JPH0911629A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPH0911629A
JPH0911629A JP7161640A JP16164095A JPH0911629A JP H0911629 A JPH0911629 A JP H0911629A JP 7161640 A JP7161640 A JP 7161640A JP 16164095 A JP16164095 A JP 16164095A JP H0911629 A JPH0911629 A JP H0911629A
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JP
Japan
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thermosensitive recording
fatty acid
recording medium
ferric
parts
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JP7161640A
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Katsumi Moronuki
克己 諸貫
Nobuyuki Iwasaki
信幸 岩崎
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New Oji Paper Co Ltd
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New Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】発色感度に優れ、地肌かぶりがなく、かつ画像
の保存安定性、耐薬品性に優れた性質を有する感熱記録
体を提供する。 【構成】支持体上に電子供与性の無色ないし淡色のロイ
コ化合物と脂肪酸第2鉄塩および4−ヒドロキシサリチ
ルアニリドを含有する感熱記録層を設けた感熱記録体に
おいて、脂肪酸第2鉄塩が乳化分散法で微細化されその
平均粒子径が0.05μmから1.5μmであり、Cu
−Kα線でのX線回折分析カーブにおける回折角(2
θ)21.8±0.5度の範囲内に存在するメインピー
クの高さ(H)とピーク半値幅(W)との比率(H/
W)が10以上であり、しかも示差熱分析カーブにおけ
るメインの吸熱ピークを100℃以上に有していること
を特徴とする感熱記録体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録体に関し、さら
に詳しくは発色感度に優れ、地肌かぶりがなく、かつ画
像の保存安定性、耐薬品性に優れた性質を有する感熱記
録体に関する。
【0002】
【従来の技術】感熱記録体は、支持体と該支持体上に形
成されている感熱発色層とを有している。感熱発色層と
しては様々なタイプのものが利用されており、代表的な
ものはロイコ染料タイプのものである。
【0003】ロイコ染料タイプの感熱発色層は、電子供
与性の無色ないし淡色のロイコ化合物と該ロイコ化合物
を発色させる電子受容性の顕色剤とを主成分として含有
しており、該感熱発色層への熱記録を熱ヘッド、熱ペ
ン、レーザ光等の加熱によって行なうもので、感熱発色
層中のロイコ化合物と顕色剤とを瞬時にして反応させる
ことによって記録画像を形成させる方式のものである
(例えば、特公昭43ー4160号公報、特公昭45ー
14039号公報等)。以下この発色系をロイコ染料タ
イプと表現する。
【0004】感熱記録に利用される感熱記録体は、前述
のロイコ染料タイプの感熱発色層の場合に限らず、一般
的に比較的簡単な装置によって記録画像が得られ、しか
も、保守が容易であり、また、操作の際に騒音の発生が
無いなどの利点を有しており、例えば、計測用記録計、
ファクシミリ、プリンター、コンピューター端末機、ラ
ベル、輸送機関の乗車券等の自動券売機などの広範囲の
分野に亙って利用されている。
【0005】しかしながら、ロイコ染料タイプの感熱発
色層にはその発色機構が本質的に可逆的であるため各種
の環境下に晒された場合とか、特定の薬品に触れると画
像の退色が生じるという欠点がある。
【0006】他方、感熱発色層中の成分の1方または双
方が溶融、反応してキレート化合物を生成することによ
って発色する機構を利用する感熱記録体として、長鎖脂
