JPH10133391A - 感光性平版印刷版の現像処理方法 - Google Patents

感光性平版印刷版の現像処理方法

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JPH10133391A
JPH10133391A JP24265997A JP24265997A JPH10133391A JP H10133391 A JPH10133391 A JP H10133391A JP 24265997 A JP24265997 A JP 24265997A JP 24265997 A JP24265997 A JP 24265997A JP H10133391 A JPH10133391 A JP H10133391A
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JP
Japan
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acid
developing
washing
zone
printing plate
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Application number
JP24265997A
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English (en)
Inventor
Yoko Hirai
葉子 平井
Yasuhisa Sugi
泰久 杉
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、非画像部として感光層に溶
解する部分に付着したボールペンインキが、現像処理で
除去されずに支持体に残留することにより起こる故障、
所謂ボールペン残りにより引き起こされる故障である印
刷汚れが改良された感光性平版印刷版の現像処理方法を
提供することである。 【解決手段】 画像露光した感光性平版印刷版を自動現
像機を用いて搬送経路に従って現像し、次いで水洗する
方法において、水洗に要する時間Wと、現像を終了して
から水洗を開始するまでに要する時間Dの比(W/D)
が3以上であることを特徴とする感光性平版印刷版の現
像処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感光性平版印刷版の
現像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感光性平版印刷版の画像形成作業
において、通常原稿フィルムの位置合わせのために、ボ
ールペンで印を付けて露光を行っている。この作業の
後、画像露光を行い、アルカリ現像液で現像処理され
る。非画像部として感光層に溶解する部分に付着したボ
ールペンインキが、現像処理で除去されずに支持体に残
留し、印刷汚れの原因となる問題があり、ボールペン残
り故障と呼ばれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、非画像部として感光層に溶解する部分に付着し
たボールペンインキが、現像処理で除去されずに支持体
に残留することにより起こる故障、所謂ボールペン残り
により引き起こされる故障である印刷汚れが改良された
感光性平版印刷版の現像処理方法を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、画
像露光した感光性平版印刷版を自動現像機を用いて搬送
経路に従って現像し、次いで水洗する方法において、水
洗に要する時間Wと、現像を終了してから水洗を開始す
るまでに要する時間Dの比(W/D)が3以上であるこ
とを特徴とする感光性平版印刷版の現像処理方法により
達成された。
【0005】即ち、このボールペン残り故障問題の解決
のために検討を行った結果、ボールペン残りは、ボール
ペンインキ下部の感光層が現像によって除去され、支持
体が露出したところにボールペンインキが再吸着する現
象である事が解った。
【0006】また、従来は浸漬現像+1浴水洗がメイン
の方式であり、通常の設計方針では、現像→水洗間の渡
りの時間が長く、水洗時間が短かくなる傾向にあった。
【0007】そこで本発明では、水洗渡り時間を短くす
る事で、感光層が除去されてからボールペンインキが再
吸着するまでの時間を短くし、かつ水洗を十分に行うこ
とによってボールペン残りの解決を図り、本発明の目的
を達成し得たものである。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】像様露光された感光性平版印刷版は通常、
現像、水洗、ガム引き、必要に応じてリンス処理、乾燥
工程を経て印刷版となる。
【0010】本発明において、現像は、公知の現像方式
を用いることが出来るが、浸漬現像やシャワー供給な
ど、多量の現像液を版面に供給することが出来る方式が
好ましい。版面上の現像液は攪拌される事が好ましく、
例えばブラシや浸漬現像における液中シャワー等が用い
られる。
【0011】本発明において、現像を終了するとは、版
への現像液の供給が終了する時点であり、浸漬現像の場
合は版が液面からでた時点、シャワー現像の場合は最下
流の絞りロール、ブレード等のスクイズ手段を通過した
時点である。
【0012】本発明において、現像液は公知の現像液を
用いることができる。
【0013】本発明に使用される現像液はいずれもアル
カリ金属珪酸塩を含むことができ、SiO2換算で0.
5〜5wt%が好ましく、0.8〜4wt%がさらに好
ましい。アルカリ金属珪酸塩としては例えば珪酸ナトリ
ウム、珪酸カリウム、珪酸リチウム等が挙げられる。該
水溶液中に含まれるアルカリ金属の総グラム原子に対し
て、少なくとも20%がカリウムで占められていること
が好ましい。
【0014】上記カリウムの好ましい含有量は20〜1
00%であり、最も好ましくは30〜100%である。
【0015】又必要に応じて他のアルカリ剤を併用する
こともできる。この様なアルカリ剤としては、水酸化カ
リウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、第3燐酸
ナトリウム、第2燐酸ナトリウム、第3燐酸アンモニウ
ム、第2燐酸アンモニウム、メタ珪酸ナトリウム、重炭
