JPH0999401A - マルノコの傾斜ストッパ装置 - Google Patents
マルノコの傾斜ストッパ装置Info
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- JPH0999401A JPH0999401A JP7258784A JP25878495A JPH0999401A JP H0999401 A JPH0999401 A JP H0999401A JP 7258784 A JP7258784 A JP 7258784A JP 25878495 A JP25878495 A JP 25878495A JP H0999401 A JPH0999401 A JP H0999401A
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Abstract
マルノコにおいて、鋸刃の直角出しを正確かつ迅速に行
うために設けた従来の傾斜ストッパ装置は、ストッパピ
ンの抜き操作あるいはストッパホルダの退避操作をしな
ければならず面倒であったので、なんら操作を要するこ
となくいずれの方向にも傾動させることができ、かつ鋸
刃の直角出しを簡単に行うことができる傾斜ストッパ装
置を提供する。 【解決手段】 テーブル側の傾動支持体20と、本体部
側の傾動支持体21との間において、一方の傾動支持体
21に押圧部材12をばね付勢11して設け、他方の傾
動支持体21に該押圧部材12が嵌まり込む凹部13a
を設け、該凹部13aの位置を、鋸刃の直角出しがなさ
れたときに押圧部材12が嵌まり込む位置に設定する。
Description
から左右に傾動させることのできるマルノコにおいて、
鋸刃の直角出しをするための傾斜ストッパ装置に関す
る。
ルに対して鋸刃を直角位置から左右に傾動可能に支持し
て、直角切りのみならず傾斜切りをも可能としたマルノ
コにおいては、鋸刃のテーブルに対する直角位置の位置
決め(直角出し)を正確かつ迅速に行うための傾斜スト
ッパ装置を備えたものがあり、これには例えば実開平5
−49301号あるいは実開平5−49302号の各公
報に開示されたものがあった。
側と鋸刃側との間にストッパピンを抜き差し可能に設
け、このストッパピンを抜き出せば鋸刃を左右に傾動可
能となり、差し込めば鋸刃のテーブルに対する直角出し
がなされる構成とされ、後者の公報に開示されたもの
は、鋸刃側の傾動経路途中にストッパホルダを進退可能
に設け、該傾動経路外にストッパホルダを退避させてお
けば鋸刃を左右いずれの方向にも傾動可能となる一方、
ストッパホルダを傾動経路内に進入させて当接させるこ
とにより鋸刃の直角出しがなされる構成とされていた。
傾動可能とするマルノコにあっては、鋸刃が直角位置に
至ったときに当接されるストッパを固定しておけば、直
角出しは正確かつ迅速になされるのであるが、これでは
直角位置を越えて鋸刃を左側から右側に傾動させ、ある
いはその逆に傾動させることができず、このため、上記
のように従来の傾斜ストッパ装置は、ストッパピンを抜
き差しし、あるいはストッパホルダを進退させることに
より鋸刃の直角出しと左右両方向への傾動を両立させる
構成としていた。
傾斜ストッパ装置にあっては、鋸刃の直角出しをする際
および傾動させる際に、ストッパピンの抜き差し操作あ
るいはストッパホルダの進退操作をいずれも操作者が手
動により行う必要があったので手間がかかり面倒であっ
た。本願発明は、かかる従来の傾斜ストッパ装置におけ
る操作性の問題を解決すべくなされたもので、なんら手
動操作を要することなく直角出しを迅速かつ正確に行う
ことができるとともに、左右いずれの方向にも傾動させ
ることができる傾斜ストッパ装置を提供することを目的
とする。
の発明は、被切断材を載置するためのテーブルに、鋸刃
を有する本体部を左右方向に傾動可能に設けたマルノコ
における、前記鋸刃の前記テーブルに対する直角出しを
するための傾斜ストッパ装置であって、前記テーブル側
の傾動支持体と、前記本体部側の傾動支持体との間にお
いて、一方の傾動支持体に押圧部材をばね付勢して設
け、他方の傾動支持体に該押圧部材が嵌まり込む凹部を
設け、該凹部の位置を、前記鋸刃の直角出しがなされた
ときに前記押圧部材が嵌まり込む位置に設定したことを