肪酸第2鉄塩と多価フェノールとの組み合わせによる発
色系が開示されている(特開昭48−27738号公報
など)。多価フェノールは脂肪酸金属塩と反応してキレ
ート化合物を作って発色するキレート剤の代表的なもの
である。そして、長鎖脂肪酸第2鉄塩とキレート剤との
発色によって得られる画像は、保存性や耐薬品性が良好
である。以下この発色系をキレート化合物タイプと表現
する。
【0007】しかしながら、この種のキレート化合物の
生成に伴う発色機構を利用する感熱記録体は、用いる長
鎖脂肪酸第2鉄塩が着色しているため地肌が肌色であ
り、発色感度が劣るという欠点がある。
【0008】これらロイコ染料タイプ、キレート化合物
タイプの欠点を補いより優れた記録体を得るための提案
がなされているがいまだ満足行くものはない。
【0009】たとえば両者を同一層に混合せしめるとい
う提案がある(特開昭57−176196号公報)が、
確かに両者の欠点は補えるもののロイコ染料タイプに用
いるフェノール性物質とキレート化合物タイプに用いる
多価フェノールとが融点降下を生じロイコ染料が発色し
やすくなるため、地肌かぶりが生じやすくなるという極
めて重大な欠点が生じる。
【0010】またこの欠点を改良するためロイコ染料タ
イプに用いるフェノール性物質にキレート化合物タイプ
に用いる多価フェノールと同一のものを用いるとの提案
もある(特開昭62−105688号公報)が、ロイコ
染料にも脂肪酸金属塩にも発色作用のある多価フェノー
ルは確かにあるが、両者をバランス良く発色させかつ地
肌かぶりなどを生じさせないような多価フェノールはい
まだ見いだされていない。
【0011】ロイコ化合物を発色させる電子受容性の顕
色剤および脂肪酸金属塩を発色させるキレート剤の両者
の性能を合わせ持った化合物として、4−ヒドロキシサ
リチルアニリドが提案されている(特開平4−1646
87号公報)。確かにこの方法では、地肌かぶりを生じ
させる事なく、ロイコ染料と脂肪酸金属塩の両者を発色
させることが可能であるが、ロイコ染料の発色にくらべ
て脂肪酸金属塩のキレート発色が劣るという欠点があ
り、更に有効な方法を見いだすことが望まれていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】これに対して本発明
は、これらロイコ染料タイプ、キレート化合物タイプの
特長を生かし、発色感度に優れ、地肌かぶりがなく、か
つ画像の保存安定性、耐薬品性に優れた性質を有する感
熱記録体を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために鋭意検討の結果、支持体上に、ロイコ
化合物、乳化分散法で微細化されその平均粒子径が0.
05μmから1.5μmであり、Cu−Kα線でのX線
回折分析カーブにおける回折角(2θ)21.8±0.
5度の範囲内に存在するメインピークの高さ(H)とピ
ーク半値幅(W)との比率(H/W)が10以上であ
り、しかも示差熱分析カーブにおけるメインの吸熱ピー
クを100℃以上に有している脂肪酸第2鉄塩、および
4−ヒドロキシサリチルアニリドをそれぞれ使用するこ
とにより、発色感度に優れ、地肌かぶりがなく、画像の
保存安定性、耐薬品性に優れた性質を有する感熱記録体
を得ることができた。
【0014】4−ヒドロキシサリチルアニリドは、ロイ
コ化合物および脂肪酸第2鉄塩の両者と発色作用があ
り、ロイコ化合物と発色作用を起こすことにより感度の
高い発色が得られ、脂肪酸第2鉄塩と発色作用を起こす
ことにより、画像の保存安定性、耐薬品性に優れた発色
が得られるため、ロイコ染料タイプ、キレート化合物タ
イプの特長を生かした感熱記録体が得られる。
【0015】Cu−Kα線でのX線回折分析カーブにお
ける回折角(2θ)21.8±0.5度の範囲内に存在
するメインピークの高さ(H)とピーク半値幅(W)と
の比率(H/W)が10以上であり、しかも示差熱分析
カーブにおけるメインの吸熱ピークを100℃以上に有
している脂肪酸第2鉄塩は、結晶性が高いため、地肌か
ぶりが少ないキレート発色が得られるが、サンドグライ
ンダー、アトライター、ボールミルなどの機械的衝撃を
与えて微細化する方法を取ると結晶性が低下する。しか
しながら、乳化分散法で微細化を行うと、結晶性を低下
させることなく微細化が可能となり、地肌かぶりが少な
く、発色感度に優れたキレート発色を得ることができ
る。
【0016】なお、脂肪酸第2鉄塩のCu−Kα線での
