修 川中
賢治 阿部
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は磁気ヘッドの加工装置に係り、特に、複数のリ
ング型磁気ヘッドコアを、隣接するリング型磁気ヘッド
の磁気ギャップ間の距離が、例えば1mm以下となるよう
にヘッドベース上に配置されたタイプの磁気ヘッドの先
端コア加工装置に関する。
(従来の技術) 従来よりビデオテープレコーダ(VTR)等で用いられる
磁気ヘッドとして、例えば一枚のヘッドベース上に、2
個のリング型のヘッドコア(以下ヘッドチップ)を配設
したダブルヘッドチップ型の磁気ヘッドが良く知られて
いる。
第7図は従来のダブルヘッドチップ型の磁気ヘッド10の
斜視図、第8図(A),(B)は第7図のダブルヘッド
チップ型の磁気ヘッドの正面図及び平面図である。
同図に示す様に、ダブルヘッドチップ型の磁気ヘッド10
はスリット13aを有する1枚のヘッドベース13の上に、
このスリット13aをはさむ様に2個のヘッドチップ11,12
が並設されている。ヘッドチップ11,12は略同様の構成
を有しているため、例えば1方のヘッドチップ11を例に
とってその構成を説明する。ヘッドチップ11は巻線窓11
aと巻線用溝11bを有し、例えば、MnZnフェライト等の強
磁性体からなるCコア本体11cと、同様に強磁性体から
なり幅の狭い板状のIコア半体11dとからなり、両コア
半体11c,11d同志がギャップ材を介して突合され、テー
プ摺動面11e上に磁気ギャップ11fを形成すると共に、テ
ープ摺動面11e上の磁気ギャップ11fの両サイドから巻線
窓11aにかけてトラック幅規制溝11gが形成され、この溝
11gの中にガラスがモールドされた構造を有している。
他方へのヘッドチップ12も同様の構造を有するものであ
るが、ヘッドベース13に配設される際、Iコア半体12d
が一方のヘッドチップ11のIコア半体11dに対向する構
成となっている。
この様なダブルヘッドチップ型の磁気ヘッド10では、テ
ープ摺動面11e(12e)と図示しない磁気テープが摺接し
走行する際、上記対向するIコア半体11d,12dのエッジ
部が一種の疑似ギャップとして作用し、画質を著しく低
下させるという問題点があった。
このため、本出願人は、既出願の特開昭60−182006号公
報及び特開昭62−60104号公報において、この疑似ギャ
ップを防止するIコア半体11d,12dの先端構造を提案し
た。
第9図は疑似ギャップを防止するためのIコア半体の形
状を示し一部拡大斜視図である。この先端構造は、同図
に示す様に、磁気テープ面と摺接する側のIコア半体11
d,12dのそれぞれの端縁11h,12hの断面形状がヘッドチッ
プ11,12の有する磁気ギャップ11f,12fに対して非平行と
なるように円弧状あるいは直線的なV字状としたもの
で、これにより疑似ギャップ効果を失なわしめ、クロス
トークの発生を防止し、画質の低下を防ごうとするもの
である。ところで、上記磁気ヘッドにおいては、磁気テ
ープ面と摺接する側のIコア半対11d,12dのそれぞれの
端縁を円弧状あるいは直線的なV字形状に加工するラッ
ピング作業は手作業により行っていた。第10図は、従来
のラッピング作業を説明するための斜視図であり、同図
に示す様に2個のヘッドチップ11,12をヘッドベース13
に貼付けたのち、図示しない顕微鏡の下でヘッドチップ
11,12の仕上げ形状を確認しながら台紙にラッピングテ
ープを貼りつけた棒15を用いて全くの手作業によって行
っていた。
(発明が解決しようとする課題) 対向するIコア半体11d,12dの間隔は300〜600μm
と非常に狭く顕微鏡下での手作業に頼らざるを得ないた
め、加工寸法や形状が異なり、各ヘッドチップの疑似ギ
ャップ抑制効果にバラツキがあった。
顕微鏡にて確認しながらの手作業のため、Iコア半
体11d,12dにクラックの発生を招きやすかった。
熟練を要し、しかも作業性が悪いためコスト的に不
利になる等の問題点があった。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記課題を解決するためになされたものであ
り、1ケのヘッドベース上に複数のヘッドチップ(磁気
ヘッドコア)を配置した磁気ヘッドにおける、該ヘッド
チップのテープ摺接面側且つ相対向する側の端縁を、有
効磁気ギャップに対して非平行で断面が円弧状又は直線
状に形成するための磁気ヘッド加工装置であって、 a.ラッピングテープを走行させる手段と、 b.走行するラッピングテープを略<形状に屈曲させる手
段と、 c.この屈曲されたラッピングテープを支持する断面鋭角
状のガイド部を有するブレードと、 e.上記磁気ヘッドを上記屈曲されたラッピングテープ側
に移動、且つ揺動させる手段 とから構成してなることを特徴とする磁気ヘッドの加工
装置を提供しようとするものである。
(実施例) 第1図(A)〜(C)は本発明になる磁気ヘッドの加工
装置を用いた加工方法の第1実施例を説明するための斜
視図である。
まず、同図に示す様に、先端部にαなる角度を有しx方
向に延在するV字状部を形成してなるブレード20とラッ
ピングテープ21を用意し、ラッピングテープ21をV字状
部20a(x方向)に沿って、<形状の屈曲部21aを形成す
る様に、vなる速度で走行させる。
次に、同図(A)に示す様に、ラッピングテープ21の屈
曲部21aと、前記ダブルコア型の磁気ヘッド10のIコア
半体11d,12dが対向して作る間隙とが嵌合する様に磁気
ヘッド10をx方向に対して垂直なy方向に押込み、Iコ
ア半体11d及び12dの端縁部をラッピングテープ21に接近
させる。
次に、同図(C)に示す様に、磁気ヘッドの中心軸22に
対して磁気ヘッド10を反時計方向に傾けると、Iコア半
体11d,12dの端縁部の4隅のうち対角線上にある一方の
一対の角部がまずラッピングテープ21の屈曲部21aと当
接するためこの部分から研磨され、磁気ヘッド10が破壊
しない程度の回転力を与えることにより、所望のβなる
傾斜角をIコア半体11d,12dの端縁部に与えることが出
来る。同様に、磁気ヘッド10を中心軸22に対して時計方
向に傾けることにより、他方の一対の角部にも所望傾斜
角を与えることが出来、結果的に直線的なV字形状が形
成される。
上記の研磨は、中心軸22に対して、時計方向、反時計方
向に交互に揺動運動を加えることによっても達成出来る
ことは言うまでもない。
上記研磨によって、Iコア半体11d,12dの端縁部に一定
の傾斜角からなるV字形状を有する磁気ヘッド10をバラ
ツキなく製造することが出来る。
第2図は、本発明になる磁気ヘッドの加工装置を用いた
加工方法の第2実施例を説明するための発明要部の斜視
図であり、前述の構成要素と同一構成要素のものには同
一符号を付し説明を省略する。
同図において、30は第2実施例において使用されるブレ
ードであり、V字状部20aに切欠部30aが形成されてい
る。また、31は気吸孔であり、切欠部30aの内部と、ラ
ッピングテープ20の走行面に該当するV字状部20a上に
形成されており、これらの気吸孔31はブレード30外部に
設けられた図示しない真空ポンプに接続されている。
研磨に際しては、前記同様に、ラッピングテープ21をV
字状部20aに沿って走行させ屈曲部21aを形成せしめるも
のであるが、気吸孔31の吸引力によりラッピングテープ
21はV字状部20aに密着し、安定して走行することが出
来る。
第3図(A)〜(H)は本装置を用いた加工方法の第2
実施例を説明するための説明図であり、以下同図を用い
て説明する。まず同図(A),(C)に示す様に、1コ
ア半体11d,12dが対向して作る間隙を切欠部30a上を走行
するラッピングテープ21の屈曲部21aに嵌合するように
磁気ヘッド10をy方向に移動させると、Iコア半体11d,
12dの端縁がラッピングテープ21と当接し、ラッピング
テープ21は点線で描いたV字形から実線で描いた様に変
形する。
その時のIコア半体11d,12dの端縁形状は、同図
(B),(C)に示す様に、研磨前ため、磁気ギャップ
11f,12fに対して略平行となっている。
この様な状態で、第1図(C)に示す様に磁気ヘッド10
の中心軸22に対して磁気ヘッド10を揺動運動させると、
Iコア半体11d,12dの絶縁は、同図(E)に示す様に、
ラッピングテープの変形が元のV字形に送るまで研磨さ
れるから、最終的にIコア半体11d,12dの端縁は同図
(F)に示す様に磁気ギャップ11f,12fに対して非平衡