酸ナトリウム、硼酸ナトリウム、硼酸アンモニウム、ア
ンモニア等の様な無機アルカリ剤、及びモノメチルアミ
ン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチルア
ミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノイソプ
ロピルアミン、ジイソプロピルアミン、n−ブチルアミ
ン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイ
ソプロパノールアミン、エチレンイミン、エチレンジア
ミン、ピリジン等の様な有機アミン化合物であり、これ
らは単独もしくは組合わせて使用できる。
【0016】有機溶剤及び種々の界面活性剤を含有させ
ることができる。界面活性剤のうち、アニオン界面活性
剤としては例えば、ラウリルアルコールサルフェートの
ナトリウム塩、オクチルアルコールサルフェートのナト
リウム塩、ラウリルアルコールサルフェートのアンモニ
ウム塩、第2ナトリウムアルキルサルフェート等の炭素
数8〜22の高級アルコール硫酸エステル塩類、例えば
アセチルアルコール硫酸エステルのナトリウム塩等の様
な脂肪族アルコール硫酸エステル塩類、例えばアルキル
ベンゼンスルホン酸塩類、アルキルナフタレンスルホン
酸塩類、メタニトロベンゼンスルホン酸のナトリウム塩
等の様なアルキルアリールスルホン酸塩類、例えばC17
33CON(CH3)CH2CH2SO3Na等の様なアル
キルアミドのスルホン酸、例えばナトリウムスルホコハ
ク酸ジオクチルエステル、ナトリウムスルホコハクジヘ
キシルエステル等の二塩基性脂肪酸エステルのスルホン
酸塩類等が挙げられる。
【0017】両性界面活性剤としては、例えばアルキル
カルボキシベタイン型、アルキルアミノカルボン酸型、
アルキルイミダゾリン型の化合物或いは、特公平1−5
7895号に開示されている有機ホウ素化合物等が挙げ
られる。
【0018】更に特開昭59−84241号、同62−
168160号及び同62−175758号に開示され
ているノニオン型界面活性剤、又同62−175757
号に開示されているカチオン型界面活性剤等が挙げられ
る。
【0019】界面活性剤は、使用時の現像液の総重量に
対して0.001〜5重量%の範囲で含有させておくこ
とが適当である。
【0020】有機溶媒としては、水に対する溶解度が約
10重量%以下のものが適しており、好ましくは2重量
%以下のものから選ばれる。例えば1−フェニルエタノ
ール、2−フェニルエタノール、3−フェニルプロパノ
ール、1,4−フェニルブタノール、2,2−フェニル
ブタノール、1,2−フェノキシエタノール、2−ベン
ジルオキシエタノール、o−メトキシベンジルアルコー
ル、m−メトキシベンジルアルコール、p−メトキシベ
ンジルアルコール、ベンジルアルコール、シクロヘキサ
ノール、2−メチルシクロヘキサノール、4−メチルシ
クロヘキサノール及び3−メチルシクロヘキサノール等
を挙げることができる。
【0021】有機溶媒の含有量は使用時の現像液の総重
量に対して1〜5重量%が好適である。その使用量は界
面活性剤の使用量と密接な関係があり、有機溶媒の量が
増すにつれ、界面活性剤の量は増加させることが好まし
い。又、更に必要に応じ、アルカリ可溶性メルカプト化
合物及び/又はチオエーテル化合物、水溶性還元剤、消
泡剤及び硬水軟化剤の様な添加物を含有させることもで
きる。
【0022】硬水軟化剤として例えば、Na227
Na319、Na21(NaO3P)PO3Na2、カル
ゴン(ポリメタ燐酸ナトリウム)等のポリ燐酸塩、例え
ばエチレンジアミンテトラ酢酸、そのカリウム塩、その
ナトリウム塩:ジエチレントリアミンペンタ酢酸、その
カリウム塩、ナトリウム塩;トリエチレンテトラミンヘ
キサ酢酸、そのカリウム塩、そのナトリウム塩;ヒドロ
キシエチルエチレンジアミントリ酢酸、そのカリウム
塩、そのナトリウム塩;ニトリロトリ酢酸、そのカリウ
ム塩、そのナトリウム塩;1,2−ジアミノシクロヘキ
サンテトラ酢酸、そのカリウム塩、そのナトリウム塩;
1,3−ジアミノ−2−プロパノールテトラ酢酸、その
カリウム塩、そのナトリウム塩等の様なアミノポリカル
ボン酸やその塩;エチレンジアミンテトラ(メチレンホ
スホン酸)、そのカリウム塩、ナトリウム塩等の様な有
機スルホン酸塩等を挙げることができる。この様な硬水
軟化剤は使用される硬水の硬度及びその使用量に応じて
最適量が変化するが、一般的な使用量を示せば、使用時
の現像液中に0.01〜5重量%、より好ましくは0.
01〜0.5重量%の範囲で含有させられる。
【0023】水溶性還元剤としては、例えばハイドロキ
ノン、メトキシキノン等のフェノール性化合物、フェニ
レンアミン、フェニルヒドラジン等のアミン化合物、或
いは亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸水素ナ
トリウムの様な亜硫酸塩、亜リン酸カリウム、亜リン酸
水素カリウム等の亜リン酸塩、チオ硫酸ナトリウム、亜
ジチオン酸ナトリウム等を挙げることができる。含有量
は現像液の総重量に対して0.01〜10重量%が好ま
しい。
【0024】アルカリ可溶性メルカプト化合物及び/又
は、チオエーテル化合物としては、分子内に1つ以上の
メルカプト基及び/又はチオエーテル基を有し、少なく
とも1つ以上の酸基を有する化合物が好ましく、更に1
分子内に1つ以上のメルカプト基及びカルボキシル基を
有する化合物が好ましい。例えばメルカプト酢酸、2−
メルカプトプロピオン酸、3−メルカプトプロピオン
酸、4−メルカプトブタン酸、2,4−ジメルカプトブ
タン酸、2−メルカプトテトラデカン酸、2−メルカプ
トミリスチン酸、メルカプトこはく酸、2,3−ジメル
カプトこはく酸、システイン、N−アセチルシステイ
ン、N−(2−メルカプトプロピオニル)グリシン、N
−(2−メルカプト−2−メチルプロピオニル)グリシ
ン、N−(3−メルカプトプロピオニル)グリシン、N
−(2−メルカプト−2−メチルプロピオニル)システ
イン、ペニシラミン、N−アセチルペニシラミン、グリ
シン・システイン・グルタミン縮合物、N−(2,3−
ジメルカプトプロピオニル)グリシン、2−メルカプト
ニコチン酸、チオサリチル酸、3−メルカプト安息香
酸、4−メルカプト安息香酸、3−カルボキシ−2−メ
