JPH115363A - 顕色インキ、その製造方法及びそれを用いたノーカーボン感圧複写紙 - Google Patents
顕色インキ、その製造方法及びそれを用いたノーカーボン感圧複写紙Info
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- JPH115363A JPH115363A JP15855097A JP15855097A JPH115363A JP H115363 A JPH115363 A JP H115363A JP 15855097 A JP15855097 A JP 15855097A JP 15855097 A JP15855097 A JP 15855097A JP H115363 A JPH115363 A JP H115363A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】発色性が優れ、印刷適性の良好な顕色インキと
その製造方法、及び良好な発色性を有する顕色インキを
印刷したノーカーボン感圧複写紙を提供する。 【解決手段】有機顕色剤含有率が70重量%の時の40
℃における粘度が10〜1000ポイズ、好ましくは2
0〜100ポイズであることを特徴とする顕色インキ。
有機顕色剤を溶解する有機溶剤としては、炭素数が1〜
4の低級アルコールと炭素数が12〜16の脂肪酸とか
らなる脂肪酸エステルや、炭素数が2〜6の多価アルコ
ールと炭素数が6〜12の脂肪酸とからなる脂肪酸エス
テルが好ましい。
その製造方法、及び良好な発色性を有する顕色インキを
印刷したノーカーボン感圧複写紙を提供する。 【解決手段】有機顕色剤含有率が70重量%の時の40
℃における粘度が10〜1000ポイズ、好ましくは2
0〜100ポイズであることを特徴とする顕色インキ。
有機顕色剤を溶解する有機溶剤としては、炭素数が1〜
4の低級アルコールと炭素数が12〜16の脂肪酸とか
らなる脂肪酸エステルや、炭素数が2〜6の多価アルコ
ールと炭素数が6〜12の脂肪酸とからなる脂肪酸エス
テルが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は顕色インキ、その製
造方法及びそれを用いたノーカーボン感圧複写紙に関す
る。更に詳しくは、活版あるいはオフセット印刷に適
し、良好な発色能力を有する顕色インキとその製造方
法、及びそれを用いたノーカーボン感圧複写紙に関す
る。
造方法及びそれを用いたノーカーボン感圧複写紙に関す
る。更に詳しくは、活版あるいはオフセット印刷に適
し、良好な発色能力を有する顕色インキとその製造方
法、及びそれを用いたノーカーボン感圧複写紙に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ノーカーボン感圧複写紙は、ほ
ぼ無色の電子供与性発色剤(以下、発色剤と称す)を溶
解した油を内包するマイクロカプセルを支持体裏面に塗
設してなる上用紙と、電子受容性固体酸(以下、顕色剤
と称す)を支持体表面に塗設してなる下用紙とからな
り、これら2種の塗層が向い合うように重ね合わせてボ
ールペンあるいはタイプライター等の機械的圧力によっ
て、加圧部分のマイクロカプセルを破壊し、発色剤を溶
解した油を顕色剤層へ転移させて、発色剤と顕色剤との
接触により発色反応を起こさせ、同時複写の記録を得る
ことができるようにしたものであり、支持体の表面、裏
面にそれぞれ顕色剤層、発色剤層を設けて上用紙下用紙
兼用の機能を有する中用紙を使用すれば、複写枚数を増
やすことも可能である。これらのノーカーボン感圧複写
紙は、主として複写事務用紙、伝票、帳票類として用い
られている。
ぼ無色の電子供与性発色剤(以下、発色剤と称す)を溶
解した油を内包するマイクロカプセルを支持体裏面に塗
設してなる上用紙と、電子受容性固体酸(以下、顕色剤
と称す)を支持体表面に塗設してなる下用紙とからな
り、これら2種の塗層が向い合うように重ね合わせてボ
ールペンあるいはタイプライター等の機械的圧力によっ
て、加圧部分のマイクロカプセルを破壊し、発色剤を溶
解した油を顕色剤層へ転移させて、発色剤と顕色剤との
接触により発色反応を起こさせ、同時複写の記録を得る
ことができるようにしたものであり、支持体の表面、裏
面にそれぞれ顕色剤層、発色剤層を設けて上用紙下用紙
兼用の機能を有する中用紙を使用すれば、複写枚数を増
やすことも可能である。これらのノーカーボン感圧複写
紙は、主として複写事務用紙、伝票、帳票類として用い
られている。
【0003】一般には、下用紙及び中用紙は、顕色剤層
が支持体全面に塗布されており、複写発色を望まない部
分には、発色剤と顕色剤との発色反応を阻止、減退させ
る効果を有する減感剤を用いた減感インキを印刷しなけ
ればならず、塗工と印刷の2回の工程の費用と原材料を
必要とし、非常に不経済である。この為、上用紙の表面
或いは普通紙に、複写発色を必要とする部分にのみ顕色
インキを部分的に印刷して、中用紙あるいは下用紙の代
用とすることが従来から行われている。
が支持体全面に塗布されており、複写発色を望まない部
分には、発色剤と顕色剤との発色反応を阻止、減退させ
る効果を有する減感剤を用いた減感インキを印刷しなけ
ればならず、塗工と印刷の2回の工程の費用と原材料を
必要とし、非常に不経済である。この為、上用紙の表面
或いは普通紙に、複写発色を必要とする部分にのみ顕色
インキを部分的に印刷して、中用紙あるいは下用紙の代
用とすることが従来から行われている。
【0004】実用化されている顕色インキとしては、低
沸点有機溶剤を使用するフレキソ印刷方式用のものがほ
とんどであったが、引火性、爆発性、中毒といった安全
上又は衛生上の問題点を有していた。これに対し、特開
昭51−68307号、同51−80410号、同51
−94308号、同54−89816号、同54−94
910号、同54−148606号、同55−3882
6号、同55−38826号、同59−33369号等
の各公報に、凸版又はオフセット印刷用の顕色インキが
開示されている。
沸点有機溶剤を使用するフレキソ印刷方式用のものがほ
とんどであったが、引火性、爆発性、中毒といった安全
上又は衛生上の問題点を有していた。これに対し、特開
昭51−68307号、同51−80410号、同51
−94308号、同54−89816号、同54−94
910号、同54−148606号、同55−3882
6号、同55−38826号、同59−33369号等
の各公報に、凸版又はオフセット印刷用の顕色インキが
開示されている。
