JPH0795835B2 - 記録/再生装置における交信方法 - Google Patents

記録/再生装置における交信方法

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JPH0795835B2
JPH0795835B2 JP63039468A JP3946888A JPH0795835B2 JP H0795835 B2 JPH0795835 B2 JP H0795835B2 JP 63039468 A JP63039468 A JP 63039468A JP 3946888 A JP3946888 A JP 3946888A JP H0795835 B2 JPH0795835 B2 JP H0795835B2
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【発明の詳細な説明】 発明の要約 相互に交信することにより記録/再生装置の各部または
全体を分担して制御する複数の制御装置(CPUを含む)
が設けられ,この交信を記録媒体の回転基準位相に関連
する信号の一周期の後半部で行なうために,同一周期の
前半部では電文の編集を行なう。これにより,上記後半
部において短い時間の間に無駄な時間をとることなく迅
速な交信処理が可能となる。
発明の背景 この発明は,回転する磁気的,光学的またはその他の記
録媒体にその回転基準位相に同期して所定の信号を記録
すること,および回転する記録媒体からその回転基準位
相に同期して信号を再生することの少なくともいずれか
一方を行なう記録/再生装置,とくに記録/再生装置を
複数台の制御装置(CPUを含む)により分担制御する構
成の装置における制御装置間の交信方法に関する。
この種の記録/再生装置の代表的なものとして,被写体
のスチル画像を固体電子撮像ディバイスで撮像し,その
出力スチル・ビデオ信号をFM変調して回転するビデオ・
フロッピィに磁気記録するスチル・ビデオ・カメラ,ビ
デオ・フロッピィからスチル・ビデオ信号を再生するス
チル再生装置,これらの記録と再生の両方の機能をもっ
た装置等がある。
このようなスチル・ビデオ信号の記録/再生装置では,
ビデオ・フロッピィの1回転で1フィールド分のスチル
・ビデオ信号が記録/再生される。ビデオ・フロッピィ
におけるスチル・ビデオ信号の記録/再生のための基準
角度位置はあらかじめ定められており,この基準角度位
置は位相検出器により検出される。そして,位相検出器
から出力される位相パルスに同期した記録/再生のため
の基準信号(垂直同期信号など)が作成される。記録/
再生装置における主要な動作はこの基準信号を基準とし
て行なわれる。
ビデオ・フロッピィを回転駆動するディスク・モータは
サーボ制御回路によって正確に一定回転数で回転するよ
うに制御される。回転数に変動があるとスチル・ビデオ
信号の記録/再生が正しく行なわれない。そこでディス
ク・モータの回転数が所定の一定値に保たれているかど
うかを常にチェックする必要がある。これをサーボロッ
ク判定処理という。
ビデオ・フロッピィの回転位相を表わす位相パルスと装
置の基準信号とが所定の位相関係にあるように同期させ
る,または所定の位相関係にあるかどうかをチェックす
る処理(同期位相関係判定処理)と上記のサーボロック
判定処理には極めて短い時間の測定処理が含まれている
ので高い精度が要求される。
一方,記録/再生装置を複数台の制御装置(CPUを含
む)により分担制御する構成を考慮した場合に,これら
の制御装置は相互に交信することが必要となる。交信要
求は各制御装置で個別に発生する。または交信要求があ
ったときには即座に応答することが必要である。そこで
複数の制御装置間の交信の制御には一般に高い優先順位
が与えられている。
しかしながら,上述した同期位相関係判定処理やサーボ
ロック判定処理を行なっている最中に交信のための割込
みが入り,制御装置がこの割込ルーチンに進んだとする
と,上記判定処理に高い精度が保てなくなってしまうお
それがある。したがって制御装置が上記判定処理を行な
っている時間帯においては交信処理を禁止することが好
ましい。
発明の概要 この発明は,相互に交信し制御を分担する複数の制御装
置から構成され,各制御装置が記録媒体の回転位相に同
期した動作を行ない,かつ少なくとも1台の制御装置に
きわめて高精度の処理が要求される記録/再生装置にお
いて,高精度の処理と交信処理とを調和させるとともに
迅速な交信が可能となる方法を提供することを目的とす
る。
この発明は上記のような記録/再生装置において,複数
台の制御装置間の交信処理を,記録媒体の回転基準位相
に関連する基準信号の一周期内の後半部で行なうように
するとともに,前半部では後半部で送出すべき電文を作
成し,かつ送出順序で配列してバッファにストアするこ
とを特徴とする。
この発明によると,上記基準信号の一周期内の後半部で
交信を行なうようにしているので,前半部では,交信制
御に伴う割込等に悪影響を受けることなく高い精度が要
求される制御を行なうことができるようになる。このよ
うにして,交信処理と高精度の要求される処理とが調和
する。
さらにこの発明によると上記基準信号の一周期内の前半
部において,後半部の交信処理で送出すべき電文を作成
しかつ送出順序に配列しているので,後半部における交
信中には電文編集を行なう必要がなく,迅速に交信を行
なうことができる。上記基準信号は比較的短い周期で発
生するので,その一周期の期間は短いが,上記の方法に
より効率的な交信が可能となる。とくに,上記一周期内
の前半部において上記の高精度を要求される制御を行な
っている制御装置以外の制御装置に,同前半部において
電文編集処理を行なわせると効果的である。
以下にこの発明をスチル・ビデオ・カメラに適用した実
施例について詳述するが,この発明による方法はスチル
・ビデオ信号の再生装置,磁気記録と再生の両方の機能
をもった装置,その他の信号の磁気記録/再生装置,光
学的または磁気光学的記録媒体に関する記録/再生装置
等にも適用可能であるのはいうまでもない。
