JPH0315671B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0315671B2 JPH0315671B2 JP9446883A JP9446883A JPH0315671B2 JP H0315671 B2 JPH0315671 B2 JP H0315671B2 JP 9446883 A JP9446883 A JP 9446883A JP 9446883 A JP9446883 A JP 9446883A JP H0315671 B2 JPH0315671 B2 JP H0315671B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sulfur
- butyl
- alkyl group
- compound
- stabilizer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は合成樹脂に対してすぐれた安定性を付
与する合成樹脂用安定剤に関する。 ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、ABS
などのスチレン系合成樹脂、ポリアセタール、ポ
リアミドなどのエンジニヤリングプラスチツク
ス、さらにはポリウレタンなどの各種の合成樹脂
は各種の分野において広く使用されているが、こ
れらの合成樹脂をそれ単独で用いる時は、加工時
または使用時において熱、光および酸素の作用に
より劣化し、軟化、脆化、表面亀裂または変色な
どの現象を伴つてその機械的物性が著しく低下す
る等その安定性に問題があることはよく知られて
いる。 このような問題を解消する目的で、従来より各
種のフエノール系、リン系、イオウ系などの酸化
防止剤を使用することもよく知られており、例え
ば、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフエノ
ール、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−
t−ブチルフエノール)、4,4′−ブチリデンビ
ス(3−メチル−6−t−ブチルフエノール)、
n−オクタデシル 3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオネート、
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−t−ブチルフエニル)ブタン、テトラキ
ス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフエニル)プロピオニルオキシメチル〕メタ
ンなどのフエノール系酸化防止剤を単独で用いた
り、これらのフエノール系酸化防止剤とトリス
(ノニルフエニル)ホスフアイト、ジステアリル
ペンタエリスリトールジホスフアイトなどのリン
系酸化防止剤を併用したり、あるいは前記のフエ
ノール系酸化防止剤とジラウリルチオジプロピオ
ネート、ジミリスチルチオジプロピオネート、ジ
ステアリルチオジプロピオネートなどのイオウ系
酸化防止剤を併用する方法などが知られている。 しかし、これらの方法は熱および酸化安定性、
耐熱変色性および蒸散性などの点でまだ十分満足
すべきものではない。 ところで、本発明者らは先に特定のフエノール
系化合物と特定のイオウ系化合物とをポリオレフ
イン樹脂に配合することにより、今までの酸化防
止剤同志の組み合せ技術からはとうてい予測でき
ない驚くべき相乗効果が得られ、きわめて優れた
熱および酸化安定性を有することを見い出してす
でに特許出願を行つたが(特願昭57−130634号、
同57−231293号)、その後更に検討の結果、上記
の特定のフエノール系化合物と特定のイオウ系化
合物との混合物が、ポリオレフイン樹脂に対して
のみならず、他の各種の合成樹脂に対する安定剤
としても上記の諸欠点の改良された非常にすぐれ
た効果を有することを見出し、本発明に至つた。 すなわち本発明は、テトラキス〔3−(3−メ
チル−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニ
ル)プロピオニルオキシメチル〕メタン()と
下記一般式(−1)および(−2)で示され
る化合物から選ばれる少なくとも1種のイオウ系
化合物()の割合が():()=1:0.5〜15
(重量比)である混合物を有効成分とする合成樹
脂(但し、ポリオレフイン樹脂を除く)用安定剤
を提供するものである。 (式中、R1は炭素数4〜20のアルキル基を示
す) (式中、R2は炭素数3〜18のアルキル基を、
R3,R4は各々独立に水素もしくは炭素数1〜6
のアルキル基を表わす。) 本発明において用いるテトラキス〔3−(3−
メチル−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニ
ル)プロピオニルオキシメチル〕メタン〔以下、
化合物()という〕は、ペンタエリスリトール
と3−(3−メチル−5−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフエニル)プロピオン酸、その酸ハロゲン
化物、酸無水物あるいは混合酸無水物との通常の
