JPH0818345A - クォドラチャ復調回路 - Google Patents
クォドラチャ復調回路Info
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- JPH0818345A JPH0818345A JP15224294A JP15224294A JPH0818345A JP H0818345 A JPH0818345 A JP H0818345A JP 15224294 A JP15224294 A JP 15224294A JP 15224294 A JP15224294 A JP 15224294A JP H0818345 A JPH0818345 A JP H0818345A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 常に最適で安定な復調特性が得られるクォド
ラチャ復調回路を提供する。 【構成】 入力のFM変調波信号を移相回路2で移相
し、その出力と入力のFM変調波信号を位相比較回路3
で比較する。更にローパスフィルタ4により平滑化して
復調信号を形成する。ローパスフィルタ7はローパスフ
ィルタ4の出力を平滑化して平均復調信号を出力する。
今、入力のFM変調波が中心周波数f0 の時に移相回路
2の移相量が90°となる時の平均復調信号レベルをR
efとする。増幅回路8は所定値Refと平均復調信号とを
比較し、その差がゼロとなるように移相回路2を調整す
る。(B)図の位相比較回路3は両信号間の位相差が9
0°の時に所定レベルを基準として正負対称となるよう
な互いに逆特性の第1及び第2の位相差検出信号を形成
するので、これらを平均回路6で平均化して、増幅回路
8の基準レベルRefとして使用する。
ラチャ復調回路を提供する。 【構成】 入力のFM変調波信号を移相回路2で移相
し、その出力と入力のFM変調波信号を位相比較回路3
で比較する。更にローパスフィルタ4により平滑化して
復調信号を形成する。ローパスフィルタ7はローパスフ
ィルタ4の出力を平滑化して平均復調信号を出力する。
今、入力のFM変調波が中心周波数f0 の時に移相回路
2の移相量が90°となる時の平均復調信号レベルをR
efとする。増幅回路8は所定値Refと平均復調信号とを
比較し、その差がゼロとなるように移相回路2を調整す
る。(B)図の位相比較回路3は両信号間の位相差が9
0°の時に所定レベルを基準として正負対称となるよう
な互いに逆特性の第1及び第2の位相差検出信号を形成
するので、これらを平均回路6で平均化して、増幅回路
8の基準レベルRefとして使用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクォドラチャ復調回路に
関し、更に詳しくはFM変調波信号を変調周波数に応じ
た信号に復調するクォドラチャ復調回路に関する。クォ
ドラチャ復調回路はFM受信機等に用いられる。
関し、更に詳しくはFM変調波信号を変調周波数に応じ
た信号に復調するクォドラチャ復調回路に関する。クォ
ドラチャ復調回路はFM受信機等に用いられる。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のクォドラチャ復調回路を説
明する図である。図4の(A)において、12はLCに
よる移相回路、13は乗算回路(位相比較回路)、14
はローパスフィルタ(LPF)である。移相回路12の
移相量は入力のFM変調波が所定の中心周波数f0 の
時にその出力信号との位相差がπ/2(90°)とな
るように予め調整(同調)されている。以下、復調動作
を説明する。
明する図である。図4の(A)において、12はLCに
よる移相回路、13は乗算回路(位相比較回路)、14
はローパスフィルタ(LPF)である。移相回路12の
移相量は入力のFM変調波が所定の中心周波数f0 の
時にその出力信号との位相差がπ/2(90°)とな
るように予め調整(同調)されている。以下、復調動作
を説明する。
【0003】図4の(B)はFM変調波の周波数がf
0 の 場合を示している。移相回路12は入力のFM変
調波を移相し、この場合の入出力信号,間の位相
差φはφ=π/2となる。乗算回路13は信号,を
乗算(比較)し、φ=π/2の場合は所定レベルを基準
として正負対称となるような位相差検出信号を形成す
る。ローパスフィルタ14は位相差検出信号を平滑化
して復調信号を形成する。そして、この場合の復調電
圧は所定レベル(この例では直流バイアス電圧VB )と
略一致する。
0 の 場合を示している。移相回路12は入力のFM変
調波を移相し、この場合の入出力信号,間の位相
差φはφ=π/2となる。乗算回路13は信号,を
乗算(比較)し、φ=π/2の場合は所定レベルを基準
として正負対称となるような位相差検出信号を形成す
る。ローパスフィルタ14は位相差検出信号を平滑化
して復調信号を形成する。そして、この場合の復調電
圧は所定レベル(この例では直流バイアス電圧VB )と
略一致する。
【0004】図4の(C)はFM変調波の周波数がf
0 より高い場合を示しており、この場合の入出力信号
,間の位相差φはφ<π/2となる。このため乗算
結果の位相差検出信号は正の成分が多くなり、その復
調信号は所定レベルよりも高くなる。図4の(D)は
FM変調波の周波数がf0 より低い場合を示してお
り、この場合の入出力信号,間の位相差φはφ>π
/2となる。このため乗算結果の位相差検出信号は負
の成分が多くなり、その復調信号は所定レベルよりも
低くなる。
0 より高い場合を示しており、この場合の入出力信号
,間の位相差φはφ<π/2となる。このため乗算
結果の位相差検出信号は正の成分が多くなり、その復
調信号は所定レベルよりも高くなる。図4の(D)は
FM変調波の周波数がf0 より低い場合を示してお
り、この場合の入出力信号,間の位相差φはφ>π
/2となる。このため乗算結果の位相差検出信号は負
の成分が多くなり、その復調信号は所定レベルよりも
低くなる。
【0005】こうして、FM変調波の周波数がf0 の
時の復調電圧を所定レベルとなし、f0 からの周波数偏
移に比例した復調電圧が得られる。図5は従来技術の