実施例の説明 (1)システム構成 第1図はスチル・ビデオ・カメラのシステム構成を示し
ている。
このスチル・ビデオ・カメラは3台の制御装置すなわち
システム制御装置10,撮影制御装置30および記録制御装
置70によって制御される。これらの制御装置10,30,70は
いずれもCPU(たとえばマイクロプロセッサ),そのプ
ログラムおよび必要なデータを記憶するメモリ(RAM,RO
M等),ならびに必要なインターフェイス回路から構成
されている。システム制御装置10のCPUがメインCPUであ
り,スチル・ビデオ・カメラの全体的な動作を統括す
る。撮影制御装置30および記録制御装置70のCPUはサブC
PUであり,上記メインCPUからの指令に応じて動作す
る。撮影制御装置30はフォーカシング,絞り,シャッタ
速度,ズーム等の撮影に関する制御を行なう。記録制御
装置70は,ディスク・モータ3の駆動,磁気ヘッド2の
ロード/アンロード,磁気ヘッド2の移送等のビデオ・
フロッピィ1へのビデオ信号の記録に関する制御を行な
う。これらの制御装置10,30,70はシリアル伝送ライン
(後述するように5本のラインを含む)によって相互に
結ばれており,後述する所定のタイミングで交信する。
再生器(再生アダプタ)90も接続可能であり,この再生
器90はビデオ・フロッピィ1から読出されたビデオ信号
を復調しかつたとえばNTSCフォーマットのカラー・ビデ
オ信号に変換して出力する。再生器90もまたCPUおよび
メモリを含み,このCPUは上記メインCPUに対するサブCP
Uとして位置づけられる。
スチル・ビデオ・カメラには開閉自在なバケットが設け
られており,開放されたバケット内にビデオ・フロッピ
ィ1が挿入され,その後このバケットが閉じられたとき
にビデオ・フロッピィ1はディスク・モータ3のスピン
ドルにチャッキングされる。
ビデオ・フロッピィ1には複数(たとえば50)本のトラ
ック(たとえばトラック・ピッチ100μm)が同心円状
に設けられており,撮影処理によって,1または2トラッ
クに1フィールドまたは1フレーム分(1駒分)のFM変
調されたカラー・ビデオ信号(輝度信号,色差信号等を
含む)が磁気記録される。ビデオ・フロッピィ1の磁気
記録面上に同心円状に設けられた50本のトラックには,
外側のものから順にNo.1〜No.50までのトラックNo.が付
けられている。ホーム・ポジションHP(原点位置または
待機位置)はNo.1のトラックの外側にあり,エンド・ポ
ジションEPはNo.50のトラックの内側にある。
システム制御装置10には電源スイッチ16,各種モード・
スイッチ11〜14,シャッタ・レリーズ・ボタン15等のス
イッチ入力信号,ビデオ・フロッピィを収めるバケット
の開閉状態(および必要ならばビデオ・フロッピィの有
無)を検出するバケット・スイッチ7の検出信号,ビデ
オ・フロッピィ1の装着箇所付近の湿度を測定する結露
センサ8の検出信号等が入力する。設定されるモードに
は,フレーム記録かフィールド記録かを表わすフレーム
/フィールド・モード,ビデオ・フロッピィに記録しな
い空トラックを設けるスキップ・モード,空トラックへ
の記録を行なうエディット(編集)モード等がある。こ
れらの設定されたモード,記録しようとするトラックN
o.,その他の情報は液晶表示器21に表示される。この表
示器21はシステム制御装置10とバス接続されている。ま
た結露検出,その他の異常状態が生じたときにはブザー
22が警鳴される。結露検出は表示器21に表示してもよ
い。
シャッタ・レリーズ・ボタン15は2段ストローク・タイ
プのもので,第1段階の押下でスイッチS1が,ボタン15
をさらに押下する第2段階によってスイッチS2がそれぞ
れオンとなる。スイッチS1がオンになるとディスク・モ
ータ3が駆動される。この後,スイッチS2がオンとなる
と撮影と記録とが行なわれる。
撮像光学系は,ズーム・レンズ系31,被写体像を結像さ
せるための撮像レンズ系32,絞り33,入射光の一部を測光
素子51に入射させるために偏向するビーム・スプリッタ
34,赤外線遮断フィルタ35およびシャッタ36から構成さ
れている。測光素子51の照度検出信号は対数増幅器52を
経て撮影制御装置30に入力する。撮影制御装置30によっ
て,測光素子51によって検出された入射光照度に基づい
て絞り値およびシャッタ速度を算出する処理,決定され
た絞り値に基づく絞り33の制御,同じく決定されたシャ
ッタ速度に基づくシャッタ36の開閉制御が行なわれる。
絞り33の開閉はドライバ47によって駆動される絞りモー
タ48によって行なわれる。絞り33の開,閉の限界位置を
検出するためのスイッチ49も設けられている。シャッタ
36の先幕,後幕のラッチ解除,その巻上げは,ドライバ
53によって駆動されるシャッタ・モータ54を含むシャッ
タ駆動装置によって実行される。モータ54の回転角度は
ロータリィ・エンコーダ55で検出され,装置30にフィー
ドバックされる。
カラー・センサ61の色検出信号はホワイト・バランス処
理回路62において所定の処理が加えられたのち装置30に
入力する。このホワイト・バランス・データは信号処理
回路71の後述する可変利得増幅回路におけるR,G,B信号
の増幅利得制御のために用いられる。
被写体までの距離を測定するために,赤外光発光ダイオ
ード63とその反射光を受光する受光素子64が設けられ,
受光素子64の出力信号に基づいてフォーカシング処理回
路65で被写体までの距離を表わすデータが得られる。こ
のデータを用いて装置30の制御の下にドライバ45を介し
てオート・フォーカス・モータ46が駆動され,フォーカ
シング制御が行なわれる。
さらに,ズームの程度を入力するためのテレ,ワイド・
スイッチ38,39からの信号に応答して制御装置30によっ
てドライバ41を介してズーム・モータ42が駆動され,所
定の倍率に設定される。モータ42の回転角はロータリィ
・エンコーダ43によって検出され,装置30にフィードバ
ックされる。
撮像光学系の焦点面には,たとえばCCDなどの2次元撮
像セル・アレイからなる3原色用の固体電子撮像ディバ
イス37が配置されている。シャッタ36が開かれたときに