特徴とする。
れると押圧部材が凹部に嵌まり込む。押圧部材はばね付
勢されているので、凹部に対する嵌まり込み状態がこの
ばね付勢により保持され、操作者はこの嵌まり込み状
態、すなわち鋸刃の直角位置を手の感触により知ること
ができる。また、押圧部材の先端面は球面に形成されて
いるので、該球面の求心作用を利用すれば、押圧部材の
凹部に対する嵌まり込み位置は周方向の一点に設定さ
れ、ひいては鋸刃の直角出しが正確になされる。一方、
鋸刃を直角位置から傾動させるには、本体部に傾動方向
の力を加えればよく、これにより押圧部材がばね付勢に
抗して凹部から脱して、本体部ひいては鋸刃が傾動され
る。このように、従来のようにストッパピンの抜き差し
等の特別の解除操作をすることなく本体部に力を加えれ
ば鋸刃を傾斜させることができ、かつそのまま直角位置
に戻せば押圧部材がばね付勢により凹部に嵌まり込むこ
とにより自動的にその直角出しがなされる。
斜ストッパ装置であって、両傾動支持体は一方若しくは
他方の内周側に周方向摺動可能に嵌まり合う円筒形状と
し、他方の傾動支持体に、押圧部材が嵌まり込む凹部を
設けたプレートを、該傾動支持体の内周側に沿って周方
向に移動可能に設け、該プレートの周方向の位置を該傾
動支持体の外部から調整可能な構成としたことを特徴と
する。
かかる作用に加えて、プレートの周方向の位置を調整す
ることにより鋸刃の直角位置を調整することができるの
で、鋸刃の直角位置を常時正確に設定しておくことがで
きる。また、プレートの位置は傾動支持体の外部から調
整できるので、鋸刃の直角位置の調整を簡単に行うこと
ができる。
斜ストッパ装置であって、プレートは傾動支持体の内周
側半周以上の範囲に沿う略円弧形状に形成したことを特
徴とする。
支持体の内周側において、径方向移動不能に保持される
ので、同方向に対する特別の保持手段を必要とせず、構
造が簡単になる。
斜ストッパ装置であって、一方若しくは他方の傾動支持
体に、他方若しくは一方の傾動支持体の内周側に周方向
摺動可能に嵌め込まれるボス部を設け、該ボス部の少な
くとも半周以上の範囲に沿う円弧形状若しくは円環形状
をなし、鋸刃の直角出しがなされたときに押圧部材が嵌
まり込む凹部を設けたプレートを、該ボス部の外周に周
方向移動可能に嵌め付けるとともに、周方向の位置を傾
動支持体の外部から調整可能な構成としたことを特徴と
する。
による場合と同様の作用を得る。
ずれかに記載した傾斜ストッパ装置に、ストッパ補助機
構を付加した傾斜ストッパ装置であって、該ストッパ補
助機構は、一方の傾動支持体に第2の押圧部材をばね付
勢して設け、他方の傾動支持体に該第2の押圧部材が嵌
まり込む第2の凹部を設け、該第2の凹部の位置を、鋸
刃の直角出しがなされたときに前記第2の押圧部材が該
第2の凹部の傾動方向一方の端部に乗り上げ状態で押圧
される位置に設定したことを特徴とする。
れると、押圧部材が凹部に嵌まり込むとともに、第2の
押圧部材が第2の凹部の傾動方向一方の端部に乗り上げ
状態で押圧される。すると、この第2の押圧部材もばね
付勢されているので、このばね付勢力が他方の傾動支持
体に作用して、この他方の傾動支持体には傾動方向一方
の回転付勢力が作用する。
勢力が作用すると、凹部に嵌まり込んだ押圧部材が、こ
の押圧部材を支持する一方の傾動支持体に対して傾動方
向一方に押圧され、これにより押圧部材と一方の傾動支
持体(例えば押圧部材を保持する保持孔)との間に加工
精度のバラつき等による隙間があっても鋸刃の直角出し
が常時正確になされる。
斜ストッパ装置であって、凹部と第2の凹部を径方向に
ずれた位置に設け、かつこれに対応して押圧部材と第2
の押圧部材も径方向にずれた位置に設けたことを特徴と
する。
させることにより他方の傾動支持体が、テーブル側の一
方の傾動支持体に対して回転するときに、押圧部材が第
2の凹部に嵌まり込んだり、第2の押圧部材が凹部に嵌
まり込んだりすることを防止できる。
形態を図1ないし図10に基づいて説明する。図1およ
び図2には、第1の実施形態に係る傾斜ストッパ装置1
0を有する傾動支持部7を備えたマルノコ1の全体が示
されている。このマルノコ1は、ベース2と、該ベース
2の上面に回転可能に支持されたテーブル3と、該テー
