JPS631485B2 - - Google Patents

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JPS631485B2
JPS631485B2 JP13325082A JP13325082A JPS631485B2 JP S631485 B2 JPS631485 B2 JP S631485B2 JP 13325082 A JP13325082 A JP 13325082A JP 13325082 A JP13325082 A JP 13325082A JP S631485 B2 JPS631485 B2 JP S631485B2
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boiler
water
signal
steam load
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JP13325082A
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Tadao Fujita
Shin Taniguchi
Ichiro Hiraiwa
Tadashi Watanabe
Susumu Yagishita
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Ebara Corp
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Publication date
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Publication of JPS631485B2 publication Critical patent/JPS631485B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はボイラ系における水管のスケール付
着を防止するために清缶剤を投入する制御装置に
係わり、特に、ボイラ系の蒸気負荷率を所定時間
にわたり測定し、計測期間中の蒸気負荷率が予定
の基準蒸気負荷率より小さい低蒸気負荷率である
場合に、予め定常投入量の清缶剤が投入されてい
る缶水中に基礎投入量の清缶剤を投入するように
したボイラ系における清缶剤の基礎投入制御装置
に関する。
一般に、ボイラ系を長時間運転すると、缶水が
濃縮化されるので、缶水中に含まれるカルシユウ
ム、マグネシユウム、シリカ等の不純物濃度が増
大し、これが水管内面に析出付着してスケールに
成長するものである。そして、スケールが熱の不
良導体であるために、スケールの付着はボイラ系
の熱交換の効率を低下させるばかりか、水管を高
温度に至らしめ、ついには、焼損をも招くことが
知られている。
而して、かかる不都合に対処するために、ボイ
ラ系の運転中に継続して定常投入量の清缶剤を給
水中に投入してスケールの付着を防止することが
知られており、例えば、給水それ自体に予め所定
量の清缶剤を注入したり、あるいは、給水ポンプ
に連動させて所定量の清缶剤を缶水中に投入した
りしている。
また、ボイラの水管内のスケール付着を防止
し、しかも、ボイラ系の腐蝕を最小限に留めるた
めには、ボイラ系における缶水のペーハ濃度をPH
11.0〜11.8にすればよいことが経験的に知られて
いる。
そこで、ボイラ系の運転に伴つてボイラ系の缶
水が徐々に濃縮化されること、及びその濃縮化の
割合がボイラ系における蒸気負荷率に依存してい
ることを考慮して、給水中のペーハ濃度がPH7.0
〜7.5程度になるように清缶剤の定常投入量が定
められている。
すなわち、清缶剤の定常投入量が過大だと、給
水のペーハ濃度が大きくなつて給水がアルカリ性
となり、ボイラが高蒸気負荷率で運転されると缶
水濃縮状態となり易い。このような缶水の濃縮状