【0005】これらの印刷方式のうち、現在最も一般的
に印刷業界で行われているのはオフセット印刷であり、
顕色インキの印刷もこの方式で行えることが望ましい。
本発明者等は、このオフセット印刷用の顕色インキの製
造方法に関して、特開平7−26184号公報におい
て、低沸点溶剤中で電子受容性有機顕色剤(以下、有機
顕色剤と称す)を合成し、これに顕色剤溶解用有機溶剤
を添加、混合し、しかる後該低沸点溶剤を蒸留除去して
得られた有機顕色剤溶液中に、該有機顕色剤溶液以外の
インキ成分を混合或いは相溶し、混練してインキ化する
という方法の開示を行った。
に印刷業界で行われているのはオフセット印刷であり、
顕色インキの印刷もこの方式で行えることが望ましい。
本発明者等は、このオフセット印刷用の顕色インキの製
造方法に関して、特開平7−26184号公報におい
て、低沸点溶剤中で電子受容性有機顕色剤(以下、有機
顕色剤と称す)を合成し、これに顕色剤溶解用有機溶剤
を添加、混合し、しかる後該低沸点溶剤を蒸留除去して
得られた有機顕色剤溶液中に、該有機顕色剤溶液以外の
インキ成分を混合或いは相溶し、混練してインキ化する
という方法の開示を行った。
【0006】しかしながら、この方法により得られた顕
色インキを印刷しノーカーボン感圧複写紙として使用す
る際に、オフセット方式での印刷適性が不十分であった
り、十分な発色濃度が得られない場合があり、これらに
ついて一層の改良が求められていた。
色インキを印刷しノーカーボン感圧複写紙として使用す
る際に、オフセット方式での印刷適性が不十分であった
り、十分な発色濃度が得られない場合があり、これらに
ついて一層の改良が求められていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ノーカーボ
ン感圧複写紙としての良好な発色性と顕色インキとして
の良好な印刷適性を備えた顕色インキとその製造方法、
及びその顕色インキを印刷して得られる発色性の優れた
ノーカーボン感圧複写紙を提供することを目的とする。
ン感圧複写紙としての良好な発色性と顕色インキとして
の良好な印刷適性を備えた顕色インキとその製造方法、
及びその顕色インキを印刷して得られる発色性の優れた
ノーカーボン感圧複写紙を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、これらの
課題を解決すべく鋭意検討した結果、有機顕色剤、顕色
剤溶解用有機溶剤及び顔料を主たる成分とする顕色イン
キにおいて、有機顕色剤の比率が70重量%となるよう
に顕色剤溶解用有機溶剤で溶解した有機顕色剤溶液の粘
度が、40℃において10〜1000ポイズ、好ましく
は20〜100ポイズとすることにより、上記課題を解
決することができた。
課題を解決すべく鋭意検討した結果、有機顕色剤、顕色
剤溶解用有機溶剤及び顔料を主たる成分とする顕色イン
キにおいて、有機顕色剤の比率が70重量%となるよう
に顕色剤溶解用有機溶剤で溶解した有機顕色剤溶液の粘
度が、40℃において10〜1000ポイズ、好ましく
は20〜100ポイズとすることにより、上記課題を解
決することができた。
【0009】顕色剤溶解用有機溶剤としては、炭素数が
1〜4の低級アルコールと炭素数が12〜16の脂肪酸
とからなる脂肪酸エステルを用いることによって、目的
の顕色インキを得ることができた。
1〜4の低級アルコールと炭素数が12〜16の脂肪酸
とからなる脂肪酸エステルを用いることによって、目的
の顕色インキを得ることができた。
【0010】また、顕色剤溶解用有機溶剤として、炭素
数が2〜6の多価アルコールと炭素数が6〜12の脂肪
酸とからなる脂肪酸エステルを用いることにより、目的
の顕色インキを得ることができた。
数が2〜6の多価アルコールと炭素数が6〜12の脂肪
酸とからなる脂肪酸エステルを用いることにより、目的
の顕色インキを得ることができた。
【0011】有機顕色剤としては、サリチル酸誘導体の
多価金属塩を用いることにより、特に発色特性の優れた
顕色インキを得ることができた。
多価金属塩を用いることにより、特に発色特性の優れた
顕色インキを得ることができた。
【0012】低沸点溶剤中で有機顕色剤を合成し、これ
に顕色剤溶解用有機溶剤を添加、混合し、しかる後に低
沸点溶剤を蒸留除去して得られた、有機顕色剤含有率が
70重量%の時の40℃における粘度が10〜1000
ポイズ、好ましくは20〜100ポイズである有機顕色
剤溶液中に、該有機顕色剤溶液以外のインキ成分を混合
或いは相溶し、混練してインキ化することにより、目的
の顕色インキを製造することができた。
に顕色剤溶解用有機溶剤を添加、混合し、しかる後に低
沸点溶剤を蒸留除去して得られた、有機顕色剤含有率が
70重量%の時の40℃における粘度が10〜1000
ポイズ、好ましくは20〜100ポイズである有機顕色
剤溶液中に、該有機顕色剤溶液以外のインキ成分を混合
或いは相溶し、混練してインキ化することにより、目的
の顕色インキを製造することができた。
【0013】このようにして得られた顕色インキを、ノ
ーカーボン感圧複写紙上用紙の支持体面(発色剤内包マ
イクロカプセルを塗工していない方の面)あるいは上質
紙に印刷することにより、発色特性の優れたノーカーボ
ン感圧複写紙を得ることができた。
ーカーボン感圧複写紙上用紙の支持体面(発色剤内包マ
イクロカプセルを塗工していない方の面)あるいは上質
紙に印刷することにより、発色特性の優れたノーカーボ
ン感圧複写紙を得ることができた。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の顕色剤インキ、そ
の製造方法及びそれを用いたノーカーボン感圧複写紙に
ついて、詳細に説明する。
の製造方法及びそれを用いたノーカーボン感圧複写紙に
ついて、詳細に説明する。
【0015】本発明で用いられる有機顕色剤溶液の40
℃における粘度は、有機顕色剤含有率が70重量%の状
態で10〜1000ポイズ、好ましくは20〜100ポ
イズである。顕色インキを製造する際に用いられる有機
顕色剤溶液の有機顕色剤含有率が70重量%である必要
はないが、有機顕色剤が70重量%以上の濃度で溶解し
得る有機顕色剤及び顕色剤溶解用有機溶剤を用いた有機
顕色剤溶液を使用することが必要である。
℃における粘度は、有機顕色剤含有率が70重量%の状
態で10〜1000ポイズ、好ましくは20〜100ポ
イズである。顕色インキを製造する際に用いられる有機
顕色剤溶液の有機顕色剤含有率が70重量%である必要
はないが、有機顕色剤が70重量%以上の濃度で溶解し
