JPH0839743A - 多層中空プラスチック製容器 - Google Patents
多層中空プラスチック製容器Info
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- JPH0839743A JPH0839743A JP8479495A JP8479495A JPH0839743A JP H0839743 A JPH0839743 A JP H0839743A JP 8479495 A JP8479495 A JP 8479495A JP 8479495 A JP8479495 A JP 8479495A JP H0839743 A JPH0839743 A JP H0839743A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】透明性および光沢性を損なうことなく耐衝撃性
に優れると共に成形時の加工性に優れた多層中空プラス
チック製容器を提供する。 【構成】ガスバリヤー性樹脂から成る芯材層とポリオレ
フィン系樹脂から成る層とを含む多層中空プラスチック
製容器において、少なくとも、最外層には、アイソタク
チックポリプロピレンと重量平均分子量/数平均分子量
で規定される分子量分布の比が2.5未満であるシンジ
オタクチックポリプロピレンとを含有し、両者の合計量
に対するアイソタクチックポリプロピレンの割合が5〜
30重量%である樹脂組成物を使用する。好ましい実施
態様に於いては、当該樹脂組成物100重量部当たり超
低密度ポリエチレンを5〜40重量部混合して使用す
る。
に優れると共に成形時の加工性に優れた多層中空プラス
チック製容器を提供する。 【構成】ガスバリヤー性樹脂から成る芯材層とポリオレ
フィン系樹脂から成る層とを含む多層中空プラスチック
製容器において、少なくとも、最外層には、アイソタク
チックポリプロピレンと重量平均分子量/数平均分子量
で規定される分子量分布の比が2.5未満であるシンジ
オタクチックポリプロピレンとを含有し、両者の合計量
に対するアイソタクチックポリプロピレンの割合が5〜
30重量%である樹脂組成物を使用する。好ましい実施
態様に於いては、当該樹脂組成物100重量部当たり超
低密度ポリエチレンを5〜40重量部混合して使用す
る。
Description
【0001】本発明は、多層中空プラスチック製容器に
関するものであり、透明性および光沢性を損なうことな
く耐衝撃性に優れると共に成形加工性に優れた多層中空
プラスチック製容器に関するものである。
関するものであり、透明性および光沢性を損なうことな
く耐衝撃性に優れると共に成形加工性に優れた多層中空
プラスチック製容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多層中空プラスチック製容器は、中空成
形により得られる。そして、芯材層としてエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体(以下、「EVOH」と略記す
る。)等のガスバリヤー性樹脂を使用し、内外層にオレ
フィン系樹脂を使用した多層中空プラスチック製容器は
公知である。
形により得られる。そして、芯材層としてエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体(以下、「EVOH」と略記す
る。)等のガスバリヤー性樹脂を使用し、内外層にオレ
フィン系樹脂を使用した多層中空プラスチック製容器は
公知である。
【0003】上記のオレフィン系樹脂としては、溶融パ
リソンのドローダウンやメルトフラクチャー(鮫肌表
面)を防止するため、メルトフローレート(MFR)が
2(g/10分)以下であり、Mw(重量平均分子量)
/Mn(数平均分子量)で規定される分子量分布の比
(多分散度)が2.5〜9.5の範囲にあるポリプロピ
レンランダムコポリマー等が知られている。
リソンのドローダウンやメルトフラクチャー(鮫肌表
面)を防止するため、メルトフローレート(MFR)が
2(g/10分)以下であり、Mw(重量平均分子量)
/Mn(数平均分子量)で規定される分子量分布の比
(多分散度)が2.5〜9.5の範囲にあるポリプロピ
レンランダムコポリマー等が知られている。
【0004】また、特開平2−215592号公報に
は、エチレン含有量が2〜8重量%、MFRが2.5
(g/10分)以上、Mw/Mnが3〜5であるエチレ
ン−プロピレンランダムコポリマーを最外層(表面層)
に使用した多層中空プラスチック製容器が提案されてい
る。
は、エチレン含有量が2〜8重量%、MFRが2.5
(g/10分)以上、Mw/Mnが3〜5であるエチレ
ン−プロピレンランダムコポリマーを最外層(表面層)
に使用した多層中空プラスチック製容器が提案されてい
る。
【0005】しかしながら、上記の様な多層中空プラス
チック製容器は、表面光沢に優れる特徴を有するが、耐
衝撃性が必ずしも十分ではない。多層中空プラスチック
製容器の耐衝撃性の改善のため、耐衝撃性の良好な直鎖
状のポリエチレン、例えば、超低密度ポリエチレン(V
LDPE)や直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)
をポリプロピレンランダムコポリマーにブレンドする方
