JPH0749217B2 - 透孔付き化粧板の製造方法 - Google Patents

透孔付き化粧板の製造方法

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JPH0749217B2
JPH0749217B2 JP2118141A JP11814190A JPH0749217B2 JP H0749217 B2 JPH0749217 B2 JP H0749217B2 JP 2118141 A JP2118141 A JP 2118141A JP 11814190 A JP11814190 A JP 11814190A JP H0749217 B2 JPH0749217 B2 JP H0749217B2
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光美 山口
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は透孔付き化粧板の製造方法に関する。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕
一般に、化粧板には、単板オーバーレイ合板、プラスチ
ックオーバーレイ合板、紙オーバーレイ合板、布オーバ
ーレイ合板、ハードボードオーバーレイ合板等があり、
単板オーバーレイ合板は、普通合板(単板を積層したの
みで2次的な加工を施していないもの)の表面に、自然
木の美しい木理をもつもの、あるいは銘木から切削した
薄い化粧単板を被覆したものであり、プラスチックオー
バーレイ合板とは、合板の表面に、合板樹脂のフィル
ム、含浸紙またはプラスチック積層板を被覆したもので
ある。また、紙オーバーレイ合板は模様紙等をオーバー
レイしたものであり、布オーバーレイ合板は布をオーバ
ーレイしたものである。
従って、従来の化粧合板の表面は、平面的なものであ
り、該表面を凹凸面としようとすれば、ルーター等にて
基板に凹凸面を形成せねばならず、その製造が面倒であ
りかつコスト高となっていた。
そこで、本発明では、簡単かつ低コストにて製造するこ
とができ、しかも、表面には凹凸面が形成され、かつ透
孔を備えた化粧板の製造方法を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために、本発明に係る透孔付き化
粧板の製造方法は、通気性を有する板材に貫通孔を貫設
して枠状の化粧板本体を形成した後、該化粧板本体の裏
面側を、多数の連通路を有する平板状の受盤に載置し、
該化粧板本体の表て面に熱可塑性のフィルム状体を被せ
ると共に、一部に貫孔を有する押え蓋にて、該フィルム
状体の端部を上記受盤上に押圧して該化粧板本体を密封
状に包囲し、次に、上記貫孔から押え蓋内に熱風を送り
込んで、該フィルム状体を加熱しつつ上記化粧板本体へ
押圧すると共に、上記受盤の連通路から上記貫通孔及び
通気性を有する化粧板本体を介して該フィルム状体を吸
引して、該フィルム状体を枠状の上記化粧板本体の裏面
以外の面に密着させて被覆し、その後、上記押え蓋を開
放して、一体化した該化粧板本体とフィルム状体を取り
出し、上記貫通孔を施蓋しているフィルム状体の開口部
対応部位を、該貫通孔の裏面側開口部端縁に沿って切断
除去するものである。
〔作 用〕
押え蓋にて、フィルム状体の端部を受盤上に押圧して化
粧板本体を密封状に包囲し、化粧板本体に被せられたフ
ィルム状体を吸引しつつ、押え蓋内に熱風を送り込め
ば、押え蓋内は圧力室となって押圧力がフィルム状体の
表て面全面に加わり、上記吸引力と相俟って、フィルム
状体は化粧板本体の露出面に完全に密着して強固に一体
化される。このとき、フィルム状体は加熱されて変形容
易となるため、凹凸のある複雑な面でもその面に沿って
変形した確実に密着する。しかも、化粧板本体は通気性
を有しているので、被覆の際に化粧板本体の表面とフィ
ルム状体の間に気泡等が残らない。そして、化粧板本体
とフィルム状体を一体化した後は、貫通孔を施蓋してい
るフィルム状体の開口部対応部位を切断除去することに
より、透孔を備えた化粧板が完成する。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳説する。
第2図は本発明に係る透孔付き化粧板の製造方法にて製
造された化粧板1を示し、この化粧板1は全体略矩形で
あって4つの略矩形状の透孔2…を備えている。
しかして、この化粧板1を製造するには、第1A図に示す
板材3に、第1B図に示す様に、貫通孔4を貫設して化粧
板本体5を形成する。また、板材3は、通気性を有する
ものであって、ベニヤ板パーティクルボード、繊維(MD
F)ボード等からなる。なお、この場合、板材3の厚さ
寸法Tとしては、4mm〜12mm位とするのが好ましい。
次に、この枠状の化粧板本体5の裏面側を、第1C図に示
すように、多数の連通路14…を有する平板状の受盤7に
載置し、化粧板本体5の表て面15にフィルム状体6を被
せる。ここで、フィルム状体6とは、熱可塑性の合成樹
脂、例えば、塩化ビニル等からなり、その厚さ寸法は、
例えば0.1mm〜0.3mm位とされる。
そして、この状態からフィルム状体6を表て面15側へ真
空吸着装置8にて吸引するが、この場合、表て面15及び
/又はフィルム状体6の裏面には接着剤が塗布されてい
る。ここに、真空吸着装置8とは、上述の受盤7と、受
盤7を受ける本体9と、図示省略の真空ポンプと、を備
えたものであり、本体9は凹所10を有し、該凹所10には
連通孔11を連通連結されている。そして、この連通孔11