ブル3の後部(図1において左端部)において傾動支持
部7を介して左右方向(図面に直交する方向)に傾動可
能に支持された傾動アーム4と、該傾動アーム4の前端
に支点5aを中心にして上下に揺動可能に支持された本
体部5とを主体として構成されている。
動させた状態が示されており、図中実線で示した直角位
置およびこの直角位置に対して図示左側の左傾動範囲が
実際の切断作業において通常用いられる常用域である。
図示右側の右傾動範囲は非常用域であり、この非常用域
ではモータ5bとテーブル3との干渉を避けるため最大
で約45°まで傾斜させることができる。
る鋸刃5cを備えている。この鋸刃5cのほぼ下半分は
カバー5dに覆われるようになっており、このカバー5
dは、同本体部5の上下動に連動して開閉される。
6および傾動支持部7を介してテーブル3に支持されて
いる。両スライドバー6,6は、テーブル3の下面に図
1において前後方向(図1において左右方向)にスライ
ド可能に支持され、これにより揺動アーム4ひいては本
体部5はテーブル3に対して前後方向に一定の範囲でス
ライド可能となっている。また、揺動アーム4は、傾動
支持部7を介してテーブル3に支持されているため一定
の範囲で左右に傾動可能となっており、この傾動支持部
7に第1の実施形態に係る傾斜ストッパ装置10が組み
込まれている。この傾動支持部7の内部構造が図3〜図
5に示されている。
の傾動支持体20と、揺動アーム4側の傾動支持体21
と、両傾動支持体20,21を相対回転可能に連結する
支持シャフト22と、両傾動支持体20,21を相対的
に固定するロックねじ23と、第1実施形態に係る傾動
ストッパ装置10を主体として構成されている。
イドバー6,6の後端部に取付けられている。この傾動
支持体20は概略円筒形状をなしており、そのほぼ中心
に上記支持シャフト22が挿通されている。この支持シ
ャフト22を中心として、当該傾動支持体20の後端面
にはボス部20aが形成されている。
概略円筒形状をなしており、その前端部の内周側に、上
記テーブル2側の傾動支持体20のボス部20aが周方
向摺動可能に嵌め込まれている。また、この揺動アーム
4側の傾動支持体21の中心に上記支持シャフト22が
挿通されており、この支持シャフト22にナット22a
を締込むことにより、両傾動支持体20,21が軸方向
に分離不能であるが該支持シャフト22を中心にして相
対回転可能に組付けられている。
にはストッパ突起21eが形成され、また図5に示すよ
うにこのストッパ突起21eの左右両側部に向けて、傾
動支持体20の両側部にはストッパボルト26,26が
ねじ込まれている。揺動アーム4側の傾動支持体21が
回転すると、上記ストッパ突起21eがストッパボルト
26の先端に当接してそれ以上の回転が阻止されるの
で、揺動アーム4側の傾動支持体21は、ストッパ突起
21eがストッパボルト26の先端に当接しない範囲
で、テーブル2側の傾動支持体20に対して回転可能と
なっている。この傾動支持体21の回転範囲は、両スト
ッパボルト26,26のねじ込み量を調整することによ
り調整され、これにより鋸刃5cの傾動可能な範囲を調
整できる。通常この傾動可能な範囲は、左右両側へそれ
ぞれ約45°程度に設定される。
は、その周方向に沿った円弧形状の鍔部20bが形成さ
れ、この鍔部20bには座付きの挿通孔20cが形成さ
れている。これに対応して、揺動アーム4側の傾動支持
体21の下部にも鍔部21aが形成されており、この鍔
部21aには支持シャフト22を中心とする円周に沿っ
た長溝孔21bが形成されている(図4,5参照)。鍔
部20bの挿通孔20cと鍔部21aの長溝孔21bに
は、頭部付きのロックねじ23が挿通され、このロック
ねじ23の後端部は鍔部21aの後端面から突き出さ
れ、この突き出し部にはロックレバー24が取付けられ
ている。このロックレバー24を締付け方向に回転させ
れば、両傾動支持体20,21が相対回転不能に固定さ
れ、緩めれば揺動アーム4側の傾動支持体21がテーブ
ル2側の傾動支持体20に対して回転可能となり、ひい
てはロックねじ23が長溝孔21b内で移動可能な範囲
で本体部5をテーブル2に対して傾動させることができ
る。
シャフト22の周囲には捩りばね25が取付けられてい
