JPH0820730A - 発色性組成物 - Google Patents

発色性組成物

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Publication number
JPH0820730A
JPH0820730A JP6153226A JP15322694A JPH0820730A JP H0820730 A JPH0820730 A JP H0820730A JP 6153226 A JP6153226 A JP 6153226A JP 15322694 A JP15322694 A JP 15322694A JP H0820730 A JPH0820730 A JP H0820730A
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JP
Japan
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diiminoisoindoline
succinic acid
heat
ester salt
color
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Application number
JP6153226A
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English (en)
Inventor
Mansuke Matsumoto
万助 松本
Nobuaki Sasaki
宣明 佐々木
Bunji Sawano
文二 澤野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamamoto Chemicals Inc
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Yamamoto Chemicals Inc
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Yamamoto Chemicals Inc, Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Yamamoto Chemicals Inc
Priority to JP6153226A priority Critical patent/JPH0820730A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(1)で表されるカルボン酸塩と一般
式(2)で表されるサクシニルサクシネートとの組成比
が、1:0.1〜1:10のモル比である発色性組成物
および該組成物を支持体上に担持させた感熱記録材料。 【化1】 〔式中、R1 は炭素数1〜20のアルキル基、置換基を
有してもよいフェニル基、アラルキル基、アルケニル基
を示す。〕 【化2】 〔式中、R2 は炭素数1〜20のヒドロキシアルキル基
を示す。〕 【効果】 本発明により、発色感度に優れ、発色像堅牢
度に極めて優れる感熱記録材料を提供することができ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発色性組成物、及び該発
色性組成物を用いた、発色感度および発色像安定性に優
れる感熱記録材料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、急激にその使用量が増大した感熱
記録材料は、簡便な装置で容易に鮮明な発色像が得られ
るため、ファクシミリ用紙、ワープロ用紙、各種分析機
器のチャート紙、切符、定期券、プリペイドカード、タ
ッグ等として広く実用化されている。反面、これら感熱
記録材料の記録層には、発色剤としてフタリド系やフル
オラン系のロイコ色素が用いられており、該色素のフェ
ノール性顕色剤による発色像は堅牢度に問題があること
は周知の事実である。つまり、日光や蛍光灯の光、化粧
品に含まれているアルコール類、樹脂フィルムや消しゴ
ムに含まれている可塑剤等によって褪色するという欠点
を有している。
【0003】これらの欠点を克服するため、これまでい
ろいろ検討されてきている。フタロシアニン前駆体から
熱による反応でフタロシアニンを生成させる試みもその
一つで、例えば、特公昭58−8357号公報では、1
−アミノ−3−イミノイソインドレニンまたはその誘導
体と、有機酸金属塩または金属錯塩化合物を感熱層に用
いているが、低感度であり、環境に悪影響を及ぼす金属
化合物を使用していることも問題であった。
【0004】また、特公平4−16353号公報には、
1,3−ジイミノイソインドリン等のイミノ化合物を担
持させる化合物が開示されている。ジイミノイソインド
リン化合物だけを担持させた場合も低感度であった。
【0005】先頃、本発明者等が開示した特願平6−8
8426号公報には、1,3−ジイミノイソインドリン
類のカルボン酸塩を用いる感熱記録材料について記載し
たが、やはり発色感度が極めて優れているとは云いがた
く、市販のワープロ用あるいはファクシミリ用のサーマ
ルヘッドの熱量では発色濃度がいまだ充分ではないとい
う欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、わず
かな熱エネルギーで発色像を形成し、該発色像が高堅牢
度を示す発色性組成物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記した課
題を解決するために鋭意検討した結果、以下に記す発色
性組成物を用いることにより本発明を完成させるに到っ
た。
【0008】即ち、本発明は、一般式(1)
【0009】
【化3】 〔式中、R1 は炭素数1〜20のアルキル基、置換基を
有してもよいフェニル基、アラルキル基、アルケニル基
を示す。〕で表されるカルボン酸塩と一般式(2)
【0010】
【化4】 〔式中、R2 は炭素数1〜20のヒドロキシアルキル基
を示す。〕で表されるサクシニルサクシネートとの組成
比が、1:0.1〜1:10のモル比である発色性組成
物に関するものである。
【0011】本発明者等は、これまで既にその発色像が
安定であることを確認していたジイミノイソインドリン
誘導体のカルボン酸塩とα位に水素原子を有するカルボ
ニル化合物との熱発色反応についてさらに研究を進めた
結果、カルボン酸としては琥珀酸のモノエステルが、こ
の発色系の感度向上に効果があることを見い出し、ま
た、α位に水素原子を有するカルボニル化合物において
は、ビス(ヒドロキシアルキル)サクシニルサクシネー
トが感度向上に効果があることを見い出すに到った。
【0012】一般式(1)で表される化合物は、1,3
−ジイミノイソインドリンと琥珀酸モノエステルとを、
溶媒中あるいは無溶媒で混合、場合によっては加熱する
ことによって得られる。
【0013】琥珀酸モノエステルの市販品がない場合に
は、琥珀酸無水物とアルコール類とを混合・加熱するこ
とにより容易に合成できる。
【0014】本発明の一般式(1)で表されるカルボン
酸塩化合物の表記方法は、次の
【0015】
【化5】 あるいは
【0016】
【化6】 または
【0017】
【化7】 のように書き表すこともできるが、意味するところは同
じである。
【0018】一般式(1)で表されるカルボン酸塩の具
体例としては、1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀
酸モノメチルエステル塩、1,3−ジイミノイソインド
リン・琥珀酸モノエチルエステル塩、1,3−ジイミノ
イソインドリン・琥珀酸モノn−プロピルエステル塩、
1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸モノイソプロ
ピルエステル塩、1,3−ジイミノイソインドリン・琥
珀酸モノn−ブチルエステル塩、1,3−ジイミノイソ
インドリン・琥珀酸モノイソブチルエステル塩、1,3
−ジイミノイソインドリン・琥珀酸モノsec−ブチル
エステル塩、1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸
モノt−ブチルエステル塩、1,3−ジイミノイソイン
ドリン・琥珀酸モノn−アミルエステル塩、1,3−ジ
イミノイソインドリン・琥珀酸モノイソアミルエステル
塩、1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸モノse
c−アミルエステル塩、1,3−ジイミノイソインドリ
ン・琥珀酸モノt−アミルエステル塩、1,3−ジイミ
ノイソインドリン・琥珀酸モノn−ヘキシルエステル
塩、1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸モノシク
ロヘキシルエステル塩、1,3−ジイミノイソインドリ
ン・琥珀酸モノ(4−メチルシクロヘキシル)エステル
塩、1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸モノ(4
−エチルシクロヘキシル)エステル塩、1,3−ジイミ
ノイソインドリン・琥珀酸モノn−ヘプチルエステル
塩、1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸モノn−
オクチルエステル塩、1,3−ジイミノイソインドリン
・琥珀酸モノt−オクチルエステル塩、1,3−ジイミ
ノイソインドリン・琥珀酸モノn−デシルエステル塩、
1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸モノn−ウン
デシルエステル塩、1,3−ジイミノイソインドリン・
琥珀酸モノn−ドデシルエステル塩、1,3−ジイミノ
イソインドリン・琥珀酸モノn−ヘキサデシルエステル
塩、1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸モノn−
ヘプタデシルエステル塩、1,3−ジイミノイソインド
リン・琥珀酸モノオレイルエステル塩、1,3−ジイミ
ノイソインドリン・琥珀酸モノステアリルエステル塩、
1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸モノフェニル
エステル塩、1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸
モノo−トルイルエステル塩、1,3−ジイミノイソイ
ンドリン・琥珀酸モノm−トルイルエステル塩、1,3
−ジイミノイソインドリン・琥珀酸モノp−トルイルエ
ステル塩、1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸モ
ノo−クロロフェニルエステル塩、1,3−ジイミノイ
ソインドリン・琥珀酸モノm−クロロフェニルエステル
塩、1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸モノp−
クロロフェニルエステル塩、1,3−ジイミノイソイン
ドリン・琥珀酸モノo−メトキシフェニルエステル塩、
1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸モノm−メト
キシフェニルエステル塩、1,3−ジイミノイソインド
リン・琥珀酸モノp−メトキシフェニルエステル塩、
1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸モノベンジル
エステル塩、1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸
モノフェネチルエステル塩、1,3−ジイミノイソイン
ドリン・琥珀酸モノ(3−フェニルプロピル)エステル
塩、が挙げられる。
【0019】一般式(2)で表される化合物は、琥珀酸
ジエチルエステルをナトリウムエチラートの存在下で脱
水縮合環化反応を行い、2,5−ジエトキシカルボニル
−1,4−シクロヘキサンジオンを得た後、これにジオ
ール類を作用させてエステル交換反応により得てもよい
し、琥珀酸ジヒドロキシアルキルエステルを対応するジ
オールのモノアルコラートの存在下、脱水縮合環化反応
により得ることもできる。
【0020】また、一般式(2)は、ケト−エノール平
衡のケト型で記載しているが、考えられるすべてのエノ
ール型を含むものである。
【0021】一般式(2)で表されるサクシニルサクシ
ネートの具体例としては、ビス(ヒドロキシメチル)サ
クシニルサクシネート、ビス(ヒドロキシエチル)サク
シニルサクシネート、ビス(ヒドロキシ−n−プロピ
ル)サクシニルサクシネート、ビス(ヒドロキシイソプ
ロピル)サクシニルサクシネート、ビス(ヒドロキシ−
n−ブチル)サクシニルサクシネート、ビス(ヒドロキ
シイソブチル)サクシニルサクシネート、ビス(ヒドロ
キシ−sec−ブチル)サクシニルサクシネート、ビス
(ヒドロキシ−t−ブチル)サクシニルサクシネート、
ビス(ヒドロキシ−n−アミル)サクシニルサクシネー
ト、ビス(ヒドロキシイソアミル)サクシニルサクシネ
ート、ビス(ヒドロキシ−t−アミル)サクシニルサク
シネート、ビス(ヒドロキシ−n−ヘキシル)サクシニ
ルサクシネート、ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシ
ル)サクシニルサクシネート、ビス[4−(ヒドロキシ
メチル)シクロヘキシルメチル]サクシニルサクシネー
ト、ビス(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピ
ル)サクシニルサクシネート、ビス(ヒドロキシ−n−
オクチル)サクシニルサクシネート、ビス(ヒドロキシ
−n−デシル)サクシニルサクシネート、ビス(ヒドロ
キシ−n−ドデシル)サクシニルサクシネート、ビス
(ヒドロキシ−n−ヘキサデシル)サクシニルサクシネ
ート、ビス(ヒドロキシステアリル)サクシニルサクシ
ネートが挙げられる。
【0022】本発明の発色性組成物は、通常固体の支持
体上に担持させ、熱エネルギーを与えることにより濃紺
〜黒色の発色体を形成することができる。
【0023】熱源としては、ファクシミリ等のプリンタ
ーに用いられているサーマルヘッドのように直接熱を伝
えるものであってもよいし、例えばレーザー光のように
熱エネルギーに変換されるものであってもよい。
【0024】以下に発色性組成物を感熱記録材料として
用いる場合を例にとり説明する。
【0025】感熱記録材料は、支持体上に熱により発色
状態を具現できる記録層を設けたものである。
【0026】支持体としては、紙、合成紙、合成樹脂フ
ィルム、ラミネート紙、不織布シート等が目的に応じて
用いられる。
【0027】記録層は、基本的には、本発明の発色性組
成物とバインダーより構成できる。発色性組成物はバイ
ンダー溶液中、アトライターあるいはサンドミルで分散
し感熱塗液を得るが、各成分ごとに分散した後、混合す
ることもできる。この場合、一般式(1)で表されるカ
ルボン酸塩と一般式(2)で表されるサクシニルサクシ
ネートは、それぞれ微粒子として分散状態にあってもよ
いし、完全に溶解してしまい溶液状態であってもよい。
得られた感熱塗液を支持体上に塗布・乾燥することによ
り記録層が形成できる。
【0028】本発明のカルボン酸塩とサクシニルサクシ
ネートとの組成比は、1:0.1〜1:10が好まし
く、1:0.4〜1:4がさらに好ましい。また、発色
性組成物とバインダーの重量は、1:1〜1:0.00
5が好ましく、1:0.5〜1:0.01がさらに好ま
しい。
【0029】尚、この記録層中には、目的に応じて融点
降下剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、有機及び無機顔料
等を添加することができる。
【0030】融点降下剤としては、パラフィンワック
ス、ポリエチレンワックス、高級脂肪酸及びそのエステ
ル類等のワックス、ステアリン酸アミドのような酸アミ
ド類、4,4’−ジメチルビフェニールのようなジフェ
ニル類、メチロールアミド類、1,3−ジニトロナフタ
リンのようなナフタリン類、尿素類、無水フタル酸のよ
うな酸類、アセトアニリド、ベンズアニリド、アルキル
カルボン酸アニリドのようなアニリド類、トリフェニル
類、フタロニトリル類、ビスレゾルシノールエチレンエ
ーテルのようなエーテル類、4−t−ブチルサリシレー
トのようなサリチル酸誘導体、エチル−2−シアノ−
3,3−ジフェニルアクリレート、ベンゾトリアゾール
類、フルオレン、ジメチルイソフタレート、ジフェニル
スルホン、マンデル酸、ベンゾイン、エチルアントラキ
ノン、クマロン化合物、N−エチルカルバゾールのよう
なカルバゾール類、スルホンアミド類、トリフェニルメ
タン類、ジベンゾチアジルジスルフィドのようなチアゾ
ール類、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルス
ルフェンアミドのようなスルフェンアミド類、テトラメ
チルチウラムジスルフィドのようなチウラム類、ジブチ
ルジチオカルバミン酸亜鉛のようなジチオ酸塩類、ジフ
ェニルグアニジンのようなグアニジン類、N,N−ジフ
ェニルチオ尿素のようなチオ尿素類、カルボン酸のフェ
ニルヒドラジド誘導体、p−ヒドロキシ安息香酸エステ
ル類、N,N−ジフェニルホルムアミドのようなアミド
類等が挙げられる。
【0031】紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾー
ル及びその誘導体、ベンゾイン及びその誘導体、2−ク
ロロアントラキノン、ベンゾールパーオキサイド、サリ
チル酸p−t−ブチルフェニルのようなサリチル酸エス
テル類、ジフェニルアクリル酸エチルのようなシアノア
クリレート類が挙げられる。
【0032】酸化防止剤としては、2,6−ジ−t−ブ
チル−4−メチルフェノール、ジ(3−t−ブチル−4
−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)チオエーテル、
1,1−ビス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−
ブチルフェニル)ブタンのようなヒンダードフェノール
類、セバシン酸ジ(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジン)のようなヒンダードアミン類が挙げられ
る。
【0033】顔料としては、タルク、クレー、シリカ、
焼成カオリン、酸化亜鉛、酸化ケイ素、酸化チタン、水
酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、尿素−ホルマリン樹脂が挙げられる。
【0034】バインダー溶液の分散媒としては、水と有
機溶媒(トルエン、メタノール、エタノール、イソプロ
ピルアルコール、n−ヘキサン、シクロヘキサン、n−
オクタノール、エチルシクロヘキサン、ジオキサン等)
が用いられる。
【0035】分散媒が水の時のバインダーとしては、ポ
リビニルアルコール樹脂、メチルセルロース樹脂、ヒド
ロキシエチルセルロース樹脂、カルボキシメチルセルロ
ース樹脂、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重
合体樹脂、ポリアクリル酸樹脂、ポリビニルピロリドン
樹脂、アクリルアマイド樹脂、ゼラチン、アラビアゴム
等が使用できる。
【0036】分散媒が有機溶媒の時のバインダーとして
は、アルキッド樹脂、塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂、
キシレン樹脂、フェノール樹脂、クマロン樹脂、ビニル
トルエン樹脂、テルペン樹脂、ビニルトルエン/ブタジ
エン共重合体樹脂、ビニルトルエン/アクリレート共重
合体樹脂、スチレン/アクリレート共重合体樹脂、ビニ
ル/イソブチルエーテル共重合体樹脂等が使用できる。
【0037】また、記録層の上に保護層、記録層の下に
下塗り層を設けることもできる。
【0038】保護層には、ウレタン系樹脂、ポリオレフ
ィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ビニル系樹脂、エポ
キシ系樹脂、アクリル系樹脂が使用できる。
【0039】下塗り層は、発色性を向上させるために断
熱性の微小中空粒子、焼成カオリン、有機顔料、熱膨張
性マイクロカプセル等を使用することができる。
【0040】以上、熱による発色体形成を利用する記録
方法について記述したが、他の記録方法、例えば磁気記
録、金属薄膜記録、白濁記録等と組み合わせて使用する
ことも可能である。
【0041】本発明の発色性組成物の用途としては、感
熱記録材料を上記に示したが、本発明の発色性組成物を
溶剤に溶解あるいは分散させ、インキあるいは塗料とし
ても用いることができる。発色性組成物が溶剤に溶解す
る場合には無色の、溶解しない場合には白色のインキあ
るいは塗料が得られる。こうした塗料は、加熱処理を済
ませたのか否かの判定に用いることができる。例えば、
食品類の缶詰・ビン詰等の生産やゴムの生産の際に、
缶、ビン、ゴムの一部に塗っておけば、未処理のものは
変化がなく、加熱処理したものは青色から黒色の濃色に
発色するので、一目瞭然に区別できる。
【0042】また、本発明の発色性組成物の堅牢性を活
用する用い方もできる。例えば、本発明の発色性組成物
に熱エネルギーを与えて、濃色で堅牢な発色体を得る。
この発色体を粉砕して有機顔料とする。この有機顔料を
用いてペイントを製造すると、強い近赤外吸収能を有す
る堅牢なペイントを得ることができる。
【0043】
【実施例】次に、実施例によって本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらにより何ら制限されるも
のではない。
【0044】実施例の前に、カルボン酸塩とサクシニル
サクシネートの合成例を示す。
【0045】(合成例1) 1,3−ジイミノイソイン
ドリン・琥珀酸モノエチルエステル塩の合成 琥珀酸モノエチルエステル11.68g(0.08モ
ル)を酢酸エチル200ml中に溶解し、撹拌下に1,
3−ジイミノイソインドリン11.60gを添加した。
10分間還流後、撹拌下に室温まで冷却し、生じた沈殿
を濾別した。乾燥後、22.12g(収率95%)の目
的物を微黄白色粉末として得た。融点は123〜126
℃であった。
【0046】(合成例2〜12) 1,3−ジイミノイ
ソインドリン・カルボン酸塩の合成 合成例1における琥珀酸モノエチルエステルの代わり
に、第1表に示した化合物を用い、合成例1と同様の操
作により、それぞれ対応するカルボン酸塩を得た。結果
を第1表にまとめて示す。
【0047】
【表1】
【0048】(合成例13) ビス(ヒドロキシエチ
ル)サクシニルサクシネートの合成 エチレングリコール62g(1モル)に60%水素化ナ
トリウム0.08g(2ミリモル)を加え、溶解させた
後、ジエチルサクシニルサクシネート12.8g(0.
05モル)を添加し、分離してきたエタノールを除去し
ながら145〜150℃で6時間撹拌した。反応混合物
を0.12%の希塩酸60ml中に排出し、生じた沈殿
を濾別した。乾燥後、9.22g(収率64%)の目的
物を白色粉末として得た。融点は、137〜139℃で
あった。
【0049】(合成例14〜24) ビス(ヒドロキシ
アルキル)サクシニルサクシネートの合成 合成例13におけるエチレングリコールの代わりに、第
2表に示したジオール類を用い、合成例13と同様の操
作によるエステル交換反応を行ってそれぞれ対応するサ
クシニルサクシネートを得た。結果を第2表にまとめて
示す。
【0050】
【表2】
【0051】(実施例1)1,3−ジイミノイソインド
リン・琥珀酸モノエチルエステル塩1部とビス(ヒドロ
キシエチル)サクシニルサクシネート1部とを5%ポリ
ビニルアルコール水溶液20部中に加え、サンドミルで
2時間磨砕して感熱塗液を作製した。この感熱塗液を上
質紙上にマイヤーバーNo.10を用いて、固形分塗布
量が6g/m2 となるように塗布・乾燥し、感熱記録材
料を得た。
【0052】(実施例2)実施例1において、1,3−
ジイミノイソインドリン・琥珀酸モノエチルエステル塩
の代わりに1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸モ
ノn−ブチルエステル塩を用い、ビス(2−ヒドロキシ
エチル)サクシニルサクシネートの代わりにビス(4−
ヒドロキシブチル)サクシニルサクシネートを用いた以
外は実施例1と同様の操作を行って感熱記録材料を得
た。
【0053】(実施例3)実施例1において、1,3−
ジイミノイソインドリン・琥珀酸モノエチルエステル塩
の代わりに1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸モ
ノイソプロピルエステル塩を用い、ビス(2−ヒドロキ
シエチル)サクシニルサクシネートの代わりにビス(6
−ヒドロキシヘキシル)サクシニルサクシネートを用い
た以外は実施例1と同様の操作を行って感熱記録材料を
得た。
【0054】(比較例1)実施例1において、1,3−
ジイミノイソインドリン・琥珀酸モノエチルエステル塩
の代わりに1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸安
息香酸塩を用い、ビス(2−ヒドロキシエチル)サクシ
ニルサクシネートの代わりにジn−オクチルサクシニル
サクシネートを用いた以外は実施例1と同様の操作を行
って感熱記録材料を得た。
【0055】(比較例2)実施例1において、1,3−
ジイミノイソインドリン・琥珀酸モノエチルエステル塩
の代わりに1,3−ジイミノイソインドリン・琥珀酸モ
ノステアリル塩を用い、ビス(2−ヒドロキシエチル)
サクシニルサクシネートの代わりにジエチルサクシニル
サクシネートを用いた以外は実施例1と同様の操作を行
って感熱記録材料を得た。
【0056】(評価)実施例1〜3および比較例1〜2
で得た感熱記録材料について、その発色感度、発色像堅
牢度を測定し、第3表に示した。
【0057】堅牢度は次式に示す残存率で評価した。 残存率(%)=(試験後の発色像濃度/試験前の発色像
濃度)×100 濃度は、マクベス濃度計(TR−254型)により測定
し、アンバーフィルターを用いた時のOD値を表す。発色感度 感熱記録材料が、OD値1.1〜1.2に発色した時の
熱アイロンの温度で表した。耐光性試験 発色像に、紫外線カーボンアーク(スガ試験機製)を2
4時間照射後の残存率で表した。耐湿熱性試験 発色像に、60℃、相対湿度90%で24時間保った後
の濃度を測定し、残存率を求めた。DOP安定性試験 発色像に、ジオクチルフタレートを含有したカプセル塗
工液を塗布した紙を重ね合わせ、加圧ロールを通過させ
た後、25℃で1週間保った後の濃度を測定し、残存率
を求めた。ハイラップ安定性試験 発色像にハイラップ(三井東圧化学製)を接触させ、1
00g/cm2 の荷重をかけて40℃で24時間保った
後の濃度を測定し、残存率を求めた。
【0058】
【表3】
【0059】
【発明の効果】第3表から明らかなように、本発明の発
色性組成物を用いた感熱記録材料は発色感度に優れ、し
かも発色像堅牢度に優れるため非常に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 9/02 C // C07C 69/40 9546−4H 69/757 C 9546−4H (72)発明者 澤野 文二 大阪府八尾市弓削町南一丁目43番地 山本 化成株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 は炭素数1〜20のアルキル基、置換基を
    有してもよいフェニル基、アラルキル基、アルケニル基
    を示す。〕で表されるカルボン酸塩と一般式(2) 【化2】 〔式中、R2 は炭素数1〜20のヒドロキシアルキル基
    を示す。〕で表されるサクシニルサクシネートとの組成
    比が、1:0.1〜1:10のモル比であることを特徴
    とする発色性組成物。
  2. 【請求項2】 支持体上に請求項1記載の発色性組成物
    を担持させたことを特徴とする感熱記録材料。
JP6153226A 1994-07-05 1994-07-05 発色性組成物 Pending JPH0820730A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002254825A (ja) * 2001-03-06 2002-09-11 Kyodo Printing Co Ltd 感熱記録材料および感熱記録媒体

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JP2002254825A (ja) * 2001-03-06 2002-09-11 Kyodo Printing Co Ltd 感熱記録材料および感熱記録媒体

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