JPH11268213A - 易接着フィルム - Google Patents

易接着フィルム

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JPH11268213A
JPH11268213A JP7200298A JP7200298A JPH11268213A JP H11268213 A JPH11268213 A JP H11268213A JP 7200298 A JP7200298 A JP 7200298A JP 7200298 A JP7200298 A JP 7200298A JP H11268213 A JPH11268213 A JP H11268213A
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acid
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adhesive film
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Tadao Yokoi
忠夫 横井
Mikito Ikeda
幹人 池田
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各層間の密着性、PVCとの熱ラミネート適性
等に優れた易接着フィルムを提供すること。 【解決手段】基材の少なくとも片面に、高分子結着剤と
架橋結合剤および滑剤を含む受容層を設けたフィルムで
あって、該高分子結着剤がポリエステル系樹脂、塩化ビ
ニル系樹脂及びエポキシ樹脂からなるものであることを
特徴とする易接着フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印字・印刷・貼り合せ等
の後加工が可能な易接着フィルムに関するものである。
更に詳しくは基材に対する密着性、塩化ビニル樹脂(以
下PVCと記す)との熱ラミネート適性、印刷適性等に
優れた易接着フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】易接着フィルム、例えばPVCとの熱ラ
ミネート用や窓貼り用の易接着フィルムとして、ポリエ
ステルフィルム等のプラスチックフィルムを基材とし、
その上に各種高分子結着剤を主成分とする塗剤をインラ
インまたはオフラインコートしたものが知られている。
しかし、従来のこれらの易接着フィルムでは、易接着層
とPVC樹脂間の密着性がPVC樹脂中の可塑剤その他
の添加物の影響を受けて不安定なものが多く、且つ基材
と易接着層の密着性も十分満足しているとはいえないの
が実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
のような現状に鑑み、各層間の密着性、PVCとの熱ラ
ミネート適性等に優れた易接着フィルムを提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の易接着フィルムは、基材の少なくとも片面
に、高分子結着剤と架橋結合剤および滑剤を含む受容層
を設けたフィルムであって、該高分子結着剤がポリエス
テル系樹脂、塩化ビニル系樹脂及びエポキシ樹脂からな
るものであることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、更に詳細
に説明をする。
【0006】本発明の易接着フィルムは、基材の少なく
とも片面に、高分子結着剤と架橋結合剤および滑剤を含
む受容層が設けられたフィルムであり、該高分子結着剤
がポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂及びエポキシ
樹脂からなるものである。
【0007】該高分子結着剤の1つであるポリエステル
系樹脂としては、極性基を含有したポリエステル樹脂や
不飽和結合を有する化合物をグラフト化させた共重合ポ
リエステル樹脂が好ましい。
【0008】極性基含有ポリエステル樹脂とは、分子中
に親水性基あるいは親水性成分、例えば、水酸基、カル
ボキシル基、カルボニル基、シアノ基、アミノ基、メチ
ルカルボニル基、カルボン酸基、ポリエチレングリコー
ル基、リン酸エステル塩、第四級アンモニウム塩、硫酸
エステル塩、スルホン酸塩等の少なくとも1種が導入さ
れたポリエステル共重合体である。中でも、代表的なポ
リエステル共重合体としては以下の組成のものが有用で
ある。すなわち、芳香族ジカルボン酸および/または非
香族ジカルボン酸およびエステル形成性スルホン酸アル
カリ金属塩化合物とグリコールの重縮合物を用いること
ができる。具体的には、芳香族ジカルボン酸としては、
例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,