得る有機顕色剤及び顕色剤溶解用有機溶剤を用いた有機
顕色剤溶液を使用することが必要である。
【0016】顕色インキの発色能力を高めるために最も
必要なことは、インキ中の有機顕色剤含有率をできる限
り高めることであり、そのためには、高濃度で安定な溶
解性を示し、適当な流動性を有する有機顕色剤溶液を使
用することが必要である。
必要なことは、インキ中の有機顕色剤含有率をできる限
り高めることであり、そのためには、高濃度で安定な溶
解性を示し、適当な流動性を有する有機顕色剤溶液を使
用することが必要である。
【0017】有機顕色剤含有率が70重量%で、40℃
における粘度が1000ポイズを超える有機顕色剤溶液
を用いた場合には、十分な発色性を得られるだけの有機
顕色剤をインキ中に配合することができない。従って、
発色能力の低い顕色インキしか得ることができない。
における粘度が1000ポイズを超える有機顕色剤溶液
を用いた場合には、十分な発色性を得られるだけの有機
顕色剤をインキ中に配合することができない。従って、
発色能力の低い顕色インキしか得ることができない。
【0018】また、有機顕色剤含有率が70重量%で、
40℃における粘度が10ポイズ未満となるのは、低分
子量の有機溶剤或いは極性の高い有機溶剤を用いた場合
が多く、そのような場合には、有機溶剤の室温での揮発
性が大きい、ノーカーボン感圧複写紙に使用するマイク
ロカプセルを破壊したり、内包するカプセルオイルを抽
出しやすい、印刷部分から溶剤成分が滲み出しやすく印
刷部分以外を汚す場合がある、印刷部の裏面に発色像が
抜ける等の問題を生じやすく、好ましい顕色インキを得
ることができない。
40℃における粘度が10ポイズ未満となるのは、低分
子量の有機溶剤或いは極性の高い有機溶剤を用いた場合
が多く、そのような場合には、有機溶剤の室温での揮発
性が大きい、ノーカーボン感圧複写紙に使用するマイク
ロカプセルを破壊したり、内包するカプセルオイルを抽
出しやすい、印刷部分から溶剤成分が滲み出しやすく印
刷部分以外を汚す場合がある、印刷部の裏面に発色像が
抜ける等の問題を生じやすく、好ましい顕色インキを得
ることができない。
【0019】本発明で使用される顕色剤溶解用有機溶剤
としては、有機顕色剤を70重量%以上の濃度で溶解で
き、室温において安定な有機顕色剤溶液が得られる不揮
発性有機溶剤を用いることができ、例えば、脂肪酸エス
テル類、脂肪族エーテル類、高級アルコール類、ハロゲ
ン化炭化水素類、芳香族炭化水素等から適宜選択するこ
とができるが、好ましい顕色剤溶解用有機溶剤として
は、以下のような溶剤類を挙げることができる。
としては、有機顕色剤を70重量%以上の濃度で溶解で
き、室温において安定な有機顕色剤溶液が得られる不揮
発性有機溶剤を用いることができ、例えば、脂肪酸エス
テル類、脂肪族エーテル類、高級アルコール類、ハロゲ
ン化炭化水素類、芳香族炭化水素等から適宜選択するこ
とができるが、好ましい顕色剤溶解用有機溶剤として
は、以下のような溶剤類を挙げることができる。
【0020】本発明で使用される炭素数が1〜4の低級
アルコールと炭素数が12〜16の脂肪酸とからなる脂
肪酸エステルとしては、ラウリン酸イソプロピル、ラウ
リン酸ブチル、ミリスチン酸メチル、ミリスチン酸エチ
ル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、
パルミチン酸メチル、パルミチン酸エチル、パルミチン
酸イソプロピル、パルミチン酸ブチル等を挙げることが
できる。
アルコールと炭素数が12〜16の脂肪酸とからなる脂
肪酸エステルとしては、ラウリン酸イソプロピル、ラウ
リン酸ブチル、ミリスチン酸メチル、ミリスチン酸エチ
ル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、
パルミチン酸メチル、パルミチン酸エチル、パルミチン
酸イソプロピル、パルミチン酸ブチル等を挙げることが
できる。
【0021】これら以外の脂肪酸エステルで、総炭素数
が12以下の場合には親水性が強くオフセット印刷用と
しては適当ではない。総炭素数が20を超える場合には
脂肪酸エステルの粘度が高くなること、溶解力が低下す
ることのために有機顕色剤溶液の粘度が高くなり、顕色
インキ中の有機顕色剤含有率を高めることができない。
が12以下の場合には親水性が強くオフセット印刷用と
しては適当ではない。総炭素数が20を超える場合には
脂肪酸エステルの粘度が高くなること、溶解力が低下す
ることのために有機顕色剤溶液の粘度が高くなり、顕色
インキ中の有機顕色剤含有率を高めることができない。
【0022】本発明で使用される、炭素数が2〜6の多
価アルコールと炭素数が6〜12の脂肪酸とからなる脂
肪酸エステルの多価アルコールとしては、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブチレングリコール等
のグリコール類、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ヘキサントリオール等を、
炭素数が12以下の脂肪酸としては、カプロン酸、カプ
リル酸、2−エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン
酸等を挙げることができ、代表的な化合物として、モノ
カプリル酸プロピレングリコール、ジカプリル酸プロピ
レングリコール、ジデカン酸プロピレングリコール、ト
リ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル、
カプリン酸)グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸ト
リメチロールプロパン等を用いることができる。
価アルコールと炭素数が6〜12の脂肪酸とからなる脂
肪酸エステルの多価アルコールとしては、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブチレングリコール等
のグリコール類、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ヘキサントリオール等を、
炭素数が12以下の脂肪酸としては、カプロン酸、カプ
リル酸、2−エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン
酸等を挙げることができ、代表的な化合物として、モノ
カプリル酸プロピレングリコール、ジカプリル酸プロピ
レングリコール、ジデカン酸プロピレングリコール、ト
