JPH066123Y2 - 搬送用ローラにおける端部部材の固定構造 - Google Patents

搬送用ローラにおける端部部材の固定構造

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JPH066123Y2
JPH066123Y2 JP1988092579U JP9257988U JPH066123Y2 JP H066123 Y2 JPH066123 Y2 JP H066123Y2 JP 1988092579 U JP1988092579 U JP 1988092579U JP 9257988 U JP9257988 U JP 9257988U JP H066123 Y2 JPH066123 Y2 JP H066123Y2
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fixing structure
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正彦 長沢
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Tokai Rubber Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は現像装置,複写機等に備えられるフィルム,
紙等を搬送するための搬送用ローラに関し、詳しくは本
体としてのパイプの端部に配される端部部材の固定構造
に関する。
(従来の技術) 写真のフィルム現像装置等に備えられている搬送用ロー
ラの一種に、樹脂製パイプの両端部内周面に該パイプと
は異種の樹脂材で形成した端部部材を軸心方向外側より
圧入して接着剤により固着した形態のものがある。第3
図はその一例を示したものであって、100はローラ本
体としてのパイプで、102はパイプ100に圧入・固
着された端部部材である。端部部材102には金属製の
回転軸104が固設されており、駆動装置からの駆動力
がこの回転軸104を通じてパイプ100に伝達され
る。而して現像装置等に用いられるこの種搬送用ローラ
は、パイプ100が耐薬品性を必要とされることから例
えば熱硬化性のフェノール樹脂等で形成され、また端部
部材102が同じく耐薬品性のABS等の熱可塑性樹脂
等にて形成される。金属製回転軸104が一部埋設状態
で設けられる端部部材102は一般に射出成形法にて成
形され、この場合端部部材102としてパイプ100と
同じフェノール樹脂を用いると成形が困難となることか
ら、成形性の良いABS樹脂等熱可塑性樹脂が用いられ
るのである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらこの場合、パイプ100と端部部材102
とが異質の材料で形成されることとなり、これに起因し
て次のような不具合が生ずる。第4図及び第5図に示し
ているように、端部部材102はパイプ100の内径と
ほぼ同径に形成されてかかるパイプ100の端部内周面
に圧入された上、予めその端部内周面に塗布されている
接着剤により固着されるが、かかる端部部材102とパ
イプ100とが異質の材料で形成されていると、ローラ
の環境温度が変化したとき(専ら輸送時における環境温
度変化(−25℃〜120℃))、第6図に示すように
パイプ100の熱膨張率A(線膨張率で1×10−6/
℃)と端部部材102の熱膨張率B(線膨張率で6×1
0−5/℃)との相違により、パイプ100の内径(D
2)と端部部材102の外径(D1)とに差が生じてそ
れらの嵌合面(圧入面)に隙間が生じ、これにより両者
が界面剥離して端部部材102がパイプ100より脱落
してしまったり、パイプ100への回転駆動力の伝達が
できなくなったりしてしまうのである。
(課題を解決するための手段) 本考案はこのような課題を解決するためになされたもの
であり、その要旨は、フィルム,紙等被搬送物を搬送す
る搬送用ローラの本体たる樹脂製パイプの端部内周面に
該パイプとは異種の樹脂製端部部材を軸心方向外側から
圧入した上、予め塗布した接着剤にて固着するようにし
た端部部材の固定構造において、該端部部材の前記パイ
プへの圧入側の先端近傍部位に環状若しくは部分環状の
溝を形成するとともに、該溝より先端側の部分を該パイ
プの内径より小径に形成し、前記接着剤を該溝内部に導
入して固化させるようにしたことにある。
(作用及び考案の効果) このように本考案の固定構造によれば、端部部材先端の
小径部分の外周面とパイプの内周面との間の隙間から接
着剤が溝の内部に入り込んで固化するため、環境温度変
化によりパイプと端部部材との間に熱膨張量又は収縮量
の差が生じた場合にも、端部部材がパイプから脱落しな
い。溝とその内部に入り込んで固化した接着剤との係合
作用によって端部部材が軸方向に固定されているからで
ある。この場合において端部部材先端の小径部外周面又
は溝底面等に一部平坦な面を形成しておけば、その平坦
面が駆動力伝達用の係合面となって、駆動装置からの回
転駆動力が確実にパイプに伝達される。
加えて本考案によれば、従来と同様に予めパイプ内周面
に接着剤を塗布した状態で端部部材をパイプに組み付け
るだけで、接着剤を溝内部に導入及び固化させることが
できる利点を有する。即ち従来と同様の組付作業を行う
だけで、端部部材の抜止めのための係合部を形成できる
特長を有する。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
第1図において、10は現像装置における搬送用ローラ
であって、フェノール樹脂製のパイプ12と、パイプ1
2の端部に圧入され且つ接着剤14により固着されたA
BS樹脂製の端部部材16と、かかる端部部材16に設
けられた金属(ステンレス,チタン等)製回転軸18と
から成っている。回転軸18には、その一部を潰して成
