JPH10203879A - 多孔質無機材料の製造法 - Google Patents

多孔質無機材料の製造法

Info

Publication number
JPH10203879A
JPH10203879A JP2194997A JP2194997A JPH10203879A JP H10203879 A JPH10203879 A JP H10203879A JP 2194997 A JP2194997 A JP 2194997A JP 2194997 A JP2194997 A JP 2194997A JP H10203879 A JPH10203879 A JP H10203879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum
oxide
heated
boron
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2194997A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeoki Ri
建興 李
Takeshi Narita
毅 成田
Junichi Ogawa
純一 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichias Corp
Original Assignee
Nichias Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichias Corp filed Critical Nichias Corp
Priority to JP2194997A priority Critical patent/JPH10203879A/ja
Publication of JPH10203879A publication Critical patent/JPH10203879A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B30/00—Compositions for artificial stone, not containing binders
    • C04B30/02—Compositions for artificial stone, not containing binders containing fibrous materials
    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/00474—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
    • C04B2111/00793—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00 as filters or diaphragms

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 9Al2O3・2B2O3質ウィスカーからなる高
物性多孔質無機材料の製造法を提供する。 【解決手段】 酸化アルミニウムまたは酸化アルミニウ
ム形成性アルミニウム化合物と酸化ホウ素または酸化ホ
ウ素形成性ホウ素化合物とを粉末状態で混合して成形
し、得られた成形物を加熱してアルミニウム化合物とホ
ウ素化合物から9Al2O3・2B2O3のウィスカーを生成
させ、それらが結合剤によらずに結合してなる多孔質無
機材料を得るに当たり、酸化鉄、鉄粉、酸化バナジウ
ム、シリカ等をウィスカーの成長促進用助剤として用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多孔質無機材料の製
造法に関するものであり、さらに詳しくは、ウィスカー
強化金属材料(WRM)等製造用の補強材、高温用の構
造材、断熱材、摩擦材、濾材等に有用な、9Al2O3・2
B2O3質ホウ酸アルミニウムウィスカーからなる多孔質
無機材料とその製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】窒化ケイ素、炭化ケイ素、アルミナ、ホ
ウ酸アルミニウム、チタン酸カリウム、酸化チタン等か
らなるセラミックス系のウィスカーは、機械的特性、耐
熱性、耐食性、断熱性、耐摩耗性、電気絶縁性などにす
ぐれているため、そのまま、あるいは成形体にして、多
くの分野で利用されるようになった。
【0003】ウィスカーの用途として期待されているも
のの一つは金属基複合材料の強化材であって、ウィスカ
ーをあらかじめプリフォームと呼ばれる多孔質成形体に
成形しておき、その空隙部分に溶融金属を圧入する鋳造
を行うことによって、ウィスカーで補強された金属材料
・WRMを得るものである。
【0004】プリフォーム等、ウィスカーの成形体を得
