JPS6150489B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6150489B2
JPS6150489B2 JP18140780A JP18140780A JPS6150489B2 JP S6150489 B2 JPS6150489 B2 JP S6150489B2 JP 18140780 A JP18140780 A JP 18140780A JP 18140780 A JP18140780 A JP 18140780A JP S6150489 B2 JPS6150489 B2 JP S6150489B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polysilsesquioxane
formula
dicarboxy
weight
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18140780A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57105422A (en
Inventor
Shozo Kato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP18140780A priority Critical patent/JPS57105422A/ja
Publication of JPS57105422A publication Critical patent/JPS57105422A/ja
Publication of JPS6150489B2 publication Critical patent/JPS6150489B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は式、Z3Si(CH2)nCHMaMb(但し、
式中、Zはハロゲン原子または炭素原子数1〜4
のアルコキシ基で、Ma及びMbは同種又は異種の
アルコキシカルボニル基またはシアノ基で、nは
正の数である。)で示される有機シラン化合物を
加水分解し、必要に応じ更にアルカリ金属イオ
ン、アルカリ土類金属イオン又はアンモニウムイ
オンを含む溶液と接触させることを特徴とする、
式、 (但し、式中、Xは水素原子、アルカリ金属、ア
ルカリ土類金属、アンモニウム又は炭素数1〜4
のアルキル基で、nは正の整数である。)で示さ
れる構造単位からなるポリシルセスキオキサンの
製造方法を提供するものである。 従来、ポリシルセスキオキサンの一部は、式O
1.5SiR(但し、Rは1価の有機基を表わす)で示
されるシルセスキオキサンを繰返し単位とし、モ
デル的には下記式 で示される一般に梯子状又は籠状の骨格構造を有
する重合体化合物であることが知られていて、撥
水処理剤、潤滑剤、触媒、有機珪素化合物の合成
中間体等として広く利用されている。 また最近、有機珪素化合物の生理活性及び薬理
活性に関する研究も行なわれ、既に2〜3の報告
が行なわれて注目を集めている。 本発明者は各種のポリシルセスキオキサンを合
成し、それらの生理活性につきいろいろと研究を
行なつて来た。その結果、新規なポリシルセスキ
オキサンである下記式、 (但し、Xは水素原子、アルカリ金属、アルカリ
土類金属(但し、アルカリ土類金属をMとすると
き、X=M/2で表わされる)、アンモニウム又
は炭素数1〜4のアルキル基で、nは正の整数を
表わす)で示される構造単位を有するポリシルセ
スキオキサンの新規な製造方法を見出し、本発明
を完成しここに提案するに至つた。 即ち、本発明は、式、Z3Si(CH2)nCHMaMb
(但し、式中、Zはハロゲン原子または炭素原子
数1〜4のアルコキシ基で、Ma及びMbは同種又
は異種のアルコキシカルボニル基またはシアノ基
で、nは正の数である。)で示される有機シラン
化合物を加水分解し、必要に応じ更にアルカリ金
属イオン、アルカリ土類金属イオン、又はアンモ
ニウムイオンを含む溶液と接触させることを特徴
とする、式、 (但し、式中、Xは水素原子、アルカリ金属、ア
ルカリ土類金属、アンモニウム又は炭素数1〜4
