JPH04353545A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH04353545A JPH04353545A JP15623491A JP15623491A JPH04353545A JP H04353545 A JPH04353545 A JP H04353545A JP 15623491 A JP15623491 A JP 15623491A JP 15623491 A JP15623491 A JP 15623491A JP H04353545 A JPH04353545 A JP H04353545A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- ppe
- weight
- group
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性、機械的特性、
寸法精度、成形性及び耐有機溶剤性が優れた樹脂成形品
を与える熱可塑性樹脂組成物に関する。本樹脂組成物は
、イグニッションマニホールド、イグニッションコイル
等の自動車部品、電気部品、スイッチ封止材、歯車、ク
ランク等の機械部品を与えるものとして有用である。
寸法精度、成形性及び耐有機溶剤性が優れた樹脂成形品
を与える熱可塑性樹脂組成物に関する。本樹脂組成物は
、イグニッションマニホールド、イグニッションコイル
等の自動車部品、電気部品、スイッチ封止材、歯車、ク
ランク等の機械部品を与えるものとして有用である。
【0002】
【従来の技術】フェニレンエーテル系樹脂(以下、「P
PE」という)、特に、ポリ(2,6−ジメチル−1,
4−フェニレンエーテル)は耐熱性及び機械的強度が優
れ、いわゆるエンジニアリングプラスチックとして有用
である。しかし、溶融粘度が高いので、射出成形等によ
る成形加工が困難である。また、同樹脂の耐衝撃強度及
び耐溶剤性も耐熱エンジニアリングプラスチックとして
、この樹脂を単独で用いるには不十分である。
PE」という)、特に、ポリ(2,6−ジメチル−1,
4−フェニレンエーテル)は耐熱性及び機械的強度が優
れ、いわゆるエンジニアリングプラスチックとして有用
である。しかし、溶融粘度が高いので、射出成形等によ
る成形加工が困難である。また、同樹脂の耐衝撃強度及
び耐溶剤性も耐熱エンジニアリングプラスチックとして
、この樹脂を単独で用いるには不十分である。
【0003】単独の樹脂材料で、所望の諸性質を十分に
満たすことができない場合の試みの一つとして、他の樹
脂材料を混合することにより、不十分な性質を互いに補
う方法が採られている。例えば、PPEにポリスチレン
を配合してPPEの成形性を改良する手法が知られてい
る(特公昭43−17812号公報)。この場合、両成
分とも耐溶剤性は良好でなく、結果として混合組成物よ
り得られる成形体も耐溶剤性が十分でない。
満たすことができない場合の試みの一つとして、他の樹
脂材料を混合することにより、不十分な性質を互いに補
う方法が採られている。例えば、PPEにポリスチレン
を配合してPPEの成形性を改良する手法が知られてい
る(特公昭43−17812号公報)。この場合、両成
分とも耐溶剤性は良好でなく、結果として混合組成物よ
り得られる成形体も耐溶剤性が十分でない。
【0004】一方、ポリプロピレン、ポリエチレンに代
表されるオレフィン系樹脂は、成形加工性、耐有機溶剤
性等が優れ、低比重で安価であることから広くボトル、
シート、プレート等の成形品の製造に利用されている。 しかし、耐熱性がエンジニアリングプラスチックほど高
くなく、エンジニアリングプラスチックの用途分野への
利用の障害となっている。PPEの耐熱性、強靭性とオ
レフィン系樹脂の耐溶剤性の良好な性質を併せ持ち、両
者の欠点を相補う樹脂組成物が得られれば、エンジニア
リングプラスチックとしての利用分野が拡がる。
表されるオレフィン系樹脂は、成形加工性、耐有機溶剤
性等が優れ、低比重で安価であることから広くボトル、
シート、プレート等の成形品の製造に利用されている。 しかし、耐熱性がエンジニアリングプラスチックほど高
くなく、エンジニアリングプラスチックの用途分野への
利用の障害となっている。PPEの耐熱性、強靭性とオ
レフィン系樹脂の耐溶剤性の良好な性質を併せ持ち、両
者の欠点を相補う樹脂組成物が得られれば、エンジニア
リングプラスチックとしての利用分野が拡がる。
【0005】かかる樹脂組成物を提供する目的で、例え
ば、両樹脂を単純に溶融混練した組成物が特公昭42−
7069号公報に開示されている。しかしながら、この
ような単純ブレンド系では、PPEとオレフィン系樹脂
は、非相溶であり、相互の親和性を有していないため、
この二相構造の界面の接着性は良好ではなく、この二相
は均一かつ微細な分散形態となり難く、射出成形などの
成形加工時に溶融せん断応力を受けたとき、層状剥離(
デラミネーション)を生じ易く、得られた成形品の二相
界面が欠陥部となり、機械的強度及び耐衝撃性が低下す
る。
ば、両樹脂を単純に溶融混練した組成物が特公昭42−
7069号公報に開示されている。しかしながら、この
ような単純ブレンド系では、PPEとオレフィン系樹脂
は、非相溶であり、相互の親和性を有していないため、
この二相構造の界面の接着性は良好ではなく、この二相
は均一かつ微細な分散形態となり難く、射出成形などの
成形加工時に溶融せん断応力を受けたとき、層状剥離(
デラミネーション)を生じ易く、得られた成形品の二相
界面が欠陥部となり、機械的強度及び耐衝撃性が低下す
る。
【0006】上記の問題点を解決する手法として各々の
樹脂に互いに反応する官能基を有する変性剤で変性して
、官能基を導入し、次いで両者を高温で溶融反応させる
ことにより、化学的結合を介したブロック又はグラフト
共重合体を得る方法がある。このような観点から、PP
