JPH043038B2 - - Google Patents

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JPH043038B2
JPH043038B2 JP1063474A JP6347489A JPH043038B2 JP H043038 B2 JPH043038 B2 JP H043038B2 JP 1063474 A JP1063474 A JP 1063474A JP 6347489 A JP6347489 A JP 6347489A JP H043038 B2 JPH043038 B2 JP H043038B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ジヨセフソン接合を用いたラツチ回
路、より詳しくは真信号と補信号とを回路の中で
入力、さらに出力しているデユアルレール方式の
論理回路において情報を一時たくわえるラツチ回
路に関するものである。
(従来の技術) ジヨセフソン接合素子は一度電圧状態にスイツ
チすると電源電流を切らないかぎり電圧状態を保
持するというラツチング動作を行う。このため、
ジヨセフソン接合を用いた論理回路においては電
源電流を一度0にリセツトするAC電源方式が一
般的である。この電源方式においては、電源電流
が0の間、計算した結果を保持するラツチ回路が
不可欠である。一方、このジヨセフソン接合を用
いた論理回路ではインバーターを構成することが
半導体に比べ難しく、一般にデユアルレール方式
が採用されている。デユアルレール方式が論理回
路において入力される信号の補信号も同時に入力
し、出力される信号の補信号もその論理回路の中
で同時に発生させる回路方式であり、タイミング
信号を必要とするインバーターを用いる必要がな
いため、回路の高速化が図れる。従つて、上述の
ラツチ回路の出力も真信号と補信号のいずれもが
出力されるデユアルレール方式のラツチ回路が必
要である。
従来、いくつかのラツチ回路が提案され研究さ
れているが、ここでは回路の占有面積の点で優れ
ている第4図に示す従来例をその一例として説明
する。この従来のラツチ回路の動作については文
献ジヤーナルオブアプライドフイジツクス
(Journal of Applied Physics)vol.59(9)、
pp3196−3201に詳しいのでここでは簡単に述べ
るにとどめる。第4図は従来例の等価回路を示し
ており、図において40はデータ入力線、41は
ラツチイネーブル信号線、42,43,44,4
7,48はジヨセフソン接合、45はインダクタ
ンス、46はセンス信号入力線、49,400,
401は抵抗、402は補信号出力線路、403
は真信号出力線路であり、ジヨセフソン接合42
とインダクタンス45とからデータ保持ループを
構成する。データ“1”を書き込むときにはデー
タ入力線、ラツチイネーブル信号線を通してデー
タ信号とラツチイネーブル信号をデータ保持レー
プに入力する。これによりジヨセフソン接合42
がスイツチし、永久電流としてデータ保持ループ
にデータを貯える。ラツチイネーブル信号はラツ
チ回路への書き込みのタイミングを知らせると共
にデータ保持ループのデータをリセツトするため
のものである。該ラツチ回路は両極性AC駆動で
用いられるために前段のマシンサイクルの時にデ
ータ保持ループへ入力された入力信号と極性の異
なるラツチイネーブル信号が次段では入力され
る。従つて、データ保持ループに流れる永久電流
とラツチイネーブル信号がジヨセフソン接合42
で重畳され、このジヨセフソン接合42がスイツ
チして永久電流がリセツトされる。読みだしはセ
ンス信号入力線46に流れるセンスゲート電流の
立ち上がりの時に行われる。データ保持ループに
永久電流が流れている場合にはセンスゲート電流
の立ち上がりにともないジヨセフソン接合43,
44がスイツチし、真信号出力線路403に出力
が現れる。データ保持ループに永久電流が流れて
いない場合にはセンスゲート電流が立ち上がる最
後の段階でシヨセフソン接合47の臨界電流値を
越え、ジヨセフソン接合47がスイツチして続い
てジヨセフソン接合48がスイツチして補信号出
力線路402に出力が現れる。以上のようにして
いて、ジヨセフソンラツチ回路を実現することが
できる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述したラツチ回路には次のよ
うな問題点がある。すなわちデータをリセツトす
るとき、必ず前段のマシンサイクルと極性の異な
るゲート電流が必要なことである。言い変えれ
ば、両極性AC駆動のシステムの時にしか使用で
きないということである。ジヨセフソン集積回路
においては論理回路のみならず記憶回路も必要な
ことはいうまでもない。ジヨセフソン記憶回路は
電流の極性に情報がのつていたり、電流の重ねあ
わせで動作したりする場合がほとんどであるので
両極性AC駆動で動作させることは困難である。
従つてそのほかに駆動方式としてDC駆動や単極
性AC駆動で動作させることが考えられるが、論
理回路も駆動しなければならないことを考えると
DC駆動で動作させることは難しいと考えられる。
そこで単極性AC駆動方式が最適であると考えら
れたが、その場合には上述したように従来のよう
なラツチ回路は用いることができない。
(課題を解決するための手段) 本発明によれば、単一もしくは複数のジヨセフ
ソン接合と超伝導インダクタンスよりなるデータ
保持ループを有し、真信号入力線路と補信号入力
線路を有し、そのうちの一方は該データ保持ルー
プに直接接続され、他方は該データ保持ループの
一部に磁気的に結合し、前記データ保持ループの
一部に直接接続したセンス回路を有し、さらに該
センス回路により前記データ保持ループに保持さ
れた情報を読みとり真信号と補信号を発生する出
力回路を有し、前述の二つの入力線路の一方には
真信号とラツチイネーブル信号の積演算された信
号が入力され他方には補信号とラツチイネーブル
信号の積演算された信号が入力される事を特徴と
するジヨセフソンラツチ回路が得られる。
(作用) 本発明のデータ保持ループはジヨセフソン接合
とインダクタンスから構成された該ジヨセフソン
接合のスイツチによりデータが書き込まれる。デ
ータが“1”の時には真信号がジヨセフソン接合
の臨界電流値を越えるように入力され永久電流が
書き込まれる。また、データが“0”の時には補
信号が永久電流と重畳されたジヨセフソン接合の
臨界電流値を越えるように入力され永久電流がリ
セツトされる。それぞれの入力信号はラツチイネ
ーブル信号と積演算を行つたのちに入力されるの
で、入力信号を入力するタイミングなどの点で問
題が発生することはない。データ保持レープに保
持されたデータはデータ保持ループに直接、接続
したセンスゲート回路により読みだされ、真信号
と補信号が出力される。
(実施例) 第1図〜第3図は本発明の実施例を説明するた
めの図で、第1図は実施例の等価回路を示し、図
において1は真信号入力線路、2は補信号入力線
路、3,7,8,1971はジヨセフソン接合、
4,5,6はインダクタンス、9はゲート電流線
路、10,11は出力抵抗、12は真信号出力線
路、13は補信号出力線路、14はラツチイネー
ブル信号線、15,16は積演算回路、17は真
信号線、18は補信号線である。ジヨセフソン接
合3のオーダーパラメータの位相差をθとする
と、真信号入力線路1より入力される電流Ieとの
電流−位相特性は第2図に示されるようになる。
第2図において21から26まではそれぞれ動作
点を示す。この電流−位相特性はジヨセフソン接
合3の臨界電流値とインダクタンス4,5,6の
インダクタンス値により決定され、図に示す様な
特性を持つように設定することができる。また、
第3図はジヨセフソン論理回路のゲート電流Ig
波形の一例で単極性AC駆動の場合を模式的に示
したもので31は動作領域、32はデータ書き込
み領域、33はデータ保持領域、34はマシンサ
イクル、35はデータ読みだし領域を示す。
第3図は示す動作領域31において計算された
結果は真信号線17あるいは補信号線18を通り
積演算回路15あるいは16に入力される。ラツ
チイネーブル信号が積演算回路15及び16に入
力されてデータ書き込み領域32にはいり、真信
号入力線路1あるいは補信号入力線路2を介して
データ保持ループにデータが入力される。計算結
果が“1”の場合は真信号が入力されジヨセフソ
ン接合3がスイツチする。即ち第2図において動
作点は21を通つて22へと移る。ゲート電流が
立ち下がつたのちは動作点は23に移り、データ
保持領域33の間データが保持される。一方、計
算結果が“0”の場合は補信号が入力される。補
信号によりデータ保持ループに誘起される電流は
ジヨセフソン接合3では真信号の場合と逆方向に
なるため、動作点は23から24,25を通つて
26へ移り、データ保持ループの永久電流をリセ
ツトする。次に読みだしの時にはデータ読みだし
領域35の間にゲート電流線路を通つて、ジヨセ
フソン接合7,71にゲート電流が印加される。
データ保持ループに永久電流が流れている場合に
はこのジヨセフソン接合7,71がスイツチして
データが読みだされ、真信号出力線路に信号が現
れる。このときゲート電流は抵抗10にも分流す
るがこの分流電流がジヨセフソン接合19をスイ
ツチすることがないように抵抗10と11を適当
に選ぶことができる。データ保持ループに永久電
流が流れていない場合にはゲート電流の立ち上が
りの最後の段階でジヨセフソン接合8がスイツチ
して、続いてジヨセフソン接合19がスイツチし
補信号出力線路2に出力信号が現れる。このと
き、動作領域においてゲート電流はジヨセフソン
接合7,71に流れていないのでデータ保持ルー
プの状態が変化しても出力には影響を及ぼさな
い。
以上のように本回路を用いてジヨセフソンラツ
チ回路を実現することができる。本回路はデユア
ルレール方式を利用したラツチ回路であり、単極
性AC駆動方式の時に用いられる回路である。出
力としては真信号及び補信号を発生する。
(発明の効果) 本発明のラツチ回路は単極性AC駆動方式の時
に用いることができ、その動作のためにいかなる
タイミングシーケンスも必要としない。またデー
タの書き込みのために単一のジヨセフソン接合を
用いており回路の占有面積を小さくすることがで
きる。また、センスゲート回路をデータ保持ルー
プに直接、接続したことによりさらに回路の小型
化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は本発明の実施例を説
明するための図で、第1図は実施例の等価回路
図、第2図はデータ保持ループの電流−位相特性
図、第3図は単極性AC駆動方式のゲート電流波
形図。第4図は従来例の等価回路図。 図中の番号はそれぞれ、1……真信号入力線
路、2……補信号入力線路、3,7,8,19,
71……ジヨセフソン接合、4,5,6……イン
ダクタンス、9……ゲート電流線路、10,11
……出力抵抗、12……真信号出力線路、13…
…補信号出力線路、14……ラツチイネーブル信
号線、15,16……積演算回路、17……真信
号線、18……補信号線、21,22,23,2
4,25,26……動作点、31……動作領域、
32……データ書き込み領域、33……データ保
持領域、34……マシンサイクル、35……デー
タ読みだし領域、40……データ入力線、41…
…ラツチイネーブル信号線、42,43,44,
47,48……ジヨセフソン接合、45……イン
ダクタンス、46……センス信号入力線、49,
400,401……抵抗、402……補信号出力
線路、403……真信号出力線路を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 単一もしくは複数のジヨセフソン接合と超伝
    導インダクタンスよりなるデータ保持ループを有
    し、真信号入力線路と補信号入力線路を有し、そ
    のうちの一方は該データ保持ループに直接接続さ
    れ、他方は該データ保持ループの一部に磁気的に
    結合し、前記データ保持ループの一部に直接接続
    したセンス回路を有し、さらに該センス回路によ
    り前記データ保持ループに保持された情報を読み
    とり真信号と補信号を発生する出力回路を有し、
    前述の二つの入力線路の一方には真信号とラツチ
    イネーブル信号の積演算された信号が入力され他
    方には補信号とラツチイネーブル信号の積演算さ
    れた信号が入力される事を特徴とするジヨセフソ
    ンラツチ回路。
JP1063474A 1989-03-17 1989-03-17 ジョセフソンラッチ回路 Granted JPH02244496A (ja)

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