のアルキル基で、nは正の整数である。)で示さ
れる構造単位からなるポリシルセスキオキサンの
製造方法である。 本発明で得られるポリシルセスキオキサンは前
記一般式で示される構造単位を有するものであ
る。該一般式中、nは1以上の整数であれば厳密
に制限されるものではないが、原料化合物の入手
容易性の観点から一般は10以下の整数が好まし
く、特に3又は4が最も入手が容易である。また
本発明のポリシルセスキオキサンは前記一般式で
示される構造単位の繰返しの数が必ずしも明確に
決定しているものではなく、製造条件などのちが
いで一般には3〜15の繰返しで構造される場合が
多い。最も一般的な製造条件下では約7〜8の繰
返しで構成される場合が多い。これらの繰返し単
位の数は平均値で表わされるもので、前記モデル
的に表示した如く三次元籠状の重合体と推定さ
れ、特別のものを除き繰返し数を明確にすること
はむずかしい場合が多い。 本発明で得られるポリシルセスキオキサンは前
記一般式の構造単位を有することが特徴であるが
その確認は一般に次のようにして決定すればよ
い。 前記一般式で示される本発明のポリシルセスキ
オキサンは前記したようにSi―O―Si結合を介し
て得られるオリゴマー或いはポリマーである。本
発明のポリシルセスキオキサンの代表的な製造条
件については後述する通りである。 一般に原料の加水分解によつて得られるが該加
水分解は通常温和な条件で行なわれるため、原料
のシラン化合物における珪素原子に直結した有機
基は不変のまま、あるいは条件によつては官能基
部分が小変化するのみで、加水分解した後も対応
するポリシルセスキオキサン化合物に残存するこ
とになる。ここで上記加水分解によつて官能基が
小変化する例としてはアルコキシカルボニル基か
らカルボキシル基(COOR→COOH)、シアノ基
からカルボキシ基(CN―COOH)などへの変化
例が挙げられる極く限られたものである。すなわ
ち、本発明のポリシルセスキオキサン化合物の構
造は、原料として用いるシラン化合物の構造によ
く対応するものである。従つて原料となるシラン
化合物の構造を確認しておきさえすれば対応する
ポリシルセスキオキサン化合物の同定は極めて容
易であり、通常元素分析と赤外吸収スペクトルを
測定することによつて確実に同定することができ
る。例えば原料のシラン化合物を加水分解して合
成した試料(本発明で用いるポリシルセスキオキ
サンに相当する。)につき、元素分析を行なうこ
とによつてC.H.N.Si元素及び金属元素が存在す
るときは金属元素の重量%を求め、さらに認知さ
れた各元素の重量%の和を100から減じることに
より、酸素元素の重量%を決定することができ
る。従つて該試料であるポリシルセスキオキサン
の組成式が確実に決定できる。さらに該試料につ
いて臭化カリウム錠剤法により、赤外吸収スペク
トルを測定し、該ポリシルセスキオキサン分子内
に存在する化学結合、官能基の種類を確認するこ
とができる。たとえば第1図、第2図及び第3図
に、それぞれ代表的なポリシルセスキオキサンで
あるδ―(ジエトキシカルボニル)ブチルポリシ
ルセスキオキサン、δ―(ジカルボキシ)プチル
ポリシルセスキオキサンおよびω―(ジカルボキ
シ)ペンチルポリシルセスキオキサンの赤外吸収
スペクルを示した。第1図におけるδ―(ジエト
キシカルボニル)ブチルポリシルセスキオキサン
では2980および2930cm-1にC―H結合に基づく吸
収、1730cm-1に極めて強いエステル基のカルボニ
ル結合に基づく吸収、1350〜970cm-1にSi―O結
合に基づく吸収、ならびに1500〜600cm-1に特徴
的なδ―(ジエトキシカルボニル)ブチルポリシ
ルセスキオキサン固有の吸収を示す。また第2図
におけるδ―(ジカルボキシ)ブルポリシルセス
キオキサンでは3750〜2280cm-1にカルボキシル基
のOH結に基づく吸収、1720cm-1に強く、幅広い
カルボキシル基のカルボニル結合に基づく吸収、
1350〜950cm-1にSi―O結合に基づく吸収、なら
びに1500〜600cm-1に特徴的なδ―(ジカルボキ
シ)ブチルポリシルセスキオキサン固有の吸収を
示す。第1図と第2図とを比較すれば明らかな様
