JPH1130573A - ホルダ保持装置 - Google Patents

ホルダ保持装置

Info

Publication number
JPH1130573A
JPH1130573A JP9145805A JP14580597A JPH1130573A JP H1130573 A JPH1130573 A JP H1130573A JP 9145805 A JP9145805 A JP 9145805A JP 14580597 A JP14580597 A JP 14580597A JP H1130573 A JPH1130573 A JP H1130573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
sample
scanner
tip
holding member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9145805A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3553318B2 (ja
Inventor
Takashi Watanabe
隆 渡辺
Susumu Aoki
進 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jeol Ltd filed Critical Jeol Ltd
Priority to JP14580597A priority Critical patent/JP3553318B2/ja
Publication of JPH1130573A publication Critical patent/JPH1130573A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3553318B2 publication Critical patent/JP3553318B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 円筒状圧電体製のスキャナの先端にホルダ
保持部材を設けたホルダ保持装置において、前記スキャ
ナに曲げ荷重を作用させることなく、ホルダ保持部材に
ホルダを着脱できるようにすること。 【解決手段】 円筒状圧電体製のスキャナ71は、基端
部が支持され且つ先端部の自由端にホルダ保持部材74
が装着される。Z軸方向に移動可能なホルダ搬送部材3
6の先端ホルダ保持部37に保持されたホルダH1は、
円筒状のスキャナ71内側の通って先端部側に前進した
ときに前記ホルダ保持部材74に着脱自在に保持され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、STM(Scanning
Tunneling Microscope、走査型トンネル顕微鏡)、A
FM(Atomic Force Microscope、原子間力顕微鏡)、
UHV(ulutra high vacuum)−STM(超高真空走
査型トンネル顕微鏡)、UHV(urutra high vacuu
m)−AFM(超高真空原子間力顕微鏡)等の走査型プ
ローブ顕微鏡、および、SAP(走査型アトムプローブ
装置)で使用する試料ホルダまたはプローブホルダ等を
着脱可能に保持するホルダ保持装置に関する。本発明の
ホルダ保持装置は、円筒状の圧電体により構成されたス
キャナの先端に設けられたホルダ保持部材や、このホル
ダ保持部材に対向して配置された第2のホルダ保持部材
等を有するホルダ保持装置に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】前記STM、AFM等においては、試料
の位置を高精度に制御するため、試料ホルダを微小に移
動させる円筒状の圧電体を用いたホルダ保持装置が使用
されている。前記ホルダ保持装置として、従来次の技術
が知られている。 (J01)図18〜図23に示すホルダ保持装置 図18は従来のホルダ保持装置を備えたAFMの全体説
明図である。図19は前記図18の部分拡大図でAFM
を用いた分析作業時に試料を保持するホルダ保持装置の
説明図である。図20は前記図18の部分拡大図でホル
ダ搬送装置の説明図である。図21は前記図18の部分
拡大図で試料ホルダをAFMの内外間で搬送するために
試料ホルダを着脱自在に保持する搬送用試料ホルダ保持
部材の説明図である。図22は前記図19のホルダ保持
装置への試料ホルダの装着方法の説明図である。図23
は前記図21に示す試料ホルダの説明図で、図23Aは
試料が装着された状態の試料ホルダの平面図、図23B
は試料ホルダ本体の平面図、図23Bは試料ホルダ本体
の斜視図、図23Dは前記試料ホルダ本体に固定れる試
料装着ブロックの斜視図、図23Eは他の試料装着ブロ
ックの説明図である。
【0003】図18、図20、図21において、AFM
の真空室A内部には図示しない搬送部材により搬入され
た待機位置用ホルダ保持部材1が配置されている。待機
位置用ホルダ保持部材01は図21に示すようにホルダ
載置面02および一対のホルダ保持用押えばね03,0
3を有している。
【0004】図22において、前記待機位置用ホルダ保
持部材01(図18、図21参照)に保持される試料ホ
ルダH1は、ピン貫通孔06aが形成されたホルダ本体0
6、前記ホルダ本体06に固定される試料装着ブロック
07,08を有している。試料装着ブロック07,08
は、試料ホルダH1を前記待機位置用ホルダ保持部材0
1に装着する際に前記押えばね03,03に押圧される
被押圧部07a,08aを有している。試料Sは前記試料
装着ブロック07,08表面に、押圧プレート09,0
10を用いて押圧固定されている。
【0005】図18、図19、図22において、AFM
の真空室A内部にはステージ012が配置されている。
ステージ012は、スライドテーブル012aを有して
おり、AFM走査用の試料ホルダ保持装置013および
プローブホルダ保持装置014を支持している。スライ
ドテーブル012aは、前記ステージ012上でスライ
ド移動して位置調節される。図19において、前記試料
ホルダ保持装置013は、前記ステージ012により固
定支持された固定部材016を有し、固定部材016に
は円孔016aが形成されている。前記固定部材016
は前記円孔016aの外周に沿って互いに120°離れ
て配置された3個の当接部材017(1個のみ図示)を
支持している。前記3個の当接部材017に対応してそ
れぞれ引張ばね018が設けられている。
【0006】可動プレート019は、前記3個の引張ば
ね018により、前記3個の当接部材017に押し付け
られて、固定部材016上に保持されている。なお、前
記可動プレート019は円孔019aを有しており、円
孔019a前記円孔016aに対応する位置に配置されて
いる。可動プレート019は前記当接部材017と摩擦
接触しながら移動してその位置を上下左右に調節可能で
ある。
【0007】前記可動プレート019には円筒部材02
1の一端部が連結されており、円筒部材021は前記円
孔016a貫通している。前記円筒部材021の他端部
にはスキャナ支持部材022が支持され、スキャナ支持
部材021により、円筒状圧電体製のスキャナ023の
一端部(基端部)が支持されている。前記スキャナ02
3の先端部にはホルダ装着部材024が支持されてい
る。図18、図19中、前記ホルダ装着部材024右端
面に形成されたホルダ装着面024aを有している。保
持部材装着面024aには、一対のホルダ載置面02
6,026およびホルダ保持用の押えばね027,02
7が設けられている。また、前記各押えばね027,0
27間には、前記試料ホルダH1の下端中央部を押さえ
る下端部押えばね028が設けられている。
【0008】図22Aの状態で試料ホルダH1を下方に
移動させて保持部材装着面024aに装着すると、図2
2Bに示すように、前記被押圧部07a,08aおよび試
料ホルダH1下端部中央部は前記押えばね027,02
7および下端部押さえばね028により保持部材装着面
024a上に保持されるように構成されている。
【0009】前記ステージ012に支持されたプローブ
ホルダ保持装置014は、前記ステージ012上で、移
動調節される前記スライドテーブル012aにより支持
されたホルダ装着部材031を有している。前記ホルダ
装着部材031により、プローブホルダH2が着脱可能
に保持されており、プローブホルダH2に保持されたプ
ローブ(探針)は、前記保持部材装着面024a上の試
料ホルダH1に対向して配置され、各ホルダ間の初期間
隔は前記スライドテーブル012aの位置調節によって
調節される。
【0010】図18,20において、試料交換装置03
3は、前記試料ホルダH1が待機位置用ホルダ保持部材
01に保持される待機位置とAFM走査用の試料ホルダ
保持装置013に保持される作業位置との間で、前記試
料ホルダH1を搬送する装置である。試料交換装置03
3は、昇降ロッド034の下端に支持されたスライダガ
イド部材035を有しており、スライダガイド部材03
5に沿って水平移動可能なスライダ036は、水平方向
に位置調節可能である。
【0011】図20に示す試料交換装置033は前記従
来技術(特願平7−218762号、特開平
号公報)に記載された技術であるので、次に簡単
に説明する。前記スライダ036には連結部材037が
連結されている。連結部材037はばね収容孔037a
および下方に延びる鉛直ロッド部037bを有してい
る。前記ばね収容孔037aは上端がねじ038で塞が
れており、内部には圧縮コイルばね039が収容されて
いる。前記連結部材037の鉛直ロッド部037b下端
には板ばね041を介して第1保持部材042が連結さ
れている。第1保持部材042にはピン孔042aが形
成されている。
【0012】前記連結部材037には、軸043回りに
回転部材044が回転可能に支持されている。回転部材
042は、前記ばね収容孔037a内の圧縮コイルばね
039によって常時時計方向に回転力を付与されるばね
当接部044aおよび前記鉛直ロッド部037bに沿って
下方に延びるロッド部044bを有している。前記ロッ
ド部044b下端には板ばね045を介して第2保持部
材046が連結されている。前記第2保持部材046に
はピン046aが設けられており、ピン046aは前記第
1保持部材042のピン孔042aに嵌合するように配
置されている。そして、通常は、前記圧縮コイルバネ0
39により前記回転部材044が時計方向に回転力を付
与されているため、前記ピン046aはピン孔042aに
嵌合するように構成されている。
【0013】前記連結037には電磁ソレノイド047
が支持されており、電磁ソレノイド047が通電された
場合には前記回転部材044が前記軸043回りに反時
計方向に回転して、前記ピン046aは前記ピン孔04
2aが抜け出すように構成されている。したがって、前
記待機位置用ホルダ保持部材01および、走査作業用の
前記ホルダ装着部材024間で試料ホルダH1を搬送す
る場合には、前記ピン046aをピン孔042aから離脱
させた状態で、前記昇降ロッド034およびスライダ0
36の移動により前記第1保持部材042および第2保
持部材046の位置調節をする。そして、例えば前記待
機位置用ホルダ保持部材01に保持された試料ホルダH
1のピン貫通孔06a(図22参照)および前記ピン孔0
42aを一致させる。この状態で、前記ピン046aを、
ピン貫通孔06aに貫通させ、前記ピン046aの先端部
をピン孔042aに挿入させる。この状態では試料ホル
ダH1が前記第1保持部材042および第2保持部材0
46に保持されるので、前記待機位置用ホルダ保持部材
01から、走査作業用の前記ホルダ装着部材024の間
で、試料ホルダを搬送することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
(前記従来技術(J01)の問題点)前記(J01)の従来
技術では、前記走査作業用の前記ホルダ装着部材024
に対して試料ホルダH1を装着したり、離脱させたりす
る際に、前記第1試料保持部材042の下方移動時の力
が前記ホルダ装着部材024を介して圧電体により構成
されたスキャナ023に加えられる。このときにスキャ
ナ023に加わる負荷によってスキャナ023が破損す
る事故が良く発生した。したがって、試料ホルダH1の
ホルダ装着部材024への着脱作業は非常に神経を使う
作業であった。
【0015】また、真空室Aの外部および内部間での試
料ホルダH1の搬送に際しては、試料ホルダH1のみを搬
送するのではなく、試料ホルダH1と待機位置用ホルダ
保持部材01との2個の部材が必要であった。したがっ
て、前記ホルダ装着部材024に装着される試料ホルダ
H1の交換作業時に、チャッキング動作およびアンチャ
ッキング動作を何度も行う必要があった。前記試料ホル
ダH1は形状が小さいので、前記チャッキング動作およ
びアンチャッキング動作を何度も行うことは、事故発生
の確率が大きく、好ましくない。また、図18および図
20から分かるように、試料交換装置033は、ステー
ジ012の試料ホルダ保持装置013およびプローブホ
ルダ保持装置014の上方に配置されるため、冷却装
置、XPS(X-ray Photoelectron Spectrometer)、X
線光電子分光装置)等の重要なアタッチメントを取り付
けることが困難であるという問題点もあった。
【0016】また、前記UHV−STM、AFM等の走
査型プローブ顕微鏡の試料ホルダ交換装置として次の従
来技術(J02)が知られている。 (J02)図24に示す技術 図24はSTMの従来技術の説明図である。図24にお
いて、超高真空室A内には、フランジ050に支持され
たSTMステージ051が配置されている。STMステ
ージ051は、第1基台052、前記第1基台052に
除振器053,053を介して支持された第2基台05
4を有している。第2基台上にはXYステージ055お
よびZステージ056が支持されている。XYステージ
055には試料ホルダH1が保持され、前記Zステージ
056には積層型圧電体製のスキャナ057を介してプ
ローブホルダH2が支持されている。る。図24の技術
では、STMステージ051が装着されるフランジ05
0に対して反対側に円筒ケース058を設け、前記円筒
ケース058の外側に設けたマグネット059の軸方向
の移動および軸回りの回転に伴い、内側をスライド移動
および回転移動する交換棒060を操作し、試料交換お
よびプローブ交換を行っている。
【0017】(前記(J02)の問題点)前記従来技術
(J02)は、SAP(走査型アトムプローブ装置)のよ
うに、前記STMステージ051が装着されるフランジ
050と反対側にスクリーンやイオン検出器等を配置す
る構成の装置に対しては、スクリーンやイオン検出器が
邪魔になって交換棒を使用することができなくなる。し
たがって、前記図24に示す従来技術(J02)はSAP
では使用することができない。また、前記(J02)の技
術では、前記STMステージ051が装着される試料真
空フランジ050側およびその反対側(円筒ケースが設
けられた側)の両側に構成部材が配置されているため、
既存の真空チャンバに組み込むことが困難であるという
問題点もある。
【0018】また、前記UHV−STM、UHV−AF
M、等の走査型プローブ顕微鏡およびSAP等の試料冷
却装置として次の従来技術(J03)が知られている。 (J03)図25に示す技術)図25は走査型プローブ顕
微鏡で使用される試料冷却装置の従来例の説明図であ
る。図25において前記図24に対応する構成要素には
同一の符号を付して重複する説明は省略する。XYステ
ージ055には試料ホルダ固定機構061を介して試料
ホルダH1が保持される。前記試料ホルダ固定機構06
1はヒートコンダクタ062を介して冷却タンク063
に接続されており、冷却タンク063には液体窒素や液
体ヘリウム等の冷却液064が入っている。
【0019】試料ホルダ固定機構061は、図示してい
ないがXYステージ055側部分061aに熱伝導度の
低い物質(例えばダイフロン)を使用し、試料ホルダH
1側部分061aには電気絶縁性が有り且つ熱伝導率の良
い物質(例えばサファイヤ)を使用し、真ん中のヒート
コンダクタ062との接続部061cには熱伝導率が良
い物質(例えば銅)を使用している。ヒートコンダクタ
062は銀または銅の箔を束ねたものか、網線等が使用
されている。前記構成により試料を電気的に絶縁し且つ
十分冷やすことが可能である。前記Zステージ056お
よびスキャナ057により試料ホルダH1に保持された
試料にトンネル電流が流れるまでプローブホルダH2の
プローブを試料ホルダH1に保持された試料Sに近づ
け、その後、スキャナ057により走査して冷却された
試料Sの観察(例えばSTM観察)を行う。
【0020】(前記(J03)問題点)前記従来技術(J
03)において、試料ホルダH1を交換する技術として、
前記従来技術(J01)を使用する場合には、前記ヒート
コンダクタ062や冷却タンク063が邪魔になり、ま
た、前記従来技術(J02)を使用しようとしても、前記
試料ホルダ固定機構061が邪魔になって、試料ホルダ
H1を交換することは困難である。また、前記スクリー
ンやイオン検出器を使用するSAP(走査型アトムプロ
ーブ装置)ではその構成上、前記(J03)の試料冷却装
置は使用できない。
【0021】本発明は、前述の事情に鑑み、下記の記載
