JPS6136752B2 - - Google Patents

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JPS6136752B2
JPS6136752B2 JP1480480A JP1480480A JPS6136752B2 JP S6136752 B2 JPS6136752 B2 JP S6136752B2 JP 1480480 A JP1480480 A JP 1480480A JP 1480480 A JP1480480 A JP 1480480A JP S6136752 B2 JPS6136752 B2 JP S6136752B2
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JP
Japan
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formula
compound
mol
trimethyl
reaction
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JP1480480A
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English (en)
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Osamu Takazawa
Hiroshi Tamura
Kunio Kojo
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T Hasegawa Co Ltd
Original Assignee
T Hasegawa Co Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、Demol et.al.〔Helv.Chim.Acta.,
55、1866(1972年)〕、或は藤森等〔専売中研報
(118)、85(1976年)〕によりバーレー種葉タバコ
中より見い出された香料物質として有用な下記式
(1)、 但し式中、〓はトランス及びシス異性体結合の
存在を示す、 で表わされる4個の異性体の形で存在し得る公知
化合物4−(2−ブテニリデン)−3,5,5−ト
リメチル−2−シクロヘキセン−1−オンの製造
に有用な後記式(2)新規化合物及びその製法に関
し、従来提案の合成法に比して容易な反応操作及
び短縮された合成径路をもつて、安価な原料から
高収率且つ高純度で、該式(1)化合物を工業的に有
利に取得するのに有用な該式(2)化合物及びその製
法に関する。
更に詳しくは、本発明は、上記式(1)化合物の合
成中間体として有用であるほかに、それ自体、オ
リスを想起させるスイート、ウツデイー及びパウ
ダリー様香気を示し、且つ持続性香気香味賦与乃
至変調剤としても有用な下記式(2)、 で表わされる従来公知文献未記載の4−(1−ヒ
ドロキシ−2−ブテニル)−3,5,5−トリメ
チル−2−シクロヘキセン−1−オン及びその製
法ならびに利用に関する。
又更に、本発明は、上記式(2)化合物の合成に有
用な下記式(3)、 で表わされる従来公知文献未記載の3,5,5−
トリメチル−1−トリメチルシロキシ−1,3−
シクロヘキサジエン、その製法にも関する。
従来、上記式(1)化合物の製造に関して、例え
ば、下記式で示す製法が提案されている。
(i) U.S.P.No.3268589:− (ii) Helv.Chim.Acta.,57、2087(1974年):− (iii) Bull.Chem.Soc.Jap.52、1233(1979年):− これら従来提案では、高価且つ入手困難な出発
原料が必要であつたり、操作上不利益な反応試薬
が必要であつたり、不利益な多工程や煩雑な操作
が要求されたり、収率が低かつたり等の欠点があ
り、工業的実施に適さない。例えば、上記(i)の提
案では、デヒドロイオノンの合成にすでに数工程
を必要とし且つ高価につく上に、アルコールの転
位反応収率が悪いなどの欠点があり、又、上記(ii)
の提案でも、上記出発原料の製造にイソホロンか
ら数工程を必要とし、操作上不利益な反応試薬の
使用が要求される上に、生成物は目的とする式(1)
化合物以外の三種の化合物を含み、分離が煩雑で
ある上に目的物収率も低いなどの欠点があり、更
に、上記(iii)の提案では、原料ジメドンが高価且つ
