JPH0576695B2 - - Google Patents
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- JPH0576695B2 JPH0576695B2 JP59176793A JP17679384A JPH0576695B2 JP H0576695 B2 JPH0576695 B2 JP H0576695B2 JP 59176793 A JP59176793 A JP 59176793A JP 17679384 A JP17679384 A JP 17679384A JP H0576695 B2 JPH0576695 B2 JP H0576695B2
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Description
産業上の利用分野
本発明は、磁気記録媒体に係り、特に支持体表
面に磁性層とその裏面にバツクコート層を有する
磁気テープにおいて、そのバツクコート層の表面
物性を改善した磁気記録媒体に関する。 従来技術 磁気テープ、磁気シート、磁気デイスクのよう
な磁気記録媒体は、オーデイオ分野、ビデイオ分
野、コンピユータ分野で広く使われている。これ
らの内、例えばビデイオ分野の磁気テープについ
ていえば、例えばカセツトに収納された磁気テー
プは画像の記録やその再生を行うときにはこのカ
セツトがビデイオデツキに装着され、そのテープ
がガイドポールやガイドローラに案内されて走行
されながら磁気ヘツドに摺擦走査される。このよ
うにして磁気テープに画像を記録したり、あるい
はその画像を再生するには、その感度、特に高周
波領域での出力を改善するために磁気ヘツドに対
する磁気テープの摺擦状態が変動しないように磁
性層の表面は平滑に仕上げられている。そしてこ
の磁性層については磁気ヘツド、ガイドローラ等
に対する走行性、耐久性の向上が図られている。 しかしながら、この磁気テープをビデイオデツ
キで走行させるときは磁気テープの表面のみなら
ず、その裏面も上記ガイドポール、ガイドロール
に摺擦されるのでその表側の磁性層がガイドポー
ル、ガイドロールに対する走行性、耐久性がよく
ても磁気テープの裏側の擦られる部分のこれらに
対する走行性、耐久性が良くないときは、走行す
る磁気テープに過度のテンシヨンがかかり、これ
により磁性層が磁気ヘツドに対して過度に擦すら
れる状態になるので、磁性層の損傷、磁性層の磁
性粉の剥落等が起こるのみならず、磁気テープの
巻取られるテンシヨンが強弱変動してその巻圧が
変動しその巻姿が乱れてテープのエツジが不揃い
になり、その再使用のときテープの走行にムラが
できる。これらのことが起こると、スキユー、ジ
ツター、クロマS/N等の画像あるいは電磁気特
性が悪くなる。そのため、磁気テープの裏面には
バツクコート層が設けられる。 このバツクコート層には上記のようにガイドポ
ール、ガイドロールあるいはガイドピン等に対す
る走行性、耐久性がよくなるような工夫が図られ
ており、この工夫のうちには無機質粉末を樹脂層
に含有させたものがある。これはバツクコート層
の表面を粗面にしてガイドポール等との接触面積
を少なくし、その摩擦係数を少なくするようにし
たものである。例えば特開昭57−130234号公報、
特開昭58−161135号公報、特開昭57−53825号公
報、特開昭58−2415号公報、特公昭50−3927号公
報にはいずれも無機質粉末を用いた例が示され、
さらにこれらの多くにはその粒径を限定したもの
が示されている。しかしながら、これらの無機質
粉末を使用したものでも十分な滑り性が得られな
いだけでなく、例えば特公昭50−3927号公報に記
載されているアルミナ粒子のようにバツクコート
層がガイドピン等と接触するときこのピン等を削
つてしまい、その磁気テープを円滑に案内走行さ
せるガイドピンの機能を害することがあるのみな
らず、これらを含むバツクコート層が擦られたと
きにこれに抗する粒子のバインダーに対する結合
力も不十分で粉落ちを起こし易く、また、磁気テ
ープが巻かれたときに磁性層とバツクコート層が
接触するときバツクコート層の凸部が磁性層を傷
付けたり、その凹凸が磁性層にも写され、磁性層
が走査されて画像が再生されるとき画像の色のノ
イズの程度を示すクロマS/Nのような電磁気特
性を害することがある。 このような無機質粉末は粗面化剤としてこれ単
独で用いられるほかにこのようには硬くないカー
ボンブラツクを併用し、バツクコート層に粗面化
効果と静電気防止効果を併せ持たせたものも知ら
れている。例えば特開昭49−75102号公報、特公
昭58−13975号公報、特開昭59−5248号公報、特
開昭59−14124号公報にはカーボンブラツクにそ
れぞれ酸化チタン、けい酸カルシウム、炭酸カル
シウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛等を混合した例
が示され、さらにカーボンブラツクに混合される
これらの無機質粉末の粒径を限定したものも示さ
れている。しかしながら、これらの例えば特開昭
49−75102号公報、特公昭58−13975号公報に記載
されている無機質粉末の酸化チタンや特公昭58−
13975号公報に記載されているけい酸カルシウム
はモース硬度でそれぞれ6〜7、4.5の硬さを有
し、これらより軟らかいカーボンブラツクを混合
しても上記したような無機質粉末のみを用いたバ
ツクコート層に生じた問題点を改善するとができ
ない。カーボンブラツクはバツクコート層の帯電
防止効果のため必要であるのでこのカーボンブラ
ツクを含む系での上記諸性質の改善が望まれてい
た。 これらの原因の一つは、無機質粉末は一般に、
粒子形状は多種多様で一定しないのみならず、そ
の粒径の分布も広いことによる。一般に粒子形状
が球形であるときには粒子は規則正しく並び易
く、これら粒子がバツクコート層表面に規則正し
く並べば、バツクコート層が例えばガイドポール
と接触するときもこれら粒子が状接触するため摩
擦係数を小さくできる。また、粒子の粒径分布が
狭い場合には平均粒子径が同じでも特に大きな粒
子が混じるということもないが、無機質粉末の場
合にはこれのことを期待し難い。そのため、無機
質粒子を用いた場合にバツクコート層表面を滑り
易くするためには比較的大きな粒径を有するもの
が使用されるのが望ましいが、今度は上記のよう
に磁性層を傷付けたり電磁気特性を害する。この
ことから、例えばバツクコート層の表面粗さの
cut off0.08mmの中心cm平均粗さRaを0.010〜
0.026μmで動摩擦係数μを0.36以下にして磁性層
に凹凸が写されないでバツクコート層の走行性、
耐久性のみが上昇するようなことを上記各公報に
記載されている無機質粉末だけで望むことは困難
である。 また、上記各公報に記載されている無機質粉末
を用いるとこれらは水との親和性が比較的良いた
めいろいろな雰囲気下で使用される磁気記録媒体
は保存中やビデイオデツキ等で使用中に空気中の
水分を吸収し易く、このように磁気記録媒体が水
分を吸収するとその表面は金属製のガドポール等
に対して粘着し易くなり、この粘着が起こると定
常状態で走行している磁気記録媒体が一時的に停
止され、つぎの瞬間には急に引つ張られるように
なり、いわゆるステイツクスリツプを起こし易
く、走行が不安定になり易い。それのみならず、
磁性層に金属粉末を使用したり、蒸着等による金
属薄膜を使用しているものではバツクコート層に
採り込まれた水分によりこれらが腐食されて性能
の劣化を生じることがある。 また、一般に無機質粉末はバインダー中におけ
る分散性があまり良くなく、その十分な分散を行
なうには多くの時間を必要とするのみならず、一
旦分散しても再び凝集を起こし易い。例えばこれ
らの無機質粉末の分散液を長期保存するとその粒
子の比重が大きく、カーボンブラツクを除いてほ
とんどが2〜4であるので沈降し易い。特に無機
質粉末の平均粒子径が0.2μ以下のときは、分散不
良を起こし易く、また、分散後もその分散安定性
に欠ける。このように分散性の悪い無機質粉末を
分散不良のまま使用したり、分散後凝集したもの
を使用すると、バツクコート層の表面の粗さのコ
ントロールが良く行なわれず、例えば大きすぎる
粒子が存在したときは、バツクコート層表面の凹
凸を大きくし過ぎる結果、上記したようにその凹
凸が磁性層に写されて電磁気特性を害する等の問
題が生じる。逆に無機質粉末の平均粒子径が0.2μ
以上のときは、その塗料中における分散状態は良
好であるが、今度は原料の粒子そのものが大きい
ため粒子が沈降し易く分散安定性が悪いとともに
バツクコート層の表面粗さが大き過ぎることにな
りこれを敢えて小さくしようとすると無機質粉末
のバインダー中における充填率を下げなければな
らない。このような無機質粉末の充填率を低くす
ると、テープが巻かれたときにテープ同志が粘着
を起こすいわゆる層間粘着を起こしたり、耐摩耗
性、滑り性を害し、また、ステイクスリツプを起
こし易くする。 また、一般に無機質粉末はバインダー用樹脂と
のなじみが良くなく、この樹脂から分離して粉落
ち等を生じ、例えばビデイオデツキを汚したり、
この粉落ちのした部分に対応する磁性層の画像の
再生にドロツプアウトを生じる原因になることが
ある。 特にカーボンブラツクはその使用されている平
均粒径10〜20mμのものが多いが、このように小
さい粒径のカーボンブラツクは塗料中における分
散性が極めて悪く、この分散液を用いて形成した
バツクコート層は凝集粒子が表面の凹凸を形成す
るためその均一性がなく、この凝集粒子はバイン
ダーとの結合力が大きくないので剥落し易いのみ
ならず、上記したように磁性層に凹凸を生じたり
する。 このようにバツクコート層の粗さが適当でな
く、また粉落ちが生じるようなことがあつて十分
な耐摩耗性、耐久性が得られないと磁性層の粉落
ち等の問題を生じ、出力の変動のみならず、上記
クロマS/N等の電磁変換特性も良くできないこ
とになる。 特に最近、ビデイオ機器はVHS方式のビデイ
オムービー、β・ムービー等小型化、高密度化が
図られ持ち運びが容易に行なえるようなものにな
つてきて、従来の一定場所に据え置くものから戸
外にも持ち出されていろいろの状況下でビデイオ
撮りが行なわれるようなものになつてきているの
で、磁気テープについてもこれらに適合するもの
の出現が望まれている。すなわち、ビデイオ機器
の小型化、高密度化は磁気テープの通路を複雑化
し、このテープのガイドポールやガイドローラ等
と接触する機会を多くして擦すられる頻度も多く
し、一層の走行性と粉落ち等を防止する耐摩耗
性、耐久性の向上を要求しており、このためには
バツクコート層の一層の性能の向上が望まれてい
る。 以上、従来のバツクコート層では静電気防止効
果を持たせるためにカーボンブラツクを含有させ
ることがあるが、このカーボンブラツクとともに
用いられる無機質粉末の使用に伴う問題点があり
その改善が望まれていた。 発明の目的 本発明の第1の目的は、カーボンブラツクを含
有する系で粉末の分散性及び分散安定性が良く表
面粗さのコントロールの容易なバツクコート層を
有する磁気記録媒体を提供することにある。 本発明の第2の目的は、カーボンブラツクを含
有する系で機械的強度が大きく、しかもガイドポ
ール等を削り過ぎることがないような硬すぎない
粒子を含有するバツクコート層を有する磁気記録