内容を課題とする。 (O01)円筒状圧電体製のスキャナの先端にホルダ保持
部材を設けたホルダ保持装置において、前記スキャナに
曲げ荷重を作用させることなく、ホルダ保持部材にホル
ダを着脱できるようにすること。 (O02)円筒状圧電体製のスキャナの先端にホルダ保持
部材を設けたホルダ保持装置において、前記ホルダ保持
部材に保持された試料を冷却する新規な冷却方法を提供
すること。 (O03)円筒状圧電体製のスキャナの先端にホルダ保持
部材を設けたホルダ保持装置を有するSAP(走査型ア
トムプローブ装置)で使用可能な、新規な試料冷却方法
およびホルダ交換方法を提供すること。
【0022】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。ま
た、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0023】(第1発明)前記課題を解決するために、
本出願の第1発明のホルダ保持装置(56)は、下記の
要件を備えたことを特徴とする、(A01)基端部が支持
され且つ先端部が自由端として構成された円筒状の圧電
体により構成され、前記円筒の軸に一致するZ軸方向に
伸縮可能、且つ前記Z軸に垂直で且つ互いに垂直なX軸
およびY軸方向に前記先端部が移動可能なスキャナ(7
1)、(A02)前記スキャナ(71)の基端部を支持す
るとともに前記基端部側から前記スキャナ(71)内部
に接続するホルダ挿入孔(67a)を有するスキャナ支
持部材(67+68+69)、(A03)前記Z軸方向に
移動可能で、ホルダ(H1,H2)を着脱可能に保持する
先端ホルダ保持部(37)を有し、前記先端ホルダ保持
部(37)に保持したホルダ(H1,H2)を前記ホルダ
挿入孔(67a)およびスキャナ(71)内部を通って
前記スキャナ(71)先端部に搬送するホルダ搬送部材
(36)、(A04)前記Z軸方向に移動可能なホルダ搬
送部材(36)の前記先端ホルダ保持部(37)に保持
されてスキャナ(71)先端部側に前進したホルダ(H
1,H2)が着脱自在に保持されるとともに、前記スキャ
ナ(71)先端部に設けられたホルダ保持部材(7
4)。
【0024】(第1発明の作用)前記第1発明のホルダ
保持装置では、スキャナ(71)は、基端部が支持され
且つ先端部が自由端として構成された円筒状の圧電体に
より構成される。前記スキャナ(71)は、前記円筒の
軸に一致するZ軸方向に伸縮し、且つ前記Z軸に垂直で
且つ互いに垂直なX軸およびY軸方向に前記先端部が移
動する。スキャナ支持部材(67+68+69)は、前
記スキャナ(71)の基端部を支持するとともに前記基
端部側から前記スキャナ(71)内部に接続するホルダ
挿入孔(67a)を有する。前記Z軸方向に移動可能
で、前記ホルダ(H1,H2)を着脱可能に支持する先端
ホルダ保持部(37)を有するホルダ搬送部材(36)
は、前記先端ホルダ保持部(37)に保持したホルダ
(H1,H2)を前記ホルダ挿入孔(67a)およびスキ
ャナ(71)内部を通って前記スキャナ(71)先端部
に搬送する。前記スキャナ(71)先端部に設けられた
ホルダ保持部材(74)には、前記Z軸方向に移動可能
なホルダ搬送部材(36)の前記先端ホルダ保持部(3
7)に保持され、スキャナ(71)先端部側に前進した
ホルダ(H1,H2)が着脱自在に保持される。
【0025】(第2発明)また、本出願の第2発明のホ
ルダ保持装置は、下記の要件を備えたことを特徴とす
る、(B01)基端部が支持され且つ先端部が自由端とし
て構成された円筒状の圧電体により構成され、前記円筒
の軸に一致するZ軸方向に伸縮可能、且つ前記Z軸に垂
直で且つ互いに垂直なX軸およびY軸方向に前記先端部
が移動可能なスキャナ(71)、(B02)前記スキャナ
(71)の基端部を支持するスキャナ支持部材(67+
68+69)、(B03)前記スキャナ(71)の先端部
に断熱材および熱伝導材を介して設けられ且つ、ホルダ
(H1,H2)が着脱自在に保持されるホルダ保持部材
(74)、(B04)一端が前記熱伝導材に接続され且つ
他端が冷熱源に接続されたヒートコンダクタ(11
1)。
【0026】(第2発明の作用)また、本出願の第2発
明のホルダ保持装置では、スキャナ支持部材(67+6
8+69)は、前記スキャナ(71)の基端部を支持す
る。スキャナ(71)は基端部が支持され且つ先端部が
自由端として構成された円筒状の圧電体により構成され
る。前記スキャナ(71)は、前記円筒の軸に一致する
Z軸方向に伸縮し、且つ前記Z軸に垂直で且つ互いに垂
直なX軸およびY軸方向に前記先端部が移動する。前記
スキャナ(71)の先端部に断熱材および熱伝導材を介
して設けられたホルダ保持部材(74)は、ホルダ(H
1,H2)を着脱自在に保持する。一端が前記熱伝導材に
接続され且つ他端が冷熱源に接続されたヒートコンダク
タ(111)は、冷熱源の冷熱を前記熱伝導材に伝達す
る。前記熱伝導材に伝達された例熱は、ホルダ保持部材
(74)および前記ホルダ保持部材(74)に保持され
た試料に伝達される。
【0027】
【発明の実施の形態】
【0028】(第1発明の実施の形態1)また、前記第
1発明のホルダ保持装置の実施の形態1は、前記第1発
明のホルダ保持装置において下記の要件を備えたことを
特徴とする、(A001)前記ホルダ挿入孔(67a)から
スキャナ(71)内部に挿入されてスキャナ(71)先
端部側に前進したホルダ(H1,H2)が接触する前進時
ホルダ接触部(77)および、前記前進時ホルダ接触部
(77)に接触した前記ホルダ(H1,H2)を前記Z軸
回りに一定方向に回転した状態で前記ホルダ(H1,H
2)を後退不能に保持するとともに前記後退不能のホル
ダ(H1,H2)を前記一定方向と反対方向に回転した状
態で前記ホルダ(H1,H2)の後退を可能にする後退不
能保持部材(80)を有する前記ホルダ保持部材(7
4)。
【0029】(第1発明の実施の形態1の作用)また、
前記第1発明のホルダ保持装置の実施の形態1では、
(A001)前記ホルダ挿入孔(67a)からスキャナ(7
1)内部に挿入されてスキャナ(71)先端部側に前進
したホルダ(H1,H2)は、ホルダ保持部材(74)の
前進時ホルダ接触部(77)に接触する。ホルダ保持部
材(74)の後退不能保持部材(80)は、前記前進時
ホルダ接触部(77)に接触した前記ホルダ(H1,H
2)を前記Z軸回りに一定方向に回転した状態で前記ホ
ルダ(H1,H2)を後退不能に保持するとともに、前記
後退不能のホルダ(H1,H2)を前記一定方向と反対方
向に回転した状態で前記ホルダ(H1,H2)の後退を可
能とする。したがって、ホルダ保持部材(74)は前記
ホルダ(H1,H2)を前進および後退不能に保持するこ
とができる。
【0030】(第1発明の実施の形態2)また、前記第
1発明のホルダ保持装置の実施の形態2は、前記第1発
明または第1発明の実施の形態1のホルダ保持装置にお
いて下記の要件を備えたことを特徴とする、(A002)
前記ホルダ挿入孔(67a)からスキャナ(71)内部
に挿入されてスキャナ(71)先端部側に前進したホル
ダ(H1,H2)が当接するホルダ前進時当部材(77)
および、前記ホルダ前進時当部材に当接した前記ホルダ
(H1,H2)を前記Z軸回りに所定角度回転させた状態
で後退させる際に前記ホルダ(H1,H2)に当接してホ
ルダ(H1,H2)の後退を不可能にするとともに前記後
退不能のホルダ(H1,H2)を前記一定方向と反対方向
に回転した状態で前記ホルダ(H1,H2)の後退を可能
にするホルダ後退時当接部材(80)を有する前記ホル
ダ保持部材(74)。
【0031】(第1発明の実施の形態2の作用)また、
前記第1発明のホルダ保持装置の実施の形態2では、前
記ホルダ挿入孔(67a)からスキャナ(71)内部に
挿入されてスキャナ(71)先端部側に前進したホルダ
(H1,H2)はホルダ保持部材(74)のホルダ前進時
当部材(77)に当接する。ホルダ保持部材(74)の
ホルダ後退時当接部材(80)は、前記ホルダ前進時当
部材(77)に当接した前記ホルダ(H1,H2)を前記
Z軸回りに所定角度回転させた状態で後退させる際に前
記ホルダ(H1,H2)に当接してホルダ(H1,H2)の
後退を不可能にするとともに前記後退不能のホルダ(H
1,H2)を前記一定方向と反対方向に回転した状態で前
記ホルダ(H1,H2)の後退を可能にする。したがっ
て、ホルダ保持部材(74)は前記ホルダ(H1,H2)
を前進および後退不能に保持することができる。
【0032】(第1発明の実施の形態3)また、前記第
1発明のホルダ保持装置の実施の形態3は、前記第1発
明または第1発明の実施の形態1もしくは2のホルダ保
持装置において下記の要件を備えたことを特徴とする、
(A05)前記ホルダ保持部材(74)に保持されるホル
ダ(H1,H2)とは別の第2ホルダ(H2)が貫通可能
な第2ホルダ貫通孔が形成された前記ホルダ保持部材
(74)、(A06)前記ホルダ搬送部材(36)の先端
ホルダ保持部(37)に着脱自在に保持されて前記第2
ホルダ貫通孔を貫通した前記第2ホルダ(H2)が着脱
自在に保持される第2ホルダ保持部材(61)。
【0033】(第1発明の実施の形態3の作用)また、
前記第1発明のホルダ保持装置の実施の形態3では、前
記ホルダ保持部材(74)は、前記ホルダ保持部材(7
4)に保持されるホルダ(H1,H2)とは別の第2ホル
ダ(H2)が貫通可能な第2ホルダ貫通孔(77a)が形
成される。したがって、前記第2ホルダ(H2)は前記
ホルダ保持部材(74)を貫通して搬送可能である。前
記ホルダ搬送部材(36)の先端ホルダ保持部(37)
に着脱自在に保持されて前記第2ホルダ貫通孔(77
a)を貫通した前記第2ホルダ(H2)は、第2ホルダ保
持部材(61)により着脱自在に保持される。
【0034】(第2発明の実施の形態1)また、前記第
2発明のホルダ保持装置の実施の形態1は、前記第1発
明のホルダ保持装置において下記の要件を備えたことを
特徴とする、(B001)前記スキャナ(71)の基端部
側から前記スキャナ(71)内部に接続するホルダ挿入
孔(67a)を有する前記スキャナ支持部材(67+6
8+69)、(B002)前記Z軸方向に移動可能で、前
記ホルダ(H1,H2)を着脱可能に支持する先端ホルダ
保持部(37)を有し、前記先端ホルダ保持部(37)
に保持したホルダ(H1,H2)を前記ホルダ挿入孔(6
7a)およびスキャナ(71)内部を通って前記スキャ
ナ(71)先端部に搬送するホルダ搬送部材(36)、
(B003)前記Z軸方向に移動可能なホルダ搬送部材
(36)の前記先端ホルダ保持部(37)に保持されて
スキャナ(71)先端部側に前進したホルダ(H1,H
2)が着脱自在に保持される前記ホルダ保持部材(7
4)。
【0035】(第2発明の実施の形態1の作用)また、
前記第2発明のホルダ保持装置の実施の形態1では、前
記スキャナ支持部材(67+68+69)は、前記スキ
ャナ(71)の基端部側から前記Z軸に沿って前記スキ
ャナ(71)内部に挿入可能なホルダ挿入孔(67a)
を有する。前記Z軸方向に移動可能で、前記ホルダ(H
1,H2)を着脱可能に支持する先端ホルダ保持部(3
7)を有するホルダ搬送部材(36)は、前記先端ホル
ダ保持部(37)に保持したホルダ(H1,H2)を前記
ホルダ挿入孔(67a)およびスキャナ(71)内部を
通って前記スキャナ(71)先端部に搬送する。前記Z
軸方向に移動可能なホルダ搬送部材(36)の前記先端
ホルダ保持部(37)に保持されてスキャナ(71)先
端部側に前進したホルダ(H1,H2)は、前記ホルダ保
持部材(74)に着脱自在に保持される。
【0036】(実施例)次に図面を参照しながら、本発
明のホルダ保持装置の実施例を説明するが、本発明は以
下の実施の形態に限定されるものではない。なお、以後
の説明の理解を容易にするために、図面において互いに
直交する矢印X,Y,Zの方向に直交座標軸X軸、Y
軸、Z軸を定義し、X方向と逆向きは−X方向、Y方向
と逆向きは−Y方向、Z方向と逆向きは−Z方向とす
る。また、X方向及び−X方向を含めてX軸方向とい
い、Y方向及び−Y方向を含めてY軸方向といい、Z方
向及び−Z方向を含めてZ軸方向ということにする。さ
らに図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面
の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」
が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味
するものとする。
【0037】(実施例1)図1は本発明のホルダ保持装
置の実施例1を備えたSTMの全体説明図である。図2
は前記図1の要部拡大図である。図3は前記図2の平面
図である。図4は同実施例1の先端部に試料ホルダおよ
びプローブホルダを着脱自在に装着するホルダ装着部を
有するホルダ搬送部材と前記試料ホルダの説明図であ
る。図5は前記図4に示すホルダ搬送部材とプローブホ
ルダの説明図である。図6は前記図2および図3に示す
VI−VI線端面図である。図7は前記図2および図3に
示すVI−VI線断面図である。
【0038】図8は実施例1の試料ホルダ保持部材の説
明図であり、図8Aは試料ホルダ保持部材の横断面図で
図8BのVIIIA−BIIIA線断面図、図8Bは試料ホル
ダ保持部材の縦断面図、図8Cは前記図8Bの矢印BII
ICから見た図である。図9は実施例1の試料ホルダ保
持部材と試料ホルダの装着方法の説明図であり、図9A
は装着前の状態を示す図、図9Bは装着後の状態を示す
図である。図10は実施例1の試料ホルダ保持部材と試
料ホルダの装着方法の説明図であり、図10Aは装着前
の試料ホルダ保持部材と試料ホルダの位置関係を示す
図、図10Bは装着後の試料ホルダの位置を示す図であ
る。図11は実施例1のホルダ搬送部材の説明図であ
る。図12は前記図1に示すSTM、前記STMに接続
されたパーキング、および前記パーキングでホルダの交
換を行うための試料交換棒等の平面図である。図13は
前記図12のパーキングのステージ移動機構の説明図で
ある。
【0039】図12において、真空試料室1には前記S
TMが収容されている。前記真空試料室1とこれに隣接
して配置された試料交換室2との間には、それらの間を
密封状態で遮断する開閉可能な内部仕切弁3が設けられ
ている。( ↑ STMを収容する真空試料室1と試料
交換室2との関連が分かりません。) 前記試料交換室2には、パーキング4が設けられてい
る。図13において、前記パーキング4は、テーブル支
持部材6により回転自在に支持されたターンテーブル
7、このターンテーブル7上に支持された複数のホルダ
支持ステージ8、複数のプローブ支持ステージ9等によ
り構成されている。前記ターンテーブル7の下部外周に
は回転力伝達用のギヤ7aが形成されている。前記ホル
ダ支持ステージ8は、試料を保持する試料ホルダH1
(図2参照)を支持するための部材である。また、前記
プローブ支持ステージ9は、前記STMにおいて使用さ
れるプローブ(探針)を交換するための交換用のプロー
ブホルダH2を支持するための部材である。
【0040】前記テーブル支持部材6は、テーブル搬送
用円筒9に固定支持されている。前記テーブル搬送用円
筒9の内周面によりテーブル回転用軸11が支持されて
いる。前記テーブル回転用軸11先端にはギヤ(傘歯歯
車)12が固定されている。このギヤ12は前記テーブ
ル支持部材6に回転自在に支持されたギヤ(傘歯歯車)
13に噛み合っている。前記ギヤ13は前記ターンテー
ブル7のギヤ7aと噛み合うように配置されている。
【0041】前記試料交換室2側壁にはターンテーブル
作動用の円筒ケース14がベローズ15等を介して連結
されている。前記テーブル搬送用円筒9の前記試料交換
室2から突出している部分の周囲は、前記円筒ケース1
4内には前記テーブル搬送用円筒9を回転可能且つスラ
イド可能に支持するベアリング17が設けられている。
前記テーブル搬送用円筒9およびテーブル回転用軸11
の後端(図13で(−X)側端部)には永久磁石を有す
る円筒状の磁性部材18および19がそれぞれ固定され
ている。また、前記円筒状の磁性部材18、19に対応
して、前記円筒ケース14外周面には永久磁石を有する
円筒状の操作部材21、22がスライド可能且つ回転可
能に設けられている。前記操作部材21、22のスライ
ドは個別または一体的に行うことが可能である。
【0042】前記操作部材21を作業員が回転させる
と、操作部材21の動きに対応して磁性部材18も同時
に回転するように構成されている。そして、前記磁性部
材18および前記テーブル搬送用円筒9は一体的に回転
し、それに伴い前記ターンテーブル7が傾斜されるよう
になっている。前記磁性部材22を作業員が回転させる
と、磁性部材22の動きに対応して前記磁性部材19も
同時に回転するように構成されている。そして、前記磁
性部材19が回転すると前記テーブル回転用軸11が回
転され、前記テーブル回転用軸11先端に設けられてい
るギヤ(傘歯歯車)12が回転する。そして、前記ギヤ
(傘歯歯車)12の回転に伴い前記ギヤ(傘歯歯車)1
3およびギヤ7aが回転し、前記ターンテーブル7が回
転されるようになっている。また、前記操作部材21、
22を一体的にスライドさせると、操作部材21、22
の移動に対応して前記磁性部材18、19も同時にY軸
方向に移動するようになっている。そして、磁性部材1
8、19がY軸方向に移動すると前記テーブル搬送用円
