JPH0526669B2 - - Google Patents

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JPH0526669B2
JPH0526669B2 JP59089841A JP8984184A JPH0526669B2 JP H0526669 B2 JPH0526669 B2 JP H0526669B2 JP 59089841 A JP59089841 A JP 59089841A JP 8984184 A JP8984184 A JP 8984184A JP H0526669 B2 JPH0526669 B2 JP H0526669B2
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    • G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
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    • G—PHYSICS
    • G11—INFORMATION STORAGE
    • G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
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    • G11B7/2495—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only containing organometallic compounds as anions

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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 本発明は、光記録媒体、特にヒートモードの光
記録媒体の記録方法に関する。 先行技術 光記録媒体は、媒体と書き込みないし読み出し
ヘツドが非接触であるので、記録媒体が摩耗劣化
しないという特徴をもち、このため、種々の光記
録媒体の開発研究が行われている。 このような光記録媒体のうち、暗室による現像
処理が不要である等の点で、ヒートモード光記録
媒体の開発が活発になつている。 このヒートモードの光記録媒体は、記録光を熱
として利用する光記録媒体であり、その1例とし
て、レーザー等の記録光で媒体の一部を融解、除
去等して、ピツトと称される小穴を形成して書き
込みを行い、このピツトにより情報を記録し、こ
のピツトを読み出し光で検出して読み出しを行う
ピツト形成タイプのものがある。 このようなピツト形成タイプの媒体、特にその
うち、装置を小型化できる半導体レーザーを光源
とするものにおいては、これまで、Teを主体と
する材料を記録層とするものが大半をしめてい
る。 しかし、近年、Te系材料が有害であること、
そしてより高感度化する必要があること、より製
造コストを安価にする必要があることから、Te
系にかえ、色素を主とした有機材料系の記録層を
用いる媒体についての提案や報告が増加してい
る。 例えば、He−Neレーザー用としては、スクワ
リリウム色素〔特開昭56−46221号V.B.Jipson
and C.R.Jones,J.Vac.Sci.Technol.、81(1)105
(1981)〕や、金属フタロシアニン色素(特開昭57
−82094号、同57−82095号)などを用いるものが
ある。 また、金属フタロシアニン色素を半導体レーザ
ー用として使用した例(特開昭56−86795号)も
ある。 これらは、いずれも色素を蒸着により記録層薄
膜としたものであり、媒体製造上、Te系と大差
はない。 しかし、色素蒸着膜のレーザーに対する反射率
は一般に小さく、反射光量のピツトによる変化
(減少)によつて読み出し信号をうる、現在行わ
れている通常の方式では、大きなS/N比をうる
ことができない。 また、記録層を担持した透明基体を、記録層が
対向するようにして一体化した、いわゆるエアー
サンドイツチ構造の媒体とし、基体をとおして書
き込みおよび読み出しを行うと、書き込み感度を
下げずに記録層の保護ができ、かつ記録密度も大
きくなる点で有利であるが、このような記録再生
方式も、色素蒸着膜では不可能である。 これは、通常の透明樹脂製基体では、屈折率が
ある程度の値をもち(ポリメチルメタクリレート
で1.5)、また、表面反射率がある程度大きく(同
4%)、記録層の基体をとおしての反射率が、例
えばポリメチルメタクリレートでは60%程度以下
になるため、低い反射率しか示さない記録層では
検出できないからである。 色素蒸着膜からなる記録層の、読み出しのS/
N比を向上させるためには、通常、基体と記録層
との間に、Al等の蒸着反射膜を介在させている。 この場合、蒸着反射膜は、反射率を上げてS/
N比を向上させるためのものであり、ピツト形成
により反射膜が露出して反射率が増大したり、あ
るいは場合によつては、反射膜を除去して反射率
を減少させるものであるが、当然のことながら、
基体をとおしての記録再生はできない。 同様に、特開昭55−161690号には、IR−132色
素(コダツク社製)とポリ酢酸ビニルとからなる
記録層、また、特開昭57−74845号には、1,
1′−ジエチル−2,2′−トリカルボシアニンイオ
ダイドとニトロセルロースとからなる記録層、さ
らにはK.Y.Law,et al.,Appl.Phys.Lett.39(9)
718(1981)には、3,3′−ジエチル−12−アセチ
ルチアテトラカルボシアニンとポリ酢酸ビニルと
からなる記録層など、色素と樹脂とからなる記録
層を塗布法によつて設層した媒体が開示されてい
る。 しかし、これらの場合にも、基体と記録層との
間に反射膜を必要としており、基体裏面側からの
記録再生ができない点で、色素蒸着膜の場合と同
様の欠点をもつ。 このように、基体をとおしての記録再生が可能
であり、Te系材料からなる記録層をもつ媒体と
の互換性を有する、有機材料系の記録層をもつ媒
体を実現するには、有機材料自身が大きな反射率
を示す必要がある。 しかし、従来、反射層を積層せずに、有機材料
の単層にて高い反射率を示す例はきわめて少な
い。 わずかに、バナジルフタロシアニンの蒸着膜が
高反射率を示す旨が報告〔P.Kivits,et al.,
Appl.Phys.Part A26(2)101(1981)、特開昭55−
97033号〕されているが、おそらく昇華温度が高
いためであろうと思われるが、書き込み感度が低
い。 また、チアゾール系やキノリン系等のシアニン
色素やメロシアニン色素が報告〔山本他、第27回
応用物理学会予稿集 1p−P−9(1980)〕さ
れており、これにもとづく提案が特開昭58−
112790号になされているが、これら色素は、特に
塗膜として設層したときに、溶剤に対する溶解度
が小さく、また結晶化しやすく、さらには読み出
し光に対してきわめて不安定でただちに脱色して
しまい、実用に供しえない。 このような実状に鑑み、本発明者らは、先に、
溶剤に対する溶解度が高く、結晶化も少なく、か
つ熱的に安定であつて、塗膜の反射率が高いイン
ドレニン系のシアニン色素を単層膜として用いる
旨を提案している(特願昭57−134397号、同57−
134170号)。 また、インドレニン系、あるいはチアゾール
系、キノリン系、セレナゾール系等の他のシアニ
ン色素においても、長鎖アルキル基を分子中に導
入して、溶解性の改善と結晶化の防止がはかられ
ることを提案している(特願昭57−182589号、同
57−177776号等)。 さらに、光安定性をまし、特に読み出し光によ
る脱色(再生劣化)を防止するために、シアニン
色素に遷移金属の錯体からなるクエンチヤーを添
加する旨の提案を行つている(特願昭57−166832
号、同57−168048号等)。 さらに、スチリル系、インドリル系、ピリリウ
ム、チアピリリウム、セレナピリリウムないしテ
