JPH0148259B2 - - Google Patents
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- JPH0148259B2 JPH0148259B2 JP56050535A JP5053581A JPH0148259B2 JP H0148259 B2 JPH0148259 B2 JP H0148259B2 JP 56050535 A JP56050535 A JP 56050535A JP 5053581 A JP5053581 A JP 5053581A JP H0148259 B2 JPH0148259 B2 JP H0148259B2
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- Pyrrole Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
本発明は新規なアルキルベンゼン誘導体に関
し、さらに詳しくは、下記式() 式中、R1及びR2はそれぞれ独立に低級アルキ
ル基を表わすか、或いはR1及びR2はこれらが結
合している窒素原子と一緒になつて1−ピロリジ
ニル、1−ピペリジニル又は1−パーヒドロアゼ
ピニル基を表わし;R3は水素原子又は低級アル
キル基を表わし; Qは−CH=CH−又は−C≡C−を表わし; R4は水素原子、置換基を有していてもよい低
級アルキル基[ここで、置換基はヒドロキシル
基、低級アルコキシル基、低級アルカノイルオキ
シ基又はベンゾイルオキシ紐である]、フエニル
基又はピリジル基を表わし;mは0又は1であ
り;nは1〜4の整数である、但し、基
し、さらに詳しくは、下記式() 式中、R1及びR2はそれぞれ独立に低級アルキ
ル基を表わすか、或いはR1及びR2はこれらが結
合している窒素原子と一緒になつて1−ピロリジ
ニル、1−ピペリジニル又は1−パーヒドロアゼ
ピニル基を表わし;R3は水素原子又は低級アル
キル基を表わし; Qは−CH=CH−又は−C≡C−を表わし; R4は水素原子、置換基を有していてもよい低
級アルキル基[ここで、置換基はヒドロキシル
基、低級アルコキシル基、低級アルカノイルオキ
シ基又はベンゾイルオキシ紐である]、フエニル
基又はピリジル基を表わし;mは0又は1であ
り;nは1〜4の整数である、但し、基
【式】はアミ
ノアルキル基に対してメタ−又はパラ−位に結合
しており、Qが−C≡C−である場合にはmはl
を表わすものとする、 の化合物又はその塩に関する。 上記式()の化合物及びその塩は優れた胃酸
分泌抑制作用を示し、抗潰瘍剤の有効成分として
有用である。 ところで胃又は十二指腸に潰瘍が生ずる1つの
大きな要因は胃酸の異常に多量の分泌であり、こ
れに対処するための従来の抗潰瘍剤は、胃酸を中
和する作用をもつものと、抗コリン作用をもつも
のとに大別される。ところが胃酸を中和するタイ
プのものは持続性に乏しく効果も弱く、また、抗
コリン作用をもつタイプのものは副作用が強く望
ましくない。 一方、胃酸の分泌はヒスタミンH2受容体を介
して刺激されることが既に知られており、最近、
このヒスタミンH2受容体拮抗作用を有する新規
なタイプの胃酸分泌抑制剤が開発され、いくつか
提案されている[例えば、特公昭53−24422号公
報、特公昭56−1309号公報、特開昭53−18557号
公報、特開昭53−149936号公報、特開昭56−8352
号公報等参照]。 本発明により提供される上記式()の化合物
は、アミノアルキルベンゼン誘導体の該アミノア
ルキル基に対しメタ−又はパラ−位に結合する脂
肪鎖中に不飽和結合(−CH=CH−又は−C≡
C−)を有する点で特徴的な、従来の文献に未載
の新規な化合物であり、ヒスタミンH2受容体拮
抗作用にもとづく優れた胃酸分泌抑制作用を有
し、新しいタイプの抗潰瘍剤として有用な化合物
である。 本明細書において用いる「低級」なる語は、こ
の語が付された化合物又は基が6個以下、好まし
くは4個以下の炭素原子を有していることを意味
する。 「低級アルキル基」は直鎖状又は分岐鎖状のい
ずれであつてもよく、例えばメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
sec−ブチル、tert−ブチル基等が挙げられ、「低
級アルカノイルオキシ基」は低級アルキル部分が
上記の意味を有する低級アルキルカルボニルオキ
シ基であり、例えばアセチルオキシ、プロピオニ
ルオキシ基等が包含され、また、「低級アルコキ
シ基」は低級アルキル部分が上記の意味を有する
低級アルキルオキシ基であり、例えばメトキシ、
エトキシ、プロポキシ基等が挙げられる。 上記式()において基
しており、Qが−C≡C−である場合にはmはl
を表わすものとする、 の化合物又はその塩に関する。 上記式()の化合物及びその塩は優れた胃酸
分泌抑制作用を示し、抗潰瘍剤の有効成分として
有用である。 ところで胃又は十二指腸に潰瘍が生ずる1つの
大きな要因は胃酸の異常に多量の分泌であり、こ
れに対処するための従来の抗潰瘍剤は、胃酸を中
和する作用をもつものと、抗コリン作用をもつも
のとに大別される。ところが胃酸を中和するタイ
プのものは持続性に乏しく効果も弱く、また、抗
コリン作用をもつタイプのものは副作用が強く望
ましくない。 一方、胃酸の分泌はヒスタミンH2受容体を介
して刺激されることが既に知られており、最近、
このヒスタミンH2受容体拮抗作用を有する新規
なタイプの胃酸分泌抑制剤が開発され、いくつか
提案されている[例えば、特公昭53−24422号公
報、特公昭56−1309号公報、特開昭53−18557号
公報、特開昭53−149936号公報、特開昭56−8352
号公報等参照]。 本発明により提供される上記式()の化合物
は、アミノアルキルベンゼン誘導体の該アミノア
ルキル基に対しメタ−又はパラ−位に結合する脂
肪鎖中に不飽和結合(−CH=CH−又は−C≡
C−)を有する点で特徴的な、従来の文献に未載
の新規な化合物であり、ヒスタミンH2受容体拮
抗作用にもとづく優れた胃酸分泌抑制作用を有
し、新しいタイプの抗潰瘍剤として有用な化合物
である。 本明細書において用いる「低級」なる語は、こ
の語が付された化合物又は基が6個以下、好まし
くは4個以下の炭素原子を有していることを意味
する。 「低級アルキル基」は直鎖状又は分岐鎖状のい
ずれであつてもよく、例えばメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
sec−ブチル、tert−ブチル基等が挙げられ、「低
級アルカノイルオキシ基」は低級アルキル部分が
上記の意味を有する低級アルキルカルボニルオキ
シ基であり、例えばアセチルオキシ、プロピオニ
ルオキシ基等が包含され、また、「低級アルコキ
シ基」は低級アルキル部分が上記の意味を有する
低級アルキルオキシ基であり、例えばメトキシ、
エトキシ、プロポキシ基等が挙げられる。 上記式()において基
【式】として好
適なものとしては
【式】又は
【式】が挙げられ、またR3としては水素
原子又はメチル基が挙げられる。
他方、R4によつて表わされる基の好適具体例
としては、水素原子、メチル、エチル、ヒドロキ
シメチル、ヒドロキシエチル、メトキシメチル、
エトキシメチル、メトキシエチル、アセトキシメ
チル、アセトキシエチル、プロピオニルオキシメ
チル、ベンゾイルオキシメチル、フエニル、ピリ
ジル基等を挙げることができる。 さらに、式()における不飽和結合Qは−
CH=CH−及び−C≡C−のいずれかであるこ
とができ、特に前者の−CH=CH−が好ましい。
この二重結合の各炭素原子上に1個ずつ存在する
水素原子は互にシス
としては、水素原子、メチル、エチル、ヒドロキ
シメチル、ヒドロキシエチル、メトキシメチル、
エトキシメチル、メトキシエチル、アセトキシメ
チル、アセトキシエチル、プロピオニルオキシメ
チル、ベンゾイルオキシメチル、フエニル、ピリ
ジル基等を挙げることができる。 さらに、式()における不飽和結合Qは−
CH=CH−及び−C≡C−のいずれかであるこ
とができ、特に前者の−CH=CH−が好ましい。
この二重結合の各炭素原子上に1個ずつ存在する
水素原子は互にシス
【式】又はトランス
【式】のいずれの立体配置をとつてもよ
い。
なお、前記式()においてmは0又は1であ
り且つnは1〜4の整数であるが、両者の和(m
+n)は2〜4の範囲内にあるのが望ましい。 本発明により提供される前記式()の化合物
の代表例としては、後記実施例に掲げたもののほ
かに次のものを挙げることができる。 N−[4−(3−ジメチルアミノメチルフエノキ
シ)trans−2−ブテニル]アセトキシアセトア
ミド、 N−[4−[3−(1−ピロリジニルメチル)フ
エノキシ]−cis−2−ブテニル]プロピオンアミ
ド、 N−[4−[4−(1−ピロリジニルメチル)フ
エノキシ]−cis−2−ブテニル]ヒドロキシアセ
トアミド、 N−[4−[4−(1−ピロリジニルメチル)フ
エニル]−trans−3−ブテニル]ベンズアミド、 N−[4−[3−[1−(1−ピロリジニル)エチ
ル]フエノキシ]trans−2−ブテニル]アセト
アミド、 N−[4−[3−[1−(1−ピロリジニル)エチ
ル]フエニル]−cis−3−ブテニル]ヒドロキシ
アセトアミド、 N−[4−[3−[1−(1−ピロリジニル)エチ
ル]フエノキシ]−2−ブチニル]ホルムアミド、 N−[4−[3−[1−(1−ピロリジニル)エチ
ル]フエノキシ]−cis−2ブテニル]イソニコチ
ンアミド、 N−[4−[4−[1−(1−ピロリジニル)エチ
ル]フエノキシ−cis−2−ブテニル]アセトキ
シアセトアミド、 N−[4−[3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ]−trans−2−ブテニル]エトキシアセ
トアミド、 N−[4−[3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ]−trans−2−ブテニル]プロピオニル
オキシアセトアミド、 N−[5−[3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ]−cis−3−ペンテニル]アセトアミ
ド、 N−[6−[3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ]−cis−4−ヘキセニル]ヒドロキシル
アセトアミド、 N−[4−[3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ]−2−ブチニル]アセトキシアセトア
ミド、 N−[4−[4−(1−ピペリジニルメチル)フ
エニル]−cis−3−ブテニル]エトキシアセトア
ミド、 N−[4−[3−(1−ピペリジニル)エチル]
フエノキシ]−cis−2−ブテニル]アセトアミ
ド、 N−(3−ヒドロキプロピオニル)−4[3−[1
−(1−ピペリジニル)エチル}フエニル]−
trans−3−ブテニルアミン、 N−[4−[3−[1−(1−ピペリジニル)プロ
ピル]フエノキシ]−trans−2−ブテニル]アセ
トキシアセトアミド、 N−[4−[3−(1−パーヒドロアゼピニルメ
チル)フエノキシ]−trans−2−ブテニル]−ヒ
ドロキシアセトアミド、 N−[4−[3−(1−パーヒドロアゼピニルメ
チル)フエニル]−cis−3−ブテニル]アセトア
ミド、 N−[4−[3−[1−(1−パーヒドロアゼピニ
ル)エチル]フエノキシ]−cis−2−ブテニルホ
ルムアミド等。 本発明によれば、前記式()の化合物の塩も
また提供される。かかる塩の例としては、塩化水
素酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機
酸、及び酢酸、プロピオン酸、乳酸、クエン酸、
酒石酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸との
酸付加塩が挙げられ、中でも、薬理学的に許容し
得る塩が適している。 本発明に従えば、前記式()の化合物又はそ
の塩は、 (a) 式 式中、R1、R2、R3、Q、m及びnは前記の
意味を有する、 の化合物又はその反応性誘導体を式 R4−COOH () 式中、R4は前記の意味を有する、 のカルボン酸又はその反応性誘導体と反応させ
るか、 (b) 前記式()において、R3が水素原子を表
わし、mがlである場合の化合物を得るため、
下記式() 式中、X1はハロゲン原子を表わし、R4、Q
及びnは前記の意味を有する、 の化合物を前記式()すなわち、式 式中、R1、R2は前記の意味を有する、 の化合物と反応させることにより製造すること
ができる。 上記方法(a)によれば、前記式()のアミン化
合物又はその反応性誘導体が、式()のカルボ
ン酸又はその反応性誘導体によりアミド化され
る。 本アミド化反応において一方の出発原料として
用いられる式()のアミン化合物の反応性誘導
体としては、ペプチド化学の分野においてアミド
化反応を行なうに際してアミノ基の活性化に使用
されているものはいずれも使用可能であり、例え
ば次のものが挙げられる。 (i) イソシアネート(又はイソチオシアネート) E−N=C=O(又はS) (−1) (ii) フオスフアゾ化合物 E−N=P−NH−E (−2−1) 又は (iii) フオスフオロアミダイド化合物 (iv) フオスフオロアミデート化合物 O=P(NH−E)3 (−4−1) 又は 上記式中、Eは を表わし、R5及びR6は同一もしくは相異なり、
各々アルキル基、アリール基又はアラルキル基を
表わすか、或いはR5とR6は一緒になつてアルキ
レン基又はo−フエニレン基を表わす。 一方、上記アミド化反応において他方の出発原
料として用いられる式()のカルボン酸はそれ
自体公知の化合物であり、またその反応性誘導体
としては、ペプチド化学の分野においてアミド化
反応を行なうに際しカルボキシル基の活性化に使
用されているものはいずれも使用可能であり、例
えば次のものが挙げられる。 (i) 酸ハライド R4−COX2 (−1) (ii) エステル R4−COOR7 (−2) (iii) (混合)酸無水物 R4−COOR8 (−3) (iv) 活性アミド R4−COR9 (−4) (v) 酸アジド R4−CON3 (−5) 上記式中、X2はハロゲン原子を表わし、R7は
低級アルキル基又は活性エステル残基(例えば、
−CH2CN、
り且つnは1〜4の整数であるが、両者の和(m
+n)は2〜4の範囲内にあるのが望ましい。 本発明により提供される前記式()の化合物
の代表例としては、後記実施例に掲げたもののほ
かに次のものを挙げることができる。 N−[4−(3−ジメチルアミノメチルフエノキ
シ)trans−2−ブテニル]アセトキシアセトア
ミド、 N−[4−[3−(1−ピロリジニルメチル)フ
エノキシ]−cis−2−ブテニル]プロピオンアミ
ド、 N−[4−[4−(1−ピロリジニルメチル)フ
エノキシ]−cis−2−ブテニル]ヒドロキシアセ
トアミド、 N−[4−[4−(1−ピロリジニルメチル)フ
エニル]−trans−3−ブテニル]ベンズアミド、 N−[4−[3−[1−(1−ピロリジニル)エチ
ル]フエノキシ]trans−2−ブテニル]アセト
アミド、 N−[4−[3−[1−(1−ピロリジニル)エチ
ル]フエニル]−cis−3−ブテニル]ヒドロキシ
アセトアミド、 N−[4−[3−[1−(1−ピロリジニル)エチ
ル]フエノキシ]−2−ブチニル]ホルムアミド、 N−[4−[3−[1−(1−ピロリジニル)エチ
ル]フエノキシ]−cis−2ブテニル]イソニコチ
ンアミド、 N−[4−[4−[1−(1−ピロリジニル)エチ
ル]フエノキシ−cis−2−ブテニル]アセトキ
シアセトアミド、 N−[4−[3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ]−trans−2−ブテニル]エトキシアセ
トアミド、 N−[4−[3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ]−trans−2−ブテニル]プロピオニル
オキシアセトアミド、 N−[5−[3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ]−cis−3−ペンテニル]アセトアミ
ド、 N−[6−[3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ]−cis−4−ヘキセニル]ヒドロキシル
アセトアミド、 N−[4−[3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ]−2−ブチニル]アセトキシアセトア
ミド、 N−[4−[4−(1−ピペリジニルメチル)フ
エニル]−cis−3−ブテニル]エトキシアセトア
ミド、 N−[4−[3−(1−ピペリジニル)エチル]
フエノキシ]−cis−2−ブテニル]アセトアミ
ド、 N−(3−ヒドロキプロピオニル)−4[3−[1
−(1−ピペリジニル)エチル}フエニル]−
trans−3−ブテニルアミン、 N−[4−[3−[1−(1−ピペリジニル)プロ
ピル]フエノキシ]−trans−2−ブテニル]アセ
トキシアセトアミド、 N−[4−[3−(1−パーヒドロアゼピニルメ
チル)フエノキシ]−trans−2−ブテニル]−ヒ
ドロキシアセトアミド、 N−[4−[3−(1−パーヒドロアゼピニルメ
チル)フエニル]−cis−3−ブテニル]アセトア
ミド、 N−[4−[3−[1−(1−パーヒドロアゼピニ
ル)エチル]フエノキシ]−cis−2−ブテニルホ
ルムアミド等。 本発明によれば、前記式()の化合物の塩も
また提供される。かかる塩の例としては、塩化水
素酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機
酸、及び酢酸、プロピオン酸、乳酸、クエン酸、
酒石酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸との