態においては、缶水中に含まれる溶解固形分等の
不純物の濃度が増大して、缶水表面に気泡が生
じ、かかる気泡が気水境界面を離れて蒸気中に混
入してキヤリーオーバーが生じ、ボイラ系に接続
されたバルブ等の関連機器の損傷を招くことが知
られている。このようなキヤリーオーバーを防止
するためには、缶水を頻繁にブローする必要があ
るが、一般に、ブローはボイラ系を停止させて行
なわなければならず、ボイラの保守管理が煩雑と
なる。
一方、清缶剤の定常投入量が過小だと、給水の
ペーハ濃度が低くなつて給水が中性となり、ボイ
ラが低蒸気負荷率で長時間運転されると、缶水の
濃縮が促進されず、缶水のペーハ濃度が長時間低
いままとなり、好適なPH11.0〜11.8になかなか到
達しない。しかして、水管の腐蝕が早まつてしま
う。
そこで、種々の蒸気負荷率において、好適なPH
11.0〜11.8でボイラ系を運転できる確率を向上す
るため、定常投入量を少なめに設定し、ボイラが
低蒸気負荷率で運転されていることを操作者に監
視させ、低蒸気負荷率の場合に限つて基礎投入量
分の清缶剤を定常投入量に対して手動で付加的に
投入し、以つて、低蒸気負荷時には、缶水のペー
ハ濃度が従来に比べて早く好適PHに到達するよう
にし、高蒸気負荷時には、すぐに缶水濃縮状態に
ならないようにすることが行われている。
しかしながら、ボイラの運転状態が低蒸気負荷
率か否かの判断を運転者に委ねると、その判断が
熟練を要する程に難しいので不正確となり、ま
た、基礎投入操作が非常に煩雑であるので懈怠さ
れ易い。従つて、ボイラが低蒸気負荷率で運転さ
れているのに基礎投入を行わないとボイラ系の腐
蝕が早まり、逆に、高蒸気負荷率で運転されてい
るのに基礎投入が行われると、缶水がより一層早
く濃縮状態になつてしまい、キヤリーオーバーが
生じるという欠点がある。
この発明の目的は、上記従来技術に基づく清缶
剤の基礎投入の要否の判断の難しさ及び基礎投入
操作の煩雑さという問題点に鑑み、特定の計測期
間中のボイラの蒸気負荷率を計測し、その負荷率
に基づいて基礎投入の要否を判定するとともに、
基礎投入が必要と判定されたときには基礎投入量
の清缶剤を水管に投入することができるボイラ系
における清缶剤の基礎投入制御装置を提供せんと
するものである。
上記目的に沿うこの発明の構成は、特定の計測
期間中の加熱装置の動作状態を監視してボイラの
蒸気負荷率を計測し、予め設定した基準蒸気負荷
率と蒸気負荷率との大小関係を判定し、低蒸気負
荷率と判定されたときに、水管中に基礎投入量の
清缶剤を自動的に投入するようにしたことを特徴
とするものである。
さて、後続するこの発明の実施例の説明に先が
けて、この発明の構成を付設することができる典
型的な小形ボイラ系の構成及び動作を説明すれば
以下の通りである。
第1図Aは、かかるボイラ系の構成を示すブロ
ツク説明図であり、ボイラ1はその断面が示され
ている。
第1図Bは、第1図AにおけるA−A断面図で
ある。
図において、ボイラ1の内部には、壁1aの内
周面に沿つて多数の水管1bが立設され、水管1
bは中空筒状体から成り、その下端部は環状の下
部管寄せ1c(水室)に、そして、その上端部は
同じく環状の上部管寄せ1d(蒸気室)にそれぞ
れ連通し、下部管寄せ1c及び水管1bの下部に
は、缶水が収納される。
水管1bで囲まれたボイラ1の中心部には、燃
焼室1eが形成される。ボイラ1の上部には、電
動機1fで駆動されるブロア1gに連通する風道
1hが設けられ、風道1h内には、ノズル棒1i
と電極棒1jが垂設される。
燃焼室1eの下端部は、多数の水管1bの中空
部を経て煙道1kに連通する。上部管寄せ1dか
らは、連通管1lが壁1a外に延びて下部管寄せ
1cに連通する。
連通管1lの中間部には、缶水水位を目視可能
に表示する水位ゲージ1mと水位検出部2が介装
される。水位検出部2には、給水制御部3が接続