ルカプトピリジン、2−メルカプトベンゾチアゾール−
5−カルボン酸、2−メルカプト−3−フェニルプロペ
ン酸、2−メルカプト−5−カルボキシエチルイミダゾ
ール、5−メルカプト−1−(4−カルボキシフェニ
ル)テトラゾール、N−(3,5−ジカルボキシフェニ
ル)−2−メルカプトテトラゾール、2−(1,2−ジ
カルボキシエチルチオ)−5−メルカプト−1,3,4
−チアジアゾール、2−(5−メルカプト−1,3,4
−チアジアゾリルチオ)ヘキサン酸、2−メルカプトエ
タンスルホン酸、2,3−ジメルカプト−1−プロパン
スルホン酸、2−メルカプトベンゼンスルホン酸,4−
メルカプトベンゼンスルホン酸、3−メルカプト−4−
(2−スルホフェニル)−1,2,4−トリアゾール、
2−メルカプトベンゾチアゾール−5−スルホン酸、2
−メルカプトベンゾイミダゾール−6−スルホン酸、メ
ルカプトコハクイミド、4−メルカプトベンゼンスルホ
ンアミド、2−メルカプトベンゾイミダゾール−5−ス
ルホンアミド、3−メルカプト−4−(2−(メチルア
ミノスルホニル)エトキシ)トルエン、3−メルカプト
−4−(2−(メチルアミノスルホニルアミノ)エトキ
シ)トルエン、4−メルカプト−N−(p−メチルフェ
ニルスルホニル)ベンズアミド、4−メルカプトフェノ
ール、3−メルカプトフェノール、3,4−ジメルカプ
トトルエン、2−メルカプトヒドロキノン、2−チオウ
ラシル、3−ヒドロキシ−2−メルカプトピリジン、4
−ヒドロキシチオフェノール、4−ヒドロキシ−2−メ
ルカプトピリミジン、4,6−ジヒドロキシ−2−メル
カプトピリミジン、2,3−ジヒドロキシプロピルメル
カプタン、テトラエチレングリコール、2−メルカプト
−4−オクチルフェニルエーテルメチルエーテル、2−
メルカプト−4−オクチルフェニルメタンスルホニルア
ミノエチルエーテル、2−メルカプト−4−オクチルフ
ェニルメチルアミノスルホニルブチルエーテル、チオジ
グリコール酸、チオジフェノール、6,8−ジチオオク
タン酸又はそのアルカリ金属、アルカリ土類金属、有機
アミンとの塩等が挙げられる。現像液及び現像補充液組
成物における含有量は、0.01〜5重量%が適当であ
る。
【0025】現像液には有機酸またはその塩を含むこと
が好ましい。この有機酸には炭素原子数6〜20の脂肪
族カルボン酸及びベンゼン環又はナフタレン環にカルボ
キシル基が置換した芳香族カルボン酸が包含される。上
記脂肪族カルボン酸としては炭素数6〜20のアルカン
酸が好ましく、具体例としてはカプロン酸、エナンチル
酸、パルミチン酸、ステアリン酸等が挙げられ、特に好
ましくはCn2n+1COOH(n:6〜12)である。
また、脂肪族カルボン酸は、不飽和脂肪酸でも枝分かれ
した炭素鎖を有する脂肪酸でもよく、その他にリンゴ
酸、クエン酸、マロン酸、酒石酸、マレイン酸、フマル
酸、シュウ酸、乳酸等が挙げられる。
【0026】なお、上記脂肪族カルボン酸は、ナトリウ
ム塩、カリウム塩又はアンモニウム塩として用いてもよ
い。
【0027】上記芳香族カルボン酸の具体的な化合物と
しては、安息香酸、o−クロロ安息香酸、p−クロロ安
息香酸、o−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ安息
香酸、p−tert−ブチル安息香酸、o−アミノ安息
香酸、p−アミノ安息香酸、2,3−ジヒドロキシ安息
香酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、2,5−ジヒド
ロキシ安息香酸、2,6−ジヒドロキシ安息香酸、3,
5−ジヒドロキシ安息香酸、没食子酸、1−ヒドロキシ
−2−ナフトエ酸、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、
2−ヒドロキシ−1−ナフトエ酸、1−ナフトエ酸、2
−ナフトエ酸等が挙げられる。
【0028】なお、上記芳香族カルボン酸はナトリウム
塩、カリウム塩又はアンモニウム塩として用いてもよ
い。
【0029】上記脂肪族カルボン酸、芳香族カルボン酸
の含有量は使用時の現像液及び補充液中に、好ましくは
0.1〜30重量%含有させることができる。
【0030】本発明において、現像時間は5〜60秒が
好ましく、6〜20秒がより好ましい。
【0031】本発明において、水洗水は、循環して繰り
返し用いることが可能である。水洗水には通常水道水、
井戸水等が用いられるが、使用する水洗水の水質によっ
て、キレート剤、殺菌剤、防腐、防カビ剤等を添加する
ことが出来る。また浄水器等でカルキ成分や、不純物を
除去して用いても良い。
【0032】本発明において、W/Dの値は3以上であ
り、W/Dの好ましい値は3〜15であり、更に好まし
くは3〜8である。3より小さいときは本発明の効果が
十分に得られない。15より大きい値で自現機を設計す
ると、自現機のサイズが大きくなったり、機械が複雑に
なったりするため、好ましくない。
【0033】本発明において、水洗の開始は版への水洗
液の供給が開始する時点であり、水洗の終了は水洗液の
供給が終了した時点である。
【0034】水洗は1槽で行っても数段階に分けて行っ
ても良い。ただし数段に分けて行う場合、上流の処理と
次の処理との渡りの時間が1秒以上あると、本発明の効
果が十分得られないことがある。
【0035】現像終了から水洗開始までの時間は0.0
3〜3秒であることが好ましく、より好ましくは0.0
3〜1秒である。
【0036】水洗時間は0.1〜20秒が好ましく、
0.1〜10秒がより好ましい。
【0037】水洗の後には必要に応じてガム液、リンス
液などのフィニッシャー液によるフィニッシング処理を
行うことができる。
【0038】フィニッシャー液は現像液のアルカリ成分
除去のため酸や緩衝剤を添加することが好ましく、その
他に親水性高分子化合物、キレート剤、潤滑剤、防腐剤
及び可溶化剤等を添加することができる。フィニッシャ
ー液に親水性高分子化合物を含む場合は現像後の版の傷
や汚れを防ぐ保護剤としての機能も付加される。
【0039】本発明に用いられるフィニッシャー液中に
界面活性剤を添加することにより塗布層の面状等が良化
する。使用できる界面活性剤としてはアニオン界面活性
剤及び/又はノニオン界面活性剤が挙げられる。
【0040】皮膜形成性を向上させる目的で種々の親水
性高分子を含有することができる。この様な親水性高分
