JPH0157690B2 - - Google Patents
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- JPH0157690B2 JPH0157690B2 JP56182309A JP18230981A JPH0157690B2 JP H0157690 B2 JPH0157690 B2 JP H0157690B2 JP 56182309 A JP56182309 A JP 56182309A JP 18230981 A JP18230981 A JP 18230981A JP H0157690 B2 JPH0157690 B2 JP H0157690B2
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Description
本発明はハロゲン化スズ化合物でカツプリング
された、転がり摩擦抵抗及び破壊特性の改良され
たスチレン/ブタジエン共重合体の製造方法に関
するものである。 従来から炭化水素溶媒中でエーテル化合物又は
第3級アミン化合物の存在下で1,3−ブタジエ
ンとスチレンを有機リチウム化合物を用いて重合
を行なうことによつてランダムなスチレン−ブタ
ジエン共重合体が得られることはよく知られてい
る。 又スチレン−ブタジエン共重合体をハロゲン化
スズ化合物でカツプリングする方法も公知(特公
昭44−4996号公報)である。しかしながらこの方
法によりカツプリングを行なつたスチレン−ブタ
ジエン共重合体は、カツプリングを行わない共重
合体に比べ、破壊特性は改善されるものの、転が
り摩擦抵抗特性改善の点では必らずしも十分でな
い。 本発明者らは先にエーテル又は第3及アミンの
存在下有機リチウム化合物を用いて上昇温度下で
スチレンと1,3−ブタジエンを重合したのち、
少量の1,3−ブタジエンを添加してリビング重
合体の末端をブタジエニル−リチウムに変換した
のち、ハロゲン化スズ化合物でカツプリングする
ことにより、転がり摩擦、抵抗及び破壊特性の改
良されたスチレン/ブタジエン共重合体が得られ
ることを提案した(特願昭55−130979及び特願昭
55−163361)。 本発明者らはさらに研究を進めた結果、回分式
重合を行なう際に凝縮器の付いた環流式自己冷却
型反応器を用いて、好ましくは溶媒として高沸点
炭化水素と抵沸点炭化水素の混合溶媒(以下単に
混合溶媒という場合がある)を用いて、重合熱を
除去して重合最高到達温度を120℃以下になるよ
うに重合をコントロールした後、ハロゲン化スズ
化合物でカツプリング反応を行なうことによつて
転がり摩擦抵抗、破壊特性及び加工性の改良され
たスチレンブタジエン共重合体が効率よく得られ
ることを見出した。本発明に従つて炭化水素溶媒
中、エーテル化合物又は第3級アミン化合物の存
在下で1,3−ブタジエンとスチレンを有機リチ
ウム化合物を用いて重合するに際し、凝縮器の付
いた還流式自己冷却型反応器を用いて回分式重合
を行なつて重合体末端にポリスチレンブロツク鎖
を実質的に含まないランダムなスチレンブタジエ
ン共重合体を生成し、次にハロゲン化スズ化合物
を用いて生成共重合体が炭素−スズ結合鎖を含む
重合体を少なくとも10%含有するようにカツプリ
ング反応を行なうことを特徴とするスチレンブタ
ジエン共重合体の製造方法が提供される。 本発明によれば重合反応混合物から重合熱を除
去するために低沸点成分である1,3−ブタジエ
ン及び溶媒の一部が重合初期に重合系から蒸発し
ていくので重合系のスチレン/1,3−ブタジエ
ンモノマーは仕込み組成比よりスチレン含有率の
高い組成比となる。従つて重合初期から重合体中
に多くのスチレンモノマーユニツトがとり込まれ
るため、重合終了時(モノマー転化率ほゞ100%)
においてリビング重合体末端はポリスチレンブロ
ツク鎖を実質的に含まないブタジエニルリチウム
末端となる。 そのためハロゲン化スズ化合物によるカツプリ
ング反応によつて得られる重合体はカツプリング
反応に際し予め少量の1,3−ブタジエンを添加
するような煩雑な工程を必要とせずに転がり摩擦
抵抗及び破壊特性の改良された重合体となる。 また本発明の方法に従えば、重合系内部を1,
3−ブタジエンの蒸発還流によつて冷却ができる
ため、重合熱による温度上昇の抑制が容易であ
り、重合系の最高到達温度を120℃以下に保つこ
とが容易にできる。さらに、混合溶媒を用いるこ
とにより、100℃以下に保つことが実用上可能と
なる。従つてカツプリング反応も120℃以下で実
施できるためカツプリング効率が高く破壊特性、
転がり摩擦抵抗が改良された重合体が効率よく得
られる。また重合温度の抑制ができるため溶媒/
モノマー比の小さい条件で重合できる。そのため
単位モノマー量当りの溶媒の量が少ないため溶媒
の重合体からの分離、溶媒の精製によるエネルギ
ーが少量ですむ。 さらに、混合溶媒を用いた場合は重合体の溶液
粘度が著しく低下するので、重合体の撹拌、移送
が容易となり、溶媒/モノマー比をさらに下げる
ことができる。また混合溶媒を用いた場合は低沸
点炭化水素を用いるため重合終了時(モノマー転
化率100%)、1,3ブタジエンがなくなつても重
合系は負圧にならない。 従つて重合系へ空気中の酸素が混入して重合反
