JPH06338025A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPH06338025A
JPH06338025A JP14829793A JP14829793A JPH06338025A JP H06338025 A JPH06338025 A JP H06338025A JP 14829793 A JP14829793 A JP 14829793A JP 14829793 A JP14829793 A JP 14829793A JP H06338025 A JPH06338025 A JP H06338025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
magnetic
films
oxide
reinforcing glass
Prior art date
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Pending
Application number
JP14829793A
Other languages
English (en)
Inventor
Eikichi Ariga
英吉 有賀
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 補強ガラスとして600°Cに近い温度ある
いはそれを越える温度で溶融するガラスを用いても、補
強ガラスと金属磁性膜との間の反応防止膜のCrが金属
磁性膜の中に拡散しないようにする。 【構成】 補強ガラス9と金属磁性膜5,5との間にク
ロムからなる反応防止膜11,11と、二酸化珪素また
は酸化クロム等からなる酸化物膜12,12が積層して
形成されている。600°Cに近い温度あるいはそれを
越える温度で溶融している補強ガラス9を充填しても酸
化物膜12,12によって、反応防止膜11,11のク
ロムが金属磁性膜5,5の中に拡散することを阻止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも一方が酸化
物磁性材料の基板と金属磁性膜により構成される一対の
磁気コア半体をギャップ材を介在させて突き合わせると
共にギャップ近傍の斜面部に補強ガラスを充填してなる
所謂メタル・イン・ギャップ(MIG)型複合磁気ヘッ
ドに関する。更に詳述すると、本発明は、金属磁性膜と
補強ガラスとの反応を防止する膜の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】MIGヘッドは、コアの大部分をフェラ
イトなどの酸化物磁性材料の基板で構成し、ギャップを
構成する磁気コア半体の突き合わせ面にのみセンダスト
等の高磁束密度材料の薄膜を使用したものである。この
MIGヘッドは、例えば特開平1−100714号に示
すように、酸化物磁性材料の基板と金属磁性膜により構
成される一対の磁気コア半体をギャップ材を介在させて
突き合わせ、低融点補強ガラスで接合するようにしてい
る。このため、ガラスと金属磁性膜との間などでの反応
が問題となる。
【0003】そこで、図3および図4に示すようなMI
Gヘッドの構造の採用が考えられている。このMIGヘ
ッドは、フェライト等の酸化物磁性材料からなる一対の
基板101,101と、この一対の基板101,101
の少なくとも一方のギャップ対向面(本明細書では磁気
ギャップに対して平行な突き合わせ接合面のうち特にギ
ャップを構成する部分をいう)102に連続する斜面部
103を有する巻線溝104と、一対の基板101,1
01が互いに向かい合う面に形成したセンダスト等の金
属磁性材料からなる金属磁性膜105,105と、一対
の基板101,101のギャップ対向面102,102
を接着してギャップ106を形成する二酸化ケイ素(S
iO2 )等の非磁性材料からなるギャップ材107と、
一対の基板101,101が接着された状態で巻線溝1
04から形成された巻線窓108の斜面部103の箇所
に充填された補強ガラス109と、基板101,101
と金属磁性膜105,105との境界に形成された二酸
化ケイ素(SiO2 )等の酸化物非磁性材からなる第1
の反応防止膜110,110と、金属磁性膜105,1
05と補強ガラス109との境界に形成されたクロム
(Cr)からなる第2の反応防止膜111,111とか
ら構成されている。
【0004】ここで、第1の反応防止膜110,110
は、二酸化ケイ素(SiO2 )等の酸化物非磁性材から
なり、フェライト等の酸化物磁性材料から成る基板10
1,101とセンダスト等の金属磁性膜105,105
とが反応することを防止している。また、第2の反応防
止膜111,111は、クロム(Cr)からなり、セン
ダスト等の金属磁性膜105,105と低融点補強ガラ
ス(PbO,K2 O,B2 O,CaO等)109とが反
応して、金属磁性膜105,105中にガラス成分が拡
散したり、ガラス中のPbが偏析したりするのを防止し
ている。
【0005】このような構造のMIGヘッドは、基板1
01,101の突き合わせ面に反応防止膜110,11
