JPH0950620A - 磁気記録媒体、及びその製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体、及びその製造方法Info
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- JPH0950620A JPH0950620A JP19844595A JP19844595A JPH0950620A JP H0950620 A JPH0950620 A JP H0950620A JP 19844595 A JP19844595 A JP 19844595A JP 19844595 A JP19844595 A JP 19844595A JP H0950620 A JPH0950620 A JP H0950620A
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- Japan
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- film
- magnetic
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- magnetic recording
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バックコート膜の密着強度が高く、剥離し難
い磁気記録媒体を提供することである。 【解決手段】 磁性膜と、支持体と、バックコート膜
と、硬質メッキ膜とを具備してなる磁気記録媒体であっ
て、前記硬質メッキ膜が前記支持体とバックコート膜と
の間に設けられてなる磁気記録媒体。
い磁気記録媒体を提供することである。 【解決手段】 磁性膜と、支持体と、バックコート膜
と、硬質メッキ膜とを具備してなる磁気記録媒体であっ
て、前記硬質メッキ膜が前記支持体とバックコート膜と
の間に設けられてなる磁気記録媒体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体に関
する。
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】磁気テープ等の磁気記
録媒体にあっては、走行性を改善する為、所謂、バック
コート膜が設けられている。具体的には、磁性膜とは反
対側の支持体面上に、粒径が10〜100nmのカーボ
ンブラック含有塗料を塗布し、乾燥させることによっ
て、バックコート膜が構成される。
録媒体にあっては、走行性を改善する為、所謂、バック
コート膜が設けられている。具体的には、磁性膜とは反
対側の支持体面上に、粒径が10〜100nmのカーボ
ンブラック含有塗料を塗布し、乾燥させることによっ
て、バックコート膜が構成される。
【0003】このバックコート膜を設ける目的は、 (1)導電性を持たせることにより、帯電防止を図り、
ゴミの付着を防止する。 (2)表面性(摩擦係数)を改善して、走行安定性を得
る。 (3)表の磁性層と裏とのバランスを図り、反りの発生
を防止する。 にある。
ゴミの付着を防止する。 (2)表面性(摩擦係数)を改善して、走行安定性を得
る。 (3)表の磁性層と裏とのバランスを図り、反りの発生
を防止する。 にある。
【0004】ところで、これまでにあっては、帯電防止
を充分に図るには、バックコート膜中に含有させるカー
ボンブラック量を多くせざるを得ない。しかし、カーボ
ンブラック含有量が多くなると、帯電防止の目的が図れ
るものの、バックコート膜の結着強度が低下し、剥離し
易くなる。又、粉落ちが起き易くなり、これが記録・再
生特性を低下させたりする。従って、カーボンブラック
含有量を多くすることも出来ず、特長も中途半端なもの
になっている。
を充分に図るには、バックコート膜中に含有させるカー
ボンブラック量を多くせざるを得ない。しかし、カーボ
ンブラック含有量が多くなると、帯電防止の目的が図れ
るものの、バックコート膜の結着強度が低下し、剥離し
易くなる。又、粉落ちが起き易くなり、これが記録・再
生特性を低下させたりする。従って、カーボンブラック
含有量を多くすることも出来ず、特長も中途半端なもの
になっている。
【0005】又、磁性膜側への反りがバックコート膜に
よって改善されるものの、この反りを効果的に改善する