応が停止したり、分子量が異常に上降したり、ゲ
ルが生じたりするおそれがない。又重合系を不凝
縮ガス(N2など)で加圧する必要がないため、
低沸点炭化水素と1,3−ブタジエンの蒸発還流
が効率よく行われ重合温度の抑制がより容易とな
る。 さらに溶媒/モノマー比の小さい条件では重合
体のポリブタジエン部分のミクロ構造のビニル含
量のコントロールのため使用するエーテル化合物
又は第3級アミン化合物の量は少量ですむので、
経済的効果も著しい。 以下本発明につきさらに詳しく説明する。 本発明にて使用される有機リチウム化合物とし
てたとえばメチルリチウム、エチルリチウム、プ
ロピルリチウム、ブチルリチウム、ペンチルリチ
ウム、オクチルリチウム、1,4−ジリチオブタ
ン、1,5−ジリチオペンタンなどが挙げられ
る。これら有機リチウム化合物の使用量はモノマ
ー100グラム当り0.2〜20ミリモルの範囲である。 また使用されるエーテル化合物としては例えば
ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、2−メトキシテトラヒドロフラン、
2−メトキシメチルテトラヒドロフラン、ジオキ
サン、エチレングリコールジメチルエーテル、エ
チレングリコールジエチルエーテル、エチレング
リコールジブチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエ
チルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエ
ーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテ
ルなどがあげられる。更に第3級アミン化合物と
してはトリエチルアミン、トリプロピルアミン、
ピリジン、NNN′N′−テトラメチルエチレンジ
アミン、NNN′N′−テトラエチルエチレンジア
ミン、N−メチルモルホリンなどが挙げられる。
エーテル化合物及び第3級アミン化合物の使用量
は有機リチウム化合物1モル当り0.05〜1000モル
の範囲である。 1,3−ブタジエンとスチレンから成る仕込み
モノマー混合物中のスチレン含量は3〜40重量
%、好ましくは5〜35重量%より好ましくは5〜
30重量%である。 重合熱は冷却ジヤケツトまたはコイルによつて
重合反応器から除熱できるが、その除熱量は少な
い。特に反応混合物の粘度が高い場合は伝熱が低
いためその除熱量は少ない。 本発明で使用する凝縮器の付いた還流式自己冷
却型反応器は重合罐と重合罐の上部に設置してあ
る凝縮器と撹拌装置とから構成され重合罐より蒸
発した1,3−ブタジエン及び溶媒の一部は凝縮
器に入り冷却凝縮されて再び重合罐に還流される
か又は外部に排気される。 本発明の方法によれば重合熱による温度上昇に
伴ない、重合系の揮発性物質主として1,3−ブ
タジエン及び溶媒の一部が蒸発し、重合系の温度
の上昇を制限して自己冷却による反応温度制御が
行なわれる。 重合は0〜120℃好ましくは0〜100℃の温度範
囲で行なわれる。重合温度が0℃より低いと反応
速度が遅くて好ましくない。一方120℃をこえる
と重合体の自己失活反応、連鎖移動反応が起り、
カツプリング効率が低下する。 本発明で使用される炭化水素溶媒としてはヘキ
サン、シクロヘキサン、ヘプタン、メチルシクロ
ペンタン、ベンゼン、トルエン、ブタン、イソブ
タン、ペンタン、イソペンタンなどの炭化水素溶
媒の一種又はこれらの混合物が用いられる。溶媒
の量はモノマー1重合部に対し0.5〜10重量部の
範囲、好ましくは、1〜5重量部の範囲である。
このうち高沸点炭化水素と低沸点炭化水素溶媒の
混合比率を80/20〜20/80より好ましくは70/30
〜30/70とした混合溶媒を用いるのが下記の理由
からより好ましい。 なおこゝで云う高沸点炭化水素溶媒とは沸点が
60〜120℃の範囲にあり、溶解度パラメータが7.1
〜10.0゜の範囲にある炭化水素であり、具体的に
はヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、メチル
シクロペンタン、ベンゼン、トルエンが含まれ
る。また低沸点炭化水素溶媒とは沸点が−20〜40
℃の範囲にあり、溶解度パラメーターが6.0〜7.0゜
の範囲にある炭化水素であり、具体的にはブタ
ン、イソブタン、ペンタン、イソペンタンが含ま
れる。 低沸点炭化水素溶媒の比率が多いと自己冷却効
果は一層促進されるが、低沸点炭化水素溶媒は重
合物の溶解能が小さいため重合途中で重合物が析
出し、カツプリング反応の効率が低下し、高沸点
炭化水素溶媒の比率が多いと重合物の溶解能は大
きくなり重合物は均一に溶解するが、自己冷却効
果が低下し、又重合が進行するにつれて重合系が
負圧になる懸念がある。従つて高沸点炭化水素溶
媒/低沸点炭化水素溶媒を80/20〜20/80の間に
保つことがより好ましい。この範囲だと重合温度
の上昇に伴ない、1,3ブタジエンと低沸点炭化
水素が蒸発し、反応温度の制御が行なわれ、重合
物の析出も発生しない均一な重合系に保たれる。
このためカツプリング効率の高い重合物が得られ
る。 本発明においてカツプリング反応に用いられる