入手困難である上に、操作上不利益な反応試薬の
頻用が必要となるなどの欠陥を有する。
本発明者等は、このような従来提案の諸欠陥乃
至不利益を克服した式(1)4−(2−ブテニリン)−
3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキセン−
1−オンの製法を提供すべく研究を行つた。
その結果、下記式(4) で表わされる安価且つ入手容易なイソホロン
〔3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキセン
−1−オン〕から前記式(2)で表わされる従来文献
未記載の化合物4−(1−ヒドロキシ−2−ブテ
ニル)−3,5,5−トリメチル−2−シクロヘ
キセン−1−オンが容易に且つ好収率で製造でき
ること、及び該式(2)化合物を脱水反応せしめるこ
とにより、前記式(1)化合物を高収率で製造できる
ことを発見した。
更に、該式(2)化合物は、それ自体、オリスを想
起させるスイート、ウツデイーおよびパウダリー
様香気を示し、且つ持続性を有し、持続性香気香
味賦与乃至変調剤としてユニークな注目すべき従
来文献未記載の化合物であつて、化粧品類、飲食
物類(タバコその他の嗜好品を包含する)、保健
衛生・医薬品類などの広い利用分野において有用
であることを発見した。
又更に、該式(2)化合物はイソホロンから前記式
(3)で示される従来文献未記載の3,5,5−トリ
メチル−1−トリメチルシロキシ−1,3−シク
ロヘキサジエンを経て、容易に製造することがで
き、斯くて、従来提案に比して容易な反応操作及
び短縮された三工程によつて、安価且つ入手容易
な原料から高収率、高純度をもつて式(1)化合物を
工業的に有利に製造できることを知つた。
従つて、本発明の目的は、上記式(1)化合物の新
しい製造方法に利用する中間体として有用である
ほかに、それ自体、持続性香気香味賦与乃至変調
剤として有用な式(2)4−(1−ヒドロキシ−2−
ブテニル)−3,5,5−トリメチル−2−シク
ロヘキセン−1−オン及びその製法ならびに利用
を提供するにある。
本発明のさらに他の目的は、上記式(2)化合物の
製造中間体として有用な前記式(3)の3,5,5−
トリメチル−1−トリメチルシロキシ−1,3−
シクロヘキサジエン及びその製法を提供するにあ
る。
本発明の上記目的及び更に多くの他の目的なら
びに利点は、以下の記載から一層明らかとなるで
あろう。
本発明の式(2)新規化合物を用いて、下記式(2)、 で表わされる4−(1−ヒドロキシ−2−ブテニ
ル)−3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキ
セン−1−オンを脱水反応せしめることにより、
下記式(1)、 但し式中、〓はトランス及びシス異性体結合の
存在を示す、 で表わされる4個の異性体の形で存在し得る4−
(2−ブテニリデン)−3,5,5−トリメチル−
2−シクロヘキセン−1−オンの製法を提供する
ことができる。
上記製法に利用される式(2)化合物は、たとえ
ば、下記式(3)、 で表わされる3,5,5−トリメチル−1−トリ
メチルシロキシ−1,3−シクロヘキサジエンと
クロトンアルデヒドとを縮合反応せしめることに
より形成することができる。この式(3)化合物も従
来文献未記載の化合物であつて、該化合物(3)は、
たとえば、下記式(4)、 で表わされるイソホロンを異性化したのちシリル
化反応せしめることにより得ることができる。
上記式(4)化合物から式(2)化合物を形成する上記
態様を包含した態様で式(1)化合物の製造を図式的
に示すと、以下のように示すことができる。
上記態様において、式(4)化合物から式(3)化合物
の製造は、例えば、式(4)イソホロンを、ルイス酸
の存在下に、ハロゲン化アルキルマグネシウムと
接触せしめて異性化したのち、たとえば、第三級
アミンの共存下に、トリメチルハロシランたとえ
ばトリメチルクロロシランを接触せしめてシリル
化反応することにより容易に行うことができる。
この反応の実施に際しては、例えば、ルイス酸の
存在下、好ましくはエーテル系有機溶媒中で、約
−80℃〜約50℃、より好ましくは約−10℃〜約10
℃の如き温度条件下、約1〜約3時間程度、式(4)
イソホロンとハロゲン化アルキルマグネシウムを
接触せしめ、更に同様な条件下で、第三級アミ
ン、トリメチルクロロシラン及び非プロトン性極
性溶媒を加えて、約5〜約48時間程度接触せしめ