に、δ―(ジエトキシカルボニル)ブチルポリシ
ルセスキオキサンとδ―(ジカルボキシ)ブチル
ポリシルセスキオキサンとは、アルキル基の鎖長
さは共に同じであり、両分子で異なるところは末
端に存在するジエトキシカルボニル基とジカルボ
キシ基のみであるが、3750〜2280cm-1領域に現わ
れるOH結合に起因する吸収帯の有無、1720〜
1730cm-1付近に現われるカルボニル結合に起因す
る吸収帯の幅広さの違いによつて確実に両構造を
同定することができる。また、δ―(ジカルボキ
シ)ブチルポリシルセスキオキサンとω―(ジカ
ルボキシ)ペンチルポリシルセスキオキサンと
は、末端に存在する官能基は共にジカルボキシ基
であつて同じであるが、アルキル基の鎖長さが異
なつている。第2図及び第3図に示した赤外吸収
スペクトルを比較すると3750〜2280cm-1領域およ
び1720cm-1付近に現われるカルボキシル基に基づ
く吸収帯は酷似しているが、1500〜600cm-1領域
における特徴的な固有の吸収群は明らかに異なつ
ており、充分それぞれの構造を同定し得るもので
ある。また、官能基がカルボキシ基の金属塩であ
る場合には、カルボニル結合に起因する赤外吸収
帯は低波数側(約80cm-1程度)にずれると言う特
徴がある傾向を示し、また、酸性とすることによ
つて対応する遊離のカルボキシル誘導体に変換し
て容易に同定することが可能である。 このようにして構造を同定したポリシルセスキ
オキサンは、末端基の種類(ジエステル、ジカル
ボキシ、ジカルボキシ金属塩)に拘わらず、一般
に無定形の白色固体である。ポリシルセスキオキ
サンがジカルボキシ基を有する場合にはアルカリ
に溶けやすく、アルキル基の鎖の長さにより多少
その程度は異なるが、モノカルボキシル基を末端
に有するアルキルポリシルセスキオキサンよりも
水溶性である。またアルコール系溶媒にはごくわ
ずか溶解する傾向にあるが、ベンゼン、クロロホ
ルム、石油エーテルなど極性の低い一般有機溶媒
には溶解しない。対応するカルボン酸金属塩も
種々の溶媒に対する溶解度は上記したジカルボン
酸誘導体と同様な傾向を示す。ジエステル誘導体
の場合には水、アルカリに対する溶解度はジカル
ボン酸誘導体に比べてさらに小さいが、逆に一般
有機溶媒に対してはごくわずか溶ける場合や、膨
潤する場合もある。本発明で用いられるポリシル
セスキオキサンは、極めて熱的に安定であり、一
般的に150℃以下ではほとんどその形状に変化が
ない。 前記した如く本発明で得られるポリシルセキオ
キサンは原料として用いるシラン化合物の構造に
よく対応するもので、原料となるシラン化合物の
構造を確認しておくことも重要な同定の手段とな
る。本発明の原料をあげれば次の一般式 Z3Si(CH2)nCHMaMb ……(1) (式中、Zはハロゲン原子または炭素原子数1〜
4のアルコキシ基、Ma,Mbは同種又は異種のア
ルコキシカルボニル基またはシアノ基、nは正の
数を表わす) で示されるオルガノトリハロゲノシラン化合
物、オルガノトリアルコキシシラン化合物等の有
機シラン化合物である。上記一般式で示される有
機シラン化合物はそれ自体新規な化合物であるも
のが多く、一般には末端に二重結合を有するアル
キルマロン酸誘導体にトリハロゲノシランあるい
はトリアルコキシシランを白金化合物などの触媒
の存在下に付加させる、いわゆるヒドロシリル化
反応による製造法と、トリハロゲノシリルアルキ
ルハロゲン化合物あるいはトリアルコキシシリル
アルキルハロゲン化物とマロン酸誘導体の金属塩
との縮合反応による製造法を利用する場合が多
い。たとえば、前記ヒドロシリル化反応例として
は、塩化白金酸存在下におけるアリルマロン酸ジ
エチルとトリクロロシランとの反応によるγ―ジ
(エトキシカルボニル)ブチルトリクロロシラン
の製造例、後記縮合反応例としてはγ―ヨードプ
ロピルエトキシシランとマロン酸ジエチルのナト
リウム塩との反応によるγ―(ジエトキシカルボ
ニル)ブチルトリエトキシシランの製造例が挙げ
られる。 上記本発明の原料となる前記(1)式で示されるシ
ラン化合物は前記ポリシルセスキオキサンの確認
と同様な手法で、或いは後述する参考例1及び2
に示すような手法で前記(1)式で表わされることを
