JPH0355316B2 - - Google Patents
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- JPH0355316B2 JPH0355316B2 JP55130408A JP13040880A JPH0355316B2 JP H0355316 B2 JPH0355316 B2 JP H0355316B2 JP 55130408 A JP55130408 A JP 55130408A JP 13040880 A JP13040880 A JP 13040880A JP H0355316 B2 JPH0355316 B2 JP H0355316B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- ink
- recording
- liquid ink
- signal
- Prior art date
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、記録すべき電気信号に応じて、紙、
金属、プラスチツク、その他の記録面に液状イン
クを付着させ、インク像を記録する記録方法およ
び記録装置に関するものである。
金属、プラスチツク、その他の記録面に液状イン
クを付着させ、インク像を記録する記録方法およ
び記録装置に関するものである。
従来、上記記録方法にはインクジエツト法と呼
ばれる方法が公知で、カラーインクや磁気インク
を信号に対応してクーロン力で飛翔させ、記録面
に付着せしめインク像を記録再生させる。
ばれる方法が公知で、カラーインクや磁気インク
を信号に対応してクーロン力で飛翔させ、記録面
に付着せしめインク像を記録再生させる。
この種の方法は、クーロン力でインク滴を飛翔
させる必要から2kv或いはそれ以上の高電圧を必
要とする難点を有し、その改善が望まれている。
させる必要から2kv或いはそれ以上の高電圧を必
要とする難点を有し、その改善が望まれている。
本発明は以上の観点から、上記従来法とは異な
り、クーロン力を利用しない低電圧動作の新しい
記録装置の提供を目的とする。
り、クーロン力を利用しない低電圧動作の新しい
記録装置の提供を目的とする。
本発明を更に具体的に述べると、板状の支持基
材の上に単数または平行格子状に互いに絶縁され
た複数個の信号電極を配置し、その上にその一端
辺が前記信号電極と交差するとともに、縁端部で
前記信号電極が露出した電極露出面を形成するよ
うに板状の誘電体を接合し、その上にさらに補助
電極を設置した複合体と、補助電極面に液状イン
クを供給する手段と、信号電極と補助電極との間
に選択的に信号電圧を印加する手段と、前記支持
基材の縁端部を記録面に接触させる手段とを有
し、前記信号電極に応じた誘電体に対する電気浸
透現象により前記電極露出面へ液状インクを移動
させ、記録面に転写することを特徴とする記録装
置である。
材の上に単数または平行格子状に互いに絶縁され
た複数個の信号電極を配置し、その上にその一端
辺が前記信号電極と交差するとともに、縁端部で
前記信号電極が露出した電極露出面を形成するよ
うに板状の誘電体を接合し、その上にさらに補助
電極を設置した複合体と、補助電極面に液状イン
クを供給する手段と、信号電極と補助電極との間
に選択的に信号電圧を印加する手段と、前記支持
基材の縁端部を記録面に接触させる手段とを有
し、前記信号電極に応じた誘電体に対する電気浸
透現象により前記電極露出面へ液状インクを移動
させ、記録面に転写することを特徴とする記録装
置である。
ここに、液状インクとは、液体に染料や顔料を
溶解乃至は懸濁せしめた着色体を言い、その形態
は溶液、コロイド状を問わず、流動性のあるもの
と定義される。
溶解乃至は懸濁せしめた着色体を言い、その形態
は溶液、コロイド状を問わず、流動性のあるもの
と定義される。
また、電気浸透とは、固体と液状材料を接触さ
せた場合、その界面に電気二重層を生じ、電圧印
加に対して固体に対して液状材料が移動する界面
動電現象の総称であつて、液体材料の移動は、固
体材料が非多孔質の時はその表面を、また多孔質
材料である時は、その表面および内部の何れか一
方乃至は両方を問わぬものとする。
せた場合、その界面に電気二重層を生じ、電圧印
加に対して固体に対して液状材料が移動する界面
動電現象の総称であつて、液体材料の移動は、固
体材料が非多孔質の時はその表面を、また多孔質
材料である時は、その表面および内部の何れか一
方乃至は両方を問わぬものとする。
以下、実施例について本発明の態様を詳述す
る。
る。
第1図は、本発明にかゝる記録装置の一実施例
の断面構造図と給電方式を示す図である。
の断面構造図と給電方式を示す図である。
第2図は、第1図の記録装置の動作原理の説明
図で、aはインク記録する場合、bはインク記録
としない場合である。
図で、aはインク記録する場合、bはインク記録
としない場合である。
図において、10はプラスチツクやガラス等の
薄層や薄板からなる20〜150μm程度の厚さの誘電
体で、その上に配置される20はこの誘電体に対
して電気浸透する液状インクで、これらが複合体
100を形成する。誘電体10が、例えば硼珪酸
ガラスや酢酸セルローズで構成する時、この誘電
体10に対して負電極方向に良き電気浸透性を示
す液状インク20は、例えばγ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシランから成る液体材料
に、必要なバインダ剤、電荷制御剤、表面活性剤
と共に着色剤として、黒色インクの構成には、マ
クロレクスブルーFR(バイエル社製)とオイルレ
ツドXO(関東化学社製)の混合体、青色インク
にはマクロレクスブルーPR(バイエル社製)、黄
色系インクにはフアツトイエロー3G(バイエル社
製)、赤色系インクにはオイルレツド5303(有本化
学社製)等の染料や顔料を、重量比で1〜4%程
度混入して油溶性のインクが構成できる。液状イ
ンク20は水性インクにも構成できるが、電気分
解等を生じるため、油溶性インクの方が有用であ
る。なお、上例とは異なり陽電極方向に電気浸透
する液状インク10は、上例の液体の替りに、フ
エニルトリエトキシシランやテトラヘキシルシリ
ケートの有機溶媒を用いれば良い。
薄層や薄板からなる20〜150μm程度の厚さの誘電
体で、その上に配置される20はこの誘電体に対
して電気浸透する液状インクで、これらが複合体
100を形成する。誘電体10が、例えば硼珪酸
ガラスや酢酸セルローズで構成する時、この誘電
体10に対して負電極方向に良き電気浸透性を示
す液状インク20は、例えばγ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシランから成る液体材料
に、必要なバインダ剤、電荷制御剤、表面活性剤
