JPH0521104B2 - - Google Patents

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JPH0521104B2
JPH0521104B2 JP15697484A JP15697484A JPH0521104B2 JP H0521104 B2 JPH0521104 B2 JP H0521104B2 JP 15697484 A JP15697484 A JP 15697484A JP 15697484 A JP15697484 A JP 15697484A JP H0521104 B2 JPH0521104 B2 JP H0521104B2
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JP
Japan
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optically active
sulfoxides
methyl
naphthol
sulfoxide
Prior art date
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JP15697484A
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JPS6136254A (ja
Inventor
Fumio Toda
Koichi Tanaka
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は光学活性なスルホキシド類の新規な製
造法、さらに詳しくいえば、スルホキシド類のラ
セミ体を直接光学分割することにより、光学分割
剤として有用なスルホキシド類の光学活性体を極
めて容易に高純度かつ高収率で製造しうる工業的
有利な方法に関するものである。 従来技術 従来、一般式
【式】で示されるように、 スルホキシド基に2個の異なつた置換基R及び
R′が結合した形のスルホキシド類には、硫黄原
子を不斉原子とする(+)−体及び(−)−体の2
種の光学異性体が存在することが知られている。 ところで、前記R及びR′がそれぞれ異なる低
級アルキル基であるスルホキシド類においては、
相当するラセミ体を光学分割して光学活性体を得
る方法はこれまで知られておらず、例えば 1−ブタンスルフイニルクロリド+(−)−メン
トール ↓ (−)−メンチル1−ブタンスルフイネート+
メチルマグネシウムブロミド ↓ (+)−メチル−n−ブチルスルホキシド のような工程で光学活性体を得る方法〔K.
Mislowet al.:J.Am.Chem.SOC.,87,1958
(1956)〕が知られている。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、この方法は、極めて特殊な試薬
を必要とし、かつはん雑な操作を必要とする多数
の工程を含む上に収率も低いなどの問題点を有
し、工業的に実施するには不適当であつた。 本発明者らは、このような事情に鑑み、スルホ
キシド類のラセミ体を直接分割して、光学活性な
スルホキシド類を高純度かつ高収率で得る工業的
な方法を提供すべく鋭意研究を重ねた結果、光学
活性なβ−ジナフトールを用いることにより、そ
の目的を達成しうることを見出し、この知見に基
づいて本発明を活性するに至つた。 問題点を解決するための手段 すなわち、本発明は、一般式 (式中のR1及びR2はたがいに異なる低級アルキ
ル基である) で示されるスルホキシド類のラセミ体に、1,
1′−ビ−2−ナフトールの光学活性体を反応させ
て、前記スルホキシド類の光学活性体と1,1′−
ビ−2−ナフトールの光学活性体との包接化合物
を生成させ、これを分離したのち、分解して前記
スルホキシド類の光学活性体を得ることを特徴と
する光学活性なスルホキシド類の製造法を提供す
るものである。 本発明方法により光学分割される前記一般式
()で示されるスルホキシド類は公知の化合物
であつて通常ラセミ体として得られるものであ
る。前記一般式()中のR1及びR2はたがいに
異なる低級アルキル基であり、例えばメチル基、
エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、iso
−ブチル基などである。またこれらの基はハロゲ
ン原子、アルコシ基などの不活性置換基より置換
されていてもよい。このようなスルホキシド類の
具体例としては、メチル−n−ブチルスルホキシ
ド、メチル−iso−ブチルスルホキシド、メチル
−n−プロピルスルホキシド、メチル−エチルス
ルホキシド、エチル−n−ブチルスルホキシド、
エチル−n−プロピルスルホキシドなどを挙げる
ことができる。これらの中で特に好適に光学分割
できるものは、メチル−n−ブチルスルホキシ
ド、メチル−iso−ブチルスルホキシド、メチル
−n−プロピルスルホキシド、メチル−エチルス
ルホキシドである。 他方、光学分割剤として使用される1,1′−ビ
−2−ナフトールの光学活性体も公知であり、市
販品として容易に入手することができる。この
1,1′−ビ−2−ナフトールの光学活性体は、次
に示す立体構造を有する(R)−(+)−体と(S)−(−)
−体の2種のエナンチオマーとして存在する。
【式】
【式】 この(R)−(+)−体と(S)−(−)−体とはテトラヒ
ドロフラン中でそれぞれ+37.7゜及び、−37.7゜の施
光度を示すものであるが、本発明方法において
は、これらのいずれのエナンチオマーも用いるこ
とができる。そして、(R)−(+)−体を用いた場合
には、これはスルホキシド類の(+)−体と、ま
た(S)−(−)−体を用いた場合には、スルホキシド
類の(−)一体ととそれぞれ選択的に結合して、
モル比1:1の包接化合物を形成する。 本発明方法に従つて、スルホキシド類の光学分
割を行うには、スルホキシド類のラセミ体を適当
な溶媒に溶かし、この中へ1,1′−ビ−2−ナフ
トールを加えたのち、室温で数時間ないし10数時
間放置する。この場合、各原料成分の溶解を促進
するため、あるいは形成された包接化合物の析出
を促進するために、所望に応じ加温又は冷却する
こともできる。 スルホキシド類と1,1′−ビ−2−ナフトール
との使用量は、モリ比で約2:1の割合が望まし
いが、所望ならばいずれか一方を過剰に用いるこ
ともできる。 溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、ケロセ
ン、石油エーテルのような脂肪族炭化水素類、ア
セトン、メチルエチルケトンのようなケトン類、
ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭
化水素類、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフランのようなエーテル類、メ
タノール、エタノールのようなアルコール類、酢
酸エチル、酢酸ブチルのようなエステル類などが
用いられる。これらは単独で用いてもよいし、ま
た2種以上混合してもよい。 次に、前記のようにして析出した包接化合物の
結晶をろ別し、必要に応じて再結晶などにより精
製したのち、それを溶媒に溶かし、シリカゲル、
アルミナゲル、シリカーアルミナゲルなどで処理
することにより1,1′−ビ−2−ナフトールの光
学活性体とスルホキシド類の光学活性体とに分割
する。また、このようなシリカゲル、アルミナゲ
ルによる処理を行う代りに、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムのようなアルカリで処理したり、
あるいは、ラセミ化を起こさない温和な条件下で
蒸留処理して各成分光学活性体に分割することも
できる。 このようにして、高純度のスルホキシド類の光
学活性体を高収率で得ることができる。 発明の効果 本発明方法はスルホキシド類のラセミ体を直接
光学分割して、該スルホキシド類の光学活性体を
工業的有利に製造する方法であり、この方法によ
ると、スルホキシド類の光学活性体が極めて容易
に、高純度かつ高収率で得られる。得られた該ス
ルホキシド類の光学活性体は、光学活性な成分と
選択的に包接化合物を形成するので、光学分割剤
として有用である。 実施例 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明す
るが、本発明はこれらの例によつて何ら限定され
るものではない。 実施例 1 メチル−n−ブチルスルホキシドのラセミ体
1.68gと(R)−(+)−1,1′−ビ−2−ナフトール