ルロピリリウム系、ポリメチン系等の色素が正電
荷をもつヘテロ元素を含むヘテロ環を有する色
素、または正電荷をもつメタン鎖を有する色素に
クエンチヤーを添加して、再生劣化が減少する旨
の提案も行つている(特願昭58−181367号、同58
−181368号、同58−181369号、同58−183454号、
同58−183455号、同58−183456号〕。 しかし、正電荷をもつヘテロ原子を含むヘテロ
環を有する色素、または正電荷をもつメチン鎖を
有する色素は、通常、対アニオンをもち、また遷
移金属の錯体からなるクエンチヤーの混合物は、
通常、対アニオンを有するので、これらの存在に
より耐湿性に問題がある。 このため、耐湿性を改善し、保存性を改良する
ために、正電荷をもつヘテロ原子を含むヘテロ環
を有する色素のカチオン、または正電荷をもつメ
チン鎖を有する色素のカチオンと、遷移金属錯体
からなるクエンチヤーのアニオンとの等モルイオ
ン結合体による塗膜の提案を行つている(特願昭
59−14848号)。 ところで、色素カチオンと遷移金属錯体クエン
チヤーアニオンの等モルイオン結合体では色素の
比率が相対的にに小さくなり、塗膜単位重量当り
の色素が薄められてしまうので、光記録媒体とし
ての吸収率、反射率がやや低く、書き込み感度と
読み出しのS/N比が十分でない場合がある。 さらに、色素カチオンと遷移金属クエンチヤー
アニオンの等モルイオン結合体では一般に溶解性
が悪く、成膜性が悪い場合が多く、そのためS/
N比等も十分大きな値がえられない問題がある。 発明の目的 本発明は、このような実状に鑑みなされたもの
であつて、その主たる目的は、再生劣化がきわめ
て少なく、耐湿性が良好な色素を含む記録層を有
する光記録媒体を提供することにある。 このような目的は、下記の本発明によつて達成
される。 すなわち、本発明は、 基体上に記録層を設層してなる光記録媒体にお
いて、記録層が下記一般式〔〕〜〔〕で示さ
れる色素カチオンとクエンチヤーアニオンの結合
体を含み、さらに色素を含むことを特徴とする光
記録媒体である。 一般式〔〕 {上記一般式〔〕において、 Zは、縮合ベンゼン環またはナフタレン環を形
成するのに必要な原子群を表わし、 R11は、置換または非置換のアルキル基、アリ
ール基またはアルケニル基を表わし、 R12は、置換または非置換のアリール基を表
し、 L1およびL2は、それぞれ、置換または非置換
のメチン基を表わし、 l1は、1または2であり、 Y1は、含窒素ヘテロ環を形成するのに必要な
原子群を表わし、 mは、0または1であり、 R14は、置換または非置換のアルキル基、アリ
ール基またはアルケニル基を表わす。} 一般式〔〕 上記一般式〔〕において、 Y2は、縮合環を有してもよいインドレニル基
を完成させるために必要な原子群を表わす。 R21は、置換または非置換のアルキル基、アリ
ール基またはアルケニル基を表わし、 L1およびL2は、それぞれ、置換または非置換
のメチン基を表わし、 R22は、1価の基を表わす。 kは、0または1〜5の整数である。ただし、
kが2以上のとき、複数のR22は互いに異なつて
いても同一であつてもよい。 一般式〔〕 {上記一般式〔〕において、 R31およびR32は、それぞれ、アルキル基、ア
リール基、または付加インドリジン基もしくはイ
ンドリジニウム基、もしくはこれらの組み合せを
有するポリスチリル基を表わす。 R33は、インドリジノン核と共に有機発色団を
構成する。1価の基を表わす。 R34は、水素、アルキル基、シアノ基、アシル
基、カルボアルコキシ基、アミノカルボニル基、
アシルオキシ基またはハロゲンを表わす。 R35は、水素、ハロゲンまたはアルキル基を表
わす。} 一般式〔〕 {上記一般式〔〕において、 R41,R43およびR45は、それぞれ、水素原子、
ハロゲン原子、直接もしくは2価の連結基を介し
て結合する置換もしくは非置換のアルキル基、ア
リール基もしくはヘテロ環残基、またはモノもし
くはポリメチン鎖を有する基を表わし、 R42およびR44は、それぞれ、水素原子、また
は置換もしくは非置換のアルキル基もしくはアリ
ール基を表わし、 R42とR43、またはR44とR45は、互いに結合
して縮合環が形成されていてもよく、 Yは、O,S,SeまたはTeを表わす。} 一般式〔〕 {上記一式般〔〕において、 R51は、水素原子、アルコキシ基または置換も
しくは非置換のアミノ基を表わし、 A,BおよびCは、それぞれ置換または非置換
のフエニル基またはアルキル基を表わすが、 A,BおよびCのうちの少なくとも1つは
【式】R51である。 L1およびL2は、置換または非置換のメチン基
を表わし、 nは1または2である。} 発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明
する。 本発明の光記録媒体の記録層は、色素カチオン
とクエンチヤーアニオンとの結合体を含む。 この場合、色素カチオンとクエンチヤーアニオ
ンとのイオン価数については制限はなく、種々の
組合せが可能であるが、通常は、両者は1価であ
る。 すなわち、色素カチオンをD+、クエンチヤー
アニオンをQ-とすると、通常、結合体は、
D+・Q- のものである。 イオン結合体を構成する色素のカチオンとし
て、記録層中に含有させたとき、書き込み感度が
高く、読み出しのS/N比が高いものは、正電荷
をもつヘテロ原子を含むヘテロ環を有する色素の
カチオンか、あるいは正電荷をもつメチン鎖を有
する色素のカチオンである。このような場合、正
電荷をもつヘテロ原子を含むヘテロ環を有する色
素のカチオンは、特に下記一般式〔〕〜〔〕
で示されるものである。 一般式〔〕 上記一般式〔〕において、 Zは、縮合ベンゼン環またはナフタレン環を形
成するのに必要な原子群を表わし、 R11は、置換または非置換のアルキル基、アリ
ール基またはアルケニル基を表わし、 R12は、置換または非置換のアリール基を表
し、 L1およびL2は、それぞれ、置換または非置換
のメチン基を表わし、 l1は、1または2であり、 Y1は、含窒素ヘテロ環を形成するのに必要な
原子群を表わし、 mは、0または1であり、 R14は、置換または非置換のアルキル基、アリ
ール基またはアルケニル基を表わす。 上記一般式〔〕において、両端の含窒素環の
H原子に結合するR11およびR14は、互いに同一
でも異なつていてもよく、それぞれ、置換または
非置換のアルケニル基、アリール基またはアルケ
ニル基を表わす。 この場合、これらの基の炭素原子数には特に制
限はない。また、アルキル基としては、鎖状であ
つても環状であつてもよい。 そして、これらの基が置換体である場合、置換
基としては、スルホ基、カルボキシ基、ヒドロキ
シ基、アルキルカルボニルオキシ基、アルキルオ
キシカルボニル基、アルキルアミド基、アルキル
スルホンアミド基、アルキルオキシ基、アルキル
アミノ基、アルキルカルバモイル基、アルキルス
ルフアモイル基、アリールカルボニルオキシ基、
アリールオキシカルボニル基、アリールアミド
基、アリールスルホンアミド基、アリールオキシ
基、アリールアミノ基、アリールカルバモイル
基、アリールスルフアモイル基、ハロゲン原子
等、あるいはこれらの1つ以上が他を置換したも
のなどがある。 また、一般式〔〕の左端のインドール環また
はベンズインドール環の2位に結合するR12は、
置換または非置換のアリール基(特にフエニル
基)である。 この場合、置換基としては、ハロゲン原子、ア
ルキル基、アリール基、アルコキシ基等が挙げら
れる。 一方、Zは、縮合ベンゼン環またはナフタレン
環を形成するのに必要な原子群を表わし、これに
よりメチン鎖の左端には、インドールまたはベン
ズインドール環(α−またはβ−のいずれの異性
体でもよい)が結合するものである。 そして、これら環中の所定の位置には、さらに
他の置換基が結合していてもよい。 このような置換基としては、ハロゲン原子、ア
ルキル基、アリール基、複素環残基、アルコキシ
基、アリーロキシ基、アルキルチオ基、アリール
チオ基、アルキルカルボニル基、アリールカルボ
ニル基、アルキルオキシカルボニル基、アリーロ
キシカルボニル基、アルキルカルボニルオキシ
基、アリールカルボニルオキシ基、アルキルアミ
ド基、アリールアミド基、アルキルカルバモイル
基、アリールカルバモイル基、アルキルアミノ
基、アリールアミノ基、カルボン酸基、スルホン
酸基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニ
ル基、アルキルスルホンアミド基、アリールスル
ホンアミド基、アルキルスルフアモイル基、アリ
ールスルフアモイル基、シアノ基、ニトロ基、ヒ
ドロキシ基等、 あるいはこれらの1種以上がこれらのうちの他
の基をさらに置換したものなど、種々の置換基で
あつてよい。 さらに、メチン鎖の右端には、Y1によつて完
成される含窒素ヘテロ環が結合する。ただし、メ
チン鎖とN原子とは、m=0にてメチン鎖に結合
する炭素原子のとなりに位置するか、m=1に
て、ヘテロ環中、メチン鎖に結合する炭素原子と
ジメチンを介して位置する。 このような場合、Y1を含む右端の環としては、
シアニン色素における公知の種々の含窒素ヘテロ
環いずれであつてもよい。 例えば、チアゾール環、ベンズチアゾール環、
ナフトチアゾール環(αおよびβ)、チアジアゾ
ール環、オキサゾール環、ベンズオキサゾール
環、ナフトオキサゾール環、セレナゾール環、ベ
ンズセレナゾール環、ナフトセレナゾール環、キ
ノリン環、ピリミジン環、キノキサリン環、キナ
ゾリン環、フタラジン環、キノリン環、ベンズイ
ミダゾール環、インドール環(特に、3,3−ジ
アルキル−2−インドレニル等)、ナフチリジン
環、チアゾロピリジン環、チアゾロキノリン環、
オキサゾロキノリン環、ピロロピリジン環等であ
る。 そして、これら環には、上記左端のインドール
環またはベンズインドール環と同様の置換基が結
合してもよい。 さらに、L1およびL2は、置換基を有してもよ
いメチン基であるが、通常はCHである。 また、これらで形成されるメチン鎖は、その途
中に環を含んでいてもよい。 また、l1は、1または2である。 次に、上記一般式〔〕で示される色素カチオ
ンの具体例を挙げる。 なお、下記において、Φは左端のZを含む環で
あり、このうちiがインドール環、biがベンゾイ
ンドール環を表わす。 また、Ψは、Yを含む環である。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 これら色素の酸アニオン、例えば、Cl-、Br-、
I-、ClO4 -、
【式】
【式】BF4 -等との結合体は、l =1または2の場合、米国特許第3615610号、同
第3314796号、同第3505070号、特公昭47−20727
号、同56−49343号、同58−14111号、同58−1768
号等に従い合成される。 また、l=2および3の場合は、J.Chemical
Society,1266(1961)、Berichte、94,838
(1960)、Bulletin pf the Chemical Society of
Japan、43、1586(1970)に準じて、メチン鎖を
延長し、α,β−不飽和アルデヒドとした後、上
記方法に従い合成される。 一般式〔〕 上記一般式〔〕において、 Y2は、縮合環を有してもよいインドレニル基
を完成させるために必要な原子群を表わす。 R21は、置換または非置換のアルキル基、アリ
ール基またはアルケニル基を表わし、 L1およびL2は、それぞれ、置換または非置換
のメチン基を表わし、 l2は、1,2または3の整数である。 R22は、1価の基を表わす。 kは、0または1〜5の整数である。ただし、
kが2以上のとき、複数のR22は互いに異なつて
いても同一であつてもよい。 上記一般式〔〕において、Y2で完成される
環は、下記のものであることが好ましい。 上記一般式〔〕において、R21は、置換また
は非置換のアルキル基(例えばメチル、エチル、
ブチル、オクチルなど)、アリール基(例えばフ
エニルなど)、またはアルケニル基(例えばアリ
ル、メタアリルなど)である。 R21の炭素原子数には特に制限はない。 また、これらが置換されたものである場合、置
換基としては、アルキルカルボニルオキシ基、ア
ルキルアミド基、アルキルスルホンアミド基、ア
ルコキシカルボニル基、アルキルアミノ基、アル
キルカルバモイル基、アルキルスルフアモイル
基、アリールカルボニルオキシ基、アリールアミ
ド基、アリールスルホンアミド基、アリーロキシ
カルボニル基、アリールアミノ基、アリールカル
バモイル基、アリールスルフアモイル基、水酸
基、カルボキシ基、スルホン酸基、ハロゲン原子
等いずれであつてもよい。 さらに、式〔Φ〕〜〔Φ〕において、その
3位には、2つの置換基R23、R24が結合するこ
とが好ましい。この場合、3位に結合する2つの
置換基R23、R24としては、アルキル基またはア
リール基であることが好ましい。 そして、これらのうちでは、炭素原子数1また
は2、特に1の非置換アルキル基であることが好
ましい。 また、これら環中の所定の位置には、さらに他
の置換基R25が結合していてもよい。 このような置換基としては、ハロゲン原子、ア
ルキル基、アリール基、複素環残基、アルコキシ
基、アリーロキシ基、アルキルチオ基、アリール
チオ基、アルキルカルボニル基、アリールカルボ
ニル基、アルキルオキシカルボニル基、アリーロ
キシカルボニル基、アルキルカルボニルオキシ
基、アリールカルボニルオキシ基、アルキルアミ
ド基、アリールアミド基、アルキルカルバモイル
基、アリールカルバモイル基、アルキルアミノ
基、アリールアミノ基、カルボン酸基、スルホン
酸基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニ
ル基、アルキルスルホンアミド基、アリールスル
ホンアミド基、アルキルスルフアモイル基、アリ
ールスルフアモイル基、シアノ基、ニトロ基、ヒ
ドロキシ基等、種々の置換基であつてよい。 そして、これらの置換基の数(p,q,r)は
通常、0または1〜4程度とされる。 なお、p,q,rが2以上であるとき、複数の
R25は、互いに異なるものであつてよい。 L1、L2は、前記と同じく、置換されていても
よいメチン基であるが、通常はCHである。 そして、これらで形成されるメチン鎖は、その
途中に環を含んでいてもよい。 l2は、1,2または3のいずれであつてもよ
い。 R22は、1価の基を表わし、k=0,1,2,
3,4または5である。この場合、k≧2のとき
は、複数のR22は互いに同一でも異なるものであ
つてもよい。 なお、kは1以上、特に1または2であり、そ
のうちの1つはp−位に結合し、また他の1つは
m−位に結合し、p−位に結合するR22は、置換
または非置換のジアルキルアミノ基またはアルキ
ルオキシ基であると好適である。 この場合の置換体の置換基としては、スルホン
酸基、シアノ基、ハロゲン原子、カルボン酸基な
どがある。 次に、一般式〔〕で示される色素カチオンの
具体例を挙げる。
【表】
【表】 このような色素カチオンの酸アニオンとの結合
体は、l=1または2の場合、特公昭31−5920
号、米国特許第1845404号、同第3652283号、同第
3384487号、特公昭57−46056号等に従い合成され
る。 また、l=2および3の場合は、J.Chemical
Society、1266(1961)、Berichte、94,838
(1961)、Bulletin of the Chemical Society of
Japan、43,1586(1970)に準じて、メチン鎖を
延長し、α,β−不飽和アルデヒドとした後、上
記方法に従い合成される。 上記一般式〔〕において、 R31およびR32は、それぞれ、アルキル基、ア
リール基、または付加インドリジン基もしくはイ
ンドリジニウム基、もしくはこれらの組み合せを
有するポリスチリル基を表わす。 R33は、インドリジノン刻と共に有機発色団を
構成する、特開昭58−17164号に記載されている
ような1価の基を表わす。 R34は、水素、アルキル基、シアノ基、アシル
基、カルボアルコキシ基、アミノカルボニル基、
アシルオキシ基またはハロゲンを表わす。 R35は、水素、ハロゲンまたはアルキル基を表
わす。 このような色素カチオンの酸アニオンとの結合
体は、特開昭58−17164号の記載に従い容易に合
成される。 以下に、これら色素カチオンの代表例を挙げ
る。 なお、以下において、φはフエニル基を表わ
す。
【表】
【表】
【表】
上記一般式〔〕において、 R41,R43およびR45は、それぞれ、水素原子、
ハロゲン原子、直接もしくは2価の連結基を介し
て結合する置換もしくは非置換のアルキル基、ア
リール基もしくはヘテロ環残基、またはモノもし
くはポリメチン鎖を有する基を表わし、 R42およびR44は、それぞれ、水素原子、また
は置換もしくは非置換のアルキル基もしくはアリ
ール基を表わし、 R42とR43、またはR44とR45は、互いに結合
して縮合環が形成されていてもよく、 Xは、O,S,SeまたはTeを表わす。 すなわち、一般式〔〕で示されるものは、ピ
リリウム、チアピリリウム、セレナピリリウムな
いしテルロピリリウム系の色素カチオンを包含す
る。 上記一般式〔〕において、R41、R43および
R45は、同一でも異なつていてもよく、それぞ
れ、水素原子;ハロゲン原子;直接もしくは2価
の連結基(−O−、−NH−、−NHR′−ただし
R′はアルキル基、アリール基等)を介して結合
する置換もしくは非置換のアルキル基、アリール
基もしくはヘテロ環残基;またはモノもしくはポ
リメチン鎖を有する基を表わす。 このような基のうち、特に好適なものは下記の
ものである。 (1) 水素原子 (2) ハロゲン原子 (3) それぞれ置換または非置換のアルキル基、ア
リール基、アルキルアリール基、アルコキシ
基、アリーロキシ基、ヘテロ環残基、またはモ
ノもしくはジアルキルアミノ基等。 特に、置換または非置換のアルキル基(メチ
ル、エチル、p−アシニルなど)、置換または
非置換のアリール基(フエニル、p−N,N−
ジメチルアミノフエニルなど)、アルコキシ基
(メトキシ、エトキシなど)、アリーロキシ基
(フエノキシなど)等。 (4) 下記のモノまたはポリメチン鎖を有する基 (i)(―CR′=CR″)―oCH=A1 (ここに、A1は、単環または多環のヘテロ
環2価残基、例えばオキサゾリリデン、チアゾ
リリデン、セレナゾリリデン、イムダゾリリデ
ン、ピラニリデン、チアピラニリデン、セレナ
ピラニリデン、テルロピラニリデン、オキサイ
ンドラジニリデン、ベンゾオキサゾリリデン、
ベンゾチアゾリリデン、ベンゾピラニリデン、
ベンゾチアピラニリデン、ベンゾセレナピラニ
リデン、ベンゾテルロピラニリデンなどを表わ
し、 R′,R″は、水素原子、ハロゲン、または置
換もしくは非置換のアルキル基もしくはアリー
ル基であり、 nは0〜3の整数である。) (ii)(―CR′=CR″)―oA2 〔ここに、A2は、水素原子、アルキル基
(メチル、エチルなど)、アルコキシ基(メトキ
シ、エトキシなど)、アリール基(フエニル、
ナフチルなど)、置換もしくは非置換のアミノ
基(ジメチルアミノなど)、ジアルキルアミノ
アリール基(ジメチルアミノフエニルなど)、
単環または多環のヘテロ環残基(オキサゾリ
ル、9−ジユロリジル、チアゾリル、セレナゾ
リル、イミダゾリル、ピリリウミル、チアピリ
リウミル、セレナピリリウム、テルロピリリウ
ム、ピリジニル、フラニル、チオフエニル、セ
レノフエニル、テルロフエニル、オキサインド
ラジニル、ベンゾキサゾリル、ベンゾチアゾリ
ル、ベンゾセレナゾリル、ベンゾピリリウミ
ル、ベンゾチアピリリウミル、ベンゾセレナピ
リリウミル、ベンゾテルロピリリウミルなど)
を表わし、 R′およびR″は、前記に同じであり、 nは0〜2の整数である。〕 さらに、R42およびR44は、同一でも異なつて
いてもよく、それぞれ水素原子;または前記
R41、R43、R45におけるときと同様に置換され
るか、あるいは非置換のアルキル基もしくはアリ
ール基を表わす。 このような場合、R42とR43、あるいはR44と
R45は、互いに結合して、炭素原子約5〜20程度
の単環ないし多環の縮合炭素環を形成してもよ
い。 縮合炭素環としては、特に、置換ないし非置換
のベンゼン環が好適である。 さらにXは、O,S,SeまたはTeであり、そ
れぞれの原子に応じ、ピリリウム系、チアピリリ
ウム系、セレナピリリウム系またはテルロピリリ
ウム系の色素となるものである。 このような色素の酸アニオン結合体は、特開昭
58−32876号およびJ.Org.Chem.47 27 5235〜
5239(1982)等に従い合成される。 次に、上記一般式〔〕で示される色素の具体
例を挙げる。 なお下記においてphはフエニル基を表わす。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 さらに、正電荷を有するメチン鎖を有する色素
カチオンは、下記一般式〔〕で示されるもので
ある。 上記一般式〔〕において、 R51は、水素原子、アルコキシ基または置換も
しくは非置換のアミノ基を表わし、 A,BおよびCは、それぞれ置換または非置換
のフエニル基またはアルキル基を表わすが、 A,BおよびCのうちの少なくとも1つは
【式】である。 L1およびL2は、置換または非置換のメチン基
を表わし、 nは1または2である。 上記一般式〔〕において、R51は、水素原
子、アルコキシ基、置換または非置換のアミノ基
を表わす。 この場合、アルコキシ基としては、メトキシ、
エトキシ等の低級アルコキシ基が好適である。 また、アミノ基としては、非置換体、モノ置換
体であつてもよいが、ジ置換体であることが好ま
しい。そして、特に、メチル、エチル、置換(ハ
ロゲン等)もしくは非置換のベンジル基を有する
ジ置換アミノ基が好ましい。 これらのうち、R51としては、アミノ基である
ことが好ましい。 さらに、L1およびL2は、前記に同じく、置換
または非置換のメチン基を表わすが、これらで形
成されるメチン鎖中には、炭素環が形成されてい
てもよい。 一方、A,BおよびCは、それぞれ、置換また
は非置換のフエニル基またはアルキル基を表わ
す。 アルキル基としては、メチル、エチルが好適で
ある。 また、フエニル基としては、上記
【式】の他、非置換フエニル基やハ ロゲン等で置換されたフエニル基であつてよい。 ただし、A,BおよびCのうちの1〜3個は、
【式】でなければならない。 さらに、nは1または2である。 次に、上記一般式〔〕で示されるポリメチン
色素カチオンの具体例を挙げる。 このような色素カチオンの酸アニオンとの結合
体は、J.Am.Chem.Soc.80 3772〜3777(1958)
や、Helu.Chim.Acta24 369E、特開昭56−8149
号、同58−18169:号等に従い合成される。 これら各色素カチオンは、通常、単量体の形を
とるが、必要に応じ、重合体の形であつてもよ
い。 この場合、重合体は、色素カチオンの2分子以
上を有するものであつて、これら色素カチオンの
縮合物であつてもよい。 例えば、−OH,−COOH,−SO3H等の官能基の
1種以上を、1個または2個以上有する上記色素
カチオンの単独ないし共縮合物、 あるいはこれらと、ジアルコール、ジカルボン
酸ないしその塩化物、ジアミン、ジないしトリイ
ソシアナート、ジエポキシ化合物、酸無水物、ジ
ヒドラジド、ジイミノカルボナート等の共縮合成
分や他の色素との共縮合物がある。 あるいは、上記の官能基を有する色素カチオン
を単独で、あるいはスペーサー成分や他の色素と
ともに、金属系架橋剤で架橋したものであつても
よい。 この場合、金属系架橋剤としては、 チタン、ジルコン、アルミニウム等のアルコキ
シド、 チタン、ジルコン、アルミニウム等のキレート
(例えば、β−ジケトン、ケトエステル、ヒドロ
キシカルボン酸ないしそのエステル、ケトアルコ
ール、アミノアルコール、エノール性活性水素化
合物等を配位子とするもの)、 チタン、ジルコン、アルミニウム等のシアレー
トなどがある。 さらには、−OH基、−OCOR基、および−
COOR基(ここに、Rは、置換ないし非置換のア
