JPH0741547A - 一液性耐熱樹脂組成物 - Google Patents
一液性耐熱樹脂組成物Info
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- JPH0741547A JPH0741547A JP20474593A JP20474593A JPH0741547A JP H0741547 A JPH0741547 A JP H0741547A JP 20474593 A JP20474593 A JP 20474593A JP 20474593 A JP20474593 A JP 20474593A JP H0741547 A JPH0741547 A JP H0741547A
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- Japan
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- maleimide
- resin composition
- molecule
- carbon atoms
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Abstract
(57)【要約】
【目的】保存安定性、作業温度でのポットライフ、含浸
性、硬化特性等に優れ、かつ硬化物の耐熱性が優れた一
液性耐熱樹脂組成物を提供するものである。 【構成】1分子内に2個以上のエポキシ基を含むエポキ
シ樹脂と、1分子内に2個以上のマレイミド基を含むマ
レイミド樹脂と、次の一般式、 [R1 2SR2] +X- R1: 炭素数1〜12のアルキル基、アルケニル基、
アリール基、アルカノール基、ベンジル基またはシクロ
ヘキシル基であって、2個のR1は互いに結合してSを
ヘテロ原子とする複素環を形成していてもよい。 R2: 水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、アル
ケニル基、アリール基、アルカノール基、ベンジル基 X-: SbF6 - 、AS F6 - 、PF6 - 、BF4 - で示されるスルホニウム化合物とルイス酸との塩である
熱潜在性のカチオン重合触媒と、ラジカル重合開始剤と
を必須成分とするものである。
性、硬化特性等に優れ、かつ硬化物の耐熱性が優れた一
液性耐熱樹脂組成物を提供するものである。 【構成】1分子内に2個以上のエポキシ基を含むエポキ
シ樹脂と、1分子内に2個以上のマレイミド基を含むマ
レイミド樹脂と、次の一般式、 [R1 2SR2] +X- R1: 炭素数1〜12のアルキル基、アルケニル基、
アリール基、アルカノール基、ベンジル基またはシクロ
ヘキシル基であって、2個のR1は互いに結合してSを
ヘテロ原子とする複素環を形成していてもよい。 R2: 水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、アル
ケニル基、アリール基、アルカノール基、ベンジル基 X-: SbF6 - 、AS F6 - 、PF6 - 、BF4 - で示されるスルホニウム化合物とルイス酸との塩である
熱潜在性のカチオン重合触媒と、ラジカル重合開始剤と
を必須成分とするものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保存安定性、ポットラ
イフ、作業性等に優れ、かつ硬化後の耐熱性に優れた含
浸、注型、成形等に用いられる一液性耐熱樹脂組成物に
関する。
イフ、作業性等に優れ、かつ硬化後の耐熱性に優れた含
浸、注型、成形等に用いられる一液性耐熱樹脂組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂にマレイミド樹脂を配合し
て耐熱性を向上させる手段は広く行われている。一般に
エポキシ樹脂にマレイミド樹脂を配合した場合、配合物
の粘度が高くなるため、含浸、注型などの作業を行うに
は比較的高温で配合物を取り扱う必要がある。一般に、
エポキシ樹脂とマレイミド樹脂の配合物を硬化するため
には、硬化性を改善するためにアミン類、イミダゾール
類に代表される硬化剤、あるいは硬化促進剤を併用して
いる。また、各種のエポキシ樹脂に対する熱潜在型硬化