問題点を説明する図である。図5の(A)は従来のクォ
ドラチャ復調回路の復調特性(入力周波数F対復調電圧
V)を示しており、FM変調波の中心周波数f0 と移相
回路12の同調周波数とが一致している場合(即ち、f
0 の時φ=π/2の場合)の復調特性Aを示している。
時の復調電圧を所定レベルとなし、f0 からの周波数偏
移に比例した復調電圧が得られる。図5は従来技術の
問題点を説明する図である。図5の(A)は従来のクォ
ドラチャ復調回路の復調特性(入力周波数F対復調電圧
V)を示しており、FM変調波の中心周波数f0 と移相
回路12の同調周波数とが一致している場合(即ち、f
0 の時φ=π/2の場合)の復調特性Aを示している。
【0006】復調特性AはFM変調波がf0 の所で傾き
が最大、かつ直線性が最良となっており、この点の復調
電圧Vは所定レベルである。FM変調波の周波数fがf
0 を中心にして変化すると、これに応じて復調信号vは
所定レベルを中心にして変化し、この時の復調レベル及
び復調歪率は共に最適の状態にある。
が最大、かつ直線性が最良となっており、この点の復調
電圧Vは所定レベルである。FM変調波の周波数fがf
0 を中心にして変化すると、これに応じて復調信号vは
所定レベルを中心にして変化し、この時の復調レベル及
び復調歪率は共に最適の状態にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、周囲温度等の
変動により移相回路12の同調周波数とFM変調波の中
心周波数f0 とがずれる場合がある。実際上はf0 がず
れる場合も、同調周波数がずれる場合もある。図5の
(B)は同調周波数がf0 よりも低い方にずれた場合の
復調特性Bを示しており、図5の(C)は同調周波数が
f0 よりも高い方にずれた場合の復調特性Cを示してい
る。いずれの場合もFM変調波がf0 の時にφ=π/2
の関係とはならず、その結果復調レベルが上/下にずれ
る。また復調信号も上/下に歪み、復調歪率は劣化して
しまう。
変動により移相回路12の同調周波数とFM変調波の中
心周波数f0 とがずれる場合がある。実際上はf0 がず
れる場合も、同調周波数がずれる場合もある。図5の
(B)は同調周波数がf0 よりも低い方にずれた場合の
復調特性Bを示しており、図5の(C)は同調周波数が
f0 よりも高い方にずれた場合の復調特性Cを示してい
る。いずれの場合もFM変調波がf0 の時にφ=π/2
の関係とはならず、その結果復調レベルが上/下にずれ
る。また復調信号も上/下に歪み、復調歪率は劣化して
しまう。
【0008】従来は、可変インダクタL又は可変コンデ
ンサC2 を用いて手作業により同調周波数の調整を行っ
ていた。このため、調整作業に大変手間がかかるという
問題があった。本発明の目的は、常に最適で安定な復調
特性が得られるクォドラチャ復調回路を提供することに
ある。
ンサC2 を用いて手作業により同調周波数の調整を行っ
ていた。このため、調整作業に大変手間がかかるという
問題があった。本発明の目的は、常に最適で安定な復調
特性が得られるクォドラチャ復調回路を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題は図1の
(A)の構成により解決される。即ち、本発明(1)の
クォドラチャ復調回路は、入力のFM変調波信号を移相
する移相回路2であって、移相制御信号により移相量を
可変なものと、入力のFM変調波信号と移相回路2の出
力とを比較し、両信号間の位相差が90°又はその奇数
倍の時に所定レベルを基準として正負対称となるような
位相差検出信号を形成する位相比較回路3と、位相比較
回路3の出力を平滑化して復調信号を形成する第1のロ
ーパスフィルタ4と、位相比較回路3又は第1のローパ
スフィルタ4の出力を平滑化する第2のローパスフィル
タ7であって、第1のローパスフィルタ4よりも時定数
が長いものと、第2のローパスフィルタ7の出力と所定
値とを比較し、その差をゼロとするような方向の前記移
相制御信号を形成する増幅回路8とを備える。
(A)の構成により解決される。即ち、本発明(1)の
クォドラチャ復調回路は、入力のFM変調波信号を移相
する移相回路2であって、移相制御信号により移相量を
可変なものと、入力のFM変調波信号と移相回路2の出
力とを比較し、両信号間の位相差が90°又はその奇数
倍の時に所定レベルを基準として正負対称となるような
位相差検出信号を形成する位相比較回路3と、位相比較
回路3の出力を平滑化して復調信号を形成する第1のロ
ーパスフィルタ4と、位相比較回路3又は第1のローパ
スフィルタ4の出力を平滑化する第2のローパスフィル
タ7であって、第1のローパスフィルタ4よりも時定数
が長いものと、第2のローパスフィルタ7の出力と所定
値とを比較し、その差をゼロとするような方向の前記移
相制御信号を形成する増幅回路8とを備える。
【0010】また上記の課題は図1の(B)の構成によ
り解決される。即ち、本発明(2)のクォドラチャ復調
回路は、入力のFM変調波信号を移相する移相回路2で
あって、移相制御信号により移相量を可変なものと、入
力のFM変調波信号と移相回路2の出力とを比較し、両
信号間の位相差が90°又はその奇数倍の時に所定レベ
ルを基準として正負対称となるような互いに逆特性の第
1及び第2の位相差検出信号を形成する位相比較回路3
と、第1の位相差検出信号を平滑化して復調信号を形成
する第1のローパスフィルタ4と、第1のローパスフィ
ルタ4の出力を平滑化する第2のローパスフィルタ7
と、第2の位相差検出信号を平滑化する第3のローパス
フィルタ5であって、第1のローパスフィルタ4と同一
のフィルタ特性を有するものと、第1及び第3のローパ
スフィルタ4,5の各出力の加算平均を求める平均回路
6と、第2のローパスフィルタ7の出力と平均回路6の
出力とを比較し、その差をゼロとするような方向の前記
移相制御信号を形成する増幅回路8とを備える。
り解決される。即ち、本発明(2)のクォドラチャ復調
回路は、入力のFM変調波信号を移相する移相回路2で
あって、移相制御信号により移相量を可変なものと、入