確認しておくのが好ましい。この原料の構造式或
いは種々の測定データーが前記した如く本発明の
ポリシルセスキオキサンの構造決定に有利に利用
される。 本発明のポリシルセスキオキサンの製造方法は
下記に説明する通りである。 前記(1)式で示されるシラン化合物は一般に液体
であり、該液状のシラン化合物を公知の方法で加
水分解し縮合させることによつて本発明のポリシ
ルセスキオキサンを得ることが出来る。たとえば
γ―(ジエトキシカルボニル)ブチルポリシルセ
スキオキサンはγ―(ジエトキシカルボニル)プ
チルトリクロロシランを必要な水の存在下に加水
分解して得られる。また、γ―(ジカルボキシ)
プチルポリシルセスキオキサンはγ―(ジエトキ
シカルボニル)ブチルポリシルセスキオキサンを
さらに激しい条件下、たとえばアルカリまたは塩
の存在下に加水分解することによつて得られる。
さらにまた、上記で得られた(ジカルボキシ)ア
ルキルポリシルセスキオキサンに対応するカルボ
ン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩およ
びアンモニウム塩は、たとえば該ポリシルセスキ
オキサンを水またはアルコール、アセトニトリ
ル、N,N―ジメチルホルムアミドなどの溶媒に
溶解させるか懸濁させた後に、該溶液に当量の対
応するアルカリ水溶液または固体アルカリを添加
することによつて、或いはアンモニウム塩などの
場合にはアンモニアガスを導入することによつて
得られる。 前記加水分解の条件は特に限定される公知の条
件から選んで決定すればよい。一般に反応性は原
料のシラン化合物の構造・種類等によつて異な
り、例えばトリクロロシランは温和な条件でも十
分に反応が進行するが、トリアルコキシシランは
多少高温を必要とするものが多いので必要に応じ
て適宜反応温度と反応時間を決定すればよい。一
般には反応温度−20℃〜150℃、好しくは−5℃
〜80℃の範囲で、数分〜40時間反応させるのが最
も広く利用される。 前記(1)式で示される原料のシラン化合物は一般
に液状であるのに対して、前記反応で得られる本
発明のポリシルセスキオキサンは固体状のオリゴ
マーないしポリマーである。またポリシルセスキ
オキサンは前記加水分解の条件が穏やかである
程、得られるポリシルセスキオキサンの分子量は
小さくなる傾向がある。従来からポリシルセスキ
オキサンは一般式(O1.5SiN)nで表わされ、そ
の構造は主として三次元籠状の環状物(4〜12量
体、即ちn=4〜12)から成ることが知られてお
り〔たとえば、熊田、大河原共著「有機珪素化
学」第271〜280頁参照〕、本発明においてもこの
程度の重合度(4〜12量体)のものが製造される
代表的なものと思われる。 本発明で得られるポリシルセスキオキサンは、
後述する実施例において立証されているとおり、
マウスにおけるエールリツヒ腹水癌に対して極め
て強力な制癌効果を示し、しかも温血動物に対す
る毒性も低く、制癌剤として各種癌の予防、治療
または処理のために使用することができる。 しかして制癌剤は経口、非経口(たとえば筋
注、精注、皮下、腹腔内、直腸内)または局所投
与のいずれによつても患者に投与することがで
き、その際の有効成分であるポリシルセスキオキ
サンの有効投与量は、投与すべき患者の年令、体
重、症状の軽重、癌の種類等に応じて異なるが、
一般には、800〜1mg/Kg/日、好ましくは500〜
10mg/Kg/日とすることができる。該1日の投与
量は1日1回のみ又は1日数回(3〜5回)に分
けて投与することができる。また、上記の投与量
は単なる指針であり、処置を行なう医師の判断に
より、上記範囲を越えて投与することも可能であ
ることはいうまでもない。 上記有効成分の投与に当つて、上記ポリシルセ
スキオキサンは、希望とする投与方法(経口、非
経口又は局所)に応じて、種々の剤形に製剤する
ことができる。 例えば、経口投与に際しては、錠剤、丸薬、糖
衣錠、散薬包、顆粒、シロツプ、カプセル剤等の
剤形に製剤することができ、また、非経口投与に
際しては、溶液又は懸濁液、坐薬等の剤形に製剤
することができ、さらに局所投与に際しては、軟