促進剤が提案され実用に供されており、これらとラジカ
ル重合開始剤を併用する手法もある。
て耐熱性を向上させる手段は広く行われている。一般に
エポキシ樹脂にマレイミド樹脂を配合した場合、配合物
の粘度が高くなるため、含浸、注型などの作業を行うに
は比較的高温で配合物を取り扱う必要がある。一般に、
エポキシ樹脂とマレイミド樹脂の配合物を硬化するため
には、硬化性を改善するためにアミン類、イミダゾール
類に代表される硬化剤、あるいは硬化促進剤を併用して
いる。また、各種のエポキシ樹脂に対する熱潜在型硬化
促進剤が提案され実用に供されており、これらとラジカ
ル重合開始剤を併用する手法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者において
は、硬化剤、硬化促進剤は反応促進効果が高く、作業温
度においてもエポキシ樹脂やマレイミド樹脂の重合が起
きるため、徐々に増粘し、やがて使用不可能になる。つ
まりポットライフが限定され、また管理限界粘度を超え
た場合には廃棄処分の必要があり作業管理上ならびに経
済的、環境的な面からも問題が多い。また、マレイミド
樹脂はラジカル重合も可能なため、作業温度ではラジカ
ルを発生せず、硬化温度で速やかに分解してラジカルを
発生するような適切な分解温度をもったラジカル重合開
始剤を添加すれば、作業温度では反応が進まず、硬化温
度で速やかに反応が進行し硬化するが、エポキシ樹脂に
関しては重合反応が進行しないため、未反応のエポキシ
樹脂がブリードを起こし硬化不良になるという問題が発
生する。
は、硬化剤、硬化促進剤は反応促進効果が高く、作業温
度においてもエポキシ樹脂やマレイミド樹脂の重合が起
きるため、徐々に増粘し、やがて使用不可能になる。つ
まりポットライフが限定され、また管理限界粘度を超え
た場合には廃棄処分の必要があり作業管理上ならびに経
済的、環境的な面からも問題が多い。また、マレイミド
樹脂はラジカル重合も可能なため、作業温度ではラジカ
ルを発生せず、硬化温度で速やかに分解してラジカルを
発生するような適切な分解温度をもったラジカル重合開
始剤を添加すれば、作業温度では反応が進まず、硬化温
度で速やかに反応が進行し硬化するが、エポキシ樹脂に
関しては重合反応が進行しないため、未反応のエポキシ
樹脂がブリードを起こし硬化不良になるという問題が発
生する。
【0004】また、後者においては、熱潜在型硬化促進
剤の多くは分散型のためエポキシ樹脂などに不溶の粉体
であり、含浸などの作業においては微細な隙間に含浸さ
れず含浸不良や硬化不良を起こし易い。またエポキシ樹
脂とマレイミド樹脂の組成物のように比較的高温(約6
0℃以上)での作業を必要とする場合には潜在性が十分
でなくポットライフが限定されるなどの問題がある。さ
らに、エポキシ樹脂に対する溶解型の熱潜在型硬化促進
剤としてルイス酸のオニウム塩に代表されるカチオン重
合性触媒が代表的な例として挙げられるが、マレイミド
樹脂のような含窒素化合物が含まれる組成物に対しては
著しい硬化阻害が発生するため、硬化不良が発生し易く
またマレイミド樹脂の重合に寄与しないため硬化物の物
性が乏しいものとなるという問題があった。本発明は、
上述の問題点を克服し、保存安定性、作業温度でのポッ
トライフ、含浸性、硬化特性などに優れ、かつ硬化物の
耐熱性が優れた一液性耐熱樹脂組成物を提供するもので
ある。
剤の多くは分散型のためエポキシ樹脂などに不溶の粉体
であり、含浸などの作業においては微細な隙間に含浸さ
れず含浸不良や硬化不良を起こし易い。またエポキシ樹
脂とマレイミド樹脂の組成物のように比較的高温(約6
0℃以上)での作業を必要とする場合には潜在性が十分
でなくポットライフが限定されるなどの問題がある。さ
らに、エポキシ樹脂に対する溶解型の熱潜在型硬化促進
剤としてルイス酸のオニウム塩に代表されるカチオン重
合性触媒が代表的な例として挙げられるが、マレイミド
樹脂のような含窒素化合物が含まれる組成物に対しては
著しい硬化阻害が発生するため、硬化不良が発生し易く
またマレイミド樹脂の重合に寄与しないため硬化物の物
性が乏しいものとなるという問題があった。本発明は、
上述の問題点を克服し、保存安定性、作業温度でのポッ