子としては従来よりフィニッシャー液に使用し得るとさ
れるものであれば好適に使用できる。例えば、アラビア
ガム、繊維素誘導体(例えば、カルボキシメチルセルロ
ース、カルボキシエチルセルロース、メチルセルロース
等)及びその変性体、ポリビニルアルコール及びその誘
導体、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド及び
その共重合体、ビニルメチルエーテル/無水マレイン酸
共重合体、酢酸ビニル/無水マレイン酸共重合体、スチ
レン/無水マレイン酸共重合体等が挙げられる。
【0041】本発明に用いられるフィニッシャー液は、
一般的には酸性領域pH3〜6の範囲で使用する方が有
利である。
【0042】自現機としては、現像→水洗間の渡りの時
間を短くするには水平搬送、シャワー現像方式が、自現
機のコンパクト化を行う場合に有利である。
【0043】本発明において、印刷版は公知の印刷版を
用いることができる。
【0044】本発明の現像処理方法よって現像処理する
ことができる感光性平版印刷版は、ネガ型の感光性平版
印刷版であってもよく、また、ポジ型の感光性平版印刷
版であってもよい。
【0045】感光性平版印刷版は、支持体上に感光層を
設けたものであり、ネガ型の感光性平版印刷版にあって
は、支持体上にネガ型の感光層が、また、ポジ型の感光
性平版印刷版にあっては、支持体上にポジ型の感光層が
設けられている。
【0046】ネガ型の感光層を形成させるための感光性
材料としては、光重合型及び/又は光架橋型及び/又は
ジアゾ型等の感光性材料が挙げられる。
【0047】本発明で用いることができる光重合型の感
光性材料には特に限定はなく、公知の光重合型の感光性
材料のいずれをも用いることができるが、本発明に用い
るのに好ましい感光性材料の一例として、(a)少なく
とも2個の末端ビニル基を有するビニル単量体、(b)
光重合開始剤及び(c)バインダーとしての高分子化合
物からなる感光性材料を挙げることができる。
【0048】(a)少なくとも2個の末端ビニル基を有
するビニル単量体、(b)光重合開始剤及び(c)バイ
ンダーとしての高分子化合物は、光重合性感光材料の固
形分中に(a)は20〜80重量%、(b)は0.1〜
20重量%、(c)は20〜80重量%含有されるのが
好ましい。
【0049】また、これらの光重合性感光性材料には、
ジアゾ化合物、熱重合禁止剤、可塑剤、染料や顔料等を
含有させることができる。
【0050】本発明で用いることができる光架橋型の感
光性材料には、特に限定はなく、公知の光架橋型の感光
性材料のいずれをも用いることができるが、本発明に用
いるのに好ましい感光性材料の一例として、光二量化可
能な基を有する化合物を含有する感光性材料を挙げるこ
とができる。
【0051】これら光二量化可能な基を有する化合物は
単独であるいは2種以上の化合物を混合して使用するこ
とができる。
【0052】光架橋型の感光性材料には、上記光二量化
可能な基を有する化合物の他に、増感剤を使用すること
が好ましい。
【0053】また、光架橋型の感光性材料には、形態保
持性を与える等の目的で、必要に応じて無機粉末やポリ
マーを混合することもできる。
【0054】本発明で用いることのできるジアゾ型の感
光性材料には特に限定はなく、公知のジアゾ型の感光性
材料のいずれをも用いることができる。
【0055】これらジアゾ化合物としては、p−ジアゾ
ジフェニルアミンとホルムアルデヒドとの縮合物である
ジアゾ樹脂が代表的なものであって、水不溶性で有機溶
媒可溶性のものが好ましく、例えば、特公昭47−11
67号公報及び同57−43890号公報等に記載され
ている水不溶性でかつ通常の有機溶媒可溶性のものが挙
げられる。ジアゾ樹脂を含む感光層にはフェノール性水
酸基を有するビニル重合体のようなアルカリ可溶性樹脂
を混合することが好ましい。
【0056】また、本発明において、ジアゾ樹脂は、感
光性組成物の固形分中に通常1〜20重量%、好ましく
は2〜10重量%含有させるとよい。
【0057】本発明において、ネガ型感光性平版印刷版
は、支持体上に上記光重合型及び/または光架橋型及び
/またはジアゾ型の感光性材料を含有する感光層を形成
したものである。
【0058】次に、本発明において、ポジ型感光性平版
印刷版に用いるオルトキノンジアジド化合物について説
明する。
【0059】本発明において、ポジ型感光性平版印刷版
は、支持体上にオルトキノンジアジド化合物を感光性材
料として含有する感光層を形成したものである。
【0060】オルトキノンジアジド化合物としては、例
えば、o−ナフトキノンジアジドスルホン酸と、フェノ
ール類及びアルデヒド又はケトンの重縮合樹脂とのエス
テル化合物が挙げられる。
【0061】更に、o−キノンジアジド化合物として
は、特開昭58−43451号公報に記載のある以下の
化合物も挙げることができる。即ち、例えば、1,2−
ベンゾキノンジアジドスルホン酸エステル、1,2−ナ
フトキノンジアジドスルホン酸エステル、1,2−ベン
ゾキノンジアジドスルホン酸アミド、1,2−ナフトキ
ノンジアジドスルホン酸アミドなどの公知の1,2−キ
ノンジアジド化合物、更に具体的にはジェイ・コサール
(J.Kosar)著「ライト・センシティブ・システ
ムズ」(“Light−Sensitive Syst
ems”)第339〜352頁(1965年)、ジョン
・ウィリー・アンド・サンズ(JohnWiley&S
ons)社(ニューヨーク)やダブリュー・エス・ディ
ー・フォレスト(W.S.De Forest)著「フ
ォトレジスト」(Photoresist)第50巻,
(1975年)、マグローヒル(McGraw−Hil
l)社(ニューヨーク)に記載されている1,2−ベン
ゾキノンジアジド−4−スルホン酸フェニルエステル、
1,2,1′,2′−ジ−(ベンゾキノンジアジド−4
−スルホニル)−ジヒドロキシビフェニル、1,2−ベ
ンゾキノンジアジド−4−(N−エチル−N−β−ナフ
チル)−スルホンアミド、1,2−ナフトキノンジアジ
ド−5−スルホン酸シクロヘキシルエステル、1−
(1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル)−
3,5−ジメチルピラゾール、1,2−ナフトキノンジ
アジド−5−スルホン酸−4″−ヒドロキシジフェニル
