JPH0782506A - オキソチタニウムフタロシアニン結晶の製造方法および該化合物を含む電子写真用感光体 - Google Patents
オキソチタニウムフタロシアニン結晶の製造方法および該化合物を含む電子写真用感光体Info
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- JPH0782506A JPH0782506A JP5230067A JP23006793A JPH0782506A JP H0782506 A JPH0782506 A JP H0782506A JP 5230067 A JP5230067 A JP 5230067A JP 23006793 A JP23006793 A JP 23006793A JP H0782506 A JPH0782506 A JP H0782506A
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- electrophotographic photoreceptor
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- treated
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体レーザー等の長波長光源に対して十分
な感度を有する電子写真用感光体に適した特定のオキソ
チタニウムフタロシアニン結晶を製造する工業的に有利
な製造方法およびその方法によって得られる該化合物を
含有する電子写真用感光体を提供することを目的とす
る。 【構成】 酸処理したオキソチタニウムフタロシアニン
をアルコールにて洗浄後、溶剤処理をして特定のオキソ
チタニウムフタロシアニン結晶を製造する。また電子写
真用感光体として、該化合物を含有する感光層を導電性
支持体上に設ける。
な感度を有する電子写真用感光体に適した特定のオキソ
チタニウムフタロシアニン結晶を製造する工業的に有利
な製造方法およびその方法によって得られる該化合物を
含有する電子写真用感光体を提供することを目的とす
る。 【構成】 酸処理したオキソチタニウムフタロシアニン
をアルコールにて洗浄後、溶剤処理をして特定のオキソ
チタニウムフタロシアニン結晶を製造する。また電子写
真用感光体として、該化合物を含有する感光層を導電性
支持体上に設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオキソチタニウムフタロ
シアニン結晶の製造方法およびその方法によって得られ
る該化合物を含む高感度な電子写真用感光体に関するも
のである。
シアニン結晶の製造方法およびその方法によって得られ
る該化合物を含む高感度な電子写真用感光体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より電子写真用の光導電性材料とし
てフタロシアニン化合物が電子写真用感光体に使用され
ていることは広く知られていることであるが、近年、ノ
ンインパクトプリンティングテクノロジーの発展に伴い
半導体レーザーを用いたレーザービームプリンターへの
期待が高まっている。そこでこれらの要求に対し、現在
700nm以上の長波長域に吸収ピークを有し、また中
心金属や結晶型の種類によって、半導体レーザーの近赤
外領域で高感度を示すものがいくつか報告されており、
その研究開発が活発になされている。
てフタロシアニン化合物が電子写真用感光体に使用され
ていることは広く知られていることであるが、近年、ノ
ンインパクトプリンティングテクノロジーの発展に伴い
半導体レーザーを用いたレーザービームプリンターへの
期待が高まっている。そこでこれらの要求に対し、現在
700nm以上の長波長域に吸収ピークを有し、また中
心金属や結晶型の種類によって、半導体レーザーの近赤
外領域で高感度を示すものがいくつか報告されており、
その研究開発が活発になされている。
【0003】その中でもオキソチタニウムフタロシアニ
ンを用いた感光体は、特にキャリア生成効率および移動
度に優れ、近赤外領域において他のフタロシアニン化合
物を用いた感光体をはるかに凌ぐ電子写真特性を示して
いる。
ンを用いた感光体は、特にキャリア生成効率および移動
度に優れ、近赤外領域において他のフタロシアニン化合
物を用いた感光体をはるかに凌ぐ電子写真特性を示して
いる。
【0004】オキソチタニウムフタロシアニンの結晶型
