JPH1062944A - 感光材料処理装置における絞りローラの洗浄方法および洗浄装置 - Google Patents

感光材料処理装置における絞りローラの洗浄方法および洗浄装置

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JPH1062944A
JPH1062944A JP23364796A JP23364796A JPH1062944A JP H1062944 A JPH1062944 A JP H1062944A JP 23364796 A JP23364796 A JP 23364796A JP 23364796 A JP23364796 A JP 23364796A JP H1062944 A JPH1062944 A JP H1062944A
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JP
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cleaning
printing plate
lithographic printing
cleaning liquid
liquid
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Application number
JP23364796A
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English (en)
Inventor
Fumito Fukuhara
文人 福原
Yasuhiro Kawaguchi
靖弘 川口
Eiji Miyasaka
英二 宮坂
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少量の洗浄液により効率的に絞りローラを洗
浄することのできる絞りローラの洗浄方法および洗浄装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 洗浄液貯留部104から一対の絞りロー
ラ44、45に洗浄液を吐出するための洗浄液供給管1
05への洗浄液の供給は、制御部160により制御され
るポンプ106により行われる。このとき、一回の洗浄
動作中において、一対の絞りローラ44、45に対する
洗浄液供給管105からの洗浄液の供給は、1.2秒の
供給と5秒の供給停止という動作を5回繰り返す分割供
給動作によりなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、感光材料を処理
液により処理する感光材料処理装置に関し、特に、感光
材料に付着した処理液を除去する絞りローラに洗浄液を
供給することによって、当該絞りローラを洗浄する絞り
ローラの洗浄方法および洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルム、印画紙、印刷版等の感光材料
は、画像が記録された後に、現像液、定着液、安定化
液、水洗水等の処理液によって処理される。このような
処理を行う感光材料の処理装置としては、複数の搬送ロ
ーラ対等により構成される搬送手段により処理液を貯留
した処理槽中に感光材料を搬送し、感光材料を処理液中
に浸漬することにより処理を行う浸漬型の処理装置が知
られている。
【0003】このような浸漬型の処理装置においては、
感光材料の処理に伴う処理疲労、あるいは大気中の炭酸
ガスや酸素による経時疲労等により処理液が劣化するた
め、処理液に補充液を補充することにより処理液の劣化
を回復させている。このため、処理開始時の処理液の成
分と、その後も処理を継続した場合の処理液の成分とは
異なることになり、厳密に均一な処理を行うことは不可
能である。また、このような浸漬型の処理装置は、処理
液の廃液量が多く、また、装置のメンテナンス性が悪い
という問題もある。
【0004】このような問題点を解消するための感光材
料処理装置として、感光材料を処理液中に浸漬するかわ
りに、感光材料の処理に必要な量の処理液を感光材料の