酸付加塩が挙げられ、中でも、薬理学的に許容し
得る塩が適している。 本発明に従えば、前記式()の化合物又はそ
の塩は、 (a) 式 式中、R1、R2、R3、Q、m及びnは前記の
意味を有する、 の化合物又はその反応性誘導体を式 R4−COOH () 式中、R4は前記の意味を有する、 のカルボン酸又はその反応性誘導体と反応させ
るか、 (b) 前記式()において、R3が水素原子を表
わし、mがlである場合の化合物を得るため、
下記式() 式中、X1はハロゲン原子を表わし、R4、Q
及びnは前記の意味を有する、 の化合物を前記式()すなわち、式 式中、R1、R2は前記の意味を有する、 の化合物と反応させることにより製造すること
ができる。 上記方法(a)によれば、前記式()のアミン化
合物又はその反応性誘導体が、式()のカルボ
ン酸又はその反応性誘導体によりアミド化され
る。 本アミド化反応において一方の出発原料として
用いられる式()のアミン化合物の反応性誘導
体としては、ペプチド化学の分野においてアミド
化反応を行なうに際してアミノ基の活性化に使用
されているものはいずれも使用可能であり、例え
ば次のものが挙げられる。 (i) イソシアネート(又はイソチオシアネート) E−N=C=O(又はS) (−1) (ii) フオスフアゾ化合物 E−N=P−NH−E (−2−1) 又は (iii) フオスフオロアミダイド化合物 (iv) フオスフオロアミデート化合物 O=P(NH−E)3 (−4−1) 又は 上記式中、Eは を表わし、R5及びR6は同一もしくは相異なり、
各々アルキル基、アリール基又はアラルキル基を
表わすか、或いはR5とR6は一緒になつてアルキ
レン基又はo−フエニレン基を表わす。 一方、上記アミド化反応において他方の出発原
料として用いられる式()のカルボン酸はそれ
自体公知の化合物であり、またその反応性誘導体
としては、ペプチド化学の分野においてアミド化
反応を行なうに際しカルボキシル基の活性化に使
用されているものはいずれも使用可能であり、例
えば次のものが挙げられる。 (i) 酸ハライド R4−COX2 (−1) (ii) エステル R4−COOR7 (−2) (iii) (混合)酸無水物 R4−COOR8 (−3) (iv) 活性アミド R4−COR9 (−4) (v) 酸アジド R4−CON3 (−5) 上記式中、X2はハロゲン原子を表わし、R7は
低級アルキル基又は活性エステル残基(例えば、
−CH2CN、
【式】
【式】等)を表わし、、R8は基−CO
−R4、
【式】(式中、R5及びR6は前記の意味を
有する)又は低級アルキルオキシカルボニル基を
表わし、R9は置換又は未置換の1−イミダゾリ
ル又は1−ピラゾリル基を表わし、R4は前記の
意味を有する。 式()のアミン化合物又はその反応性誘導体
と式()のカルボン酸又はその反応性誘導体と
のアミド化反応はそれ自体公知の種々の方法に従
つて行なうことができる。 例えば、該アミド化は式()のアミン化合物
と式()のカルボン酸との直接縮合により行な
うことができる。反応は無溶媒の状態で行なうこ
ともできるが、一般に不活性有機溶媒中、例えば
ベンゼン、トルエン、キシレンの如き芳香族炭化
水素類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメ
トキシエタン、ダイグライムの如きエーテル類;
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドの
如きアミド類;ジクロロメタン、クロロホルムの
如きハロゲン化炭化水素類;ジメチルスルホキシ
ドなどの中で行なうのが好ましい。反応温度及び
圧力に特に制約はなく、使用する原料物質等に応
じて広範に変化させることができるが、通常反応
温度は約0℃乃至反応混合物の還流温度、好まし
くは室温乃至200℃であり、圧力は有利には常圧
である。また、反応は必要に応じて、縮合剤の存
在下に実施することができ、使用し得る縮合剤と
しては、例えばルイス酸、特に四塩化硅素、トリ
クロロフエニルシラン及び四塩化チタン等、N−
エチル−N′−ジエチルアミノプロピルカルボジ
イミド、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド等;トリアリールフオスフインとジスルフイ
ドとの組合せ;アンバーライトIR−120等の強酸
性イオン交換樹脂が挙げられる。 また、本発明によるアミド化は、前記式()
のアミン化合物の前述した如き反応性誘導体と前
記式()の遊離カルボン酸との間で、或いは前
記式()の遊離アミン化合物と前記式()の
カルボン酸の前述した如き反応性誘導体との間で
行なうこともできる。本アミド化もまた、必要に
応じて溶媒を用いずに行なうこともできるが、通
常上記した如き不活性有機溶媒又は高沸点のアル
コール類(例えばエチレングリコール、グリセリ
ン等)中で行なうのが有利である。反応温度及び
圧力は臨界的ではないが、通常反応温度として
は、約−20℃乃至反応混合物の還流温度、好まし
くは0℃乃至180℃であり、圧力は有利には常圧
である。 上記アミド化反応において、式()のアミン
化合物又はその反応性誘導体に対する式()の
カルボン酸又はその反応性誘導体の使用量は臨界
的ではなく、用いる該アミド化剤の種類に応じて
広範に変えうるが、一般には、式()の化合物
又はその誘導体1モル当り式()のカルボン酸
又はその反応性誘導体を少なくとも1モル、好ま
しくは1〜10モル、さらに好ましくは1〜2モル
の範囲で使用するのが有利である。 前記方法(b)によれば、前記式()の化合物を
前記式()の化合物と反応させることにより、
前記式()においてR3が水素原子を表わし、
mが1である場合の化合物を製造することができ
る。 前記式()の化合物と前記式()の化合物
との反応は、通常、不活性有機溶媒中、例えばエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
の如きエーテル類;ベンゼン、トルエンの如き芳
香族炭化水素類;ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミドの如きアミド類;ジメチルスルホ
キシド等の中において、好ましくは脱酸剤の存在
下に行なうことができる。 用いうる脱酸剤としては、例えば、トリエチル
アミン、トリメチルアミンの如き脂肪族第三級ア
ミン類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウムの如き無機塩基類等
が挙げられ、これらは上記式()の化合物1モ
ル当り約1〜約5当量の割合で使用することが好
ましい。 上記反応において、式()の化合物は、式
()の化合物1モル当り、一般に1〜10モル、
好ましくは1〜4モルの範囲内で使用するのが有
利である。 反応温度及び圧力は臨界的ではなく、使用する
原料物質、溶媒等に応じて広範に変えるこができ
るが、通常、反応温度は約0℃乃至混合物の還流
温度、好ましくは室温乃至反応混合物の還流温度
の範囲内であり、反応圧力は常圧で充分である。 上記反応(a)において出発原料として使用される
前記式()の化合物又はその塩は、新規な化合
物であり、mが0である場合の式()の化合
物、すなわち下記式(−a) 式中、R1、R2、R3及びnは前記の意味を有す
る、 の化合物は、例えば下記式() 式中、R1、R2及びR3は前記の意味を有する、 の化合物を下記式() 式中、X3はハロゲン原子を表わし、nは前記
の意味を有する、 の化合物と反応させ、得られる下記式() 式中、R1、R2、R3及びnは前記の意味を有す
る、 の化合物をヒドラジン分解に付することにより製
造することができる。 上記式()の化合物と式()の化合物との
反応はそれ自体公知のウイチツヒ(Wittig)反応
によつて行なうことができ、またかくして得られ
る上記式()の化合物からのフタロイル基の離
脱はそれ自体公知のヒドラジン分解法によつて行
なうことができる。 かくして、上記式(−a)において二重結合
部分の水素原子が互いにシス−配位をもつ化合物
が得られる。 他方、上記式(−a)において二重結合部分
の水素原子が互いにトランスに配位した化合物
は、例えば下記の反応式に示す経路によつて合成
することができる。 上記式中、R1、R2、R3、X3及びnは前記の意
味を有し、R10は低級アルキル基を表わし、X4は
ハロゲン原子を表わし、M1は水素原子又はアル
カリ金属を表わす。 上記反応式において、式()の化合物と式
()の化合物の反応はそれ自体公知のウイチツ
ヒ反応に従つて行なうことができ、得られる式
()の化合物をそれ自体公知のエステル化法に
従い、式R10OHのアルコール又はそのエステル
形成性反応性誘導体と反応させることにより上記
式(XI)のエステルに変える。次いでこの式
(XI)のエステルを例えばリチウムアルミニウム
ハイドライド、t−ブトキシリチウムアルミニウ
ムハイドライド等の錯金属水素化物を用い、それ
自体公知の方法で還元し、該エステルを式(XII)
のアルコールに変え、得られる式(XII)のアルコ
ールを例えばチオニルハライド、スルフリルハラ
イド、五ハロゲン化燐、三ハロゲン化燐等のハロ
ゲン化剤で処理して上記式()の化合物を生
成せしめる。 生成した式()の化合物は次いでフタルイ
ミド又はそのアルカリ金属と、フタルイミドを用
いる場合には水素化アルカリ金属の存在下に、ジ
メチルスルホキシド中で反応させて式()
の化合物を製造し、次いでそれをそれ自体公知の
ヒドラジン分解に付すことにより、トランス体の
式(−a)の化合物が得られる。 なお、前記式(−a)においてR3が水素原
子を表わす場合の化合物(トランス体)は下記の
反応式に従つて合成することもできる。その反応
条件の詳細については後記製造例10のB法を参照
されたい。 上記各式中、R1、R2、R10、X3、X4、M1及び
nは前記の意味を有し、R11は低級アルキル基を
表わす。 また、mが1である場合の式()の化合物、
すなわち下記式(−b) 式中、R1、R2、R3、Q及びnは前記の意味を
有する、 の化合物は、例えば下記式() 式中、R1、R2及びR3は前記の意味を有する、 の化合物を、それ自体公知の方法(例えば前記特
開昭53−149936号公報に記載の方法)により、下
記式() X5−CH2−Q(−CH2)−oA () 式中、X5はハロゲン原子を表わし、Aは保護
されたアミノ基、例えばフタルイミノ基、アセチ
ルアミノ基等を表わし、Q及びnは前記の意味を
有する、 の化合物と反応させ、次いでアミノ保護基を離脱
させることにより容易に製造することができる。 上記式()の化合物と式()の化合
物との反応は、式()の化合物をフエノラー
トの形態で式()の化合物と反応させる
か、或いは式()の化合物を塩基の存在下で
式()の化合物と反応させることにより行
なうことができる。 式()の化合物のフエノラートは、一般に
下記式(−a) 式中、R1、R2及びR3は前記の意味を有する、 で表わされる。 また、上記塩基としては例えば炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水素化ナトリウム、ナトリウムアジド、
ナトリウムアミド、等が挙げられ、これらは一般
に式()の化合物1モル当り少なくとも1当
量、好ましくは1〜5当量、さらに好ましくは1
〜1.5当量の量で使用することができる。 式()は式(−a)の化合物と式(
)の化合物との反応は、溶媒の存在下に、或
いは不活性溶媒、例えば水;メタノール、エタノ
ール、ブタノールの如きアルコール類;アセト
ン、メチルエチルケトンの如きケトン類;ベンゼ
ン、トルエンの如き芳香族炭化水素類;ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミドの如きアミ
ド類;ジメチルスルホキシド等の中で行なうこと
ができる。反応温度は臨界的ではなく、用いる出
発原料の種類等に応じて広範に変えうるが、一般
に、ほぼ室温乃至反応混合物の還流温度間、好ま
しくは約20℃乃至反応混合物の還流温度間の温度
が適している。 式()又は式(−a)の化合物に対す
る前記式()の化合物の使用量もまた臨界
的ではなく広範に変えうるが、一般には、式(
)又は式(−a)の化合物1モル当り、式
()の化合物を少なくとも1モル、好まし
くは1〜10モル、さらに好ましくは1〜2モルの
割合で使用するのが有利である。 かくして、下記式() 式中、R1、R2、R3、Q、A及びnは前記の意
味を有する、 の化合物が得られ、次いでそれ自体公知の方法、
例えばヒドラジノリシス又は穏和な加水分解によ
つてアミノ保護基を離脱せしめることにより、前
記式(−b)の目的化合物を得ることができ
る。 なお、前記式(−b)においてR3が水素原
子を表わす場合の化合物、すなわち下記式(−
b−1) 式中、R1、R2、Q及びnは前記の意味を有す
る、 の化合物は、例えば の3−(又は4−)ヒドロキシベンジルアルコー
ルを前記式()、すなわち式 X5−CH2Q(−CH2)−oA () 式中、E、X5、A及びnは前記の意味を有す
る、 の化合物と、式()の化合物と式()
の化合物との反応について前記したと同様にして
反応させ、得られる下記式() 式中、Q、A及びnは前記の意味を有する、 の化合物を、それ自体公知の方法によりハロゲン
化する、例えば、ハロゲン化水素酸、チオニルハ
ライド、スルフリルハライド、五ハロゲン化燐、
三ハロゲン化燐等のハロゲン化剤で処理すること
により下記式() 式中、X6はハロゲン原子を表わし、Q、A及
びnは前記の意味を有する、 の化合物に変え、この化合物を次いで、適当な不
活性有機溶媒、例えばエチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、ベンゼン、トルエン、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等
の中で、前記式(V)、すなわち式 式中、R1及びR2は意味を有する、 の化合物と、脱酸剤、例えばトリエチルアミン、
水酸化ナトリウム炭酸ナトリウム等の存在下に室
温乃至反応混合物の還流温度において反応させ、
得られる化合物から前記の方法でアミノ保護基を
離脱せしめることによつても製造することができ
る。 また、上記反応(b)において出発原料として用い
る前記式()の化合物も、従来の文献に未載の
新規な化合物であり、例えば、前記式()、
すなわち、式 式中、Q、A及びnは前記の意味を有する、 の化合物から前記の方法でアミノ保護基を離脱せ
しめ、得られる下記式() 式中、Q及びnは前記の意味を有する、 の化合物を、前記方法(a)におけると同様にして前
記式()のカルボン酸と反応させ、かくして得
られる下記式() 式中、Q、R4及びnは前記の意味を有する、 の化合物を、前記()の化合物のハロゲン
化と全く同様にしてハロゲン化することにより製
造することができる。 上記の方法によつて得られる前記式()にお
いて、R4がヒドロキシアルキル基を表わす場合、
それをそれ自体公知の方法でアシル化又はエーテ
ル化することにより、R4が低級アルカノイルオ
キシ低級アルキル基又は低級アルコキシ低級アル
キル基を表わす場合の対応する式()の化合物
を得ることができる。 以上述べた方法により製造される前記式()
の化合物は、必要に応じて対応する塩に変えるこ
とができる。造塩反応はそれ自体公知の方法に従
い、式()の化合物を前記した如き無機酸又は
有機酸で処理することにより容易に行なうことが
できる。 かくして、本発明の方法に従い製造される前記
式()の化合物又はその塩は、それ自体公知の
手段、例えば再結晶、蒸留、カラムクロマトグラ
フイー、薄層クロマトグラフイー等の方法によ
り、反応混合物から単離し及び/又は精製するこ
とができる。 以上に説明した本発明の式()で表わされる
アミノアルキルベンゼン誘導体及びその塩は、優
れたヒスタミンH2受容体拮抗作用にもとづく胃
酸分泌抑制作用を有し、胃酸に起因する疾病、た
とえば胃又は十二指腸潰瘍の治療に極めて有用な
化合物である。 本発明の式()で表わされる化合物が優れた
ヒスタミンH2受容体拮抗作用を有することは以
下の動物実験により立証される。 なお、以下の動物実験に用いた本発明の化合物
は次の記号で代表させる。 化合物 A:N−[4−[3−(1−ピペリジニルメチル)
フエノキシ]−cus−2−ブテニル]アセトアミ
ド、 B:N−[4−[3−(1−ピペリジニルメチル)
フエノキシ]−cis−2−ブテニル]ヒドロキシ
アセトアミド、 C:N−[4−[3−(1−ピペリジニルメチル)
フエノキシ−2−ブテニル]アセトアミド。 (1) モルモツト右心房標本によるヒスタミンH2
受容体拮抗作用の測定 ハートレイ系モルモツト(雄:400〜550g)
を頭部を打撲し放血し、心臓を摘出した。酸素
を飽和したタイロード液内で右心房を剥離し、
その両端に絹糸をつけた。36℃に保つたタイロ
ード液を有し、混合ガス(O295%:CO2 5%)
を通気しているマグヌス管(25ml)内に、両端
につけた絹糸を用い張力700mgで心房を懸垂し
た。心房の収縮運動をフオース・デイスプレイ
スメント・トランスジユーサー(Force−dis−
placement−transducer)により記録し、心摶
数を算出した。 ヒスタミン(二燐酸塩の形で用いる、以下同
じ)を、添加量の対数値が1/2の等間隔とな
る用量で、心摶数増加の最大反応が得られるま
で、1×10-8M〜1×10-4M濃度で累加的にマ
グヌス管内加え、ヒスタミンの用量反応曲線
(Dose−respons curve)を得た。マグヌス管
内を数回洗浄し、心芳を1時間安定させた後再
び前述の操作を繰り返し、ヒスタミンの用量反
応曲線を得た。マグヌス管内を数回洗浄後、組
織を50分間安定させた。次いで、試験化合物
(1×10-5M)をマグヌス管内に加え、20分後
に試験化合物存在下におけるヒスタミンの用量
反応曲線を得た。 第2回目のヒスタミンの用量反応曲線と第3
回目の試験化合物存在下のヒスタミンの用量反
応曲線からJ.M.Van Rossumの方法(Arch.
