JPH0460596B2 - - Google Patents
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- JPH0460596B2 JPH0460596B2 JP61214978A JP21497886A JPH0460596B2 JP H0460596 B2 JPH0460596 B2 JP H0460596B2 JP 61214978 A JP61214978 A JP 61214978A JP 21497886 A JP21497886 A JP 21497886A JP H0460596 B2 JPH0460596 B2 JP H0460596B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D401/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
- C07D401/14—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing three or more hetero rings
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P29/00—Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
- A61P37/08—Antiallergic agents
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ベンズイミダゾール誘導体、その製
造方法およびその医薬への応用に関するものであ
る。 本発明は、式(): 〔式中、XはCHまたはNであり; R1は水素;非置換ベンジル;ハロゲン、トリフ
ルオロメチル、(C1-4)アルキル、(C1-4)アルコ
キシ、シアノ、メチルチオ、メチルスルフイニル
またはメチルスルホニルラジカルから選ばれる3
個までの置換分で置換さているベンジル;また
は、複素環部分がピリジル、チエニルまたはフリ
ルである非置換または/あるいはそれ以上の置換
分で置換されている複素環メチルであり; R2は水素または(C1-4)アルキルであり; R3は水素またはヒドロキシであり; R4は水素または(C1-4)アルキルである〕 で示される化合物およびその互変異性体、および
それらの薬学的に許容し得る酸付加塩を提供する
ものである。 R1が複素環メチルである場合の該複素環部分
上の置換分は、ハロゲン、トリフルオロメチル、
(C1-4)アルキル、(C1-4)アルコキシ、シアノ、
メチルチオ、メチルスルフイニルおよびメチルス
ルホニルラジカルから選ばれるのが好ましい。 好適な酸付加塩は、薬学的に許容し得る有機酸
または無機酸の塩を包含する。 本発明の好ましい化合物は、XがCHまたはN
であり、R1が4−フルオロベンジルラジカルで
あり、R2,R3およびR4が前記と同意義を有する
化合物である。 XがCHである本発明の化合物の内、好ましい
化合物は、R1が1または2個の置換分を有する
ベンジルラジカルである化合物であり、特に4位
にフツ素あるいは塩素原子、またはメチル、メト
キシ、メチルチオ、トリフルオロメチル、シアノ
あるいはメチルスルフイニルラジカルである1個
の置換分を有する化合物である。 R3がヒドロキシであり、R4が水素である場合、
これらの化合物は、 の様な数個の互変異性形態で存在し得る。本発明
は、これらの化合物の全ての互変異性形態を包含
する。 本発明は、以下の反応式1および2で示され
る、化合物()の種々の製造方法を提供するも
のである: 以下に例を挙げて、方法A,B,CおよびDを
説明する。 最も一般的な方法である方法Cは全ての化合物
に使用されるが、方法DはR2が水素以外である
化合物にのみ使用することができる。方法Aおよ
びBはR1が水素以外である場合にのみ使用する
ことができる。 本発明の方法は、式()で示される化合物
を、式: 〔式中、R2は水素または(C1-4)アルキルで
あり、Rは水素原子または(C1-4)アルコキシカ
ルボニル基または式: (式中、R3は水素またはヒドロキシであり、
R4は水素または(C1-4)アルキルである)で示
される基である〕 で示される4−〔(R2)(R)アミノ〕ピペリジン
と反応させ、Rが水素である時には次工程でピリ
ミジニル基を導入し、Rが(C1-4)アルコキシカ
ルボニル基である時には加水分解によりこの基を
除去した後にピリミジニル基を導入することから
なる。 方法Aでは、化合物()を〔(R2)(アルコ
キシカルボニル)アミノ〕ピペリジン()と約
150℃で加熱することにより縮合させ、次いで、
得られた化合物()を酢酸媒体中の臭化水素酸
で加水分解して化合物()を得、これをYがメ
チルチオ、またはとりわけクロロ、ブロモまたは
ヨードの如きハロゲンの様な脱離基であるピリミ
ジン()と、溶媒の存在下または非存在下、50
〜200℃の温度で反応させる。 方法Bでは、アルコール溶媒中、炭酸カリウム
の存在下で化合物()と〔(R2)アミノ〕ピペ
リジンを反応させ、得られた化合物()を溶媒
の存在下または非存在下、50〜200℃の温度でピ
リミジン()と縮合させる。 方法Cでは、化合物()と化合物()〔1
−ベンジル−または1−エトキシカルボニル−4
−アミノピペリジンを2−ハロ−または2−アル
キルチオピリミジン()でアルキル化し、次に
触媒による脱ベンジルまたは加水分解を行なつ
て、1位の保護基を除去することによつて得たも
の〕を、アルコール溶媒中、還流温度で反応させ
る。 方法Dでは、出発物質はR1が水素である化合
物()であり、これを(R2)(アルコキシカル
ボニル)アミノピペリジン()と150℃で加熱
することにより縮合させ、得られた化合物(X)
をアルキルハライドとの反応によりアルキル化し
て化合物()を得、これを加水分解し、次い
で、得られた化合物()を方法Aに従い、ピリ
ミジン()と縮合させる。 式()(式中、XはCHである)、()およ
び()で示される化合物は文献に記載されてい
るが、式()(式中、XはNである)、()、
()、()および()(式中、R3はヒドロキ
シである)で示される化合物は新規である。 本発明の化合物は、ヒスタミン拮抗活性を有し
ており、呼吸アレルギー、皮膚アレルギーおよび
眼アレルギー等種々のアレルギー症状の治療に使
用することができる。 本発明のある種の化合物はヒスタミン(H1)
受容体に非常に選択的であり、治療に用いられる
用量では抗コリン作用および抗セロトニン作用を
有していない。本発明化合物は持続作用を有して