為にはバックコート膜の厚さを厚くせざるを得ない。し
かし、規格から全厚が決まっており、従ってバックコー
ト膜の厚さを充分にとることも出来ない。従って、反り
を完全に改善することも出来ない。前記の問題点につい
ての検討を鋭意押し進めて行くうちに、蒸着テープの保
護膜として用いられているダイヤモンドライクカーボン
膜を支持体とバックコート膜との間に設けていると、こ
のものはバックコート膜と支持体との密着強度が著しく
改善されることを見出した。
よって改善されるものの、この反りを効果的に改善する
為にはバックコート膜の厚さを厚くせざるを得ない。し
かし、規格から全厚が決まっており、従ってバックコー
ト膜の厚さを充分にとることも出来ない。従って、反り
を完全に改善することも出来ない。前記の問題点につい
ての検討を鋭意押し進めて行くうちに、蒸着テープの保
護膜として用いられているダイヤモンドライクカーボン
膜を支持体とバックコート膜との間に設けていると、こ
のものはバックコート膜と支持体との密着強度が著しく
改善されることを見出した。
【0006】しかも、ダイヤモンドライクカーボン膜は
表面性が良く、この上に設けられたバックコート膜もダ
イヤモンドライクカーボン膜の影響を受けて表面性が良
いものであった。更に、ダイヤモンドライクカーボン膜
は導電性に優れていることから、静電気の帯電防止に対
しても効果的であり、塵や埃が付着し難く、よって記録
・再生にエラーが起き難いものとなることも判った。
表面性が良く、この上に設けられたバックコート膜もダ
イヤモンドライクカーボン膜の影響を受けて表面性が良
いものであった。更に、ダイヤモンドライクカーボン膜
は導電性に優れていることから、静電気の帯電防止に対
しても効果的であり、塵や埃が付着し難く、よって記録
・再生にエラーが起き難いものとなることも判った。
【0007】かつ、ダイヤモンドライクカーボン膜は硬
質なものであるから、これが設けられていると、磁性膜
と磁気ヘッドとの当たりが良くなり、記録・再生特性が
良いものになる。このような知見を基にして本発明が達
成されたものであり、本発明の第1の目的は、バックコ
ート膜の密着強度が高く、剥離し難い磁気記録媒体を提
供することである。
質なものであるから、これが設けられていると、磁性膜
と磁気ヘッドとの当たりが良くなり、記録・再生特性が
良いものになる。このような知見を基にして本発明が達
成されたものであり、本発明の第1の目的は、バックコ
ート膜の密着強度が高く、剥離し難い磁気記録媒体を提
供することである。
【0008】本発明の第2の目的は、表面性が良い磁気
記録媒体を提供することである。本発明の第3の目的
は、塵や埃が付着し難い磁気記録媒体を提供することで
ある。本発明の第4の目的は、記録再生特性に優れた磁
気記録媒体を提供することである。
記録媒体を提供することである。本発明の第3の目的
は、塵や埃が付着し難い磁気記録媒体を提供することで
ある。本発明の第4の目的は、記録再生特性に優れた磁
気記録媒体を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、磁
性膜と、支持体と、バックコート膜と、硬質メッキ膜と
を具備してなる磁気記録媒体であって、前記硬質メッキ
膜が前記支持体とバックコート膜との間に設けられてな
ることを特徴とする磁気記録媒体によって達成される。
性膜と、支持体と、バックコート膜と、硬質メッキ膜と
を具備してなる磁気記録媒体であって、前記硬質メッキ
膜が前記支持体とバックコート膜との間に設けられてな
ることを特徴とする磁気記録媒体によって達成される。
【0010】又、支持体の一面側に磁性膜が、支持体の
他面側にバインダを含有する塗膜層が設けられてなる磁
気記録媒体であって、前記支持体とバインダを含有する
塗膜層との間に硬質メッキ膜が設けられてなることを特
徴とする磁気記録媒体によって達成される。又、支持体
の一面側に磁性膜を設ける磁性膜成膜工程と、支持体の
他面側にPVD手段及び/又はCVD手段で硬質メッキ
膜を設ける硬質メッキ膜成膜工程と、前記硬質メッキ膜
成膜工程の後、硬質メッキ膜上にバインダを含有する非
磁性の塗料を塗布し、塗膜層を設ける工程とを具備する
ことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法によって達成