ることにより実施することができる。
該イソホロンに対するハロゲン化アルキルマグ
ネシウムおよびトリメチルクロロシランの使用量
は適宜に選択できるが、イソホロン1モルに対し
て約1〜約2モル程度の使用量を好ましく例示で
きる。また、上記第三級アミンの使用量も適宜に
選択でき、イソホロン1モルに対して約0.1〜約
1モル程度の使用量を好ましく例示できる。更
に、上記ルイス酸の使用量としては、イソホロン
1モルに対し好ましくは約0.01〜約0.5モルの如
き使用量を例示することができる。
反応に利用する上記エーテル系有機溶媒の例と
しては、例えばジエチルエーテル、ジプロピルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジメトキシエタン及びこれらの任意の併
用等を例示できる。また、上記ハロゲン化アルキ
ルマグネシウムの例としては、例えば塩化メチル
マグネシウム、臭化メチルマグネシウム、ヨウ化
メチルマグネシウム、塩化エチルマグネシウム、
臭化エチルマグネシウム等を例示できる。さらに
上記ルイス酸の例としては、例えば塩化第二鉄を
例示することができる。又更に、上記第三級アミ
ンの例としては、例えばトリメチルアミン、トリ
エチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチル
アミン、ピリジン、N,N−ジメチルアニリン等
を例示できるし、上記非プロトン性極性溶媒の例
としては、例えばN,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸
トリアミド等を例示できる。
たとえば上述のようにして形成することのでき
る沸点約89〜90℃/18mmHgの従来文献未記載の
油状物質である前記式(3)化合物は、クロトンアル
デヒドと縮合反応させることによつて、容易に前
記式(2)の4−(1−ヒドロキシ−2−ブテニル)−
3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキセン−
1−オンに転化することができる。
この反応は、例えば、ルイス酸の存在下に、好
ましくはハロゲン系有機溶媒中で、例えば約−80
℃〜約50℃、より好ましくは約−60℃〜約−40℃
の如き低温条件下に、式(3)化合物とクロトンアル
デヒドとを接触させることにより行うことができ
る。反応時間は適宜に選択でき、たとえば、約10
分〜約10時間、より好ましくは約1〜2時間程度
の接触時間を例示することができる。又、式(3)化
合物に対するクロトンアルデヒドの使用量も適宜
に選択でき、たとえば、式(3)化合物1モルに対し
て約1〜約5モル程度、より好ましくは約1〜約
1.5モル程度の使用量を例示することができる。
さらに、上記ルイス酸の使用量も適宜に選択で
き、式(3)化合物1モルに対して約0.1〜約3モル
程度、より好ましくは約1モル前後の使用量を例
示できる。
反応に利用する場合の上記ハロゲン系有機溶媒
の例としては、例えばモノクロロメタン、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、モノクロ
ロエタン、1,2−ジクロロエタン、これらの混
合物等を例示できる。また、ルイス酸の例として
は、四塩化チタン、四塩化スズ、塩化アルミニウ
ム、塩化亜鉛、三フツ化ホウ素ジエチルエーテル
錯体、三フツ化ホウ素酢酸錯体等を挙げることが
できる。反応生成物は溶媒を留去したのち、所望
により減圧蒸留、カラムクロマトグラフイ等の手
段で精製することができる。
たとえば上述のようにして得ることのできる沸
点約126〜140℃/0.9mmHgの従来文献未記載の前
記式(2)の4−(1−ヒドロキシ−2−ブテニル)−
3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキセン−
1−オンは、2種の異性体及びの形で存在で
き(スレオ、エリスロ)、該異性体は、上記例示
の如き精製手段により分離精製することができ
る。これら異性体のIR及びNMRは後記実施例に
示した。また異性体ととの生成比率は約45/
55〜35/65程度である。
本発明方法によれば、たとえば上述のようにし
て得ることのできる前記式(2)の4−(1−ヒドロ
キシ−2−ブテニル)−3,5,5−トリメチル
−2−シクロヘキセン−1−オンを脱水反応せし
めることにより、前記式(1)の4−(2−ブテニリ