と共に着色剤として、黒色インクの構成には、マ
クロレクスブルーFR(バイエル社製)とオイルレ
ツドXO(関東化学社製)の混合体、青色インク
にはマクロレクスブルーPR(バイエル社製)、黄
色系インクにはフアツトイエロー3G(バイエル社
製)、赤色系インクにはオイルレツド5303(有本化
学社製)等の染料や顔料を、重量比で1〜4%程
度混入して油溶性のインクが構成できる。液状イ
ンク20は水性インクにも構成できるが、電気分
解等を生じるため、油溶性インクの方が有用であ
る。なお、上例とは異なり陽電極方向に電気浸透
する液状インク10は、上例の液体の替りに、フ
エニルトリエトキシシランやテトラヘキシルシリ
ケートの有機溶媒を用いれば良い。
200は、プラスチツクやガラス等の板状の支
持基材で、その表面には信号電極300が被着さ
れ、この電極300を介挿せしめて夫々の一端辺
がほぼ揃うように前記誘電体10が支持基材20
0に接着,接合される。
持基材で、その表面には信号電極300が被着さ
れ、この電極300を介挿せしめて夫々の一端辺
がほぼ揃うように前記誘電体10が支持基材20
0に接着,接合される。
この場合、誘電体10がガラス等で接着剤を必
要とする時、その接着剤の液状インク20に対し
ての電気浸透極性は、誘電体10と同一の極性方
向にあるものが好しく、上述の液状インク20の
構成では酢酸セルローズが好適である。
要とする時、その接着剤の液状インク20に対し
ての電気浸透極性は、誘電体10と同一の極性方
向にあるものが好しく、上述の液状インク20の
構成では酢酸セルローズが好適である。
誘電体10の信号電極300配置面に対して反
対側表面には補助電極400が被着され、この上
に前述の液状インク20が配置される。
対側表面には補助電極400が被着され、この上
に前述の液状インク20が配置される。
電極300,400は、銅,銀などの金属や酸
化錫や酸化インジウムなどの金属酸化物の薄膜や
薄板等でも構成できるが、電気化学的な浸蝕を防
止する観点から、黒鉛導電塗料等で構成すること
が好ましい。
化錫や酸化インジウムなどの金属酸化物の薄膜や
薄板等でも構成できるが、電気化学的な浸蝕を防
止する観点から、黒鉛導電塗料等で構成すること
が好ましい。
誘電体10接合部の端辺である接合端辺201
に対して電極300を有する支持基材200が少
しはみ出て、電極露出面202が構成されてい
る。
に対して電極300を有する支持基材200が少
しはみ出て、電極露出面202が構成されてい
る。
誘電体10および支持基材200内の一方また
は両方は、接合端辺201もしくは電極露出面2
02に向けて縁取りされて、これらの縁端面1
1,210またはこれらの延長面が交差するよう
に構成される。この縁取りは、記録シート500
上の記録面501、誘電体縁端面11に接触し、
インク20を掃き取ることを防止し、後述の信号
電圧に対応した液状インク20を記録面501に
転写させるに好ましい構成である。本例では、誘
電体10及び支持基材200夫々の縁端面11,
210が共に斜に研磨されて縁取りされた場合が
例示してある。
は両方は、接合端辺201もしくは電極露出面2
02に向けて縁取りされて、これらの縁端面1
1,210またはこれらの延長面が交差するよう
に構成される。この縁取りは、記録シート500
上の記録面501、誘電体縁端面11に接触し、
インク20を掃き取ることを防止し、後述の信号
電圧に対応した液状インク20を記録面501に
転写させるに好ましい構成である。本例では、誘
電体10及び支持基材200夫々の縁端面11,
210が共に斜に研磨されて縁取りされた場合が
例示してある。
液状インクの隆起は、電極露出面202で有効
に形成される。電極露出面202のはみ出し長
は、例えば100μm以下が好ましく、この長さの過
大は、液状インクのにじみによつて記録インク画
像の解像度を低下させる。
に形成される。電極露出面202のはみ出し長
は、例えば100μm以下が好ましく、この長さの過
大は、液状インクのにじみによつて記録インク画
像の解像度を低下させる。
500は、紙、プラスチツク等の記録シート
で、シート巻き付けローラ620から送りローラ
630によつて図の矢印の如く送られ、圧接ロー
ラ610により、支持基材200の縁端面21
0、帯電除去電極611に沿つて電極露出面20
2に接触せしめる。
で、シート巻き付けローラ620から送りローラ
630によつて図の矢印の如く送られ、圧接ロー
ラ610により、支持基材200の縁端面21
0、帯電除去電極611に沿つて電極露出面20
2に接触せしめる。
700はインク記録すべき画像電気信号源70
0で、対をなす電極300,400間に電気信号
VCを印加すると共に、圧接ローラ610にバイ
アス電圧VBを供給する。
0で、対をなす電極300,400間に電気信号
VCを印加すると共に、圧接ローラ610にバイ
アス電圧VBを供給する。
以下、前記の負電極方向に電気浸透する液状イ
ンク20を例に取り動作を説明する。
ンク20を例に取り動作を説明する。
第2図aの如く、補助電極400に対して信号
電極300に負の電圧VCを印加した場合を考え
る。誘電体10の縁端面11は、液状インク20
によつて濡れるように液状インク20が供給され
ている。この縁端面11には界面電気二重層を生
じ、縁端面11側が負、液状インク21側が正の
電気的挙動を示す。従つて上述の如く電圧VCを
印加すと、液状インク21はこの電界によつて正
電極400側から負電極300側に縁端面11を
伝わつて図の矢印に例示したように移動、すなわ
ち電気浸透する。
電極300に負の電圧VCを印加した場合を考え
る。誘電体10の縁端面11は、液状インク20
によつて濡れるように液状インク20が供給され
ている。この縁端面11には界面電気二重層を生
じ、縁端面11側が負、液状インク21側が正の
電気的挙動を示す。従つて上述の如く電圧VCを
印加すと、液状インク21はこの電界によつて正
電極400側から負電極300側に縁端面11を
伝わつて図の矢印に例示したように移動、すなわ
ち電気浸透する。
この電気浸透によつて移動した液状インク21
の不足分は表面張力によつて電極400上の液状
インク20から自動的に供給される。
の不足分は表面張力によつて電極400上の液状
インク20から自動的に供給される。
従つてこの電気浸透により、液状インク21は
接合端辺201、更には電極露出面202に留ま
り加えられる電圧VCの振幅に応じてインク隆起
22を形成する。この隆起した液状インク22
は、縁端面210に圧接される記録シート500
の記録面501に付着、転写する。前記諸ローラ
により記録シート500を矢印の如く移動させれ
ば、記録面501には、負電圧VCの振幅に対応
した濃淡のあるインク転写23が得られる。
接合端辺201、更には電極露出面202に留ま
り加えられる電圧VCの振幅に応じてインク隆起
22を形成する。この隆起した液状インク22
は、縁端面210に圧接される記録シート500
の記録面501に付着、転写する。前記諸ローラ
により記録シート500を矢印の如く移動させれ
ば、記録面501には、負電圧VCの振幅に対応
した濃淡のあるインク転写23が得られる。
一方、第2図bの如く、補助電極400に対し
て信号電極300に零乃至は正の電圧V′Cを印加
すると、第2図aの如き接合端辺201に向けて
のインク21の電気浸透は止まる。特に正の電圧
VC′を印加した場合には瞬時に図示矢印の如く、
電気浸透の向きが逆転し、液状インク21は、正
電極たる信号電極300が位置する縁端部202
から負電極たる補助電極400方向に移動し、液
状インクの隆起22は消滅、インク転写23は生
じない。
て信号電極300に零乃至は正の電圧V′Cを印加
すると、第2図aの如き接合端辺201に向けて
のインク21の電気浸透は止まる。特に正の電圧
VC′を印加した場合には瞬時に図示矢印の如く、
電気浸透の向きが逆転し、液状インク21は、正
電極たる信号電極300が位置する縁端部202
から負電極たる補助電極400方向に移動し、液
状インクの隆起22は消滅、インク転写23は生
じない。
斯くして電極400に対して300に、インク
供給転写用電圧VCとして零及び負の電圧を、ま
たインク転写阻止用電圧VC′として正の電圧を画
像信号として加えれば、VCの振幅に応じた濃淡
のインク転写23が記録面501に得られ、上記
素子の複数個を線状に配置し、これを選択的に動
作させれば二次元的なインク画像の記録が行なえ
る。
供給転写用電圧VCとして零及び負の電圧を、ま
たインク転写阻止用電圧VC′として正の電圧を画
像信号として加えれば、VCの振幅に応じた濃淡
のインク転写23が記録面501に得られ、上記
素子の複数個を線状に配置し、これを選択的に動
作させれば二次元的なインク画像の記録が行なえ
る。
液状インク20として正電極方向に電気浸透す
る材料を使用する時は、VC,VC′の極性を上記と
は反対にして、同様に実施できる。
る材料を使用する時は、VC,VC′の極性を上記と
は反対にして、同様に実施できる。
液状インク20の電気浸透度uは、補助電極4
00と信号電極300との距離L(本例では縁端
面11の長さ)をcm単位、印加電圧をボルトV、
時間を秒(sec)で表示すると、通常10-6〜10-4
cm2/V・sec程度の値を得ることができる。印加
電圧は最大で2V/μm(すなわち2×104V/cm)
程度が加え得るから、液状インク20として高感
度のものを使用すると、1sec間に2cm程度の距離
を電気浸透できる。1ドツトのインク転写には約
10μm程度の浸透が必要であるので、1sec間に約
103ドツト程度の高速記録が可能となる。しかも、
Lは通常20〜150μm程度に選ばれるから、VCの
最大振幅は40〜300V程度となり、クーロン力に
よるインク飛翔を利用した従来の画像記録法では
2kv程度の高電圧を必要とするのに対して、本発
明では遥かに低電圧で動作させることができ、ま
たインクの接触転写を使用しているため、構成も
遥かに簡単化できる利点がある。
00と信号電極300との距離L(本例では縁端
面11の長さ)をcm単位、印加電圧をボルトV、
時間を秒(sec)で表示すると、通常10-6〜10-4
cm2/V・sec程度の値を得ることができる。印加
電圧は最大で2V/μm(すなわち2×104V/cm)
程度が加え得るから、液状インク20として高感
度のものを使用すると、1sec間に2cm程度の距離
を電気浸透できる。1ドツトのインク転写には約
10μm程度の浸透が必要であるので、1sec間に約
103ドツト程度の高速記録が可能となる。しかも、
Lは通常20〜150μm程度に選ばれるから、VCの
最大振幅は40〜300V程度となり、クーロン力に
よるインク飛翔を利用した従来の画像記録法では
2kv程度の高電圧を必要とするのに対して、本発
明では遥かに低電圧で動作させることができ、ま
たインクの接触転写を使用しているため、構成も
遥かに簡単化できる利点がある。
なお、本発明の如く、直接インク転写を行なう
方法では、記録面の電気的挙動に留意する必要が
ある。一般に記録シート500は紙等の絶縁体を
用いる場合が多く、摩擦静電気等により帯電し、
この電界によつて隆起インク22の転写が不安定
になることがある。この防止には、インク転写に
先立つて記録面510における帯電々荷を除去す
る手段を設ければ良い。
方法では、記録面の電気的挙動に留意する必要が
ある。一般に記録シート500は紙等の絶縁体を
用いる場合が多く、摩擦静電気等により帯電し、
この電界によつて隆起インク22の転写が不安定
になることがある。この防止には、インク転写に
先立つて記録面510における帯電々荷を除去す
る手段を設ければ良い。
その一例は、第1図および第2図に例示した如
く、縁端面210に電極611を設けたり、圧接
ローラ610を金属で作り、これらを画像電気信
号源700を介して接地したり、あるいは一定電
位にバイアスしたりして、これらに接触する記録
シート500の記録面501やその反対側表面の
帯電電荷を放電させたり、或いは一定電位に充電
したりして、記録面501の電荷、すなわち電位
の二次元的な不均一分布を防止し、インク転写を
安定ならしむることができる。
く、縁端面210に電極611を設けたり、圧接
ローラ610を金属で作り、これらを画像電気信
号源700を介して接地したり、あるいは一定電
位にバイアスしたりして、これらに接触する記録
シート500の記録面501やその反対側表面の
帯電電荷を放電させたり、或いは一定電位に充電
したりして、記録面501の電荷、すなわち電位
の二次元的な不均一分布を防止し、インク転写を
安定ならしむることができる。
さらに、第1図および第2図に示す如く、圧接
ローラ610を導電体で作り、これを第2の補助
電極として画像電気信号源700から給電し、信
号電極300に対して電位差を与えることによ
り、インク隆起22の記録面509の転写を制御
することができる。
ローラ610を導電体で作り、これを第2の補助
電極として画像電気信号源700から給電し、信
号電極300に対して電位差を与えることによ
り、インク隆起22の記録面509の転写を制御
することができる。
例えば第2図aにおいて、圧接ローラ610に
スイツチSを介してVCよりも大なる振幅の負電
圧VBを印加すると、この静電界により縁端面1
1を介して電極露出面202側への電気浸透21
が促進され、一方、振幅が上記よりも小か、Sを
介して正電圧VB′を印加すれば、202側への電
気浸透21が抑制され、インク隆起22の形成が
制御される。インク隆起22は、これと接触する
信号電極300と圧接ローラ610との電位差に
応じて帯電し、その電位差に応じたクーロン力に
よつて圧接ローラ610側、すなわち記録面50
1に引張られ、インク転写23を容易にする。
スイツチSを介してVCよりも大なる振幅の負電
圧VBを印加すると、この静電界により縁端面1
1を介して電極露出面202側への電気浸透21
が促進され、一方、振幅が上記よりも小か、Sを
介して正電圧VB′を印加すれば、202側への電
気浸透21が抑制され、インク隆起22の形成が
制御される。インク隆起22は、これと接触する
信号電極300と圧接ローラ610との電位差に
応じて帯電し、その電位差に応じたクーロン力に
よつて圧接ローラ610側、すなわち記録面50
1に引張られ、インク転写23を容易にする。
それ故、高濃度、高速転写は、VCよりも大な
る振幅の負電圧VBを、VCと同期して印加して得
られる。通常この場合の電圧VBの振幅は、例え
ば記録シート501として厚さが50〜80μm程度
の紙を使用した場合1000V以下に選ばれ、インク
滴の空間飛翔を利用する従来のインクジエツト法
よりも低電圧でよい。
る振幅の負電圧VBを、VCと同期して印加して得
られる。通常この場合の電圧VBの振幅は、例え
ば記録シート501として厚さが50〜80μm程度
の紙を使用した場合1000V以下に選ばれ、インク
滴の空間飛翔を利用する従来のインクジエツト法
よりも低電圧でよい。
通常、第2の補助電極としての転写ローラ61
0による静電界に寄因した縁端面11上の電気浸
透に及ぼす効果と、クーロン力によるインク隆起
22への効果を比較すると後者の方が支配的であ
る場合が多い。したがつて、第2図bの如く、イ
ンク転写阻止電圧VC′を印加する状態では、VC′と
ほぼ等しい振幅の正電圧VB′を、スイツチSを介
して、圧接ローラ610に印加し、300と61
0間の電位差を零にしてクーロン力によるインク
隆起22へ影響を防止することがインク転写阻止
には有効で、高速、高解像度の画像記録には望ま
しい。
0による静電界に寄因した縁端面11上の電気浸
透に及ぼす効果と、クーロン力によるインク隆起
22への効果を比較すると後者の方が支配的であ
る場合が多い。したがつて、第2図bの如く、イ
ンク転写阻止電圧VC′を印加する状態では、VC′と
ほぼ等しい振幅の正電圧VB′を、スイツチSを介
して、圧接ローラ610に印加し、300と61
0間の電位差を零にしてクーロン力によるインク
隆起22へ影響を防止することがインク転写阻止
には有効で、高速、高解像度の画像記録には望ま
しい。
このように、信号電極300の電位との相関で
第2の補助電極たる補助ローラ610に、正、負
の電圧VB,VB′をバイアス印加したり、あるいは
その振幅や極性を変化させたり、VCやVC′と同期
して、あるいは多素子で構成する場合には選択的
に印加することにより、転写特性を促進したり抑
制したりする可変制御を行える利点がある。正電
極方向に電気浸透する液状インク20を使用する
場合にも同様に電圧極性を考慮して実施できる。
第2の補助電極たる補助ローラ610に、正、負
の電圧VB,VB′をバイアス印加したり、あるいは
その振幅や極性を変化させたり、VCやVC′と同期
して、あるいは多素子で構成する場合には選択的
に印加することにより、転写特性を促進したり抑
制したりする可変制御を行える利点がある。正電
極方向に電気浸透する液状インク20を使用する
場合にも同様に電圧極性を考慮して実施できる。
第3図は、本発明にかゝる記録装置の記録ヘツ
ド部の他の実施例の断面構造図である。
ド部の他の実施例の断面構造図である。
本例では、支持基材200のみが斜めに縁取り
され、誘電体10は斜めに縁取りされていない。
記録シート500は縁端面210に圧接,接触し
て構成される。
され、誘電体10は斜めに縁取りされていない。
記録シート500は縁端面210に圧接,接触し
て構成される。
補助電極400を設けた誘電体10表面への液
状インク20の供給は、補助電極400面に、例
えば20〜200μm程度の隔たりをもつて、接合端辺
201に相当する位置を残してスペーサ811で
固定し、この間隙に外部からインク供給管820
を介して液状インク20を供給する。
状インク20の供給は、補助電極400面に、例
えば20〜200μm程度の隔たりをもつて、接合端辺
201に相当する位置を残してスペーサ811で
固定し、この間隙に外部からインク供給管820
を介して液状インク20を供給する。
第4図は、本発明にかかる記録装置の更に他の
実施例の、記録ヘツド部の断面構造図である。
実施例の、記録ヘツド部の断面構造図である。
本例では、液状インク20の誘電体縁端面11
への供給が、繊維、プラスチツク、ガラス等の材
料から成る多孔質体830を補助電極400面上
に設置し、この毛管現象により行う。
への供給が、繊維、プラスチツク、ガラス等の材
料から成る多孔質体830を補助電極400面上
に設置し、この毛管現象により行う。
多孔質体(スポンジ体を含む)830は、補助
電極830面に接着されたインク溜め840内に
一部が収容され、液状インク20に浸されてい
る。
電極830面に接着されたインク溜め840内に
一部が収容され、液状インク20に浸されてい
る。
この種のインク供給法によると安定なインク供
給が可能となる利点がある。なお、必要に応じて
細管等を利用してインク溜め840に液状インク
20を補給することができるものとする。
給が可能となる利点がある。なお、必要に応じて
細管等を利用してインク溜め840に液状インク
20を補給することができるものとする。
第5図は、本発明にかかる記録装置の更に他の
実施例の断面構造図である。
実施例の断面構造図である。
本例においては、誘電体として、厚さ方向に実
質的に貫通する微細な間隙乃至は孔を有する二次
元的な広がりをもつ多孔質誘電体10′が用いら
れ、これに液状インク20が含浸されて複合体1
00が形成される。
質的に貫通する微細な間隙乃至は孔を有する二次
元的な広がりをもつ多孔質誘電体10′が用いら
れ、これに液状インク20が含浸されて複合体1
00が形成される。
多孔質誘電体10′は、例えば、天然繊維、ガ
ラス、磁器、プラスチツク材料などから構成さ
れ、その厚さは例えば20〜150μm程度に選ぶ。特
に良好な画像記録は、プラスチツク材料から成り
平均孔径が0.1〜8μm、空孔率60〜80%程度のい
わゆるマイクロポーラス・メンブレン・フイルタ
を使用して行える。
ラス、磁器、プラスチツク材料などから構成さ
れ、その厚さは例えば20〜150μm程度に選ぶ。特
に良好な画像記録は、プラスチツク材料から成り
平均孔径が0.1〜8μm、空孔率60〜80%程度のい
わゆるマイクロポーラス・メンブレン・フイルタ
を使用して行える。
第1図に例示した液状インク20に関しては、
酢酸セルローズから成るマイクロポーラス・メン
ブレン・フイルタが好適である。
酢酸セルローズから成るマイクロポーラス・メン
ブレン・フイルタが好適である。
これらの多孔質誘電体10′は、信号電極30
0を被着したガラス板等の支持基板200上に配
置され、接合端辺201から遠い方の部分は、接
着剤850によつて電極300を有する支持基材
200に接着されている。信号電極300に対し
て反対側の多孔質誘電体10′表面には、液状イ
ンク透過性の補助電極410げ設けられる。補助
電極410は、黒鉛導電塗料を薄く塗布したり、
或いは網状金属電極等を被着して形成できる。多
孔質誘電体10′の縁端面11に対して反対側は、
インク供給管821をもつてインク20が供給さ
れるインク溜め840に浸漬されていて、液状イ
ンク20は、電極410を浸透し、毛細現象によ
り多孔質誘電体10′に含浸される。
0を被着したガラス板等の支持基板200上に配
置され、接合端辺201から遠い方の部分は、接
着剤850によつて電極300を有する支持基材
200に接着されている。信号電極300に対し
て反対側の多孔質誘電体10′表面には、液状イ
ンク透過性の補助電極410げ設けられる。補助
電極410は、黒鉛導電塗料を薄く塗布したり、
或いは網状金属電極等を被着して形成できる。多
孔質誘電体10′の縁端面11に対して反対側は、
インク供給管821をもつてインク20が供給さ
れるインク溜め840に浸漬されていて、液状イ
ンク20は、電極410を浸透し、毛細現象によ
り多孔質誘電体10′に含浸される。
電極300,410には、電源700から画像
記録信号電圧が供給される。
記録信号電圧が供給される。
多孔質誘電体10′、および支持基材200の
両方の縁端面11,210は共に斜めに縁取りし
ても良いが、本例では、210の部分だけが縁取
りされ、ローラ620,630によつて記録シー
ト500の記録面501が縁端部202に接触せ
しめられる。
両方の縁端面11,210は共に斜めに縁取りし
ても良いが、本例では、210の部分だけが縁取
りされ、ローラ620,630によつて記録シー
ト500の記録面501が縁端部202に接触せ
しめられる。
第6図a,bは、第5図装置の動作説明図であ
る。本例においても便宜上、第1図と同様に負電
極方向に電気浸透する液状インクを使用した場合
を例にして説明する。
る。本例においても便宜上、第1図と同様に負電
極方向に電気浸透する液状インクを使用した場合
を例にして説明する。
第6図aにおいて、図示の如く液状インク20
浸透性の補助電極410に対して、画像信号電圧
として負のインク供給転写用電圧VCを印加する
と、多孔質誘電体10′に含浸乃至は付着してい
た液状インク20は、縁端面11では第1図と同
様に矢印24の如く電極露出面202に向けて電
気浸透する。これと並行して、実質的に厚み方向
に貫通する微細な孔乃至は間隙12を介介して、
補助電極410側から信号電極300側に矢印2
5の如く、誘電体10′全面に亘つて電気浸透す
る。
浸透性の補助電極410に対して、画像信号電圧
として負のインク供給転写用電圧VCを印加する
と、多孔質誘電体10′に含浸乃至は付着してい
た液状インク20は、縁端面11では第1図と同
様に矢印24の如く電極露出面202に向けて電
気浸透する。これと並行して、実質的に厚み方向
に貫通する微細な孔乃至は間隙12を介介して、
補助電極410側から信号電極300側に矢印2
5の如く、誘電体10′全面に亘つて電気浸透す
る。
この厚み方向電気浸透による液状インク20
は、誘電体10′と、電極300を有する支持基
材との接合間隙203に流入して充満すると共
に、この電気浸透圧によつて電極露出面202に
図の矢印26の如く押し出される。
は、誘電体10′と、電極300を有する支持基
材との接合間隙203に流入して充満すると共
に、この電気浸透圧によつて電極露出面202に
図の矢印26の如く押し出される。
電極露出面202に対して反対側への矢印27
の如き液状インク20の押し出しは、図のように
接着剤850により封止したりあるいはこの部分
の誘電体10′を強く200側に圧接し、インク
20の移動を阻止する手段を付与すれば、不可能
であるため、矢印25の如く厚み方向に電気浸透
した液状インク20は効果的に圧送されて接合縁
端部201側に滲み出す。そのため前記の縁端面
における矢印24の如き電気浸透と相まつて、接
合端辺201及び電極露出面202に亘つて効率
良く液状インクの隆起22を形成し、記録面50
1にインク転写が行える。
の如き液状インク20の押し出しは、図のように
接着剤850により封止したりあるいはこの部分
の誘電体10′を強く200側に圧接し、インク
20の移動を阻止する手段を付与すれば、不可能
であるため、矢印25の如く厚み方向に電気浸透
した液状インク20は効果的に圧送されて接合縁
端部201側に滲み出す。そのため前記の縁端面
における矢印24の如き電気浸透と相まつて、接
合端辺201及び電極露出面202に亘つて効率
良く液状インクの隆起22を形成し、記録面50
1にインク転写が行える。
なお、この場合、厚み方向電気浸透によつて接
合間隙203に過度に液状インク20が充満し、
この圧力によつて多孔質誘電体10′が持ち上り、
効果的な滲み出しが減ぜられる場合がある。この
ような場合には、補助電極410面上に補助基板
を配置し、この補助基板を介して多孔質誘電体1
0′を信号電極300側に、適度に弱い圧力で押
し付けるようにすると上述の問題点が解決される
のみならず、接合間隙203を介しての液状イン
ク20の圧送、滲み出しが更に効果的に行える利
点がある。補助基板は液体非透過性でも良いが多
数の微細孔を有する液体浸透性のものがインク供
給給の点から有利である。
合間隙203に過度に液状インク20が充満し、
この圧力によつて多孔質誘電体10′が持ち上り、
効果的な滲み出しが減ぜられる場合がある。この
ような場合には、補助電極410面上に補助基板
を配置し、この補助基板を介して多孔質誘電体1
0′を信号電極300側に、適度に弱い圧力で押
し付けるようにすると上述の問題点が解決される
のみならず、接合間隙203を介しての液状イン
ク20の圧送、滲み出しが更に効果的に行える利
点がある。補助基板は液体非透過性でも良いが多
数の微細孔を有する液体浸透性のものがインク供
給給の点から有利である。
第1図の実施例とは異なり、誘電体の縁端面の
電気浸透に加えて、誘電体全面の厚み方向の電気
浸透を利用してインク隆起22が形成されるた
め、本実施例では遥かに効果的なインク転写23
が行える利点があり、電圧VCの振幅、或いは印
加時間、若しくはその両方を変化させることによ
り、インク転写23の濃度も制御できる。
電気浸透に加えて、誘電体全面の厚み方向の電気
浸透を利用してインク隆起22が形成されるた
め、本実施例では遥かに効果的なインク転写23
が行える利点があり、電圧VCの振幅、或いは印
加時間、若しくはその両方を変化させることによ
り、インク転写23の濃度も制御できる。
インク転写を止めるには、VCの振幅を零にす
るか、第6図bの如くVCとは逆極性のインク転
写阻止電圧VC′を印加すればよい。
るか、第6図bの如くVCとは逆極性のインク転
写阻止電圧VC′を印加すればよい。
VC′の印加によつて、液状インク20の動きを
示す矢印24,25,26は、図に例示した如く
向きが逆転し、補助電極410に向つて電気浸透
する。接合端辺201、電極露出面202に存在
した液状インク20は、VC′の振幅が大なる程瞬
時に補助電極410側に吸収され、インク転写は
停止する。
示す矢印24,25,26は、図に例示した如く
向きが逆転し、補助電極410に向つて電気浸透
する。接合端辺201、電極露出面202に存在
した液状インク20は、VC′の振幅が大なる程瞬
時に補助電極410側に吸収され、インク転写は
停止する。
なお、この場合、第1図の実施例も含めて
VC′の振幅は、VCの最大振幅よりも適当に小に選
ぶと、液状インク20が電極露出面202から補
助電極側に過度に吸収されることがなく、次に
VCを印加した時のインク隆起22の形成が遅れ
ることが防止できる利点がある。
VC′の振幅は、VCの最大振幅よりも適当に小に選
ぶと、液状インク20が電極露出面202から補
助電極側に過度に吸収されることがなく、次に
VCを印加した時のインク隆起22の形成が遅れ
ることが防止できる利点がある。
第7図は、本発明にかゝる画像記録装置の他の
実施例の断面構造図である。
実施例の断面構造図である。
本例では、多孔質誘電体10′、支持基材20
0の縁端面11,200が共に縁取りされた例が
示されている。多孔質誘電体10′に液状インク
20をより効果的に供給するために、その表面上
に液状インク20含浸用の第2の多孔質体910
が設けられ、更にその上に補助基板920を設け
る。この補助基板920と支持基板200との間
に、多孔質誘電体10′等が適度の圧力で介挿さ
れている。
0の縁端面11,200が共に縁取りされた例が
示されている。多孔質誘電体10′に液状インク
20をより効果的に供給するために、その表面上
に液状インク20含浸用の第2の多孔質体910
が設けられ、更にその上に補助基板920を設け
る。この補助基板920と支持基板200との間
に、多孔質誘電体10′等が適度の圧力で介挿さ
れている。
これらの一端はインク溜め840に浸漬され、
多孔質誘電体10′には、その下方乃至は第2の
多孔質体910を介して毛管現象で含浸せしめ
る。
多孔質誘電体10′には、その下方乃至は第2の
多孔質体910を介して毛管現象で含浸せしめ
る。
第2の多孔質体910は多孔質誘電体10′と
同種のものや、例えばポリウレタンやゴム等のス
ポンジ状のものを使用する。
同種のものや、例えばポリウレタンやゴム等のス
ポンジ状のものを使用する。
補助基板920は、液状インク20に対して浸
透性にも非透性にも構成できる。多孔質誘電体1
0′への液状インク20の供給をより効果的にし、
複合体内におけるインク20の電気浸透による移
動の自由度を上げる点からは、インク浸透或いは
インク透過性にすることが望ましい。
透性にも非透性にも構成できる。多孔質誘電体1
0′への液状インク20の供給をより効果的にし、
複合体内におけるインク20の電気浸透による移
動の自由度を上げる点からは、インク浸透或いは
インク透過性にすることが望ましい。
補助電極920は、例えばガラス、プラスチツ
ク、磁器材料等の薄板を使用する。インク浸透性
にするためには、厚み方向に貫通する無数の孔を
有するものが望ましい。
ク、磁器材料等の薄板を使用する。インク浸透性
にするためには、厚み方向に貫通する無数の孔を
有するものが望ましい。
本例の如く、多孔質誘電体10′の一端部側が
直接、インク溜め840内に浸漬されるような場
合には、必要に応じて第2の多孔質体910は除
去して使用でき、補助基板920によつて誘電体
10′を支持基板200側に適当な圧力で押し付
け、誘電体10′を固定して動作の安定化をはか
ることができる。
直接、インク溜め840内に浸漬されるような場
合には、必要に応じて第2の多孔質体910は除
去して使用でき、補助基板920によつて誘電体
10′を支持基板200側に適当な圧力で押し付
け、誘電体10′を固定して動作の安定化をはか
ることができる。
第8図は、本発明にかゝる画像記録装置の更に
他の実施例の部分斜視図である。
他の実施例の部分斜視図である。
通常の画像記録においては、信号電極300は
互に絶縁して図の如く平行格子状に複数個を配列
して行なう。記録画像の解像度はこの配列ピツチ
で定まる。通常この配列ピツチは125μm(8本/
mm)程度が好ましく、信号電極300の導電部の
幅は50〜70μm程度に選ばれる。この種の信号電
極300は、黒鉛などの導電塗料や金属箔を公知
のフオトエツチング法で平行格子状に分離して作
る。これらの信号電極300は画像信号源700
に接続され、線順次、或いは時系列更にはマルチ
プレツクス動作で選択的に信号電圧が印加され
る。この信号電圧に応じて接合端辺201、電極
露出面202へ、非多孔質乃至は多孔質の誘電体
10,10′の縁端面21さらには厚み方向の電
気浸透によつて、液状インク20による隆起を形
成せしめ、記録面501へのインク転写23を行
なう。
互に絶縁して図の如く平行格子状に複数個を配列
して行なう。記録画像の解像度はこの配列ピツチ
で定まる。通常この配列ピツチは125μm(8本/
mm)程度が好ましく、信号電極300の導電部の
幅は50〜70μm程度に選ばれる。この種の信号電
極300は、黒鉛などの導電塗料や金属箔を公知
のフオトエツチング法で平行格子状に分離して作
る。これらの信号電極300は画像信号源700
に接続され、線順次、或いは時系列更にはマルチ
プレツクス動作で選択的に信号電圧が印加され
る。この信号電圧に応じて接合端辺201、電極
露出面202へ、非多孔質乃至は多孔質の誘電体
10,10′の縁端面21さらには厚み方向の電
気浸透によつて、液状インク20による隆起を形
成せしめ、記録面501へのインク転写23を行
なう。
良好な画質の記録には、電極露出面202にお
ける液状インク20のにじみが問題になる。この
にじみの防止には、支持基材200の材質を、誘
電体10,10′の材質と同様に、同じ電気浸透
極性を有するように構成することが効果的であ
る。すなわち、誘電体10,10′が液状インク
20を負電極方向に電気浸透させる場合には、支
持基材200も液状インク20を負電極方向に電
気浸透させるように材質を選ぶ。正電極方向に電
気浸透させる場合も同様に選ぶ。誘電体10,1
0′と支持基材200の材質は、上述の条件を満
足する場合には、同種の材質でも異種の材質でも
構わない。