され、その出力端子は給水ポンプ4を駆動する電
動機4aに接続される。給水ポンプ4の導入管は
図示しない水源に連通し、その吐出管は下部管寄
せ1cに連通する。
更に、連通管1lの上部には、蒸気圧計測部5
が接続され、その出力端子は燃焼制御部6に接続
される。燃焼制御部6からは、制御信号線6a′〜
6c′が延びて電動機1f、電極棒1j、燃料ポン
プ6d′のそれぞれに接続される。燃料ポンプ6
d′の導入管は図示しない燃料タンクに連通し、そ
の吐出管はノズル棒1iに連通する。そして、下
部管寄せ1cからはブロー管1nが延びて、ブロ
ーコツク1pを介して図示しない排水路に連通
し、上部管寄せ1dからは蒸気管1qが延びて図
示しない所望の蒸気負荷に連通する。
上記ボイラ系の構成では、蒸気を発生させるに
際しては、電動機1fにより、ブロア1gを駆動
して風道1h内に空気を圧送しつつ電極棒1jに
高電圧を印加してノズル棒1iの先端から噴射さ
れる燃料を着火させ、これを燃焼室1e内で燃焼
させる。かかる燃焼により生じた高温度の燃焼ガ
スは、燃焼室1e下端部から水管1bの中空部に
進入し、これを通過して煙道1kに至り排気され
る。この間に、熱交換が行われて水管1b中の缶
水が加熱されて蒸気となり、これが上部管寄せ1
dにて収集、蓄積され、蒸気管1qを通じて蒸気
負荷に供給されるものである。
そして、燃焼制御に関しては、上部管寄せ1d
内の蒸気圧を連通管1lを通じて抽出して蒸気圧
計測部5に供給し、蒸気圧計測部5は上部管寄せ
1d内の蒸気圧が予め設定された下限蒸気圧に達
したことを検出したときには、下限蒸気圧信号
を、同様に、上限蒸気圧に達したことを検出した
ときには、上限蒸気圧信号を燃焼制御部6に送
る。
燃焼制御部6は、蒸気の消費が続行して上部管
寄せ1d内の蒸気圧が降下し、蒸気圧計測部5か
ら下限蒸気圧信号を受けたときには、制御信号線
6a′を通じて電動機1fを始動させて、ブロア1
gにより風道1hを空気パージしてから制御信号
線6b′を通じて電極棒1jに高電圧を印加すると
ともに、制御信号線6c′を通じて燃料ポンプ6
d′を始動させて、ノズル棒1iから噴射される燃
料に点火し燃焼を開始させる。更に、蒸気の発生
が続行して蒸気圧が上昇し、燃焼制御部6が蒸気
圧計測部5から上限蒸気圧信号を受けたときに
は、制御信号線6c′を通じて燃料ポンプ6d′を停
止させて、燃料供給を断つことにより、燃焼を停
止させるとともに、燃焼ガスの排出を待つて、制
御信号線6a′を通じて電動機1fを停止させてブ
ロア1gからの送風を断つ。
而して、このような燃焼の断続制御により、上
部管寄せ1d内の蒸気圧を上下限蒸気圧として予
め設定された両圧力値の間の圧力値に保つことが
できるものである。
なお、簡便な装置では、電動機1f、燃料ポン
プ6d′の始動・停止制御、及び電極棒1jへの高
電圧の印加を同時的に行つてもよい。
更に、給水制御に関しては、連通管1l内の気
水境界面、即ち、水管1b中の缶水水位の変化を
水位検出部2に伝達し、水位検出部2は缶水水位
が予め設定された下限水位に達したことを検出し
たときには、下限水位信号を、同様に、上限水位
に達したことを検出したときには、上限水位信号
を給水制御部3に送る。
給水制御部3は、蒸気の消費により水管中の缶
水水位が降下し、水位検出部2から下限水位信号
を受けたときには、電動機4aを始動させて給水
ポンプ4により下部管寄せ1cを通じて水管1b
への給水を開始させ、給水が続行して缶水水位が
上昇し、水位検出部2から上限水位信号を受けた
ときには、電動機4aを停止させて、水管1bへ
の給水を断つ。
而して、このような給水の断続制御により、水
管1b内の缶水水位を上下限水位として予め設定
された両水位値の間の水位値に保つことができる
ものである。
そして、かかる給水の断続制御と、前記燃焼の
断続制御は、互いに別個独立に行われるものであ
る。
また、缶水のブローに際しては、ブローコツク