される。
他面側にバインダを含有する塗膜層が設けられてなる磁
気記録媒体であって、前記支持体とバインダを含有する
塗膜層との間に硬質メッキ膜が設けられてなることを特
徴とする磁気記録媒体によって達成される。又、支持体
の一面側に磁性膜を設ける磁性膜成膜工程と、支持体の
他面側にPVD手段及び/又はCVD手段で硬質メッキ
膜を設ける硬質メッキ膜成膜工程と、前記硬質メッキ膜
成膜工程の後、硬質メッキ膜上にバインダを含有する非
磁性の塗料を塗布し、塗膜層を設ける工程とを具備する
ことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法によって達成
される。
【0011】尚、上記本発明において、硬質メッキ膜と
しては、各種のものが有るが、中でもカーボン膜、特に
ダイヤモンドライクカーボン膜が好ましい。又、硬質メ
ッキ膜の厚さは5〜500nmが好ましい。すなわち、
5nm未満では、バックコート層の表面性を改善する効
果が小さく、逆に、500nmを越えると、バックコー
ト層側にカッピングが生じ、ヘッドタッチが悪化する。
特に好ましくは、10〜100nmである。
しては、各種のものが有るが、中でもカーボン膜、特に
ダイヤモンドライクカーボン膜が好ましい。又、硬質メ
ッキ膜の厚さは5〜500nmが好ましい。すなわち、
5nm未満では、バックコート層の表面性を改善する効
果が小さく、逆に、500nmを越えると、バックコー
ト層側にカッピングが生じ、ヘッドタッチが悪化する。
特に好ましくは、10〜100nmである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、磁性膜と、支持体と、
バックコート膜と、硬質メッキ膜とを具備してなる磁気
記録媒体であって、前記硬質メッキ膜が前記支持体とバ
ックコート膜との間に設けられたものである。又、支持
体の一面側に磁性膜が、支持体の他面側にバインダを含
有する塗膜層が設けられてなる磁気記録媒体であって、
前記支持体とバインダを含有する塗膜層との間に硬質メ
ッキ膜が設けられたものである。
バックコート膜と、硬質メッキ膜とを具備してなる磁気
記録媒体であって、前記硬質メッキ膜が前記支持体とバ
ックコート膜との間に設けられたものである。又、支持
体の一面側に磁性膜が、支持体の他面側にバインダを含
有する塗膜層が設けられてなる磁気記録媒体であって、
前記支持体とバインダを含有する塗膜層との間に硬質メ
ッキ膜が設けられたものである。
【0013】又、支持体の一面側に磁性膜を設ける磁性
膜成膜工程と、支持体の他面側にPVD手段及び/又は
CVD手段で硬質メッキ膜を設ける硬質メッキ膜成膜工
程と、前記硬質メッキ膜成膜工程の後、硬質メッキ膜上
にバインダを含有する非磁性の塗料を塗布し、塗膜層を
設ける工程とを具備するものである。本発明の磁気記録
媒体の支持体としては、磁性を有するものでも、非磁性
のものでも良い。代表的なものとして、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチ
レンナフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテ
レフタレート、ポリエチレンビスフェノキシカルボキシ
レート等のポリエステル類、ポリエチレン、ポリプロピ
レン等のポリオレフィン類、セルロースアセテートブチ
レート、セルロースアセテートプロピオネート等のセル
ロース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等
のビニル系樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート等の非
磁性のプラスチック材料が挙げられる。勿論、これらに
限定されるものではない。又、各種の処理が行われるこ
とが有る。例えば、上記のような樹脂材料を溶融あるい
は溶液状態にて混練し、押出成形の後、必要に応じて延
伸処理が行われる。例えば、長手方向や幅方向に二軸延
伸の処理がなされても良い。又、コロナ放電、あるいは
その他適宜な手段による表面処理がなされる。又、接着
性向上の為のポリエステルやポリウレタンあるいはオリ
ゴマー等が塗布されても良い。
膜成膜工程と、支持体の他面側にPVD手段及び/又は