には、Hillerら(Z.Krist.、159、1
73(1982))によって安定なβ型と準安定なα型
に対応するPhase I、IIと呼ばれる結晶型が存在す
ることが示されており、そのどちらの結晶型が得られる
かは特に製造条件、詳しくは加熱条件、処理する溶剤の
種類、あるいは機械的歪によって決ってくることが、一
般に知られている。
には、Hillerら(Z.Krist.、159、1
73(1982))によって安定なβ型と準安定なα型
に対応するPhase I、IIと呼ばれる結晶型が存在す
ることが示されており、そのどちらの結晶型が得られる
かは特に製造条件、詳しくは加熱条件、処理する溶剤の
種類、あるいは機械的歪によって決ってくることが、一
般に知られている。
【0005】また、α型のオキソチタニウムフタロシア
ニンを水性懸濁液となし、これに芳香族炭化水素系溶剤
を添加し加熱処理することによって、X線回折スペクト
ルにおいてブラッグ角(2θ)27.3゜に強いピーク
を示すα型にもβ型にも分類されない結晶型のオキソチ
タニウムフタロシアニンが得られることが特開昭63−
20365号公報に記載されている。
ニンを水性懸濁液となし、これに芳香族炭化水素系溶剤
を添加し加熱処理することによって、X線回折スペクト
ルにおいてブラッグ角(2θ)27.3゜に強いピーク
を示すα型にもβ型にも分類されない結晶型のオキソチ
タニウムフタロシアニンが得られることが特開昭63−
20365号公報に記載されている。
【0006】このようにオキソチタニウムフタロシアニ
ンには種々の結晶型があり、その結晶型の違い、すなわ
ち処理する条件によって電子写真用感光体の特性である
帯電性、暗減衰、感度等に大きな差があることが知られ
ている。
ンには種々の結晶型があり、その結晶型の違い、すなわ
ち処理する条件によって電子写真用感光体の特性である
帯電性、暗減衰、感度等に大きな差があることが知られ
ている。
【0007】従来、本発明方法で得られる結晶型への変
換方法としては、酸処理したオキソチタニウムフタロシ
アニンのアセトン、メチルエチルケトン等による溶剤処
理が行われていた。この際、酸処理したオキソチタニウ
ムフタロシアニンとしては、例えばフタロニトリル、四
塩化チタンの反応後、加水分解によって得られるオキソ
チタニウムフタロシアニンを硫酸に溶解させ、その溶液
を氷水中に注加して得られる析出物を濾別、ついで中性
となるまで充分水洗、乾燥したものが用いられており、
特に酸処理したオキソチタニウムフタロシアニンの溶剤
洗浄については何ら明確にされていなかった。しかし、
酸処理したオキソチタニウムフタロシアニンを溶剤洗浄
し、それを用いて溶剤処理して得られる顔料の電子写真
特性を詳細に検討した結果、酸処理したオキソチタニウ
ムフタロシアニンを溶剤にて洗浄せず、そのまま結晶変
換のための溶剤処理をして得られる顔料を電子写真感光
体に使用すると、顔料中に残存している不純物によると
思われる、電子写真特性への悪影響がでてくることがそ
の後の検討で明らかになった。
換方法としては、酸処理したオキソチタニウムフタロシ
アニンのアセトン、メチルエチルケトン等による溶剤処
理が行われていた。この際、酸処理したオキソチタニウ
ムフタロシアニンとしては、例えばフタロニトリル、四
塩化チタンの反応後、加水分解によって得られるオキソ
チタニウムフタロシアニンを硫酸に溶解させ、その溶液
を氷水中に注加して得られる析出物を濾別、ついで中性
となるまで充分水洗、乾燥したものが用いられており、
特に酸処理したオキソチタニウムフタロシアニンの溶剤
洗浄については何ら明確にされていなかった。しかし、
酸処理したオキソチタニウムフタロシアニンを溶剤洗浄
し、それを用いて溶剤処理して得られる顔料の電子写真
特性を詳細に検討した結果、酸処理したオキソチタニウ
ムフタロシアニンを溶剤にて洗浄せず、そのまま結晶変
換のための溶剤処理をして得られる顔料を電子写真感光
体に使用すると、顔料中に残存している不純物によると
思われる、電子写真特性への悪影響がでてくることがそ
の後の検討で明らかになった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は酸処理したオ
キソチタニウムフタロシアニンを特定の溶剤で洗浄し、
それを特定の処理溶剤と共に加熱撹拌することで、半導
体レーザー等の長波長光源に対して十分な感度と安定し
た電子写真特性を有する、電子写真用感光体に適したオ