膏、硬膏、クリーム等の剤形に製剤することがで
きる。 これら製剤中における有効成分の濃度は特に制
限されるものではなく、剤形に応じて広範に変え
ることができるが、一般には0.05〜90重量%、好
ましくは1〜6重量%程度の濃度とすることがで
きる。 上記製剤に使用しうる賦形剤としては当該分野
で常用されているものはいずれも使用可能であ
り、固体形態の製剤に対しては、例えば、乳糖、
しよ糖、でん粉、グリシン、結晶セルロース、マ
ンニツト、ステアリン酸マグネシウム、流動パラ
フイン、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム等
が挙げられ、また、液体形態の製剤に対しては、
例えば生理食塩水、界面活性剤液、ぶどう糖液、
アルコール、エステル類等が挙げられる。 かかる製剤の具体例を示せば次のとおりであ
る。 製剤例1:注射剤 前記の構造単位から成るポリシルセスキオキサ
ンの所定量を含有するようにバイアルに無菌的に
分配し、密封して水分およびバクテリアを除去す
る。使用前にリドカイン0.5%を含む生理食塩水
の所定量を添加して注射剤とするとよい。 製剤例2:カプセル剤 ステアリン酸マグネシウム0.6重量部に乳糖4.5
重量部を加えて撹拌混合することにより均一と
し、さらに乳糖5重量部と結晶セルロース10重量
部を加えて混合する。この混合物に予め微粉末化
した前記式の構造単位からなるポリシルセスキオ
キサン20重量部を加えて、再度混合することによ
り調製粉末を得る。この粉末をカプセル充填機を
用いゼラチンカプセルに充填することによりカプ
セル剤を製造するとよい。 製剤例3:軟こう剤 ステアリルアルコール10重量部、流動パラフイ
ン20重量部およびワセリン160重量部を80℃に加
温溶解した後、コレストロール0.5重量部ならび
に微粉末化した前記式の構造単位からなるポリシ
ルセスキオキサン10重量部をよく撹拌しながら加
え、さらによく撹拌を行つた後室温に放置し、適
当な硬さにして軟こう剤を得るとよい。 製剤例4:錠 剤 前記式の構造単位からなるポリシルセスキオキ
サン25重量部とマンニツト20重量部を良く混合粉
砕した後、でんぷん糊として馬鈴署でんぷん4.7
重量部を加えて粒状化する。 この粒子を60メツシユふるいを通し、乾燥して
所定の重量とし16メツシユふるいにかける。次
に、この粒子をステアリン酸マグネシウム0.3重
量部と混合して、なめらかにし、通常の方法によ
り錠剤成型機により圧縮して適当な大きさの素錠
とすればよい。 以下に本発明を更に具体的に説明するため参考
例及び実施例を挙げて説明するが本発明はこれら
の参考列、実施例に限定されるものではない。 参考例 1 (γ―トリクロロシリル)プロピルマロン酸ジ
エチルの製造; アリルマロン酸ジエチル(32.60g.,
163mmole),ヘキサン(80ml),トリクロロシラ
ン(27.14g.,200mmole)および塩化白金酸6水
和物(70mg)のイソプロピルアルコール(1ml)
溶液からなる混合物を8時間加熱還流した後、揮
発分を蒸留除去した。残渣を2回真空蒸留するこ
とにより、沸点104〜106℃/1mmHgの無色液体
(32.50g)を得た。この液体の元素分析値はH5.10
%,C36.09%,Cl29.54%なる値を示し、C1017
O2Cl3Siなる組成式に対する理論値H5.11%,
C35.78%,Cl31.69%に一致した。また質量分析
を行なつたところm/e337と335に分子イオンピ
ーク(M),293,291および289にM−OEtの
ピーク,173にCH2CH(COOEt)2の特徴的な
ピークを示した。さらに赤外吸収スペクトルを測
定したところ1750と1730cm-1にエステル基に基づ
く吸収を示した。上記の結果より、真空蒸留によ
つて得られた無色液体は(γ―トリクロロシリ
ル)プロピルマロン酸ジエチルであることが明ら
かとなつた。収率は用いたアリルマロン酸ジエチ
ルに対し、59.5%(97mmole)であつた。 実施例 1 δ―(ジエトキシカルボニル)ブチルポリシル
セスキオキサンの製造; 参考例1で得た(γ―トリクロロシリル)プロ
ピルマロン酸ジエチル(16.52g.,49.2mmole)の