int.Pharmacodyn.、143、299、1963)により、
各試験化合物のPA2値(一定反応をおこすのに
要するマグヌス管内のヒスタミン濃度を2倍に
するのに必要な、試験化合物のモル濃度の対数
値の負数(negative logarithm))を算出し
た。その結果を下記表−1に示す。 表−1 化合物 PA2 A 7.34 B 6.49 C 6.78 かくして、本発明の式()で表わされる化
合物は、抗潰瘍剤としては、人間その他の温血
動物に対する治療、措置のために、経口又は非
経口投与(例えば筋注、静注、皮下投与、直腸
投与、経皮投与など)することができるが、特
に経口投与が好ましい。 本発明の化合物は、薬剤として用いる場合、経
口又は非経口投与に適した種々の形態に製剤する
ことができる。例えば、本発明の化合物は、この
種薬剤に通常使用される無毒性の賦形剤、結合
剤、滑沢剤、崩壊剤、防腐剤、等張化剤、安定化
剤、分散剤、酸化防止剤、着色剤、香味剤、緩衝
剤等の添加物を使用して製剤することができる。 かかる薬剤は、その用途に応じて、固体形態
(例えば錠剤、硬カプセル剤、軟カプセル剤、顆
粒剤、散剤、細粒剤、丸剤、トローチ錠など)、
半固体形態(例えば坐薬、軟膏など)及び液体形
態(注射剤、乳剤、懸濁液、シロツプ、スプレー
など)のいずれかの製剤形態に調製することがで
きる。しかして、使用し得る無毒性の上記添加物
としては、例えばでん粉、ゼラチン、ブドウ糖、
乳糖、果糖、マルトース、炭酸マグネシウム、メ
タケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ケイ酸ア
ルミニウム、無水ケイ酸、タルク、ステアリン酸
マグネシウム、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースまたはその塩、アラビアゴム、ポ
リエチレングリコール、p−ヒドロキシ安息香酸
アルキルエステル、シロツプ、エタノール、プロ
ピレングリコール、ワセリン、カーボワツクス、
グリセリン、塩化ナトリウム、亜硫酸ソーダ、リ
ン酸ナトリウム、クエン酸等が挙げられる。該薬
剤はまた、治療学的に有用な他の薬剤を含有する
こともできる。 該試薬中における本発明の化合物の含有量はそ
の剤形に応じて異なるが、一般に固体及び半固体
形態の場合には5〜100重量%の濃度で、そして
液体形態の場合には0.1〜10重量%の濃度で該活
性化合物を含有していることが望ましい。 本発明の化合物の投与量は、対象とする人間を
はじめとする温血動物の種類、投与経路、症状の
軽重、医者の診断等により広範に変えることがで
きるが、一般に1日当り、0.2〜80mg/Kg、好適に
は、0.5〜50mg/Kgとすることができる。しかし、
上記の如く患者の症状の軽重、医者の診断に応じ
て、上記範囲の下限よりも少ない量又は上限より
も多い量を投与することももちろん可能である。
上記投与量は1日1回又は数回に分けて投与する
ことができる。 以下実施例により本発明をさらに説明する。 実施例 1 Cis−4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−2−ブテニルアミン200mg、ギ酸ナト
リウム200mgおよびギ酸0.6mlの混合物を1時間還
流する。減圧下に大部分の溶媒を留去した後、水
を加え、アンモニア水を加えてアルカリ性とし
て、生成物をクロロホルムで抽出する。抽出物を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、
TLC(展開溶媒;クロロホルム:メタノール
(9:1))で分離精製して、N−〔4−〔3−(1
−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−cis−2−
ブテニル〕ホルムアミド120mgを油状物をして得
た。 IR(液膜、cm-1):3260、1665。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.8(6H、多重線)、2.2
〜2.6(4H、多重線)、3.47(2H、一重線)、3.8
〜4.2(2H、多重線)、4.4〜4.7(2H、多重線)、
5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6〜7.4(4H、多重
線)、8.17(1H、一重線)。 実施例 2 cis−4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−2−ブテニルアミン200mgをピリジン
1mlに溶かし、無水酢酸0.12mlを加えて室温に4
時間放置する。減圧下にピリジンを留去した後、
少量の水および炭酸カリウムを加える。クロロホ
ルムで抽出し、水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥
して、溶媒を留去する。残留物をTLC(展開溶
媒;クロロホルム;メタノール(9:1))で精
製して、N−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチ
ル)フエノキシ〕−cis−2−ブテニル〕アセトア
ミド160mgを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3280、1650。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
1.97(3H、一重線)、2.2〜2.6(4H、多重線)、
3.46(2H、一重線)、3.8〜4.2(2H、多重線)、
4.4〜4.8(2H、多重線)、5.3〜6.2(3H、多重
線)、6.6〜7.4(4H、多重線)。 実施例 3 実施例2において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにcis−4−(3−ジメチルアミノメチ
ルフエノキシ)2−ブテニルアミン250mgを用い
て同様に操作して、N−〔4−(3−ジメチルアミ
ノメチルフエノキシ)−cis−2−ブテニル〕アセ
トアミド220mgを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3260、1647。 NMR(CDCl3、δ):1.94(3H、一重線)、2.23
(6H、一重線、3.40(2H、一重線)、3.7〜4.2
(2H、多重線)、4.4〜4.7(2H、多重線)、5.3〜
6.2(2H、多重線)、6.6〜7.6(4H、多重線)。 実施例 4 実施例2において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにcis−4−〔3−〔1−(1−ピロリジ
ニル)エチル〕フエノキシ〕−2−ブテニルアミ
ン250mgを用いて同様に操作して、N−〔4−〔3
−〔1−(1−ピロリジニル)エチル〕−フエノキ
シ〕−cis−2−ブテニル〕アセトアミド230mgを
油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3270、1645。 NMR(CDCl3、δ):1.36(3H、二重線、J=
6Hz)、1.5〜2.0(4H、多重線)、1.96(3H、一重
線)、2.1〜2.8(4H、多重線)、3.15(1H、四重
線)、3.7〜4.2(2H、多重線)、4.4〜4.8(2H、多
重線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6〜7.4(4H、
多重線)。 実施例 5 実施例2において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにtrans−4−〔3−(1−ピペリジニ
ルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルアミン300
mgを用いて同様に操作して、N−〔4−〔3−(4
−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−trans−2
−ブテニル〕アセトアミド290mgを油状物として
得た。 IR(液膜、cm-1):3280、1655。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.9(6H、多重線)、
1.99(3H、一重線)、2.2〜2.7(4H、多重線)、
3.44(2H、一重線)、3.7〜4.1(2H、多重線)、
4.3〜4.7(2H、多重線)、5.5〜6.4(2H、多重
線)、6.6〜7.3(4H、多重線)。 実施例 6 実施例2において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにcis−4−〔3−(1−ピペリジニル
メチル)フエニル〕−3−ブテニルアミン1.0gを
用いて同様に操作して、N−〔4−〔3−(1−ピ
ペリジニルメチル)フエノキシ〕−cis−3−ブテ
ニル〕アセトアミド1.0gを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3280、1660。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.8(8H、多重線)、
1.92(3H、一重線)、2.2〜2.8(6H、多重線)、
2.9〜3.1(2H、多重線)、3.47(2H、一重線)、
5.3〜6.0(1H、多重線)、6.55(1H、二重線、J
=12Hz)、7.0〜7.5(4H、多重線)。 実施例 7 実施例2において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにtrans−4−〔3−(1−ピペリジニ
ルメチル)フエニル〕−3−ブテニルアミン300mg
を用いて同様に操作して、N−〔4−〔3−(1−
ピペリジニルメチル)フエニル〕−trans−3−ブ
テニル〕アセトアミド170mgをを油状物として得
た。 IR(液膜、cm-1):3270、1640。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
1.95(3H、一重線)、2.1〜2.7(6H、多重線)、
3.1〜3.7(2H、多重線)、3.44(2H、一重線)、
5.6〜6.7(2H、多重線)、7.0〜7.5(4H、多重
線)。 実施例 8 実施例2において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにcis−6−〔3−(1−ピペリジニル
メチル)フエニル〕−5−ヘキセニルアミン150mg
を用いて同様に操作して、N−〔6−(3−(1−
ピペリジニルメチル)フエニル〕−cis−5−ヘキ
セニル〕アセトアミド100mgを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3280、1650。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(10H、多重線)、
1.92(3H、一重線)、2.0〜2.6(6H、多重線)、
2.9〜3.4(2H、多重線)、3.46(2H、一重線)、
5.3〜6.0(1H、多重線)、6.40(1H、二重線、J
=12Hz)、7.0〜7.9(4H、多重線)。 実施例 9 実施例2において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りに、cis−4−〔3−(1−パーヒドロ
アゼピニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニル
アミン250mgを用いて同様に操作して、N−〔4−
〔3−(1−パーヒドロアゼピニルメチル)フエノ
キシ〕−cis−2−ブテニル〕アセトアミド200mg
を油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3250、1636。 NMR(CDCl3、δ):1.4〜1.9(8H、多重線)、
1.95(3H、一重線)、2.4〜2.9(4H、多重線)、
3.61(2H、一重線)、3.7〜4.3(2H、多重線)、
4.4〜4.8(2H、多重線)、5.3〜6.2(2H、多重
線)、6.5〜7.6(4H、多重線)。 実施例 10 実施例2において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにcis−4−〔4−(1−ピペリジニル
メチル)フエノキシ〕−2−ブテニルアミン260mg
を用いて同様に操作して、N−〔4−〔4−(1−
ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−cis−2−ブ
テニル〕アセトアミド220mgを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3270、1650。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.8(6H、多重線)、
1.94(3H、一重線)、2.1〜2.6(4H、多重線)、
3.39(2H、一重線)、3.7〜4.2(2H、多重線)、
4.3〜4.8(2H、多重線)、5.3〜6.2(2H、多重
線)、6.6〜7.4(4H、多重線)。 実施例 11 実施例2において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りに4−〔3−(1−ピペリジニルメチ
ル)フエノキシ〕2−ブテニルアミン40mgを用い
て同様に操作して、N−〔4−〔3−(1−ピペリ
ジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブチニル〕ア
セトアミド22mgをを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):2220、1655。 NMR(CDCl3、δ):1.3〜1.8(6H、多重線)、
1.96(3H、一重線)、2.2〜2.6(4H、多重線)、
3.45(2H、一重線)、3.9〜4.2(2H、多重線)、
4.5〜4.8(2H、多重線)、5.85(1H、一重線)、
6.6〜7.4(4H、多重線)。 実施例 12 cis−4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−2−ブテニルアミン250mgをメトキシ
酢酸600mgと共に窒素気流下、200℃で2時間加熱
する。冷却した後、水を加え、アンモニア水でア
ルカリ性としてクロロホルムで抽出する。水洗
後、硫酸マグネシウムにて乾燥し、溶媒を留去す
る。残留物をTLC(展開溶媒;クロロホルム:メ
タノール(9:1))で精製し、N−〔4−〔3−
(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−cis−
2−ブテニル〕メトキシアセトアミド210mgを油
状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3240、1666。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.9(6H、多重線)、2.2
〜2.7(4H、多重線)、3.39(2H、一重線)、3.88
(2H、一重線)、3.8〜4.2(2H、多重線)、4.4〜
4.8(2H、多重線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6
〜7.4(4H、多重線)。 実施例 13 実施例12において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにcis−4−〔3−〔1−(1−ピロリジ
ニル)エチル〕フエノキシ〕−2−ブテニルアミ
ン300mgを用いて同様に操作して、N−〔4−〔3
−〔1−(1−ピロリジニル)エチル〕フエノキ
シ〕−cis−2−ブテニル〕メトキシアセトアミド
180mgを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3300、1665。 NMR(CDCl3、δ):1.36(3H、二重線、J=
6Hz)、1.5〜2.0(4H、多重線)、2.1〜2.8(4H、
多重線)、3.16(1H、四重線)、3.37(3H、一重
線)、3.86(2H、一重線)、3.8〜4.2(2H、多重
線)、4.3〜4.8(2H、多重線)、5.3〜6.2(2H、多
重線)、6.6〜7.4(4H、多重線)。 実施例 14 cis−4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−2−ブテニルアミン400mgをヒドロキ
シ酢酸126mgと共に窒素気流下、200℃で2時間加
熱する。冷却した後、水を加え、アンモニア水で
アルカリ性としてクロロホルムで抽出する。水洗
後、硫酸マグネシウムにて乾燥し、溶媒を留去す
る。残留物をTLC(展開溶媒;クロロホルム:メ
タノール(9:1))で精製し、N−〔4−〔3−
(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−cis−
2−ブテニル〕ヒドロキシアセトアミド211mgを
油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3250、1650。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.8(6H、多重線)、2.2
〜2.6(4H、多重線)、3.44(2H、一重線)、3.8
〜4.2(2H、多重線)、4.00(2H、一重線)、4.3
〜4.8(2H、多重線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、
6.6〜7.4(4H、多重線)。 実施例 15 実施例14において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにcis−4−〔3−〔1−(1−ピロリジ
ニル)エチル〕フエノキシ〕−2−ブテニルアミ
ン200mgを用いて同様に操作して、N−〔4−〔3
−〔1−(1−ピロリジニル)エチル〕フエノキ
シ〕−cis−2−ブテニル〕ヒドロキシアセトアミ
ド80mgを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3320、1650。 NMR(CDCl3、δ):1.38(3H、二重線、J=
6Hz)、1.5〜2.0(4H、多重線)、2.1〜2.9(4H、
多重線)、3.18(1H、四重線、J=6Hz)、3.3〜
4.2(2H、多重線)、4.04(2H、一重線)、4.4〜
4.8(2H、多重線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6
〜7.4(4H、多重線)。 実施例 16 実施例14において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにtrans−4−〔3−(1−ピペリジニ
ルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルアミン300
mgを用い同様に操作して、N−〔4−〔3−(1−
ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−trans−2−
ブテニル〕ヒドロキシアセトアミド170mgを油状
物として得た。 IR(液膜、cm-1):3340、1660。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.9(6H、多重線)、2.2
〜2.7(4H、多重線)、3.44(2H、一重線)、3.8
〜4.2(2H、多重線)、4.04(2H、一重線)、4.3
〜4.7(2H、多重線)、5.6〜6.4(2H、多重線)、
6.6〜7.3(4H、多重線)。 実施例 17 実施例14において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにcis−4−〔3−(1−ピペリジニル
メチル)フエニル〕−3−ブテニルアミン1.0gを
用いて同様に操作して、N−〔4−〔3−(1−ピ
ペリジニルメチル)フエニル〕−cis−3−ブテニ
ル〕ヒドロキシアセトアミド1.1gを油状物とし
て得た。 IR(液膜、cm-1):3320、1660。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.9(6H、多重線)、2.2
〜2.7(6H、多重線)、3.2〜3.7(2H、多重線)、
3.46(2H、一重線)、3.94(2H、一重線)、5.3〜
6.0(1H、多重線)、6.62(1H、二重線、J=
12Hz)、7.0〜7.5(4H、多重線)。 実施例 18 実施例14において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにtrans−4−〔3−(1−ピペリジニ
ルメチル)フエニル〕−3−ブテニルアミン350mg
を用いて同様に操作して、N−〔4−〔3−(1−
ピペリジニルメチル)フエニル〕−trans−3−ブ
テニル〕ヒドロキシアセトアミド220mgを油状物
として得た。 IR(液膜、cm-1):3320、1655。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、2.1
〜2.7(6H、多重線)、3.2〜3.7(2H、多重線)、
3.43(2H、一重線)、3.97(2H、一重線)、5.6〜
6.7(2H、多重線)、7.0〜7.5(4H、多重線)。 実施例 19 N−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−cis−2−ブテニル〕ヒドロキシアセ
トアミド200mgと無水酢酸118mgをクロロホルム溶
液4ml中、還流下に1時間反応させる。冷却した
後、アンモニア水およびクロロホルム4mlを加
え、クロロホルム層を取つて水洗し、硫酸マグネ
シウムにて乾燥させる。溶媒を留去して得られた
残留物をTLC(展開溶媒;クロロホルム:メタノ
ール(9:1))で精製し、N−〔4−〔3−(1−
ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−cis−2−ブ
テニル〕アセトキシアセトアミド210mgを油状物
として得た。 IR(液膜、cm-1):3280、1750、1665。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.8(6H、多重線)、
2.10(3H、一重線)、2.2〜2.5(4H、多重線)、
3.43(2H、一重線)、4.00(2H、三重線、J=
5Hz)、4.51(2H、一重線)、4.4〜4.7(2H、多重
線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6〜7.4(4H、多
重線)。 実施例 20 N−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−cis−2−ブテニル〕ヒドロキシアセ
トアミド200mgのピリジン1.0ml溶液中にベンゾイ
ルクロリド118mgを氷冷下に加え、滴下後室温に
て2時間撹拌する。減圧下にピリジンを留去後、
水を加え、アンモニア水にてアルカリ性としてク
ロロホルムで抽出する。水洗後、無水硫酸マグネ
シウムにて乾燥して、溶媒を留去する。残留物を
TLC(展開溶媒;クロロホルム:メタノール
(9:1))にて精製して、N−〔4−〔3−(1−
ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−cis−2−ブ
テニル〕ベンゾイルオキシアセトアミド160mgを
融点69.7〜72.2℃の結晶として得た。 IR(液膜、cm-1):3280、1728、1666。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.8(6H、多重線)、2.2
〜2.6(4H、多重線)、3.43(2H、一重線)、4.04
(2H、三重線、J=5Hz)、4.4〜4.7(2H、多重
線)、4.77(2H、一重線)、5.3〜6.2(2H、多重
線)、6.6〜8.2(9H、多重線)。 実施例 21 cis−4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−2−ブテニルアミン150mgとγ−ブチ
ロラクトン149mgを、エタノール1.5ml中還流下に
8時間反応させた後、減圧下に溶媒を留去する。
残留物をTLC(展開溶媒;クロロホルム:メタノ
ール(4:1))で精製して、N−〔4−〔3−(1
−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−cis−2−
ブテニル〕−γ−ヒドロキシブタンアミド180mgを
を油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3260、1640。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜2.1(8H、多重線)、2.1