感光面に塗布して処理を行う塗布方式の処理装置も使用
されている。例えば、特開昭62−237455号公報
においては、このような塗布方式の処理装置として、複
数の処理液吐出孔を有する処理液供給ノズルから、その
表面に溝を形成すること等によりその表面を粗面化した
ローラ(以下「粗面化ローラ」と呼称する)に処理液を
吐出すると共に、この粗面化ローラを感光材料と当接し
て回転させることにより、当該粗面化ローラを介して感
光材料に処理液を塗布する処理装置が開示されている。
そして、このような処理装置においては、感光材料に塗
布された処理液は、感光材料を挟持して回転する一対の
絞りローラにより除去される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような処理装置に
おいては、感光材料の処理を継続するに従って、絞りロ
ーラ上に残留した処理液が絞りローラ上で結晶化する。
絞りローラ上に処理液の結晶が存在した状態で感光材料
を挟持した場合においては、感光材料の感光面に損傷を
生じたり、感光材料に処理むらが生じたりする現象が発
生するため、絞りローラを洗浄液により洗浄することが
必要となる。このとき、ランニングコストの観点や環境
問題の観点から、洗浄液の使用量はできるだけ少量であ
ることが好ましい。
【0006】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたものであり、少量の洗浄液により効率的に絞りロ
ーラを洗浄することのできる絞りローラの洗浄方法およ
び洗浄装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、感光材料を挟持して回転することにより感光材料に
付着した処理液を除去する絞りローラに洗浄液を供給す
ることによって、当該絞りローラを洗浄する絞りローラ
の洗浄方法であって、前記絞りローラに対する洗浄液の
供給を複数回に分割して行うことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、感光材料を挟持
して回転することにより感光材料に付着した処理液を除
去する一対の絞りローラを洗浄するための絞りローラの
洗浄装置であって、前記絞りローラの表面に洗浄液を供
給するための洗浄液供給部と、洗浄液貯留部に貯留され
た洗浄液を前記洗浄液供給部に圧送するためのポンプ
と、前記ポンプを所定時間間隔で複数回駆動することに
より、前記洗浄液供給部から前記絞りローラに洗浄液を
複数回に分けて供給するポンプ制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明を適用する感光
材料処理装置を備えた平版印刷版の製版装置の概要図で
ある。
【0010】この製版装置は、感光材料として銀錯塩拡
散転写法(DTR法)を用いた平版印刷版Mを使用し、
この平版印刷版Mに対して画像の露光と現像処理とを行
うものであり、平版印刷版Mに対して露光を行う露光装
置2と、露光後の平版印刷版Mに対して現像処理を行う
現像処理装置3とから構成される。
【0011】なお、銀錯塩拡散転写法(DTR法)を用
いた平版印刷版、特に、ハロゲン化銀乳剤層の上に物理
現像核層を有する平版印刷版は、例えば、米国特許第
3,728,114号、同4,134,769号、同
4,160,670号、同4,336,321号、同
4,501,811号、同4,510,228号、同
4,621,041号明細書等に記載されており、露光
されたハロゲン化銀はDTR現像により化学現像を生起
し黒色の銀となり親水性の非画線部を形成し、一方、未
露光のハロゲン化銀結晶は現像液中の銀塩錯化剤により
銀錯体となって表面の物理現像核層まで拡散し、核の存
在により物理現像を生起してインキ受容性の物理現像銀
を主体とする画線部を形成する。
【0012】先ず、露光装置2の構成について説明す
る。この露光装置2は、原稿ホルダー12に装着された
原稿からの反射光を、投影光学系13によって平版印刷
版Mの表面に投影することにより、平版印刷版Mに原稿
の画像を露光するものである。
【0013】原稿ホルダー12は、原稿を載置するため