ルキル基ないしアリール基である)のうちの少な
くとも1つを有する色素カチオンの1種または2
種以上、あるいはこれと、他のスペーサー成分な
いし他の色素とをエステル交換反応によつて、−
COO−基によつて結合したものも使用可能であ
る。 この場合、エステル交換反応は、チタン、ジル
コン、アルミニウム等のアルコキシドを触媒とす
ることが好ましい。 加えて、上記の色素カチオンは、樹脂と結合し
たものであつてもよい。 このような場合には、所定の基を有する樹脂を
用い、上記の重合体の場合に準じ、樹脂の側鎖
に、縮合反応やエステル交換反応によつたり、架
橋によつたりして、必要に応じスペーサー成分等
を介し、色素カチオンを連結する。 他方、結合体を構成するクエンチヤーアニオン
としては、種々のクエンチヤーのアニオン体を用
いることができるが、特に、再生劣化が減少する
こと、そして色素結合樹脂との相溶性が良好であ
ることなどから、遷移金属キレート化合物のアニ
オンであることが好ましい。この場合、中心金属
としては、Ni,Co,Cu,Mn,Pd,Pt等が好ま
しく、特に、下記の化合物が好適である。 (1) 下記式で示されるビスフエニルジチオール系 ここに、R1ないしR4は、水素またはメチル基、
エチル基などのアルキル基、Clなどのハロゲン原
子、あるいはジメチルアミノ基、ジエチルアミノ
基などのアミノ基を表わし、 Mは、Ni,Co,Cu,Pd,Pt等の遷移金属原子
を表わす。 また、Mの上下には、さらに他の配位子が結合
していてもよい。 このようなものとしては下記のものがある。
【表】
【表】 (2) 下記式で示されるビスジチオ−α−ジケトン
系 ここに、R5ないしR8は、置換ないし非置換の
アルキル基またはアリール基を表わし、 Mは、Ni,Co,Cu,Pd,Pt等の遷移金属原子
を表わす。 なお、以下の記載において、phは、フエニル
基、φは、1,4−フエニレン基、φ′は、1,2
−フエニレン基、benzは、環上にてとなりあう
基が互 いに結合して縮合ベンゼン環を形成することを表
わすものである。
【表】 (3) 下記式で示されるもの ここに、Mは、遷移金属原子を表わし、 Q1は、
【式】または
【式】 を表わす。 M Q Q-3−1 Ni Q12 Q-3−2 Ni Q12 Q-3−3 Co Q12 Q-3−4 Cu Q12 Q-3−5 Pd Q12 (4) 下記式で示されるもの ここに、 Mは遷移金原子を表わし、 AはS、
【式】またはC Q2を表わし、 R11およびR12は、それぞれCN、COR13、
COOR14、CONR15R16またはSO2R17を表わし、 R13ないしR17は、それぞれ水素原子または置
換もしくは非置換のアルキル基もしくはアリール
基を表わし、 Q2は、5員または6員環を形成するのに必要
な原子群を表わす。
【表】 \
CN
(5) 下記式で示されるもの ここに、Mは遷移金属原子を表わす。 M Q-5−1 Ni この他、特願昭58−127075号に記載したもの。 (6) 下記式で示されるチオカテコールキレート系 ここに、Mは、Ni,Co,Cu,Pd,Pt等の遷移
金属原子を表わす。 また、ベンゼン環は置換基を有していてもよ
い。 (7) 下記式で示されるもの ここに、R18は、1価の基を表わし、 lは、0〜6であり、 Mは、遷移金属原子を表わす。 M R18 l Q-7−1
Ni H 0 Q-7−2 Ni CH3 1 (8) 下記式で示されるチオビスフエノレートキレ
ート系 ここに、Mは前記と同じであり、R65および
R66は、アルキル基を表わす。 R65、R66 M Q-8−1 t−C8H17 Ni Q-8−2 t−C8H17 Co なお、上記のクエンチヤーアニオンの中では、
上記(1)のフエニルビスジチオール系のものが最も
好ましい。これは、読み出し光による再生劣化が
より一層少なくなり、耐光性がきわめて高くなる
からである。 次に、本発明で用いる結合体の具体例を挙げ
る。
【表】
【表】
【表】 このような本発明における結合体は、例えば以
下のようにして製造される。 まず、アニオンと結合したカチオン型の色素を
用意する。 この場合のアニオン(An-)としては、I-,
Br-,ClO4,BF4,
【式】
【式】等であればよい。 このような色素は、公知のものであり、前記し
たような常法に従い合成される。 他方、カチオンと結合したアニオン型のクエン
チヤーを用意する。 この場合のカチオン(Cat+)としては、特に
N+(CH3)4、N+(C4H9)4等のテトラアルキルアン
モニウムが好適である。 なお、これらクエンチヤーは公知のものであ
り、常法に従い合成される。この場合、特に前記
(1)のものは、特開昭57−166832号、特願昭58−
163080号等に従い合成される。 次いで、これら色素とクエンチヤーの等モル
を、極性有機溶媒に溶解する。 用いる極性有機溶媒としては、N,N−ジメチ
ルホルムアミド等が好適である。 また、その濃度は、0.01モル/程度とすれば
よい。 この後、これに水系溶媒、特に水を加え、複分
解を生起させ、沈澱をうる。加える水の量は、10
倍以上の大過剰とすればよい。 なお、反応温度は、室温〜90℃程度がよい。 次いで、両液相を分離し、濾過乾燥を行い、必
要に応じてこれを2〜3回繰り返したのち、
DMF−エタノール等で再結晶を行えば、本発明
の結合体がえられる。 なお、以上の方法の他、クエンチヤーカチオン
の中間体である中性のものを、塩化メチレン等に
溶解し、これに色素を等モル添加し濃縮し、再結
晶を行つてもよい。 または、特願昭57−166832号に従つて空気を吹
き込みながら、ニツケルを酸化しアニオン型とし
て塩を形成してもよい。 なお、本発明の結合体の具体的合成例は、特願
昭59−14848号等に記載されている。 また、本発明の光記録媒体の記録層は、前記結
合体に加えて正電荷をもつヘテロ原子を含むヘテ
ロ環を有する色素、または正電荷をもつメチン鎖
を有する色素をも含む。 本発明における色素には、特に制限はなく種々
のものを用いることができる。 ただ、このような各種色素として、記録層中に
含有させたとき、書き込み感度が高く、読み出し
のS/N比が高いものは、正電荷をもつヘテロ原
子を含むヘテロ環を有する色素か、あるいは正電
荷をもつメチン鎖を有する色素である。 このような場合、正電荷をもつヘテロ原子を含
むヘテロ環を有する色素としては、特に下記一般
式〔′〕〜〔′〕で示されるものが好ましい。 上記一般式〔′〕において、Z,R11,R12,
L1,L2,l1,Y1,m,R14については、すでに
述べた一般式〔〕における場合と同様である。 X-は酸アニオンを表わし、その好ましい例と
しては、-,Br-,ClO4 -,BF4 -,
【式】
【式】等を挙げることができ る。 nは1であるが、X-以外の場所に−電荷が存
在するこきには、nは0である。 次に、上記一般式〔′〕で示される色素カチ
オンの具体例を挙げる。
【表】
【表】 これら色素l=1または2の場合、米国特許第
3615610号、同第3314796号、同第3505070号、特
公昭47−20727号、同56−49343号、同58−14111
号、同58−1768号等に従い合成される。 またl=2および3の場合は、J.Chemical
Society,1266(1961)、Berichte、94,838
(1960),Bulletin pf the Chemical Society of
Japan,43,1586(1970)に準じて、メチン鎖を
延長し、α,β−不飽和アルデヒドとした後、上
記方法に従い合成される。 上記一般式〔′〕において、Y2,R21,L1,
L2,l2,R21,R22,R23,R24,R25,kについ
ては、すでに述べた一般式〔〕と同様である。 X-は酸アニオンを表わす。その好ましい例と
しては、-,Br-,ClO4 -,BF4 -,
【式】
【式】等を挙げることができ る。 nは1であるが、X-以外の場所に−電荷が存
在するこきには、nは0である。
【表】
【表】 このような色素は、l=1または2の場合、特
公昭31−5920号、米国特許第1845404号、同第