Eの反応性を高める目的で、多くの官能化PPEが提案
されている。例えば、α,β−不飽和カルボニル化合物
で変性したPPE(特表昭62−500456号、特開
昭63−10656号、同63−54427号、同63
−128056号各公報等)、エポキシ基変性PPE(
特開昭62−297957号、特表昭63−50338
8号各公報等)、アミド基又はイミド基変性PPE(特
表昭63−500803号、同63−503391号、
特開昭61−16963号各公報等)、アルコキシシリ
ル基変性PPE(特表昭63−503392号公報)等
が提案された。これらの官能化PPEを前駆体として使
用し、この前駆体をポリアミド、飽和ポリエステル又は
官能化変性されたオレフィン系樹脂に配合した樹脂組成
物が提案されている。
樹脂に互いに反応する官能基を有する変性剤で変性して
、官能基を導入し、次いで両者を高温で溶融反応させる
ことにより、化学的結合を介したブロック又はグラフト
共重合体を得る方法がある。このような観点から、PP
Eの反応性を高める目的で、多くの官能化PPEが提案
されている。例えば、α,β−不飽和カルボニル化合物
で変性したPPE(特表昭62−500456号、特開
昭63−10656号、同63−54427号、同63
−128056号各公報等)、エポキシ基変性PPE(
特開昭62−297957号、特表昭63−50338
8号各公報等)、アミド基又はイミド基変性PPE(特
表昭63−500803号、同63−503391号、
特開昭61−16963号各公報等)、アルコキシシリ
ル基変性PPE(特表昭63−503392号公報)等
が提案された。これらの官能化PPEを前駆体として使
用し、この前駆体をポリアミド、飽和ポリエステル又は
官能化変性されたオレフィン系樹脂に配合した樹脂組成
物が提案されている。
【0007】これら樹脂組成物において、相溶性の向上
の程度はポリマー分子中の官能基の種類及びその数に大
きく依存する。しかし、これらの方法を用いてもPPE
とこれら各樹脂との相溶性を改良するには不十分である
場合が多く、また得られた組成物の機械的強度も十分と
いえず、より一層の改良が望まれている。
の程度はポリマー分子中の官能基の種類及びその数に大
きく依存する。しかし、これらの方法を用いてもPPE
とこれら各樹脂との相溶性を改良するには不十分である
場合が多く、また得られた組成物の機械的強度も十分と
いえず、より一層の改良が望まれている。
【0008】例えば、無水マレイン酸に代表されるα,
β−不飽和カルボニル化合物類による変性PPEの場合
、含有される無水マレイン酸の含有量は、高々0.5重
量%で、いまだ不十分であり、より一層の相溶性の向上
が望まれている。
β−不飽和カルボニル化合物類による変性PPEの場合
、含有される無水マレイン酸の含有量は、高々0.5重
量%で、いまだ不十分であり、より一層の相溶性の向上
が望まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、PPEとオ
レフィン系樹脂からなる組成物において、より相溶性を
改良し、耐熱性、機械的特性、成形性及び耐有機溶剤性
が優れた熱可塑性樹脂組成物を提供することを目的とす
る。
レフィン系樹脂からなる組成物において、より相溶性を
改良し、耐熱性、機械的特性、成形性及び耐有機溶剤性
が優れた熱可塑性樹脂組成物を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために、鋭意検討を重ねた結果、共重合によ
って構造制御されたPPEに、α,β−不飽和カルボニ
ル化合物を反応させ、1分子中に、従来より多くのα,
β−不飽和カルボニル化合物を導入した官能化PPEと
水酸基含有オレフィン系樹脂とを配合した樹脂組成物は
、上記目的を達成できることを見出し、本発明に到達し
た。
を解決するために、鋭意検討を重ねた結果、共重合によ
って構造制御されたPPEに、α,β−不飽和カルボニ
ル化合物を反応させ、1分子中に、従来より多くのα,
β−不飽和カルボニル化合物を導入した官能化PPEと
水酸基含有オレフィン系樹脂とを配合した樹脂組成物は
、上記目的を達成できることを見出し、本発明に到達し
た。
【0011】すなわち本発明は、下記の成分(A)及び
(B)からなることを特徴とする熱可塑性樹脂である。
(B)からなることを特徴とする熱可塑性樹脂である。
【0012】(A)フェニレンエーテル系樹脂を構成す
る芳香族環に一般式 −CR1 R2 −CR3 =CR4 R5
(I)(式中、R1 、R2 、R3 、R4
及びR5 は各々水素原子、ハロゲン原子、アリール基
、炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数1〜20のア
ルコキシル基を表す)で示されるオレフィン系置換基を
有するPPEに、α,β−不飽和カルボニル化合物を反
応させて得たα,β−不飽和カルボニル化合物により変
性された変性フェニレンエーテル系樹脂
10
〜90重量%
る芳香族環に一般式 −CR1 R2 −CR3 =CR4 R5
(I)(式中、R1 、R2 、R3 、R4
及びR5 は各々水素原子、ハロゲン原子、アリール基
、炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数1〜20のア
ルコキシル基を表す)で示されるオレフィン系置換基を
有するPPEに、α,β−不飽和カルボニル化合物を反
応させて得たα,β−不飽和カルボニル化合物により変
性された変性フェニレンエーテル系樹脂
10
〜90重量%
【0013】
(B)水酸基含有オレフィン系樹脂
90〜10重量%本発明の
上記構造を有する、主鎖芳香族環に、一般式(I)で示
されるオレフィン系置換基を有するPPE100重量部
にα,β−不飽和カルボニル化合物を好ましくは0.5