5−ジメチルテレフタル酸、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸、ビフェニルジカルボン酸、1,2−ビス(フェ
ノキシ)エタンp,p´−ジカルボン酸およびそれらの
エステル形成性誘導体があり、非芳香族ジカルボン酸に
は、例えば、修酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、
アジピン酸、セバシン酸、1,2−シクロヘキサンジカ
ルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,
3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロペン
タンジカルボン酸およびそれらのエステル形成性誘導体
がある。これらのうちで芳香族ジカルボン酸および/ま
たはそのエステルエステル形成性誘導体が全ジカルボン
酸成分に対し40モル%以上占めることが樹脂の耐熱性
や皮膜強度、耐水性の点で好ましく、その範囲内で、1
種以上のジカルボン酸を併用してもよい。
【0009】エステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩
化合物としては、例えば、スルホテレフタル酸、5−ス
ルホイソフタル酸、4−スルホフタル酸、4−スルホナ
フタレン2,7−ジカルボン酸、スルホ−p−キシリレ
ングリコール、2−スルホ−1,4−ビス(ヒドロキシ
エトキシ)ベンゼンなどのアルカリ金属塩(スルホン酸
のアルカリ金属塩)およびこれらのエステル形成性誘導
体が挙げられ、5−スルホイソフタル酸、スルホテレフ
タル酸のナトリウムおよびこれらのエステル形成性誘導
体がより好ましく使用される。
【0010】次に、グリコール成分としては、炭素数2
〜8個の脂肪族または炭素数6〜12個の脂環族グリコ
ールであり、例えば、エチレングリコール、1,3−プ
ロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,2−プ
ロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4
−シクロヘキサンジメタノール、1,6−ヘキサンジオ
ール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,2−
シクロヘキサンジメタノール、p−キシリレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール等
が好ましく使用される。
【0011】場合によっては、ポリエーテルを共重合さ
せてもよい。ここでいうポリエーテルとはエーテル結合
を主要結合鎖とする親水性高分子のことであり、特に好
ましいのは脂肪族ポリエーテルであり、例えば、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセ
リンエーテル、ポリエチレングリコールエーテルなどを
好ましく使用できる。
【0012】上記樹脂のガラス転移温度(Tg)は0〜
80℃、より好ましくは20〜60℃の範囲である。こ
れは易接着性、耐水性、耐湿熱性、耐アルカリ性等が向
上するためである。
【0013】極性基含有ポリエステル樹脂は、通常のポ
リエステル製造技術で製造できる。すなわち、前記した
酸成分およびグリコール成分をエステル化あるいはエス
テル交換触媒、重合触媒等の反応触媒を用いて溶融重縮
合せしめ所望のポリマーとして得られる。さらには、溶
液重縮合も用いることができる。この際、いずれの場合
にもグラフト化反応に悪影響を及ぼさない範囲で種々の
改質剤、安定剤等を添加してもよい。樹脂の分子量とし
ては0.7〜5万、より好ましくは1〜2万の範囲であ
る。
【0014】不飽和結合を有する化合物をグラフト化さ
せた共重合ポリエステル樹脂とは、不飽和結合を有する
化合物、具体的には、ビニルエステル類として、例え
ば、プロピオン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、高級第
3級ビニルエステル、塩化ビニル、酢酸ビニル、臭化ビ
ニル、また不飽和カルボン酸エステル類として、例え
ば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸2エチルヘキシル、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸ブチル、マレイン酸ブチル、マレイ
ン酸オクチル、フマル酸ブチル、フマル酸オクチル、ア
クリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、メタク
リル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシエチ
ル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル、アクリル酸ヒド
ロキシプロピル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、
アクリル酸ジメチルアミノエチル、エチレングリコール
ジメタクリル酸エステル、エチレングリコールジアクリ
ル酸エステル、ポリエチレングリコールジメタクリル酸
エステル、ポリエチレングリコールジアクリル酸エステ
ル、不飽和カルボン酸アミド類として、例えば、アクリ
ルアミド、メタクリルアミド、メチロールアクリルアミ
ド、ブトキシメチロールアクリルアミド、不飽和ニトリ
ル類として、例えば、アクリロニトリル、不飽和カルボ
ン酸類として、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、フマル酸、イタコン酸、マレイン酸酸性エス
テル、フマル酸酸性エステル、イタコン酸酸性エステ
ル、アクリル化合物として、例えば、酢酸アリル、アリ
ルグリシジルエーテル、メタクリル酸アリル、アクリル
酸アリル、イタコン酸ジアリル、含窒素化合物として、
ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、炭化水素類とし
て、例えば、エチレン、プロピレン、ヘキセン、オクテ
ン、スチレン、ビニルトルエン、ブタジエン、ビニルシ
ラン化合物として、例えば、ジメチルビニルメトキシシ
ラン、ジメチルエチルエトキシシラン、メチルビニルジ
メトキシシラン、メチルビニルジエトキシシラン、γ−
メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルメチルジメトキシシラン等、これら
の中から選ばれた少なくとも1種を前記の極性基含有ポ
リエステル樹脂にグラフト化させて得られるものであ
る。
【0015】極性基含有ポリエステル樹脂への不飽和結
合を有する化合物のグラフト化率は0.5〜600%、
好ましくは5〜300%、より好ましくは10〜100
%の範囲であることが必要である。
【0016】グラフト化率が0.5%未満では耐水性が
悪化するので好ましくない。また、グラフト化率が60
0%を越えると塗工性が悪化したり、易接着層と基材ベ
ース間の界面力が低下するので好ましくない。上記ポリ
エステル系樹脂の高分子結着剤中の樹脂固形分の重量比
率は30〜50%が好ましく、これより多くても、少な
くても密着性は低下するので好ましくない。
【0017】塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニル単
独重合体、共重合体例えば酢酸ビニル、塩化ビニリデ
ン、アクリル酸エステル、アクリロニトリル、プロピレ
ン、高級脂肪酸のビニルエステル、高級アルコールのビ
ニルエーテル、マレイン酸エステル、プロピオン酸ビニ
ル等との共重合体あるいはこれらの共重合体にオキシラ
ン酸素やカルボキシル基を導入した反応性塩化ビニル樹
脂等があるが、重合度は1200以下のものが好まし
く、中でも500未満のものが好ましい。重合度が50
0以上になると密着性が低下するので好ましくない。T
gは10〜80℃、より好ましくは30〜60℃の範囲
である。これは密着性、耐湿熱性、耐ブロッキング性等
が向上するためである。塩化ビニル系樹脂の高分子結着
剤中の樹脂固形分の重量比率は30〜60%が好まし
く、これより多くても、少なくても密着性は低下するの
で好ましくない。
【0018】エポキシ樹脂としては、ポリグリシジルエ
ーテル型、例えばエピクロルヒドリンとビスフェノール
AまたはビスフェノールFから得られるもの、β−メチ
ルエピクロールヒドリン型、ポリグリコールエーテル
型、環状オキシラン型、グリシジルエステル、グリシジ
ルアミン、線状脂肪族エポオキサイド、脂環式エポオキ
サイド等を用いることができるが、これらのエポキシ樹
脂の高分子結着剤中の樹脂固分の重量比率は10〜20
%が好ましく、これより多くても、少なくても密着性は
低下するので好ましくない。
【0019】架橋結合剤とは、極性基含有ポリエステル
樹脂や不飽和結合を有する化合物をグラフト化させた共
重合ポリエステル樹脂に存在する官能基、例えば、ヒド
ロキシル基、カルボキシル基、グリシジル基、アミド基
等と熱架橋反応し、最終的には三次元網状構造を有する
易接着層とするための架橋剤である。架橋結合剤とし
て、イソシアネート系、メラミン系、尿素系あるいはエ
ポキシ系のものを用いたものは架橋効果が大きく好まし
い。
【0020】エポキシ系としては、具体的にはポリエポ
キシ化合物、ジエポキシ化合物、モノエポキシ化合物等
を用いることができ、ポリエポキシ化合物としては、例
えば、ソルビトール、ポリグリシジルエーテル、ポリグ
リセロールポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリト
ールポリグリシジルエーテル、ジグリセロールポリグリ
シジルエーテル、トリグリシジルトリス(2−ヒドロキ
シエチル)イソシアネート、グリセロールポリグリシジ
ルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエ
ーテル、ジエポキシ化合物としては、例えば、ネオペン
チルグリコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサ
ンジオールジグリシジルエーテル、レゾルシンジグリシ
ジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、プ
ロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピ
レングリコールジグリシジルエーテル、ポリテトラメチ
レングリコールジグリシジルエーテル、モノエポキシ化
合物としては、例えば、アリルグリシジルエーテル、2
−エチルヘキシルグリシジルエーテル、フェニルグリシ
ジルエーテル等を用いることができる。尿素系として
は、例えば、ジメチロール尿素、ジメチロールエチレン
尿素、ジメチロールプロピレン尿素、テトラメチロール
アセチレン尿素、4−メトキシ−5−ジメチルプロピレ
ン尿素ジメチロール等を用いることができる。メラミン
系としては、メラミンとホルムアルデヒドを縮合して得
られるメチロールメラミン誘導体に低級アルコールとし
てメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピル
アルコール等を反応させてエーテル化した化合物及びそ
れらの混合物が好ましい。メチロールメラミン誘導体と
しては、例えば、モノメチロールメラミン、ジメチロー
ルメラミン、トリメチロールメラミン、テトラメチロー
ルメラミン、ペンタメチロールメラミン、ヘキサメチロ
ールメラミン等が挙げられる。イソシアネート系として
は、例えば、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメ
タン−4,4´−ジイソシアネート、メタキシリレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシア
ネート、1,6−ジイソシアネートヘキサン、トリレン
ジイソシアネートとヘキサントリオールの付加物、トリ
レンジイソシアネートとトリメチロールプロパンの付加
物、ポリオール変性ジフェニルメタン−4,4´−ジイ
ソシアネート、カルボジイミド変性ジフェニルメタン−
4,4´−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネ
ート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、3,3´
−ビトリレン−4,4´ジイソシアネート、3,3´ジ
メチルジフェニルメタン−4,4´−ジイソシアネー
ト、メタフェニレンジイソシアネート等を用いることが
できるが、塗膜の黄変防止、反応性、毒性、コスト面等
からみて特にメタキシリレンジイソシアネートが好まし
い。これらの架橋結合剤は、単独か、場合によっては2
種以上を併用してもよい。架橋結合剤の配合比率は、高
分子結着剤に対して樹脂固形分比で1〜14%、好まし
くは3〜12%の範囲がよい。
【0021】滑剤としては架橋型の高分子粒子、例え
ば、アクリル系ポリマー、スチレン系ポリマー、スチレ
ン・アクリル共重合体ポリマー、エポキシ樹脂の架橋物
等が挙げられるが、中でもアクリルポリマー系の架橋物
が好ましく、その中でもポリメチルメタクリレート系の
ものが好ましい。
【0022】また、平均粒子径は0.1μm以上、5μ
m以下が好ましく、0.1μm以下では塗膜表面が平滑
すぎて滑り効果が不十分であり、5μm以上では塗膜表
面の凹凸が大きすぎて、印字・印刷工程で白粉が発生し
たり、光沢不良等の問題が懸念されるため好ましくな
い。
【0023】滑剤の配合比率は、高分子結着剤に対して
樹脂固形分比で0.1〜1.0%、好ましくは0.2〜
0.5%がよい。0.2%以下では滑り効果が不十分
で、0.5%以上になると塗膜の透明性や密着性が悪く
なる。
【0024】また、基材としては、特に限定されず、各
種プラスチックフィルム、プラスチックシート等を使用
できる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレンナフタレート、ポリプロピレン、ポリフェニレン
サルファイド、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、フッ素