ハロゲン化スズ化合物は 一般式 RxSnZy又はRaZbSn(CH2)mSnRaZb (式中 R:アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル
基、芳香族基、 Z:ハロゲン原子 x:0〜2の整数、 a:0〜2の整数、 n:1〜10の整数、 y:2〜4の整数、 b:1〜3の整数、 x+y≦4、a+b≦3) で表わされるハロゲン化スズ化合物で具体的には
例えば、 メチルトリクロロスズ、 ジメチルクロロスズ、テトラクロロスズ、 ジクロロスズ、エチルトリクロロスズ、 ジエチルジクロロスズ、 テトラフルオロスズ、 ブチルトリクロロスズ、 ジブチルジクロロスズ、 オクチルトリクロロスズ、 ジオクチルジクロロスズ、 メチルトリブロムスズ、 ジメチルジブロムスズ、 オクチルトリブロムスズ、 テトラブロムスズ、テトラヨードスズ、 シクロヘキシルトリクロロスズ、 フエニルトリクロロスズ、 1,2ビス(トリクロロスタニル)エタン、 1,2ビス(メチルジクロロスタニル)エタ
ン、 1,4ビス(トリクロロスタニル)ブタン、 1,4ビス(メチルジクロロスタニル)ブタン 等が用いられる。 ハロゲン化スズ化合物によるカツプリング反応
は好ましくは40〜120℃、0.5分〜20時間の範囲で
行われる。反応温度が40℃未満又は120℃をこえ
るとカツプリング効率が低下するし、破壊特性、
転がり摩擦抵抗の改善された重合体が得られな
い。 ハロゲン化スズ化合物の添加量は有機リチウム
化合物のリチウム1原子当量当りハロゲン化スズ
化合物のハロゲン原子を基準にして0.1〜3.0当量
の範囲で用いられハロゲン化スズ化合物の量によ
り炭素−スズ結合鎖を有する重合体の割合をコン
トロールすることが出来る。 本発明の方法によれば結合スチレン含量3〜40
重量%、ポリブタジエン部分のビニル含量20〜95
%、ムーニー粘度(ML100℃ 1+4)10〜150の炭素
−スズ結合鎖を有する重合体を少くとも10%以上
含むランダムなスチレンブタジエン共重合体が容
易に得られる。炭素−スズ結合鎖が10%未満では
転がり摩擦抵抗及び破壊特性が改良されない。 本発明にて炭素−スズ結合鎖を有する重合体の
割合はゲルパーミエーシヨンクロマトグラフ
(GPC)によつて測定され、バイモーダル型又は
ポリモーダル型の分子量分布から(1)式で計算され
る。 炭素−スズ結合鎖を有する重合体の割合(%)=(1−
最も低分子量部分のピーク面積/全体のピーク面積)×
100……(1) 結合スチレン量は赤外吸収スペクトルの699cm
-1を用いた検量線より求めた。 ポリブタジエン部分のミクロ構造はD.Morero
らの方法 Chim.e.Ind.Vol 41 758(1959) より求めた。 転がり摩擦抵抗特性の指標として70℃の反撥弾
性を用いた。 70℃の反撥弾性が大きい程転がり摩擦によるエ
ネルギーロスが少なく、転がり摩擦抵抗特性の点
で優れることを示す。 ポリスチレンブロツク含量は100MHz.H−
NMR(日本電子株式会社製)を用い、(2)式より
求めた。 ポリスチレンブロツク%=5/2×B/A+B×100 ……(2) A:7.7ppm付近のフエニルプロトンの面積 B:6.5ppmのフエニルプロトンの面積 又加工性の指標としては配合ムーニー粘度を用
いた。値が小さい方が加工性がよいことを示す。 実施例 1 110の凝縮器付き還流式自己冷却型反応器に
シクロヘキサン45Kg、スチレン3.75Kg、1,3−
ブタジエン11.25Kg、テトラヒドロフラン300gを
仕込み、これら混合物の温度を70℃に調節した
後、n−ブチルリチウム9.45gを添加して回分式
重合を開始した。 重合系内の圧力はコントロールバルブにより
2.0Kg/cm2G一定に保ち、重合系内の温度は蒸発
する1,3−ブタジエン、シクロヘキサンの潜熱
により70℃一定に保つた。 蒸発した1,3−ブタジエン、シクロヘキサン
は反応器上部のアンモニアで冷却した凝縮器を用
いて還流した。 重合開始後20分で転化率100%に達した。重合
体溶液にテトラクロロスズ4.5gを添加し、70℃、
30分間、カツプリング反応を行なつた。重合体は
重合体溶液に150gの2,6−ジターシヤリーブ
チル−p−クレゾールを添加後、スチームストリ
ツピングで脱溶媒、ロール乾燥を行なつて得られ
た。生成した重合体の特性値を第1表に示す。 第2表に示す配合処方に従つてブラベンダープ
ラストミル及びロールで混練り配合して145℃、
35分間加硫を行なつた。 実施例1の方法で得られた重合体は比較例1、
2で得られる重合体に比べ、ポリスチレンブロツ
クを全く含まず引張特性転がり摩擦特性の指標で
ある70℃反撥弾性および加工性の点で優れる。 実施例 2 実施例1と同じ反応器にシクロヘキサン45Kg、
スチレン3.75Kg、1,3−ブタジエン11.25Kg、
テトラヒドロフラン225gを仕込み、これら混合
物の温度を30℃に調節した後、n−ブチルリチウ
ム9.44gを添加して回分式重合を開始した。重合
系内の温度は重合時の最高到達温度が100℃にな
るように凝縮器と重合系外とのコントロールバル
ブにより圧力を調節した。 重合開始後17分で転化率100%に達した。重合
体溶液にテトラクロロスズ4.5gを添加し95〜100
℃、30分間カツプリング反応を行なつた。その後