トライフ、含浸性、硬化特性などに優れ、かつ硬化物の
耐熱性が優れた一液性耐熱樹脂組成物を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の、樹脂組成物の
成分は次のA)〜D)の各成分を必須成分として含有す
る事にある。 A)1分子内に2個以上のエポキシ基を含むエポキシ樹
脂と、 B)1分子内に2個以上のマレイミド基を含むマレイミ
ド樹脂と、 C)次の一般式、 [R1 2SR2] +X- R1: 炭素数1〜12のアルキル基、アルケニル基、
アリール基、アルカノール基、ベンジル基またはシクロ
ヘキシル基であって、2個のR1は互いに結合してSを
ヘテロ原子とする複素環を形成していてもよい。 R2: 水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、アル
ケニル基、アリール基、アルカノール基、ベンジル基 X-: SbF6 - 、AS F6 - 、PF6 - 、BF4 -で
示されるスルホニウム化合物とルイス酸との塩である熱
潜在性のカチオン重合触媒と、 D)ラジカル重合開始剤とを必須成分とするものであ
る。
成分は次のA)〜D)の各成分を必須成分として含有す
る事にある。 A)1分子内に2個以上のエポキシ基を含むエポキシ樹
脂と、 B)1分子内に2個以上のマレイミド基を含むマレイミ
ド樹脂と、 C)次の一般式、 [R1 2SR2] +X- R1: 炭素数1〜12のアルキル基、アルケニル基、
アリール基、アルカノール基、ベンジル基またはシクロ
ヘキシル基であって、2個のR1は互いに結合してSを
ヘテロ原子とする複素環を形成していてもよい。 R2: 水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、アル
ケニル基、アリール基、アルカノール基、ベンジル基 X-: SbF6 - 、AS F6 - 、PF6 - 、BF4 -で
示されるスルホニウム化合物とルイス酸との塩である熱
潜在性のカチオン重合触媒と、 D)ラジカル重合開始剤とを必須成分とするものであ
る。
【0006】本発明に成分(A)として用いられるエポ
キシ樹脂は、1分子内に2個以上のエポキシ基を含むエ
ポキシ樹脂であれば特に限定されるものではなく、市販
の汎用性のエポキシ樹脂が問題なく使用できる。例え
ば、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、ビスフ
ェノールAD型、ビスフェノールS型等ビスフェノール
化合物のジグリシジルエーテル化合物、多価フェノール
のポリグリシジルエーテル化合物、フェノールノボラッ
ク、クレゾールノボラック、トリヒドロキシフェニルメ
タン、トリヒドロキシフェニルプロパン、テトラヒドロ
キシフェニルエタン、ポリビニルフェノール等のグリシ
ジルエーテル化合物、芳香族アミン化合物から誘導され
るグリシジルアミン型化合物、グリシジルエステル型化
合物、ポリアルキレンエーテル類のグリシジルエーテル
化合物、脂環式エポキシ化合物、トリグリジルイソシア
ヌレート等の含複素環エポキシ化合物、ヒダントイン型
エポキシ化合物、これらのハロゲン置換体エポキシ化合
物等が単独あるいは2種以上の混合物として用いられ
る。特に、本発明の主旨である一液性(主剤、硬化剤、
硬化促進剤等の全ての成分を含有した配合物)を実現す
るためには常温で液状のエポキシ樹脂を主成分として用
いる事が望ましい。
キシ樹脂は、1分子内に2個以上のエポキシ基を含むエ
ポキシ樹脂であれば特に限定されるものではなく、市販
の汎用性のエポキシ樹脂が問題なく使用できる。例え
ば、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、ビスフ
ェノールAD型、ビスフェノールS型等ビスフェノール
化合物のジグリシジルエーテル化合物、多価フェノール
のポリグリシジルエーテル化合物、フェノールノボラッ
ク、クレゾールノボラック、トリヒドロキシフェニルメ
タン、トリヒドロキシフェニルプロパン、テトラヒドロ
キシフェニルエタン、ポリビニルフェノール等のグリシ
ジルエーテル化合物、芳香族アミン化合物から誘導され
るグリシジルアミン型化合物、グリシジルエステル型化