の透光板14と、この透光板14に対して開閉可能な上
蓋15とを有し、モータ16の駆動により原稿を保持し
た状態で、図1において実線で示す位置と二点鎖線で示
す位置との間を左右方向に往復移動可能に構成されてい
る。また、投影光学系13は、原稿ホルダー12の往復
移動経路の下方に固設され、原稿ホルダー12に保持さ
れて水平移動する原稿の表面に照明光を照射するための
ロッド状の光源17と、光源17による原稿からの反射
光を案内するための複数の折返しミラー18と、複数の
折返しミラー18により案内された反射光を平版印刷版
Mに投影するための投影レンズ19とを備える。
【0014】この露光装置2により平版印刷版Mに原稿
の画像を露光する際には、原稿ホルダー12を図1にお
いて実線で示す位置に配置し、上蓋15を開放して透光
板14上に原稿を載置した上で上蓋15を閉じることに
より、原稿を原稿ホルダー12に装着する。そして、光
源17を点灯した状態で、原稿ホルダー12を図1にお
ける左方向に移動させる。また、これと同期して、複数
の搬送ローラ22およびガイド部材23により、ロール
状に巻回された平版印刷版Mの先端を、原稿ホルダー1
2の移動速度と同一の速度で搬送する。これにより、原
稿ホルダー12に保持された原稿は、順次光源17から
の光の照射を受ける。そして、原稿からの反射光は複数
の折返しミラー18および投影レンズ19を介して原稿
ホルダー12と同一の速度で移動する平版印刷版Mの表
面に照射され、平版印刷版Mには原稿の画像が露光され
る。
【0015】画像が露光された平版印刷版Mは、露光装
置2から順次後段の現像処理装置3に搬送されて処理さ
れる。また、露光装置2の出口側には、平版印刷版Mの
搬送方向と垂直な方向に移動するカッター24を備えた
切断装置25が配設されており、この切断装置25は平
版印刷版Mを露光終了部分の後端で切断する。
【0016】なお、露光装置2における平版印刷版Mの
搬送速度は現像処理装置3における平版印刷版Mの搬送
速度より低速であるため、平版印刷版Mを単純に露光装
置2と現像処理装置3とに亘って搬送することはできな
い。また、切断装置25による平版印刷版Mの切断時に
は、平版印刷版Mの搬送を停止する必要がある。このた
め、露光装置2と現像処理装置3との間には平版印刷版
Mのバッファ部26が配設されており、露光装置2にお
いて露光の終了した平版印刷版Mの搬送時に、バッファ
部26に配設された一対のローラ27、28の回転を一
定時間停止することにより、平版印刷版Mを一定長さだ
けこのバッファ部26に貯留した後、現像処理装置3に
搬送するように構成されている。
【0017】次に、この発明に係る現像処理装置3の構
成について説明する。図2は、図1における現像処理装
置3を拡大して示す概要図であり、図3はその配管系を
示す概要図である。
【0018】この現像処理装置3は、露光後の平版印刷
版Mに現像液(アクチベータ)を塗布して現像処理する
現像部32と、現像処理後の平版印刷版Mに安定液(ス
タビライザー)を塗布して安定化処理する安定部33
と、安定化処理後の平版印刷版Mを乾燥するための乾燥
部34とから構成される。
【0019】現像部32は、バッファ部26のローラ2
7、28によって現像部32に搬送された平版印刷版M
を挟持して搬送する一対の導入ローラ41、42と、一
対の導入ローラ41、42によって搬送された平版印刷
版Mの感光面に一定量の現像液を計量して塗布するため
の現像液塗布機構43と、現像処理に供された現像液を
平版印刷版Mから除去するための一対の絞りローラ4
4、45と、平版印刷版Mを案内するための複数のガイ
ド部材46、47、48、49、50とを有する。
【0020】前記一対の導入ローラ41、42のうち下
側のローラ41は、そこを通過する平版印刷版Mを加熱
するため、ヒータを内蔵したヒートローラとなってい
る。現像処理に先立って平版印刷版Mを予め加熱するの
は、温度制御された少量の現像液を平版印刷版Mに塗布
して現像処理する際に、平版印刷版Mの熱容量により平
版印刷版Mに接触した現像液の温度が低下することを防
止するためである。
【0021】現像液塗布機構43は、図3に示すよう