ける液状インク20のにじみが問題になる。この
にじみの防止には、支持基材200の材質を、誘
電体10,10′の材質と同様に、同じ電気浸透
極性を有するように構成することが効果的であ
る。すなわち、誘電体10,10′が液状インク
20を負電極方向に電気浸透させる場合には、支
持基材200も液状インク20を負電極方向に電
気浸透させるように材質を選ぶ。正電極方向に電
気浸透させる場合も同様に選ぶ。誘電体10,1
0′と支持基材200の材質は、上述の条件を満
足する場合には、同種の材質でも異種の材質でも
構わない。
第1図、第5図に例示した液状インク20、誘
電体10,10′に対しては、支持基材200の
材質は硼珪酸ガラス、珪酸ガラス、酢酸セルロー
ズ等が上記の条件を満足する好適な材料である。
第8図は、液状インク20に対して誘電体10,
10′および支持基材200が共に負電極方向に
電気浸透する場合が例示されている。互に隣り合
う信号電極300において、Aには補助電極40
0,410に対して負のインク供給転写用電圧
VCを、Bにはこれと逆極性のインク転写阻止電
圧VC′を印加する。
電体10,10′に対しては、支持基材200の
材質は硼珪酸ガラス、珪酸ガラス、酢酸セルロー
ズ等が上記の条件を満足する好適な材料である。
第8図は、液状インク20に対して誘電体10,
10′および支持基材200が共に負電極方向に
電気浸透する場合が例示されている。互に隣り合
う信号電極300において、Aには補助電極40
0,410に対して負のインク供給転写用電圧
VCを、Bにはこれと逆極性のインク転写阻止電
圧VC′を印加する。
信号電極Aの接合端辺201、電極露出面20
2には、誘電体10,10′の縁端面21(1
0′の場合は更に接合間隙203)を介して補助
電極20側から矢印で例示したように液状インク
20が電気浸透してインク隆起22を形成する。
一方、信号電極Bにおいては、縁端面21(1
0′の場合には更に接合間隙203)を介して
VC′の振幅に対応して補助電極20側に矢印の如
く電気浸透すると共に、隣接する電極Aは、電極
Bに対してVC+VC′の振幅に対して更に負電圧の
状態にあるので、電極B上の液状インク20は、
支持基材200の縁端部201表面を介して矢印
で例示した如く、急速に電気浸透し、電極A上の
インク隆起22の形成に寄与することになる。
2には、誘電体10,10′の縁端面21(1
0′の場合は更に接合間隙203)を介して補助
電極20側から矢印で例示したように液状インク
20が電気浸透してインク隆起22を形成する。
一方、信号電極Bにおいては、縁端面21(1
0′の場合には更に接合間隙203)を介して
VC′の振幅に対応して補助電極20側に矢印の如
く電気浸透すると共に、隣接する電極Aは、電極
Bに対してVC+VC′の振幅に対して更に負電圧の
状態にあるので、電極B上の液状インク20は、
支持基材200の縁端部201表面を介して矢印
で例示した如く、急速に電気浸透し、電極A上の
インク隆起22の形成に寄与することになる。
したがつて接合端辺201、電極露出面202
においてはその電気浸透によつて、電極A上のイ
ンク隆起22の形成が促進されると同時に、電極
B上の液状インク20は消失する。
においてはその電気浸透によつて、電極A上のイ
ンク隆起22の形成が促進されると同時に、電極
B上の液状インク20は消失する。
したがつて、電極Aに対応してインク転写23
を生じ、電極Bに対応する部分にはインクの転写
は行われず、高解像度のにじみのない画像記録を
可とする利点を有する。
を生じ、電極Bに対応する部分にはインクの転写
は行われず、高解像度のにじみのない画像記録を
可とする利点を有する。
なお、液状インク20の電気浸透による上記の
動きは、多孔質誘電体10′が用いられる場合に
は、接合間隙203においても同時に生じてい
る。
動きは、多孔質誘電体10′が用いられる場合に
は、接合間隙203においても同時に生じてい
る。
上述のような電極露出面202における液状イ
ンク20の電気浸透は、実質的に信号電極A,B
間の電位差によつて生ずるため、VC′は必ずしも
VCと逆極性である必要はなく同極性であつても
その振幅がVCよりも小あるいは零であれば、同
様のインクの働きを示し、本発明にかかる画像記
録装置は、本質的ににじみの少ない画像記録が行
える特徴を有する。
ンク20の電気浸透は、実質的に信号電極A,B
間の電位差によつて生ずるため、VC′は必ずしも
VCと逆極性である必要はなく同極性であつても
その振幅がVCよりも小あるいは零であれば、同
様のインクの働きを示し、本発明にかかる画像記
録装置は、本質的ににじみの少ない画像記録が行
える特徴を有する。
なお、第1図で述べたように、接合端辺201
乃至は電極露出面202に対応して、記録シート
500を介挿せしめて、インク転写促進のために
第2の補助電極640を設け、ここに、信号源7
00から正、乃至は負のバイアス電圧や、信号電
圧VC,VC′に同期せしめてパルス電圧を印加する
ことにより更に効果的なインク転写が行える。
乃至は電極露出面202に対応して、記録シート
500を介挿せしめて、インク転写促進のために
第2の補助電極640を設け、ここに、信号源7
00から正、乃至は負のバイアス電圧や、信号電
圧VC,VC′に同期せしめてパルス電圧を印加する
ことにより更に効果的なインク転写が行える。
この場合、第2の補助電極640を信号電極3
00に対応せしめて複数個に分割し、夫々の信号
電極300への信号電圧に同期せしめて選択的に
パルス電圧を印加して、インク隆起22の記録面
510への転写を促進すると、更に高感度の記録
が達成できる。
00に対応せしめて複数個に分割し、夫々の信号
電極300への信号電圧に同期せしめて選択的に
パルス電圧を印加して、インク隆起22の記録面
510への転写を促進すると、更に高感度の記録
が達成できる。
以上、種々の実施例について本発明の態様を詳
述したが、これらの実施例は適宜、組合せて実施
できるものとする。
述したが、これらの実施例は適宜、組合せて実施
できるものとする。
以上の如く、本発明は、液状インクの電気浸透
を利用した記録方法および記録装置であつて、ク
ーロン力によつてインクを飛翔させる従来の記録
装置と比較して、低動圧で動作し、簡便でにじみ
の少ない高解像度の記録が行える。また、液状イ
ンクの色数は、混入される着色剤によつて自由に
調節できるため、これらの装置の複数個の組合せ
た多色刷りにより、カラー記録を行え、産業上極
めて有用である。
を利用した記録方法および記録装置であつて、ク
ーロン力によつてインクを飛翔させる従来の記録
装置と比較して、低動圧で動作し、簡便でにじみ
の少ない高解像度の記録が行える。また、液状イ
ンクの色数は、混入される着色剤によつて自由に
調節できるため、これらの装置の複数個の組合せ
た多色刷りにより、カラー記録を行え、産業上極
めて有用である。
第1図は、本発明にかゝる記録装置の一実施例
の断面構造図、第2図a,bは第1図装置の動作
原理と共に本発明にかゝる記録方法の説明図、第
3図は、本発明にかゝる記録装置の他の実施例の
断面構造図、第4図は、本発明にかゝる記録装置
の更に他の実施例の記録ヘツド部断面構造図、第
5図は、本発明にかゝる記録装置の他の実施例の
断面構造図、第6図a,bは第5図装置の動作説
明と共に本発明にかゝる記録方法の他の実施例の
説明のための断面構造図、第7図は、本発明に
かゝる記録装置の他の実施例の断面構造図、第8
図は、本発明にかゝる記録装置の更に他の実施例
の斜視部分構造図である。 10,10′……誘電体、20……液状インク、
22……インク隆起、23……インク転写、10
0……複合体、200……支持基材、11,21
0……縁端面、201……接合端辺、202……
電極露出面、300……信号電極、400,41
0……補助電極、500……記録シート、501
……記録面、610,620,630……ローラ
ー、640……電極、700……記録画像信号
源、840……インク溜め、VC,VC′……信号電
圧。
の断面構造図、第2図a,bは第1図装置の動作
原理と共に本発明にかゝる記録方法の説明図、第
3図は、本発明にかゝる記録装置の他の実施例の
断面構造図、第4図は、本発明にかゝる記録装置
の更に他の実施例の記録ヘツド部断面構造図、第
5図は、本発明にかゝる記録装置の他の実施例の
断面構造図、第6図a,bは第5図装置の動作説
明と共に本発明にかゝる記録方法の他の実施例の
説明のための断面構造図、第7図は、本発明に
かゝる記録装置の他の実施例の断面構造図、第8
図は、本発明にかゝる記録装置の更に他の実施例
の斜視部分構造図である。 10,10′……誘電体、20……液状インク、
22……インク隆起、23……インク転写、10
0……複合体、200……支持基材、11,21
0……縁端面、201……接合端辺、202……
電極露出面、300……信号電極、400,41
0……補助電極、500……記録シート、501
……記録面、610,620,630……ローラ
ー、640……電極、700……記録画像信号
源、840……インク溜め、VC,VC′……信号電
圧。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 板状の支持基材の上に単数または平行格子状
に互いに絶縁された複数個の信号電極を配置し、
その上にその一端辺が前記信号電極と交差すると
ともに、縁端部で前記信号電極が露出した電極露
出面を形成するように板状の誘電体を接合し、そ
の上にさらに補助電極を設置した複合体と、 前記補助電極面に液状インクを供給する手段
と、前記信号電極と補助電極との間に選択的に信
号電圧を印加する手段と、 前記電極露出面が形成される縁端部に記録面を
接触させる手段とを有し、 前記信号電圧に応じた誘電体に対する電気浸透
現象により前記電極露出面へ液状インクを移動さ
せ、記録面に転写することを特徴とする記録装
置。 2 板状の誘電体が多孔質であることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の記録装置。 3 電極露出面の長さが100μm以下であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記
載の記録装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55130408A JPS5756292A (en) | 1980-09-18 | 1980-09-18 | Recording method and device |
| US06/301,449 US4396925A (en) | 1980-09-18 | 1981-09-11 | Electroosmotic ink printer |
| DE8181107382T DE3175303D1 (en) | 1980-09-18 | 1981-09-17 | Electroosmotic ink printer |
| EP81107382A EP0048460B1 (en) | 1980-09-18 | 1981-09-17 | Electroosmotic ink printer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55130408A JPS5756292A (en) | 1980-09-18 | 1980-09-18 | Recording method and device |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5756292A JPS5756292A (en) | 1982-04-03 |
| JPH0355316B2 true JPH0355316B2 (ja) | 1991-08-22 |
Family
ID=15033557
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55130408A Granted JPS5756292A (en) | 1980-09-18 | 1980-09-18 | Recording method and device |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5756292A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58215354A (ja) * | 1982-06-07 | 1983-12-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | インク記録ヘッド駆動方法 |
| JPS58215357A (ja) * | 1982-06-07 | 1983-12-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | インク記録ヘッド |
| JPS58212960A (ja) * | 1982-06-07 | 1983-12-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | インク記録ヘツド |
-
1980
- 1980-09-18 JP JP55130408A patent/JPS5756292A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5756292A (en) | 1982-04-03 |
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