〜2.7(6H、多重線)、3.46(2H、一重線)、3.5
〜4.2(4H、多重線)、4.3〜4.8(2H、多重線)、
5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6〜7.4(4H、多重
線)。 実施例 22 cis−4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−2−ブテニルアミン200mgのピリジン
1.0ml溶液中にベンゾイルクロリド130mgを滴下
し、室温にて1時間反応させる。減圧下にピリジ
ンを留去した後、アンモニア水を加えて、クロロ
ホルムで抽出する。水洗後無水硫酸マグネシウム
にて乾燥して、溶媒を留去する。残留物をTLC
(展開溶媒;クロロホルム:メタノール(9:
1))で精製して、N−〔4−〔3−(1−ピペリジ
ニルメチル)フエノキシ〕−cis−2−ブテニル〕
ベンズアミド190mgを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3300、1640。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.9(6H、多重線)、2.2
〜2.6(4H、多重線)、3.43(2H、一重線)、4.0
〜4.3(2H、多重線)、4.4〜4.8(2H、多重線)、
5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6〜7.9(9H、多重
線)。 実施例 23 cis−4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−2−ブテニルアミン200mgのピリジン
溶液2ml中にニコチノイルクロリド塩酸塩163mg
を加え、室温にて1時間反応させる。減圧下にピ
リジンを留去し、アンモニア水を加えてエーテル
で抽出する。水洗後硫酸マグネシウムにて乾燥し
て、溶媒を留去する。残留物をTLC(展開溶媒;
クロロホルム:メタノール(9:1))で精製し
て、N−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)
フエノキシ〕−cis−2−ブテニル〕ニコチンアミ
ド200mgを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3260、1640。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.8(6H、多重線)、2.2
〜2.6(4H、多重線)、3.44(2H、一重線)、4.0
〜4.4(2H、多重線)、4.4〜4.8(2N、多重線)、
5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6〜9.1(8H、多重
線)。 上記実施例の原料は以下の製造例に従つて合成
した。 製造例 1 cis−4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−2−ブテニルアミンの合成 A法 ) 60%水素化ナトリウム1.15gを乾燥ジメチ
ルスルホキシド15mlに懸濁させて、3−(1−
ピペリジニルメチル)フエノール5.0gを固体
のままで少づつ加えて撹拌する。室温にて20分
間撹拌した後、N−(4−クロロ−cis−2−ブ
テニル)フタルイミド6.75gを加えて、室温に
て2時間撹拌する。反応液に氷水を加えエーテ
ルで抽出する。水洗後10%塩酸にて抽出し、水
層を集めてアンモニアでアルカリ性とした後、
クロロホルムで抽出する。水洗後無水硫酸マグ
ネシウムにて乾燥し、溶媒を留去して、N−
〔4−(3−(1−ピペリジニルメチル)フエノ
キシ〕−cis−2−ブテニル〕フタルイミド8.3
gを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):1765、1706。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜2.6(4H、多重線)、3.45(2H、一重線)、
4.36(2H、二重線、J=7Hz)、4.6〜5.0(2H、
多重線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、6.7〜7.4
(4H、多重線)、7.5〜8.0(4H、多重線)。 ) N−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル
フエノキシ〕−cis−2−ブテニル〕フタルイミ
ド8.3g、抱水ヒドラジン8.3ml及びエタノール
83mlの混合物を室温にて4時間放置する。析出
したフタラジンを良くほぐして去し、ベンゼ
ンを加えて減圧下にて溶媒を留去し、不溶物が
析出したら去する。この操作を数回くり返し
た後、残留物を減圧蒸留して、cis−4−〔3−
(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−2−
ブテニルアミン4.2gを得た。沸点168〜170
℃/0.55mmHg。 IR(液膜、cm-1):3240、1593。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜2.6(4H、多重線)、3.1〜3.7(2H、多重
線)、3.43(2H、一重線)、4.3〜4.7(2H、多
重線)、5.3〜6.0(2H、多重線)、6.6〜7.7
(4H、多重線)。 B法 60%水素化ナトリウム1.15gを乾燥ジメチルス
ルホキシド15mlに懸濁させて、3−(1−ピペリ
ジニルメチル)フエノール5.0gの固体のままで
少しずつ加えて撹拌する。室温にて20分間撹拌し
た後、この液をcis−1,4−ジクロロ−2−ブ
テン9.7gと乾燥ジメチルスルホキシド5mlの混
合物中に滴下する。室温にて1時間反応後、氷水
中にあけて、エーテルで抽出する。水洗後エーテ
ル層を10%塩酸にて抽出し、水層を集めて炭酸カ
リウムでアルカリ性とした後、再び、エーテルで
抽出する。水洗後無水硫酸マグネシウムにて乾燥
し、溶媒を留去して、1−クロロ−4−〔3−(1
−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−cis−2−
ブテン3.3gを油状物として得た。このものはそ
のまますぐに次の反応に用いる。 得られた1−クロロ−4−〔3−(1−ピペリジ
ニルメチル)フエノキシ〕−cis−2−ブテン3.3
gを、60%水素化ナトリウム0.53g、乾燥ジメチ
ルスルホキシド7.3ml及びフタルイミド1.92gよ
り製した液の中へ滴下する。 室温に2時間反応後、氷水を加えてエーテルで
抽出する。水洗後無水硫酸マグネシウムにて乾燥
し、溶媒を留去して、N−〔4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−cis−2−ブテニ
ル〕フタルイミド2.4gを油状物として得た。こ
の化合物はA法)で得た化合物と完全に一致し
た。 製造例 2 ) 製造例1のA法)において、N−(1−
クロロ−cis−2−ブテニル)フタルイミドの
代りにN−(4−クロロ−trans−2−ブテニ
ル)フタルイミド6.75gを用いて同様に操作し
て、N−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)
フエノキシ〕−trans−2−ブテニル〕フタルイ
ミド8.1gを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):1762、1706。 NMR(CDCl3、δ)1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜2.7(4H、多重線)、3.45(2H、一重線)、
3.9〜4.7(4H、多重線)、5.6〜6.4(2H、多重
線)、6.6〜7.3(4H、多重線)、7.5〜8.0(4H、
多重線)。 ) 製造例1のA法 )において、N−〔4
−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキ
シ〕−cis−2−ブテニル〕フタルイミドの代り
にN−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)
フエノキシ〕−trans−2−ブテニル〕フタルイ
ミド8.1gを用いて同様に操作して、trans−4
−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキ
シ〕−2−ブテニルアミン4.0gを油状物として
得た。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜2.7(4H、多重線)、3.2〜3.8(2H、多重
線)、3.46(2H、一重線)、4.3〜4.7(2H、多
重線)、5.6〜6.4(2H、多重線)、6.6〜7.3
(4H、多重線)。 製造例 3 ) 製造例1のA法)において、3−(1−
ピペリジニルメチル)フエノールの代りに3−
〔1−(1−ピペリジニルメチル)エチル〕フエ
ノール1.0gを用いて同様に操作して、N−〔4
−〔3−〔1−(1−ピロリジニル)エチル〕フ
エノキシ〕−cis−2−ブテニル〕フタルイミド
1.7gを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):1770、1712。 NMR(CDCl3、δ):1.37(3H、二重線、J=
6Hz)、1.5〜2.0(4H、多重線)、2.1〜(4H、
多重線)、3.16(1H、四重線、J=6Hz)、4.2
〜4.6(2H、多重線)、4.6〜5.0(2H、多重
線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6〜7.4(4H、
多重線)、7.5〜8.0(4H、多重線)。 ) 製造例1のA法)において、N−〔4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕
−cis−2−ブテニル〕フタルイミドの代りに
N−〔4−〔3−〔1−(1−ピロリジニル)エチ
ル〕フエノキシ〕−cis−2−ブテニル〕フタル
イミド1.7gを用いて同様に操作して、cis−4
−〔3−〔1−(1−ピロリジニル)エチル〕フ
エノキシ〕−2−ブテニルアミン0.9gを油状物
として得た。 NMR(CDCl3、δ):1.38(3H、二重線、J=
6Hz、)1.5〜2.0(4H、多重線)、2.2〜2.8
(4H、多重線)、3.17(1H、四重線、J=
6Hz)、3.2〜3.7(2H、多重線)、4.3〜4.8
(2H、多重線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6
〜7.4(4H、多重線)。 製造例 4 ) 製造例1のA法)において、3−(1−
ピペリジニルメチル)フエノールの代りに3−
ジメチルアミノメチルフエノール1.0gを用い
て同様に操作して、N−〔4−(3−ジメチルア
ミノメチルフエノキシ)−cis−2−ブテニル〕
フタルイミド1.0gを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):1775、1720。 NMR(CDCl3、δ):2.23(6H、一重線)、3.39
(2H、一重線)、4.2〜4.6(2H、多重線)、4.7
〜4.9(2H、多重線)、5.3〜6.2(2H、多重
線)、6.6〜7.4(4H、多重線)、7.5〜8.0(4H、
多重線)。 ) 製造例1のA法)において、N−〔4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕
−cis−2−ブテニル〕フタルイミドの代りに
N−〔4−(3−ジメチルアミノメチルフエノキ
シ)−cis−2−ブテニル〕フタルイミド1.0g
を用いて同様に操作して、cis−4−(3−ジメ
チルアミノメチルフエノキシ)−2−ブテニル
アミン0.7gを油状物として得た。 NMR(CDCl3、δ):2.22(6H、一重線)、3.2〜
3.5(2H、多重線)、3.36(2H、一重線)、4.3
〜4.8(2H、多重線)、5.3〜6.0(2H、多重
線)、6.6〜7.7(4H、多重線)。 製造例 5 ) 製造例1のA法)において、3−(1−
ピペリジニルメチル)フエノールの代りに3−
(1−パーヒドロアゼピニルメチル)フエノー
ル1.0gを用いて同様に操作して、N−〔4−
〔3−(1−パーヒドロアゼピニルメチル)フエ
ノキシ〕−cis−2−ブテニル〕フタルイミド
1.1gを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):1772、1719。 NMR(CDCl3、δ):1.4〜1.9(8H、多重線)、
2.4〜2.9(4H、多重線)、3.60(2H、一重線)、
4.2〜4.6(2H、多重線)、4.7〜4.9(2H、多重
線)、5.3〜6.1(2H、多重線)、6.5〜7.4(4H、
多重線)、7.5〜8.0(4H、多重線)。 ) 製造例1のA法)において、N−〔4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕
−cis−2−ブテニル〕フタルイミドの代りに
N−〔4−〔3−(1−パーヒドロアゼピニルメ
チル)フエノキシ〕−cis−2−ブテニル〕フタ
ルイミド1.1gを用いて同様に操作して、cis−
4−〔3−(1−パーヒドロアゼピニルメチル)
フエノキシ〕−2−ブテニルアミン0.8gを油状
物として得た。 NMR(CDCl3、δ):1.3〜1.9(8H、多重線)、
2.3〜2.8(4H、多重線)、3.1〜3.6(2H、多重
線)、3.58(2H、一重線)、4.3〜4.7(2H、多
重線)、5.3〜6.0(2H、多重線)、6.5〜7.6
(4H、多重線)。 製造例 6 ) 製造例1のA法)において、3−(1−
ピペリジニルメチル)フエノールの代りに4−
(1−ピペリジニルメチル)フエノール1.0gを
用いて同様に操作して、N−〔4−〔4−1−ピ
ペリジニルメチル)フエノキシ〕cis−2−ブ
テニル〕フタルイミド1.4gを油状物として得
た。 IR(液膜、cm-1):1770、1710。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜2.7(4H、多重線)、3.40(2H、一重線)、
4.35(2H、二重線、J=6Hz)、4.6〜5.1(2H、
多重線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、6.7〜7.4
(4H、多重線)、7.5〜8.0(4H、多重線)。 ) 製造例1のA法)において、N−〔4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕
−cis−2−ブテニル〕フタルイミドの代りに
N−〔4−〔4−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−cis−2−ブテニル〕フタルイミド
1.4gを用いて同様に操作して、cis−4−〔4
−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−2
−ブテニルアミン0.78gを油状物として得た。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜2.6(2H、多重線)、3.2〜3.5(2H、多重
線)、3.37(2H、一重線)、4.3〜4.7(2H、多
重線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、6.7〜7.4
(4H、多重線)。 製造例 7 ) 製造例1のA法)において、N−(4−
クロロ−cis−2−ブテニル)フタルイミドの
代りに、N−(4−クロロ−2−ブチニル)フ
タルイミド0.7gを用いて同様に操作して、N
−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエ
ノキシ〕−2−ブチニル〕フタルイミド95mgを
油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):2220、1775、1725。 NMR(CDCl3、δ):1.3〜1.8(6H、多重線)、
2.2〜2.6(4H、多重線)、3.45(2H、一重線)、
4.3〜4.8(4H、多重線)、6.6〜7.4(4H、多重
線)、7.6〜8.0(4H、多重線)。 ) 製造例1のA法)において、N−〔4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕
−cis−2−ブチニル〕フタルイミドの代りに
N−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル〕フ
エノキシ−2−ブチニル〕フタルイミド9.5mg
を用いて同様に操作して、4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル〕フエノキシ〕−2−ブチニル
アミンを油状物として得た。このものはそのま
ますぐに実施例11の原料とした。 製造例 8 ) THF140ml中に3−フタルイミノプロピル
トリフエニルホスホニウムブロミド24gと、60
%水素化ナトリウム1.8gを懸濁させて、氷冷
下15分間撹拌した後、3−(1−ピペリジニル
メチル)ベンズアルデヒド7.0gを加える。室
温につ1.5時間撹拌した後、減圧下に溶媒を留
去し、氷水を加えてエーテルで抽出する。水洗
後10%塩酸にてエーテル層から抽出し、水層を
集めてアンモニアでアルカリ性とした後、クロ
ロホルムで抽出する。水洗後無水硫酸マグネシ
ウムにて乾燥し、溶媒を留去して、N−〔4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエニル〕−
cis−3−ブテニル〕フタルイミド9.2gを油状
物として得た。 IR(液膜、cm-1):1770、1700。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.2〜2.6(4H、多重線)、2.70(2H、四重線)、
3.49(2H、一重線)、3.70(2H、三重線、J=
7Hz)、5.2〜5.6(1H、多重線)、6.49(1H、2
重線、J=12Hz)、7.0〜7.4(4H、多重線)、
7.5〜8.0(4H、多重線)。 ) 製造例1のA法)において、N−〔4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕
−cis−2−ブテニル〕フタルイミドの代りに
N−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エニル〕−cis−3−ブテニル〕フタルイミド
9.2gを用いて同様に操作して得た油状物を減
圧蒸留して、140〜142℃/0.15mmHgのcis−4
−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエニル〕
−3−ブテニルアミン0.4gを得た。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.2〜2.6(6H、多重線)、2.6〜3.0(2H、多重
線)、3.45(2H、一重線)、5.2〜6.0(1H、多
重線)、6.51(1H、二重線、J=12Hz)、7.0
〜7.4(4H、多重線)。 製造例 9 ) 製造例8の)において、3−フタルイミ
ノプロピルトリフエニルホスホニウムブロミド
の代りに5−フタルイミノペンチルトリフエニ
ルホスホニウムブロミド4.6gを用いて同様に
操作して、N−〔6−〔3−(1−ピペリジニル
メチル)フエニル〕−cis−5−ヘキセニル〕フ
タルイミド1.5gを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):1765、1700。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜2.0(10H、多重線)、
2.1〜2.6(6H、多重線)、3.44(2H、一重線)、
3.5〜3.9(2H、多重線)、5.2〜6.0(1H、多重
線)、6.40(1H、二重線、J=12Hz)、7.0〜
8.0(8H、多重線)。 ) 製造例1のA法)において、N−〔4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕
−cis−2−ブテニル〕フタルイミドの代りに
N−〔6−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エニル〕−cis−5−ヘキセニル〕フタルイミド
1.5gを用いて同様に操作して、cis−6−〔3
−(1−ピペリジニルメチル)フエニル〕−5−
ヘキセニルアミン1.0gを油状物として得た。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(10H、多重線)、
2.0〜3.0(8H、多重線)、3.44(2H、一重線)、
5.2〜6.0(1H、多重線)、6.40(1H、二重線、
J=12Hz)、7.0〜7.9(4H、多重線)。 製造例 10 trans−4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)
フエニル〕−3−ブテニルアミンの合成 A法 ) 60%水素化ナトリウム2.1gをテトラヒド
ロフラン15ml及び乾燥ジメチルスルホキシド15
mlに懸濁させて、氷冷下撹拌下オキシカルボニ
ルエチルトリフエニルホスホニウムクロリド
10.1gを固体のままで少しづつ加える。氷冷下
に10分間撹拌後、3−(1−ピペリジニルメチ
ル)ベンズアルデヒド5.0gのテトラヒドロフ
ラン5ml溶液を加えて室温にて4時間撹拌す
る。少量の水を加えた後、減圧下にテトラヒド
ロフランを留去し、氷水30mlを加え、エーテル
で振る。水層を取り、減圧下にほとんどの水を
留去する。残留物にエーテルを加えて振り、静
置してエーテル層をデカントで除く、この操作
を数回くり返した後に、メタノール20mlを加
え、次いで20%塩酸エーテル溶液25mlを加え
る。析出した不溶物を去した後加熱してエー
テルを留去し、10分間還流する。減圧下にメタ
ノールを留去し、氷水を加えて、炭酸カリウム
にてアルカリ性とした後、エーテルで抽出す
る。水洗後、芒硝で乾燥させ溶媒を留去する。
残留物をTLC(展開溶媒;クロロホルム:メタ
ノール(9:1)にて精製して、3−〔3−(1
−ピペリジニルメチル)フエニル〕−trans−2
−ブテン酸メチル3.0gを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):1735。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.9(6H、多重線)、
2.2〜2.6(4H、多重線)、3.1〜3.4(2N、多重
線)、3.49(2H、一重線)、3.68(3H、一重
線)、6.0〜7.0(2H、多重線)、7.1〜7.5(4H、
多重線)。 ) 乾燥したテトラヒドロフラン50mlに水素化
リチウムアルミニウム1.2gを懸濁させておい
て、氷冷撹拌下、3−〔3−(1−ピペリジニル
メチル)フエニル〕−trans−2−ブテン酸メチ
ル3.0gの乾燥テトラヒドロフラン10ml溶液を
滴下する。氷冷下にて1時間反応後氷水を滴下
し、塩化ナトリウム3gを加えて不溶物を去
する。液から減圧下に溶媒を留去し、残留物
をTLC(展開溶媒;クロロホルムメタノール
(9:1)にて精製して、4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエニル〕−trans−3−ブテ
ニルアルコール2.5gを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3330。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜2.7(6H、多重線)、3.41(2H、一重線)、
3.68(2H、三重線、J=6Hz)、5.7〜6.7(2H、
多重線)、7.0〜7.9(4H、多重線)。 ) 4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエ
ニル〕−trans−3−ブテニルアルコール2.5g
をチオニルクロリド中1時間還流する。減圧下
にチオニルクロリドを留去し氷水を加え、炭酸
カリウムにてアルカリ性とした後、エーテルで
抽出する。水洗後芒硝にて乾燥し、溶媒を留去
して、1−クロロ−4−〔3−(1−ピペリジニ
ルメチル)フエニル〕−trans−3−ブテン1.75
gを油状物として得た。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜2.9(6H、多重線)、3.43(2H、一重線)、
3.4〜3.8(2H、多重線)、5.6〜6.7(2H、多重
線)、7.0〜7.5(4H、多重線)。 ) 1−クロロ−4−〔3−(1−ピペリジニル
メチル)フエニル〕−trans−3−ブテン1.7g、