−4″−アゾ−β−ナフトールエステル、N,N−ジ−
(1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル)−
アニリン、2−(1,2−ナフトキノンジアジド−5−
スルホニルオキシ)−1−ヒドロキシ−アントラキノ
ン、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸−
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンエステル、1,2
−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸−2,3,4
−トリヒドロキシベンゾフェノンエステル、1,2−ナ
フトキノンジアジド−5−スルホン酸クロリド2モルと
4,4′−ジアミノベンゾフェノン1モルの縮合物、
1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロリ
ド2モルと4,4′−ジヒドロキシ−1,1′−ジフェ
ニルスルホン1モルの縮合物、1,2−ナフトキノンジ
アジド−5−スルホン酸クロリド1モルとプルプロガリ
ン1モルの縮合物、1,2−ナフトキノンジアジド−5
−(N−ジヒドロアビエチル)−スルホンアミドなどの
1,2−キノンジアジド化合物を挙げることができる。
又、特公昭37−1953号、同37−3627号、同
37−13109号、同40−26126号、同40−
3801号、同45−5604号、同45−27345
号、同51−13013号、特開昭48−96575
号、同48−63802号、同48−63803号各公
報に記載された1,2−キノンジアジド化合物をも挙げ
ることができる。
【0062】本発明においては、o−キノンジアジド化
合物として、上記化合物を各々単独で用いてもよいし、
また、2種以上組合せて用いてもよい。
【0063】オルトキノンジアジド化合物を感光性材料
として含有する感光層にはアルカリ可溶性樹脂を混入す
ることが好ましい。これらアルカリ可溶性樹脂として
は、ノボラック樹脂、フェノール性水酸基を有するビニ
ル系重合体、特開昭55−57841号公報に記載され
ている多価フェノールとアルデヒド又はケトンとの縮合
樹脂等が挙げられる。
【0064】上記ノボラック樹脂としては、例えば、フ
ェノール・ホルムアルデヒド樹脂、クレゾール・ホルム
アルデヒド樹脂、特開昭55−57841号公報に記載
されているようなフェノール・クレゾール−ホルムアル
デヒド共重縮合樹脂、特開昭55−127553号公報
に記載されているようなp−置換フェノールとフェノー
ルもしくはクレゾールとホルムアルデヒドとの共重縮合
樹脂等が挙げられる。
【0065】ノボラック樹脂の分子量(ポリスチレン標
準)は、好ましくは数平均分子量Mnが3.00×10
2〜7.50×103、重量平均分子量Mwが1.00×
10 3〜3.00×104、より好ましくはMnが5.0
0×102〜4.00×103、Mwが3.00×103
〜2.00×104である。上記ノボラック樹脂は単独
で用いてもよいし、2種以上組合せて用いてもよい。上
記ノボラック樹脂の感光性組成物中に占める割合は5〜
95重量%が好ましい。
【0066】オルトキノンジアジド化合物の感光層中に
占める割合は6〜60重量%が好ましく、特に好ましい
のは、10〜50重量%である。オルトキノンジアジド
化合物を感光性材料として含有する感光層には、必要に
応じて、可塑剤、界面活性剤、有機酸、酸無水物などを
添加することができる。更に、本発明において、オルト
キノンジアジド化合物を感光性材料として含有する感光
層には、該感光性組成物の感脂性を向上させるために、
例えば、p−tert−ブチルフェノールホルムアルデ
ヒド樹脂やp−n−オクチルフェノールホルムアルデヒ
ド樹脂や、あるいはこれらの樹脂がo−キノンジアジド
化合物で部分的にエステル化されている樹脂などの感脂
化剤を添加することもできる。
【0067】また、本発明において、光重合型及び/又
は光架橋型の感光性材料を含有する感光層及びオルトキ
ノンジアジド化合物を感光性材料として含有する感光層
には、露光により可視画像を形成させるプリントアウト
材料を添加することができる。プリントアウト材料は露
光により酸もしくは遊離基を生成する化合物と共に用い
られ、露光により該化合物から生成した酸もしくは遊離
基と相互作用することによってその色調を変え、色画像
を形成する。プリントアウト材料には、露光により生成
した上記酸もしくは遊離基と相互作用することによって
その色調を変える色素が用いられる。
【0068】該色素としては、フリーラジカルまたは酸
と反応して色調を変化するものが好ましく使用できる。
ここに「色調が変化する」とは、無色から有色の色調へ
の変化、有色から無色あるいは異なる有色の色調へのい
ずれをも包含する。好ましい色素は酸と塩を形成して色
調を変化するものである。
【0069】感光層には、更に種々の添加物を加えるこ
とができる。
【0070】例えば、塗布性を改良するためのアルキル
エーテル類(例えば、エチルセルロース、メチルセルロ
ース)、フッ素系界面活性剤類や、ノニオン系界面活性
剤〔例えば、プルロニックL−64(旭電化(株)
製)〕、塗膜の柔軟性、耐摩耗性を付与するための可塑
剤(例えば、ブチルフタリル、ポリエチレングリコー
ル、クエン酸トリブチル、フタル酸ジエチル、フタル酸
ジブチル、フタル酸ジヘキシル、フタル酸ジオクチル、
リン酸トリクレジル、リン酸トリブチル、リン酸トリオ
クチル、オレイン酸テトラヒドロフルフリル、アクリル
酸又はメタクリル酸のオリゴマーおよびポリマー)、画
像部の感脂性を向上させるための感脂化剤(例えば、特
開昭55−527号公報記載のスチレン−無水マレイン
酸共重合体のアルコールによるハーフエステル化物
等)、安定剤〔例えば、リン酸、亜リン酸、有機酸(ク
エン酸、シュウ酸、ベンゼンスルホン酸、ナフタリンス
ルホン酸、4−メトキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノ
ン−5−スルホン酸、酒石酸等)〕、現像促進剤(例え
ば、高級アルコール、酸無水化物等)等が挙げられる。
これらの添加剤の添加量はその使用対象目的によって異
なるが、一般に感光性組成物の全固形分に対して、0.