エステル化反応、あるいはその低級アルキルエス
テルとの通常のエステル交換反応によつて製造す
ることができる。 前記一般式(−1)で示されるテトラキス
(3−アルキルチオプロピオニルオキシメチル)
メタンにおいて、置換基R1は炭素数4〜20のア
ルキル基を表わすが、熱および酸化安定性の点で
炭素数6〜18のアルキル基が好ましく、とりわけ
炭素数12のアルキル基が最も好ましい。 かかる化合物の代表例を表−1に示す。
与する合成樹脂用安定剤に関する。 ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、ABS
などのスチレン系合成樹脂、ポリアセタール、ポ
リアミドなどのエンジニヤリングプラスチツク
ス、さらにはポリウレタンなどの各種の合成樹脂
は各種の分野において広く使用されているが、こ
れらの合成樹脂をそれ単独で用いる時は、加工時
または使用時において熱、光および酸素の作用に
より劣化し、軟化、脆化、表面亀裂または変色な
どの現象を伴つてその機械的物性が著しく低下す
る等その安定性に問題があることはよく知られて
いる。 このような問題を解消する目的で、従来より各
種のフエノール系、リン系、イオウ系などの酸化
防止剤を使用することもよく知られており、例え
ば、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフエノ
ール、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−
t−ブチルフエノール)、4,4′−ブチリデンビ
ス(3−メチル−6−t−ブチルフエノール)、
n−オクタデシル 3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオネート、
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−t−ブチルフエニル)ブタン、テトラキ
ス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフエニル)プロピオニルオキシメチル〕メタ
ンなどのフエノール系酸化防止剤を単独で用いた
り、これらのフエノール系酸化防止剤とトリス
(ノニルフエニル)ホスフアイト、ジステアリル
ペンタエリスリトールジホスフアイトなどのリン
系酸化防止剤を併用したり、あるいは前記のフエ
ノール系酸化防止剤とジラウリルチオジプロピオ
ネート、ジミリスチルチオジプロピオネート、ジ
ステアリルチオジプロピオネートなどのイオウ系
酸化防止剤を併用する方法などが知られている。 しかし、これらの方法は熱および酸化安定性、
耐熱変色性および蒸散性などの点でまだ十分満足
すべきものではない。 ところで、本発明者らは先に特定のフエノール
系化合物と特定のイオウ系化合物とをポリオレフ
イン樹脂に配合することにより、今までの酸化防
止剤同志の組み合せ技術からはとうてい予測でき
ない驚くべき相乗効果が得られ、きわめて優れた
熱および酸化安定性を有することを見い出してす
でに特許出願を行つたが(特願昭57−130634号、
同57−231293号)、その後更に検討の結果、上記
の特定のフエノール系化合物と特定のイオウ系化
合物との混合物が、ポリオレフイン樹脂に対して
のみならず、他の各種の合成樹脂に対する安定剤
としても上記の諸欠点の改良された非常にすぐれ
た効果を有することを見出し、本発明に至つた。 すなわち本発明は、テトラキス〔3−(3−メ
チル−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニ
ル)プロピオニルオキシメチル〕メタン()と
下記一般式(−1)および(−2)で示され
る化合物から選ばれる少なくとも1種のイオウ系
化合物()の割合が():()=1:0.5〜15
(重量比)である混合物を有効成分とする合成樹
脂(但し、ポリオレフイン樹脂を除く)用安定剤
を提供するものである。 (式中、R1は炭素数4〜20のアルキル基を示
す) (式中、R2は炭素数3〜18のアルキル基を、
R3,R4は各々独立に水素もしくは炭素数1〜6
のアルキル基を表わす。) 本発明において用いるテトラキス〔3−(3−
メチル−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニ
ル)プロピオニルオキシメチル〕メタン〔以下、
化合物()という〕は、ペンタエリスリトール
と3−(3−メチル−5−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフエニル)プロピオン酸、その酸ハロゲン
化物、酸無水物あるいは混合酸無水物との通常の
エステル化反応、あるいはその低級アルキルエス
テルとの通常のエステル交換反応によつて製造す
ることができる。 前記一般式(−1)で示されるテトラキス
(3−アルキルチオプロピオニルオキシメチル)
メタンにおいて、置換基R1は炭素数4〜20のア
ルキル基を表わすが、熱および酸化安定性の点で
炭素数6〜18のアルキル基が好ましく、とりわけ
炭素数12のアルキル基が最も好ましい。 かかる化合物の代表例を表−1に示す。
【表】
また前記一般式(−2)で示されるイオウ系
化合物において、置換基R2は炭素数3〜18のア