おり、その経口投与時の利用率は非常に高い。 従つて本発明は、本発明の化合物および/また
はその塩を活性成分とし、その投与、特に経口ま
たは非経口投与に適当な賦形薬を共に含有してな
る全ゆる医薬組成物を包含するものである。 投与経路は、経口投与であつても非経口投与で
あつてもよい。 1日当たりの投与量は、1〜100mgの範囲であ
つてよい。 以下に実施例を挙げて本発明を説明する。元素
分析、およびIRおよびNMRスペクトルによつて
化合物の構造を確認した。 実施例 1 2−{〔1−{1−〔(4−フルオロフエニル)メ
チル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−
4−ピペリジル〕メチルアミノ}−4−ピリミジ
ノール(方法AおよびB,X=CH,R1=4−F
−C6H4−CH2−R2=CH3,R3=OH,R4=H) 1.1.1−{1−〔(4−フルオロフエニル)メチ
ル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−N
−メチル−4−ピペリジンアミン(方法A) 1.1.1.4−ピペリジルカルバミン酸エチルエステ
ル塩酸塩19g(0.09モル)をメタノール120mlに溶
解し、5.3Nのナトリウムメチラート17.2mlで中和
する。混合物を濾過し、濾液を蒸発乾固する。次
に、蒸留残留物を2−クロロ−1−〔(4−フルオ
ロフエニル)メチル〕−1H−ベンズイミダゾール
21.6g(0.083モル)と混合し、140℃で5時間加熱
する。反応物を塩化メチレンにとり、2N水酸化
ナトリウムでアルカリ性にする。有機相を水で洗
浄し、乾燥し、濾過して、蒸発させる。得られた
油状物をシリカゲルクロマトグラフイー(溶離
剤:塩化メチレン/メタノール、97.5/2.5)に
付す。〔1−{1−〔(4−フルオロフエニル)メチ
ル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−4
ピペリジル〕カルバミン酸エチルエステルが得ら
れる。M.P.136℃。 1.1.2 上で得た化合物21.6g(0.054モル)をジ
メチルホルムアミド40mlに溶解し、水浴中で冷却
させている50%強度の水素化ナトリウム3.3g
(0.068モル)のジメチルホルムアミド40ml懸濁液
に約1/2時間で滴下する。この混合物を放置して
室温に戻し、2時間攪拌する。氷浴を使用して混
合物を再び冷却し、DMF30mlに溶解したヨウ化
メチル(d=2.28)4.7ml(0.075モル)を加える。
混合物の温度を20℃に戻し、混合物を1時間攪拌
する。反応混合物を水、ヘキサンおよびイソプロ
ピルエーテルの混液に注ぎ入れ、結晶化が始まる
まで攪拌する。沈殿を濾取し、乾燥する。〔1−
{1−〔4−フルオロフエニル)メチル〕−1H−ベ
ンズイミダゾール−2−イル}−4−ピペリジル〕
−N−メチルカルバミン酸エチルエステルが得ら
れる。 M.P.125℃ 1.1.3.酢酸140mlに溶解した上で得た化合物7g
(0.017モル)および48%強度の臭化水素酸140ml
を還流温度で1.5時間加熱する。この混合物を蒸
発乾固し、残留物を水にとつて、2N水酸化ナト
リウムでアルカリ性にする。エーテルを加え、生
成物が結晶化するまで混合物を攪拌する。1−
{1−〔(4−フルオロフエニル)メチル〕−1H−
ベンズイミダゾール−2−イル}−N−メチル−
4−ピペリジンアミン・1水和物が得られる。
M.P.50℃。 1.2. 1−{1−〔(4−フルオロフエニル)メチ
ル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−N
−メチル−4−ピペリジンアミン(方法B) イソアミルアルコール250mlに入れた4−メチ
ルアミノピペリジン(酢酸塩の形態)8.7g(0.05
モル)、1−(4−フルオロベンジル)−2−クロ
ロベンズイミダゾール13g(0.05モル)および炭酸
カリウム13.8g(0.1モル)を還流温度で192時間加
熱する。 この混合物を冷却し、蒸発乾固する。残留物を
水とエーテルの混液にとり、結晶化が起こるまで
攪拌する。水和物の形で得られた化合物()を
濾取する。この沈殿をトルエンにとり、溶解し終
わるまで攪拌し、この溶液を硫酸マグネシウムで
乾燥し、濾過して蒸発させる。残留した油状物を
石油エーテル中で細かくする。この固型生成物を
濾取し、乾燥する。得られた化合物の融点は77〜
80℃である。 1.3. 2−{〔1−〔(4−フルオロフエニル)メ
チル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル−4
−ピペリジル〕メチルアミノ}−4−ピリミジノ
ール。 1.1.で得た化合物2.5g(0.007モル)およびメチ
ルチオウラシル1g(0.007モル)を170℃で10時間
加熱する。反応混合物を冷却した後、シリカゲル
カラムクロマトグラフイー(溶離剤:塩化メチレ
ン/メタノール、97/3)に付す。 得られた化合物をエタノールから再結晶する。
M.P.217℃。 実施例 2 1−{1−〔(4−フルオロフエニル)メチル〕−
1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−N−(2
ピリミジニル)−4−ピペリジンアミン(方法A,
R1=4−F−C6H4−CH2,R2=R3=R4=H,X
=CH) 2.1. 1−{1−〔(4−フルオロフエニル)メチ
ル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−4
−ピペリジンアミン 酢酸250mlに溶解した〔1−{1−〔(4−フルオ
ロフエニル)メチル〕−1H−ベンズイミダゾール
−2−イル}−4−ピペリジル〕カルバミン酸エ
チルエステル14.5gおよび48%強度の臭化水素酸
250mlを還流温度で2時間加熱する。この混合物
を蒸発乾固し、残留物を水にとり、2N水酸化ナ
トリウムでアルカリ性にし、沈殿を濾取し、水で
洗浄して乾燥する。生成物は1水和物の形態で得
られる。 2.2.1−{1−〔(4−フルオロフエニル)メチ
ル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−N
−(2−ピリミジニル)−4−ピペリジンアミン 1−{1−〔(4−フルオロフエニル)メチル〕−
1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−4−ピペ
リジンアミン1.71g(0.005モル)、2−クロロピリ
ミジン0.57g(0.005モル)、重炭酸ナトリウム0.43g
(0.052モル)およびエタノール19mlの混合物を還