媒体を提供することにある。 本発明の第3の目的は、カーボンブラツクを含
有する系で粉落ちの生じないようなバツクコート
層を有する磁気記録媒体を提供することにある。 本発明の第4の目的は、上記目的を達成するこ
とにより帯電防止性、走行性、耐久性を有し、ド
ロツプアウト等の少ない磁気記録媒体を提供する
ことにある。 発明の構成 上記目的は、支持体の一方の面側に磁性層を有
し、該支持体の他方の面側にバツクコート層を有
する磁気記録媒体において、該バツクコート層は
ベンゾグアナミン系樹脂粉末、メラミン系樹脂粉
末及びフタロシアニン系顔料粉末からなる群より
選択されたいずれか一つの有機質粉末とカーボン
ブラツクとをバインダー中に含有し、かつ該有機
質粉末の粒径は該カーボンブラツクの粒径より大
きく、該有機質粉末と該カーボンブラツクの混合
重量比が19/1〜1/100であることを特徴とす
る磁気記録媒体を提供することにより達成され
る。 上記のように達成すると、無機質粉末のみを用
いた場合の上記のような欠点は有機質粉末の優れ
た性質により克服され、しかもカーボンブラツク
がバツクコート層に含まれることにより帯電防止
効果を併せ持つことができ、有機質粉末とカーボ
ンブラツクの特性を相乗的に発揮することができ
る。 すなわち、有機質粉末は、同じ有機系のバイン
ダーに対してなじみが良く、したがつてバインダ
ーによる結合力が大きいため擦られたときの抵抗
力を大きくできる。そのため耐摩耗性、耐久性を
向上できるのみならず、有機溶剤やバインダーに
対する濡れも良いこと及び比重が小さいため沈降
しにくいことと併せてバツクコート層を形成すた
めの塗布液の分散安定性を向上できる。また、実
験の結果例えばボールミルによる分散が容易であ
るとともにその粒子も球形にし易くその粒径分布
のバラツキも小さくできるので表面粗さを上記無
機質粉末に比べあまり大きくすることなく、摩擦
係数を小さくでき、このようにするとその硬度が
無機質粉末より小さいこととあいまつてガイドポ
ール等を摩耗することも少なくできる。一方、カ
ーボンブラツクがバツクコート層に含有されるこ
とによりその帯電防止効果が現れ、バツクコート
層はその接触するものに対してその走行性を妨げ
られない。 この際、有機質粉末の粒径がカーボンブラツク
の粒径より大きいので、バツクコート層表面にお
いてカーボンブラツクの粒子がこれより軟らかい
有機質粉末より突出することがなく、磁性層に接
触したときに有機質粉末は軟らかいのでその粒子
による凹凸の写しがないのみならず、カーボンブ
ラツクの粒子による凹凸の写しも無くすることが
できる。 次に本発明を詳細に説明する。 本発明では有機質粉末と無機質粉末とは併用さ
れるが、この有機質粉末の真の比重は0.8〜2.5が
好ましい。この範囲より小さ過ぎるとバツクコー
ト層の表面に浮き易く、遊離することがある。逆
に上記範囲より大きすぎると、バツクコート層表
面に存在しにくくなり、塗料中で沈降を起こし易
くなる。なお、真の比重とは嵩比重に対しての表
現であり、見掛けでない真実の比重を意味する。
また、平均粒子径は2μ以下のものが良く、好ま
しくは0.02〜0.5μのものである。特に高記録密度
可能の磁気テープでは0.1μ〜0.5μが好ましい。 本発明に用いられる有機質粉末としては、上記
のような諸性質を具備し易い、ベンゾグアナミン
系樹脂粉末、メラミン系樹脂粉末、フタロシアニ
ン系顔料が挙げられ、比較的軟らかい樹脂粉末は
これがカーボンブラツクとともに用いられること
によりバツクコート層の硬度を適度にすることが
できる。 本発明に用いられるカーボンブラツクには導電
性のあるものが好ましい。このようなカーボンブ
ラツクとしては粒子同志が、いわば葡萄の房状に
連なつたものが好適であり、多孔質で比表面の大
きい、いわゆるストラクチヤーレベルの高いもの
が望ましい。また、その一次平均粒径は21〜29m
μが好ましく、この内でも吸油量(油にジブチル
フタレートを使用)が90ml/100g以上のものが
ストラクチヤー構造をとり易く、より大きな導電
性が期待できるので好ましい。このような粒径の
カーボンブラツクであると後述するバインダーと
ともにバツクコート層を形成した場合、その平均
表面粗さを、0.035μmより小さく、好ましくは
0.030μmより小さくできる。このカーボンブラツ
クの粒径が21mμより小さいとその塗料中の分散
が悪く上述したようにバツクコート層の表面を粗
くし過ぎて好ましくない。また、カーボンブラツ
クの粒径が29mμより大きいとバツクコート層表
面の凹凸が大きすぎテープが巻かれたときに磁性
層にこの凹凸が写されるという欠点がある。 上記のような点から具体的に好ましいカーボン
ブラツクとしてはコロンビアカーボン社製レーベ
ン(Raven)1255、1250、1200、1170、1040、
1035、1030、1020、1000、890H、コンダクテツ
クス(Conductex)975、900等が例示されるが、
これら以外の磁性層に一般に使用されるカーボン
ブラツクも使用できる。 上記のカーボンブラツクと有機質粉末との混合
割合は重量比で100/1〜1/19が好ましく、さ
らに好ましくは100/1〜100/10である。有機質
粉末が1/100より少ない比率ではこれらの混合
物がバツクコート層に使用されてもカーボンブラ
ツクの性質が多く現れて、有機質粉末のバツクコ
ート層に対する補強効果が薄くなり、層強度が小
さくなり、平均粒子径10〜20mμのものではその
分散性が悪いことにより粒子が凝集して粉落ちが
多くなり、また、有機質粉末が19/1より多くな
るとバツクコート層の帯電防止効果が少なくな
る。このことから、有機質粉末とカーボンブラツ
クの混合割合は上記範囲が良く、これにより有機
質粉末の上記した良い性質とカーボンブラツクの
性質の相乗効果が発揮される。 上記有機質粉末とカーボンブラツクの混合物は
バインダー100重量部に対して1〜200重量部、特
に好ましくは25〜150重量部であり、1より少な
いと走行不安定、200より多いと粉落ちが起こり
易い。 上記のように有機質粉末とカーボンブラツクの
割合、これら粉末のバインダーに対する割合の好
ましい範囲が挙げられるが、有機質粉末について
はカーボンブラツクより粒径の大きいものを使用
すれば、バツクコート層が具備すべき性能に対し
てそれぞれの粉末の特性をより良く発揮すること
が期待できる。例えば有機質粉末より硬いカーボ
ンブラツクの粒子による上記したような磁性層に
対する凹凸の写しを無くし、磁気記録媒体の最終
的な性能としての例えばドロツプアウトを効果的
に減少できるので好ましい。例えば0.024μの微粒
子カーボンブラツク100重量部に対して例えお
0.3μの粗粒子有機質粉末25重量部混合した混合粉
末を有するバツクコート層を備えた磁気テープは
そのドロツプアウトを効果的に減少できる。 上記の有機質粉末について詳述すると、ベンゾ
グアナミン系樹脂の一例は下記構造に有する化合
物とホルムアルデヒドから縮合反応等により導か
れるものを基本構造とした樹脂であつて、ベンゾ
グアナミンのメチロール化、メチレン化、アルキ
ルエーテル化等の反応により得られる樹脂であつ
ても良く、また、ベンゾグアナミンと尿素、メラ
ミン、フエノール等との共重合した樹脂粉末等で
あつても良く、さらにこの外に下記化合物のベン
ゾグアナミン樹脂と同様の性質を有する類似化合
物から製造されるベンゾグアナミン系樹脂も含ま
れる。 このベンゾグアナミン系樹脂は粉末にして用い
られるが、そのバインダー中における粒子は球形
であることが好ましい。これは球形粒子がバツク
コート層の粗面を形成するとこれに接触するもの
は点状接触しその摩擦を小さくできるからであ
る。
面に磁性層とその裏面にバツクコート層を有する
磁気テープにおいて、そのバツクコート層の表面
物性を改善した磁気記録媒体に関する。 従来技術 磁気テープ、磁気シート、磁気デイスクのよう
な磁気記録媒体は、オーデイオ分野、ビデイオ分
野、コンピユータ分野で広く使われている。これ
らの内、例えばビデイオ分野の磁気テープについ
ていえば、例えばカセツトに収納された磁気テー
プは画像の記録やその再生を行うときにはこのカ
セツトがビデイオデツキに装着され、そのテープ
がガイドポールやガイドローラに案内されて走行
されながら磁気ヘツドに摺擦走査される。このよ
うにして磁気テープに画像を記録したり、あるい
はその画像を再生するには、その感度、特に高周
波領域での出力を改善するために磁気ヘツドに対
する磁気テープの摺擦状態が変動しないように磁
性層の表面は平滑に仕上げられている。そしてこ
の磁性層については磁気ヘツド、ガイドローラ等
に対する走行性、耐久性の向上が図られている。 しかしながら、この磁気テープをビデイオデツ
キで走行させるときは磁気テープの表面のみなら
ず、その裏面も上記ガイドポール、ガイドロール
に摺擦されるのでその表側の磁性層がガイドポー
ル、ガイドロールに対する走行性、耐久性がよく
ても磁気テープの裏側の擦られる部分のこれらに
対する走行性、耐久性が良くないときは、走行す
る磁気テープに過度のテンシヨンがかかり、これ
により磁性層が磁気ヘツドに対して過度に擦すら
れる状態になるので、磁性層の損傷、磁性層の磁
性粉の剥落等が起こるのみならず、磁気テープの
巻取られるテンシヨンが強弱変動してその巻圧が
変動しその巻姿が乱れてテープのエツジが不揃い
になり、その再使用のときテープの走行にムラが
できる。これらのことが起こると、スキユー、ジ
ツター、クロマS/N等の画像あるいは電磁気特
性が悪くなる。そのため、磁気テープの裏面には
バツクコート層が設けられる。 このバツクコート層には上記のようにガイドポ
ール、ガイドロールあるいはガイドピン等に対す
る走行性、耐久性がよくなるような工夫が図られ
ており、この工夫のうちには無機質粉末を樹脂層
に含有させたものがある。これはバツクコート層
の表面を粗面にしてガイドポール等との接触面積
を少なくし、その摩擦係数を少なくするようにし
たものである。例えば特開昭57−130234号公報、
特開昭58−161135号公報、特開昭57−53825号公
報、特開昭58−2415号公報、特公昭50−3927号公
報にはいずれも無機質粉末を用いた例が示され、
さらにこれらの多くにはその粒径を限定したもの
が示されている。しかしながら、これらの無機質
粉末を使用したものでも十分な滑り性が得られな
いだけでなく、例えば特公昭50−3927号公報に記
載されているアルミナ粒子のようにバツクコート
層がガイドピン等と接触するときこのピン等を削
つてしまい、その磁気テープを円滑に案内走行さ
せるガイドピンの機能を害することがあるのみな
らず、これらを含むバツクコート層が擦られたと
きにこれに抗する粒子のバインダーに対する結合
力も不十分で粉落ちを起こし易く、また、磁気テ
ープが巻かれたときに磁性層とバツクコート層が
接触するときバツクコート層の凸部が磁性層を傷
付けたり、その凹凸が磁性層にも写され、磁性層
が走査されて画像が再生されるとき画像の色のノ
イズの程度を示すクロマS/Nのような電磁気特
性を害することがある。 このような無機質粉末は粗面化剤としてこれ単
独で用いられるほかにこのようには硬くないカー
ボンブラツクを併用し、バツクコート層に粗面化
効果と静電気防止効果を併せ持たせたものも知ら
れている。例えば特開昭49−75102号公報、特公