樹脂等からなるフィルムが使用できる。中でもポリエチ
レンテレフタレートフィルムやポリエチレンナフタレー
トフィルムが寸法安定性、機械的性質、熱的性質等に優
れているため好ましい。
【0025】ポリプロピレンやフッ素樹脂、ポリフェニ
レンサルファイドフィルムの場合には、易接着層を設け
る表面に、例えば、コロナ放電処理やプラズマ処理等の
表面活性化処理を施しておくと、易接着層の基材への接
着性、密着性を向上できる。ポリエチレンテレフタレー
トやポリエチレンナフタレートフィルムの場合は未処理
のものでもよい。
【0026】このような基材の少なくとも片面に、前述
のような高分子結着剤を主成分とするプライマー層が塗
設され、本発明に係る易接着フィルムとされる。プライ
マー層の塗設は、基材フィルムを製膜した後にオフライ
ンでコーティングするオフラインコーティングによる。
【0027】このように構成された本発明に係る易接着
フィルムのプライマー層上に、各種塗料樹脂層やインキ
層が塗設されたり、PVCフィルムやシートとの熱ラミ
ネートが行われる。
【0028】また、本発明に係る易接着層は透明性や光
沢性に優れており、極めて鮮明な印刷ができる。
【0029】次に本発明の易接着フィルムの塗工方法の
一例について説明する。
【0030】(1)ポリエステル系樹脂分が40%、塩
化ビニル系樹脂分が45%、エポキシ樹脂分が15%か
らなる20%のトルエン/メチルエチルケトン(1/1
重量比)高分子結着剤を作製する。
【0031】(2)(1)作製の高分子結着剤を攪拌し
ながら、架橋型アクリル系滑剤を高分子結着剤の樹脂固
形分に対して重量比で0.4%、架橋結合剤である無黄
変型ポリイソシアネートを高分子結着剤の樹脂固形分に
対して10%順次計量添加し、更に濃度調整用溶剤とし
てトルエン/メチルエチルケトン(1/1重量比)を加
え12%溶液に調整後20分間攪拌、この液を本塗剤と
する。
【0032】(3)この本塗剤を厚さ5〜150μmの
未処理PETフィルムの片面にグラビアコーターを使用
して目標とする塗布膜厚(0.5μm)に塗工する。
【0033】塗布膜厚はグラビアロールの種類(パター
ン)と線数、塗剤の濃度により調整することが可能で、
塗剤濃度12%の場合のグラビアロール(格子パター
ン)の線数は#200〜#250、塗工速度はコーター
の乾燥能力、巻出・巻取能力等に支配されるが、50m
/分〜200m/分が通常範囲である。
【0034】乾燥温度及び時間は100〜150℃、2
秒〜40秒が通常範囲である。
【0035】(4)上記条件にて塗工したフィルムを数
千mから数万mに巻き取った後、塗布膜の密着性安定化
のため30〜50℃のエージング室に入れ、1〜3日間
の熱処理をする。
【0036】(5)熱処理後の塗工フィルムを客先指定
の幅・長さにスリット加工後、易接着フィルム製品とし
て出荷する。
【0037】
【特性の測定、評価方法】以下に、本発明の易接着フィ
ルムを実施例により説明する。
【0038】まず、実施例において用いた特性の測定、
評価方法について説明する。
【0039】(1)PVCとの熱ラミネート適性 測定条件と評価方法は次のとおりである。
【0040】 測定条件 ショッパー型引張り試験機使用: 剥離角90°、幅15mm、n数各3 ヒートシーラー使用:加熱温度 170℃(易接着フイルム面側のみ加熱) 加熱時間 1.0秒 プレス圧 2.0kgf/cm2 PVCシート: 軟質透明PVCシート(厚さ300μm) 軟質白色PVCシート(厚さ300μm) 評価方法 上記測定条件下で作成した易接着フイルムとPVCシー
トとのラミネート品の剥離強度の測定結果がn数3とも
易接着フイルムの基材破壊であるものを○、n数3とも
易接着フイルムの基材破壊でないものを×、n数3のう
ち1若しくは2が易接着フイルムの基材破壊であるもの
を△とした。 (2)インキ密着性 測定条件と評価方法は次のとおり。
【0041】測定条件 インキ:PVC用 墨(大日本インキ化学工業株式会社
製) 塗布厚 :約1μm 評価方法 クロスカット法でのセロハンテープ剥離により評価し
た。縦横1mm間隔の刻み目(クロス)を入れ、その刻
み目部分に18mm幅のセロハンテープを強く貼り、4
5°方向に強制剥離した後のインキ残存率を目視にて判
定した。測定点はいずれも3点とし、判定はインキ残存
率が各点いずれも100%のものを○、50%以下のも
のを×、その中間のものを△とした。
【0042】
【実施例】実施例1 厚さ25μmのコロナ処理二軸配向ポリエチレンフタレ
ート(PET)フィルムの片面に、日本化工塗料(株)
製の本発明3成分からなる高分子結着剤 FS−49、
イソシアネート系架橋結合剤TD硬化剤及び綜研化学
(株)製の架橋型アクリル系滑剤 MR−2Gからなる
濃度5%に調整した塗剤を#5メタリングバー(マイヤ
ーバー)を用いて塗布し、その後120℃、30秒間熱