法も提案されているが、斯かる方法では、透明性や表面
光沢を犠牲にしなければならない欠点がある。
チック製容器は、表面光沢に優れる特徴を有するが、耐
衝撃性が必ずしも十分ではない。多層中空プラスチック
製容器の耐衝撃性の改善のため、耐衝撃性の良好な直鎖
状のポリエチレン、例えば、超低密度ポリエチレン(V
LDPE)や直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)
をポリプロピレンランダムコポリマーにブレンドする方
法も提案されているが、斯かる方法では、透明性や表面
光沢を犠牲にしなければならない欠点がある。
【0006】本発明者等は、先に、透明性および光沢性
を損なうことなく耐衝撃性に優れた多層中空プラスチッ
ク製容器として、ガスバリヤー性樹脂から成る芯材層と
ポリオレフィン系樹脂から成る層とを含む多層中空プラ
スチック製容器において、少なくとも最外層には、Mw
(重量平均分子量)/Mn(数平均分子量)で規定され
る分子量分布の比(多分散度)が2.5未満であるポリ
オレフィン系樹脂を使用したことを特徴とする多層中空
プラスチック製容器を提案した(特開平6−16615
7号)。この多層中空プラスチック製容器において、多
分散度が2.5未満であるポリオレフィン系樹脂として
は、具体的には、メタロセン重合触媒を使用して得られ
たシンジオタクチックポリプロピレンが使用されてい
る。
を損なうことなく耐衝撃性に優れた多層中空プラスチッ
ク製容器として、ガスバリヤー性樹脂から成る芯材層と
ポリオレフィン系樹脂から成る層とを含む多層中空プラ
スチック製容器において、少なくとも最外層には、Mw
(重量平均分子量)/Mn(数平均分子量)で規定され
る分子量分布の比(多分散度)が2.5未満であるポリ
オレフィン系樹脂を使用したことを特徴とする多層中空
プラスチック製容器を提案した(特開平6−16615
7号)。この多層中空プラスチック製容器において、多
分散度が2.5未満であるポリオレフィン系樹脂として
は、具体的には、メタロセン重合触媒を使用して得られ
たシンジオタクチックポリプロピレンが使用されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本発明者等
のその後の検討結果、シンジオタクチックポリプロピレ
ンは、ドローダウンが大きく且つダイスエルが小さいた
め、成形加工性が十分ではないとの問題が見出された。
本発明は、斯かる実情に鑑みなされたものであり、その
目的は、透明性および光沢性を損なうことなく耐衝撃性
に優れると共に成形加工性に優れた多層中空プラスチッ
ク製容器を提供することにある。
のその後の検討結果、シンジオタクチックポリプロピレ
ンは、ドローダウンが大きく且つダイスエルが小さいた
め、成形加工性が十分ではないとの問題が見出された。
本発明は、斯かる実情に鑑みなされたものであり、その
目的は、透明性および光沢性を損なうことなく耐衝撃性
に優れると共に成形加工性に優れた多層中空プラスチッ
ク製容器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、ガスバリヤー性樹脂から成る芯材層とポリオレフィ
ン系樹脂から成る層とを含む多層中空プラスチック製容
器において、少なくとも、最外層には、アイソタクチッ
クポリプロピレンとMw(重量平均分子量)/Mn(数
平均分子量)で規定される分子量分布の比(多分散度)
が2.5未満であるシンジオタクチックポリプロピレン
とを含有し、両者の合計量に対するアイソタクチックポ
リプロピレンの割合が5〜30重量%である樹脂組成物
を使用したことを特徴とする多層中空プラスチック製容
器に存する。
は、ガスバリヤー性樹脂から成る芯材層とポリオレフィ
ン系樹脂から成る層とを含む多層中空プラスチック製容
器において、少なくとも、最外層には、アイソタクチッ
クポリプロピレンとMw(重量平均分子量)/Mn(数
平均分子量)で規定される分子量分布の比(多分散度)
が2.5未満であるシンジオタクチックポリプロピレン
とを含有し、両者の合計量に対するアイソタクチックポ
リプロピレンの割合が5〜30重量%である樹脂組成物
を使用したことを特徴とする多層中空プラスチック製容
器に存する。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
多層中空プラスチック製容器(以下、単に「容器」と略
記する。)においては、芯材層にガスバリヤー性樹脂を
使用する。ガスバリヤー性樹脂としては、一般には酸素
透過係数(PO2 )が5.5×10-12 cc・ cm・ /cm 2
sec ・cmHg以下、特に、4.5×10-12 cc・ cm・ /cm
2 ・ sec ・ cmHg以下で且つ透明性を有する樹脂が好
適に使用される。
多層中空プラスチック製容器(以下、単に「容器」と略
記する。)においては、芯材層にガスバリヤー性樹脂を
使用する。ガスバリヤー性樹脂としては、一般には酸素
透過係数(PO2 )が5.5×10-12 cc・ cm・ /cm 2
sec ・cmHg以下、特に、4.5×10-12 cc・ cm・ /cm
2 ・ sec ・ cmHg以下で且つ透明性を有する樹脂が好
適に使用される。
【0010】上記の特性を有する樹脂としては、エチレ
ン含有量が20〜50モル%、ケン化度が95モル%以
上のEVOH、炭素数100個当たりのアミド基の数が
3〜30個、特に、4〜20個の割合で含有されるホモ
ポリアミド、コポリアミド又はこれらのブレンド物が挙
げられる。そして、ポリアミドの具体例としては、例え
ばメタキシレンジアミンアジペート(MXD−6ナイロ
ン)等が挙げられる。
ン含有量が20〜50モル%、ケン化度が95モル%以
上のEVOH、炭素数100個当たりのアミド基の数が
3〜30個、特に、4〜20個の割合で含有されるホモ
ポリアミド、コポリアミド又はこれらのブレンド物が挙
げられる。そして、ポリアミドの具体例としては、例え
ばメタキシレンジアミンアジペート(MXD−6ナイロ
ン)等が挙げられる。
【0011】その他のガスバリヤー性樹脂としては、例
えば、特表平2−500846号公報に記載されている
様な、ポリエチレンテレフタレート、MXD−6ナイロ
ン又はコバルト塩のブレンド物(商品名「OXBA
R」)等の酸素吸収系ポリマーを使用することも出来
る。
えば、特表平2−500846号公報に記載されている
様な、ポリエチレンテレフタレート、MXD−6ナイロ
ン又はコバルト塩のブレンド物(商品名「OXBA
R」)等の酸素吸収系ポリマーを使用することも出来
る。
【0012】本発明容器の最大の特徴は、少なくとも、
最外層には、アイソタクチックポリプロピレンとMw
(重量平均分子量)/Mn(数平均分子量)で規定され
る分子量分布の比(多分散度)が2.5未満であるシン
ジオタクチックポリプロピレンとを含有する樹脂組成物
を使用する点にある。
最外層には、アイソタクチックポリプロピレンとMw
(重量平均分子量)/Mn(数平均分子量)で規定され
る分子量分布の比(多分散度)が2.5未満であるシン
ジオタクチックポリプロピレンとを含有する樹脂組成物
を使用する点にある。
【0013】以下、本明細書において、アイソタクチッ
クポリプロピレンを「it−PP」、シンジオタクチッ
クポリプロピレンを「st−PP」、多分散度が2.5
未満であるシンジオタクチックポリプロピレンを「低−
多分散度st−PP」、アイソタクチックポリプロピレ
ンと多分散度が2.5未満であるシンジオタクチックポ
リプロピレンとを含有する樹脂組成物を「PP樹脂組成
物」とそれぞれ略記する。
クポリプロピレンを「it−PP」、シンジオタクチッ
クポリプロピレンを「st−PP」、多分散度が2.5
未満であるシンジオタクチックポリプロピレンを「低−
多分散度st−PP」、アイソタクチックポリプロピレ
ンと多分散度が2.5未満であるシンジオタクチックポ
リプロピレンとを含有する樹脂組成物を「PP樹脂組成
物」とそれぞれ略記する。
【0014】it−PPとしては、従来公知のものを使
用し得るが、プロピレン−エチレンランダム共重合体が
好ましい。斯かるランダム共重合体において、エチレン
含有量は、9モル%以下、特には4.5〜7.5モル%
が好ましく、また、MFR(230℃)は0.5〜15
(g/10分)が好ましい(JIS K 6758に準
拠)。
用し得るが、プロピレン−エチレンランダム共重合体が
好ましい。斯かるランダム共重合体において、エチレン
含有量は、9モル%以下、特には4.5〜7.5モル%
が好ましく、また、MFR(230℃)は0.5〜15
(g/10分)が好ましい(JIS K 6758に準
拠)。
【0015】低−多分散度st−PPは、重合触媒とし
て、所謂メタロセン触媒(カマンスキー触媒またはシン
グルサイト触媒とも呼ばれる。)を使用することにより
得られる。なお、多分散度は、ユニバーサルキャリブレ
ーション法、すなわち、分子量が既知のポリスチレンを
標準物質とするGPC法により、Mw及びMnを測定す
ることによって求めることが出来る。
て、所謂メタロセン触媒(カマンスキー触媒またはシン
グルサイト触媒とも呼ばれる。)を使用することにより
得られる。なお、多分散度は、ユニバーサルキャリブレ
ーション法、すなわち、分子量が既知のポリスチレンを
標準物質とするGPC法により、Mw及びMnを測定す
ることによって求めることが出来る。
【0016】低−多分散度st−PPは、ホモポリマー
であってもエチレンや他のα−オレフィンとのコポリマ
ーであってもよい。他のα−オレフィンとしては、例え
ば、ブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−
1、オクテン−1等が挙げられる。また、低−多分散度
st−PPは、2種以上のメタロセン触媒を使用して重
合されたものであってもよい。
であってもエチレンや他のα−オレフィンとのコポリマ
ーであってもよい。他のα−オレフィンとしては、例え
ば、ブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−
1、オクテン−1等が挙げられる。また、低−多分散度
st−PPは、2種以上のメタロセン触媒を使用して重
合されたものであってもよい。
【0017】st−PPには、分子量、MFR等の異な
るst−PPをブレンドした様なバイモーダル(又は多
モーダル)のものも包含される。そして、低−多分散度
st−PPのMFRは、通常、0.5(g/10分)以
上である(JIS K 6758に準拠)が、本発明に
おいては、MFRは特に限定されない。
るst−PPをブレンドした様なバイモーダル(又は多
モーダル)のものも包含される。そして、低−多分散度
st−PPのMFRは、通常、0.5(g/10分)以
上である(JIS K 6758に準拠)が、本発明に
おいては、MFRは特に限定されない。
【0018】PP樹脂組成物において、it−PPとs
t−PPの両者の合計量に対するit−PPの割合は、
5〜30重量%でなければならない。it−PPの割合
が5重量%未満の場合は、it−PPによる成形加工性
の改良効果が不十分であり、30重量%を超える場合
は、透明性、光沢性および耐衝撃性の点で不利となる。
it−PPの好ましい割合は15〜25重量%である。
t−PPの両者の合計量に対するit−PPの割合は、
5〜30重量%でなければならない。it−PPの割合
が5重量%未満の場合は、it−PPによる成形加工性
の改良効果が不十分であり、30重量%を超える場合
は、透明性、光沢性および耐衝撃性の点で不利となる。
it−PPの好ましい割合は15〜25重量%である。
【0019】また、PP樹脂組成物においては、ポリプ
ロピレン以外の他のポリオレフィン系樹脂、例えば、ポ
リエチレン、プロピレンと他のα−オレフィンとのコポ
リマー、VLDPE、LLDPE、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(EVA)等を混合することも可能である。
これらの混合量は、it−PPとst−PPの両者の合
計量100重量部当たり50重量部以下である。
ロピレン以外の他のポリオレフィン系樹脂、例えば、ポ
リエチレン、プロピレンと他のα−オレフィンとのコポ
リマー、VLDPE、LLDPE、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(EVA)等を混合することも可能である。
これらの混合量は、it−PPとst−PPの両者の合
計量100重量部当たり50重量部以下である。
【0020】とくに、容器の透明性および光沢性を損な
うことなくライン適性や低温における耐衝撃性(耐寒
性)の改善のため、最外層のPP樹脂組成物は、VLD
PEを混合して使用することが好ましい。VLDPE
は、it−PPとst−PPの両者の合計量100重量
部当たり、好ましくは5〜40重量部の範囲で使用され
る。
うことなくライン適性や低温における耐衝撃性(耐寒
性)の改善のため、最外層のPP樹脂組成物は、VLD
PEを混合して使用することが好ましい。VLDPE
は、it−PPとst−PPの両者の合計量100重量
部当たり、好ましくは5〜40重量部の範囲で使用され
る。
【0021】VLDPEとしては、エチレンとα−オレ
フィンとの公知の共重合体が使用され、α−オレフィン
の炭素数は3〜8個のものが使用される。VLDPEの
密度は0.890〜0.915(g/cc)であり、M
FRは0.5〜10(g/10分)の範囲である(JI
S K 6760に準拠)。
フィンとの公知の共重合体が使用され、α−オレフィン
の炭素数は3〜8個のものが使用される。VLDPEの
密度は0.890〜0.915(g/cc)であり、M
FRは0.5〜10(g/10分)の範囲である(JI
S K 6760に準拠)。
【0022】本発明においては、製造、充填、包装の各
ラインにおける容器の滑性を好適に維持するために、最
外層に、滑剤を適宜添加してもよい。滑剤としては、オ
レイン酸アミド、ステアリン酸アミド、エルカ酸アミ
ド、ベヘニン酸アミド等の高級脂肪酸アミドが挙げられ
る。これらの滑剤は、単独または2種以上併用してもよ
い。
ラインにおける容器の滑性を好適に維持するために、最
外層に、滑剤を適宜添加してもよい。滑剤としては、オ
レイン酸アミド、ステアリン酸アミド、エルカ酸アミ
ド、ベヘニン酸アミド等の高級脂肪酸アミドが挙げられ
る。これらの滑剤は、単独または2種以上併用してもよ
い。
【0023】滑剤の使用量は、最外層に500〜5,0
00ppm、好ましくは1,500〜4,000ppm
の範囲である。滑剤量が500ppm未満であると滑性
効果が十分でなく、5,000ppmを超えると、容器
の透明性を阻害し、ブリード等の現象を伴うので好まし
くない。
00ppm、好ましくは1,500〜4,000ppm
の範囲である。滑剤量が500ppm未満であると滑性
効果が十分でなく、5,000ppmを超えると、容器
の透明性を阻害し、ブリード等の現象を伴うので好まし
くない。
【0024】本発明の容器の層構成は、芯材層にガスバ
リヤー性樹脂を使用し、少なくとも、最外層(表面層)
にPP樹脂組成物を使用する。代表的な層構成として
は、PP樹脂組成物(最外層)/接着剤層/ガスバリヤ
ー樹脂層(芯材層)/接着剤層/ポリオレフィン系樹脂
層(最内層)が挙げられる。
リヤー性樹脂を使用し、少なくとも、最外層(表面層)
にPP樹脂組成物を使用する。代表的な層構成として
は、PP樹脂組成物(最外層)/接着剤層/ガスバリヤ
ー樹脂層(芯材層)/接着剤層/ポリオレフィン系樹脂
層(最内層)が挙げられる。
【0025】上記の接着剤層は、層間接着力が十分でな
い場合などに必要に応じて設けられる。そして、接着剤
としては、例えば、マレイン酸、アクリル酸、メタクリ
ル酸、イタコン酸、または、これらの無水物などで変性