力のFM変調波信号と移相回路2の出力とを比較し、両
信号間の位相差が90°又はその奇数倍の時に所定レベ
ルを基準として正負対称となるような互いに逆特性の第
1及び第2の位相差検出信号を形成する位相比較回路3
と、第1の位相差検出信号を平滑化して復調信号を形成
する第1のローパスフィルタ4と、第1のローパスフィ
ルタ4の出力を平滑化する第2のローパスフィルタ7
と、第2の位相差検出信号を平滑化する第3のローパス
フィルタ5であって、第1のローパスフィルタ4と同一
のフィルタ特性を有するものと、第1及び第3のローパ
スフィルタ4,5の各出力の加算平均を求める平均回路
6と、第2のローパスフィルタ7の出力と平均回路6の
出力とを比較し、その差をゼロとするような方向の前記
移相制御信号を形成する増幅回路8とを備える。
【0011】
【作用】図1の(A)の本発明(1)のクォドラチャ復
調回路において、移相回路2は入力のFM変調波信号を
移相すると共に、その移相量は移相制御信号により可変
となっている。位相比較回路3は入力のFM変調波信号
と移相回路2の出力とを比較し、両信号間の位相差が9
0°又はその奇数倍の時に所定レベルを基準として正負
対称となるような位相差検出信号を形成する。そして、
第1のローパスフィルタ4は位相比較回路3の出力を平
滑化してFM変調信号の復調信号を形成する。
調回路において、移相回路2は入力のFM変調波信号を
移相すると共に、その移相量は移相制御信号により可変
となっている。位相比較回路3は入力のFM変調波信号
と移相回路2の出力とを比較し、両信号間の位相差が9
0°又はその奇数倍の時に所定レベルを基準として正負
対称となるような位相差検出信号を形成する。そして、
第1のローパスフィルタ4は位相比較回路3の出力を平
滑化してFM変調信号の復調信号を形成する。
【0012】一方、第2のローパスフィルタ7は、第1
のローパスフィルタ4よりも長い時定数を有しており、
これによって位相比較回路3又は第1のローパスフィル
タ4の出力を平滑化する。従って、第2のローパスフィ
ルタ7の出力には復調信号の所定区間における平均値が
得られる。ここで、入力のFM変調波の周波数fがその
中心周波数f0 を中心にして統計的に対称に変化すると
すると、その復調信号も所定レベルを中心にして統計的
に対称に変化する。従って、第2のローパスフィルタ7
の時定数を十分に長くしておけば、その出力の復調信号
の平均値は常に入力のFM変調波がf0 にある時の復調
レベル(所定レベル)と略等しい。
のローパスフィルタ4よりも長い時定数を有しており、
これによって位相比較回路3又は第1のローパスフィル
タ4の出力を平滑化する。従って、第2のローパスフィ
ルタ7の出力には復調信号の所定区間における平均値が
得られる。ここで、入力のFM変調波の周波数fがその
中心周波数f0 を中心にして統計的に対称に変化すると
すると、その復調信号も所定レベルを中心にして統計的
に対称に変化する。従って、第2のローパスフィルタ7
の時定数を十分に長くしておけば、その出力の復調信号
の平均値は常に入力のFM変調波がf0 にある時の復調
レベル(所定レベル)と略等しい。
【0013】そこで、この場合は入力のFM変調波がf
0 の時の復調レベルと等しくなるような所定値Refを予
め設定しておき、増幅回路8は第2のローパスフィルタ
7の出力と所定値Refとを比較することにより、その差
をゼロとするような方向の前記移相制御信号を形成す
る。従って、本発明(1)によれば、入力のFM変調波
のf0 と移相回路2の同調周波数との間にずれが無い
時、即ち、入力のFM変調波がf0 である時の移相回路
2の移相量φが90°又はその奇数倍である時は、第2
のローパスフィルタ7の出力は所定値Refと略一致し、
従って増幅回路8の移相制御信号は0(所定値)であ
る。
0 の時の復調レベルと等しくなるような所定値Refを予
め設定しておき、増幅回路8は第2のローパスフィルタ
7の出力と所定値Refとを比較することにより、その差
をゼロとするような方向の前記移相制御信号を形成す
る。従って、本発明(1)によれば、入力のFM変調波
のf0 と移相回路2の同調周波数との間にずれが無い
時、即ち、入力のFM変調波がf0 である時の移相回路
2の移相量φが90°又はその奇数倍である時は、第2
のローパスフィルタ7の出力は所定値Refと略一致し、
従って増幅回路8の移相制御信号は0(所定値)であ
る。
【0014】しかし、入力のFM変調波がf0 である時
の移相回路2の移相量が90°又はその奇数倍よりずれ
ると、これに応じて第2のローパスフィルタ7の出力は
所定値Refから外れる。その結果、増幅回路8はその差
をゼロとするような方向の移相制御信号を形成し、これ
により移相回路2の移相量は、入力のFM変調波がf 0
である時の移相量が90°又はその奇数倍となるように
変化する。かくして、本発明(1)によれば常に最適で
安定な復調特性が得られる。
の移相回路2の移相量が90°又はその奇数倍よりずれ
ると、これに応じて第2のローパスフィルタ7の出力は
所定値Refから外れる。その結果、増幅回路8はその差
をゼロとするような方向の移相制御信号を形成し、これ
により移相回路2の移相量は、入力のFM変調波がf 0
である時の移相量が90°又はその奇数倍となるように
変化する。かくして、本発明(1)によれば常に最適で
安定な復調特性が得られる。
【0015】図1の(B)の本発明(2)のクォドラチ
ャ復調回路において、移相回路2は入力のFM変調波信
号を移相すると共に、その移相量は移相制御信号により
可変となっている。位相比較回路3は入力のFM変調波
信号と移相回路2の出力とを比較し、両信号間の位相差
が90°又はその奇数倍の時に所定レベルを基準として
正負対称となるような互いに逆特性の第1及び第2の位
相差検出信号を形成する。そして、第1のローパスフィ
ルタ4は第1の位相差検出信号を平滑化してFM変調信
号の復調信号を形成する。また第1のローパスフィルタ
4と同一のフィルタ特性を有する第3のローパスフィル
タ5は第2の位相差検出信号を平滑化する。そして、平
均回路6は第1及び第3のローパスフィルタ4,5の各
出力の加算平均を求める。