CVD手段で硬質メッキ膜を設ける硬質メッキ膜成膜工
程と、前記硬質メッキ膜成膜工程の後、硬質メッキ膜上
にバインダを含有する非磁性の塗料を塗布し、塗膜層を
設ける工程とを具備するものである。本発明の磁気記録
媒体の支持体としては、磁性を有するものでも、非磁性
のものでも良い。代表的なものとして、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチ
レンナフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテ
レフタレート、ポリエチレンビスフェノキシカルボキシ
レート等のポリエステル類、ポリエチレン、ポリプロピ
レン等のポリオレフィン類、セルロースアセテートブチ
レート、セルロースアセテートプロピオネート等のセル
ロース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等
のビニル系樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート等の非
磁性のプラスチック材料が挙げられる。勿論、これらに
限定されるものではない。又、各種の処理が行われるこ
とが有る。例えば、上記のような樹脂材料を溶融あるい
は溶液状態にて混練し、押出成形の後、必要に応じて延
伸処理が行われる。例えば、長手方向や幅方向に二軸延
伸の処理がなされても良い。又、コロナ放電、あるいは
その他適宜な手段による表面処理がなされる。又、接着
性向上の為のポリエステルやポリウレタンあるいはオリ
ゴマー等が塗布されても良い。
【0014】支持体の厚さは用途に応じて決まる。例え
ば、フィルム状で用いる場合には1〜100μm(好ま
しくは、2〜50μm)、ディスク状やカード状で用い
る場合には30μm〜10mmの厚さである。上記支持
体の一面側には磁性膜が設けられる。この磁性膜は、磁
性塗料を塗布して設けた塗布型の磁性膜であっても、蒸
着やスパッタ等の乾式メッキ手段又は湿式メッキ手段で
設けた金属薄膜型であっても良い。これら磁性膜につい
ては、特開平6−103556号公報、特開平6−11
1267号公報に記載の技術を援用できる。尚、磁性膜
が金属薄膜型のものである場合には、カーボン膜、特に
ダイヤモンドライクカーボン膜などの保護膜が磁性膜上
に設けられる。
ば、フィルム状で用いる場合には1〜100μm(好ま
しくは、2〜50μm)、ディスク状やカード状で用い
る場合には30μm〜10mmの厚さである。上記支持
体の一面側には磁性膜が設けられる。この磁性膜は、磁
性塗料を塗布して設けた塗布型の磁性膜であっても、蒸
着やスパッタ等の乾式メッキ手段又は湿式メッキ手段で
設けた金属薄膜型であっても良い。これら磁性膜につい
ては、特開平6−103556号公報、特開平6−11
1267号公報に記載の技術を援用できる。尚、磁性膜
が金属薄膜型のものである場合には、カーボン膜、特に
ダイヤモンドライクカーボン膜などの保護膜が磁性膜上
に設けられる。
【0015】支持体の他面側には、蒸着法、直流スパッ
タ法、交流スパッタ法、高周波スパッタ法、直流マグネ
トロンスパッタ法、高周波マグネトロンスパッタ法、イ
オンビームスパッタ法などの各種のPVD(フィジカル
ベーパーデポジション)手段及び/又はCVD(ケミカ
ルベーパーデポジション)手段により、例えば5〜50
0nm厚さの硬質メッキ膜が設けられる。
タ法、交流スパッタ法、高周波スパッタ法、直流マグネ
トロンスパッタ法、高周波マグネトロンスパッタ法、イ
オンビームスパッタ法などの各種のPVD(フィジカル
ベーパーデポジション)手段及び/又はCVD(ケミカ
ルベーパーデポジション)手段により、例えば5〜50
0nm厚さの硬質メッキ膜が設けられる。
【0016】硬質メッキ膜の構成材料としては、例えば
Al,Si,Ti,Cr,Zr,Nb,Mo,Ta,W
等の金属の酸化物、窒化物、炭化物などが挙げられる。
更に、カーボンあるいはボロンナイトライド等も用いる
ことが出来る。中でも、ダイヤモンドライクカーボンが
好ましい。上記硬質メッキ膜上にバックコート膜が塗布
手段により設けられる。このバックコート膜を構成する
為のバインダとしては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂ま
たは反応型樹脂やこれらの混合物を併用することが出来
る。例えば、塩化ビニル系の樹脂などが挙げられる。そ
の他にも、特開昭57−162128号公報に記載の樹
脂が挙げられる。これらのバインダの他に潤滑剤、研磨
剤、帯電防止剤、防錆剤、防黴剤等が加えられても良
い。例えば、特開昭57−162128号公報に記載の
各種の添加剤が加えられても良い。特に、カーボンブラ
ックや研磨剤が用いられる。
Al,Si,Ti,Cr,Zr,Nb,Mo,Ta,W
等の金属の酸化物、窒化物、炭化物などが挙げられる。
更に、カーボンあるいはボロンナイトライド等も用いる
ことが出来る。中でも、ダイヤモンドライクカーボンが
好ましい。上記硬質メッキ膜上にバックコート膜が塗布
手段により設けられる。このバックコート膜を構成する
為のバインダとしては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂ま
たは反応型樹脂やこれらの混合物を併用することが出来
る。例えば、塩化ビニル系の樹脂などが挙げられる。そ
の他にも、特開昭57−162128号公報に記載の樹
脂が挙げられる。これらのバインダの他に潤滑剤、研磨
剤、帯電防止剤、防錆剤、防黴剤等が加えられても良
い。例えば、特開昭57−162128号公報に記載の
各種の添加剤が加えられても良い。特に、カーボンブラ
ックや研磨剤が用いられる。
【0017】バックコート膜を構成する塗料の製造に用
いられる溶剤としては、ケトン系の溶剤、エステル系の
溶剤、エーテル系の溶剤、芳香族炭化水素系の溶剤、塩
素化炭化水素系の溶剤を適宜選択して使用できる。例え
ば、特開昭57−162128号公報に記載の各種の溶
剤を用いることが出来る。
いられる溶剤としては、ケトン系の溶剤、エステル系の
溶剤、エーテル系の溶剤、芳香族炭化水素系の溶剤、塩
素化炭化水素系の溶剤を適宜選択して使用できる。例え
ば、特開昭57−162128号公報に記載の各種の溶
剤を用いることが出来る。
【0018】
【実施例1】図1は、本発明になる磁気記録媒体の概略
断面図である。同図中、1は厚さ10μmのポリエチレ
ンテレフタート(PET)フィルム(支持体)である。
2は、PETフィルム1の一面側に通常の斜め蒸着手段
により設けられた200nm厚のCo磁性膜である。
断面図である。同図中、1は厚さ10μmのポリエチレ
ンテレフタート(PET)フィルム(支持体)である。
2は、PETフィルム1の一面側に通常の斜め蒸着手段
により設けられた200nm厚のCo磁性膜である。
【0019】3は、Co磁性膜面上に、直接、マイクロ
波プラズマCVD法により設けられた10nm(0.0
1μm)厚のダイヤモンドライクカーボン膜(硬質メッ
キ膜)、4は、PETフィルム1の他面側に、直接、マ
イクロ波プラズマCVD法により設けられた100nm
厚のダイヤモンドライクカーボン膜(硬質メッキ膜)で
ある。
波プラズマCVD法により設けられた10nm(0.0
1μm)厚のダイヤモンドライクカーボン膜(硬質メッ
キ膜)、4は、PETフィルム1の他面側に、直接、マ
イクロ波プラズマCVD法により設けられた100nm
厚のダイヤモンドライクカーボン膜(硬質メッキ膜)で
ある。
【0020】5は、ダイヤモンドライクカーボン膜4上
に、直接、塗布手段で設けられた400nm厚のバック
コート膜である。尚、このバックコート膜5は、平均一
次粒径が20nmのカーボンブラック32重量部と、平
均一次粒径が60nmのカーボンブラック8重量部と、
ポリウレタン20重量部と、ニトロセルロース20重量
部と、ポリイソシアネート4重量部と、ステアリン酸1
重量部と、メチルエチルケトン80重量部と、トルエン
40重量部と、シクロヘキサノン120重量部とを充分
に混練分散してなる塗料を塗布・乾燥することにより得
られたものである。
に、直接、塗布手段で設けられた400nm厚のバック
コート膜である。尚、このバックコート膜5は、平均一
次粒径が20nmのカーボンブラック32重量部と、平
均一次粒径が60nmのカーボンブラック8重量部と、
ポリウレタン20重量部と、ニトロセルロース20重量
部と、ポリイソシアネート4重量部と、ステアリン酸1
重量部と、メチルエチルケトン80重量部と、トルエン
40重量部と、シクロヘキサノン120重量部とを充分