フタルイミドカリウム5.1g及びジメチルスル
ホキシド17mlを蒸気バード上で30分間加熱した
後、冷却し、氷水を加え、エーテルで抽出す
る。水洗後、10%塩酸にて抽出し、水層を集め
てアンモニアでアルカリ性とした後、クロロホ
ルムで抽出する。水洗後、無水硫酸マグネシウ
ムにて乾燥し、溶媒を留去する。残留物を
TLC(展開溶媒;クロロホルム:メタノール
(19:1))にて精製して、N−〔4−〔3−(1
−ピペリジニルメチル)フエニル〕−trans−3
−ブテニル〕フタルイミド0.8gを油状物とし
て得た。 IR(液膜、cm-1):1770、1710。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜2.9(6H、多重線)、3.42(2H、一重線)、
3.5〜4.0(2H、多重線)、5.6〜6.7(2H、多重
線)、7.0〜7.4(4H、多重線)、7.5〜8.0(4H、
多重線)。 ) 製造例1のA法)において、N−〔4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕
−cis−2−ブテニル〕フタルイミドの代りに
N−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エニル〕−trans−3−ブテニル〕フタルイミド
2.6gを用いて同様に操作して、trans−4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエニル〕−
3−ブテニルアミン1.3gを油状物として得た。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜3.0(8H、多重線)、3.43(2H、一重線)、
5.6〜6.7(2H、多重線)、7.0〜7.5(4H、多重
線)。 B法 ) 乾燥テトラヒドロフラン−乾燥ジメチルス
ルホキシド(1:1)混液37ml中に60%水素化
ナトリウムを懸濁させておいて、氷水撹拌下オ
キシカルボニルエチルトリフエニルホスホニウ
ムクロリド15.8gを一度に加える。氷冷下に20
分間撹拌後、3−(エトキシカルボニル)ベン
ズアルデヒド7.5gの乾燥テトラヒドロフラン
(7.5ml)溶液を一度に加える。氷冷下に2時間
撹拌後、室温で3時間撹拌する。氷水100mlと
エーテル300mlを加えて振り、水層を取つて塩
酸々性とした後エーテル抽出する。水洗後エー
テルを留去して得られた残留物をメタノール80
mlにとかし、塩酸ガスを吹込んで、30分間還元
する。減圧下にメタノールを留去し、エーテル
を加えて抽出する。5%炭酸カリウム水溶液で
振つた後、水洗し、芒硝にて乾燥し、減圧下に
溶媒を留去する。得られた粗オイルをカラムク
ロマト(wakogel−C−200、クロロホルム流
出)にて精製した後減圧蒸留して、沸点150〜
154℃/0.6mmHgの3−〔3−(エトキシカルボ
ニル)フエニル〕−trans−2−ブテン酸メチル
4.5gを得た。 IR(液膜、cm-1):1720。 NMR(CDCl3、δ):1.37(3H、三重線)、3.0〜
3.5(2H、多重線)、3.70(3H、一重線)、3.39
(2H、一重線)、4.45(2H、四重線、J=
7Hz)、6.0〜7.0(2H、多重線)、7.1〜8.3
(4H、多重線)。 ) 水素化リチウムアルミニウム10gを乾燥テ
トラヒドロフラン500mlに懸濁させておいて、
3−〔3−(エトキシカルボニル)フエニル〕−
trans−2−ブテン酸メチル25gの乾燥テトラ
ヒドロフラン(100ml)溶液を氷冷撹拌下、内
温10℃以下で滴下する。室温にて1時間反応
後、氷冷撹拌下内温10℃以下で水50mlを滴下す
る。 室温にて30分間撹拌した後、塩化ナトリウム
50gを加えて不溶物を去する。減圧下に溶媒
を留去した後残留物を減圧蒸留して、沸点167
〜170℃/1mmHgの4−(3−ハイドロキシメ
チルフエニル)−trans−3−ブテニルアルコー
ル14gを得た。 IR(液膜、cm-1):3320。 NMR(CDCl3、δ):2.37(2H、四重線、J=
7Hz)、3.57(2H、三重線、J=7Hz)、4.50
(2H、一重線)、5.7〜6.7(2H、多重線)、6.9
〜7.5(4H、多重線)。 ) 4−(3−ハイドロキシメチルフエニル)−
trans−3−ブテニルアルコール14gをチオニ
ルクロリド50ml中に室温にて少しづつ加える。
還流下にて1時間反応後、減圧下にチオニルク
ロリドを留去する。残留物をエーテルに溶かし
て5%炭酸カリウム水溶液で2回振り、水洗
後、芒硝にて乾燥させて溶媒を留去する。残留
物をカラムクロマト(wakogel−c−200、ク
ロロホルム流出)にて精製して、1−クロロ−
4−(3−クロロメチルフエニル)−trans−3
−ブテン15.5gを油状物として得た。この化合
物を減圧蒸留すると、沸点123〜126℃/0.6mm
Hgにて蒸留されるが、分解が激しく、収率は
低下する。 NMR(CDCl3、δ):2.56(2H、四重線、J=
7Hz)、3.59(2H、三重線、J=7Hz)、4.54
(2H、一重線)、5.7〜6.7(2H、多重線)、7.0
〜7.5(4H、多重線)。 ) 1−クロロ−4−(1−クロロメチルフエ
ニル)−trans−3−ブテン4.1g、ピペリジン
3.3g及びテトラヒドロフラン41mlの混合物を
2時間加熱還流する。減圧下に溶媒を留去し、
エーテルを加えて析出した不溶物を去する。
液を10%塩酸にて抽出し、水層を集めて、炭
酸カリウムにてアルカリ性とした後、クロロホ
ルム抽出する。水洗後無水硫酸ナトリウムにて
乾燥し、溶媒を留去して、1−クロロ−〔3−
(1−ピペリジニルメチル)フエニル〕−trans
−3−ブテン3.7gを油状物として得た。この
化合物は製造例10のA法)で得た化合物と完
全に一致した。 製造例 11 N−(3−ブロモプロピル)フタルイミド100
g、トリフエニルホスフイン100g及びベンゼン
200mlの混合物を一夜還流する。析出した結晶を
取し乾燥して、融点216〜217℃の3−フタルイ
ミノプロピルトリフエニルホスホニウムブロミド
128gを得た。 IR(KBr、cm-1):3400、1770、1700。 NMR(CDCl3、δ):1.8〜2.5(2H、多重線)、3.5
〜4.3(4H、多重線)、7.5〜8.1(19H、多重線)。 製造例 12 N−(5−ブロモペンチル)フタルイミド5.0g
及びトリフエニルホスフイン4.4gを140〜145℃
にて30分間加熱して反応させる。反応後アセトン
を加えて一度溶液とし、次いでエーテルを加えて
分離した油状物からエーテルをデカントで除く。
エーテルで扱つて、デカントを数回くり返した
後、減圧ポンプで良く溶媒を留去して、アモルフ
アス状で、かつ、吸湿性の5−フタルイミノペン
チルトリエチルホスホニウムブロミド4.6gを得
た。 IR(KBr、cm-1):3400、1760、1700。 NMR(CDCl3、δ):1.4〜2.0(6H、多重線)、3.2
〜4.0(4H、多重線)、7.4〜8.1(19H、多重線)。 製造例 13 乾燥ジメチルスルホキシド20ml中に60%水素化
ナトリウム2.8gを懸濁させておいて、フタルイ
ミド10gを固体のまま少しづつ加える。室温にて
20分間撹拌した後、この液を1,4−ジクロロ−
cis−2−ブテン16.8gの乾燥ジメチルスルホキ
シド16ml溶液中に室温にて滴下する。室温にて2
時間放置後、氷水中にあけてn−ヘキサン50mlを
加え、撹拌し、放置する。析出した結晶を炉取し
水洗した後、n−ヘキサンで洗い、湿つた結晶を
エーテル50mlで6回抽出する。エーテル層を芒硝
にて乾燥した後、溶媒を留去する。粗結晶をn−
ヘキサンより再結晶して、融点66.9〜68.6℃のN
−〔4−クロロ−cis−2−ブテニル)フタルイミ
ド5.0gを得た。 IR(KBr、cm-1):1760、1700。 NMR(CDCl3、δ):3.9〜4.6(4H、多重線)、5.4
〜6.1(2N、多重線)、7.5〜8.0(4H、多重線)。 製造例 14 製造例13において、1,4−ジクロロ−cis−
2−ブテンの代りに1,4−ジクロロ−trans−
2−ブテン27.2gを用いて、同様に操作して得た
粗結晶を、アセトン−n−ヘキサンより再結晶し
て、融点104.5〜105.7℃のN−(4−クロロ−
trans−2−ブテニル)フタルイミド13.2gを得
た。 IR(KBr、cm-1):1765、1705。 NMR(CDCl3、δ):3.9〜4.6(4H、多重線)、5.5
〜6.2(2H、多重線)、7.5〜8.0(4H、多重線)。 本発明の化合物を含有する薬剤の製造例を示す
と以下の通りである。 実施例 A カプセル剤 1カプセル当り50mg及び100mgの活性成分を含
有するカプセル剤の処方例は次の通りである。 処方1−a 50mgカプセル mg/カプセル 活性成分 50 粉末乳糖 100メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 50 200mg 処方1−b 100mgカプセル mg/カプセル 活性成分 100 粉末乳糖 200メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 100 400mg 製造方法は以下の通りである。 粉末乳糖及びメタケイ酸アルミン酸マグネシウ
ムの混合粉末に、活性成分を加えて練合する。こ
れを乾燥させ、良く粉砕した後カプセルに充填す
る。 実施例 B 注射液 活性成分 20mg p−ヒドロキシ安息香酸メチル 1.2mg塩化ナトリウム 6.0mg 注射用蒸留水を加え全体を1mlとする。 製造方法は以下の通りである。 注射用蒸留水にp−ヒドロキシ安息香酸メチル
を撹拌溶解し、次に、活性成分と塩化ナトリウム
を加えた後、希塩酸を加えpH7.0付近に調整す
る。この溶液をメンブランフイルター(0.2ミク
ロン)で明菌過し、アンプルに充填熔封する。
表わし、R9は置換又は未置換の1−イミダゾリ
ル又は1−ピラゾリル基を表わし、R4は前記の
意味を有する。 式()のアミン化合物又はその反応性誘導体
と式()のカルボン酸又はその反応性誘導体と
のアミド化反応はそれ自体公知の種々の方法に従
つて行なうことができる。 例えば、該アミド化は式()のアミン化合物
と式()のカルボン酸との直接縮合により行な
うことができる。反応は無溶媒の状態で行なうこ
ともできるが、一般に不活性有機溶媒中、例えば
ベンゼン、トルエン、キシレンの如き芳香族炭化
水素類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメ
トキシエタン、ダイグライムの如きエーテル類;
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドの
如きアミド類;ジクロロメタン、クロロホルムの
如きハロゲン化炭化水素類;ジメチルスルホキシ
ドなどの中で行なうのが好ましい。反応温度及び
圧力に特に制約はなく、使用する原料物質等に応
じて広範に変化させることができるが、通常反応
温度は約0℃乃至反応混合物の還流温度、好まし
くは室温乃至200℃であり、圧力は有利には常圧
である。また、反応は必要に応じて、縮合剤の存
在下に実施することができ、使用し得る縮合剤と
しては、例えばルイス酸、特に四塩化硅素、トリ
クロロフエニルシラン及び四塩化チタン等、N−
エチル−N′−ジエチルアミノプロピルカルボジ
イミド、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド等;トリアリールフオスフインとジスルフイ
ドとの組合せ;アンバーライトIR−120等の強酸
性イオン交換樹脂が挙げられる。 また、本発明によるアミド化は、前記式()
のアミン化合物の前述した如き反応性誘導体と前
記式()の遊離カルボン酸との間で、或いは前
記式()の遊離アミン化合物と前記式()の
カルボン酸の前述した如き反応性誘導体との間で
行なうこともできる。本アミド化もまた、必要に
応じて溶媒を用いずに行なうこともできるが、通
常上記した如き不活性有機溶媒又は高沸点のアル
コール類(例えばエチレングリコール、グリセリ
ン等)中で行なうのが有利である。反応温度及び
圧力は臨界的ではないが、通常反応温度として
は、約−20℃乃至反応混合物の還流温度、好まし
くは0℃乃至180℃であり、圧力は有利には常圧
である。 上記アミド化反応において、式()のアミン
化合物又はその反応性誘導体に対する式()の
カルボン酸又はその反応性誘導体の使用量は臨界
的ではなく、用いる該アミド化剤の種類に応じて
広範に変えうるが、一般には、式()の化合物
又はその誘導体1モル当り式()のカルボン酸
又はその反応性誘導体を少なくとも1モル、好ま
しくは1〜10モル、さらに好ましくは1〜2モル
の範囲で使用するのが有利である。 前記方法(b)によれば、前記式()の化合物を
前記式()の化合物と反応させることにより、
前記式()においてR3が水素原子を表わし、
mが1である場合の化合物を製造することができ
る。 前記式()の化合物と前記式()の化合物
との反応は、通常、不活性有機溶媒中、例えばエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
の如きエーテル類;ベンゼン、トルエンの如き芳
香族炭化水素類;ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミドの如きアミド類;ジメチルスルホ
キシド等の中において、好ましくは脱酸剤の存在
下に行なうことができる。 用いうる脱酸剤としては、例えば、トリエチル
アミン、トリメチルアミンの如き脂肪族第三級ア
ミン類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウムの如き無機塩基類等
が挙げられ、これらは上記式()の化合物1モ
ル当り約1〜約5当量の割合で使用することが好
ましい。 上記反応において、式()の化合物は、式
()の化合物1モル当り、一般に1〜10モル、
好ましくは1〜4モルの範囲内で使用するのが有
利である。 反応温度及び圧力は臨界的ではなく、使用する
原料物質、溶媒等に応じて広範に変えるこができ
るが、通常、反応温度は約0℃乃至混合物の還流
温度、好ましくは室温乃至反応混合物の還流温度
の範囲内であり、反応圧力は常圧で充分である。 上記反応(a)において出発原料として使用される
前記式()の化合物又はその塩は、新規な化合
物であり、mが0である場合の式()の化合
物、すなわち下記式(−a) 式中、R1、R2、R3及びnは前記の意味を有す
る、 の化合物は、例えば下記式() 式中、R1、R2及びR3は前記の意味を有する、 の化合物を下記式() 式中、X3はハロゲン原子を表わし、nは前記
の意味を有する、 の化合物と反応させ、得られる下記式() 式中、R1、R2、R3及びnは前記の意味を有す
る、 の化合物をヒドラジン分解に付することにより製
造することができる。 上記式()の化合物と式()の化合物との
反応はそれ自体公知のウイチツヒ(Wittig)反応
によつて行なうことができ、またかくして得られ
る上記式()の化合物からのフタロイル基の離
脱はそれ自体公知のヒドラジン分解法によつて行
なうことができる。 かくして、上記式(−a)において二重結合
部分の水素原子が互いにシス−配位をもつ化合物
が得られる。 他方、上記式(−a)において二重結合部分
の水素原子が互いにトランスに配位した化合物
は、例えば下記の反応式に示す経路によつて合成
することができる。 上記式中、R1、R2、R3、X3及びnは前記の意
味を有し、R10は低級アルキル基を表わし、X4は
ハロゲン原子を表わし、M1は水素原子又はアル
カリ金属を表わす。 上記反応式において、式()の化合物と式
()の化合物の反応はそれ自体公知のウイチツ
ヒ反応に従つて行なうことができ、得られる式
()の化合物をそれ自体公知のエステル化法に
従い、式R10OHのアルコール又はそのエステル
形成性反応性誘導体と反応させることにより上記
式(XI)のエステルに変える。次いでこの式
(XI)のエステルを例えばリチウムアルミニウム
ハイドライド、t−ブトキシリチウムアルミニウ
ムハイドライド等の錯金属水素化物を用い、それ
自体公知の方法で還元し、該エステルを式(XII)
のアルコールに変え、得られる式(XII)のアルコ
ールを例えばチオニルハライド、スルフリルハラ
イド、五ハロゲン化燐、三ハロゲン化燐等のハロ
ゲン化剤で処理して上記式()の化合物を生
成せしめる。 生成した式()の化合物は次いでフタルイ
ミド又はそのアルカリ金属と、フタルイミドを用
いる場合には水素化アルカリ金属の存在下に、ジ
メチルスルホキシド中で反応させて式()
の化合物を製造し、次いでそれをそれ自体公知の
ヒドラジン分解に付すことにより、トランス体の
式(−a)の化合物が得られる。 なお、前記式(−a)においてR3が水素原
子を表わす場合の化合物(トランス体)は下記の
反応式に従つて合成することもできる。その反応
条件の詳細については後記製造例10のB法を参照
されたい。 上記各式中、R1、R2、R10、X3、X4、M1及び
nは前記の意味を有し、R11は低級アルキル基を
表わす。 また、mが1である場合の式()の化合物、
すなわち下記式(−b) 式中、R1、R2、R3、Q及びnは前記の意味を
有する、 の化合物は、例えば下記式() 式中、R1、R2及びR3は前記の意味を有する、 の化合物を、それ自体公知の方法(例えば前記特
開昭53−149936号公報に記載の方法)により、下
記式() X5−CH2−Q(−CH2)−oA () 式中、X5はハロゲン原子を表わし、Aは保護
されたアミノ基、例えばフタルイミノ基、アセチ
ルアミノ基等を表わし、Q及びnは前記の意味を
有する、 の化合物と反応させ、次いでアミノ保護基を離脱
させることにより容易に製造することができる。 上記式()の化合物と式()の化合
物との反応は、式()の化合物をフエノラー
トの形態で式()の化合物と反応させる
か、或いは式()の化合物を塩基の存在下で
式()の化合物と反応させることにより行
なうことができる。 式()の化合物のフエノラートは、一般に
下記式(−a) 式中、R1、R2及びR3は前記の意味を有する、 で表わされる。 また、上記塩基としては例えば炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水素化ナトリウム、ナトリウムアジド、
ナトリウムアミド、等が挙げられ、これらは一般
に式()の化合物1モル当り少なくとも1当
量、好ましくは1〜5当量、さらに好ましくは1
〜1.5当量の量で使用することができる。 式()は式(−a)の化合物と式(
)の化合物との反応は、溶媒の存在下に、或
いは不活性溶媒、例えば水;メタノール、エタノ
ール、ブタノールの如きアルコール類;アセト
ン、メチルエチルケトンの如きケトン類;ベンゼ
ン、トルエンの如き芳香族炭化水素類;ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミドの如きアミ
ド類;ジメチルスルホキシド等の中で行なうこと
ができる。反応温度は臨界的ではなく、用いる出
発原料の種類等に応じて広範に変えうるが、一般
に、ほぼ室温乃至反応混合物の還流温度間、好ま
しくは約20℃乃至反応混合物の還流温度間の温度
が適している。 式()又は式(−a)の化合物に対す
る前記式()の化合物の使用量もまた臨界
的ではなく広範に変えうるが、一般には、式(
)又は式(−a)の化合物1モル当り、式
()の化合物を少なくとも1モル、好まし
くは1〜10モル、さらに好ましくは1〜2モルの
割合で使用するのが有利である。 かくして、下記式() 式中、R1、R2、R3、Q、A及びnは前記の意
味を有する、 の化合物が得られ、次いでそれ自体公知の方法、
例えばヒドラジノリシス又は穏和な加水分解によ
つてアミノ保護基を離脱せしめることにより、前
記式(−b)の目的化合物を得ることができ
る。 なお、前記式(−b)においてR3が水素原
子を表わす場合の化合物、すなわち下記式(−
b−1) 式中、R1、R2、Q及びnは前記の意味を有す
る、 の化合物は、例えば の3−(又は4−)ヒドロキシベンジルアルコー
ルを前記式()、すなわち式 X5−CH2Q(−CH2)−oA () 式中、E、X5、A及びnは前記の意味を有す
る、 の化合物と、式()の化合物と式()
の化合物との反応について前記したと同様にして
反応させ、得られる下記式() 式中、Q、A及びnは前記の意味を有する、 の化合物を、それ自体公知の方法によりハロゲン
化する、例えば、ハロゲン化水素酸、チオニルハ
ライド、スルフリルハライド、五ハロゲン化燐、
三ハロゲン化燐等のハロゲン化剤で処理すること
により下記式() 式中、X6はハロゲン原子を表わし、Q、A及
びnは前記の意味を有する、 の化合物に変え、この化合物を次いで、適当な不
活性有機溶媒、例えばエチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、ベンゼン、トルエン、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等
の中で、前記式(V)、すなわち式 式中、R1及びR2は意味を有する、 の化合物と、脱酸剤、例えばトリエチルアミン、
水酸化ナトリウム炭酸ナトリウム等の存在下に室
温乃至反応混合物の還流温度において反応させ、
得られる化合物から前記の方法でアミノ保護基を
離脱せしめることによつても製造することができ
る。 また、上記反応(b)において出発原料として用い
る前記式()の化合物も、従来の文献に未載の
新規な化合物であり、例えば、前記式()、
すなわち、式 式中、Q、A及びnは前記の意味を有する、 の化合物から前記の方法でアミノ保護基を離脱せ
しめ、得られる下記式() 式中、Q及びnは前記の意味を有する、 の化合物を、前記方法(a)におけると同様にして前
記式()のカルボン酸と反応させ、かくして得
られる下記式() 式中、Q、R4及びnは前記の意味を有する、 の化合物を、前記()の化合物のハロゲン
化と全く同様にしてハロゲン化することにより製
造することができる。 上記の方法によつて得られる前記式()にお
いて、R4がヒドロキシアルキル基を表わす場合、
それをそれ自体公知の方法でアシル化又はエーテ
ル化することにより、R4が低級アルカノイルオ
キシ低級アルキル基又は低級アルコキシ低級アル
キル基を表わす場合の対応する式()の化合物
を得ることができる。 以上述べた方法により製造される前記式()
の化合物は、必要に応じて対応する塩に変えるこ
とができる。造塩反応はそれ自体公知の方法に従
い、式()の化合物を前記した如き無機酸又は
有機酸で処理することにより容易に行なうことが
できる。 かくして、本発明の方法に従い製造される前記
式()の化合物又はその塩は、それ自体公知の
手段、例えば再結晶、蒸留、カラムクロマトグラ
フイー、薄層クロマトグラフイー等の方法によ
り、反応混合物から単離し及び/又は精製するこ
とができる。 以上に説明した本発明の式()で表わされる
アミノアルキルベンゼン誘導体及びその塩は、優
れたヒスタミンH2受容体拮抗作用にもとづく胃
酸分泌抑制作用を有し、胃酸に起因する疾病、た
とえば胃又は十二指腸潰瘍の治療に極めて有用な
化合物である。 本発明の式()で表わされる化合物が優れた
ヒスタミンH2受容体拮抗作用を有することは以
下の動物実験により立証される。 なお、以下の動物実験に用いた本発明の化合物
は次の記号で代表させる。 化合物 A:N−[4−[3−(1−ピペリジニルメチル)
フエノキシ]−cus−2−ブテニル]アセトアミ
ド、 B:N−[4−[3−(1−ピペリジニルメチル)
フエノキシ]−cis−2−ブテニル]ヒドロキシ
アセトアミド、 C:N−[4−[3−(1−ピペリジニルメチル)
フエノキシ−2−ブテニル]アセトアミド。 (1) モルモツト右心房標本によるヒスタミンH2
受容体拮抗作用の測定 ハートレイ系モルモツト(雄:400〜550g)
を頭部を打撲し放血し、心臓を摘出した。酸素
を飽和したタイロード液内で右心房を剥離し、
その両端に絹糸をつけた。36℃に保つたタイロ
ード液を有し、混合ガス(O295%:CO2 5%)
を通気しているマグヌス管(25ml)内に、両端
につけた絹糸を用い張力700mgで心房を懸垂し
た。心房の収縮運動をフオース・デイスプレイ
スメント・トランスジユーサー(Force−dis−
placement−transducer)により記録し、心摶
数を算出した。 ヒスタミン(二燐酸塩の形で用いる、以下同
じ)を、添加量の対数値が1/2の等間隔とな
る用量で、心摶数増加の最大反応が得られるま
で、1×10-8M〜1×10-4M濃度で累加的にマ
グヌス管内加え、ヒスタミンの用量反応曲線
(Dose−respons curve)を得た。マグヌス管
内を数回洗浄し、心芳を1時間安定させた後再
び前述の操作を繰り返し、ヒスタミンの用量反
応曲線を得た。マグヌス管内を数回洗浄後、組
織を50分間安定させた。次いで、試験化合物
(1×10-5M)をマグヌス管内に加え、20分後
に試験化合物存在下におけるヒスタミンの用量
反応曲線を得た。 第2回目のヒスタミンの用量反応曲線と第3
回目の試験化合物存在下のヒスタミンの用量反
応曲線からJ.M.Van Rossumの方法(Arch.