合物、ポリアルキレンエーテル類のグリシジルエーテル
化合物、脂環式エポキシ化合物、トリグリジルイソシア
ヌレート等の含複素環エポキシ化合物、ヒダントイン型
エポキシ化合物、これらのハロゲン置換体エポキシ化合
物等が単独あるいは2種以上の混合物として用いられ
る。特に、本発明の主旨である一液性(主剤、硬化剤、
硬化促進剤等の全ての成分を含有した配合物)を実現す
るためには常温で液状のエポキシ樹脂を主成分として用
いる事が望ましい。
【0007】また、本発明の成分(B)として用いられ
るマレイミド樹脂としては1分子内に2個以上のマレイ
ミド基を有する化合物で有れば特に限定される事無く使
用できる。例えばN,N’−エチレンビスマレイミド、
N,N’−ヘキサメチレンビスマレイミド、N,N’−
m−フェニレンビスマレイミド、N,N’−p−フェニ
レンビスマレイミド、N,N’−(4、4’−ジフェニ
ルメタン)ビスマレイミド、N,N’−(4,4’−ジ
フェニルエーテル)ビスマレイミド、N,N’−(4,
4’−ジシクロヘキシルメタン)ビスマレイミド、N,
N’−m−キシリレンビスマレイミド,N,N’−
(4,4’−ジフェニルシクロヘキサン)ビスマレイミ
ド、N,N’−(4,4’−ジフェニル−1,1’−プ
ロパン)ビスマレイミド、N,N’−(4,4’−トリ
フェニルメタン)ビスマレイミド、N,N’−(3,
3’−ジメチル−4,4’−ジフェニルメタン)ビスマ
レイミド、N,N’−(3、3’−ジエチル−5,5’
−ジメチル−4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイ
ミド、2,2’−ビス(4−フェノキシフェニル)プロ
パン−N,N’−ビスマレイミド等のビスマレイミド化
合物ならびに、芳香族ポリアミン化合物と無水マレイン
酸から反応させて得られる多官能ポリマレイミド化合物
等の中から単独ないし2種以上が混合されて用いられ
る。
るマレイミド樹脂としては1分子内に2個以上のマレイ
ミド基を有する化合物で有れば特に限定される事無く使
用できる。例えばN,N’−エチレンビスマレイミド、
N,N’−ヘキサメチレンビスマレイミド、N,N’−
m−フェニレンビスマレイミド、N,N’−p−フェニ
レンビスマレイミド、N,N’−(4、4’−ジフェニ
ルメタン)ビスマレイミド、N,N’−(4,4’−ジ
フェニルエーテル)ビスマレイミド、N,N’−(4,
4’−ジシクロヘキシルメタン)ビスマレイミド、N,
N’−m−キシリレンビスマレイミド,N,N’−
(4,4’−ジフェニルシクロヘキサン)ビスマレイミ
ド、N,N’−(4,4’−ジフェニル−1,1’−プ
ロパン)ビスマレイミド、N,N’−(4,4’−トリ
フェニルメタン)ビスマレイミド、N,N’−(3,
3’−ジメチル−4,4’−ジフェニルメタン)ビスマ
レイミド、N,N’−(3、3’−ジエチル−5,5’
−ジメチル−4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイ
ミド、2,2’−ビス(4−フェノキシフェニル)プロ
パン−N,N’−ビスマレイミド等のビスマレイミド化
合物ならびに、芳香族ポリアミン化合物と無水マレイン
酸から反応させて得られる多官能ポリマレイミド化合物
等の中から単独ないし2種以上が混合されて用いられ
る。
【0008】ここで、成分(A)のエポキシ樹脂と成分
(B)のマレイミド樹脂の配合比は、B/(A+B)の
比が0.1〜0.5となるように選択される。この比が
0.1以下であれば、マレイミド樹脂による耐熱性向上
の効果が得られない。また、この比が0.5以上であれ
ば、組成物の粘度が著しく増大したりマレイミド樹脂の
析出が起きたりするなど、液状化が困難で作業性の極め
て劣ったものとなると同時に、硬化物が脆く実用性に乏
しい。これら、成分(A)と成分(B)の混合には、通
常、120〜190℃の温度でマレイミド樹脂をエポキ
シ樹脂に溶解させ、必要であれば更に2〜10時間その
温度を保持してマレイミド樹脂を若干反応させ、保管時
あるいは作業時のマレイミド樹脂成分の析出を防ぐ事が
必要である。
(B)のマレイミド樹脂の配合比は、B/(A+B)の
比が0.1〜0.5となるように選択される。この比が