昭58−13975号公報、特開昭59−5248号公報、特
開昭59−14124号公報にはカーボンブラツクにそ
れぞれ酸化チタン、けい酸カルシウム、炭酸カル
シウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛等を混合した例
が示され、さらにカーボンブラツクに混合される
これらの無機質粉末の粒径を限定したものも示さ
れている。しかしながら、これらの例えば特開昭
49−75102号公報、特公昭58−13975号公報に記載
されている無機質粉末の酸化チタンや特公昭58−
13975号公報に記載されているけい酸カルシウム
はモース硬度でそれぞれ6〜7、4.5の硬さを有
し、これらより軟らかいカーボンブラツクを混合
しても上記したような無機質粉末のみを用いたバ
ツクコート層に生じた問題点を改善するとができ
ない。カーボンブラツクはバツクコート層の帯電
防止効果のため必要であるのでこのカーボンブラ
ツクを含む系での上記諸性質の改善が望まれてい
た。 これらの原因の一つは、無機質粉末は一般に、
粒子形状は多種多様で一定しないのみならず、そ
の粒径の分布も広いことによる。一般に粒子形状
が球形であるときには粒子は規則正しく並び易
く、これら粒子がバツクコート層表面に規則正し
く並べば、バツクコート層が例えばガイドポール
と接触するときもこれら粒子が状接触するため摩
擦係数を小さくできる。また、粒子の粒径分布が
狭い場合には平均粒子径が同じでも特に大きな粒
子が混じるということもないが、無機質粉末の場
合にはこれのことを期待し難い。そのため、無機
質粒子を用いた場合にバツクコート層表面を滑り
易くするためには比較的大きな粒径を有するもの
が使用されるのが望ましいが、今度は上記のよう
に磁性層を傷付けたり電磁気特性を害する。この
ことから、例えばバツクコート層の表面粗さの
cut off0.08mmの中心cm平均粗さRaを0.010〜
0.026μmで動摩擦係数μを0.36以下にして磁性層
に凹凸が写されないでバツクコート層の走行性、
耐久性のみが上昇するようなことを上記各公報に
記載されている無機質粉末だけで望むことは困難
である。 また、上記各公報に記載されている無機質粉末
を用いるとこれらは水との親和性が比較的良いた
めいろいろな雰囲気下で使用される磁気記録媒体
は保存中やビデイオデツキ等で使用中に空気中の
水分を吸収し易く、このように磁気記録媒体が水
分を吸収するとその表面は金属製のガドポール等
に対して粘着し易くなり、この粘着が起こると定
常状態で走行している磁気記録媒体が一時的に停
止され、つぎの瞬間には急に引つ張られるように
なり、いわゆるステイツクスリツプを起こし易
く、走行が不安定になり易い。それのみならず、
磁性層に金属粉末を使用したり、蒸着等による金
属薄膜を使用しているものではバツクコート層に
採り込まれた水分によりこれらが腐食されて性能
の劣化を生じることがある。 また、一般に無機質粉末はバインダー中におけ
る分散性があまり良くなく、その十分な分散を行
なうには多くの時間を必要とするのみならず、一
旦分散しても再び凝集を起こし易い。例えばこれ
らの無機質粉末の分散液を長期保存するとその粒
子の比重が大きく、カーボンブラツクを除いてほ
とんどが2〜4であるので沈降し易い。特に無機
質粉末の平均粒子径が0.2μ以下のときは、分散不
良を起こし易く、また、分散後もその分散安定性
に欠ける。このように分散性の悪い無機質粉末を
分散不良のまま使用したり、分散後凝集したもの
を使用すると、バツクコート層の表面の粗さのコ
ントロールが良く行なわれず、例えば大きすぎる
粒子が存在したときは、バツクコート層表面の凹
凸を大きくし過ぎる結果、上記したようにその凹
凸が磁性層に写されて電磁気特性を害する等の問
題が生じる。逆に無機質粉末の平均粒子径が0.2μ
以上のときは、その塗料中における分散状態は良
好であるが、今度は原料の粒子そのものが大きい
ため粒子が沈降し易く分散安定性が悪いとともに
バツクコート層の表面粗さが大き過ぎることにな
りこれを敢えて小さくしようとすると無機質粉末
のバインダー中における充填率を下げなければな
らない。このような無機質粉末の充填率を低くす
ると、テープが巻かれたときにテープ同志が粘着
を起こすいわゆる層間粘着を起こしたり、耐摩耗
性、滑り性を害し、また、ステイクスリツプを起
こし易くする。 また、一般に無機質粉末はバインダー用樹脂と
のなじみが良くなく、この樹脂から分離して粉落
ち等を生じ、例えばビデイオデツキを汚したり、
この粉落ちのした部分に対応する磁性層の画像の
再生にドロツプアウトを生じる原因になることが
ある。 特にカーボンブラツクはその使用されている平
均粒径10〜20mμのものが多いが、このように小
さい粒径のカーボンブラツクは塗料中における分
散性が極めて悪く、この分散液を用いて形成した
バツクコート層は凝集粒子が表面の凹凸を形成す
るためその均一性がなく、この凝集粒子はバイン
ダーとの結合力が大きくないので剥落し易いのみ
ならず、上記したように磁性層に凹凸を生じたり
する。 このようにバツクコート層の粗さが適当でな
く、また粉落ちが生じるようなことがあつて十分
な耐摩耗性、耐久性が得られないと磁性層の粉落
ち等の問題を生じ、出力の変動のみならず、上記
クロマS/N等の電磁変換特性も良くできないこ
とになる。 特に最近、ビデイオ機器はVHS方式のビデイ
オムービー、β・ムービー等小型化、高密度化が
図られ持ち運びが容易に行なえるようなものにな
つてきて、従来の一定場所に据え置くものから戸
外にも持ち出されていろいろの状況下でビデイオ
撮りが行なわれるようなものになつてきているの
で、磁気テープについてもこれらに適合するもの
の出現が望まれている。すなわち、ビデイオ機器
の小型化、高密度化は磁気テープの通路を複雑化
し、このテープのガイドポールやガイドローラ等
と接触する機会を多くして擦すられる頻度も多く
し、一層の走行性と粉落ち等を防止する耐摩耗
性、耐久性の向上を要求しており、このためには
バツクコート層の一層の性能の向上が望まれてい
る。 以上、従来のバツクコート層では静電気防止効
果を持たせるためにカーボンブラツクを含有させ
ることがあるが、このカーボンブラツクとともに
用いられる無機質粉末の使用に伴う問題点があり
その改善が望まれていた。 発明の目的 本発明の第1の目的は、カーボンブラツクを含
有する系で粉末の分散性及び分散安定性が良く表
面粗さのコントロールの容易なバツクコート層を
有する磁気記録媒体を提供することにある。 本発明の第2の目的は、カーボンブラツクを含
有する系で機械的強度が大きく、しかもガイドポ
ール等を削り過ぎることがないような硬すぎない
粒子を含有するバツクコート層を有する磁気記録
媒体を提供することにある。 本発明の第3の目的は、カーボンブラツクを含
有する系で粉落ちの生じないようなバツクコート
層を有する磁気記録媒体を提供することにある。 本発明の第4の目的は、上記目的を達成するこ
とにより帯電防止性、走行性、耐久性を有し、ド
ロツプアウト等の少ない磁気記録媒体を提供する
ことにある。 発明の構成 上記目的は、支持体の一方の面側に磁性層を有
し、該支持体の他方の面側にバツクコート層を有
する磁気記録媒体において、該バツクコート層は
ベンゾグアナミン系樹脂粉末、メラミン系樹脂粉
末及びフタロシアニン系顔料粉末からなる群より
選択されたいずれか一つの有機質粉末とカーボン
ブラツクとをバインダー中に含有し、かつ該有機
質粉末の粒径は該カーボンブラツクの粒径より大
きく、該有機質粉末と該カーボンブラツクの混合
重量比が19/1〜1/100であることを特徴とす
る磁気記録媒体を提供することにより達成され
る。 上記のように達成すると、無機質粉末のみを用
いた場合の上記のような欠点は有機質粉末の優れ
た性質により克服され、しかもカーボンブラツク
がバツクコート層に含まれることにより帯電防止
効果を併せ持つことができ、有機質粉末とカーボ
ンブラツクの特性を相乗的に発揮することができ
る。 すなわち、有機質粉末は、同じ有機系のバイン
ダーに対してなじみが良く、したがつてバインダ
ーによる結合力が大きいため擦られたときの抵抗
力を大きくできる。そのため耐摩耗性、耐久性を
向上できるのみならず、有機溶剤やバインダーに
対する濡れも良いこと及び比重が小さいため沈降
しにくいことと併せてバツクコート層を形成すた
めの塗布液の分散安定性を向上できる。また、実
験の結果例えばボールミルによる分散が容易であ
るとともにその粒子も球形にし易くその粒径分布
のバラツキも小さくできるので表面粗さを上記無
機質粉末に比べあまり大きくすることなく、摩擦
係数を小さくでき、このようにするとその硬度が
無機質粉末より小さいこととあいまつてガイドポ
ール等を摩耗することも少なくできる。一方、カ
ーボンブラツクがバツクコート層に含有されるこ
とによりその帯電防止効果が現れ、バツクコート
層はその接触するものに対してその走行性を妨げ
られない。 この際、有機質粉末の粒径がカーボンブラツク
の粒径より大きいので、バツクコート層表面にお
いてカーボンブラツクの粒子がこれより軟らかい
有機質粉末より突出することがなく、磁性層に接
触したときに有機質粉末は軟らかいのでその粒子
による凹凸の写しがないのみならず、カーボンブ
ラツクの粒子による凹凸の写しも無くすることが
できる。 次に本発明を詳細に説明する。 本発明では有機質粉末と無機質粉末とは併用さ
れるが、この有機質粉末の真の比重は0.8〜2.5が
好ましい。この範囲より小さ過ぎるとバツクコー
ト層の表面に浮き易く、遊離することがある。逆
に上記範囲より大きすぎると、バツクコート層表
面に存在しにくくなり、塗料中で沈降を起こし易
くなる。なお、真の比重とは嵩比重に対しての表
現であり、見掛けでない真実の比重を意味する。
また、平均粒子径は2μ以下のものが良く、好ま
しくは0.02〜0.5μのものである。特に高記録密度
可能の磁気テープでは0.1μ〜0.5μが好ましい。 本発明に用いられる有機質粉末としては、上記
のような諸性質を具備し易い、ベンゾグアナミン
系樹脂粉末、メラミン系樹脂粉末、フタロシアニ
ン系顔料が挙げられ、比較的軟らかい樹脂粉末は
これがカーボンブラツクとともに用いられること
によりバツクコート層の硬度を適度にすることが
できる。 本発明に用いられるカーボンブラツクには導電
性のあるものが好ましい。このようなカーボンブ
ラツクとしては粒子同志が、いわば葡萄の房状に
連なつたものが好適であり、多孔質で比表面の大
きい、いわゆるストラクチヤーレベルの高いもの
が望ましい。また、その一次平均粒径は21〜29m
μが好ましく、この内でも吸油量(油にジブチル
フタレートを使用)が90ml/100g以上のものが
ストラクチヤー構造をとり易く、より大きな導電
性が期待できるので好ましい。このような粒径の
カーボンブラツクであると後述するバインダーと
ともにバツクコート層を形成した場合、その平均
表面粗さを、0.035μmより小さく、好ましくは
0.030μmより小さくできる。このカーボンブラツ
クの粒径が21mμより小さいとその塗料中の分散
が悪く上述したようにバツクコート層の表面を粗
くし過ぎて好ましくない。また、カーボンブラツ
クの粒径が29mμより大きいとバツクコート層表
面の凹凸が大きすぎテープが巻かれたときに磁性