に、現像液を貯留する現像液タンク52とポンプ53を
介して接続されている。また、現像液塗布機構43の下
方には回収トレイ54が設置されている。現像液タンク
52内の現像液はポンプ53により現像液塗布機構43
に圧送され、平版印刷版M上に供給される。そして、平
版印刷版Mの両端部や後端部から流出した現像液等の平
版印刷版Mに塗布されなかった現像液は、回収トレイ5
4上に滴下する。さらに、この現像液は、再使用が可能
なため、回収トレイ54の下端部に設けられた回収管5
5を介して現像液タンク52の液受部56に滴下し、現
像液タンク52内に回収される。現像液タンク52に
は、パネルヒータ57が内蔵されており、現像液タンク
52から現像液塗布機構43に至る現像液の循環路中を
循環する現像液を所定の温度に維持するように構成され
ている。
【0022】また、一対の絞りローラ44、45の下方
には回収トレイ58が設置されている。一対の絞りロー
ラ44、45によって平版印刷版Mから除去された疲労
現像液は、一対の絞りローラ44、45の下方に設けら
れた液受け部材62の回収孔63を介して回収トレイ5
8上に滴下する。そして、さらにこの現像液は、再使用
できないため、回収トレイ58の下端部に設けられた回
収管59を介して排液タンク64に排出される。
【0023】現像液塗布機構43は、図4に示すよう
に、その下方に複数の吐出孔121が穿設された現像液
供給管122と、その下端部に現像液を流下させるため
の複数の開口部123を穿設した現像液受け部124
と、その表面に複数の溝を有し平版印刷版Mと当接して
回転する塗布ローラ125と、現像液受け部124の開
口部123から流下した現像液を塗布ローラ125に案
内するための拡散フィルム126と、現像液受け部12
4の開口部123から流下した現像液の逆流を防止する
ための逆流防止フィルム127と、塗布ローラ125に
当接するバックアップローラ128とを有する。なお、
図4における矢印は、平版印刷版Mの搬送方向を示して
いる。
【0024】現像液供給管122は、前述した現像液タ
ンク52とポンプ53を介して接続されており、現像液
はポンプ53の駆動により複数の吐出孔121から吐出
される。この現像液は、現像液受け部124に一旦受け
取られた後、複数の開口部123から拡散フィルム12
6に向けて流下する。現像液受け部124の開口部12
3から流下した現像液は、塗布ローラ125と拡散フィ
ルム126との当接部分に一旦貯留されて、平版印刷版
Mの搬送方向と直交する方向に拡散される。そして、こ
の現像液は、塗布ローラ125の回転に伴い、塗布ロー
ラ125の溝による開口部を通過して塗布ローラ125
とバックアップローラ128との当接部方向に移動し、
そこに液溜めを形成する。
【0025】そして、平版印刷版Mがこの液溜めを通過
するときに、平版印刷版Mの感光面に現像液が塗布され
る。このとき、平版印刷版Mの感光面はバックアップロ
ーラ128により塗布ローラ125の表面に押しつけら
れていることから、平版印刷版Mの感光面に塗布された
現像液は、塗布ローラ125の溝による開口部により一
定量に計量される。従って、バックアップローラ128
と塗布ローラ125との当接部を通過した平版印刷版M
の感光面には、常に現像に必要な一定量の現像液が塗布
されていることになる。
【0026】安定部33は、現像部32より搬送された
平版印刷版Mの感光面に一定量の安定液を計量して塗布
するための安定液塗布機構73と、安定化処理に供され
た安定液を平版印刷版Mから除去するための一対の絞り
ローラ74、75と、平版印刷版Mを案内するための複
数のガイド部材76、77、78とを有する。
【0027】安定液塗布機構73は、図3に示すよう
に、安定液を貯留する安定液タンク82とポンプ83を
介して接続されている。また、安定液塗布機構73の下
方には回収トレイ84が設置されている。安定液タンク
82内の安定液はポンプ83により安定液塗布機構73
に圧送され、平版印刷版M上に供給される。そして、平
版印刷版Mの両端部や後端部から流出した安定液等の平
版印刷版Mに塗布されなかった安定液は、再使用が可能