に混練分散してなる塗料を塗布・乾燥することにより得
られたものである。
【0021】そして、バックコート膜5形成用の塗料を
塗布後、通常の工程を経て、8mmVTR用磁気テープ
を作成した。
塗布後、通常の工程を経て、8mmVTR用磁気テープ
を作成した。
【0022】
【実施例2】実施例1において、バックコート膜5の厚
さを100nmとした以外は実施例1に準じて行い、8
mmVTR用磁気テープを作成した。
さを100nmとした以外は実施例1に準じて行い、8
mmVTR用磁気テープを作成した。
【0023】
【実施例3】実施例1において、平均一次粒径が20n
mのカーボンブラック22重量部と、平均一次粒径が6
0nmのカーボンブラック8重量部と、ポリビニルブチ
ラール50重量部と、ステアリン酸1重量部と、二硫化
モリブデン10重量部と、メチルエチルケトン80重量
部と、トルエン40重量部と、シクロヘキサノン120
重量部とを充分に混練分散してなる塗料を塗布・乾燥し
て100nm厚のバックコート膜5を形成した以外は実
施例1に準じて行い、8mmVTR用磁気テープを作成
した。
mのカーボンブラック22重量部と、平均一次粒径が6
0nmのカーボンブラック8重量部と、ポリビニルブチ
ラール50重量部と、ステアリン酸1重量部と、二硫化
モリブデン10重量部と、メチルエチルケトン80重量
部と、トルエン40重量部と、シクロヘキサノン120
重量部とを充分に混練分散してなる塗料を塗布・乾燥し
て100nm厚のバックコート膜5を形成した以外は実
施例1に準じて行い、8mmVTR用磁気テープを作成
した。
【0024】
【実施例4】実施例1において、平均一次粒径が20n
mのカーボンブラック20重量部と、平均一次粒径が6
0nmのカーボンブラック20重量部と、ポリ塩化ビニ
ル20重量部と、ポリウレタン20重量部と、ポリイソ
シアネート4重量部と、ステアリン酸1重量部と、メチ
ルエチルケトン80重量部と、トルエン40重量部と、
シクロヘキサノン120重量部とを充分に混練分散して
なる塗料を塗布・乾燥して100nm厚のバックコート
膜5を形成した以外は実施例1に準じて行い、8mmV
TR用磁気テープを作成した。
mのカーボンブラック20重量部と、平均一次粒径が6
0nmのカーボンブラック20重量部と、ポリ塩化ビニ
ル20重量部と、ポリウレタン20重量部と、ポリイソ
シアネート4重量部と、ステアリン酸1重量部と、メチ
ルエチルケトン80重量部と、トルエン40重量部と、
シクロヘキサノン120重量部とを充分に混練分散して
なる塗料を塗布・乾燥して100nm厚のバックコート
膜5を形成した以外は実施例1に準じて行い、8mmV
TR用磁気テープを作成した。
【0025】
【実施例5】実施例2において、ダイヤモンドライクカ
ーボン膜4を直流マグネトロンスパッタリング法により
100nm厚形成した以外は実施例2に準じて行い、8
mmVTR用磁気テープを作成した。
ーボン膜4を直流マグネトロンスパッタリング法により
100nm厚形成した以外は実施例2に準じて行い、8
mmVTR用磁気テープを作成した。
【0026】
【実施例6】実施例3において、ダイヤモンドライクカ
ーボン膜4をマイクロ波プラズマCVD法により100
nm厚形成した以外は実施例3に準じて行い、8mmV
TR用磁気テープを作成した。
ーボン膜4をマイクロ波プラズマCVD法により100
nm厚形成した以外は実施例3に準じて行い、8mmV
TR用磁気テープを作成した。
【0027】
【実施例7】実施例4において、ダイヤモンドライクカ
ーボン膜4をマイクロ波プラズマCVD法により100
nm厚形成した以外は実施例4に準じて行い、8mmV
TR用磁気テープを作成した。
ーボン膜4をマイクロ波プラズマCVD法により100
nm厚形成した以外は実施例4に準じて行い、8mmV
TR用磁気テープを作成した。
【0028】
【実施例8】実施例1において、200nm厚のCo磁
性膜2を、強磁性メタル粉末100重量部、α−Al2
O3 6重量部、パルミチン酸1.5重量部、ブチルステ
アレート1重量部、ポリイソシアネート(日本ポリウレ
タン工業社製のコロネートL)5重量部、ポリウレタン
樹脂20重量部、及びメチルエチルケトンとメチルイソ
ブチルケトンとトルエンとの混合溶剤500重量部の割
合からなる磁性塗料を塗布することによって設けた2.