筒9およびテーブル回転用軸11がY軸方向に移動し、
それに伴いターンテーブル7がY軸方向に移動されるよ
うになっている。前記ターンテーブル7は、前記ホルダ
支持ステージ8をターンテーブル7の傾斜、回転、前後
(Y軸方向)動により移動させる役目を有する。前記符
号7〜22で示された要素から本発明のステージ移動機
構23が構成されている。
【0043】図12において、前記試料交換室2とこれ
に隣接して配置された試料導入室25との間には、それ
らの間を密封状態で遮断する開閉可能な内部仕切弁26
が設けられている。前記試料導入室25には、導入用円
筒ケース27が連結されている。前記導入用円筒ケース
27内側には試料導入棒28が導入用円筒ケース27の
軸に沿って進退移動可能に設けられている。前記試料導
入棒28の先端には前記試料ホルダH1およびプローブ
ホルダH2を把持するチャック29が設けられている。
前記導入用円筒ケース27の外側には永久磁石を有する
円筒状の操作部材31が回転およびスライド可能に支持
されており、この操作部材31のスライドおよび回転移
動によりチャック29に把持された試料ホルダH1また
はプローブホルダH2を前記導入用円筒ケース27の軸
に沿ってスライドおよび回転移動させることができる。
ここで、前記試料導入棒28の軸とパーキング4とが交
差する位置をそれぞれQ1、Q2とする。
【0044】図12、図11において、前記試料交換室
2には試料交換用の円筒ケース33がベローズ34、連
結ボルト35等を介して連結されている。前記円筒ケー
ス33内側にはホルダ搬送部材36が円筒ケース33の
軸に沿って進退移動可能に支持されている。前記搬送部
材36は、図4、図5に示すように、スライド筒36a
および回転軸36bを有しており、前記搬送部材36の
回転軸36bの−Z側端部に円筒状の磁性部材(図示せ
ず)が固定されている。前記搬送部材36の回転軸36
bの先端(Z側端部)には前記試料ホルダH1(図4、図
9参照)またはプローブホルダH2(図5参照)を把持
する先端ホルダ保持部37が設けられている。前記円筒
ケース33の外側には永久磁石を有する円筒状の操作部
材38がスライド可能に支持されており、この操作部材
38は前記搬送部材36の回転軸36bに固定された前
記図示しない円筒状の磁性部材に対応する位置に配置さ
れている。前記搬送部材36のスライド筒36aおよび
回転軸36bは、前記操作部材38のスライド移動に伴
ってZ軸方向に一体的にスライド移動する。また、前記
スライド筒35は図示しない回転止め部材により回転不
可能であるが、回転軸36bは前記操作部材38の回転
に伴い、前記スライド筒35内で回転可能である。
【0045】図11に示すように、試料交換用の円筒ケ
ース33の前記試料交換室2との連結部近傍にはストッ
パ39が固定用ビス39aにより固定されている。スト
ッパ39には円周に沿って120度の間隔で3本のスラ
イド軸41がZ軸方向にスライド可能に支持されてい
る。前記スライド軸41の−Z側端部はリングプレート
状スライダ42に固定されている。前記スライド軸41
周囲には圧縮コイルバネ43が配置されており、この圧
縮コイルバネ43は前記リングプレート状スライダ42
を常時−Z側に押圧している。したがって、前記操作部
材38がZ方向に移動して前記リングプレート状スライ
ダ42に当接すると、リングプレート状スライダ42は
前記圧縮コイルバネ43を圧縮しながらZ方向にある距
離だけ移動することができるが、その際に圧縮コイルバ
ネ43の反力を受けるため、操作部材38の操作を行う
作業者は移動方向の限界位置に移動したことを知ること
ができる。
【0046】図1において、前記試料交換用の円筒ケー
ス33内部に収容された搬送部材36の先端部の先端ホ
ルダ保持部37は、前記試料交換室2および内部仕切弁
3を横切って、STMを収容する真空試料室1内に移動
可能である。前記真空試料室1内にはフランジ50に支
持されたSTMステージ51が配置されている。STM
ステージ51は、第1基台52、前記第1基台52に複
数の除振器53を介して支持された第2基台54を有し
ている。第2基台54にはXYステージ貫通孔54aが
形成されている。
【0047】図1、図2、図3において、前記第2基台
54上には試料ホルダ保持装置56が支持されている。
試料ホルダ保持装置56は、前記第2基台54に支持さ
れたXYステージ支持部材57を有している。XYステ
ージ支持部材57には、前記搬送部材36の軸を中心と
する円周に沿って互いに120°離れて配置された3個
の当接部材58(1個のみ図示)を支持している。前記
3個の当接部材58に対応してそれぞれ引張ばね59が
設けられている。
【0048】XYステージ61はその下端部が前記XY
ステージ貫通孔54aより下方に配置されており、その
上部は、前記3個の引張ばね59により、前記3個の当
接部材58に押し付けられて、XYステージ支持部材5
7上に保持されている。このXYステージ61は前記当
接部材58と摩擦接触しながら移動してその位置を上下
左右に調節可能である。図3において前記XYステージ
61はX軸方向の両側に位置調整用突出部61a,61a
を有しており、この位置調整用突出部61a,61aは、
前記第2基台54上に支持されたXYステージ位置調整
部材62,62によりXY平面内で位置調整可能であ
る。なお、このような位置調節装置は従来公知であり、
従来公知の種々の位置調節装置を使用することが可能で
ある。なお、前記XYステージ61はプローブホルダH
2をねじ込んで着脱自在に装着するためのプローブホル
ダ装着用ねじ孔61bを有している。したがって、この
実施例1では、XYステージ61はプローブホルダ保持
部材(第2ホルダ保持部材)として構成されている。
【0049】図1、図2、図3において、前記第2基台
54上にはZステージ64がZ軸方向に位置調整可能に
支持されている。図3から分かるように、Zステージ6
4は、引張ばね66により常時Z方向に引っ張られてい
る。Zステージ64Zステージ64はZ側を向いた端面
が図示しないZ軸方向位置調節部材に当接しており、前
記Z軸方向位置調節部材および前記引張ばね66によっ
てそのZ軸方向の位置が調節可能である。前記Zステー
ジ64上には−Z側の端部にガイド67(図2、図3、
図6参照)が支持されている。ガイド67にはガイド孔
67aが形成されており、また、前記ガイド67のZ側
の面には円筒部67bがZ側に突出して形成されてい
る。
【0050】前記円筒部67aには円筒状絶縁体68が
接着剤により接着されている。前記円筒状絶縁体68に
より金属製の接続部材69を介して円筒状圧電体製のス
キャナ71がはめ合い構造により接着支持されている。
前記スキャナ71周面は前記接続部材69と一体に形成
された薄い円筒状の金属カバー69aにより被覆、保護
されている。前記ガイド67、円筒状絶縁体68、およ
び接続部材69によりスキャナ支持部材(67+68+
69)が構成されている。前記スキャナ71と金属カバ
ー69aとの間には狭い空間が形成されており、前記空
間には給電用のリード線が配置されている。前記スキャ
ナ71の先端は前記金属円筒カバー72よりもZ方向に
延びており、その先端部には円筒状絶縁部材73を介し
て試料ホルダ保持部材74が接着されている。
【0051】図7、図8において、試料ホルダ保持部材
74は金属製のリング状の保持部材本体76を有してい
る。保持部材本体76はホルダ装着孔76aを有してい
る。ホルダ装着孔76aのZ側の側面にはリング状プレ
ート(すなわち、ホルダ前進時接触部材、または、ホル
ダ前進時当接部材)77が固定されている。このリング
プレート77の−Z側の面は試料ホルダH1が前進した
ときに試料ホルダH1が接触する前進時ホルダ接触部を
構成している。リング状プレート77の内孔(すなわ
ち、第2ホルダ貫通孔)77aの直径は前記ホルダ装着
孔76aの直径よりも小さく形成されている。前記内孔
77aの直径は試料ホルダH1の直径よりも小さく形成さ
れ、前記ホルダ装着孔76aの直径は試料ホルダH1の直
径よりも大きく形成されている。したがって、前記ホル
ダ装着孔76aの−Z側から挿入された試料ホルダH1
は、前記内孔77aからZ方向には通過不能である。前
記保持部材本体の−Z側の側面には、90°間隔で合計
4個のスプリング支持ブロック78およびスプリングリ
ーフ79が固定されている。スプリングリーフ79先端
はホルダ装着孔76a内のリング状プレート77の−Z
側の側面を押圧している。前記リーフスプリング79の
−Z側の面に隣接して配置された負荷受けピン80は前
記スプリング支持ブロック78に固定支持されている。
【0052】図4、図5において、前記搬送部材36の
回転軸36b先端に設けた先端ホルダ保持部37は、先
端側に開口するホルダ装着孔81を有している。ホルダ
装着孔81は試料ホルダH1およびプローブホルダH2の
被装着部が着脱自在に挿入される孔である。前記ホルダ
装着孔81の先端部には上下にローラ82,82が回転
可能に支持されている。前記ローラ82,82はホルダ
装着孔81の内周面側に突出しているため、ホルダ装着
孔81に装着される試料ホルダH1およびプローブホル
ダH2の被装着部の形状は、図5から分かるように、前
記ローラ82,82に対応した部分が平坦に切除された
形状となっている。図9Bにおいて試料ホルダH1の平
坦な切除部H1aが示されている。また、前記ローラ8
2,82の両端のローラ軸82a,82aは、板ばね8
3,83により外側から内側に向けて押されている。し
たがって、前記ホルダ装着孔81に試料ホルダH1、ま
たはプローブホルダH2が挿入される場合には、前記ロ
ーラ82,82は外側に押されるが、前記板ばね83,8
3の弾性力により内側に押されている。この板ばね8
3,83の弾性力により、前記試料ホルダH1およびプ
ローブホルダH2は、ホルダ装着孔81内に保持され
る。
【0053】ローラ82,82に対応した部分が平坦に
切除された試料ホルダH1およびプローブホルダH2は、
その被装着部が図5に示すホルダ装着孔81に、その先
端側から嵌合状態で挿入されたとき、回転不能に嵌合す
る。前記ホルダ装着孔81内部には緩衝ばね84が収容
されており、試料ホルダH1およびプローブホルダH2が
急に押し込まれた場合に衝撃を緩和する機能を有してい
る。
【0054】図4に示す試料ホルダH1は試料Sを保持
する部材で、外方に突出する4個の端子プレート86,
86および87,87を有している。前記図4の試料ホ
ルダH1をZ方向に前進させる際の前記試料ホルダH1と
前記試料ホルダ保持部材74のZ軸回りの位置関係は図
10Aに示す通りである。この場合Z軸方向の位置関係
は図10Aに示されている。但し、図10Aにおいては
試料ホルダH1および試料ホルダ保持部材74のZ軸方
向の位置関係を示すだけで、Z軸回りの位置関係は正し
く示していない。前記試料ホルダH1をホルダ装着孔7
6aに挿入すると、前記外方に突出する4個の端子プレ
ート86,86および87,87が図9Bに示すよう
に、リング状プレート77に当接する。前記端子プレー
ト86,86および87,87が前記リング状プレート
77に当接したときに試料ホルダH1を図10Aに示す
位置から反時計方向に45度回転させて図10Bの状態
にすると、前記端子プレート86,86および87,8
7がスプリングリーフ79によりリング状プレート77
に押圧されて固定されるように構成されている。
【0055】前記試料ホルダH1をホルダ装着孔76aに
装着した状態で前記搬送部材36および先端保持部37
を後退させた場合(−Z方向に移動させた場合)前記ス
プリングリーフ79に負荷が作用して、破損するおそれ
があるが、本実施例1では、負荷受けピン80がスプリ
ングリーフ79の−Z側の側面に隣接して配置されてい
るため、負荷は前記負荷受けピン80によって受けられ
る。このため、スプリングリーフ79の破損が防止され
る。前記ピン80は、前記前進時ホルダ接触部77に接
触した前記ホルダH1を前記Z軸回りに一定方向に回転
した状態で前記ホルダH1を後退不能に保持するととも
に前記後退不能のホルダH1を前記一定方向と反対方向
に回転した状態でその後退を可能にする後退不能保持部
材80としての機能を有している。前記試料ホルダH1
をホルダ装着孔76aから抜き出す際には、搬送部材3
6を前進させて試料ホルダH1の被装着部に先端保持部
37のホルダ装着孔81を嵌合させて時計方向に45度
回転させてから、搬送部材36を後退させればよい。
【0056】前記試料ホルダ保持装置56の試料ホルダ
保持部材74に試料ホルダH1が保持されていない状態
では、前記先端保持部37のホルダ装着孔81にプロー
ブホルダH2を装着して、前記ホルダ装着孔76aおよび
リング状プレート77の内孔77aを貫通させることに
より、プローブホルダH2を前記プローブホルダ装着用
ねじ孔61bに対して着脱することができる。
【0057】(実施例1の作用)前記ホルダ保持装置5
6では、スキャナ支持部材(67+68+69)は、前
記スキャナ71の基端部を支持する。前記スキャナ71
の先端部は、自由端として構成されており、前記円筒の
軸に一致するZ軸方向に伸縮し、且つ前記Z軸に垂直で
且つ互いに垂直なX軸およびY軸方向に前記先端部が移
動する。前記スキャナ支持部材(67+68+69)に
は、前記スキャナ基端部側から前記スキャナ71内部に
接続するホルダ挿入孔67aを有する。前記スキャナ7
1先端部に設けられたホルダ保持部材74に試料ホルダ
H1が装着されていない場合に、試料ホルダH1を装着す
る方法は次のとおりである。前記Z軸方向に移動可能な
ホルダ搬送部材36の前記先端ホルダ保持部37に試料
ホルダH1を保持した状態で、前記円筒ケース33にス
ライド可能および回転可能に装着された永久磁石を有す
る操作部材38をZ方向にスライド移動させる。
【0058】このスライド移動により、ホルダ搬送部材
36は円筒ケース33内側をスライド移動する。このと
き、ホルダ搬送部材36の先端ホルダ保持部37に保持
された試料ホルダH1は、前記ホルダ挿入孔67aからス
キャナ71の内側に進入し、スキャナ71内部を通って
前記スキャナ71先端部に搬送される。前記ホルダ挿入
孔67aからスキャナ71内部に挿入されてスキャナ7
1先端部側に前進した試料ホルダH1はホルダ保持部材
74のリング状プレート(ホルダ前進時接触部材、また
はホルダ前進時当部材)77に当接する。この状態で前
記操作部材38を回転させて、搬送部材36の回転軸3
6bを回転させると、前記試料ホルダH1は図10Aの状
態から図10Bの状態となる。この状態で前記操作部材
38を後退させた場合(−Z方向に移動させた場合)前
記スプリングリーフ79に負荷が作用するが本実施例1
では、負荷受けピン80がスプリングリーフ79の−Z
側の側面に隣接して配置されているため、負荷は前記負
荷受けピン80によって受けられる。このため、スプリ
ングリーフ79の破損が防止される。このとき前記ピン
80は、試料ホルダH1を後退不能に保持するので、前
記搬送部材36のみが後退する(−Z方向に移動す
る)。したがって、試料ホルダH1は前記スキャナ71
先端部のホルダ保持部材74に装着される。
【0059】前記ホルダ装着部材74に装着された試料
ホルダを離脱させて前記パーキング4に搬送する場合の
作用は次のとおりである。前記搬送部材36をZ方向に
前進させて前記先端ホルダ保持部37のホルダ装着孔8
1に前記試料ホルダH1を装着させて、試料ホルダH1を
前記図10B状態から図10Aの状態に回転させる。こ
の状態で前記搬送部材36を後退させて前記パーキング
4に搬送する。
【0060】前記ホルダ保持部材74には、前記搬送部
材36に保持されたプローブホルダH2が貫通可能な内
孔(プローブホルダ貫通孔、第2ホルダ貫通孔)77a
が形成されている。したがって、前記プローブホルダ
(第2ホルダ)H2は前記ホルダ保持部材74を貫通し
て搬送可能である。前記ホルダ搬送部材36の先端ホル
ダ保持部37に着脱自在に保持されて前記内孔(第2ホ
ルダ貫通孔)77aを貫通した前記プローブホルダ(第
2ホルダ)H2は、XYステージ(すなわち、プローブ
ホルダ保持部材、第2ホルダ保持部材)61により着脱
自在に保持される。
【0061】(実施例2)図14は本発明の実施例2の
説明図であり、本発明の実施例1のホルダ保持装置をS
AP(走査型アトムプローブ装置)に適用した場合の概
略説明図である。図14において、SAPの超高真空室
A内には、フランジ91に支持されたSPMステージ9
2が配置されている。SPMステージ92は、第1基台
93、前記第1基台93に除振器94,94を介して支
持された第2基台95を有している。第2基台上にはX
Yステージ96およびZステージ97が支持されてい
る。XYステージ96はアパーチャホルダ保持部材とし
て構成され、アパーチャホルダH2が保持される。前記
Zステージ97には円筒状圧電体製のスキャナ98が支
持され、スキャナ98の先端部にはホルダ保持部材99
を介して試料ホルダH1が支持されている。前記スキャ
ナ98およびホルダ保持部材99は前記実施例1のスキ
ャナ71およびホルダ保持部材74と同様に構成されて
いる。
【0062】前記アパーチャホルダH2には、プローブ
ホール付の引き出し電極Eが保持されている。また、前
記アパーチャホルダH2のZ側にはスクリーン101お
よびイオン検出器102が配置されている。試料Sに高
電圧を印加し試料S先端から放出された電子またはイオ