るには、結合剤と共に水に分散させたウィスカーを脱水
成形して乾燥、焼成を行う。ところが、ウィスカーは軽
く微細なため、水に分散させる工程で飛散し易く、それ
を作業者が吸入すると健康を害することがあるので、厳
重な飛散防止対策が必要である。また、ウィスカー分散
液が脱水成形される過程で針状のウィスカーが特定の方
向に配向したり偏在したりするのが避けられず、その配
向と偏在はそのまま成形体に引き継がれてしまう。
【0005】言うまでもなく、ウィスカーが不均一に分
布したり特定方向に配向している成形体は均一かつ等方
性の物性を示さない。加えて、脱水成形から焼成を終わ
るまでの間の体積変化が大きいから、所定の密度と寸法
精度を有する成形体を得ることも困難である。さらに、
結合剤によるウィスカー同士の結合力はあまり強くない
ので、ウィスカーそのものの強度は大きくても成形体の
機械的強度は小さいものとなる。プリフォームとして使
われた場合は結合剤が溶湯と反応し、好ましくない変化
を金属に生じさせることもある。
【0006】特公平6−33193号公報には、ウィス
カーからなる成形体製造に伴う上述のような問題点をム
ライトウィスカー製のものについては解決することに成
功した硬質ムライトウィスカーフェルトの製造法が記載
されている。この製造法では、AlF3とSiO2の混合物
から素地を形成させ、これを無水SiF4雰囲気中で約7
00〜950℃に加熱することによりAlF3とSiO2か
ら棒状のトパーズ結晶を形成させ、さらに約1150〜
1700℃に加熱して上記トパーズ結晶を針状の単結晶
ムライトウィスカーに変換する。この方法によれば、成
形された素地中での反応によりムライトウィスカーが形
成され、そのウィスカーは形成過程で相互に結合するか
ら、ウィスカーの形成が終わると同時にウィスカー成形
体も完成する。したがって、多くの困難を伴うウィスカ
ーの脱水成形は不要になり、且つ製品はウィスカーの脱
水成形に由来する前述の欠点を有しない。
【0007】しかしながら、有利とみえるこの製造法
も、有毒な無水SiF4雰囲気での焼成を必要とするため
装置や工程管理に費用が嵩むという問題点があり、実施
は容易ではない。言うまでもなく、製品はムライト質の
ものに限られ、用途はおのずから限定される。このよう
な、ウィスカーの生成と多孔質成形体の形成を並行して
進行させる方法は、他の化学組成のウィスカーについて
はまだ知られていなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一方、本発明者らが先
に特許出願した発明(特願平7−202772号)で
は、酸化アルミニウムまたは空気中で加熱されると酸化
アルミニウムを生成するアルミニウム化合物の粉末、酸
化ホウ素または空気中で加熱されると酸化ホウ素を生成
するホウ素化合物の粉末、および酸化ニッケル系の助剤
(酸化ニッケル、ニッケル、または空気中で加熱される
と酸化ニッケルを生成するニッケル化合物からなる)を
均一に混合し、得られた混合物を成形し、次いで加熱し
てアルミニウム化合物とホウ素化合物から9Al2O3・2
B2O3質ホウ酸アルミニウムウィスカーを生成させると
同時に多孔質無機材料を得ている。
【0009】この製造法において、ホウ酸アルミニウム
ウィスカーはその成長過程で他のウィスカーと接触した
とき接触部分において相手方ウィスカーとホウ酸アルミ
ニウムの一部を共有しつつさらに成長する。その結果、
この製法により得られる多孔質無機材料は、ホウ酸アル
ミニウムウィスカーがランダムに分布し相互に少なくと
も1カ所で、結合剤によることなくウィスカー構成成分
を共有することにより結合して多孔質構造を維持してい
る。そして、それにより、従来の結合剤使用ウィスカー
成形体やウィスカー焼結体とは比較にならないほど高い
強度と高度の耐熱性および耐食性を示す。ウィスカーの
生成と同時にウィスカー成形体に相当するものが形成さ
れるので、ウィスカーを成形する場合に問題となるウィ
スカーの飛散、不均一分布、配向等に基づく種々の不都
合も一切解消される。
【0010】本発明の目的は、上述のように原料混合物
の成形物中でホウ酸アルミニウムウィスカーを生成させ
ることによりウィスカーからなる多孔質無機材料を製造
する方法をさらに発展させることにある。さらに詳しく
は、本発明の目的は上記本発明者らによる多孔質無機材
料の製造法で用いられた酸化ニッケル系助剤以外のウィ
スカー成長に有効な助剤を見いだし、それにより9Al2
O3・2B2O3質ウィスカーからなる多孔質無機材料の新
規な製造法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】上記目的を達成した本発明は、酸化アルミ
ニウムまたは空気中で加熱されると酸化アルミニウムを
生成するアルミニウム化合物の粉末と、酸化ホウ素また
は空気中で加熱されると酸化ホウ素を生成するホウ素化
合物の粉末とを均一に混合し、得られた混合物を成形