実施例1と同様な操作が行なわれた。結果を第1
表に示す。 得られた重合体は実施例1の重合体同様、引張
特性、70℃反撥弾性及び加工性の点で比較例1、
2の重合体に比べ、優れている。 比較例 1 実施例1にて凝縮器を用いない反応器で、重合
開始温度30℃から最高到達温度140℃までの上昇
温度下での回分式重合を10分間行なつた後、テト
ラクロロスズを添加し130℃、30分間、カツプリ
ング反応を行なつた。 シクロヘキサン、スチレン、1,3−ブタジエ
ン、テトラヒドロフラン、n−ブチルリチウム、
テトラクロロスズの量は実施例1と同様に行なつ
た。 重合体は実施例1と同様に加硫を行なつた。結
果を第1表に示す。 比較例 2 100の凝縮器を用いないジヤケツト付き反応
器にシクロヘキサン45Kg、スチレン0.938Kg、1,
3−ブタジエン2.812Kg、テトラヒドロフラン300
gを仕込み、これら混合物の温度を70℃に調節し
た後、n−ブチルリチウム2.44gを添加して回分
式重合を開始した。重合系内の温度は反応器のア
ンモニアによるジヤケツト冷却により70℃一定に
保つた。重合開始後1.5時間で転化率100%に達し
た。重合体溶液にテトラクロロスズ1.125gを添
加し70℃、30分間カツプリング反応を行なつた。
重合体は実施例1と同様に加硫を行なつた。結果
を第1表に示す。 実施例 3 実施例1と同じ反応器に高沸点炭化水素溶媒と
してシクロヘキサン22.5Kg、低沸点炭化水素溶媒
としてn−ペンタン22.5Kg、スチレン4.5Kg、1,
3ブタジエン10.5Kg、テトラヒドロフラン300g
を仕込み、これらの混合物の温度を55℃に調節し
た後、n−ブチルリチウム9.45gを添加して回分
式重合を開始した。 重合系内の温度は蒸発するn−ペンタン、シク
ロヘキサン、1,3ブタジエンの蒸発替熱により
55℃一定に保つた。 蒸発したn−ペンタン、シクロヘキサン、1,
3ブタジエンは反応器上部のアンモニアで冷却し
た凝縮器を用いて還流した。 重合初期の系内圧力は1.5Kg/cm2Gであり、重
合末期でも0.2Kg/cm2Gであつた。従つて負圧に
なるのを防止するためのN2ガスによる加圧は不
要だつた。又重合途中での重合体の析出はみられ
なかつた。 重合開始後、20分で転化率100%に達した。重
合体溶液に重合終了時の溶液粘度は7000センチポ
イズで実施例1の溶液粘度(92000センチポイズ)
に比べて小さかつた。テトラクロロスズ4.5gを
添加し、55℃、30分間カツプリング反応を行なつ
た。重合溶液に150gの2,6−ジターシヤリー
ブチル−p−クレゾールを添加後、スチームスト
リツピングで脱溶媒し、ロール乾燥して重合体を
得た。 生成した重合体の特性値を第3表に示す。 第2表に示す配合処方に従つてブラベンダープ
ラストミル及びロールで混練り配合して、145℃、
35分間加硫を行なつた。
された、転がり摩擦抵抗及び破壊特性の改良され
たスチレン/ブタジエン共重合体の製造方法に関
するものである。 従来から炭化水素溶媒中でエーテル化合物又は
第3級アミン化合物の存在下で1,3−ブタジエ
ンとスチレンを有機リチウム化合物を用いて重合
を行なうことによつてランダムなスチレン−ブタ
ジエン共重合体が得られることはよく知られてい
る。 又スチレン−ブタジエン共重合体をハロゲン化
スズ化合物でカツプリングする方法も公知(特公
昭44−4996号公報)である。しかしながらこの方
法によりカツプリングを行なつたスチレン−ブタ
ジエン共重合体は、カツプリングを行わない共重
合体に比べ、破壊特性は改善されるものの、転が
り摩擦抵抗特性改善の点では必らずしも十分でな
い。 本発明者らは先にエーテル又は第3及アミンの
存在下有機リチウム化合物を用いて上昇温度下で
スチレンと1,3−ブタジエンを重合したのち、
少量の1,3−ブタジエンを添加してリビング重
合体の末端をブタジエニル−リチウムに変換した
のち、ハロゲン化スズ化合物でカツプリングする
ことにより、転がり摩擦、抵抗及び破壊特性の改
良されたスチレン/ブタジエン共重合体が得られ
ることを提案した(特願昭55−130979及び特願昭
55−163361)。 本発明者らはさらに研究を進めた結果、回分式
重合を行なう際に凝縮器の付いた環流式自己冷却
型反応器を用いて、好ましくは溶媒として高沸点
炭化水素と抵沸点炭化水素の混合溶媒(以下単に
混合溶媒という場合がある)を用いて、重合熱を
除去して重合最高到達温度を120℃以下になるよ
うに重合をコントロールした後、ハロゲン化スズ
化合物でカツプリング反応を行なうことによつて
転がり摩擦抵抗、破壊特性及び加工性の改良され
たスチレンブタジエン共重合体が効率よく得られ
ることを見出した。本発明に従つて炭化水素溶媒
中、エーテル化合物又は第3級アミン化合物の存
在下で1,3−ブタジエンとスチレンを有機リチ
ウム化合物を用いて重合するに際し、凝縮器の付
いた還流式自己冷却型反応器を用いて回分式重合
を行なつて重合体末端にポリスチレンブロツク鎖
を実質的に含まないランダムなスチレンブタジエ
ン共重合体を生成し、次にハロゲン化スズ化合物
を用いて生成共重合体が炭素−スズ結合鎖を含む
重合体を少なくとも10%含有するようにカツプリ
ング反応を行なうことを特徴とするスチレンブタ