層にこの凹凸が写されるという欠点がある。 上記のような点から具体的に好ましいカーボン
ブラツクとしてはコロンビアカーボン社製レーベ
ン(Raven)1255、1250、1200、1170、1040、
1035、1030、1020、1000、890H、コンダクテツ
クス(Conductex)975、900等が例示されるが、
これら以外の磁性層に一般に使用されるカーボン
ブラツクも使用できる。 上記のカーボンブラツクと有機質粉末との混合
割合は重量比で100/1〜1/19が好ましく、さ
らに好ましくは100/1〜100/10である。有機質
粉末が1/100より少ない比率ではこれらの混合
物がバツクコート層に使用されてもカーボンブラ
ツクの性質が多く現れて、有機質粉末のバツクコ
ート層に対する補強効果が薄くなり、層強度が小
さくなり、平均粒子径10〜20mμのものではその
分散性が悪いことにより粒子が凝集して粉落ちが
多くなり、また、有機質粉末が19/1より多くな
るとバツクコート層の帯電防止効果が少なくな
る。このことから、有機質粉末とカーボンブラツ
クの混合割合は上記範囲が良く、これにより有機
質粉末の上記した良い性質とカーボンブラツクの
性質の相乗効果が発揮される。 上記有機質粉末とカーボンブラツクの混合物は
バインダー100重量部に対して1〜200重量部、特
に好ましくは25〜150重量部であり、1より少な
いと走行不安定、200より多いと粉落ちが起こり
易い。 上記のように有機質粉末とカーボンブラツクの
割合、これら粉末のバインダーに対する割合の好
ましい範囲が挙げられるが、有機質粉末について
はカーボンブラツクより粒径の大きいものを使用
すれば、バツクコート層が具備すべき性能に対し
てそれぞれの粉末の特性をより良く発揮すること
が期待できる。例えば有機質粉末より硬いカーボ
ンブラツクの粒子による上記したような磁性層に
対する凹凸の写しを無くし、磁気記録媒体の最終
的な性能としての例えばドロツプアウトを効果的
に減少できるので好ましい。例えば0.024μの微粒
子カーボンブラツク100重量部に対して例えお
0.3μの粗粒子有機質粉末25重量部混合した混合粉
末を有するバツクコート層を備えた磁気テープは
そのドロツプアウトを効果的に減少できる。 上記の有機質粉末について詳述すると、ベンゾ
グアナミン系樹脂の一例は下記構造に有する化合
物とホルムアルデヒドから縮合反応等により導か
れるものを基本構造とした樹脂であつて、ベンゾ
グアナミンのメチロール化、メチレン化、アルキ
ルエーテル化等の反応により得られる樹脂であつ
ても良く、また、ベンゾグアナミンと尿素、メラ
ミン、フエノール等との共重合した樹脂粉末等で
あつても良く、さらにこの外に下記化合物のベン
ゾグアナミン樹脂と同様の性質を有する類似化合
物から製造されるベンゾグアナミン系樹脂も含ま
れる。 このベンゾグアナミン系樹脂は粉末にして用い
られるが、そのバインダー中における粒子は球形
であることが好ましい。これは球形粒子がバツク
コート層の粗面を形成するとこれに接触するもの
は点状接触しその摩擦を小さくできるからであ
る。
【化】
しかしこれにかぎらず楕円、方形等いずれの形
でも用いられ、形状の異なる粒子を混合して用い
ても良い。 このベンゾグアナミン系樹脂粉末のモース硬度
は、例えばテフロン等のポリフツ化エチレン系樹
脂粉末より大きいものが用いられるのが好まし
く、その値が5以上のものが好ましく、さらに好
ましくは約6以上のものである。また、このベン
ゾグアナミン系樹脂粉末の真の比重は、1.1〜1.5
が好ましい。このベンゾグアナミン系樹脂粉末の
性質で特に重要なことは、機械的強度が大きく、
磁性粉、バインダー用樹脂、その他の添加剤とと
もに分散機で分散する際、例えばボールミル等の
厳しい分散条件にも耐えることができるというこ
とであり、これらの性質はポリフツ化エチレン系
樹脂粉末よりは優れている。ベンゾグアナミン系
樹脂粉末の内でもポーラスにしたもの(例えば真
比重/嵩比重1.3〜8)は、特にバインダー用樹
脂、溶剤に濡れが良く、その分散が優れているた
め、例えば分散剤なしでも分散可能でその分散安
定性も良好であり好ましい。 上記ベンゾグアミン系樹脂粉末は最大粒径が
2.0μm以下のものが好ましく、さらに好ましくは
平均粒径が0.02〜0.5μmのものである。この場合
粒径分布はバラツキの少ないものが好ましい。し
かし粒径分布の広いものも使用できるし、粒径分
布の異なる2種以上の粒子群を混合して用いても
良い。 上記ベンゾグアナミン樹脂粉末の具体例として
はエポスター(日本触媒化学(株)製)が挙げられ
る。 本発明に用いられるフタロシアニン系顔料は、
一般式(C8H4N2)R′nで表わされ、R′としては
H、D、Na、K、Cu、Ag、Be、Mg、Ca、Zn、
Cd、Ba、Hg、Al、Ga、Ir、La、Nd、Sm、
Eu、Gd、Dy、Ho、Er、Th、Tm、Yb、Lu、
Ti、Sn、Hf、Pb、V、Sb、Cr、Mo、U、Mn、
Fe、Co、Ni、Rh、Pd、Os、Ptが挙げられ、n
は0〜2である。このフタロシアニン系顔料の結
晶型としては、α、β、γ、χ、π、ε等があ
る。また、上記一般式に例えば塩素等の置換基を
有するものも含まれる。 上記フタロシアニン系顔料粉末は最大粒径が
2.0μm以下のものが好ましく、さらに好ましくは
平均粒径が0.02〜0.5μのものである。この場合粒
径分布はバラツキの少ないものが好ましい。しか
し粒径分布の広いものも使用できるし、粒径分布
の異なる2種以上の粒子群を混合して用いても良
い。 本発明には上記のほかの無機質粉末も併用する
ことができ、これらのものとては酸化珪素、酸化
チタン、酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、硫
酸バリウム、酸化亜鉛、酸化錫、酸化アルミニウ
ム、酸化クロム、炭化珪素、炭化カルシウム、α
−Fe2O3、タルク、カオリン、硫酸カルシウム、
窒化硼素、弗化亜鉛、二酸化モリブデン、等から
なるものが挙げられる。これらの無機質粉末を適
量使用するとバツクコート層の層強度も大きくな
る。 本発明に用いられるバインダーには後述する樹
脂が用いられるが、これらの内ウレタン樹脂と塩
化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂の混合樹脂、ウ
レタン樹脂とフエノキシ樹脂の混合樹脂が後述す
る支持体に対する接着性の点で好ましく、特に塩
化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂はウレタン樹脂
との相溶性が他の樹脂より良く、その混合率を大
きくできるため望ましい。塩化ビニル酢酸ビニル
共重合体樹脂のウレタン樹脂に対する混合割合で
好ましいのは15重量%〜75重量%である。 上記ウレタン樹脂の内ではポリエステルタイプ
がポリエーテルタイプのものよりカーボンブラツ
クに対する分散性の点で好ましい。 上記バインダーには硬化剤を併用することが好
ましいが、このような硬化剤には良く知られてい
る後述するイソシアネートが用いられ、その内で
もメチレンジイソシアネート系又はトリレンジイ
ソシアネート系が好ましい。 バインダー中における上記各成分の割合は、ウ
レタン樹脂については全体の40重量%〜80重量%
が好ましく、硬化剤については全体の20重量%〜
40重量%が好ましい。硬化剤がこれより少な過ぎ
るても多過ぎても磁気テープはステツクスリツプ
を起こし易くなる。 上記バツクコート層に使用できるバインダー用
樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反
応型樹脂、電子線硬化型樹脂及びこれらの混合物
が挙げられる。 バインダー用樹脂としての熱可塑性樹脂として
は、軟化温度が150℃以下、平均分子量が10000〜
200000、重合度が約200〜2000程度のもので、例
えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アク
リロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−ア
クリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−
塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステル−
スチレン共重合体、メタクリル酸エステル−アク
リロニトリル共重合体、メタクリル酸エステル−
塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル
−スチレン共重合体、ウレタンエラストマー、ポ
ロ弗化ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリ
ル共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、
セルロース誘導体(セルロースアセテートブチラ
ート、セルロースダイアセテート、セルロースト
リアセテート、セルロースプロピオネート、ニト
ロセルロース等)、スチレン−ブタジエン共重合
体、ポリエステル樹脂、クロロビニルエーテル−
アクリル酸エステル共重合体、アミノ樹脂、各種
の合成ゴム系の熱可塑性樹脂及びこれらの混合物
等が使用される。 熱硬化性樹脂又は反応型樹脂としては、塗布液
の状態では200000以下の分子量であり、塗布乾燥
後には縮合、付加等の反応により不溶化するもの
が使用される。これらの樹脂の内では樹脂が熱分
解するまでの間に軟化又は溶融しないものが好ま
しい。具体的には、例えばフエノール樹脂、フエ
ノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型
樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキツド樹
脂、シリコン樹脂、アクリル系反応樹脂、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル樹脂、メタクリル酸塩共重合体
とジイソシアネートプレポリマーの混合物、高分
子量ポリエステル樹脂とイソシアネートプレポリ
マーの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、ポリ
エステルポリオールとイソシアネートの混合物、
ポリカーボネート型ポリウレタン、ポリアミド樹
脂、低分子量グリコール・高分子量ジオール・ト
リフエニルメタントリイソシアネートの混合物、
ポリアミン樹脂及びこれらの混合物等である。 電子線照射硬化型樹脂としては、不飽和プレポ
リマー、例えば無水マレイン酸タイプ、ウレタン
アクリルタイプ、ポリエステルアクリルタイプ、
ポリエーテルアクリルタイプ、ポリウレタンアク
リルタイプ、ポリアミドアクリルタイプ等、また
は多官能モノマーとして、エーテルアクリルタイ
プ、ウレタンアクリルタイプ、リン酸エステルア
クリルタイプ、アリールタイプ、ハイドロカーボ
ンタイプ等が挙げられる。 本発明に係わる磁気記録媒体のバツクコート層
の耐久性を向上させるためにバツクコート層に各
種硬化剤を含有させることができ、例えばイソシ
アネートを含有させるとができる。 使用できる芳香族イソシアネートは、例えばト