されたオレフィン系樹脂が使用される。接着剤の代わり
にヒートシール性樹脂を使用することも出来る。
い場合などに必要に応じて設けられる。そして、接着剤
としては、例えば、マレイン酸、アクリル酸、メタクリ
ル酸、イタコン酸、または、これらの無水物などで変性
されたオレフィン系樹脂が使用される。接着剤の代わり
にヒートシール性樹脂を使用することも出来る。
【0026】上記の最内層を形成するポリオレフィン系
樹脂としては、通常、各種のポリプロピレン系樹脂が好
適に使用される。そして、食品用容器を目的とする場合
は、最内層を形成するポリオレフィン系樹脂として、衛
生基準に合致し、臭気やオフフレーバーのない樹脂が選
択される。
樹脂としては、通常、各種のポリプロピレン系樹脂が好
適に使用される。そして、食品用容器を目的とする場合
は、最内層を形成するポリオレフィン系樹脂として、衛
生基準に合致し、臭気やオフフレーバーのない樹脂が選
択される。
【0027】とくに、前述の低−多分散度st−PP
は、オリゴマーや低重合度のポリマーの含有量が少な
く、従って、溶出成分が少ないため、最内層に好適に使
用することが出来る。勿論、低−多分散度st−PP
は、単独で使用するよりも、前述のPP樹脂組成物とし
て使用する方が成形加工性の点で好ましい。
は、オリゴマーや低重合度のポリマーの含有量が少な
く、従って、溶出成分が少ないため、最内層に好適に使
用することが出来る。勿論、低−多分散度st−PP
は、単独で使用するよりも、前述のPP樹脂組成物とし
て使用する方が成形加工性の点で好ましい。
【0028】また、本発明においては、成形工程から発
生するバリや回収されたプラスチック製容器などをリサ
イクル用に粉砕した所謂リグラインド樹脂を中間層とし
て使用することも出来る。リグラインド樹脂を中間層と
して使用した場合の層構成としては、例えば、PP樹脂
組成物層(最外層)/リグラインド樹脂層/接着剤層/
ガスバリヤー樹脂層(芯材層)/接着剤層/ポリオレフ
ィン系樹脂層(最内層)、または、PP樹脂組成物層
(最外層)/接着剤層/ガスバリヤー樹脂層(芯材層)
/接着剤層/リグラインド樹脂層/ポリオレフィン系樹
脂層(最内層)が挙げられる。
生するバリや回収されたプラスチック製容器などをリサ
イクル用に粉砕した所謂リグラインド樹脂を中間層とし
て使用することも出来る。リグラインド樹脂を中間層と
して使用した場合の層構成としては、例えば、PP樹脂
組成物層(最外層)/リグラインド樹脂層/接着剤層/
ガスバリヤー樹脂層(芯材層)/接着剤層/ポリオレフ
ィン系樹脂層(最内層)、または、PP樹脂組成物層
(最外層)/接着剤層/ガスバリヤー樹脂層(芯材層)
/接着剤層/リグラインド樹脂層/ポリオレフィン系樹
脂層(最内層)が挙げられる。
【0029】斯かる層構成の場合にも、最内層を形成す
るポリオレフィン系樹脂としては、特に限定されず、ポ
リエチレン、プロピレンと他のα−オレフィンとのコポ
リマー、VLDPE、LLDPE、EVA等の前述した
各種のポリオレフィン系樹脂、上記の低−多分散度st
−PP又はPP樹脂組成物を使用することが出来る。
るポリオレフィン系樹脂としては、特に限定されず、ポ
リエチレン、プロピレンと他のα−オレフィンとのコポ
リマー、VLDPE、LLDPE、EVA等の前述した
各種のポリオレフィン系樹脂、上記の低−多分散度st
−PP又はPP樹脂組成物を使用することが出来る。
【0030】本発明の容器において、上記の各層の厚さ
は、容器の使用目的などを勘案して適宜選択されるが、
PP樹脂組成物層を使用して形成される最外層の厚さ
は、全体層の3〜40%の範囲となる様に選択するのが
好ましい。また、ガスバリヤー性樹脂層の厚さは、通
常、全体層の2〜15%の範囲となる様に選択するのが
よい。
は、容器の使用目的などを勘案して適宜選択されるが、
PP樹脂組成物層を使用して形成される最外層の厚さ
は、全体層の3〜40%の範囲となる様に選択するのが
好ましい。また、ガスバリヤー性樹脂層の厚さは、通
常、全体層の2〜15%の範囲となる様に選択するのが
よい。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお、物性測定法およ
び使用した樹脂材料は、以下の表に示す通りである。
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお、物性測定法およ
び使用した樹脂材料は、以下の表に示す通りである。
【0032】
【表1】 (1)Mw/Mn ユニバーサルキャリブレーション法、すなわち、ポリス
チレンを標準物質として使用し、135℃の1,2,4
−トリクロロベンゼン中でGPCにより測定した。 (2)メルトフローレート(MFR)及び密度 JIS K 6758(ポリプロピレン系樹脂の場合)
及びJIS K 6760(ポリエチレン系樹脂の場
合)に準拠して測定した。 (3)光沢度(グロス)及び曇価(ヘーズ) JIS K 7105に準拠して測定した。測定装置に
は、日本電色工業株式会社製の変角光沢計「VG−1
D」を使用し、投光角は60°として60°鏡面光沢度
を測定した。
チレンを標準物質として使用し、135℃の1,2,4
−トリクロロベンゼン中でGPCにより測定した。 (2)メルトフローレート(MFR)及び密度 JIS K 6758(ポリプロピレン系樹脂の場合)
及びJIS K 6760(ポリエチレン系樹脂の場
合)に準拠して測定した。 (3)光沢度(グロス)及び曇価(ヘーズ) JIS K 7105に準拠して測定した。測定装置に
は、日本電色工業株式会社製の変角光沢計「VG−1
D」を使用し、投光角は60°として60°鏡面光沢度
を測定した。
【0033】
【表2】 (4)落体強度 JIS Z 1703に準拠し、次の方法によって行な
った。10個の容器に水を充填してキャッピングし、所
定の温度にコントロールした後、120cmの高さから
コンクリートの床面上に容器の底面(縦)及び側面
(横)が当たる様に1回ずつ落下させ、破損の有無を調
べ、破損の数を集計した。 (5)ドローダウン及びダイスエル 押出機のノズルからの溶融樹脂(パリソン)の状態より
評価した。 (6)ライン適性 容器が成形され搬送ラインに送られる際に、容器同士の
付着および搬送ラインにおける容器の詰まりの有無で判
定した。
った。10個の容器に水を充填してキャッピングし、所
定の温度にコントロールした後、120cmの高さから
コンクリートの床面上に容器の底面(縦)及び側面
(横)が当たる様に1回ずつ落下させ、破損の有無を調
べ、破損の数を集計した。 (5)ドローダウン及びダイスエル 押出機のノズルからの溶融樹脂(パリソン)の状態より
評価した。 (6)ライン適性 容器が成形され搬送ラインに送られる際に、容器同士の
付着および搬送ラインにおける容器の詰まりの有無で判
定した。
【0034】
【表3】 (1)PP樹脂組成物−1 it−PP(エチレン含有量6.6モル%のプロピレン
−エチレンランダム共重合体、Mw/Mn:5、MF
R:7(g/10分))20重量部とメタロセン触媒を
使用して得られた低−多分散度st−PP(Mw/M
n:2.1、MFR:4.8(g/10分)、三井東圧
化学製:SPH−0409R)80重量部とから成る樹
脂組成物を使用した。 (2)PP樹脂組成物−2 上記PP樹脂組成物−1 100重量部とVLDPE5
重量部とからなる樹脂組成物を使用した。 (3)PP樹脂組成物−3 上記PP樹脂組成物−1 100重量部とVLDPE1
0重量部とからなる樹脂組成物を使用した。
−エチレンランダム共重合体、Mw/Mn:5、MF
R:7(g/10分))20重量部とメタロセン触媒を
使用して得られた低−多分散度st−PP(Mw/M
n:2.1、MFR:4.8(g/10分)、三井東圧
化学製:SPH−0409R)80重量部とから成る樹
脂組成物を使用した。 (2)PP樹脂組成物−2 上記PP樹脂組成物−1 100重量部とVLDPE5
重量部とからなる樹脂組成物を使用した。 (3)PP樹脂組成物−3 上記PP樹脂組成物−1 100重量部とVLDPE1
0重量部とからなる樹脂組成物を使用した。
【0035】
【表4】 (4)PP樹脂組成物−4 上記PP樹脂組成物−1 100重量部とVLDPE4
0重量部とからなる樹脂組成物を使用した。 (5)ポリプロピレン系樹脂(PP系樹脂) プロピレン−エチレンランダム共重合体(エチレン含有
量:4.6モル%、密度0.90g/cc、MFR:
1.4(g/10分))を使用した。 (6)VLDPE エチレンとブテン−1との共重合体(密度0.906g
/cc、MFR:3.3(g/10分)、住友化学製:
エクセレンVL)を使用した。 (7)ガスバリヤー性樹脂 エチレン含有量32モル%、ケン化度95モル%以上の
EVOH(株式会社クラレ製)を使用した。 (8)接着剤 無水マレイン酸変性ポリプロピレン樹脂を使用した。
0重量部とからなる樹脂組成物を使用した。 (5)ポリプロピレン系樹脂(PP系樹脂) プロピレン−エチレンランダム共重合体(エチレン含有
量:4.6モル%、密度0.90g/cc、MFR:
1.4(g/10分))を使用した。 (6)VLDPE エチレンとブテン−1との共重合体(密度0.906g
/cc、MFR:3.3(g/10分)、住友化学製:
エクセレンVL)を使用した。 (7)ガスバリヤー性樹脂 エチレン含有量32モル%、ケン化度95モル%以上の
EVOH(株式会社クラレ製)を使用した。 (8)接着剤 無水マレイン酸変性ポリプロピレン樹脂を使用した。
【0036】実施例1 容器は、複数の押出機を使用し、下記の層構成のパリソ
ンを押し出し、ダイレクトブロー方式のロータリー成形
機により製造した。なお、容器は内容積が500cc
で、目付が26gであった。それぞれの容器について上
記の物性を測定した結果を表5に示す。
ンを押し出し、ダイレクトブロー方式のロータリー成形
機により製造した。なお、容器は内容積が500cc
で、目付が26gであった。それぞれの容器について上
記の物性を測定した結果を表5に示す。
【0037】<層構成>PP樹脂組成物−1(最外層)
/リグラインド樹脂層/接着剤層/ガスバリヤー性樹脂
層/接着剤層/PP樹脂組成物−1(最内層) <各層の厚さ(μm)>125(最外層)/70/5/
15/5/325(最内層)
/リグラインド樹脂層/接着剤層/ガスバリヤー性樹脂
層/接着剤層/PP樹脂組成物−1(最内層) <各層の厚さ(μm)>125(最外層)/70/5/
15/5/325(最内層)
【0038】比較例1〜2 実施例1において、最外層と最内層のPP樹脂組成物−
1を、比較例1についてはPP系樹脂に、比較例2につ
いては低−多分散度st−PP単独にそれぞれ変更した
以外は、実施例1と同じ条件および方法により、比較例
1〜2の容器を製造した。それぞれの容器について前記
の物性を実施例1と同様にして測定した結果を表5に示
す。
1を、比較例1についてはPP系樹脂に、比較例2につ
いては低−多分散度st−PP単独にそれぞれ変更した
以外は、実施例1と同じ条件および方法により、比較例
1〜2の容器を製造した。それぞれの容器について前記
の物性を実施例1と同様にして測定した結果を表5に示
す。
【0039】
【表5】 ──────────────────────────────────── 実施例1 比較例1 比較例2 光沢度(%) 88 45 85 曇 価(%) 20 60 24 <落体強度> 破損個数(縦/横)20℃ 0/0 3/6 0/0 1℃ 0/1 6/10 0/1 <成形加工性> ○ ○ × ドローダウン 少ない 少ない 大きい ダイスエル 普通 普通 小 ─────────────────────────────────── 上記の表5から明らかなように、本発明の容器は、透明
性や光沢性を損なうことなく耐衝撃性や成形加工性に優
れていることが分かる。
性や光沢性を損なうことなく耐衝撃性や成形加工性に優
れていることが分かる。
【0040】実施例2 容器は、複数の押出機を使用し、下記の層構成のパリソ
ンを押し出し、ダイレクトブロー方式のロータリー成形
機により製造した。なお、容器は内容積が500cc
で、目付が26gであった。それぞれの容器について前
記の物性を測定した結果を表7に示す。
ンを押し出し、ダイレクトブロー方式のロータリー成形
機により製造した。なお、容器は内容積が500cc
で、目付が26gであった。それぞれの容器について前
記の物性を測定した結果を表7に示す。
【0041】<層構成>PP樹脂組成物−1(最外層)
/接着剤層/ガスバリヤー性樹脂層/接着剤層/リグラ
インド樹脂層/PP系樹脂(最内層) <各層の厚さ(μm)>125(最外層)/5/15/
5/70/325(最内層) なお、最外層には滑剤としてエルカ酸アミドを2,00
0ppm及びオレイン酸アミドを1,000ppm添加
した。
/接着剤層/ガスバリヤー性樹脂層/接着剤層/リグラ
インド樹脂層/PP系樹脂(最内層) <各層の厚さ(μm)>125(最外層)/5/15/
5/70/325(最内層) なお、最外層には滑剤としてエルカ酸アミドを2,00
0ppm及びオレイン酸アミドを1,000ppm添加
した。
【0042】実施例3〜5、比較例3〜4 実施例2において、最外層のPP樹脂組成物−1を下記
表6に示すようにそれぞれ変更した以外は、実施例2と
同じ条件および方法により、実施例3〜5及び比較例3
〜4の容器を製造した。それぞれの容器について前記の
物性を実施例2と同様にして測定した結果を表7〜8に
示す。
表6に示すようにそれぞれ変更した以外は、実施例2と
同じ条件および方法により、実施例3〜5及び比較例3
〜4の容器を製造した。それぞれの容器について前記の
物性を実施例2と同様にして測定した結果を表7〜8に
示す。
【0043】
【表6】 実施例3:PP樹脂組成物−2 実施例4:PP樹脂組成物−3 実施例5:PP樹脂組成物−4 比較例3:PP系樹脂 比較例4:低−多分散度st−PP なお、これら実施例3〜5及比較例3〜4の最外層に
は、実施例2の最外層で使用した滑剤を同量添加した。
は、実施例2の最外層で使用した滑剤を同量添加した。
【0044】
【表7】 ──────────────────────────────────── 実施例2 実施例3 実施例4 光沢度(%) 85 83 81 曇 価(%) 21 22 24 <落体強度> 破損個数(縦/横) 20 ℃ 0/0 0/0 0/0 1 ℃ 0/2 0/1 0/0 0.5℃ 1/3 1/2 0/1 <成形加工性> ○ ○ ○ ドローダウン 少ない 少ない 少ない ダイスエル 普通 普通 普通 ライン適性 やや不良 普通 良好 ────────────────────────────────────
【0045】
【表8】 ──────────────────────────────────── 実施例5 比較例3 比較例4 光沢度(%) 80 44 82 曇 価(%) 25 61 26 <落体強度> 破損個数(縦/横) 20 ℃ 0/0 3/6 0/0 1 ℃ 0/0 6/10 0/2 0.5℃ 0/0 8/10 2/4 <成形加工性> ○ ○ × ドローダウン 少ない 少ない 大 ダイスエル 普通 普通 小 ライン適性 良好 良好 不良 ────────────────────────────────────
【0046】上記の表7〜8から明らかなように、本発
明の容器は、最外層に、it−PP、低−多分散度st
−PP及びVLDPEの樹脂組成物を使用することによ
り、透明性や光沢性を損なうことなくライン適性や耐衝
撃性、とくに、低温での耐衝撃性(耐寒性)が改善され
ることが分かる。
明の容器は、最外層に、it−PP、低−多分散度st
−PP及びVLDPEの樹脂組成物を使用することによ
り、透明性や光沢性を損なうことなくライン適性や耐衝