撮像ディバイス37に蓄積された画像データは,信号処理
回路71から与えられる垂直,水平同期信号に同期してシ
リアルなスチル・ビデオ信号(R,G,B)として読出さ
れ,信号処理回路71に入力する。
信号処理回路71は発振回路を含み,この発振回路の出力
信号から垂直基準信号VDおよび基準クロック信号を作成
して出力する。垂直基準信号VDはシステム制御装置10,
撮影制御装置30および記録制御装置70に与えられ,これ
らの装置における動作タイミングの基準となる。基準ク
ロック信号はサーボ制御回路80に与えられる。後述する
ようにビデオ・フロッピィ1の回転の基準位相を表わす
位相パルスPGが信号処理回路71,システム制御装置10,記
録制御装置70および再生器90に与えられている。記録制
御装置70から与えられるリセット信号によって,信号処
理回路71において垂直基準信号VDが位相パルスPGと一定
の位相関係を保つように調整される。信号処理回路71は
また位相パルスPGと一定の位相関係をもつ垂直,水平同
期信号を発生する。
信号処理回路71はさらに,入力するスチル・ビデオ信号
(R,G,B)の前置増幅回路,可変利得増幅回路(ホワイ
ト・バランス調整回路)およびプロセス・マトリクス回
路を備えている。プロセス・マトリクス回路において輝
度信号Yおよび2つの色差信号R−Y,B−Yが作成され
る。これらの色差信号R−Y,B−Yは次に線順次化回路7
2で1Hごとに線順次化される。輝度信号Yおよび線順次
化された色差信号はプリエンファシス回路(図示略)を
経てFM変調回路73,74においてそれぞれ異なる周波数帯
域でFM変調され,合成回路75で合成される。
追加情報信号をフロッピィ・ディスク1のトラックに記
録することも可能である。追加情報信号とは音響信号
(ナレーション等の音声,音楽等を表わす)や表示信号
(たとえば文字情報を表わす)を意味する。この追加情
報信号はマイクその他の入力装置(図示略)から信号処
理回路71に入力され,所定のフォーマットに変換されて
輝度信号Yのラインに出力される。追加情報信号Sは輝
度信号Yに重畳される場合もあるし,この信号Sのみを
ビデオ・フロッピィ1の所定のトラックに記録する場合
には単独で出力される。
さらにビデオ・フロッピィにはデータ多重記録も可能で
ある。この多重記録されるデータはイニシャル・ビッ
ト,フィールド/フレーム・データ,トラック番地(N
o.)データ,年月日データおよびユーザ使用データから
構成される。これらのデータはシステム制御装置10から
与えられ,信号処理回路71でDPSK(Differential Phase
Shift Keying)変調され,上述のFM変調ビデオ信号と
ともに合成回路76で合成されて記録増幅回路77に入力す
る。
ビデオ・フロッピィ1の所定トラックに撮像した被写体
のスチル・ビデオ信号等を書込むための磁気ヘッド2
(フレーム記録が可能となるように相互に隣接トラック
に位置する間隔で2個設けられている)は,その移送駆
動制御装置によってビデオ・フロッピィ1の径方向に移
動自在に支持されかつ同方向に移送制御される。この移
送駆動制御装置はステップ・モータ87およびそのドライ
バ86を含む。記録制御装置70は,磁気ヘッド2の移送方
向および移送量についての指示を移送駆動制御装置に与
える。磁気ヘッド2がホーム・ポジションHPに至ったこ
とを検出するホーム・ポジション・スイッチ6も設けら
れ,このスイッチ6の検出信号は記録制御装置70に与え
られる。
停止しているビデオ・フロッピィ1に磁気ヘッド2が長
時間にわたって接触することに帰因してフロッピィに痕
跡が生じるのを防ぐためにヘッド・ロード装置が備えら
れている。この装置はヘッド・ロード・ソレノイド85と
そのドライバ84とを含み,記録制御装置70の制御の下
に,記録時または再生時にのみ(ビデオ・フロッピィ1
が回転しているとき),または電源が投入されている間
のみ磁気ヘッド2がビデオ・フロッピィ1に接触するよ
うに,他のときにはフロッピィ1から離れるように,磁
気ヘッド2を変位(進退)させる。
磁気ヘッド2と回転するビデオ・フロッピィ1とのタッ
チングを良好にするために,ビデオ・フロッピィ1を挟
んで磁気ヘッド2の反対側には規整板(図示略)が設け
られている。また,ビデオ・フロッピィ1のコアには,
チャッキング用永久磁石の漏洩磁束を検出してビデオ・
フロッピィ1が所定角度位置に至ったときに位相検出信
号を出力する位相検出器5が近接している。この位相検
出器5の出力検出信号は位相パルス発生回路(波形整形
回路)82で波形整形されて位相パルスPGとして出力さ
れ,上述したように装置10,70,90,回路71および記録ゲ
ート回路78に入力する。位相パルスPGはビデオ・フロッ
ピィ1の一回転ごとに1個発生することになる。
ディスク・モータ3はそのドライバ81によって駆動され
る。ディスク・モータ3の回転数は周波数発生器4によ
って検出され,この周波数発生器4から検出される,モ
ータ3の回転数に比例した周波数の検出信号はサーボ制
御回路80に入力する。サーボ制御回路17は,信号処理回
路71から入力する基準クロック信号および検出器4から
入力する周波数検出信号に基づいて,モータ3を一定回
転数(たとえば3,600r.p.m.)で定速回転するように制
御する。サーボ制御回路80はまた,記録制御装置70から
の指令に応じてモータ3の起動,停止を行なう。
記録増幅回路77で増幅されたスチル・ビデオ信号等は記
録ゲート回路78に入力する。そして記録制御装置70から
記録指令が与えられたときにこのゲート回路78は入力す
る位相パルスPGのタイミングでそのゲートを次の位相パ
ルスが入力するまでの間,開く。これによりビデオ信号
等は磁気ヘッド2に与えられ,スチル・ビデオ信号等の
ビデオ・フロッピィ1の所定トラックへの記録が行なわ
れる。この記録はビデオ・フロッピィ1が1回転する間
にのみ行なわれる。これはフィールド記録の場合であ
る。フレーム記録の場合にはゲート回路78はビデオ・フ
ロッピィ1の2回転の間そのゲートを開き,ビデオ・フ
ロッピィ1の第1回目の回転で一方のヘッド2によって