となり、先端が鋭ったV字形に研磨される。
この状態で磁気ヘッドを更にy方向に移動させるとラッ
ピングテープ21は実線の様に変形するが、この状態で磁
気ヘッド10に更に速い揺動運動を数回与えたのち、ラッ
ピングテープ21が、点線で示す様に、まだたわんで変形
している間に研磨を中止すると、Iコア半体11d,12dの
端縁は、同図(G)に示す様に、先端部が丸味を帯びた
円弧状に研磨される。
上述の様に、この実施例では、ラッピングテープ21の下
に切欠部30aが形成されているため、研磨に際して揺動
角の大きさを所望の角度に定めておいても、Iコア半体
11d,12dに大きな力が加わらないため磁気ヘッドの破壊
は生せず安定した歩留りの優れた研磨加工が行える。
次に、本発明になる磁気ヘッドの加工装置の構成につい
て説明する。
第4図は本発明になる磁気ヘッドの加工装置40の概略を
示す平面図、第5図及び第6図は第4図に示す磁気ヘッ
ドの加工装置の要部の一部拡大斜視図である。
第4図において、41はラッピングテープ21の供給リー
ル、42は巻取リールである。43はラッピングテープ21の
走行路であり、供給リール41から引き出されたラッピン
グテープ21は、第5図に示す様に、一対の回転可能なピ
ンチローラ44に挟まれたのち、ブレード20(30)のV字
状部20aと同様な形状を有する第1の凸状V型ローラ45
を介してV字状に折り曲げられ、ブレード20(30)のV
字状部20aに添接され、更に、第2の凸状V型ローラ46
及び第2の1対のピンチローラ47を介して巻取リール42
に巻取られる様に形成されている。
48,49はテープ規制用の凹状V型ローラであり、ブレー
ド20(30)のV字状部20aと嵌合可能な凹状部48a,49aを
有しており、これらの凹状部48a,49aとV字状部20aとが
嵌合して作るわずかな空間を利用してラッピングテープ
21を走行せしめ、ラッピングテープ21の位置規制を行う
ものである。
50は研磨加工に際し、磁気ヘッド10に揺動運動を与える
ための揺動機構であり、ベース51の上に設けられてい
る。このベース51は図示しない移送機構によってy方向
に移送可能な構成とされている。
揺動機構50は、第6図に示す様に、大略磁気ヘッド10を
保持するためのホルダ52と、このホルダ52に揺動運動を
与えるための駆動機構からなる。
駆動機構はステッピングモータ53と、ステッピングモー
タ53の回転運動を直線運動に変換するピニオンギア54及
びラック55と、このラック55の直線運動を、回転運動に
変換するピニオンギア56を有する回転軸57とからなり、
この回転軸57はホルダ52を支える構成となっている。
上述の様なラッピングテープ21の走行路43において、巻
取リール42を図示しないモータにより回転させると、ラ
ッピングテープ21は供給リール41から引き出され、ピン
チローラ44を経て第1の凸状V型ローラ45と添接する
が、この凸状V型ローラ45によってラッピングテープ21
はV字状に折れ曲り、折目をつけられてブレード20のV
字状部20aに添接し、更に第2の凸状V型ローラ46、ピ
ンチローラ47を介して巻取リール42に巻きとられる。
この時、研磨時に必要なラッピングテープ21のテンショ
ンは、ピンチローラ44と46によって定まるため、ピンチ
ローラ44,46には摩擦力を利用したテンション調節機構
が設けられている。
研磨に際しては、ホルダ52に磁気ヘッドを装着し、図示
しない移送機構によってベース51全体を移送し、Iコア
半体11d,12dが対向して作る間隙を走行するラッピング
テープ21の屈曲部21aに嵌合させると共に、ステッピン
グモータ53を左右に回転させ、この回転運動をピニオン
ギア54を介してラック55の往復直線運動に変換し、更に
この往復直線運動をホルダ52を支える回転軸57のピニオ
ンギア56を介して回転軸57の回転揺動運動に変換するこ
とにより磁気ヘッド10に所定の揺動運動を与えることが
出来る。
(発明の効果) 本発明になる磁気ヘッドの加工方法によれば、1ケのヘ
ッドベース上に複数のヘッドチップ(磁気ヘッドコア)
を配置した磁気ヘッドにおける、該ヘッドチップのテー
プ摺接面側且つ相対向する側の端縁を、有効磁気ギャッ
プに対して非平行で断面が円弧状又は直線状に形成する