る。これに対してテーブル2側の傾動支持体20の内周
下面には、周方向所定の間隔をおいた二つの係合突部2
0d,20eが径方向内方に向けて突出形成されてい
る。また、揺動アーム4側の傾動支持体21の内周下側
には引掛け突部21cが形成されている。図4に示すよ
うに、上記両係合凸部20d,20eおよび引掛け突起
21cは、それぞれ捩りばね25の両端部25a,25
b間に位置されている。
が図示左側に傾動されて、傾動支持体21が図示反時計
回り方向に回転されると、引掛け突起21cが捩りばね
25の一方の端部25aに当接するのでこの捩りばね2
5が同方向に回転される。しかしながら、所定の角度ま
で傾動支持体21が回転されると、捩りばね25の他方
の端部25bが図示左側の係合凸部20eに当接するの
で、この他方の端部25bは移動できなくなり、このた
め傾動支持体21には反回転方向(直角位置に戻す方
向)の付勢力が作用するようになる。このことは、本体
部5を図示右側に傾動させて、傾動支持体21がと図示
時計回り方向に回転回転されて場合にも同様で、直角位
置からわずかに傾動させる範囲では引掛け突起21cが
捩りばね25の他方の端部25bに当接するので捩りば
ね25が同方向に回転するのであるが、所定の角度まで
傾動されると一方の端部25aが図示右側の係合突起2
0dに係合されて移動不能となるので、傾動支持体21
には直角位置に戻す方向の付勢力が作用するようにな
る。
に所定の角度まで傾動させると以後はこの捩りばね25
の付勢力に抗して傾動させることとなるので、ロックね
じ23を緩めた場合に操作者が手を添えていなくても、
本体部5が自重によってその傾動端(ストッパボルト2
6がストッパ突起21eに当接する位置)まで一気に倒
されてしまうといったことがなく、これにより機器の損
傷を防止できるとともに、傾動位置から直角位置に戻す
際にも捩りばね25により本体部5が直角位置近傍にま
で戻されるので、鋸刃の直角出しをより楽に行うことが
できる。なお、図4では、鋸刃5cが直角位置に位置す
るときにおける捩りばね25および引掛け突起21cが
実線で示され、左側または右側に傾動したときにおける
これらが二点鎖線で示されている。
部7の上部に設けられている。この傾斜ストッパ装置7
は、圧縮ばね11により付勢された押圧部材としての鋼
球12と、この鋼球12が嵌まり込む凹部13aを有す
るプレート13と、このプレート13の位置を調整する
ための調整ねじ14とを主体として構成されている。す
なわち、テーブル2側の傾動支持体20の上部には、保
持孔20fが軸方向に貫通して形成されており、この保
持孔20f内に鋼球12および圧縮ばね11が収容され
ている。また、保持孔20fの図示右側の前側開口部は
止めねじ11aによって塞がれ、これにより鋼球12が
圧縮ばね11の付勢力によって保持孔20fの後ろ側開
口部から先端部を突き出した状態に支持されている。
内周面には、支持シャフト22と同心の段差部21dが
形成され、この段差部21dと、テーブル2側の傾動支
持体20の後端面であってボス部20aの端面との間
に、上記プレート13が同内周面に沿って回転可能に挟
み込まれている。このプレート13の外周も支持シャフ
ト22と同心の円弧に形成されている。
いるように傾動支持体21の内周面の上側半周よりも若
干長い範囲に沿う長さの略円弧形状(三日月形状)に形
成されている。このためこのプレート13は、段差部2
1dとボス部20aとの間に組み込まれた状態では、傾
動支持体21の内周に沿って回転可能ではあるが径方向
には移動できず、従って同内周面の上側に沿って保持さ
れ、下側に脱落することがない。この点、仮にこのプレ
ート13を内周面の半周よりも小さい範囲に沿う長さで
形成した場合には、内周面の上側から脱落しないように
するため、例えば支持シャフト22を介して回転可能に
支持するか、若しくは円弧形状ではなく完全な円環形状
とする必要がある。ここで、このプレート13は鋼球1
2が嵌まり込むための凹部13aを一定の範囲で移動可
能に設ける必要から設けられたものであるので、少なく
とも凹部13aを形成し得る大きさを有すれば足りるの
であるが、これでは上記したように支持シャフト23に
対する回転支持構造を必要とし、構造が複雑になる問題