風乾燥してプライマー層を形成(約0.4g/m2 dr
y)。 その上に軟質PVCシートを熱ラミネートした
サンプルのラミネート強度を測定したところ、易接着フ
イルムが基材破壊し、良好な結果が得られた。また、イ
ンキ密着性についても良好な結果が得られた。 実施例2 厚さ25μmの未処理PETフィルムの片面に、日本化
工塗料(株)製の本発明3成分からなる高分子結着剤
FS−49、イソシアネート系架橋結合剤 TD硬化剤
及び綜研化学(株)製の架橋型アクリル系滑剤 MR−
2Gからなる濃度5%に調整した塗剤を#5メタリング
バーを用いて塗布、その後120℃、30秒間熱風乾燥
してプライマー層を形成(約0.4g/m2 dry)。
その上に軟質PVCシートを熱ラミネートしたサンプル
のラミネート強度を測定したところ易接着フイルムが基
材破壊し、良好な結果が得られた。また、インキ密着性
についても良好な結果が得られた。
【0043】比較例1 厚さ25μmのコロナ処理PETフィルムの片面に、ポ
リエステル系樹脂、イソシアネート系架橋結合剤 TD
硬化剤及び綜研化学(株)製の架橋型アクリル系滑剤
MR−2Gからなる濃度5%に調整した塗剤を#5メタ
リングバーを用いて塗布、その後120℃、30秒間熱
風乾燥してプライマー層を形成(約0.4g/m2 dr
y)。その上に軟質PVCシートを熱ラミネートしたサ
ンプルのラミネート強度を測定したところ、易接着フイ
ルムの基材破壊には至らず、インキ密着性についても良
好な結果は得られなかった。
【0044】比較例2 厚さ25μmのコロナ処理PETフィルムの片面に、樹
脂固形分の重量比率がポリエステル系樹脂70%、塩化
ビニル系樹脂25%、エポキシ樹脂5%からなる高分子
結着剤、イソシアネート系架橋結合剤 TD硬化剤及び
綜研化学(株)製の架橋型アクリル系滑剤 MR−2G
からなる濃度5%に調整した塗剤を#5メタリングバー
を用いて塗布、その後120℃、30秒間熱風乾燥して
プライマー層を形成(約0.4g/m2 dry)。その
上に軟質PVCシートを熱ラミネートしたサンプルのラ
ミネート強度を測定したところ易接着フイルムの基材破
壊には至らず、インキ密着性についても良好な結果は得
られなかった。
【表1】
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の易接着フ
ィルムによるときは、基材に塗布するプライマー層を特
定のものから構成することにより、基材との密着性やP
VCを初めとする各種塗料、接着剤、インキとの密着
性、熱ラミネート適性等がともに向上でき、かつ、透明
性や光沢性に優れた易接着層を得ることができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材の少なくとも片面に、高分子結着剤と
    架橋結合剤および滑剤を含む受容層を設けたフィルムで
    あって、該高分子結着剤がポリエステル系樹脂、塩化ビ
    ニル系樹脂及びエポキシ樹脂からなるものであることを
    特徴とする易接着フィルム。
  2. 【請求項2】高分子結着剤を構成する樹脂固形分の重量
    比率がポリエステル系樹脂をX、塩化ビニル系樹脂を
    Y、エポキシ樹脂をZとした場合、次の式を満たすこと
    を特徴とする請求項1記載の易接着フィルム。 X+Y+Z=100(%)、 30≦X≦50、 30≦Y≦60、 10≦Z≦20、
  3. 【請求項3】架橋結合剤が無黄変型ポリイソシアネート
    であることを特徴とする請求項1または2記載の易接着
    フィルム。
  4. 【請求項4】滑剤が平均粒子径0.05μm以上、5.
    0μm以下の架橋型アクリル系、スチレン系またはスチ
    レン・アクリル系樹脂であることを特徴とする請求項1
    または2記載の易接着フィルム。
  5. 【請求項5】塗布膜厚が0.03μm以上、2μm以下
    であることを特徴とする請求項1、2、3または4記載
    の易接着フィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006334821A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Kyodo Printing Co Ltd 易接着フィルム及びカード媒体

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JP2006334821A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Kyodo Printing Co Ltd 易接着フィルム及びカード媒体

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