int.Pharmacodyn.、143、299、1963)により、
各試験化合物のPA2値(一定反応をおこすのに
要するマグヌス管内のヒスタミン濃度を2倍に
するのに必要な、試験化合物のモル濃度の対数
値の負数(negative logarithm))を算出し
た。その結果を下記表−1に示す。 表−1 化合物 PA2 A 7.34 B 6.49 C 6.78 かくして、本発明の式()で表わされる化
合物は、抗潰瘍剤としては、人間その他の温血
動物に対する治療、措置のために、経口又は非
経口投与(例えば筋注、静注、皮下投与、直腸
投与、経皮投与など)することができるが、特
に経口投与が好ましい。 本発明の化合物は、薬剤として用いる場合、経
口又は非経口投与に適した種々の形態に製剤する
ことができる。例えば、本発明の化合物は、この
種薬剤に通常使用される無毒性の賦形剤、結合
剤、滑沢剤、崩壊剤、防腐剤、等張化剤、安定化
剤、分散剤、酸化防止剤、着色剤、香味剤、緩衝
剤等の添加物を使用して製剤することができる。 かかる薬剤は、その用途に応じて、固体形態
(例えば錠剤、硬カプセル剤、軟カプセル剤、顆
粒剤、散剤、細粒剤、丸剤、トローチ錠など)、
半固体形態(例えば坐薬、軟膏など)及び液体形
態(注射剤、乳剤、懸濁液、シロツプ、スプレー
など)のいずれかの製剤形態に調製することがで
きる。しかして、使用し得る無毒性の上記添加物
としては、例えばでん粉、ゼラチン、ブドウ糖、
乳糖、果糖、マルトース、炭酸マグネシウム、メ
タケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ケイ酸ア
ルミニウム、無水ケイ酸、タルク、ステアリン酸
マグネシウム、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースまたはその塩、アラビアゴム、ポ
リエチレングリコール、p−ヒドロキシ安息香酸
アルキルエステル、シロツプ、エタノール、プロ
ピレングリコール、ワセリン、カーボワツクス、
グリセリン、塩化ナトリウム、亜硫酸ソーダ、リ
ン酸ナトリウム、クエン酸等が挙げられる。該薬
剤はまた、治療学的に有用な他の薬剤を含有する
こともできる。 該試薬中における本発明の化合物の含有量はそ
の剤形に応じて異なるが、一般に固体及び半固体
形態の場合には5〜100重量%の濃度で、そして
液体形態の場合には0.1〜10重量%の濃度で該活
性化合物を含有していることが望ましい。 本発明の化合物の投与量は、対象とする人間を
はじめとする温血動物の種類、投与経路、症状の
軽重、医者の診断等により広範に変えることがで
きるが、一般に1日当り、0.2〜80mg/Kg、好適に
は、0.5〜50mg/Kgとすることができる。しかし、
上記の如く患者の症状の軽重、医者の診断に応じ
て、上記範囲の下限よりも少ない量又は上限より
も多い量を投与することももちろん可能である。
上記投与量は1日1回又は数回に分けて投与する
ことができる。 以下実施例により本発明をさらに説明する。 実施例 1 Cis−4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−2−ブテニルアミン200mg、ギ酸ナト
リウム200mgおよびギ酸0.6mlの混合物を1時間還
流する。減圧下に大部分の溶媒を留去した後、水
を加え、アンモニア水を加えてアルカリ性とし
て、生成物をクロロホルムで抽出する。抽出物を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、
TLC(展開溶媒;クロロホルム:メタノール
(9:1))で分離精製して、N−〔4−〔3−(1
−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−cis−2−
ブテニル〕ホルムアミド120mgを油状物をして得
た。 IR(液膜、cm-1):3260、1665。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.8(6H、多重線)、2.2
〜2.6(4H、多重線)、3.47(2H、一重線)、3.8
〜4.2(2H、多重線)、4.4〜4.7(2H、多重線)、
5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6〜7.4(4H、多重
線)、8.17(1H、一重線)。 実施例 2 cis−4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−2−ブテニルアミン200mgをピリジン
1mlに溶かし、無水酢酸0.12mlを加えて室温に4
時間放置する。減圧下にピリジンを留去した後、
少量の水および炭酸カリウムを加える。クロロホ
ルムで抽出し、水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥
して、溶媒を留去する。残留物をTLC(展開溶
媒;クロロホルム;メタノール(9:1))で精
製して、N−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチ
ル)フエノキシ〕−cis−2−ブテニル〕アセトア
ミド160mgを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3280、1650。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
1.97(3H、一重線)、2.2〜2.6(4H、多重線)、
3.46(2H、一重線)、3.8〜4.2(2H、多重線)、
4.4〜4.8(2H、多重線)、5.3〜6.2(3H、多重
線)、6.6〜7.4(4H、多重線)。 実施例 3 実施例2において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにcis−4−(3−ジメチルアミノメチ
ルフエノキシ)2−ブテニルアミン250mgを用い
て同様に操作して、N−〔4−(3−ジメチルアミ
ノメチルフエノキシ)−cis−2−ブテニル〕アセ
トアミド220mgを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3260、1647。 NMR(CDCl3、δ):1.94(3H、一重線)、2.23
(6H、一重線、3.40(2H、一重線)、3.7〜4.2
(2H、多重線)、4.4〜4.7(2H、多重線)、5.3〜
6.2(2H、多重線)、6.6〜7.6(4H、多重線)。 実施例 4 実施例2において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにcis−4−〔3−〔1−(1−ピロリジ
ニル)エチル〕フエノキシ〕−2−ブテニルアミ
ン250mgを用いて同様に操作して、N−〔4−〔3
−〔1−(1−ピロリジニル)エチル〕−フエノキ
シ〕−cis−2−ブテニル〕アセトアミド230mgを
油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3270、1645。 NMR(CDCl3、δ):1.36(3H、二重線、J=
6Hz)、1.5〜2.0(4H、多重線)、1.96(3H、一重
線)、2.1〜2.8(4H、多重線)、3.15(1H、四重
線)、3.7〜4.2(2H、多重線)、4.4〜4.8(2H、多
重線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6〜7.4(4H、
多重線)。 実施例 5 実施例2において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにtrans−4−〔3−(1−ピペリジニ
ルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルアミン300
mgを用いて同様に操作して、N−〔4−〔3−(4
−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−trans−2
−ブテニル〕アセトアミド290mgを油状物として
得た。 IR(液膜、cm-1):3280、1655。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.9(6H、多重線)、
1.99(3H、一重線)、2.2〜2.7(4H、多重線)、
3.44(2H、一重線)、3.7〜4.1(2H、多重線)、
4.3〜4.7(2H、多重線)、5.5〜6.4(2H、多重
線)、6.6〜7.3(4H、多重線)。 実施例 6 実施例2において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにcis−4−〔3−(1−ピペリジニル
メチル)フエニル〕−3−ブテニルアミン1.0gを
用いて同様に操作して、N−〔4−〔3−(1−ピ
ペリジニルメチル)フエノキシ〕−cis−3−ブテ
ニル〕アセトアミド1.0gを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3280、1660。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.8(8H、多重線)、
1.92(3H、一重線)、2.2〜2.8(6H、多重線)、
2.9〜3.1(2H、多重線)、3.47(2H、一重線)、
5.3〜6.0(1H、多重線)、6.55(1H、二重線、J
=12Hz)、7.0〜7.5(4H、多重線)。 実施例 7 実施例2において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにtrans−4−〔3−(1−ピペリジニ
ルメチル)フエニル〕−3−ブテニルアミン300mg
を用いて同様に操作して、N−〔4−〔3−(1−
ピペリジニルメチル)フエニル〕−trans−3−ブ
テニル〕アセトアミド170mgをを油状物として得
た。 IR(液膜、cm-1):3270、1640。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
1.95(3H、一重線)、2.1〜2.7(6H、多重線)、
3.1〜3.7(2H、多重線)、3.44(2H、一重線)、
5.6〜6.7(2H、多重線)、7.0〜7.5(4H、多重
線)。 実施例 8 実施例2において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにcis−6−〔3−(1−ピペリジニル
メチル)フエニル〕−5−ヘキセニルアミン150mg
を用いて同様に操作して、N−〔6−(3−(1−
ピペリジニルメチル)フエニル〕−cis−5−ヘキ
セニル〕アセトアミド100mgを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3280、1650。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(10H、多重線)、
1.92(3H、一重線)、2.0〜2.6(6H、多重線)、
2.9〜3.4(2H、多重線)、3.46(2H、一重線)、
5.3〜6.0(1H、多重線)、6.40(1H、二重線、J
=12Hz)、7.0〜7.9(4H、多重線)。 実施例 9 実施例2において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りに、cis−4−〔3−(1−パーヒドロ
アゼピニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニル
アミン250mgを用いて同様に操作して、N−〔4−
〔3−(1−パーヒドロアゼピニルメチル)フエノ
キシ〕−cis−2−ブテニル〕アセトアミド200mg
を油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3250、1636。 NMR(CDCl3、δ):1.4〜1.9(8H、多重線)、
1.95(3H、一重線)、2.4〜2.9(4H、多重線)、
3.61(2H、一重線)、3.7〜4.3(2H、多重線)、
4.4〜4.8(2H、多重線)、5.3〜6.2(2H、多重
線)、6.5〜7.6(4H、多重線)。 実施例 10 実施例2において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにcis−4−〔4−(1−ピペリジニル
メチル)フエノキシ〕−2−ブテニルアミン260mg
を用いて同様に操作して、N−〔4−〔4−(1−
ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−cis−2−ブ
テニル〕アセトアミド220mgを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3270、1650。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.8(6H、多重線)、
1.94(3H、一重線)、2.1〜2.6(4H、多重線)、
3.39(2H、一重線)、3.7〜4.2(2H、多重線)、
4.3〜4.8(2H、多重線)、5.3〜6.2(2H、多重
線)、6.6〜7.4(4H、多重線)。 実施例 11 実施例2において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りに4−〔3−(1−ピペリジニルメチ
ル)フエノキシ〕2−ブテニルアミン40mgを用い
て同様に操作して、N−〔4−〔3−(1−ピペリ
ジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブチニル〕ア
セトアミド22mgをを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):2220、1655。 NMR(CDCl3、δ):1.3〜1.8(6H、多重線)、
1.96(3H、一重線)、2.2〜2.6(4H、多重線)、
3.45(2H、一重線)、3.9〜4.2(2H、多重線)、
4.5〜4.8(2H、多重線)、5.85(1H、一重線)、
6.6〜7.4(4H、多重線)。 実施例 12 cis−4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−2−ブテニルアミン250mgをメトキシ
酢酸600mgと共に窒素気流下、200℃で2時間加熱
する。冷却した後、水を加え、アンモニア水でア
ルカリ性としてクロロホルムで抽出する。水洗
後、硫酸マグネシウムにて乾燥し、溶媒を留去す
る。残留物をTLC(展開溶媒;クロロホルム:メ
タノール(9:1))で精製し、N−〔4−〔3−
(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−cis−
2−ブテニル〕メトキシアセトアミド210mgを油
状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3240、1666。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.9(6H、多重線)、2.2
〜2.7(4H、多重線)、3.39(2H、一重線)、3.88
(2H、一重線)、3.8〜4.2(2H、多重線)、4.4〜
4.8(2H、多重線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6
〜7.4(4H、多重線)。 実施例 13 実施例12において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにcis−4−〔3−〔1−(1−ピロリジ
ニル)エチル〕フエノキシ〕−2−ブテニルアミ
ン300mgを用いて同様に操作して、N−〔4−〔3
−〔1−(1−ピロリジニル)エチル〕フエノキ
シ〕−cis−2−ブテニル〕メトキシアセトアミド
180mgを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3300、1665。 NMR(CDCl3、δ):1.36(3H、二重線、J=
6Hz)、1.5〜2.0(4H、多重線)、2.1〜2.8(4H、
多重線)、3.16(1H、四重線)、3.37(3H、一重
線)、3.86(2H、一重線)、3.8〜4.2(2H、多重
線)、4.3〜4.8(2H、多重線)、5.3〜6.2(2H、多
重線)、6.6〜7.4(4H、多重線)。 実施例 14 cis−4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−2−ブテニルアミン400mgをヒドロキ
シ酢酸126mgと共に窒素気流下、200℃で2時間加
熱する。冷却した後、水を加え、アンモニア水で
アルカリ性としてクロロホルムで抽出する。水洗
後、硫酸マグネシウムにて乾燥し、溶媒を留去す
る。残留物をTLC(展開溶媒;クロロホルム:メ
タノール(9:1))で精製し、N−〔4−〔3−
(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−cis−
2−ブテニル〕ヒドロキシアセトアミド211mgを
油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3250、1650。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.8(6H、多重線)、2.2
〜2.6(4H、多重線)、3.44(2H、一重線)、3.8
〜4.2(2H、多重線)、4.00(2H、一重線)、4.3
〜4.8(2H、多重線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、
6.6〜7.4(4H、多重線)。 実施例 15 実施例14において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにcis−4−〔3−〔1−(1−ピロリジ
ニル)エチル〕フエノキシ〕−2−ブテニルアミ
ン200mgを用いて同様に操作して、N−〔4−〔3
−〔1−(1−ピロリジニル)エチル〕フエノキ
シ〕−cis−2−ブテニル〕ヒドロキシアセトアミ
ド80mgを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3320、1650。 NMR(CDCl3、δ):1.38(3H、二重線、J=
6Hz)、1.5〜2.0(4H、多重線)、2.1〜2.9(4H、
多重線)、3.18(1H、四重線、J=6Hz)、3.3〜
4.2(2H、多重線)、4.04(2H、一重線)、4.4〜
4.8(2H、多重線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6
〜7.4(4H、多重線)。 実施例 16 実施例14において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにtrans−4−〔3−(1−ピペリジニ
ルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルアミン300
mgを用い同様に操作して、N−〔4−〔3−(1−
ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−trans−2−
ブテニル〕ヒドロキシアセトアミド170mgを油状
物として得た。 IR(液膜、cm-1):3340、1660。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.9(6H、多重線)、2.2
〜2.7(4H、多重線)、3.44(2H、一重線)、3.8
〜4.2(2H、多重線)、4.04(2H、一重線)、4.3
〜4.7(2H、多重線)、5.6〜6.4(2H、多重線)、
6.6〜7.3(4H、多重線)。 実施例 17 実施例14において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにcis−4−〔3−(1−ピペリジニル
メチル)フエニル〕−3−ブテニルアミン1.0gを
用いて同様に操作して、N−〔4−〔3−(1−ピ
ペリジニルメチル)フエニル〕−cis−3−ブテニ
ル〕ヒドロキシアセトアミド1.1gを油状物とし
て得た。 IR(液膜、cm-1):3320、1660。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.9(6H、多重線)、2.2
〜2.7(6H、多重線)、3.2〜3.7(2H、多重線)、
3.46(2H、一重線)、3.94(2H、一重線)、5.3〜
6.0(1H、多重線)、6.62(1H、二重線、J=
12Hz)、7.0〜7.5(4H、多重線)。 実施例 18 実施例14において、cis−4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−2−ブテニルア
ミンの代りにtrans−4−〔3−(1−ピペリジニ
ルメチル)フエニル〕−3−ブテニルアミン350mg
を用いて同様に操作して、N−〔4−〔3−(1−
ピペリジニルメチル)フエニル〕−trans−3−ブ
テニル〕ヒドロキシアセトアミド220mgを油状物
として得た。 IR(液膜、cm-1):3320、1655。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、2.1