1pを開くことにより、排水管1nを通じて下部
管寄せ1c及び水管1b中の缶水の一部あるいは
全部をブローすることができるものである。
なお、ブロア1g、風道1h、ノズル棒1i、
電極棒1jから成るバーナは、これに限られるも
のではなく、要すれば、水管1b中の缶水を加熱
して蒸気を発生させ得れば足りるので、一般的に
は、電気ヒータ等をも含む加熱装置であればよ
い。
而して、同様に、燃焼制御部6も加熱装置を断
続する加熱制御部であればよい。
続いて、第2図〜第5図に基づいて、この発明
の実施例の構成及び動作を説明すれば以下の通り
である。
第2図は、この発明の一実施例における蒸気圧
検出部、加熱制御部、蒸気負荷率計測部、蒸気負
荷率判定部、計測期間信号部及び清缶剤基礎投入
部の各構成を示すブロツク図であり、図中、第1
図における符号と同一の符号で表わされる構成要
素はそれぞれ第1図の構成要素に対応している。
蒸気圧検出部5は圧力センサ5aと、これに後
続する第一、第二のコンパレータ5b,5cと、
下限蒸気圧及び上限蒸気圧にそれぞれ対応する電
圧を各コンパレータに供給するポテンシヨメータ
5d,5eとから成る。
加熱制御部6は、そのセツト端子が第一のコン
パレータ5bに接続され、そのリセツト端子がイ
ンバータ6aを介して第二のコンパレータ5cに
接続された第一のフリツプフロツプ6bと、該フ
リツプフロツプ6bの正相出力端子にドライバ6
cを介して接続された第一のリレー6dと、第一
のコンパレータ5bに接続された単安定マルチバ
イブレータ6eと、そのセツト端子が該マルチバ
イブレータ6eの出力端子に接続され、そのリセ
ツト端子がインバータ6aの出力端子に接続され
た第二のフリツプフロツプ6fと、該フリツプフ
ロツプ6fの正相出力端子にドライバ6gを介し
て接続された第二のリレー6hとから成る。
更に、モータ1f、電極棒1j、燃料バルブ6
d′から延びる給電線6a′,6b′,6c′はそれぞれ
第一のリレー6dのメーク接点r1,r1′、第二のリ
レー6hのメーク接点r2及び始動スイツチ1rを
通じて図示しない電源に接続される。なお、始動
スイツチ1rに連動するスイツチ1r′を介して給
水ポンプ駆動用モータ4aに給電するように、ま
た、同様に、連動するスイツチ1r″を介して後述
のタイマ7aの入力端子が接地できるようにされ
る。
計測期間信号部7は、その入力端子がスイツチ
1r″に接続されたタイマ7aと、その入力端子が
タイマ7aの出力端子に接続された第一の単安定
マルチバイブレータ7bと、その入力端子が第一
の単安定マルチバイブレータ7bの正相出力端子
に接続された第二の単安定マルチバイブレータ7
cとから成る。
蒸気負荷率計測部8は、クロツクパルス発振器
8aと、三つの入力端子に、加熱制御部6のフリ
ツプフロツプ6fの正相出力端子、クロツクパル
ス発振器8a及び計測期間信号部7のタイマ7a
の出力端子がそれぞれ接続されたアンドゲート8
bと、その入力端子にアンドゲート8bの出力端
子が接続され、リセツト端子に計測期間信号部7
の第二の単安定マルチバイブレータ7cの補相出
力端子が接続されたカウンタ8cと、その入力端
子にカウンタ8cの出力端子が接続され、サンプ
ルホールド端子に計測期間信号部7の第一の単安
定マルチバイブレータ7bの正相出力端子が接続
されたデイジタル−アナログ変換器8dとから成
る。
蒸気負荷率計測部8には、蒸気負荷率判定部9
が後続し、該判定部9は、その反転入力端子が計
測部8の出力端子に接続され、その非反転入力端
子がポテンシヨメータ9aを介して電源に接続さ
れたコンパレータ9bと、一方の入力端子にその
コンパレータ9bが接続され、他方の入力端子に
信号部7の第一の単安定マルチバイブレータ7b
の正相出力端子が接続されたナンドゲート9cと
から成る。
蒸気負荷率判定部9には、清缶剤基礎投入部1
0が後続する。清缶剤基礎投入部10は、入力端