あるトラックに第1フィールド目のビデオ信号が,第2
回目の回転で他方のヘッド2によってそれに隣接するト
ラックに第2フィールド目のビデオ信号がそれぞれ記録
される。
磁気ヘッド2によるビデオ・フロッピィ1からのビデオ
信号等の再生も可能である。磁気ヘッド2から読取られ
たFM変調ビデオ信号等は同じようにゲート回路78を経て
増幅回路77で増幅されてエンベロープ検波回路83および
再生器90に与えられる。この再生は再生モードのみなら
ず,記録モードにおいてもトラック・サーチ処理のため
に用いられる。
エンベロープ検波回路83は,磁気ヘッド2の読取信号,
すなわちビデオ・フロッピィ1のトラックに記録されて
いたFM変調ビデオ信号のエンベロープ(包絡線)を検出
してこれに応じた電圧信号を出力する検波回路であり,A
/D(アナログ/ディジタル)変換回路を含む。エンベロ
ープを表わす電圧信号はA/D変換回路でディジタル量に
変換され,たとえば256の量子化レベルを表わす8ビッ
ト・ディジタル信号に変換されて記録制御装置70に入力
する。
エンベロープ検波信号は,ビデオ・フロッピィ1上のト
ラックが未記録であるか記録済であるかを記録制御装置
70が判定するために用いられる(トラック・サーチ処
理)。磁気ヘッド2をトラックを横切るように移送した
ときに検波信号のレベルが所定のスレシホールド・レベ
ルに達していなければそのトラックは未記録であり,ス
レシホールド・レベルに達していた場合にはそのトラッ
クは記録済である。
必要ならば記録チェック処理においてもまたエンベロー
プ検波信号が用いられる。記録チェック処理とは,撮影
したスチル・ビデオ信号を磁気ヘッド2によって上述の
ように所定のトラックに記録したのち,この記録が確か
に行なわれたかどうかをチェックするもので,エンベロ
ープ検波信号が所定のスレシホールド・レベル以上であ
れば記録が行なわれたと判断される。
(2)交信システム 第2図はシステム制御装置10,撮影制御装置30および記
録制御装置70(および再生器90)を接続するシリアル伝
送ラインの具体例を示している。このシリアル伝送ライ
ンは5本のラインから構成され,各ライン上をシリアル
・クロック信号SCK,出力信号So,入力信号Si,ビジィ
(レディ)信号▲▼(READY)およびリクエス
ト信号(REQUEST)がそれぞれ伝送される。制御装置10,
30,70(および再生器90)に通じる各ラインはワイヤー
ドORで相互に結ばれている。たとえば,システム制御装
置10のシリアル・クロック信号SCKのラインは,他の制
御装置30,70(および再生器90)のシリアル・クロック
信号ラインとワイヤードORで結ばれている。他のライン
も同様である。
シリアル・クロック信号(SCK)はシステム制御装置10
から出力され,交信される信号の同期をとるために使用
される。システム制御装置10の出力信号Soは他の制御装
置30,70(および再生器90)の入力信号Siとなり,逆に
制御装置30,70(および再生器90)の出力信号Soは制御
装置10の入力信号Siとなる。ビジィ信号▲▼お
よびリクエスト信号REQUESTは撮影制御装置30および記
録制御装置70(および再生器90)から出力され,システ
ム制御装置10に与えられる。各制御装置10,30,70(およ
び再生器90)には交信処理においてそれらを指定するた
めのアドレスが割当てられている。
これらの制御装置10,30,70(および再生器90)における
交信のためのインターフェイス回路の一例が第3図に示
されている。この回路の説明に先だち,交信のやり方お
よび信号Soの形態について第4図および第5図を参照し
て述べておく。
上述したように,スチル・ビデオ・カメラにおいては,
ビデオ・フロッピィ1の1回転ごとに位相パルスPGが発
生する。1フィールド分のスチル・ビデオ信号は隣接す
る2つの位相パルスPG間においてビデオ・フロッピィ1
に記録される。したがって,スチル・ビデオ・カメラの
基本的な動作は位相パルスPGを基準に(したがって,後
に分るように垂直基準信号VDを基準に)これと同期をと
って行なわれる。
第4図はスチル・ビデオ・カメラ・システムにおける基
本的な信号のタイム・チャートを示している。垂直基準
信号VDと垂直同期信号Vsyncは上述のように信号処理回
路71で発生するが,これらの信号VD,Vsyncは位相パルス
PGと所定の位相関係を保って同期するように制御され
る。たとえば垂直基準信号VDは位相パルスPGから4H(1H
は水平走査期間)遅れて,垂直同期信号Vsyncは7H遅れ
て発生する。これらの信号PG,VD,Vsyncの周期は垂直走
査期間1V(1/60秒=16.6ms)に等しい。
制御装置10,30,70(および再生器90)間における交信も
また垂直基準信号VDを基準として行なわれる。
一方,垂直基準信号VDを基準としたタイミングで行なわ
れる重要な処理に,垂直基準信号VDが位相パルスPと所
定の位相関係にあるかどうかを判定する処理,およびサ
ーボ制御回路80によって回転制御されるディスク・モー
タ3の回転数が所定回転数に達したかおよびその回転数
に保たれているかどうかの判定処理(サーボロック判定
処理)がある。これらの位相関係判定処理およびサーボ
ロック判定処理は記録制御装置70のサブCPUによって実
行されるが,これらの処理はきわめて高い精度が要求さ
れるものであるので(すなわち,短い時間間隔の測定処
理が含まれているので),上記サブCPUはこれらの処理
に専念することが必要である。したがってサブCPUがこ
れらの処理を行なっている時間帯においては,システム
制御装置10のメインCPUとの交信処理を避けることが好
ましい。一般に交信処理における割込には高い優先順位
が与えられるので,もしサブCPUがサーボロック判定処
理等を行なっているときに交信のための割込が入り,サ
ブCPUが割込処理ルーチンに進んだとすると,サーボロ
ック判定処理等に高い精度が保てなくなってしまうおそ
れがあるからである。
そこで第4図に示すように,垂直基準信号VDから始まる
1Vの期間が前半部と後半部(たとえばいずれもV/2の期
間)とに分けられ,前半部にサーボロック判定処理等が
割当てられ,交信処理は後半部に限定されている。前半
部と後半部の期間の管理はシステム制御装置10のメイン
CPUによって行なわれ,第2図に示すようにシステム制
御装置10は期間の管理のためのタイマを備えている。
前半部の期間をV/2に限定する必要は全くなく,前半部
の処理のために要する時間と後半部の処理のために要す
る時間とのかねあいで定めればよい。たとえば,上記の
サーボロック判定処理および位相関係判定処理に要する
時間は4ms程度であるので,これらの処理のみを考慮し
た場合には前半部の期間はもっと短くてもよい。
第4図に例示されているように,このスチル・ビデオ・
カメラ・システムでは,1Vの前半部の期間においては次
のような処理が行なわれる。すなわち,上述した記録制
御装置70におけるサーボロック判定処理等,システム制
御装置10における電源スイッチ16,各種モード・スイッ
チ11〜14,シャッタ・レリーズ・ボタン15等のキースキ
ャン処理,このキースキャン処理に基づく制御装置30,7
0に対するコマンド作成を含む電文編集処理,他の制御
装置30,70等における測定データ等のデータ収集処理,
それに基づく電文編集処理,その他の処理が行なわれ
る。1Vの後半部の期間においては,交信処理に加えて,
各制御装置10,30,70等において交信に付随するコマンド
の実行,その他の処理が行なわれる。
上述のように交信処理が1Vの後半部に制限されているの
で,これを迅速に行なう必要がある。電文編集処理を1V
の前半部に割当てることによって,後半部の交信処理中
に電文編集等の処理を行なう必要がなくなるので,短時
間であっても充分な交信が可能となる。
電文の編集は,第6図に示すように,ファースト・イン
・ファースト・アウト(FIFO)バッファに,送信すべき
アドレス,コマンド,データを送信する順序でストアす
ることによって行なわれる。第6図はシステム制御装置
10においてシャッタ・レリーズ・ボタン15が押されたと
き(スイッチS1の信号入力時)に作成される電文を示し
ている。システム制御装置10のメインCPUは垂直基準信
号VDの立上りの時点からキースキャン処理を開始する。
このキースキャン処理によってシャッタ・レリーズ・ボ
タン15のスイッチS1がオンとなったことが判明すると,
撮影制御装置30に露光制御のための測光処理およびフォ
ーカシング制御のための測距(被写体までの距離測定)
処理の開始を指令するとともに,記録制御装置70に対し
てディスク・モータ3の始動を指令しなければならな
い。そこで,メインCPUはスイッチS1のオン検出に応答
して,第6図に示すように,撮影制御装置30のアドレ
ス,測光スタートのコマンド,撮影制御装置30のアドレ
ス,測距スタートのコマンド,記録制御装置70のアドレ
ス,ディスク・モータ始動のコマンド(いずれも8ビッ
トからなる)をFIFOバッファに送出する順序で入れてい
く。
以上の処理が1Vの前半部で終了すれば,1Vの後半部で
は,メインCPUは上記タイマからの割込に応答して,FIFO
バッファに入れたアドレス,コマンドを後述する交信フ
ローにしたがって出力信号Soのラインに順次送出するこ
とができ,交信処理を迅速に行なうことが可能となる。
このようにしてシステム制御装置10から与えられたコマ
ンドに応答して,各制御装置30,70等においては1Vの後
半部でそのコマンドの実行処理が行なわれる。たとえば
記録制御装置70がシステム制御装置10からディスク・モ
ータ始動コマンドを受取ると,制御装置70のサブCPUは
サーボ制御回路80に対してモータ3の駆動指令を出力す
る。
1Vの前半部では他の制御装置30,70等においても,シス
テム制御装置10に送るべきデータの収集,そのデータを
含む電文のFIFOバッファへの編集処理が行なわれるのは
いうまでもない。
出力信号So(入力信号Si)はアドレス,コマンドおよび
データのいずれかを含む。すなわち,1回の信号送出処理
で送出される信号Soは8ビットからなり,アドレス,コ
マンド,データのいずれか1つに該当する。したがっ
て,送出された信号Soがアドレスであるか,コマンドで
あるか,データであるかを区別できるようにしなければ
ならない。
第5図を参照して,アドレス,コマンド,データを相互
に区別するために,送出されるアドレス,コマンド,デ
ータに先だって信号Soに所定のレベル変化が与えられ
る,または与えられない。信号Soがアドレスを含む場合
には,信号SoがHレベルからLレベルに一旦立下ったの
ちHレベルに立上り,その後Lレベルに立下る。信号So
がコマンドを含む場合には信号SoがHレベルからLレベ
ルに立下る。信号Soがデータを含む場合には信号SoはH
レベルのままに保持される。
このような信号Soのレベル変化と実質的な内容であるア
ドレス,コマンドまたはデータとを区別するために,ア
ドレス,コマンド,データはシリアル・クロック信号SC
Kに同期して送出される。
信号Soの内容がアドレスであるか,コマンドであるか,
データであるかを区別するためのインターフェイス回路
について第3図を参照して説明する。第3図に示す回路
は制御装置30または70(または再生器90)に含まれるも
のであるためにサブCPU100が図示されているが,この回
路はシステム制御装置10のメインCPUに対するものとし
てもそのままあてはまる。この図には信号のパラレル/
シリアル(P/S)変換回路およびシリアル/パラレル(S
/P)変換回路が省略されている。
シリアル・クロック信号SCKはサブCPU100に入力してそ
のSCKカウンタ(またはカウント・プログラム)によっ
て計数されるとともに,シリアル・クロック信号(SC
K)禁止回路101に入力する。このSCK禁止回路101はたと
えば8ビット・カウンタであって,シリアル・クロック
信号SCKを計数しているときにその出力がLレベルにな
り,それ以外のときはHレベルの出力を発生している。
SCK禁止回路101の出力はANDゲート102に入力する。
SCK禁止回路101の出力がHレベルであれば出力信号S