ベンゼン溶液(50ml)を氷水(450ml)に適下し
た。室温で一夜撹拌した後、ベンゼン層を分離
し、硫酸ナトリウムで乾燥した。ベンゼンを留去
することにより、δ―(ジエトキシカルボニル)
ブチルポリシルセスキオキサンを弾性のある白色
固体として得た。元素分析を行なつたところ
H6.92%,C40.67%なる値を示し、2水和物とし
ての値H7.31%,C41.51%に一致した。重量は
12.08gであつた。なお赤外吸収スペクトルにおい
て1730cm-1にエトキシカルボニル,1350〜970cm-
にSi―Oの特性吸収を示した。 実施例 2 δ―(ジカルボキシ)ブチルポリシルセスキオ
キサンの製造; 実施例1で得たδ―(ジエトキシカルボニル)
ブチルポリシルセスキオキサン(5.36g)に10%
水酸化ナトリウム水溶液(40ml)を加えるとわず
かに発熱した。室温で2日間撹拌した後、塩酸を
加えて弱酸性とした。生成した固体を温水でよく
洗滌した後、濾過水洗し、乾燥することにより、
δ―(ジカルボキシ)ブチルポリシルセスキオキ
サンを白色固体として得た。赤外吸収スペクトル
を測定したところ、1720cm-1にカルボキシル基,
1350〜950cm-1にSi―O結合に基づく吸収を示し
た。さらに元素分析を行なつたところ、H4.67
%,C34.56%なる値を示し、δ―(ジカルボキ
シ)ブチルポリシルセスキオキサン(組成式
C6H9O5.5Si)に対する計算値H4.60%,C36.56%
に一致した。収量は3.43gであつた。 参考例 2 (δ―トリクロロシリル)ブチルマロン酸ジエ
チルの製造; ブテニルマロン酸ジエチル(17.95g.,
83.8mmole),ヘキサン(84ml),トリクロロシラ
ン(17.1g.,126mmole)および塩化白金酸6水
和物(60mg)のイソプロピルアルコール(1ml)
溶液からなる混合物を15時間加熱還流した後、低
沸点留分を蒸留により除去した。残渣を2回真空
蒸留することにより、沸点153〜154℃/0.7mmHg
の無色液体(14.74g)を得た。この液体の元素分
析値はH5.65%、C38.17%、Cl28.77%,Si8.00%
なる値を示し、C1119O4Cl3Siなる組成式に対す
る理論値H5.48%,C37.78%,Cl30.42%,Si8.03
%に一致した。また赤外吸収スペクトルを測定し
たところ、1730cm-1にエステル基に基づく吸収を
示した。上記の結果より、真空蒸留によつて得ら
れた無色液体はδ―(トリクロロシリル)ブチル
マロン酸ジエチルであることが明らかとなつた。
収率は用いたブテニルマロン酸ジエチルに対して
50.3%(42.2mmole)であつた。 実施例 3 ω―(ジカルボキシ)ペンチルポリシルセスキ
オキサンの製造; 参考例2で得たδ―(トリクロロシリル)ブチ
ルマロン酸ジエチル(10.04g)のベンゼン(50
ml)溶液(50ml)を氷水(500ml)に適下した。
室温で一夜撹拌した後、10%水酸化ナトリウム水
溶液(80ml)を加え3時間室温で撹拌した。反応
混合物を湯浴上で加熱することによりベンゼンを
留去し、冷却後塩酸を加えて弱酸性とした。溶液
を放置して生成した沈殿を濾取・乾燥することに
よりω―(ジカルボキシ)ペンチルポリルセスキ
オキサン(4.77g)を白色固体として得た。元素
分析値は2水和物に一致した。なお、赤外吸収ス
ペクトルを測定したところ1740cm-1に幅広いカル
ボキシル基に基づく吸収を示し、該シルセスキオ
キサンであることを確認した。 実施例 4 実施例1で得たδ―(ジエトキシカルボニル)
ブチルポリシルセスキオキサンを界面活性剤ツイ
ーン80を含む生理食塩水に加えて規定量の試料を
含む懸濁液である3種類の試料溶液(5012mg/
Kg,3162mg/Kgおよび1000mg/Kgの投与量を作成
した。この試料溶液を用いて体重20g前後の
CDF1系マウスの雄6匹および雌2匹の腹腔内に
注射投与して20日間試験を行ない、急性毒性値を
リツチフイールドとウイルコクソンの方法により
LD50を求めたところ、5012mg/Kg以上であつ
た。 実施例 5 実施例2で得たδ―(ジカルボキシ)ブチルポ