ャ復調回路において、移相回路2は入力のFM変調波信
号を移相すると共に、その移相量は移相制御信号により
可変となっている。位相比較回路3は入力のFM変調波
信号と移相回路2の出力とを比較し、両信号間の位相差
が90°又はその奇数倍の時に所定レベルを基準として
正負対称となるような互いに逆特性の第1及び第2の位
相差検出信号を形成する。そして、第1のローパスフィ
ルタ4は第1の位相差検出信号を平滑化してFM変調信
号の復調信号を形成する。また第1のローパスフィルタ
4と同一のフィルタ特性を有する第3のローパスフィル
タ5は第2の位相差検出信号を平滑化する。そして、平
均回路6は第1及び第3のローパスフィルタ4,5の各
出力の加算平均を求める。
【0016】今、入力のFM変調波がf0 で、その時の
移相回路2の移相量が90°又はその奇数倍であれば、
位相比較回路3は所定レベルを基準として正負対称とな
るような互いに逆特性の第1及び第2の位相差検出信号
を形成する。この場合は、第1及び第3のローパスフィ
ルタ4,5の各出力x,yは互いに等しく、平均回路6
の出力zはz=(x+y)/2=x(所定値Refに相
当)である。
移相回路2の移相量が90°又はその奇数倍であれば、
位相比較回路3は所定レベルを基準として正負対称とな
るような互いに逆特性の第1及び第2の位相差検出信号
を形成する。この場合は、第1及び第3のローパスフィ
ルタ4,5の各出力x,yは互いに等しく、平均回路6
の出力zはz=(x+y)/2=x(所定値Refに相
当)である。
【0017】また入力のFM変調波がf0 で、その時の
移相回路2の移相量が90°又はその奇数倍よりずれる
と、この場合の第1及び第3のローパスフィルタ4,5
の各出力x,yは互いに等しくなく、所定値x=Refを
中心にしてx+Δx,y−Δy又はx−Δx,y+Δy
(但し、y=x、Δy=Δx)だけ変移する。しかし、
平均回路6の出力zはz=(x+Δx+y−Δy)/2
又は(x−Δx+y+Δy)/2であり、いずれの場合
もz=xとなり所定値Refに等しい。即ち、平均回路6
は移相回路2の移相量のずれの有無に係わらず復調特性
の基準となるような基準レベルRefを常に自ら生成し、
保持している。
移相回路2の移相量が90°又はその奇数倍よりずれる
と、この場合の第1及び第3のローパスフィルタ4,5
の各出力x,yは互いに等しくなく、所定値x=Refを
中心にしてx+Δx,y−Δy又はx−Δx,y+Δy
(但し、y=x、Δy=Δx)だけ変移する。しかし、
平均回路6の出力zはz=(x+Δx+y−Δy)/2
又は(x−Δx+y+Δy)/2であり、いずれの場合
もz=xとなり所定値Refに等しい。即ち、平均回路6
は移相回路2の移相量のずれの有無に係わらず復調特性
の基準となるような基準レベルRefを常に自ら生成し、
保持している。
【0018】一方、第2のローパスフィルタ7は第1の
ローパスフィルタ4の出力を平滑化する。従って、第2
のローパスフィルタ7の出力には復調信号の所定区間に
おける平均値が得られる。そして、増幅回路8は第2の
ローパスフィルタ7の出力と平均回路6の出力とを比較
し、その差をゼロとするような方向の前記移相制御信号
を形成する。
ローパスフィルタ4の出力を平滑化する。従って、第2
のローパスフィルタ7の出力には復調信号の所定区間に
おける平均値が得られる。そして、増幅回路8は第2の
ローパスフィルタ7の出力と平均回路6の出力とを比較
し、その差をゼロとするような方向の前記移相制御信号
を形成する。
【0019】従って、本発明(2)によれば、入力のF
M変調波がf0 である時の移相回路2の移相量φが90
°又はその奇数倍である時は、第2のローパスフィルタ
7の出力は平均回路6の出力と一致し、従って増幅回路
8の移相制御信号は0(所定値)である。しかし、入力
のFM変調波がf0 である時の移相回路2の移相量が9
0°又はその奇数倍よりずれると、これに応じて第2の
ローパスフィルタ7の出力は平均回路6の出力から外れ
る。その結果、増幅回路8はその差をゼロとするような
方向の移相制御信号を形成し、これにより移相回路2の
移相量は、入力のFM変調波がf0 である時の移相量が
90°又はその奇数倍となるように変化する。
M変調波がf0 である時の移相回路2の移相量φが90
°又はその奇数倍である時は、第2のローパスフィルタ
7の出力は平均回路6の出力と一致し、従って増幅回路
8の移相制御信号は0(所定値)である。しかし、入力
のFM変調波がf0 である時の移相回路2の移相量が9
0°又はその奇数倍よりずれると、これに応じて第2の
ローパスフィルタ7の出力は平均回路6の出力から外れ
る。その結果、増幅回路8はその差をゼロとするような
方向の移相制御信号を形成し、これにより移相回路2の
移相量は、入力のFM変調波がf0 である時の移相量が
90°又はその奇数倍となるように変化する。
【0020】かくして、本発明(2)によれば常に最適
で安定な復調特性が得られる。しかも、基準レベルRef
を外部から設定する必要は無く、このような復調回路を
構成すれば、基準レベルRefは平均回路6の出力として
自動的に定まる。そして、これに応じて移相回路2は入
力のFM変調波がf0 である時にその移相量が90°又
はその奇数倍となるように自動的に調整される。
で安定な復調特性が得られる。しかも、基準レベルRef
を外部から設定する必要は無く、このような復調回路を
構成すれば、基準レベルRefは平均回路6の出力として
自動的に定まる。そして、これに応じて移相回路2は入
力のFM変調波がf0 である時にその移相量が90°又
はその奇数倍となるように自動的に調整される。
【0021】また好ましくは、移相回路2は移相制御信
号により容量を可変な可変容量素子を備える。
号により容量を可変な可変容量素子を備える。
【0022】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図2は実施例のクォド
ラチャ復調回路を示す図で、図において、1はリミッタ
アンプ(LA)、2はLCによる移相回路、VCは可変
容量ダイオード(VC:バリキャップ)、3は差動電流