子が蒸気負荷率判定部9のナンドゲート9cの出
力端子に接続された第一の単安定マルチバイブレ
ータ10aと、単安定マルチバイブレータ10a
の正相出力端子にドライバ10bを介して接続さ
れたリレー10cと、リレー10cのメーク接点
r10を介して電源に接続された電動機10dと、
電動機10dにより駆動される清缶剤投入ポンプ
10eとから成る。
第3図は、連通管1l内の蒸気圧、すなわち、
圧力センサ5aが出力する蒸気圧信号の経時変化
Aと、第二のコンパレータ5cの出力信号Bと、
第一のコンパレータ5bの出力信号Cと、加熱制
御部6中の第一のフリツプフロツプ6bの「1」
「0」状態Dと、同部中の第二のフリツプフロツ
プ6fの「1」「0」状態Eとを対比して示す波
形図である。
上記の構成において、連通管1l内の蒸気圧、
すなわち、上部管寄せ1d内の蒸気圧が上限蒸気
圧に到達し、圧力センサ5aが出力する蒸気圧信
号S1が第3Aaに示すように、上限蒸気圧に対応
する上限設定値Hに到達すると、第二のコンパレ
ータ5cに供給される蒸気圧信号S1がポテンシヨ
メータ5eを介して電源から供給される上限設定
値Hに対応する基準電圧に到達するので、第3図
Bbに示すように、該コンパレータ5cの出力は
「1」に反転して上限蒸気圧信号S2を供給し、か
かる「0」から「1」への反転信号を受けてイン
バータ6aは「1」から「0」への反転信号を第
一のフリツプフロツプ6bのリセツト端子に供給
し、第3図Dcに示すように、これをリセツトす
る。
而して、該フリツプフロツプ6bの正相出力は
「0」となり、ドライバ6cを介して第一のリレ
ー6dは非励磁状態に移行するので、接点r1
r1′が開成し、給電線6a′,6b′を通じての電源供
給が断たれ、ブロア1gは送風を停止し、電極棒
1jは火花放電を停止する。このとき、インバー
タ6aからの反転信号は第二のフリツプフロツプ
6fのリセツト端子にも供給され、第3図Edに
示すように、これをリセツトする。
而して、該フリツプフロツプ6fの正相出力は
「0」となり、ドライバ6gを介して第二のリレ
ー6hも非励磁状態に移行するので、接点r2が開
成し、給電線6c′を通じての電源供給が断たれ、
燃料バルブ6d′が閉成する。
かかる状態では、ブロア1gによる送風も、火
花放電による着火も行われず、燃料供給も断た
れ、バーナが消火状態となる。
バーナが消火状態となつた後、時間が経過する
と、蒸気圧は熱的な過渡現象により僅かに上昇し
てからボイラの温度低下に伴つて減少するので、
蒸気圧信号S1は第3図Aeに示すように、一旦増
大してから、同図Afに示すように、直線的に減
少する。
蒸気圧信号S1が第3図Ahに示すように、上限
設定値Hを横切る時点で、第二のコンパレータ5
cの出力信号が、第3図Biに示すように、「1」
から「0」に反転する。
蒸気圧信号S1の降下が続行し、第3図Akに示
すように、下限設定値Lまで減少すると、今度
は、第一のコンパレータ5bに供給される蒸気圧
信号S1がポテンシヨメータ5dを介して電源から
供給される下限設定値Lに対応する参照電圧に到
達するので、該コンパレータ5bの出力は、第3
図Clに示すように、「0」に反転して下限蒸気圧
信号S3を供給し、第3図Dmに示すように、第一
のフリツプフロツプ6bがセツトされ、第一のリ
レー6dが励磁状態に移行し、ブロア1gを始動
させて、風道1h内に空気パージする。
前述のように、ブロア1gが始動する際におけ
る第一のコンパレータ5bからの反転信号、すな
わち、下限蒸気圧信号S3は単安定マルチバイブレ
ータ6cにも供給されて、これをトリガし、準安
定状態に移行させ、該マルチバイブレータ6eが
安定状態に復帰する時点で、第3図Eに示すよ
うに、第二のフリツプフロツプ6fがセツトされ
る。
すると、第二のリレー6hが励磁状態となり、
接点r2が閉成して、燃料バルブ6d′に給電源6
c′を通じて電源が供給されるので、該バルブ6