ジエン共重合体の製造方法が提供される。 本発明によれば重合反応混合物から重合熱を除
去するために低沸点成分である1,3−ブタジエ
ン及び溶媒の一部が重合初期に重合系から蒸発し
ていくので重合系のスチレン/1,3−ブタジエ
ンモノマーは仕込み組成比よりスチレン含有率の
高い組成比となる。従つて重合初期から重合体中
に多くのスチレンモノマーユニツトがとり込まれ
るため、重合終了時(モノマー転化率ほゞ100%)
においてリビング重合体末端はポリスチレンブロ
ツク鎖を実質的に含まないブタジエニルリチウム
末端となる。 そのためハロゲン化スズ化合物によるカツプリ
ング反応によつて得られる重合体はカツプリング
反応に際し予め少量の1,3−ブタジエンを添加
するような煩雑な工程を必要とせずに転がり摩擦
抵抗及び破壊特性の改良された重合体となる。 また本発明の方法に従えば、重合系内部を1,
3−ブタジエンの蒸発還流によつて冷却ができる
ため、重合熱による温度上昇の抑制が容易であ
り、重合系の最高到達温度を120℃以下に保つこ
とが容易にできる。さらに、混合溶媒を用いるこ
とにより、100℃以下に保つことが実用上可能と
なる。従つてカツプリング反応も120℃以下で実
施できるためカツプリング効率が高く破壊特性、
転がり摩擦抵抗が改良された重合体が効率よく得
られる。また重合温度の抑制ができるため溶媒/
モノマー比の小さい条件で重合できる。そのため
単位モノマー量当りの溶媒の量が少ないため溶媒
の重合体からの分離、溶媒の精製によるエネルギ
ーが少量ですむ。 さらに、混合溶媒を用いた場合は重合体の溶液
粘度が著しく低下するので、重合体の撹拌、移送
が容易となり、溶媒/モノマー比をさらに下げる
ことができる。また混合溶媒を用いた場合は低沸
点炭化水素を用いるため重合終了時(モノマー転
化率100%)、1,3ブタジエンがなくなつても重
合系は負圧にならない。 従つて重合系へ空気中の酸素が混入して重合反
応が停止したり、分子量が異常に上降したり、ゲ
ルが生じたりするおそれがない。又重合系を不凝
縮ガス(N2など)で加圧する必要がないため、
低沸点炭化水素と1,3−ブタジエンの蒸発還流
が効率よく行われ重合温度の抑制がより容易とな
る。 さらに溶媒/モノマー比の小さい条件では重合
体のポリブタジエン部分のミクロ構造のビニル含
量のコントロールのため使用するエーテル化合物
又は第3級アミン化合物の量は少量ですむので、
経済的効果も著しい。 以下本発明につきさらに詳しく説明する。 本発明にて使用される有機リチウム化合物とし
てたとえばメチルリチウム、エチルリチウム、プ
ロピルリチウム、ブチルリチウム、ペンチルリチ
ウム、オクチルリチウム、1,4−ジリチオブタ
ン、1,5−ジリチオペンタンなどが挙げられ
る。これら有機リチウム化合物の使用量はモノマ
ー100グラム当り0.2〜20ミリモルの範囲である。 また使用されるエーテル化合物としては例えば
ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、2−メトキシテトラヒドロフラン、
2−メトキシメチルテトラヒドロフラン、ジオキ
サン、エチレングリコールジメチルエーテル、エ
チレングリコールジエチルエーテル、エチレング
リコールジブチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエ
チルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエ
ーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテ
ルなどがあげられる。更に第3級アミン化合物と
してはトリエチルアミン、トリプロピルアミン、
ピリジン、NNN′N′−テトラメチルエチレンジ
アミン、NNN′N′−テトラエチルエチレンジア
ミン、N−メチルモルホリンなどが挙げられる。
エーテル化合物及び第3級アミン化合物の使用量
は有機リチウム化合物1モル当り0.05〜1000モル
の範囲である。 1,3−ブタジエンとスチレンから成る仕込み
モノマー混合物中のスチレン含量は3〜40重量
%、好ましくは5〜35重量%より好ましくは5〜
30重量%である。 重合熱は冷却ジヤケツトまたはコイルによつて
重合反応器から除熱できるが、その除熱量は少な
い。特に反応混合物の粘度が高い場合は伝熱が低
いためその除熱量は少ない。 本発明で使用する凝縮器の付いた還流式自己冷
却型反応器は重合罐と重合罐の上部に設置してあ
る凝縮器と撹拌装置とから構成され重合罐より蒸
発した1,3−ブタジエン及び溶媒の一部は凝縮
器に入り冷却凝縮されて再び重合罐に還流される
か又は外部に排気される。 本発明の方法によれば重合熱による温度上昇に
伴ない、重合系の揮発性物質主として1,3−ブ
タジエン及び溶媒の一部が蒸発し、重合系の温度
の上昇を制限して自己冷却による反応温度制御が
行なわれる。 重合は0〜120℃好ましくは0〜100℃の温度範
囲で行なわれる。重合温度が0℃より低いと反応
速度が遅くて好ましくない。一方120℃をこえる
と重合体の自己失活反応、連鎖移動反応が起り、
カツプリング効率が低下する。 本発明で使用される炭化水素溶媒としてはヘキ
