JPH07100019B2 - 乾燥ヒジキおよびその製造方法 - Google Patents

乾燥ヒジキおよびその製造方法

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JPH07100019B2
JPH07100019B2 JP63197972A JP19797288A JPH07100019B2 JP H07100019 B2 JPH07100019 B2 JP H07100019B2 JP 63197972 A JP63197972 A JP 63197972A JP 19797288 A JP19797288 A JP 19797288A JP H07100019 B2 JPH07100019 B2 JP H07100019B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、乾燥ヒジキおよびその製造方法に関する。
[従来の技術および課題] ヒジキは、ヨード(ヨウ素)を多く含む食品として知ら
れている。ヨードは、ヒトにとって必須の微量ミネラル
の一つであり、ヨードの摂取が不足すると、甲状腺ホル
モンの合成が低下し、甲状腺腫が誘発される。
ところで、ヒジキ等海藻類は、多くは乾燥した状態で流
通され、またインスタント食品の具にも使用されてい
る。通常、インスタント食品の具として使用される食品
は、凍結真空乾燥法によるものと、温風乾燥法によるも
のとがある。凍結真空乾燥によれば、風味が損なわれ
ず、しかも後の調理がしやすい等の点で優れた乾燥食品
が得られるが、処理コストが非常に高く、また食品組織
が損なわれるので食品本来の有する歯ごたえが悪くな
る。
一方、温風乾燥法は、凍結真空乾燥法に比べて処理コス
トが非常に安価であり、組織の損傷も少ないが、この方
法により得た食品は、湯戻しないし水戻しが悪いため、
カップラーメン等のように短時間での湯戻しが必要とさ
れるインスタント食品に使用するには適切でない。加え
て、湯戻しないし水戻し時間が長くなると、ヒジキに含
まれているヨードが水中に溶出されてしまい、有効に摂
取されないようになる。
したがって、この発明の課題は、風味と組織を損なわ
ず、しかも湯ないし水戻し時間が短い故に含有ヨードが
消失しない乾燥ひじきおよびその製造方法を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、この発明は、ヒジキを圧力
容器に入れ、該圧力容器に二酸化炭素ガスを導入し二酸
化炭素ガス圧力15kg/cm2以上に保ってヒジキに二酸化炭
素ガスを含浸させ、圧力容器の圧力を開放し、得られた
二酸化炭素ガス含浸ヒジキを急速加熱処理に供すること
を特徴とする乾燥ヒジキの製造方法およびこの方法によ
って得た乾燥ヒジキを提供するものである。
以下、この発明をさらに詳しく説明する。
この発明の乾燥ヒジキの製造方法において、まず、圧力
容器に原料ヒジキを入れる。原料ヒジキとしては、市販
されている乾燥ヒジキを用いることができる。圧力容器
に入れる前に原料ヒジキの含水分を10〜60%(乾量基
準、以下水分について同じ)、好ましくは30ないし50%
に調節することが望ましい。この含水分の調節は、原料
ヒジキを60%以上の湿度を有する空気中で10時間以上、
好ましくは一昼夜蔵置することによって都合よくおこな
うことができる。必要に応じて、含水分調節のために原
料ヒジキに水を所定量噴霧した後、10分以上好ましくは
30分以上蔵置してもよい。
こうして含水分を調節した原料ヒジキを圧力容器に入れ
た後、圧力容器を二酸化炭素ガスでパージするか真空に
した後、二酸化炭素ガスを圧力容器内に導入して二酸化
炭素ガスをヒジキ組織内に含浸透させる。この発明にお
いては、含浸中の二酸化炭素ガス圧力を15kg/cm2以上に
保つ。二酸化炭素ガス圧力は、25kg/cm2に保持すること
が特に好ましい。この加圧状態での保持時間は、二酸化
炭素ガス圧力にもよるが、5分以上、好ましくは10分以
上である。二酸化炭素ガス含浸時の温度は、圧力容器内
の二酸化炭素がガス状態を維持する温度であることはい
うまでもない。二酸化炭素ガス含浸に使用する圧力容器