X線回折分析は、リガク株式会社製の2027型X線回
折装置を利用し、 印加電圧 35KV 印加電流 25mA FULL RANGE 8000cps TIME CONST 1sec 2θ 1°/min. チャートスピード 1cm/min. の条件で行なった。
【0017】また、脂肪酸第2鉄塩の示差熱分析は、セ
イコー電子工業株式会社製のDSC210型示差走査熱
量計を利用し、 昇温速度 10℃/min. 温度範囲 30〜160℃ の条件で行なった。
【0018】本文中の「平均粒子径」は特に断らない限
り堀場製作所製レーザ回折/散乱式粒度分布測定装置
〔LA910〕で求めた「メジアン径」を示す。脂肪酸
第2鉄塩は、平均粒子径を1.5μm以下まで微細化す
ることにより、発色感度に優れたキレート発色を得るこ
とができる。この時乳化分散法を使用すると、結晶性を
低下させることなく、微細化が可能である。脂肪酸第2
鉄塩の平均粒子径を0.05μm以下にすることは、乳
化分散法を用いても困難であり、また平均粒子径を0.
05μm以下にしても、発色感度の向上は少なく、むし
ろ地肌かぶりが悪化するため好ましくない。
【0019】ここで言う乳化分散法とは水および脂肪酸
第2鉄塩を加圧下で加熱し、一旦脂肪酸第2鉄塩を熔融
し、この混合液をホモミキサーのような高速撹拌が可能
な撹拌機にて撹拌し、一旦エマルジョン(液/液分散
系)状態にした後この液を急冷し脂肪酸第2鉄塩を固体
にして、分散媒が水で分散相が脂肪酸第2鉄塩であるサ
スペンジョン(固/液分散系)を作る。このとき用いる
分散剤、撹拌方法、急冷方法、加熱条件、加圧条件によ
り脂肪酸第2鉄塩の粒子径、結晶性が決定される。
【0020】本発明の感熱記録体において、感熱発色層
に使用される脂肪酸第2鉄塩は、Cu−Kα線でのX線
回折分析カーブにおける回折角(2θ)21.8±0.
5度の範囲内に存在するメインピークの高さ(H)とピ
ーク半値幅(W)との比率(H/W)が10以上であ
り、しかも示差熱分析カーブにおけるメインの吸熱ピー
クを100℃以上に有していることが必要で、これらの
値の範囲に入る脂肪酸第2鉄塩としては、炭素数6〜2
5、好ましくは9〜22の直鎖状または分枝鎖状の飽和
脂肪酸または不飽和脂肪酸の第2鉄塩であり、より具体
的には、ステアリン酸第2鉄塩、ミリスチン酸第2鉄
塩、ベヘン酸第2鉄塩、ラウリル酸第2鉄塩、ペラルゴ
ン酸第2鉄塩等である。炭素数が6よりも少ない脂肪酸
第2鉄塩では融点が低すぎるため、それらを感熱発色層
に使用すると地肌かぶりが生じる。また炭素数25より
も多い脂肪酸第2鉄塩では逆に融点が高すぎるため、発
色感度が低くなる。
【0021】本発明の感熱記録体において感熱記録層に
含有せしめるロイコ化合物としては従来の感熱記録体に
使用されているものが用いられ、具体的には (1)トリアリールメタン系化合物 例えば、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)
−6−ジメチルアミノフタリド(クリスタル・バイオレ
ット・ラクトン)、3−(p−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(1,2−ジメチルインドール−3−イル)
フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−
(2−フェニルインドール−3−イル)フタリド、3,
3−ビス(p−エチルカルバゾール−3−イル)−3−
ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2−フェニル
インドール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド
等;
【0022】(2)ジフェニルメタン系化合物 例えば、4,4−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリン
ベンジルエーテル、N−ハロフェニルロイコオーラミ
ン、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラ
ミン等;
【0023】(3)キサンテン系化合物 例えば、ローダミンB−アニリノラクタム、3−ジエチ
ルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−ブチルアミノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、3
