JPH05178793A - 新規な化合物および該化合物を有効成分とする5−リポキシゲナーゼ阻害剤 - Google Patents

新規な化合物および該化合物を有効成分とする5−リポキシゲナーゼ阻害剤

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JPH05178793A
JPH05178793A JP3358145A JP35814591A JPH05178793A JP H05178793 A JPH05178793 A JP H05178793A JP 3358145 A JP3358145 A JP 3358145A JP 35814591 A JP35814591 A JP 35814591A JP H05178793 A JPH05178793 A JP H05178793A
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JP
Japan
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lipoxygenase
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new
solvent
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JP3358145A
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English (en)
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Kazunori Hashimoto
和則 橋本
Toshihiko Yanagisawa
利彦 柳澤
Yuko Ishida
優子 石田
Kazuaki Niitsu
和明 新津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】5−リポキシゲナーゼ阻害作用を有し、抗アレ
ルギー剤等の医薬品として有用な物質を提供する。 【構成】生薬細辛から単離することができる新規モノテ
ルペン[式I]、それを誘導して得られる新規化合物
[式II]および新規C6−C1化合物[式III]ならびに
前記した化合物類を有効成分とする5−リポキシゲナー
ゼ阻害剤。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】本発明は、5−リポキシゲナーゼ阻害作用
を有し、アレルギー性疾患の予防および治療に有効な医
薬品として有用な新規化合物に関するものである。
【0002】
【従来の技術および課題】近年我が国の公害問題や環境
変化に伴い、気管支喘息や花粉症等のアレルギー性疾患
の患者が増加し、大きな社会問題になっている。
【0003】これらアレルギー性疾患の成因として、リ
ン脂質の代謝経路の一つであるリポキシゲナーゼ経路が
注目されている。リポキシゲナーゼ経路は、リン脂質か
らホスホリパーゼA2やジアシルグリセロールリパーゼ
の作用により遊離されたアラキドン酸がロイコトリエン
4、D4、E4およびB4に変換される代謝経路である。
リポキシゲナーゼ経路の変換を触媒する酵素の一つを5
−リポキシゲナーゼといい、この酵素が経路の律速酵素
の一つであると考えられている。そこで、5−リポキシ
ゲナーゼを阻害し、アレルギー性疾患の予防および治療
に有効な医薬品の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意検討を行った結果、小青竜湯、当帰
四逆加呉茱萸生姜湯等の漢方薬において処方されている
生薬細辛から新規なモノテルペン類およびC1〜C6化合
物を単離することに成功した。
【0005】さらに該化合物の作用について検討を行っ
たところ、求めていた5−リポキシゲナーゼ阻害作用を
有することを見出し、また単離した化合物を誘導するこ
とによってより活性の強い物質が得られることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明は、以下に示すごとくであ
る。
【0007】下記式I (式中、R1は水酸基、パラブロモベンゾイルオキシル
基またはアセトキシル基を示す。)で表される新規モノ
テルペン、下記式II で表される新規モノテルペン誘導体および下記式III で表される新規C6−C1化合物(以下、式I、式IIお
よび式IIIで表される化合物をまとめて本発明の化合
物という。)ならびに本発明の化合物を有効成分とする
5−リポキシゲナーゼ阻害剤である。
【0008】本発明の化合物は、例えば次のような方法
により得ることができる。
【0009】細辛を水、メタノール、エタノール、アセ
トン、酢酸エチルから選ばれる一種またはそれ以上の混
合溶媒を用いて、0°Cから使用する溶媒の沸点以下の
温度で還流下に抽出するか、あるいは0°Cから室温で
超音波抽出して抽出液を得る。
【0010】この抽出液を水に懸濁し、ベンゼン、クロ
ロホルム、エーテル、n−ヘキサン、シクロヘキサン等
の低極性溶媒を用いて分配抽出を行い、低極性夾雑物を
除去した残りの水可溶部を、酢酸エチルおよび/または
n−ブタノールを用いて分配抽出をして抽出液を得る。
【0011】上記抽出液を、そのままもしくは乾燥して