流温度で2日2晩、加熱する。混合物を蒸発乾固
し、水および2N水酸化ナトリウムを加える。得
られた生成物を塩化メチレンにとり、デカンテー
シヨンして、水で洗浄する。生成物をシリカゲル
カラムクロマトグラフイー(溶離剤:塩化メチレ
ン/メタノール、47/3)に付す。 得られた生成物をエーテル中で結晶化させる。
M.P.190℃。 実施例 3 2−{〔1−{1−〔(4−フルオロフエニル)メ
チル〕−3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン−
2−イル}−4−ピペリジル〕メチルアミノ}−4
−ピリミジノール(方法C,X=N,R1=4−
F−C6H4−CH2,R2=CH3,R3=OH,R4=H) 3.1 2−〔(4−ピペリジル〕(メチル)アミノ〕
−1H−ピリミジン−4−オン(化合物) 3.1.1 2−〔(1−エトキシカニボニル−4−ピ
ペリジル)(メチル)アミノ〕−1H−ピリミジン
−4−オン 蒸気排出口が漂白洗浄系に連結されている窒素
循環系下に置かれた丸底フラスコに、S−メチル
チオウラシル27.44g(0.193モル)およびキシレン
730mlと一緒に4−メチルアミノ−1−ピペリジ
ンカルボン酸エチルエステル36g(0.193モル)を
入れ、この混合物を溶媒の還流温度で約50時間加
熱する。次に、減圧下で溶媒を蒸発させて乾固
し、得られた固形生成物を還流下で酢酸ブチルエ
ステルに溶解する。この溶液を熱時濾過し、冷却
して結晶化させた生成物の液分を除いて乾燥させ
る。この化合物の融点は177〜179℃である。 3.1.2. 2−〔(4−ピペリジル〕(メチル)アミ
ノ〕−1H−ピリミジン−4−オン 上で得た化合物19.73g(0.07モル)を48%強度
の臭化水素酸150mlと酢酸150mlに入れた溶液を還
流温度で1時間15分加熱する。酸をロータリーエ
バポレーターで蒸発させ、乾固する。残留物を少
量の水にとり、再蒸留して乾固し、この操作を3
回くり返す。 最後に残留物を冷却しながら過剰量の濃水酸化
ナトリウム溶液にとり、次いで、得られた懸濁液
を超音波浴中で攪拌し、氷中で冷却し、液体を除
去する。固形物を圧縮し、ごく少量の氷−冷水で
洗浄し、次にエーテルで十分洗浄する。白色固形
物が得られる。M.P.220〜223℃。 3.2. 2−{〔1−{1−〔(4−フルオロフエニ
ル)メチル〕−3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリ
ジン−2−イル}−4−ピペリジル〕メチルアミ
ノ}−4−ピリミジノール 3−メチル−1−ベタノール50mlに入れた2−
クロロ−1−〔(4−フルオロフエニル)メチル〕
−3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン1.3g(5
×10-3モル)および2−〔(4−ピペリジル)(メ
チル)アミノ〕−1H−ピリミジン−4−オン1.1g
(5×10-3モル)を還流温度で5時間加熱する。
この混合物を一夜放置し、炭酸カリウム0.7g(5
×10-3モル)を加える。混合物を再び還流温度で
5時間加熱する。混合物を冷却し、蒸発乾固す
る。蒸発残留物を水にとつて酢酸エチルで抽出
し、有機相を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾
燥し、濾過して蒸発させる。生成物をシリカゲル
カラムクロマトグラフイー(溶離剤:塩化メチレ
ン/メタノール、95/5)によつて精製すると、融
点185〜187℃の生成物が得られる。 実施例 4 2−{〔1−{1−〔(4−シアノフエ
ニル)メチル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−
イル}−4−ピペリジル〕メチルアミノ}−4−ピ
リミジノール 4.1. 〔1−1H−ベンズイミダゾール−2−イ
ル)−4−ピペリジル〕−N−メチルカルバミン酸
t−ブチルエステル 3−メチル−1−ブタノール275mlに入れた
(4−ピペリジル)−N−メチルカルバミン酸t−
ブチルエステル32.7g(0.15モル)および2−クロ
ロ−1H−ベンズイミダゾール20.8g(0.136モル)
を還流温度で4時間30分加熱する。 溶媒を減圧留去し、残留物を熱メタノール20ml
にとる。5.3Nナトリウムメチラート28.5mlで加
え、次いで水200mlを加える。生成した沈殿から
液体を除去し、水で洗浄して乾燥させる。融点
242℃の固形物が得られる。 4.2. 〔1−{1−〔(4−シアノフエニル)メ
チル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−
4−ピペリジル〕−N−メチルカルバミン酸t−
ブチルエステル 上で得た生成物6.04g(0.02モル)をジメチルホ
ルムアミド30ml中50%強度のNaH1.14g(0.0237モ
ル)の懸濁液に少量ずつ加え、添加終了後、この
混合物を1時間攪拌する。混合物を0℃に冷却
し、ジメチルホルムアミド15mlに溶解した4−ブ
ロモメチルベンゾニトリル4.5g(0.023モル)を加
える。混合物を0℃で2時間攪拌し、水中に注ぎ
入れる。混合物をエーテルで抽出し、有機相を水
で洗浄し、乾燥し、濾過して蒸発させる。生成物
をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(溶離
剤:塩化メチレン/メタノール、98/2)によつて
精製する。融点146℃の生成物が得られる。 4.3. 1−{1−〔(4−シアノフエニル)メチ
ル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−N
−メチル−4−ピペリジンアミン 3N塩酸20mlに入れた上で得た生成物4.8g
(0.0107モル)を50℃で1時間加熱する。加水分
解が終了した時点で溶液を冷却し、5N水酸化ナ
トリウムでアルカリ性にし、塩化メチレンで抽出
する。融点133℃の生成物が得られる。 4.4. 2−{〔1−{1−〔(4−シアノフエニル)
メチル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}
−4−ピペリジル〕メチルアミノ}−4−ピリミ
ジノール トルエン35mlに入れた上で得た生成物3.5g
(0.01モル)およびS−メチルチオウラシル1.4g
(0.01モル)を還流温度で168時間加熱する。この
混合物を冷却して蒸発乾固し、残留物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイー(溶離剤:塩化メチ