キソチタニウムフタロシアニン結晶を、高純度で収率よ
く製造する工業的に有利な製造法、およびその方法によ
って得られる該化合物を含む電子写真用感光体を提供す
ることを目的とするものである。
キソチタニウムフタロシアニンを特定の溶剤で洗浄し、
それを特定の処理溶剤と共に加熱撹拌することで、半導
体レーザー等の長波長光源に対して十分な感度と安定し
た電子写真特性を有する、電子写真用感光体に適したオ
キソチタニウムフタロシアニン結晶を、高純度で収率よ
く製造する工業的に有利な製造法、およびその方法によ
って得られる該化合物を含む電子写真用感光体を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は酸処理したオキ
ソチタニウムフタロシアニンをアルコールにて洗浄、乾
燥したのち、アセトニトリルまたはシクロヘキサノンま
たはエチルセロソルブと加熱処理を行うことで、X線回
折スペクトルにおいてブラッグ角(2θ±0.2゜)
7.6゜、10.3゜、12.7゜、16.3゜、2
2.7゜、24.3゜、25.5゜、28.6゜に強い
回折ピークを示し、かつこの得られた顔料を電子写真感
光体に用いた場合、その電子写真特性が非常に安定して
いるという特徴をもつオキソチタニウムフタロシアニン
結晶の新規な製造方法、およびその方法によって得られ
る該化合物を含有する電子写真用感光体である。
ソチタニウムフタロシアニンをアルコールにて洗浄、乾
燥したのち、アセトニトリルまたはシクロヘキサノンま
たはエチルセロソルブと加熱処理を行うことで、X線回
折スペクトルにおいてブラッグ角(2θ±0.2゜)
7.6゜、10.3゜、12.7゜、16.3゜、2
2.7゜、24.3゜、25.5゜、28.6゜に強い
回折ピークを示し、かつこの得られた顔料を電子写真感
光体に用いた場合、その電子写真特性が非常に安定して
いるという特徴をもつオキソチタニウムフタロシアニン
結晶の新規な製造方法、およびその方法によって得られ
る該化合物を含有する電子写真用感光体である。
【0010】
【作用】本発明のオキソチタニウムフタロシアニン顔料
の製造方法は、酸処理したオキソチタニウムフタロシア
ニン顔料を結晶転移させる前にアルコールにて洗浄する
ことで、結晶型に影響を与えることなく不純物を除去し
ているため、高純度なものを収率よく、工業的にも有利
に製造することができるものである。
の製造方法は、酸処理したオキソチタニウムフタロシア
ニン顔料を結晶転移させる前にアルコールにて洗浄する
ことで、結晶型に影響を与えることなく不純物を除去し
ているため、高純度なものを収率よく、工業的にも有利
に製造することができるものである。
【0011】また、本発明の該化合物を含む電子写真感
光体は、上述の高純度な結晶を電荷発生材料として用い
ているため、高感度で帯電性や電荷保持率も良好で残留
電位も低く、また従来問題となっていた繰り返しによる
変動もすくないものとなる。
光体は、上述の高純度な結晶を電荷発生材料として用い
ているため、高感度で帯電性や電荷保持率も良好で残留
電位も低く、また従来問題となっていた繰り返しによる
変動もすくないものとなる。
【0012】
【実施例】以下に本発明を実施例により更に具体的に説
明する。
明する。
【0013】(実施例1)フタロニトリル100gを1
−クロロナフタレン770ml中に一部溶かし、窒素雰
囲気下にて撹拌下四塩化チタン24mlを滴下する。の
ち温度を徐々に上げ、200〜220℃にて3時間加
熱、撹拌を続ける。のち放冷し、130℃にて吸引濾別
する。濾別物は更に100℃に温めた1−クロロナフタ
レン200mlにて洗浄する。これを更にエタノールに
て濾液が着色しなくなるまで洗浄する。
−クロロナフタレン770ml中に一部溶かし、窒素雰
囲気下にて撹拌下四塩化チタン24mlを滴下する。の
ち温度を徐々に上げ、200〜220℃にて3時間加
熱、撹拌を続ける。のち放冷し、130℃にて吸引濾別
する。濾別物は更に100℃に温めた1−クロロナフタ
レン200mlにて洗浄する。これを更にエタノールに
て濾液が着色しなくなるまで洗浄する。
【0014】次に、得られたジクロロチタニウムフタロ
シアニンを、アンモニア水400ml、水400mlと
ともに撹拌下に1時間穏やかに還流する。のち冷却し、
吸引濾別して充分水洗する。濾別物を水800mlとと
もに撹拌下で1時間熱懸濁(80℃)を行い、冷却後吸
引濾別する。この熱懸濁処理を更に2回繰り返す。のち