に上記図示省略の真空ポンプが連結され、このポンプに
より矢印の如く吸引されれば、凹所10と受盤7の裏面12
とで形成される真空室13が真空状とされる。また、受盤
7には、多数の連通路14…が設けられている。
従って、真空室13を真空状態とすれば、フィルム状体6
は本体5の表て面15及び貫通孔4の内面16に吸着され
る。
しかして、この場合、一部に貫孔22を有する押え蓋17の
下端縁20にて、フィルム状体6の端部6aを受盤7上に押
圧して該化粧板本体5を密封状に包囲し、次に、貫孔22
から押え蓋17内に熱風等を送り込んで、フィルム状体6
を加熱しつつ−−この加熱温度は150℃ぐらいとされ
る。−−、受盤7の連通路14…から貫通孔4及び通気性
を有する化粧板本体5を介してフィルム状体6を吸引す
れば、フィルム状体6は加熱により変形容易となると共
に、押え蓋17内は圧力室23となって、矢印方向の押圧力
が、フィルム状体6に、真空室13の吸引力と共に作用す
る。これにより、第1D図に示すように、フィルム状体6
を枠状の化粧板本体5の裏面以外の面(表て面15及び貫
通孔4の内面16等の露出面)に完全に密着させて被覆す
る。その後、押え蓋17を開放して、一体化した化粧板本
体5とフィルム状体6を取り出し、貫通孔4を施蓋して
いるフィルム状体6の開口部対応部位25を、貫通孔4の
裏面側開口部24端縁に沿って切断除去すれば、第1E図に
示すように、透孔2を備えた化粧板1を形成できる。な
お、第1C図に示すように、押え蓋17は、貫孔22を設けた
上壁18と、側壁19とからなり、シリンダ機構21にて矢印
の如く往復動して開閉する。また、フィルム状体6を熱
融着性を有するものとすれば、接着剤を使用せずに、加
熱により、フィルム状体6を化粧板本体5に一体化させ
ることができる。
なお、本発明は上述の実施例に限定されず、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、貫
通孔4の数及び形状は勿論自由であり、また、表て面15
に各種の形状の凹所を形成するも自由であり、このよう
に、表て面15の凹所を形成したり、貫通孔4の内面16の
形状を種々のものとすれば、形成される化粧板は、複雑
な形状を有するものとすることができる。さらに、フィ
ルム状体6が表て面15に密着して、加熱状態にあるとき
等に、エンボス模様加工等の表面加工を施すことも可能
である。具体的には、各種の模様が彫刻されたローラ等
をフィルム状体6の表面に押圧する。なお、エンボス模
様以外にフィルム状体6の表面をミラー状とする表面加
工も可能である。
しかして、この化粧板の使用部位としては、家具の扉、
出入口戸の扉等の種々の部位に適用することができる。
〔発明の効果〕
本発明は、上述の構成により、次に記載するような著大
な効果を奏する。
凹凸面及び貫通孔4のある化粧板本体5に、フィル
ム状体6を被覆して一体化し、貫通孔4を施蓋している
フィルム状体6の開口部対応部位25を切断除去するだけ
の簡単な方法で、平板状でない意匠的に複雑な形状の化
粧板を製造できる。しかも、化粧板本体5に安い材料を
使用でき、コスト低減を図れる。
化粧板本体5は通気性を有しているので、被覆の際
に化粧板本体5の表面とフィルム状体6の間に気泡等が
残らず、両者5,6を均一かつ確実に密着させることがで
きて、品質良好となる。
熱風を送り込むことにより押え蓋17の内部を圧力室
23としても活用し、それにより生じる押圧力と、吸引力
との相乗作用で、化粧板本体5とフィルム状体6を、完
全に密着させて強固に一体化できる。
一つの押え蓋17を、フィルム状体6のクランプと、
圧力室23としてのシールに兼用しているので、設備の簡
素化を図れると共に、クランプと同時にシールを行え
て、作業の迅速化を図れる。
【図面の簡単な説明】
第1A図〜第1E図は本発明の一実施例を示す断面図、第2
図は本発明に係る製造方法にて製造された透孔付き化粧
板である。 3……板材、4……貫通孔、5……化粧板本体、6……
フィルム状体、15……表て面、16……内面、24……裏面
側開口部、25……開口部対応部位。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通気性を有する板材3に貫通孔4を貫設し
    て枠状の化粧板本体5を形成した後、該化粧板本体5の
    裏面側を、多数の連通路14…を有する平板状の受盤7に
    載置し、該化粧板本体5の表て面15に熱可塑性のフィル
    ム状体6を被せると共に、一部に貫孔22を有する押え蓋
    17にて、該フィルム状体6の端部6aを上記受盤7上に押
    圧して該化粧板本体5を密封状に包囲し、次に、上記貫
    孔22から押え蓋17内に熱風を送り込んで、該フィルム状
    体6を加熱しつつ上記化粧板本体5へ押圧すると共に、
    上記受盤7の連通路14…から上記貫通孔4及び通気性を
    有する化粧板本体5を介して該フィルム状体6を吸引し
    て、該フィルム状体6を枠状の上記化粧板本体5の裏面
    以外の面に密着させて被覆し、その後、上記押え蓋17を
    開放して、一体化した該化粧板本体5とフィルム状体6
    を取り出し、上記貫通孔4を施蓋しているフィルム状体
    6の開口部対応部位25を、該貫通孔4の裏面側開口部24
    端縁に沿って切断除去することを特徴とする透孔付き化
    粧板の製造方法。
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