なため、回収トレイ84上に滴下する。そして、さらに
この安定液は、回収トレイ84の下端部に設けられた回
収管85を介して安定液タンク82の液受部86に滴下
し、安定液タンク82内に回収される。
【0028】また、一対の絞りローラ74、75の下方
には回収トレイ88が設置されている。一対の絞りロー
ラ74、75によって平版印刷版Mから除去された安定
液は、一対の絞りローラ74、75の下方に設けられた
液受け部材92の回収孔93を介して回収トレイ88上
に滴下する。そして、さらにこの安定液は、再使用でき
ないため、回収トレイ88の下端部に設けられた回収管
89を介して排液タンク64に排出される。
【0029】安定液塗布機構73は、図5に示すよう
に、その下方に複数の吐出孔131が穿設された安定液
供給管132と、その下端部に安定液を流下させるため
の複数の開口部133を穿設した安定液受け部134
と、その表面が単泡性のスポンジより構成され平版印刷
版Mと当接して回転する塗布ローラ135と、その表面
が凹凸状に形成され安定液受け部134の開口部133
から流下した安定液を塗布ローラ135に案内するため
の拡散フィルム136と、平版印刷版Mを塗布ローラ1
35に向けて付勢する板バネ138とを有する。なお、
図4における矢印は、平版印刷版Mの搬送方向を示して
いる。
【0030】安定液供給管132は、前述した安定液タ
ンク82とポンプ83を介して接続されており、安定液
はポンプ83の駆動により複数の吐出孔131から吐出
される。この安定液は、安定液受け部134に一旦受け
取られた後、複数の開口部133から拡散フィルム13
6に向けて流下する。安定液受け部134の開口部13
3から流下した安定液は、塗布ローラ135と拡散フィ
ルム136との当接部分に一旦貯留されて、平版印刷版
Mの搬送方向と直交する方向に拡散される。そして、こ
の安定液は、塗布ローラ135の回転に伴い、拡散フィ
ルム136表面の凹凸による開口部を通過して塗布ロー
ラ135と板バネ138との当接部方向に移動し、そこ
に液溜めを形成する。
【0031】そして、平版印刷版Mがこの液溜めを通過
するときに、平版印刷版Mの感光面に安定液が塗布され
る。このとき、平版印刷版Mの感光面は板バネ138に
より塗布ローラ135の表面に押しつけられていること
から、平版印刷版Mの感光面に塗布された安定液は、塗
布ローラ135表面の単泡スポンジによる多数の孔によ
り一定量に計量される。従って、板バネ138と塗布ロ
ーラ135との当接部を通過した平版印刷版Mの感光面
には、常に安定に必要な一定量の安定液が塗布されてい
ることになる。
【0032】なお、板バネ138には、板バネ138と
塗布ローラ135との当接部に必要以上の安定液が貯留
され、液溜めが過度に大きくなることを防止するための
オーバフロー孔137が設けられている。
【0033】乾燥部34は、安定部33より搬送された
平版印刷版Mを支持して搬送するゴムローラ102と、
ゴムローラ102に対して所定の圧力をもって当接する
ことにより平版印刷版Mの乾燥むらを防止する鏡面ロー
ラ103と、鏡面ローラ103に対してゴムローラ10
2を介して洗浄液を供給するための洗浄液貯留部104
と、ファン105およびヒータ106を有し平版印刷版
Mに温風を吹き付けて乾燥する乾燥機構107と、平版
印刷版Mを搬送するための複数の搬送ローラ108、1
09、110とを有する。
【0034】また、洗浄液貯留部104は、図3に示す
ように、現像部32における一対の絞りローラ44、4
5に対して洗浄液を供給するための洗浄液供給管105
とポンプ106を介して接続されている。このポンプ1
06により洗浄液貯留部104から洗浄液供給管105
に供給された洗浄液は、洗浄液供給管105に沿って穿
設された複数の吐出孔より一対の絞りローラ44、45
上に滴下される。なお、一対の絞りローラ44、45の
洗浄動作については、後程詳細に説明する。
【0035】この現像処理装置3による平版印刷版Mの
現像処理は以下のようにしてなされる。
【0036】すなわち、前段の露光装置2により画像を
記録された平版印刷版Mは、一対の導入ローラ41、4