01〜30重量%である。
【0071】本発明において、光重合型及び/又は光架
橋型の感光性材料を含有する感光層を有するネガ型感光
性平版印刷版及びオルトキノンジアジド化合物を感光性
材料として含有する感光層を有するポジ型感光性平版印
刷版は、必要とする上記の各成分を溶媒に溶解させた塗
布液を支持体表面に塗布乾燥させ、感光層を形成するこ
とにより製造することができる。
【0072】塗布方法としては、従来公知の方法、例え
ば、回転塗布、ワイヤーバー塗布、ディップ塗布、エア
ーナイフ塗布、ロール塗布、ブレード塗布及びカーテン
塗布等を用いることができる。塗布液の濃度は1〜50
重量%の範囲とすることが望ましい。この場合、塗布液
の塗布量は、おおむね、固形分として0.2〜10g/
2程度とすればよい。
【0073】支持体としては、紙、プラスチック(例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンな
ど)ラミネート紙、アルミニウム(アルミニウム合金も
含む)、亜鉛、銅などのような金属の板、二酢酸セルロ
ース、三酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリカーボネート、ポリビニルアセタールなどの
ようなプラスチックのフィルム、上記の如き金属がラミ
ネートもしくは蒸着された紙もしくはプラスチックフィ
ルム、アルミニウムもしくはクロームメッキが施された
鋼板などが挙げられ、これらのうち特に、アルミニウム
及びアルミニウム被覆された複合支持体が好ましい。
【0074】また、アルミニウム材の表面は、保水性を
高め、感光層との密着性を向上させる目的で粗面化処理
されていることが望ましい。
【0075】粗面化方法としては、一般に公知のブラシ
研磨法、ボール研磨法、電解エッチング、化学的エッチ
ング、液体ホーニング、サンドブラスト等の方法および
これらの組合せが挙げられ、好ましくはブラシ研磨法、
電解エッチング、化学的エッチングおよび液体ホーニン
グが挙げられ、これらのうちで、特に電解エッチングの
使用を含む粗面化方法が好ましい。また、電解エッチン
グの際に用いられる電解浴としては、酸、アルカリまた
はそれらの塩を含む水溶液あるいは有機溶剤を含む水性
溶液が用いられ、これらのうちで特に塩酸、硝酸または
それらの塩を含む電解液が好ましい。さらに、粗面化処
理の施されたアルミニウム板は、必要に応じて酸または
アルカリの水溶液にてデスマット処理される。こうして
得られたアルミニウム板は、陽極酸化処理されることが
望ましく、特に好ましくは、硫酸またはリン酸を含む浴
で処理する方法が挙げられる。また、さらに必要に応じ
て、ケイ酸アルカリや熱水による処理、その他水溶性高
分子化合物や弗化ジルコニウム酸カリウム水溶液への浸
漬等による表面処理を行うことができる。
【0076】支持体の裏面には、アルミニウムの陽極酸
化皮膜の溶出を抑えるために、有機金属化合物あるいは
無機金属化合物を加水分解及び重縮合させて得られる金
属酸化物からなる被覆層あるいは有機高分子化合物から
なる被覆層(以下、バックコート層という。)を設ける
ことが好ましい。
【0077】バックコート層は、現像時にアルミニウム
の溶出が抑えられる量を用いればよく、0.001〜1
0g/m2の範囲の塗布量が好ましく、より好ましく
は、0.01〜1g/m2であり、0.02〜0.1g
/m2が最も好ましい。
【0078】バックコート層をアルミニウム支持体の裏
面に被覆する方法としては種々の方法が適用できるが、
上記の塗布量を確保する上で最も好ましいのは、バック
コート層塗布液を作成して塗布、乾燥する方法である。
【0079】支持体上に光重合型及び/または光架橋型
の感光性材料を含有する感光層を有するネガ型感光性平
版印刷版においては、空気中の酸素による重合禁止作用
を防止する為、例えば、ポリビニルアルコール、酸性セ
ルロース類等のような酸素遮断性に優れたポリマーより
なる保護層を設けてもよい。
【0080】感光性平版印刷版は、線画像、網点画像等
を有する透明原画を通して感光される。露光に好適な活
性光の光源としては、カーボンアーク灯、水銀灯、キセ
ノンランプ、メタルハライドランプ、ストロボ等が挙げ
られる。
【0081】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0082】《感光性平版印刷版1の作成》厚さ0.3
mmのアルミニウム版(材質1050、調質H16)
を、85℃に保たれた10%水酸化ナトリウム水溶液中
に浸漬し、1分間脱脂処理を行った後水洗した。この脱
脂したアルミニウム版を、25℃に保たれた10%硫酸
水溶液中に1分間浸漬し、デスマット処理した後水洗し
た。次いでこのアルミニウム版を、2.0%の硝酸水溶
液中において、温度30℃、電流密度80A/dm2
条件で30秒間粗面化した。その後、70℃に保たれた
1%水酸化ナトリウム水溶液中に10秒間浸漬した後、
水洗した。次いで、25℃に保たれた10%硫酸水溶液
中に10秒間浸漬した後、水洗した。次いで、30%硫
酸水溶液中で、温度35℃、電流密度3A/dm2の条
件で1分間陽極酸化処理を行った後水洗した。その後、
80℃に保たれた0.01%ポリビニルホスホン酸水溶
液中に30秒間浸漬した後、80℃で5分間乾燥してア
ルミニウム支持体1を得た。
【0083】このように処理されたアルミニウム支持体
1の裏面(感光層と反対側の面)に、JIS3号珪酸ナ
トリウム水溶液(10g/L)をワイヤーバーを用いて
塗布し、80℃で3分間乾燥し、裏面に被覆層を有する
アルミニウム支持体2を作成した。被覆層は乾燥重量と
して10mg/m2となるように塗設した。
【0084】次に、下記組成の感光性組成物塗布液1を
ワイヤーバーを用いてアルミニウム支持体2の他方の表
面に塗布し、80℃で2分間乾燥し、感光性平版印刷版
1を得た。このとき、感光性組成物塗布液は乾燥重量と
して2.0g/m2となるようにした。