リ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル、
カプリン酸)グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸ト
リメチロールプロパン等を用いることができる。
【0023】炭素数が5以下の脂肪酸を用いる場合に
は、親水性が強くオフセット印刷用としては適当ではな
く、炭素数が13以上では得られる脂肪酸エステルの粘
度が高くなるために有機顕色剤溶液の粘度が高くなり、
顕色インキ中の有機顕色剤含有率を高めることができな
い。また、炭素数が7以上の多価アルコールを使用した
場合には、顕色剤溶解用有機溶剤自体の粘度が高くな
り、有機顕色剤を溶解する能力が低下する傾向があり、
炭素数が2〜6の多価アルコールが好ましい。
は、親水性が強くオフセット印刷用としては適当ではな
く、炭素数が13以上では得られる脂肪酸エステルの粘
度が高くなるために有機顕色剤溶液の粘度が高くなり、
顕色インキ中の有機顕色剤含有率を高めることができな
い。また、炭素数が7以上の多価アルコールを使用した
場合には、顕色剤溶解用有機溶剤自体の粘度が高くな
り、有機顕色剤を溶解する能力が低下する傾向があり、
炭素数が2〜6の多価アルコールが好ましい。
【0024】これらの顕色剤溶解用有機溶剤は、必要に
より2種類以上を混合使用して粘度調整をすることがで
きる。また、ネオペンチルグリコールジアクリレート、
ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート等のモノマー類と併用し、
紫外線硬化型の顕色インキとすることができる。
より2種類以上を混合使用して粘度調整をすることがで
きる。また、ネオペンチルグリコールジアクリレート、
ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート等のモノマー類と併用し、
紫外線硬化型の顕色インキとすることができる。
【0025】本発明の顕色インキは、有機顕色剤、顕色
剤溶解用有機溶剤、顔料を主成分とするが、その他の成
分として、一般の印刷インキに使用されているような樹
脂類、インキ溶剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、ワック
ス類、蛍光染料、裏写り防止剤、乾燥促進剤等を適宜用
いることができる。
剤溶解用有機溶剤、顔料を主成分とするが、その他の成
分として、一般の印刷インキに使用されているような樹
脂類、インキ溶剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、ワック
ス類、蛍光染料、裏写り防止剤、乾燥促進剤等を適宜用
いることができる。
【0026】有機顕色剤としては、従来、フェノール樹
脂、サリチル酸誘導体又はそれらの多価金属塩等が知ら
れており、フェノール樹脂としては、p−フェニルフェ
ノールホルムアルデヒド樹脂、p−クミルフェノールホ
ルムアルデヒド樹脂、p−ブチルフェノールホルムアル
デヒド樹脂、p−オクチルフェノールホルムアルデヒド
樹脂等、及びこれらの多価金属塩を挙げることができ
る。
脂、サリチル酸誘導体又はそれらの多価金属塩等が知ら
れており、フェノール樹脂としては、p−フェニルフェ
ノールホルムアルデヒド樹脂、p−クミルフェノールホ
ルムアルデヒド樹脂、p−ブチルフェノールホルムアル
デヒド樹脂、p−オクチルフェノールホルムアルデヒド
樹脂等、及びこれらの多価金属塩を挙げることができ
る。
【0027】サリチル酸誘導体としては、3,5−ジ−
tert −ブチルサリチル酸、3,5−ジ−(α−メチ
ルベンジル)サリチル酸、3−シクロヘキシル−5−
(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3−フェニ
ル−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、特
開昭63−186729号、同63−254124号、
同63−289017号、同64−56724号、同6
4−77575号、特開平1−133780号、同1−
182317号、同2−160815号、同4−892
74号等の各公報に開示されているサリチル酸樹脂を挙
げることができ、発色性の点からは、サリチル酸誘導体
の使用が好ましく、特に多価金属塩として用いることが
好ましい。
tert −ブチルサリチル酸、3,5−ジ−(α−メチ
ルベンジル)サリチル酸、3−シクロヘキシル−5−
(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3−フェニ
ル−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、特
開昭63−186729号、同63−254124号、
同63−289017号、同64−56724号、同6
4−77575号、特開平1−133780号、同1−
182317号、同2−160815号、同4−892
74号等の各公報に開示されているサリチル酸樹脂を挙
げることができ、発色性の点からは、サリチル酸誘導体
の使用が好ましく、特に多価金属塩として用いることが
好ましい。
【0028】多価金属の種類としては、カルシウム、マ
グネシウム、アルミニウム、ニッケル、銅、亜鉛、錫、
バリウム等があり、これらの中では亜鉛塩として用いる
のが最も好ましい。
グネシウム、アルミニウム、ニッケル、銅、亜鉛、錫、
バリウム等があり、これらの中では亜鉛塩として用いる
のが最も好ましい。
【0029】これらの有機顕色剤は単体では固体であ
り、従来、顕色インキ化する際には、粉体状にした有機
顕色剤を有機溶剤で溶解していたが、有機顕色剤を高濃
度に溶解するのは困難であり、特にサリチル酸誘導体の
有機顕色剤は有機溶剤に溶解しにくいために、高濃度の
有機顕色剤溶液を得ることは困難であった。
り、従来、顕色インキ化する際には、粉体状にした有機
顕色剤を有機溶剤で溶解していたが、有機顕色剤を高濃
度に溶解するのは困難であり、特にサリチル酸誘導体の
有機顕色剤は有機溶剤に溶解しにくいために、高濃度の
有機顕色剤溶液を得ることは困難であった。
【0030】しかしながら、低沸点溶剤中で有機顕色剤
を合成し、低沸点溶剤を本発明で使用する顕色剤溶解用
有機顕色剤に蒸留置換する方法を用いることにより、容
易に高濃度の有機顕色剤溶液を得ることができ、有機顕
色剤含有率を高めた顕色インキを得ることができた。
を合成し、低沸点溶剤を本発明で使用する顕色剤溶解用