し、次いで加熱してアルミニウム化合物とホウ素化合物
から9Al2O3・2B2O3質ホウ酸アルミニウムウィスカ
ーを生成させて多孔質無機材料を製造するに当たり、前
記酸化ニッケル系のもの以外の助剤を用いてウィスカー
をアスペクト比10以上のものに成長させることを特徴
とする。
【0012】9Al2O3・2B2O3質ホウ酸アルミニウム
ウィスカーの成長を促進するための助剤となり得る物質
として新たに見いだされたものは、酸化鉄、鉄粉、空気
中で加熱されると酸化鉄を生成する鉄化合物、酸化バナ
ジウム、空気中で加熱されると酸化バナジウムを生成す
るバナジウム化合物、シリカ等である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による多孔質無機材
料の製造法について詳述する。原料とするアルミニウム
化合物は、酸化アルミニウム、または空気中で加熱され
ると酸化アルミニウムを生成するアルミニウム化合物
(以下、酸化アルミニウム前駆体という)である。酸化
アルミニウム前駆体として使用可能なアルミニウム化合
物は、空気中で加熱されたとき望ましくは約1000℃
以下で酸化アルミニウムを生じるものであって、その好
ましい具体例としては、水酸化アルミニウム、硫酸アル
ミニウム、硝酸アルミニウム、塩化アルミニウムなどが
ある。
【0014】アルミニウム化合物と反応させるホウ素化
合物としては、酸化ホウ素(三酸化ホウ素・B2O3)ま
たは空気中で加熱されたとき望ましくは約1000℃以
下で酸化ホウ素を生成するホウ素化合物(以下、酸化ホ
ウ素前駆体という)たとえばホウ酸(H3BO3)、四ホ
ウ酸(H2B4O7)、メタホウ酸(HBO2)等を用い
る。
【0015】上述のアルミニウム化合物とホウ素化合物
と共に、それらが高温で反応して9Al2O3・2B2O3質
ホウ酸アルミニウムを形成するときアスペクト比10以
上のウィスカーを形成させるための助剤、好ましくは酸
化鉄、酸化バナジウム等の金属酸化物のほか、空気中で
加熱されると前記酸化物のいずれかを生じる金属単体の
粉末および化合物(たとえば鉄粉、バナジウム等の水酸
化物、塩化物、炭酸塩、硫酸塩、有機酸塩等)、または
シリカの1種以上からなるものを用いる。シリカと他の
助剤との併用は特に好ましい結果を与える。助剤構成成
分の一部として前述の酸化ニッケル系助剤すなわち酸化
ニッケル、ニッケル、または空気中で加熱されると酸化
ニッケルを生成するニッケル化合物を用いることも可能
である。
【0016】アルミニウム化合物、ホウ素化合物および
助剤は、微粉末状にしてよく混合し、均一な混合物とす
る。このとき、Al2O3:B2O3のモル比が9:2ない
し9:6となるように配合比を選定することが望まし
く、また酸化アルミニウムに対して(他のアルミニウム
化合物を用いた場合はその酸化アルミニウム換算量に対
して)助剤が(酸化物換算量で)0.1〜10重量%、
望ましくは約1〜5重量%になるようにする。助剤を過
剰に添加してもアスペクト比の増加は期待できないばか
りかウィスカーの(したがって製品の)物性悪化を招く
ことがある。適量の助剤を用いることにより、アスペク
ト比が10以上の、十分長いウィスカーを生成させるこ
とができる。
【0017】均一な原料混合物が得られたならば、それ
を粉末成形法、押出成形法、射出成形法、泥漿鋳込み成
形法等により任意の形状に成形する。水や成形助剤を使
用する必要がなく均一な成形物が得られる点で好ましい
のは粉末成形法である。すなわち、原料混合物を粉末の
まま成形用型に入れ、圧縮して成形する。成形圧を大き
くして成形物の密度を高くすれば最終的に得られる製品
の密度も高くなるので、成形圧を調節することにより密
度が約0.4〜2.3g/cm3(空隙率では約86〜20
%)の製品を得ることができる。それ以上低密度の製品
を得るためには、澱粉等の粉末状有機物を成形原料に混
合しておく方法が有効である。混入された粉末状有機物
は、後の加熱工程で焼失し、空隙を残して製品密度を低
下させる。この方法により、密度が約0.15g/cm3(空
隙率で約95%)までの低密度製品を得ることができ
る。
【0018】原料混合物の成形を容易にするための助剤
は、加熱工程におけるホウ酸アルミニウムウィスカー形
成の妨げにならない範囲で用いることは差し支えない
が、本発明の製造法において必須のものではない。
【0019】型から取り出した成形物は、加熱炉に移し
て加熱する。雰囲気は空気でよい。原料化合物として酸
化アルミニウム前駆体や酸化ホウ素前駆体を用いた場合
は、昇温過程においてそれらから酸化物が生じる。酸化
アルミニウムと酸化ホウ素から9Al2O3・2B2O3質ホ
ウ酸アルミニウムの針状結晶を生じさせるのに必要な温
度は、約1100℃〜1400℃である(これよりも低
い温度では2Al2O3・B2O3質のものが形成される)。
【0020】助剤の存在下に成形物中で酸化アルミニウ
