JPH0734760Y2 - トロリ線の伸縮接続部 - Google Patents

トロリ線の伸縮接続部

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JPH0734760Y2
JPH0734760Y2 JP1986058108U JP5810886U JPH0734760Y2 JP H0734760 Y2 JPH0734760 Y2 JP H0734760Y2 JP 1986058108 U JP1986058108 U JP 1986058108U JP 5810886 U JP5810886 U JP 5810886U JP H0734760 Y2 JPH0734760 Y2 JP H0734760Y2
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splicer
trolley wire
guide
power supply
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勝治 中島
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はトロリ線(特に剛体トロリ)の伸縮接続部に関
する。
(従来技術及びその問題点) 従来の伸縮接続部として、例えば第7図に示すように前
後のトロリ線10、10にスプライサー70、70を設け、両ス
プライサー70を重ね合わせ、例えば1本のガイドボルト
72を長孔73に通すことにより、スプライサー70の先端部
同志を前後方向移動可能に連結している。
ところが第7図のような構造では、スプライサー70の支
持剛性が弱く、両スプライサー70の給電面が段違いにな
ることが多い。それにより集電シューが伸縮接続部を通
過する際に大きな打撃音が発生し、またスプライサーの
摩耗も激しく、傷付き易い。
(問題を解決するための手段) 上記問題を解決するために本考案は、前側架台及びこの
頭部に固定された前側トロリ線と、後側架台及びこの頭
部に固定された後側トロリ線とを、トロリ線長さ方向に
伸縮自在に接続する伸縮接続部において、前側架台の一
側面に、後方へと延びる前側スプライサーを固着し、後
側架台の他側面に、前方へと延びる後側スプライサーを
固着し、前記スプライサーの給電面を前側トロリ線の給
電面と同一面に揃え、後側スプライサーの給電面を後側
トロリ線の給電面と同一面に揃え、かつ、両スプライサ
ーをそれらの給電面が同一面に揃う状態で互いに前後方
向移動可能に重ね合せ、前後の各架台をスプライサーの
重合範囲内まで延ばすと共に両架台の先端部同志を伸縮
許容幅の間隔を隔てて対向させ、前側架台の上記延長部
分の後端部に、前側ガイドボルトにより前側スプライサ
ーの途中部分を締着し、後側架台の上記延長部分の前端
部に、後側ガイドボルトにより後側スプライサーの途中
部分を締着し、前側スプライサーの後端部と後側スプラ
イサーの前端部には、それぞれ前後方向に長いガイド長
孔を形成し、前側スプライサーのガイド長孔を後側ガイ
ドボルトにトロリ線長さ方向移動可能に係合支持し、後
側スプライサーのガイド長孔を前側ガイドボルトにトロ
リ線長さ方向移動可能に係合支持している。
(実施例) まずトロリ線が備えられる電車軌道装置の一例を第6図
により説明すると、軌道部1の上に1対の走行路面2が
形成されると共に1対のガイドレール3が敷設され、一
方のガイドレール3に電車線支持装置5を介して例えば
3相交流用の3本のトロリ線10が設けられている。電車
6はゴム車輪7、横向きのガイド輪8及び集電装置9を
備えており、ゴム車輪7は走行路面2を転動し、ガイド
輪8はガイドレール3に沿って転動し、集電装置9の集
電シューはトロリ線10に当接している。
トロリ線10は第3図に示すように断面形状コの字型のス
テンレス製架台11の先端面に配置され、左右1対の銅合
金製固定イヤー12により挾持され、固定イヤー12はボル
ト13及びナット14により架台11に固定されている。架台
11の開口側端面にはフランジ11eが形成され、該フラン
ジ11eには底板15が固着(例えば溶着)されている。
このようなトロリ線10を第2図のように前後方向に間隔
Lを隔てて対向させ、1対の前後のスプライサー20、21
より伸縮自在に接続している。前側のスプライサー20は
2本のボルト23により前側架台11の例えば右側面に固着
されると共に後方へと延び、一方後側スプライサー21は
2本のボルト24により後側架台11の左側面に固着される
と共に前方へと延びている。各スプライサー20、21はそ
れぞれトロリ線10の給電面10c(第2図の表側の面)と
同一平面の給電面20c、21cをそれぞれ一体に有してい
る。両給電面20c、21cの部分は、トロリ線10の中心製O