5μm厚の磁性塗膜とした以外は実施例1に準じて行
い、8mmVTR用磁気テープを作成した。
性膜2を、強磁性メタル粉末100重量部、α−Al2
O3 6重量部、パルミチン酸1.5重量部、ブチルステ
アレート1重量部、ポリイソシアネート(日本ポリウレ
タン工業社製のコロネートL)5重量部、ポリウレタン
樹脂20重量部、及びメチルエチルケトンとメチルイソ
ブチルケトンとトルエンとの混合溶剤500重量部の割
合からなる磁性塗料を塗布することによって設けた2.
5μm厚の磁性塗膜とした以外は実施例1に準じて行
い、8mmVTR用磁気テープを作成した。
【0029】
【比較例1】実施例1において、硬質メッキ膜4を設け
ず、バックコート膜5の厚さを500nmとした以外は
実施例1に準じて行い、8mmVTR用磁気テープを作
成した。
ず、バックコート膜5の厚さを500nmとした以外は
実施例1に準じて行い、8mmVTR用磁気テープを作
成した。
【0030】
【比較例2】実施例1において、硬質メッキ膜4を設け
なかった以外は実施例1に準じて行い、8mmVTR用
磁気テープを作成した。
なかった以外は実施例1に準じて行い、8mmVTR用
磁気テープを作成した。
【0031】
【比較例3】実施例1において、硬質メッキ膜4を設け
ず、バックコート膜5の厚さを200nmとした以外は
実施例1に準じて行い、8mmVTR用磁気テープを作
成した。
ず、バックコート膜5の厚さを200nmとした以外は
実施例1に準じて行い、8mmVTR用磁気テープを作
成した。
【0032】
【比較例4】実施例3において、硬質メッキ膜4を設け
ず、バックコート膜5の厚さを500nmとした以外は
実施例3に準じて行い、8mmVTR用磁気テープを作
成した。
ず、バックコート膜5の厚さを500nmとした以外は
実施例3に準じて行い、8mmVTR用磁気テープを作
成した。
【0033】
【比較例5】実施例4において、硬質メッキ膜4を設け
ず、バックコート膜5の厚さを500nmとした以外は
実施例4に準じて行い、8mmVTR用磁気テープを作
成した。
ず、バックコート膜5の厚さを500nmとした以外は
実施例4に準じて行い、8mmVTR用磁気テープを作
成した。
【0034】
【比較例6】実施例8において、硬質メッキ膜4を設け
ず、バックコート膜5の厚さを500nmとした以外は
実施例8に準じて行い、8mmVTR用磁気テープを作
成した。
ず、バックコート膜5の厚さを500nmとした以外は
実施例8に準じて行い、8mmVTR用磁気テープを作
成した。
【0035】
【特性】上記各例で得た8mmVTR用磁気テープにつ
いて、ドロップアウトカウンタによりドロップアウト
(10μsの間に出力が16dB低下)の発生数を調べ
たので、その結果を表−1に示す。又、ジッターについ
ても調べたので、その結果を併せて表−1に示す。
いて、ドロップアウトカウンタによりドロップアウト
(10μsの間に出力が16dB低下)の発生数を調べ
たので、その結果を表−1に示す。又、ジッターについ
ても調べたので、その結果を併せて表−1に示す。
【0036】 表−1 ドロップアウト(個) ジッター(ns) 実施例1 12 60 実施例2 13 62 実施例3 12 61 実施例4 11 62 実施例5 12 61 実施例6 12 62 実施例7 13 63 実施例8 14 64 比較例1 25 72 比較例2 27 74 比較例3 28 80 比較例4 26 75 比較例5 23 76 比較例6 28 80 これによれば、硬質メッキ膜が支持体とバックコート膜
との間に設けられてなる本発明の磁気記録媒体は、ドロ
ップアウトが起き難く、かつ、ジッターも少なく、記録
再生特性に優れたものであることが判る。
との間に設けられてなる本発明の磁気記録媒体は、ドロ
ップアウトが起き難く、かつ、ジッターも少なく、記録
再生特性に優れたものであることが判る。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、記録再生特性に優れた
磁気記録媒体が得られる。
磁気記録媒体が得られる。
【図1】磁気記録媒体の概略断面図
1 PETフィルム(支持体) 2 磁性膜 4 ダイヤモンドライクカーボン膜(硬質メッキ膜) 5 塗布型バックコート膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 修 栃木県芳賀郡市貝町大字赤羽2606 花王株 式会社情報科学研究所内
Claims (8)
- 【請求項1】 磁性膜と、支持体と、バックコート膜
と、硬質メッキ膜とを具備してなる磁気記録媒体であっ
て、 前記硬質メッキ膜が前記支持体とバックコート膜との間
に設けられてなることを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項2】 支持体の一面側に磁性膜が、支持体の他
面側にバインダを含有する塗膜層が設けられてなる磁気
記録媒体であって、 前記支持体とバインダを含有する塗膜層との間に硬質メ
ッキ膜が設けられてなることを特徴とする磁気記録媒
体。 - 【請求項3】 硬質メッキ膜はPVD手段で設けられて
なることを特徴とする請求項1又は請求項2の磁気記録
媒体。 - 【請求項4】 硬質メッキ膜はCVD手段で設けられて