0.1以下であれば、マレイミド樹脂による耐熱性向上
の効果が得られない。また、この比が0.5以上であれ
ば、組成物の粘度が著しく増大したりマレイミド樹脂の
析出が起きたりするなど、液状化が困難で作業性の極め
て劣ったものとなると同時に、硬化物が脆く実用性に乏
しい。これら、成分(A)と成分(B)の混合には、通
常、120〜190℃の温度でマレイミド樹脂をエポキ
シ樹脂に溶解させ、必要であれば更に2〜10時間その
温度を保持してマレイミド樹脂を若干反応させ、保管時
あるいは作業時のマレイミド樹脂成分の析出を防ぐ事が
必要である。
【0009】次に、本発明に用いられる成分(C)とし
ては、次に示す一般式で表現されるスルホニウム化合物
とルイス酸との塩であり、特に熱潜在性を示すカチオン
重合触媒が望ましい。 [R1 2SR2] +X- R1: 炭素数1〜12のアルキル基、アルケニル基、
アリール基、アルカノール基、ベンジル基またはシクロ
ヘキシル基であって、2個のR1は互いに結合してSを
ヘテロ原子とする複素環を形成していてもよい。 R2: 水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、アル
ケニル基、アリール基、アルカノール基、ベンジル基 X-: SbF6 - 、AS F6 - 、PF6 - 、BF4 -
ては、次に示す一般式で表現されるスルホニウム化合物
とルイス酸との塩であり、特に熱潜在性を示すカチオン
重合触媒が望ましい。 [R1 2SR2] +X- R1: 炭素数1〜12のアルキル基、アルケニル基、
アリール基、アルカノール基、ベンジル基またはシクロ
ヘキシル基であって、2個のR1は互いに結合してSを
ヘテロ原子とする複素環を形成していてもよい。 R2: 水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、アル
ケニル基、アリール基、アルカノール基、ベンジル基 X-: SbF6 - 、AS F6 - 、PF6 - 、BF4 -
【0010】具体的には、2−ブテニルテトラメチレン
スルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、3−メチ
ル−2ブチニルテトラメチレンスルホニウムヘキサフル
オロアンチモネート、ベンジル−4−(エトキシカルボ
ニルオキシ)フェニルメチルスルホニウムヘキサフルオ
ロアンチモネート、ベンジル−4−(ベンジルオキシカ
ルボニルオキシ)フェニルメチルスルホニウムヘキサフ
ルオロアンチモネート、4−(ベンゾイルオキシ)フェ
ニルベンジルエチルスルホニウムヘキサフルオロアンチ
モネート、p−メチルベンジル−4−アセトキシフェニ
ルメチルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、
p−メチルベンジル−4−ヒドロキシフェニルメチルス
ルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、4−(ベン
ゾイルオキシ)フェニルベンジルメチルスルホニウムヘ
キサフルオロホスフェートなどが挙げられる。
スルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、3−メチ
ル−2ブチニルテトラメチレンスルホニウムヘキサフル
オロアンチモネート、ベンジル−4−(エトキシカルボ
ニルオキシ)フェニルメチルスルホニウムヘキサフルオ
ロアンチモネート、ベンジル−4−(ベンジルオキシカ
ルボニルオキシ)フェニルメチルスルホニウムヘキサフ
ルオロアンチモネート、4−(ベンゾイルオキシ)フェ
ニルベンジルエチルスルホニウムヘキサフルオロアンチ
モネート、p−メチルベンジル−4−アセトキシフェニ
ルメチルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、
p−メチルベンジル−4−ヒドロキシフェニルメチルス
ルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、4−(ベン
ゾイルオキシ)フェニルベンジルメチルスルホニウムヘ
キサフルオロホスフェートなどが挙げられる。
【0011】これら成分(C)であるスルホニウム化合