〜2.7(6H、多重線)、3.2〜3.7(2H、多重線)、
3.43(2H、一重線)、3.97(2H、一重線)、5.6〜
6.7(2H、多重線)、7.0〜7.5(4H、多重線)。 実施例 19 N−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−cis−2−ブテニル〕ヒドロキシアセ
トアミド200mgと無水酢酸118mgをクロロホルム溶
液4ml中、還流下に1時間反応させる。冷却した
後、アンモニア水およびクロロホルム4mlを加
え、クロロホルム層を取つて水洗し、硫酸マグネ
シウムにて乾燥させる。溶媒を留去して得られた
残留物をTLC(展開溶媒;クロロホルム:メタノ
ール(9:1))で精製し、N−〔4−〔3−(1−
ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−cis−2−ブ
テニル〕アセトキシアセトアミド210mgを油状物
として得た。 IR(液膜、cm-1):3280、1750、1665。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.8(6H、多重線)、
2.10(3H、一重線)、2.2〜2.5(4H、多重線)、
3.43(2H、一重線)、4.00(2H、三重線、J=
5Hz)、4.51(2H、一重線)、4.4〜4.7(2H、多重
線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6〜7.4(4H、多
重線)。 実施例 20 N−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−cis−2−ブテニル〕ヒドロキシアセ
トアミド200mgのピリジン1.0ml溶液中にベンゾイ
ルクロリド118mgを氷冷下に加え、滴下後室温に
て2時間撹拌する。減圧下にピリジンを留去後、
水を加え、アンモニア水にてアルカリ性としてク
ロロホルムで抽出する。水洗後、無水硫酸マグネ
シウムにて乾燥して、溶媒を留去する。残留物を
TLC(展開溶媒;クロロホルム:メタノール
(9:1))にて精製して、N−〔4−〔3−(1−
ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−cis−2−ブ
テニル〕ベンゾイルオキシアセトアミド160mgを
融点69.7〜72.2℃の結晶として得た。 IR(液膜、cm-1):3280、1728、1666。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.8(6H、多重線)、2.2
〜2.6(4H、多重線)、3.43(2H、一重線)、4.04
(2H、三重線、J=5Hz)、4.4〜4.7(2H、多重
線)、4.77(2H、一重線)、5.3〜6.2(2H、多重
線)、6.6〜8.2(9H、多重線)。 実施例 21 cis−4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−2−ブテニルアミン150mgとγ−ブチ
ロラクトン149mgを、エタノール1.5ml中還流下に
8時間反応させた後、減圧下に溶媒を留去する。
残留物をTLC(展開溶媒;クロロホルム:メタノ
ール(4:1))で精製して、N−〔4−〔3−(1
−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−cis−2−
ブテニル〕−γ−ヒドロキシブタンアミド180mgを
を油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3260、1640。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜2.1(8H、多重線)、2.1
〜2.7(6H、多重線)、3.46(2H、一重線)、3.5
〜4.2(4H、多重線)、4.3〜4.8(2H、多重線)、
5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6〜7.4(4H、多重
線)。 実施例 22 cis−4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−2−ブテニルアミン200mgのピリジン
1.0ml溶液中にベンゾイルクロリド130mgを滴下
し、室温にて1時間反応させる。減圧下にピリジ
ンを留去した後、アンモニア水を加えて、クロロ
ホルムで抽出する。水洗後無水硫酸マグネシウム
にて乾燥して、溶媒を留去する。残留物をTLC
(展開溶媒;クロロホルム:メタノール(9:
1))で精製して、N−〔4−〔3−(1−ピペリジ
ニルメチル)フエノキシ〕−cis−2−ブテニル〕
ベンズアミド190mgを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3300、1640。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.9(6H、多重線)、2.2
〜2.6(4H、多重線)、3.43(2H、一重線)、4.0
〜4.3(2H、多重線)、4.4〜4.8(2H、多重線)、
5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6〜7.9(9H、多重
線)。 実施例 23 cis−4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−2−ブテニルアミン200mgのピリジン
溶液2ml中にニコチノイルクロリド塩酸塩163mg
を加え、室温にて1時間反応させる。減圧下にピ
リジンを留去し、アンモニア水を加えてエーテル
で抽出する。水洗後硫酸マグネシウムにて乾燥し
て、溶媒を留去する。残留物をTLC(展開溶媒;
クロロホルム:メタノール(9:1))で精製し
て、N−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)
フエノキシ〕−cis−2−ブテニル〕ニコチンアミ
ド200mgを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3260、1640。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.8(6H、多重線)、2.2
〜2.6(4H、多重線)、3.44(2H、一重線)、4.0
〜4.4(2H、多重線)、4.4〜4.8(2N、多重線)、
5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6〜9.1(8H、多重
線)。 上記実施例の原料は以下の製造例に従つて合成
した。 製造例 1 cis−4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−2−ブテニルアミンの合成 A法 ) 60%水素化ナトリウム1.15gを乾燥ジメチ
ルスルホキシド15mlに懸濁させて、3−(1−
ピペリジニルメチル)フエノール5.0gを固体
のままで少づつ加えて撹拌する。室温にて20分
間撹拌した後、N−(4−クロロ−cis−2−ブ
テニル)フタルイミド6.75gを加えて、室温に
て2時間撹拌する。反応液に氷水を加えエーテ
ルで抽出する。水洗後10%塩酸にて抽出し、水
層を集めてアンモニアでアルカリ性とした後、
クロロホルムで抽出する。水洗後無水硫酸マグ
ネシウムにて乾燥し、溶媒を留去して、N−
〔4−(3−(1−ピペリジニルメチル)フエノ
キシ〕−cis−2−ブテニル〕フタルイミド8.3
gを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):1765、1706。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜2.6(4H、多重線)、3.45(2H、一重線)、
4.36(2H、二重線、J=7Hz)、4.6〜5.0(2H、
多重線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、6.7〜7.4
(4H、多重線)、7.5〜8.0(4H、多重線)。 ) N−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル
フエノキシ〕−cis−2−ブテニル〕フタルイミ
ド8.3g、抱水ヒドラジン8.3ml及びエタノール
83mlの混合物を室温にて4時間放置する。析出
したフタラジンを良くほぐして去し、ベンゼ
ンを加えて減圧下にて溶媒を留去し、不溶物が
析出したら去する。この操作を数回くり返し
た後、残留物を減圧蒸留して、cis−4−〔3−
(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−2−
ブテニルアミン4.2gを得た。沸点168〜170
℃/0.55mmHg。 IR(液膜、cm-1):3240、1593。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜2.6(4H、多重線)、3.1〜3.7(2H、多重
線)、3.43(2H、一重線)、4.3〜4.7(2H、多
重線)、5.3〜6.0(2H、多重線)、6.6〜7.7
(4H、多重線)。 B法 60%水素化ナトリウム1.15gを乾燥ジメチルス
ルホキシド15mlに懸濁させて、3−(1−ピペリ
ジニルメチル)フエノール5.0gの固体のままで
少しずつ加えて撹拌する。室温にて20分間撹拌し
た後、この液をcis−1,4−ジクロロ−2−ブ
テン9.7gと乾燥ジメチルスルホキシド5mlの混
合物中に滴下する。室温にて1時間反応後、氷水
中にあけて、エーテルで抽出する。水洗後エーテ
ル層を10%塩酸にて抽出し、水層を集めて炭酸カ
リウムでアルカリ性とした後、再び、エーテルで
抽出する。水洗後無水硫酸マグネシウムにて乾燥
し、溶媒を留去して、1−クロロ−4−〔3−(1
−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−cis−2−
ブテン3.3gを油状物として得た。このものはそ
のまますぐに次の反応に用いる。 得られた1−クロロ−4−〔3−(1−ピペリジ
ニルメチル)フエノキシ〕−cis−2−ブテン3.3
gを、60%水素化ナトリウム0.53g、乾燥ジメチ
ルスルホキシド7.3ml及びフタルイミド1.92gよ
り製した液の中へ滴下する。 室温に2時間反応後、氷水を加えてエーテルで
抽出する。水洗後無水硫酸マグネシウムにて乾燥
し、溶媒を留去して、N−〔4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエノキシ〕−cis−2−ブテニ
ル〕フタルイミド2.4gを油状物として得た。こ
の化合物はA法)で得た化合物と完全に一致し
た。 製造例 2 ) 製造例1のA法)において、N−(1−
クロロ−cis−2−ブテニル)フタルイミドの
代りにN−(4−クロロ−trans−2−ブテニ
ル)フタルイミド6.75gを用いて同様に操作し
て、N−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)
フエノキシ〕−trans−2−ブテニル〕フタルイ
ミド8.1gを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):1762、1706。 NMR(CDCl3、δ)1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜2.7(4H、多重線)、3.45(2H、一重線)、
3.9〜4.7(4H、多重線)、5.6〜6.4(2H、多重
線)、6.6〜7.3(4H、多重線)、7.5〜8.0(4H、
多重線)。 ) 製造例1のA法 )において、N−〔4
−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキ
シ〕−cis−2−ブテニル〕フタルイミドの代り
にN−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)
フエノキシ〕−trans−2−ブテニル〕フタルイ
ミド8.1gを用いて同様に操作して、trans−4
−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキ
シ〕−2−ブテニルアミン4.0gを油状物として
得た。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜2.7(4H、多重線)、3.2〜3.8(2H、多重
線)、3.46(2H、一重線)、4.3〜4.7(2H、多
重線)、5.6〜6.4(2H、多重線)、6.6〜7.3
(4H、多重線)。 製造例 3 ) 製造例1のA法)において、3−(1−
ピペリジニルメチル)フエノールの代りに3−
〔1−(1−ピペリジニルメチル)エチル〕フエ
ノール1.0gを用いて同様に操作して、N−〔4
−〔3−〔1−(1−ピロリジニル)エチル〕フ
エノキシ〕−cis−2−ブテニル〕フタルイミド
1.7gを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):1770、1712。 NMR(CDCl3、δ):1.37(3H、二重線、J=
6Hz)、1.5〜2.0(4H、多重線)、2.1〜(4H、
多重線)、3.16(1H、四重線、J=6Hz)、4.2
〜4.6(2H、多重線)、4.6〜5.0(2H、多重
線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6〜7.4(4H、
多重線)、7.5〜8.0(4H、多重線)。 ) 製造例1のA法)において、N−〔4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕
−cis−2−ブテニル〕フタルイミドの代りに
N−〔4−〔3−〔1−(1−ピロリジニル)エチ
ル〕フエノキシ〕−cis−2−ブテニル〕フタル
イミド1.7gを用いて同様に操作して、cis−4
−〔3−〔1−(1−ピロリジニル)エチル〕フ
エノキシ〕−2−ブテニルアミン0.9gを油状物
として得た。 NMR(CDCl3、δ):1.38(3H、二重線、J=
6Hz、)1.5〜2.0(4H、多重線)、2.2〜2.8
(4H、多重線)、3.17(1H、四重線、J=
6Hz)、3.2〜3.7(2H、多重線)、4.3〜4.8
(2H、多重線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、6.6
〜7.4(4H、多重線)。 製造例 4 ) 製造例1のA法)において、3−(1−
ピペリジニルメチル)フエノールの代りに3−
ジメチルアミノメチルフエノール1.0gを用い
て同様に操作して、N−〔4−(3−ジメチルア
ミノメチルフエノキシ)−cis−2−ブテニル〕
フタルイミド1.0gを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):1775、1720。 NMR(CDCl3、δ):2.23(6H、一重線)、3.39
(2H、一重線)、4.2〜4.6(2H、多重線)、4.7
〜4.9(2H、多重線)、5.3〜6.2(2H、多重
線)、6.6〜7.4(4H、多重線)、7.5〜8.0(4H、
多重線)。 ) 製造例1のA法)において、N−〔4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕
−cis−2−ブテニル〕フタルイミドの代りに
N−〔4−(3−ジメチルアミノメチルフエノキ
シ)−cis−2−ブテニル〕フタルイミド1.0g
を用いて同様に操作して、cis−4−(3−ジメ
チルアミノメチルフエノキシ)−2−ブテニル
アミン0.7gを油状物として得た。 NMR(CDCl3、δ):2.22(6H、一重線)、3.2〜
3.5(2H、多重線)、3.36(2H、一重線)、4.3
〜4.8(2H、多重線)、5.3〜6.0(2H、多重
線)、6.6〜7.7(4H、多重線)。 製造例 5 ) 製造例1のA法)において、3−(1−
ピペリジニルメチル)フエノールの代りに3−
(1−パーヒドロアゼピニルメチル)フエノー
ル1.0gを用いて同様に操作して、N−〔4−
〔3−(1−パーヒドロアゼピニルメチル)フエ
ノキシ〕−cis−2−ブテニル〕フタルイミド
1.1gを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):1772、1719。 NMR(CDCl3、δ):1.4〜1.9(8H、多重線)、
2.4〜2.9(4H、多重線)、3.60(2H、一重線)、
4.2〜4.6(2H、多重線)、4.7〜4.9(2H、多重
線)、5.3〜6.1(2H、多重線)、6.5〜7.4(4H、
多重線)、7.5〜8.0(4H、多重線)。 ) 製造例1のA法)において、N−〔4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕
−cis−2−ブテニル〕フタルイミドの代りに
N−〔4−〔3−(1−パーヒドロアゼピニルメ
チル)フエノキシ〕−cis−2−ブテニル〕フタ
ルイミド1.1gを用いて同様に操作して、cis−
4−〔3−(1−パーヒドロアゼピニルメチル)
フエノキシ〕−2−ブテニルアミン0.8gを油状
物として得た。 NMR(CDCl3、δ):1.3〜1.9(8H、多重線)、
2.3〜2.8(4H、多重線)、3.1〜3.6(2H、多重
線)、3.58(2H、一重線)、4.3〜4.7(2H、多
重線)、5.3〜6.0(2H、多重線)、6.5〜7.6
(4H、多重線)。 製造例 6 ) 製造例1のA法)において、3−(1−
ピペリジニルメチル)フエノールの代りに4−
(1−ピペリジニルメチル)フエノール1.0gを
用いて同様に操作して、N−〔4−〔4−1−ピ
ペリジニルメチル)フエノキシ〕cis−2−ブ
テニル〕フタルイミド1.4gを油状物として得
た。 IR(液膜、cm-1):1770、1710。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜2.7(4H、多重線)、3.40(2H、一重線)、
4.35(2H、二重線、J=6Hz)、4.6〜5.1(2H、
多重線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、6.7〜7.4
(4H、多重線)、7.5〜8.0(4H、多重線)。 ) 製造例1のA法)において、N−〔4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕
−cis−2−ブテニル〕フタルイミドの代りに
N−〔4−〔4−(1−ピペリジニルメチル)フ
エノキシ〕−cis−2−ブテニル〕フタルイミド
1.4gを用いて同様に操作して、cis−4−〔4
−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕−2
−ブテニルアミン0.78gを油状物として得た。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜2.6(2H、多重線)、3.2〜3.5(2H、多重
線)、3.37(2H、一重線)、4.3〜4.7(2H、多
重線)、5.3〜6.2(2H、多重線)、6.7〜7.4
(4H、多重線)。 製造例 7 ) 製造例1のA法)において、N−(4−
クロロ−cis−2−ブテニル)フタルイミドの
代りに、N−(4−クロロ−2−ブチニル)フ
タルイミド0.7gを用いて同様に操作して、N
−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエ
ノキシ〕−2−ブチニル〕フタルイミド95mgを
油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):2220、1775、1725。 NMR(CDCl3、δ):1.3〜1.8(6H、多重線)、
2.2〜2.6(4H、多重線)、3.45(2H、一重線)、
4.3〜4.8(4H、多重線)、6.6〜7.4(4H、多重
線)、7.6〜8.0(4H、多重線)。 ) 製造例1のA法)において、N−〔4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕
−cis−2−ブチニル〕フタルイミドの代りに
N−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル〕フ
エノキシ−2−ブチニル〕フタルイミド9.5mg
を用いて同様に操作して、4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル〕フエノキシ〕−2−ブチニル
アミンを油状物として得た。このものはそのま
ますぐに実施例11の原料とした。 製造例 8 ) THF140ml中に3−フタルイミノプロピル
トリフエニルホスホニウムブロミド24gと、60
%水素化ナトリウム1.8gを懸濁させて、氷冷
下15分間撹拌した後、3−(1−ピペリジニル
メチル)ベンズアルデヒド7.0gを加える。室
温につ1.5時間撹拌した後、減圧下に溶媒を留
去し、氷水を加えてエーテルで抽出する。水洗
後10%塩酸にてエーテル層から抽出し、水層を
集めてアンモニアでアルカリ性とした後、クロ