o(入力信号Si)はANDゲート102を通過してフリップフ
ロップ103,104に入力する。フリップフロップ103は信号
Soの立上りエッジを検出してその出力QをHレベルにす
るものであり,フリップフロップ104は信号Soの立下り
エッジを検出してその出力QをHレベルにする。これら
のフリップフロップ103,104の出力QはサブCPU100に入
力する。この入力信号をそれぞれF1,F2とする。
したがって,信号Soが入力してそのレベルに変化があれ
ば,このレベル変化がフリップフロップ103もしくは104
または両方によって検出される。次に信号Soの実体(ア
ドレス,コマンド,データ)が入力するときには,シリ
アル・クロック信号SCKも入力するので,禁止回路101の
出力がLレベルになり,ANDゲート102が閉じられ,フリ
ップフロップ103,104の状態はそのまま保持される。入
力するシリアル・クロック信号SCKはSCKカウンタにより
計数される。
第7図はサブCPU(およびメインCPU)による信号Soの識
別処理を示している。SCKカウンタが8を計数すると
(ステップ201),フリップフロップ103,104の出力信号
のレベル,すなわち入力F1,F2の状態が調べられる(ス
テップ202)。これらの入力F1,F2がともにHレベルであ
る場合には(F1=1,F2=1),信号Soには立上りエッジ
と立下りエッジとが含まれていたのであるから,信号So
はアドレスを含むものと判定される。入力F1がLレベル
で,F2がHレベルの場合には(F1=0,F2=1),信号So
には立下りエッジが含まれていたのでそれはコマンドで
あると判定される。入力F1,F2がともにLレベルであれ
ば(F1=0,F2=0),データであると判定される。
第3図に示すインターフェイス回路と同じ機能をCPUの
ソフトウェアによって実現することももちろん可能であ
る。
(3)交信処理 次に第8図を参照してシステム制御装置10のメインCPU
と撮影制御装置30および記録制御装置70(および再生器
90)のサブCPUとの間の交信処理手順について説明す
る。交信処理の主導権はメインCPUがもっている。
上述したようにシステム制御装置10内のタイマが垂直基
準信号VDの時点から計時動作を開始し,1Vの後半部にな
ったことを検知すると,タイマからメインCPUにその旨
の割込が与えられ第8図に示す交信処理が開始する。
メインCPUはまず通信要求があるかどうかをチェックす
る(ステップ211)。通信要求には2種類ある。その1
つは,上述したようにメインCPUのFIFOバッファにサブC
PUに送出すべき電文が編集されていることである。もう
1つはサブCPUからリクエストREQUEST信号が送られてき
ていること(リクエスト信号のラインにHレベルの信号
が現われていること)である。後者の場合にはサブCPU
からメインCPUに送るべき電文(コマンドまたはデー
タ)があることを意味する。サブCPUからのリクエスト
については後に述べることとし,ここではまずメインCP
UからサブCPUにコマンドやデータを送る場合について説
明する。
メインCPUはFIFOにセットされた最初のアドレスを読出
して信号Soとして送出する(ステップ212)。この信号S
oには上述したようにアドレスの送出に先だって立上り
エッジと立下りエッジとが付与される。
サブCPUも1Vの後半部になったことを検知すると(サブC
PUにタイマを設けておいてもよいし,メインCPUのタイ
マから特定のラインでタイマ割込を与えてもよい),レ
ディ信号READYをHレベルにしておく(ステップ231)。
アドレスを含む信号So(Si)を受信すると(ステップ23
2),サブCPUはビジィ信号▲▼を出力し(レデ
ィ信号READYをLレベルにする)(ステップ233),受信
した信号中のアドレスが自己のアドレスと一致している
かどうかをチェックする(ステップ234)。一致してい
ればレディ信号READYをHレベルにして次の処理に進み
(ステップ235),不一致の場合には自己が指定された
のではないのでスタートに戻る。
メインCPUはアドレス信号を送出後,レディ信号のライ
ンを監視し,そのラインがHレベルになったかどうかを
チェックする(スタート213)。アドレス信号送出後一
定時間が経過してもレディ信号が送られてこない場合に
はエラーが発生したとしてスタートに戻り,再度同じア
ドレス信号を出力する(ステップ221)。
レディ信号が入力すれば,メインCPUはFIFOバッファか
ら次に送るべきコマンドを読出し,立下りエッジが付与
された信号Soに含ませて出力する(ステップ214)。
サブCPUはコマンドを含む信号Soを受信すると(ステッ
プ236),ビジィ出力を発生するとともに(ステップ23
7),与えられたコマンドを実行する(ステップ238)。
上述したようにサブCPUは測光開始,モータ始動等を行
なう。そしてコマンドの実行が終るとサブCPUはレディ
出力を発生する(ステップ239)。
メインCPUはHレベルのレディ信号が入力すると,次に
送信すべきデータがあればそのデータを信号Soとして送
出し(ステップ215,216),レディ信号が再びHレベル
になるのを待つ(ステップ217)。
第6図に示す例のようにサブCPUに送るべきデータが無
い場合にはステップ216,217の処理をスキップしてスタ
ートに戻る。そしてFIFOバッファから次のアドレスを読
出して同じように送出する処理が繰返される。
メインCPUからサブCPUにデータが送られた場合には,サ
ブCPUはそのデータを受信すると(ステップ240),ビジ
ィ出力を発生し(ステップ241),受信したデータにつ
いての処理を行なう(ステップ242)。データ処理が終
了するとレディ信号を出力してスタートに戻る(ステッ
プ243)。データを受信しない場合にはステップ240〜24
3の処理はスキップされる。
サブCPUからメインCPUにコマンドまたはデータを送る場
合にはサブCPUはHレベルのリクエスト信号REQUESTを出
力する。ところが第2図に示すように各制御装置30,70
および再生器90のリクエスト信号ライン(他の信号ライ
ンも同じ)はシステム制御装置10の同ラインとワイヤー