ムと酸化ホウ素からホウ酸アルミニウムのウィスカーが
生じるとき、結晶成長の起点は原料化合物成形物中に均
一に分布し、かつ成長方向は三次元的にまったくランダ
ムである。緻密な成形物中でウィスカーの成長が進行す
るため、成長中のウィスカーは同様に成長しつつある他
のウィスカーと接触し、接触点では双方のウィスカーに
共有されるホウ酸アルミニウムが生成する。これによ
り、別に結合剤を加えておかなくてもウィスカー同士の
強固な結合が生じ、多孔質の成形体が形成される。
【0021】なお、原料混合物に助剤を配合しなかった
場合でもウィスカー様の針状結晶は形成されるが、アス
ペクト比が10未満の短いものとなる。
【0022】針状結晶をウィスカー状に成長させるのに
関与した助剤は、酸化物の形で、大部分がウィスカーの
表層部に分布するように思われる。
【0023】ホウ酸アルミニウムのウィスカーを形成す
る反応が終わった後に残った過剰の酸化ホウ素は、さら
に加熱を続けてそれを気化させるか、熱水で洗浄して溶
解させる方法により、すべて除去することができる。
【0024】以上により、9Al2O3・2B2O3のウィス
カーからなる多孔質無機材料が得られる。製品は加熱前
の原料成形物と実質的に同一の形状のものであり、構造
変化にともなう収縮は、大きくても10%程度にとどま
る。加熱前成形物の密度と過剰の酸化ホウ素の量によっ
て決まる微細な連通空隙が製品中に残り、該空隙の体積
は、通常、製品体積の20〜95%である。その結果、
製品の密度は0.15〜2.3g/cm3程度となる。
【0025】この多孔質無機材料は、製造工程で原料混
合物に与えられた形状のまま、あるいは適宜切削加工を
施して、任意の用途に利用することができる。たとえ
ば、9Al2O3・2B2O3質ホウ酸アルミニウムウィスカ
ーの優れた耐熱性および耐食性、ならびにウィスカーが
結合剤によらずにその構成物質を共有することにより結
合していることに基づく高強度を生かして、各種複合材
料製造用プリフォーム、高温用の構造材、断熱材、濾材
等に広く使用することができる。
【0026】
【実施例】以下、実施例を示して本発明を説明する。な
お、各例において「部」は重量部を意味する。
【0027】実施例1 水酸化アルミニウム71.2部およびホウ酸28.2部に
助剤としてシリカ0.6部を混合して、Al2O3/B2O3
(モル比)=2.0の原料混合物を調製した。次いでそ
れをダイスに充填して密度0.35g/cm3の成形物にした
のち、電気炉に入れて1400℃に6時間加熱した。そ
の後、熱水で洗浄して残留する酸化ホウ素を除去した。
【0028】平均直径0.4μm、平均長さ10μmの9
Al2O3・2B2O3質ウィスカーからなる多孔質無機材料
が得られ、その密度は0.51g/cm3、圧縮強度は75kgf
/cm2であった。
【0029】実施例2 水酸化アルミニウム70.5部およびホウ酸27.7部に
助剤としてシリカ0.7部および鉄粉0.9部を混合し
て、Al2O3/B2O3=2.0の原料混合物を調製した。
次いでそれをダイスに充填して密度0.36g/cm3の成形
物にしたのち、電気炉に入れて1400℃に6時間加熱
した。その後、熱水で洗浄して残留する酸化ホウ素を除
去した。
【0030】平均直径0.8μm、長さ10〜20μmの
9Al2O3・2B2O3質ウィスカーからなる多孔質無機材
料が得られ、その密度は0.48g/cm3、圧縮強度は82
kgf/cm2であった。
【0031】実施例3 水酸化アルミニウム68.9部およびホウ酸27.3部に
助剤としてシリカ0.7部、鉄粉0.9部および酸化バナ
ジウム2.2部を混合して、Al2O3/B2O3=2.0の
原料混合物を調製した。次いでそれをダイスに充填して
密度0.35g/cm3の成形物にしたのち、電気炉に入れて
1400℃に6時間加熱した。その後、熱水で洗浄して
残留する酸化ホウ素を除去した。
【0032】平均直径0.8μm、長さ10〜20μmの
9Al2O3・2B2O3質ウィスカーからなる多孔質無機材
料が得られ、その密度は0.50g/cm3、圧縮強度は92
kgf/cm2であった。図1はこの材料の電子顕微鏡写真で
ある。
【0033】実施例4 水酸化アルミニウム69.5部およびホウ酸27.3部に
助剤としてシリカ0.7部および酸化鉄2.3部を混合し
て、Al2O3/B2O3=2.0の原料混合物を調製した。
次いでそれをダイスに充填して密度0.35g/cm3の成形
物にしたのち、電気炉に入れて1400℃に6時間加熱
した。その後、熱水で洗浄して残留する酸化ホウ素を除
去した。
【0034】平均直径0.8μm、長さ10〜20μmの
9Al2O3・2B2O3質ウィスカーからなる多孔質無機材
料が得られ、その密度は0.48g/cm3、圧縮強度は85
kgf/cm2であった。
【0035】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば安価な原