〜50重量部反応させ、約0.5〜30重量%のα,β
−不飽和カルボニル化合物を含有して変性された官能化
PPE(以下、「官能化PPE」という)(A)と水酸
基含有オレフィン系樹脂(以下、「官能化オレフィン系
樹脂」という)(B)との組成物は、両樹脂間の相溶性
が著しく改良され、PPEの特徴とオレフィン系樹脂の
特徴を兼ね備えた優れた機械的特性、成形加工性、寸法
精度、耐溶剤性を有する、成形材料として、極めて有用
なものである。以下、本発明の熱可塑性樹脂組成物の構
成について詳細に説明する。
90〜10重量%本発明の
上記構造を有する、主鎖芳香族環に、一般式(I)で示
されるオレフィン系置換基を有するPPE100重量部
にα,β−不飽和カルボニル化合物を好ましくは0.5
〜50重量部反応させ、約0.5〜30重量%のα,β
−不飽和カルボニル化合物を含有して変性された官能化
PPE(以下、「官能化PPE」という)(A)と水酸
基含有オレフィン系樹脂(以下、「官能化オレフィン系
樹脂」という)(B)との組成物は、両樹脂間の相溶性
が著しく改良され、PPEの特徴とオレフィン系樹脂の
特徴を兼ね備えた優れた機械的特性、成形加工性、寸法
精度、耐溶剤性を有する、成形材料として、極めて有用
なものである。以下、本発明の熱可塑性樹脂組成物の構
成について詳細に説明する。
【0014】<成分(A):官能化PPE>本発明で使
用する主鎖芳香族環にオレフィン系置換基を有するPP
Eとは、フェノール誘導体のうち少なくとも1個は一般
式(I)で示すオレフィン系置換基を有し、他は水素原
子、ハロゲン原子、第一級若しくは第二級のアルキル基
、フェニル基、ハロアルキル基、アミノアルキル基、炭
素水素オキシ基又はハロゲン原子と酸素原子が少なくと
も2個の炭素原子を介して結合したハロ炭化水素オキシ
基等の置換基を有する、下記A群に示すモノマー化合物
の1種又は2種以上と、フェノール誘導体のうち側鎖に
一般式(I)の置換基を有さないが、他の置換基はA群
に示すモノマー化合物と同様な置換基を有する下記B群
に示すモノマー化合物とを酸化共重合して得られるもの
である。
用する主鎖芳香族環にオレフィン系置換基を有するPP
Eとは、フェノール誘導体のうち少なくとも1個は一般
式(I)で示すオレフィン系置換基を有し、他は水素原
子、ハロゲン原子、第一級若しくは第二級のアルキル基
、フェニル基、ハロアルキル基、アミノアルキル基、炭
素水素オキシ基又はハロゲン原子と酸素原子が少なくと
も2個の炭素原子を介して結合したハロ炭化水素オキシ
基等の置換基を有する、下記A群に示すモノマー化合物
の1種又は2種以上と、フェノール誘導体のうち側鎖に
一般式(I)の置換基を有さないが、他の置換基はA群
に示すモノマー化合物と同様な置換基を有する下記B群
に示すモノマー化合物とを酸化共重合して得られるもの
である。
【0015】A群:2−アリルフェノール、2,6−ジ
アリルフェノール、2−アリル−6−メチルフェノール
、2−アリル−5−クロロフェノール、2−アリル−3
−メトキシフェノール、2−アリル−3−イソブチル−
6−メチルフェノ−ル又は2−アリル−6−エチルフェ
ノール等、好ましくは、2,6−ジアリルフェノール、
2−アリル−6−メチルフェノール又は2−アリル−6
−エチルフェノール等
アリルフェノール、2−アリル−6−メチルフェノール
、2−アリル−5−クロロフェノール、2−アリル−3
−メトキシフェノール、2−アリル−3−イソブチル−
6−メチルフェノ−ル又は2−アリル−6−エチルフェ
ノール等、好ましくは、2,6−ジアリルフェノール、
2−アリル−6−メチルフェノール又は2−アリル−6
−エチルフェノール等
【0016】B群:フェノール、o−,m−若しくはp
−クレゾール、2,6−、2,5−、2,4−若しくは
3,5−ジメチルフェノール、2,6−ジフェニルフェ
ノール、2,6−ジエチルフェノール、2,3,5−若
しくは2,3,6−トリメチルフェノール又は2−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール等、好ましくは2,6−
ジメチルフェノール等
−クレゾール、2,6−、2,5−、2,4−若しくは
3,5−ジメチルフェノール、2,6−ジフェニルフェ
ノール、2,6−ジエチルフェノール、2,3,5−若
しくは2,3,6−トリメチルフェノール又は2−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール等、好ましくは2,6−
ジメチルフェノール等
【0017】また当該共重合体の製造は通常のPPEの
酸化重合と同様に行うことができ、例えば米国特許34
22062号、同第3306874号、同第33068
75号、同第3257257号又は同第3257358
号各明細書に記載されている。重合度範囲は特に限定は
されないが、重合度が低過ぎると相溶化能の低下が問題
となるため、30℃におけるクロロホルム溶液中で測定
した極限粘度が0.1dl/g程度が実用の下限であり
、好ましくは0.2以上、より好ましくは0.3以上で
ある。一般に、この共重合体の分子量は、ゲルパーミエ
ーションクロマトグラフ(GPC)法によるポリスチレ
ン換算数平均分子量(Mn )で2000〜50000
である。
酸化重合と同様に行うことができ、例えば米国特許34
22062号、同第3306874号、同第33068
75号、同第3257257号又は同第3257358
号各明細書に記載されている。重合度範囲は特に限定は
されないが、重合度が低過ぎると相溶化能の低下が問題
となるため、30℃におけるクロロホルム溶液中で測定
した極限粘度が0.1dl/g程度が実用の下限であり
、好ましくは0.2以上、より好ましくは0.3以上で
ある。一般に、この共重合体の分子量は、ゲルパーミエ
ーションクロマトグラフ(GPC)法によるポリスチレ
ン換算数平均分子量(Mn )で2000〜50000
である。
【0018】当該共重合体中のオレフィン基の数は、相
溶化剤として利用する場合、当該共重合体1キログラム
中のオレフィン基の割合が0.04〜3.2モルである
ことが好ましく、更に、0.08〜1.6モルがより好
ましい。
溶化剤として利用する場合、当該共重合体1キログラム
中のオレフィン基の割合が0.04〜3.2モルである
ことが好ましく、更に、0.08〜1.6モルがより好
ましい。
【0019】本発明で使用するα,β−エチレン性不飽
和カルボニル化合物としては、例えば以下のC群に示す
化合物である。ここで、カルボニル化合物とは、カルボ
ニル基>C=O、ホルミル基−CHO、カルボキシル基
−COOH、エステル基−COO−を含む化合物である
。
和カルボニル化合物としては、例えば以下のC群に示す
化合物である。ここで、カルボニル化合物とは、カルボ
ニル基>C=O、ホルミル基−CHO、カルボキシル基
−COOH、エステル基−COO−を含む化合物である
。
【0020】C群:マレイン酸、クロロマレイン酸、シ
トラコン酸、イタコン酸等のα,β−不飽和ジカルボン
酸;アクリル酸、ブラン酸、クロトン酸、ビニル酢酸、
メタクリル酸、ペンテン酸、アンゲリカ酸等の不飽和モ
ノカルボン酸;又はこれらのα,β−不飽和ジカルボン
酸若しくは不飽和モノカルボン酸の酸無水物;エピクロ
ロヒドリンと上記α,β−不飽和ジカルボン酸又は不飽
和モノカルボン酸との反応生成物であってグリシジルマ
レート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリ
レート等の不飽和エポキシ化合物等が挙げられる。
トラコン酸、イタコン酸等のα,β−不飽和ジカルボン
酸;アクリル酸、ブラン酸、クロトン酸、ビニル酢酸、
メタクリル酸、ペンテン酸、アンゲリカ酸等の不飽和モ
ノカルボン酸;又はこれらのα,β−不飽和ジカルボン
酸若しくは不飽和モノカルボン酸の酸無水物;エピクロ
ロヒドリンと上記α,β−不飽和ジカルボン酸又は不飽
和モノカルボン酸との反応生成物であってグリシジルマ
レート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリ
レート等の不飽和エポキシ化合物等が挙げられる。
【0021】これらの中で好ましいものは、マレイン酸
、アクリル酸、、メタクリル酸、無水マレイン酸、グリ
シジルメタクリレート又はグリシジルアクリレートであ
り、更に好ましいものは、無水マレイン酸、グリシジル
メタクリレート又はグリシジルアクリレートである。
、アクリル酸、、メタクリル酸、無水マレイン酸、グリ
シジルメタクリレート又はグリシジルアクリレートであ
り、更に好ましいものは、無水マレイン酸、グリシジル
メタクリレート又はグリシジルアクリレートである。
【0022】本発明での特有な構造のPPE中への無水
マレイン酸の導入量は、相溶化剤としての機能から0.
5重量%以上が好ましく、一方コスト面から30重量%
以下が好ましい。更に、1〜10重量%がより好ましい
範囲である。
マレイン酸の導入量は、相溶化剤としての機能から0.
5重量%以上が好ましく、一方コスト面から30重量%
以下が好ましい。更に、1〜10重量%がより好ましい
範囲である。
【0023】本発明での主鎖芳香族環にオレフィン系置
換基を有するPPEとα,β−不飽和カルボニル化合物
との反応はベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベン
ゼン、デカリン又はテトラリン等で例示される溶媒中で
実施できる。
換基を有するPPEとα,β−不飽和カルボニル化合物
との反応はベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベン
ゼン、デカリン又はテトラリン等で例示される溶媒中で
実施できる。
【0024】この反応は、上記共重合PPE中のオレフ
ィン系置換基とα,β−不飽和カルボニル化合物をモル
比で1:1〜1:20の範囲で、更に好ましくは1:5
〜1:15の範囲で均一に混合溶解して行うものである
。この際溶媒中のPPE濃度は1〜30重量%が好まし
く、更に、5〜20重量%がより好ましい。当該変性反
応を速やかに進めるために、反応系にベンゾイルパーオ
キサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパ
ーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート等の
有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス
イソバレロニトリル等のアゾ化合物で代表されるラジカ
ル開始剤を存在させることが有効である。反応温度は、
30〜250℃の範囲が好ましく、更に、50〜150
℃がより好ましい。反応時間は温度、濃度、ラジカル開
始剤等の諸条件に依存するが、0.5〜10時間が好ま
しく、更に、2〜6時間がより好ましい。
ィン系置換基とα,β−不飽和カルボニル化合物をモル
比で1:1〜1:20の範囲で、更に好ましくは1:5
〜1:15の範囲で均一に混合溶解して行うものである
。この際溶媒中のPPE濃度は1〜30重量%が好まし
く、更に、5〜20重量%がより好ましい。当該変性反
応を速やかに進めるために、反応系にベンゾイルパーオ
キサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパ
ーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート等の
有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス
イソバレロニトリル等のアゾ化合物で代表されるラジカ
ル開始剤を存在させることが有効である。反応温度は、
30〜250℃の範囲が好ましく、更に、50〜150
℃がより好ましい。反応時間は温度、濃度、ラジカル開
始剤等の諸条件に依存するが、0.5〜10時間が好ま
しく、更に、2〜6時間がより好ましい。
【0025】また、本発明での主鎖芳香族環にオレフィ
ン系置換基を有するPPEとα,β−不飽和カルボニル
化合物との反応は上記ラジカル開始剤の存在下又は非存
在下で押出機、バンバリミキサー、ニーダー等を用いた
溶融混練法によることもできる。この場合、主鎖芳香族
環にオレフィン系置換基を有するPPEとα,β−不飽
和カルボニル化合物及びラジカル開始剤は上述したもの
と同等のものを使用することができる。当該溶融混練反
応においてα,β−不飽和カルボニル化合物の使用量は
、用いる主鎖芳香族環にオレフィン系置換基を有するP
PE100重量部に対して0.5〜30重量部が好まし
く、また更に、1.0〜10重量部がより好ましい。 反応温度は150〜380℃の範囲で実施可能であるが
、好ましくは230〜320℃の範囲である。反応時間
は0.3〜10分、好ましくは0.5〜5分である。
ン系置換基を有するPPEとα,β−不飽和カルボニル
化合物との反応は上記ラジカル開始剤の存在下又は非存
在下で押出機、バンバリミキサー、ニーダー等を用いた
溶融混練法によることもできる。この場合、主鎖芳香族
環にオレフィン系置換基を有するPPEとα,β−不飽
和カルボニル化合物及びラジカル開始剤は上述したもの
と同等のものを使用することができる。当該溶融混練反
応においてα,β−不飽和カルボニル化合物の使用量は
、用いる主鎖芳香族環にオレフィン系置換基を有するP
PE100重量部に対して0.5〜30重量部が好まし
く、また更に、1.0〜10重量部がより好ましい。 反応温度は150〜380℃の範囲で実施可能であるが
、好ましくは230〜320℃の範囲である。反応時間
は0.3〜10分、好ましくは0.5〜5分である。
【0026】<成分(B):官能化オレフィン系樹脂>
(1)オレフィン系樹脂 本発明で使用する官能化オレフィン系樹脂に用いるオレ
フィン系樹脂は、エチレン、プロピレン、ブテン若しく
はヘキセン等のα−オレフィンの単独重合体又はこれら
のα−オレフィン同士の共重合体、あるいは、これらの
α−オレフィンと共重合可能な他の不飽和モノマーとの
共重合体を含むものである。具体的には、(極)低密度
ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)ア
クリル酸共重合体若しくはそのイオン架橋体、エチレン
−(メタ)アクリル酸エステル共重合体又は以上の重合
体の混合物、あるいは、無水マレイン酸、(メタ)アク
リル酸、(メタ)アクリル酸エステル等のグラフト共重
合成分としてジアルケニルベンゼン、メチルオクタジエ
ン又はメチルヘキサジエン等の多不飽和化合物を共重合
成分とするオレフィン系樹脂を含むものである。
(1)オレフィン系樹脂 本発明で使用する官能化オレフィン系樹脂に用いるオレ
フィン系樹脂は、エチレン、プロピレン、ブテン若しく
はヘキセン等のα−オレフィンの単独重合体又はこれら
のα−オレフィン同士の共重合体、あるいは、これらの
α−オレフィンと共重合可能な他の不飽和モノマーとの
共重合体を含むものである。具体的には、(極)低密度
ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)ア
クリル酸共重合体若しくはそのイオン架橋体、エチレン
−(メタ)アクリル酸エステル共重合体又は以上の重合
体の混合物、あるいは、無水マレイン酸、(メタ)アク
リル酸、(メタ)アクリル酸エステル等のグラフト共重
合成分としてジアルケニルベンゼン、メチルオクタジエ
ン又はメチルヘキサジエン等の多不飽和化合物を共重合
成分とするオレフィン系樹脂を含むものである。
【0027】(2)オレフィン系樹脂への水酸基の導入
オレフィン樹脂に水酸基を導入する方法は特に限定され
ず、文献等に記載された公知の方法が全て適用される。 例えば、 (i)オレフィン系樹脂をエチレン性二重結合と水酸基
とを併せ有する化合物、具体的には、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト等を用い、有機過酸化物などのラジカル開始剤の存在
下で変性する方法であり、この方法による水酸基の導入
量は、変性されたオレフィン系樹脂中の前記化合物の含
有量として、好ましくは、0.01〜30重量%、より
好ましくは、0.1〜10重量%である。0.01重量
%未満では、本発明による効果がほとんどなく、30重
量%超過では、組成物の機械的性質が発揮され難い。ま
た、 (ii)ジアルケニルベンゼン、メチルオクタジエン、
メチルヘキサジエン等の多不飽和化合物を共重合成分と
するオレフィン系共重合体中のエチレン性不飽和結合の
(イ)過酸化水素水とギ酸などの有機酸による過酸を経
由する酸化 (ロ)第四アンモニウム塩などの相間移動触媒の存在下
又は非存在下での過マンガン酸塩などによる酸化(ハ)
オスミウム、ルテニウム、タングステン、セレン等の過
酸化物などを触媒とした過酸化水素水、過マンガン酸塩
などによる酸化 (ニ)臭素等のハロゲン若しくはハロゲン化水素の付加
物又は硫酸の付加物の加水分解 (ホ)各種反応により導入されたエポキシ基の加水分解
等の方法、更に、 (iii)前記共重合体中のエチレン性不飽和結合に、
分子内に一つ以上の水酸基を含有する化合物、具体的に
は、チオグリセロール、チオグリコールなどのチオール
化合物などを付加反応させる方法などがある。
オレフィン樹脂に水酸基を導入する方法は特に限定され
ず、文献等に記載された公知の方法が全て適用される。 例えば、 (i)オレフィン系樹脂をエチレン性二重結合と水酸基