d′が開いて、燃料噴出棒1iから燃料が噴出し、
バーナが燃焼状態に移行する。
而して、上記動作において、第3図Eに示すよ
うに、フリツプフロツプ6fが「0」になつてい
る期間は加熱停止期間T2であり、更に、ブロア
1gが始動してから燃料バルブ6d′が開くまでの
期間tpは風道1h内部に空気をパージして、バー
ナを確実に着火させるために必要なプリパージ期
間である。
しかるところ、かかるプリパージ期間tp中に
も、第3図Apにすように、蒸気圧信号S1は減少
し、バーナが燃焼状態に移行するまでには、第3
図Aqに示すように、最小値LLまで減少し、しか
る後、バーナが燃焼を開始すると、ボイラの温度
上昇に伴つて、第3図Arに示すように直線的に
増大する。
増大する蒸気圧信号S1が、第3図Asに示すよ
うに、再び、下限設定値Lに到達すると、第3図
Ctに示すように、第一のコンパレータ5bの出
力信号が「1」に反転する。
バーナの燃焼状態が継続すると、蒸気圧は上昇
し続け、蒸気圧信号S1はやがて、第3図Avに示
すように、上限設定値Hに到達し、第3図b,
c,dを参照した前記説明と同様に作動し、第3
図b′,c′,d′に示すように、第一、第二のフリツ
プフロツプ6b,6fが共にリセツトされる。
而して、上記動作において、フリツプフロツプ
6fが「1」になつている期間T1は、燃焼室1
eで燃焼が行われている加熱期間である。
そこで、この種のボイラ系においては、蒸気負
荷に応じて燃焼が断続するものであることから、
特定の計測期間における加熱期間T1の総和また
は加熱停止期間T2の総和を計測すればボイラの
蒸気負荷率を検知することができる。そして、こ
のようにして検知した蒸気負荷率を用いて、高蒸
気負荷率あるいは低蒸気負荷率を判定し、低蒸気
負荷率と判定されたときに、基礎投入量の清缶剤
を缶水に投入するものである。
第4図を参照して計測期間信号部7、蒸気負荷
率計測部8、蒸気負荷率判定部9及び清缶剤基礎
投入部10の各動作を説明すれば以下の通りであ
る。
第4図Aaに示すように、始動スイツチ1rに
連動する1r″が閉成されると、始動指令信号S4
タイマ7aに供給されてタイマ7aが計時を開始
する。第4図Bbに示すように、ボイラ1内の燃
焼が開始して加熱制御部6からの加熱装置動作状
態信号S5が「1」になると、蒸気負荷計測部8の
クロツクパルス発振器8aのクロツクパルスがア
ンドゲート8bを通過してカウンタ8cに供給さ
れ、第4図Ccに示すように、カウンタ8cが計
数を開始し、第4図Cdに示すように、その内容
が経時的に増大する。
やがて、第4図Beに示すように、加熱装置動
作状態信号S5が「0」になるとアンドゲート8b
が閉じ、クロツクパルス発振器8aからカウンタ
8cへのクロツクパルスの供給が断たれる。
すると、カウンタ8cの計数動作が停止し、第
3図Cfに示すように、該カウンタ8cの内容が
一旦停止する。続いて、第4図Bgに示すように、
ボイラ1での燃焼が再び開始されて加熱装置動作
状態信号S5が再び「1」となると、上述したと同
様に、第4図Chからカウンタ8cの内容が経時
的に増大し、第4図Biに示すように、加熱装置
動作状態信号S5が「0」になるとカウンタ8cの
計数動作が停止され、第4図Cjに示すように、そ
のカウンタ8cの内容が一旦静止する。
このようにして、タイマ7aに設定した計測期
間T3中に、ボイラで燃焼を行わせしめる加熱装
置の動作状態を示す加熱装置動作状態信号S5
「1」を示している加熱期間T1の累積加熱期間
ΣT1が算出される。
続いて、第4図Akに示すように、タイマ7a
に設定した計測期間T3が終了してタイマ7aの
出力信号S6が「0」になるとアンドゲート8bが
閉じ、クロツクパルス発振器8aからカウンタ8
cへのクロツクパルスの供給が断たれ、カウンタ
8cの計数が終了する。
タイマ7aの出力信号S6が「0」になると後続
の第一の単安定マルチバイブレータ7bがトリガ