【0085】 《感光性組成物塗布液1》 高分子化合物1 0.20g ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン 0.20g ノボラック樹脂(フェノール/m−クレゾール/p−クレ ゾールのモル比が10/54/36でMwが4000) 6.70g ピロガロールアセトン樹脂(Mw:3000)とo−ナフト キノンジアジド−5−スルホニルクロリドの縮合物(エス テル化率30%) 1.50g ポリエチレングリコール#2000 0.20g ビクトリアピュアブルーBOH(保土ヶ谷化学株製) 0.08g 2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(p−メトキシスチ リル)−s−トリアジン 0.15g フッ素系界面活性剤FC−430(住友3M株製) 0.03g cis−1,2シクロヘキサンジカルボン酸 0.20g メチルエチルケトン/プロピレングリコールモノメチルエーテ ル=3/7 100ml
【0086】
【化1】
【0087】《自現機1、2および3による現像処理方
法の概略》自現機1、2および3の概略図である図1、
2および3において、感光性平版印刷版は、現像部A、
現像部から水洗部への渡り部B、水洗部C、水洗部から
ガム液塗布部への渡り部D、ガム液塗布部E、ガム液塗
布部から乾燥部への渡り部F、および乾燥部Gを通過し
て自現機1、2および3で処理される。
【0088】先ず、図1の自現機1での場合について以
下に説明する。
【0089】現像部Aにおいては、運ばれて来た露光済
み感光性平版印刷版に、現像シャワー31と現像液タン
ク101とが図示されてはいないがパイプとポンプによ
り連結されていて循環供給される現像液を現像シャワー
31からシャワーして供給し現像する。
【0090】現像部Aから水洗部Cへの渡り部Bにおい
ては、現像された平版印刷版は現像絞りローラー38で
現像液を絞りとられ除去されてから水洗入り口ブレード
47に運ばれる。
【0091】水洗部Cにおいては、現像液を絞りとられ
除去された平版印刷版は水洗するために水洗入り口ブレ
ード47から水洗出口ローラー43に運ばれる。水洗部
Cにおいては水洗シャワー42と水洗水タンク102と
が図示されてはいないがパイプとポンプにより連結され
ていて循環供給される水洗水を水洗シャワー42からシ
ャワーされて平版印刷版は水洗される。
【0092】水洗部Cからガム液塗布部Eへの渡り部D
においては、水洗された平版印刷版は水洗出口ローラー
43からガム液塗布入り口ローラー51に運ばれる。
【0093】ガム液塗布部Eにおいては、ガム液塗布入
り口ローラー51からガム液塗布ローラー53に運ばれ
てガム液を塗布される。ガム液塗布部Eにおいてはガム
液供給シャワー52とガム液タンク203とが図示され
てはいないがパイプとポンプにより連結されていて循環
供給されるガム液をガム液供給シャワー52からシャワ
ーされて平版印刷版がガム液を塗布される。
【0094】次に、ガム液を塗布された平版印刷版はガ
ム液塗布部Eから乾燥部Gへの渡り部Fを通り、次い
で、乾燥部Gを通過して平版印刷版の自現機1による処
理が完了する。
【0095】次に、図3の自現機3での場合について以
下に説明する。
【0096】現像部Aにおいては、運ばれて来た露光済
み感光性平版印刷版に、現像シャワー31と現像液タン
ク301とが図示されてはいないがパイプとポンプによ
り連結されていて循環供給される現像液を現像シャワー
31からシャワーして供給し現像する。
【0097】現像部Aから水洗部Cへの渡り部Bにおい
ては、現像された平版印刷版は現像絞りローラー38で
現像液を絞りとられ除去されてから水洗入り口ブレード
47に運ばれる。
【0098】水洗部Cにおいては、現像液を絞りとられ
除去された平版印刷版は水洗するために水洗入り口ロー
ラー49から水洗出口ローラー43に運ばれる。水洗部
Cにおいては水洗シャワー42と水洗水タンク302と
が図示されてはいないがパイプとポンプにより連結され
ていて循環供給される水洗水を水洗シャワー42からシ
ャワーされて平版印刷版は水洗される。
【0099】水洗部Cからガム液塗布部Eへの渡り部D
においては、水洗された平版印刷版は水洗出口ローラー
43からガム液塗布入り口ローラー51に運ばれる。
【0100】ガム液塗布部Eにおいては、ガム液塗布入
り口ローラー51からガム液塗布ローラー53に運ばれ
てガム液を塗布される。ガム液塗布部Eにおいてはガム
液供給シャワー52とガム液タンク303とが図示され
てはいないがパイプとポンプにより連結されていて循環
供給されるガム液をガム液供給シャワー52からシャワ
ーされて平版印刷版がガム液を塗布される。
【0101】次に、ガム液を塗布された平版印刷版はガ
ム液塗布部Eから乾燥部Gへの渡り部Fを通り、次い
で、乾燥部Gを通過して平版印刷版の自現機3による処
理が完了する。
【0102】自現機において、水洗時間Wとは、現像さ
れた平版印刷版の先端が水洗部Cを通過するのに要する
時間であり、現像部から水洗部への渡り時間Dとは、現
像された平版印刷版の先端が現像部から水洗部への渡り
部Bを通過するのに要する時間である。
【0103】本発明において、水洗時間Wと渡り時間D
との比W/Dは3以上である。
【0104】実施例1 《自現機1による現像処理》図1に示す自現機1の現像
槽に下記現像液1を25L投入した。さらに水洗槽に水
道水を、ガム液塗布槽に下記ガム液を2倍希釈で10L
投入し、温調を作動した。発明の効果を明確にするため
に、実験的に、全面露光した感光性平版印刷版1を50
2現像液無補充で処理し、現像液活性度を通常より低
い状態に設定した。
【0105】 《現像液1》 A珪酸カリウム(SiO2:26wt%、K2O:13wt%) 100重量部 水酸化カリウム(50%水溶液) 86重量部 フタル酸 18重量部 ベータオキシナフトエ酸 18重量部 水 1513重量部 《フィニッシャーガム液1》 白色デキストリン 5.0重量部 ヒドロキシプロピルエーテル化デンプン 10重量部 アラビアガム 1.0重量部 燐酸第1アンモン 0.1重量部 ジラウリルコハク酸ナトリウム 0.15重量部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 0.5重量部 エチレングリコール 1.0重量部 EDTA 0.005重量部 デヒドロ酢酸 0.005重量部 水 100.0重量部 その後下記評価法に従ってボールペン残りを評価した。
【0106】《ボールペン残りの評価》感光性平版印刷
版1に、荷重50,75,100gをかけてパイロット