ンをスクリーンに映し出し、さらに、試料S先端から電
界蒸発したイオンをイオン検出器102で検出し、質量
分析を行う。試料搬送部材103およびその先端に設け
た先端ホルダ保持部104は、前記実施例1の試料搬送
部材36および先端ホルダ保持部37と同様に構成され
ている。前記試料搬送部材103および先端ホルダ保持
部37により、前記SPMステージ92と試料交換室1
06のパーキングとの間で、前記円筒状圧電体製のスキ
ャナ98内側を通って、試料ホルダH1およびアパーチ
ャホルダH2の搬送を行う。
【0063】(実施例3)図15は本発明の実施例3の
説明図である。なお、この実施例3の説明において、前
記実施例2の構成要素に対応する構成要素には同一の符
号を付して、その詳細な説明を省略する。スキャナ98
先端部には、円筒状熱絶縁部107、熱伝導部108、
電気絶縁部109を介してホルダ保持部材99が、それ
ぞれエポキシ系接着剤により取り付けられている。前記
スキャナ98先端部、円筒状熱絶縁部107、熱伝導部
108、電気絶縁部109およびホルダ保持部材99の
接着は強度を持たせるために嵌め合いになっている。熱
伝導部108は、ヒートコンダクタ111を介して液体
窒素、液体ヘリウム等が入った冷却タンク112に接続
されており、試料Sの冷却が可能となっている。
【0064】前記電気絶縁部109は熱伝導が良く、曲
げ強度の大きいPBN(パイロリティクボロンナイトラ
イド)で作られている。これにより、試料Sに10KV
まで高電圧を印加可能である。前記熱絶縁部107は熱
伝導の悪い物質を使用すれば良いが、マコールで作成し
た場合、冷却するだけで、マコールが破損してしまう。
強度を強くするためには金属を使用することが考えられ
るが、スキャナ98が冷却されることになる。この場
合、冷熱が試料Sに伝達されないので、試料温度を十分
に下げることができなくなる。また、スキャナ(圧電
体)が冷却されると、感度が落ちてしまう。いろいろ検
討した結果前記熱絶縁部107は、熱伝導率が悪く、し
かも強度の強いグラスファイバーを使用している。前記
熱伝導部108は熱伝導性の良い金属(銅等)で作られ
ている。また、前記ヒートコンダクタ111は、銀また
は銅の箔を束ねた(重ねた)ものか、網線等が使用され
る。このような構成により、試料を電気的に絶縁し且つ
十分冷やすことができ、スキャナ(圧電体)は冷えない
ようにすることができる。
【0065】(実施例4)図16は本発明の実施例4の
説明図である。なお、この実施例4の説明において、前
記実施例3の構成要素に対応する構成要素には同一の符
号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例4
は試料加熱用電源により、試料Sを通電加熱することが
可能となっている。SAPとして使用する時には、試料
加熱用電源と高電圧電源28を手動により切り換えて使
用する。
【0066】(実施例5)図17は本発明の実施例5の
説明図である。なお、この実施例5の説明において、前
記図15に示す実施例3の構成要素に対応する構成要素
には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例5はUHV−STM(超高真空走査型トンネ
ル顕微鏡)に適用した例である。STMの場合には、試
料Sの耐電圧は、数100V以下で良いので、電気絶縁
部109の長さは短くても良い。
【0067】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。
【0068】(H01)スキャナ先端部に試料ホルダH1
を保持する代わりにプローブホルダH2を保持し、XY
ステージ(第2ホルダ保持部材)61にプローブホルダ
H2を保持する代わりに試料ホルダH1を保持することが
可能である。 (H02)本発明は、実施例に示した、STM、SAPの
代わりに、UHV−AFM(原子間力顕微鏡)等の他の
SPM(走査型プローブ顕微鏡)にも適用可能であり、
また、超高真空でなくても、高真空用にも適用可能であ
る。 (H03)冷却タンク112の代わりに機械式冷凍機を使
用することが可能である。 (H04)熱絶縁部107は、グラスファイバーの代わり
に、強度の高いステンレスを使用することが可能であ
り、その際、熱伝導率の良い分長さを長くしたり、形を
変えたり、厚さを薄くしたりして、熱伝導率を調整して
熱絶縁部107を構成することが可能である。
【0069】
【発明の効果】前述の本発明のホルダ保持装置は、下記
の効果を奏することができる。 (E01)円筒状圧電体製のスキャナの先端にホルダ保持
部材を設けたホルダ保持装置において、前記スキャナに
曲げ荷重を作用させることなく、ホルダ保持部材にホル
ダを着脱できるようにすること。 (E02)円筒状圧電体製のスキャナの先端にホルダ保持
部材を設けたホルダ保持装置において、前記ホルダ保持
部材に保持された試料を冷却する新規な冷却方法を提供
すること。 (E03)円筒状圧電体製のスキャナの先端にホルダ保持
部材を設けたホルダ保持装置を有するSAP(走査型ア
トムプローブ装置)で使用可能な、新規な試料冷却方法
およびホルダ交換方法を提供すること。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明のホルダ保持装置の実施例1
を備えたSTMの全体説明図である。
【図2】 図2は前記図1の要部拡大図である。
【図3】 図3は前記図2の平面図である。
【図4】 図4は同実施例1の先端部に試料ホルダおよ
びプローブホルダを着脱自在に装着するホルダ装着部を
有するホルダ搬送部材と前記試料ホルダの説明図であ
る。
【図5】 図5は前記図4に示すホルダ搬送部材とプロ
ーブホルダの説明図である。
【図6】 図6は前記図2および図3に示すVI−VI線
端面図である。
【図7】 図7は前記図2および図3に示すVI−VI線
断面図である。
【図8】 図8は実施例1の試料ホルダ保持部材の説明
図であり、図8Aは試料ホルダ保持部材の横断面図で図
8BのVIIIA−BIIIA線断面図、図8Bは試料ホルダ
保持部材の縦断面図、図8Cは前記図8Bの矢印BIII
Cから見た図である。
【図9】 図9は実施例1の試料ホルダ保持部材と試料
ホルダの装着方法の説明図であり、図9Aは装着前の状
態を示す図、図9Bは装着後の状態を示す図である。
【図10】 図10は実施例1の試料ホルダ保持部材と
試料ホルダの装着方法の説明図であり、図10Aは装着
前の試料ホルダ保持部材と試料ホルダの位置関係を示す
図、図10Bは装着後の試料ホルダの位置を示す図であ
る。
【図11】 図11は実施例1のホルダ搬送部材の説明
図である。
【図12】 図12は前記図1に示すSTM、前記ST
Mに接続されたパーキング、および前記パーキングでホ
ルダの交換を行うための試料交換棒等の平面図である。
【図13】 図13は前記図12のパーキングのステー
ジ移動機構の説明図である。
【図14】 図14は本発明の実施例2の説明図であ
り、本発明の実施例1のホルダ保持装置をSAP(走査
型アトムプローブ装置)に適用した場合の概略説明図で
ある。
【図15】 図15は本発明の実施例3の説明図であ
る。
【図16】 図16は本発明の実施例4の説明図であ
る。
【図17】 図17は本発明の実施例5の説明図であ
る。
【図18】 図18は従来のホルダ保持装置を備えたA
FMの全体説明図である。
【図19】 図19は前記図18の部分拡大図でAFM
を用いた分析作業時に試料を保持するホルダ保持装置の
説明図である。
【図20】 図20は前記図18の部分拡大図でホルダ
搬送装置の説明図である。
【図21】 図21は前記図18の部分拡大図で試料ホ
ルダをAFMの内外間で搬送するために試料ホルダを着
脱自在に保持する搬送用試料ホルダ保持部材の説明図で
ある。
【図22】 図22は前記図19のホルダ保持装置への
試料ホルダの装着方法の説明図である。
【図23】 図23は前記図21に示す試料ホルダの説
明図で、図23Aは試料が装着された状態の試料ホルダ
の平面図、図23Bは試料ホルダ本体の平面図、図23
Bは試料ホルダ本体の斜視図、図23Dは前記試料ホル
ダ本体に固定れる試料装着ブロックの斜視図、図23E
は他の試料装着ブロックの説明図である。
【図24】 図24はSTMの従来技術の説明図であ
る。
【図25】 図25は走査型プローブ顕微鏡で使用され
る試料冷却装置の従来例の説明図である。
【符号の説明】
H1…ホルダ(試料ホルダ)、H2…ホルダ(第2ホル
ダ、プローブホルダ)、36…ホルダ搬送部材、37…
先端ホルダ保持部、56…ホルダ保持装置、61…第2
ホルダ保持部材(XYステージ)、67a…ホルダ挿入
孔、71…スキャナ、74…ホルダ保持部材、77…リ
ング状プレート(前進時ホルダ接触部、前進時当接部
材)、77a…第2ホルダ貫通孔、80…ピン(後退不
能保持部材、後退時当接部材)、111…ヒートコンダ
クタ、(67+68+69)…スキャナ支持部材、
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ホルダ保持装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、STM(Scanning
Tunneling Microscope、走査型トンネル顕微鏡)、A
FM(Atomic Force Microscope、原子間力顕微鏡)、
UHV(ulutra high vacuum)−STM(超高真空走
査型トンネル顕微鏡)、UHV(urutra high vacuu
m)−AFM(超高真空原子間力顕微鏡)等の走査型プ
ローブ顕微鏡、および、SAP(走査型アトムプローブ
装置)で使用する試料ホルダまたはプローブホルダ等を
着脱可能に保持するホルダ保持装置に関する。本発明の
ホルダ保持装置は、円筒状の圧電体により構成されたス
キャナの先端に設けられたホルダ保持部材や、このホル
ダ保持部材に対向して配置された第2のホルダ保持部材
等を有するホルダ保持装置に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】前記STM、AFM等においては、試料
の位置を高精度に制御するため、試料ホルダを微小に移
動させる円筒状の圧電体を用いたホルダ保持装置が使用
されている。前記ホルダ保持装置として、従来次の技術
が知られている。 (J01)図18〜図23に示すホルダ保持装置 図18は従来のホルダ保持装置を備えたAFMの全体説
明図である。図19はAFMを用いた分析作業時に試料
を保持するホルダ保持装置の説明図で、図19Aは前記
図18の部分拡大図、図19Bは前記図19AのXIX
B−XIXB線断面図である。図20は前記図18の部
分拡大図でホルダ搬送装置の説明図である。図21は試
料ホルダをAFMの内外間で搬送するために試料ホルダ
を着脱自在に保持する搬送用試料ホルダ保持部材の説明
図で、図21Aは前記図18の部分拡大図で、図21B
は前記図21Aの矢印XXIBから見た図である。図22
は前記図19のホルダ保持装置への試料ホルダの装着方
法の説明図で、図22Aは前記図19のホルダ保持装置
へ試料ホルダを装着する前の状態を示す図、図22Bは
前記図19のホルダ保持装置へ試料ホルダを装着した状
態を示す図である。図23は前記図21に示す試料ホル
ダの説明図で、図23Aは試料が装着された状態の試料
ホルダの平面図、図23Bは試料ホルダ本体の平面図、
図23Bは試料ホルダ本体の斜視図、図23Dは前記試
料ホルダ本体に固定れる試料装着ブロックの斜視図、図
23Eは他の試料装着ブロックの説明図である。
【0003】図18、図20、図21において、AFM
の真空室A内部には図示しない搬送部材により搬入され
た待機位置用ホルダ保持部材1が配置されている。待機
位置用ホルダ保持部材01は図21に示すようにホルダ
載置面02および一対のホルダ保持用押えばね03,0
3を有している。
【0004】図23において、前記待機位置用ホルダ保
持部材01(図18、図21参照)に保持される試料ホ
ルダH1は、ピン貫通孔06aが形成されたホルダ本体0
6、前記ホルダ本体06に固定される試料装着ブロック
07,08を有している。試料装着ブロック07,08
は、試料ホルダH1を前記待機位置用ホルダ保持部材0
1に装着する際に前記押えばね03,03(図21参
照)に押圧される被押圧部07a,08aを有している。
試料Sは前記試料装着ブロック07,08表面に、押圧
プレート09,010を用いて押圧固定されている。
【0005】図18、図19、図22において、AFM
の真空室A内部にはステージ012が配置されている。
ステージ012は、スライドテーブル012aを有して
おり、AFM走査用の試料ホルダ保持装置013および
プローブホルダ保持装置014を支持している。スライ
ドテーブル012aは、前記ステージ012上でスライ
ド移動して位置調節される。図19において、前記試料
ホルダ保持装置013は、前記ステージ012により固
定支持された固定部材016を有し、固定部材016に
は円孔016aが形成されている。前記固定部材016
は前記円孔016aの外周に沿って互いに120°離れ
て配置された3個の当接部材017(1個のみ図示)を
支持している。前記3個の当接部材017に対応してそ
れぞれ引張ばね018が設けられている。
【0006】可動プレート019は、前記3個の引張ば
ね018により、前記3個の当接部材017に押し付け
られて、固定部材016上に保持されている。なお、前
記可動プレート019は円孔019aを有しており、円
孔019a前記円孔016aに対応する位置に配置されて
いる。可動プレート019は前記当接部材017と摩擦
接触しながら移動してその位置を上下左右に調節可能で
ある。
【0007】前記可動プレート019には円筒部材02
1の一端部が連結されており、円筒部材021は前記円
孔016a貫通している。前記円筒部材021の他端部
にはスキャナ支持部材022が支持され、スキャナ支持
部材021により、円筒状圧電体製のスキャナ023の
一端部(基端部)が支持されている。前記スキャナ02
3の先端部にはホルダ装着部材024が支持されてい
る。図18、図19中、前記ホルダ装着部材024右端
面に形成されたホルダ装着面024aを有している。保
持部材装着面024aには、一対のホルダ載置面02
6,026およびホルダ保持用の押えばね027,02
7が設けられている。また、前記各押えばね027,0
27間には、前記試料ホルダH1の下端中央部を押さえ
る下端部押えばね028が設けられている。
【0008】図22Aの状態で試料ホルダH1を下方に
移動させて保持部材装着面024aに装着すると、図2
2Bに示すように、前記被押圧部07a,08aおよび試
料ホルダH1下端部中央部は前記押えばね027,02
7および下端部押さえばね028により保持部材装着面
024a上に保持されるように構成されている。
【0009】前記ステージ012に支持されたプローブ
ホルダ保持装置014は、前記ステージ012上で、移
動調節される前記スライドテーブル012aにより支持
されたホルダ装着部材031を有している。前記ホルダ
装着部材031により、プローブホルダH2が着脱可能
に保持されており、プローブホルダH2に保持されたプ
ローブ(探針)は、前記保持部材装着面024a上の試
料ホルダH1に対向して配置され、各ホルダ間の初期間
隔は前記スライドテーブル012aの位置調節によって
調節される。
【0010】図18,20において、試料交換装置03
3は、前記試料ホルダH1が待機位置用ホルダ保持部材
01に保持される待機位置とAFM走査用の試料ホルダ
保持装置013に保持される作業位置との間で、前記試
料ホルダH1を搬送する装置である。試料交換装置03
3は、昇降ロッド034の下端に支持されたスライダガ
イド部材035を有しており、スライダガイド部材03
5に沿って水平移動可能なスライダ036は、水平方向
に位置調節可能である。
【0011】図20に示す試料交換装置033は従来公
知の技術(特願平7−218762号、特開平9−61
440号公報に記載された技術)であるので、次に簡単
に説明する。前記スライダ036には連結部材037が
連結されている。連結部材037はばね収容孔037a
および下方に延びる鉛直ロッド部037bを有してい
る。前記ばね収容孔037aは上端がねじ038で塞が
れており、内部には圧縮コイルばね039が収容されて
いる。前記連結部材037の鉛直ロッド部037b下端
には板ばね041を介して第1保持部材042が連結さ
れている。第1保持部材042にはピン孔042aが形
成されている。
【0012】前記連結部材037には、軸043回りに
回転部材044が回転可能に支持されている。回転部材
044は、前記ばね収容孔037a内の圧縮コイルばね
039によって常時時計方向に回転力を付与されるばね
当接部044aおよび前記鉛直ロッド部037bに沿って
下方に延びるロッド部044bを有している。前記ロッ
ド部044b下端には板ばね045を介して第2保持部
材046が連結されている。前記第2保持部材046に
はピン046aが設けられており、ピン046aは前記第
1保持部材042のピン孔042aに嵌合するように配
置されている。そして、通常は、前記圧縮コイルバネ0
39により前記回転部材044が時計方向に回転力を付
与されているため、前記ピン046aはピン孔042aに
嵌合するように構成されている。
【0013】前記連結037には電磁ソレノイド047