物とルイス酸の塩は、成分(A)のエポキシ樹脂に対し
てC/Aの比が0.005〜0.05となるように選ば
れる。この比が0.005以下ではエポキシ樹脂成分の
硬化促進の効果が得られず組成物の硬化不良を招き易
く、0.05以上では、硬化物の電気特性等の諸物性に
悪影響を及ぼし易い。
物とルイス酸の塩は、成分(A)のエポキシ樹脂に対し
てC/Aの比が0.005〜0.05となるように選ば
れる。この比が0.005以下ではエポキシ樹脂成分の
硬化促進の効果が得られず組成物の硬化不良を招き易
く、0.05以上では、硬化物の電気特性等の諸物性に
悪影響を及ぼし易い。
【0012】さらに、本発明に用いられる成分(D)と
してのラジカル重合開始剤として、例えば過酸化ベンゾ
イル、ジイソプロピルパーオキシカーボネート、ラウロ
イルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、メチル
エチルケトンパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキ
サイド等の有機過酸化物化合物、アゾイソブチルニトリ
ルに代表されるアゾ化合物が挙げられる。特に熱によっ
て活性化される化合物が好適に用いられる。この成分
(D)は、使用される成分(B)であるマレイミド樹脂
に対してD/Bの比が、0.001〜0.05の範囲で
配合量が選ばれる。この比が0.001以下では、マレ
イミド樹脂の重合促進効果に乏しく、0.05以上で
は、樹脂配合物の硬化時間が短すぎて、硬化歪みなどが
発生し易くなる。
してのラジカル重合開始剤として、例えば過酸化ベンゾ
イル、ジイソプロピルパーオキシカーボネート、ラウロ
イルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、メチル
エチルケトンパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキ
サイド等の有機過酸化物化合物、アゾイソブチルニトリ
ルに代表されるアゾ化合物が挙げられる。特に熱によっ
て活性化される化合物が好適に用いられる。この成分
(D)は、使用される成分(B)であるマレイミド樹脂
に対してD/Bの比が、0.001〜0.05の範囲で
配合量が選ばれる。この比が0.001以下では、マレ
イミド樹脂の重合促進効果に乏しく、0.05以上で
は、樹脂配合物の硬化時間が短すぎて、硬化歪みなどが
発生し易くなる。
【0013】成分(C)および(D)の混合は、通常
(A+B)成分を調合した後、100℃以下の温度で、
混合溶解される。以上述べた(A)〜(D)の各成分の
他に、本発明の主旨を損なわない範囲で、モノエポキシ
化合物、モノマレイミド化合物、ラジカル重合性の二重
結合を含む液状の化合物等を少量、反応性希釈剤として
用いる事が可能である。更に、本発明の組成物中に、充
填剤、顔料、難燃化剤等を添加させる事も可能である。
(A+B)成分を調合した後、100℃以下の温度で、
混合溶解される。以上述べた(A)〜(D)の各成分の
他に、本発明の主旨を損なわない範囲で、モノエポキシ
化合物、モノマレイミド化合物、ラジカル重合性の二重
結合を含む液状の化合物等を少量、反応性希釈剤として
用いる事が可能である。更に、本発明の組成物中に、充
填剤、顔料、難燃化剤等を添加させる事も可能である。
【0014】
【実施例】以下、本発明による実施例を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。 実施例1 エポキシ樹脂としてビスフェノールFのジグリシジルエ
ーテル化合物であるエピコート807(油化シェル社
製)80部、マレイミド樹脂としてN,N’−(4、
4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミド、MB300
0H(三菱油化社製)20部を混合し、170℃で2時
間撹拌した後、70℃に冷却し、ヘキサフルオロアンチ
モンのベンジルスルホニウム塩である熱潜在型のカチオ
ン重合触媒、サンエイドSI−L150(三新化学社
製)2部を微粉化して添加し、70℃のまま1時間撹拌
して均一透明になるまで溶解させた。さらにラジカル重
合開始剤であるジクミルパーオキサイド0.2部を添加