製油性ボールペンを用いて描画した。その後、4kWメ
タルハライドランプ(大日本スクリーン株製vio Q
uick)を光源として90cmの距離から露光した。
次に、この試料を図1に示す自現機1で下記処理条件1
で現像処理を行い、得られたサンプルのボールペンイン
キの残留度合いを目視評価した。
【0107】《処理条件1》 A:現像部 10秒 B:現像部→水洗部渡り 0.9秒 C:水洗部 4.5秒 D:水洗部→ガム液塗布部渡り 1.4秒 E:ガム液塗布部 1.7秒 F:ガム液塗布部→乾燥部渡り 1.5秒 G:乾燥部 4.6秒 その結果を表1に示す。
【0108】実施例2 図1に示す自現機の代わりに図2に示す自現機2を用い
て下記処理条件2で現像処理を行ったほかは実施例1と
同様にしてボールペン残りの評価を行った。
【0109】《処理条件2》 A:現像部 10秒 B:現像部→水洗部渡り 4.5秒 C:水洗部 15秒 D:水洗部→ガム液塗布部渡り 1.4秒 E:ガム液塗布部 1.7秒 F:ガム液塗布部→乾燥部渡り 4.5秒 G:乾燥部 9秒 その結果を表1に示す。
【0110】比較例1 図1に示す自現機の代わりに図3に示す自現機3を用い
て下記処理条件3で現像処理を行ったほかは実施例1と
同様にしてボールペン残りの評価を行った。
【0111】《処理条件3》 A:現像部 10秒 B:現像部→水洗部渡り 4.5秒 C:水洗部 9秒 D:水洗部→ガム液塗布部渡り 1.4秒 E:ガム液塗布部 1.7秒 F:ガム液塗布部→乾燥部渡り 4.5秒 G:乾燥部 9秒 その結果を表1に示す。
【0112】
【表1】
【0113】表1から明らかなように、W/Dを大きく
することで、ボールペンインキの洗浄性が向上し、ボー
ルペン残りが改良されることがわかる。
【0114】
【発明の効果】本発明により、非画像部として感光層に
溶解する部分に付着したボールペンインキが、現像処理
で除去されずに支持体に残留することにより起こる故
障、所謂ボールペン残りにより引き起こされる故障であ
る印刷汚れが改良された感光性平版印刷版の現像処理方
法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】自現機1の概略図である。
【図2】自現機2の概略図である。
【図3】自現機3の概略図である。
【符号の説明】
31 現像シャワー 38 現像絞りローラー 42 水洗シャワー 43 水洗出口ローラー 47 水洗入り口ブレード 49 水洗入り口ローラー 51 ガム液塗布入り口ローラー 52 ガム液供給シャワー 53 ガム液塗布ローラー 101,201,301 現像液タンク 102,202,302 水洗水タンク 103,203,303 ガム液タンク

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像露光した感光性平版印刷版を自動現
    像機を用いて搬送経路に従って現像し、次いで水洗する
    方法において、水洗に要する時間Wと、現像を終了して
    から水洗を開始するまでに要する時間Dの比(W/D)
    が3以上であることを特徴とする感光性平版印刷版の現
    像処理方法。
  2. 【請求項2】 水洗に要する時間Wと、現像を終了して
    から水洗を開始するまでに要する時間Dの比(W/D)
    が3〜15である請求項1記載の現像処理方法。
  3. 【請求項3】 水洗に要する時間Wが0.1〜20秒で
    ある請求項1記載の現像処理方法。
  4. 【請求項4】 現像時間Wが5〜60秒である請求項1
    記載の現像処理方法。
  5. 【請求項5】 現像液がアルカリ金属珪酸塩を含むこと
    を特徴とする請求項1記載の現像処理方法。
  6. 【請求項6】 現像液がアルカリ金属珪酸塩をSiO2
    として0.5〜5重量%含むことを特徴とする請求項1
    記載の現像処理方法。
  7. 【請求項7】 現像液に含まれるアルカリ金属の20〜
    100%がカリウムであることを特徴とする請求項5記
    載の現像処理方法。
  8. 【請求項8】 現像液に有機酸または有機酸塩を0.1
    〜30重量%含有することを特徴とする請求項5記載の
    現像処理方法。
  9. 【請求項9】 現像液に含まれる有機酸または有機酸塩
    が芳香族カルボン酸または芳香族カルボン酸塩であるこ
    とを特徴とする請求項8記載の現像処理方法。
  10. 【請求項10】 処理する感光性平版印刷版がポジ型感
    光性組成物層を持つことを特徴とする請求項1記載の現
    像処理方法。
  11. 【請求項11】 ポジ型感光性組成物層がo−キノンジ
    アジド化合物とアルカリ可溶性樹脂を含むことを特徴と
    する請求項10記載の現像処理方法。
  12. 【請求項12】 処理する感光性平版印刷版がネガ型感
    光性組成物層を持つことを特徴とする請求項1記載の現
    像処理方法。
  13. 【請求項13】 ネガ型感光性組成物層がジアゾ樹脂と
    アルカリ可溶性樹脂を含むことを特徴とする請求項10
    記載の現像処理方法。
JP24265997A 1996-09-09 1997-09-08 感光性平版印刷版の現像処理方法 Pending JPH10133391A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24265997A JPH10133391A (ja) 1996-09-09 1997-09-08 感光性平版印刷版の現像処理方法

Applications Claiming Priority (3)

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JP23782696 1996-09-09
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WO2005006083A1 (ja) * 2003-07-14 2005-01-20 Az Electronic Materials (Japan) K.K. 感光性組成物用現像液とそれを用いたパターン化されたレジスト膜の形成方法

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