3652283号、同第3384487号、特公昭57−46056号
等に従い合成される。 またl=2および3の場合は、J.Chemical
Society,1266(1961),Berichte,94,838
(1960),Bulletin pf the Chemical Society of
Japan,43,1586(1970)に準じて、メチン鎖を
延長し、α,β−不飽和アルデヒドとした後、上
記方法に従い合成される。 上記一般式〔′〕において、R31,R32,
R33,R34,R35については、すでに述べた〔〕
と同様である。 X-は酸アニオンを表わす。その好ましい例と
しては、I-,Br-,ClO4 -,BF4 -,
【式】
【式】等を挙げることができ る。 nは1であるが、X-以外の場所に−電荷が存
在するこきには、nは0である。 このような色素は、特開昭58−17164号に記載
に従い容易に合成される。 次に、一般式〔-〕で示される色素の具体例
を挙げる。
【表】
上記一般式〔′〕において、Y1,R41,R42,
R43,R44,R45については、すでに述べた一般
式〔〕と同様である。 X-は酸アニオンを表わす。その好ましい例と
しては、I-,Br-,ClO4 -,BF4 -,
【式】
【式】等を挙げることができ る。 nは1であるが、X-以外の場所に−電荷が存
在するこきには、nは0である。 このような色素は、特開昭58−32876号および
J.Oeg.Chem.47 27 5235〜5239(1982)等に従い
合成される。 次に、上記一般式〔′〕で示される色素の具
体例を挙げる。
【表】
【表】 さらに、正電荷を有するメチン鎖を有する色素
カチオンとしては、下記一般式〔′〕で示され
るものが好ましい。 上記一般式〔′〕において、R51,A,Bお
よびCについては、すでに述べた一般式〔〕と
同様である。 X-は酸アニオンを表わす。その好ましい例と
しては、I-,Br-,ClO4 -,BF4 -,
【式】
【式】等を挙げることができ る。 nは1であるが、X-以外の場所に−電荷が存
在するこきには、nは0である。 次に、上記一般式〔′〕で示される色素の具
体例を掲げる。
【表】
【表】 このような色素は、J.Am.Chem.Soc.80 3772
〜3777(1958)や、Helu.Chim.Acta24 369E、
特開昭56−8149号、同58−181690号等に従い合成
される。 これら各色素は、通常、単量体の形をとるが、
必要に応じ、重合体の形であつてもよい。 この場合、重合体は、色素の2分子以上を有す
るものであつて、これら色素の縮合物であつても
よい。 例えば、−OH,−COOH,−SO3H等の官能基の
1種以上を、1個または2個以上有する上記色素
カチオンの単独ないし共縮合物、あるいはこれら
と、ジアルコール、ジカルボン酸ないしその塩化
物、ジアミン、ジないしトリイソシアナート、ジ
エポキシ化合物、酸無水物、ジヘドラジド、ジオ
ミノカルボナート等の共縮合成分や他の色素との
共縮合物がある。 あるいは、上記の官能基を有する色素を単独
で、あるいはスペーサー成分や他の色素ととも
に、金属系架橋剤で架橋したものであつてもよ
い。 この場合、金属系架橋剤としては、 チタン、ジルコン、アルミニウム等のアルコキ
シド、 チタン、ジルコン、アルミニウム等のキレート
(例えば、β−ジケトン、ケトエステル、ヒドロ
キシカルボン酸ないしそのエステル、ケトアルコ
ール、アミノアルコール、エノール性活性水素化
合物等を配位子とするもの)、 チタン、ジルコン、アルミニウム等のシアレー
トあどがある。 さらには、−OH,−OCOR基、および−COOR
基(ここに、Rは置換ないし非置換のアルキル基
ないしアリール基である)のうちの少なくとも1
つを有する色素の1種または2種以上、あるいは
これと、他のスペーサー成分ないし他の色素とを
エステル交換反応によつて、−COO−基によつて
結合したものも使用可能である。 この場合、エステル交換反応は、チタン、ジル
コン、アルミニウム等のアルコキシドを触媒とす
ることが好ましい。 加えて、上記の色素は、樹脂と結合したもので
あつてもよい。 このような場合には、所定の基を有する樹脂を
用い、上記の重合体の場合に準じ、樹脂の側鎖
に、縮合反応やエステル交換反応によつたり、架
橋によつたりして、必要に応じスペーサー成分等
を介し、色素を連結する。 このような結合体の含有量は、10〜80wt%、
好ましくは30〜60wt%とする。 結合体が80wt%をこえると光記録媒体として
の吸光度および反射率が小さくなる。また、相溶
性が悪くなり、成膜性が劣るので、S/N比が小
さくなり感度劣化が起こる。 結合体が10wt%未満であると、クエンチヤー
が少なくなるので、再生劣化を生じる。 また、不要な対アニオンが記録層中に存在し、
このため加水分解が起こり、酸、アルカリ等を生
じやすく、耐湿性が悪くなる。 なお、必要に応じ、結合体および色素は、その
2種以上が含有されていてもよい。 このような結合体と色素の混合物は、本発明の
効果をそこなわない範囲で、他の色素と組み合わ
せて記録層を形成してもよい。 記録層中には、必要に応じ、樹脂が含まれてい
てもよい。 用いる樹脂としては、自己酸化性、解重合性な
いし熱可塑性樹脂が好適である。 これらのうち、特に好適に用いることができる
熱可塑性樹脂には、以下のようなものがある。 (i) ポリオレフイン ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ4−メチ
ルペンテン−1など。 (ii) ポリオレフイン共重合体 例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−
アクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン共重
合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン
−無水マレイン酸共重合体、エチレンプロピレン
ターポリマー(EPT)など。 この場合、コモノマーの重合比は任意のものと
することができる。 (iii) 塩化ビニル共重合体 例えば、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、塩
化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル
−無水マレイン酸共重合体、アクリル酸エステル
ないしメタアクリル酸エステルと塩化ビニルとの
共重合体、アクリロニトリル−塩化ビニル共重合
体、塩化ビニルエーテル共重合体、エチレンない
しプロピレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体に塩化ビニルをグラフト重合
したものなど。 この場合、共重合比は任意のものとすることが
できる。 (iv) 塩化ビニリデン共重合体 塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、塩化ビ
ニリデン−塩化ビニル−アクリロニトリル共重合
体、塩化ビニリデン−ブタジエン−ハロゲン化ビ
ニル共重合体など。 この場合、共重合比は、任意のものとすること
ができる。 (v) ポリスチレン (vi) スチレン共重合体 例えば、スチレン−アクリロニトリル共重合体
(AS樹脂)、スチレン−アクリロニトリル−ブタ
ジエン共重合体(ABS樹脂)、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体(SMA樹脂)、スチレン−アク
リル酸エステル−アクリルアミド共重合体、スチ
レン−ブタジエン共重合体(SBR)、スチレン−
塩化ビニリデン共重合体、スチレン−メチルメタ
アクリレート共重合体など。 この場合、共重合比は任意のものとすることが
できる。 (vii) スチレン型重合体 例えば、α−メチルスチレン、p−メチルスチ
レン、2,5−ジクロルスチレン、α,β−ビニ
ルナフタレン、α−ビニルピリジン、アセナフテ
ン、ビニルアントラセンなど、あるいはこれらの
共重合体、例えば、α−メチルスチレンとメタク
リル酸エステルとの共重合体。 (viii) クマロン−インデン樹脂 クマロン−インデン−スチレンの共重合体。 (ix) テルペン樹脂ないしピコライト 例えば、α−ピネンから得られるリモネンの重
合体であるテルペン樹脂や、β−ピネンから得ら
れるピコライト。 (x) アクリル樹脂 特に下記式で示される原子団を含むものが好ま
しい。 式 上記式において、R10は、水素原子またはアル
キル基を表わし、R20は、置換または非置換のア
ルキル基を表わす。この場合、上記式において、
R10は、水素原子または炭素原子数1〜4の低級
アルキル基、特に水素原子またはメチル基である
ことが好ましい。 また、R20は、置換、非置換いずれのアルキル
基であつてもよいが、アルキル基の炭素原子数は
1〜8であることが好ましく、また、R20が置換
アルキル基であるときには、アルキル基を置換す
る置換基は、水酸基、ハロゲン原子またはアミノ
基(特に、ジアルキルアミノ基)であることが好
ましい。 このような上記式で示される原子団は、他のく
りかえし原子団とともに、共重合体を形成して各
種アクリル樹脂を構成してもよいが、通常は、上
記式で示される原子団の1種または2種以上をく
りかえし単位とする単独重合体または共重合体を
形成してアクリル樹脂を構成することになる。 (xi) ポリアクリロニトリル (xii) アクリロニトリル共重合体 例えば、アクリロニトリル−酢酸ビニル共重合
体、アクリロニトリル−塩化ビニル共重合体、ア
クリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニ
トリル−塩化ビニリデン共重合体、アクリロニト
リル−ビニルピリジン共重合体、アクリロニトリ
ル−メタクリル酸メチル共重合体、アクリロニト
リル−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−
アクリル酸ブチル共重合体など。 この場合、共重合比は任意のものとすることが
できる。 () ダイアセトンアクリルアミドポリマーア
クリロニトリルにアセトンを作用させたダイアセ
トンアクリルアミドポリマー。 () ポリ酢酸ビニル () 酢酸ビニル共重合体 例えば、アクリル酸エステル、ビニルエーテ
ル、エチレン、塩化ビニル等との共重合体など。 共重合比は任意のものであつてよい。 (〓) ポリビニルエーテル 例えば、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニ
ルエチルエーテル、ポリビニルブチルエーテルな
ど。 () ポリアミド この場合、ポリアミドとしては、ナイロン6、
ナイロン6−6、ナイロン6−10、ナイロン6−
12、ナイロン9、ナイロン11、ナイロン12、ナイ
ロン13等の通常のホモナイロンの他、ナイロン
6/6−6/6−10、ナイロン6/6−6/12、
ナイロン6/6−6/11等の重合体や、場合によ
つては変性ナイロンであつてもよい。 () ポリエステル 例えば、シユウ酸、コハク酸、マレイン酸、ア
ジピン酸、セバステン酸等の脂肪族二塩基酸、あ
るいはイソフタル酸、テレフタル酸などの芳香族
二塩基酸などの各種二塩基酸と、エチレングリコ
ール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレ
ングリコール等のグリコール類との縮合物や、共
縮合物が好適である。 そして、これらのうちでは、特に脂肪族二塩基
酸とグリコール類との縮合物や、グリコール類と
脂肪族二塩基酸との共縮合物は、特に好適であ
る。 さらに、例えば、無水フタル酸とグリセリンと
の縮合物であるグリプタル樹脂を、脂肪酸、天然
樹脂等でエステル化変性した変性グリプタル樹脂
等も好適に使用される。 () ポリビニルアセタール系樹脂 ポリビニルアルコールを、アセタール化して得
られるポリビニルホルマール、ポリビニルアセタ
ール系樹脂はいずれも好適に使用される。 この場合、ポリビニルアセタール系樹脂のアセ
タール化度は任意のものとすることができる。 () ポリウレタン樹脂 ウレタン結合をもつ熱可塑性ポリウレタン樹
脂。 特に、グリコール類とジイソシアナート類との
縮合によつて得られるポリウレタン樹脂、とりわ
け、アルキレングリコールとアルキレンジイソシ
アナートとの縮合によつて得られるポリウレタン
樹脂が好適である。 () ポリエーテル スチレンホルマリン樹脂、環状アセタールの開
環重合物、ポリエチレンオキサイドおよびグリコ
ール、ポリプロピレンオキサイドおよびグリコー
ル、プロピレンオキサイド−エチレンオキサイド
共重合体、ポリフエニレンオキサイドなど。 () セルロース誘導体 例えば、ニトロセルロース、アセチルセルロー
ス、エチルセルロース、アセチルブチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、メチルセルロース、エチルヒ
ドロキシエチルセルロースなど、セルロースの各
種エステル、エーテルないしこれらの混合体。 () ポリカーボネート 例えば、ポリジオキシジフエニルメタンカーボ
ネート、ジオキシジフエニルプロパンカーボネー
ト等の各種ポリカーボネート。 () アイオノマー メタクリル酸、アクリル酸などのNa,Li,
Zn,Mg塩など。 () ケトン樹脂 例えば、シクロヘキサノンやアセトフエノン等
の環状ケトンとホルムアルデヒドとの縮合物。 () キシレン樹脂 例えば、m−キシレンまたはメシチレンとホル
マリンとの縮合物、あるいはその変性体。 () 石油樹脂 C5系、C9系、C5−C9共重合系、ジシクロペン
タジエン系、あるいは、これらの共重合体ないし
変性体など。 () 上記(i)〜()の2種以上のブ
レンド体、またはその他の熱可塑性樹脂とのブレ
ンド体。 なお、樹脂の分子量等は、種々のものであつて
よい。 このような樹脂と、前記の結合体とは、通常、
重量比で1対0.1〜100の広範な量比にて設層され
る。 なお、このような記録層中には、必要に応じ、
別途他のクエンチヤー、例えば特願昭58−181368
号等に記載したものが含有されてもよい。 このような記録層を設層するには、一般に常法
に従い塗設すればよい。 そして、記録層の厚さは、通常、0.03〜10μm
程度とされる。 なお、このような記録層には、この他、他の色
素や、他のポリマーないしオリゴマー、各種可塑
剤、界面活性剤、帯電防止剤、滑剤、難燃剤、安
定剤、分散剤、酸化防止剤、そして架橋剤等が含
有されていてもよい。 このような記録層を設層するには、基体上に、
所定の溶媒を用いて塗布、乾燥すればよい。 なお、塗布に用いる溶媒としては、例えばメチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シク
ロヘキサノン等のケトン系、酢酸ブチル、酢酸エ
チル、カルビトールアセテート、ブチルカルビト
ールアセテート等のエステル系、メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ等のエーテル系、ないしト
ルエン、キシレン等の芳香族系、ジクロロエタン
等のハロゲン化アルキル系、アルコール系などを
用いればよい。 このような記録層を設層する基体の材質として
は、書き込み光および読み出し光に対し実質的に
透明なものであれば、特に制限はなく、各種樹
脂、ガラス等いずれであつてもよい。 また、その形状は使用用途に応じ、テープ、ド
ラム、ベルト等いずれであつてもよい。 なお、基体は、通常、トラツキング用の溝を有
する。 また、基体用の樹脂材質としては、ポリメチル
メタクリレート、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリサルフオン樹脂、ポ
リエーテルサルフオン、メチルペンテンポリマー
等の、みぞ付きないしみぞなし基体が好適であ
る。 これらの基体には、耐溶剤性、ぬれ性、表面張
力、熱伝導度等を改善するために、基体上に下地
層を形成することが好ましい。下地層の材質とし
ては、Si,Ti,Al,Zr,In,Ni,Ta等の有機錯
化合物や有機多官能性化合物を塗布、加熱乾燥し
て形成された酸化物であることが好ましい。 この他、各種感光性樹脂等下地層としてを用い
ることもできる。 また、記録層上には、必要に応じ、各種最上層
保護層、ハーフミラー層などを設けることもでき
る。ただし、記録層は単層膜とし、反射層を記録
層の上または下に積層しないことが好ましい。 本発明の媒体は、このような基体の一面上に上
記の記録層を有するものであつてもよく、その両
面に記録層を有するものであつてもよい。 また、基体の一面上に記録層を塗設したものを
2つ用い、それらを記録層が向かいあうようにし
て、所定の間隙をもつて対向させ、それを密閉し
たりして、ホコリやキズがつかないようにするこ
ともできる。 発明の具体的作用 本発明の媒体は、走行ないし回転下において記
録光をパルス状に照射する。このとき記録層中の
色素の発熱により、色素が融解し、ピツトが形成
される。 このように形成されたピツトは、やはり媒体の
走行ないし回転下、読み出し光の反射光ないし透
過光、特に反射光を検出することにより読み出さ
れる。 この場合、記録および読み出しは、基体側から
基体をとおして行う。 そして、一旦記録層に形成したピツトを光ない
し熱で消去し、再書き込みを行うこともできる。 なお、記録ないし読み出し光としては、半導体
レーザー、He−Neレーザー、Arレーザー、He
−Cdレーザー等を用いることができる。 発明の具体的効果 本発明によれば、光記録媒体としての吸光度が
大きくなり、反射率が高くなる。 そして、溶解性が良好で成膜性がよいので書き
込み感度のよい、読み出しS/N比の良好な光記
録外体がえられる。 この場合、本発明では、色素カチオンとクエン
チヤーアニオンのイオン結合体に色素を加えるの
で、色素とクエンチヤーの混合物より読み出し光
による再生劣化が小さく、耐光性も良いので、明
室保存による特性劣化が少ない。 さらに、結合体のみからなる記録媒体より吸光
度が大きくなり、反射率が高くなる。 従つて、反射層を設層しなくても、基体をとお
して書き込みと読み出しを良好に行うことができ
る。 そして、溶解性が良好で、結晶化も少ない。 発明の具体的実施例 以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明を
さらに詳細に説明する。 実施例 1 下記表1に示される結合体Dと色素D′を用い、
表1に示される割合にて所定の溶媒中に溶解し、
シリコンコロイド分散液〔コルコートN−103X
(コルコート社製)〕を塗布、加水分解して下地層
(0.01μ)を設けた直径30cmのアクリルデイスク基
板上に、結合体D:色素D′が所定の重量比にな
るようにして、0.06μmの厚さに塗布設層して、
各種媒体をえた。 この場合、表1において、NCは、窒素含量
11.5〜12.2%、JIS K6703にもとづく粘度80秒の
ニトロセルロースであり、その含有量は10wt%
である。 これとは別に比較のため、色素カチオンとクエ
ンチヤーアニオンの結合体のみからなる媒体と、
色素のみの媒体ならびにD+I21のパークロレート
(D′I21)、およびQ-1−8のテトラブチルアンモ
ニウム塩(Q1−8)を混合して含む媒体を作成
した。 なお、用いた色素は上記にて例示したNo.のもの
を用いた。 さらに、表1には結合体、色素、クエンチヤー
おのおのの重量比が示される。 このようにして作製した各媒体につき、
900rpmにて回転させながら、半導体レーザー
(830nm)またはHe−Neレーザーを用いて、基
板裏面側から書き込みを行つた。 各媒体につき、書き込み光のパルス巾を変更し
て照射し、消光比2.0がえられるパルス巾を測定
し、その逆数をとつて、書き込感度とした。 また、集光部出力を10mW、周波数2MHzにて
書き込みを行い、次いで半導体レーザー
(830nm、集光部出力は1mW)を読み出し光と
し、基板をとおしての反射光を検出してヒユーレ
ツトパツカード社製のスペクトラムアナライザー
にて、バンド巾30KHzでS/N比を測定した。 また、1mWのレーザー読み出し光を1μsec巾、
3KHzのパルスとして、静止状態で5分間照射し
た後の、基体裏面側からの反射率の変化(%)を
測定して、再生劣化を評価した。 これらの結果を表2に示す。
【表】
【表】
【表】 表2に示される結果から、本発明の効果があき
らかである。 すなわち、本発明によれば通常の色素を単独で
用いるときと比較して、再生劣化が格段と減少す
る。また、色素とクエンチヤーとを混合して用い
るときと比較して、あるいは結合体を単独で用い
るときと比較して、C/N比が3dB以上も向上す
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基体上に記録層を設層してなる光記録媒体に
    おいて、記録層が下記一般式〔〕〜〔〕で示
    される色素カチオンとクエンチヤーアニオンの結
    合体を含み、さらに色素を含むことを特徴とする
    光記録媒体。 一般式〔〕 {上記一般式〔〕において、 Zは、縮合ベンゼン環またはナフタレン環を形
    成するのに必要な原子群を表わし、 R11は、置換または非置換のアルキル基、アリ
    ール基またはアルケニル基を表わし、 R12は、置換または非置換のアリール基を表
    し、 L1およびL2は、それぞれ、置換または非置換
    のメチン基を表わし、 l1は、1または2であり、 Y1は、含窒素ヘテロ環を形成するのに必要な
    原子群を表わし、 mは、0または1であり、 R14は、置換または非置換のアルキル基、アリ
    ール基またはアルケニル基を表わす。} 一般式〔〕 上記一般式〔〕において、 Y2は、縮合環を有してもよいインドレニル基
    を完成させるために必要な原子群を表わす。 R21は、置換または非置換のアルキル基、アリ
    ール基またはアルケニル基を表わし、 L1およびL2は、それぞれ、置換または非置換
    のメチン基を表わし、 R22は、1価の基を表わす。 kは、0または1〜5の整数である。ただし、
    kが2以上のとき、複数のR22は互いに異なつて
    いても同一であつてもよい。 一般式〔〕 {上記一般式〔〕において、 R31およびR32は、それぞれ、アルキル基、ア
    リール基、または付加インドリジン基もしくはイ
    ンドリジニウム基、もしくはこれらの組み合せを
    有するポリスチリル基を表わす。 R33は、インドリジノン核と共に有機発色団を
    構成する、1価の基を表わす。 R34は、水素、アルキル基、シアノ基、アシル
    基、カルボアルコキシ基、アミノカルボニル基、
    アシルオキシ基またはハロゲンを表わす。 R35は、水素、ハロゲンまたはアルキル基を表
    わす。} 一般式〔〕 {上記一般式〔〕において、 R41,R43およびR45は、それぞれ、水素原子、
    ハロゲン原子、直接もしくは2価の連結基を介し
    て結合する置換もしくは非置換のアルキル基、ア
    リール基もしくはヘテロ環残基、またはモノもし
    くはポリメチン鎖を有する基を表わし、 R42およびR44は、それぞれ、水素原子、また
    は置換もしくは非置換のアルキル基もしくはアリ
    ール基を表わし、 R42とR43、またはR44とR45は、互いに結合
    して縮合環が形成されていてもよく、 Yは、O,S,SeまたはTeを表わす。} 一般式〔〕 {上記一般式〔〕において、 R51は、水素原子、アルコキシ基または置換も
    しくは非置換のアミノ基を表わし、 A,BおよびCは、それぞれ置換または非置換
    のフエニル基またはアルキル基を表わすが、 A,BおよびCのうちの少なくとも1つは
    【式】R51である。 L1およびL2は、置換または非置換のメチン基
    を表わし、 nは1または2である。}
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