サン、シクロヘキサン、ヘプタン、メチルシクロ
ペンタン、ベンゼン、トルエン、ブタン、イソブ
タン、ペンタン、イソペンタンなどの炭化水素溶
媒の一種又はこれらの混合物が用いられる。溶媒
の量はモノマー1重合部に対し0.5〜10重量部の
範囲、好ましくは、1〜5重量部の範囲である。
このうち高沸点炭化水素と低沸点炭化水素溶媒の
混合比率を80/20〜20/80より好ましくは70/30
〜30/70とした混合溶媒を用いるのが下記の理由
からより好ましい。 なおこゝで云う高沸点炭化水素溶媒とは沸点が
60〜120℃の範囲にあり、溶解度パラメータが7.1
〜10.0゜の範囲にある炭化水素であり、具体的に
はヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、メチル
シクロペンタン、ベンゼン、トルエンが含まれ
る。また低沸点炭化水素溶媒とは沸点が−20〜40
℃の範囲にあり、溶解度パラメーターが6.0〜7.0゜
の範囲にある炭化水素であり、具体的にはブタ
ン、イソブタン、ペンタン、イソペンタンが含ま
れる。 低沸点炭化水素溶媒の比率が多いと自己冷却効
果は一層促進されるが、低沸点炭化水素溶媒は重
合物の溶解能が小さいため重合途中で重合物が析
出し、カツプリング反応の効率が低下し、高沸点
炭化水素溶媒の比率が多いと重合物の溶解能は大
きくなり重合物は均一に溶解するが、自己冷却効
果が低下し、又重合が進行するにつれて重合系が
負圧になる懸念がある。従つて高沸点炭化水素溶
媒/低沸点炭化水素溶媒を80/20〜20/80の間に
保つことがより好ましい。この範囲だと重合温度
の上昇に伴ない、1,3ブタジエンと低沸点炭化
水素が蒸発し、反応温度の制御が行なわれ、重合
物の析出も発生しない均一な重合系に保たれる。
このためカツプリング効率の高い重合物が得られ
る。 本発明においてカツプリング反応に用いられる
ハロゲン化スズ化合物は 一般式 RxSnZy又はRaZbSn(CH2)mSnRaZb (式中 R:アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル
基、芳香族基、 Z:ハロゲン原子 x:0〜2の整数、 a:0〜2の整数、 n:1〜10の整数、 y:2〜4の整数、 b:1〜3の整数、 x+y≦4、a+b≦3) で表わされるハロゲン化スズ化合物で具体的には
例えば、 メチルトリクロロスズ、 ジメチルクロロスズ、テトラクロロスズ、 ジクロロスズ、エチルトリクロロスズ、 ジエチルジクロロスズ、 テトラフルオロスズ、 ブチルトリクロロスズ、 ジブチルジクロロスズ、 オクチルトリクロロスズ、 ジオクチルジクロロスズ、 メチルトリブロムスズ、 ジメチルジブロムスズ、 オクチルトリブロムスズ、 テトラブロムスズ、テトラヨードスズ、 シクロヘキシルトリクロロスズ、 フエニルトリクロロスズ、 1,2ビス(トリクロロスタニル)エタン、 1,2ビス(メチルジクロロスタニル)エタ
ン、 1,4ビス(トリクロロスタニル)ブタン、 1,4ビス(メチルジクロロスタニル)ブタン 等が用いられる。 ハロゲン化スズ化合物によるカツプリング反応
は好ましくは40〜120℃、0.5分〜20時間の範囲で
行われる。反応温度が40℃未満又は120℃をこえ
るとカツプリング効率が低下するし、破壊特性、
転がり摩擦抵抗の改善された重合体が得られな
い。 ハロゲン化スズ化合物の添加量は有機リチウム
化合物のリチウム1原子当量当りハロゲン化スズ
化合物のハロゲン原子を基準にして0.1〜3.0当量
の範囲で用いられハロゲン化スズ化合物の量によ
り炭素−スズ結合鎖を有する重合体の割合をコン
トロールすることが出来る。 本発明の方法によれば結合スチレン含量3〜40
重量%、ポリブタジエン部分のビニル含量20〜95
%、ムーニー粘度(ML100℃ 1+4)10〜150の炭素
−スズ結合鎖を有する重合体を少くとも10%以上
含むランダムなスチレンブタジエン共重合体が容
易に得られる。炭素−スズ結合鎖が10%未満では
転がり摩擦抵抗及び破壊特性が改良されない。 本発明にて炭素−スズ結合鎖を有する重合体の
割合はゲルパーミエーシヨンクロマトグラフ
(GPC)によつて測定され、バイモーダル型又は
ポリモーダル型の分子量分布から(1)式で計算され
る。 炭素−スズ結合鎖を有する重合体の割合(%)=(1−
最も低分子量部分のピーク面積/全体のピーク面積)×
100……(1) 結合スチレン量は赤外吸収スペクトルの699cm
-1を用いた検量線より求めた。 ポリブタジエン部分のミクロ構造はD.Morero
らの方法 Chim.e.Ind.Vol 41 758(1959) より求めた。 転がり摩擦抵抗特性の指標として70℃の反撥弾
性を用いた。 70℃の反撥弾性が大きい程転がり摩擦によるエ
ネルギーロスが少なく、転がり摩擦抵抗特性の点
で優れることを示す。 ポリスチレンブロツク含量は100MHz.H−
NMR(日本電子株式会社製)を用い、(2)式より
求めた。 ポリスチレンブロツク%=5/2×B/A+B×100 ……(2) A:7.7ppm付近のフエニルプロトンの面積 B:6.5ppmのフエニルプロトンの面積 又加工性の指標としては配合ムーニー粘度を用