レン/メタノール、98/2、次いで、96/4)に付
す。融点198℃の生成物が得られる。 上記実施例の方法によつて製造された本発明の
化合物を以下の表1に示す。 式()で示される新規な中間体化合物を以下
の表2に示す。 【表】 【表】 【表】 薬理学データ 本発明の化合物を主にヒスタミンに対するその
拮抗活性、およびセロトニンに対する拮抗活性を
証明する種々の薬理試験にかけた。 1−A.イン・ビトロにおける活性(摘出モルモ
ツト回腸) サヴイニ(Savini)により改良されたマグヌス
(Magnus)の方法(アーク・イント・フアーマ
コダイン(Arch.Int.Pharmacodyn.)、1957,
113,157)に従い、18時間絶食させた体重約
300gの雄性三色モルモツトを使用して試験を行
なつた。 回腸の断片を取り出し、カーボジエン(95%
O2、5%CO2)が流れている39℃のタイロード浴
に入れ、最大張力2.5gの等張センサーにつなぐ。
ユーゴ・ベイシル(Ugo Basile)微量筋力計を
使用して収縮を記録する。 種々の痙攣誘発剤で収縮を惹起し、ほゞ最大の
応答が得られるこれらの濃度を求める(ヒスタミ
ン:1〜8×10-8g/ml)。 蒸留水または0.1Nメタンスルホン酸溶液に溶
解した本発明の化合物を、痙攣誘発物質の投与の
1分前に回腸に接触させる。 本発明の化合物のAC50値(ヒスタミンによつ
て惹起される収縮を50%減少させる濃度)は、
10-7〜10-8モルの範囲である。 1−B.イン・ビトロにおける活性(摘出モルモ
ツト脳組織) この薬理試験のために、モルモツトの脳を摘出
し、その皮質を剥離し、30体積の50mMリン酸緩
衝液(pH7.5)中0℃で均質化する。この均質混
合物を18000rpm(ベツクマン、JA20.0ローター)
で12分間遠心分離した後、そのペレツトを2回回
収し、それを同じ緩衝液混合物に懸濁することに
より洗浄し、再度均質化し、遠心分離する。最後
に、最終的に得たペレツトを同緩衝液中に、緩衝
液3mlあたり湿組織100mgの割合で希釈する。 この組織を、1nM濃度の[3H]メピラミンお
よび0.0001〜100μM濃度の被験化合物と共に25℃
で30分間インキユベートする。 このインキユベーシヨン媒質を減圧下で濾過
し、濾紙を洗浄し、120℃で10分間乾燥する。そ
の放射活性をトルエン中で測定する。 被験化合物の活性を評価するために、[3H]メ
ピラミンの特異的結合の阻害率(%)を、排除薬
の濃度の関数としてグラフ化する。IC50濃度、即
ち特異的結合の50%を阻害する被験化合物濃度を
グラフから決定する。 特異的結合を、100μMのジフエニルヒドラミ
ンで置換される結合と定義する。 この試験の結果を表3に示す。ただし、表中の
化合物番号は前掲の表1における化合物番号に対
応する。この表からも明らかなように、本発明の
化合物のIC50はほとんどが0.02μM〜2μMの範囲
にある。 【表】 2.イン・ビボにおける活性(ヒスタミン誘発性炎
症) ラツトの後足の1方にヒスタミン(2mg)を足
底内注射して浮腫を惹起し、注射の1時間後にユ
ーゴ・ベイシルの水銀プレチスモメーター(Ugo
Basile Mercury Plethysmometer)でこの浮腫
を測定する。 蒸留水中1%強度のツウイーン溶液に懸濁した
本発明の化合物を炎症誘発剤の注射の1時間前に
経口投与(0.5ml/100g)する。 上記の試験において、浮腫の体積を40%減少さ
せる試験化合物の用量(AD40)を測定した。そ
の結果を表4に示す。ただし、表中の化合物番号
は前掲の表1における化合物番号に対応する。 【表】 また、本発明の化合物は毒性も低く、ラツトに
経口投与した場合の急性毒性試験によるLD50は
次表のとおりである。 【表】
造方法およびその医薬への応用に関するものであ
る。 本発明は、式(): 〔式中、XはCHまたはNであり; R1は水素;非置換ベンジル;ハロゲン、トリフ
ルオロメチル、(C1-4)アルキル、(C1-4)アルコ
キシ、シアノ、メチルチオ、メチルスルフイニル
またはメチルスルホニルラジカルから選ばれる3
個までの置換分で置換さているベンジル;また
は、複素環部分がピリジル、チエニルまたはフリ
ルである非置換または/あるいはそれ以上の置換
分で置換されている複素環メチルであり; R2は水素または(C1-4)アルキルであり; R3は水素またはヒドロキシであり; R4は水素または(C1-4)アルキルである〕 で示される化合物およびその互変異性体、および
それらの薬学的に許容し得る酸付加塩を提供する
ものである。 R1が複素環メチルである場合の該複素環部分
上の置換分は、ハロゲン、トリフルオロメチル、
(C1-4)アルキル、(C1-4)アルコキシ、シアノ、
メチルチオ、メチルスルフイニルおよびメチルス
ルホニルラジカルから選ばれるのが好ましい。 好適な酸付加塩は、薬学的に許容し得る有機酸
または無機酸の塩を包含する。 本発明の好ましい化合物は、XがCHまたはN
であり、R1が4−フルオロベンジルラジカルで
あり、R2,R3およびR4が前記と同意義を有する
化合物である。 XがCHである本発明の化合物の内、好ましい
化合物は、R1が1または2個の置換分を有する
ベンジルラジカルである化合物であり、特に4位
にフツ素あるいは塩素原子、またはメチル、メト
キシ、メチルチオ、トリフルオロメチル、シアノ
あるいはメチルスルフイニルラジカルである1個
の置換分を有する化合物である。 R3がヒドロキシであり、R4が水素である場合、
これらの化合物は、 の様な数個の互変異性形態で存在し得る。本発明
は、これらの化合物の全ての互変異性形態を包含
する。 本発明は、以下の反応式1および2で示され
る、化合物()の種々の製造方法を提供するも
のである: 以下に例を挙げて、方法A,B,CおよびDを
説明する。 最も一般的な方法である方法Cは全ての化合物
に使用されるが、方法DはR2が水素以外である
化合物にのみ使用することができる。方法Aおよ
びBはR1が水素以外である場合にのみ使用する
ことができる。 本発明の方法は、式()で示される化合物
を、式: 〔式中、R2は水素または(C1-4)アルキルで
あり、Rは水素原子または(C1-4)アルコキシカ
ルボニル基または式: (式中、R3は水素またはヒドロキシであり、
R4は水素または(C1-4)アルキルである)で示
される基である〕 で示される4−〔(R2)(R)アミノ〕ピペリジン
と反応させ、Rが水素である時には次工程でピリ
ミジニル基を導入し、Rが(C1-4)アルコキシカ
ルボニル基である時には加水分解によりこの基を
除去した後にピリミジニル基を導入することから
なる。 方法Aでは、化合物()を〔(R2)(アルコ