50℃にて真空乾燥し、粗オキソチタニウムフタロシア
ニン82gを得る。
シアニンを、アンモニア水400ml、水400mlと
ともに撹拌下に1時間穏やかに還流する。のち冷却し、
吸引濾別して充分水洗する。濾別物を水800mlとと
もに撹拌下で1時間熱懸濁(80℃)を行い、冷却後吸
引濾別する。この熱懸濁処理を更に2回繰り返す。のち
50℃にて真空乾燥し、粗オキソチタニウムフタロシア
ニン82gを得る。
【0015】得られた粗オキソチタニウムフタロシアニ
ン15gを氷水浴にて冷却しながら硫酸300g中に徐
々に加える。更に1時間撹拌を続けたのちガラス濾過器
にて吸引濾過し、濾液を氷水5l中にかき混ぜながら徐
々に注加する。得られた析出物を吸引濾別し、濾液が酸
性からほぼ中性になるまで蒸留水にて充分水洗する。の
ち濾別物をエタノール300mlとともに室温にて1時
間撹拌したのち遠心分離器にて顔料を分離する。この操
作をさらに1回行ったのち、顔料を30℃にて真空乾燥
する。
ン15gを氷水浴にて冷却しながら硫酸300g中に徐
々に加える。更に1時間撹拌を続けたのちガラス濾過器
にて吸引濾過し、濾液を氷水5l中にかき混ぜながら徐
々に注加する。得られた析出物を吸引濾別し、濾液が酸
性からほぼ中性になるまで蒸留水にて充分水洗する。の
ち濾別物をエタノール300mlとともに室温にて1時
間撹拌したのち遠心分離器にて顔料を分離する。この操
作をさらに1回行ったのち、顔料を30℃にて真空乾燥
する。
【0016】この酸処理後アルコール洗浄した、オキソ
チタニウムフタロシアニンを500ml三口フラスコに
入れ、アセトニトリル300mlとともに加熱撹拌下2
0時間還流する。のち室温にまで冷却後遠心分離器にて
分離したのち真空乾燥する。得られたオキソシチタニウ
ムフタロシアニン(収量11.5g)のX線回折スペク
トルを図1に示す。
チタニウムフタロシアニンを500ml三口フラスコに
入れ、アセトニトリル300mlとともに加熱撹拌下2
0時間還流する。のち室温にまで冷却後遠心分離器にて
分離したのち真空乾燥する。得られたオキソシチタニウ
ムフタロシアニン(収量11.5g)のX線回折スペク
トルを図1に示す。
【0017】図1から明かなように、ブラッグ角(2θ
±0.2゜)7.6゜、10.3゜、12.7゜、1
6.3゜、22.7゜、24.3゜、25.5゜、2
8.6゜に強い回折ピークを示すものであった。
±0.2゜)7.6゜、10.3゜、12.7゜、1
6.3゜、22.7゜、24.3゜、25.5゜、2
8.6゜に強い回折ピークを示すものであった。
【0018】図2は、酸処理したオキソチタニウムフタ
ロシアニンのスペクトルである。 (実施例2)実施例1と同様の方法にて製造した、酸処
理後アルコール洗浄したオキソチタニウムフタロシアニ
ンを500ml三口フラスコに入れ、シクロヘキサノン
300mlと共に加熱撹拌下8時間還流する。のち室温
まで冷却後遠心分離器にて分離したのち真空乾燥する。
得られたオキソチタニウムフタロシアニンのX線回折ス
ペクトルを図3に示す。
ロシアニンのスペクトルである。 (実施例2)実施例1と同様の方法にて製造した、酸処
理後アルコール洗浄したオキソチタニウムフタロシアニ
ンを500ml三口フラスコに入れ、シクロヘキサノン
300mlと共に加熱撹拌下8時間還流する。のち室温
まで冷却後遠心分離器にて分離したのち真空乾燥する。
得られたオキソチタニウムフタロシアニンのX線回折ス
ペクトルを図3に示す。
【0019】(実施例3)実施例1と同様の方法にて製
造した、酸処理後アルコール洗浄したオキソチタニウム
フタロシアニンを500ml三口フラスコに入れ、エチ
ルセロソルブ300mlと共に加熱撹拌下20時間還流
する。のち室温まで冷却後遠心分離器にて分離したのち
真空乾燥する。得られたオキソチタニウムフタロシアニ
ンのX線回折スペクトルを図4に示す。
造した、酸処理後アルコール洗浄したオキソチタニウム
フタロシアニンを500ml三口フラスコに入れ、エチ
ルセロソルブ300mlと共に加熱撹拌下20時間還流
する。のち室温まで冷却後遠心分離器にて分離したのち
真空乾燥する。得られたオキソチタニウムフタロシアニ
ンのX線回折スペクトルを図4に示す。
【0020】(実施例4)アセトンにて洗浄したアルミ
板上に、実施例1で製造したオキソチタニウムフタロシ
アニン結晶0.8gとフッ素樹脂0.2g、ポリビニル
ブチラール樹脂0.2gをイソブチルアルコール38.