料化合物の混合物を成形して加熱、反応させるだけで、
9Al2O3・2B2O3質ホウ酸アルミニウムウィスカーか
らなる多孔質無機材料を得ることができる。したがっ
て、ウィスカーを脱水成形して成形する場合のように高
価なウィスカーを使用する必要がなく、また成形工程で
ウィスカーが飛散、不均一分布、配向等することに基づ
く種々の不都合も一切解消される。
【0036】原料混合物を乾式成形する場合、成形圧を
変えるだけで製品密度を変えることができるので、用途
に応じて製品密度を変えることも容易であり、変更可能
な密度範囲も広い。
【0037】結合剤に依存していない製品は、結合剤の
物理的化学的性質に影響されることなくホウ酸アルミニ
ウムウィスカーの特性を高度に発揮するものであり、強
度、耐熱性、耐酸化性等に優れ且つそれらの特性の均一
性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例3による多孔質無機材料の走査電子顕
微鏡写真(倍率1500倍)である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化アルミニウムまたは空気中で加熱さ
    れると酸化アルミニウムを生成するアルミニウム化合物
    の粉末と、酸化ホウ素または空気中で加熱されると酸化
    ホウ素を生成するホウ素化合物の粉末とを均一に混合
    し、得られた混合物を成形し、次いで加熱してアルミニ
    ウム化合物とホウ素化合物から9Al2O3・2B2O3質ホ
    ウ酸アルミニウムウィスカーを生成させて多孔質無機材
    料を製造するに当たり、上記ホウ酸アルミニウムウィス
    カーの成長を促進する作用を有する助剤(酸化ニッケ
    ル、ニッケル、および空気中で加熱されると酸化ニッケ
    ルを生成するニッケル化合物を除く)を原料混合物に配
    合することによりアスペクト比10以上のウィスカーを
    生成させることを特徴とする多孔質無機材料の製造法。
  2. 【請求項2】 酸化アルミニウムまたは空気中で加熱さ
    れると酸化アルミニウムを生成するアルミニウム化合物
    の粉末と、酸化ホウ素または空気中で加熱されると酸化
    ホウ素を生成するホウ素化合物の粉末とを均一に混合
    し、得られた混合物を成形し、次いで加熱してアルミニ
    ウム化合物とホウ素化合物から9Al2O3・2B2O3質ホ
    ウ酸アルミニウムウィスカーを生成させて多孔質無機材
    料を製造するに当たり、上記ホウ酸アルミニウムウィス
    カーの成長を促進するための助剤として、酸化鉄、鉄
    粉、空気中で加熱されると酸化鉄を生成する鉄化合物、
    酸化バナジウム、空気中で加熱されると酸化バナジウム
    を生成するバナジウム化合物、およびシリカからなる群
    から選ばれた金属または化合物1種以上を原料混合物に
    配合することを特徴とする多孔質無機材料の製造法。
  3. 【請求項3】 酸化アルミニウムまたは空気中で加熱さ
    れると酸化アルミニウムを生成するアルミニウム化合物
    の粉末と、酸化ホウ素または空気中で加熱されると酸化
    ホウ素を生成するホウ素化合物の粉末とを均一に混合
    し、得られた混合物を成形し、次いで加熱してアルミニ
    ウム化合物とホウ素化合物から9Al2O3・2B2O3質ホ
    ウ酸アルミニウムウィスカーを生成させて多孔質無機材
    料を製造するに当たり、上記ホウ酸アルミニウムウィス
    カーの成長を促進するための助剤として、シリカと鉄粉
    の混合物、シリカと酸化鉄の混合物、またはシリカ、鉄
    粉および酸化バナジウムの混合物を原料混合物に配合す
    ることを特徴とする多孔質無機材料の製造法。
  4. 【請求項4】 酸化アルミニウムに対して(空気中で加
    熱されると酸化アルミニウムを生成するアルミニウム化
    合物を用いた場合はその酸化アルミニウム換算量に対し
    て)0.1〜10重量%の助剤を使用する請求項1〜請
    求項3記載の多孔質無機材料の製造法。
  5. 【請求項5】 9Al2O3・2B2O3質ホウ酸アルミニウ
    ムウィスカーを生成させるための成形物の加熱処理を1
    100〜1400℃で行う請求項1〜請求項4のいずれ
    かに記載の多孔質無機材料の製造法。
  6. 【請求項6】 酸化アルミニウムまたは空気中で加熱さ
    れると酸化アルミニウムを生成するアルミニウム化合物
    と、酸化ホウ素または空気中で加熱されると酸化ホウ素
    を生成するホウ素化合物とを、Al2O3:B2O3のモル
    比が9:2ないし9:6となる比率で用いる請求項1〜
    請求項5のいずれかに記載の多孔質無機材料の製造法。
  7. 【請求項7】 加熱してアルミニウム化合物とホウ素化