が支持されており、電磁ソレノイド047が通電された
場合には前記回転部材044が前記軸043回りに反時
計方向に回転して、前記ピン046aは前記ピン孔04
2aが抜け出すように構成されている。したがって、前
記待機位置用ホルダ保持部材01および、走査作業用の
前記ホルダ装着部材024間で試料ホルダH1を搬送す
る場合には、前記ピン046aをピン孔042aから離脱
させた状態で、前記昇降ロッド034およびスライダ0
36の移動により前記第1保持部材042および第2保
持部材046の位置調節をする。そして、例えば前記待
機位置用ホルダ保持部材01に保持された試料ホルダH
1のピン貫通孔06a(図23参照)および前記ピン孔0
42aを一致させる。この状態で、前記ピン046aを、
ピン貫通孔06aに貫通させ、前記ピン046aの先端部
をピン孔042aに挿入させる。この状態では試料ホル
ダH1が前記第1保持部材042および第2保持部材0
46に保持されるので、前記待機位置用ホルダ保持部材
01から、走査作業用の前記ホルダ装着部材024の間
で、試料ホルダを搬送することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】 (前記従来技術(J01)の問題点)前記(J01)の従来
技術では、前記走査作業用の前記ホルダ装着部材024
に対して試料ホルダH1を装着したり、離脱させたりす
る際に、前記第1試料保持部材042の下方移動時の力
が前記ホルダ装着部材024を介して圧電体により構成
されたスキャナ023に加えられる。このときにスキャ
ナ023に加わる負荷によってスキャナ023が破損す
る事故が良く発生した。したがって、試料ホルダH1の
ホルダ装着部材024への着脱作業は非常に神経を使う
作業であった。
【0015】また、真空室Aの外部および内部間での試
料ホルダH1の搬送に際しては、試料ホルダH1のみを搬
送するのではなく、試料ホルダH1と待機位置用ホルダ
保持部材01との2個の部材が必要であった。したがっ
て、前記ホルダ装着部材024に装着される試料ホルダ
H1の交換作業時に、チャッキング動作およびアンチャ
ッキング動作を何度も行う必要があった。前記試料ホル
ダH1は形状が小さいので、前記チャッキング動作およ
びアンチャッキング動作を何度も行うことは、事故発生
の確率が大きく、好ましくない。また、図18および図
20から分かるように、試料交換装置033は、ステー
ジ012の試料ホルダ保持装置013およびプローブホ
ルダ保持装置014の上方に配置されるため、冷却装
置、XPS(X-ray Photoelectron Spectrometer)、X
線光電子分光装置)等の重要なアタッチメントを取り付
けることが困難であるという問題点もあった。
【0016】また、前記UHV−STM、AFM等の走
査型プローブ顕微鏡の試料ホルダ交換装置として次の従
来技術(J02)が知られている。 (J02)図24に示す技術 図24はSTMの従来技術の説明図である。図24にお
いて、超高真空室A内には、フランジ050に支持され
たSTMステージ051が配置されている。STMステ
ージ051は、第1基台052、前記第1基台052に
除振器053,053を介して支持された第2基台05
4を有している。第2基台上にはXYステージ055お
よびZステージ056が支持されている。XYステージ
055には試料ホルダH1が保持され、前記Zステージ
056には積層型圧電体製のスキャナ057を介してプ
ローブホルダH2が支持されている。図24の技術で
は、STMステージ051が装着されるフランジ050
に対して反対側に円筒ケース058を設け、前記円筒ケ
ース058の外側に設けたマグネット059の軸方向の
移動および軸回りの回転に伴い、内側をスライド移動お
よび回転移動する交換棒060を操作し、試料交換およ
びプローブ交換を行っている。
【0017】(前記(J02)の問題点)前記従来技術
(J02)は、SAP(走査型アトムプローブ装置)のよ
うに、前記STMステージ051が装着されるフランジ
050と反対側にスクリーンやイオン検出器等を配置す
る構成の装置に対しては、スクリーンやイオン検出器が
邪魔になって交換棒を使用することができなくなる。し
たがって、前記図24に示す従来技術(J02)はSAP
では使用することができない。また、前記(J02)の技
術では、前記STMステージ051が装着される試料真
空フランジ050側およびその反対側(円筒ケースが設
けられた側)の両側に構成部材が配置されているため、
既存の真空チャンバに組み込むことが困難であるという
問題点もある。
【0018】また、前記UHV−STM、UHV−AF
M、等の走査型プローブ顕微鏡およびSAP等の試料冷
却装置として次の従来技術(J03)が知られている。 (J03)図25に示す技術)図25は走査型プローブ顕
微鏡で使用される試料冷却装置の従来例の説明図であ
る。図25において前記図24に対応する構成要素には
同一の符号を付して重複する説明は省略する。XYステ
ージ055には試料ホルダ固定機構061を介して試料
ホルダH1が保持される。前記試料ホルダ固定機構06
1はヒートコンダクタ062を介して冷却タンク063
に接続されており、冷却タンク063には液体窒素や液
体ヘリウム等の冷却液064が入っている。
【0019】試料ホルダ固定機構061は、図示してい
ないがXYステージ055側部分061aに熱伝導度の
低い物質(例えばダイフロン)を使用し、試料ホルダH
1側部分061aには電気絶縁性が有り且つ熱伝導率の良
い物質(例えばサファイヤ)を使用し、真ん中のヒート
コンダクタ062との接続部061cには熱伝導率が良
い物質(例えば銅)を使用している。ヒートコンダクタ
062は銀または銅の箔を束ねたものか、網線等が使用
されている。前記構成により試料を電気的に絶縁し且つ
十分冷やすことが可能である。前記Zステージ056お
よびスキャナ057により試料ホルダH1に保持された
試料にトンネル電流が流れるまでプローブホルダH2の
プローブPを試料ホルダH1に保持された試料Sに近づ
け、その後、スキャナ057により走査して冷却された
試料Sの観察(例えばSTM観察)を行う。
【0020】(前記(J03)問題点)前記従来技術(J
03)において、試料ホルダH1を交換する技術として、
前記従来技術(J01)を使用する場合には、前記ヒート
コンダクタ062や冷却タンク063が邪魔になり、ま
た、前記従来技術(J02)を使用しようとしても、前記
試料ホルダ固定機構061が邪魔になって、試料ホルダ
H1を交換することは困難である。また、前記スクリー
ンやイオン検出器を使用するSAP(走査型アトムプロ
ーブ装置)ではその構成上、前記(J03)の試料冷却装
置は使用できない。
【0021】本発明は、前述の事情に鑑み、下記の記載
内容を課題とする。 (O01)円筒状圧電体製のスキャナの先端にホルダ保持
部材を設けたホルダ保持装置において、前記スキャナに
曲げ荷重を作用させることなく、ホルダ保持部材にホル
ダを着脱できるようにすること。 (O02)円筒状圧電体製のスキャナの先端にホルダ保持
部材を設けたホルダ保持装置において、前記ホルダ保持
部材に保持された試料を冷却する新規な冷却方法を提供
すること。 (O03)円筒状圧電体製のスキャナの先端にホルダ保持
部材を設けたホルダ保持装置を有するSAP(走査型ア
トムプローブ装置)で使用可能な、新規な試料冷却方法
およびホルダ交換方法を提供すること。
【0022】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。ま
た、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0023】(第1発明)前記課題を解決するために、
本出願の第1発明のホルダ保持装置(56)は、下記の
要件を備えたことを特徴とする、(A01)基端部が支持
され且つ先端部が自由端として構成された円筒状の圧電
体により構成され、前記円筒の軸に一致するZ軸方向に
伸縮可能、且つ前記Z軸に垂直で且つ互いに垂直なX軸
およびY軸方向に前記先端部が移動可能なスキャナ(7
1)、(A02)前記スキャナ(71)の基端部を支持す
るとともに前記基端部側から前記スキャナ(71)内部
に接続するホルダ挿入孔(67a)を有するスキャナ支
持部材(67+68+69)、(A03)前記Z軸方向に
移動可能で、ホルダ(H1,H2)を着脱可能に保持する
先端ホルダ保持部(37)を有し、前記先端ホルダ保持
部(37)に保持したホルダ(H1,H2)を前記ホルダ
挿入孔(67a)およびスキャナ(71)内部を通って
前記スキャナ(71)先端部に搬送するホルダ搬送部材
(36)、(A04)前記Z軸方向に移動可能なホルダ搬
送部材(36)の前記先端ホルダ保持部(37)に保持
されてスキャナ(71)先端部側に前進したホルダ(H
1,H2)が着脱自在に保持されるとともに、前記スキャ
ナ(71)先端部に設けられたホルダ保持部材(7
4)。
【0024】(第1発明の作用)前記第1発明のホルダ
保持装置では、スキャナ(71)は、基端部が支持され
且つ先端部が自由端として構成された円筒状の圧電体に
より構成される。前記スキャナ(71)は、前記円筒の
軸に一致するZ軸方向に伸縮し、且つ前記Z軸に垂直で
且つ互いに垂直なX軸およびY軸方向に前記先端部が移
動する。スキャナ支持部材(67+68+69)は、前
記スキャナ(71)の基端部を支持するとともに前記基
端部側から前記スキャナ(71)内部に接続するホルダ
挿入孔(67a)を有する。前記Z軸方向に移動可能
で、前記ホルダ(H1,H2)を着脱可能に支持する先端
ホルダ保持部(37)を有するホルダ搬送部材(36)
は、前記先端ホルダ保持部(37)に保持したホルダ
(H1,H2)を前記ホルダ挿入孔(67a)およびスキ
ャナ(71)内部を通って前記スキャナ(71)先端部
に搬送する。前記スキャナ(71)先端部に設けられた
ホルダ保持部材(74)には、前記Z軸方向に移動可能
なホルダ搬送部材(36)の前記先端ホルダ保持部(3
7)に保持され、スキャナ(71)先端部側に前進した
ホルダ(H1,H2)が着脱自在に保持される。
【0025】(第2発明)また、本出願の第2発明のホ
ルダ保持装置は、下記の要件を備えたことを特徴とす
る、(B01)基端部が支持され且つ先端部が自由端とし
て構成された円筒状の圧電体により構成され、前記円筒
の軸に一致するZ軸方向に伸縮可能、且つ前記Z軸に垂
直で且つ互いに垂直なX軸およびY軸方向に前記先端部
が移動可能なスキャナ(71)、(B02)前記スキャナ
(71)の基端部を支持するスキャナ支持部材(67+
68+69)、(B03)前記スキャナ(71)の先端部
に断熱材および熱伝導材を介して設けられ且つ、ホルダ
(H1,H2)が着脱自在に保持されるホルダ保持部材
(74)、(B04)一端が前記熱伝導材に接続され且つ
他端が冷熱源に接続されたヒートコンダクタ(11
1)。
【0026】(第2発明の作用)また、本出願の第2発
明のホルダ保持装置では、スキャナ支持部材(67+6
8+69)は、前記スキャナ(71)の基端部を支持す
る。スキャナ(71)は基端部が支持され且つ先端部が
自由端として構成された円筒状の圧電体により構成され
る。前記スキャナ(71)は、前記円筒の軸に一致する
Z軸方向に伸縮し、且つ前記Z軸に垂直で且つ互いに垂
直なX軸およびY軸方向に前記先端部が移動する。前記
スキャナ(71)の先端部に断熱材および熱伝導材を介
して設けられたホルダ保持部材(74)は、ホルダ(H
1,H2)を着脱自在に保持する。一端が前記熱伝導材に
接続され且つ他端が冷熱源に接続されたヒートコンダク
タ(111)は、冷熱源の冷熱を前記熱伝導材に伝達す
る。前記熱伝導材に伝達された例熱は、ホルダ保持部材
(74)および前記ホルダ保持部材(74)に保持され
た試料に伝達される。
【0027】
【発明の実施の形態】 (第1発明の実施の形態1)また、前記第1発明のホル
ダ保持装置の実施の形態1は、前記第1発明のホルダ保
持装置において下記の要件を備えたことを特徴とする、
(A05)前記ホルダ保持部材(74)に保持されるホル
ダ(H1,H2)とは別の第2ホルダ(H2)が貫通可能
な第2ホルダ貫通孔が形成された前記ホルダ保持部材
(74)、(A06)前記ホルダ搬送部材(36)の先端
ホルダ保持部(37)に着脱自在に保持されて前記第2
ホルダ貫通孔を貫通した前記第2ホルダ(H2)が着脱
自在に保持される第2ホルダ保持部材(61)。
【0028】(第1発明の実施の形態1の作用)また、
前記第1発明のホルダ保持装置の実施の形態1では、前
記ホルダ保持部材(74)は、前記ホルダ保持部材(7
4)に保持されるホルダ(H1,H2)とは別の第2ホル
ダ(H2)が貫通可能な第2ホルダ貫通孔(77a)が形
成される。したがって、前記第2ホルダ(H2)は前記
ホルダ保持部材(74)を貫通して搬送可能である。前
記ホルダ搬送部材(36)の先端ホルダ保持部(37)
に着脱自在に保持されて前記第2ホルダ貫通孔(77
a)を貫通した前記第2ホルダ(H2)は、第2ホルダ保
持部材(61)により着脱自在に保持される。
【0029】(第1発明の実施の形態2)また、前記第
1発明のホルダ保持装置の実施の形態2は、前記第1発
明または第1発明の実施の形態1のホルダ保持装置にお
いて下記の要件を備えたことを特徴とする、(A001)
前記ホルダ挿入孔(67a)からスキャナ(71)内部
に挿入されてスキャナ(71)先端部側に前進したホル
ダ(H1,H2)が接触する前進時ホルダ接触部(77)
および、前記前進時ホルダ接触部(77)に接触した前
記ホルダ(H1,H2)を前記Z軸回りに一定方向に回転
した状態で前記ホルダ(H1,H2)を後退不能に保持す
るとともに前記後退不能のホルダ(H1,H2)を前記一
定方向と反対方向に回転した状態で前記ホルダ(H1,
H2)の後退を可能にする後退不能保持部材(80)を
有する前記ホルダ保持部材(74)。前記(A001)の
「後退不能保持部材」は前記ホルダ(H1,H2)に直接
接触してホルダ(H1,H2)の後退を不能にする部材
や、直接接触せずに他の部材を介して後退を不能にする
部材により構成することが可能である。
【0030】(第1発明の実施の形態2の作用)また、
前記第1発明のホルダ保持装置の実施の形態2では、前
記ホルダ挿入孔(67a)からスキャナ(71)内部に
挿入されてスキャナ(71)先端部側に前進したホルダ
(H1,H2)は、ホルダ保持部材(74)の前進時ホル
ダ接触部(77)に接触する。ホルダ保持部材(74)
の後退不能保持部材(80)は、前記前進時ホルダ接触
部(77)に接触した前記ホルダ(H1,H2)を前記Z
軸回りに一定方向に回転した状態で前記ホルダ(H1,
H2)を後退不能に保持するとともに、前記後退不能の
ホルダ(H1,H2)を前記一定方向と反対方向に回転し
た状態で前記ホルダ(H1,H2)の後退を可能とする。
したがって、ホルダ保持部材(74)は前記ホルダ(H
1,H2)を前進および後退不能に保持することができ
る。
【0031】(第2発明の実施の形態1)また、前記第
2発明のホルダ保持装置の実施の形態1は、前記第1発
明のホルダ保持装置において下記の要件を備えたことを
特徴とする、(B001)前記スキャナ(71)の基端部
側から前記スキャナ(71)内部に接続するホルダ挿入
孔(67a)を有する前記スキャナ支持部材(67+6
8+69)、(B002)前記Z軸方向に移動可能で、前
記ホルダ(H1,H2)を着脱可能に支持する先端ホルダ
保持部(37)を有し、前記先端ホルダ保持部(37)
に保持したホルダ(H1,H2)を前記ホルダ挿入孔(6
7a)およびスキャナ(71)内部を通って前記スキャ
ナ(71)先端部に搬送するホルダ搬送部材(36)、
(B003)前記Z軸方向に移動可能なホルダ搬送部材
(36)の前記先端ホルダ保持部(37)に保持されて
スキャナ(71)先端部側に前進したホルダ(H1,H
2)が着脱自在に保持される前記ホルダ保持部材(7
4)。
【0032】(第2発明の実施の形態1の作用)また、
前記第2発明のホルダ保持装置の実施の形態1では、前
記スキャナ支持部材(67+68+69)は、前記スキ
ャナ(71)の基端部側から前記Z軸に沿って前記スキ
ャナ(71)内部に挿入可能なホルダ挿入孔(67a)
を有する。前記Z軸方向に移動可能で、前記ホルダ(H
1,H2)を着脱可能に支持する先端ホルダ保持部(3
7)を有するホルダ搬送部材(36)は、前記先端ホル
ダ保持部(37)に保持したホルダ(H1,H2)を前記
ホルダ挿入孔(67a)およびスキャナ(71)内部を
通って前記スキャナ(71)先端部に搬送する。前記Z
軸方向に移動可能なホルダ搬送部材(36)の前記先端
ホルダ保持部(37)に保持されてスキャナ(71)先
端部側に前進したホルダ(H1,H2)は、前記ホルダ保
持部材(74)に着脱自在に保持される。
【0033】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明のホルダ保
持装置の実施例を説明するが、本発明は以下の実施の形
態に限定されるものではない。なお、以後の説明の理解
を容易にするために、図面において互いに直交する矢印
X,Y,Zの方向に直交座標軸X軸、Y軸、Z軸を定義
し、X方向と逆向きは−X方向、Y方向と逆向きは−Y
方向、Z方向と逆向きは−Z方向とする。また、X方向
及び−X方向を含めてX軸方向といい、Y方向及び−Y
方向を含めてY軸方向といい、Z方向及び−Z方向を含
めてZ軸方向ということにする。さらに図中、「○」の
中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう
矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは
紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
【0034】(実施例1)図1は本発明のホルダ保持装
置の実施例1を備えたSTMの全体説明図である。図2
は前記図1の要部拡大図である。図3は前記図2の平面
図である。図4は同実施例1の先端部に試料ホルダおよ
びプローブホルダを着脱自在に装着するホルダ装着部を
有するホルダ搬送部材と前記試料ホルダの説明図であ
る。図5は前記図4に示すホルダ搬送部材とプローブホ
ルダの説明図である。図6は前記図2および図3に示す
VI−VI線端面図である。図7は前記図2および図3に
示すVII−VII線断面図である。
【0035】図8は実施例1の試料ホルダ保持部材の説
明図であり、図8Aは試料ホルダ保持部材の横断面図で
図8BのVIIIA−VIIIA線断面図、図8Bは試料ホル
ダ保持部材の縦断面図で、図8AのVIIIB−VIIIB線
断面図、図8Cは前記図8Bの矢印VIIICから見た図
である。図9は実施例1の試料ホルダ保持部材と試料ホ
ルダの装着方法の説明図であり、図9Aは装着前の状態
を示す図、図9Bは装着後の状態を示す図である。図1
0は実施例1の試料ホルダ保持部材と試料ホルダの装着
方法の説明図であり、図10Aは装着前の試料ホルダ保
持部材と試料ホルダの位置関係を示す図、図10Bは装
着後の試料ホルダの位置を示す図である。図11は実施
例1のホルダ搬送部材の説明図である。図12は前記図
1に示すSTM、前記STMに接続されたパーキング、
および前記パーキングでホルダの交換を行うための試料
交換棒等の平面図である。図13は前記図12のパーキ
ングのステージ移動機構の説明図である。
【0036】図12において、真空試料室1には前記S
TMが収容されている。前記真空試料室1とこれに隣接
して配置された試料交換室2との間には、それらの間を
密封状態で遮断する開閉可能な内部仕切弁3が設けられ
ている。前記試料交換室2には、パーキング4が設けら
れている。図13において、前記パーキング4は、テー
ブル支持部材6により回転自在に支持されたターンテー
ブル7、このターンテーブル7上に支持された複数のホ
ルダ支持ステージ8a、複数のプローブ支持ステージ8b
等により構成されている。前記ターンテーブル7の下部
外周には回転力伝達用のギヤ7aが形成されている。前
記ホルダ支持ステージ8aは、試料を保持する試料ホル
ダH1(図2参照)を支持するための部材である。ま
た、前記プローブ支持ステージ8bは、前記STMにお
いて使用されるプローブ(探針)を交換するための交換
用のプローブホルダH2を支持するための部材である。
【0037】前記テーブル支持部材6は、テーブル搬送
用円筒9に固定支持されている。前記テーブル搬送用円
筒9の内周面によりテーブル回転用軸11が支持されて
いる。前記テーブル回転用軸11先端にはギヤ(傘歯歯
車)12が固定されている。このギヤ12は前記テーブ
ル支持部材6に回転自在に支持されたギヤ(傘歯歯車)
13に噛み合っている。前記ギヤ13は前記ターンテー
ブル7のギヤ7aと噛み合うように配置されている。
【0038】前記試料交換室2側壁にはターンテーブル
作動用の円筒ケース14がベローズ15等を介して連結
されている。前記テーブル搬送用円筒9の前記試料交換
室2から突出している部分の周囲は、前記円筒ケース1
4内には前記テーブル搬送用円筒9を回転可能且つスラ
イド可能に支持するベアリング17が設けられている。
前記テーブル搬送用円筒9およびテーブル回転用軸11
の後端(図13で−X側端部)には永久磁石を有する円
筒状の磁性部材18および19がそれぞれ固定されてい
る。また、前記円筒状の磁性部材18、19に対応し
て、前記円筒ケース14外周面には永久磁石を有する円
筒状の操作部材21、22がスライド可能且つ回転可能
に設けられている。前記操作部材21、22のスライド
は個別または一体的に行うことが可能である。
【0039】前記操作部材21を作業員が回転させる
と、操作部材21の動きに対応して磁性部材18も同時
に回転するように構成されている。そして、前記磁性部
材18および前記テーブル搬送用円筒9は一体的に回転
し、それに伴い前記ターンテーブル7が傾斜されるよう
になっている。前記磁性部材22を作業員が回転させる
と、磁性部材22の動きに対応して前記磁性部材19も
同時に回転するように構成されている。そして、前記磁
性部材19が回転すると前記テーブル回転用軸11が回
転され、前記テーブル回転用軸11先端に設けられてい
るギヤ(傘歯歯車)12が回転する。そして、前記ギヤ
(傘歯歯車)12の回転に伴い前記ギヤ(傘歯歯車)1
3およびギヤ7aが回転し、前記ターンテーブル7が回
転されるようになっている。また、前記操作部材21、
22を一体的にスライドさせると、操作部材21、22
の移動に対応して前記磁性部材18、19も同時にX軸
方向に移動するようになっている。そして、磁性部材1
8、19がX軸方向に移動すると前記テーブル搬送用円
筒9およびテーブル回転用軸11がX軸方向に移動し、
それに伴いターンテーブル7がX軸方向に移動されるよ
うになっている。前記ターンテーブル7は、前記ホルダ
支持ステージ8aをターンテーブル7の傾斜、回転、前
後(X軸方向)動により移動させる役目を有する。前記
符号7〜22で示された要素から本発明のステージ移動
機構23が構成されている。
【0040】図12において、前記試料交換室2とこれ
に隣接して配置された試料導入室25との間には、それ
らの間を密封状態で遮断する開閉可能な内部仕切弁26
が設けられている。前記試料導入室25には、導入用円
筒ケース27が連結されている。前記導入用円筒ケース
27内側には試料導入棒28が導入用円筒ケース27の
軸に沿って進退移動可能に設けられている。前記試料導
入棒28の先端には前記試料ホルダH1およびプローブ
ホルダH2を把持するチャック29が設けられている。
前記導入用円筒ケース27の外側には永久磁石を有する
円筒状の操作部材31が回転およびスライド可能に支持
されており、この操作部材31のスライドおよび回転移
動によりチャック29に把持された試料ホルダH1また
はプローブホルダH2を前記導入用円筒ケース27の軸
に沿ってスライドおよび回転移動させることができる。
ここで、前記試料導入棒28の軸とパーキング4とが交
差する位置をそれぞれQ1、Q2とする。
【0041】図12、図11において、前記試料交換室
2には試料交換用の円筒ケース33がベローズ34、連
結ボルト35等を介して連結されている。前記円筒ケー
ス33内側にはホルダ搬送部材36が円筒ケース33の
軸に沿って進退移動可能に支持されている。前記搬送部
材36は、図4、図5に示すように、スライド筒36a
および回転軸36bを有しており、前記搬送部材36の
回転軸36bの−Z側端部に円筒状の磁性部材(図示せ
ず)が固定されている。前記搬送部材36の回転軸36
bの先端(Z側端部)には前記試料ホルダH1(図4、図
9参照)またはプローブホルダH2(図5参照)を把持
する先端ホルダ保持部37が設けられている。前記円筒
ケース33の外側には永久磁石を有する円筒状の操作部
材38がスライド可能に支持されており、この操作部材
38は前記搬送部材36の回転軸36bに固定された前
記図示しない円筒状の磁性部材に対応する位置に配置さ
れている。前記搬送部材36のスライド筒36aおよび
回転軸36bは、前記操作部材38のスライド移動に伴
ってZ軸方向に一体的にスライド移動する。また、前記
スライド筒36aは図示しない回転止め部材により回転
不可能であるが、回転軸36bは前記操作部材38の回
転に伴い、前記スライド筒36a内で回転可能である。
【0042】図11に示すように、試料交換用の円筒ケ
ース33の前記試料交換室2との連結部近傍にはストッ
パ39が固定用ビス39aにより固定されている。スト
ッパ39には円周に沿って120度の間隔で3本のスラ
イド軸41がZ軸方向にスライド可能に支持されてい
る。前記スライド軸41の−Z側端部はリングプレート
状スライダ42に固定されている。前記スライド軸41
周囲には圧縮コイルバネ43が配置されており、この圧
縮コイルバネ43は前記リングプレート状スライダ42
を常時−Z側に押圧している。したがって、前記操作部
材38がZ方向に移動して前記リングプレート状スライ
ダ42に当接すると、リングプレート状スライダ42は
前記圧縮コイルバネ43を圧縮しながらZ方向にある距
離だけ移動することができるが、その際に圧縮コイルバ
ネ43の反力を受けるため、操作部材38の操作を行う
作業者は移動方向の限界位置に移動したことを知ること
ができる。
【0043】図1において、前記試料交換用の円筒ケー
ス33(図11、図12参照)内部に収容された搬送部
材36の先端部の先端ホルダ保持部37は、前記試料交
換室2および内部仕切弁3を横切って、STMを収容す
る真空試料室1内に移動可能である。前記真空試料室1
内にはフランジ50に支持されたSTMステージ51が
配置されている。STMステージ51は、第1基台5
2、前記第1基台52に複数の除振器53を介して支持
された第2基台54を有している。第2基台54にはX
Yステージ貫通孔54aが形成されている。
【0044】図1、図2、図3において、前記第2基台
54上には試料ホルダ保持装置56が支持されている。
試料ホルダ保持装置56は、前記第2基台54に支持さ
れたXYステージ支持部材57を有している。XYステ
ージ支持部材57には、前記搬送部材36の軸を中心と
する円周に沿って互いに120°離れて配置された3個
の当接部材58(1個のみ図示)を支持している。前記
3個の当接部材58に対応してそれぞれ引張ばね59が
設けられている。
【0045】XYステージ61はその下端部(−Y側の
端部)が前記XYステージ貫通孔54aより下方に配置
されており、その上部は、前記3個の引張ばね59によ
り、前記3個の当接部材58に押し付けられて、XYス
テージ支持部材57上に保持されている。このXYステ
ージ61は前記当接部材58と摩擦接触しながら移動し
てその位置を上下左右に調節可能である。図3において
前記XYステージ61はX軸方向の両側に位置調整用突
出部61a,61aを有しており、この位置調整用突出部
61a,61aは、前記第2基台54上に支持されたXY
ステージ位置調整部材62,62によりXY平面内で位
置調整可能である。なお、このような位置調節装置は従
来公知であり、従来公知の種々の位置調節装置を使用す
ることが可能である。なお、前記XYステージ61はプ
ローブホルダH2をねじ込んで着脱自在に装着するため
のプローブホルダ装着用ねじ孔61bを有している。し
たがって、この実施例1では、XYステージ61はプロ
ーブホルダ保持部材(第2ホルダ保持部材)として構成
されている。
【0046】図1、図2、図3において、前記第2基台
54上にはZステージ64がZ軸方向に位置調整可能に
支持されている。図3から分かるように、Zステージ6
4は、引張ばね66により常時Z方向に引っ張られてい
る。Zステージ64はZ側を向いた端面が図示しないZ
軸方向位置調節部材に当接しており、前記Z軸方向位置
調節部材および前記引張ばね66によってそのZ軸方向
の位置が調節可能である。前記Zステージ64上には−
Z側の端部にガイド67(図2、図3、図6参照)が支
持されている。ガイド67にはガイド孔67aが形成さ
れており、また、前記ガイド67のZ側の面には円筒部
67bがZ側に突出して形成されている。
【0047】前記円筒部67bには円筒状絶縁体68が
接着剤により接着されている。前記円筒状絶縁体68に
より金属製の接続部材69を介して円筒状圧電体製のス
キャナ71がはめ合い構造により接着支持されている。
前記スキャナ71内周面は前記接続部材69と一体に形
成された薄い円筒状の金属カバー69aにより被覆、保
護されている。前記ガイド67、円筒状絶縁体68、お
よび接続部材69によりスキャナ支持部材(67+68
+69)が構成されている。前記スキャナ71と金属カ
バー69aとの間には狭い空間が形成されており、前記
空間には給電用のリード線が配置されている。前記スキ
ャナ71の先端は前記円筒状の金属カバー69aよりも
Z方向に延びており、その先端部には円筒状絶縁部材7
3を介して試料ホルダ保持部材74が接着されている。
【0048】図7、図8において、試料ホルダ保持部材
74は金属製のリング状の保持部材本体76を有してい
る。保持部材本体76はホルダ装着孔76aを有してい
る。ホルダ装着孔76aのZ側の側面にはリング状プレ
ート(すなわち、前進時ホルダ接触部)77が固定され
ている。このリング状プレート77の−Z側の面は試料
ホルダH1が前進したときに試料ホルダH1が接触する前
進時ホルダ接触部を構成している。リング状プレート7
7の内孔(すなわち、第2ホルダ貫通孔)77aの直径
は前記ホルダ装着孔76aの直径よりも小さく形成され
ている。前記内孔77aの直径は試料ホルダH1の直径よ
りも小さく形成され、前記ホルダ装着孔76aの直径は
試料ホルダH1の直径よりも大きく形成されている。し
たがって、前記ホルダ装着孔76aの−Z側から挿入さ
れた試料ホルダH1は、前記内孔77aからZ方向には通
過不能である。前記保持部材本体の−Z側の側面には、
90°間隔で合計4個のスプリング支持ブロック78お
よびスプリングリーフ79が固定されている。スプリン
グリーフ79先端はホルダ装着孔76a内のリング状プ
レート77の−Z側の側面を押圧している。前記リーフ
スプリング79の−Z側の面に隣接して配置された負荷
受けピン(後退不能保持部材)80は前記スプリング支
持ブロック78に固定支持されている。
【0049】図4、図5において、前記搬送部材36の
回転軸36b先端に設けた先端ホルダ保持部37は、先
端側に開口するホルダ装着孔81を有している。ホルダ
装着孔81は試料ホルダH1およびプローブホルダH2の
被装着部が着脱自在に挿入される孔である。前記ホルダ
装着孔81の先端部には上下にローラ82,82が回転
可能に支持されている。前記ローラ82,82はホルダ
装着孔81の内周面側に突出しているため、ホルダ装着
孔81に装着される試料ホルダH1およびプローブホル
ダH2の被装着部の形状は、図5から分かるように、前
記ローラ82,82に対応した部分が平坦に切除された
形状となっている。図9Bにおいて試料ホルダH1の平
坦な切除部H1aが示されている。また、前記ローラ8
2,82の両端のローラ軸82a,82aは、板ばね8
3,83により外側から内側に向けて押されている。し
たがって、前記ホルダ装着孔81に試料ホルダH1、ま
たはプローブホルダH2が挿入される場合には、前記ロ
ーラ82,82は外側に押されるが、前記板ばね83,8
3の弾性力により内側に押されている。この板ばね8
3,83の弾性力により、前記試料ホルダH1およびプ
ローブホルダH2は、ホルダ装着孔81内に保持され
る。
【0050】ローラ82,82に対応した部分が平坦に
切除された試料ホルダH1およびプローブホルダH2は、
その被装着部が図5に示すホルダ装着孔81に、その先
端側から嵌合状態で挿入されたとき、回転不能に嵌合す
る。前記ホルダ装着孔81内部には緩衝ばね84が収容
されており、試料ホルダH1およびプローブホルダH2が
急に押し込まれた場合に衝撃を緩和する機能を有してい
る。
【0051】図4に示す試料ホルダH1は試料Sを保持
する部材で、外方に突出する4個の端子プレート86,
86および87,87を有している。前記図4の試料ホ
ルダH1をZ方向に前進させる際の前記試料ホルダH1と
前記試料ホルダ保持部材74のZ軸回りの位置関係は図
10Aに示す通りである。この場合Z軸方向の位置関係
は図10Aに示されている。但し、図10Aにおいては
試料ホルダH1および試料ホルダ保持部材74のZ軸方
向の位置関係を示すだけで、Z軸回りの位置関係は正し
く示していない。前記試料ホルダH1をホルダ装着孔7
6aに挿入すると、前記外方に突出する4個の端子プレ
ート86,86および87,87が図9Bに示すよう
に、リング状プレート77に当接する。前記端子プレー
ト86,86および87,87が前記リング状プレート
77に当接したときに試料ホルダH1を図10Aに示す
位置から反時計方向に45度回転させて図10Bの状態
にすると、前記端子プレート86,86および87,8
7がスプリングリーフ79によりリング状プレート77
に押圧されて固定されるように構成されている。図7に
示すように前記端子プレート87には、スプリングリー
フ79を介して導線(図7の2点鎖線参照)が接続され
ている。
【0052】前記試料ホルダH1をホルダ装着孔76aに
装着した状態で前記搬送部材36および先端保持部37
を後退させた場合(−Z方向に移動させた場合)前記ス
プリングリーフ79に負荷が作用して、破損するおそれ
があるが、本実施例1では、負荷受けピン80がスプリ
ングリーフ79の−Z側の側面に隣接して配置されてい
るため、負荷は前記負荷受けピン80によって受けられ
る。このため、スプリングリーフ79の破損が防止され
る。前記負荷受けピン80は、前記前進時ホルダ接触部
77に接触した前記ホルダH1を前記Z軸回りに一定方