いた。値が小さい方が加工性がよいことを示す。 実施例 1 110の凝縮器付き還流式自己冷却型反応器に
シクロヘキサン45Kg、スチレン3.75Kg、1,3−
ブタジエン11.25Kg、テトラヒドロフラン300gを
仕込み、これら混合物の温度を70℃に調節した
後、n−ブチルリチウム9.45gを添加して回分式
重合を開始した。 重合系内の圧力はコントロールバルブにより
2.0Kg/cm2G一定に保ち、重合系内の温度は蒸発
する1,3−ブタジエン、シクロヘキサンの潜熱
により70℃一定に保つた。 蒸発した1,3−ブタジエン、シクロヘキサン
は反応器上部のアンモニアで冷却した凝縮器を用
いて還流した。 重合開始後20分で転化率100%に達した。重合
体溶液にテトラクロロスズ4.5gを添加し、70℃、
30分間、カツプリング反応を行なつた。重合体は
重合体溶液に150gの2,6−ジターシヤリーブ
チル−p−クレゾールを添加後、スチームストリ
ツピングで脱溶媒、ロール乾燥を行なつて得られ
た。生成した重合体の特性値を第1表に示す。 第2表に示す配合処方に従つてブラベンダープ
ラストミル及びロールで混練り配合して145℃、
35分間加硫を行なつた。 実施例1の方法で得られた重合体は比較例1、
2で得られる重合体に比べ、ポリスチレンブロツ
クを全く含まず引張特性転がり摩擦特性の指標で
ある70℃反撥弾性および加工性の点で優れる。 実施例 2 実施例1と同じ反応器にシクロヘキサン45Kg、
スチレン3.75Kg、1,3−ブタジエン11.25Kg、
テトラヒドロフラン225gを仕込み、これら混合
物の温度を30℃に調節した後、n−ブチルリチウ
ム9.44gを添加して回分式重合を開始した。重合
系内の温度は重合時の最高到達温度が100℃にな
るように凝縮器と重合系外とのコントロールバル
ブにより圧力を調節した。 重合開始後17分で転化率100%に達した。重合
体溶液にテトラクロロスズ4.5gを添加し95〜100
℃、30分間カツプリング反応を行なつた。その後
実施例1と同様な操作が行なわれた。結果を第1
表に示す。 得られた重合体は実施例1の重合体同様、引張
特性、70℃反撥弾性及び加工性の点で比較例1、
2の重合体に比べ、優れている。 比較例 1 実施例1にて凝縮器を用いない反応器で、重合
開始温度30℃から最高到達温度140℃までの上昇
温度下での回分式重合を10分間行なつた後、テト
ラクロロスズを添加し130℃、30分間、カツプリ
ング反応を行なつた。 シクロヘキサン、スチレン、1,3−ブタジエ
ン、テトラヒドロフラン、n−ブチルリチウム、
テトラクロロスズの量は実施例1と同様に行なつ
た。 重合体は実施例1と同様に加硫を行なつた。結
果を第1表に示す。 比較例 2 100の凝縮器を用いないジヤケツト付き反応
器にシクロヘキサン45Kg、スチレン0.938Kg、1,
3−ブタジエン2.812Kg、テトラヒドロフラン300
gを仕込み、これら混合物の温度を70℃に調節し
た後、n−ブチルリチウム2.44gを添加して回分
式重合を開始した。重合系内の温度は反応器のア
ンモニアによるジヤケツト冷却により70℃一定に
保つた。重合開始後1.5時間で転化率100%に達し
た。重合体溶液にテトラクロロスズ1.125gを添
加し70℃、30分間カツプリング反応を行なつた。
重合体は実施例1と同様に加硫を行なつた。結果
を第1表に示す。 実施例 3 実施例1と同じ反応器に高沸点炭化水素溶媒と
してシクロヘキサン22.5Kg、低沸点炭化水素溶媒
としてn−ペンタン22.5Kg、スチレン4.5Kg、1,
3ブタジエン10.5Kg、テトラヒドロフラン300g
を仕込み、これらの混合物の温度を55℃に調節し
た後、n−ブチルリチウム9.45gを添加して回分
式重合を開始した。 重合系内の温度は蒸発するn−ペンタン、シク
ロヘキサン、1,3ブタジエンの蒸発替熱により
55℃一定に保つた。 蒸発したn−ペンタン、シクロヘキサン、1,
3ブタジエンは反応器上部のアンモニアで冷却し
た凝縮器を用いて還流した。 重合初期の系内圧力は1.5Kg/cm2Gであり、重
合末期でも0.2Kg/cm2Gであつた。従つて負圧に
なるのを防止するためのN2ガスによる加圧は不
要だつた。又重合途中での重合体の析出はみられ
なかつた。 重合開始後、20分で転化率100%に達した。重
合体溶液に重合終了時の溶液粘度は7000センチポ
イズで実施例1の溶液粘度(92000センチポイズ)
に比べて小さかつた。テトラクロロスズ4.5gを
添加し、55℃、30分間カツプリング反応を行なつ
た。重合溶液に150gの2,6−ジターシヤリー
ブチル−p−クレゾールを添加後、スチームスト
リツピングで脱溶媒し、ロール乾燥して重合体を
得た。 生成した重合体の特性値を第3表に示す。 第2表に示す配合処方に従つてブラベンダープ
ラストミル及びロールで混練り配合して、145℃、
35分間加硫を行なつた。
【表】
第2表
重量部
ポリマー 100
HFAカーボン 50
ステアリン酸 1
亜鉛華 3
イオウ 1.75
加硫促進剤NS* 1
* n−tert−ブチル−2−ベンゾチアジルスル
フエンアミド
フエンアミド
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 炭化水素溶媒中、エーテル化合物又は第3級