8gと共にサンドグラインドミルにて分散し、この分散
液をアルミ板上に、乾燥後の膜厚が0.1μmとなるよ
うに塗布して電荷発生層を形成した。
板上に、実施例1で製造したオキソチタニウムフタロシ
アニン結晶0.8gとフッ素樹脂0.2g、ポリビニル
ブチラール樹脂0.2gをイソブチルアルコール38.
8gと共にサンドグラインドミルにて分散し、この分散
液をアルミ板上に、乾燥後の膜厚が0.1μmとなるよ
うに塗布して電荷発生層を形成した。
【0021】この電荷発生層の上に1,1−ビス(P−
ジエチルアミノフェニル)−4,4−ジフェニルブタジ
エン5g、ポリカーボネート樹脂(三菱ガス化学株式会
社製、商品名PCZ−300)5gおよびジクロロメタ
ン35gよりなる塗液を、乾燥後の膜厚が20μmとな
るように塗布し、積層型の感光層を有する電子写真感光
体を得た。
ジエチルアミノフェニル)−4,4−ジフェニルブタジ
エン5g、ポリカーボネート樹脂(三菱ガス化学株式会
社製、商品名PCZ−300)5gおよびジクロロメタ
ン35gよりなる塗液を、乾燥後の膜厚が20μmとな
るように塗布し、積層型の感光層を有する電子写真感光
体を得た。
【0022】この感光体の静電気特性を静電複写紙試験
装置(株式会社川口電機製作所製モデルEPA−810
0)を用いて測定した。測定条件は、コロナ電流が−3
0μAになる様に設定した印加電圧のコロナ放電により
感光体を暗所で負帯電した時の初期帯電電位をVmax
(V)、暗減衰1秒後の表面電位をV0(V)、暗減衰
1秒間の電荷保持率をDDR(%)とする、続いて80
0nmにピークをもつ2.1μJ/cm2・secのエ
ネルギーの単色光を4秒間照射し、この時表面電位が1
/2V0、1/5V0になる露光量をE1/2、E1/5(μJ
/cm2)とした、また露光4秒後の表面電位を残留電
位VR(V)とした。この結果を(表1)に示す。
装置(株式会社川口電機製作所製モデルEPA−810
0)を用いて測定した。測定条件は、コロナ電流が−3
0μAになる様に設定した印加電圧のコロナ放電により
感光体を暗所で負帯電した時の初期帯電電位をVmax
(V)、暗減衰1秒後の表面電位をV0(V)、暗減衰
1秒間の電荷保持率をDDR(%)とする、続いて80
0nmにピークをもつ2.1μJ/cm2・secのエ
ネルギーの単色光を4秒間照射し、この時表面電位が1
/2V0、1/5V0になる露光量をE1/2、E1/5(μJ
/cm2)とした、また露光4秒後の表面電位を残留電
位VR(V)とした。この結果を(表1)に示す。
【0023】
【表1】
【0024】(実施例5)実施例2で製造したオキソチ
タニウムフタロシアニンを用いて、実施例4と同様の方
法で電子写真感光体を作製し、その静電気特性を測定し
た。この結果を(表1)に示す。
タニウムフタロシアニンを用いて、実施例4と同様の方
法で電子写真感光体を作製し、その静電気特性を測定し
た。この結果を(表1)に示す。
【0025】(実施例6)実施例3で製造したオキソチ
タニウムフタロシアニンを用いて、実施例4と同様の方
法で電子写真感光体を作製し、その静電気特性を測定し
た。この結果を(表1)に示す。
タニウムフタロシアニンを用いて、実施例4と同様の方
法で電子写真感光体を作製し、その静電気特性を測定し
た。この結果を(表1)に示す。
【0026】(応用例1)実施例4のサンプルを用い同
様の測定条件で1000回の繰り返し試験をおこなった
ところ、初期帯電電位、半減露光量、暗減衰、残留電位
等いずれも、変動の少ない安定した結果を示している。
この結果を図5に示す。
様の測定条件で1000回の繰り返し試験をおこなった
ところ、初期帯電電位、半減露光量、暗減衰、残留電位
等いずれも、変動の少ない安定した結果を示している。
この結果を図5に示す。
【0027】なお図中の記号は実施例4で用いたものと
同様であるが、VRのみ露光2秒後の残留電位とする。
同様であるが、VRのみ露光2秒後の残留電位とする。
【0028】また、実施例5、6のサンプルについても
同様に1000回の繰り返し試験を行ったが、実施例4
のサンプルと同様いずれも変動の少ない安定した結果で
あった。
同様に1000回の繰り返し試験を行ったが、実施例4
のサンプルと同様いずれも変動の少ない安定した結果で
あった。
【0029】(比較例1)実施例1の合成法の中で酸処