出力型の乗算回路(位相比較回路)、Aは平衡出力回
路、4,5は共にFM変調信号の帯域を通過させる同一
フィルタ特性のローパスフィルタ(LPF)、6は平均
回路、7はフィルタ4,5より時定数の長いローパスフ
ィルタ(LPF)、8は増幅回路である。
を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図2は実施例のクォド
ラチャ復調回路を示す図で、図において、1はリミッタ
アンプ(LA)、2はLCによる移相回路、VCは可変
容量ダイオード(VC:バリキャップ)、3は差動電流
出力型の乗算回路(位相比較回路)、Aは平衡出力回
路、4,5は共にFM変調信号の帯域を通過させる同一
フィルタ特性のローパスフィルタ(LPF)、6は平均
回路、7はフィルタ4,5より時定数の長いローパスフ
ィルタ(LPF)、8は増幅回路である。
【0023】移相回路2の移相量は基本的には入力のF
M変調波信号が所定の中心周波数の時にその出力信号と
の位相差がπ/2となるように調整(同調)されてい
る。乗算回路3は入力のFM変調波信号と移相回路2の
出力とを乗算し、両信号間の位相差が90°の時に所定
レベルを基準として正負対称となるような互いに逆特性
の位相差検出信号を形成する。これを、以下に具体的に
説明する。
M変調波信号が所定の中心周波数の時にその出力信号と
の位相差がπ/2となるように調整(同調)されてい
る。乗算回路3は入力のFM変調波信号と移相回路2の
出力とを乗算し、両信号間の位相差が90°の時に所定
レベルを基準として正負対称となるような互いに逆特性
の位相差検出信号を形成する。これを、以下に具体的に
説明する。
【0024】入力のFM変調波信号のレベルに応じてト
ランジスタQ5 ,Q6 の何れか一方がONし、他方がO
FFする。トランジスタQ6 がONの時は、更に移相回
路2の出力に従ってトランジスタQ4 に電流I2 が流
れ、かつトランジスタQ3 に電流I1 が流れる。トラン
ジスタQ3 の電流I1 はカレントミラー回路を構成する
トランジスタQ8 に同一の電流I1 を流し、該電流I1
はトランジスタQ11に同一の電流I1 を流す。
ランジスタQ5 ,Q6 の何れか一方がONし、他方がO
FFする。トランジスタQ6 がONの時は、更に移相回
路2の出力に従ってトランジスタQ4 に電流I2 が流
れ、かつトランジスタQ3 に電流I1 が流れる。トラン
ジスタQ3 の電流I1 はカレントミラー回路を構成する
トランジスタQ8 に同一の電流I1 を流し、該電流I1
はトランジスタQ11に同一の電流I1 を流す。
【0025】一方、トランジスタQ4 の電流I2 は同じ
くカレントミラー回路を構成するトランジスタQ9 に同
一の電流I2 を流し、該電流I2 はノードaに流れ込
む。更に、該ノードaには定電流源の定電流I9Cより分
流した電流I3 が流入しており、従ってトランジスタQ
12に流れる電流は(I2 +I3 )と表せる。但し、トラ
ンジスタQ11,Q12はカレントミラー回路を構成してい
るので、I1 =(I2 +I3 )の関係がある。従って、
ローパスフィルタ4に流入する電流I5 はI5 =I9C−
I3 =I9C−(I1 −I2 )=I9C+(I2 −I1 )で
ある。即ち、この電流I5 はバイアス電流I9Cと移相回
路2の出力に応じた差動出力の項(I2 −I1 )との和
になっている。
くカレントミラー回路を構成するトランジスタQ9 に同
一の電流I2 を流し、該電流I2 はノードaに流れ込
む。更に、該ノードaには定電流源の定電流I9Cより分
流した電流I3 が流入しており、従ってトランジスタQ
12に流れる電流は(I2 +I3 )と表せる。但し、トラ
ンジスタQ11,Q12はカレントミラー回路を構成してい
るので、I1 =(I2 +I3 )の関係がある。従って、
ローパスフィルタ4に流入する電流I5 はI5 =I9C−
I3 =I9C−(I1 −I2 )=I9C+(I2 −I1 )で
ある。即ち、この電流I5 はバイアス電流I9Cと移相回
路2の出力に応じた差動出力の項(I2 −I1 )との和
になっている。
【0026】一方、トランジスタQ4 の電流I2 はカレ
ントミラー回路を構成するトランジスタQ15に同一の電
流I2 を流し、該電流I2 はトランジスタQ16に同一の
電流I2 を流す。またトランジスタQ3 の電流I1 は同
じくカレントミラー回路を構成するトランジスタQ14に
同一の電流I1 を流し、該電流I1 はノードbに流れ込
む。更に、該ノードbには定電流源の定電流I7Cより分
流した電流I6 が流入しており、従ってトランジスタQ
17に流れる電流は(I1 +I6 )と表せる。但し、トラ
ンジスタQ16,Q17はカレントミラー回路を構成してい
るので、I2 =(I1 +I6 )の関係がある。従って、
ローパスフィルタ5に入力する電流I8はI8 =I7C−
I6 =I7C−(I2 −I1 )=I7C+(I1 −I2 )で
ある。即ち、この電流I8 はバイアス電流I7Cと移相回
路2の出力に応じた差動出力の逆数の項(I1 −I2 )
との和になっている。
ントミラー回路を構成するトランジスタQ15に同一の電
流I2 を流し、該電流I2 はトランジスタQ16に同一の
電流I2 を流す。またトランジスタQ3 の電流I1 は同
じくカレントミラー回路を構成するトランジスタQ14に
同一の電流I1 を流し、該電流I1 はノードbに流れ込
む。更に、該ノードbには定電流源の定電流I7Cより分
流した電流I6 が流入しており、従ってトランジスタQ
17に流れる電流は(I1 +I6 )と表せる。但し、トラ
ンジスタQ16,Q17はカレントミラー回路を構成してい
るので、I2 =(I1 +I6 )の関係がある。従って、
ローパスフィルタ5に入力する電流I8はI8 =I7C−
I6 =I7C−(I2 −I1 )=I7C+(I1 −I2 )で
ある。即ち、この電流I8 はバイアス電流I7Cと移相回
路2の出力に応じた差動出力の逆数の項(I1 −I2 )
との和になっている。
【0027】そこで、バイアス電流I9C=I7Cとする
と、ローパスフィルタ4にはI5 =I 9C+(I2 −
I1 )の電流が流れ、かつローパスフィルタ5にはI8
=I9C+(I1 −I2 )=I9C−(I2 −I1 )の電流
が流れる。かくして、トランジスタQ6 がONの時に
は、ローパスフィルタ4,5には同一の直流バイアス電
流I9Cを中心にして移相回路2の出力に比例した互いに
逆特性(I2 −I1 ),−(I2 −I1 )の成分を有す
る位相差検出信号電流I5 ,I8 が同位相で流れる。
と、ローパスフィルタ4にはI5 =I 9C+(I2 −
I1 )の電流が流れ、かつローパスフィルタ5にはI8
=I9C+(I1 −I2 )=I9C−(I2 −I1 )の電流
が流れる。かくして、トランジスタQ6 がONの時に
は、ローパスフィルタ4,5には同一の直流バイアス電
流I9Cを中心にして移相回路2の出力に比例した互いに
逆特性(I2 −I1 ),−(I2 −I1 )の成分を有す
る位相差検出信号電流I5 ,I8 が同位相で流れる。
【0028】一方、トランジスタQ5 がONの時は上記
の逆であり、ローパスフィルタ4にはI5 =I9C−(I
2 −I1 )の電流が流れ、かつローパスフィルタ5には
I8=I9C+(I2 −I1 )の電流が流れる。即ち、ト
ランジスタQ5 がONの時には、LPF4,5には同一
の直流バイアス電流I9Cを中心にして移相回路2の出力
に比例した互いに逆特性−(I2 −I1 ),(I2 −I
1 )の成分を有する位相差検出信号電流I5 ,I8 が同
位相で流れる。
の逆であり、ローパスフィルタ4にはI5 =I9C−(I
2 −I1 )の電流が流れ、かつローパスフィルタ5には
I8=I9C+(I2 −I1 )の電流が流れる。即ち、ト
ランジスタQ5 がONの時には、LPF4,5には同一
の直流バイアス電流I9Cを中心にして移相回路2の出力
に比例した互いに逆特性−(I2 −I1 ),(I2 −I
1 )の成分を有する位相差検出信号電流I5 ,I8 が同
位相で流れる。
【0029】更に、一例のローパスフィルタ4はエミッ
タフォロワ型の2次のローパスフィルタより成ってお
り、そのカットオフ周波数fC はfC =1/{2π√
(C5 C 6 R3 R4 )}、QはQ=√(C5 /C6 )・
√(R3 R4 )/(R3 +R4 )で与えられることが知
られている。そこで、所要のFM変調信号(即ち、復調
信号)成分のみを通過させるようにローパスフィルタ4
のカットオフ周波数fC 及びQを選択する。ローパスフ
ィルタ5のフィルタ特性もローパスフィルタ4と同一に
選ぶ。
タフォロワ型の2次のローパスフィルタより成ってお
り、そのカットオフ周波数fC はfC =1/{2π√
(C5 C 6 R3 R4 )}、QはQ=√(C5 /C6 )・
√(R3 R4 )/(R3 +R4 )で与えられることが知
られている。そこで、所要のFM変調信号(即ち、復調
信号)成分のみを通過させるようにローパスフィルタ4
のカットオフ周波数fC 及びQを選択する。ローパスフ
ィルタ5のフィルタ特性もローパスフィルタ4と同一に
選ぶ。
【0030】平均回路6は不図示のオペアンプを用いた
加算平均回路により構成されており、ローパスフィルタ
4,5の各出力の加算平均を求める。平均回路6はロー
パスフィルタ4,5を介して乗算回路3と直流的に結合
しているので、平均回路6の出力はこの復調回路の復調
特性の基準レベルRefを常に正確に表す。またローパス
フィルタ4,5の各出力は同相かつ逆特性であるので、
平均回路6の出力が変動することは無い。また平均回路
6の出力は周囲温度等の変化に対しても安定である。
加算平均回路により構成されており、ローパスフィルタ
4,5の各出力の加算平均を求める。平均回路6はロー
パスフィルタ4,5を介して乗算回路3と直流的に結合
しているので、平均回路6の出力はこの復調回路の復調
特性の基準レベルRefを常に正確に表す。またローパス
フィルタ4,5の各出力は同相かつ逆特性であるので、
平均回路6の出力が変動することは無い。また平均回路
6の出力は周囲温度等の変化に対しても安定である。
【0031】一方、ローパスフィルタ7は、直流からF
M変調周波数帯域より低い周波数においては通過特性、
かつそれより高い周波数では十分な減衰特性をもってお
り、ローパスフィルタ4の復調出力を平滑化して、平均
復調電圧を出力する。そして、増幅回路8はローパスフ
ィルタ7の出力と平均回路6の出力とを比較し、その差
をゼロとするような方向の移相制御信号を形成する。
M変調周波数帯域より低い周波数においては通過特性、
かつそれより高い周波数では十分な減衰特性をもってお
り、ローパスフィルタ4の復調出力を平滑化して、平均
復調電圧を出力する。そして、増幅回路8はローパスフ
ィルタ7の出力と平均回路6の出力とを比較し、その差
をゼロとするような方向の移相制御信号を形成する。
【0032】例えば、この移相制御信号はバリキャップ
VCのアノード側に接続され、バリキャップVCのカソ
ード側はプラスのバイアス電圧VB に保たれている。従
って、移相制御信号の変化により、バリキャップVCの
容量が変化し、移相回路2の移相量が調整される。図3
は実施例の復調回路の動作を説明する図である。
VCのアノード側に接続され、バリキャップVCのカソ
ード側はプラスのバイアス電圧VB に保たれている。従
って、移相制御信号の変化により、バリキャップVCの
容量が変化し、移相回路2の移相量が調整される。図3
は実施例の復調回路の動作を説明する図である。
【0033】図3の(A)は実施例の復調回路の復調特
性(入力周波数F対復調電圧V)を示しており、FM変
調波の中心周波数f0 と移相回路2の同調周波数とが一
致している場合(即ち、f0 の時φ=π/2の場合)の
復調特性A及びその逆特性A´を示している。特性A,
A´は入力のFM変調波がf0 の所で傾き(感度)が最
大、かつ直線性が最良となっており、この点における復
調電圧Vは所定レベルRefである。入力のFM変調波f
がf0 を中心にして変化すると、ローパスフィルタ4,
5の出力vは所定レベルRefを中心にして互いに逆極性
で変化し、この時の復調レベル及び復調歪率は共に最適
の状態にある。また、この状態ではローパスフィルタ7