ロホルムで抽出する。水洗後無水硫酸マグネシ
ウムにて乾燥し、溶媒を留去して、N−〔4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエニル〕−
cis−3−ブテニル〕フタルイミド9.2gを油状
物として得た。 IR(液膜、cm-1):1770、1700。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.2〜2.6(4H、多重線)、2.70(2H、四重線)、
3.49(2H、一重線)、3.70(2H、三重線、J=
7Hz)、5.2〜5.6(1H、多重線)、6.49(1H、2
重線、J=12Hz)、7.0〜7.4(4H、多重線)、
7.5〜8.0(4H、多重線)。 ) 製造例1のA法)において、N−〔4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕
−cis−2−ブテニル〕フタルイミドの代りに
N−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エニル〕−cis−3−ブテニル〕フタルイミド
9.2gを用いて同様に操作して得た油状物を減
圧蒸留して、140〜142℃/0.15mmHgのcis−4
−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエニル〕
−3−ブテニルアミン0.4gを得た。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.2〜2.6(6H、多重線)、2.6〜3.0(2H、多重
線)、3.45(2H、一重線)、5.2〜6.0(1H、多
重線)、6.51(1H、二重線、J=12Hz)、7.0
〜7.4(4H、多重線)。 製造例 9 ) 製造例8の)において、3−フタルイミ
ノプロピルトリフエニルホスホニウムブロミド
の代りに5−フタルイミノペンチルトリフエニ
ルホスホニウムブロミド4.6gを用いて同様に
操作して、N−〔6−〔3−(1−ピペリジニル
メチル)フエニル〕−cis−5−ヘキセニル〕フ
タルイミド1.5gを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):1765、1700。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜2.0(10H、多重線)、
2.1〜2.6(6H、多重線)、3.44(2H、一重線)、
3.5〜3.9(2H、多重線)、5.2〜6.0(1H、多重
線)、6.40(1H、二重線、J=12Hz)、7.0〜
8.0(8H、多重線)。 ) 製造例1のA法)において、N−〔4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕
−cis−2−ブテニル〕フタルイミドの代りに
N−〔6−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エニル〕−cis−5−ヘキセニル〕フタルイミド
1.5gを用いて同様に操作して、cis−6−〔3
−(1−ピペリジニルメチル)フエニル〕−5−
ヘキセニルアミン1.0gを油状物として得た。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(10H、多重線)、
2.0〜3.0(8H、多重線)、3.44(2H、一重線)、
5.2〜6.0(1H、多重線)、6.40(1H、二重線、
J=12Hz)、7.0〜7.9(4H、多重線)。 製造例 10 trans−4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)
フエニル〕−3−ブテニルアミンの合成 A法 ) 60%水素化ナトリウム2.1gをテトラヒド
ロフラン15ml及び乾燥ジメチルスルホキシド15
mlに懸濁させて、氷冷下撹拌下オキシカルボニ
ルエチルトリフエニルホスホニウムクロリド
10.1gを固体のままで少しづつ加える。氷冷下
に10分間撹拌後、3−(1−ピペリジニルメチ
ル)ベンズアルデヒド5.0gのテトラヒドロフ
ラン5ml溶液を加えて室温にて4時間撹拌す
る。少量の水を加えた後、減圧下にテトラヒド
ロフランを留去し、氷水30mlを加え、エーテル
で振る。水層を取り、減圧下にほとんどの水を
留去する。残留物にエーテルを加えて振り、静
置してエーテル層をデカントで除く、この操作
を数回くり返した後に、メタノール20mlを加
え、次いで20%塩酸エーテル溶液25mlを加え
る。析出した不溶物を去した後加熱してエー
テルを留去し、10分間還流する。減圧下にメタ
ノールを留去し、氷水を加えて、炭酸カリウム
にてアルカリ性とした後、エーテルで抽出す
る。水洗後、芒硝で乾燥させ溶媒を留去する。
残留物をTLC(展開溶媒;クロロホルム:メタ
ノール(9:1)にて精製して、3−〔3−(1
−ピペリジニルメチル)フエニル〕−trans−2
−ブテン酸メチル3.0gを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):1735。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.9(6H、多重線)、
2.2〜2.6(4H、多重線)、3.1〜3.4(2N、多重
線)、3.49(2H、一重線)、3.68(3H、一重
線)、6.0〜7.0(2H、多重線)、7.1〜7.5(4H、
多重線)。 ) 乾燥したテトラヒドロフラン50mlに水素化
リチウムアルミニウム1.2gを懸濁させておい
て、氷冷撹拌下、3−〔3−(1−ピペリジニル
メチル)フエニル〕−trans−2−ブテン酸メチ
ル3.0gの乾燥テトラヒドロフラン10ml溶液を
滴下する。氷冷下にて1時間反応後氷水を滴下
し、塩化ナトリウム3gを加えて不溶物を去
する。液から減圧下に溶媒を留去し、残留物
をTLC(展開溶媒;クロロホルムメタノール
(9:1)にて精製して、4−〔3−(1−ピペ
リジニルメチル)フエニル〕−trans−3−ブテ
ニルアルコール2.5gを油状物として得た。 IR(液膜、cm-1):3330。 NMR(CDCl3、δ):1.2〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜2.7(6H、多重線)、3.41(2H、一重線)、
3.68(2H、三重線、J=6Hz)、5.7〜6.7(2H、
多重線)、7.0〜7.9(4H、多重線)。 ) 4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエ
ニル〕−trans−3−ブテニルアルコール2.5g
をチオニルクロリド中1時間還流する。減圧下
にチオニルクロリドを留去し氷水を加え、炭酸
カリウムにてアルカリ性とした後、エーテルで
抽出する。水洗後芒硝にて乾燥し、溶媒を留去
して、1−クロロ−4−〔3−(1−ピペリジニ
ルメチル)フエニル〕−trans−3−ブテン1.75
gを油状物として得た。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜2.9(6H、多重線)、3.43(2H、一重線)、
3.4〜3.8(2H、多重線)、5.6〜6.7(2H、多重
線)、7.0〜7.5(4H、多重線)。 ) 1−クロロ−4−〔3−(1−ピペリジニル
メチル)フエニル〕−trans−3−ブテン1.7g、
フタルイミドカリウム5.1g及びジメチルスル
ホキシド17mlを蒸気バード上で30分間加熱した
後、冷却し、氷水を加え、エーテルで抽出す
る。水洗後、10%塩酸にて抽出し、水層を集め
てアンモニアでアルカリ性とした後、クロロホ
ルムで抽出する。水洗後、無水硫酸マグネシウ
ムにて乾燥し、溶媒を留去する。残留物を
TLC(展開溶媒;クロロホルム:メタノール
(19:1))にて精製して、N−〔4−〔3−(1
−ピペリジニルメチル)フエニル〕−trans−3
−ブテニル〕フタルイミド0.8gを油状物とし
て得た。 IR(液膜、cm-1):1770、1710。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜2.9(6H、多重線)、3.42(2H、一重線)、
3.5〜4.0(2H、多重線)、5.6〜6.7(2H、多重
線)、7.0〜7.4(4H、多重線)、7.5〜8.0(4H、
多重線)。 ) 製造例1のA法)において、N−〔4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエノキシ〕
−cis−2−ブテニル〕フタルイミドの代りに
N−〔4−〔3−(1−ピペリジニルメチル)フ
エニル〕−trans−3−ブテニル〕フタルイミド
2.6gを用いて同様に操作して、trans−4−
〔3−(1−ピペリジニルメチル)フエニル〕−
3−ブテニルアミン1.3gを油状物として得た。 NMR(CDCl3、δ):1.1〜1.9(6H、多重線)、
2.1〜3.0(8H、多重線)、3.43(2H、一重線)、
5.6〜6.7(2H、多重線)、7.0〜7.5(4H、多重
線)。 B法 ) 乾燥テトラヒドロフラン−乾燥ジメチルス
ルホキシド(1:1)混液37ml中に60%水素化
ナトリウムを懸濁させておいて、氷水撹拌下オ
キシカルボニルエチルトリフエニルホスホニウ
ムクロリド15.8gを一度に加える。氷冷下に20
分間撹拌後、3−(エトキシカルボニル)ベン
ズアルデヒド7.5gの乾燥テトラヒドロフラン
(7.5ml)溶液を一度に加える。氷冷下に2時間
撹拌後、室温で3時間撹拌する。氷水100mlと
エーテル300mlを加えて振り、水層を取つて塩
酸々性とした後エーテル抽出する。水洗後エー
テルを留去して得られた残留物をメタノール80
mlにとかし、塩酸ガスを吹込んで、30分間還元
する。減圧下にメタノールを留去し、エーテル
を加えて抽出する。5%炭酸カリウム水溶液で
振つた後、水洗し、芒硝にて乾燥し、減圧下に
溶媒を留去する。得られた粗オイルをカラムク
ロマト(wakogel−C−200、クロロホルム流
出)にて精製した後減圧蒸留して、沸点150〜
154℃/0.6mmHgの3−〔3−(エトキシカルボ
ニル)フエニル〕−trans−2−ブテン酸メチル
4.5gを得た。 IR(液膜、cm-1):1720。 NMR(CDCl3、δ):1.37(3H、三重線)、3.0〜
3.5(2H、多重線)、3.70(3H、一重線)、3.39
(2H、一重線)、4.45(2H、四重線、J=
7Hz)、6.0〜7.0(2H、多重線)、7.1〜8.3
(4H、多重線)。 ) 水素化リチウムアルミニウム10gを乾燥テ
トラヒドロフラン500mlに懸濁させておいて、
3−〔3−(エトキシカルボニル)フエニル〕−
trans−2−ブテン酸メチル25gの乾燥テトラ
ヒドロフラン(100ml)溶液を氷冷撹拌下、内
温10℃以下で滴下する。室温にて1時間反応
後、氷冷撹拌下内温10℃以下で水50mlを滴下す
る。 室温にて30分間撹拌した後、塩化ナトリウム
50gを加えて不溶物を去する。減圧下に溶媒
を留去した後残留物を減圧蒸留して、沸点167
〜170℃/1mmHgの4−(3−ハイドロキシメ
チルフエニル)−trans−3−ブテニルアルコー
ル14gを得た。 IR(液膜、cm-1):3320。 NMR(CDCl3、δ):2.37(2H、四重線、J=
7Hz)、3.57(2H、三重線、J=7Hz)、4.50
(2H、一重線)、5.7〜6.7(2H、多重線)、6.9
〜7.5(4H、多重線)。 ) 4−(3−ハイドロキシメチルフエニル)−
trans−3−ブテニルアルコール14gをチオニ
ルクロリド50ml中に室温にて少しづつ加える。
還流下にて1時間反応後、減圧下にチオニルク
ロリドを留去する。残留物をエーテルに溶かし
て5%炭酸カリウム水溶液で2回振り、水洗
後、芒硝にて乾燥させて溶媒を留去する。残留
物をカラムクロマト(wakogel−c−200、ク
ロロホルム流出)にて精製して、1−クロロ−
4−(3−クロロメチルフエニル)−trans−3
−ブテン15.5gを油状物として得た。この化合
物を減圧蒸留すると、沸点123〜126℃/0.6mm
Hgにて蒸留されるが、分解が激しく、収率は
低下する。 NMR(CDCl3、δ):2.56(2H、四重線、J=
7Hz)、3.59(2H、三重線、J=7Hz)、4.54
(2H、一重線)、5.7〜6.7(2H、多重線)、7.0
〜7.5(4H、多重線)。 ) 1−クロロ−4−(1−クロロメチルフエ
ニル)−trans−3−ブテン4.1g、ピペリジン
3.3g及びテトラヒドロフラン41mlの混合物を
2時間加熱還流する。減圧下に溶媒を留去し、
エーテルを加えて析出した不溶物を去する。
液を10%塩酸にて抽出し、水層を集めて、炭
酸カリウムにてアルカリ性とした後、クロロホ
ルム抽出する。水洗後無水硫酸ナトリウムにて
乾燥し、溶媒を留去して、1−クロロ−〔3−
(1−ピペリジニルメチル)フエニル〕−trans
−3−ブテン3.7gを油状物として得た。この
化合物は製造例10のA法)で得た化合物と完
全に一致した。 製造例 11 N−(3−ブロモプロピル)フタルイミド100
g、トリフエニルホスフイン100g及びベンゼン
200mlの混合物を一夜還流する。析出した結晶を
取し乾燥して、融点216〜217℃の3−フタルイ
ミノプロピルトリフエニルホスホニウムブロミド
128gを得た。 IR(KBr、cm-1):3400、1770、1700。 NMR(CDCl3、δ):1.8〜2.5(2H、多重線)、3.5
〜4.3(4H、多重線)、7.5〜8.1(19H、多重線)。 製造例 12 N−(5−ブロモペンチル)フタルイミド5.0g
及びトリフエニルホスフイン4.4gを140〜145℃
にて30分間加熱して反応させる。反応後アセトン
を加えて一度溶液とし、次いでエーテルを加えて
分離した油状物からエーテルをデカントで除く。
エーテルで扱つて、デカントを数回くり返した
後、減圧ポンプで良く溶媒を留去して、アモルフ
アス状で、かつ、吸湿性の5−フタルイミノペン
チルトリエチルホスホニウムブロミド4.6gを得
た。 IR(KBr、cm-1):3400、1760、1700。 NMR(CDCl3、δ):1.4〜2.0(6H、多重線)、3.2
〜4.0(4H、多重線)、7.4〜8.1(19H、多重線)。 製造例 13 乾燥ジメチルスルホキシド20ml中に60%水素化
ナトリウム2.8gを懸濁させておいて、フタルイ
ミド10gを固体のまま少しづつ加える。室温にて
20分間撹拌した後、この液を1,4−ジクロロ−
cis−2−ブテン16.8gの乾燥ジメチルスルホキ
シド16ml溶液中に室温にて滴下する。室温にて2
時間放置後、氷水中にあけてn−ヘキサン50mlを
加え、撹拌し、放置する。析出した結晶を炉取し
水洗した後、n−ヘキサンで洗い、湿つた結晶を
エーテル50mlで6回抽出する。エーテル層を芒硝
にて乾燥した後、溶媒を留去する。粗結晶をn−
ヘキサンより再結晶して、融点66.9〜68.6℃のN
−〔4−クロロ−cis−2−ブテニル)フタルイミ
ド5.0gを得た。 IR(KBr、cm-1):1760、1700。 NMR(CDCl3、δ):3.9〜4.6(4H、多重線)、5.4
〜6.1(2N、多重線)、7.5〜8.0(4H、多重線)。 製造例 14 製造例13において、1,4−ジクロロ−cis−
2−ブテンの代りに1,4−ジクロロ−trans−
2−ブテン27.2gを用いて、同様に操作して得た
粗結晶を、アセトン−n−ヘキサンより再結晶し
て、融点104.5〜105.7℃のN−(4−クロロ−
trans−2−ブテニル)フタルイミド13.2gを得
た。 IR(KBr、cm-1):1765、1705。 NMR(CDCl3、δ):3.9〜4.6(4H、多重線)、5.5
〜6.2(2H、多重線)、7.5〜8.0(4H、多重線)。 本発明の化合物を含有する薬剤の製造例を示す
と以下の通りである。 実施例 A カプセル剤 1カプセル当り50mg及び100mgの活性成分を含
有するカプセル剤の処方例は次の通りである。 処方1−a 50mgカプセル mg/カプセル 活性成分 50 粉末乳糖 100メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 50 200mg 処方1−b 100mgカプセル mg/カプセル 活性成分 100 粉末乳糖 200メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 100 400mg 製造方法は以下の通りである。 粉末乳糖及びメタケイ酸アルミン酸マグネシウ
ムの混合粉末に、活性成分を加えて練合する。こ
れを乾燥させ、良く粉砕した後カプセルに充填す
る。 実施例 B 注射液 活性成分 20mg p−ヒドロキシ安息香酸メチル 1.2mg塩化ナトリウム 6.0mg 注射用蒸留水を加え全体を1mlとする。 製造方法は以下の通りである。 注射用蒸留水にp−ヒドロキシ安息香酸メチル
を撹拌溶解し、次に、活性成分と塩化ナトリウム
を加えた後、希塩酸を加えpH7.0付近に調整す
る。この溶液をメンブランフイルター(0.2ミク
ロン)で明菌過し、アンプルに充填熔封する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 式中、R1及びR2はそれぞれ独立に低級アルキ
ル基を表わすか、或いはR1及びR2はこれらが結
合している窒素原子と一緒になつて、1−ピロリ
ジニル、1−ピペリジニル又は1−パーヒドロア
ゼピニル基を表わし; R3は水素原子又は低級アルキル基を表わし;
Qは−CH=CH−又は−C≡C−を表わし; R4は水素原子、置換基を有していてもよい低
級アルキル基[ここで、置換基はヒドロキシル
基、低級アルコキシ基、低級アルカノイルオキシ
基又はベンゾイルオキシ基である]、フエニル基
又はピリジル基を表わし; mは0又は1であり;nは1〜4の整数であ
る、但し、基 はアミノアルキル基に対してメタ−又はパラ−位
に結合しており、Qが−C≡C−である場合には
mは1を表わすものとする、 のアミノアルキルベンゼン誘導体又はその塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56050535A JPS57165348A (en) | 1981-04-06 | 1981-04-06 | Novel aminoalkylbenzene derivative |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56050535A JPS57165348A (en) | 1981-04-06 | 1981-04-06 | Novel aminoalkylbenzene derivative |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1016480A Division JPH02178A (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 新規なアミノアルキルベンゼン誘導体 |
| JP1101587A Division JPH0256449A (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | アミノアルキルベンゼン誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57165348A JPS57165348A (en) | 1982-10-12 |
| JPH0148259B2 true JPH0148259B2 (ja) | 1989-10-18 |
Family
ID=12861689
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56050535A Granted JPS57165348A (en) | 1981-04-06 | 1981-04-06 | Novel aminoalkylbenzene derivative |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57165348A (ja) |
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| US20230349922A1 (en) | 2020-08-11 | 2023-11-02 | Université De Strasbourg | H2 Blockers Targeting Liver Macrophages for the Prevention and Treatment of Liver Disease and Cancer |
Family Cites Families (2)
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-
1981
- 1981-04-06 JP JP56050535A patent/JPS57165348A/ja active Granted
Also Published As
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| JPS57165348A (en) | 1982-10-12 |
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