向に回転した状態で前記ホルダH1を後退不能に保持す
るとともに前記後退不能のホルダH1を前記一定方向と
反対方向に回転した状態でその後退を可能にする後退不
能保持部材80としての機能を有している。前記試料ホ
ルダH1をホルダ装着孔76aから抜き出す際には、搬送
部材36を前進させて試料ホルダH1の被装着部に先端
保持部37のホルダ装着孔81を嵌合させて時計方向に
45度回転させてから、搬送部材36を後退させればよ
い。
【0053】前記試料ホルダ保持装置56の試料ホルダ
保持部材74に試料ホルダH1が保持されていない状態
では、前記先端保持部37のホルダ装着孔81にプロー
ブホルダH2を装着して、前記ホルダ装着孔76aおよび
リング状プレート77の内孔77aを貫通させることに
より、プローブホルダH2を前記プローブホルダ装着用
ねじ孔61bに対して着脱することができる。
【0054】(実施例1の作用)前記ホルダ保持装置5
6では、スキャナ支持部材(67+68+69)は、前
記スキャナ71の基端部を支持する。前記スキャナ71
の先端部は、自由端として構成されており、前記円筒の
軸に一致するZ軸方向に伸縮し、且つ前記Z軸に垂直で
且つ互いに垂直なX軸およびY軸方向に前記先端部が移
動する。前記スキャナ支持部材(67+68+69)に
は、前記スキャナ基端部側から前記スキャナ71内部に
接続するホルダ挿入孔67aを有する。前記スキャナ7
1先端部に設けられたホルダ保持部材74に試料ホルダ
H1が装着されていない場合に、試料ホルダH1を装着す
る方法は次のとおりである。前記Z軸方向に移動可能な
ホルダ搬送部材36の前記先端ホルダ保持部37に試料
ホルダH1を保持した状態で、前記円筒ケース33にス
ライド可能および回転可能に装着された永久磁石を有す
る操作部材38をZ方向にスライド移動させる。
【0055】このスライド移動により、ホルダ搬送部材
36は円筒ケース33内側をスライド移動する。このと
き、ホルダ搬送部材36の先端ホルダ保持部37に保持
された試料ホルダH1は、前記ホルダ挿入孔67aからス
キャナ71の内側に進入し、スキャナ71内部を通って
前記スキャナ71先端部に搬送される。前記ホルダ挿入
孔67aからスキャナ71内部に挿入されてスキャナ7
1先端部側に前進した試料ホルダH1はホルダ保持部材
74のリング状プレート(前進時ホルダ接触部)77に
当接する。この状態で前記操作部材38を回転させて、
搬送部材36の回転軸36bを回転させると、前記試料
ホルダH1は図10Aの状態から図10Bの状態とな
る。この状態で前記操作部材38を後退させた場合(−
Z方向に移動させた場合)前記スプリングリーフ79に
負荷が作用するが本実施例1では、負荷受けピン80が
スプリングリーフ79の−Z側の側面に隣接して配置さ
れているため、負荷は前記負荷受けピン80によって受
けられる。このため、スプリングリーフ79の破損が防
止される。このとき前記負荷受けピン80は、試料ホル
ダH1を後退不能に保持するので、前記搬送部材36の
みが後退する(−Z方向に移動する)。したがって、試
料ホルダH1は前記スキャナ71先端部のホルダ保持部
材74に装着される。
【0056】前記ホルダ装着部材74に装着された試料
ホルダを離脱させて前記パーキング4に搬送する場合の
作用は次のとおりである。前記搬送部材36をZ方向に
前進させて前記先端ホルダ保持部37のホルダ装着孔8
1に前記試料ホルダH1を装着させて、試料ホルダH1を
前記図10B状態から図10Aの状態に回転させる。こ
の状態で前記搬送部材36を後退させて前記パーキング
4に搬送する。
【0057】前記ホルダ保持部材74には、前記搬送部
材36に保持されたプローブホルダH2が貫通可能な内
孔(プローブホルダ貫通孔、第2ホルダ貫通孔)77a
が形成されている。したがって、前記プローブホルダ
(第2ホルダ)H2は前記ホルダ保持部材74を貫通し
て搬送可能である。前記ホルダ搬送部材36の先端ホル
ダ保持部37に着脱自在に保持されて前記内孔(第2ホ
ルダ貫通孔)77aを貫通した前記プローブホルダ(第
2ホルダ)H2は、XYステージ(すなわち、プローブ
ホルダ保持部材、第2ホルダ保持部材)61により着脱
自在に保持される。
【0058】(実施例2)図14は本発明の実施例2の
説明図であり、本発明の実施例1のホルダ保持装置をS
AP(走査型アトムプローブ装置)に適用した場合の概
略説明図である。図14において、SAPの超高真空室
A内には、フランジ91に支持されたSPMステージ9
2が配置されている。SPMステージ92は、第1基台
93、前記第1基台93に除振器94,94を介して支
持された第2基台95を有している。第2基台上にはX
Yステージ96およびZステージ97が支持されてい
る。XYステージ96はアパーチャホルダ保持部材とし
て構成され、アパーチャホルダH2が保持される。前記
Zステージ97には円筒状圧電体製のスキャナ98が支
持され、スキャナ98の先端部にはホルダ保持部材99
を介して試料ホルダH1が支持されている。前記スキャ
ナ98およびホルダ保持部材99は前記実施例1のスキ
ャナ71およびホルダ保持部材74と同様に構成されて
いる。
【0059】前記アパーチャホルダH2には、プローブ
ホール付の引き出し電極Eが保持されている。また、前
記アパーチャホルダH2のZ側にはスクリーン101お
よびイオン検出器102が配置されている。試料Sに高
電圧を印加し試料S先端から放出された電子またはイオ
ンをスクリーンに映し出し、さらに、試料S先端から電
界蒸発したイオンをイオン検出器102で検出し、質量
分析を行う。試料搬送部材103およびその先端に設け
た先端ホルダ保持部104は、前記実施例1の試料搬送
部材36および先端ホルダ保持部37と同様に構成され
ている。前記試料搬送部材103および先端ホルダ保持
部37により、前記SPMステージ92と試料交換室1
06のパーキングとの間で、前記円筒状圧電体製のスキ
ャナ98内側を通って、試料ホルダH1およびアパーチ
ャホルダH2の搬送を行う。
【0060】(実施例3)図15は本発明の実施例3の
説明図である。なお、この実施例3の説明において、前
記実施例2の構成要素に対応する構成要素には同一の符
号を付して、その詳細な説明を省略する。スキャナ98
先端部には、円筒状熱絶縁部107、熱伝導部108、
電気絶縁部109を介してホルダ保持部材99が、それ
ぞれエポキシ系接着剤により取り付けられている。前記
スキャナ98先端部、円筒状熱絶縁部107、熱伝導部
108、電気絶縁部109およびホルダ保持部材99の
接着は強度を持たせるために嵌め合いになっている。熱
伝導部108は、ヒートコンダクタ111を介して液体
窒素、液体ヘリウム等が入った冷却タンク112に接続
されており、試料Sの冷却が可能となっている。
【0062】前記電気絶縁部109は熱伝導が良く、曲
げ強度の大きいPBN(パイロリティクボロンナイトラ
イド)で作られている。これにより、試料Sに10KV
まで高電圧を印加可能である。前記熱絶縁部107は熱
伝導の悪い物質を使用すれば良いが、マコールで作成し
た場合、冷却するだけで、マコールが破損してしまう。
強度を強くするためには金属を使用することが考えられ
るが、スキャナ98が冷却されることになる。この場
合、冷熱が試料Sに伝達されないので、試料温度を十分
に下げることができなくなる。また、スキャナ(圧電
体)が冷却されると、感度が落ちてしまう。いろいろ検
討した結果前記熱絶縁部107は、熱伝導率が悪く、し
かも強度の強いグラスファイバーを使用している。前記
熱伝導部108は熱伝導性の良い金属(銅等)で作られ
ている。また、前記ヒートコンダクタ111は、銀また
は銅の箔を束ねた(重ねた)ものか、網線等が使用され
る。このような構成により、試料を電気的に絶縁し且つ
十分冷やすことができ、スキャナ(圧電体)は冷えない
ようにすることができる。
【0063】(実施例4)図16は本発明の実施例4の
説明図である。なお、この実施例4の説明において、前
記実施例3の構成要素に対応する構成要素には同一の符
号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例4
は試料加熱用電源により、試料Sを通電加熱することが
可能となっている。SAPとして使用する時には、試料
加熱用電源と高電圧電源28を手動により切り換えて使
用する。
【0064】(実施例5)図17は本発明の実施例5の
説明図である。なお、この実施例5の説明において、前
記図15に示す実施例3の構成要素に対応する構成要素
には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例5はUHV−STM(超高真空走査型トンネ
ル顕微鏡)に適用した例である。STMの場合には、試
料Sの耐電圧は、数100V以下で良いので、電気絶縁
部109の長さは短くても良い。
【0065】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。
【0066】(H01)スキャナ先端部に試料ホルダH1
を保持する代わりにプローブホルダH2を保持し、XY
ステージ(第2ホルダ保持部材)61にプローブホルダ
H2を保持する代わりに試料ホルダH1を保持することが
可能である。 (H02)本発明は、実施例に示した、STM、SAPの
代わりに、UHV−AFM(原子間力顕微鏡)等の他の
SPM(走査型プローブ顕微鏡)にも適用可能であり、
また、超高真空でなくても、高真空用にも適用可能であ
る。 (H03)冷却タンク112の代わりに機械式冷凍機を使
用することが可能である。 (H04)熱絶縁部107は、グラスファイバーの代わり
に、強度の高いステンレスを使用することが可能であ
り、その際、熱伝導率の良い分長さを長くしたり、形を
変えたり、厚さを薄くしたりして、熱伝導率を調整して
熱絶縁部107を構成することが可能である。
【0067】
【発明の効果】前述の本発明のホルダ保持装置は、下記
の効果を奏することができる。 (E01)円筒状圧電体製のスキャナの先端にホルダ保持
部材を設けたホルダ保持装置において、前記スキャナに
曲げ荷重を作用させることなく、ホルダ保持部材にホル
ダを着脱できるようにすること。 (E02)円筒状圧電体製のスキャナの先端にホルダ保持
部材を設けたホルダ保持装置において、前記ホルダ保持
部材に保持された試料を冷却する新規な冷却方法を提供
すること。 (E03)円筒状圧電体製のスキャナの先端にホルダ保持
部材を設けたホルダ保持装置を有するSAP(走査型ア
トムプローブ装置)で使用可能な、新規な試料冷却方法
およびホルダ交換方法を提供すること。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明のホルダ保持装置の実施例1
を備えたSTMの全体説明図である。
【図2】 図2は前記図1の要部拡大図である。
【図3】 図3は前記図2の平面図である。
【図4】 図4は同実施例1の先端部に試料ホルダおよ
びプローブホルダを着脱自在に装着するホルダ装着部を
有するホルダ搬送部材と前記試料ホルダの説明図であ
る。
【図5】 図5は前記図4に示すホルダ搬送部材とプロ
ーブホルダの説明図である。
【図6】 図6は前記図2および図3に示すVI−VI線
端面図である。
【図7】 図7は前記図2および図3に示すVII−VII
線断面図である。
【図8】 図8は実施例1の試料ホルダ保持部材の説明
図であり、図8Aは試料ホルダ保持部材の横断面図で図
8BのVIIIA−VIIIA線断面図、図8Bは試料ホルダ
保持部材の縦断面図で図8AのVIIIB−VIIIB線断面
図、図8Cは前記図8Bの矢印VIIICから見た図であ
る。
【図9】 図9は実施例1の試料ホルダ保持部材と試料
ホルダの装着方法の説明図であり、図9Aは装着前の状
態を示す図、図9Bは装着後の状態を示す図である。
【図10】 図10は実施例1の試料ホルダ保持部材と
試料ホルダの装着方法の説明図であり、図10Aは装着
前の試料ホルダ保持部材と試料ホルダの位置関係を示す
図、図10Bは装着後の試料ホルダの位置を示す図であ
る。
【図11】 図11は実施例1のホルダ搬送部材の説明
図である。
【図12】 図12は前記図1に示すSTM、前記ST
Mに接続されたパーキング、および前記パーキングでホ
ルダの交換を行うための試料交換棒等の平面図である。
【図13】 図13は前記図12のパーキングのステー
ジ移動機構の説明図である。
【図14】 図14は本発明の実施例2の説明図であ
り、本発明の実施例1のホルダ保持装置をSAP(走査
型アトムプローブ装置)に適用した場合の概略説明図で
ある。
【図15】 図15は本発明の実施例3の説明図であ
る。
【図16】 図16は本発明の実施例4の説明図であ
る。
【図17】 図17は本発明の実施例5の説明図であ
る。
【図18】 図18は従来のホルダ保持装置を備えたA
FMの全体説明図である。
【図19】 図19はAFMを用いた分析作業時に試料
を保持するホルダ保持装置の説明図で、図19Aは前記
図18の部分拡大図、図19Bは前記図19AのXIX
B−XIXB線断面図である。
【図20】 図20は前記図18の部分拡大図でホルダ
搬送装置の説明図である。
【図21】 図21は試料ホルダをAFMの内外間で搬
送するために試料ホルダを着脱自在に保持する搬送用試
料ホルダ保持部材の説明図で、図21Aは前記図18の
部分拡大図で、図21Bは前記図21Aの矢印XXIB
から見た図である。
【図22】 図22は前記図19のホルダ保持装置への
試料ホルダの装着方法の説明図で、図22Aは前記図1
9のホルダ保持装置へ試料ホルダを装着する前の状態を
示す図、図22Bは前記図19のホルダ保持装置へ試料
ホルダを装着した状態を示す図である。
【図23】 図23は前記図21に示す試料ホルダの説
明図で、図23Aは試料が装着された状態の試料ホルダ
の平面図、図23Bは試料ホルダ本体の平面図、図23
Bは試料ホルダ本体の斜視図、図23Dは前記試料ホル
ダ本体に固定れる試料装着ブロックの斜視図、図23E
は他の試料装着ブロックの説明図である。
【図24】 図24はSTMの従来技術の説明図であ
る。
【図25】 図25は走査型プローブ顕微鏡で使用され
る試料冷却装置の従来例の説明図である。
【符号の説明】 H1…ホルダ(試料ホルダ)、H2…ホルダ(第2ホル
ダ、プローブホルダ)、36…ホルダ搬送部材、37…
先端ホルダ保持部、56…ホルダ保持装置、61…第2
ホルダ保持部材(XYステージ)、67a…ホルダ挿入
孔、71…スキャナ、74…ホルダ保持部材、77…リ
ング状プレート(前進時ホルダ接触部)、77a…第2
ホルダ貫通孔、80…負荷受けピン(後退不能保持部
材)、111…ヒートコンダクタ、(67+68+6
9)…スキャナ支持部材、
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図6】
【図11】
【図2】
【図3】
【図7】
【図8】
【図4】
【図5】
【図10】
【図12】
【図9】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図24】
【図25】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】前記STM、AFM等においては、試料
の位置を高精度に制御するため、試料ホルダを微小に移
動させる円筒状の圧電体を用いたホルダ保持装置が使用
されている。前記ホルダ保持装置として、従来次の技術
が知られている。 (J01)図18〜図23に示すホルダ保持装置 図18は従来のホルダ保持装置を備えたAFMの全体説
明図である。図19はAFMを用いた分析作業時に試料
を保持するホルダ保持装置の説明図で、図19Aは前記
図18の部分拡大図、図19Bは前記図19AのXIX
B−XIXB線断面図である。図20は前記図18の部
分拡大図でホルダ搬送装置の説明図である。図21は試
料ホルダをAFMの内外間で搬送するために試料ホルダ
を着脱自在に保持する搬送用試料ホルダ保持部材の説明
図で、図21Aは前記図18の部分拡大図で、図21B
は前記図21Aの矢印XXIBから見た図である。図2
2は前記図19のホルダ保持装置への試料ホルダの装着
方法の説明図で、図22Aは前記図19のホルダ保持装
置へ試料ホルダを装着する前の状態を示す図、図22B
は前記図19のホルダ保持装置へ試料ホルダを装着した
状態を示す図である。図23は前記図21に示す試料ホ
ルダの説明図で、図23Aは試料が装着された状態の試
料ホルダの平面図、図23Bは試料ホルダ本体の平面
図、図23Cは試料ホルダ本体の斜視図、図23Dは前
記試料ホルダ本体に固定される試料装着ブロックの斜視
図、図23Eは他の試料装着ブロックの斜視図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】 図23は前記図21に示す試料ホルダの説
明図で、図23Aは試料が装着された状態の試料ホルダ
の平面図、図23Bは試料ホルダ本体の平面図、図23
Cは試料ホルダ本体の斜視図、図23Dは前記試料ホル
ダ本体に固定される試料装着ブロックの斜視図、図23
Eは他の試料装着ブロックの斜視図である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とするホ
    ルダ保持装置、(A01)基端部が支持され且つ先端部が
    自由端として構成された円筒状の圧電体により構成さ