−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−エチル−トリルアミノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−シクロヘキシル−メチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
【0024】3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−
(β−エトキシエチル)アミノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6−クロロ−7−(γ−クロロプロピル)ア
ミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7
−アニリノフルオラン、3−N−シクロヘキシル−N−
メチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−フェニルフルオラン、3−
(N−イソアミル−N−エチルアミノ)−6−メチルー
7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン等;
【0025】(4)チアジン系化合物 例えば、ベンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロ
ベンゾイルロイコメチレンブルー等;
【0026】(5)スピロ系化合物 例えば、3−メチル−スピロ−ジナフトピラン、3−エ
チル−スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジル−スピロ
−ジナフトピラン、3−メチルナフト−(3−メトキシ
−ベンゾ)−スピロピラン等;さらには、これらの混合
物が使用され、感熱記録体の用途に応じて所望される特
性に基づいて選択される。
【0027】ロイコ染料と脂肪酸第2鉄塩の混合比は一
般的には、重量比で1:9〜9:1、好ましくは2:8
〜8:2である。
【0028】本発明において、顕色剤かつキレート剤と
して使用される4−ヒドロキシサリチルアニリドの添加
量は、前記ロイコ染料と脂肪酸第2鉄塩の合計重量10
0重量部に対して、一般的には50〜500重量部、好
ましくは70〜400重量部であり、最も好ましくは1
00〜300重量部である。
【0029】感熱発色層の形成に利用される水溶性又は
水分散性結着剤は、各種のデンプン類、ヒドロキシエチ
ルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、ゼラチン、カゼイン、ポリビニルアルコー
ル、変性ポリビニルアルコール、スチレン−無水マレイ
ン酸共重合体、エチレン−無水マレイン酸共重合体など
の水溶性結着剤や、スチレン−ブタジエン共重合体、ア
クリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリル酸エス
テル−ブタジエン共重合体などの水分散性結着剤を用い
ることが出来る。
【0030】結着剤の添加量は、それ以外の固形成分1
00重量部に対して、5〜50重量部用いれば充分であ
る。
【0031】感熱発色層形成用の塗布液中には、スティ
ッキング防止、サーマルヘッドへの熔融物の付着防止の
ため顔料を入れることが必要である。なお、顔料として
は、ケイソウ土、クレー、焼成クレー、タルク、カオリ
ン、焼成カオリン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ケイ素、アルミナ、水
酸化アルミニウム、合成珪酸アルミニウムなどの無機質
顔料、ポリスチレン、ポリメタクリル酸エステル、尿素
樹脂、尿素−ホルマリン樹脂などの有機質顔料が利用さ
れる。
【0032】さらに、ヘッド摩耗防止、ステイッキング
防止などの目的で、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カ
ルシウム等の高級脂肪酸金属塩、パラフィン、酸化パラ
フィン、ポリエチレン、酸化ポリエチレン、ステアリン
酸アミド、カスターワックス等のワックス類を、また、
感度向上剤としてメタターフェニル、パラベンジルビス
フェニル、ヒドロキシナフトエ酸のエステル類、ステア
リン酸アミド、トリベンジルアミン、ナフタレン誘導
体、ジベンジルテレフタレート、蓚酸ジベンジル、蓚酸