有機顕色剤に蒸留置換する方法を用いることにより、容
易に高濃度の有機顕色剤溶液を得ることができ、有機顕
色剤含有率を高めた顕色インキを得ることができた。
【0031】顕色インキ中の有機顕色剤含有率は、発色
性の点から30重量%以上は必要であり、好ましくは4
0重量%以上である。
性の点から30重量%以上は必要であり、好ましくは4
0重量%以上である。
【0032】有機顕色剤の重合の際に使用される低沸点
溶剤としては、例えば、n−ヘキサン、n−ヘプタン、
n−ペンタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、
エチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル
等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル
類、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,
2−トリクロロエタン、四塩化炭素、クロロホルム、モ
ノクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸、プ
ロピオン酸等の有機酸類、アセトン、メチルエチルケト
ン等のケトン類、その他ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、二硫化炭素、ニトロメタン、アセトニトリル、テト
ラヒドロフラン等が挙げられ、反応に不活性な溶剤が選
択して用いられる。
溶剤としては、例えば、n−ヘキサン、n−ヘプタン、
n−ペンタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、
エチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル
等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル
類、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,
2−トリクロロエタン、四塩化炭素、クロロホルム、モ
ノクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸、プ
ロピオン酸等の有機酸類、アセトン、メチルエチルケト
ン等のケトン類、その他ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、二硫化炭素、ニトロメタン、アセトニトリル、テト
ラヒドロフラン等が挙げられ、反応に不活性な溶剤が選
択して用いられる。
【0033】有機顕色剤の重合方法については、従来か
ら行われている方法が応用でき、例えば、特開昭49−
37713号、同64−56724号、特開平1−13
3780号、同2−653号、同4−129789号等
の各公報に記載の方法が挙げられ、これらの方法を応用
することにより、有機顕色剤が低沸点溶剤中に溶解され
た有機顕色剤溶液を得ることができる。重合反応時の有
機顕色剤の固形分濃度は、特に制限されるものではない
が、通常、30〜70重量%程度の濃度で合成反応が行
われる。
ら行われている方法が応用でき、例えば、特開昭49−
37713号、同64−56724号、特開平1−13
3780号、同2−653号、同4−129789号等
の各公報に記載の方法が挙げられ、これらの方法を応用
することにより、有機顕色剤が低沸点溶剤中に溶解され
た有機顕色剤溶液を得ることができる。重合反応時の有
機顕色剤の固形分濃度は、特に制限されるものではない
が、通常、30〜70重量%程度の濃度で合成反応が行
われる。
【0034】本発明において、顕色剤溶解用有機溶剤と
置換後の有機顕色剤溶液の有機顕色剤含有率について
は、特に制限されるものではないが、置換後の有機顕色
剤溶液の取扱い易さ、その他のインキ成分とのインキ配
合上の関係から決めれば良く、通常は、60〜80重量
%程度の濃度とすることが好ましい。
置換後の有機顕色剤溶液の有機顕色剤含有率について
は、特に制限されるものではないが、置換後の有機顕色
剤溶液の取扱い易さ、その他のインキ成分とのインキ配
合上の関係から決めれば良く、通常は、60〜80重量
%程度の濃度とすることが好ましい。
【0035】本発明に用いられる顔料としては、例え
ば、酸化チタン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、アルミナホワイト、硫酸バリウム、酸化亜鉛、カオ
リン、活性白土等が挙げられ、インキ中の0〜50重量
%、好ましくは5〜30重量%で使用される。
ば、酸化チタン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、アルミナホワイト、硫酸バリウム、酸化亜鉛、カオ
リン、活性白土等が挙げられ、インキ中の0〜50重量
%、好ましくは5〜30重量%で使用される。
【0036】その他の成分としての樹脂類としては、例
えば、ロジン変性フェノール樹脂、ロジン変性マレイン
酸樹脂、石油樹脂、水添石油樹脂、ポリアミド樹脂、ブ
タノール変性アミノ樹脂等が挙げられる。
えば、ロジン変性フェノール樹脂、ロジン変性マレイン
酸樹脂、石油樹脂、水添石油樹脂、ポリアミド樹脂、ブ
タノール変性アミノ樹脂等が挙げられる。
【0037】また、光硬化型顕色インキの場合には、多
価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル、エポキシ
(メタ)アクリレート、ロジン変性エポキシ(メタ)ア
クリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリ
ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)
アクリレート、アルキッド(メタ)アクリレート等の
(メタ)アクリレート系プレポリマーが挙げられる。
価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル、エポキシ
(メタ)アクリレート、ロジン変性エポキシ(メタ)ア
クリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリ
ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)
アクリレート、アルキッド(メタ)アクリレート等の
(メタ)アクリレート系プレポリマーが挙げられる。
【0038】本発明の顕色インキは、前記有機顕色剤溶
液に顔料、その他必要に応じて、樹脂類、添加剤成分を
混合或いは相溶させ、必要三本ロールミル等を使用して
練肉することにより製造することができる。
液に顔料、その他必要に応じて、樹脂類、添加剤成分を
混合或いは相溶させ、必要三本ロールミル等を使用して
練肉することにより製造することができる。
【0039】本発明による顕色インキは、オフセット方
式や活版方式の各種印刷機により、支持体に印刷され
る。顕色インキの盛り量は、インキとして0.5〜5g
/m2が好ましい。
式や活版方式の各種印刷機により、支持体に印刷され
る。顕色インキの盛り量は、インキとして0.5〜5g
/m2が好ましい。
【0040】本発明の顕色インキを用いて支持体表面に
印刷することにより得られたノーカーボン感圧複写紙
は、発色能力が優れ、経時での発色画像の褪色が少な
い。また、発色画像が支持体の裏面へ抜けるという現象
もなく、優れた部分発色用のノーカーボン感圧複写紙と
しても使用することができる。
印刷することにより得られたノーカーボン感圧複写紙
は、発色能力が優れ、経時での発色画像の褪色が少な
い。また、発色画像が支持体の裏面へ抜けるという現象
もなく、優れた部分発色用のノーカーボン感圧複写紙と
しても使用することができる。
【0041】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例中の「部」とは「重量部」を表わす。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例中の「部」とは「重量部」を表わす。
【0042】[サリチル酸系顕色剤溶液の作製]サリチ
ル酸138部をトルエン346部に加え、100℃に加
熱し、メタンスルホン酸9.5部を攪拌しながら添加し
た。更に、スチレン208部を徐々に添加し、残存スチ
レンが0.05%以下となるまで反応を続けた。次い
で、塩基性炭酸亜鉛63部を少しずつ加えて、均一にな
るよう攪拌して、サリチル酸−スチレン反応物亜鉛塩の
トルエン溶液を得た。得られたサリチル酸−スチレン反
応物亜鉛塩のトルエン溶液に、顕色剤溶解用有機溶剤を
加え、減圧下で加熱してトルエンを蒸留除去し、有機顕
色剤含有率が70重量%のサリチル酸−スチレン反応物
亜鉛塩の溶液を得た。なお、このサリチル酸−スチレン
反応物亜鉛塩は、NMRで測定した結果、主成分が、
3,5−ジ−(α−メチルベンジル)サリチル酸亜鉛塩
であることが確認された(以下、この顕色剤をサリチル
酸系顕色剤と称す)。
ル酸138部をトルエン346部に加え、100℃に加
熱し、メタンスルホン酸9.5部を攪拌しながら添加し
た。更に、スチレン208部を徐々に添加し、残存スチ
レンが0.05%以下となるまで反応を続けた。次い
で、塩基性炭酸亜鉛63部を少しずつ加えて、均一にな
るよう攪拌して、サリチル酸−スチレン反応物亜鉛塩の
トルエン溶液を得た。得られたサリチル酸−スチレン反
応物亜鉛塩のトルエン溶液に、顕色剤溶解用有機溶剤を
加え、減圧下で加熱してトルエンを蒸留除去し、有機顕
色剤含有率が70重量%のサリチル酸−スチレン反応物
亜鉛塩の溶液を得た。なお、このサリチル酸−スチレン
反応物亜鉛塩は、NMRで測定した結果、主成分が、
3,5−ジ−(α−メチルベンジル)サリチル酸亜鉛塩
であることが確認された(以下、この顕色剤をサリチル
酸系顕色剤と称す)。
【0043】[フェノール系顕色剤溶液の作製]p−フ
ェニルフェノール850部、純度80%のパラホルムア
ルデヒド112部、p−トルエンスルホン酸8.5部、
ベンゼン800部をガラスフラスコに入れ、攪拌しなが
ら加熱する。溜出するベンゼン、水共沸混合物を冷却凝
縮させ分離する。水層を分液し、ベンゼンはフラスコに
還流させる。水の溜出が停止したら反応を止め、顕色剤
溶解用有機溶剤を加え、減圧下で加熱して、ベンゼンを
蒸留除去し、有機顕色剤含有率が70重量%のp−フェ
ニルフェノールホルムアルデヒド樹脂の溶液を得た(以
下、この顕色剤をフェノール系顕色剤と称す)。
ェニルフェノール850部、純度80%のパラホルムア
ルデヒド112部、p−トルエンスルホン酸8.5部、
ベンゼン800部をガラスフラスコに入れ、攪拌しなが
ら加熱する。溜出するベンゼン、水共沸混合物を冷却凝
縮させ分離する。水層を分液し、ベンゼンはフラスコに
還流させる。水の溜出が停止したら反応を止め、顕色剤
溶解用有機溶剤を加え、減圧下で加熱して、ベンゼンを
蒸留除去し、有機顕色剤含有率が70重量%のp−フェ
ニルフェノールホルムアルデヒド樹脂の溶液を得た(以
下、この顕色剤をフェノール系顕色剤と称す)。
【0044】[顕色インキの調製]サリチル酸系及びフ
ェノール系の有機顕色剤溶液を使用し、下記基本処方
で、3本ロールミルで練肉することにより、顕色インキ
を調整した。 有機顕色剤溶液 70部 ロジン変性フェノール樹脂 10部 酸化チタン (商品名:タイヘ゜ークCR93、石原産業製) 20部 なお、上記処方で顕色インキの粘度が高すぎるものにつ
いては、有機顕色剤の溶解に使用した顕色剤溶解用有機
溶剤を適当量添加してインキ流動性の調整を行った。
ェノール系の有機顕色剤溶液を使用し、下記基本処方
で、3本ロールミルで練肉することにより、顕色インキ
を調整した。 有機顕色剤溶液 70部 ロジン変性フェノール樹脂 10部 酸化チタン (商品名:タイヘ゜ークCR93、石原産業製) 20部 なお、上記処方で顕色インキの粘度が高すぎるものにつ
いては、有機顕色剤の溶解に使用した顕色剤溶解用有機
溶剤を適当量添加してインキ流動性の調整を行った。
【0045】[顕色インキの評価試験方法]得られた顕
色インキについて、以下の方法により評価を行った。 1)インキ流動性 上記基本処方で練肉した際のインキ流動性を判定した。
顕色剤溶解用有機溶剤の追加添加が必要ないものを◎、
少量の添加で流動性が良くなるものを○、やや多くの添
加が必要なものを△、かなり多くの添加を必要とするも
のを×とした。 2)発色性 ノーカーボン感圧複写紙の発色性の評価は、RIテスタ
(明製作所)により、上質紙(坪量40g/m2)に、顕
色インキ を約1.2g/m2の盛り量で印刷し、得られ
たノーカーボン感圧複写紙に、NCR紙上用紙(三菱製
紙製)を重ね合わせ、タイプライター印字後の発色濃度
の良否を、○:良、△:やや良、×:不良により判定し
た。 3)発色汚れ ノーカーボン感圧複写紙の発色汚れは、2)で得られた
ノーカーボン感圧複写紙のタイプライター印字1日後
に、発色部の裏面への顕色インキ成分の滲みにより発色
汚れの程度を調べた。発色が裏面に抜けていないものを
発色汚れ○、わずかに汚れているが、実用上支障ないも
のを△、汚れの激しいものを×とした。 4)オフセット印刷適性 得られた顕色インキをフォーム印刷機(オフセットフォ
ーム輪転機MVF、(株)ミヤコシ製)でオフセット印
刷方式の印刷を行い、オフセット印刷適性を評価した。
オフセット版面の汚れ発生の少ないものを○、汚れがわ
ずかに発生するが、洗浄を行い実用上は支障ないものを
△、汚れ発生が激しいものを×とした。
色インキについて、以下の方法により評価を行った。 1)インキ流動性 上記基本処方で練肉した際のインキ流動性を判定した。
顕色剤溶解用有機溶剤の追加添加が必要ないものを◎、
少量の添加で流動性が良くなるものを○、やや多くの添
加が必要なものを△、かなり多くの添加を必要とするも
のを×とした。 2)発色性 ノーカーボン感圧複写紙の発色性の評価は、RIテスタ
(明製作所)により、上質紙(坪量40g/m2)に、顕
色インキ を約1.2g/m2の盛り量で印刷し、得られ
たノーカーボン感圧複写紙に、NCR紙上用紙(三菱製
紙製)を重ね合わせ、タイプライター印字後の発色濃度
の良否を、○:良、△:やや良、×:不良により判定し
た。 3)発色汚れ ノーカーボン感圧複写紙の発色汚れは、2)で得られた
ノーカーボン感圧複写紙のタイプライター印字1日後
に、発色部の裏面への顕色インキ成分の滲みにより発色
汚れの程度を調べた。発色が裏面に抜けていないものを
発色汚れ○、わずかに汚れているが、実用上支障ないも
のを△、汚れの激しいものを×とした。 4)オフセット印刷適性 得られた顕色インキをフォーム印刷機(オフセットフォ
ーム輪転機MVF、(株)ミヤコシ製)でオフセット印
刷方式の印刷を行い、オフセット印刷適性を評価した。
オフセット版面の汚れ発生の少ないものを○、汚れがわ
ずかに発生するが、洗浄を行い実用上は支障ないものを
△、汚れ発生が激しいものを×とした。
【0046】実施例1〜8及び比較例1〜3 表1に示した顕色剤溶解用有機溶剤を用いて、サリチル
酸系顕色剤溶液を作製した。得られた有機顕色剤溶液の
40℃における粘度を測定し、表1に示した。なお、一
般に印刷インキ用途で使用される5号ソルベント(日本
石油製)を用いた比較例3については、有機顕色剤が固
化し、有機顕色剤溶液を得ることはできなかった。
酸系顕色剤溶液を作製した。得られた有機顕色剤溶液の
40℃における粘度を測定し、表1に示した。なお、一
般に印刷インキ用途で使用される5号ソルベント(日本
石油製)を用いた比較例3については、有機顕色剤が固
化し、有機顕色剤溶液を得ることはできなかった。
【0047】
【表1】
【0048】実施例1〜8及び比較例1、2で得られた
サリチル酸系顕色剤溶液を用いて顕色インキを作製し、
前記方法により評価試験を行った。結果を表2に示し
た。
サリチル酸系顕色剤溶液を用いて顕色インキを作製し、
前記方法により評価試験を行った。結果を表2に示し
た。
【0049】
【表2】
【0050】有機顕色剤溶液の粘度が40℃において2
0〜100ポイズである実施例3、4、5のインキ流動
性、発色性は良好であった。有機顕色剤溶液の粘度が1
00ポイズを超え、1000ポイズ以下である実施例
1、2、7、8は、実用上は問題ないが、インキ流動性
あるいは発色性の点でやや劣る結果であった。有機顕色
剤溶液粘度が1000ポイズを超える比較例1は、イン
キ流動性、発色性ともに不十分であった。有機顕色剤溶
液粘度が低い実施例6は、発色部裏面の汚れがややあ
り、有機顕色剤溶液粘度が10ポイズ未満の比較例2は
発色部裏面汚れがかなり悪いレベルであった。
0〜100ポイズである実施例3、4、5のインキ流動
性、発色性は良好であった。有機顕色剤溶液の粘度が1
00ポイズを超え、1000ポイズ以下である実施例
1、2、7、8は、実用上は問題ないが、インキ流動性
あるいは発色性の点でやや劣る結果であった。有機顕色
剤溶液粘度が1000ポイズを超える比較例1は、イン
キ流動性、発色性ともに不十分であった。有機顕色剤溶
液粘度が低い実施例6は、発色部裏面の汚れがややあ
り、有機顕色剤溶液粘度が10ポイズ未満の比較例2は
発色部裏面汚れがかなり悪いレベルであった。
【0051】実施例1〜8及び比較例1、2で得られた
顕色インキについて、オフセット印刷適性の評価を行っ
た結果、実施例2〜5、8及び比較例1の顕色インキは
良好な印刷適性を、また実施例1、6、7はやや良好な
印刷適性を示したが、比較例2の顕色インキはオフセッ
ト版面の汚れが激しく、印刷適性は不十分であった。
顕色インキについて、オフセット印刷適性の評価を行っ
た結果、実施例2〜5、8及び比較例1の顕色インキは
良好な印刷適性を、また実施例1、6、7はやや良好な
印刷適性を示したが、比較例2の顕色インキはオフセッ
ト版面の汚れが激しく、印刷適性は不十分であった。
【0052】実施例9 表3に示した顕色剤溶解用有機溶剤を用いて、フェノー
ル系顕色剤溶液を作製した。得られた有機顕色剤溶液の
40℃における粘度を測定し、表3に示した。得られた
フェノール系顕色剤溶液を用いて顕色インキを作製し、
評価試験を行った。結果を表4に示した。
ル系顕色剤溶液を作製した。得られた有機顕色剤溶液の
40℃における粘度を測定し、表3に示した。得られた
フェノール系顕色剤溶液を用いて顕色インキを作製し、
評価試験を行った。結果を表4に示した。
【0053】
【表3】
【0054】
【表4】
【0055】実施例4と実施例9を比較すると、有機顕
色剤としてサリチル酸系顕色剤を使用した方が、フェノ
ール系顕色剤を使用した場合よりも、インキ流動性、発
色性が良好であった。
色剤としてサリチル酸系顕色剤を使用した方が、フェノ
ール系顕色剤を使用した場合よりも、インキ流動性、発
色性が良好であった。
【0056】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、有
機顕色剤含有率が70重量%の時の40℃における粘度
が10〜1000ポイズ、好ましくは20〜100ポイ
ズである有機顕色剤溶液を用いることにより、インキ流
動性が良く、発色性、印刷適性等に優れた顕色インキを
得ることができる。有機顕色剤を溶解する有機溶剤とし
て、炭素数が1〜4の低級アルコールと炭素数が12〜
16の脂肪酸とからなる脂肪酸エステル、炭素数が2〜
6の多価アルコールと炭素数が6〜12の脂肪酸とから
なる脂肪酸エステルを用いることにより、インキ流動性
が良く、発色性、印刷適性に優れた顕色インキを得るこ