〔〔α〕D+37.7゜(テトラヒドロフラン中)〕2.00g
と
をベンゼン10mlに溶解し、これにn−ヘキサン10
mlを加えて室温で12時間放置したのち、析出した
(R)−(+)−1,1′−ビ−2−ナフトール1モルと
(+)−メチル−n−ブチルスルホキシド1モルと
から成る包接化合物をろ取し、ベンゼン20mlで2
回再結晶したのち乾燥することにより、無色プリ
ズム状結晶〔融点152〜155℃、〔α〕D+55.8゜(エタ
ノール中)〕2.14gを得た。 次に、この結晶を溶出溶媒としてベンゼンと酢
酸エチルとの等量混合物を用い、シリカゲルカラ
ムに通して処理したところ、(+)−メチル−n−
ブチルスルホキシド〔〔α〕D+111゜(エタノール
中)〕0.63gを得た。 実施例 2 メチル−iso−ブチルスルホキシドのラセミ体
0.84gと(R)−(+)−1,1′−ビ−2−ナフトール
〔〔α〕D+37.7゜(テトラヒドロフラン中)〕1.00g
と
をベンゼン5mlに溶解し、これにn−ヘキサン5
mlを加えて室温で12時間放置したのち、析出した
(R)−(+)−1,1′−ビ−2−ナフトール1モルと
(+)−メチル−iso−ブチルスルホキシド1モル
とから成る包接化合物をろ取し、ベンゼン5mlで
5回再結晶したのち乾燥することにより、無色プ
リズム晶〔融点122〜124℃、〔α〕D+55.4゜(エタノ
ール中)〕0.43gを得た。 次いで、この結晶を溶出溶媒としてベンゼンと
酢酸エチルとの等量混合物を用い、シリカゲルカ
ラムに通して処理したところ、(+)−メチル−
iso−ブチルスルホキシド〔〔α〕D+109゜(エタノー
ル中)〕0.12gを得た。 実施例 3 メチル−n−プロピルスルホキシドのラセミ体
0.74gと(R))−(+)−1,1′−ビ−2−ナフトー
ル〔〔α〕D+37.7゜(テトラヒドロフラン中)〕1.00
gとをベンゼン5mlに溶解し、これにn−ヘキサ
ン5mlを加えて室温で12時間放置したのち、析出
した(R)−(+)−1,1′−ビ−2−ナフトール1モ
ルと(+)−メチル−n−プロピルスルホキシド
1モルとから成る包接化合物をろ取し、ベンゼン
10mlで2回再結晶したのち乾燥することにより、
無色プリズム状結晶〔融点157〜160℃、〔α〕D+
54.2゜(エタノール中)〕1.00gを得た。 次いで、この結晶を溶出溶媒としてベンゼンと
酢酸エチルとの等量混合物を用い、シリカゲルカ
ラムに通して処理したところ、(+)−メチル−n
−プロピルスルホキシド〔〔α〕D+123゜(エタノー
ル中)〕0.27gを得た。 実施例 4 メチル−エチルスルホキシドのラセミ体0.64g
と(R)−(+)−1,1′−ビ−2−ナフトール〔〔α〕
D+37.7゜(テトラヒドロフラン中)〕1.00gとをベ
ンゼン5mlに溶解し、これにn−ヘキサン5mlを
加えて室温で12時間放置したのち、析出した(R)−
(+)−1,1′−ビ−2−ナフトール1モルと
(+)−メチル−エチルスルホキシド1モルとから
成る包接化合物をろ取し、ベンゼン5mlで1回再
結晶したのち乾燥することにより、無色プリズム
状結晶〔融点124〜127℃、〔α〕D+30.5゜(エタノー
ル中)〕0.59gを得た。 次いで、この結晶を溶出溶媒としてベンゼンと
酢酸エチルとの等量混合物を用い、シリカゲルカ
ラムに通して処理したところ、(+)−メチル−エ
チルスルホキシド〔〔α〕D+39.1゜(エタノール中)
〕
0.14gを得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中のR1及びR2はたがいに異なる低級アルキ
    ル基である) で示されるスルホキシド類のラセミ体に、1,
    1′−ビ−2−ナフトールの光学活性体を反応させ
    て、前記スルホキシド類の光学活性体と1,1′−
    ビ−2−ナフトールの光学活性体との包接化合物
    を生成させ、これを分離したのち、分解して前記
    スルホキシド類の光学活性体を得ることを特徴と
    する光学活性なスルホキシド類の製造法。
JP15697484A 1984-07-27 1984-07-27 光学活性なスルホキシド類の製造法 Granted JPS6136254A (ja)

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