理後のオキソチタニウムフタロシアニンのエタノール洗
浄をせず、そのまま結晶変換のための溶剤処理をして得
られたオキソチタニウムフタロシアニンを用いて実施例
4と同様の方法にて電子写真感光体を作製し、その静電
気特性を測定した。その結果を(表1)に示す。
理後のオキソチタニウムフタロシアニンのエタノール洗
浄をせず、そのまま結晶変換のための溶剤処理をして得
られたオキソチタニウムフタロシアニンを用いて実施例
4と同様の方法にて電子写真感光体を作製し、その静電
気特性を測定した。その結果を(表1)に示す。
【0030】また、上記電子写真感光体を用いて100
0回の繰り返し試験を行ったので、その結果を図6に示
す。表1および図6からも明らかなように、オキソチタ
ニウムフタロシアニン顔料を酸処理後に洗浄することに
よって、帯電性、E1/2が若干良くなり、繰り返し時に
おける電子写真特性が非常に安定することがわかる。
0回の繰り返し試験を行ったので、その結果を図6に示
す。表1および図6からも明らかなように、オキソチタ
ニウムフタロシアニン顔料を酸処理後に洗浄することに
よって、帯電性、E1/2が若干良くなり、繰り返し時に
おける電子写真特性が非常に安定することがわかる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、酸処理し
たオキソチタニウムフタロシアニンをアルコール洗浄し
たのち、溶剤処理することによって、ブラッグ角(2θ
±0.2゜)7.6゜、10.3゜、12.7゜、1
6.3゜、22.7゜、24.3゜、25.5゜、2
8.6゜に強い回折ピークを有する、オキソチタニウム
フタロシアニン結晶を収率よく製造することができ、か
つこの方法によって得られるオキソチタニウムフタロシ
アニン結晶を電荷発生材料として用いた電子写真用感光
体は、高感度で帯電性や電荷保持率も良好で残留電位も
低く、また従来問題となっていた繰り返しによる変動も
少なく、安定した結果を示すことから高耐久性感光体と
して用いられる。また750〜800nmの領域に高感
度を示すことから、近年要求の高まる半導体レーザープ
リンター用感光体として適している。
たオキソチタニウムフタロシアニンをアルコール洗浄し
たのち、溶剤処理することによって、ブラッグ角(2θ
±0.2゜)7.6゜、10.3゜、12.7゜、1
6.3゜、22.7゜、24.3゜、25.5゜、2
8.6゜に強い回折ピークを有する、オキソチタニウム
フタロシアニン結晶を収率よく製造することができ、か
つこの方法によって得られるオキソチタニウムフタロシ
アニン結晶を電荷発生材料として用いた電子写真用感光
体は、高感度で帯電性や電荷保持率も良好で残留電位も
低く、また従来問題となっていた繰り返しによる変動も
少なく、安定した結果を示すことから高耐久性感光体と
して用いられる。また750〜800nmの領域に高感
度を示すことから、近年要求の高まる半導体レーザープ
リンター用感光体として適している。
【図1】本発明の第1の実施例で得られた結晶型オキソ
チタニウムフタロシアニンのX線回折スペクトルを示す
図
チタニウムフタロシアニンのX線回折スペクトルを示す
図
【図2】酸処理したオキソチタニウムフタロシアニンの
X線回折スペクトルを示す図
X線回折スペクトルを示す図
【図3】本発明の第2の実施例で得られた結晶型オキソ
チタニウムフタロシアニンのX線回折スペクトルを示す
図
チタニウムフタロシアニンのX線回折スペクトルを示す
図
【図4】本発明の第3の実施例で得られた結晶型オキソ
チタニウムフタロシアニンのX線回折スペクトルを示す
図
チタニウムフタロシアニンのX線回折スペクトルを示す
図
【図5】本発明の実施例4で得られた電子写真用感光体
の繰り返し特性図
の繰り返し特性図
【図6】本発明の、比較例に記載される方法にて得られ
る電子写真用感光体の繰り返し特性図
る電子写真用感光体の繰り返し特性図
Claims (8)
- 【請求項1】酸処理したオキソチタニウムフタロシアニ
ンをアルコールにて洗浄、乾燥した後、溶剤処理するこ
とによって、X線回折スペクトルにおいてブラッグ角
(2θ±0.2゜)7.6゜、10.3゜、12.7
゜、16.3゜、22.7゜、24.3゜、25.5
゜、28.6゜に強い回折ピークを示す結晶を得ること
を特徴とするオキソチタニウムフタロシアニン結晶の製
造方法。 - 【請求項2】溶剤処理として、アセトニトリルと加熱処
理することを特徴とする請求項1記載のオキソチタニウ
ムフタロシアニン結晶の製造方法。 - 【請求項3】溶剤処理として、シクロヘキサノンと加熱
処理することを特徴とする請求項1記載のオキソチタニ
ウムフタロシアニン結晶の製造方法。 - 【請求項4】溶剤処理として、エチルセロソルブと加熱
処理することを特徴とする請求項1記載のオキソチタニ
ウムフタロシアニン結晶の製造方法。 - 【請求項5】少なくとも、オキソチタニウムフタロシア
ニンがバインダー樹脂中に分散された感光層を有する電
子写真用感光体において、そのオキソチタニウムフタロ
シアニンが、酸処理したオキソチタニウムフタロシアニ
ンをアルコールにて洗浄、乾燥した後、溶剤処理するこ
とによって得られる、X線回折スペクトルにおいてブラ
ッグ角(2θ±0.2゜)7.6゜、10.3゜、1
2.7゜、16.3゜、22.7゜、24.3゜、2
5.5゜、28.6゜に強い回折ピークを示す結晶であ
ることを特徴とする電子写真用感光体。 - 【請求項6】溶剤処理として、アセトニトリルと加熱処
理することを特徴とする請求項5記載のオキソチタニウ
ムフタロシアニン結晶を用いた電子写真用感光体。 - 【請求項7】溶剤処理として、シクロヘキサノンと加熱
処理することを特徴とする請求項5記載のオキソチタニ
ウムフタロシアニン結晶を用いた電子写真用感光体。 - 【請求項8】溶剤処理として、エチルセロソルブと加熱
処理することを特徴とする請求項5記載のオキソチタニ
ウムフタロシアニン結晶を用いた電子写真用感光体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23006793A JP3278998B2 (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | オキソチタニウムフタロシアニン結晶の製造方法および該化合物を含む電子写真用感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23006793A JP3278998B2 (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | オキソチタニウムフタロシアニン結晶の製造方法および該化合物を含む電子写真用感光体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0782506A true JPH0782506A (ja) | 1995-03-28 |
| JP3278998B2 JP3278998B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=16902027
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23006793A Expired - Fee Related JP3278998B2 (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | オキソチタニウムフタロシアニン結晶の製造方法および該化合物を含む電子写真用感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3278998B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008281916A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置及び画像形成方法 |
-
1993
- 1993-09-16 JP JP23006793A patent/JP3278998B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008281916A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置及び画像形成方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3278998B2 (ja) | 2002-04-30 |
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