ルキル基を表わすが、熱および酸化安定性の点で
炭素数12〜18のアルキル基が好ましい。またR3,
R4は各々独立に水素もしくは炭素数1〜6のア
ルキル基を表わすが、熱および酸化安定性の点で
水素もしくは炭素数1〜3のアルキル基が好まし
い。 かかる化合物の代表例を表−2に示す。
化合物において、置換基R2は炭素数3〜18のア
ルキル基を表わすが、熱および酸化安定性の点で
炭素数12〜18のアルキル基が好ましい。またR3,
R4は各々独立に水素もしくは炭素数1〜6のア
ルキル基を表わすが、熱および酸化安定性の点で
水素もしくは炭素数1〜3のアルキル基が好まし
い。 かかる化合物の代表例を表−2に示す。
【表】
本発明の合成樹脂用安定剤において、化合物
()とイオウ系化合物()の混合割合は重量
比で():()=1:0.5〜15、好ましくは1:
1〜10、更に好ましくは1:2〜6である。 ここで、イオウ系化合物()が化合物()
に対して0.5重量倍未満では目的とする効果が十
分に得難く、また15重量倍を越えてもそれに見合
うだけの効果が得られず、経済的にも不利とな
る。 かかる合成樹脂用安定剤を使用するにあたり、
その使用量は合成樹脂100重量部あたり通常0.01
〜5重量部、好ましくは0.05〜1重量部であり、
合成樹脂への配合は化合物()とイオウ系化合
物()の混合物を配合してもよく、あるいは化
合物()とイオウ系化合物()が上記の割合
となる範囲でそれぞれを配合してもよい。 配合方法としては、一般に合成樹脂中に安定
剤、顔料、充填剤等を混和配合する公知の装置お
よび操作法がそのまま適用できる。 また、本発明の合成樹脂用安定剤を使用するに
際しては他の添加剤、たとえば紫外線吸収剤、光
安定剤、酸化防止剤、金属不活性化剤、金属石ケ
ン類、造核剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、顔料
および充填剤などを併用してもよい。 とりわけ紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光
安定剤など、たとえば2−ヒドロキシ−4−メト
キシベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−n−
オクトキシベンゾフエノン、2(2′−ヒドロキシ
−5′−メチルフエニル)ベンゾトリアゾール、2
(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルフ
エニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフエニ
ル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2(2′−
ヒドロキシ−3′5′−ジ−アミルフエニル)ベンゾ
トリアゾール、〔2,2′−チオビス(4−t−オ
クチルフエノラート)〕−ブチルアミンNi塩、2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニルベ
ンゾエート、ビス(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジニル)セバケート、2−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
−2−n−ブチル−マロン酸ビス(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)、1−
〔2−{3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフエニル)プロピオニルオキシ}エチル〕
−4−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフエニル)プロピオニルオキシ〕−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、コハク酸ジメ
チル・1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロ
キシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
重縮合物などを併用することによつてその耐光性
を改善することができる。 また、他のホスフアイト系酸化防止剤を併用す
ることによつて、その色相を改善することができ
る。これらのホスフアイト系酸化防止剤として
は、たとえばジステアリルペンタエリスリトール
ジホスフアイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチ
ルフエニル)ホスフアイト、トリス(2−t−ブ
チル−4−メチルフエニル)ホスフアイト、ビス
(2,4−ジ−t−ブチルフエニル)ペンタエリ
スリトールジホスフアイト、テトラキス(2,4
−ジ−t−ブチルフエニル)−4,4′−ビフエニ
レンジホスフアイトなどがあげられる。 かくして、本発明の合成樹脂用安定剤を用いる
ことにより、合成樹脂の安定性は非常に向上する
が、かかる合成樹脂としてはポリ塩化ビニル、メ
タクリル樹脂、ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチ
レン、ABS樹脂、AES樹脂、MBS樹脂、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネー
ト、ポリアセタール、ポリウレタン、不飽和ポリ
エステル樹脂などが挙げられる。 次に参考例および実施例をあげて本発明を詳細
に説明するが、本発明はこれらにより限定される
ものではない。 参考例 1 テトラキス〔3−(3−メチル−5−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオニルオ
キシメチル〕メタン〔化合物()〕の製造例 3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒド
ロキシフエニル)プロピオン酸メチル30.04g
(0.12モル)およびペンタエリスリトール2.72g
(0.02モル)を混合し、これにナトリウムメトキ
シド0.135g(0.0025モル)を加えた後昇温した。
140℃で1時間反応させたのち減圧し、30〜20mm
Hg、140〜150℃で更に20時間反応させた。この
反応中に反応の進行に伴つて、ナトリウムメトキ
シド0.405g(0.0075モル)を3等分して加えた。 反応終了後、内温を80℃に冷却し、塩酸で触媒
を中和したのち、トルエン200gを加え、分液し
た。トルエン層を水洗後、トルエンを減圧留去し
た。かくして得られた粗生成物30.1g(収率96
%)は純度91%であつたが、これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイーで精製し、純度98%の無
色ガラス状物15.9gを得た。融点45〜55℃ 元素分析 C61H84O12 理論値 C;72.6% H;8.4% 実測値 C;72.3% H;8.6% 質量分析値(FD−マス) 分子イオンピーク 1008 プロトン−NMR δ1.39(36H s) δ2.18(12H s) δ2.71(16H m) δ3.93( 8H s) δ4.7( 4H br.s) δ6.85( 4H s) δ6.98( 4H s) 実施例 1 グラフトABSラテツクスに、表−3に示す供
試化合物をアニオン系界面活性剤でビーズ解コウ
させたサスペンジヨンを表−3に示すとおり所定
量添加した。常法に従い硫酸マグネシウム水溶液
で塩析し、過・水洗後乾燥し、得られたABS
樹脂パウダーを試験試料とした。このABS樹脂
パウダーを用いて以下の方法で熱および酸化安定
性を評価した。 その結果を表−3に示す。 1 180℃ギヤーオーブン中で熱老化した後の
ABS樹脂の変色度を観察した。 2 酸素吸収誘導期測定装置を用い、170℃酸素
雰囲気中で酸素吸収誘導期(I.P.)を測定し
た。 3 ABS樹脂パウダーを小型押出機(スクリユ
ーD=20mmφ,L/D=25,ストランドダイD
=3mmφ,L/D=10)を用いて次の条件でく
りかえし押出しを行ない、4回目のABSペレ
ツトの変色度を1回目の無添加ABSペレツト
との色差△YIで評価した。 押出条件 回転数:40rpm 温度: C1 C2 C3 D 220℃ 240℃ 260℃ 280℃ 4 上記3の方法で得た4回押出し後のABSペ
レツトを180℃×10分間圧縮成形しJIS K7111
に規定した1号試験片を作製した。次に、シヤ
ルピー衝撃試験機を用いJIS K7111に準拠して
シヤルピー衝撃値を測定した。 なお、表においてAO−1〜3は以下の化合
物を示すものである。 AO−1 テトラキス〔3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)
プロピオニルオキシメチル〕メタン AO−2 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチ
ルフエノール AO−3 ジラウリルチオジプロピオネート
()とイオウ系化合物()の混合割合は重量
比で():()=1:0.5〜15、好ましくは1:
1〜10、更に好ましくは1:2〜6である。 ここで、イオウ系化合物()が化合物()
に対して0.5重量倍未満では目的とする効果が十
分に得難く、また15重量倍を越えてもそれに見合
うだけの効果が得られず、経済的にも不利とな
る。 かかる合成樹脂用安定剤を使用するにあたり、
その使用量は合成樹脂100重量部あたり通常0.01
〜5重量部、好ましくは0.05〜1重量部であり、
合成樹脂への配合は化合物()とイオウ系化合
物()の混合物を配合してもよく、あるいは化
合物()とイオウ系化合物()が上記の割合
となる範囲でそれぞれを配合してもよい。 配合方法としては、一般に合成樹脂中に安定
剤、顔料、充填剤等を混和配合する公知の装置お
よび操作法がそのまま適用できる。 また、本発明の合成樹脂用安定剤を使用するに
際しては他の添加剤、たとえば紫外線吸収剤、光
安定剤、酸化防止剤、金属不活性化剤、金属石ケ
ン類、造核剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、顔料
および充填剤などを併用してもよい。 とりわけ紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光
安定剤など、たとえば2−ヒドロキシ−4−メト
キシベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−n−
オクトキシベンゾフエノン、2(2′−ヒドロキシ
−5′−メチルフエニル)ベンゾトリアゾール、2
(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル−5′−メチルフ
エニル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフエニ
ル)−5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2(2′−
ヒドロキシ−3′5′−ジ−アミルフエニル)ベンゾ
トリアゾール、〔2,2′−チオビス(4−t−オ
クチルフエノラート)〕−ブチルアミンNi塩、2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニルベ
ンゾエート、ビス(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジニル)セバケート、2−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
−2−n−ブチル−マロン酸ビス(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)、1−
〔2−{3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフエニル)プロピオニルオキシ}エチル〕
−4−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフエニル)プロピオニルオキシ〕−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、コハク酸ジメ
チル・1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロ
キシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
重縮合物などを併用することによつてその耐光性
を改善することができる。 また、他のホスフアイト系酸化防止剤を併用す
ることによつて、その色相を改善することができ
る。これらのホスフアイト系酸化防止剤として
は、たとえばジステアリルペンタエリスリトール
ジホスフアイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチ
ルフエニル)ホスフアイト、トリス(2−t−ブ
チル−4−メチルフエニル)ホスフアイト、ビス
(2,4−ジ−t−ブチルフエニル)ペンタエリ
スリトールジホスフアイト、テトラキス(2,4
−ジ−t−ブチルフエニル)−4,4′−ビフエニ
レンジホスフアイトなどがあげられる。 かくして、本発明の合成樹脂用安定剤を用いる
ことにより、合成樹脂の安定性は非常に向上する
が、かかる合成樹脂としてはポリ塩化ビニル、メ
タクリル樹脂、ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチ
レン、ABS樹脂、AES樹脂、MBS樹脂、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネー
ト、ポリアセタール、ポリウレタン、不飽和ポリ
エステル樹脂などが挙げられる。 次に参考例および実施例をあげて本発明を詳細
に説明するが、本発明はこれらにより限定される
ものではない。 参考例 1 テトラキス〔3−(3−メチル−5−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオニルオ
キシメチル〕メタン〔化合物()〕の製造例 3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒド
ロキシフエニル)プロピオン酸メチル30.04g
(0.12モル)およびペンタエリスリトール2.72g
(0.02モル)を混合し、これにナトリウムメトキ
シド0.135g(0.0025モル)を加えた後昇温した。
140℃で1時間反応させたのち減圧し、30〜20mm
Hg、140〜150℃で更に20時間反応させた。この
反応中に反応の進行に伴つて、ナトリウムメトキ
シド0.405g(0.0075モル)を3等分して加えた。 反応終了後、内温を80℃に冷却し、塩酸で触媒
を中和したのち、トルエン200gを加え、分液し
た。トルエン層を水洗後、トルエンを減圧留去し
た。かくして得られた粗生成物30.1g(収率96
%)は純度91%であつたが、これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイーで精製し、純度98%の無
色ガラス状物15.9gを得た。融点45〜55℃ 元素分析 C61H84O12 理論値 C;72.6% H;8.4% 実測値 C;72.3% H;8.6% 質量分析値(FD−マス) 分子イオンピーク 1008 プロトン−NMR δ1.39(36H s) δ2.18(12H s) δ2.71(16H m) δ3.93( 8H s) δ4.7( 4H br.s) δ6.85( 4H s) δ6.98( 4H s) 実施例 1 グラフトABSラテツクスに、表−3に示す供
試化合物をアニオン系界面活性剤でビーズ解コウ
させたサスペンジヨンを表−3に示すとおり所定
量添加した。常法に従い硫酸マグネシウム水溶液
で塩析し、過・水洗後乾燥し、得られたABS
樹脂パウダーを試験試料とした。このABS樹脂
パウダーを用いて以下の方法で熱および酸化安定
性を評価した。 その結果を表−3に示す。 1 180℃ギヤーオーブン中で熱老化した後の
ABS樹脂の変色度を観察した。 2 酸素吸収誘導期測定装置を用い、170℃酸素
雰囲気中で酸素吸収誘導期(I.P.)を測定し
た。 3 ABS樹脂パウダーを小型押出機(スクリユ
ーD=20mmφ,L/D=25,ストランドダイD
=3mmφ,L/D=10)を用いて次の条件でく
りかえし押出しを行ない、4回目のABSペレ
ツトの変色度を1回目の無添加ABSペレツト
との色差△YIで評価した。 押出条件 回転数:40rpm 温度: C1 C2 C3 D 220℃ 240℃ 260℃ 280℃ 4 上記3の方法で得た4回押出し後のABSペ
レツトを180℃×10分間圧縮成形しJIS K7111
に規定した1号試験片を作製した。次に、シヤ
ルピー衝撃試験機を用いJIS K7111に準拠して
シヤルピー衝撃値を測定した。 なお、表においてAO−1〜3は以下の化合
物を示すものである。 AO−1 テトラキス〔3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)
プロピオニルオキシメチル〕メタン AO−2 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチ
ルフエノール AO−3 ジラウリルチオジプロピオネート
【表】
【表】
実施例 2
25%ウレタンドープ(25部のポリウレタン樹
脂、3.75部のジメチルホルムアミドおよび71.25
部のテトラヒドロフラン)に表−4に示す供試化
合物を上記ポリウレタン樹脂100重量部に対して
表中の重量部を添加した後、ポリエステルフイル
ム上に1.2mm厚にコーテイングし、45℃の乾燥器
中で1時間乾燥した。こうして得られたシートを
3号ダンベルで打抜き、フエードメーター(光
源;紫外線カーボンアーク、ブラツクパネル温
度;36±3℃)で60時間および120時間光照射後、
引張り試験(引張り速度;200mm/min、測定温
度;25℃)を行ない破断強度保持率を求めた。そ
の結果を表−4に示す。 なお表においてAO−4は以下の化合物を示す
ものである。 AO−4 n−オクタデシル3−(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニ
ル)プロピオネート
脂、3.75部のジメチルホルムアミドおよび71.25
部のテトラヒドロフラン)に表−4に示す供試化
合物を上記ポリウレタン樹脂100重量部に対して
表中の重量部を添加した後、ポリエステルフイル
ム上に1.2mm厚にコーテイングし、45℃の乾燥器
中で1時間乾燥した。こうして得られたシートを
3号ダンベルで打抜き、フエードメーター(光
源;紫外線カーボンアーク、ブラツクパネル温
度;36±3℃)で60時間および120時間光照射後、
引張り試験(引張り速度;200mm/min、測定温
度;25℃)を行ない破断強度保持率を求めた。そ
の結果を表−4に示す。 なお表においてAO−4は以下の化合物を示す
ものである。 AO−4 n−オクタデシル3−(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニ
ル)プロピオネート
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 テトラキス〔3−(3−メチル−5−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオニルオ
キシメチル〕メタン()と下記一般式(−
1)および(−2)で示される化合物から選ば
れる少なくとも1種のイオウ系化合物()の割
合が():()=1:0.5〜15(重量比)である
混合物を有効成分とする合成樹脂(但し、ポリオ
レフイン樹脂を除く)用安定剤。 (式中、R1は炭素数4〜20のアルキル基を示
す) (式中、R2は炭素数3〜18のアルキル基を、
R3,R4は各々独立に水素もしくは炭素数1〜6
のアルキル基を表わす。) 2 イオウ系化合物がテトラキス(3−ドデシル
チオプロピオニルオキシメチル)メタンである特
許請求の範囲第1項に記載の合成樹脂用安定剤。 3 イオウ系化合物が3,9−ビス(2−ドデシ
ルチオエチル)−2,4,8,10−テトラオキサ
スピロ〔5,5〕ウンデカンである特許請求の範
囲第1項に記載の合成樹脂用安定剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9446883A JPS59219345A (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 合成樹脂用安定剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9446883A JPS59219345A (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 合成樹脂用安定剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59219345A JPS59219345A (ja) | 1984-12-10 |