リシルセスキオキサンをツイーン80を含む生理食
塩水に加えて投与量に応じて規定量の試料を含む
懸濁液である5種類の試料液を調製した。この試
料液を用いて、5012mg/Kg、3162mg/Kg,2512
mg/Kg,1995mg/Kgおよび1585mg/Kgの投与量と
した以外は実施例4と同様な方法でLD50を求め
た結果、1950mg/Kgであつた。 実施例 6 実施例3で得たω―(ジカルボキシ)ペンチル
ポリシルセスキオキサンを実施例4と全く同様な
方法でLD50を求めたところ、5012mg/Kg以上で
あつた。 実施例 7 第1表に示す各種の構造単位を有するポリシル
セスキオキサンを用いて、マウスのエールリツヒ
腹水癌に対する抗癌活性を試験した。即ち、ポリ
シルセスキオキサンを前記実施例4に記載した方
法で調製した注射剤を、エールリツヒ癌細胞数5
×106個を有するスイスマウス(雄)6匹の腹腔
内に0.5mlづつ9日間連続注射投与した。その60
日間にわたる延命効果の結果から、平均生存日数
(MST)を求め、対照群(30匹)の平均生存日数
と比較することによりT/C(%)を算出した。
即ち、平均生存日数を験体(T)と対照体(C)
について求め、T/C×100(%)で算出した。
概値は6匹の験体中4匹目が死亡した日数を平均
生存日数とし、これを対照体から同様に求めた平
均生存日数で除した値に100を掛けることにより
求められる。なお実施例(第1表)には電算機を
用いて算出した正確な値を記載した。
【表】 実施例 8 第2表に示す各種の構造単位を有するポリシル
セスキオキサンを合成し、該重合体を用いて実施
例7と同様な方法でマウスのエールリツヒ腹水癌
に対する効果を試験した。その結果を第2表に併
記した。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図はそれぞれ本発明の
代表的なポリシルセスキオキサンであるδ―(ジ
エトキシカルボニル)ブチルポリシルセスキオキ
サン,δ―(ジカルボキシ)ブチルポリシルセス
キオキサン及びω―(ジカルボキシ)ペンチルポ
リシルセスキオキサンのそれぞれ赤外吸収スペク
トルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式、Z3Si(CH2)nCHMaMb(但し、式中、
    Zはハロゲン原子または炭素原子数1〜4のアル
    コキシ基で、Ma及びMbは同種又は異種のアルコ
    キシカルボニル基またはシアノ基で、nは正の数
    である。)で示される有機シラン化合物を加水分
    解し、必要に応じ更にアルカリ金属イオン、アル
    カリ土類金属イオン、又はアンモニウムイオンを
    含む溶液と接触させることを特徴とする、式、 (但し、式中、Xは水素原子、アルカリ金属、ア
    ルカリ土類金属、アンモニウム又は炭素数1〜4
    のアルキル基で、nは正の整数である。)で示さ
    れる構造単位からなるポリシルセスキオキサンの
    製造方法。
JP18140780A 1980-12-23 1980-12-23 Polysilsesquioxane Granted JPS57105422A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18140780A JPS57105422A (en) 1980-12-23 1980-12-23 Polysilsesquioxane

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18140780A JPS57105422A (en) 1980-12-23 1980-12-23 Polysilsesquioxane

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59002729A Division JPS59144789A (ja) 1984-01-12 1984-01-12 オルガノシラン化合物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57105422A JPS57105422A (en) 1982-06-30