なることを特徴とする請求項1又は請求項2の磁気記録
媒体。 - 【請求項5】 硬質メッキ膜がカーボン膜であることを
特徴とする請求項1〜請求項4いずれかの磁気記録媒
体。 - 【請求項6】 硬質メッキ膜がダイヤモンドライクカー
ボン膜であることを特徴とする請求項1〜請求項5いず
れかの磁気記録媒体。 - 【請求項7】 硬質メッキ膜は、その厚さが5〜500
nmであることを特徴とする請求項1〜請求項6いずれ
かの磁気記録媒体。 - 【請求項8】 支持体の一面側に磁性膜を設ける磁性膜
成膜工程と、 支持体の他面側にPVD手段及び/又はCVD手段で硬
質メッキ膜を設ける硬質メッキ膜成膜工程と、 前記硬質メッキ膜成膜工程の後、硬質メッキ膜上にバイ
ンダを含有する非磁性の塗料を塗布し、塗膜層を設ける
工程とを具備することを特徴とする磁気記録媒体の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19844595A JPH0950620A (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 磁気記録媒体、及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19844595A JPH0950620A (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 磁気記録媒体、及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0950620A true JPH0950620A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16391218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19844595A Pending JPH0950620A (ja) | 1995-08-03 | 1995-08-03 | 磁気記録媒体、及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0950620A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999038158A1 (en) * | 1998-01-21 | 1999-07-29 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic recording medium |
| US6586086B1 (en) | 1999-09-13 | 2003-07-01 | Tdk Corporation | Magnetic recording medium and making method |
| JP2004009165A (ja) * | 2002-06-04 | 2004-01-15 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 吸着用チャック |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03194721A (ja) * | 1989-12-25 | 1991-08-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録媒体 |
| JPH04298340A (ja) * | 1991-03-27 | 1992-10-22 | Kobe Steel Ltd | 成膜用積層基板 |
-
1995
- 1995-08-03 JP JP19844595A patent/JPH0950620A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03194721A (ja) * | 1989-12-25 | 1991-08-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録媒体 |
| JPH04298340A (ja) * | 1991-03-27 | 1992-10-22 | Kobe Steel Ltd | 成膜用積層基板 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999038158A1 (en) * | 1998-01-21 | 1999-07-29 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic recording medium |
| US6586086B1 (en) | 1999-09-13 | 2003-07-01 | Tdk Corporation | Magnetic recording medium and making method |
| JP2004009165A (ja) * | 2002-06-04 | 2004-01-15 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 吸着用チャック |
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