とを併せ有する化合物、具体的には、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト等を用い、有機過酸化物などのラジカル開始剤の存在
下で変性する方法であり、この方法による水酸基の導入
量は、変性されたオレフィン系樹脂中の前記化合物の含
有量として、好ましくは、0.01〜30重量%、より
好ましくは、0.1〜10重量%である。0.01重量
%未満では、本発明による効果がほとんどなく、30重
量%超過では、組成物の機械的性質が発揮され難い。ま
た、 (ii)ジアルケニルベンゼン、メチルオクタジエン、
メチルヘキサジエン等の多不飽和化合物を共重合成分と
するオレフィン系共重合体中のエチレン性不飽和結合の
(イ)過酸化水素水とギ酸などの有機酸による過酸を経
由する酸化 (ロ)第四アンモニウム塩などの相間移動触媒の存在下
又は非存在下での過マンガン酸塩などによる酸化(ハ)
オスミウム、ルテニウム、タングステン、セレン等の過
酸化物などを触媒とした過酸化水素水、過マンガン酸塩
などによる酸化 (ニ)臭素等のハロゲン若しくはハロゲン化水素の付加
物又は硫酸の付加物の加水分解 (ホ)各種反応により導入されたエポキシ基の加水分解
等の方法、更に、 (iii)前記共重合体中のエチレン性不飽和結合に、
分子内に一つ以上の水酸基を含有する化合物、具体的に
は、チオグリセロール、チオグリコールなどのチオール
化合物などを付加反応させる方法などがある。
【0028】これら(ii),(iii)の方法による
水酸基の導入量は、共重合体中のエチレン性不飽和結合
の1%以上が好ましく、5%以上がより好ましく、10
%以上が特に好ましい。1%未満では、相溶化効果の向
上がほとんど認められない。これら反応は、オレフィン
系樹脂が、溶解又は融解状態で実施することが多いが、
溶媒による膨潤状態で実施してもさしつかえない。使用
する溶媒としては、脂肪族、脂環族若しくは芳香族の炭
化水素又はそのハロゲン化物、あるいは、炭素数6以上
のエステル、エーテル、ケトン又は二硫化炭素の中から
選ばれることが多く、また、これら2種以上の混合溶媒
も使用することができる。反応率は必ずしも100%の
必要はなく、実質的に水酸基が導入されていれば、副反
応による生成物が混入していてもさしつかえない。
水酸基の導入量は、共重合体中のエチレン性不飽和結合
の1%以上が好ましく、5%以上がより好ましく、10
%以上が特に好ましい。1%未満では、相溶化効果の向
上がほとんど認められない。これら反応は、オレフィン
系樹脂が、溶解又は融解状態で実施することが多いが、
溶媒による膨潤状態で実施してもさしつかえない。使用
する溶媒としては、脂肪族、脂環族若しくは芳香族の炭
化水素又はそのハロゲン化物、あるいは、炭素数6以上
のエステル、エーテル、ケトン又は二硫化炭素の中から
選ばれることが多く、また、これら2種以上の混合溶媒
も使用することができる。反応率は必ずしも100%の
必要はなく、実質的に水酸基が導入されていれば、副反
応による生成物が混入していてもさしつかえない。
【0029】<熱可塑性樹脂組成物>
(1)配合比
本発明の熱可塑性樹脂組成物において、成分(A)およ
び(B)の配合割合は、成形品の要求性能によって決定
される。PPEが主成分の場合は、成形品の耐熱性、寸
法精度が改良され、オレフィン系樹脂が主成分である場
合は、成形加工性、外観が改良される。これらの両成分
の特徴が調和して得られる、成分(A)の官能化PPE
と、成分(B)の官能化オレフィン系樹脂の配合割合は
、樹脂組成物中、成分(A)は10〜90重量%好まし
くは、30〜70重量%で、成分(B)は90〜10重
量%、好ましくは70〜30重量%である。本発明に用
いる成分(A)の官能化PPEの一部(80重量%以下
)を未官能化PPEに置き代えてもよい。また、本発明
で用いる成分(B)の官能化オレフィン系樹脂の一部(
70重量%以下)を未官能化オレフィン系樹脂に置き代
えてもよい。
び(B)の配合割合は、成形品の要求性能によって決定
される。PPEが主成分の場合は、成形品の耐熱性、寸
法精度が改良され、オレフィン系樹脂が主成分である場
合は、成形加工性、外観が改良される。これらの両成分
の特徴が調和して得られる、成分(A)の官能化PPE
と、成分(B)の官能化オレフィン系樹脂の配合割合は
、樹脂組成物中、成分(A)は10〜90重量%好まし
くは、30〜70重量%で、成分(B)は90〜10重
量%、好ましくは70〜30重量%である。本発明に用
いる成分(A)の官能化PPEの一部(80重量%以下
)を未官能化PPEに置き代えてもよい。また、本発明
で用いる成分(B)の官能化オレフィン系樹脂の一部(
70重量%以下)を未官能化オレフィン系樹脂に置き代
えてもよい。
【0030】(2)付加的成分
本発明の熱可塑性樹脂組成物に、他の付加的成分を配合
することができる。例えば、酸化防止剤、耐候性改良剤
、造核剤、難燃剤、スリップ剤、可塑剤、スチレン系樹
脂、流動性改良剤、離型剤、顔料、分散剤等を0.2〜
10重量%の割合で配合できる。また、有機及び無機充
填剤、例えば、ガラス繊維、マイカ、タルク、ワラスト
ナイト、チタン酸カリウム、炭酸カルシウム、シリカを
剛性、耐熱性、寸法精度の改善のために45重量%以下
の割合で配合してもよい。更に、耐衝撃性改良の目的で
、各種エラストマーを5〜25重量%以下の割合で添加
することができる。かかるエラストマーとしては、例え
ば、スチレン−ブタジエンブロック又はランダム共重合
体若しくはそれらの水素化物又はエチレン−プロピレン
−(ジエン)共重合体等が利用できる。それらは構成成
分との親和性の不足を改良すべく酸変性、ヒドロキシ変
性、エポキシ変性等周知の方法により変性して用いるこ
とができる。
することができる。例えば、酸化防止剤、耐候性改良剤
、造核剤、難燃剤、スリップ剤、可塑剤、スチレン系樹
脂、流動性改良剤、離型剤、顔料、分散剤等を0.2〜
10重量%の割合で配合できる。また、有機及び無機充
填剤、例えば、ガラス繊維、マイカ、タルク、ワラスト
ナイト、チタン酸カリウム、炭酸カルシウム、シリカを
剛性、耐熱性、寸法精度の改善のために45重量%以下
の割合で配合してもよい。更に、耐衝撃性改良の目的で
、各種エラストマーを5〜25重量%以下の割合で添加
することができる。かかるエラストマーとしては、例え
ば、スチレン−ブタジエンブロック又はランダム共重合
体若しくはそれらの水素化物又はエチレン−プロピレン
−(ジエン)共重合体等が利用できる。それらは構成成
分との親和性の不足を改良すべく酸変性、ヒドロキシ変
性、エポキシ変性等周知の方法により変性して用いるこ
とができる。
【0031】(3)熱可塑性樹脂組成物の製造方法本発
明の熱可塑性樹脂組成物を得るための混合方法は、熱可
塑性樹脂組成物について一般的に実用化されている方法
を採用することができる。例えば、粉状、粒状、繊維状
の各成分を、必要であれば付加的成分の項に記載の配合
物と共に、ヘンシェルミキサー等の撹拌機で均一混合し
た後、単軸又は多軸押出機で溶融混練する方法が代表的
である。また各成分を一括して混合せず、設計された配
合比にしたがって逐次混合することにより最終組成物を
得ることができる。この方法は、混和性の制御、特定成
分の混練履歴を調整して、樹脂の劣化や変質を抑制する
必要が生じた場合に有効である。更に構成成分の全てま
たは一部を溶液状態で混合することも、同様の目的のた
めに有効な方法である。
明の熱可塑性樹脂組成物を得るための混合方法は、熱可
塑性樹脂組成物について一般的に実用化されている方法
を採用することができる。例えば、粉状、粒状、繊維状
の各成分を、必要であれば付加的成分の項に記載の配合
物と共に、ヘンシェルミキサー等の撹拌機で均一混合し
た後、単軸又は多軸押出機で溶融混練する方法が代表的
である。また各成分を一括して混合せず、設計された配
合比にしたがって逐次混合することにより最終組成物を
得ることができる。この方法は、混和性の制御、特定成
分の混練履歴を調整して、樹脂の劣化や変質を抑制する
必要が生じた場合に有効である。更に構成成分の全てま
たは一部を溶液状態で混合することも、同様の目的のた
めに有効な方法である。
【0032】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を更に具体的
に説明するが、本発明はそれらの実施例により制約され
るものではない。
に説明するが、本発明はそれらの実施例により制約され
るものではない。
【0033】製造例1:官能化PPE(1)の製造(特
有な構造のポリフェニレンエーテル系樹脂の製造)アリ
ル基含量9.0モル%のPPE(極限粘度0.3dl/
g)200gと無水マレイン酸88gをトルエン2リッ
トルに溶かした。85℃にて20gの2,2−アゾビス
イソブチロニトリルのトルエン500ml溶液をゆっく
り滴下し、5時間反応させた。反応終了後、反応混合物
をアセトニトリル6リットル中に注ぎ、生成した変性樹
脂を再沈洗浄、ろ過し、未反応の無水マレイン酸を除去
した。この洗浄ろ過操作を更にもう一度実施した。得ら
れた樹脂を80℃で減圧乾燥し、無水マレイン酸変性P
PEを得た。回収率は、87%であった。この変性樹脂
の赤外線分光分析を行い、PPEと無水マレイン酸とか
ら事前に作成しておいた検量線を用いて、PPEに結合
した無水マレイン酸量を算出したところ、結合量は2.
0重量%であった。これにより得られた樹脂を官能化P
PE(1)とする。
有な構造のポリフェニレンエーテル系樹脂の製造)アリ
ル基含量9.0モル%のPPE(極限粘度0.3dl/
g)200gと無水マレイン酸88gをトルエン2リッ
トルに溶かした。85℃にて20gの2,2−アゾビス
イソブチロニトリルのトルエン500ml溶液をゆっく
り滴下し、5時間反応させた。反応終了後、反応混合物
をアセトニトリル6リットル中に注ぎ、生成した変性樹
脂を再沈洗浄、ろ過し、未反応の無水マレイン酸を除去
した。この洗浄ろ過操作を更にもう一度実施した。得ら
れた樹脂を80℃で減圧乾燥し、無水マレイン酸変性P
PEを得た。回収率は、87%であった。この変性樹脂
の赤外線分光分析を行い、PPEと無水マレイン酸とか
ら事前に作成しておいた検量線を用いて、PPEに結合
した無水マレイン酸量を算出したところ、結合量は2.
0重量%であった。これにより得られた樹脂を官能化P
PE(1)とする。
【0034】製造例2:官能化PPE(2)の製造(特
有な構造を有しないポリフェニレンエテール系樹脂の製
造) PPE(極限粘度0.3dl/g)200gと無水マレ
イン酸50gをクロルベンゼン2リットルに溶かし、1
30℃にて7時間反応させた。反応終了後、反応混合物
をアセトン10リットル中に注ぎ、生成した変性樹脂を
再沈洗浄、ろ過し、未反応の無水マレイン酸を除去した
。この洗浄ろ過操作を更にもう一度実施した。得られた
樹脂を80℃で減圧乾燥し、無水マレイン酸変性PPE
を得た。回収率は、86.5%であった。製造例1と同
様に分析を行ったところ無水マレイン酸の結合量は0.
40%であった。これにより得られた樹脂を官能化PP
E(2)とする。
有な構造を有しないポリフェニレンエテール系樹脂の製
造) PPE(極限粘度0.3dl/g)200gと無水マレ
イン酸50gをクロルベンゼン2リットルに溶かし、1
30℃にて7時間反応させた。反応終了後、反応混合物
をアセトン10リットル中に注ぎ、生成した変性樹脂を
再沈洗浄、ろ過し、未反応の無水マレイン酸を除去した
。この洗浄ろ過操作を更にもう一度実施した。得られた
樹脂を80℃で減圧乾燥し、無水マレイン酸変性PPE
を得た。回収率は、86.5%であった。製造例1と同
様に分析を行ったところ無水マレイン酸の結合量は0.
40%であった。これにより得られた樹脂を官能化PP
E(2)とする。
【0035】製造例3:官能化オレフィン系樹脂(1)
の製造 プロピレン樹脂のホモポリマー粉末(ASTM D1
238に準拠して、測定した230℃のメルトフローレ
ート(MFR):1g/10分)250gと、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート75gを、あらかじめ十分
に窒素置換をした10リットルの撹拌機付きのガラス製
フラスコに投入し、クロルベンゼン5リットルを加え、
130℃に加熱撹拌し、完全に溶解させた後110℃に
降温した。この溶液にクロルベンゼン500mlに溶解
したベンゾイルパーオキサイド20gを2時間かけ滴下
し、滴下終了後、更に110℃で3時間反応を行った。 得られた反応物を、15リットルのアセトン中に注ぎ、
生成物を析出させてろ別洗浄する操作を3回実施した後
、次いで減圧乾燥させて、グラフト変性樹脂を得た。こ
のグラフト変性樹脂の2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ートの含量は、赤外線分光分析により0.9重量%であ
った。またMFRは、18.3g/10分であった。こ
れにより得られた樹脂を官能化オレフィン系樹脂(1)
とする。
の製造 プロピレン樹脂のホモポリマー粉末(ASTM D1
238に準拠して、測定した230℃のメルトフローレ
ート(MFR):1g/10分)250gと、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート75gを、あらかじめ十分
に窒素置換をした10リットルの撹拌機付きのガラス製
フラスコに投入し、クロルベンゼン5リットルを加え、
130℃に加熱撹拌し、完全に溶解させた後110℃に
降温した。この溶液にクロルベンゼン500mlに溶解
したベンゾイルパーオキサイド20gを2時間かけ滴下
し、滴下終了後、更に110℃で3時間反応を行った。 得られた反応物を、15リットルのアセトン中に注ぎ、
生成物を析出させてろ別洗浄する操作を3回実施した後
、次いで減圧乾燥させて、グラフト変性樹脂を得た。こ
のグラフト変性樹脂の2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ートの含量は、赤外線分光分析により0.9重量%であ
った。またMFRは、18.3g/10分であった。こ
れにより得られた樹脂を官能化オレフィン系樹脂(1)
とする。
【0036】製造例4:官能化オレフィン系樹脂(2)
の製造 プロピレンと7−メチル−1,6−オクタジエンとの共
重合体(7−メチル−1,6−オクタジエン含量2.7
モル%、X線回折法による結晶化度45%、MFR:1
.7/10分)を用いた以外は、製造例3と同様に変性
樹脂を得た。同様に分析を行ったところ、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレートの含量は、1.8重量%、MF
Rは3.6g/10分であった。このものを、官能化オ
レフィン系樹脂(2)とする。
の製造 プロピレンと7−メチル−1,6−オクタジエンとの共
重合体(7−メチル−1,6−オクタジエン含量2.7
モル%、X線回折法による結晶化度45%、MFR:1
.7/10分)を用いた以外は、製造例3と同様に変性
樹脂を得た。同様に分析を行ったところ、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレートの含量は、1.8重量%、MF
Rは3.6g/10分であった。このものを、官能化オ
レフィン系樹脂(2)とする。
【0037】実施例1〜4及び比較例1、2さきに得た
官能化PPE(1)、(2)及び未変性PPE(極限粘
度0.3dl/g) 並びに官能化ポリオレフィン系樹
脂(1)、(2)を使用して、内容積60mlの東洋精
機社製のプラストミルにて、表1に示す組成で、230
℃、回転数180rpmの条件にて、10分間溶融混練
した。得られた組成物を260℃の条件でプレス成形し
、厚み2mmのシートを作成した。このシートより各種
試験片を切り出し、下記物性評価に供した。
官能化PPE(1)、(2)及び未変性PPE(極限粘
度0.3dl/g) 並びに官能化ポリオレフィン系樹
脂(1)、(2)を使用して、内容積60mlの東洋精
機社製のプラストミルにて、表1に示す組成で、230
℃、回転数180rpmの条件にて、10分間溶融混練
した。得られた組成物を260℃の条件でプレス成形し
、厚み2mmのシートを作成した。このシートより各種
試験片を切り出し、下記物性評価に供した。
【0038】<測定及び評価方法>
(1)アイゾット衝撃強度
耐衝撃強度は、JIS K 7110に準じて、厚
さ2mmの試験片を3枚重ねにして、23℃のノッチ無
しアイゾット衝撃強度を測定した。
さ2mmの試験片を3枚重ねにして、23℃のノッチ無
しアイゾット衝撃強度を測定した。
【0039】(2)分散形態
得られた混合物の二相分散状態を調べるために、日立製
作所製S−2400型走査型電子顕微鏡により断面を観
察した。
作所製S−2400型走査型電子顕微鏡により断面を観
察した。
【0040】(3)耐有機溶剤性
長さ31.5mm、幅6.2mm、厚さ3.2mmの射
出成形した試験片を、トルエン中に5分間浸漬した後、
試験片を取り出し外観の変化を目視にて観察した。
出成形した試験片を、トルエン中に5分間浸漬した後、
試験片を取り出し外観の変化を目視にて観察した。
【0041】(4)成形品の外観
長さ47mm、幅5.3mm、厚さ2.6mmの試験片
を射出成形し、層状剥離(デラミネーション)、及び外
観を評価した。実用上問題の無いものを■、改良を要す
るものを△、極めて不良のものを×で表示した。
を射出成形し、層状剥離(デラミネーション)、及び外
観を評価した。実用上問題の無いものを■、改良を要す
るものを△、極めて不良のものを×で表示した。
【0042】本結果を表1に示す。本結果からも明らか
なように、本発明の官能化PPEと官能化オレフィン系
樹脂を配合した場合は、非常に細かいPPEの分散が認
められるとともに、耐衝撃強度の高い組成物が得られた
。
なように、本発明の官能化PPEと官能化オレフィン系
樹脂を配合した場合は、非常に細かいPPEの分散が認
められるとともに、耐衝撃強度の高い組成物が得られた
。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明の官能化PPEと
官能化オレフィン系樹脂を配合した熱可塑性樹脂組成物
は、両樹脂間の相溶性が著しく改良され、表1に示した
ように、優れた分散形態及び耐衝撃強度の向上が認めら
れると共に、優れた耐溶剤性及び成形品の外観を有して
いる。
官能化オレフィン系樹脂を配合した熱可塑性樹脂組成物
は、両樹脂間の相溶性が著しく改良され、表1に示した
ように、優れた分散形態及び耐衝撃強度の向上が認めら
れると共に、優れた耐溶剤性及び成形品の外観を有して
いる。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記の成分(A)及び(B)からなる
ことを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。(A)フェニレ
ンエーテル系樹脂を構成する芳香族環に、一般式 −
CR1 R2 −CR3 =CR4 R5
(I)(式中、R1 、R2 、R3 、R4 及びR
5 は各々水素原子、ハロゲン原子、アリール基、炭素
数1〜20のアルキル基又は炭素数1〜20のアルコキ
シル基を表す)で示されるオレフィン系置換基を有する
フェニレンエーテル系樹脂に、α,β−不飽和カルボニ
ル化合物を反応させて得たα,β−不飽和カルボニル化
合物により変性した変性フェニレンエーテル系樹脂
10〜90重量% (B)水酸基含有オレフィン系樹脂
90〜10重量%
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15623491A JPH04353545A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15623491A JPH04353545A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04353545A true JPH04353545A (ja) | 1992-12-08 |
Family
ID=15623306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15623491A Pending JPH04353545A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04353545A (ja) |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP15623491A patent/JPH04353545A/ja active Pending
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