カラムクロマトグラフィーまたは高速液体クロマトグラ
フィーに1回または数回付し、精製することにより本発
明の化合物を含む画分を得る。
【0012】クロマトグラフィーの溶出溶媒としては、
水、メタノール、エタノール、アセトン、テトラヒドロ
フラン、酢酸エチル、アセトニトリル、クロロホルム、
ベンゼン、エーテル、石油エーテル、n−ヘキサン等の
単独または混合溶媒を使用することができる。
【0013】また、カラムクロマトグラフィーまたは高
速液体クロマトグラフィーの吸着剤の具体例としては、
シリカゲル、ODS−シリカゲル、ポーラスポリマーゲ
ル等が挙げられる。
【0014】このようにして得た本発明の化合物を含む
画分を、適当な溶媒から再結晶または粉末化することに
より、本発明の化合物を得ることができる。
【0015】再結晶または粉末化する時は、水、メタノ
ール、エタノール、アセトン、酢酸エチル、テトラヒド
ロフラン、ベンゼン、クロロホルム、エーテル、石油エ
ーテル、n−ヘキサン、シクロヘキサン等の単独または
それ以上の混合溶媒を使用する。
【0016】また必要に応じて、適宜アセチル化または
パラブロモベンゾイル化することによって本発明の化合
物を得ることができる。
【0017】アセチル化は、一般的なアセチル化剤を使
用することができ、例えばピリジン、N,N−ジメチル
アミノピリジン中、無水酢酸でアセチル化するのが好ま
しい。
【0018】パラブロモベンゾイル化は、一般的なパラ
ブロモベンゾイル化剤を使用することができ、例えばピ
リジン、N,N−ジメチルアミノピリジン中、パラブロ
モベンゾイルクロライドでパラブロモベンゾイル化する
のが好ましい。
【0019】次に本発明の化合物が優れた5−リポキシ
ゲナーゼ阻害作用を有し、抗アレルギー剤、抗炎症剤等
の医薬品として有用であることについて実験例を挙げて
説明する。
【0020】実験例1 RBL1培養細胞を5×106細胞/mlとなるように
1mMエチレンジアミン四酢酸(EDTA)および10
%エチレングリコールを含む50mMリン酸緩衝液(p
H7.4)に浮遊し、超音波処理後、10,000×G
で10分間、さらに105,000×Gで60分間遠心
した上清を5−リポキシゲナーゼ酵素標品とした。
【0021】基質として10μMアラキドン酸、上記の
ように調製して得た酵素標品および具体例または実施例
で得た化合物のアセトン溶液を終濃度10μMとなるよ
うに試験管にとり、37℃で10分間反応させた。内部
標準として0.25mMのブチル−3,5−ジニトロベ
ンゾエート10μlを添加し、ヘキサン1.8mlで抽
出した。この中の5−HETEの量を高速液体クロマト
グラフィー[カラム,TSK−gel ODS−80T
M(TOYO SODA);移動相,テトラヒドロフラ
ン:アセトニトリル:1%酢酸(5:5:9);流速,
1ml/分;検出,紫外線(235nm)]により測定
した。
【0022】この結果から、阻害率を次式により算出
し、阻害率(%)を求めた。 C:実施例または具体例で得た化合物を含まない場合の
5−HETEのピーク面積(内部標準により補正) S:実施例または具体例で得た化合物を添加した場合の
5−HETEのピーク面積(内部標準により補正)
【0023】実施例で得た化合物の阻害率を表1に示
す。
【0024】表1
【0025】表1より明らかなように、本発明の化合物
は優れた5−リポキシゲナーゼ阻害作用を有することが
確認された。
【0026】次に、本発明の化合物の投与量および製剤
化について説明する。
【0027】本発明の化合物はそのまま、あるいは慣用
の製剤担体と共に動物および人に投与することができ
る。投与形態としては、特に限定がなく、必要に応じ適
宜選択して使用され、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒
剤、散剤等の経口剤、注射剤、坐剤等の非経口剤が挙げ
られる。
【0028】経口剤として所期の効果を発揮するために
は、患者の年令、体重、疾患の程度により異なるが、通
常成人で本発明の化合物の重量として、10mg〜1g
を、1日数回に分けての服用が適当と思われる。
【0029】本発明において錠剤、カプセル剤、顆粒剤
等の経口剤は、例えばデンプン、乳糖、白糖、マンニッ
ト、カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、無
機塩類等を用いて常法に従って製造される。
【0030】この種の製剤には、適宜前記賦形剤の他
に、結合剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進
剤、矯味剤、着色剤、香料等を使用することができる。
それぞれの具体例は以下に示すごとくである。
【0031】[結合剤]デンプン、デキストリン、アラ
ビアゴム末、ゼラチン、ヒドロキシプロピルスターチ、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロー
ス、エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、マクロ
ゴール。
【0032】[崩壊剤]デンプン、ヒドロキシプロピル
スターチ、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カ
ルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチ
ルセルロース、低置換ヒドロキシプロピルセルロース。
【0033】[界面活性剤]ラウリル硫酸ナトリウム、
大豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリソルベート
80。
【0034】[滑沢剤]タルク、ロウ類、水素添加植物
油、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウ
ム、ポリエチレングリコール。
【0035】[流動性促進剤]軽質無水ケイ酸、乾燥水
酸化アルミニウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ
酸マグネシウム。
【0036】また本発明の化合物は、懸濁液、エマルジ
ョン剤、シロップ剤、エリキシル剤としても投与するこ
とができ、これらの各種剤形には、矯味矯臭剤、着色剤
を含有してもよい。
【0037】非経口剤として所期の効果を発揮するため
には、患者の年令、体重、疾患の程度により異なるが、
通常成人で本発明の化合物の重量として1日0.1mg
〜100mgまでの静注、点滴静注、皮下注射、筋肉注
射が適当と思われる。
【0038】この非経口剤は常法に従って製造され、希
釈剤として一般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖
水溶液、注射用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイズ
油、トウモロコシ油、プロピレングリコール、ポリエチ
レングリコール等を用いることができる。さらに必要に
応じて、殺菌剤、防腐剤、安定剤を加えてもよい。ま
た、この非経口剤は安定性の点から、バイアル等に充填
後冷凍し、通常の凍結乾燥技術により水分を除去し、使
用直前に凍結乾燥物から液剤を再調製することもでき
る。さらに、必要に応じて適宜、等張化剤、安定剤、防
腐剤、無痛化剤等を加えても良い。
【0039】その他の非経口剤としては、外用液剤、軟
膏等の塗布剤、直腸内投与のための坐剤等が挙げられ、
常法に従って製造される。
【0040】次に実施例を示して本発明についてさらに
詳細に説明するが、本発明はこれによりなんら制限され
るものではない。
【0041】実施例1 細辛100kgを10kgずつに分け、それぞれメタノ
ール96lを用い、2時間加熱還流抽出を2回行った。
得られた抽出液を合わせ、減圧下、溶媒を留去し、乾燥
エキス6.2kgを得た。
【0042】この乾燥エキスを水30lに懸濁し、ヘキ
サン10lで5回分配抽出した。
【0043】水層をn−ブタノール10lで5回分配抽
出し、n−ブタノールエキスを得、減圧下、溶媒を留去
し、乾燥エキス2.2kgを得た。
【0044】この乾燥エキスを水3lに懸濁し、ポーラ
スポリマーゲル(ダイアイオンHP−20、三菱化成社
製)カラムクロマトグラフィーに付し、水70l、40
%メタノール100l、メタノール80lおよびアセト
ン70lで順次溶出した。
【0045】40%メタノール溶出部は、減圧下溶媒を
留去し、乾燥エキス130.2gを得た。このエキスを
シリカゲル(Kieselgel60、70〜230メ
ッシュ、メルク社製)を使用したカラムクロマトグラフ
ィー(10cmφ× 60cm)に付し、クロロホルム
−メタノール(98:2)の混合溶媒で溶出したフラク
ションを、中圧シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(CIGカラム、25cmφ×40cm、草野科学社
製)に付し、クロロホルムで溶出したフラクションを減
圧下、濃縮した。
【0046】得られた残留物1.22gを高速液体クロ
マトグラフィー[カラム;YMCpack(I−15,
ODS)S−343,移動相;水:メタノール(3:
1),流速;5ml/min,検出;UV254nm]
に付した。
【0047】保持時間56〜64分に溶出したフラクシ
ョンを減圧濃縮して無色油状物質523.0mgを得
た。
【0048】この無色油状物質の理化学的性質は、以下
に示す如くであり、これらのデータから5−ヒドロキシ
−4,7,7−トリメチル−8−オキサビシクロ[3.
2.1]ヘプト−3−エン−2−オン[5−hydro
xy−4,7,7−trimethyl−8−oxab
icyclo[3.2.1] hept−3−en−2
−one]と決定された。
【0049】なお、本化合物については光学異性体が存
在するが、本発明においてはそれぞれの異性体を含むこ
とはいうまでもない。
【0050】赤外線吸収スペクトル(IR,ν max
cm-1,CCl4):3380,1710 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(log
ε),MeOH]:233(3.85) マススペクトル(GC−EI−MS)m/z(%):1
82(M+,50),111(100) 高分解能マススペクトル C10143(M+): 計算値:182.0943 実測値:182.0948 プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):0.98(3H,s),1.37(3H,
s),1.79(1H,d,J=12.7Hz),1.
96(1H,d,J=12.7Hz),2.04(3
H,d,J=1.5Hz),4.05(1H,d,J=
1.5Hz),5.81(1H,quint,J=1.
5Hz)13 C−核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in CD
Cl3):17.8(q),24.8(q),31.6
(q),39.4(s),49.7(t),90.8
(d),104.8(s),124.2(d),16
7.1(s),197.0(s)
【0051】実施例2 実施例1で得た化合物100mgを乾燥ピリジン1ml
および無水酢酸0.5mlに溶解し、N,N−ジメチル
アミノピリジン100mgを加え、室温で2時間撹拌し
た後、反応液を氷水中に放置し、クロロホルム100m
lで分配抽出した。
【0052】クロロホルム層を硫酸ナトリウムで乾燥
後、減圧下、溶媒を留去することにより得られた残留物
を、n−ヘキサン−酢酸エチルの混合溶媒で再結晶する
ことにより、無色板状物質を106mg得た。
【0053】この無色板状物質の理化学的性質は、以下
に示す如くであり、これらのデータから5−アセトキシ
−4,7,7−トリメチル−8−オキサビシクロ[3.
2.1]ヘプト−3−エン−2−オン[5−aceto
xy−4,7,7−trimethyl−8−oxab
icyclo[3.2.1] hept−3−en−2
−one]と決定された。
【0054】融点:71〜72°C 赤外線吸収スペクトル(IR,ν max cm-1,K
Br):2968,1756,1684,1620,1
268,1226,1192,1144,1116,1
050 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(log
ε),MeOH]:234(4.06) マススペクトル(EI−MS)m/z(%):224
(M+,7),182(30),111(100) 高分解能マススペクトル C1217O4(M+H)+: 計算値:225.1127 実測値:225.1127 プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):1.01(3H,s),1.39(3H,
s),1.95(1H,d,J=12.5Hz),1.
95(3H,d,J=1.5Hz),2.13(1H,
d,J=12.5Hz),2.16(3H,s),4.
14(1H,d,J=1.5Hz),5.84(1H,
quint,J=1.5Hz)13 C−核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in CD
Cl3):17.5(q),21.3(q),24.7
(q),31.4(q),38.2(s),48.0
(t),91.8(d),106.1(s),124.
5(d),164.5(s),168.4(s),19
4.9(s)
【0055】実施例3 実施例1で得た化合物50mgを乾燥ピリジン3mlに
溶解し、パラブロモベンゾイルクロライドおよびN,N
−ジメチルアミノピリジンをそれぞれ100mg加え、
室温で3時間撹拌後、反応液を氷水中に放置し、クロロ
ホルム100mlで分配抽出した。
【0056】クロロホルム層を硫酸ナトリウムで乾燥、
減圧下、溶媒を留去することにより得られた残留物を、
中圧シリカゲルカラムクロマトグラフィー(CIGカラ
ム、25cmφ×40cm、草野科学社製)に付し、ベ
ンゼン−酢酸エチル(35:1)の混合溶媒で溶出して
得られた残留物を、n−ヘキサン−酢酸エチルの混合溶
媒で再結晶することにより無色板状物質24mgを得
た。
【0057】この無色板状物質の理化学的性質は、以下
に示す如くであり、これらのデータから5−パラブロモ
ベンゾイルオキシ−4,7,7−トリメチル−8−オキ
サビシクロ[3.2.1]ヘプト−3−エン−2−オン
[5−p−bromobenzoyloxy−4,7,
7−trimethyl−8−oxabicyclo
[3.2.1]hept−3−en−2−one]と決
定された。
【0058】融点:122〜123°C 赤外線吸収スペクトル(IR,ν max cm-1,K
Br):2960,1736,1688,1624,1
590,1454,1280,1258,1142,1
010,752 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(log
ε),MeOH]:248(4.27) マススペクトル(EI−MS)m/z(%):366
[C17174 81Br(M+),9],364[C1717
4 79Br(M+),9],157(100),155
(100) 高分解能マススペクトル C17184 81Br(M+H)+: 計算値:367.0369 実測値:367.0369 C17184 79Br(M+H)+: 計算値:365.0389 実測値:365.0382 プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):1.06(3H,s),1.44(3H,
s),1.99(3H,d,J=1.5Hz),2.0
9(1H,d,J=12.5Hz),2.32(1H,
d,J=12.5Hz),4.20(1H,d,J=
1.5Hz),5.90(1H,quint,J=1.
5Hz),7.63(2H,dd,J=8.6,2.3
Hz),7.93(2H,dd,J=8.6,2.3H
z)13 C−核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in CD
Cl3):17.6(q),24.8(q),31.5
(q),38.4(s),48.0(t),91.8
(d),106.8(s),124.7(d),12
8.1(s),129.2(s),131.5(d),
132.0(d),163.4(s),164.3
(s),194.8(s)
【0059】実施例4 実施例3で示した中圧シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにおけるベンゼン−酢酸エチル(35:1)の混合
溶媒で溶出した残留物を、n−ヘキサン−酢酸エチルの
混合溶媒で再結晶することにより、無色板状物質20m
gを得た。
【0060】この無色板状物質の理化学的性質は、以下
に示す如くであり、これらのデータから5−パラブロモ
ベンゾイルオキシ−2,6,6−トリメチルシクロヘプ
ト−2−エン−1,4−ジオン[5−p−bromob
enzoyloxy−2,6,6−trimethyl
cyclohept−2−en−1,4−dione]
と決定された。
【0061】融点:124〜125°C 赤外線吸収スペクトル(IR,ν max cm-1,K
Br):2972,1754,1728,1686,1
616,1592,1442,1372,1272,1
116,1104,1012,850,756 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(log
ε),MeOH]:247(4.07) マススペクトル(EI−MS)m/z(%):366
[C17174 81Br(M+),3],364[C1717
4 79Br(M+),3],185(100),183
(100) 高分解能マススペクトル C17184 81Br(M+H)+: 計算値:367.0369 実測値:367.0372 C17184 79Br(M+H)+: 計算値:365.0389 実測値:365.0392 プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
DCl3):1.24(3H,s),1.25(3H,
s),2.01(3H,d,J=1.5Hz),2.7
0(2H,s),5.10(1H,s),6.45(1
H,q,J=1.5Hz),7.61(2H,dd,J
=8.6,2.2Hz),7.86(2H,dd,J=
8.6,2.2Hz)13 C−核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in CD
Cl3):19.3(q),23.9(q),27.2
(q),33.7(s),55.5(t),85.5
(d),128.1(s),128.9(s),13
1.3(d)×2,132.0(d)×2,132.5
(d),150.8(s),165.0(s),19
5.1(s),200.0(s)
【0062】実施例5 実施例1で示したクロロホルム−メタノール(98:
2)の混合溶媒で溶出したフラクションを、中圧シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(CIGカラム、25c
mφ×40cm、草野科学社製)に付し、クロロホルム
で溶出したフラクションを減圧下、濃縮した。
【0063】得られた残留物0.65gを、再度中圧シ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(CIGカラム、2
5cmφ×40cm、草野科学社製)に付し、n−ヘキ
サン−酢酸エチル(1:1)の混合溶媒で溶出したフラ
クションを減圧下、濃縮して白色粉末280mgを得
た。
【0064】この白色粉末の理化学的性質は以下に示す
如くであり、これらのデータから3−ヒドロキシ−4,
5−(メチレンジオキシ)ベンジルアルコール[3−h
ydroxy−4,5−(methylenediox
y)−benzylalcoholと決定した。
【0065】赤外線吸収スペクトル(IR,ν max
cm-1,KBr):3400,3052,1644,
1512,1450,1236,1064,1032,
846,802 紫外線吸収スペクトル[λ max nm(log
ε),MeOH]:274(2.91),242(3.
53) マススペクトル(EI−MS)m/z(%):168
(M+,100),151(57) 高分解能マススペクトル C884(M)+: 計算値:168.0423 実測値:168.0424 プロトン核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in C
3OD):4.43(2H,s),5.87(2H,
s),6.40(1H,d,J=1.2Hz),6.4
3(1H,d,J=1.2Hz)13 C−核磁気共鳴スペクトル(δ ppm in CD
3OD):65.3(t),100.8(d),10
2.2(t),111.0(d),134.8(s),
137.3(s),141.9(s),150.4
(s)
【0066】実施例6 コーンスターチ 44g 結晶セルロース 40g カルボキシメチルセルロースカルシウム 5g 軽質無水ケイ酸 0.5g ステアリン酸マグネシウム 0.5g 実施例1で得た化合物 10g 計 100g
【0067】上記の処方に従って〜を均一に混合
し、打錠機にて圧縮成型して一錠200mgの錠剤を得
た。この錠剤一錠には、実施例1で得た化合物20mg
が含有されており、成人1日3〜10錠を数回にわけて
服用する。
【0068】実施例7 結晶セルロース 84.5g ステアリン酸マグネシウム 0.5g カルボキシメチルセルロースカルシウム 5g 実施例2で得た化合物 10g 計 100g
【0069】上記の処方に従って、およびの一部
を均一に混合し、圧縮成型した後、粉砕し、および
の残量を加えて混合し、打錠機にて圧縮成型して一錠2
00mgの錠剤を得た。
【0070】この錠剤一錠には、実施例2で得た化合物
20mgが含有されており、成人1日3〜10錠を数回
にわけて服用する。
【0071】実施例8 結晶セルロース 79.5g 10%ヒドロキシプロピルセルロースエタノール溶液 50g カルボキシメチルセルロースカルシウム 5g ステアリン酸マグネシウム 0.5g 実施例3で得た化合物 10g 計 145g
【0072】上記の処方に従って、およびを均一
に混合し、常法によりねつ和し、押し出し造粒機により
造粒し、乾燥・解砕した後、およびを混合し、打錠
機にて圧縮成型して一錠200mgの錠剤を得た。
【0073】この錠剤一錠には、実施例3で得た化合物
20mgが含有されており、成人1日3〜10錠を数回
にわけて服用する。
【0074】実施例9 コーンスターチ 84g ステアリン酸マグネシウム 0.5g カルボキシメチルセルロースカルシウム 5g 軽質無水ケイ酸 0.5g 実施例4で得た化合物 10g 計 100g
【0075】上記の処方に従って〜を均一に混合
し、圧縮成型機にて圧縮成型後、破砕機により粉砕し、
篩別して顆粒剤を得た。
【0076】この顆粒剤1gには、実施例4で得た化合
物100mgが含有されており、成人1日0.6〜2g
を数回にわけて服用する。
【0077】実施例10 結晶セルロース 86.5g 10%ヒドロキシプロピルセルロースエタノール溶液 35g 実施例5で得た化合物 10g 計 131.5g
【0078】上記の処方に従って〜を均一に混合
し、ねつ和した。押し出し造粒機により造粒後、乾燥
し、篩別して顆粒剤を得た。
【0079】この顆粒剤1gには、実施例5で得た化合
物100mgが含有されており、成人1日0.6〜2g
を数回にわけて服用する。
【0080】実施例11 コーンスターチ 89.5g 軽質無水ケイ酸 0.5g 実施例1で得た化合物 10g 計 100g
【0081】上記の処方に従って〜を均一に混合
し、200mgを2号カプセルに充填した。
【0082】このカプセル剤1カプセルには、実施例1
で得た化合物20mgが含有されており、成人1日3〜
10カプセルを数回にわけて服用する。
【0083】実施例12 注射用蒸留水 適量 ブドウ糖 200mg 実施例2で得た化合物 10mg 全量 15ml
【0084】注射用蒸留水におよびを溶解させた
後、5mlのアンプルに注入し、121°Cで15分間
加圧滅菌を行って注射剤を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 493/08 B 7329−4C // A61K 35/78 C 7180−4C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式I (式中、R1は水酸基、パラブロモベンゾイルオキシル
    基またはアセトキシル基を示す。)で表される新規モノ
    テルペン。
  2. 【請求項2】下記式II で表される新規モノテルペン誘導体。
  3. 【請求項3】下記式III で表される新規C6−C1化合物。
  4. 【請求項4】下記式I、 (式中、R1は水酸基、パラブロモベンゾイルオキシル
    基またはアセトキシル基を示す。) 下記式II または下記式III で表される化合物を有効成分とする5−リポキシゲナー
    ゼ阻害剤。
JP3358145A 1991-12-27 1991-12-27 新規な化合物および該化合物を有効成分とする5−リポキシゲナーゼ阻害剤 Pending JPH05178793A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108618964A (zh) * 2018-04-04 2018-10-09 河北晟和生物科技有限公司 中药的煎制方法

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