は、二酸化炭素ガス導入管、排出管、ヒジキ導入口およ
び排出口を備え、密閉することができかつ高圧に耐える
とともに、導入された二酸化炭素をガス状態に保持する
ための温度調節手段(例えば、ジャケット)を有するも
のであればどのようなもでも使用できる。
二酸化炭素ガス含浸が終ったら、圧力容器の圧力を開放
し、二酸化炭素ガス含浸ヒジキを取り出し、これを急速
加熱処理に供する。急速加熱処理は、100℃以上、好ま
しくは約200℃の温度でおこなうことができる。例え
ば、空気、水蒸気またはこれらの混合ガスから選ばれた
上記温度にある熱媒体が循環する気流乾燥装置を用いて
二酸化炭素ガス含浸ヒジキを5〜6秒以下の時間処理
し、タンジェンシャルセパレータ等を用いて気流からヒ
ジキを分離し、取り出す。あるいは、高周波誘電加熱に
より加熱することによっても急速加熱処理をおこなうこ
とができる。なお、加熱時間は出力にもよるが600Wの場
合は30秒以上である。
なお、ヒジキを圧力容器から取り出してからは、常温下
では5分以内でできるだけ短時間のうちに急速加熱処理
に供することが望ましい。しかし、低温下ではその時間
を延長することができ、例えば−20℃以下に冷却したと
きは60分程度まで延長することができる。
こうして、乾燥ヒジキが得られる。
ところで、本発明者らは、衛生上の点から、最終ヒジキ
製品の含水分を10%以下とすることが望ましいことを見
い出した。10%を越える水分があると、微生物の繁殖に
よりヒジキの変色、腐敗、畏縮等が認められる。ところ
で、上記急速加熱処理により直接ヒジキの含水分を10%
以下にすると、ヒジキが炭化(焦げ)したり、ローステ
ィングにより本来の風味が損なわれてしまう場合があ
る。そこで、上記急速加熱処理に供したヒジキを40℃な
いし80℃の温風乾燥処理に供して含水分を10%以下、好
ましくは単分子吸着層に相当する水分まで乾燥すること
が望ましい。なお、上記急速加熱処理をおこなったまま
の状態のヒジキは、15ないし35%の含水分を有すること
が多い。
[実施例] 以下、実施例によりこの発明をより具体的に説明する。
実施例 1 含水分7.1%、見掛け密度1.50g/cm3に乾燥された市販ヒ
ジキ500gを金網上に広げ、温度20.0℃、相対湿度80%に
調湿空気中に48時間蔵置し、含水分を34.2%に調整し
た。ついで、このヒジキを金網製の円筒状バスケットに
入れ、外側ジャケット内に熱交換媒体を循環させて約17
℃に保持した内容積4リットルの圧力容器に仕込み、二
酸化炭素ガスを導入して50kg/cm2に加圧した。この条件
の下で20分間保持し、二酸化炭素ガスの含浸をおこなっ
た。
しかる後、容器内圧力を開放し、二酸化炭素ガス含浸ヒ
ジキを取り出した。これを直ちに230℃の過熱水蒸気流
が25m/秒で流れる気流乾燥機に供給して加熱乾燥に供し
た後、約2秒後に過熱水蒸気流から分離しヒジキを取り
出した。これをさらに50℃の温風中で含水分が約8%と
なるまで乾燥した。
こうして得たヒジキを水銀圧入法でその見掛け密度を測
定したところ0.38g/cm3の値を得、処理前に比べて約4
倍に膨化していることがわかった。
この処理後のヒジキ約100gを90℃の熱湯中で数秒間湯戻
しをおこない、水切り後、植物油でいため、だし、砂
糖、しょう油を加えて調理し、パネル10名により試食
し、湯戻し、風味の状態を観察した。なお、この発明の
処理をおこなわなかった原料ヒジキ(未処理ヒジキ)に
ついて、同様の湯戻し、調理をしたもの、および常法通
り水中で30分間水戻しし調理したものも、それぞれの状
態を比較観察した。その結果、この発明の処理ヒジキは
風味、歯ごたえとも良好であり、湯戻しも優れていた。
これに対し、未処理ヒジキは、30分の水戻ししたものは
歯ごたえは本発明処理ヒジキと同程度であったが、風味
が劣り、また本発明処理ヒジキと同じ湯戻しをおこなっ
たものは芯が残り、歯ごたえが悪く、いずれも本発明処
理ヒジキより劣っていた。
また、上記本発明処理ヒジキおよび未処理ヒジキをそれ
ぞれ1gずつ秤量して目開き1mm相当のステンレス製蓋付
き金網かごに入れ、97℃の熱湯中に浸した後、1600rp
m、60Gで付着水の遠心脱水を1分間おこない、その重量
を測定し、重量が元の4倍に増加するまでに要した熱湯
浸漬時間を調べたところ、本発明処理ヒジキでは0.75分
であり、未処理ヒジキでは1.50分であった。
さらに、上記本発明処理ヒジキおよび未処理ヒジキをそ
れぞれステンレス製蓋付き金網かごに入れ、97℃の熱湯
中に1分および3分浸し、専門パネル15名にて試食し
た。その結果を、芯がなく良好な歯ごたえのものをA、
わずかに芯が残るものをB、芯が残り歯切れが悪いもの
をC、芯が残り噛みにくいものをDとして評価した。そ
の結果、本発明処理ヒジキは、湯戻し1分のときB、湯
戻し3分のときAであった。これに対し、未処理ヒジキ
は湯戻し1分のときD、湯戻し3分のときBであった。
実験例 健康な成人男子3名が2日間低ヨード食品を食した後、
3日目の朝食(午前9時)に調理済ヒジキを50g食し
た。その後2日間も低ヨード食品を食しながら、調理ヒ
ジキ食後0〜4時間、4〜12時間、12〜24時間、24〜36
時間、36〜48時間の5区分について尿の採取をおこな
い、尿中のヨード量を定量し人体に吸収されたヨード量
を測定した。結果を第1図に示す。なお、調理方法は、
本発明処理ヒジキ(実施例1)については、ぬるま湯中
で数秒もみ洗いした後調理した(ヨード含量:もみ洗い
後530μg/g、調理後は50g中3662μg)。未処理ヒジキ
については、水中に30分間浸漬後調理した(ヨード含
量:水中浸漬後440μg/g、調理後は50g中2842μg)。
(未処理ヒジキそれ自体のヨード含量は540μg/gであ
る)。
以上のことから、本発明処理ヒジキは未処理ヒジキに比
較して湯戻しによるヨードの溶出が少なく、調理品にお
いてヨードを高含有しており、人体への吸収も多いこと
が明らかとなった。
実施例2 以下の表1に示す条件で、同表に示す含水分を有する原
料ヒジキについて二酸化炭素ガス含浸、急速加熱処理お
よび温風乾燥をおこない、得られた乾燥ヒジキの含水
分、膨化率および湯戻しの状態(実施例1の評価によ
る)を測定した。結果を同表に示す。なお、膨化率は、
水銀圧入法による原料ヒジキの密度で、処理後のヒジキ
の水銀圧入法による密度を除した商である。
[発明の効果] 以上述べたように、この発明によれば、風味と組織を損
なわず、しかも湯ないし水戻しが短時間でおこなえる故
に含有ヨードの消失が少ない乾燥ひじきおよびその製造
方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の乾燥ヒジキを摂取したときのヨー
ドの尿中排泄量を未処理ヒジキのそれと比較して示すグ
ラフ図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 学 神奈川県平塚市黒部丘1番31号 日本たば こ産業株式会社生産技術研究所内 審査官 佐伯 裕子 (56)参考文献 特開 昭61−52268(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒジキを圧力容器に入れ、該圧力容器に二
    酸化炭素ガスを導入し、二酸化炭素ガス圧力15kg/cm2
    上に保ってヒジキに二酸化炭素ガスを含浸させ、凍結す
    ることなく圧力容器の圧力を開放し、得られた二酸化炭
    素ガス含浸ヒジキを急速加熱処理に供することを特徴と
    する乾燥ヒジキの製造方法。
  2. 【請求項2】急速乾燥処理に供した後、ヒジキを更に温
    風乾燥することにより、含水分を10%以下に乾燥する請
    求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の方法により得た乾
    燥ヒジキ。
JP63197972A 1988-08-10 1988-08-10 乾燥ヒジキおよびその製造方法 Expired - Lifetime JPH07100019B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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