2によって搬送され、現像液塗布機構43により、平版
印刷版Mの現像処理に必要な量の現像液を塗布される。
現像処理に必要な量の現像液のみを塗布された平版印刷
版Mは、現像液塗布機構43から一対の絞りローラ4
4、45に至る空間現像部を搬送される間に、その感光
面において現像処理が完了する。そして、平版印刷版M
に付着している現像処理に供された現像液は、一対の絞
りローラ44、45により除去される。続いて、平版印
刷版Mは、安定液塗布機構73により、平版印刷版Mの
安定処理に必要な量の安定液を塗布される。安定処理に
必要な量の安定液のみを塗布された平版印刷版Mは、一
対の絞りローラ74、75まで搬送される間に安定化処
理され、平版印刷版Mに付着している安定化処理に供さ
れた安定液は、一対の絞りローラ74、75により除去
される。そして、安定化処理の終了した平版印刷版M
は、鏡面ローラ103によって押圧されることにより乾
燥むらを予防された後、乾燥機構107により乾燥処理
され、図1に示す排出トレイ29上に排出される。
【0037】この現像処理装置3においては、平版印刷
版Mに現像処理に必要な量の現像液のみが塗布されて現
像処理が行われるため、処理に要する現像液の使用量を
減少することが可能となる。また、平版印刷版Mに対し
て、実質的に未使用の処理液が供給されることとなるた
め、平版印刷版Mに対して常に均一な処理を施すことが
可能となる。
【0038】上述した現像処理装置3においては、平版
印刷版Mの処理に伴い、現像部32における一対の絞り
ローラ44、45上に現像液の結晶が発生する。このた
め、この現像液の結晶を洗浄することが必要となる。以
下、この発明の特徴部分である一対の絞りローラ44、
45の洗浄動作について説明する。
【0039】まず、一対の絞りローラ44、45の洗浄
動作を制御する制御機構の構成について説明する。図6
は、制御部160を示すブロック図である。
【0040】この現像処理装置3は、前述した洗浄液貯
留部104から洗浄液供給管105に洗浄液を供給する
ためのポンプ106を制御するための、CPU161、
ROM162、RAM163よりなる制御部160を備
える。この制御部160は、インタフェース164を介
して、ポンプ106を駆動するポンプ駆動部165と接
続されている。
【0041】なお、この制御部160は、例えば現像処
理装置3における平版印刷版Mの搬送のための駆動モー
タ等とも接続されており、現像処理装置3の他の動作を
制御する制御手段としても機能する。
【0042】次に、一対の絞りローラ44、45を洗浄
する洗浄動作について説明する。図7は現像処理装置3
における洗浄工程を示すフローチャートであり、図8は
そのサブルーチンとしての洗浄動作を示すフローチャー
トである。
【0043】この現像処理装置3においては、現像処理
を開始する時点と、一定時間平版印刷版Mの現像処理が
中断した時点と、現像処理を終了する時点において、一
対の絞りローラ44、45の洗浄動作が行われる。
【0044】即ち、図7に示すように、オペレータが平
版印刷版Mの現像処理を開始するために露光装置2およ
び現像処理装置3からなる製版装置の起動スイッチをO
Nとすれば(ステップS1)、最初の洗浄動作が行われ
る(ステップS2)。この洗浄動作は、現像処理装置3
の停止中に一対の絞りローラ44、45上に発生した現
像液の結晶やその他の汚染物質を現像処理の開始前に洗
浄して除去することを目的とする。なお、製版装置はオ
ペレータが起動スイッチをONする前に通電されている
ものとする。
【0045】続いて、現像処理装置3において一定時間
以上現像処理が中断しているか否かを判断する(ステッ
プS3)。これは、一定時間以上現像処理が中断してい
た場合には、その間に現像液が乾燥することにより、一
対の絞りローラ44、45上に現像液の結晶が発生して
いると考えられるためである。一定時間以上現像処理が
中断している場合には、洗浄動作が行われる(ステップ
S4)。この時間としては、例えば10分程度の時間が
設定されている。なお、現像処理開始時においては、ス
テップS3、S4はスキップするようになっている。