デン)−3,5,5−トリメチル−2−シクロヘ
キセン−1−オンを、容易に且つ高収率で得るこ
とができる。
この脱水反応は、たとえば、第三級アミンの存
在下に、約−80℃〜約80℃、より好ましくは約0
℃〜約30℃の如き温度条件下、たとえば約30分〜
約48時間、より好ましくは約2〜約4時間の如き
時間、該式(2)化合物と脱水剤とを接触せしめるこ
とにより行うことができる。
上記脱水反応の実施に際して、脱水剤の使用量
は適宜に選択できるが、例えば、式(2)化合物1モ
ルに対して約1〜約10モル、より好ましくは約2
〜約3モル程度の使用量を例示できる。また、上
記第三級アミンの使用量も適宜に選択でき、例え
ば、式(2)化合物1モルに対して約1〜約30モル、
より好ましくは約5〜約10モル程度の使用量を例
示することができる。
上記脱水剤の例としては、例えばオキシ塩化リ
ン、塩化メタンスルホニル、塩化パラトルエンス
ルホニル、N−メチル−2−フルオロピリジニウ
ムパラトルエンスルホナート、ヨウ化N−メチル
−2−クロロピリジニウム等を挙げることができ
る。又、上記第三級アミンの例としては、例えば
トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロ
ピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリブチ
ルアミン、ピリジン、N,N−ジメチルアニリン
等を例示できる。
上述のようにして得られる反応生成物を減圧蒸
留して式(1)化合物を得ることができるが、該反応
生成物を塩基で更に処理することにより、純度、
収率を一層向上させることができ、本発明方法の
実施に好ましい態様である。
この好適態様によれば、上述のようにして得る
ことのできる反応生成物を、好ましくは芳香族溶
媒中、ハロゲン化金属の存在下、たとえば約50℃
〜約150℃、より好ましくは約70〜約80℃の如き
温度条件下、たとえば約10分〜約12時間、より好
ましくは約1時間程度、塩基と更に接触せしめる
ことができる。この際、反応粗生成物に対する該
ハロゲン化金属の使用量としては、例えば該式(2)
化合物1モル当り約0.01〜約10モル、より好まし
くは約0.1〜約1モル程度の使用量を例示するこ
とができる。又、上記塩基の使用量としては、式
(2)化合物1モルに対し、例えば約1モル〜約50モ
ル、より好ましくは約2〜約5モル程度の使用量
を例示できる。
又、上記好適態様の実施に溶媒を用いる際の該
芳香族溶媒の例としては、ベンゼン、トルエン、
キシレン等を例示できる。また、ハロゲン化金属
の例としてはヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム
等を例示できる。また上記塩基の例としては、例
えば1,5−ジアザビシクロ〔4,3,0〕ノン
−5−エン、1,4−ジアザビシクロ〔2,2,
2〕オクタン、1,5−ジアザビシクロ〔5,
4,0〕ウンデク−5−エントリエチルアミン、
トリプロピルアミン、ピリジンなどを挙げること
ができる。
反応生成物は溶媒を留去回収したのち、所望に
より減圧蒸留、カラムクロマトグラフイ等の手段
で精製することができる。該式(1)化合物は異性体
,,およびから成つており、この4種の
異性体は上述の精製手段により分離精製すること
ができる。また異性体,,およびの生成
比率はおよそ10:50:5:35〜15:40:15:30と
なる。
尚、本発明の前記式(2)化合物の持続性香気香味
賦与乃至変調剤としての利用は広い範囲に利用で
き、例えば式(2)化合物の4−(1−ヒドロキシ−
2−ブテニル)−3,5,5−トリメチル−2−
シクロヘキセン−1−オンを香気香味成分として
含有することを特徴とするタバコその他の嗜好品
を包含する飲食物類;式(2)化合物の4−(1−ヒ
ドロキシ−2−ブテニル)−3,5,5−トリメ
チル−2−シクロヘキセン−1−オンを香気成分
として含有することを特徴とする石鹸、洗剤、化
粧品類;式(2)化合物の4−(1−ヒドロキシ−2
−ブテニル)−3,5,5−トリメチル−2−シ
クロヘキセン−1−オンを香気香味成分として含
有することを特徴とする保健、衛生、医薬品類等
を提供することができる。例えば、タバコなどの
嗜好品類;ジユース類、果実酒類、乳飲料類、乳
酸菌飲料類、炭酸飲料などの如き飲料類;アイス
クリーム類、アイスキヤンデー類の如き冷菓類;
和、洋菓子類;ジヤム類;パン類;チユーインガ
ム、コーヒー、ココア、紅茶、お茶などの如き嗜
好物;を包含した各種の食品類や各種インスタン
ト飲料乃至食品類などに、そのユニークな香気香
味を賦与できる適当量を配合した飲食物類を提供
できる。また、例えば、シヤンプー、ヘアリンス
類、ヘアクリーム類、ポマード、その他の毛髪用
化粧料基剤;化粧石鹸その他の化粧洗顔基剤など
に、そのユニークな香気を賦与できる適当量を配
合した化粧品類が提供できる。
更に又、洗濯用洗剤類、消毒用洗剤類、防臭洗
浄類その他の各種の保健、衛生用洗剤類;歯みが
き、テイツシユ、トイレツトペーパーなどの各種
保健衛生材料類や医薬品類に、そのユニークな香
気香味を賦与できる適当量を配合もしくは施用し
た保健、衛生、医薬品類を提供できる。
以下、実施例により、本発明方法実施の一例に
ついて、更に詳しく説明する。
実施例 3,5,5−トリメチル−1−トリメチルシロ
キシ−1,3−シクロヘキサジエンの合成:− マグネシウム0.8モル(19.5g)、臭化メチル0.8
モル(76g)、および無水のジエチルエーテル350
gから臭化メチルマグネシウムを調製し、−10℃
下、塩化第二鉄2.0gを加え、更にイソホロン0.6
モル(83g)と無水のジエチルエーテル70gの溶
液を30分間で滴下し、1時間撹拌する。0℃下、
トリエチルアミン60ml、トリメチルクロロシラン
100ml、およびヘキサメチルリン酸トリアミド60
mlを加え、更に24時間撹拌する。反応液を氷水中
に注ぎヘキサンで抽出する。有機層を5%硫酸水
素カリウム水溶液、更に5%炭酸水酸ナトリウム
水溶液で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥す
る。溶媒を回収し、残液を減圧蒸留し、沸点89℃
〜90℃/18mmHgの留分として油状物3,5,5
−トリメチル−1−トリメチルシロキシ−1,3
−シクロヘキサジエン101g(収率80%)を得
た。IR:1655,1595,850cm-1、NMR(δ
TMSppm、inCCl4);0.13(s、9H)、0.90
(s、6H)、1.56(m、3H)、1.90(m、2H)、
4.75(m、2H) 4−(1−ヒドロキシ−2−ブテニル)−3,
5,5−トリメチル−2−シクロヘキセン−1
−オンの合成:− ジクロロメタン400g、クロトンアルデヒド0.5
モル(42g)、および3,5,5−トリメチル−
1−トリメチルシロキシ−1,3−シクロヘキサ
ジエン0.45モル(95g)の溶液に、−60℃中、三
フツ化ホウ素ジエチルエーテル錯体0.45モル(64
g)を1時間で滴下する。同条件で2時間撹拌し
たのち冷却した5%炭酸水素ナトリウム水溶液中
に注ぐ。水層はジクロロメタン抽出する。有機層
は無水硫酸マグネシウムで乾燥する。ジクロロメ
タンを回収し、残液を減圧蒸留に付して沸点126
℃〜140℃/0.9mmHgの留分として油状物4−(1
−ヒドロキシ−2−ブテニル)−3,5,5−ト
リメチル−2−シクロヘキセン−1−オン73g
(収率78%)を得た。ここで得られる上記化合物
は2種のジアステレオマーを含有し、シリカゲル
カラムクロマトグラフイにより分離することがで
きる。(SiO2溶媒ジエチルエーテル:ヘキサン=
1:1)異性体32g、異性体41gを得た。
異性体:IR;3450,1650,970cm-1、NMR
(δTMSppm、inCCl4):1.00(s、3H)、1.13
(s、3H)、1.66(d、3H)、1.80(d、1H)、
2.08(d、3H)、2.22(d、1H)、2.40(d、
1H)、3.40(brs、1H)、4.45(dd、1H)、5.50
(m、2H)、5.82(brs、1H)、 異性体:IR;3370,1645,985cm-1、NMR
(δTMSppm、inCCl4):0.98(s、3H)、1.15
(s、3H)、1.70(dd、3H)、1.93(d、3H)、1.6
〜2.0(m、2H)、2.68(d、1H)、3.52(brs、
1H)、4.55(brs、1H)、5.55(m、2H)、5.75
(brs、1H)、 4−(2−ブテニリデン)−3,5,5−トリメ
チル−2−シクロヘキセン−1−オンの合成
(参考例);− 塩化メタンスルホニル0.29モル(33g)とピリ
ジン1.2モル(95g)の溶液に、0℃下、4−(1
−ヒドロキシ−2−ブテニル)−3,5,5−ト
リメチル−2−シクロヘキセン−1−オン0.1モ