    れ、前記円筒の軸に一致するZ軸方向に伸縮可能、且つ
    前記Z軸に垂直で且つ互いに垂直なX軸およびY軸方向
    に前記先端部が移動可能なスキャナ、(A02)前記スキ
    ャナの基端部を支持するとともに前記基端部側から前記
    スキャナ内部に接続するホルダ挿入孔を有するスキャナ
    支持部材、(A03)前記Z軸方向に移動可能で、ホルダ
    を着脱可能に保持する先端ホルダ保持部を有し、前記先
    端ホルダ保持部に保持したホルダを前記ホルダ挿入孔お
    よびスキャナ内部を通って前記スキャナ先端部に搬送す
    るホルダ搬送部材、(A04)前記Z軸方向に移動可能な
    ホルダ搬送部材の前記先端ホルダ保持部に保持されてス
    キャナ先端部側に前進したホルダが着脱自在に保持され
    るとともに、前記スキャナ先端部に設けられたホルダ保
    持部材。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1記載のホルダ保持装置、(A05)前記ホルダ保持
    部材に保持されるホルダとは別の第2ホルダが貫通可能
    な第2ホルダ貫通孔が形成された前記ホルダ保持部材、
    (A06)前記ホルダ搬送部材の先端ホルダ保持部に着脱
    自在に保持されて前記第2ホルダ貫通孔を貫通した前記
    第2ホルダが着脱自在に保持される第2ホルダ保持部
    材。
  3. 【請求項3】 下記の要件を備えたことを特徴とするホ
    ルダ保持装置、(B01)基端部が支持され且つ先端部が
    自由端として構成された円筒状の圧電体により構成さ
    れ、前記円筒の軸に一致するZ軸方向に伸縮可能、且つ
    前記Z軸に垂直で且つ互いに垂直なX軸およびY軸方向
    に前記先端部が移動可能なスキャナ、(B02)前記スキ
    ャナの基端部を支持するスキャナ支持部材、(B03)前
    記スキャナの先端部に断熱材および熱伝導材を介して設
    けられ且つ、ホルダが着脱自在に保持されるホルダ保持
    部材。(B04)一端が前記熱伝導材に接続され且つ他端
    が冷熱源に接続されたヒートコンダクタ。
JP14580597A 1997-05-20 1997-05-20 ホルダ保持装置 Expired - Fee Related JP3553318B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14580597A JP3553318B2 (ja) 1997-05-20 1997-05-20 ホルダ保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14580597A JP3553318B2 (ja) 1997-05-20 1997-05-20 ホルダ保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1130573A true JPH1130573A (ja) 1999-02-02
JP3553318B2 JP3553318B2 (ja) 2004-08-11

Family

ID=15393565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14580597A Expired - Fee Related JP3553318B2 (ja) 1997-05-20 1997-05-20 ホルダ保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3553318B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000258439A (ja) * 1999-03-11 2000-09-22 Jeol Ltd 走査形プローブ顕微鏡
JP2003149118A (ja) * 2001-11-14 2003-05-21 Seiko Instruments Inc 走査型プローブ顕微鏡
JP2004245652A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Foundation For Nara Institute Of Science & Technology 試料搬送システム
JP2008089613A (ja) * 2007-12-27 2008-04-17 Hitachi Ltd 試料作製装置
US8567233B2 (en) 2008-06-24 2013-10-29 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Gas charge container, atom probe apparatus, and method for analyzing hydrogen position in material
CN111257598A (zh) * 2020-02-13 2020-06-09 西南交通大学 应用于真空扫描探针显微镜与真空管道间样品传送的装置
US20210102874A1 (en) * 2018-06-21 2021-04-08 Tsinghua University Flat plate sample holder expansion structure used in vacuum
JP2021166155A (ja) * 2020-04-07 2021-10-14 日本電子株式会社 荷電粒子線装置

Citations (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5941749U (ja) * 1982-09-09 1984-03-17 日本電子株式会社 真空機器における試料交換棒移動機構
JPS6258853U (ja) * 1985-10-02 1987-04-11
JPS6283947U (ja) * 1985-11-12 1987-05-28
JPS64401A (en) * 1987-05-29 1989-01-05 Agency Of Ind Science & Technol Mechanism for attaching and detaching fine adjustment element for stm
JPS6471048A (en) * 1987-09-09 1989-03-16 Jeol Ltd Magnetic coupling type sample exchange device
JPH01130457A (ja) * 1987-11-14 1989-05-23 Jeol Ltd 反射型電子顕微鏡用走査トンネル顕微鏡
JPH01156604A (ja) * 1987-12-15 1989-06-20 Jeol Ltd 走査トンネル顕微鏡を備えた透過型電子顕微鏡
JPH01189847A (ja) * 1988-01-22 1989-07-31 Nippon Steel Corp 分析用試料保持方法および装置
JPH03135701A (ja) * 1989-10-20 1991-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd チップ交換装置
JPH06187937A (ja) * 1992-12-18 1994-07-08 Jeol Ltd 試料パーキング装置
JPH0855597A (ja) * 1994-08-17 1996-02-27 Jeol Ltd 走査トンネル顕微鏡用試料ホルダ
JPH0868799A (ja) * 1994-08-31 1996-03-12 Nikon Corp 走査型プロ−ブ顕微鏡
JPH08122342A (ja) * 1994-10-21 1996-05-17 Olympus Optical Co Ltd 走査型プローブ顕微鏡の調整機構
JPH08201399A (ja) * 1995-01-20 1996-08-09 Hitachi Constr Mach Co Ltd 微動機構
JPH08273572A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Jeol Ltd 試料搬送装置
JPH0961440A (ja) * 1995-08-28 1997-03-07 Jeol Ltd ホルダ保持装置
JPH0979955A (ja) * 1995-09-11 1997-03-28 Jeol Ltd 試料処理装置
JPH0989909A (ja) * 1995-09-20 1997-04-04 Jeol Ltd ホルダ受および試料ホルダ
JPH10275582A (ja) * 1997-03-28 1998-10-13 Jeol Ltd 電子顕微鏡等の試料加熱・冷却装置

Patent Citations (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5941749U (ja) * 1982-09-09 1984-03-17 日本電子株式会社 真空機器における試料交換棒移動機構
JPS6258853U (ja) * 1985-10-02 1987-04-11
JPS6283947U (ja) * 1985-11-12 1987-05-28
JPS64401A (en) * 1987-05-29 1989-01-05 Agency Of Ind Science & Technol Mechanism for attaching and detaching fine adjustment element for stm
JPS6471048A (en) * 1987-09-09 1989-03-16 Jeol Ltd Magnetic coupling type sample exchange device
JPH01130457A (ja) * 1987-11-14 1989-05-23 Jeol Ltd 反射型電子顕微鏡用走査トンネル顕微鏡
JPH01156604A (ja) * 1987-12-15 1989-06-20 Jeol Ltd 走査トンネル顕微鏡を備えた透過型電子顕微鏡
JPH01189847A (ja) * 1988-01-22 1989-07-31 Nippon Steel Corp 分析用試料保持方法および装置
JPH03135701A (ja) * 1989-10-20 1991-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd チップ交換装置
JPH06187937A (ja) * 1992-12-18 1994-07-08 Jeol Ltd 試料パーキング装置
JPH0855597A (ja) * 1994-08-17 1996-02-27 Jeol Ltd 走査トンネル顕微鏡用試料ホルダ
JPH0868799A (ja) * 1994-08-31 1996-03-12 Nikon Corp 走査型プロ−ブ顕微鏡
JPH08122342A (ja) * 1994-10-21 1996-05-17 Olympus Optical Co Ltd 走査型プローブ顕微鏡の調整機構
JPH08201399A (ja) * 1995-01-20 1996-08-09 Hitachi Constr Mach Co Ltd 微動機構
JPH08273572A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Jeol Ltd 試料搬送装置
JPH0961440A (ja) * 1995-08-28 1997-03-07 Jeol Ltd ホルダ保持装置
JPH0979955A (ja) * 1995-09-11 1997-03-28 Jeol Ltd 試料処理装置
JPH0989909A (ja) * 1995-09-20 1997-04-04 Jeol Ltd ホルダ受および試料ホルダ
JPH10275582A (ja) * 1997-03-28 1998-10-13 Jeol Ltd 電子顕微鏡等の試料加熱・冷却装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000258439A (ja) * 1999-03-11 2000-09-22 Jeol Ltd 走査形プローブ顕微鏡
JP2003149118A (ja) * 2001-11-14 2003-05-21 Seiko Instruments Inc 走査型プローブ顕微鏡
JP2004245652A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Foundation For Nara Institute Of Science & Technology 試料搬送システム
JP2008089613A (ja) * 2007-12-27 2008-04-17 Hitachi Ltd 試料作製装置
US8567233B2 (en) 2008-06-24 2013-10-29 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Gas charge container, atom probe apparatus, and method for analyzing hydrogen position in material
US20210102874A1 (en) * 2018-06-21 2021-04-08 Tsinghua University Flat plate sample holder expansion structure used in vacuum
US12104996B2 (en) * 2018-06-21 2024-10-01 Tsinghua University Flat plate sample holder expansion structure used in vacuum
CN111257598A (zh) * 2020-02-13 2020-06-09 西南交通大学 应用于真空扫描探针显微镜与真空管道间样品传送的装置
CN111257598B (zh) * 2020-02-13 2021-01-05 西南交通大学 应用于真空扫描探针显微镜与真空管道间样品传送的装置
JP2021166155A (ja) * 2020-04-07 2021-10-14 日本電子株式会社 荷電粒子線装置
US11342158B2 (en) 2020-04-07 2022-05-24 Jeol Ltd. Charged particle beam system

Also Published As

Publication number Publication date
JP3553318B2 (ja) 2004-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3553318B2 (ja) ホルダ保持装置
JP5745757B2 (ja) 二重装着光学系を備えた荷電粒子光学系
CN101082593A (zh) 样品托架和样品支座
JP2024157397A (ja) 冷却試料ステージ装置
Siebenförcher et al. A new simple emissive probe
JPS6276515A (ja) 基体移動装置
JP3266740B2 (ja) 走査トンネル顕微鏡用試料ホルダ
CN113418760B (zh) 解理装置、解理设备和解理方法
Tebyani et al. Low energy electron microscopy at cryogenic temperatures
Fan et al. Recent advances in entirely hand-held ionization sources for mass spectrometry
JP3649913B2 (ja) 親子ホルダ
CN216451555U (zh) 一种真空加热装置
CN114096016B (zh) 一种真空加热装置及方法
JP2003329562A (ja) 磁場印加試料ホルダおよび試料評価装置
JPH10134749A (ja) 試料ホルダ
JP3223464B2 (ja) 試料処理装置
JP2895673B2 (ja) 電子顕微鏡等の試料装置
JP2001272324A (ja) 試料ホルダ
JP3730402B2 (ja) 蒸着装置および前記蒸着装置を備えた試料分析装置
JP3822400B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡
JP3437910B2 (ja) ホルダ着脱装置
JPH1164177A (ja) 真空チャンバー用のトランスファー装置
JP2003050191A (ja) 冷却加熱用試料ホルダおよび試料観察装置
Phillips et al. Apparatus for the controlled orientation of crystallographic specimens for ultra-thin sectioning
JP4601368B2 (ja) イオン加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040413

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080514

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees