JPH0461023B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0461023B2 JPH0461023B2 JP60119257A JP11925785A JPH0461023B2 JP H0461023 B2 JPH0461023 B2 JP H0461023B2 JP 60119257 A JP60119257 A JP 60119257A JP 11925785 A JP11925785 A JP 11925785A JP H0461023 B2 JPH0461023 B2 JP H0461023B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- weight
- crosslinking
- electron beam
- beam irradiation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は電子線照射架橋ポリオレフイン組成
物に関するものである。 〔従来の技術〕 ポリオレフインは電気的特性、機械的特性等に
優れていることから広範囲にわたつて使用されて
いるが、使用環境によつては耐熱変形性、機械的
特性、耐薬品性等の向上がさらに要求されること
があり、そのために通常架橋が行なわれている。
このような架橋方法の一つに電子線照射法があ
り、特に機器内配線等の細物の絶縁電線のように
薄い被覆材料に対しては水素蒸気架橋法等に比較
して非常に効率が良いことから、少なくともこの
ような分野においては主として電子線照射法が採
用されている。 一般にポリオレフインを高温雰囲気下で使用す
るためには、架橋によつて耐熱変形性を向上させ
ると同時に、耐熱老化特性をも改善することが肝
要であることから、従来、電子線照射に供される
樹脂に対して架橋効率を上げるための架橋促進剤
と熱老化防止剤とが配合されて来た。その架橋促
進剤にはたとえばトリメチルロールプロパントリ
メタクリレート(以下、TMPTと略称する)、ま
た熱老化防止剤には4,4′−チオ−ビス(6−t
−ブチル−m−クレゾール)(以下、フエノール
系老化防と略称する)が使用されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、従来のこのような電子線照射架橋ポリ
オレフイン組成物には次のような問題点があつ
た。すなわち、 TMPTの架橋促進効果があまり大きくない。 フエノール系老防がTMPTの架橋促進効果
を一層低下させる。 TMPTの親和性が悪くブリード現象(にじ
み出し現象)生じやすい。 である。 〔問題点を解決するための手段〕 上記の問題点を解決するために、この発明はポ
リオレフイン樹脂100重量部にジアリルクロレン
デート0.5〜5重量部および2−メルカブトベン
ゾイミダゾールの亜鉛塩または2−メルカブト−
メチル−ベンゾイミダゾールの亜鉛塩2−30重量
部を配合した組成物とする手段を採用したのであ
る。 〔実施例〕 この発明でいうポリオレフインとは、たとえば
C2〜C8のオレフインモノマーの1種または2種
以上の重合体、C2〜C8のジエンモノマーの重合
体、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンエチ
ルアクリレート共重合体およびこれらの混合物を
いう。 また、この発明でいうジアリルクロレンデート
は、電子線照射時に、ポリマー鎖からの脱水素反
応を促進し、架橋反応を促す作用を有するもので
次の化学構造式で表わされる。 なお、nは1〜4程度のものが使用に供される
が、好ましくは1又は2のものである。このジア
リルクロレンデートは液体でポリオレフインには
きわめて親和性があつてよく分散する。そしてこ
の発明においては、ポリオレフイン100重量部に
対して、ジアリルクロレンデートの添加量を0.5
〜5重量部とすることが望ましい。なぜならば、
添加量が0.5重量部未満では、架橋促進効果が認
められず、逆に5重量部を越える場合には、架橋
促進効果の向上がないばかりでなく、ブリード現
象が生じ、商品価値を著しく低下させるからであ
る。 つぎにこの発明における熱老化防止剤として
は、前記の架橋促進剤を使用するうえで、2−メ
ルカプトベンゾイミダゾールの亜鉛塩 または2−メルカプト−メチル−ベンゾイミダ
ゾールの亜鉛塩 があげられ、これらの化合物は空気中における電
子線照射時の酸素によるポリオレフインの老化を
防ぎ、しかも架橋反応を阻害することなく、ブリ
ード現象もなく、耐熱老化特性にきわめて顕著な
効果を表わす。そしてこのような熱老化防止剤の
配合量はポリオレフイン100重量部に対して2〜
30重量部とすることが望ましい。なぜならば熱老
化防止剤が2重量部未満の少量では耐熱性の向上
に不充分であり、逆に、30重量部を越える場合に
は、増量による効果が期待できないばかりでな
く、機械的特性の低下が著しくなつて好ましくな
いからである。 いま、つぎの基準配合、すなわち (重量部) (1) 線状低密度ポリエチレン(日本ユニカ社製: GS−650) ……80部 (2) エチレン−エチルアクリレート共重合体(同
社製:DPDJ−6182)
……20部に難燃剤および難燃助剤として、 (3) デカブロモジフエニルエーテル(三井フアイ
ンケミカル社製:プラネロンDB−102)
……50部 (4) 三酸化アンチモン
……20部さらに加工助剤として (5) 亜鉛華 ……5部 (6) ステアリン酸亜鉛 ……2部 (7) バリウム−亜鉛系安定剤 ……3部 に第1表に示す割合で架橋促進剤および熱老化防
止剤を配合した(実施例1〜10)。これら各例の
諸原料はミキシングロールによつて150〜180℃に
加熱混練した後、ゲージ圧150Kg/cm2、180℃10分
間の条件でプレス成形し、0.5mm厚のシートを作
製し、加速電圧750keV、44mAの条件下、得ら
れたシートに対し空気中で電子線照射を行なつ
た。この際の電子線照射量はいずれも20Mradで
あり、その電子線照射後におけるシートの引張り
強さ(Kg/mm2)および伸び(%)を測定した。な
お、電子線照射後のシートについては特にUL規
格の125℃定格評価法に準じて158℃の空気熱老化
試験機中に7日間保持した熱老化試験後の引張り
強さおよび伸びとをこの熱老化試験前の値に対す
る残率(%)の形で求め、電子線照射後のゲル分
率(%)、ブリード現象の有無(”あり”を×
印、”なし”を○印で示す)などとともにえられ
た結果を第1表にまとめて併記した。ポリオレフ
インを架橋したものは架橋度が増すにつれゲル分
率は増加し、それと共に加熱変形性が減少すると
いう関係があり、第1表中のゲル分率(%)はキ
シレン溶液に120℃で24時間浸漬した後、120℃で
24時間乾燥し、 ゲル分率(%)=乾燥後の重量/浸漬前の重量×100 によつて求めた。また同表中「TMPT」は前記
したとおりトリメチロールプロパントリメタクリ
レートである。
物に関するものである。 〔従来の技術〕 ポリオレフインは電気的特性、機械的特性等に
優れていることから広範囲にわたつて使用されて
いるが、使用環境によつては耐熱変形性、機械的
特性、耐薬品性等の向上がさらに要求されること
があり、そのために通常架橋が行なわれている。
このような架橋方法の一つに電子線照射法があ
り、特に機器内配線等の細物の絶縁電線のように
薄い被覆材料に対しては水素蒸気架橋法等に比較
して非常に効率が良いことから、少なくともこの
ような分野においては主として電子線照射法が採
用されている。 一般にポリオレフインを高温雰囲気下で使用す
るためには、架橋によつて耐熱変形性を向上させ
ると同時に、耐熱老化特性をも改善することが肝
要であることから、従来、電子線照射に供される
樹脂に対して架橋効率を上げるための架橋促進剤
と熱老化防止剤とが配合されて来た。その架橋促
進剤にはたとえばトリメチルロールプロパントリ
メタクリレート(以下、TMPTと略称する)、ま
た熱老化防止剤には4,4′−チオ−ビス(6−t
−ブチル−m−クレゾール)(以下、フエノール
系老化防と略称する)が使用されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、従来のこのような電子線照射架橋ポリ
オレフイン組成物には次のような問題点があつ
た。すなわち、 TMPTの架橋促進効果があまり大きくない。 フエノール系老防がTMPTの架橋促進効果
を一層低下させる。 TMPTの親和性が悪くブリード現象(にじ
み出し現象)生じやすい。 である。 〔問題点を解決するための手段〕 上記の問題点を解決するために、この発明はポ
リオレフイン樹脂100重量部にジアリルクロレン
デート0.5〜5重量部および2−メルカブトベン
ゾイミダゾールの亜鉛塩または2−メルカブト−
メチル−ベンゾイミダゾールの亜鉛塩2−30重量
部を配合した組成物とする手段を採用したのであ
る。 〔実施例〕 この発明でいうポリオレフインとは、たとえば
C2〜C8のオレフインモノマーの1種または2種
以上の重合体、C2〜C8のジエンモノマーの重合
体、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンエチ
ルアクリレート共重合体およびこれらの混合物を
いう。 また、この発明でいうジアリルクロレンデート
は、電子線照射時に、ポリマー鎖からの脱水素反
応を促進し、架橋反応を促す作用を有するもので
次の化学構造式で表わされる。 なお、nは1〜4程度のものが使用に供される
が、好ましくは1又は2のものである。このジア
リルクロレンデートは液体でポリオレフインには
きわめて親和性があつてよく分散する。そしてこ
の発明においては、ポリオレフイン100重量部に
対して、ジアリルクロレンデートの添加量を0.5
〜5重量部とすることが望ましい。なぜならば、
添加量が0.5重量部未満では、架橋促進効果が認
められず、逆に5重量部を越える場合には、架橋
促進効果の向上がないばかりでなく、ブリード現
象が生じ、商品価値を著しく低下させるからであ
る。 つぎにこの発明における熱老化防止剤として
は、前記の架橋促進剤を使用するうえで、2−メ
ルカプトベンゾイミダゾールの亜鉛塩 または2−メルカプト−メチル−ベンゾイミダ
ゾールの亜鉛塩 があげられ、これらの化合物は空気中における電
子線照射時の酸素によるポリオレフインの老化を
防ぎ、しかも架橋反応を阻害することなく、ブリ
ード現象もなく、耐熱老化特性にきわめて顕著な
効果を表わす。そしてこのような熱老化防止剤の
配合量はポリオレフイン100重量部に対して2〜
30重量部とすることが望ましい。なぜならば熱老
化防止剤が2重量部未満の少量では耐熱性の向上
に不充分であり、逆に、30重量部を越える場合に
は、増量による効果が期待できないばかりでな
く、機械的特性の低下が著しくなつて好ましくな
いからである。 いま、つぎの基準配合、すなわち (重量部) (1) 線状低密度ポリエチレン(日本ユニカ社製: GS−650) ……80部 (2) エチレン−エチルアクリレート共重合体(同
社製:DPDJ−6182)
……20部に難燃剤および難燃助剤として、 (3) デカブロモジフエニルエーテル(三井フアイ
ンケミカル社製:プラネロンDB−102)
……50部 (4) 三酸化アンチモン
……20部さらに加工助剤として (5) 亜鉛華 ……5部 (6) ステアリン酸亜鉛 ……2部 (7) バリウム−亜鉛系安定剤 ……3部 に第1表に示す割合で架橋促進剤および熱老化防
止剤を配合した(実施例1〜10)。これら各例の
諸原料はミキシングロールによつて150〜180℃に
加熱混練した後、ゲージ圧150Kg/cm2、180℃10分
間の条件でプレス成形し、0.5mm厚のシートを作
製し、加速電圧750keV、44mAの条件下、得ら
れたシートに対し空気中で電子線照射を行なつ
た。この際の電子線照射量はいずれも20Mradで
あり、その電子線照射後におけるシートの引張り
強さ(Kg/mm2)および伸び(%)を測定した。な
お、電子線照射後のシートについては特にUL規
格の125℃定格評価法に準じて158℃の空気熱老化
試験機中に7日間保持した熱老化試験後の引張り
強さおよび伸びとをこの熱老化試験前の値に対す
る残率(%)の形で求め、電子線照射後のゲル分
率(%)、ブリード現象の有無(”あり”を×
印、”なし”を○印で示す)などとともにえられ
た結果を第1表にまとめて併記した。ポリオレフ
インを架橋したものは架橋度が増すにつれゲル分
率は増加し、それと共に加熱変形性が減少すると
いう関係があり、第1表中のゲル分率(%)はキ
シレン溶液に120℃で24時間浸漬した後、120℃で
24時間乾燥し、 ゲル分率(%)=乾燥後の重量/浸漬前の重量×100 によつて求めた。また同表中「TMPT」は前記
したとおりトリメチロールプロパントリメタクリ
レートである。
【表】
以上述べたように、この発明によつて、すぐれ
た架橋促進効果、引張り強さや伸び等の機械的性
質、耐熱老化特性および耐ブリード性などの諸点
で、従来見られなかつた良い結果を示す電子線照
射ポリオレフイン組成物が得られた。
た架橋促進効果、引張り強さや伸び等の機械的性
質、耐熱老化特性および耐ブリード性などの諸点
で、従来見られなかつた良い結果を示す電子線照
射ポリオレフイン組成物が得られた。
【表】
【表】
Claims (1)
- 1 ポリオレフイン100重量部にジアリルクロレ
ンデート0.5〜5重量部および2−メルカブトベ
ンゾイミダゾールの亜鉛塩または2−メルカブト
−メチル−ベンゾイミダゾールの亜鉛塩を2〜30
重量部配合したことを特徴とする電子線照射架橋
ポリオレフイン組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11925785A JPS61276838A (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | 電子線照射架橋ポリオレフイン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11925785A JPS61276838A (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | 電子線照射架橋ポリオレフイン組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61276838A JPS61276838A (ja) | 1986-12-06 |
| JPH0461023B2 true JPH0461023B2 (ja) | 1992-09-29 |
Family
ID=14756850
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11925785A Granted JPS61276838A (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | 電子線照射架橋ポリオレフイン組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61276838A (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57143A (en) * | 1980-05-31 | 1982-01-05 | Dainichi Nippon Cables Ltd | Polyethylene composition for high-expansion extrusion |
| US4569382A (en) * | 1981-05-11 | 1986-02-11 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Composite of rubber and metal reinforcement therefor |
| JPS61228043A (ja) * | 1985-03-30 | 1986-10-11 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | 電子線照射架橋ポリオレフイン組成物 |
-
1985
- 1985-05-31 JP JP11925785A patent/JPS61276838A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61276838A (ja) | 1986-12-06 |
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