ル(20g)を加え、20℃下、2時間撹拌し、冷希
塩酸中に注ぐ。ジエチルエーテルで抽出し、エー
テル層は5%炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。エーテル
回収した残液を、トルエン200ml、ヨウ化ナトリ
ウム0.1モル(15g)、および1,5−ジアザビシ
クロ〔5,4,0〕ウンデク−5−エン0.3モル
(46g)の溶液に加え、80℃下、1時間撹拌す
る。冷却後、冷希塩酸中に注ぎ、水層をトルエン
抽出する。有機層は、5%炭酸水素ナトリウム水
溶液で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥す
る。トルエンを回収し、残液を減圧蒸留に付して
沸点110〜118℃/1.5mmHgの留分として油状物4
−(2−ブテニリデン)−3,5,5−トリメチル
−2−シクロヘキセン−1−オン13g(収率70
%)を得た。
ガスクロマトグラフイー(PEG20M、200℃、
H21.0Kg/cm2、N21.0Kg/cm2)により異性体,
,およびの生成比率は15:45:10:30とな
つており、またガスクロマトグラフイー分取によ
り分離精製し、以下のデータを得た。
異性体 IR;1665,1630,1590,730cm-1、NMR(δ
TMSppm、inCCl4):1.22(s、6H)、1.82
(d、3H)、2.20(s、2H)、2.23(d、3H)、
5.65(m、1H)、5.80(brs、1H)、6.30(m、
1H)、6.45(m、1H)、MSm/e;190(M+)、
175,148,147,133,122,119,105,91,79,
77,69,55,41,39 異性体 IR;1665,1635,1595,970cm-1、NMR(δ
TMSppm、inCCl4):1.19(s、6H)、1.85
(d、3H)、2.20(s、2H)、2.25(d、3H)、
5.80(brs、1H)、5.80(m、1H)、6.17(d、
1H)、6.45(m、1H)、MSm/e;190(M+)、
175,148,147,133,122,119,105,91,79,
77,69,55,41,39、 異性体 IR;1665,1582,725cm-1、NMR(δ
TMSppm、inCCl4):1.33(s、6H)、1.83
(d、3H)、2.10(d、3H)、2.25(s、2H)、
5.73(m、1H)、5.82(brs、1H)、6.55(m、
1H)、6.68(m、1H)、MSm/e;190(M+),
175,148,147,133,122,119,105,91,79,
77,69,55,41,39 異性体 IR;1670,1630,1585,968cm-1、NMR(δ
TMSppm、inCCl4):1.35(s、6H)、1.90
(d、3H)、2.08(d、3H)、2.26(s、2H)、
5.82(brs、1H)、5.90(m、1H)、6.45(d、
1H)、6.70(m、1H)、MSm/e;190(M+)、
175,148,147,133,122,119,105,91、79,
77,69,55,41,39。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式(2)、 で表わされる4−(1−ヒドロキシ−2−ブテニ
    ル)−3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキ
    セン−1−オン。 2 下記式(3)、 で表わされる3,5,5−トリメチル−1−トリ
    メチルシロキシ−1,3−シクロヘキサジエンと
    クロトンアルデヒドとを縮合反応せしめることを
    特徴とする下記式(2) で表わされる4−(1−ヒドロキシ−2−ブテニ
    ル)−3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキ
    セン−1−オンの製法。
JP1480480A 1980-02-12 1980-02-12 Preparation of 4- 2-butenylidene -3,5,5-trimethyl-2- cyclohexene-i-one, its novel intermediate, and its use Granted JPS56113729A (en)

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