され、第4図Dlに示すように、その準安定時間
中サンプルホールド信号S7としての「1」がその
正相出力端子から出力される。サンプルホールド
信号S7の立上りに応答して、デイジタル−アナロ
グ変換器8dは、カウンタ8cからその内容であ
る累積加熱期間信号S8を取り込んでアナログ電圧
の累積加熱期間信号S8′に変換して蒸気負荷率判
定部9にそのアナログ信号S8′を供給する。
而して、コンパレータ9bの反転入力端子に
は、累積加熱期間信号S8′が供給され、更に、該
コンパレータ9bの非反転入力端子には、ポテン
シヨメータ9aで予め設定された基準蒸気負荷率
信号S9、すなわち、特定の基準蒸気負荷率ηを表
わすアナログ電圧が供給される。
ここで、タイマ7aで設定した特定の計測期間
T3中の累積加熱期間ΣT1を計時すれば、ボイラ
の蒸気負荷率を算出したことに相当する。従つ
て、上述の基準蒸気負荷率信号S9は、特定の計測
期間の特定の基準累積加熱期間に対応してそのア
ナログ電圧が設定されているものである。
いま、第4図Cmに示すように、累積加熱期間
ΣT1が基準蒸気負荷率信号S9としての基準累積加
熱期間TRよりも小さいものとすれば、蒸気負荷
率判定部9のコンパレータ9bは、その反転入力
端子に非反転入力端子よりも小さい信号を受ける
こととなり、「1」を出力する。このとき、コン
パレータ9bに後続するナンドゲート9cに入力
されるコンパレータ9bの出力信号と単安定マル
チバイブレータ7bからのサンプルホールド信号
S6とは共に「1」であるので、第4図Fnに示す
ように、ナンドゲート9cの出力信号、すなわ
ち、基礎投入指令信号S10が「1」から「0」に
反転される。
基礎投入指令信号9が「1」から「0」へ反転
されると、その立下りに応答して清缶剤基礎投入
部10の単安定マルチバイブレータ10aがトリ
ガされ、第4図Gに示すように、単安定マルチ
バイブレータ10aの正相出力は準安定期間中
「1」となり、これにより、ドライバ10bを介
してリレー10cが励磁状態に移行するので、メ
ーク接点r10が閉成して電動機10dが駆動され、
以つて、ポンプ10eにより基礎投入量分の清缶
剤が缶水に追加的に投入される。
一方、蒸気負荷率計測部8で計測した累積加熱
期間ΣT1′が、第4図Cに破線で示すように、基
準累積加熱期間TRより大きいときには、前述と
同様にして、デイジタル−アナログ変換器8dで
サンプリングされてアナログ信号に変換された加
熱装置動作状態信号S8′がコンパレータ9bの反
転入力端子に供給されても、その信号S8′が非反
転入力端子に供給されている基準蒸気負荷率信号
S9よりも大きいので、コンパレータ9bの出力は
反転されず「0」を維持し、従つて、ナンドゲー
ト9cの出力は、第4図Fpに示すように「1」
を維持する。これにより、清缶剤基礎投入部10
の単安定マルチバイブレータ10aもトリガされ
ず、その正相出力は、第4図Gqに示すように、
「0」を維持し、以つて、ポンプ10eが駆動さ
れずに清缶剤も投入されない。なお、カウンタ8
cの内容は、第4図Crに示すように、単安定マ
ルチバイブレータ7bの準安定時間経過後にリセ
ツトされる。
このように、この実施例では、特定の計測期間
中に計測した加熱装置の累積加熱期間によりボイ
ラの蒸気負荷率を計測し、低蒸気負荷率と判定さ
れたときのみ基礎投入量分の清缶剤を缶水に投入
するものであるが、加熱停止期間の累積加熱停止
期間によりボイラの蒸気負荷率を計測してもよ
い。
次に、第5図を参照して、ボイラ中の缶水のペ
ーハ濃度の変化特性に関し、蒸気負荷率が100%
の場合、20%の場合の二例について説明すれば以
下の通りである。
第5図は横軸に時間を、縦軸に缶水のペーハ濃
度をとつて表わすグラフであり、ペーハが7.0に
なるような定常投入量の清缶剤が投入されている
給水を水管に供給した後にボイラを運転した一例
である。いま、蒸気負荷率が20%の状態でボイラ