と同一面(第2図の紙面と直角方向の前後方向の面)を
合せ面Mとして前後方向移動可能に左右から重ね合され
ている。トロリ線10の給電面10cの幅d2が例えば14mmで
あるのに対し、スプライサー20、21の給電面20c、21cの
幅d1は例えばそれぞれ12mmに形成されている。前側スプ
ライサー20の給電面20cの前端部には前方にゆくに従い
右側から狭くなるような緩やかな傾斜部25が形成され、
前側トロリ線10の後端部10aの右半部分に当接してい
る。前側スプライサー20の給電面20cの後端部には後方
に行くに従い右側から狭くなるようなテーパー部26が形
成されている。
一方後側スプライサー21の給電面21cの後端部には後方
にゆくに従い左側から狭くなるような緩やかな傾斜部27
が形成され、後側トロリ線10の前端部10aの左半部に当
接している。後側スプライサー21の前端部には前方にゆ
くに従い左側から狭くなるテーパー部28が形成されてい
る。また前側トロリ線10の左側及び後側トロリ線10の右
側にはそれぞれテーパー部30が形成されている。
第2図のI矢視図を示す第1図において、前後の各架台
11は各トロリ線10の先端部10aよりもさらに相手架台側
へと延び、伸縮許容幅Gを隔てて互いに対向している。
各架台11内にはそれぞれ芯金31、32が挿入され、前側の
芯金31は前記2本のボルト23を利用して前側スプライサ
ー20と共に前側架台11に固着されると共に前側架台11の
後端縁まで延びている。後側の芯金32は前記2本のボル
ト24を利用して後側スプライサー21と共に後側架台11に
固着されると共に後側架台11の前端縁まで延びている。
前側架台11の後端部には前後方向と直角な2本の前側ガ
イドボルト35が、第4図に示すように挿通されており、
ガイドボルト35は前側スプライサー20のボルト孔37及び
前側芯金31のボルト孔38にも挿通され、ガイドボルト35
の先端部にスペーサー39及びガイド板40を介してナット
41を螺着することにより、前側スプライサー20、前側芯
金31及びスペーサー39を前側架台11の先端部に一体的に
固着している。後側スプライサー21には上記ガイドボル
ト35に対応する位置に前後方向に長いガイド孔44が形成
されており、ガイド孔44内には上記スペーサー39がブッ
シュ46を介して前後方向移動可能に係合している。
一方第1図の後側架台11の前端部には前後方向と直角な
2本の後側ガイドボルト55が挿通されており、ガイドボ
ルト55は第5図に示すように右側からガイド60、スペー
サー59、後側架台11、後側芯金32のボルト孔58及び後側
スプライサー21のボルト孔57及び後側芯金32のボルト孔
58にも挿通され、ガイドボルト55の先端部にナット61を
螺着することにより、後側スプライサー21、後側芯金32
及びスペーサー59を後側架台11の先端部に一体的に固着
している。前側スプライサー20には上記ガイドボルト55
に対応する位置に前後方向に長いガイド長孔64が形成さ
れており、ガイド孔64内には上記スペーサー59がブッシ
ュ66を介して前後方向移動可能に係合されている。
要するに第2図の左右にガイドボルト35、55及び長孔4
4、64を利用したガイド支持機構がそれぞれ備えられて
いる。
また第1図の仮想線に示すように前後の固定イヤー12に
はボンド端子12aがそれぞれ形成されており、両ボンド
端子12aは2本のボンド線67により接続され、それによ
り前後のトロリ線10、10の電気的接続を完全にしてい
る。
前側スプライサー20の右側面には伸縮設定目盛り68が表
記されており、また後側スプライサー21の左側面にも図
示しないが伸縮設定目盛りが表記されている。
次に熱伸縮した時の動きについて説明すると、例えば前
後の架台11及びトロリ線10等が熱膨脹した場合には、第
4図において、前側架台11、前側芯金31及び前側スプラ
イサー20は後側スプライサー21に対して後方に移動し、
またスペーサー39は長孔44内を後方に移動し、後側スプ
ライサー21は前方に移動する。また第5図においては後
側架台11、後側芯金32及び後側スプライサー21は前側ス
プライサー20に対して前方に移動し、前側スプライサー
20は後方に移動する。
また第2図の前方からくる電車の集電シューは、前側ト
ロリ線10からまず前側スプライサー20の給電面20cの前
部傾斜部25に乗り移り、そして両スプライサー20、21の
重合部分の給電面20c、21cに移行し、さらに後側スプラ
イサー21の給電面21cの後部傾斜部27から後側トロリ線1
0に乗り移る。
(別の実施例) 前後のガイドボルト35、55は図示の実施例では2本ずつ
備えられているが、それぞれ3本以上備えるようにして