JPS6150489B2 true JPS6150489B2 (ja) 1986-11-05

Family

ID=16100214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18140780A Granted JPS57105422A (en) 1980-12-23 1980-12-23 Polysilsesquioxane

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57105422A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57105422A (en) 1982-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4751570B2 (ja) オルガノポリシロキサン変性多糖類およびその製造方法
US2438055A (en) Preparation of salts of monoorgano silanols
JPS637194B2 (ja)
Moreau et al. Nanostructuring organo-silicas: combination of intermolecular interactions and molecular recognition properties to generate self-assembled hybrids with phenylene or adenine⋯ thymine bridging units
Marans et al. Preparation of Organofluorosilanes Using Aqueous Hydrofluoric Acid1
Speier et al. Preparation and properties of Trimethylsilylmethanol
JPS6150489B2 (ja)
JPS6147166B2 (ja)
Bochkarev et al. Reactions of cyclopentadienyl-naphthalene complexes of lutetium with C-and N-unsaturated compounds: molecular and crystal structure of [CpLu (DME)] 2 [1, 1-μ-4, 4-μ-(Ph) C(Ph) C= C (Ph) C (Ph)]
Carlson et al. Organosilicon rotanes
JPH0144194B2 (ja)
EA017521B1 (ru) Комплексное соединение платины и его применение
JPH0326699B2 (ja)
JPS6232213B2 (ja)
JPH0326698B2 (ja)
JPS6147164B2 (ja)
JPS59170123A (ja) ポリシルセスキオキサン
JPS58225125A (ja) ハロアルキルウレイド基置換ポリシルセスキオキサン
Sünkel et al. Coordination Chemistry of Perhalogenated Cyclopentadienes and Alkynes, XXXII [1]. Hydrolysis of Cymantrenyl-chlorosilanes [C5X5-n (SiMe2Cl) n] Mn (CO) 3 (n≥ 3) and Formation of Cyclopentadienyl-annelated 1, 2, 5-Oxadisiloles
JPH0326215B2 (ja)
Dinger et al. Insertion reactions of platinum (II) ureylene complexes
JPH0680067B2 (ja) シラトラン化合物
JPS6147165B2 (ja)
JP3563811B2 (ja) ポリフルオロアラルキルシラン誘導体およびその製造方法
JPH0326700B2 (ja)