の出力eと平均回路6の出力Refとは一致しており、従
って増幅回路8の移相制御信号は0(所定値)である。
性(入力周波数F対復調電圧V)を示しており、FM変
調波の中心周波数f0 と移相回路2の同調周波数とが一
致している場合(即ち、f0 の時φ=π/2の場合)の
復調特性A及びその逆特性A´を示している。特性A,
A´は入力のFM変調波がf0 の所で傾き(感度)が最
大、かつ直線性が最良となっており、この点における復
調電圧Vは所定レベルRefである。入力のFM変調波f
がf0 を中心にして変化すると、ローパスフィルタ4,
5の出力vは所定レベルRefを中心にして互いに逆極性
で変化し、この時の復調レベル及び復調歪率は共に最適
の状態にある。また、この状態ではローパスフィルタ7
の出力eと平均回路6の出力Refとは一致しており、従
って増幅回路8の移相制御信号は0(所定値)である。
【0034】しかし、周囲温度等の変動により移相回路
2の同調周波数とFM変調波の中心周波数f0 とがずれ
る場合がある。実際上はf0 がずれる場合も、同調周波
数がずれる場合もある。図3の(B)は同調周波数がf
0 よりも低い方にずれた場合の復調特性B,B´を示し
ており、図3の(C)は同調周波数がf0 よりも高い方
にずれた場合の復調特性C,C´を示している。いずれ
の場合もFM変調波がf0 の時にφ=π/2の関係とは
ならず、その結果復調レベルが上/下にずれる。これに
応じて、ローパスフィルタ7の出力eも上/下にずれ
る。一方、平均回路6の出力Refは一定に保たれる。そ
こで、増幅回路8はその差をゼロとするような方向の移
相制御信号を形成し、これにより移相回路2の移相量
は、入力のFM変調波がf0 である時の移相量が90°
となるように変化する。
2の同調周波数とFM変調波の中心周波数f0 とがずれ
る場合がある。実際上はf0 がずれる場合も、同調周波
数がずれる場合もある。図3の(B)は同調周波数がf
0 よりも低い方にずれた場合の復調特性B,B´を示し
ており、図3の(C)は同調周波数がf0 よりも高い方
にずれた場合の復調特性C,C´を示している。いずれ
の場合もFM変調波がf0 の時にφ=π/2の関係とは
ならず、その結果復調レベルが上/下にずれる。これに
応じて、ローパスフィルタ7の出力eも上/下にずれ
る。一方、平均回路6の出力Refは一定に保たれる。そ
こで、増幅回路8はその差をゼロとするような方向の移
相制御信号を形成し、これにより移相回路2の移相量
は、入力のFM変調波がf0 である時の移相量が90°
となるように変化する。
【0035】例えば図3の(B)の場合では、e>Ref
の関係となり、これにより増幅回路8の出力電圧は低く
なる。従って、バリキャップVCの負バイアスは強くな
り、容量成分が減り、移相回路2の同調周波数は高くな
るように動作する。また図3の(C)の場合では、e<
Refの関係となり、これにより増幅回路8の出力電圧は
高くなる。従って、バリキャップVCの負バイアスは弱
くなり、容量成分が増し、移相回路2の同調周波数は低
くなるように動作する。こうして、入力のFM変調波が
f0 の時に常にφ=π/2の関係となるように、移相回
路2の移相量が自動的に調整される。
の関係となり、これにより増幅回路8の出力電圧は低く
なる。従って、バリキャップVCの負バイアスは強くな
り、容量成分が減り、移相回路2の同調周波数は高くな
るように動作する。また図3の(C)の場合では、e<
Refの関係となり、これにより増幅回路8の出力電圧は
高くなる。従って、バリキャップVCの負バイアスは弱
くなり、容量成分が増し、移相回路2の同調周波数は低
くなるように動作する。こうして、入力のFM変調波が
f0 の時に常にφ=π/2の関係となるように、移相回
路2の移相量が自動的に調整される。
【0036】なお、上記のように高い制御精度を要求さ
れない場合もある。この場合は、図2の平均回路6及び
ローパスフィルタ5に係る部分を省略して、代わりに増
幅回路8の入力端子に予め設定した固定の電圧レベルR
efを接続しても良い。こうすれば、復調回路の全体が簡
略化され、かつ移相回路2の移相量は自動的に所望値に
調整される。またこの場合のローパスフィルタ7は乗算
回路3の出力を直接に平滑化するものでも良い。
れない場合もある。この場合は、図2の平均回路6及び
ローパスフィルタ5に係る部分を省略して、代わりに増
幅回路8の入力端子に予め設定した固定の電圧レベルR
efを接続しても良い。こうすれば、復調回路の全体が簡
略化され、かつ移相回路2の移相量は自動的に所望値に
調整される。またこの場合のローパスフィルタ7は乗算
回路3の出力を直接に平滑化するものでも良い。
【0037】また、上記実施例ではLCによる移相回路
2の場合を述べたがこれに限らない。移相回路2は受動
素子より成る2次以上のローパスフィルタ又はハイパス
フィルタ、或いは能動素子を含む2次以上のアクティブ
ローパスフィルタ又はアクティブハイパスフィルタであ
っても良い。また、上記実施例では入力のFM変調波が
f0 の時の移相回路2の移相量が90°の場合を述べた
がこれに限らない。位相比較回路3は移相回路2の移相
量が90°の奇数倍であっても、動作可能である。一
方、この場合の移相回路2の周波数変化に対する移相量
の変化は一層急峻(高感度)にできる。
2の場合を述べたがこれに限らない。移相回路2は受動
素子より成る2次以上のローパスフィルタ又はハイパス
フィルタ、或いは能動素子を含む2次以上のアクティブ
ローパスフィルタ又はアクティブハイパスフィルタであ
っても良い。また、上記実施例では入力のFM変調波が
f0 の時の移相回路2の移相量が90°の場合を述べた
がこれに限らない。位相比較回路3は移相回路2の移相
量が90°の奇数倍であっても、動作可能である。一
方、この場合の移相回路2の周波数変化に対する移相量
の変化は一層急峻(高感度)にできる。
【0038】また、上記本発明に好適なる実施例を述べ
たが、本発明思想を逸脱しない範囲内で、構成及び組み
合わせの様々な変更が行えることは言うまでも無い。
たが、本発明思想を逸脱しない範囲内で、構成及び組み