る係合部20が設けてあり、かかる係合部20により回
転軸18の抜止め及び回転軸18から端部部材16への
駆動力の伝達が行われる。
一方端部部材16のパイプ12への挿入側の先端近傍部
位には円環溝24が形成されている。また溝24より先
端側の部分はパイプ12の内径よりも小径の円板状部2
2とされており、その円板状部22に、外周面の一部を
カットして成る平坦な係合面26が形成されている。
この端部部材16をパイプ12の端部に固定するには、
予めパイプ12の端部内周面28に接着剤を塗布してお
いて、端部部材16を軸心方向外側よりパイプ12内に
圧入すれば良い。而して端部部材16をパイプ12の内
部に圧入する際、パイプ12の内周面28に塗布された
未硬化の接着剤14が一部端部部材16により軸心方向
に押し込まれるが、その際に接着剤14は円板状部22
とパイプ12の内周面との間の隙間から円環溝24の内
部に入り込んでそこで固化する。
従ってこのような固定構造によれば、搬送用ローラ輸送
時等における環境温度変化によって、パイプ12と端部
部材16との嵌合面で接着剥離したとしても、円環溝2
4の内部に入り込んで固化した接着剤14の作用によ
り、端部部材16がパイプ12から抜けることがなく、
また円板状部22の平坦な係合面26の作用により、端
部部材16からパイプ12への駆動力伝達が確実に行わ
れる。
尚、上記端部部材16の組付けの際、端部部材16をパ
イプ12内に圧入した後、かかる端部部材16を下側に
してパイプ12全体を立てるようにすれば、未硬化の接
着剤14を円環溝24の内部により完全に入り込ませる
ことができ、上記抜止め及び駆動力伝達作用を更に確実
に行わしめることができる。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はその他の形
態で構成することも可能である。
例えば上例では溝が円環形状とされているが、これを半
円環形状,円弧形状とすることも可能であるし、また溝
を軸直角方向に対して多少斜めに形成しても良い。
更に上例では円板状部に係合面が形成されているが、溝
の底面を一部カットして平坦面を形成することにより、
駆動力伝達用の係合面を形成することも可能である。
その他、端部部材をPVCその他の樹脂材料で形成した
り、或いはパイプをフェノール樹脂以外の樹脂材料で形
成することも可能であるし、また本考案を複写機におけ
る紙送りのためのローラその他の搬送用ローラに適用す
ることも可能であるなど、本考案はその主旨を逸脱しな
い範囲において、当業者の知識に基づき様々な変形を加
えた形態で構成することが可能である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例である搬送用ローラの要部断
面図であり、第2図はそのローラにおける端部部材の要
部斜視図である。第3図は従来の搬送用ローラの一例を
示す一部切欠斜視図であり、第4図及び第5図は夫々第
3図の搬送用ローラの組立手順を説明するための説明
図、第6図は第3図の搬送用ローラの不具合を説明する
ために示したパイプと端部部材との線膨張率の相違を表
わす図である。 10:搬送用ローラ、12:パイプ 14:接着剤、16:端部部材 22:円板状部、24:円環溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルム,紙等被搬送物を搬送する搬送用
    ローラの本体たる樹脂製パイプの端部内周面に該パイプ
    とは異種の樹脂製端部部材を軸心方向外側から圧入した
    上、予め塗布した接着剤にて固着するようにした端部部
    材の固定構造において、 該端部部材の前記パイプへの圧入側の先端近傍部位に環
    状若しくは部分環状の溝を形成するとともに、該溝より
    先端側の部分を該パイプの内径より小径に形成し、前記
    接着剤を該溝内部に導入して固化させるようにしたこと
    を特徴とする搬送用ローラにおける端部部材の固定構
    造。
JP1988092579U 1988-07-13 1988-07-13 搬送用ローラにおける端部部材の固定構造 Expired - Lifetime JPH066123Y2 (ja)

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JP1988092579U JPH066123Y2 (ja) 1988-07-13 1988-07-13 搬送用ローラにおける端部部材の固定構造

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0215942U JPH0215942U (ja) 1990-02-01
JPH066123Y2 true JPH066123Y2 (ja) 1994-02-16

Family

ID=31317012

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JP1988092579U Expired - Lifetime JPH066123Y2 (ja) 1988-07-13 1988-07-13 搬送用ローラにおける端部部材の固定構造

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS563123U (ja) * 1979-06-22 1981-01-12
JPS63134443A (ja) * 1986-11-26 1988-06-07 Sharp Corp ロ−ラ−装置

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JPH0215942U (ja) 1990-02-01

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