がある。なお、完全な円環形状とした場合が図6に示さ
れている。これについては後述する。
上記観点から半周以上の長さの円弧形状として、支持シ
ャフト23に対する回転支持構造を必要としない構成と
なっている。かかるプレート13の周方向ほぼ中央に凹
部13aとしての貫通孔が、鋼球12よりもわずかに小
さな径で形成されている。また、このプレート13の内
周側であって凹部13aの側方には、張出し縁13bが
後方へ向けて張出し状に設けられている。この張出し縁
13bの両側面には、上記調整ねじ14,14が突き当
てられている。
の傾動支持体21の両側部から内周側に突き出してねじ
込まれており、同傾動支持体21の外部からこの両調整
ねじ14,14のねじ込み量を調整することによりプレ
ート13を回転させることができ、これにより凹部13
aの位置を微調整でき、ひいては鋸刃5cの直角位置を
外部から容易に調整できるようになっている。
0によれば、鋸刃5cの直角出しがなされると押圧部材
としての鋼球12が凹部13aに嵌まり込む。鋼球12
は圧縮ばね11によって突き出し方向に付勢されている
ので、凹部13aに対する嵌まり込み状態がこの圧縮ば
ね11により保持され、操作者はこの嵌まり込み状態、
すなわち鋸刃5cの直角位置を手の感触により知ること
ができるとともに、圧縮ばね11の、鋼球12の嵌まり
込み状態の保持作用により本体部5は直角位置で保持さ
れる。このため、操作者が本体部5を保持して該直角位
置に保持する必要はなく、本体部5を直角位置に自立さ
せた状態でロックレバー24を締め付ければ、本体部5
ひいては鋸刃5cの直角出しが完了する。
作用により、鋼球12の凹部13aに対する嵌まり込み
位置は周方向の一点に設定され、従って鋸刃5cの直角
出しが正確になされる。
には、ロックレバー24を緩めて両傾動支持体20,2
1間の固定を緩めた状態で、本体部5に傾動方向の力を
加えればよく、これにより鋼球12が圧縮ばね11の付
勢力に抗して凹部13aから脱するので、本体部5ひい
ては鋸刃5cが左側または右側いずれの方向にも傾動さ
れる。左方または右方に所定の角度で傾動させた状態で
ロックレバー24を締め付ければ、本体部5ひいては鋸
刃5cが傾斜した状態でロックされる。
に、従来のようにストッパピンの抜き操作等の操作をす
ることなく本体部5に傾動方向の力を加えれば鋸刃5c
を傾斜させることができる。また、傾斜位置から直角位
置に戻す際、すなわち鋸刃5cの直角出しを行う際に
も、押圧部材としての鋼球12が圧縮ばね11により凹
部13aに嵌まり込むことにより自動的にその直角出し
がなされ、かつこの直角位置に保持されるので、操作者
は楽に鋸刃5cの直角出しを行うことができる。
込みにより鋸刃5cの直角出しがなされる構成であり、
鋼球12は凹部13aに対して左方または右方のいずれ
の方向にも脱することができ、従って従来のようにスト
ッパピンを抜き取ったりストッパホルダを退避させると
いった操作をなんらすることなく本体部5を左方または
右方のいずれの方向にも傾動させることができる。
直角位置および左側傾動範囲(常用域)で使用する場合
には傾斜ストッパ装置の操作は不要であったが、直角位
置を越えて右側傾動範囲(非常用域)に傾動させたい場
合にはストッパピンの抜き操作あるいはストッパホルダ
の退避操作を必要としていた。この点、第1実施形態の
傾斜ストッパ装置10によれば、本体部5に対して傾動
方向に力を加えれば鋼球12が左右いずれの方向にも脱
する構成であるので、左側傾動範囲から直角位置を越え
て右側傾動範囲で使用する場合あるいはその逆に傾動さ
せる場合、さらには直角出しをする場合においてもなん
ら傾斜ストッパ装置10に関して従来のような操作を必
要としない。
示されている。本実施形態における傾斜ストッパ装置3
0は、プレート31の形状とその支持構造および調整ボ
ルト14を備えていない点で前記第1の実施形態の傾斜
ストッパ装置10とは異なっており、その他の構成につ
いては変更を要しないので説明を省略するとともに同位
の符号を用いる。
ート13とは異なって、内周が支持シャフト22と同心
の円形に形成された完全な円環形状をなしている。但
し、その幅は、図7によく示されているように上側約9
0°の範囲が広く、その他の部分は幅狭に形成されてい