ドORで接続されているので,メインCPUはどのサブCPUが
リクエスト信号を出力したのかが分らない。そこでメイ
ンCPUはすべてのサブCPUに対してリクエスト信号を出力
したかどうか,どのような要求があるのかということを
確認するための交信処理を行なう。サブCPUからのリク
エスト信号の基づくメインCPUの交信処理手順の概要が
第9図に示されている。
第9図における一連の処理は実際は第8図に示す交信処
理をサブCPUの数だけ繰返すことにより実行される。以
下に第9図の処理を第8図の処理との関連の上で説明す
る。撮影制御装置30,記録制御装置70および再生器90の
サブCPUをそれぞれサブCPU1,サブCPU2,サブCPU3とす
る。
メインCPUはリクエスト信号ラインにHレベルの信号が
現われているかどうかをみて(ステップ251,第8図ステ
ップ211に対応),リクエスト信号が入力していれば,
どのサブCPUがリクエストを出したのかをチェックする
ために,まずサブCPU1のアドレスを含む信号Soを出力す
る(ステップ252,第8図ステップ212に対応)。サブCPU
1はレディ出力を発生するので(第8図ステップ235,21
3),メインCPUはオールゼロのコマンドを送信する(第
8図ステップ214)。これと同時にサブCPU1は,サブCPU
1がリクエスト信号を出力していたときにはメインCPUに
送るべきコマンドがあるのであるからそのコマンドをメ
インCPUに送出する(第8図ステップ244,245)。メイン
CPUとサブCPUとの間には出力信号Soのラインと入力信号
Siのラインとが設けられているので双方向同時交信が可
能である。サブCPU1がリクエスト信号を出していないと
きにはメインCPUからのオールゼロ・コマンドに応答し
てその旨のコマンドをメインCPUに送出する。メインCPU
はサブCPU1からのコマンドを受信するとその内容を解析
してその結果をメモリにストアする(第8図ステップ21
8,219)。このように,サブCPU1とメインCPUとの間でコ
マンドの送受信が行なわれ(ステップ253),メインCPU
はサブCPU1がリクエストを出したかどうか,リクエスト
を出した場合にはその内容を知ることができる。サブCP
U1がリクエストを出していない場合にはメインCPUから
のオールゼロ・コマンドに対して応答をしないようにし
てもよい。メインCPUはオールゼロ・コマンド送出後一
定時間が経過してもサブCPU1から何らの応答もない場合
にはサブCPU1はリクエストを出していないと判断する。
サブCPU1がリクエストを出していなければ,他のサブCP
Uがリクエストを出したのであるから,メインCPUはサブ
CPU2またはサブCPU3のアドレスを含む信号Soを送出して
同じような処理を行なう(ステップ254〜257)。2以上
のサブCPUがほぼ同時にリクエストを出す場合もありう
るので,メインCPUはサブCPU1がリクエストを出したこ
とを知ったときにもステップ254〜257の処理に進むよう
にしてもよい。
以上のようにしてリクエストを出したサブCPUを識別し
そのリクエストの内容が分ると,それに対する処理に進
む。サブCPU1がリクエストを出したのであればそれに応
じた処理が(ステップ258,259),他のサブCPUであれば
同じようにそのサブCPUに応じた処理がそれぞれ行なわ
れる(ステップ260〜263)。たとえばサブCPUがメインC
PUにデータを送るためのリクエストの場合には,サブCP
Uがデータを送り(第8図ステップ246,247),メインCP
Uがデータを受信する(第8図ステップ220)処理が行な
われるであろう。サブCPU1がリクエストを出した場合に
ステップ253からただちにステップ259に進んでもよい。
この場合,リクエスト内容がデータ送信に関するもので
あれば,第8図に示すコマンド送受信の処理ののち(ス
テップ214,218,219,244,245),データの送受信の処理
にただちに進むであろう(ステップ216,240〜242,また
はステップ246,247,220)。
この実施例では再生器90とシステム制御装置10との間の
交信は,再生器90からリクエスト信号が出力された場合
にのみ行なわれる。第1図において再生器90に接続され
るシリアル伝送ライン,再生スチル・ビデオ信号の出力
ライン,位相パルスPGのラインは実際は束になって1本
のケーブルを構成している。再生スチル・ビデオ信号が
数百mV程度のものであるのに対して,シリアル伝送ライ
ン上の信号はたとえば5V程度である。したがって,再生
スチル・ビデオ信号が送出されているときにシリアル交
信が行なわれると再生スチル・ビデオ信号にノイズが生
じるおそれがある。再生器90からシステム制御装置10に
リクエスト信号を出力して情報を送る場合としては,再
生器90側でキースイッチ入力があった場合である。たと
えば順送りスイッチ,逆送りスイッチ,トラックNo.指
定スイッチである。このように限定された場合にのみ再
生器90とシステム制御装置10との間のシリアル交信が行
なわれることになり,再生ビデオ信号に常時ノイズがの
り,再生スチル画像の画質が低下するといった問題が防
止される。
最後にスチル・ビデオ・カメラによる撮影,記録時にお
ける全体的な動作について,とくにシステム制御装置10
のメインCPUと撮影制御装置30および記録制御装置70の
サブCPUとの間の交信を中心に,第10図を参照して説明
する。この図においては磁気ヘッド2のロード/アンロ
ード処理,ホワイト・バランス調整等は省略されてい
る。
シャッタ・レリーズ・ボタン15の第1のスイッチS1が押
されると,このことがシステム制御装置10のメインCPU
によって検知され,撮影制御装置30のサブCPU1には測
光,測距指令が,記録制御装置70のサブCPU2にはモータ
始動指令が与えられる。これによって撮影制御装置30で
は測光処理と測距処理とが開始される。測光処理は垂直
基準信号VDに同期して各1Vごとに行なわれ,測光値が撮
影可能な範囲内にあれば測光値OKの旨の電文がサブCPU1
からメインCPUに与えられる。また測距データに基づい