    合物からホウ酸アルミニウムのウィスカーを生成させた
    のち高温加熱または熱水洗浄により過剰のホウ素化合物
    を除去する請求項1〜請求項6のいずれかに記載の多孔
    質無機材料の製造法。
JP2194997A 1997-01-22 1997-01-22 多孔質無機材料の製造法 Pending JPH10203879A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2194997A JPH10203879A (ja) 1997-01-22 1997-01-22 多孔質無機材料の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2194997A JPH10203879A (ja) 1997-01-22 1997-01-22 多孔質無機材料の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10203879A true JPH10203879A (ja) 1998-08-04

Family

ID=12069324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2194997A Pending JPH10203879A (ja) 1997-01-22 1997-01-22 多孔質無機材料の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10203879A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117654462A (zh) * 2022-08-30 2024-03-08 中国石油天然气股份有限公司 一种α氧化铝载体及其与银催化剂的制备方法
CN119285336A (zh) * 2024-12-12 2025-01-10 淄博雷法耐火材料有限公司 一种高纯刚玉质耐火砖及其制作工艺

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117654462A (zh) * 2022-08-30 2024-03-08 中国石油天然气股份有限公司 一种α氧化铝载体及其与银催化剂的制备方法
CN119285336A (zh) * 2024-12-12 2025-01-10 淄博雷法耐火材料有限公司 一种高纯刚玉质耐火砖及其制作工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4948766A (en) Rigid mullite=whisker felt and method of preparation
US4690790A (en) Silicon nitride/silicon carbide composition and articles thereof
EP0754659B1 (en) Porous inorganic material and metal-matrix composite material containing the same and process therefor
KR100386364B1 (ko) 반응결합된탄화규소내화물
JP3094148B2 (ja) 軽量耐火物の製造方法
JP3228890B2 (ja) 多孔質無機材料の製造法
EP0856497A1 (en) Porous inorganic material and process for producing the same
JPH0930872A (ja) 多孔質無機材料およびその製造法
JPH10203878A (ja) 多孔質無機材料およびその製造法
JPS6120508B2 (ja)
JP3921761B2 (ja) 硼酸アルミニウムウィスカの製造方法
JPS6212663A (ja) B4c質複合体およびその製造方法
JP3118035B2 (ja) ムライト質針状結晶及びムライト多孔質体
JPH0549627B2 (ja)
JP2001322865A (ja) 高強度・高靱性アルミナ質焼結体とその製造方法
JP2508511B2 (ja) アルミナ複合体
JPH10203880A (ja) 多孔質無機材料およびその製造法
JPS6034515B2 (ja) 炭化珪素質セラミックス焼結体の製造法
JPH0229628B2 (ja)
JPH02311361A (ja) 高温安定性チタン酸アルミニウム燒結体の製造方法
JPH09202670A (ja) 多孔質セラミックス強化金属基複合材料およびその製造法
JP2000185979A (ja) 多孔質炭化珪素成形体の製造方法
JPS6055466B2 (ja) 窒化けい素−炭化けい素系成型体の製造方法
JPH0571541B2 (ja)
JPH0753617B2 (ja) セラミツクス複合体