とができる。また、これらの顕色インキを用いて印刷す
ることにより、発色性が優れ、発色汚れの少ないノーカ
ーボン感圧複写紙を得ることができた。
機顕色剤含有率が70重量%の時の40℃における粘度
が10〜1000ポイズ、好ましくは20〜100ポイ
ズである有機顕色剤溶液を用いることにより、インキ流
動性が良く、発色性、印刷適性等に優れた顕色インキを
得ることができる。有機顕色剤を溶解する有機溶剤とし
て、炭素数が1〜4の低級アルコールと炭素数が12〜
16の脂肪酸とからなる脂肪酸エステル、炭素数が2〜
6の多価アルコールと炭素数が6〜12の脂肪酸とから
なる脂肪酸エステルを用いることにより、インキ流動性
が良く、発色性、印刷適性に優れた顕色インキを得るこ
とができる。また、これらの顕色インキを用いて印刷す
ることにより、発色性が優れ、発色汚れの少ないノーカ
ーボン感圧複写紙を得ることができた。
Claims (9)
- 【請求項1】 ほぼ無色の電子供与性発色剤との反応に
より有色化する電子受容性有機顕色剤、これを溶解する
ための顕色剤溶解用有機溶剤及び顔料を主たる成分とす
る顕色インキにおいて、該有機顕色剤を該顕色剤溶解用
有機溶剤により有機顕色剤含有率が70重量%となるよ
うに溶解した時の粘度が、40℃において10〜100
0ポイズであることを特徴とする顕色インキ。 - 【請求項2】 有機顕色剤を顕色剤溶解用有機溶剤によ
り有機顕色剤含有率が70重量%となるように溶解した
時の粘度が、40℃において20〜100ポイズである
請求項1記載の顕色インキ。 - 【請求項3】 顕色剤溶解用有機溶剤が、炭素数が1〜
4の低級アルコールと炭素数が12〜16の脂肪酸とか
らなる脂肪酸エステルである請求項1記載の顕色イン
キ。 - 【請求項4】 顕色剤溶解用有機溶剤が、炭素数が2〜
6の多価アルコールと炭素数が6〜12の脂肪酸とから
なる脂肪酸エステルである請求項1記載の顕色インキ。 - 【請求項5】 電子受容性有機顕色剤が、サリチル酸誘
導体の多価金属塩である請求項1〜4のいずれか1項に
記載の顕色インキ。 - 【請求項6】 低沸点溶剤中で電子受容性有機顕色剤を
合成し、これに顕色剤溶解用有機溶剤を添加、混合し、
しかる後該低沸点溶剤を蒸留除去して得られた、顕色剤
含有率が70重量%の時の40℃における粘度が10〜
1000ポイズである有機顕色剤溶液中に、該有機顕色
剤溶液以外のインキ成分を混合或いは相溶し、混練して
インキ化することを特徴とする顕色インキの製造方法。 - 【請求項7】 顕色剤含有率が70重量%の時の40℃
における粘度が20〜100ポイズである有機顕色剤溶
液を用いる請求項6記載の顕色インキの製造方法。 - 【請求項8】 顕色剤溶解用有機溶剤が前記請求項3ま
たは4に記載の顕色剤溶解用有機溶剤である請求項6ま
たは7に記載の顕色インキの製造方法。 - 【請求項9】 前記請求項1〜5のいずれか1項に記載
の顕色インキを支持体表面に印刷して得られたノーカー
ボン感圧複写紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15855097A JP3686743B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 顕色インキ及びそれを用いたノーカーボン感圧複写紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15855097A JP3686743B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 顕色インキ及びそれを用いたノーカーボン感圧複写紙 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH115363A true JPH115363A (ja) | 1999-01-12 |
| JP3686743B2 JP3686743B2 (ja) | 2005-08-24 |
Family
ID=15674164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15855097A Expired - Fee Related JP3686743B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 顕色インキ及びそれを用いたノーカーボン感圧複写紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3686743B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6669871B2 (en) | 2000-11-21 | 2003-12-30 | Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. | ESD dissipative ceramics |
| EP2177578A1 (en) * | 2006-08-25 | 2010-04-21 | Sun Chemical Corporation | Sheet-fed offset printing inks and varnishes comprising new solvents |
-
1997
- 1997-06-16 JP JP15855097A patent/JP3686743B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6669871B2 (en) | 2000-11-21 | 2003-12-30 | Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. | ESD dissipative ceramics |
| US7094718B2 (en) | 2000-11-21 | 2006-08-22 | Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. | ESD dissipative ceramics |
| EP2177578A1 (en) * | 2006-08-25 | 2010-04-21 | Sun Chemical Corporation | Sheet-fed offset printing inks and varnishes comprising new solvents |
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