キシカルボニル)アミノ〕ピペリジン()と約
150℃で加熱することにより縮合させ、次いで、
得られた化合物()を酢酸媒体中の臭化水素酸
で加水分解して化合物()を得、これをYがメ
チルチオ、またはとりわけクロロ、ブロモまたは
ヨードの如きハロゲンの様な脱離基であるピリミ
ジン()と、溶媒の存在下または非存在下、50
〜200℃の温度で反応させる。 方法Bでは、アルコール溶媒中、炭酸カリウム
の存在下で化合物()と〔(R2)アミノ〕ピペ
リジンを反応させ、得られた化合物()を溶媒
の存在下または非存在下、50〜200℃の温度でピ
リミジン()と縮合させる。 方法Cでは、化合物()と化合物()〔1
−ベンジル−または1−エトキシカルボニル−4
−アミノピペリジンを2−ハロ−または2−アル
キルチオピリミジン()でアルキル化し、次に
触媒による脱ベンジルまたは加水分解を行なつ
て、1位の保護基を除去することによつて得たも
の〕を、アルコール溶媒中、還流温度で反応させ
る。 方法Dでは、出発物質はR1が水素である化合
物()であり、これを(R2)(アルコキシカル
ボニル)アミノピペリジン()と150℃で加熱
することにより縮合させ、得られた化合物(X)
をアルキルハライドとの反応によりアルキル化し
て化合物()を得、これを加水分解し、次い
で、得られた化合物()を方法Aに従い、ピリ
ミジン()と縮合させる。 式()(式中、XはCHである)、()およ
び()で示される化合物は文献に記載されてい
るが、式()(式中、XはNである)、()、
()、()および()(式中、R3はヒドロキ
シである)で示される化合物は新規である。 本発明の化合物は、ヒスタミン拮抗活性を有し
ており、呼吸アレルギー、皮膚アレルギーおよび
眼アレルギー等種々のアレルギー症状の治療に使
用することができる。 本発明のある種の化合物はヒスタミン(H1)
受容体に非常に選択的であり、治療に用いられる
用量では抗コリン作用および抗セロトニン作用を
有していない。本発明化合物は持続作用を有して
おり、その経口投与時の利用率は非常に高い。 従つて本発明は、本発明の化合物および/また
はその塩を活性成分とし、その投与、特に経口ま
たは非経口投与に適当な賦形薬を共に含有してな
る全ゆる医薬組成物を包含するものである。 投与経路は、経口投与であつても非経口投与で
あつてもよい。 1日当たりの投与量は、1〜100mgの範囲であ
つてよい。 以下に実施例を挙げて本発明を説明する。元素
分析、およびIRおよびNMRスペクトルによつて
化合物の構造を確認した。 実施例 1 2−{〔1−{1−〔(4−フルオロフエニル)メ
チル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−
4−ピペリジル〕メチルアミノ}−4−ピリミジ
ノール(方法AおよびB,X=CH,R1=4−F
−C6H4−CH2−R2=CH3,R3=OH,R4=H) 1.1.1−{1−〔(4−フルオロフエニル)メチ
ル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−N
−メチル−4−ピペリジンアミン(方法A) 1.1.1.4−ピペリジルカルバミン酸エチルエステ
ル塩酸塩19g(0.09モル)をメタノール120mlに溶
解し、5.3Nのナトリウムメチラート17.2mlで中和
する。混合物を濾過し、濾液を蒸発乾固する。次
に、蒸留残留物を2−クロロ−1−〔(4−フルオ
ロフエニル)メチル〕−1H−ベンズイミダゾール
21.6g(0.083モル)と混合し、140℃で5時間加熱
する。反応物を塩化メチレンにとり、2N水酸化
ナトリウムでアルカリ性にする。有機相を水で洗
浄し、乾燥し、濾過して、蒸発させる。得られた
油状物をシリカゲルクロマトグラフイー(溶離
剤:塩化メチレン/メタノール、97.5/2.5)に
付す。〔1−{1−〔(4−フルオロフエニル)メチ
ル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−4
ピペリジル〕カルバミン酸エチルエステルが得ら
れる。M.P.136℃。 1.1.2 上で得た化合物21.6g(0.054モル)をジ
メチルホルムアミド40mlに溶解し、水浴中で冷却
させている50%強度の水素化ナトリウム3.3g
(0.068モル)のジメチルホルムアミド40ml懸濁液
に約1/2時間で滴下する。この混合物を放置して
室温に戻し、2時間攪拌する。氷浴を使用して混
合物を再び冷却し、DMF30mlに溶解したヨウ化
メチル(d=2.28)4.7ml(0.075モル)を加える。
混合物の温度を20℃に戻し、混合物を1時間攪拌
する。反応混合物を水、ヘキサンおよびイソプロ
ピルエーテルの混液に注ぎ入れ、結晶化が始まる
まで攪拌する。沈殿を濾取し、乾燥する。〔1−
{1−〔4−フルオロフエニル)メチル〕−1H−ベ
ンズイミダゾール−2−イル}−4−ピペリジル〕
−N−メチルカルバミン酸エチルエステルが得ら
れる。 M.P.125℃ 1.1.3.酢酸140mlに溶解した上で得た化合物7g
(0.017モル)および48%強度の臭化水素酸140ml
を還流温度で1.5時間加熱する。この混合物を蒸
発乾固し、残留物を水にとつて、2N水酸化ナト
リウムでアルカリ性にする。エーテルを加え、生
成物が結晶化するまで混合物を攪拌する。1−
{1−〔(4−フルオロフエニル)メチル〕−1H−
ベンズイミダゾール−2−イル}−N−メチル−
4−ピペリジンアミン・1水和物が得られる。
M.P.50℃。 1.2. 1−{1−〔(4−フルオロフエニル)メチ
ル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−N
−メチル−4−ピペリジンアミン(方法B) イソアミルアルコール250mlに入れた4−メチ
ルアミノピペリジン(酢酸塩の形態)8.7g(0.05
モル)、1−(4−フルオロベンジル)−2−クロ
ロベンズイミダゾール13g(0.05モル)および炭酸
カリウム13.8g(0.1モル)を還流温度で192時間加
熱する。 この混合物を冷却し、蒸発乾固する。残留物を
水とエーテルの混液にとり、結晶化が起こるまで
攪拌する。水和物の形で得られた化合物()を
濾取する。この沈殿をトルエンにとり、溶解し終
わるまで攪拌し、この溶液を硫酸マグネシウムで
乾燥し、濾過して蒸発させる。残留した油状物を
石油エーテル中で細かくする。この固型生成物を
濾取し、乾燥する。得られた化合物の融点は77〜
80℃である。 1.3. 2−{〔1−〔(4−フルオロフエニル)メ
チル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル−4