【0046】そして、現像処理を終了するため、オペレ
ータが製版装置のスイッチをOFFとしたか否かを判断
する(ステップS5)。オペレータが製版装置のスイッ
チをOFFとするまでは、ステップS3、S4により一
定時間以上現像処理が中断する度に洗浄動作が行われ
る。
【0047】オペレータが製版装置のスイッチをOFF
とすれば、最終の洗浄動作が行われる(ステップS
6)。この洗浄動作は、現像処理装置3を停止する前に
予め一対の絞りローラ44、45を洗浄しておくことに
より、現像処理装置3の停止中における一対の絞りロー
ラ44、45の表面への現像液の結晶の発生を防止する
ことを目的とするものである。そして、最終の洗浄動作
が終了すれば、処理を終了する。なお、この後必要に応
じて装置への通電を停止する。
【0048】上記洗浄動作時においては、制御部160
の指令により、ポンプ106がポンプ駆動部165の駆
動を受けて洗浄液貯留部104から洗浄液供給管105
に洗浄液を供給し、この洗浄液を洗浄液供給管105か
ら一対の絞りローラ44、45に滴下する。この一回の
洗浄動作におけるポンプ106による洗浄液の供給は、
洗浄効率を高めるため、複数回に分割して行われる。
【0049】即ち、図8に示すように、洗浄動作が開始
されれば、先ず一回の洗浄動作における洗浄液供給回数
Nが0にセットされる(ステップS11)。そして、ポ
ンプ駆動部165の駆動によりポンプ106が駆動され
る(ステップS12)と共に、一対の絞りローラ44、
45の回転が開始される(ステップS13)。そして、
時間T1が経過すれば(ステップS14)、ポンプ10
6の駆動が停止される(ステップS15)。この時間T
1としては、例えば1.2秒程度の時間が設定されてい
る。
【0050】その後、さらに時間T2が経過すれば、洗
浄液の供給回数Nに1を加算し(ステップS17)、こ
の供給回数が予め設定した回数nに達していないことを
確認した後(ステップS18)、再度ステップS12に
戻って上記の動作を繰り返す。この時間T2としては、
例えば5秒程度の時間が設定されており、また、nとし
ては、例えば5回程度の回数が設定されている。このた
め、上記ステップS12〜S18により、一回の洗浄動
作中に、互いに当接して回転している一対の絞りローラ
44、45に対する洗浄液の供給が、1.2秒の供給と
5秒の供給停止という動作を5回繰り返す分割供給動作
によりなされる。
【0051】このように、洗浄液を複数回に分割して一
対の絞りローラ44、45に供給することにより、一対
の絞りローラ44、45上に先に供給された洗浄液が各
ローラ44、45の表面に拡がった後、再度各ローラ4
4、45表面に洗浄液が供給されることになるため、一
対の絞りローラ44、45上に少量の洗浄液しか供給し
ない場合であっても、各ローラ44、45の表面を効率
的に洗浄することが可能となる。例えば、上記実施の形
態において1.2秒間に5cc程度の洗浄液を供給する
動作を5回繰り返した場合、25ccの洗浄液を一度に
供給して洗浄を行った場合よりはるかに洗浄効果が高い
ことが本発明者等により確認されている。
【0052】上記ステップS12〜S18を繰り返すこ
とにより、洗浄液供給回数Nが予め設定した回数nに達
すれば(ステップS18)、一対の絞りローラ44、4
5の回転を停止して(ステップS19)、洗浄動作を終
了する。
【0053】なお、一対の絞りローラ44、45が製版
装置の搬送機構全体と同期して駆動を受ける場合のよう
に、洗浄動作とは無関係に回転する場合においては、上
述したステップS13およびS19は実行されない。
【0054】上述した実施の形態においては、鏡面ロー
ラ103に供給するための洗浄液貯留部104から一対
の絞りローラ44、45に洗浄液を供給する場合につい
て説明したが、一対の絞りローラ44、45専用の洗浄
液貯留部を別途設置し、この洗浄液貯留部より洗浄液を
供給するようにしてもよい。
【0055】また、一対の絞りローラ44、45を洗浄
するための洗浄液として、現像液や安定液を使用した場
合においても、現像液の結晶等を洗浄することができ
る。但し、図7におけるステップS6の洗浄動作時にお