が運転されている場合に基礎投入量分の清缶剤を
投入しなければ、曲線Xで示すように、缶水のペ
ーハ濃度は徐々に増加するものの、かなり長時間
運転しても水管腐蝕の観点から好適なペーハ濃度
11.0〜11.8には到達しない。
しかしながら、この発明装置を付設したボイラ
では、ボイラ始動後の約2時間を計測期間として
上述した蒸気負荷率が測定され、計測期間終了時
に、その負荷率が基準蒸気負荷率に達しない低蒸
気負荷率と判定されれば、計測期間終了時に基礎
投入量分の清缶剤が投入されるので、その時点に
おいて、破線Yで示すように、缶水のペーハ濃度
が基礎投入量に応じて高くなり、以降は徐々に増
加するものの、比較的短い期間で好適なペーハ濃
度11.0〜11.8に到達する。
一方、ボイラが蒸気負荷率100%の状態で運転
されている場合には、計測期間終了時において清
缶剤が基礎投入されないが、ペーハ濃度は20%負
荷に比べて早い割合で上昇し、比較的早く好適な
ペーハ濃度11.0〜11.8に到達する。
以上説明したように、この発明は、ボイラ始動
後の特定の計測期間中のボイラの蒸気負荷率を測
定し、その負荷率が予め設定した基準負荷率より
低いと判定された場合に、定常投入量の清缶剤が
加えられている給水に基礎投入量の清缶剤を自動
的に投入するようにしたので、基礎投入の要否の
判断が正確となり、しかも、清缶剤が自動投入さ
れ、所定時期に必ず基礎投入が行われて、投入が
懈怠されることがなく、従つて、種々の蒸気負荷
に対して、缶水が好適なペーハ濃度11.0〜11.8で
運転できる機会が、従来の人間による判断に基づ
く手動投入に比べて格段に多くなり、これによ
り、水管が従来に比べて腐蝕されにくくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aはこの発明の装置を付設することがで
きる小形ボイラ系の構成を示すブロツク図、第1
図Bは第1図Aにおけるボイラ1のA−A断面
図、第2図はこの発明の実施例の構成を示すブロ
ツク図、第3図は第2図の蒸気圧検出部及び加熱
制御部の各部の信号を示す波形図、第4図は第2
図の加熱制御部、蒸気負荷率計測部、計測期間信
号部、蒸気負荷率判定部及び清缶剤基礎投入部の
各部の信号を示す波形図、第5図は横軸に時間、
縦軸に缶水のペーハ濃度をとり、缶水のペーハ濃
度の変化を蒸気負荷率をパラメータとして示した
グラフである。 1……ボイラ、1f……電動機、1g……ブロ
ア、1j……電極棒、Ii……燃料噴出棒、5……
蒸気圧検出部、6……加熱制御部、6′……燃料
バルブ、7……計測期間信号部、8……蒸気負荷
率計測部、9……蒸気負荷率判定部、10……清
缶剤基礎投入部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ボイラの水管中の缶水を加熱する加熱装置
    と、予め設定したボイラの蒸気圧の上限値と下限
    値との間で加熱装置を断続運転させる加熱装置制
    御手段とを有するボイラ系において、加熱装置1
    g,1i,1jの動作状態を、所定の計測期間だ
    け加熱制御部6を介して監視してボイラの蒸気負
    荷率を測定する蒸気負荷率計測手段8と、蒸気負
    荷率と基準負荷率との大小関係に基づいて、低蒸
    気負荷率を判定する蒸気負荷率判定手段9と、蒸
    気負荷率判定手段9で低蒸気負荷率と判定された
    ときに、水管中に基礎投入量の清缶剤を投入する
    清缶剤基礎投入手段10とを具備したことを特徴
    とするボイラ系における清缶剤の基礎投入制御装
    置。
JP13325082A 1982-07-30 1982-07-30 ボイラ系における清缶剤の基礎投入制御装置 Granted JPS5924101A (ja)

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