−ピペリジル〕メチルアミノ}−4−ピリミジノ
ール。 1.1.で得た化合物2.5g(0.007モル)およびメチ
ルチオウラシル1g(0.007モル)を170℃で10時間
加熱する。反応混合物を冷却した後、シリカゲル
カラムクロマトグラフイー(溶離剤:塩化メチレ
ン/メタノール、97/3)に付す。 得られた化合物をエタノールから再結晶する。
M.P.217℃。 実施例 2 1−{1−〔(4−フルオロフエニル)メチル〕−
1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−N−(2
ピリミジニル)−4−ピペリジンアミン(方法A,
R1=4−F−C6H4−CH2,R2=R3=R4=H,X
=CH) 2.1. 1−{1−〔(4−フルオロフエニル)メチ
ル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−4
−ピペリジンアミン 酢酸250mlに溶解した〔1−{1−〔(4−フルオ
ロフエニル)メチル〕−1H−ベンズイミダゾール
−2−イル}−4−ピペリジル〕カルバミン酸エ
チルエステル14.5gおよび48%強度の臭化水素酸
250mlを還流温度で2時間加熱する。この混合物
を蒸発乾固し、残留物を水にとり、2N水酸化ナ
トリウムでアルカリ性にし、沈殿を濾取し、水で
洗浄して乾燥する。生成物は1水和物の形態で得
られる。 2.2.1−{1−〔(4−フルオロフエニル)メチ
ル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−N
−(2−ピリミジニル)−4−ピペリジンアミン 1−{1−〔(4−フルオロフエニル)メチル〕−
1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−4−ピペ
リジンアミン1.71g(0.005モル)、2−クロロピリ
ミジン0.57g(0.005モル)、重炭酸ナトリウム0.43g
(0.052モル)およびエタノール19mlの混合物を還
流温度で2日2晩、加熱する。混合物を蒸発乾固
し、水および2N水酸化ナトリウムを加える。得
られた生成物を塩化メチレンにとり、デカンテー
シヨンして、水で洗浄する。生成物をシリカゲル
カラムクロマトグラフイー(溶離剤:塩化メチレ
ン/メタノール、47/3)に付す。 得られた生成物をエーテル中で結晶化させる。
M.P.190℃。 実施例 3 2−{〔1−{1−〔(4−フルオロフエニル)メ
チル〕−3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン−
2−イル}−4−ピペリジル〕メチルアミノ}−4
−ピリミジノール(方法C,X=N,R1=4−
F−C6H4−CH2,R2=CH3,R3=OH,R4=H) 3.1 2−〔(4−ピペリジル〕(メチル)アミノ〕
−1H−ピリミジン−4−オン(化合物) 3.1.1 2−〔(1−エトキシカニボニル−4−ピ
ペリジル)(メチル)アミノ〕−1H−ピリミジン
−4−オン 蒸気排出口が漂白洗浄系に連結されている窒素
循環系下に置かれた丸底フラスコに、S−メチル
チオウラシル27.44g(0.193モル)およびキシレン
730mlと一緒に4−メチルアミノ−1−ピペリジ
ンカルボン酸エチルエステル36g(0.193モル)を
入れ、この混合物を溶媒の還流温度で約50時間加
熱する。次に、減圧下で溶媒を蒸発させて乾固
し、得られた固形生成物を還流下で酢酸ブチルエ
ステルに溶解する。この溶液を熱時濾過し、冷却
して結晶化させた生成物の液分を除いて乾燥させ
る。この化合物の融点は177〜179℃である。 3.1.2. 2−〔(4−ピペリジル〕(メチル)アミ
ノ〕−1H−ピリミジン−4−オン 上で得た化合物19.73g(0.07モル)を48%強度
の臭化水素酸150mlと酢酸150mlに入れた溶液を還
流温度で1時間15分加熱する。酸をロータリーエ
バポレーターで蒸発させ、乾固する。残留物を少
量の水にとり、再蒸留して乾固し、この操作を3
回くり返す。 最後に残留物を冷却しながら過剰量の濃水酸化
ナトリウム溶液にとり、次いで、得られた懸濁液
を超音波浴中で攪拌し、氷中で冷却し、液体を除
去する。固形物を圧縮し、ごく少量の氷−冷水で
洗浄し、次にエーテルで十分洗浄する。白色固形
物が得られる。M.P.220〜223℃。 3.2. 2−{〔1−{1−〔(4−フルオロフエニ
ル)メチル〕−3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリ
ジン−2−イル}−4−ピペリジル〕メチルアミ
ノ}−4−ピリミジノール 3−メチル−1−ベタノール50mlに入れた2−
クロロ−1−〔(4−フルオロフエニル)メチル〕
−3H−イミダゾ〔4,5−b〕ピリジン1.3g(5
×10-3モル)および2−〔(4−ピペリジル)(メ
チル)アミノ〕−1H−ピリミジン−4−オン1.1g
(5×10-3モル)を還流温度で5時間加熱する。
この混合物を一夜放置し、炭酸カリウム0.7g(5
×10-3モル)を加える。混合物を再び還流温度で
5時間加熱する。混合物を冷却し、蒸発乾固す
る。蒸発残留物を水にとつて酢酸エチルで抽出
し、有機相を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾
燥し、濾過して蒸発させる。生成物をシリカゲル
カラムクロマトグラフイー(溶離剤:塩化メチレ
ン/メタノール、95/5)によつて精製すると、融
点185〜187℃の生成物が得られる。 実施例 4 2−{〔1−{1−〔(4−シアノフエ
ニル)メチル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−
イル}−4−ピペリジル〕メチルアミノ}−4−ピ
リミジノール 4.1. 〔1−1H−ベンズイミダゾール−2−イ
ル)−4−ピペリジル〕−N−メチルカルバミン酸
t−ブチルエステル 3−メチル−1−ブタノール275mlに入れた
(4−ピペリジル)−N−メチルカルバミン酸t−
ブチルエステル32.7g(0.15モル)および2−クロ
ロ−1H−ベンズイミダゾール20.8g(0.136モル)
を還流温度で4時間30分加熱する。 溶媒を減圧留去し、残留物を熱メタノール20ml
にとる。5.3Nナトリウムメチラート28.5mlで加
え、次いで水200mlを加える。生成した沈殿から
液体を除去し、水で洗浄して乾燥させる。融点
242℃の固形物が得られる。 4.2. 〔1−{1−〔(4−シアノフエニル)メ
チル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−
4−ピペリジル〕−N−メチルカルバミン酸t−
ブチルエステル 上で得た生成物6.04g(0.02モル)をジメチルホ
ルムアミド30ml中50%強度のNaH1.14g(0.0237モ
ル)の懸濁液に少量ずつ加え、添加終了後、この
混合物を1時間攪拌する。混合物を0℃に冷却
し、ジメチルホルムアミド15mlに溶解した4−ブ
ロモメチルベンゾニトリル4.5g(0.023モル)を加
える。混合物を0℃で2時間攪拌し、水中に注ぎ
入れる。混合物をエーテルで抽出し、有機相を水
で洗浄し、乾燥し、濾過して蒸発させる。生成物
をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(溶離
剤:塩化メチレン/メタノール、98/2)によつて
精製する。融点146℃の生成物が得られる。 4.3. 1−{1−〔(4−シアノフエニル)メチ
ル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}−N
−メチル−4−ピペリジンアミン 3N塩酸20mlに入れた上で得た生成物4.8g
(0.0107モル)を50℃で1時間加熱する。加水分
解が終了した時点で溶液を冷却し、5N水酸化ナ
トリウムでアルカリ性にし、塩化メチレンで抽出
する。融点133℃の生成物が得られる。 4.4. 2−{〔1−{1−〔(4−シアノフエニル)
メチル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}
−4−ピペリジル〕メチルアミノ}−4−ピリミ
ジノール トルエン35mlに入れた上で得た生成物3.5g
(0.01モル)およびS−メチルチオウラシル1.4g
(0.01モル)を還流温度で168時間加熱する。この
混合物を冷却して蒸発乾固し、残留物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイー(溶離剤:塩化メチ
レン/メタノール、98/2、次いで、96/4)に付
す。融点198℃の生成物が得られる。 上記実施例の方法によつて製造された本発明の
化合物を以下の表1に示す。 式()で示される新規な中間体化合物を以下
の表2に示す。 【表】 【表】 【表】 薬理学データ 本発明の化合物を主にヒスタミンに対するその
拮抗活性、およびセロトニンに対する拮抗活性を
証明する種々の薬理試験にかけた。 1−A.イン・ビトロにおける活性(摘出モルモ
ツト回腸) サヴイニ(Savini)により改良されたマグヌス
(Magnus)の方法(アーク・イント・フアーマ
コダイン(Arch.Int.Pharmacodyn.)、1957,
113,157)に従い、18時間絶食させた体重約
300gの雄性三色モルモツトを使用して試験を行
なつた。 回腸の断片を取り出し、カーボジエン(95%
O2、5%CO2)が流れている39℃のタイロード浴
に入れ、最大張力2.5gの等張センサーにつなぐ。
ユーゴ・ベイシル(Ugo Basile)微量筋力計を
使用して収縮を記録する。 種々の痙攣誘発剤で収縮を惹起し、ほゞ最大の
応答が得られるこれらの濃度を求める(ヒスタミ
ン:1〜8×10-8g/ml)。 蒸留水または0.1Nメタンスルホン酸溶液に溶
解した本発明の化合物を、痙攣誘発物質の投与の
1分前に回腸に接触させる。 本発明の化合物のAC50値(ヒスタミンによつ
て惹起される収縮を50%減少させる濃度)は、
10-7〜10-8モルの範囲である。 1−B.イン・ビトロにおける活性(摘出モルモ
ツト脳組織) この薬理試験のために、モルモツトの脳を摘出
し、その皮質を剥離し、30体積の50mMリン酸緩
衝液(pH7.5)中0℃で均質化する。この均質混
合物を18000rpm(ベツクマン、JA20.0ローター)
で12分間遠心分離した後、そのペレツトを2回回
収し、それを同じ緩衝液混合物に懸濁することに
より洗浄し、再度均質化し、遠心分離する。最後
に、最終的に得たペレツトを同緩衝液中に、緩衝
液3mlあたり湿組織100mgの割合で希釈する。 この組織を、1nM濃度の[3H]メピラミンお
よび0.0001〜100μM濃度の被験化合物と共に25℃
で30分間インキユベートする。 このインキユベーシヨン媒質を減圧下で濾過
し、濾紙を洗浄し、120℃で10分間乾燥する。そ
の放射活性をトルエン中で測定する。 被験化合物の活性を評価するために、[3H]メ
ピラミンの特異的結合の阻害率(%)を、排除薬
の濃度の関数としてグラフ化する。IC50濃度、即
ち特異的結合の50%を阻害する被験化合物濃度を
グラフから決定する。 特異的結合を、100μMのジフエニルヒドラミ
ンで置換される結合と定義する。 この試験の結果を表3に示す。ただし、表中の
化合物番号は前掲の表1における化合物番号に対
応する。この表からも明らかなように、本発明の
化合物のIC50はほとんどが0.02μM〜2μMの範囲
にある。 【表】 2.イン・ビボにおける活性(ヒスタミン誘発性炎
症) ラツトの後足の1方にヒスタミン(2mg)を足
底内注射して浮腫を惹起し、注射の1時間後にユ
ーゴ・ベイシルの水銀プレチスモメーター(Ugo
Basile Mercury Plethysmometer)でこの浮腫
を測定する。 蒸留水中1%強度のツウイーン溶液に懸濁した
本発明の化合物を炎症誘発剤の注射の1時間前に
経口投与(0.5ml/100g)する。 上記の試験において、浮腫の体積を40%減少さ
せる試験化合物の用量(AD40)を測定した。そ
の結果を表4に示す。ただし、表中の化合物番号
は前掲の表1における化合物番号に対応する。 【表】 また、本発明の化合物は毒性も低く、ラツトに
経口投与した場合の急性毒性試験によるLD50は
次表のとおりである。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式(): 〔式中、XはCHまたはNであり; R1は水素;非置換ベンジル;ハロゲン、トル
フルオロメチル、(C1-4)アルキル、(C1-4)アル
コキシ、シアノ、メチルチオ、メチルスルフイニ
ル、またはメチルスルホニルラジカルから選ばれ
る3個までの置換分で置換さているベンジル;ま
たは、複素環部分がピリジル、チエニルまたはフ
リルである非置換複素環メチル;または、ピリジ
ル、チエニルまたはフリルである複素環部分が、
ハロゲン、トリフルオロメチル、(C1-4)アルキ
ル、(C1-4)アルコキシ、シアノ、メチルチオ、
メチルスルフイニル、またはメチルスルホニルラ
ジカルから選択される1あるいはそれ以上の置換
分で置換されている複素環メチルであり; R2は水素または(C1-4)アルキルであり; R3は水素またはヒドロキシであり; R4は水素または(C1-4)アルキルである〕 で示される化合物およびその互変異性体、および