アミン化合物の存在下で1,3−ブタジエンとス
チレンを有機リチウム化合物を用いて重合するに
際し、凝縮器の付いた環流式自己冷却型反応器を
用いて回分式重合を行なつて重合体末端にポリス
チレンブロツク鎖を実質的に含まないランダムな
スチレンブタジエン共重合体を生成し、次にハロ
ゲン化スズ化合物を用いて生成共重合体が炭素−
スズ結合鎖を含む重合体を少なくとも10%含有す
るようにカツプリング反応を行なうことを特徴と
するスチレンブタジエン共重合体の製造方法。 2 特許請求の範囲第1項にて重合温度が0〜
120℃、カツプリング反応温度が40〜120℃である
ことを特徴とするスチレンブタジエン共重合体の
製造方法。 3 炭化水素溶媒が高沸点炭化水素溶媒と低沸点
炭化水素溶媒との混合割合が80/20〜20/80であ
る混合溶媒である特許請求の範囲第1、2項記載
のスチレン−ブタジエン共重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18230981A JPS5884809A (ja) | 1981-11-16 | 1981-11-16 | スチレン−ブタジエン共重合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18230981A JPS5884809A (ja) | 1981-11-16 | 1981-11-16 | スチレン−ブタジエン共重合体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5884809A JPS5884809A (ja) | 1983-05-21 |
| JPH0157690B2 true JPH0157690B2 (ja) | 1989-12-07 |
Family
ID=16116035
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18230981A Granted JPS5884809A (ja) | 1981-11-16 | 1981-11-16 | スチレン−ブタジエン共重合体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5884809A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5924702A (ja) * | 1982-07-31 | 1984-02-08 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | スチレン−ブタジエン共重合体 |
| US5332810A (en) * | 1992-10-02 | 1994-07-26 | Bridgestone Corporation | Solubilized anionic polymerization initiator and preparation thereof |
| US5329005A (en) * | 1992-10-02 | 1994-07-12 | Bridgestone Corporation | Soluble anionic polymerization initiators and preparation thereof |
| US5393721A (en) * | 1992-10-16 | 1995-02-28 | Bridgestone Corporation | Anionic polymerization initiators and reduced hysteresis products therefom |
| JP5105676B2 (ja) * | 2001-09-27 | 2012-12-26 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | スチレン樹脂の製造方法 |
| CA2960005C (en) | 2014-09-04 | 2023-02-14 | Kuraray Co., Ltd. | Method for producing anionic polymer |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3461109A (en) * | 1964-11-09 | 1969-08-12 | Phillips Petroleum Co | Process for the polymerization of conjugated dienes |
| CA1143896A (en) * | 1979-05-01 | 1983-03-29 | Richard L. Smith | Continuous solution polymerization process |
-
1981
- 1981-11-16 JP JP18230981A patent/JPS5884809A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5884809A (ja) | 1983-05-21 |
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