る。上側の幅広の部分31aのほぼ中央に、鋼球12が
嵌まり込むための凹部31dが形成され、この凹部31
dの側部には張出し縁31bが外周側に張出し状に形成
され、この張出し縁31bには支持シャフト23と同心
の円弧に沿って長溝孔31cが形成されている。
ーブル2側の傾動支持体20のボス部20aの外周側に
嵌め付けられ、この状態で両傾動支持体20,21間に
挟み込み状に組付けられている。プレート31の張出し
縁31bは傾動支持体20の外周側に突き出されてお
り、長溝孔31cを経て揺動アーム4の基部にねじ込ま
れた固定ビス32を緩めれば、このプレート31を回転
可能となり、従って凹部31dの周方向の位置を、固定
ビス32が長溝孔31c内において相対移動可能な範囲
で調整でき、これにより鋸刃5cの直角位置の調整若し
くは設定し直しを傾動支持部7の外部から簡単に行うこ
とができる。
ばね11により突き出し方向に付勢された鋼球12が凹
部31dに嵌まり込む点については前記と同様であり、
これにより第1実施形態と同様の作用効果を得ることが
できる。
3の実施形態を説明する。この第3実施形態は請求項5
記載の発明の一実施形態に該当するものであり、第1実
施形態の傾動ストッパ装置7にストッパ補助機構40を
付加した点に特徴がある。このストッパ補助機構40は
第2の鋼球41および第2の凹部45等を主体として構
成されており、以下これらについて詳細に説明する。な
お、第1実施形態と同様である点については説明を省略
し、また同位の符号を用いる。
は、第1の保持孔20fに対して傾動方向に所定角度
(図9および図10において角度α)を隔てた常用域側
(図8において手前側、図9において左側)に第2の保
持孔42が隣接して平行に形成され、この第2の保持孔
42内には、請求項5に記載した第2の押圧部材として
の第2の鋼球41が収容されている。この第2の鋼球4
1は、第1の鋼球12と同様圧縮ばね43により第2の
保持孔42の後端開口部からその一部を突き出す方向
(第1の鋼球12と同じ方向)に付勢されている。ま
た、第2の保持孔42の前端開口部には止めねじ44が
取付けられて圧縮ばね43の付勢力が発揮されるように
なっている点も同様である。
13にはこの第2の鋼球41が嵌まり込み状に係合され
る第2の凹部45が形成されている。図9によく示され
ているように第1の凹部13aと第2の凹部45とは、
両保持孔20f,42間の間隔(角度α)よりも若干大
きな間隔(角度β)を隔てて形成されている。
の第2の凹部45は、第1の凹部13aとは違って有底
に形成されてその深さが浅くなっている。このため、図
10(A)に示すように第2の鋼球41はこの第2の凹
部45の底部に当接して、該第2の凹部45の傾動方向
前側および後ろ側の双方の端部には同時に当接されない
ようになっている。この点、第1の凹部13aはプレー
ト13を貫通して形成されているので、第1の鋼球12
は第1の凹部13aの傾動方向前側および後ろ側の両端
部に当接して完全に嵌まり込んだ状態となる。
りも若干プレート13の内周側にずれた位置に形成さ
れ、かつ第1実施形態とは異なってプレート13の径方
向に若干長い長孔形状に形成されている。しかも、第1
の凹部13aに対して第2の凹部45が寸法Dだけ径方
向外周側にずれた位置に形成されており、これにより本
体部5の傾動時すなわち傾動支持体21が傾動支持体2
0に対して傾動されるときに、第1の鋼球12が第2の
凹部45に係合されたり、第2の鋼球41が第1の凹部
13aに嵌まり込むことがないようになっている。な
お、両凹部13a,45の径方向のズレに対応して、両
保持孔20f,42および両鋼球12,41も径方向に
寸法Dだけ相互にずれて配置されている。
3aと同様プレート13の径方向に長い長孔形状に形成
されている。このように両凹部13a,45が径方向に
長い長孔形状に形成されて、鋼球12,41に対する径
方向の逃がしが形成されているので、両鋼球12,41
は、それぞれ凹部13a,45の径方向内周側および外
周側の端部には当接しないようになっている。すなわ
ち、第1の鋼球12は傾動方向前側および後ろ側の端部
の2点でのみ当接した状態で第1の凹部13aに嵌まり
込み、また第2の鋼球41は第2の凹部45の前側の端