それらの薬学的に許容し得る酸付加塩。 2 XがCHである第1項に記載の化合物。 3 R1がモノ−またはジ−置換ベンジルである
第1項または第2項に記載の化合物。 4 R1がフツ素、塩素、メチル、メトキシ、メ
チルチオ、トリフルオロメチル、シアノまたはメ
チルスルフイニルによつて4位が置換されている
ベンジルである第1項〜第3項のいずれかに記載
の化合物。 5 R1がフツ素、メトキシまたはメチルチオに
よつて4位が置換されているベンジルである第4
項に記載の化合物。 6 R1が4−フルオロベンジルである第1項〜
第5項のいずれかに記載の化合物。 7 2−{〔1−{1−〔(4−フルオロフエニル)
メチル〕−3H−イミダゾ−〔4,5−b〕ピリジ
ン−2−イル}−4−ピペリジル〕メチルアミノ}
−4−ピリミジノールである第1項に記載の化合
物。 8 2−{〔1−{1−〔(4−フルオロフエニル)
メチル〕−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}
−4−ピペリジル〕メチルアミノ}−4−ピリミ
ジノールである第1項に記載の化合物。 9 2−{[1−{1−[(4−メトキシフエニル)
メチル]−1H−ベンズイミダゾール−2−イル}
−4−ピペリジル]メチルアミノ}−4−ピリミ
ジノールである第1項に記載の化合物。 10 式(): 〔式中、XはCHまたはNであり; R1は水素;非置換ベンジル;ハロゲン、トリ
フルオロメチル、(C1-4)アルキル、(C1-4)アル
コキシ、シアノ、メチルチオ、メチルスルフイニ
ルまたはメチルスルホニルラジカルから選ばれる
3個までの置換分で置換さているベンジル;また
は、複素環部分がピリジル、チエニルまたはフリ
ルである非置換複素環メチル;または、ピリジ
ル、チエニルまたはフリルである複素環部分が、
ハロゲン、トリフルオロメチル、(C1-4)アルキ
ル、(C1-4)アルコキシ、シアノ、メチルチオ、
メチルスルフイニル、またはメチルスルホニルラ
ジカルから選択される1あるいはそれ以上の置換
分で置換されている複素環メチルであり; R2は水素または(C1-4)アルキルであり; R3は水素またはヒドロキシであり; R4は水素または(C1-4)アルキルである〕 で示される化合物およびその互変異性体、または
それらの薬学的に許容し得る酸付加塩の製造方法
であつて、式(): で示される化合物と式(): 〔式中、X,R1,R2,R3およびR4は上述の定
義に従い、Yは脱離基である〕 で示される化合物を、50〜200℃の温度で縮合さ
せることからなる方法。 11 式()で示される化合物と、Yがメチル
チオまたはハロゲンである式()の化合物を縮
合させることからなる第10項に記載の方法。 12 式()の化合物を、式(): 〔式中、X,R1およびR2は第10項に記載の
とおりであり、R5は(C1-4)アルキルである〕 で示される化合物からカルボキシルエステル基を
除去して製造する第10項または第11項に記載
の方法。 13 式()の化合物を、式(): 〔式中、XおよびR1は第10項に記載の通り
である〕 で示さいる化合物と式(): 〔式中、R2は第10項に記載のとおりであり、
R5は第12項に記載のとおりである〕 で示される化合物を高められた温度で反応させて
製造する第12項に記載の方法。 14 式()の化合物を、式(): 〔式中、XおよびR1は第10項に記載のとお
りである〕 の化合物と式(): 〔式中、R2は第10項に記載のとおりである〕 で示される化合物を、塩基の存在下、アルコール
溶媒中で反応させて製造する第10項または第1
1項に記載の方法。 15 式(): 〔式中、XはCHまたはNであり; R1は水素;非置換ベンジル;ハロゲン、トリ
フルオロメチル、(C1-4)アルキル、(C1-4)アル
コキシ、シアノ、メチルチオ、メチルスルフイニ
ルまたはメチルスルホニルラジカルから選ばれる
3個までの置換分で置換さているベンジル;また
は、複素環部分がピリジル、チエニルまたはフリ
ルである非置換複素環メチル;または、ピリジ
ル、チエニルまたはフリルである複素環部分が、
ハロゲン、トリフルオロメチル、(C1-4)アルキ
ル、(C1-4)アルコキシ、シアノ、メチルチオ、
メチルスルフイニル、またはメチルスルホニルラ
ジカルから選択される1あるいはそれ以上の置換
分で置換されている複素環メチルであり; R2は水素または(C1-4)アルキルであり; R3は水素またはヒドロキシであり; R4は水素または(C1-4)アルキルである〕 で示される化合物およびその互変異性体の製造方
法であつて、式(): 〔式中、X,R1は上述の定義に従う〕 で示される化合物を式(): 〔式中、R2は水素または(C1-4)アルキルで
あり、Rは水素、(C1-4)アルコキシカルボニル
または式(X): 〔式中、R3は水素またはヒドロキシであり、
R4は水素または(C1-4)アルキルである)で示
される基である〕で示される4−アミノピペリジ
ンと反応させ、次いで、Rが水素である時には直
接、またRが(C1-4)アルコキシカルボニル基で
ある時には加水分解によりこの基を除去した後、
式(X)のピリミジニル基を導入することから
なる方法。 16 式(): 〔式中、XはCHまたはNであり; R1は水素;非置換ベンジル;ハロゲン、トリ
フルオロメチル、(C1-4)アルキル、(C1-4)アル
コキシ、シアノ、メチルチオ、メチルスルフイニ
ルまたはメチルスルホニルラジカルから選ばれる
3個までの置換分で置換されているベンジル;ま
たは、複素環部分がピリジル、チエニルまたはフ
リルである非置換複素環メチル;または、ピリジ
ル、チエニルまたはフリルである複素環部分が、
ハロゲン、トリフルオロメチル、(C1-4)アルキ
ル、(C1-4)アルコキシ、シアノ、メチルチオ、
メチルスルフイニル、またはメチルスルホニルラ
ジカルから選択される1あるいはそれ以上の置換
分で置換されている複素環メチルであり; R2は水素または(C1-4)アルキルであり; R3は水素またはヒドロキシであり; R4は水素または(C1-4)アルキルである〕 で示される化合物およびその互変異性体、または
それらの薬学的に許容し得る酸付加塩を活性成分
とし、薬学的に許容し得る担体または賦形剤を共
に含有することを特徴とする抗ヒスタミン剤組成
物。 17 経口投与用または注射用の第16項に記載
の組成物。 18 単位投与剤型の第16項または第17項に
記載の組成物。
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