合わせの様々な変更が行えることは言うまでも無い。
【0039】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、クォド
ラチャ復調回路における移相回路の無調整化が可能とな
る。しかも、常に最適で安定な復調特性が得られる。従
って、、クォドラチャ復調回路の生産性、信頼性、保守
性が格段に改善される。
ラチャ復調回路における移相回路の無調整化が可能とな
る。しかも、常に最適で安定な復調特性が得られる。従
って、、クォドラチャ復調回路の生産性、信頼性、保守
性が格段に改善される。
【図1】図1は本発明の原理的構成図である。
【図2】図2は実施例のクォドラチャ復調回路を示す図
である。
である。
【図3】図3は実施例の復調回路の動作を説明する図で
ある。
ある。
【図4】図4は従来のクォドラチャ復調回路を説明する
図である。
図である。
【図5】図5は従来技術の問題点を説明する図である。
1 リミッタアンプ 2 移相回路 3 位相比較回路 4 第1のローパスフィルタ 5 第3のローパスフィルタ 6 平均回路 7 第2のローパスフィルタ 8 増幅回路
Claims (3)
- 【請求項1】 入力のFM変調波信号を移相する移相回
路(2)であって、移相制御信号により移相量を可変な
ものと、 入力のFM変調波信号と移相回路(2)の出力とを比較
し、両信号間の位相差が90°又はその奇数倍の時に所
定レベルを基準として正負対称となるような位相差検出
信号を形成する位相比較回路(3)と、 位相比較回路(3)の出力を平滑化して復調信号を形成
する第1のローパスフィルタ(4)と、 位相比較回路(3)又は第1のローパスフィルタ(4)
の出力を平滑化する第2のローパスフィルタ(7)であ
って、第1のローパスフィルタ(4)よりも時定数が長
いものと、 第2のローパスフィルタ(7)の出力と所定値とを比較
し、その差をゼロとするような方向の前記移相制御信号
を形成する増幅回路(8)とを備えることを特徴とする
クォドラチャ復調回路。 - 【請求項2】 入力のFM変調波信号を移相する移相回
路(2)であって、移相制御信号により移相量を可変な
ものと、 入力のFM変調波信号と移相回路(2)の出力とを比較
し、両信号間の位相差が90°又はその奇数倍の時に所
定レベルを基準として正負対称となるような互いに逆特
性の第1及び第2の位相差検出信号を形成する位相比較
回路(3)と、 第1の位相差検出信号を平滑化して復調信号を形成する
第1のローパスフィルタ(4)と、 第1のローパスフィルタ(4)の出力を平滑化する第2
のローパスフィルタ(7)と、 第2の位相差検出信号を平滑化する第3のローパスフィ
ルタ(5)であって、第1のローパスフィルタ(4)と
同一のフィルタ特性を有するものと、 第1及び第3のローパスフィルタ(4,5)の各出力の
加算平均を求める平均回路(6)と、 第2のローパスフィルタ(7)の出力と平均回路(6)
の出力とを比較し、その差をゼロとするような方向の前
記移相制御信号を形成する増幅回路(8)とを備えるこ
とを特徴とするクォドラチャ復調回路。 - 【請求項3】 移相回路(2)は移相制御信号により容
量を可変な可変容量素子を備えることを特徴とする請求
項1又は2のクォドラチャ復調回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15224294A JPH0818345A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | クォドラチャ復調回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15224294A JPH0818345A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | クォドラチャ復調回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0818345A true JPH0818345A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15536201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15224294A Withdrawn JPH0818345A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | クォドラチャ復調回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0818345A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7258926B2 (en) | 2002-10-17 | 2007-08-21 | Juki Corporation | Solid lubricant and sliding members |
| US12257823B2 (en) | 2018-11-12 | 2025-03-25 | Leonhard Kurz Stiftung & Co. Kg | Method for producing a component |
-
1994
- 1994-07-04 JP JP15224294A patent/JPH0818345A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7258926B2 (en) | 2002-10-17 | 2007-08-21 | Juki Corporation | Solid lubricant and sliding members |
| US12257823B2 (en) | 2018-11-12 | 2025-03-25 | Leonhard Kurz Stiftung & Co. Kg | Method for producing a component |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010904 |