ビス(パラメチルベンジル)などの各種蓚酸エステル等
を用いることができる。
【0033】また、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウ
ム等の分散剤、また、界面活性剤、蛍光染料などが所望
に応じて利用される。
【0034】本発明の感熱記録材料における支持体とし
ては、上質紙、再生紙、片艶紙、耐油紙、コート紙、ア
ート紙、キャストコート紙、微塗工紙、樹脂ラミネート
紙、ポリオレフィン系合成紙、合成繊維紙、合成樹脂フ
ィルム、各種の不織布、プラスチックフィルム、金属箔
等、あるいはこれらを組合わせた複合シート等を適宜使
用できる。
【0035】支持体と感熱記録層との間に無機または有
機の顔料を含む従来公知の下引き層、感熱記録層の上に
従来公知の保護層を設けてもよい。
【0036】感熱記録層を形成するための塗布液の調整
方法としては、脂肪酸第2鉄塩は、乳化分散法を用いて
分散を行い、その他の物質はサイドグラインダー、アト
ランター、ボールミル等の湿式分散機を用いて使用物質
を分散し、これらを混合することによって調整される。
【0037】支持体上に感熱記録層を形成する方法は、
公知の塗工機、例えばエアーナイフコーター、各種ブレ
ードコーター、ロールコーター、カーテンコーター、バ
ーコーターなどが使用でき、感熱記録層の塗布量は特に
限定されないが、概ね乾燥重量で2〜12g/m2、好
ましくは3〜10g/m2程度の範囲で塗工される。塗
工後にスーパーカレンダーなどで平滑化処理することも
画質を向上させる意味で有効である。
【0038】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、例中の『部』、『%』は、特に断らない限り
それぞれ『重量部』、『重量%』を示す。
【0039】実施例1 A液調整 脂肪酸酸第2鉄塩 10部 界面活性剤 0.5部 水 40部 この組成物を乳化分散法で平均粒子径0.2μmの分散液を作成した。 B液調整 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 10部 20%ポリビニルアルコール(クラレポバール105、クラレ製) 10部 水 20部 この組成物をサンドミルで平均粒子径が0.8μmとなるまで粉砕した。 C液調整 4−ヒドロキシサリチルアニリド 10部 20%ポリビニルアルコール(クラレポバール105、クラレ製) 10部 水 20部 この組成物をサンドミルで平均粒子径が1.0μmとなるまで粉砕した。 D液調整 メタターフェニル 10部 20%ポリビニルアルコール(クラレポバール105、クラレ製) 10部 水 20部 この組成物をサンドミルで平均粒子径が1.0μmとなるまで粉砕した。 感熱記録層の形成 A液調整において脂肪酸第2鉄塩にCu−Kα線でのX
線回折分析カーブにおけるメインピークの回折角(2
θ)21.8±0.5度の範囲内に存在するメインピー
クの高さ(H)とピーク半値幅(W)との比率(H/
W)と、示差熱分析カーブにおけるメインの吸熱ピーク
の温度とが、それぞれ21.6、118.6℃であるス
テアリン酸第2鉄塩を使用し、A液25部、B液20
部、C液60部、D液60部、20%ポリビニルアルコ
ール(クラレポバール105、クラレ製)60部、炭酸
カルシウム35部、30%ステアリン酸亜鉛分散液(D
−523、中京油脂製)20部、水100部を混合撹拌
し、感熱記録層塗液を得た。得られた塗液を50g/m
2の上質紙上に乾燥重量が4g/m2となるように塗布、
乾燥した。
【0040】実施例2 実施例1のA液調整において、H/Wと、吸熱ピーク温
度とが、それぞれ21.6、118.6℃であるステア
リン酸第2鉄塩の代わりに、H/Wと、吸熱ピーク温度
とが、それぞれ66.3、119.7℃であるベヘン酸
第2鉄塩を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録
体を得た。
【0041】実施例3 実施例1のB液調整において、3−ジブチルアミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオランの代わりに、3−
(N−イソアミル−N−エチルアミノ)−6−メチル−
7−アニリノフルオランを用いた以外は実施例1と同様
にして感熱記録体を得た。
【0042】実施例4 実施例1の感熱記録層の形成において,A液を12.5
部、B液を25部、それぞれ使用した以外は実施例1と
同様にして感熱記録体を得た。