部の1点でのみ当接した状態に係合されるので、嵌まり
込み状態において両鋼球12,41はプレート13に対
して傾動方向のガタ付きを生じない。
0によれば、図10(A)に示すように非常用領域から
鋸刃5cの直角出しをすべく本体5および揺動アーム4
を立ち上げ方向(直立方向)に移動させる場合を想定す
ると、この場合にはプレート13(従って傾動支持体2
1、揺動アーム4および本体5、以下同じ)が図示右方
向に回転移動される。この移動過程において、第1の鋼
球12が第1の凹部13aに嵌まり込む直前の段階で、
先ず図示するように第2の鋼球41が第2の凹部45に
入り込んでその底部に当接する。
部13aに完全に嵌まり込む手前の段階であるので、圧
縮ばね11の間接作用によりプレート13には図中矢印
→で示したように右方向の回転付勢力が作用する。一
方、第2の鋼球41は第2の凹部45の底部に当接して
いるので、圧縮ばね43の付勢力がプレート13を回転
させる力として作用することはなく、結果的に、図10
(A)に示す段階ではプレート13は傾動支持体20に
対して位置保持されず、圧縮ばね11の間接作用により
図示右方向に回転され、最終的に図10(B)に示すよ
うに第1の鋼球12が第1の凹部13aに完全に嵌まり
込む。
aに完全に嵌まり込むと、本実施形態の場合、第2の鋼
球41は第2の凹部45の底部に当接した状態から相対
移動してその前側(図示左側)の端部に乗り上げた状態
となる。すると、第2の鋼球41は圧縮ばね43により
突き出し方向に付勢されているので、プレート13には
図中矢印←で示したように左方向の回転付勢力が間接的
に作用する。このため、第1の凹部13aに完全に嵌ま
り込んだ第1の鋼球12はプレート13とともに図示左
方へ押されて第1の保持孔20fの図示左側の内壁に押
圧された状態に保持され、この段階で鋸刃5cの直角出
しがなされる。
状態において、第1の鋼球12はストッパ補助機構40
により第1の保持孔20fの内壁に押し付けられるの
で、第1の鋼球12と第1の保持孔20fとの間に加工
精度のバラつき等による隙間があってもこの隙間は確実
に吸収され、これにより常に確実な直角出しを行うこと
ができるようになる。
加えることが可能である。例えば、第3実施形態の場
合、第2の凹部45の後ろ側の端部は、第2の鋼球41
がばね付勢により押圧されて、プレート13に対して回
転付勢力を作用させる機能を果たさないので、図10
(A)において二点鎖線で示すようにより後ろ側に切込
み形成して逃がし45aを形成しておいてもよい。
が通過できる程度の大きな貫通孔に形成することも可能
である。この場合には、第2の凹部を経て第2の鋼球4
1が第2の保持孔42からの脱落することを防止するた
め、第2の凹部の反対側(保持孔42とは反対側)の側
部に例えば傾動支持体21のリブを配置しておけばよ
い。
の間隔(角度β)を第1および第2の鋼球12,41の
間隔(角度α)よりも小さくすることにより(α>
β)、第2の鋼球41を第2の凹部45の後ろ側端部に
当接係合させてプレート13を反対方向に回転付勢し、
これにより第1の鋼球12を第1の保持孔20fの図示
右側の内壁に当接する構成としてもよく、要は、上記角
度αと角度βに差を設けることにより、第2の鋼球41
のばね付勢力を間接的に利用して第1の鋼球12を第1
の保持孔20fの内壁に押付ける構成とすればよく、こ
のときに鋸刃5cが直角位置に至るよう各部を設定する
ことにより、第1の保持孔20fあるいは第1の鋼球1
2等に加工精度等のバラつきがあっても常に安定した直
角出しを行うことができるようになる。なお、この場合
には上記逃がし45aを図示左側の前側に形成しておく
ことも可能である。
5を有底に形成して第2の鋼球41がその底部に当接す
るように構成したことにより、図10(A)に示す段階
においてプレート13に対して図示右側への回転付勢力
を作用させ、これによりプレート13が図示する途中の
位置で保持されて本体5が直角位置手前で位置保持され
ないようになっているが、同様の作用は、例えば第2の
凹部45を第1の凹部13aと同様に貫通して形成する
一方、圧縮ばね43の付勢力を圧縮ばね11よりも小さ
く設定することによっても得ることができる。