| JPH0315671B2 true JPH0315671B2 (ja) | 1991-03-01 |
Family
ID=14111107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9446883A Granted JPS59219345A (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 合成樹脂用安定剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59219345A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62218437A (ja) * | 1986-03-19 | 1987-09-25 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | オーブナブルトレー用結晶性ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物 |
-
1983
- 1983-05-27 JP JP9446883A patent/JPS59219345A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59219345A (ja) | 1984-12-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0102193B1 (en) | Stabilizers for synthetic resins | |
| JPH0364546B2 (ja) | ||
| US4829112A (en) | Polyolefin resin composition | |
| US5049604A (en) | Process for producing piperidine derivative and stabilized resin composition containing said derivative | |
| JPH0368897B2 (ja) | ||
| US5045581A (en) | Butadiene polymer composition containing phenolic compound and phosphorus-containing compound | |
| EP0106618B1 (en) | Stabilizers for synthetic resins | |
| US4721792A (en) | N,N',N",N'"-tetrakis(substituted benzyl)-acetylenecarbamide derivatives | |
| US5047461A (en) | Butadiene polymer composition contains phenolic compound and sulfur-containing compound | |
| US4939196A (en) | Hydroquinone type compound and its use as stabilizer for synthetic resin | |
| JPH0315671B2 (ja) | ||
| EP0414916B1 (en) | Phosphite compound and application thereof | |
| JPH0364545B2 (ja) | ||
| US4603159A (en) | Phenolic compounds and stabilizers containing the same | |
| US4448915A (en) | Acetylene carbamide derivatives, processes for their production, and antioxidants for organic substances which comprise such derivatives as active ingredients | |
| JPH0234977B2 (ja) | ||
| JPS59221343A (ja) | 合成樹脂用安定剤 | |
| JPH047386B2 (ja) | ||
| JPH047385B2 (ja) | ||
| JPH0526829B2 (ja) | ||
| JPH052706B2 (ja) | ||
| JPS60214759A (ja) | フエノ−ル系化合物およびそれを含有した安定化合成樹脂 | |
| JPS6230135A (ja) | オレフィン重合体用安定剤 | |
| JPS647094B2 (ja) | ||
| JPH04304269A (ja) | 安定化された熱可塑性樹脂組成物 |