【0043】実施例5 実施例1の感熱記録層の形成において,A液を37.5
部、B液を8.3部、それぞれ使用した以外は実施例1
と同様にして感熱記録体を得た。
【0044】比較例1 実施例1のA液調整において、組成物を乳化分散法では
なく、サンドミルで平均粒子径が1.0μmとなるまで
粉砕した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得
た。
【0045】比較例2 実施例1のA液調整において、組成物を乳化分散法では
なく、サンドミルで平均粒子径が0.2μmとなるまで
粉砕した以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得
た。
【0046】比較例3 実施例1の感熱記録層の形成において、A液を使用せ
ず、B液を33.3部使用した以外は実施例1と同様に
して感熱記録体を得た。
【0047】比較例4 実施例1の感熱記録層の形成において、B液を使用せ
ず、A液を50部使用した以外は実施例1と同様にして
感熱記録体を得た。
【0048】比較例5 実施例1のC液調整において、4−ヒドロキシサリチル
アニリドの代わりに、没食子酸ステアリルを用いた以外
は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
【0049】比較例6 実施例1のC液調整において、4−ヒドロキシサリチル
アニリドの代わりに、4,4’−イソプロピリデンビス
フェノールを用いた以外は実施例1と同様にして感熱記
録体を得た。
【0050】上記の如くして得られた11種の感熱記録
体について以下の評価を行った。 発色濃度 日清紡プリンターXP−6250を用い、印加パルスを
一定にして上記の感熱記録体を発色させ、得られた記録
像の発色濃度および地肌濃度をマクベス濃度計(RD9
14型、マクベス社)を用いて測定した。 高温保存試験 印字発色させた感熱記録体について、60℃、15%R
Hの雰囲気中に24時間保存した後、各感熱記録体の記
録像の濃度および地肌濃度をマクベス濃度計(RD91
4型、マクベス社)を用いて測定した。 高湿試験 印字発色させた感熱記録体について、40℃、90%R
Hの雰囲気中に24時間保存した後、各感熱記録体の記
録像の濃度および地肌濃度をマクベス濃度計(RD91
4型、マクベス社)を用いて測定した。 耐薬品試験 (1)耐可塑剤試験 紙管(40mmφ)上に塩化ビニルラップフィルム(三
井東圧化学製)を3重に巻き付け、その上に印字発色さ
せた感熱記録体を印字発色面が外になるように挟み、さ
らにその上から塩化ビニルラップフィルムを3重に巻き
付け、40℃の恒温槽中に24時間保存し、印字発色部
分の保存性の評価を行った。 ○ 印字部分が消色せず、判読が可 × 印字部分が消
色し、判読が不可 (2)耐溶剤試験 印字発色させた感熱記録体について、ヘアーリキッド
(資生堂、ブラバス)を印字発色部分に塗布した後、印
字発色部分の保存性の評価を行った。 ○ 印字部分が消色せず、判読が可 × 印字部分が消
色し、判読が不可
【0051】
【表1】
【0052】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように、本発明
で得られた感熱記録体は発色感度に優れ、地肌かぶりが
なく、かつ画像の保存安定性、耐薬品性に優れた性質を
有する感熱記録体であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に電子供与性の無色ないし淡色の
    ロイコ化合物と脂肪酸第2鉄塩および4−ヒドロキシサ
    リチルアニリドを含有する感熱記録層を設けた感熱記録
    体において、脂肪酸第2鉄塩が乳化分散法で微細化さ
    れ、その平均粒子径が0.05μmから1.5μmであ
    り、Cu−Kα線でのX線回折分析カーブにおける回折
    角(2θ)21.8±0.5度の範囲内に存在するメイ
    ンピークの高さ(H)とピーク半値幅(W)との比率
    (H/W)が10以上であり、しかも示差熱分析カーブ
    におけるメインの吸熱ピークを100℃以上に有してい
    ることを特徴とする感熱記録体。
JP7161640A 1995-06-28 1995-06-28 感熱記録体 Pending JPH0911629A (ja)

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