ための磁気ヘッド加工装置であって、 a.ラッピングテープを走行させる手段と、 b.走行するラッピングテープを略<形状に屈曲させる手
段と、 c.この屈曲されたラッピングテープを支持する断面鋭角
状のガイド部を有するブレードと、 e.上記磁気ヘッドを上記屈曲されたラッピングテープ側
に移動、且つ揺動させる手段 とから構成したためヘッドチップ端縁加工の機械化が可
能となり、従来の様に顕微鏡の下での手作業は必要なく
なり、加工寸法形状を正確に出すことが可能となり、歩
留の向上と共に、信頼性の高いコスト的に有利な磁気ヘ
ッドの加工装置の提供を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(C)は本発明になる磁気ヘッドの加工
装置を用いた加工方法の第1実施例を説明するための斜
視図、第2図は本発明になる磁気ヘッドの加工装置を用
いた加工方法の第2実施例を説明するための発明要部の
斜視図、第3図(A)〜(H)は本装置を用いた加工方
法の第2実施例を説明するための説明図、第4図は本発
明になる磁気ヘッドの加工装置の概略を示す平面図、第
5図及び第6図は第4図に示す磁気ヘッドの加工装置の
要部の一部拡大斜視図、第7図は従来のダブルヘッドチ
ップ型の磁気ヘッドの斜視図、第8図(A)及び(B)
は第7図のダブルヘッドチップ型の磁気ヘッドの正面図
及び平面図、第9図は疑似ギャップを防止するためのI
コア半体の形状を示す一部拡大斜視図、第10図は従来の
ラッピング作業を説明するための斜視図である。 10……磁気ヘッド、11,12……ヘッドチップ、 11c,12c……Cコア半体、 11d,12d……Iコア半体、 11e,12e……テープ摺動面 11f,12f……磁気ギャップ 13……ヘッドベース、20,30……ブレード、 20a……V字状部、21……ラッピングテープ、 21a……屈曲部、22……磁気ヘッドの中心軸、 30a……切欠部、31……気吸孔、 40……加工装置、41……供給リール、 42……巻取リール、 43……ラッピングテープの走行路、 44,47……ピンチローラ、 45,46……凸状V型ローラ、 48,49……凹状V型ローラ、50……揺動機構、 51……ベース、52……ホルダ、 53……ステッピングモータ、 54,56……ピニオンギア、55……ラック、 57……回転軸。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1ケのヘッドベース上に複数のヘッドチッ
    プ(磁気ヘッドコア)を配置した磁気ヘッドにおける、
    該ヘッドチップのテープ摺接面側且つ相対向する側の端
    縁を、有効磁気ギャップに対して非平行で断面が円弧状
    又は直線状に形成するための磁気ヘッド加工装置であっ
    て、 a.ラッピングテープを走行させる手段と、 b.走行するラッピングテープを略<形状に屈曲させる手
    段と、 c.この屈曲されたラッピングテープを支持する断面鋭角
    状のガイド部を有するブレードと、 e.上記磁気ヘッドを上記屈曲されたラッピングテープ側
    に移動、且つ揺動させる手段 とから構成してなることを特徴とする磁気ヘッドの加工
    装置。
  2. 【請求項2】上記第1請求項記載の磁気ヘッドの加工装
    置であって、さらに、 屈曲されたラッピングテープを支持するブレードのガイ
    ド部の一部に切欠部を形成し、この切欠部に対応する位
    置にてヘッドチップをラッピングテープに当接させるこ
    とにより、ラッピングテープのテープテンションにより
    同ラッピングテープとヘッドチップのテープ摺接面側端
    縁部とを弾性的に接触させることを特徴とする磁気ヘッ
    ドの加工装置。
  3. 【請求項3】上記第2請求項記載の磁気ヘッドの加工装
    置であって、さらに、 上記ブレードには、屈曲されたラッピングテープが添接
    走行するテープ摺接部位と非テープ摺接部位とを繋ぐ穴
    を形成し、この添接走行するラッピングテープをブレー
    ドのガイド部に吸着するようにしたことを特徴とする磁
    気ヘッドの加工装置。
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