材および第2の押圧部材として鋼球12,41を例示し
たが、これらは先端半球形状のピンに置き換えてもよ
い。
体部5が前後方向にスライド可能としたスライドマルノ
コについて適用した場合を例示したが、このスライド機
能を持たないマルノコであってもよく、また卓上マルノ
コであっても据え付けタイプのマルノコ盤であっても適
用可能である。さらに、スライドマルノコには、例示し
たようにテーブル2と傾動支持部7との間にスライドシ
ャフト6,6を配置したタイプの他、傾動支持部と本体
部との間にスライドシャフトを配置したタイプもあり、
いずれのタイプであっても適用可能であることは言うま
でもなく、その他特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種
々タイプのマルノコに広く適用可能である。
動させた状態を示す。
縦断面図である。
部縦断面図である。
る両鋼球の位置関係を示す図である。
2の鋼球の位置関係を示す断面展開図であり、(A)は
直角出しがなされる直前の状態を示し、(B)は直角出
しがなされた状態を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 被切断材を載置するためのテーブルに、
鋸刃を有する本体部を左右方向に傾動可能に設けたマル
ノコにおける、前記鋸刃の前記テーブルに対する直角出
しをするための傾斜ストッパ装置であって、 前記テーブル側の傾動支持体と、前記本体部側の傾動支
持体との間において、一方の傾動支持体に押圧部材をば
ね付勢して設け、他方の傾動支持体に該押圧部材が嵌ま
り込む凹部を設け、該凹部の位置を、前記鋸刃の直角出
しがなされたときに前記押圧部材が嵌まり込む位置に設
定したことを特徴とする傾斜ストッパ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の傾斜ストッパ装置であっ
て、両傾動支持体は一方若しくは他方の内周側に周方向
摺動可能に嵌まり合う円筒形状とし、他方の傾動支持体
に、鋸刃の直角出しがなされたときに押圧部材が嵌まり
込む凹部を設けたプレートを、該傾動支持体の内周側に
沿って周方向に移動可能に設け、該プレートの周方向の
位置を該傾動支持体の外部から調整可能な構成としたこ
とを特徴とする傾斜ストッパ装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の傾斜ストッパ装置であっ
て、プレートは傾動支持体の内周側半周以上の範囲に沿
う略円弧形状に形成したことを特徴とする傾斜ストッパ
装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の傾斜ストッパ装置であっ
て、一方若しくは他方の傾動支持体に、他方若しくは一
方の傾動支持体の内周側に周方向摺動可能に嵌め込まれ
るボス部を設け、該ボス部の少なくとも半周以上の範囲
に沿う円弧形状若しくは円環形状をなし、鋸刃の直角出
しがなされたときに押圧部材が嵌まり込む凹部を設けた
プレートを、該ボス部の外周に周方向移動可能に嵌め付
けるとともに、該プレートの周方向の位置を傾動支持体
の外部から調整可能な構成としたことを特徴とする傾斜
ストッパ装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載した傾斜
ストッパ装置に、ストッパ補助機構を付加した傾斜スト
ッパ装置であって、 該ストッパ補助機構は、一方の傾動支持体に第2の押圧
部材をばね付勢して設け、他方の傾動支持体に該第2の
押圧部材が嵌まり込む第2の凹部を設け、該第2の凹部
の位置を、鋸刃の直角出しがなされたときに前記第2の
押圧部材が該第2の凹部の傾動方向一方の端部に乗り上
げ状態で押圧される位置に設定したことを特徴とする傾
斜ストッパ装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の傾斜ストッパ装置であっ
て、凹部と第2の凹部を径方向にずれた位置に設け、か
つこれに対応して押圧部材と第2の押圧部材も径方向に
ずれた位置に設けたことを特徴とする傾斜ストッパ装
置。
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