いては、現像処理装置3の停止中における一対の絞りロ
ーラ44、45の表面への現像液の結晶の発生を防止す
るため、安定液または洗浄液を使用する必要がある。
【0056】また、上述した実施の形態においては、安
定液は通常結晶化しないことから、安定部33における
一対の絞りローラ74、75の洗浄は行っていないが、
結晶以外の汚染を防止するため、これらの絞りローラ7
4、75を洗浄するようにしてもよい。
【0057】さらに、上述した実施の形態においては、
感光材料として銀錯塩拡散転写法(DTR法)を用いた
平版印刷版Mを使用し、この平版印刷版Mに現像に必要
な量の現像液のみを塗布して現像処理を行う現像処理装
置3にこの発明を適用した場合について説明したが、こ
の発明はその他の各種の感光材料処理装置にも適用する
ことが可能である。
【0058】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、絞りロ
ーラに対する洗浄液の供給を複数回に分割して行うこと
から、少量の洗浄液で絞りローラを効率的に洗浄するこ
とが可能となる。
【0059】請求項2に記載の発明によれば、ポンプを
所定時間間隔で複数回駆動することにより、洗浄液供給
部から絞りローラに洗浄液を複数回に分けて供給するこ
とから、処理液供給部から絞りローラに少量の洗浄液を
供給した場合であっても、絞りローラを十分に洗浄する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平版印刷版の製版装置の概要図である。
【図2】現像処理装置3の概要図である。
【図3】現像処理装置3の配管系を示す概要図である。
【図4】現像液塗布機構43を示す概要図である。
【図5】安定液塗布機構73を示す概要図である。
【図6】制御部160を示すブロック図である。
【図7】現像処理装置3における洗浄工程を示すフロー
チャートである。
【図8】洗浄動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 露光装置 3 現像処理装置 32 現像部 33 安定部 34 乾燥部 43 現像液塗布機構 44 絞りローラ 45 絞りローラ 104 洗浄液貯留部 105 洗浄液供給管 106 ポンプ 160 制御部 165 ポンプ駆動部 M 平版印刷版
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 靖弘 滋賀県彦根市高宮町480番地の1 大日本 スクリーン製造株式会社彦根地区事業所内 (72)発明者 宮坂 英二 滋賀県彦根市高宮町480番地の1 大日本 スクリーン製造株式会社彦根地区事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を挟持して回転することにより
    感光材料に付着した処理液を除去する絞りローラに洗浄
    液を供給することによって、当該絞りローラを洗浄する
    絞りローラの洗浄方法であって、 前記絞りローラに対する洗浄液の供給を複数回に分割し
    て行うことを特徴とする感光材料処理装置における絞り
    ローラの洗浄方法。
  2. 【請求項2】 感光材料を挟持して回転することにより
    感光材料に付着した処理液を除去する一対の絞りローラ
    を洗浄するための絞りローラの洗浄装置であって、 前記絞りローラの表面に洗浄液を供給するための洗浄液
    供給部と、 洗浄液貯留部に貯留された洗浄液を前記洗浄液供給部に
    圧送するためのポンプと、 前記ポンプを所定時間間隔で複数回駆動することによ
    り、前記洗浄液供給部から前記絞りローラに洗浄液を複
    数回に分けて供給するポンプ制御手段と、 を備えたことを特徴とする感光材料処理装置における絞
    りローラの洗浄装置。
JP23364796A 1996-08-14 1996-08-14 感光材料処理装置における絞りローラの洗浄方法および洗浄装置 Pending JPH1062944A (ja)

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