0、金属磁性膜105,105、反応防止膜111,1
11及びギャップ材107の各膜がスパッタリング等の
薄膜形成法によって順次積層された一対の磁気コア半体
を突き合わせ、ギャップ近傍の斜面部103に溶融した
補強ガラス109を充填して固めることによって得られ
る。このMIGヘッドは、通常大きなブロックに形成さ
れ、スライスによって所望の大きさのヘッドコアチップ
として切り出され、ヘッドホルダやスライダなどに固着
されて使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えばハー
ドディスクドライブ(HDD)のようにヘッドコアチッ
プをスライダーにガラスボンデイングする場合、ボンデ
イング用の溶融ガラスの温度によって先に充填固化した
補強ガラス109が溶融してしまうことのないように、
補強ガラス109としてはボンディング用のガラスに比
較して融点の高いものを用いる必要がある。例えば補強
ガラス109の融点を500゜C後半以上とし、ボンデ
イング用のガラスをそれ以下の温度にする。
【0007】しかしながら、第2の反応防止膜111を
構成するCrは、それ自体たいへん拡散し易い金属であ
り、500°C台の前半の温度下で溶融する低融点補強
ガラスを補強ガラス109として用いる場合には、第2
の反応防止膜111,111としてクロムを用いても特
に問題を生じないが、600°Cに近い温度あるいはそ
れを越すような高い温度下でしか溶融しないガラスを補
強ガラス109として用いると、クロムが金属磁性膜1
05,105の中に拡散し、金属磁性膜105,105
と補強ガラス109との反応を防止するという第2の反
応防止膜111,111としての機能を果たせなくなる
問題が起きるばかりか、またクロムが金属磁性膜10
5,105に拡散することによって、金属磁性膜10
5,105の持つ軟磁気特性が劣化してしまうという問
題も起きる。
【0008】本発明は、600°Cに近い温度あるいは
それを越すような温度で溶融するガラスを補強ガラスと
して充填しても、反応防止膜の素材が金属磁性膜の中に
拡散することがなく、補強ガラスと金属磁性膜との間の
反応を確実に防止でき、また金属磁性膜の軟磁気特性を
劣化させることのない構造の磁気ヘッドを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、少なくとも一方の磁気コア半体が酸化物
磁性材料の基板と金属磁性膜により構成されかつギャッ
プ対向面に連続する斜面部を有する一対の磁気コア半体
をギャップ材を介在させて突き合わせると共にこれら一
対の磁気コア半体間の前記斜面部に補強ガラスを充填し
てなる磁気ヘッドにおいて、補強ガラスと金属磁性膜と
の間に、クロムからなる反応防止膜と酸化物膜とを金属
磁性膜側に酸化物膜が位置するように積層されている。
【0010】
【作用】したがって、600°Cに近い温度あるいはそ
れを越すような温度で溶融する補強ガラスを磁気コア半
体間の斜面部に充填しても、反応防止膜のクロムが金属
磁性膜の中に拡散することが酸化物膜によって阻止され
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
【0012】図1および図2に本発明の第1の実施例の
磁気ヘッドを示す。この磁気ヘッドは、図1に示すよう
に、酸化物磁性材の基板1に金属磁性膜5とその他の幾
つかの極めて薄い膜が成膜された一対の磁気コア半体
A,Bを突き合わせて接合することによって構成されて
いる。磁気コア半体A,Bは、フェライト等の酸化物磁
性材料からなる基板1と、この基板1のギャップ突き合
わせ面(ギャップ対向面2を含む)に形成された二酸化
ケイ素(SiO2 )等の酸化物からなる第1の反応防止
膜10と、センダスト等の金属磁性材料からなる金属磁
性膜5と、二酸化ケイ素や酸化クロム(Cr2 3 )な
どからなる酸化物膜12とクロム(Cr)からなる第2
の反応防止膜11,11とから構成されている。また、
少なくとも一方の磁気コア半体例えば磁気コア半体Aに
はギャップ対向面2に連続する斜面部3を有する巻線溝
4が形成されている。本実施例の場合、他方の磁気コア
半体Bは平坦な板状に形成され、その内側の面即ち突き
合わせ面に各膜10,5,12,11が成膜されてい
る。これら一対の磁気コア半体A,Bのギャップ対向面
2,2の間にはギャップ6を形成する二酸化ケイ素(S
iO2 )等の非磁性材料からなるギャップ材7が介在さ
れている。そして、突き合わせられた一対の磁気コア半
体A,Bの間に形成された巻線窓8の斜面部3の箇所に
補強ガラス9が充填されている。ここで、補強ガラス9
は600°C台に近い温度あるいはそれを越すような温
度溶融状態で充填されるが、酸化物膜12,12が第2
の反応防止膜11,11と金属磁性膜5,5との間に形
成されているのでクロムが金属磁性膜5,5の中に拡散
することがない。
【0013】以上のように構成された磁気ヘッドは例え
ば次のようにして製造される。まず、平板状のフェライ
ト基板1と巻線溝4を形成した舟形のフェライト基板1
のそれぞれのギャップ対向面2及びその他の突き合わせ
面や巻線溝4内にスパッタリング等の薄膜形成技術によ
って二酸化ケイ素等の酸化物からなる第1の反応防止膜
10,10をそれぞれ形成する。次いで、この第1の反
応防止膜10,10の上に、金属磁性膜5,5となるセ
ンダスト合金を成膜する。その後、金属磁性膜5,5の
上に二酸化ケイ素や酸化クロム等の酸化物膜12を成膜
した後、更にその上からCrの第2の反応防止膜11,
11を形成する。これによって、一対の磁気コア半体
A,Bを得る。尚、上述の各膜5,12,11はスパッ
タリングなどによって順次成膜される。その後、いずれ
か一方若しくは双方の磁気コア半体A,Bの第2の反応
防止膜11の上にギャップ材7を成膜して一対の磁気コ
ア半体A,Bを接着する。このとき、磁気コア半体A,
B間の斜面部3には溶融した補強ガラス9が充填され固
められている。
【0014】ここで、酸化物膜12,12およびクロム
の反応防止膜11,11の積層は、例えば次の方法によ
って行われる。 金属磁性膜5の上面にスパッタリング等により二酸化
珪素または酸化クロム等から酸化物膜12を形成する。
次にその酸化物膜12の上面に対してやはりスパッタリ
ング等によりクロムからなる反応防止膜11を形成す
る。 スパッタリング等により金属磁性膜5を形成した後、
いったん大気中にさらして金属磁性膜5の上面に酸素を
付着させる。次に再度スパッタリング等によりクロムの
膜を成膜する。この場合、初期の段階で酸素とクロムと
が反応して酸化クロムの層(酸化物層12)が形成さ
れ、続いてクロムの層(反応防止膜11)が形成され
る。 酸素入りの不活性ガス(例えばAr)を用いてクロム
をスパッタするリアクティブスパッタにより、初期層と
して酸化クロムの層(酸化物膜12)が形成される。続
いてスパッタリング等によってクロムの層(反応防止膜
11)を形成する。
【0015】なお、上述の実施例は本発明の好適な実施
の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明
の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例では両方の磁気コア半体A,Bに
金属磁性膜5がそれぞれ形成されたMIGヘッドについ
て説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば片方の磁気コア半体にのみ金属磁性膜が形成
されたMIGヘッドにも応用できることは言うまでもな
い。この場合にはギャップ材あるいは反応防止膜11を
介在させて突き合わせられる一方の磁気コア半体の金属
磁性膜とこれに対向する他方の磁気コア半体の酸化物磁
性材との間でギャップが構成される。また、両磁気コア
半体A,Bの形状は図示の如き非対称形状に限られず対
称形状であっても良い。
【0016】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の磁気ヘッドは、一対の磁気コア半体間の斜面部に充填
される補強ガラスと金属磁性膜との間に、クロムからな
る反応防止膜と酸化物膜とを金属磁性膜側に酸化物膜が
位置するように積層しているので、600°Cに近い温
度あるいはそれを越すような温度で溶融している補強ガ
ラスを充填しても、酸化物膜によって反応防止膜のクロ
ムが金属磁性膜の中に拡散することを阻止でき、補強ガ
ラスと金属磁性膜との間の反応を確実に防止できると共
に金属磁性膜の軟磁気特性を劣化させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッドの一実施例を示す図で、磁
気ヘッドの全体の斜視図である。
【図2】図1のIIで示す囲み部分の拡大斜視図である。
【図3】従来の磁気ヘッドの全体を示す斜視図である。
【図4】図3のIVで示す囲み部分の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 基板 2 ギャップ対向面 3 斜面部 4 巻線溝 5 金属磁性膜 6 ギャップ 7 ギャップ材 9 補強ガラス 11 クロムからなる反応防止膜 12 酸化物膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方の磁気コア半体が酸化物
    磁性材料の基板と金属磁性膜により構成されかつギャッ
    プ対向面に連続する斜面部を有する一対の磁気コア半体
    をギャップ材を介在させて突き合わせると共にこれら一
    対の磁気コア半体間の前記斜面部に補強ガラスを充填し
    てなる磁気ヘッドにおいて、前記補強ガラスと金属磁性
    膜との間に、クロムからなる反応防止膜と酸化物膜とを
    前記金属磁性膜側に前記酸化物膜が位置するように積層
    されていることを特徴とする磁気ヘッド。
JP14829793A 1993-05-28 1993-05-28 磁気ヘッド Pending JPH06338025A (ja)

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