リレンジイソシアネート(TDI)、4、4′−ジフ
エニルメタンジイソシアネート(MDI)、キシリ
レンジイソシアネート(XDI)、メタキシリレン
ジイソシアネート(MXDI)及びこれらイソシア
ネートと活性水素化合物との付加体などがあり、
平均分子量としては100〜3000の範囲のものが好
適である。 一方、脂肪族イソシアネートしては、ヘキサメ
チレンジイソシアネート(HMDI)、リジンイソ
シアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシ
アネート(TMDI)及びこれらイソシアネートと
活性水素化合物の付加体等が挙げられる。これら
の脂肪族イソシアネート及びこれらイソシアネー
トと活性水素化合物の付加体などの中でも、好ま
しのは分子量が100〜3000の範囲のものである。
脂肪族イソシアネートのなかでも非脂環式のイソ
シアネート及びこれら化合物と活性水素化合物の
付加体が好ましい。 上記イソシアネートと活性水素化合物の付加体
としては、ジイソシアネートと3価ポリオールと
の付加体が挙げられる。また、ポリイソシアネー
トも硬化剤として使用でき、これには例えばジイ
ソシアネートの5量体、ジイソシアネート3モル
と水の脱炭酸化合物等がある。これらの例として
は、トリレンジイソシアネート3モルとトリメチ
ロールプロパン1モルの付加体、メタキシリレン
ジイソシアネート3モルとトリメチロールプロパ
ン1モルの付加体、トリレンジイソシアネートの
5量体、トリレンジイソシアネート3モルとヘキ
サメチレンジイソシアネート2モルからなる5量
体等がある。 本発明のバツクコート層には、上記のほかに潤
滑剤を併用することが好ましく、例えば炭素数13
〜16の一価アルコールとステアリン酸とのエステ
ルが好ましい。この外には後述する磁性層に使用
される脂肪酸エステルが使用できる。また、本発
明のバツクコート層には後述する分散剤、帯電防
止が使用できる。 本発明の磁気記録媒体の磁性層としては、磁性
粉、バインダー及び分散、潤滑剤等を使用した塗
布型磁性層であつても良いし、蒸着法、スパツタ
ー法、ベーパーデポジシヨン法等によつて形成さ
れた薄膜型磁性層であつても良い。 磁性層のバインダーとしては上記バツクコート
層のバインダーと同様のものが使用でき、また、
磁性材料としては、例えばγ−Fe2O3、Co含有γ
−Fe2O3、Co被着γ−Fe2O3、Fe3O4、Co含有
Fe3O4、Co被着Fe3O4、CrO2等の酸化物磁性体、
例えばFe、Ni、Co、Fe−Ni合金、Fe−Co合金、
Fe−Ni−P合金、Fe−Ni−Co合金、Fe−Mn−
Zn合金、Fe−Ni−Zn合金、Fe−Co−Ni−Cr合
金、Fe−Co−Ni−P合金、Co−Ni合金、Co−
P合金、Co−Cr合金等Fe、Ni、Coを主成分とす
るメタル磁性粉等各種の強磁性体が挙げられる。
これらの金属磁性体に対する添加物とてはSi、
Cu、Zn、Al、P、Mn、Cr等の元素又はこれら
の化合物が含まれていても良い。またバリウムフ
エライト等の六方晶系フエライト、窒化鉄も使用
される。 上記磁性層を形成する塗料には必要に応じて分
散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤等の添加剤を
含有させても良い。 例えば分散剤としては、例えばレシチン;カプ
リン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、
エライジン酸、リノール酸、リノレン酸等の炭素
原子数8〜18個の脂肪酸(R−COOHで表され
るRは炭素原子数7〜17個の飽和又は不飽和のア
ルキル基);上記の脂肪酸のアルカリ金属(Li、
Na、K等)又はアルカリ土類金属(Mg、Ca、
Ba等)からなる金属石鹸等が挙げられる。この
ほかに炭素原子数12以上の高級アルコール、さら
には硫酸エステル等も使用可能である。また、市
販の一般の界面活性剤を使用することもできる。
これらの分散剤は1種類のみで用いても、あるい
は2種類以上を併用しても良好である。これらの
分散剤を磁性層に用いる場合には磁性体100重量
部に対して1〜20重量部の範囲で添加され、上記
バツクコート層に用いる場合にはバインダー100
重量部に対して2〜20重量部添加しても良い。 また、潤滑剤としては、シリコーンオイル、グ
ラフアイト、二硫化モリブデン、二硫化タングス
テン、炭素原子数12〜16の一塩基性脂肪酸と炭素
数3〜12個の一価アルコールからなる脂肪酸エス
テル類、炭素数17個以上の一塩基性脂肪酸とこの
脂肪酸の炭素数と合計して炭素数21〜23個となる
一価のアルコールからなる脂肪酸エステル等が使
用さる。これらの潤滑剤はバインダー100重量部
に対して0.2〜20重量部の範囲で添加される。 この磁性層には研磨剤も使用でき、この研磨剤
としては、一般に使用される材料で溶融アルミ
ナ、炭化ケイ素、酸化クロム、コランダム、人造
コランダム、ダイヤモンド、人造ダイヤモンド、
ザクロ石、エメリー(主成分はコランダムと磁鉄
鉱)、二酸化チタン等が使用される。これらの研
磨剤は平均粒子径0.05〜5μの大きさのものが使用
され、特に好ましくは0.1〜2μのものである。こ
れらの研磨剤は磁性粉100重量部に対して1〜20
重量部の範囲で添加される。 また、帯電防止剤としてはカーボンブラツクの
ほかに、グラフアイト、酸化スズ−酸化アンチモ
ン系化合物、酸化チタン−酸化スズ−酸化アンチ
モン系化合物、カーボンブラツクグラフトポリマ
ーなどの導電性粉末;サポニン等の天然界面活性
剤;アルキレンオキサイド系、グリセリン系、グ
リシドール系等のノニオン界面活性剤;ピリジン
その他の複素環類、ホスホニウム又はスルホニウ
ム類等のカチオン界面活性剤;カルボン酸、スル
ホン酸、燐酸、硫酸エステル基、燐酸エステル基
等の酸性基を含むアニオン界面活性剤;アミノ酸
類、アミノスルホン酸類、アミノアルコールの硫
酸又は燐酸エステル等の両性活性剤などが挙げら
れる。 これらの界面活性剤は、単独又は混合して添加
しても良い。これらは帯電防止剤として用いられ
るものであるが、その他の目的、例えば分散、磁
気特性の改良、潤滑性の改良、塗布助剤として使
用される場合もある。 上記塗料に配合される溶媒あるいはこの塗料の
塗布時の希釈溶媒としては、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘ
キサノン等のケトン類;メタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール等のアルコール
類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸
エチル、エチレングリコールモノアセテート等の
エステル類;グリコールジメチルエーテル、グリ
コールモノエチルエーテル、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン等のエーテル類;ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素;メチレンクロ
ライド、エチレンクロライド、四塩化炭素、クロ
ロホルム、ジクロルベンゼン等のハロゲン化炭化
水素等のものが使用できる。 また、支持体としては、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート等
のポリエステル類、ポリプロピレン等のポリオレ
フイン類、セルローストリアセテート、セルロー
スダイアセテート等のセルロース誘導体、ポリア
ミド、ポリカーボネートなどのプラスチツクが挙
げられるが、Cu、Al、Zn等の金属、ガラス、
BN、Siカーバイド、磁器、陶器等のセラミツク
なども使用できる。 これらの支持体の厚みはフイルム、シート状の
場合は約3〜100μm程度、好ましくは5〜50μm
であり、デイスク、カード状の場合は30μm〜10
mm程度であり、ドラム状の場合は円筒状で用いら
れ、使用するレコーダに応じてその型は決められ
る。 上記支持体とバツクコート層の中間には接着性
を向上させる中間層を設けても良い。 支持体上に上記バツクコート層を形成するため
の塗布方法としては、エアードクターコート、ブ
レードコート、エアーナイフコート、スクイズコ
ート、含浸コート、リバースロールコート、トラ
ンスフアーロールコート、グラビアコート、キス
コート、キヤストコート、スプレイコート等が利
用できるがこれらに限らない。 発明の効果 本発明は、以上のように、特定の有機質粉末と
カーボンブラツクを前者の粒径を後者の粒径より
大きくしてバツクコート層に含有させるようにし
たので、その有機質粉末の特性とカーボンブラツ
クの特性を相乗した効果を有するバツクコート層
を備えた磁気記録媒体を提供できる。 すなわち、有機質粉末はバインダー用樹脂等に
対して分散性、分散安定性が良く、その粒径及び
粒子形状のコントロールも容易であるので、その
塗料を用いて形成したバツクコート層の表面粗さ
のコントロールが容易になり、有機質粉末の粒径
をカーボンブラツクの粒径より大きくしたことと
あいまつて、例えばバツクコート層の凹凸が磁性
層に写される等の問題を無くすことができるとと
もに、その摩擦係数も小さくできる。また、有機
質粉末は強靭であり、硬過ぎることもないので粉
落ちも少なくでき、また、有機質粉末の粒径をカ
ーボンブラツクの粒径より大きくしたのとあいま
つて、ビデイオデツキやカセツトのガイドポール
やガイドピン等を削るようなこともないようにで
きる。さらに有機質粉末はバインダーに対するな
じみが良いのでその結合力も大きくその粉落ちを
一層少なくできる。一方、カーボンブラツクはそ
の導電性によりバツクコート層に帯電防止機能を
与え磁気記録媒体が接触するものに対してその走
行を妨げることがないとともに充填効果により層
強度を高める等の効果を付与することができ、上
記有機質粉末との優れた相乗効果により走行性、
耐久性等を向上し、磁気記録媒体としての性能を
著しく高めることができる。 このようにして走行性、耐久性の優れたバツク
コート層を有する磁気記録媒体を提供でき、磁気
記録媒体の電磁変換特性、特にクロマS/Nの低
下を抑制したり、ドロツプアウトを少なくする等
の諸性能を向上して高密度記録化に対する最近の
磁気記録媒体に対する要求にこたえることができ
る。 実施例 次に本発明の実施例を説明するが本発明はこれ
らに限定されるものではない。なお、部は重量部
を示す。 実施例 1 下記組成物をボールミルで48時間混合・分散
し、イソシアネート3部添加後、平均粒子径1μ
mのフイルターで濾過した。 金属磁性粉(平均粒子サイズ0.26μm×0.03μm
×0.03μm) 100部 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体(ユニオンカー
バイト社製ビニライトVAGH) 4部 ポリウレタン(グツドリツチ社製エスタン
5701F1) 16部 ミリスチン酸 2部 メチルエチルケトン 200部 トルエン 170部 この塗料を配向磁場のもとで厚さ12μmのポリ
エチレンテレフタレートのベースフイルム上に乾
燥膜厚4μになるように塗布し、さらに乾燥を行
ない、この乾燥後のものをカレンダー処理して磁
性層をベースフイルム上に形成した。 ついで下記の組成物をボールミルにて48時間混