て撮像レンズ系32のフォーカシング制御が行なわれ,正
しくフォーカシングが行なわれると,レリーズOKの旨が
サブCPU1からメインCPUに送られる。記録制御装置70は
ディスク・モータ3を起動するのでモータ3の回転速度
は増大していく。この制御装置70はモータ3の回転数が
所定値に達したかどうかのサーボロック判定処理を行な
う。
ディスク・モータ3がサーボロックされたと判定される
と,その旨が記録制御装置70のサブCPU2からシステム制
御装置10のメインCPUに通知される。また記録制御装置7
0のサブCPU2は信号処理回路71にリセット信号を出力し
て,垂直基準信号VDが位相パルスPGと上述した所定の位
相関係になるように制御する。この後においても記録制
御装置70は上述したように垂直基準信号VDが発生した直
後ごとに(1Vの前半部),サーボロック判定処理と,VD
とPGとの位相関係判定処理とを行ない,その結果をメイ
ンCPUに通知する。
メインCPUはシャッタ・レリーズ・ボタン15の第2のス
イッチS2がオンになったことを検知すると,記録制御装
置70から通知されるサーボロック判定結果や位相関係判
定結果,その他の情報に基づいて撮影条件が満たされて
いるかどうかを判断し,満たされていれば撮影制御装置
30のサブCPU1に対してレリーズ指令(撮影開始指令)を
与える。これに応答して制御装置30のサブCPU1は最後の
測光値に基づいて絞り値とシャッタ速度とを決定すると
ともに,決定した絞り値になるように絞り33を駆動制御
する。そして撮影準備が整った時点で制御装置30は撮影
処理に入る。この間にもしメインCPUが撮影条件が満た
されなくなったと判定したときにはメインCPUは撮影禁
止指令を撮影制御装置30に与える。
撮影制御装置30における撮影処理は,制御装置30のサブ
CPU1が決定したシャッタ速度に対応したパルス幅のシャ
ッタ開信号TSを発生することにより開始される。この信
号TSの立上りの時点でシャッタ36の先幕が走り,立下り
の時点で後幕が走るようにシャッタ36が駆動され,撮像
ディバイス37が露光される。この後,シャッタの巻上げ
動作が行なわれる。
シャッタ開信号TSは第1図に図示しないラインを通って
システム制御装置10にも入力しており,メインCPUは信
号TSの立下りを検出すると記録制御装置70に対して記録
開始指令を与える。制御装置70では,次の信号VDから始
まる1Vまたは2Vの期間において,撮像ディバイス37から
読出されたスチル・ビデオ信号をFM変調したのちビデオ
・フロッピィ1に記録する処理が行なわれる。第10図に
図示のものはフレーム記録の例であり,したがって2Vの
期間にわたって第1フィールドと第2フィールドのスチ
ル・ビデオ信号の読出しと書込みが行なわれている。
この記録処理が終了すると制御装置70のサブCPU2からメ
インCPUに対して記録完了の旨が通知される。この後,
メインCPUからサブCPU2にヘッド送り指令が与えられ,
サブCPU2の制御の下に磁気ヘッド2が次に記録すべきラ
ックに移送される。磁気ヘッドの移送が終了するとサブ
CPU2からメインCPUにその旨が通知される。また,撮影
制御装置30においてシャッタの巻上げが完了するとその
旨がサブCPU1からメインCPUに通知される。
【図面の簡単な説明】
第1図はスチル・ビデオ・カメラのシステム構成を示す
ブロック図である。 第2図は制御装置がシリアル伝送ラインで接続されてい
る状態をより詳しく示すブロック図である。 第3図は交信のためのインターフェイス回路を示すブロ
ック図である。 第4図はスチル・ビデオ・カメラ・システムにおける代
表的な信号と基本的な動作を示すタイム・チャートであ
る。 第5図はシリアル・クロック信号と出力信号とを示す波
形図である。 第6図はFIFOバッファにおける電文編集の様子を示して
いる。 第7図は出力信号がアドレスを含むものか,コマンドを
含むものか,データを含むものかを判定する処理を示す
フロー・チャートである。 第8図はメインCPUとサブCPUとの交信処理を示すフロー
・チャートである。 第9図はサブCPUからリクエストがあったときのメインC
PUの処理を示すフロー・チャートである。 第10図はスチル・ビデオ・カメラの撮影時における全体
的な動作を示すタイム・チャートである。 1……ビデオ・フロッピィ,2……磁気ヘッド,5……位相
検出器,10……システム制御装置,30……撮影制御装置,7
0……記録制御装置,71……信号処理回路,90……再生器,
100……サブCPU,101……SCK禁止回路,102……ANDゲー
ト,103,104……フリップフロップ。
フロントページの続き (72)発明者 前田 豊 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 島谷 浩 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士写 真フイルム株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する記録媒体にその回転基準位相に同
    期して所定の信号を記録すること,および記録媒体から
    信号を再生することの少なくともいずれか一方を行なう
    記録/再生装置において, 記録/再生装置の各部または全体の制御を分担する複数
    の制御装置が設けられ,これらの制御装置は相互に交信
    することにより所与の制御を行なうものであり, 記録媒体の回転基準位相に関連する信号の一周期内の前
    半部において電文を作成しかつこれを送出順序に配列し
    てバッファにストアし, 上記一周期内の後半部で作成した電文の送出を含む交信
    を行なう, 記録/再生装置における交信方法。
JP63039468A 1988-02-24 1988-02-24 記録/再生装置における交信方法 Expired - Fee Related JPH0795835B2 (ja)

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