溶解させて橙色で均一透明な樹脂組成物を得た。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。 実施例1 エポキシ樹脂としてビスフェノールFのジグリシジルエ
ーテル化合物であるエピコート807(油化シェル社
製)80部、マレイミド樹脂としてN,N’−(4、
4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミド、MB300
0H(三菱油化社製)20部を混合し、170℃で2時
間撹拌した後、70℃に冷却し、ヘキサフルオロアンチ
モンのベンジルスルホニウム塩である熱潜在型のカチオ
ン重合触媒、サンエイドSI−L150(三新化学社
製)2部を微粉化して添加し、70℃のまま1時間撹拌
して均一透明になるまで溶解させた。さらにラジカル重
合開始剤であるジクミルパーオキサイド0.2部を添加
溶解させて橙色で均一透明な樹脂組成物を得た。
【0015】この樹脂組成物に関して粘度、ゲル化時
間、ポットライフ、150℃×2時間でのブリードの有
無、(150℃×2時間)+(180℃×2時間)の条
件で硬化させた後の赤外線吸収スペクトルによるエポキ
シ基およびマレイミド基の二重結合の反応状態を測定し
た。又、この樹脂組成物を金型によって注型し、(15
0℃×4時間+180℃×8時間)の条件で硬化物を作
製し、この硬化物についてHDTを測定した。
間、ポットライフ、150℃×2時間でのブリードの有
無、(150℃×2時間)+(180℃×2時間)の条
件で硬化させた後の赤外線吸収スペクトルによるエポキ
シ基およびマレイミド基の二重結合の反応状態を測定し
た。又、この樹脂組成物を金型によって注型し、(15
0℃×4時間+180℃×8時間)の条件で硬化物を作
製し、この硬化物についてHDTを測定した。
【0016】実施例2 エポキシ樹脂およびマレイミド樹脂は実施例1と同じで
3−メチル−2−ブチニルテトラメチレンスルホニウム
ヘキサフルオロアンチモネート、オプトンCP−77
(旭電化社製)1.5部を70℃で加え溶解させた後、
ジクミルパーオキサイド0.2部を添加溶解させて樹脂
組成物を得た。 この樹脂組成物について、実施例1と
同様の試験を行った。
3−メチル−2−ブチニルテトラメチレンスルホニウム
ヘキサフルオロアンチモネート、オプトンCP−77
(旭電化社製)1.5部を70℃で加え溶解させた後、
ジクミルパーオキサイド0.2部を添加溶解させて樹脂
組成物を得た。 この樹脂組成物について、実施例1と
同様の試験を行った。
【0017】実施例3 エポキシ樹脂は実施例1と同一の化合物80部を用い、
マレイミド樹脂として2,2’−ビス(4−フェノキシ
フェニル)プロパン−N,N’−ビスマレイミド、MB
8000(三菱油化社製)20部を混合し130℃で1
時間加熱し溶解させ、70℃に冷却した後、実施例1と
同様の方法でサンエイドSI−L150、2部を溶解さ
せ、さらにジクミルパーオキサイド0.2部を添加し樹
脂組成物を得た。この樹脂組成物について実施例1と同
様の試験を行った。
マレイミド樹脂として2,2’−ビス(4−フェノキシ
フェニル)プロパン−N,N’−ビスマレイミド、MB
8000(三菱油化社製)20部を混合し130℃で1
時間加熱し溶解させ、70℃に冷却した後、実施例1と
同様の方法でサンエイドSI−L150、2部を溶解さ
せ、さらにジクミルパーオキサイド0.2部を添加し樹
脂組成物を得た。この樹脂組成物について実施例1と同
様の試験を行った。
【0018】比較例 エポキシ樹脂、マレイミド樹脂は実施例1と同じ組成
で、硬化触媒として、サンエイドSI−L150を2部
のみ用いた樹脂組成物(比較例1)、オプトンCP−7
7を1.5部のみ用いた樹脂組成物(比較例2)、ジク
ミルパーオキサイド0.2部のみを用いた樹脂組成物
(比較例3)、2−エチル−4−メチルイミダゾールの
み0.5部を用いた樹脂組成物(比較例4)を調製し、
実施例と同様の試験を行った。以上の、実施例および比
較例の実験結果を表1に示す。
で、硬化触媒として、サンエイドSI−L150を2部
のみ用いた樹脂組成物(比較例1)、オプトンCP−7
7を1.5部のみ用いた樹脂組成物(比較例2)、ジク
ミルパーオキサイド0.2部のみを用いた樹脂組成物
(比較例3)、2−エチル−4−メチルイミダゾールの
み0.5部を用いた樹脂組成物(比較例4)を調製し、
実施例と同様の試験を行った。以上の、実施例および比
較例の実験結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】以上、実施例および比較例で示したとお
り、本発明の耐熱性樹脂組成物は、ポットライフ、保存
安定性、作業性に優れ、硬化不良を起こす事無く硬化し
かつ硬化物の耐熱性が優れている。 従って、本発明の
樹脂組成物は含浸、注型、成形用の樹脂として好適に使
用される。
り、本発明の耐熱性樹脂組成物は、ポットライフ、保存
安定性、作業性に優れ、硬化不良を起こす事無く硬化し
かつ硬化物の耐熱性が優れている。 従って、本発明の
樹脂組成物は含浸、注型、成形用の樹脂として好適に使
用される。
Claims (1)
- 【請求項1】A)1分子内に2個以上のエポキシ基を含
むエポキシ樹脂と、 B)1分子内に2個以上のマレイミド基を含むマレイミ
ド樹脂と、 C)次の一般式、 [R1 2SR2] +X- R1: 炭素数1〜12のアルキル基、アルケニル基、
アリール基、アルカノール基、ベンジル基またはシクロ
ヘキシル基であって、2個のR1は互いに結合してSを
ヘテロ原子とする複素環を形成していてもよい。 R2: 水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、アル
ケニル基、アリール基、アルカノール基、ベンジル基 X-: SbF6 - 、AS F6 - 、PF6 - 、BF4 - で示されるスルホニウム化合物とルイス酸との塩である
熱潜在性のカチオン重合触媒と、 D)ラジカル重合開始剤とを必須成分とすることを特徴
とする一液性耐熱樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20474593A JPH0741547A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 一液性耐熱樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20474593A JPH0741547A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 一液性耐熱樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0741547A true JPH0741547A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16495630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20474593A Pending JPH0741547A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 一液性耐熱樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0741547A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011075737A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Casio Computer Co Ltd | 背面投影型スクリーン及び背面投影型ディスプレイ装置 |
-
1993
- 1993-07-27 JP JP20474593A patent/JPH0741547A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011075737A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Casio Computer Co Ltd | 背面投影型スクリーン及び背面投影型ディスプレイ装置 |
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