合・分散し、硬化剤のイソシアネート20部を加え
てバツクコート層用塗布液を調製した。この塗布
液を上記磁性層の反対側のベースフイルム上に乾
燥膜厚0.8μになるようにリバースロールにより塗
布・乾燥してバツクコート層を形成し、1/2幅に
スリツトして実施例1の磁気テープを作成した。 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体(ユニオンカー
バイト社製ビニライトVAGH) 35部 ポリウレタン(グツドリツチ社製エスタン
5701) 35部 カーボンブラツク(コロンビアカーボン社製コ
ンダクテツクス975、粒径24mμ) 15部 ベンゾグアナミン樹脂粉末(平均粒径0.3μ)
75部 メチルエチルケトン 500部 トルエン 500部 実施例 2 実施例1において、磁性層塗料のうち金属磁性
粉の代わりにCo被着γ−Fe2O3(軸比10、長軸長
0.25μ)を用いた以外は同様にして磁性層を形成
し、さらにバツクコート層用塗布液に下記組成物
をボールミル分散しその分散液にイソシアネート
20部加えたものを使用した以外同様にして実施例
2の磁気テープを作成した。 フエノキシ樹脂(ユニオンカーバイト社製
PKHH) 35部 ポリウレタン(グツドリツチ社製エスタン
5701) 35部 カーボンブラツク(コロンビアカーボン社製コ
ンダクテツクス975、粒径24mμ) 10部 フタロシアニンブルー(平均粒径0.3μ) 25部 メチルエチルケトン 500部 トルエン 500部 実施例 3 厚さ10μmのポリエチレンテレフタレートフイ
ルム表面に斜め蒸着によつてCo−Ni(Ni20重量
%)磁性膜(膜厚0.1μ)を設け、この磁性層表面
に潤滑油膜(厚さ0.01μ)を形成した後に下記組
成物をボールミル分散し、その分散液にイソシア
ネート20部加えてバツクコート層用塗布液を調製
してこの塗布液を上記磁性層と反対側のポリエチ
レンテレフタレートフイルム上に塗布してバツク
コート層を形成し、この後実施例1と同様にして
実施例3の磁気テープを作成した。 ニトロセルロース(RS1/2) 35部 ポリウレタン(グツドリツチ社製エスタン
5701) 35部 カーボンブラツク(コロンビアカーボン社製コ
ンダクテツクス975、粒径24mμ)) 25部 メラミン樹脂粉末(平均粒径0.3μ) 4部 メチルエチルケトン 500部 トルエン 500部 比較例 1 実施例1において、バツクコート層用塗布液中
ベンゾグアナミン樹脂粉末の代わりに炭酸カルシ
ウム(平均粒子径0.3μ)を用いた以外は同様にし
て比較例1の磁気テープを作成した。 比較例 2 実施例2において、バツクコート層用塗布液中
フタロシアニンブルー顔料の代わりに酸化チタン
(平均粒子径0.3μ)を用いた以外は同様にして比
較的2の磁気テープを作成した。 比較例 3 実施例3において、バツクコート層用塗布液中
メラミン樹脂粉末の代わりにけい酸カルシウム
(平均粒子径0.3μ)を用いた以外は同様にして比
較例3の磁気テープを作成した。 比較例 4 実施例1において、バツクコート層用塗料のカ
ーボンブラツクの粒径を24mμにし、ベンゾグア
ナミン樹脂粉末の平均粒径を0.02μ(20mμ)にし
た以外は同様にして比較例4の磁気テープを作成
した。 比較例 5 実施例2において、バツクコート層用塗料のカ
ーボンブラツクの粒径を20mμにし、フタロシア
ニンブルーの平均粒径を0.02μ(20mμ)にした以
外は同様にして比較例5の磁気テープを作成し
た。 比較例 6 実施例3において、バツクコート層用塗料のカ
ーボンブラツクの粒径を24mμにし、メラミン樹
脂粉末の平均粒径を0.02μ(20mμ)にした以外は
同様にして比較例6の磁気テープを作成した。 上記実施例1〜3、比較例1〜6の磁気テープ
について下記表及び第1図及び第2図に示す試験
を下記方法によつて行なつた。 表1はカセツトピンの削れの測定結果、表2は
平均表面粗さ及び摩擦係数の測定結果、ジツター
(μsec)の測定結果を示し、第1図はバツクコー
ト層用塗布液の保存時間(停滞時間hour)とそ
の保存時間経過後の塗布液を塗布してバツクコー
ト層を形成したときのこのバツクコート層の平均
表面粗さRa(μm)の測定値を実施例1(〇)及
び比較例1(△)、比較例4(×)について示し、
第2図はこれらのそれぞれのバツクコート層を有
する磁気テープのクロマS/N(dB)の測定値を
示す。 上記の測定法は以下のとおりである。 カセツトピンの削れの測定:磁気テープを
VHSビデイオカセツトに詰め、ビクター社製ビ
デイオデツキHR−7100にて動作させ、上記カセ
ツト中の2個の非回転ピンの削れ度合を観察し
た。〇は傷なし、△は軽度の傷あり、×は重度の
傷ありを示す。 表面粗さRa(μm):小坂研究所製の三次元粗
さ測定器3E−3RKを使用して測定した。 動摩擦係数の測定:磁気テープを25℃、相対湿
度90%雰囲気中(雨天時の雰囲気)に24時間放置
した後(調湿)、各磁気テープのバツクコート層
の摩擦係数を測定する。動摩擦係数は新東化学株
式会社製の回転ドラム型表面性測定器を用い、4
mm直径のロツドで荷重30g、回転数159rpmで測
定した。 ジツター(μsec):メグロエレクトリツクスコ
ーポレーシヨン守製のVTRジツターメータで測
定した。測定条件は25℃、相対湿度90%である。 クロマS/N(dB):クロマ信号(3.58MHz)
を0.714Vp−pにして輝度信号に乗せて録画し、
この録画したものを再生し、クロマ信号のみを取
り出してその実効値(S)とクロマ信号を取り除いた
ときの雑音レベル(N)との比を表わす。
でも用いられ、形状の異なる粒子を混合して用い
ても良い。 このベンゾグアナミン系樹脂粉末のモース硬度
は、例えばテフロン等のポリフツ化エチレン系樹
脂粉末より大きいものが用いられるのが好まし
く、その値が5以上のものが好ましく、さらに好
ましくは約6以上のものである。また、このベン
ゾグアナミン系樹脂粉末の真の比重は、1.1〜1.5
が好ましい。このベンゾグアナミン系樹脂粉末の
性質で特に重要なことは、機械的強度が大きく、
磁性粉、バインダー用樹脂、その他の添加剤とと
もに分散機で分散する際、例えばボールミル等の
厳しい分散条件にも耐えることができるというこ
とであり、これらの性質はポリフツ化エチレン系
樹脂粉末よりは優れている。ベンゾグアナミン系
樹脂粉末の内でもポーラスにしたもの(例えば真
比重/嵩比重1.3〜8)は、特にバインダー用樹
脂、溶剤に濡れが良く、その分散が優れているた
め、例えば分散剤なしでも分散可能でその分散安
定性も良好であり好ましい。 上記ベンゾグアミン系樹脂粉末は最大粒径が
2.0μm以下のものが好ましく、さらに好ましくは
平均粒径が0.02〜0.5μmのものである。この場合
粒径分布はバラツキの少ないものが好ましい。し
かし粒径分布の広いものも使用できるし、粒径分
布の異なる2種以上の粒子群を混合して用いても
良い。 上記ベンゾグアナミン樹脂粉末の具体例として
はエポスター(日本触媒化学(株)製)が挙げられ
る。 本発明に用いられるフタロシアニン系顔料は、
一般式(C8H4N2)R′nで表わされ、R′としては
H、D、Na、K、Cu、Ag、Be、Mg、Ca、Zn、
Cd、Ba、Hg、Al、Ga、Ir、La、Nd、Sm、
Eu、Gd、Dy、Ho、Er、Th、Tm、Yb、Lu、
Ti、Sn、Hf、Pb、V、Sb、Cr、Mo、U、Mn、
Fe、Co、Ni、Rh、Pd、Os、Ptが挙げられ、n
は0〜2である。このフタロシアニン系顔料の結
晶型としては、α、β、γ、χ、π、ε等があ
る。また、上記一般式に例えば塩素等の置換基を
有するものも含まれる。 上記フタロシアニン系顔料粉末は最大粒径が
2.0μm以下のものが好ましく、さらに好ましくは
平均粒径が0.02〜0.5μのものである。この場合粒
径分布はバラツキの少ないものが好ましい。しか
し粒径分布の広いものも使用できるし、粒径分布
の異なる2種以上の粒子群を混合して用いても良
い。 本発明には上記のほかの無機質粉末も併用する
ことができ、これらのものとては酸化珪素、酸化
チタン、酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、硫
酸バリウム、酸化亜鉛、酸化錫、酸化アルミニウ
ム、酸化クロム、炭化珪素、炭化カルシウム、α
−Fe2O3、タルク、カオリン、硫酸カルシウム、
窒化硼素、弗化亜鉛、二酸化モリブデン、等から
なるものが挙げられる。これらの無機質粉末を適
量使用するとバツクコート層の層強度も大きくな
る。 本発明に用いられるバインダーには後述する樹
脂が用いられるが、これらの内ウレタン樹脂と塩
化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂の混合樹脂、ウ
レタン樹脂とフエノキシ樹脂の混合樹脂が後述す
る支持体に対する接着性の点で好ましく、特に塩
化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂はウレタン樹脂
との相溶性が他の樹脂より良く、その混合率を大
きくできるため望ましい。塩化ビニル酢酸ビニル
共重合体樹脂のウレタン樹脂に対する混合割合で
好ましいのは15重量%〜75重量%である。 上記ウレタン樹脂の内ではポリエステルタイプ
がポリエーテルタイプのものよりカーボンブラツ
クに対する分散性の点で好ましい。 上記バインダーには硬化剤を併用することが好
ましいが、このような硬化剤には良く知られてい
る後述するイソシアネートが用いられ、その内で
もメチレンジイソシアネート系又はトリレンジイ
ソシアネート系が好ましい。 バインダー中における上記各成分の割合は、ウ
レタン樹脂については全体の40重量%〜80重量%
が好ましく、硬化剤については全体の20重量%〜
40重量%が好ましい。硬化剤がこれより少な過ぎ
るても多過ぎても磁気テープはステツクスリツプ
を起こし易くなる。 上記バツクコート層に使用できるバインダー用
樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反
応型樹脂、電子線硬化型樹脂及びこれらの混合物
が挙げられる。 バインダー用樹脂としての熱可塑性樹脂として
は、軟化温度が150℃以下、平均分子量が10000〜
200000、重合度が約200〜2000程度のもので、例
えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アク
リロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−ア
クリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−
塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステル−
スチレン共重合体、メタクリル酸エステル−アク
リロニトリル共重合体、メタクリル酸エステル−
塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル
−スチレン共重合体、ウレタンエラストマー、ポ
ロ弗化ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリ
ル共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、
セルロース誘導体(セルロースアセテートブチラ
ート、セルロースダイアセテート、セルロースト
リアセテート、セルロースプロピオネート、ニト
ロセルロース等)、スチレン−ブタジエン共重合
体、ポリエステル樹脂、クロロビニルエーテル−
アクリル酸エステル共重合体、アミノ樹脂、各種
の合成ゴム系の熱可塑性樹脂及びこれらの混合物
等が使用される。 熱硬化性樹脂又は反応型樹脂としては、塗布液
の状態では200000以下の分子量であり、塗布乾燥
後には縮合、付加等の反応により不溶化するもの
が使用される。これらの樹脂の内では樹脂が熱分
解するまでの間に軟化又は溶融しないものが好ま
しい。具体的には、例えばフエノール樹脂、フエ
ノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型
樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキツド樹
脂、シリコン樹脂、アクリル系反応樹脂、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル樹脂、メタクリル酸塩共重合体
とジイソシアネートプレポリマーの混合物、高分
子量ポリエステル樹脂とイソシアネートプレポリ
マーの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、ポリ
エステルポリオールとイソシアネートの混合物、
ポリカーボネート型ポリウレタン、ポリアミド樹
脂、低分子量グリコール・高分子量ジオール・ト
リフエニルメタントリイソシアネートの混合物、
ポリアミン樹脂及びこれらの混合物等である。 電子線照射硬化型樹脂としては、不飽和プレポ
リマー、例えば無水マレイン酸タイプ、ウレタン
アクリルタイプ、ポリエステルアクリルタイプ、
ポリエーテルアクリルタイプ、ポリウレタンアク
リルタイプ、ポリアミドアクリルタイプ等、また
は多官能モノマーとして、エーテルアクリルタイ
プ、ウレタンアクリルタイプ、リン酸エステルア
クリルタイプ、アリールタイプ、ハイドロカーボ
ンタイプ等が挙げられる。 本発明に係わる磁気記録媒体のバツクコート層
の耐久性を向上させるためにバツクコート層に各
種硬化剤を含有させることができ、例えばイソシ
アネートを含有させるとができる。 使用できる芳香族イソシアネートは、例えばト
リレンジイソシアネート(TDI)、4、4′−ジフ
エニルメタンジイソシアネート(MDI)、キシリ
レンジイソシアネート(XDI)、メタキシリレン
ジイソシアネート(MXDI)及びこれらイソシア
ネートと活性水素化合物との付加体などがあり、
平均分子量としては100〜3000の範囲のものが好
適である。 一方、脂肪族イソシアネートしては、ヘキサメ
チレンジイソシアネート(HMDI)、リジンイソ
シアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシ
アネート(TMDI)及びこれらイソシアネートと
活性水素化合物の付加体等が挙げられる。これら
の脂肪族イソシアネート及びこれらイソシアネー
トと活性水素化合物の付加体などの中でも、好ま
しのは分子量が100〜3000の範囲のものである。
脂肪族イソシアネートのなかでも非脂環式のイソ
シアネート及びこれら化合物と活性水素化合物の
付加体が好ましい。 上記イソシアネートと活性水素化合物の付加体
としては、ジイソシアネートと3価ポリオールと
の付加体が挙げられる。また、ポリイソシアネー
トも硬化剤として使用でき、これには例えばジイ
ソシアネートの5量体、ジイソシアネート3モル
と水の脱炭酸化合物等がある。これらの例として
は、トリレンジイソシアネート3モルとトリメチ
ロールプロパン1モルの付加体、メタキシリレン
ジイソシアネート3モルとトリメチロールプロパ
ン1モルの付加体、トリレンジイソシアネートの
5量体、トリレンジイソシアネート3モルとヘキ
サメチレンジイソシアネート2モルからなる5量
体等がある。 本発明のバツクコート層には、上記のほかに潤
滑剤を併用することが好ましく、例えば炭素数13
〜16の一価アルコールとステアリン酸とのエステ
ルが好ましい。この外には後述する磁性層に使用
される脂肪酸エステルが使用できる。また、本発
明のバツクコート層には後述する分散剤、帯電防
止が使用できる。 本発明の磁気記録媒体の磁性層としては、磁性
粉、バインダー及び分散、潤滑剤等を使用した塗
布型磁性層であつても良いし、蒸着法、スパツタ
ー法、ベーパーデポジシヨン法等によつて形成さ
れた薄膜型磁性層であつても良い。 磁性層のバインダーとしては上記バツクコート
層のバインダーと同様のものが使用でき、また、
磁性材料としては、例えばγ−Fe2O3、Co含有γ
−Fe2O3、Co被着γ−Fe2O3、Fe3O4、Co含有
Fe3O4、Co被着Fe3O4、CrO2等の酸化物磁性体、
例えばFe、Ni、Co、Fe−Ni合金、Fe−Co合金、
Fe−Ni−P合金、Fe−Ni−Co合金、Fe−Mn−
Zn合金、Fe−Ni−Zn合金、Fe−Co−Ni−Cr合
金、Fe−Co−Ni−P合金、Co−Ni合金、Co−
P合金、Co−Cr合金等Fe、Ni、Coを主成分とす
るメタル磁性粉等各種の強磁性体が挙げられる。
これらの金属磁性体に対する添加物とてはSi、
Cu、Zn、Al、P、Mn、Cr等の元素又はこれら
の化合物が含まれていても良い。またバリウムフ
エライト等の六方晶系フエライト、窒化鉄も使用
される。 上記磁性層を形成する塗料には必要に応じて分
散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤等の添加剤を
含有させても良い。 例えば分散剤としては、例えばレシチン;カプ
リン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、
エライジン酸、リノール酸、リノレン酸等の炭素
原子数8〜18個の脂肪酸(R−COOHで表され
るRは炭素原子数7〜17個の飽和又は不飽和のア
ルキル基);上記の脂肪酸のアルカリ金属(Li、
Na、K等)又はアルカリ土類金属(Mg、Ca、
Ba等)からなる金属石鹸等が挙げられる。この
ほかに炭素原子数12以上の高級アルコール、さら
には硫酸エステル等も使用可能である。また、市
販の一般の界面活性剤を使用することもできる。
これらの分散剤は1種類のみで用いても、あるい
は2種類以上を併用しても良好である。これらの
分散剤を磁性層に用いる場合には磁性体100重量
部に対して1〜20重量部の範囲で添加され、上記
バツクコート層に用いる場合にはバインダー100
重量部に対して2〜20重量部添加しても良い。 また、潤滑剤としては、シリコーンオイル、グ
ラフアイト、二硫化モリブデン、二硫化タングス
テン、炭素原子数12〜16の一塩基性脂肪酸と炭素
数3〜12個の一価アルコールからなる脂肪酸エス
テル類、炭素数17個以上の一塩基性脂肪酸とこの
脂肪酸の炭素数と合計して炭素数21〜23個となる
一価のアルコールからなる脂肪酸エステル等が使
用さる。これらの潤滑剤はバインダー100重量部
に対して0.2〜20重量部の範囲で添加される。 この磁性層には研磨剤も使用でき、この研磨剤
としては、一般に使用される材料で溶融アルミ
ナ、炭化ケイ素、酸化クロム、コランダム、人造
コランダム、ダイヤモンド、人造ダイヤモンド、
ザクロ石、エメリー(主成分はコランダムと磁鉄
鉱)、二酸化チタン等が使用される。これらの研
磨剤は平均粒子径0.05〜5μの大きさのものが使用
され、特に好ましくは0.1〜2μのものである。こ
れらの研磨剤は磁性粉100重量部に対して1〜20
重量部の範囲で添加される。 また、帯電防止剤としてはカーボンブラツクの
ほかに、グラフアイト、酸化スズ−酸化アンチモ
ン系化合物、酸化チタン−酸化スズ−酸化アンチ
モン系化合物、カーボンブラツクグラフトポリマ
ーなどの導電性粉末;サポニン等の天然界面活性
剤;アルキレンオキサイド系、グリセリン系、グ
リシドール系等のノニオン界面活性剤;ピリジン
その他の複素環類、ホスホニウム又はスルホニウ
ム類等のカチオン界面活性剤;カルボン酸、スル
ホン酸、燐酸、硫酸エステル基、燐酸エステル基
等の酸性基を含むアニオン界面活性剤;アミノ酸
類、アミノスルホン酸類、アミノアルコールの硫
酸又は燐酸エステル等の両性活性剤などが挙げら
れる。 これらの界面活性剤は、単独又は混合して添加
しても良い。これらは帯電防止剤として用いられ
るものであるが、その他の目的、例えば分散、磁
気特性の改良、潤滑性の改良、塗布助剤として使
用される場合もある。 上記塗料に配合される溶媒あるいはこの塗料の
塗布時の希釈溶媒としては、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘ
キサノン等のケトン類;メタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール等のアルコール
類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸
エチル、エチレングリコールモノアセテート等の
エステル類;グリコールジメチルエーテル、グリ
コールモノエチルエーテル、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン等のエーテル類;ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素;メチレンクロ
ライド、エチレンクロライド、四塩化炭素、クロ
ロホルム、ジクロルベンゼン等のハロゲン化炭化
水素等のものが使用できる。 また、支持体としては、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート等
のポリエステル類、ポリプロピレン等のポリオレ
フイン類、セルローストリアセテート、セルロー
スダイアセテート等のセルロース誘導体、ポリア
ミド、ポリカーボネートなどのプラスチツクが挙
げられるが、Cu、Al、Zn等の金属、ガラス、
BN、Siカーバイド、磁器、陶器等のセラミツク
なども使用できる。 これらの支持体の厚みはフイルム、シート状の
場合は約3〜100μm程度、好ましくは5〜50μm
であり、デイスク、カード状の場合は30μm〜10
mm程度であり、ドラム状の場合は円筒状で用いら
れ、使用するレコーダに応じてその型は決められ
る。 上記支持体とバツクコート層の中間には接着性
を向上させる中間層を設けても良い。 支持体上に上記バツクコート層を形成するため
の塗布方法としては、エアードクターコート、ブ
レードコート、エアーナイフコート、スクイズコ
ート、含浸コート、リバースロールコート、トラ
ンスフアーロールコート、グラビアコート、キス
コート、キヤストコート、スプレイコート等が利
用できるがこれらに限らない。 発明の効果 本発明は、以上のように、特定の有機質粉末と
カーボンブラツクを前者の粒径を後者の粒径より
大きくしてバツクコート層に含有させるようにし
たので、その有機質粉末の特性とカーボンブラツ
クの特性を相乗した効果を有するバツクコート層
を備えた磁気記録媒体を提供できる。 すなわち、有機質粉末はバインダー用樹脂等に
対して分散性、分散安定性が良く、その粒径及び