撃性、とくに、低温での耐衝撃性(耐寒性)が改善され
ることが分かる。
【0047】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、少なくと
も最外層として、アイソタクチックポリプロピレンと多
分散度が2.5未満であるシンジオタクチックポリプロ
ピレンとを含有する樹脂組成物を使用することにより、
透明性および光沢性を損なうことなく耐衝撃性に優れる
と共に成形加工性に優れた容器が提供される。さらに、
当該樹脂組成物にVLDPEを混合することによりライ
ン適性や耐衝撃性、とくに、低温での耐衝撃性(耐寒
性)が改善された容器が提供される。
も最外層として、アイソタクチックポリプロピレンと多
分散度が2.5未満であるシンジオタクチックポリプロ
ピレンとを含有する樹脂組成物を使用することにより、
透明性および光沢性を損なうことなく耐衝撃性に優れる
と共に成形加工性に優れた容器が提供される。さらに、
当該樹脂組成物にVLDPEを混合することによりライ
ン適性や耐衝撃性、とくに、低温での耐衝撃性(耐寒
性)が改善された容器が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/28 102 8413−4F B65D 1/09 C08F 110/06 MJF 7107−4J
Claims (4)
- 【請求項1】 ガスバリヤー性樹脂から成る芯材層とポ
リオレフィン系樹脂から成る層とを含む多層中空プラス
チック製容器において、少なくとも、最外層には、アイ
ソタクチックポリプロピレンとMw(重量平均分子量)
/Mn(数平均分子量)で規定される分子量分布の比
(多分散度)が2.5未満であるシンジオタクチックポ
リプロピレンとを含有し、両者の合計量に対するアイソ
タクチックポリプロピレンの割合が5〜30重量%であ
る樹脂組成物を使用したことを特徴とする多層中空プラ
スチック製容器。 - 【請求項2】 アイソタクチックポリプロピレンとMw
(重量平均分子量)/Mn(数平均分子量)で規定され
る分子量分布の比(多分散度)が2.5未満であるシン
ジオタクチックポリプロピレンとを含有し、両者の合計
量に対するアイソタクチックポリプロピレンの割合が5
〜30重量%である樹脂組成物を最内層に使用する、請
求項1に記載の多層中空プラスチック製容器。 - 【請求項3】 最外層の樹脂組成物が、アイソタクチッ
クポリプロピレンとMw(重量平均分子量)/Mn(数
平均分子量)で規定される分子量分布の比(多分散度)
が2.5未満であるシンジオタクチックポリプロピレン
との合計量100重量部当たり超低密度ポリエチレンを
5〜40重量部含有する、請求項1に記載の多層中空プ
ラスチック製容器。 - 【請求項4】 Mw(重量平均分子量)/Mn(数平均
分子量)で規定される分子量分布の比(多分散度)が
2.5未満であるシンジオタクチックポリプロピレンと
して、メタロセン重合触媒を使用して得られたシンジオ
タクチックポリプロピレンを使用する、請求項1〜3の
何れかに記載の多層中空プラスチック製容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8479495A JPH0839743A (ja) | 1994-05-27 | 1995-03-16 | 多層中空プラスチック製容器 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13807294 | 1994-05-27 | ||
| JP6-138072 | 1994-05-27 | ||
| JP8479495A JPH0839743A (ja) | 1994-05-27 | 1995-03-16 | 多層中空プラスチック製容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0839743A true JPH0839743A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=26425789
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8479495A Pending JPH0839743A (ja) | 1994-05-27 | 1995-03-16 | 多層中空プラスチック製容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0839743A (ja) |
Cited By (2)
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| JP2008006626A (ja) * | 2006-06-28 | 2008-01-17 | Mitsui Chemicals Inc | 飽和ポリエステル樹脂製多層プリフォームおよびそれからなる多層ボトル |
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-
1995
- 1995-03-16 JP JP8479495A patent/JPH0839743A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031028 |