もよい。また1本ずつ備えることも可能である。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によると: 前側架台11の後端部に固定したガイドボルト35を後側ス
プライサー21の長孔44に係合支持し、後側架台11の前端
部に固定したガイドボルト55を前側スプライサー20の長
孔64に係合支持しているので、伸縮接続部における前後
のスプライサー20、21の支持剛性が大幅に向上する。そ
れにより例えば熱伸縮や集電シューからの機械的な外力
に対して、スプライサー20、21の給電面20c、21cとトロ
リ線10の給電面10cとが段違いになるのを確実に防ぐこ
とができる。従って従来のようにスプライサーの給電面
同志あるいはトロリ線の給電面とが段違いになることに
よる不具合、即ち集電シューによる打撃音及びそれによ
るトロリ線の摩耗や変形を大幅に減少させ、トロリ線10
及びスプライサー20、21の寿命が長くなる。
本願考案の効果を、より詳しく説明すると、単にスプラ
イサーの先端部同士を、1箇所でボルト及び長孔により
摺動自在に係合する構造とは異なり、本願考案では、前
側スプライサー20の後端部を、後側架台に固定された後
側ガイドボルト55に摺動自在に支持しており、一方後側
スプライサー21の前端部を、上記後側ガイドボルト55と
は別の前側ガイドボルト35であって、前側架台11に固定
されたガイドボルト35に摺動自在に支持しているのであ
る。
すなわち、各スプライサー20,21の各先端部を、それぞ
れ剛性の高い相手側架台11に摺動自在に支持しており、
しかも、摺動自在なスプライサー重合範囲内において、
前側ガイドボルト35部分と後側ガイドボルト55部分との
前後2カ所で軸方向移動可能に係合していることにな
る。したがって、たとえば、熱伸縮や機械的な外力が加
わっても、給電面が、スプライサー重合部分の途中で逆
さ「ヘ」の字形に屈曲したり、あるいは両スプライサー
間で段状になるのを防止でき、前記トロリ線10からスプ
ライサー20,21を経て後側トロリ線10に至るまで、それ
らの給電面を常に同一平面状に保ち、トロリ線10の摩耗
や変形を減少させ、トロリ線の長寿命化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したトロリ線の伸縮接続部の側面
図、第2図は第1図のII矢視図、第3、第4、第5図は
それぞれ第1図のIII-III、IV-IV、V−V断面拡大図、
第6図はトロリ線を配置した軌道装置の縦断面略図、第
7図は従来例の正面図である。10……トロリ線、11……
架台、20、21……スプライサー、35、55……ガイドボル
ト、44、64……長孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前側架台及びこの頭部に固定された前側ト
    ロリ線と、後側架台及びこの頭部に固定された後側トロ
    リ線とを、トロリ線長さ方向に伸縮自在に接続する伸縮
    接続部において、前側架台の一側面に、後方へと延びる
    前側スプライサーを固着し、後側架台の他側面に、前方
    へと延びる後側スプライサーを固着し、前側スプライサ
    ーの給電面を前側トロリ線の給電面と同一面に揃え、後
    側スプライサーの給電面を後側トロリ線の給電面と同一
    面に揃え、かつ、両スプライサーをそれらの給電面が同
    一面に揃う状態で互いに前後方向移動可能に重ね合せ、
    前後の各架台をスプライサーの重合範囲内まで延ばすと
    共に両架台の先端部同志を伸縮許容幅の間隔を隔てて対
    向させ、前側架台の上記延長部分の後端部に、前側ガイ
    ドボルトにより前側スプライサーの途中部分を締着し、
    後側架台の上記延長部分の前端部に、後側ガイドボルト
    により後側スプライサーの途中部分を締着し、前側スプ
    ライサーの後端部と後側スプライサーの前端部には、そ
    れぞれ前後方向に長いガイド長孔を形成し、前側スプラ
    イサーのガイド長孔を後側ガイドボルトにトロリ線長さ
    方向移動可能に係合支持し、後側スプライサーのガイド
    長孔を前側ガイドボルトにトロリ線長さ方向移動可能に
    係合支持していることを特徴とするトロリ線の伸縮接続
    部。
JP1986058108U 1986-04-17 1986-04-17 トロリ線の伸縮接続部 Expired - Lifetime JPH0734760Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4924084U (ja) * 1972-06-01 1974-03-01
JPS512288U (ja) * 1974-06-20 1976-01-09

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