粒子形状のコントロールも容易であるので、その
塗料を用いて形成したバツクコート層の表面粗さ
のコントロールが容易になり、有機質粉末の粒径
をカーボンブラツクの粒径より大きくしたことと
あいまつて、例えばバツクコート層の凹凸が磁性
層に写される等の問題を無くすことができるとと
もに、その摩擦係数も小さくできる。また、有機
質粉末は強靭であり、硬過ぎることもないので粉
落ちも少なくでき、また、有機質粉末の粒径をカ
ーボンブラツクの粒径より大きくしたのとあいま
つて、ビデイオデツキやカセツトのガイドポール
やガイドピン等を削るようなこともないようにで
きる。さらに有機質粉末はバインダーに対するな
じみが良いのでその結合力も大きくその粉落ちを
一層少なくできる。一方、カーボンブラツクはそ
の導電性によりバツクコート層に帯電防止機能を
与え磁気記録媒体が接触するものに対してその走
行を妨げることがないとともに充填効果により層
強度を高める等の効果を付与することができ、上
記有機質粉末との優れた相乗効果により走行性、
耐久性等を向上し、磁気記録媒体としての性能を
著しく高めることができる。 このようにして走行性、耐久性の優れたバツク
コート層を有する磁気記録媒体を提供でき、磁気
記録媒体の電磁変換特性、特にクロマS/Nの低
下を抑制したり、ドロツプアウトを少なくする等
の諸性能を向上して高密度記録化に対する最近の
磁気記録媒体に対する要求にこたえることができ
る。 実施例 次に本発明の実施例を説明するが本発明はこれ
らに限定されるものではない。なお、部は重量部
を示す。 実施例 1 下記組成物をボールミルで48時間混合・分散
し、イソシアネート3部添加後、平均粒子径1μ
mのフイルターで濾過した。 金属磁性粉(平均粒子サイズ0.26μm×0.03μm
×0.03μm) 100部 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体(ユニオンカー
バイト社製ビニライトVAGH) 4部 ポリウレタン(グツドリツチ社製エスタン
5701F1) 16部 ミリスチン酸 2部 メチルエチルケトン 200部 トルエン 170部 この塗料を配向磁場のもとで厚さ12μmのポリ
エチレンテレフタレートのベースフイルム上に乾
燥膜厚4μになるように塗布し、さらに乾燥を行
ない、この乾燥後のものをカレンダー処理して磁
性層をベースフイルム上に形成した。 ついで下記の組成物をボールミルにて48時間混
合・分散し、硬化剤のイソシアネート20部を加え
てバツクコート層用塗布液を調製した。この塗布
液を上記磁性層の反対側のベースフイルム上に乾
燥膜厚0.8μになるようにリバースロールにより塗
布・乾燥してバツクコート層を形成し、1/2幅に
スリツトして実施例1の磁気テープを作成した。 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体(ユニオンカー
バイト社製ビニライトVAGH) 35部 ポリウレタン(グツドリツチ社製エスタン
5701) 35部 カーボンブラツク(コロンビアカーボン社製コ
ンダクテツクス975、粒径24mμ) 15部 ベンゾグアナミン樹脂粉末(平均粒径0.3μ)
75部 メチルエチルケトン 500部 トルエン 500部 実施例 2 実施例1において、磁性層塗料のうち金属磁性
粉の代わりにCo被着γ−Fe2O3(軸比10、長軸長
0.25μ)を用いた以外は同様にして磁性層を形成
し、さらにバツクコート層用塗布液に下記組成物
をボールミル分散しその分散液にイソシアネート
20部加えたものを使用した以外同様にして実施例
2の磁気テープを作成した。 フエノキシ樹脂(ユニオンカーバイト社製
PKHH) 35部 ポリウレタン(グツドリツチ社製エスタン
5701) 35部 カーボンブラツク(コロンビアカーボン社製コ
ンダクテツクス975、粒径24mμ) 10部 フタロシアニンブルー(平均粒径0.3μ) 25部 メチルエチルケトン 500部 トルエン 500部 実施例 3 厚さ10μmのポリエチレンテレフタレートフイ
ルム表面に斜め蒸着によつてCo−Ni(Ni20重量
%)磁性膜(膜厚0.1μ)を設け、この磁性層表面
に潤滑油膜(厚さ0.01μ)を形成した後に下記組
成物をボールミル分散し、その分散液にイソシア
ネート20部加えてバツクコート層用塗布液を調製
してこの塗布液を上記磁性層と反対側のポリエチ
レンテレフタレートフイルム上に塗布してバツク
コート層を形成し、この後実施例1と同様にして
実施例3の磁気テープを作成した。 ニトロセルロース(RS1/2) 35部 ポリウレタン(グツドリツチ社製エスタン
5701) 35部 カーボンブラツク(コロンビアカーボン社製コ
ンダクテツクス975、粒径24mμ)) 25部 メラミン樹脂粉末(平均粒径0.3μ) 4部 メチルエチルケトン 500部 トルエン 500部 比較例 1 実施例1において、バツクコート層用塗布液中
ベンゾグアナミン樹脂粉末の代わりに炭酸カルシ
ウム(平均粒子径0.3μ)を用いた以外は同様にし
て比較例1の磁気テープを作成した。 比較例 2 実施例2において、バツクコート層用塗布液中
フタロシアニンブルー顔料の代わりに酸化チタン
(平均粒子径0.3μ)を用いた以外は同様にして比
較的2の磁気テープを作成した。 比較例 3 実施例3において、バツクコート層用塗布液中
メラミン樹脂粉末の代わりにけい酸カルシウム
(平均粒子径0.3μ)を用いた以外は同様にして比
較例3の磁気テープを作成した。 比較例 4 実施例1において、バツクコート層用塗料のカ
ーボンブラツクの粒径を24mμにし、ベンゾグア
ナミン樹脂粉末の平均粒径を0.02μ(20mμ)にし
た以外は同様にして比較例4の磁気テープを作成
した。 比較例 5 実施例2において、バツクコート層用塗料のカ
ーボンブラツクの粒径を20mμにし、フタロシア
ニンブルーの平均粒径を0.02μ(20mμ)にした以
外は同様にして比較例5の磁気テープを作成し
た。 比較例 6 実施例3において、バツクコート層用塗料のカ
ーボンブラツクの粒径を24mμにし、メラミン樹
脂粉末の平均粒径を0.02μ(20mμ)にした以外は
同様にして比較例6の磁気テープを作成した。 上記実施例1〜3、比較例1〜6の磁気テープ
について下記表及び第1図及び第2図に示す試験
を下記方法によつて行なつた。 表1はカセツトピンの削れの測定結果、表2は
平均表面粗さ及び摩擦係数の測定結果、ジツター
(μsec)の測定結果を示し、第1図はバツクコー
ト層用塗布液の保存時間(停滞時間hour)とそ
の保存時間経過後の塗布液を塗布してバツクコー
ト層を形成したときのこのバツクコート層の平均
表面粗さRa(μm)の測定値を実施例1(〇)及
び比較例1(△)、比較例4(×)について示し、
第2図はこれらのそれぞれのバツクコート層を有
する磁気テープのクロマS/N(dB)の測定値を
示す。 上記の測定法は以下のとおりである。 カセツトピンの削れの測定:磁気テープを
VHSビデイオカセツトに詰め、ビクター社製ビ
デイオデツキHR−7100にて動作させ、上記カセ
ツト中の2個の非回転ピンの削れ度合を観察し
た。〇は傷なし、△は軽度の傷あり、×は重度の
傷ありを示す。 表面粗さRa(μm):小坂研究所製の三次元粗
さ測定器3E−3RKを使用して測定した。 動摩擦係数の測定:磁気テープを25℃、相対湿
度90%雰囲気中(雨天時の雰囲気)に24時間放置
した後(調湿)、各磁気テープのバツクコート層
の摩擦係数を測定する。動摩擦係数は新東化学株
式会社製の回転ドラム型表面性測定器を用い、4
mm直径のロツドで荷重30g、回転数159rpmで測
定した。 ジツター(μsec):メグロエレクトリツクスコ
ーポレーシヨン守製のVTRジツターメータで測
定した。測定条件は25℃、相対湿度90%である。 クロマS/N(dB):クロマ信号(3.58MHz)
を0.714Vp−pにして輝度信号に乗せて録画し、
この録画したものを再生し、クロマ信号のみを取
り出してその実効値(S)とクロマ信号を取り除いた
ときの雑音レベル(N)との比を表わす。
【表】
第1図はバツクコート層用塗布液の保存期間
(停滞時間)とその保存後の塗布液により形成し
たバツクコート層の平均表面粗さを示すグラフ、
第2図はそのバツクコート層のクロマS/Nを示
すグラフである。
(停滞時間)とその保存後の塗布液により形成し
たバツクコート層の平均表面粗さを示すグラフ、
第2図はそのバツクコート層のクロマS/Nを示
すグラフである。
Claims (1)
- 1 支持体の一方の面側に磁性層を有し、該支持
体の他方の面側にバツクコート層を有する磁気記
録媒体において、該バツクコート層はベンゾグア
ナミン系樹脂粉末、メラミン系樹脂粉末及びフタ
ロシアニン系顔料粉末からなる群より選択された
いずれか一つの有機質粉末とカーボンブラツクと
をバインダー中に含有し、かつ該有機質粉末の粒
径は該カーボンブラツクの粒径より大きく、該有
機質粉末と該カーボンブラツクの混合重量比が
19/1〜1/100であることを特徴とする磁気記
録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17679384A JPS6157032A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17679384A JPS6157032A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6157032A JPS6157032A (ja) | 1986-03-22 |
| JPH0576695B2 true JPH0576695B2 (ja) | 1993-10-25 |
Family
ID=16019940
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17679384A Granted JPS6157032A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6157032A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0695380B2 (ja) * | 1987-03-19 | 1994-11-24 | 富士写真フイルム株式会社 | 磁気記録媒体 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57154637A (en) * | 1981-03-20 | 1982-09-24 | Hitachi Maxell Ltd | Magnetic recording medium |
| JPS60150230A (ja) * | 1984-01-17 | 1985-08-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録体 |
-
1984
- 1984-08-27 JP JP17679384A patent/JPS6157032A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6157032A (ja) | 1986-03-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |